JP2020031537A - 有害動物捕獲システム - Google Patents

有害動物捕獲システム Download PDF

Info

Publication number
JP2020031537A
JP2020031537A JP2018158030A JP2018158030A JP2020031537A JP 2020031537 A JP2020031537 A JP 2020031537A JP 2018158030 A JP2018158030 A JP 2018158030A JP 2018158030 A JP2018158030 A JP 2018158030A JP 2020031537 A JP2020031537 A JP 2020031537A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wireless remote
door
cage
capture
remote controller
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2018158030A
Other languages
English (en)
Inventor
典孝 浅田
Noritaka Asada
典孝 浅田
潤也 堀
Junya Hori
潤也 堀
克信 福留
Katsunobu Fukudome
克信 福留
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KYOWA RIKUREIM KK
Seidensha Co Ltd
Original Assignee
KYOWA RIKUREIM KK
Seidensha Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by KYOWA RIKUREIM KK, Seidensha Co Ltd filed Critical KYOWA RIKUREIM KK
Priority to JP2018158030A priority Critical patent/JP2020031537A/ja
Publication of JP2020031537A publication Critical patent/JP2020031537A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Catching Or Destruction (AREA)

Abstract

【課題】遠隔操作による有害動物の捕獲における通信可能エリア、無線リモコン電源、安全確保などの問題点を解決して、人手を掛けず効率的に有害動物を捕獲することの可能な有害動物捕獲システムを提供する。【解決手段】有害動物の侵入口5に扉4を設けた捕獲檻10と、捕獲檻10と通信可能な無線リモコン20とからなる有害動物捕獲システム100であって、捕獲檻10は、扉4の開閉状態を検知する扉検知手段と、侵入口5の障害物を検知する侵入口検知手段と、捕獲檻10内部の有害動物の有無を検知する内部検知手段と、無線リモコン20からの要求に基づいて検知情報を無線リモコン20に送信するとともに、無線リモコン20からの指示に基づいて扉4を閉鎖する捕獲檻制御手段とを有し、無線リモコン20は、捕獲檻10に対して検知情報を要求するとともに、捕獲檻10に対して扉4の閉鎖を指示する無線リモコン制御手段とを有する。【選択図】図1

Description

本発明は、鹿や猪などの有害動物を捕獲するための有害動物捕獲システムに関するものである。
従来、鹿や猪などの有害動物を捕獲するために捕獲檻が設置されている。従来の一般的な捕獲檻は、有害動物の侵入口に落下式の扉を設け、檻内部の餌におびき寄せられた有害動物が餌を取ると、自動的に扉が落下するようにしたものであった。
また、より確実に有害動物を捕獲するために、捕獲檻が目視可能な範囲内に管理者(人間)が待機し、有害動物が檻内部に入ったことを目で確認してから、無線リモコンにより扉を閉める操作を行うようにしたものがあった。
さらに、特許文献1には、管理者が捕獲檻から離れていても捕獲が行えるようにした、有害動物捕獲用の遠隔操作システムに関する発明が記載されている。特許文献1に記載された発明においては、捕獲設備に侵入検知センサを設け、侵入検知センサが有害動物の侵入を検知すると、検知出力信号がユーザの携帯する無線リモコンに送信され、受信を確認したユーザが無線リモコンにより捕獲設備の扉を遠隔操作して、有害動物を捕獲するようになっている。
特開2016−214114号公報
捕獲檻が目視可能な範囲内に管理者(人間)が待機し、有害動物が檻内部に入ったことを目で確認してから、無線リモコンにより扉を閉める操作を行うようにしたものの場合、より確実に有害動物を捕獲することができるが、目視可能な範囲内に人間が待機する必要があるため、有害動物が警戒して近寄らない可能性があった。
これに対して、特許文献1に記載された有害動物捕獲用の遠隔操作システムによれば、捕獲檻の近くに人間が待機する必要がないため、有害動物の警戒心を和らげることはできるが、次のような問題があった。
(1)通信可能エリアの確認
無線リモコンが通信可能エリア内にあるかどうかの確認手段がないため、捕獲檻から発信された検知出力信号を確実に受信できるエリアに無線リモコンがあるかどうかわからない。そのため、実際には検知出力信号が送信されているのに、無線リモコンに届いていない可能性がある。また、無線リモコンにより扉を遠隔操作したとしても、確実に閉鎖されたか(捕獲状態になったか)どうかを管理者の側から確認することができない。特に、地域を隔てて設置された複数の捕獲檻を少ない人数でパトロールしながら管理する場合には、通信可能エリアかどうかの確認が重要である。
(2)無線リモコン電源の消耗
無線リモコンの電源は携帯性を考慮すると電池にならざるを得ないが、捕獲檻からの検知出力信号がいつ送信されるかわからないので、無線リモコンの電源を常に入れておかなければならず、電池の消耗が激しい。最悪の場合、電池切れにより検知出力信号を受信できなくなる可能性がある。
(3)安全確保
遠隔操作の場合、管理者が扉の閉鎖を目視できないため、侵入口に人が存在する状態で扉を閉鎖してしまう危険性がある。
(4)その他
遠隔操作の場合、管理者が扉の閉鎖を目視できないため、捕獲檻から検知出力信号が発されると、捕獲檻の周辺に他の有害動物がいたとしても扉を閉鎖することになる。そのため、多くの有害動物をまとめて捕獲できる機会を逃すことになる。また、捕獲檻の内部に設置した餌の状態が把握できないので、餌の管理をするために人間が頻繁に近づく必要があり、その結果有害動物の警戒心を高めることになり、捕獲しにくくなってしまう。
また、捕獲檻が設置される場所は、鹿や猪などの有害動物が出没する山間部である。そして、その多くは過疎化に悩んでおり、有害動物の駆除のための人手の確保が重要課題である。そのため、設置する捕獲檻には、上記の問題点を解決して人手を掛けず効率的に有害動物を捕獲できることが求められる。
本発明は、上記従来の課題を解決するものであり、遠隔操作による有害動物の捕獲における通信可能エリア、無線リモコン電源、安全確保などの問題点を解決して、人手を掛けず効率的に有害動物を捕獲することの可能な有害動物捕獲システムを提供するものである。
上記課題を解決するため、本発明の有害動物捕獲システムは、有害動物の侵入口に扉を設けた捕獲檻と、前記捕獲檻と通信可能な無線リモコンとからなる有害動物捕獲システムであって、前記捕獲檻は、前記扉の開閉状態を検知する扉検知手段と、前記侵入口の障害物を検知する侵入口検知手段と、前記捕獲檻内部の有害動物の有無を検知する内部検知手段と、前記無線リモコンからの要求に基づいて前記扉検知手段、前記侵入口検知手段及び前記内部検知手段による検知情報を前記無線リモコンに送信するとともに、前記無線リモコンからの指示に基づいて前記扉を閉鎖する捕獲檻制御手段とを有し、前記無線リモコンは、前記捕獲檻に対して前記扉検知手段、前記侵入口検知手段及び前記内部検知手段による検知情報を要求するとともに、前記捕獲檻に対して前記扉の閉鎖を指示する無線リモコン制御手段とを有することを特徴とする。
また好ましくは、前記捕獲檻制御手段は、前記侵入口検知手段が障害物を検知した場合、前記扉を閉鎖しないことを特徴とする。
また好ましくは、前記捕獲檻は、前記捕獲檻周辺の有害動物の有無を検知する周辺検知手段を有し、前記捕獲檻制御手段は、前記無線リモコンからの要求に基づいて前記周辺検知手段による検知情報を前記無線リモコン送信し、前記無線リモコン制御手段は、前記捕獲檻に対して、前記周辺検知手段による検知情報を要求することを特徴とする。
また好ましくは、前記捕獲檻は、前記捕獲檻内部の餌の有無を検知する餌検知手段を有し、前記捕獲檻制御手段は、前記無線リモコンからの要求に基づいて前記餌検知手段による検知情報を前記無線リモコン送信し、前記無線リモコン制御手段は、前記捕獲檻に対して、前記餌検知手段による検知情報を要求することを特徴とする。
本発明の有害動物捕獲システムは、有害動物の侵入口に扉を設けた捕獲檻と、捕獲檻と通信可能な無線リモコンとからなるものである。捕獲檻は、扉の開閉状態を検知する扉検知手段と、侵入口の障害物を検知する侵入口検知手段と、捕獲檻内部の有害動物の有無を検知する内部検知手段と、捕獲檻制御手段とを有している。そして、捕獲檻制御手段が、無線リモコンからの要求に基づいて扉検知手段、侵入口検知手段及び内部検知手段による検知情報を無線リモコンに送信するとともに、無線リモコンからの指示に基づいて扉を閉鎖するようになっている。また、無線リモコンは、無線リモコン制御手段を有している。そして、無線リモコン制御手段が、捕獲檻に対して扉検知手段、侵入口検知手段及び内部検知手段による検知情報を要求するとともに、捕獲檻に対して扉の閉鎖を指示するようになっている。
従って、無線リモコンから検知情報を要求して捕獲檻から送信された検知情報を受信することにより、無線リモコンが通信可能エリア内にあるかどうかを確認することができる。検知情報を要求したにも関わらず検知情報を受信できなければ、通信エリア内にいないということである。また、扉の閉鎖を指示した後に確実に閉鎖されたかどうかを、検知情報により確認することができる。
また、捕獲檻の状態(有害動物が入ったかどうか)の確認は、無線リモコンから捕獲檻に対して検知情報を要求することにより行うので、その時だけ無線リモコンの電源を入れればよく、常に入れておく必要はないため、電池の消耗も少ない。
また、管理者は、侵入口検知手段による検知情報を取得して、侵入口の障害物の有無を確認してから扉の閉鎖を指示することができるので、侵入口に人がいる状態で扉を閉鎖してしまう危険性が小さい。
さらに、捕獲檻制御手段が、侵入口検知手段が障害物を検知した場合、扉を閉鎖しないように構成すれば、侵入口検知手段による検知情報が障害物ありの状態で、万が一管理者が扉の閉鎖を指示したとしても、捕獲檻側で扉の閉鎖を回避して、侵入口に人がいる状態で扉を閉鎖してしまう危険性を排除することができる。
さらに、捕獲檻が、捕獲檻周辺の有害動物の有無を検知する周辺検知手段を有し、捕獲檻制御手段が、無線リモコンからの要求に基づいて周辺検知手段による検知情報を無線リモコンに送信し、無線リモコン制御手段が、捕獲檻に対して、周辺検知手段による検知情報を要求するように構成すれば、捕獲檻の周辺に他の有害動物がいた場合に多くの有害動物をまとめて捕獲できる機会が増える。
さらに、捕獲檻が、捕獲檻内部の餌の有無を検知する餌検知手段を有し、捕獲檻制御手段が、無線リモコンからの要求に基づいて餌検知手段による検知情報を無線リモコンに送信し、無線リモコン制御手段が、捕獲檻に対して、餌検知手段による検知情報を要求するように構成すれば、餌の管理をするために人間が頻繁に近づく必要がなく、有害動物の警戒心を高めにくい。
本発明に係る有害動物捕獲システムは、従来の装置と比較して、捕獲檻に各種の検知手段を備えるとともに、人間の操作する無線リモコン側から情報取得を行う点に特徴がある。そして、遠隔操作による有害動物の捕獲における通信可能エリア、無線リモコン電源、安全確保などの問題点を解決して、人手を掛けず効率的に有害動物を捕獲することが可能である。
本発明の実施形態に係る有害動物捕獲システムの構成を示す模式図である。 有害動物捕獲システムのシステム構成図である。 有害動物捕獲システムの捕獲処理を示すフローチャートである。
次に、図1乃至図3を参照して、本発明の実施形態に係る有害動物捕獲システムについて説明する。まず、本実施形態に係る有害動物捕獲システム100の構成について説明する。図1は、有害動物捕獲システム100の構成を示す模式図である。図2は、有害動物捕獲システム100のシステム構成図である。
図1に示すように、有害動物捕獲システム100は、捕獲檻10と無線リモコン20とから構成されている。捕獲檻10は、侵入口5に落下式の扉4が設けられた直方体状の檻であり、各面に金網が張られている。捕獲檻10の形状や大きさは、設置場所や対象とする有害動物の種類や一度に捕獲しようとする頭数等により適宜定めることができる。捕獲檻10には、後述する各手段の制御を行う制御装置を格納した制御箱1が設置されている。また、電源供給のためのバッテリ2が設置され、自家発電を行うための太陽光パネル2が接続されている。また、捕獲檻10には、後述する各検知手段11,12,13,16,19としての複数のセンサが取り付けられている。
無線リモコン20は、捕獲檻10と通信可能となっている。通信方式としては、いわゆる特定小電力に分類される無線とすることができるが、例えば、LPWA(Low Power Wide Area)と呼ばれる技術方式により、免許不要でありながら10kmを超える双方向通信を可能とする無線とすることが好ましい。
図2に示すように、檻捕獲装置10は、扉検知手段11、侵入口検知手段12、内部検知手段13、扉閉鎖手段14、捕獲檻制御手段15、周辺検知手段16、電源供給手段17、送受信手段18及び餌検知手段19を有している。
扉検知手段11は、捕獲檻10の扉4の開閉状態(開いた状態であるか、閉まった状態であるか)を検知するものである。本実施形態の扉4は落下式であり、例えば、扉4の通過部分にリミットスイッチやリードスイッチなどを用いたセンサを取り付けて構成することができる。
侵入口検知手段12は、捕獲檻10の侵入口5の障害物を検知するものである。障害物とは、侵入口5の扉4の閉鎖を妨げるような人間、動物、物体等のことであり、扉4の真下に人がいる場合、動物がいる場合、木や石が存在する場合などである。侵入口検知手段12は、例えば、侵入口5の上部に赤外線センサを取り付けて下方を監視するように構成することができる。
内部検知手段13は、捕獲檻10の内部の有害動物の有無を検知するものである。内部検知手段13は、例えば、捕獲檻10内部の上部に赤外線センサを取り付けて下方を監視するように構成することができる。
扉閉鎖手段14は、捕獲檻10の扉4を閉鎖するものである。本実施形態の扉4は落下式であり、例えば、上方に持ち上げた状態(開状態)の扉4のストッパーを解除して落下させて閉鎖するように構成することができる。
捕獲檻制御手段15は、扉検知手段11、侵入口検知手段12、内部検知手段13、扉閉鎖手段14、周辺検知手段16、電源供給手段17、送受信手段18及び餌検知手段19に対する制御を行うものであり、制御箱1に格納された制御装置として構成することができる。捕獲檻制御手段15による制御については後述する。
周辺検知手段16は、捕獲檻10の周辺の有害動物の有無を検知するものである。周辺検知手段16は、例えば、捕獲檻10の上部に赤外線センサを取り付けて檻外側の下方を監視するように構成することができる。
電源供給手段17は、捕獲檻10の各手段に対して電源供給するものであり、バッテリ2及び太陽光パネル3から構成されている。
送受信手段18は、無線リモコン20との送受信を行うものであり、アンテナやモデム等から構成されている。
餌検知手段19は、捕獲檻10の内部の餌の有無を検知するものである。餌検知手段19は、例えば、リミットスイッチやマグネットとリードスイッチの組み合わせにより、台の上に置かれた餌や檻の上から吊るされた餌が捕食等により無くなったことを検知するように構成することができる。
なお、本実施形態においては、扉4の開閉機構を落下式としたが、扉閉鎖手段14を構成できるものであれば、引き戸式、開き戸式などであってもよい。また、各検知手段11,12,13,16,19の種類や個数についても、必要な検知情報が得られるものであれば、特に限定されない。
図2に示すように、無線リモコン20は、送受信手段21、表示手段22、無線リモコン制御手段23、入力手段24、及び電源供給手段25を有している。
送受信手段21は、捕獲檻10との送受信を行うものであり、アンテナやモデム等から構成されている。
表示部22は、捕獲檻10から取得した検知情報を表示するものである。例えば、複数の検知情報に応じてON/OFFを表示する複数のLEDランプにより構成することができる。
無線リモコン制御手段23は、送受信手段21、表示手段22、入力手段24及び電源供給手段25に対する制御を行うものであり、無線リモコン20に格納された制御装置として構成することができる。無線リモコン制御手段23による制御については後述する。
入力手段24は、捕獲檻10に対して検知情報の要求や扉閉鎖の指示を行うためのものであり、検知情報要求ボタン及び扉閉鎖指示ボタンにより構成されている。
電源供給手段25は、無線リモコン20の各手段に対して電源供給するものであり、電池で構成されている。
次に、図3を参照して、本実施形態に係る有害動物捕獲システムの使用方法について説明する。図3は、有害動物捕獲システム100の捕獲処理を示すフローチャートである。捕獲檻10は、有害動物の出没する山間部に設置されている。無線リモコン20を携帯した管理者は、捕獲檻10を目視することができないエリアで無線リモコンを操作する。
まず、管理者が無線リモコン20の電源を入れて、入力手段24(検知情報要求ボタン)を操作すると、無線リモコン制御手段23は、送受信手段21を介して捕獲檻10に対して扉検知手段11、侵入口検知手段12、内部検知手段13、周辺検知手段16及び餌検知手段19による検知情報を要求する(ステップS101)。
捕獲檻10の捕獲檻制御手段15は、送受信手段18を介して無線リモコン20からの検知情報の要求を受け取ると、扉検知手段11、侵入口検知手段12、内部検知手段13、周辺検知手段16及び餌検知手段19から検知情報を取得し(ステップS102)、取得した検知情報を送受信手段18を介して無線リモコン20に送信する(ステップS103)。
無線リモコン20の無線リモコン制御手段23は、送受信手段21を介して検知情報を受信し(ステップS104)、表示手段22により表示する(ステップS105)。なお、検知情報を要求したにも関わらず受信できなかった場合には、管理者は捕獲檻10との通信可能エリア外にいることを確認し、捕獲檻10に近づいてから再度検知情報の要求を行う。
次に、管理者は表示された検知情報を確認して、捕獲檻10の扉4を閉鎖するかどうか判断する。扉4を閉鎖する基準は次の通りである。
(1)扉4が開いた状態であること(扉検知手段11)
(2)侵入口5に障害物がないこと(侵入口検知手段12)
(3)捕獲檻の内部に有害動物がいること(内部検知手段13)
なお、周辺検知手段16により、捕獲檻10の周辺に有害動物がいるとされた場合には、すぐに扉4を閉鎖せず、周辺の有害動物が侵入するのを待つこともできる。
また、扉4を閉鎖する基準に該当せず、餌検知手段19により、捕獲檻10の内部の餌が無くなっているとされた場合には、管理者は餌を追加するために捕獲檻10に向かう。
扉4を閉鎖する基準に該当する場合に、管理者が入力手段24(扉閉鎖指示ボタン)を操作すると、無線リモコン制御手段23は、送受信手段21を介して捕獲檻10に対して扉4の閉鎖を指示する(ステップS106)。
捕獲檻10の捕獲檻制御手段15は、送受信手段18を介して無線リモコン20からの扉閉鎖の指示を受け取ると、扉閉鎖手段17を介して扉4を閉鎖する(ステップS107)。そして、再度各検知手段から検知情報を取得して無線リモコン20に送信し、扉閉鎖の完了を報告する(ステップS108)。
無線リモコン20が検知情報を受信すると表示手段22に表示され、管理者は扉閉鎖の完了を確認する(ステップS109)。なお、捕獲檻10側から扉閉鎖の完了報告をせずに、改めて無線リモコン20側から検知情報を要求するようにしてもよい。
さらに、侵入口5に障害物があるにも関わらず管理者が誤って入力手段24(扉閉鎖指示ボタン)を操作した場合に備えて、侵入口検知手段12が障害物を検知した場合、捕獲檻制御手段15が扉4を閉鎖しないように構成することが好ましい。これにより、侵入口に人がいる状態で扉を閉鎖してしまう危険性を排除することができる。
本実施形態に係る有害動物捕獲システム100は、有害動物の侵入口5に扉4を設けた捕獲檻10と、捕獲檻10と通信可能な無線リモコン20とからなるものである。捕獲檻10は、扉4の開閉状態を検知する扉検知手段11と、侵入口5の障害物を検知する侵入口検知手段12と、捕獲檻10内部の有害動物の有無を検知する内部検知手段13と、捕獲檻制御手段15とを有している。そして、捕獲檻制御手段15が、無線リモコン20からの要求に基づいて扉検知手段11、侵入口検知手段12及び内部検知手段13による検知情報を無線リモコン20に送信するとともに、無線リモコン20からの指示に基づいて扉4を閉鎖するようになっている。また、無線リモコン20は、無線リモコン制御手段23を有している。そして、無線リモコン制御手段23が、捕獲檻10に対して扉検知手段11、侵入口検知手段12及び内部検知手段13による検知情報を要求するとともに、捕獲檻10に対して扉4の閉鎖を指示するようになっている。
従って、無線リモコン20から検知情報を要求して捕獲檻10から送信された検知情報を受信することにより、無線リモコン20が通信可能エリア内にあるかどうかを確認することができる。検知情報を要求したにも関わらず検知情報を受信できなければ、通信エリア内にいないということである。また、扉4の閉鎖を指示した後に確実に閉鎖されたかどうかを、検知情報により確認することができる。
また、捕獲檻10の状態(有害動物が入ったかどうか)の確認は、無線リモコン20から捕獲檻10に対して検知情報を要求することにより行うので、その時だけ無線リモコン20の電源を入れればよく、常に入れておく必要はないため、電池の消耗も少ない。
また、管理者は、侵入口検知手段12による検知情報を取得して、侵入口5の障害物の有無を確認してから扉4の閉鎖を指示することができるので、侵入口5に人がいる状態で扉4を閉鎖してしまう危険性が小さい。
さらに、捕獲檻制御手段15が、侵入口検知手段12が障害物を検知した場合、扉4を閉鎖しないように構成することにより、侵入口検知手段12による検知情報が障害物ありの状態で、万が一管理者が扉4の閉鎖を指示したとしても、捕獲檻10側で扉4の閉鎖を回避して、侵入口5に人がいる状態で扉4を閉鎖してしまう危険性を排除することができる。
さらに、捕獲檻10が、捕獲檻10周辺の有害動物の有無を検知する周辺検知手段16を有し、捕獲檻制御手段15が、無線リモコン20からの要求に基づいて周辺検知手段16による検知情報を無線リモコン20に送信し、無線リモコン制御手段23が、捕獲檻10に対して、周辺検知手段16による検知情報を要求するように構成することにより、捕獲檻10の周辺に他の有害動物がいた場合に多くの有害動物をまとめて捕獲できる機会が増える。
さらに、捕獲檻10が、捕獲檻10内部の餌の有無を検知する餌検知手段19を有し、捕獲檻制御手段15が、無線リモコン20からの要求に基づいて餌検知手段19による検知情報を無線リモコン20に送信し、無線リモコン制御手段23が、捕獲檻10に対して、餌検知手段19による検知情報を要求するように構成すれば、餌の管理をするために人間が頻繁に近づく必要がなく、有害動物の警戒心を高めにくい。
本実施形態に係る有害動物捕獲システム100は、従来の装置と比較して、捕獲檻に各種の検知手段を備えるとともに、人間の操作する無線リモコン20側から情報取得を行う点に特徴がある。そして、遠隔操作による有害動物の捕獲における通信可能エリア、無線リモコン電源、安全確保などの問題点を解決して、人手を掛けず効率的に有害動物を捕獲することが可能である。
以上、本発明の実施形態に係る有害動物捕獲システム100について説明したが、本発明は上述した実施の形態に限定されるわけではなく、その他種々の変更が可能である。
例えば、本実施形態では、各検知手段による検知情報を無線リモコン20側からまとめて要求するようにしたが、別々に要求するように構成してもよい。
また、無線リモコン20側から捕獲檻10のバッテリ容量の情報を要求して受信するように構成することもできる。
1 制御箱
2 バッテリ
3 太陽光パネル
4 扉
5 侵入口
10 捕獲檻
11 扉検知手段
12 侵入口検知手段
13 内部検知手段
14 扉閉鎖手段
15 捕獲檻制御手段
16 周辺検知手段
17 電源供給手段
18 送受信手段
19 餌検知手段
20 無線リモコン
21 送受信手段
22 表示手段
23 無線リモコン制御手段
24 入力手段
25 電源供給手段
100 有害動物捕獲システム

Claims (4)

  1. 有害動物の侵入口に扉を設けた捕獲檻と、前記捕獲檻と通信可能な無線リモコンとからなる有害動物捕獲システムであって、
    前記捕獲檻は、前記扉の開閉状態を検知する扉検知手段と、前記侵入口の障害物を検知する侵入口検知手段と、前記捕獲檻内部の有害動物の有無を検知する内部検知手段と、前記無線リモコンからの要求に基づいて前記扉検知手段、前記侵入口検知手段及び前記内部検知手段による検知情報を前記無線リモコンに送信するとともに、前記無線リモコンからの指示に基づいて前記扉を閉鎖する捕獲檻制御手段とを有し、
    前記無線リモコンは、前記捕獲檻に対して前記扉検知手段、前記侵入口検知手段及び前記内部検知手段による検知情報を要求するとともに、前記捕獲檻に対して前記扉の閉鎖を指示する無線リモコン制御手段とを有することを特徴とする有害動物捕獲システム。
  2. 前記捕獲檻制御手段は、前記侵入口検知手段が障害物を検知した場合、前記扉を閉鎖しないことを特徴とする請求項1に記載の有害動物捕獲システム。
  3. 前記捕獲檻は、前記捕獲檻周辺の有害動物の有無を検知する周辺検知手段を有し、
    前記捕獲檻制御手段は、前記無線リモコンからの要求に基づいて前記周辺検知手段による検知情報を前記無線リモコン送信し、
    前記無線リモコン制御手段は、前記捕獲檻に対して、前記周辺検知手段による検知情報を要求することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の有害動物捕獲システム。
  4. 前記捕獲檻は、前記捕獲檻内部の餌の有無を検知する餌検知手段を有し、
    前記捕獲檻制御手段は、前記無線リモコンからの要求に基づいて前記餌検知手段による検知情報を前記無線リモコン送信し、
    前記無線リモコン制御手段は、前記捕獲檻に対して、前記餌検知手段による検知情報を要求することを特徴とする請求項1乃至請求項3のうちいずれか1つに記載の有害動物捕獲システム。
JP2018158030A 2018-08-27 2018-08-27 有害動物捕獲システム Pending JP2020031537A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018158030A JP2020031537A (ja) 2018-08-27 2018-08-27 有害動物捕獲システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018158030A JP2020031537A (ja) 2018-08-27 2018-08-27 有害動物捕獲システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2020031537A true JP2020031537A (ja) 2020-03-05

Family

ID=69665984

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018158030A Pending JP2020031537A (ja) 2018-08-27 2018-08-27 有害動物捕獲システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2020031537A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20220071193A1 (en) * 2019-02-18 2022-03-10 Bayer Aktiengesellschaft An animal capture system

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20220071193A1 (en) * 2019-02-18 2022-03-10 Bayer Aktiengesellschaft An animal capture system

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10782681B1 (en) Pet security monitoring
US20130092099A1 (en) Systems and methods for animal containment and premises monitoring
US10098339B2 (en) Systems and methods for animal trapping
US10679442B1 (en) Automatic emergency door unlock system
KR100863112B1 (ko) 쥐 포획 상자의 인터렉티브 시스템 및 이의 운용방법
US20110119987A1 (en) Bear trap
US20160050903A1 (en) Systems and methods for trapping animals
US20130247834A1 (en) System and method for controlling animal's egress from a secure enclosure
US20060042153A1 (en) Animal trap
US20150150236A1 (en) Multiple-use vermin trap apparatus, method and system
US10186095B2 (en) Systems and methods related to door control networks
KR20140077512A (ko) 온실 해충 퇴치 장치 및 방법
US20050151653A1 (en) Method and apparatus for determining the occurrence of animal incidence
KR20080098276A (ko) 포충등의 인터렉티브 시스템 및 이의 운용방법
WO2015185063A1 (en) Pest control device with communication means
KR101350820B1 (ko) 와이파이 통신을 이용한 방범창 방범시스템
US20220039367A1 (en) Insect trapping device
CN103354006A (zh) 联网报警服务系统及其硬件设备的布置方法
JP2020031537A (ja) 有害動物捕獲システム
JP2015122976A (ja) 捕獲対象動物の捕獲監視システム
CN107314504A (zh) 空调系统、空调器和进行人体热影像异常报警的方法
ES2660501B1 (es) Sistema y procedimiento de alarma y verificación en remoto para artes de atrapamiento de animales.
KR20080098275A (ko) 보행해충 트랩의 인터렉티브 시스템 및 이의 운용방법
JP2008253235A (ja) 有害小動物管理システム
CN105898090A (zh) 一种智能家居系统