JP2020026823A - 接合体 - Google Patents

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宏和 ▲高▼橋
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Abstract

【課題】加工の手間およびコストを低減しつつ、被接合材の位置決めおよびロウ材等のはみ出し防止を行うことのできる接合体を提供する。【解決手段】接合体C1は、凸部10aを有する被接合材10としての第1金属体M1と、凸部を嵌合可能な凹部20aを有する被接合材20としての第2金属体M2と、第1金属体と第2金属体とが接合される前の状態において凹部の底部20bに載置され、第1金属体および第2金属体の構成材よりも融点が低い第3金属体M3とから構成され、第2金属体には、雌ネジ部21と、該雌ネジ部の底部側に有って溶融した第3金属体が入り込む隙間部22とが形成され、第1金属体には、第2金属体側の雌ネジ部と螺合される雄ネジ部11が形成されている。【選択図】図1

Description

本発明は、接合体に関する。
従来から、金属同士を接合するときに、被接合材としての金属よりも低融点の金属(例えば、ロウ材)を接合界面に挟み、低融点金属の融点以上で、被接合材の融点以下の温度まで加熱し、一部の金属を溶融させて接合する接合体がある。
ところで、上述のような接合体では、接合の際に溶融した低融点金属の余剰分が接合界面からはみ出してしまう。そのため、はみ出した部分(バリ)を切除するなどの後加工が必要であった。
また、はみ出した部分は、例えばアルミニウムを接合するときに用いる亜鉛のように腐食の犠牲層になる場合には、一番先に腐食されてしまうので、接合界面と外部の雰囲気との接触を避ける必要があった。
そこで、凹凸部材にインロー構造を設けて位置決めすると共に、凹凸形状に加工した接合用部材の接合面の片方もしくは両方に溝部を形成し、接合時に溶融した金属が溝部に逃げることで外にはみ出さないようにして、接合界面が大気に触れないようにした接合体が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2018−89668号公報
ところが、従来の技術では、上述のように、接合用部材の設置位置決めを行うためのインロー構造と、接合界面の外気との分離を図る溝部とを形成する必要があった。
即ち、図6に示すように、従来技術に係る接合体C10は、周縁に複数の溝部150が刻設された凸部102と、凸部102を嵌合可能な凹部101を有し、且つ、溝部150の外側に、凹部101と凸部102との位置決めを行うインロー構造200が設けられている。インロー構造200は、オス型インロー部202およびメス型インロー部201とで構成されている。
そのため、従来技術に係る接合体C10では、溝部150およびインロー構造200を設けるための加工に手間とコストを要するという不都合があった。
本発明は前記事情に鑑みなされたもので、本発明の目的は、加工の手間およびコストを低減しつつ、被接合材の位置決めおよびロウ材等のはみ出し防止を行うことのできる接合体を提供することにある。
前記目的を達成するために、請求項1に記載の接合体は、凸部を有する被接合材としての第1金属体と、前記凸部を嵌合可能な凹部を有する被接合材としての第2金属体と、前記第1金属体と前記第2金属体とが接合される前の状態において前記凹部の底部に載置され、前記第1金属体および前記第2金属体の構成材よりも融点が低い第3金属体と、から構成され、前記第2金属体には、雌ネジ部と、該雌ネジ部の底部側に有って溶融した前記第3金属体が入り込む隙間部とが形成され、前記第1金属体には、前記第2金属体側の前記雌ネジ部と螺合される雄ネジ部が形成されていることを要旨とする。
これにより、第2金属体側の雌ネジ部と、第1金属体側の雄ネジ部とを螺合することで位置決めすることができる。
また、第2金属体側に形成された隙間部に、溶融した第3金属体が逃げる構成となっているので、接合界面の外気との分離を図ることができ、ガルバニック腐食等による接合界面の侵食を抑制することができる。
また、本発明に係る接合体は、第1金属体と第2金属体に螺合可能なネジ部(雌ネジ部、雄ネジ部)を設ける加工のみで済むので、従来のように溝部とインロー部を別々に形成する加工を行う場合に比して、加工の手間およびコストを低減することができる。
請求項2に記載の接合体は、請求項1に記載の発明について、前記第1金属体と前記第2金属体とを接合する接合工程において、前記第3金属体は所定温度の加熱により溶融して前記隙間部に逃げ、その際に現れる前記第1金属体と前記第2金属体の新生面同士の金属間接合により接合されていることを要旨とする。
これにより、第1金属体と第2金属体とを強固に接合することができる。
請求項3に記載の接合体は、請求項1または請求項2に記載の発明について、前記第3金属体の体積は、前記隙間部の容積未満となるように選定されていることを要旨とする。
これにより、前記第1金属体と前記第2金属体との界面に前記第3金属体が残らないようにすることができ、前記第1金属体と前記第2金属体の新生面同士の金属間接合による接合をより確実に行うことができる。
請求項4に記載の接合体は、請求項1から請求項3の何れか1項に記載の発明について、前記第1金属体および前記第2金属体の構成材は、アルミニウム若しくはアルミニウムを主とする合金、または銅又は銅を主とする合金から選択され、前記第3金属体の構成材は、前記アルミニウム若しくはアルミニウムを主とする合金、または銅又は銅を主とする合金から選択された構成材より融点が低い金属が選択されることを要旨とする。
これにより、前記第1金属体と前記第2金属体を加熱した際に、前記第3金属体のみが溶融されて隙間部に逃げるようにでき、前記第1金属体と前記第2金属体の新生面同士の金属間接合による接合をより確実に行うことができる。
本発明によれば、加工の手間およびコストを低減しつつ、被接合材の位置決めおよびロウ材等のはみ出し防止を行うことのできる接合体を提供することができる。
実施形態に係る接合後の接合体を示す断面図である。 実施形態に係る接合体の接合工程を示す工程図である。 図2の接合工程の続きを示す工程図である。 図3の接合工程の続きを示す工程図である。 図4の接合工程の続きを示す工程図である。 従来技術に係る接合体を示す断面図である。
実施形態に係る接合体C1について図1〜図5を参照して説明する。
(接合体の構成例)
図1を参照して、実施形態に係る接合体C1の構成例について説明する。図1は、実施形態に係る接合後の接合体C1を示す断面図である。
図1に示すように、本実施形態に係る接合後の接合体C1は、凸部10aを有する被接合材10としての第1金属体M1と、凸部10aを嵌合可能な凹部20aを有する被接合材20としての第2金属体M2と、第1金属体M1と第2金属体M2とが接合される前の状態において凹部20aの底部20bに載置され、第1金属体M1および第2金属体M2の構成材よりも融点が低い第3金属体M3とから構成されている。なお、第1金属体M1および第2金属体M2の形状は、図1に記載のものには限定されない。
第2金属体M2には、雌ネジ部21が形成されている。なお、雌ネジ部21は、第2金属体M2に対してタップやダイスを用いた切削加工または塑性加工によって形成される。
また、雌ネジ部21の底部側には、溶融した第3金属体M3が入り込む隙間部22が形成されている。なお、隙間部22の形状は、図1に記載のものには限定されない。
一方、第1金属体M1には、第2金属体M2側の雌ネジ部21と螺合される雄ネジ部11が形成されている。なお、雄ネジ部11は、第1金属体M1に対してタップやダイスを用いた切削加工または塑性加工によって形成される。
このような構成により、第2金属体M2側の雌ネジ部21と、第1金属体M1側の雄ネジ部11とを螺合することで、被接合材10、20の位置決めをすることができる。
また、第2金属体M2側に形成された隙間部22に、溶融した第3金属体M3が逃げる構成となっているので、接合界面の外気との分離を図ることができる。したがって、ガルバニック腐食等による接合界面の侵食を抑制することができる。
また、本実施形態に係る接合後の接合体C1は、第1金属体M1に雄ネジ部11を、第2金属体M2に雌ネジ部21を設ける加工のみで済むので、図6に示すような従来技術に係る接合体C10のように溝部とインロー部を別々に形成する加工を行う場合に比して、加工の手間およびコストを低減することができる。
また、第1金属体M1および第2金属体M2の構成材は、アルミニウム(Al)若しくはアルミニウム(Al)を主とする合金、または銅(Cu)又は銅(Cu)を主とする合金から選択される。
第3金属体M3の構成材は、アルミニウム(Al)若しくはアルミニウム(Al)を主とする合金、または銅(Cu)又は銅(Cu)を主とする合金から選択された構成材より融点が低い金属(例えば、Zn等)が選択される。
これにより、第1金属体M1と第2金属体M2を加熱した際に、第3金属体M3のみが溶融されて隙間部22に逃げるようにできる。したがって、第1金属体M1と第2金属体M2の新生面同士の金属間接合による接合をより確実に行うことができる。
第3金属体M3の体積は、隙間部22の容積未満となるように選定されている。なお、より好ましくは、第3金属体M3の体積は、隙間部22の容積と同じとなるように設計するとよい。
これにより、第1金属体M1と第2金属体M2との界面に第3金属体M3が残らないようにすることができる。したがって、第1金属体M1と第2金属体M2の新生面同士の金属間接合による接合をより確実に行うことができる。
(接合工程)
次に、図2〜図5を参照して、実施形態に係る接合体C1の接合工程について説明する。図2〜図5は、実施形態に係る接合体C1の接合工程を示す工程図である。
まず、図2に示すように、凹部20a内に雌ネジ部21が形成されたアルミニウム(Al)等で構成される被接合体20としての第2金属体M2を作業台等に載置する。
次いで、図3に示すように、雌ネジ部21の底部20bにZn等で構成される第3金属体M3を載置する。第3金属体M3の形状は特には限定されないが、例えば後述するように、螺合される第1金属体M1の先端部によって押圧可能な高さを有するとよい。また、上述のように、第3金属体M3の体積は、隙間部22の容積未満となるように選定されている。
次に、図4に示すように、第2金属体M2側の雌ネジ部21に、凸部10aを有する被接合材10としてアルミニウム(Al)等で構成される第1金属体M1の雄ネジ部11を螺合させる。なお、螺合作業は手動でもよいし、電動工具等を用いて行ってもよい。
そして、図5に示すように、第2金属体M2側の端部20cと第1金属体M1の端部10bが当接するまで螺合作業を継続する。
この際に、第3金属体M3は、第2金属体M2の先端部との当接によって印加される圧力Pによって圧縮されて、一部は隙間32に入り込んだ状態となる。
このように、第2金属体M2側の雌ネジ部21と、第1金属体M1側の雄ネジ部11とを螺合することで、被接合材10、20の位置決めをすることができる。
次いで、図5に示すように、第2金属体M2側の雌ネジ部21に第1金属体M1の雄ネジ部11を螺合させた状態で、加熱処理を行う。
加熱温度は、例えば、第3金属体M3を構成するZnの融点以上で、第1金属体M1および第2金属体M2を構成するAlの融点未満とされる(例えば420℃〜650℃程度)。
なお、加熱方式は問わず、例えばヒータ加熱方式、誘導加熱方式等を適用することができる。
これにより、第3金属体M3は所定温度の加熱により溶融して隙間部32に逃げ、その際に現れる第1金属体M1と第2金属体M2の新生面同士の金属間接合により接合され、図1に示すような接合体C1が作製される。
このようにして接合された接合体C1は、第2金属体M2側に形成された隙間部22に、溶融した第3金属体M3が逃げるので、接合界面の外気との分離を図ることができ、ガルバニック腐食等による接合界面の侵食を抑制することができる。
また、接合体C1は、第1金属体M1に雄ネジ部11を、第2金属体M2に雌ネジ部21を設ける加工のみで済むので、従来技術に係る接合体に比して、加工の手間およびコストを低減することができる。
以上、本発明の接合体を図示の実施形態に基づいて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、各部の構成は、同様の機能を有する任意の構成のものに置き換えることができる。
(その他)
第3金属体M3の構成材は、第1金属体M1および第2金属体M2の構成材と共晶反応を起こす金属としてもよい。
C1…接合体
10、20…被接合体
10a…凸部
11…雄ネジ部
20a…凹部
20b…底部
21…雌ネジ部
22…隙間部
M1…第1金属体
M2…第2金属体
M3…第3金属体

Claims (4)

  1. 凸部を有する被接合材としての第1金属体と、
    前記凸部を嵌合可能な凹部を有する被接合材としての第2金属体と、
    前記第1金属体と前記第2金属体とが接合される前の状態において前記凹部の底部に載置され、前記第1金属体および前記第2金属体の構成材よりも融点が低い第3金属体と、
    から構成され、
    前記第2金属体には、雌ネジ部と、該雌ネジ部の底部側に有って溶融した前記第3金属体が入り込む隙間部とが形成され、
    前記第1金属体には、前記第2金属体側の前記雌ネジ部と螺合される雄ネジ部が形成されていることを特徴とする接合体。
  2. 前記第1金属体と前記第2金属体とを接合する接合工程において、前記第3金属体は所定温度の加熱により溶融して前記隙間部に逃げ、その際に現れる前記第1金属体と前記第2金属体の新生面同士の金属間接合により接合されていることを特徴とする請求項1に記載の接合体。
  3. 前記第3金属体の体積は、前記隙間部の容積未満となるように選定されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の接合体。
  4. 前記第1金属体および前記第2金属体の構成材は、アルミニウム若しくはアルミニウムを主とする合金、または銅又は銅を主とする合金から選択され、前記第3金属体の構成材は、前記アルミニウム若しくはアルミニウムを主とする合金、または銅又は銅を主とする合金から選択された構成材より融点が低い金属が選択されることを特徴とする請求項1から請求項3の何れか1項に記載の接合体。
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