JP2020030746A - 駐車場管理機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 駐車場(30)を出入りする車両(50)のための通行路(31)に設置され、車両(50)の入庫または出庫に必要な操作を車両(50)における運転者へ提供する駐車場管理機(10)である。運転者へ対向する面を正面とした箱型形状の本体(11)と、本体(11)における正面へ前記の操作のために配置固定した各種装置(20)と、を備える。本体(11)は、その正面が前記の通行路(31)に進行して停車した車両(50)に近づく方向に移動可能とする。
【選択図】 図3
Description
この問題に対応することができるように、特許文献1では、前記の各種装置を配置したボードが運転者の高さに応じて上下動できる技術が開示されている。
駐車場によっては、駐車場管理機に案内するために点灯する誘導灯が、通行路の側縁に沿って埋設されている。しかし、誘導灯は、駐車場管理機へ車両がぶつからないように車両を誘導するためのものであり、駐車場管理機から車両を離して停車してしまう遠因となっている。
第一の発明は、駐車場(30)を出入りする車両(50)のための通行路(31)に設置され、前記の車両(50)の入庫または出庫管理するための駐車場管理機(10)に係る。
前記の運転者へ対向する面を正面とした箱型形状の本体(11)を備えるとともに、
その本体(11)における正面には、前記の操作のために配置固定した各種装置(20)を備える。
前記の本体(11)は、その正面が前記の通行路(31)へ停車した車両(50)に近づいたり車両(50)から離れたりする方向への移動が可能である構成を備える(図4参照)。
「駐車場管理機(10)」には、駐車券発券機、駐車料金精算機を含む。
「本体(11)の正面が、停車した車両(50)に近づく」とは、本体(11)の全体が水平方向に移動して正面が近づく場合(図3(b)参照)のほか、本体(11)が前傾する方向に回動して正面が近づく場合も含まれる(図8参照)。
運転者は、車両(50)をできるだけ駐車場管理機(10)へ近づけるためにハンドル操作をするが、運転者の手が届かないほど離れて停車してしまうことがある。この時、駐車場管理機(10)は本体(11)の正面が車両(50)に近づくように前進するので、運転者は車両(50)に乗ったまま駐車場管理機(10)の各種装置(20)で駐車料金の精算などの必要な操作を行うことができる(図3(b))。
車両(50)へ近づく移動をした本体(11)は、その後(運転者による精算などの操作の終了後)、元に戻るために後退する。
車両(50)から遠ざかる移動をした本体(11)は、その後(運転者による精算などの操作の終了後)、元に戻るために前進する。
第一の発明は、以下のようなバリエーションを提供することもできる。
すなわち、前記の本体(11)には、前記の通行路(31)へ停車した車両(50)との距離を測定する距離センサ(図示を省略)と、前記の本体(11)と駐車場(30)の路面との間に基台(12)と、備え、
その基台(12)および/または前記の本体(11)における前記の基台(12)側へレール(13)を備える。
そして、前記の距離センサが測定した距離に応じて、前記のレール(13)を介して前記の本体(11)の移動を可能としてもよい。
距離センサが通行路(31)へ停車した車両(50)との距離を測定する。
本体(11)は、距離センサが測定した距離に応じ、基台(12)に対してレール(13)を介して移動することができる。その結果、本体(11)の正面と車両(50)の運転者との距離を適切な状態とすることができる。
第一の発明は、以下のようなバリエーションを提供することもできる。
すなわち、 前記の本体(11)には、前記の通行路(31)へ停車した車両(50)との距離を測定する距離センサと、前記の本体(11)と駐車場(30)の路面との間に基台(12)を備える。
そして、その基台(12)には、前記の本体(11)における前方底面の側縁付近となる中心軸を中心として前傾する方向へ回動可能とする昇降駆動機構を備えることとしてもよい(図8参照)。
本体(11)は、本体底面の後方側が昇降駆動機構(14)によって上昇することで、前傾する方向に回動し、本体(11)の正面が車両(50) の運転者に近づくことになる。運転者は車両(50)に乗ったまま駐車場管理機(10)の各種装置(20)で駐車料金の精算などの必要な操作を行うことができる。
図1および図2に示すように、駐車場管理機10は、車両の通行路31において車両50の進行方向の右側に立設されており、車両50の進行方向の前方には開閉するゲートを形成している。駐車場管理機10のゲートは、駐車場30の入口で車両の入庫時に駐車券を発行する場合であれば、入口ゲートを備えた入口ゲート機を備える。図1に示すように、駐車場30の出口で車両の出庫時に駐車料金を精算する場合であれば、出口ゲート41を備えた出口ゲート機40を備える。
駐車場30の路面には、車両50を駐車場管理機10に案内するために点灯する誘導灯32が、通行路31の側縁に沿って埋設されている。
図4では、駐車場管理機10としての精算機を示しており、この精算機はほぼ直方体の箱型形状の本体11を形成している。そして、この本体11の下部は、土台12(基台)を介して駐車場30の路面へ固定している。前記の土台12は、コンクリート製の板材である。
なお、上記の距離センサや、安全性を考慮した移動速度を調整する制御装置などは、特に限定されない。
運転者は、車両50をできるだけ駐車場管理機10へ近づけるためにハンドル操作をするが、運転者の手が届かないほど離れて停車してしまうことがある。車両50が左折あるいは右折して駐車場管理機10aの通行路15に進入する場合、車両50を駐車場管理機10aの各種装置20の一面に近づかせることが難しいことがある。特に左折する場合は車両が大回りになるので、右折する場合より難しい。
上記のように車両50から遠ざかる移動をした本体11は、運転者による精算などの操作の終了後、土台12に対して前進する。
図6および図7に示すように、第二の実施形態の駐車場管理機10bは、前述の第一の実施形態の駐車場管理機10aとほぼ同様であるので、異なる点について説明する。
すなわち、駐車場管理機10bとしては、箱型形状の本体11が、駐車場30の路面へ直接、レール13を介して進退移動可能に形成されている。基礎の強度が十分(たとえば駐車場の路面がコンクリート製)である場合、コンクリートなどの土台12(基台)を用いないのみであり、作用効果もほぼ同様であるので、詳しい説明は省略する。
図8および図9に示すように、第三の実施形態の駐車場管理機10cは、前述の第一の実施形態の駐車場管理機10aと異なる点について説明する。
駐車場管理機10cの箱型形状の本体11は、地面又は床面に設けた土台12(基台)の上に、本体11の底面の前方側縁付近に配置した中心軸(図示省略)を中心として前傾する方向に回動可能に形成している。
本体11は、距離センサによって車両50との距離Dを計測することで適切な突出距離が算出される。そして、本体底面の後方側が昇降駆動機構14によって上昇すると、図8の二点鎖線および図9(b)に示すように前傾する方向に回動し、本体11の正面が車両50に近づく。運転者が車両50に乗ったまま駐車場管理機10aの各種装置20で駐車料金の精算などの必要な操作を、車両50から身を乗り出したり、車両から降りたりすることなく行える。
前述の第一の実施形態の駐車場管理機10aおよび第二の実施形態の駐車場管理機10bは、本体11の全体が進退移動するが、第三の実施形態の駐車場管理機10cは、本体11の回動によって本体11の正面が車両50に近づいたり車両50から離れたりする。
10b;第二の実施形態の駐車場管理機 10c;第三の実施形態の駐車場管理機
11;本体 12;土台(基台)
13;レール 14;昇降駆動機構
14a;油圧シリンダ
20;各種装置
30;駐車場 31;通行路
32;誘導灯
40;出口ゲート機 41;出口ゲート
50;車両
Claims (3)
- 駐車場を出入りする車両のための通行路に設置され、前記の車両の入庫または出庫に必要な操作を前記の車両における運転者へ提供する駐車場管理機であって、
前記の運転者へ対向する面を正面とした箱型形状の本体を備えるとともに、
その本体における正面には、前記の操作のために配置固定した各種装置を備え、
前記の本体は、その正面が前記の通行路へ停車した車両に近づいたり車両から離れたりする方向への移動が可能とした駐車場管理機。 - 前記の本体には、前記の通行路へ停車した車両との距離を測定する距離センサと、
前記の本体と駐車場の路面との間に基台を備え、
その基台および/または前記の本体における前記の基台側へレールを備え、
前記の距離センサが測定した距離に応じて、前記のレールを介して本体の移動を可能とした請求項1に記載の駐車場管理機。 - 前記の本体には、前記の通行路へ停車した車両との距離を測定する距離センサと、
前記の本体と駐車場の路面との間に基台を備え、
その基台には、前記の本体における前方底面の側縁付近となる中心軸を中心として前傾する方向へ回動可能とする昇降駆動機構を備えた請求項1に記載の駐車場管理機。
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Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS63149783A (ja) * | 1986-12-15 | 1988-06-22 | 三菱重工業株式会社 | 通行料金自動徴収システム |
JPH01319889A (ja) * | 1988-06-20 | 1989-12-26 | Amano Corp | 駐車券用発券機 |
JPH03108090A (ja) * | 1989-09-21 | 1991-05-08 | Toshiba Corp | 自動化機器 |
JP2013164702A (ja) * | 2012-02-10 | 2013-08-22 | Mitsubishi Electric Building Techno Service Co Ltd | 自動料金処理装置および自動料金処理方法 |
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2018
- 2018-08-24 JP JP2018157408A patent/JP7186547B2/ja active Active
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