JP2020026646A - サッシ - Google Patents

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Abstract

【課題】 枠体の室内側に樹脂製のアングル部材が配置されたサッシについて、サッシの搬送時にアングル部材が容易に外れることなく、施工後には、アングル部材を容易に交換可能とする。【解決手段】枠体の室内側に樹脂製のアングル部材が取付けられており、アングル部材は、開口部の内周面に沿う見込面を有するアングル部と、枠体の室内側部分に係合可能な取付壁部とを有し、取付壁部は、枠体に対して係合する係合部と、係合部よりアングル部側に形成された引きちぎり自在部を有する。【選択図】 図6

Description

枠体の室内側に樹脂製のアングル部材が配置されたサッシに関する。
枠体の室内側に樹脂製のアングル部材が配設されたサッシにおいて、開口部の内周面を覆うアングル部の室外側に枠体に連結する室外側部が連続して形成されたサッシが公知となっている。
特開2013-117143号公報
上記特許文献1に記載されたサッシは、アングル部の室外側に枠体に連結する取付壁部を枠体の室内側面に係合等することでアングル部材が枠体に取り付けられている。
このようなサッシは、サッシ本体にアングル部材を取り付けた状態で施工現場へ搬送することが効率的であるが、サッシの搬送時に樹脂製のアングル部材が外れないようにサッシ本体に対するアングル部材の係合を強固にする必要があった。
しかし、アングル部材のサッシ本体に対する係合が強固であると、例えばアングル部材に経年劣化等による破損や汚れが生じたときに、アングル部材を簡単に交換することができず、交換に手間がかかる可能性があった。
本発明は、上記の事情を鑑み、枠体の室内側に樹脂製のアングル部材が取付られたサッシについて、サッシの搬送時にアングル部材が容易に外れることなく、施工後には、アングル部材を容易に交換可能とすることを目的とする。
本発明の一実施形態は、枠体の室内側に樹脂製のアングル部材が取付けられており、アングル部材は、開口部の内周面に沿う見込面を有するアングル部と、枠体の室内側部分に係合可能な取付壁部とを有し、取付壁部は、枠体に対して係合する係合部と、係合部よりアングル部側に形成された引きちぎり自在部を有するサッシである。
本発明の一実施形態のサッシの構成により、サッシの搬送時にアングル部材が容易に外れることなく、施工後には、アングル部材を容易に交換することができる。
本発明の一実施形態に係るサッシの内観図である。 本発明の第1の実施形態に係るサッシの竪断面図である。 本発明の第1の実施形態に係るサッシの横断面図である。 本発明の第1の実施形態に係るサッシの上枠部分の竪断面図である。 本発明の第1の実施形態に係るサッシのアングル部材の図である。 本発明の第1の実施形態に係るサッシのアングル部材の取付手順を説明する図である。 本発明の第2の実施形態に係るサッシの竪断面図である。 本発明の第2の実施形態に係るサッシの横断面図である。 本発明の第2の実施形態に係るサッシの上枠部分の竪断面図である。 本発明の第2の実施形態に係るサッシのアングル部材の図である。 本発明の第2の実施形態に係るサッシのアングル部材の取付手順を説明する図である。
本発明の一実施形態のサッシについて、図面を参考にして説明する。
(全体の構成)
図1に示すように、本実施形態のサッシは、上枠11、下枠12及び左、右竪枠13,14を四周に組んでなる枠体1の内周に上框21,31、下框22,32及び左、右竪框23,33,24,34を四周に組んで内周にガラス等のパネル体25,35を嵌め込んでなる内障子2及び外障子3を引違い自在に配置する引違いサッシとして構成されている。
−第1の実施形態−
本発明の第1の実施形態について、図2ないし5を参照して、説明する。
(上枠の構成)
上枠11は、アルミニウム合金等の金属材料により形成され、図2に示すように、建物の躯体開口部の内周面に配置される上枠本体部11aと、上枠本体部11aの室内側より下方に延設される室内側見付壁部11bと、上枠本体部11aの見込方向の中央付近から下方に延設される中央見付壁部11cと、上枠本体部11aの室外側より下方に延設される室外側見付壁部11dと、中央見付壁部11cと室外側見付壁部11dとの間から下方に延設される外上レール部11eを有している。
上枠11の室内側内周には、上枠本体部11a、室内側見付壁部11b及び中央見付壁部11cによって内周凹部11fが形成されており、内周凹部11fによって内障子2の上方部分を案内している。なお、上枠11は、外上レール部11eによって外障子3の上方部分を案内することで、内、外障子2,3を開閉している。
室内側見付壁部11b及び中央見付壁部11cの室外側面にそれぞれ気密材保持部が形成されており、両気密材保持部に、それぞれ内障子2の上框21及び外障子3の上框31の室内側面に当接する気密材が保持されている。
上枠11の内周凹部11fのうち内、外障子2,3の閉鎖時における外障子3の室内側の部分に、上樹脂カバー51が配置されており、上枠11の室内側見付壁部11bの室内側、すなわち上枠11の室内側部分に、合成樹脂製のアングル部材61が配置されている。
アングル部材61は、上枠11の室内側見付壁部11bに係合する取付部と、開口部内周面を覆うアングル部を有し、取付部とアングル部との間には、アングル部材61の変形を防止する潰れ防止部品71が配置されている。
(下枠の構成)
下枠12は、図2に示すように、建物の躯体開口部の内周面に配置される下枠本体部12aと、下枠本体部12aより立設する室内側見付壁部12bと、下枠本体部12aの室内側上面に設けられ内障子2を案内する内下レール部12cと、内下レール部12cの室外側に延設される気密材保持片12dと、下枠本体部12aの室外側上面に設けられ外障子3を案内する外下レール部12eを有している。
室内側見付壁部12bの室外側面に気密材保持部が形成されており、室内側見付壁部12bの気密材保持部及び気密材保持片12dの先端部に、それぞれ内障子2の下框22及び外障子3の下框32の室内側面に当接する気密材が保持されている。
下枠12の下枠本体部12aの上面であって室内側見付壁部12bと内下レール部12cの間に内下樹脂カバー521が配置され、下枠本体部12aの上面であって内下レール部12cよりも室外側及び気密材保持片12dの上面に外下樹脂カバー522が配置されており、下枠12の室内側見付壁部12bの室内側、すなわち下枠12の室内側部分に、合成樹脂製のアングル部材62が取り付けられている。
アングル部材62は、下枠12の室内側見付壁部12bに係合する取付部と、開口部内周面を覆うアングル部を有し、取付部とアングル部との間には、アングル部材62の変形を防止する潰れ防止部品72が配置されている。
(竪枠の構成)
左竪枠13は、図3に示すように、建物の躯体開口部の内周面に配置される左竪枠本体部13aと、左竪枠本体部13aの室内側内周面に設けられた室内側見付壁13bと、左竪枠本体部13aの見込方向で中央内周面に設けられた中央見付壁13cと、左竪枠本体部13aの室外側内周面に設けられた室外側見付壁13dを有している。
中央見付壁13cと室外側見付壁13dとによって、内、外障子2,3の閉鎖時に、外障子3の左竪框33の先端が位置する障子受部を形成しており、中央見付壁13cの室外側面に気密材保持部が形成されている。
障子受部には、内周に突出する突出片が形成されており、内、外障子2,3の閉鎖時に、外障子3の左竪框(戸先框)33に設けられた引寄ブロックが当接することで左竪框33を室内側に引き寄せて、中央見付壁13cの室外側面の気密材保持部に保持された気密材に外障子3の左竪框33の室内側面を密接させる。
左竪枠13の左竪枠本体部13aの内周面であって室内側見付壁13bと中央見付壁13cの間に左樹脂カバー53が配置されている。
右竪枠14は、図3に示すように、建物の躯体開口部の内周面に配置される右竪枠本体部14aと、右竪枠本体部14aの室内側内周面に設けられた室内側見付壁14bと、右竪枠本体部14aの見込方向で中央内周面に設けられた中央見付壁14cと、右竪枠本体部14aの室外側内周面に設けられた室外側見付壁14dを有している。
室内側見付壁14bと中央見付壁14cとによって、内、外障子2,3の閉鎖時に、内障子2の右竪框(戸先框)24の先端が位置する障子受部を形成しており、室内側見付壁14bの室外側面に気密材保持部が形成されている。
障子受部には、内周に突出する突出片が形成されており、内、外障子2,3の閉鎖時に、内障子2の右竪框24に設けられた引寄ブロックが当接することで右竪框24を室内側に引き寄せて、室内側見付壁14bの室外側面の気密材保持部に保持された気密材に内障子2の右竪框24の室内側面を密接させる。
右竪枠14の室内側見付壁14bの室内側、すなわち右竪枠14の室内側部分に合成樹脂製のアングル部材64が取付けられている。アングル部材64は、右竪枠14の室内側見付壁14bに係合する取付部と、開口部内周面を覆うアングル部を有し、取付部とアングル部との間には、アングル部材64の変形を防止する潰れ防止部品74が配置されている。
(内障子及び外障子)
内障子2及び外障子3の構成について、主に内障子2を用いて説明し、外障子3については、内障子2と異なる部分についてのみ説明する。
内障子2を構成する各框材は、金属材料からなりそれぞれ中空部を有する金属框材と、金属框材の室内側に配置される樹脂框材を有している。
上框21は、図2に示すように、金属上框211と樹脂上框212を有し、樹脂上框212は、金属上框211の上方部位を除く室内側を覆い、室内側に露出した金属上框211の上方部位に上枠11の室内側見付壁部11bに配置された気密材が当接している。
下框22は、図2に示すように、金属下框221と樹脂下框222を有し、金属下框221は、中空部を有する下框本体部221aと、パネル体25を保持するパネル間口221bを備えている。樹脂下框222は、下框本体部221aの室内側に位置する複数の中空部を有し、金属下框221の下方部位を除く室内側を覆い、室内側に露出した金属下框221の下方部位に下枠12の室内側見付壁部12bに配置された気密材が当接している。
下框22は、樹脂下框222の複数の中空部の下面に、下枠12の室内側に配置されるアングル部材62の上面に向かって延びる複数(図2では、2つ)のヒレ片を長手方向に沿って有している。
左竪框(召合框)23は、図3に示すように、金属左竪框231と樹脂左竪框232を有し、金属左竪框231の室外側面には、外障子3の右竪框(召合框)34との間を気密する気密材と、煙返し片が設けられている。気密材は、2条の片(一片及び他片)を有している。
樹脂左竪框232は、金属左竪框231の室内側面および外周側面を覆い、外周側面を覆う部位の室外側部分から金属左竪框231に設けた気密材に沿うように突条片231aが形成されている。
右竪框(戸先框)24は、図3に示すように、金属右竪框241と樹脂右竪框242を有し、金属右竪框241は、中空部を有する右竪框本体部241aと、パネル体25を保持するパネル間口241bと、右竪框本体部241aの外周に形成される戸先溝部241cを備えており、戸先溝部241cには右竪枠14の突出片に当接する引寄ブロックが配置されている。
樹脂右竪框242は、右竪框本体部241aとパネル間口241bの室内側に配置され、戸先溝部241cの室内側には配置されておらず、室内側に露出した戸先溝部241cの室内側面が右竪枠14の室内側見付壁14bに配置された気密材に当接している。
外障子3を構成する下框32は、図2に示すように、内障子2の下框22と同様に、金属下框321と樹脂下框322を有しており、樹脂下框322の中空部が複数ではなく、比較的大きな一つの中空部によって形成されている点で内障子2の下框22と異なっている。
外障子3の樹脂下框322の中空部の下面には、下枠12に配置される外下樹脂カバー522の上面に向かって延びる複数(図2では、2つ)のヒレ片を長手方向に沿って有している。
外障子3を構成する右竪框(召合框)34は、アルミニウム合金等の金属材料からなり、図3に示すように、中空部を有する右竪框本体部34aと、パネル体35を保持するパネル間口34bを備えている。パネル間口34bを形成する室内側間口壁は中空状に形成されており、内、外障子2,3の閉鎖時に内障子2の金属左竪框231に設けられた気密材の一片に当接している。また、室内側間口壁の内周に樹脂カバー材342が設けられており、内、外障子2,3の閉鎖時に内障子2の金属左竪框231に設けられた気密材の他片及び樹脂左竪框232に設けられた突条片231aに近接もしくは当接している。
右竪框本体部34aの室内側面に、煙返し片が設けられており、内障子2の金属左竪框231に設けられた煙返し片とともに煙返しを形成している。
その他外障子の上框、戸先框の構成については、内障子2のそれとほぼ同様であるので、ここでの説明は省略する。
(アングル部材)
本実施形態のサッシのアングル部材の構成について、図4ないし6を参考に、さらに詳細に説明する。
なお、本実施形態のサッシにおいて、上枠11の室内側に配置されるアングル部材61と,下枠12の室内側に配置されるアングル部材62と,右竪枠14の室内側に配置されるアングル部材64は、ほぼ同じ構成を成しているので、以下の説明においては、上枠11の室内側に配置されるアングル部材61を用いて説明する。
アングル部材61は、図4,図5(a)に示すように、上枠11の室内側見付壁部11bに沿う見付面を有する取付壁部(取付部)61aと、取付壁部61aの下端から室内側に延びて開口部の内周面に沿う見込面を有するアングル部61bと、取付壁部61aの下端から室外側に延びて上枠11の室内側見付壁部11bの下面を覆う室外側見込壁部61cと、アングル部61bの外周面から外周に突設される立壁部61dを有している。
取付壁部61aは、上端に室内側下方に向かって延びる係合部61eを有しているとともに、室内側面の所定高さ位置に室外側係止壁61fを有している。さらに、取付壁部61aは、係合部61eよりもアングル部61b側(図4においては、係合部61eの下方側)に溝状の切り欠きを入れることで取付壁部61aの厚さを小さくして相対的に強度の弱い引きちぎり自在部61nが形成されている。また、室外壁部61aの室外側面に、軟質合成樹脂等の軟性材料からなるすべり止めヒレ片61jが設けられている。
室外側見込壁部61cは、上面に突出するずれ止め突起61gを有している。
立壁部61dは、上端が室外側に屈曲して取付壁部61aの室外側係止壁61fに近接するように延びる室内側係止壁61hが形成されており、室外側係止壁61fと室内側係止壁61hとによって、アングル部61bの潰れ防止部品71を係合する取付溝61iが形成されている。
潰れ防止部品71は、短尺のブロック形状をなしており、図4に示すように、アングル部材61の室外側係止壁61f及び室内側係止壁61hによって形成される取付溝61iに係合する係合脚部71aと、アングル部材61の取付壁部61aに沿うブロック形状の潰れ防止部71bと、を有している。
係合脚部71aは、室外側係止壁61fと室内側係止壁61hとの間の寸法よりも小さい頸部71cと室外側係止壁61fと室内側係止壁61hとの間の寸法よりも大きい頭部71dとからなり、頭部71dをアングル部材61の端面から取付溝61i内に挿入することにより、アングル部材61に取り付けられる。
そして、潰れ防止部71bは、室外側に垂直面が形成されており、潰れ防止部品71がアングル部材61に取り付けられた際にアングル部材61の取付壁部61aに当接する。
また、潰れ防止部71bの上面に長手方向に沿って上枠11に係止される係止溝71fが形成されており、係止溝71fの室外側が取付壁部61aに当接する当接部71eとして形成され、当接部71eの上面は室内側から室外側に向かって下方に傾斜する傾斜面71gとして形成されている。
一方、アングル部材61が取り付けられる上枠11は、室内側見付壁部11bの室内側上方部位から室内側に延びる水平壁及び水平壁の室内側端から下方に屈曲して延びる垂直壁からなるアングル部材係止壁11kを有しており、垂直壁の室外側面には、アングル部材61の係合部61eが係止される被係止突片11gが形成されている。
また、上枠11の室内側見付壁部11bの下端室内側から室内側下方に、鉤状に形成されたずれ止め突片11hが形成されている。
そして、本実施形態のサッシのアングル部材61を上枠11に取付けるに際しては、予めアングル部材61の端面から潰れ防止部品71を挿入して取付け、上枠11の室内側見付壁部11bのアングル部材係止壁11kの室外側にアングル部材61の取付壁部61aを挿入するとともに、アングル部材係止壁11kを潰れ防止部品71の係止溝71fに挿入する。
アングル部材61の取付壁部61aがアングル部材係止壁11kの室外側に挿入されるにしたがって、係合部61eがアングル部材係止壁11kの被係止突片11gに当接するが、係合部61eの弾性によって被係止突片11gを乗り越え、乗り越えた後に弾性復帰することで、係合部61eが被係止突片11gに係合し、アングル部材61を取付けることができる。
アングル部材61を取り付けた状態においては、アングル部材61の係合部61eが被係止突片11gに係止され、アングル部材係止壁11kの室外側に潰れ防止部品71の当接部71eが挿入されるとともに、室外側見込壁部61cの上面に形成したずれ止め突起61gが室内側見付壁部11bの下面に形成したずれ止め突片11hに係合する。そして、ずれ止めヒレ片61jが、図4に示すように、室内側見付壁部11bの室内側面に当接して変形することで、アングル部材71の容易な脱落を防止することができる。
その後、必要に応じて、アングル部61bをビス等の固定手段により固定することで、アングル部材61の固定が完了する。
そして、本実施形態のサッシのアングル部材61が経年劣化等により破損や汚れた場合など、アングル部材61を交換するに際しては、図6(a)に示すように、躯体開口部の室内側に配置されているアングル部材61のアングル部61bを固定しているビス等の固定手段bを取りはずし、ペンチ等の器具によってアングル部材61を下方へ引っ張る。
アングル部材61、アングル部61b等が下方に引っ張られることによって、図6(b)に示すように、取付壁部61aに形成された強度の弱い引きちぎり自在部61nにおいて切断され、サッシから外すことができる。なお、切断された係合部61eは上枠11内に残存させてもよく、上枠11から落ちるようにしてもよい。ただし、切断された係合部61eを残存させた場合であっても、必要に応じて撤去できることが好ましい。
また、潰れ防止部品71については、アングル部材61と一緒にとりはずされることが好ましい。
次に、新たに配置するアングル部材61を用意し、図5(b),図6(c)に示すように、該アングル部材61の係合部61eを引きちぎり自在部61nにおいて切断し、古いアングル部材61が配置されていた場所に挿入する。
その後、図6(d)に示すように、アングル部61bを釘等の固定手段によって躯体開口部固定することで、アングル部材61を交換することができる。
−第2の実施形態−
本発明の第2の実施形態のサッシについて、図7ないし図10を参照して、説明する。なお、本実施形態のサッシにおいては、第1の実施形態のサッシに比べて、各アングル部材61,62,63の構成が異なっているので、以下では、アングル部材について主に説明し、第1の実施形態のサッシと同様の構成については、その説明を省略する。
本実施形態のサッシは、図7に示すように、上枠11に取り付けられるアングル部材61の取付壁部61aの構成、潰れ防止部品71の構成、及び、アングル部材61を取り付けるための上枠11の構成が、第1の実施形態のサッシと異なっている。
また、図7に示すように、下枠12に取り付けられるアングル部材62の室外壁部62aの構成、潰れ防止部品72の構成、及び、アングル部材62を取り付けるための下枠12の構成が、第1の実施形態のサッシと異なっている。
また、図8に示すように、右竪枠14に取り付けられるアングル部材64の室外壁部64aの構成、潰れ防止部品74の構成、及び、アングル部材64を取り付けるための右竪枠14の構成が、第1の実施形態のサッシと異なっている。
以下、第2の実施形態のサッシに用いられるアングル部材について、上枠11に取り付けられるアングル部材61を参考にして、さらに詳細に説明する。なお、一部構成が同じである部分については、その説明を省略している。
本実施形態のアングル部材61は、図9に示すように、取付壁部61aの上端に室外側に向かって屈曲して延び先端に鈎状部を有する係合部61eを有しているとともに、取付壁部61aの室内側面の所定高さ位置に室外側係止壁61fを有している。そして、取付壁部61aは、係合部61eよりもアングル部61b側(図9においては、係合部61eの室内側)に取付壁部61aの厚さを小さくして相対的に強度の弱い引きちぎり自在部61nが形成されている。
また、アングル部材61は、取付壁部61aの室内側面の室外側係止壁61fよりも上方位置に室内側に突出する鈎状の係合片61mを有しているとともに、室外側面に突出する嵌合凸部61kを有している。
そして、潰れ防止部品71は、図9に示すように、室外側の垂直面に長手方向に沿って係止溝71fが形成されており、係止溝71fの上面には、係止爪71hを有している。
一方、アングル部材61が取り付けられる上枠11は、上枠本体部11aの室内側端近傍に係止片11iが形成されているとともに、室内側見付壁部11bの室内側面にアングル部材61の嵌合凸部61kが嵌合する嵌合凹部11jを有している。
そして、本実施形態のサッシのアングル部材61を上枠11に取付けるに際しては、予め端面から潰れ防止部品71を挿入して取付けたアングル部材61の室内側下方部位のずれ止め突起61gを上枠11のずれ止め突片11hに係合させ、アングル部材61の上方を上枠11に近づける。
アングル部材61の上方が上枠11に近づくにしたがって、係合部61eの鈎状部が上枠11の係止片11iに当接するが、係合部61eの弾性によって係止片11iを乗り越え、乗り越えた後に弾性復帰することで、係合部61eが係止片11iに係合することでアングル部材61を上枠11に取付けることができる。
アングル部材61を取り付けた状態においては、アングル部材61の取付壁部61aの上端に設けられた係合部61eが上枠11の上枠本体部11aに形成された係止片11iに係止されるとともに、取付壁部61aの下端に連続する室外側見込壁部61cの上面に形成したずれ止め突起61gが室内側見付壁部11bの下面に形成したずれ止め突片11hに係合することで、アングル部材71の容易な脱落を防止することができる。
さらに、アングル部材61の室外壁部61aに形成された嵌合凸部61kが上枠11の室内側見付壁部11bに形成された嵌合凹部11jに嵌合し室外側見込壁部61cとで挟持することで、アングル部材61のがたつき防止することができる。
その後、必要に応じて、アングル部61bをビス等の固定手段により固定することで、アングル部材61の固定が完了する。
次に、本実施形態のサッシのアングル部材61が経年劣化等により破損や汚れた場合など、アングル部材を交換するに際しては、図11(a)に示すように、躯体開口部の室内側に配置されているアングル部材61のアングル部61bを固定している釘等の固定手段を取りはずし、ペンチ等の器具を用いるなどして下方へ引っ張る。
アングル部材61、アングル部61b等が下方に引っ張られることによって、図11(b)に示すように、取付壁部61aに形成された強度の弱い引きちぎり自在部61nにおいて切断され、つぶれ防止部品71と一緒にサッシから外すことができる。なお、切断された係合部61eは上枠11内に残存させてもよいし、上枠11から落ちるようにしてもよい。ただし、切断された係合部61eを残存させた場合であっても、必要に応じて撤去できることが好ましい。
そして、新たに配置するアングル部材61を用意し、図10(b)、図11(c)に示すように、該アングル部材61の係合部61eを引きちぎり自在部61nにおいて切断し、古いアングル部材61が配置されていた場所に挿入する。
その後、図11(d)に示すように、アングル部61bを釘等の固定手段によって躯体開口部固定することで、アングル部材61を交換することができる。
以上のように、本発明の各実施形態のサッシにおいては、上枠11に対してアングル部材61を強固に取り付けることができ、上枠11の搬送中にアングル部材61の容易な脱落を防止することができながら、アングル部材61の交換時には、アングル部材61を上枠11から容易に取り外すことができ、交換作業の効率化を図ることができる。
なお、以上の実施形態は,請求項に記載された発明を限定するものではなく,例示として取り扱われることは言うまでもない。
例えば、アングル部材61に形成された引きちぎり自在部61nは、部材の厚さを小さくして形成されるものに限定されず、部材に傷等を設けるなどして形成された他の部分よりも強度の弱い部分や、折り曲げ部等のアングル部材61を引っ張った時に力が集中する部分によって構成してもよい。
また、サッシは、引違いサッシに限定されるものではなく、アングル部材を用いるあらゆるサッシに対して適用することができる。
1 :枠体
11 :上枠
11b :室内側見付壁部(室内側部分)
61 :アングル部材
61a :取付壁部(取付部)
61b :アングル部
61c :室外側見込壁部
61d :立壁部
61e :係合部
61n :引きちぎり自在部

Claims (1)

  1. 枠体の室内側に樹脂製のアングル部材が取付けられており、
    アングル部材は、開口部の内周面に沿う見込面を有するアングル部と、枠体の室内側部分に係合可能な取付部とを有し、
    取付部は、枠体に対して係合する係合部と、係合部よりアングル部側に形成された引きちぎり自在部を有する
    サッシ。
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