JP2020030046A - Current sensor - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、測定対象の電流により発生する磁界の強さを検出することにより、測定対象の電流の大きさを検出する電流センサに関する。 The present invention relates to a current sensor that detects the magnitude of a current of a measurement target by detecting the intensity of a magnetic field generated by the current of the measurement target.
特許文献1は、バスバーに流れる電流の大きさを検出する電流センサを開示する。バスバーは、その厚さ方向の異なる位置に配置された平行な2本のラインを備える。電流センサは2つのホール素子を備え、2つのホール素子は、バスバーの厚さ方向に2本のラインに挟まれるように配置され、2本のラインに流れる電流に応じて発生する磁界の強さを各々に検出する。そして、電流センサは、2つのホール素子の出力電圧を差動増幅する。これにより、外乱磁界の影響を低減することができる。
本発明は、小型化が可能な電流センサを提供することを目的とする。 An object of the present invention is to provide a current sensor that can be reduced in size.
本発明の電流センサは、測定対象の電流の大きさに応じた出力信号を出力する。電流センサは、分岐されて形成された第1流路部と第2流路部であって、測定対象の電流の一部が流れる第1流路部と、測定対象の電流の一部以外の電流が流れる第2流路部とを有する導体と、第1流路部に流れる電流により発生する第1磁界の強さを検出する第1磁気素子と、第2流路部に流れる電流により発生する第2磁界の強さを検出する第2磁気素子と、第1磁気素子及び第2磁気素子を保持する基板と、第1磁気素子及び第2磁気素子、並びに基板に電気的に接続されたリードフレームとを備える。リードフレームは基板の一方の主面側に設けられ、第1磁気素子と第2磁気素子は、第1流路部と第2流路部の間であって、リードフレームと基板の他方の主面を含む平面との間に配置される。 The current sensor according to the present invention outputs an output signal corresponding to the magnitude of the current to be measured. The current sensor is a first channel portion and a second channel portion that are formed by branching, and a first channel portion through which a part of the current to be measured flows, and a first channel portion other than a part of the current to be measured. A conductor having a second flow path through which a current flows, a first magnetic element detecting the strength of a first magnetic field generated by the current flowing through the first flow path, and a current flowing through the second flow path A second magnetic element for detecting the intensity of the second magnetic field to be applied, a substrate holding the first magnetic element and the second magnetic element, the first magnetic element and the second magnetic element, and electrically connected to the substrate. A lead frame. The lead frame is provided on one main surface side of the substrate, and the first magnetic element and the second magnetic element are between the first flow path portion and the second flow path portion, and the other main side of the lead frame and the substrate is provided. It is arranged between a plane including a surface.
本発明によれば、電流センサの小型化が可能である。 According to the present invention, the size of the current sensor can be reduced.
以下、添付の図面を参照して本発明に係る電流センサの実施形態を説明する。なお、各図面において同一又は相当の部分に対しては同一の符号を附すこととする。 Hereinafter, an embodiment of a current sensor according to the present invention will be described with reference to the accompanying drawings. In the drawings, the same or corresponding portions are denoted by the same reference numerals.
(実施形態1)
以下、実施形態1に係る電流センサを図1〜図10を用いて説明する。
(Embodiment 1)
Hereinafter, the current sensor according to the first embodiment will be described with reference to FIGS.
1.構成
図1は、実施形態1に係る電流センサの外観を示す斜視図である。図2は、図1に示す電流センサにおける導体の外観を示す斜視図である。図3は、図1に示す電流センサにおける磁気センサユニットの外観を示す斜視図であり、図4は、図3に示す磁気センサユニットの構成を示す分解斜視図である。図5は、図1に示す電流センサをV−V線矢印方向から見た断面図である。図6は、図3に示す磁気センサユニットの電気的な構成を示すブロック図である。図1及び図2において、X軸方向は後述する導体110の幅方向であり、Y軸方向は導体110の長さ方向であり、Z軸方向は導体110の厚さ方向である。
1. Configuration FIG. 1 is a perspective view illustrating an appearance of the current sensor according to the first embodiment. FIG. 2 is a perspective view showing an appearance of a conductor in the current sensor shown in FIG. FIG. 3 is a perspective view showing the appearance of the magnetic sensor unit in the current sensor shown in FIG. 1, and FIG. 4 is an exploded perspective view showing the configuration of the magnetic sensor unit shown in FIG. FIG. 5 is a cross-sectional view of the current sensor shown in FIG. 1 as viewed from the direction of the arrows VV. FIG. 6 is a block diagram showing an electrical configuration of the magnetic sensor unit shown in FIG. 1 and 2, the X-axis direction is the width direction of the
図1に示すように、本実施形態1に係る電流センサ100は、導体110と磁気センサユニット180とを備える。
As shown in FIG. 1, the
図1及び図2に示すように、導体110は板状の導体から構成される。導体110の長さ方向(Y軸方向)における両端部には、電流センサ100の固定及び電気的接続のための固定用孔110hが形成されている。
As shown in FIGS. 1 and 2, the
導体110は、長さ方向(Y軸方向)における一部分において、第1流路部110aと第2流路部110bとに分岐される。第1流路部110aと第2流路部110bとは、導体110の幅方向(X軸方向)に並んでいる。第1流路部110aと第2流路部110bとの間には、スリット110sが形成されている。スリット110sは、導体110の幅方向(X軸方向)において導体110の略中央に位置している。第1流路部110aは、導体110の一方の面側(+Z方向側)に突出しており、第2流路部110bは、導体110の他方の面側(−Z方向側)に突出している。
The
図2に示すように、第1流路部110aは、導体110の一方の面に直交するように当該一方の面から突出する第1突出部111a及び第2突出部112aと、導体110の長さ方向(Y軸方向)に延在し、第1突出部111aと第2突出部112aとを繋ぐ第1延在部113aとを有する。同様に、第2流路部110bは、導体110の他方の面に直交するように当該他方の面から突出する第3突出部111b及び第4突出部112bと、導体110の長さ方向(Y軸方向)に延在し、第3突出部111bと第4突出部112bとを繋ぐ第2延在部113bとを有する。これにより、第1流路部110aと第2流路部110bとによって空間が形成される。この空間には磁気センサユニット180が配置される。
As shown in FIG. 2, the first
導体110の材料としては、銅、銀、アルミニウム若しくは鉄などの金属、又はこれらの金属を含む合金などが用いられてもよい。また、導体110には、表面処理が施されていてもよい。たとえば、ニッケル、錫、銀若しくは銅などの金属、又はこれらの金属を含む合金からなる、少なくとも1層のめっき層が、導体110の表面に設けられていてもよい。また、導体110は、鋳造、切削加工又はプレス加工などにより形成されてもよい。
As a material of the
図3及び図4に示すように、磁気センサユニット180は、筐体170内に、磁気センサ150や増幅部130等の電子部品を搭載した基板160を備える。
As shown in FIGS. 3 and 4, the
筐体170は、略直方体状の外形を有し、下部筐体171と上部筐体172とから構成されている。上部筐体172には、基板160と接続されるワイヤーハーネスの取出し口172pが設けられている。なお、図5では、取出し口172pの図示を省略している。
The
筐体170は、電気絶縁性を有する材料からなる。例えば、筐体170は、PPS(ポリフェニレンサルファイド)などのエンジニアリングプラスチックで形成されている。PPSは、耐熱性が高いため、導体110の発熱を考慮した場合、筐体170の材料として好ましい。
The
図5に示すように、筐体170は、第1流路部110aにおける基板160側の主面118aの少なくとも一部と接している(以下、該主面118aを「内側主面118a」という)。たとえば、上部筐体172が、第1延在部113aの(−Z方向側の)主面の少なくとも一部と接している(図1,2参照)。さらに、筐体170は、第2流路部110bにおける基板160側の主面118bの少なくとも一部と接している(以下、該主面118bを「内側主面118b」という)。たとえば、下部筐体171が、第2延在部113bの(+Z方向側の)主面の少なくとも一部と接している(図1,2参照)。これにより、第1流路部110aに対する(後述する)第1磁気素子120aの位置、及び、第2流路部110bに対する(後述する)第2磁気素子120bの位置の設定が容易となる。
As shown in FIG. 5, the
基板160は、筐体170内に固定されている。基板160を筐体170に固定する方法としては、ネジによる締結、樹脂による熱溶着、又は、接着剤による接合などを用いることができる。ネジを用いて基板160と筐体170とを締結する場合には、磁界の乱れが生じないように、非磁性のネジを用いることが好ましい。
The
基板160は、プリント配線板であり、ガラスエポキシ又はアルミナなどの基材と、基材の表面上に設けられた銅などの金属箔がパターニングされて形成された配線とから構成されている。
The
基板160は平板であり、磁気センサ150が実装された第1主面161と、第1主面161と反対側の第2主面162とを有する。
The
磁気センサ150は、樹脂パッケージされた電子部品である。磁気センサ150は、樹脂部材からなる封止部153によりパッケージされていてもよく、又は、シリコーン樹脂若しくはエポキシ樹脂などでポッティングされていてもよい。磁気センサ150は、ICチップ140と、リードフレーム151と、リード152とを有する。
The
ICチップ140は、リードフレーム151上に搭載される。ICチップ140は、例えばダイボンド材等からなる固定部156によりリードフレーム151に固定される。固定部156は、導電性の部材であってもよいし、非導電性の部材であってもよい。また、リードフレーム151は、非測定磁界に影響を与えないように、非磁性材料で構成されてもよい。
The
ICチップ140は、ボンディングワイヤ155等によりリード152に接続される。リード152は、基板160に接続される。
The
ICチップ140は、基材145と、第1磁気素子120a及び第2磁気素子120bとを有する。第1磁気素子120a及び第2磁気素子120bは、基材145上に薄膜として形成された感磁膜(機能膜)である。
The
第1磁気素子120aは、幅方向(X軸方向)において第1流路部110a側に位置している。第2磁気素子120bは、幅方向(X軸方向)において第2流路部110b側に位置している。これにより、第1磁気素子120aは、第1流路部110aに流れる電流により発生する第1磁界の強さを検出し、第2磁気素子120bは、第2流路部110bに流れる電流により発生する第2磁界の強さを検出する。すなわち、第1磁気素子120a及び第2磁気素子120bは、導体110に流れる電流により発生する磁界の強さを検出する。
The first
なお、上記した第1流路部110aと第2流路部110bとの間のスリット110sは、導体110の幅方向(X軸方向)において、第1磁気素子120aと第2磁気素子120bとの中間に位置する。スリット110sの幅は、これらの磁気素子に入力される磁界の強さを調整するために適宜調整されてもよい。
Note that the
ICチップ140は、リードフレーム151における基板160の第1主面161と対向する面に搭載される。これより、第1磁気素子120a及び第2磁気素子120bは、基板160の第1主面161とリードフレーム151との間に配置される。換言すれば、第1磁気素子120a及び第2磁気素子120bは、基板160の第2主面162とリードフレーム151との間に配置される。
The
導体110の厚さ方向(Z軸方向)おいて、第1磁気素子120aと第2磁気素子120bは、第1平面P1と第2平面P2との間の中央に配置される。第1平面P1は、第1流路部110aにおける基板160側の主面である内側主面118aを含む平面である。第2平面P2は、第2流路部110bにおける基板160側の主面である内側主面118bを含む平面である。
In the thickness direction (Z-axis direction) of the
また、導体110の幅方向(X軸方向)において、第1磁気素子120aと第2磁気素子120bは、第1磁気素子120aと第2磁気素子120bとの間の中央が第3平面P3と第4平面P4との間の中央に位置するように配置される。第3平面P3は、第1流路部110aにおける内側側面119aを含む平面である。第4平面P4は、第2流路部110bにおける内側側面119bを含む平面である。
In the width direction (X-axis direction) of the
次に、図6を参照して、各電子部品について説明する。 Next, each electronic component will be described with reference to FIG.
図6に示すように、本実施形態に係る電流センサ100において、第1磁気素子120a及び第2磁気素子120bの各々は、4つのAMR(Anisotropic Magneto Resistance)素子などの磁気抵抗素子からなるホイートストンブリッジ型のブリッジ回路を有する。すなわち、第1磁気素子120a及び第2磁気素子120bの各々において、2つの磁気抵抗素子MR1とMR2の直列回路と、2つの磁気抵抗素子MR3とMR4の直列回路とが並列に接続されている。第1磁気素子120a及び第2磁気素子120bの各々は、電源電圧Vddで定電圧駆動される。なお、第1磁気素子120a及び第2磁気素子120bの駆動方法としては、定電流駆動、パルス駆動などが用いられてもよい。
As shown in FIG. 6, in the
第1磁気素子120a及び第2磁気素子120bの各々は、2つの磁気抵抗素子からなるハーフブリッジ回路を有していてもよい。また、第1磁気素子120a及び第2磁気素子120bの各々は、AMR素子に代えて、GMR(Giant Magneto Resistance)、TMR(Tunnel Magneto Resistance)、BMR(Balistic MagnetoResistance)、CMR(Colossal Magneto Resistance)などの磁気抵抗素子を有していてもよい。また、第1磁気素子120a及び第2磁気素子120bとして、ホール素子を有する磁気素子、磁気インピーダンス効果を利用するMI(Magneto Impedance)素子を有する磁気素子又はフラックスゲート型磁気素子などを用いることができる。
Each of the first
増幅部130は、第1磁気素子120aの出力電圧と第2磁気素子120bの出力電圧とを差動増幅して、電流センサ100の出力電圧として出力する。増幅部130は、複数の増幅器130a、130b、130cを備える。
The
増幅器130aのマイナス入力端子は、第1磁気素子120aにおける磁気抵抗素子MR3と磁気抵抗素子MR4との間の接続点に接続されており、増幅器130aのプラス入力端子は、第1磁気素子120aにおける磁気抵抗素子MR1と磁気抵抗素子MR2との間の接続点に接続されている。増幅器130aは、第1磁気素子120aの出力電圧を増幅する。
The minus input terminal of the
増幅器130bのマイナス入力端子は、第2磁気素子120bにおける磁気抵抗素子MR3と磁気抵抗素子MR4との間の接続点に接続されており、増幅器130bのプラス入力端子は、第2磁気素子120bにおける磁気抵抗素子MR1と磁気抵抗素子MR2との間の接続点に接続されている。増幅器130bは、第2磁気素子120bの出力電圧を増幅する。
The minus input terminal of the
増幅器130cのマイナス入力端子は、増幅器130aの出力端子に接続されており、増幅器130cのプラス入力端子は、増幅器130bの出力端子に接続されている。増幅器130cは、増幅器130aの出力電圧と増幅器130bの出力電圧とを差動増幅する。
The minus input terminal of the
2.動作
以上のように構成された電流センサ100について、その動作を以下に説明する。
2. Operation The operation of the
2.1.動作の概要
図7は、実施形態1に係る電流センサの断面図であり、図1のV−V線矢印方向から見た図である。図7には、説明の便宜上、電流センサ100における第1流路部110a及び第2流路部110b、第1磁気素子120a及び第2磁気素子120b、及び基板160のみが示されている。
2.1. Overview of Operation FIG. 7 is a cross-sectional view of the current sensor according to the first embodiment, as viewed from the direction of the arrows VV in FIG. 1. FIG. 7 shows only the
導体110において長さ方向(Y軸方向)に測定対象の電流が流れると、この電流は、第1流路部110aと第2流路部110bとの分岐部において、これらの2つの流路部に分流される。すなわち、第1流路部110aには測定対象の電流における一部の電流が流れ、第2流路部110bには測定対象の電流における残りの電流が流れる。
When a current to be measured flows in the
図7に示すように、第1流路部110aに流れる電流により、第1流路部110aを周回する第1磁界H1が発生する。また、第2流路部110bに流れる電流により、第2流路部110bを周回する第2磁界H2が発生する。第1磁気素子120aは、第1磁界H1の強さを検出し、第1磁界H1の強さに応じた電圧を出力する。第2磁気素子120bは、第2磁界H2の強さを検出し、第2磁界の強さに応じた電圧を出力する。
As shown in FIG. 7, a first magnetic field H1 circulating around the
次に、図6に示すように、増幅部130は、第1磁気素子120aの出力電圧と第2磁気素子120bの出力電圧とを差動増幅する。これにより、電流センサ100は、導体110に流れる電流の大きさに応じた電圧を出力する。
Next, as shown in FIG. 6, the
2.2.本開示の第1の課題(薄型化)について
次に、本発明が解決しようとする第1の課題、及び、第1の課題を解決するための手段による作用について説明する。
2.2. First Problem (Thinning) of the Present Disclosure Next, a first problem to be solved by the present invention and an operation by means for solving the first problem will be described.
図8は、従来の電流センサの断面図である。図8に示す電流センサ100Xにおいて磁気センサ150Xは、ICチップ140のリードフレーム151に対する実装状態が本実施形態の磁気センサ150と異なる。すなわち、磁気センサ150Xにおいて、ICチップ140は、リードフレーム151における基板160の第1主面161と対向する面とは反対側の面に搭載される。これより、磁気センサ150Xでは、基板160上にリードフレーム151が位置し、リードフレーム151上に第1磁気素子120a及び第2磁気素子120bが位置する。すなわち、第1磁気素子120a及び第2磁気素子120bは、基板160の第1主面161とリードフレーム151との間に配置されない。
FIG. 8 is a sectional view of a conventional current sensor. In the
このような電流センサでは、導体の厚さ方向において第1流路部と第2流路部との間の中央に第1磁気素子及び第2磁気素子を配置することがある。このような配置を従来の電流センサ100Xに採用する場合、電流センサの小型化(薄型化)には限界があった。
In such a current sensor, the first magnetic element and the second magnetic element may be arranged at the center between the first flow path and the second flow path in the thickness direction of the conductor. When such an arrangement is adopted in the conventional
詳説すれば、電流センサ100Xでは、基板160、リードフレーム151、及び、ICチップ140の基材145等の厚みのために、第2流路部110bから第1磁気素子120a及び第2磁気素子120bまでの距離D1を短くすることには限界があった。そのため、導体110の厚さ方向(Z軸方向)において、第1磁気素子120aと第2磁気素子120bが第1平面P1と第2平面P2との間の中央に配置されるように電流センサ100Xを作製する場合、電流センサ100Xの厚みD2を薄くすることに限界があった。
More specifically, in the
例えば、筐体170の厚さが約1.0mm、筐体170と基板160との間の間隔が約1.0mm、基板160の厚さが約1.6mm、ICチップ140の基材145やリードフレーム151等の厚さが約1.3mmとする。なお、第1磁気素子120a及び第2磁気素子120bの膜厚は数nm程度であり、ICチップ140の基材145の厚さは約500μmである。このとき、第1磁気素子120a及び第2磁気素子120bと第2平面P2との間の距離D1は、約4.9mmまでしか短くできない。そのため、電流センサ100Xの厚みD2は、約9.8mmまでしか短くできない。
For example, the thickness of the
そこで、本開示では、電流センサの小型化(薄型化)を図る(第1の課題)。 Therefore, in the present disclosure, the current sensor is downsized (thinned) (first problem).
この課題を解決するために、本実施形態の電流センサ100では、図5に示すように、磁気センサ150において、磁気センサ150Xと比較して、ICチップ140がリードフレーム151に対して反対側に搭載されている。すなわち、ICチップ140は、リードフレーム151における基板160の第1主面161と対向する面に搭載される。すなわち、第1磁気素子120a及び第2磁気素子120bは、基板160の第1主面161とリードフレーム151との間に配置される。
In order to solve this problem, in the
これにより、電流センサ100では、電流センサ100Xと比較して、リードフレーム151及びICチップ140の基材145等の厚み分だけ、第2流路部110bから第1磁気素子120a及び第2磁気素子120bまでの距離D1を短くすることができる。そのため、導体110の厚さ方向(Z軸方向)おいて、第1磁気素子120aと第2磁気素子120bが第1平面P1と第2平面P2との間の中央に配置されるように電流センサ100を作製する場合に、電流センサ100の厚みD2を薄くすることができる。
As a result, in the
例えば、電流センサ100の各部寸法が上述した寸法のとき、磁気センサ150における第1磁気素子120a及び第2磁気素子120b側の樹脂部材からなる封止部153の厚み約0.3mmを考慮すると、第1磁気素子120a及び第2磁気素子120bと第2平面P2との間の距離D1を約3.9mmまで短くすることができる。そのため、電流センサ100の厚みD2を約7.8mmまで短くすることができる。
For example, when the dimensions of each part of the
言い換えれば、磁気センサユニット180の筐体170において、厚さ方向(Z軸方向)の高さを幅方向(X軸方向)の幅よりも小さくすることができる。さらに言い換えれば、第1磁気素子120aと第1流路部110aとの間の距離を、幅方向(X軸方向)における基板160の幅よりも小さくすることができる。また、第2磁気素子120bと第2流路部110bとの間の距離を、幅方向(X軸方向)における基板160の幅よりも小さくすることができる。
In other words, in the
2.3.本開示の第2の課題(流路部に対する磁気素子の配置ロバスト性)について
次に、図9〜図10を参照して、本発明が解決しようとする第2の課題、及び、第2の課題を解決するための手段による作用について説明する。
2.3. Second Problem of the Present Disclosure (Robustness of Arrangement of Magnetic Element with respect to Flow Path) Next, referring to FIGS. 9 and 10, a second problem to be solved by the present invention and a second problem will be described. The operation of the means for solving the problem will be described.
本開示では、電流センサの小型化(薄型化)を図りつつ、第1流路部110a及び第2流路部110bに対する第1磁気素子120a及び第2磁気素子120bの厚さ方向(Z軸方向)及び幅方向(X軸方向)における配置ロバスト性を高めることを図る(第2の課題)。
In the present disclosure, the thickness direction (the Z-axis direction) of the first
配置ロバスト性とは、第1流路部110a及び第2流路部110bに対する第1磁気素子120a及び第2磁気素子120bの位置ずれが発生する場合に、この位置ずれによる電流センサ100の出力誤差(出力変化)を低減する特性を示す。第1磁気素子120a及び第2磁気素子120bの位置ずれは、例えば、電流センサ100の使用環境における振動等により発生することがある。
The arrangement robustness means that, when the first
本願発明者は、導体110の厚さ方向(Z軸方向)において、第1流路部110aと第2流路部110bとの間の中央に、第1磁気素子120a及び第2磁気素子120bを配置することにより、第1流路部110a及び第2流路部110bに対する第1磁気素子120a及び第2磁気素子120bの配置ロバスト性を向上することができることを発見した。
The inventor of the present application has provided the first
また、本願発明者は、導体110の幅方向(X軸方向)において、第1流路部110aと第2流路部110bとの間の中央と、第1磁気素子120aと第2磁気素子120bとの間の中央とが一致するように、第1磁気素子120a及び第2磁気素子120bを配置することにより、第1流路部110a及び第2流路部110bに対する第1磁気素子120a及び第2磁気素子120bの配置ロバスト性を向上することができることを発見した。
Further, the inventor of the present application has described that, in the width direction (X-axis direction) of the
図9は、第1磁気素子及び第2磁気素子の位置ずれによる電流センサの出力誤差のシミュレーションにおける配置を示す図である。 FIG. 9 is a diagram illustrating an arrangement in a simulation of an output error of the current sensor due to a positional shift between the first magnetic element and the second magnetic element.
図9に示すシミュレーション配置において、第1流路部110a及び第2流路部110bの各々の幅が5.0mmであり、第1流路部110a及び第2流路部110bの各々の厚さが1.0mmである。導体110の厚さ方向(Z軸方向)において、第1流路部110aの内側主面118aと第2流路部110bの内側主面118bとの間隔が7.0mmである。導体110の幅方向(X軸方向)において、第1流路部110aの内側側面119aと第2流路部110bの内側側面119bとの間隔(すなわち、スリット幅)が5.5mmである。また、幅方向(X軸方向)において、第1磁気素子120aの中央と第2磁気素子120bの中央との間隔が2.0mmである。なお、本シミュレーションでは、FEM(有限要素法)において、第1磁気素子120a及び第2磁気素子120bとして、個別にパッケージされたものを設定した。
In the simulation arrangement shown in FIG. 9, the width of each of the
厚さ方向(Z軸方向)において、第1流路部110aの内側主面118aと第2流路部110bの内側主面118bとの間の中央位置を第1基準位置R1とする。また、幅方向(X軸方向)において、第1流路部110aの内側側面119aと第2流路部110bの内側側面119bとの間の中央位置を第2基準位置R2とする。
In the thickness direction (Z-axis direction), a central position between the inner
まず、厚さ方向(Z軸方向)において、第1磁気素子120a及び第2磁気素子120bを第1基準位置R1に配置する。また、幅方向(X軸方向)において、第1磁気素子120aと第2磁気素子120bとの間の中央位置が第2基準位置R2に位置するように、第1磁気素子120a及び第2磁気素子120bを配置する。
First, the first
以上のような配置のFEMに基づくシミュレーションによって、厚さ方向(Z軸方向)において、第1磁気素子120a及び第2磁気素子120bの位置を第1基準位置R1からずらしながら、電流センサ100の出力電圧を測定(数値計算)した。また、幅方向(X軸方向)において、第1磁気素子120aと第2磁気素子120bとの間の中央の位置を第2基準位置R2からずらしながら、電流センサ100の出力電圧を測定した。
According to the simulation based on the FEM having the above arrangement, the output of the
図10は、第1磁気素子及び第2磁気素子の位置ずれによる電流センサの出力誤差のシミュレーション結果を示す図である。 FIG. 10 is a diagram illustrating a simulation result of an output error of the current sensor due to a displacement between the first magnetic element and the second magnetic element.
図10において、横軸は、厚さ方向(Z軸方向)における第1基準位置R1に対する第1磁気素子120a及び第2磁気素子120bの位置のずれ量を示している。また、横軸は、幅方向(X軸方向)における第2基準位置R2に対する、第1磁気素子120aと第2磁気素子120bとの間の中央の位置のずれ量も示す。縦軸は、厚さ方向(Z軸方向)における第1基準位置R1に第1磁気素子120a及び第2磁気素子120bの位置が一致するように配置したときの電流センサ100の出力電圧に対する電流センサ100の出力電圧の誤差を示している。また、縦軸は、幅方向(X軸方向)における第2基準位置R2に、第1磁気素子120aと第2磁気素子120bとの間の中央の位置が一致するように配置したときの電流センサ100の出力電圧に対する電流センサ100の出力電圧の誤差も示す。
In FIG. 10, the horizontal axis indicates the amount of displacement of the positions of the first
図10において、曲線Aは、シミュレーションによって厚さ方向(Z軸方向)における第1磁気素子120a及び第2磁気素子120bの位置ずれによる電流センサ100の出力電圧の誤差を測定した結果である。曲線Bは、シミュレーションによって幅方向(X軸方向)における第1磁気素子120aと第2磁気素子120bとの間の中央の位置ずれによる電流センサ100の出力電圧の誤差を測定した結果である。
In FIG. 10, a curve A is a result obtained by measuring an error in the output voltage of the
曲線Aによれば、厚さ方向(Z軸方向)において、第1磁気素子120a及び第2磁気素子120bの位置が第1基準位置R1からずれるほど、電流センサ100の出力電圧が下がり、その変化量が大きくなっている。これより、厚さ方向(Z軸方向)において、第1磁気素子120a及び第2磁気素子120bを第1基準位置R1に近づけるほど、厚さ方向(Z軸方向)における配置ロバスト性を高めることができることがわかる。
According to the curve A, as the positions of the first
例えば、厚さ方向(Z軸方向)において、第1基準位置R1から約1.5mmずれた位置に、第1磁気素子120a及び第2磁気素子120bの位置が位置している場合、電流センサ100の出力電圧の誤差を約±0.5%以内に収めるために許容される第1磁気素子120a及び第2磁気素子120bの位置ずれ量は約±0.3mmである。これに対して、第1磁気素子120a及び第2磁気素子120bの位置が第1基準位置R1に位置している場合、電流センサ100の出力電圧の誤差を約±0.5%以内に収めるために許容される位置ずれ量は約±1.1mmに広がる。
For example, when the positions of the first
また、曲線Bによれば、幅方向(X軸方向)において、第1磁気素子120aと第2磁気素子120bとの間の中央位置が第2基準位置R2からずれるほど、電流センサ100の出力電圧が下がり、その変化量が大きくなっている。これより、幅方向(X軸方向)において、第1磁気素子120aと第2磁気素子120bとの間の中央位置を第2基準位置R2に近づけるほど、幅方向(X軸方向)における配置ロバスト性を高めることができることがわかる。
According to the curve B, the output voltage of the
例えば、幅方向(X軸方向)において、第2基準位置R2から1.5mmずれた位置に、第1磁気素子120aと第2磁気素子120bとの間の中央位置が位置している場合、電流センサ100の出力電圧の誤差を約±0.5%以内に収めるために許容される第1磁気素子120aと第2磁気素子120bとの間の中央の位置ずれ量は約±0.3mmである。これに対して、第1磁気素子120aと第2磁気素子120bとの間の中央位置が第2基準位置R2に位置している場合、電流センサ100の出力電圧の誤差を約±0.5%以内に収めるために許容される位置ずれ量は約±1.1mmに広がる。
For example, when the center position between the first
本実施形態の電流センサ100では、導体110の厚さ方向(Z軸方向)において、第1流路部110aと第2流路部110bとの間の中央位置に第1磁気素子120a及び第2磁気素子120bが配置される。これより、本実施形態によれば、厚さ方向(Z軸方向)における第1磁気素子120a及び第2磁気素子120bの配置ロバスト性を高めることと、小型化(薄型化)とを両立することができる。
In the
また、本実施形態の電流センサ100によれば、導体110の幅方向(X軸方向)において、第1流路部110aと第2流路部110bとの間の中央位置と、第1磁気素子120aと第2磁気素子120bとの間の中央位置とが一致するように、第1磁気素子120a及び第2磁気素子120bが配置される。これより、本実施形態によれば、幅方向(X軸方向)における第1磁気素子120a及び第2磁気素子120bの配置ロバスト性を高めることと、小型化(薄型化)とを両立することができる。
Further, according to the
なお、導体110の厚さ方向(Z軸方向)における第1磁気素子120a及び第2磁気素子120bの配置位置は、厚さ方向(Z軸方向)における第1流路部110aと第2流路部110bとの間の中央位置に対して±1.0mmの範囲内であってもよい。この場合でも、厚さ方向(Z軸方向)における第1磁気素子120a及び第2磁気素子120bの配置ロバスト性を高めることと、小型化(薄型化)とを両立することができる。
The positions of the first
また、導体110の幅方向(X軸方向)における第1磁気素子120aと第2磁気素子120bとの間の中央位置は、幅方向(X軸方向)における第1流路部110aと第2流路部110bとの間の中央位置に対して±1.0mmの範囲内であってもよい。この場合でも、幅方向(X軸方向)における第1磁気素子120a及び第2磁気素子120bの配置ロバスト性を高めることと、小型化(薄型化)とを両立することができる。
The central position between the first
3.まとめ
以上説明したように、本実施形態の電流センサ100は、測定対象の電流が流れる導体110において分岐されて形成された第1流路部110aと第2流路部110bであって、測定対象の電流の一部が流れる第1流路部110aと、測定対象の電流の一部以外の電流が流れる第2流路部110bと、第1流路部110aに流れる電流により発生する第1磁界の強さを検出する第1磁気素子120aと、第2流路部110bに流れる電流により発生する第2磁界の強さを検出する第2磁気素子120bとを備える。
3. Conclusion As described above, the
これにより、本実施形態の電流センサ100は、第1磁気素子120aの出力電圧と第2磁気素子120bの出力電圧とを差動増幅することにより、導体を分岐せずに1つの磁気センサを用いる場合と比較して、2倍の出力電圧を得ることができ、検出感度を2倍に高めることができる。また、本実施形態の電流センサ100によれば、差動増幅を採用することにより、隣接して配置された導体に流れる電流により発生する磁界等の外乱磁界によるコモンモードノイズを低減することができる。これより、本実施形態の電流センサ100は、導体110を流れる測定対象の電流に対する感度を高めつつ、外部磁界の影響を低減することができる。
Thus, the
また、本実施形態の電流センサ100によれば、検出感度を上げるために磁界を集磁する磁性体コアを使用する必要がなく、小型化を図ることができる。
Further, according to the
また、本実施形態の電流センサ100は、第1磁気素子120a及び第2磁気素子120bを保持する基板160と、第1磁気素子120a及び第2磁気素子120b、並びに基板160に電気的に接続されたリードフレーム151とを備える。リードフレーム151は基板160の第1主面161側に設けられ、第1磁気素子120a及び第2磁気素子120bは、第1流路部110aと第2流路部110bの間であって、リードフレーム151と基板160の第1主面161(すなわち、第2主面162)との間に配置される。
Further, the
これにより、本実施形態の電流センサ100では、従来の電流センサ100Xと比較して、リードフレーム151及びICチップ140の基材145等の厚み分だけ、第2流路部110bから第1磁気素子120a及び第2磁気素子120bまでの距離を短くすることができる。そのため、導体110の厚さ方向(Z軸方向)おいて、第1磁気素子120aと第2磁気素子120bが、第1流路部110aの内側主面118aを延ばした第1平面P1と、第2流路部110bの内側主面118bを延ばした第2平面P2との間の中央に配置されるように電流センサ100を作製する場合に、電流センサ100の小型化(薄型化)が可能である。
Thus, in the
また、本実施形態の電流センサ100において、厚さ方向(Z軸方向)おいて、第1磁気素子120aと第2磁気素子120bが、第1流路部110aにおける内側主面118aを含む第1平面P1と、第2流路部110bにおける内側主面118bを含む第2平面P2との間の中央に配置される。
Further, in the
これにより、本実施形態の電流センサ100によれば、上述したように、厚さ方向(Z軸方向)における第1磁気素子120a及び第2磁気素子120bの配置ロバスト性を高めることと、小型化(薄型化)とを両立することができる。
Thereby, according to the
また、本実施形態の電流センサ100において、幅方向(X軸方向)において、第1磁気素子120aと第2磁気素子120bとの間の中央位置が、第1流路部110aにおける内側側面119aを含む第3平面P3と第2流路部110bにおける内側側面119bを含む第4平面P4との間の中央に位置するように、第1磁気素子120aと第2磁気素子120bが配置される。
Further, in the
これにより、本実施形態の電流センサ100では、上述したように、幅方向(X軸方向)における第1磁気素子120a及び第2磁気素子120bの配置ロバスト性を高めることと、小型化(薄型化)とを両立することができる。
Thus, in the
また、本実施形態では、第1磁気素子120aと第2磁気素子120bは、1つのパッケージ内に実装されていてもよいし、別々のパッケージに実装されていてもよい。また、第1磁気素子120aと第2磁気素子120bは、1つのICチップに集積されてもよいし、別々のICチップに集積されてもよい。なお、第1磁気素子120aと第2磁気素子120bが1つのICチップに集積されると、これらの磁気センサの特性を近づけることができ、また、温度変動やばらつきなども近づけることができる。
In the present embodiment, the first
さらに、第1磁気素子120a及び第2磁気素子120bと共に増幅部130を、1つのパッケージ内に実装してもよい。
Further, the amplifying
また、本実施形態では、第1流路部110aの寸法(長さ、幅、厚さ、断面積)と、第2流路部110bの寸法(長さ、幅、厚さ、断面積)とは略同じであってもよい。これにより、第1流路部110aと第2流路部110bとに分流する電流の大きさが同一となり、第1流路部110a付近に配置された第1磁気素子120aに印加される磁界と、第2流路部110b付近に配置された第2磁気素子120bに印加される磁界とを略同一とすることができる。
In the present embodiment, the dimensions (length, width, thickness, cross-sectional area) of the
(実施形態2)
実施形態1では、磁気センサ150を基板160の第1主面161上に搭載した。実施形態2では、基板に凹部を形成し、磁気センサをこの凹部に埋め込むように基板に搭載する。
(Embodiment 2)
In the first embodiment, the
図11は、実施形態2に係る電流センサの断面図である。図11に示すように、本実施形態の電流センサ200は、実施形態1の電流センサ100において、基板160に代えて基板260を備え、磁気センサ150に代えて磁気センサ250を備える点で実施形態1と異なる。
FIG. 11 is a sectional view of the current sensor according to the second embodiment. As shown in FIG. 11, the
基板260の第1主面261側には、凹部263が形成されている。基板260の第1主面261側には、磁気センサ250が凹部263に埋め込まれるように搭載されている。
A
磁気センサ250は、幅方向(X軸方向)に略直線状に延びる形状をなし、基板260の第1主面261に接続されるリード252を備える。
The
第1磁気素子120a及び第2磁気素子120bは、基板260の凹部263において、基板260の第2主面262とリードフレーム151との間に配置される。
The first
上記の構成により、本実施形態の電流センサ200では、リードフレーム151及びICチップ140の基材145等の厚みに加え、さらに基板260の厚みの分も、第2流路部110bから第1磁気素子120a及び第2磁気素子120bまでの距離D1を短くすることができる。そのため、導体110の厚さ方向(Z軸方向)おいて、電流センサ200のさらなる小型化(薄型化)が可能である。
With the above configuration, in the
(実施形態3)
実施形態2では、基板260に凹部263を形成した。実施形態3では、基板に貫通穴を形成し、磁気センサをこの貫通穴に埋め込むように基板に搭載する。
(Embodiment 3)
In the second embodiment, the
図12は、実施形態3に係る電流センサの断面図である。図12に示すように、本実施形態の電流センサ300は、実施形態2の電流センサ200において、基板260に代えて基板360を備える点で実施形態2と異なる。
FIG. 12 is a cross-sectional view of the current sensor according to the third embodiment. As shown in FIG. 12, the
基板360には、貫通穴363が形成されている。基板360の第1主面361側には、磁気センサ250が貫通穴363に埋め込まれるように搭載されている。
A through
第1磁気素子120a及び第2磁気素子120bは、基板360の貫通穴363において、基板360の第2主面362を含む平面364とリードフレーム151との間に配置される。
The first
上記の構成により、本実施形態の電流センサ300においても、リードフレーム151及びICチップ140の基材145等の厚みに加え、さらに基板260の厚みの分も、第2流路部110bから第1磁気素子120a及び第2磁気素子120bまでの距離D1を短くすることができる。そのため、導体110の厚さ方向(Z軸方向)おいて、電流センサ300のさらなる小型化(薄型化)が可能である。
With the above-described configuration, in the
(実施形態4)
実施形態4では、磁気素子の静電シールドを付加した構成を説明する。
(Embodiment 4)
In a fourth embodiment, a configuration in which an electrostatic shield of a magnetic element is added will be described.
図13は、実施形態4に係る電流センサの断面図である。図14は、図13に示す電流センサにおける磁気センサ及び基板を導体の厚さ方向(Z軸方向)から見た図である。図13及び図14に示すように、本実施形態の電流センサ400は、実施形態1の電流センサ100において、基板160に代えて基板460を備え、磁気センサ150に代えて磁気センサ450を備える点で実施形態1と異なる。
FIG. 13 is a sectional view of the current sensor according to the fourth embodiment. FIG. 14 is a view of the magnetic sensor and the substrate in the current sensor shown in FIG. 13 as viewed from the conductor thickness direction (Z-axis direction). As shown in FIGS. 13 and 14, the
基板460は、内部に金属層463を有する。基板460の第1主面461側には、磁気センサ450が搭載されている。
The
金属層463は、第1磁気素子120a及び第2磁気素子120bと対向する領域に設けられる。図14に示すように、金属層463は、第1磁気素子120a及び第2磁気素子120bの面積よりも大きい面積を有するように形成される。
The
基板460における金属層463と、磁気センサ450におけるリードフレーム151とには、基準電圧が供給される。例えば、リードフレーム151には、リードフレーム151をボンディングワイヤ、リード152及びビア464を介して金属層463に接続することにより、リードフレーム151にも基準電圧を供給する。基準電圧としては、グランド電位であってもよいし、安定した所定の電圧値を有する電圧であってもよい。
A reference voltage is supplied to the
また、磁気センサ450において、リードフレーム151のICチップ140が搭載される面と反対側の面が樹脂部材453から露出している。
In the
上記の構成により、本実施形態の電流センサ400でも、実施形態1の電流センサ100と同様の利点を得ることができる。
With the above configuration, the
本実施形態の電流センサ400では、磁気センサ450におけるリードフレーム151と、基板460における金属層463との間に、第1磁気素子120a及び第2磁気素子120bが配置される。これにより、第1磁気素子120a及び第2磁気素子120bを静電シールドすることができる。よって、本実施形態の電流センサ400によれば、別途静電シールド部品を付加する必要がないため、小型(薄型)で安価な電流センサを実現できる。なお、金属層463及び/又はリードフレーム151の面積を大きくすることにより、ノイズ耐性をより高めることができる。
In the
また、本実施形態の電流センサ400によれば、リードフレーム151の平面が露出しているので、放熱性を高めることができる。電流センサ100が小型化するに従い、第1流路部110a及び第2流路部110bと磁気センサ450との間の距離が短くなるため、通電による第1流路部110a及び第2流路部110bの発熱により磁気センサ450の温度が上昇する。そのため、電流センサ100の小型化において、放熱性を高めることが重要となる。
Further, according to the
(実施形態5)
実施形態5に係る電流センサは、磁気センサが実施形態3に係る電流センサ300と異なる。
(Embodiment 5)
The current sensor according to the fifth embodiment is different from the
図15は、実施形態5に係る電流センサにおける磁気センサ及び基板の断面図である。図15に示すように、本実施形態の電流センサ300Aは、実施形態3の電流センサ300において、磁気センサ150に代えて磁気センサ550を備える。
FIG. 15 is a cross-sectional view of the magnetic sensor and the substrate in the current sensor according to the fifth embodiment. As shown in FIG. 15, the
磁気センサ550は、樹脂部材553でモールドされており、第1磁気素子120a及び第2磁気素子120bからリードフレーム151に向かう方向に湾曲したリード552を有する。リード552は、基板360の第1主面361側に形成されたパッド365に、はんだ366により接続される。磁気センサ550は、基板360の表面361側において、貫通穴363に埋め込まれるように搭載されている。
The
磁気センサ550において、ICチップ140が、リードフレーム151における平面364側の面に搭載されている。平面364は、基板360の第2主面362を含む平面である。これにより、ICチップ140における第1磁気素子120a及び第2磁気素子120bは、基板360の第2主面362を含む平面364とリードフレーム151との間に配置される。
In the
上記の構成により、本実施形態の電流センサ300Aにおいても、リードフレーム151及びICチップ140の基材145等の厚みに加え、さらに基板360の厚みの分も、第2流路部110bから第1磁気素子120a及び第2磁気素子120bまでの距離を短くすることができる。そのため、導体110の厚さ方向(Z軸方向)おいて、電流センサ300Aのさらなる小型化(薄型化)が可能である。
With the above configuration, in the
なお、本実施形態の電流センサ300Aにおける磁気センサ550として、標準形状のICパッケージ部品を使用できる。
Note that a standard-shaped IC package component can be used as the
また、基板360の第2主面362において、貫通穴363を覆うように金属板590が設けられている。すなわち、金属板590は、第1磁気素子120a及び第2磁気素子120bと対向する領域に設けられる。例えば、金属板590は、基板360の第2主面362に形成されたパッド365に、はんだ366により固定される。
Further, a
金属板590には、基板360の配線パターンを介して基準電圧が供給される。また、リードフレーム151には、ボンディングワイヤ155、リード552、基板360の配線パターンを介して基準電圧が供給される。
A reference voltage is supplied to the
この構成により、本実施形態の電流センサ300Aでも、磁気センサ550におけるリードフレーム151と、金属板590との間に、第1磁気素子120a及び第2磁気素子120bが配置される。これにより、第1磁気素子120a及び第2磁気素子120bを静電シールドすることができる。
With this configuration, also in the
(実施形態6)
実施形態5では、貫通穴363を有する基板360を用いた。実施形態6では、貫通穴363に代えて凹部を有する基板を用いる。
(Embodiment 6)
In the fifth embodiment, the
図16は、実施形態6に係る電流センサにおける磁気センサ及び基板の断面図である。図16に示すように、本実施形態の電流センサ200Aは、凹部263を有する基板260を備える構成で実施形態5と異なる。
FIG. 16 is a sectional view of a magnetic sensor and a substrate in the current sensor according to the sixth embodiment. As shown in FIG. 16, the
基板260は、第2主面262側において、凹部263と対向する領域、すなわち第1磁気素子120a及び第2磁気素子120bと対向する領域に金属板590を有する。金属板590には、基板260の配線パターンを介して基準電圧が供給される。
The
磁気センサ550におけるリード552は、基板260の第1主面261側に形成されたパッド265に、はんだ266により接続される。リードフレーム151には、ボンディングワイヤ155、リード552、基板260の配線パターンを介して基準電圧が供給される。
The
上記の構成により、本実施形態の電流センサ200Aでも、実施形態5の電流センサ300Aと同様の利点を得ることができる。
With the above configuration, the
(実施形態7)
実施形態7に係る電流センサは、第1流路部及び第2流路部の形状が、実施形態1に係る電流センサ100と異なる。
(Embodiment 7)
The current sensor according to the seventh embodiment differs from the
図17は、実施形態7に係る電流センサの外観を示す斜視図である。図18は、図17に示す電流センサにおける導体の外観を示す斜視図である。図19は、図18に示す導体を幅方向(X軸方向)からみた図である。 FIG. 17 is a perspective view illustrating the appearance of the current sensor according to the seventh embodiment. FIG. 18 is a perspective view showing an appearance of a conductor in the current sensor shown in FIG. FIG. 19 is a diagram of the conductor illustrated in FIG. 18 as viewed from the width direction (X-axis direction).
実施形態7に係る電流センサ100Aは、測定対象である電流が流れる、板状の導体310を備える。
The
導体310は、長さ方向(Y軸方向)における一部分において、第1流路部310aと第2流路部310bとに分岐される。第1流路部310aと第2流路部310bとは、導体310の幅方向(X軸方向)に並んでいる。第1流路部310aと第2流路部310bとの間には、スリット310sが形成されている。スリット310sは、導体310の幅方向(X軸方向)において導体310の略中央に位置している。第1流路部310aは、導体310の一方の面側(+Z方向側)に突出しており、第2流路部310bは、導体310の他方の面側(−Z方向側)に突出している。
The
第1流路部310a及び第2流路部310bの各々は、導体310の幅方向(X軸方向)から見て、半長円状の形状を有している。第1流路部310aは、導体310の一方の面から円弧状に突出する第1突出部311a及び第2突出部312aと、導体310の長さ方向(Y軸方向)に延在し、第1突出部311aと第2突出部312aとを繋ぐ第1延在部313aとを有する。第2流路部310bは、導体310の一方の面から円弧状に突出する第3突出部311b及び第4突出部312bと、導体310の長さ方向(Y軸方向)に延在し、第3突出部311bと第4突出部312bとを繋ぐ第2延在部313bとを有する。これにより、第1流路部310aと第2流路部310bとによって空間が形成される。この空間には磁気センサユニット180Aが配置される。
Each of the
なお、第1流路部310a及び第2流路部310bの各々の形状はこれに限られず、たとえば、導体310の幅方向(X軸方向)から見て、C字状又は半円状の形状を有していてもよい。第1流路部110aと第2流路部110bとは、互いに点対称な形状を有する。
The shape of each of the first
磁気センサユニット180Aは、磁気センサユニット180において筐体の形状が異なるだけであり、内部構成は磁気センサユニット180と同様である。
The
本実施形態の電流センサ300でも、実施形態1と同様の利点を得ることができる。すなわち、本実施形態の電流センサ300によれば、厚さ方向(Z軸方向)及び幅方向(X軸方向)における第1磁気素子120a及び第2磁気素子120bの配置ロバスト性を高めることと、小型化(薄型化)とを両立することができる。
With the
(実施形態8)
実施形態8に係る電流センサは、第1流路部及び第2流路部の形状が、実施形態1に係る電流センサ100と異なる。
(Embodiment 8)
The current sensor according to the eighth embodiment differs from the
図20は、実施形態8に係る電流センサの外観を示す斜視図である。図21は、図20に示す電流センサにおける導体の外観を示す斜視図である。図22は、図21に示す導体を幅方向(X軸方向)からみた図である。 FIG. 20 is a perspective view illustrating the appearance of the current sensor according to the eighth embodiment. FIG. 21 is a perspective view showing an appearance of a conductor in the current sensor shown in FIG. FIG. 22 is a diagram of the conductor illustrated in FIG. 21 as viewed from the width direction (X-axis direction).
実施形態8に係る電流センサ100Bは、測定対象である電流が流れる、板状の導体410を備える。
The
導体410は、長さ方向(Y軸方向)における一部分において、第1流路部410aと第2流路部410bとに分岐される。第1流路部410aと第2流路部410bとは、導体410の幅方向(X軸方向)に並んでいる。第1流路部410aと第2流路部410bとの間には、スリット410sが形成されている。スリット410sは、導体410の幅方向(X軸方向)において導体410の略中央に位置している。導体410の一端部と他端部とは、厚さ方向(Z軸方向)において異なる位置に位置し、第1流路部410aは略L字状の段差を有し、第1流路部410aは略逆L字状の段差を有する。
The
第1流路部410aは、長さ方向(Y軸方向)における一端411aと他端412aとを有する。第2流路部410bは、長さ方向(Y軸方向)における一端411bと他端412bとを有する。第1流路部410aの一端411aと第2流路部410bの一端411bとは、スリット410sを介して幅方向(X軸方向)に並んでいる。第1流路部410aの他端412bと第2流路部410bの他端412bとは、スリット410sを介して幅方向(X軸方向)に並んでいる。
The first
第1流路部410aは、一端411aから長さ方向(Y軸方向)に延在する延在部414aと、延在部414aの長さ方向(Y軸方向)の端部から厚さ方向(Z軸方向)に直線状に延在して他端412aに向かう曲折部413aとを含む。すなわち、第1流路部410aは、段状に形成されている。第2流路部410bは、一端411bから厚さ方向(Z軸方向)に直線状に延在する曲折部413bと、曲折部413bの厚さ方向(Z軸方向)の端部から長さ方向(Y軸方向)に延在して他端412bに向かう延在部414bとを含む。すなわち、第2流路部410bは、段状に形成されている。これにより、第1流路部410aと第2流路部410bとによって空間が形成される。この空間には磁気センサユニット180Bが配置される。
The first
磁気センサユニット180Bは、磁気センサユニット180において筐体の形状が異なるだけであり、内部構成は磁気センサユニット180と同様である。
The
本実施形態の電流センサ400でも、実施形態1と同様の利点を得ることができる。すなわち、本実施形態の電流センサ400によれば、厚さ方向(Z軸方向)及び幅方向(X軸方向)における第1磁気素子120a及び第2磁気素子120bの配置ロバスト性を高めることと、小型化(薄型化)とを両立することができる。
With the
本発明は上述した実施の形態に限定されず、各実施形態において適宜、変更、置き換え、付加、省略などを行ってもよい。また、上記の実施形態で説明した各構成要素を組み合わせて、新たな実施の形態とすることも可能である。 The present invention is not limited to the above-described embodiments, but may be appropriately changed, replaced, added, omitted, or the like in each embodiment. Further, it is also possible to form a new embodiment by combining the components described in the above embodiment.
上述した実施形態は例示であり、本発明は上記の実施形態に限定されない。本発明の範囲は上記した説明ではなく特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲またはその均等の範囲において種々の変更、置き換え、付加、省略などを行うことができる。 The above embodiment is an exemplification, and the present invention is not limited to the above embodiment. The scope of the present invention is defined by the terms of the claims, rather than the description above, and various changes, substitutions, additions, omissions, and the like can be made within the scope of the claims, or equivalents thereof.
100、100A、100B、200、200A、300、300A、400…電流センサ、
110、310、410…導体、
110a、310a、410a…第1流路部、
110b、310b、410b…第2流路部、
120a…第1磁気素子、
120b…第2磁気素子、
130…増幅部、
130a、130b、130c…増幅器、
140…ICチップ、
145…基材、
150、250、450、550…磁気センサ、
151…リードフレーム、
152、252、552…リード、
160、260、360、460…基板、
161、261、361、461…一方の主面、
162、262、362、462…他方の主面、
170…筐体、
180、180A、180B…磁気センサユニット。
100, 100A, 100B, 200, 200A, 300, 300A, 400 ... current sensor,
110, 310, 410 ... conductor,
110a, 310a, 410a ... first flow path section,
110b, 310b, 410b ... second flow path section,
120a: first magnetic element,
120b ... second magnetic element,
130 ... amplifying unit,
130a, 130b, 130c ... amplifier,
140 ... IC chip,
145: substrate,
150, 250, 450, 550 ... magnetic sensor,
151 ... lead frame,
152, 252, 552 ... lead,
160, 260, 360, 460 ... substrate,
161, 261, 361, 461 ... one main surface,
162, 262, 362, 462 ... the other main surface,
170 ... housing,
180, 180A, 180B ... magnetic sensor unit.
Claims (13)
分岐されて形成された第1流路部と第2流路部であって、前記測定対象の電流の一部が流れる前記第1流路部と、前記電流の一部以外の電流が流れる前記第2流路部とを有する導体と、
前記第1流路部に流れる電流により発生する第1磁界の強さを検出する第1磁気素子と、
前記第2流路部に流れる電流により発生する第2磁界の強さを検出する第2磁気素子と、
前記第1磁気素子及び前記第2磁気素子を保持する基板と、
前記第1磁気素子及び前記第2磁気素子、並びに前記基板に電気的に接続されたリードフレームと、を備え、
前記リードフレームは、前記基板の一方の主面側に設けられ、
前記第1磁気素子と前記第2磁気素子は、前記第1流路部と前記第2流路部の間であって、前記リードフレームと前記基板の他方の主面を含む平面との間に配置される、
電流センサ。 A current sensor that outputs an output signal according to the magnitude of the current to be measured,
A first flow path part and a second flow path part which are formed by branching, wherein the first flow path part through which a part of the current to be measured flows, and the flow through which a current other than a part of the current flows A conductor having a second flow path portion;
A first magnetic element for detecting a strength of a first magnetic field generated by a current flowing in the first flow path portion;
A second magnetic element for detecting the intensity of a second magnetic field generated by a current flowing through the second flow path;
A substrate holding the first magnetic element and the second magnetic element;
A lead frame electrically connected to the first magnetic element and the second magnetic element, and the substrate;
The lead frame is provided on one main surface side of the substrate,
The first magnetic element and the second magnetic element are between the first flow path and the second flow path, and between the lead frame and a plane including the other main surface of the substrate. Placed,
Current sensor.
請求項1に記載の電流センサ。 The substrate is a flat plate,
The current sensor according to claim 1.
前記第1磁気素子と前記第2磁気素子とは、前記凹部に配置された、
請求項1に記載の電流センサ。 A concave portion is provided on one main surface side of the substrate,
The first magnetic element and the second magnetic element are disposed in the recess.
The current sensor according to claim 1.
前記第1磁気素子と前記第2磁気素子とは、前記貫通穴に配置された、
請求項1に記載の電流センサ。 The substrate is provided with a through hole,
The first magnetic element and the second magnetic element are arranged in the through hole.
The current sensor according to claim 1.
前記厚さ方向おいて、前記第1磁気素子と前記第2磁気素子が、前記第1流路部における基板側主面を含む第1平面と、前記第2流路部における基板側主面を含む第2平面との間の中央部に配置された、
請求項1〜4の何れか1項に記載の電流センサ。 The first channel portion and the second channel portion have a plate shape, and are provided at positions different from each other in a thickness direction of the conductor,
In the thickness direction, the first magnetic element and the second magnetic element form a first plane including a substrate-side main surface of the first flow path portion and a substrate-side main surface of the second flow path portion. A central portion between the first and second planes,
The current sensor according to claim 1.
前記幅方向において、前記第1磁気素子と前記第2磁気素子は、前記第1磁気素子と前記第2磁気素子との間の中央位置が、前記第1流路部における内側側面を含む第3平面と前記第2流路部における内側側面を含む第4平面との間の中央部に位置するように配置された、
請求項5に記載の電流センサ。 The first channel portion and the second channel portion are provided at different positions in the width direction of the conductor,
In the width direction, the first magnetic element and the second magnetic element may be configured such that a center position between the first magnetic element and the second magnetic element includes an inner side surface in the first flow path portion. Disposed so as to be located at a central portion between a plane and a fourth plane including an inner side surface in the second flow path portion,
The current sensor according to claim 5.
請求項5又は6に記載の電流センサ。 Each of the first magnetic element and the second magnetic element is formed in a film shape;
The current sensor according to claim 5.
請求項7に記載の電流センサ。 Each of the first magnetic element and the second magnetic element includes a bridge circuit including four magnetoresistive elements,
The current sensor according to claim 7.
前記導体の厚さ方向における前記筐体の高さは、前記導体の幅方向における前記筐体の幅よりも小さい、
請求項1〜6の何れか1項に記載の電流センサ。 A housing provided between the first flow path and the second flow path to accommodate the first magnetic element, the second magnetic element, the lead frame, and the substrate;
The height of the housing in the thickness direction of the conductor is smaller than the width of the housing in the width direction of the conductor,
The current sensor according to claim 1.
請求項9に記載の電流センサ。 The distance between the first magnetic element and the first flow path and the distance between the second magnetic element and the second flow path are smaller than the width of the substrate in the width direction. ,
The current sensor according to claim 9.
前記金属層及び前記リードフレームには基準電圧が提供される、
請求項2に記載の電流センサ。 The substrate has a metal layer in a region facing the first magnetic element and the second magnetic element,
A reference voltage is provided to the metal layer and the lead frame;
The current sensor according to claim 2.
前記金属板及び前記リードフレームには基準電圧が提供される、
請求項3又は4に記載の電流センサ。 A metal plate provided in a region facing the first magnetic element and the second magnetic element on a plane including the other main surface of the substrate,
A reference voltage is provided to the metal plate and the lead frame;
The current sensor according to claim 3.
磁気センサユニットは、前記第1磁気素子、前記第2磁気素子、リードフレーム及び基板を含む、
請求項1に記載の電流センサ。 A magnetic sensor unit disposed between the first flow path and the second flow path;
A magnetic sensor unit including the first magnetic element, the second magnetic element, a lead frame, and a substrate;
The current sensor according to claim 1.
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