JP2020031031A - 非常通報装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】より簡易な構成で効率的な保守作業を実現する。【解決手段】非常通報時には、押釦保護板を破壊して押釦を押下する非常通報装置において、上記押釦保護板は、レールに装着された押釦保護板ガイドに装着され、上記押釦保護板ガイドは、操作者が非常通報時に上記押釦を押下する際に該操作者の指が通過する第1の開口部と、上記第1の開口部の周囲に設けられ、上記押釦保護板を固定する固定部と、操作者が上記非常通報装置の点検時に上記押釦を押下する際に該操作者の指が通過する第2の開口部と、上記押釦保護板ガイドを装着するとともに上記押釦に対応する上記押釦保護板ガイドの位置を上記第1の開口部と上記第2の開口部との間でスライドさせ、上記レールと当接するスライド部と、上記押釦保護板ガイドを移動させるためのハンドル部と、を設けたことを特徴とする、非常通報装置が提供される。【選択図】図5

Description

本発明は、非常通報装置に関する。
近年、火災や災害等の発生を報知する非常通報装置が広く普及している。上記のような非常通報装置では、非常通報を行うための押釦を、合成樹脂等から成る保護板で保護することで、誤操作や悪戯などを防止している。一方、火災等の発生時には、操作者は、保護板を破壊し、押釦を押下することで、非常通報を行うのが一般的である。
しかし、上記のような構成の場合、押釦を押下するためには、都度、保護板を破壊することが必要なため、非常通報がなされた後には、保護板を新たに交換することが求められる。また、非常通報時以外にも、通報機能の点検を実施する際には、保護板を破壊、または取り外し、押釦を押下することが求められる。このような交換作業や点検作業を効率化するための手法としては、例えば、特許文献1や特許文献2に記載される構成が挙げられる。
特許文献1には、保護板の周囲をゴムなどの柔らかい素材から成る枠部材で支持する構成が開示されている。特許文献1に開示される構成によれば、保護板を押下することで枠部材に設けられるストッパ部が変形し、保護板が枠部材から外れることで、保護板を破壊することなく押釦を押下することが可能である。
また、特許文献2には、保護板を押釦本体側に設けられる溝に挿入設置し、点検時には保護板をスライドさせることで、保護板を破壊せずに押釦を押下する構成が開示されている。
特開2011−86224号公報 特開2005−316901号公報
しかし、特許文献1に開示される構成では、非常通報時または点検時に保護板が枠部材から外れた場合、枠部材を一度扉から取り外し保護板を回収したうえで再装着することが求められるため作業が煩雑である。また、特許文献1には、枠部材に対して保護板を偏心回転させることで保護板を破壊することなく押釦の押下を可能とする構成も開示されているが、この場合、当該構成を把握していない操作者が非常通報時に操作に戸惑う可能性が考えられる。また、一方で、当該構成では、保護板を破壊することなく、簡単に押釦の操作が可能なことから、悪戯などの抑止効果が十分ではない。
また、特許文献2に記載の構成の場合、多くの構成部材を要するため、制作工数と材料費が増大することとなる。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、より簡易な構成で効率的な保守作業を実現することが可能な、新規かつ改良された非常通報装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、非常通報を行うための押釦と、該押釦の前面に設けられた押釦保護板と、を有し、非常通報時には、上記押釦保護板を破壊して上記押釦を押下する非常通報装置において、上記押釦保護板は、レールに装着された押釦保護板ガイドに装着され、上記押釦保護板ガイドは、操作者が非常通報時に上記押釦を押下する際に該操作者の指が通過する第1の開口部と、上記第1の開口部の周囲に設けられ、上記押釦保護板を固定する固定部と、操作者が上記非常通報装置の点検時に上記押釦を押下する際に該操作者の指が通過する第2の開口部と、上記押釦保護板ガイドを装着するとともに上記押釦に対応する上記押釦保護板ガイドの位置を上記第1の開口部と上記第2の開口部との間でスライドさせ、上記レールと当接するスライド部と、上記押釦保護板ガイドを移動させるためのハンドル部と、を設けたことを特徴とする、非常通報装置が提供される。
また、上記押釦保護板ガイドは、上記押釦と反対側の面に2つの上記固定部を有してもよい。
また、上記押釦保護板は、中央に位置する保護部、および保護部を囲う外周部から成り、2つの上記固定部は、上記押釦と反対側の面において、上記外周部のみが上記押釦保護板ガイドに接触し、上記保護部が上記押釦保護板ガイドに接触しない位置に、上記押釦保護板を固定してもよい。
以上説明したように本発明によれば、より簡易な構成で効率的な保守作業を実現することが可能となる。
本発明の一実施形態に係る押釦、押釦保護板、および押釦保護板ガイドの配置について説明するための図である。 同実施形態に係る押釦保護板および押釦保護板ガイドの構成を示す図である。 同実施形態に係る押釦保護板の押釦保護板ガイドへの装着について説明するための図である。 同実施形態に係る押釦本体に対する押釦保護板ガイド20の装着の流れを示す図である。 同実施形態に係る押釦本体に対する押釦保護板ガイド20の装着の流れを示す図である。 同実施形態に係る押釦本体に対する押釦保護板ガイド20の装着の流れを示す図である。 同実施形態に係る押釦本体に対する押釦保護板ガイド20の装着の流れを示す図である。 従来のa方式を採用した非常通報装置の構成を説明するための図である。 従来のb方式を採用した非常通報装置の構成を説明するための図である。 従来のc方式を採用した非常通報装置の構成を説明するための図である。 従来のd方式を採用した非常通報装置の構成を説明するための図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
<1.実施形態>
<<1.1.背景>>
まず、本発明の背景について述べる。上述したように、近年では、非常通報を行うための押釦を保護板で保護した非常通報装置が広く普及している。上記のような非常通装置は、例えば、道路トンネルや建屋内などに配置される。また、保護板の交換や、非常通報機能の点検などを効率化するための構成も多く提案されている。
ここで、保護板の交換や、非常通報機能の点検などを効率化するための従来の構成について、いくつか具体例を挙げて説明する。
図8は、従来のa方式を採用した非常通報装置の構成を説明するための図である。従来のa方式を採用した非常通報装置では、押釦72がビス止めされた取付部材74が、パチン錠により片側が開閉可能な状態で前面プレート80の裏側(内側)に固定されている。また、取付部材74には、前面プレート80に設けられる操作孔hの側に、保護板60を装着したスライド部材76がスライド挿入される。
a方式を採用した非常通報装置で非常通報機能の点検を行う場合、前面プレート80の裏側からスライド部材76を上方にスライドさせ、保護板60が操作孔82から外れたところで、前面プレート80の表側(外側)から操作孔82を介して押釦72を押下することができる。
また、a方式を採用した非常通報装置で保護板60を交換する場合には、パチン錠78を解除し、取付部材74の片側を開くことで、スライド部材76から破壊された保護板60(外周部および割れて外れた保護部)を取り出し、新たな保護板60を装着することができる。
また、図9は、従来のb方式を採用した非常通報装置の構成を説明するための図である。従来のb方式は、a方式の構成から図8に示したスライド部材76を排除した構成であり、保護板60は、前面プレート80の裏面または取付部材74に直接装着される。
b方式を採用した非常通報装置で非常通報機能の点検を行うには、a方式の場合と同様に、パチン錠78を解除し取付部材74の片側を開いた後、押釦72の押下を行う。この際、保護板60が前面プレート80の裏側に装着される場合には、操作者は前面プレート80の裏側に手を入れ押釦72を押下することができる。また、保護板60が取付部材74に装着される場合には、操作者は保護板60を取付部材74から外した後、押釦72を押下することができる。
また、従来のb方式を採用した非常通報装置で保護板を交換する場合には、パチン錠78を開錠し取付部材74の片側を開いた後、前面プレート80の裏側または取付部材74から破壊された保護板(外周部および割れて外れた保護部)を取り出し、新たな保護板60を装着することができる。
このように、従来のa方式またはb方式によれば、保護板60を破壊することなく、非常通報機能の点検を行うことができ、また、非常通報に伴い保護板60が破壊された場合であっても、保護板60を容易に交換することが可能である。
しかし、従来のa方式およびb方式は押釦本体の開閉を行うための取付部材74をはじめ多くの構成部材を要するため、制作工数と材料費が増大してしまう。また、取付部材74による開閉機構は、非常通報に伴い保護板60が破壊された場合、または経年により保護板60が劣化した場合に用いられるが、保護板60の交換は、一般に、数年に一度あるかないかの頻度であるため、過剰機構となっていた。
また、図10は、従来のc方式を採用した非常通報装置の構成を説明するための図である。従来のc方式を採用した非常通報装置では、押釦72の前面に配置される円形プレート90において、保護板60が樹脂製のリング構造(フレキシ押え)62により固定される。
c方式を採用した非常通報装置で非常通報機能の点検を行う場合には、リング構造62に形成される切り欠き部64を前方から指の爪で引掛けリング構造62を前方向に取り外した後、保護板60を同様に前方向に外すことで、円形プレート90の表側から押釦72を押下することができる。
また、c方式を採用した非常通報装置で保護板60を交換する場合には、点検時と同様に、リング構造62を前方向に取り外した後、新たな保護板60を装着したうえでリング構造62を再装着することで、保護板60を固定することができる。
このように、従来のc方式によれば、保護板60を破壊することなく、非常通報機能の点検を行うことが可能である。一方、c方式では、点検時や保護板60の交換時に、切り欠き部64を指の爪で引掛けてリング構造62を取り外すことが求められる。しかし、保守員などは、通常、怪我の防止のために保護手袋を装着して作業を行うため、保護板60の交換や点検を行う都度、保護手袋を外す手間が掛かり煩雑である。また、c方式の場合、作業時に、リング構造62の破損や紛失の可能性もある。
また、図11は、従来のd方式を採用した非常通報装置の構成を説明するための図である。従来のd方式を採用した非常通報装置では、保護板60の前面付近に、試験カバーが設けられた外形15mm程度の点検孔66が形成される。
d方式を採用した非常通報装置における非常通報機能の点検では、点検孔66から専用工具95を円形プレート90の裏側に配置される押釦72に向けて挿入し、保護板60に触れることなく押釦72を押下することが可能である。一方、d方式の場合、点検のために専用の点検孔66を別途に形成し、また専用工具95を用意する必要がある。
また、d方式を採用した非常通報装置で保護板60の交換を行う場合には、ドライバーを用いて円形プレートを取り外した後に新たな保護板60を装着し、再びドライバーを用いて円形プレート90を取付る必要があるため、作業が煩雑である。
以上、非常通報機能の点検や保護板の交換に関する従来の方式について具体例を挙げて説明した。上述したように、従来の諸方式を採用した非常通報装置には、制作工数や材料費、また作業の効率性などの観点において改善の余地が認められる。本発明に係る技術思想は、上記の点に着目して発想されたものであり、より簡易な構成で効率的な保守作業を実現することを可能とする。以下、本実施形態に係る非常通報装置1の構成について詳細に説明する。
<<1.2.構成>>
本実施形態に係る非常通報装置1は、非常通報を行うための押釦32と、押釦32の前面に設けられた押釦保護板10と、を有する。操作者は、非常時において、押釦保護板10を破壊して押釦32を押下することで、非常通報を行うことができる。本実施形態に係る非常通報装置1は、例えば、道路トンネルなどに設置される。なお、本実施形態に係る非常通報装置1の設置場所は、道路トンネルに限定されず、建屋内などの任意の場所に設置されてよい。
また、本実施形態に係る押釦保護板10は、押釦32を含む押釦本体30が有するレールに着脱可能な押釦保護板ガイド20に装着されること、を特徴の一つとする。係る構成によれば、押釦保護板10の交換時にも持ち運びが容易となり、作業を行いやすい場所まで持ち出して交換作業を行うことができる、などの作業効率向上効果が得られる。
図1は、本発明の一実施形態に係る押釦32、押釦保護板10、および押釦保護板ガイド20の配置について説明するための図である。図1の中央には、押釦32、押釦保護板10、および押釦保護板ガイド20の配置を示す正面図が示されている。また、図1には、上記正面図を、それぞれA1−A1、A2−A2、B1−B1、B2−B2、C−C、D−Dで切断した断面図がともに示されている。
図1に示すように、本実施形態に係る押釦32を含む押釦本体30は、非常通報装置1が備える前面プレート40に対し、押釦保護板10を装着した押釦保護板ガイド20が前面プレート40と接触しない程度の隙間を空けてビスなどを用いて固定される。なお、ビス止めの数は、押釦本体30を前面プレートの裏面に固定するのに必要十分な数に抑えられてよい。例えば、図1のC−C断面およびD−D断面に示す一例の場合、押釦本体30は、上下の合計2箇所において、前面プレート40に対しビス止めにより固定されている。このように、ビス止めなどによる固定箇所を必要十分に抑えることで、制作工数や材料費を低減することが可能である。
続いて、本実施形態に係る押釦保護板10の押釦保護板ガイド20への装着、および押釦本体30に対する押釦保護板ガイド20の着脱について述べる。
図2は、本実施形態に係る押釦保護板10および押釦保護板ガイド20の構成を示す図である。図2の上段に示すように、本実施形態に係る押釦保護板10は、中央に位置する保護部12、および保護部12を囲う外周部14から成る。また、保護部12は、複数の係止箇所を介して外周部14に接続される。非常通報時などにおいて保護部12に対する押下が行われると、上記の係止箇所が割れ保護部12が外周部14から外れることで、操作者による押釦32の操作が可能となる。
また、図2の下段には、本実施形態に係る押釦保護板ガイド20の構成が示されている。本実施形態に係る押釦保護板ガイド20は、操作者が非常通報時に押釦32を押下する際に当該操作者の指が通過する第1の開口部A1と、第1の開口部A1の周囲に設けられ、押釦保護板10を固定する2つの固定部22と、を有する。
また、本実施形態に係る押釦保護板ガイド20は、押釦保護板10を装着するとともに押釦32に対応する押釦保護板ガイド20の位置を第1の開口部A1と後述する第2の開口部A2との間でスライドさせ、押釦本体30が有するレール34と当接するスライド部を有する。延長部24を含む押釦保護板ガイド20の上下領域が上記のスライド部に該当する。
また、本実施形態に係る押釦保護板ガイド20は、保守員などの操作者が押釦保護板ガイド20をスライド移動させるためのハンドル部26を有する。ハンドル部26は、押釦保護板ガイド20の前面に対し、例えば90°程度の角度を以って設けられてよい。上記のようなハンドル部26を設けることで、着脱時におけるスライド操作がしやすくなると同時に押釦保護板10の破損時に保護部12の脱落を防止する効果が得られる。
図3は、本実施形態に係る押釦保護板10の押釦保護板ガイド20への装着について説明するための図である。図3に示すように、本実施形態に押釦保護板10は、前面プレート40側において、第1の開口部A1を塞ぐように押釦保護板ガイド20に装着、固定される。この際、本実施形態に係る押釦保護板10は、外周部14の裏面のみが押釦保護板ガイド20の前面に接触し、保護部12の裏面が押釦保護板ガイド20の前面に接触しない位置に固定される。このため、押釦保護板10を固定するための2つの固定部22は、押釦32とは反対側の前面プレート40側に設けられる。
係る配置によれば、保護部12の押下時に、保護部12への力とは逆方向の力が、押釦保護板ガイド20に固定された外周部14全体に加わることで、保護部12を外周部14から容易かつ確実に分離することが可能となる。
また、2つの固定部22は、押釦保護板10の固定と装着の容易さを両立するために、第1の開口部A1の中心を基準に、例えば、135°程度の間隔となるように配置されてよい。2つの固定部22は、例えば、図示するように、一方の固定部22が下方45°程度となるように形成されてよい。係る配置によれば、押釦保護板10の装着時における脱落を防止するとともに、また押釦本体30への装着の際にもレール34と固定部22とで押釦保護板10を強固に固定することが可能となる。
次に、本実施形態に係る押釦本体30に対する押釦保護板ガイド20の着脱について詳細に説明する。図4〜図7は、本実施形態に係る押釦本体30に対する押釦保護板ガイド20の装着の流れを示す図である。
図4には、装着前の状態における押釦保護板ガイド20と押釦本体30の断面図および正面図が示されている。図4に示すように、本実施形態に係る押釦保護板ガイド20は、押釦本体30から完全に取り外すことができてよい。保守員などの操作者は、押釦保護板ガイド20を押釦本体30から完全に切り離した状態で、押釦保護板ガイド20に装着する押釦保護板10の交換を容易かつ安全に行うことができる。
また、図5および図6には、本実施形態に係る押釦保護板ガイド20を押釦本体30が有するレール34にスライド挿入する様子が示されている。図5および図6に示すように、本実施形態に係る押釦保護板ガイド20は、延長部24を含む上下領域(スライド部)が押釦本体30のレール34に当接しながらスライドすることで、押釦本体30に装着される。
また、図7には、本実施形態に係る押釦保護板ガイド20が押釦本体30に完全に装着された様子が示されている。図7に示すように、本実施形態に係る押釦保護板ガイド20は、押釦本体30に完全に装着された際、押釦保護板10により塞がれた第1の開口部A1が、押釦32と同軸上に位置する状態となる。操作者は、当該状態において、前面プレート40に設けられる操作孔42を介して保護部12を押下することで押釦保護板10を破壊し、押釦保護板10の後方に配置される押釦32を操作することが可能である。
また、非常通報機能の点検時においては、保守員などの操作者は、ハンドル部26を操作して押釦保護板ガイド20を図5に示す状態までスライドさせることで、延長部24により形成される第2の開口部A2を押釦32と対応する位置に移動させ、押釦保護板10を破壊することなく、前面プレート40に設けられる操作孔42を介して押釦32を押下することができる。また、上記の構成によれば、押釦保護板ガイド20を押釦本体30から完全に外すことなく非常通報機能の点検を行うことが可能となり、作業効率の向上効果が得られる。
なお、本実施形態に係る延長部24は、点検時における上記のスライド操作により押釦保護板ガイド20が押釦本体30から落下しない程度の長さで形成されてよい。また、本実施形態に係る延長部24は、例えばステンレスなどを用いて若干の湾曲を許容するように形成されてよい。延長部24が若干湾曲することにより押釦保護板ガイド20に対する押釦保護板10の着脱がより容易となる。
以上、本実施形態に係る押釦32、押釦保護板10、および押釦保護板ガイド20の配置について詳細に説明した。上述したように、本実施形態に係る非常通報装置1によれば、より簡易な構成を取ることで制作工数や材料費を効果的に低減するとともに、非常通報機能の点検や押釦保護板10の交換に係る保守作業の効率を大きく向上させることが可能となる。
<<1.3.操作の流れ>>
次に、本実施形態に係る非常通報装置1の保守作業時における操作の流れについて、より詳細に説明する。まず、非常通報機能の点検時における操作の流れについて述べる。
非常通報機能の点検時において、保守員などの操作者は、まず非常通報装置1の前面プレート40の裏側に一方の手を入れ、押釦保護板ガイド20のハンドル部26を持ち、図5に示すように、押釦保護板10で塞がれた第1の開口部A1が前面プレート40の操作孔42から見えなくなり、かつ延長部24により形成される第2の開口部A2が操作孔42と対応した位置となるまで、押釦保護板ガイド20をスライド操作する。
続いて、操作者は、前面プレート40の操作孔42から指を挿入し、第2の開口部A2を介して押釦32を押下することで、非常通報機能の点検を行う。
非常通報機能の点検後、操作者は、ハンドル部26を持ち押釦保護板ガイド20を元の位置、すなわち押釦保護板10に塞がれた第1の開口部A1が押釦32および操作孔42と同軸となる位置まで押釦保護板ガイド20をスライドさせ、点検作業を完了する。
次に、本実施形態に係る押釦保護板10の交換時における操作の流れについて述べる。押釦保護板10の交換時において、保守員などの操作者は、まず保守員などの操作者は、まず非常通報装置1の前面プレート40を開き、ハンドル部26を持ち押釦保護板ガイド20をスライドさせ、押釦本体30から完全に取り外す。
次に、操作者は、押釦保護板ガイド20から割れ残った押釦保護板10の外周部14を取り除く。また、操作者は、操作孔42から一方の点の指を入れ、外周部14から外れた保護部12をハンドル部26の方向(押釦保護板ガイド20の取り外し方向)にかき出し、もう一方の手で保護部12を取り出す。
上記の作業の後、操作者は、新たな押釦保護板10を押釦保護板ガイド20に装着し、また、押釦保護板ガイド20を、押釦保護板10に塞がれた第1の開口部A1が押釦32および操作孔42と同軸となる位置までスライドさせ、押釦保護板10の交換作業を完了する。
<<1.4.効果>>
以上、本実施形態に係る非常通報装置1の構成と操作の流れについて説明した。図1〜図7を用いて示したように、本実施形態に係る非常通報装置1は、複雑な機構を要さず、押釦本体30を前面プレート40の裏側に固定した状態のまま、押釦保護板10の交換を可能とする簡易な構成をとる。上記の構成によれば、上述した従来のa方式やb方式が有する押釦本体の開閉機能や、a方式が有する過剰なスライド機構を排除し、構成部材を最小限とすることで、制作工数や材料費を効果的に低減することが可能となる。
また、本実施形態に係る非常通報装置1は、従来のc方式が有するリング構造62のように素での操作が必要な細かい構成部材を備えないことから、押釦保護板10の交換時や非常通報機能の点検時に保護手袋を着用したままの作業が可能となり、着脱による構成部材の破損や紛失を回避することができる。
また、本実施形態に係る非常通報装置1の構成によれば、従来の方式dのように専用の点検孔66や、専用工具95、またドライバーなどを用いずに点検および交換を行うことができ、より効率的な保守作業を実現することが可能となる。
<2.まとめ>
以上説明したように、本発明の一実施形態に係る非常通報装置1は、非常通報を行うための押釦32と、押釦32の前面に設けられた押釦保護板10と、を有する。操作者は、非常通報時に、押釦保護板10を破壊して押釦32を押下することで非常通報を行うことができる。
また、本発明の一実施形態に係る押釦保護板10は、押釦本体30が有するレール34に着脱可能な押釦保護板ガイド20に装着されてよい。
本発明の一実施形態に係る押釦保護板ガイド20は、操作者が非常通報時に押釦32を押下する際に該操作者の指が通過する第1の開口部A1と、第1の開口部A1の周囲に設けられ、押釦保護板10を固定する固定部と、操作者が非常通報装置1の点検時に押釦を押下する際に該操作者の指が通過する第2の開口部A2と、押釦保護板ガイド20を装着するとともに押釦32に対応する押釦保護板ガイド20の位置を第1の開口部A1と第2の開口部A2との間でスライドさせ、レール34に当接するスライド部と、押釦保護板ガイド20を移動させるためのハンドル部26と、を設けたことを特徴の一つとする。
上記の構成によれば、より簡易な構成で効率的な保守作業を実現することが可能となる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
1 非常通報装置
10 押釦保護板
12 保護部
14 外周部
20 押釦保護板ガイド
22 固定部
24 延長部
26 ハンドル部
30 押釦本体
32 押釦
A1 第1の開口部
A2 第2の開口部

Claims (3)

  1. 非常通報を行うための押釦と、
    該押釦の前面に設けられた押釦保護板と、を有し、
    非常通報時には、前記押釦保護板を破壊して前記押釦を押下する非常通報装置において、
    前記押釦保護板は、レールに装着された押釦保護板ガイドに装着され、
    前記押釦保護板ガイドは、
    操作者が非常通報時に前記押釦を押下する際に該操作者の指が通過する第1の開口部と、
    前記第1の開口部の周囲に設けられ、前記押釦保護板を固定する固定部と、
    操作者が前記非常通報装置の点検時に前記押釦を押下する際に該操作者の指が通過する第2の開口部と、
    前記押釦保護板ガイドを装着するとともに前記押釦に対応する前記押釦保護板ガイドの位置を前記第1の開口部と前記第2の開口部との間でスライドさせ、前記レールと当接するスライド部と、
    前記押釦保護板ガイドを移動させるためのハンドル部と、を設けたことを特徴とする、
    非常通報装置。
  2. 前記押釦保護板ガイドは、前記押釦と反対側の面に2つの前記固定部を有する、
    請求項1に記載の非常通報装置。
  3. 前記押釦保護板は、中央に位置する保護部、および保護部を囲う外周部から成り、
    2つの前記固定部は、前記押釦と反対側の面において、前記外周部のみが前記押釦保護板ガイドに接触し、前記保護部が前記押釦保護板ガイドに接触しない位置に、前記押釦保護板を固定する、
    請求項2に記載の非常通報装置。
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