JP2020025202A - 負荷分散システム及び負荷分散方法 - Google Patents

負荷分散システム及び負荷分散方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2020025202A
JP2020025202A JP2018148940A JP2018148940A JP2020025202A JP 2020025202 A JP2020025202 A JP 2020025202A JP 2018148940 A JP2018148940 A JP 2018148940A JP 2018148940 A JP2018148940 A JP 2018148940A JP 2020025202 A JP2020025202 A JP 2020025202A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
flow
packet
packet transfer
load
transfer device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2018148940A
Other languages
English (en)
Other versions
JP7003873B2 (ja
Inventor
明寛 木村
Akihiro Kimura
明寛 木村
伸也 河野
Shinya Kono
伸也 河野
土屋 英雄
Hideo Tsuchiya
英雄 土屋
昭宏 岡田
Akihiro Okada
昭宏 岡田
克真 宮本
Katsuma MIYAMOTO
克真 宮本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Telegraph and Telephone Corp filed Critical Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority to JP2018148940A priority Critical patent/JP7003873B2/ja
Priority to PCT/JP2019/030813 priority patent/WO2020031996A1/ja
Priority to US17/265,991 priority patent/US11632331B2/en
Publication of JP2020025202A publication Critical patent/JP2020025202A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7003873B2 publication Critical patent/JP7003873B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L47/00Traffic control in data switching networks
    • H04L47/10Flow control; Congestion control
    • H04L47/24Traffic characterised by specific attributes, e.g. priority or QoS
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L47/00Traffic control in data switching networks
    • H04L47/10Flow control; Congestion control
    • H04L47/12Avoiding congestion; Recovering from congestion
    • H04L47/122Avoiding congestion; Recovering from congestion by diverting traffic away from congested entities
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L47/00Traffic control in data switching networks
    • H04L47/10Flow control; Congestion control
    • H04L47/12Avoiding congestion; Recovering from congestion
    • H04L47/125Avoiding congestion; Recovering from congestion by balancing the load, e.g. traffic engineering
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L47/00Traffic control in data switching networks
    • H04L47/10Flow control; Congestion control
    • H04L47/24Traffic characterised by specific attributes, e.g. priority or QoS
    • H04L47/2441Traffic characterised by specific attributes, e.g. priority or QoS relying on flow classification, e.g. using integrated services [IntServ]
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L47/00Traffic control in data switching networks
    • H04L47/10Flow control; Congestion control
    • H04L47/24Traffic characterised by specific attributes, e.g. priority or QoS
    • H04L47/2483Traffic characterised by specific attributes, e.g. priority or QoS involving identification of individual flows

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)

Abstract

【課題】フロー特性に応じて負荷分散を実現する際に、フロー特性を効率良く正確に特定すること。【解決手段】パケットにより構成されるフローがショートパケットが多い傾向のフロー又はロングパケットが多い傾向のフローのいずれであるかを示すフロー特性に関する情報を該パケットの宛先情報に対応付けて記憶する記憶手段と、入力ポートがパケットを受信すると、該パケットにより構成されるフローのフロー特性を前記記憶手段に基づいて判定する判定手段と、前記判定手段により判定されたフロー特性に応じて、複数のパケット転送装置のうち、前記フロー特性のフローによる負荷が少ないことを示す負荷状態のパケット転送装置に対して前記入力ポートが受信したパケットを出力する出力手段と、を有することを特徴とする。【選択図】図2

Description

本発明は、負荷分散システム及び負荷分散方法に関する。
ルータ等のパケット転送装置の負荷を分散させる技術が従来から知られている。例えば、パケットの転送先として複数のパケット転送装置と複数の転送経路とを用意し、それぞれの転送経路にトラヒックを均等に印加することで、パケット転送装置の負荷を分散する技術が知られている。また、このような負荷分散技術として、ECMP(Equal Cost Multi Path)又はECMPルーティングと呼ばれる技術も知られている。ECMPは、上述した複数の転送経路のうち、等コストとなる転送経路にトラヒックを均等に印加する負荷分散技術である。
ECMPを用いた負荷分散システムにおいて、パケット転送装置の出力物理ポートの出力バッファを監視し、この出力バッファの使用量又はパケット流量が閾値を超えた場合、転送経路を切り替える技術が知られている(例えば、特許文献1)。
パケット転送装置における転送容量の指標として、bps(bits per second)で表されるデータ量の転送容量と、pps(packets per second)で表されるパケット数の転送容量とがある。また、これらの転送容量には、パケット転送装置に固有の上限値がある。例えば、パケット転送装置をネットワーク仮想化技術により実現した場合、bpsは物理NIC(Network Interface Card)のラインレートに律速されることがあり、ppsはOS(Operating System)やアプリケーション等のソフトウェアのパケット処理速度に律速されることがある。
ECMPでは、フロー特性、すなわちロングパケット中心のフローかショートパケット中心のフローかを考慮していないため、パケット転送装置が転送するパケット長に偏りがある場合に、パケット転送装置の転送容量を最大限に活用することができないことがある。ここで、フローとは、フロー情報が同一のパケット(トラヒック)又はパケット群のことを言う。フロー情報は、パケットに含まれるヘッダ情報により特定され、例えば、5−tuple(送信元IP(Internet Protocol)アドレス、宛先IPアドレス、送信元ポート番号、宛先ポート番号、プロトコルタイプ)のことを言う。
例えば、動画等のトラヒックはロングパケットが多いという性質がある。このため、動画等のトラヒックが集中した場合、データ量の転送容量は枯渇する一方で、パケット数の転送容量には余裕がある状態となる。他方で、例えば、VoIP(Voice over Internet Protocol)やテレメトリング等のトラヒックはショートパケットが多いという性質がある。このため、VoIPやテレメトリング等のトラヒックが集中した場合、データ量の転送容量には余裕がある一方で、パケット数の転送容量が枯渇する状態となる。
そこで、フロー特性を考慮して負荷を分散する技術がある。例えば、宅内装置(Customer Premises Equipment)の一部機能を仮想化するvCPE(Virtualized CPE)をホストするサーバの負荷分散を、サーバのbps及びppsの観点での負荷状態とフローのパケット長に基づいて行う負荷分散方式がある(例えば、非特許文献1)。
特開2004−350078号公報
木村 明寛、宮本 克真、河野 伸也、土屋 英雄、岡田 昭宏、「フロー特性に基づくvCPEサーバの負荷分散方式」、電子情報通信学会2018年総合大会講演論文集,Vol.2018年_通信(2),p.90 b−6−90
フロー特性に基づいて負荷分散を行う場合、いかにフロー特性を効率良く正確に判定するかが課題となる。
本発明の実施の形態は、上記の点に鑑みてなされたもので、フロー特性を効率良く正確に判定することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の実施の形態は、パケットにより構成されるフローがショートパケットが多い傾向のフロー又はロングパケットが多い傾向のフローのいずれであるかを示すフロー特性に関する情報を該パケットの宛先情報に対応付けて記憶する記憶手段と、入力ポートがパケットを受信すると、該パケットにより構成されるフローのフロー特性を前記記憶手段に基づいて判定する判定手段と、前記判定手段により判定されたフロー特性に応じて、複数のパケット転送装置のうち、前記フロー特性のフローによる負荷が少ないことを示す負荷状態のパケット転送装置に対して前記入力ポートが受信したパケットを出力する出力手段と、を有することを特徴とする。
フロー特性を効率良く正確に判定することを目的とする。
図1は、本発明の実施の形態における負荷分散システムの全体構成の一例を示す図である。 図2は、実施例1における負荷分散システムの機能構成の一例を示す図である。 図3は、実施例1におけるデータベースの一例を示す図である。 図4は、実施例1におけるECMP経路テーブルの一例を示す図である。 図5は、実施例1におけるECMP経路テーブルの変更処理の流れの一例を説明するための図である。 図6は、実施例1におけるパケット転送処理の流れの一例を説明するための図である。 図7は、実施例1におけるフロー特性の登録処理の流れの一例を説明するための図である。 図8は、新規登録処理の流れの一例を説明するための図である。 図9は、実施例2におけるデータベースの一例を示す図である。 図10は、コンピュータのハードウェア構成の一例を示す図である。
以下、本発明の実施の形態について説明する。本発明の実施の形態では、フロー特性に応じて、負荷分散を行う負荷分散システム1について説明する。また、以降では、フロー特性には、ロングパケットが多いフローであることを示す「高bpsフロー」と、ショートパケットが多いフローであることを示す「高ppsフロー」とがあるものとする。
<全体構成>
まず、本発明の実施の形態における負荷分散システム1の全体構成について、図1を参照しながら説明する。図1は、本発明の実施の形態における負荷分散システム1の全体構成の一例を示す図である。
図1に示すように、本発明の実施の形態における負荷分散システム1には、負荷監視装置10と、第1のパケット転送装置20と、第2のパケット転送装置30と、統計情報収集装置40と、データベース50とが含まれる。
負荷監視装置10は、例えばコンピュータ又はコンピュータシステム等であり、負荷分散対象である第2のパケット転送装置30のトラヒック流量を監視する。そして、負荷監視装置10は、第2のパケット転送装置30のトラヒック流量が所定の閾値を超えた場合(又は、所定の閾値を下回った場合)に、負荷分散の実施(又は負荷分散の解除)を示す命令を第1のパケット転送装置20に送信する。
第1のパケット転送装置20は、例えばルータ等であり、ネットワークN1側からのパケットを第2のパケット転送装置30に転送する。このとき、第1のパケット転送装置20は、負荷分散に用いられる所定のテーブルを参照して、複数の第2のパケット転送装置30のうち、フロー特性に応じた第2のパケット転送装置30に当該パケットを転送する。
また、第1のパケット転送装置20は、負荷監視装置10からの命令に応じて、負荷分散に用いられる所定のテーブルを変更する。
第2のパケット転送装置30は、例えばルータ等であり、第1のパケット転送装置20から転送されたパケットをネットワークN2側に転送する。以降では、複数の第2のパケット転送装置30の各々を区別する場合は、「第2のパケット転送装置30−1」、「第2のパケット転送装置30−2」等と表す。
統計情報収集装置40は、第2のパケット転送装置30からフロー特性を通知するフロー特性通知を受信してデータベース50を更新する。データベース50は、フロー特性に関する統計情報を記憶する。
なお、図1に示す負荷分散システム1の構成は一例であって、他の構成であっても良い。例えば、第1のパケット転送装置20及び第2のパケット転送装置30は、ネットワーク仮想化技術によってコンピュータ上等に構築された仮想的なルータ等であっても良い。
(実施例1)
以降では、本発明の実施の形態における負荷分散システム1の実施例1について説明する。
<機能構成>
まず、実施例1における負荷分散システム1の機能構成について、図2を参照しながら説明する。図2は、実施例1における負荷分散システム1の機能構成の一例を示す図である。
図2に示すように、実施例1における負荷監視装置10は、流量監視部101と、負荷分散決定部102と、命令送信部103とを有する。
流量監視部101は、第2のパケット転送装置30の統計情報から、これらの第2のパケット転送装置30のトラヒック流量をデータ量(bps)及びパケット数(pps)それぞれの観点で監視する。すなわち、流量監視部101は、各第2のパケット転送装置30について、監視結果として、データ量(bps)及びパケット数(pps)を得る。以降では、監視結果とした得られたデータ量(bps)を「bps結果値」、監視結果として得られたパケット数(pps)を「pps結果値」と表す。
負荷分散決定部102は、負荷分散を実施又は解除するかを決定する。すなわち、負荷分散決定部102は、bps結果値が、予め設定されたbps閾値を超えたか又は下回ったかを判定する。同様に、負荷分散決定部102は、pps結果値が、予め設定されたpps閾値を超えたか又は下回ったかを判定する。
そして、負荷分散決定部102は、bps結果値がbps閾値を超えたと判定した場合、負荷分散を実施すると決定する。一方で、負荷分散決定部102は、bps結果値がbps閾値を下回ったと判定した場合、負荷分散を解除すると決定する。
同様に、負荷分散決定部102は、pps結果値がpps閾値を超えたと判定した場合、負荷分散を実施すると決定する。一方で、負荷分散決定部102は、pps結果値がpps閾値を下回ったと判定した場合、負荷分散を解除すると決定する。
命令送信部103は、負荷分散決定部102によって負荷分散を実施すると決定された場合又は負荷分散を解除すると判定された場合、所定の命令を第1のパケット転送装置20に送信する。
ここで、命令には、「閾値種別」と、「命令種別」と、「対象装置の識別情報」とが含まれる。「閾値種別」は、監視結果が超えた閾値又は監視結果が下回った閾値の種別であり、bps閾値を示す情報又はpps閾値を示す情報のいずれかが設定される。「命令種別」は、負荷分散の実施又は解除のいずれであるかを示す情報が設定される。「対象装置の識別情報」は、監視結果が閾値を超えた又は下回った第2のパケット転送装置30の識別情報であり、例えば、当該第2のパケット転送装置30のIPアドレスが設定される。ただし、「対象装置の識別情報」には、IPアドレス以外にも、例えば、当該第2のパケット転送装置30のID、MAC(Media Access Control)アドレス、ホスト名等が設定されても良い。
また、図2に示すように、実施例1における第2のパケット転送装置30は、統計情報記録部301を有する。統計情報記録部301は、第2のパケット転送装置30がフローの転送を完了すると、当該フローのフロー情報(5−tuple)とフロー特性を統計情報収集装置40にフロー特性通知を用いて通知する。
統計情報収集装置40は、フロー特性通知に基づいてフローを特定し、特定したフローの特性に関する統計情報がデータベース50に登録されていれば当該統計情報を更新し、登録されていなければ、フロー特性通知に基づいてレコードを作成し、データベース50に追加する。
図3は、実施例1におけるデータベース50の一例を示す図である。図3に示すように、データベース50には、レコードとしてフロー特性統計情報が格納されている。また、フロー特性統計情報には、「宛先IPアドレス」と、「宛先ポート」と、「フロー特性のカウンタ」と、「スコア」とが含まれる。
「宛先IPアドレス」には、パケットの宛先のIPアドレスが設定される。「宛先ポート」には、パケットの出力ポートが設定される。「フロー特性のカウンタ」には、「ショート(A)」と「ロング(B)」の2つのカウンタが含まれる。ショートカウンタには、ショートパケット中心のフロー数が設定され、ロングカウンタには、ロングパケット中心のフロー数が設定される。
「スコア」には、ショートカウンタの値(A)からロングカウンタの値(B)を引いた差の値(A−B)を、両カウンタの合計値(A+B)で割って正規化した値が設定される。「スコア」が正の値であれば「宛先IPアドレス」と「宛先ポート」で識別されるフローの特性はショートパケット中心であり、「スコア」が負の値であれば「宛先IPアドレス」と「宛先ポート」で識別されるフローの特性はロングパケット中心である。
図3に示す例では、「宛先IPアドレス」が「10.0.0.10」であり「宛先ポート」が「5004」であるフローについて、ショートパケット中心のフロー数は「1000」であり、ロングパケット中心のフロー数は「0」であり、「スコア」は「1」である。
統計情報収集装置40は、フロー特性通知に含まれるフロー特性が「高ppsフロー」である場合には、ショートカウンタに「1」を加え、フロー特性通知に含まれるフロー特性が「高bpsフロー」である場合には、ロングカウンタに「1」を加える。また、統計情報収集装置40は、レコードを追加する場合には、フロー特性通知に含まれるフロー特性に基づいてショートカウンタ又はロングカウンタを「1」に設定し、他のカウンタを「0」に設定する。
データベース50の検索速度を上げるためには、レコード数を減らすことが重要となる。5−tuple全ての組み合わせでレコードを作成するとレコード数が膨大となるため、統計情報収集装置40は、「宛先IPアドレス」と「宛先ポート」の宛先情報のみを用いてレコードを作成する。
ただし、宛先情報のみでレコードを作成するとレコード数を抑制できるが、5−tupleでレコードを作成する場合に比べてフロー特性の判定精度が低下する。例えば、宛先情報は同一でも送信元によってフロー特性が異なる場合にフロー特性の判定精度が低下する。そこで、統計情報収集装置40は、レコード作成のキーを宛先情報に限定することでレコード数を抑制しつつ、フロー特性の判定精度が高いレコードを優先的にデータベース50に残すようにレコードの置換を行う。
すなわち、統計情報収集装置40は、データベース50が一杯の状態でレコードの置換が必要な場合に、削除するレコードを「スコア」の絶対値aに基づいて選択する。統計情報収集装置40は、まずa=0であるレコードを選択する。そして、a=0であるレコードがない場合には、統計情報収集装置40は、レコードが最後に参照されてからの経過時間にw/aを加算した後、直近で最も使用されなかったレコードから削除していくLRU(Least Recently Used)に基づいてレコードを選択する。ここで、wは任意の正数である。
このように、統計情報収集装置40は、aが小さいレコード、すなわちフロー特性に偏りが少なくフロー特性の判定精度が低いレコードがLRUで不利に評価されるように経過時間をaに基づいて変更してLRUを適用する。このため、統計情報収集装置40は、フロー特性の判定精度が高いレコードがデータベース50に残るようにすることができる。
なお、統計情報収集装置40及びデータベース50は、例えば、第1のパケット転送装置20に含まれても良い。また、データベース50は、例えば、RAM(Random Access Memory)や補助記憶装置、専用のメモリ装置等により実現される。
また、図2に示すように、実施例1における第1のパケット転送装置20は、命令受信部201と、経路テーブル変更部202と、入力ポート203と、フロー情報取得部204と、アプリ判定部205と、経路決定部206と、ルーティング部207と、出力ポート208と、入力バッファ209とを有する。これら各機能部は、例えば、第1のパケット転送装置20にインストールされた1以上のプログラムがCPU等に実行させる処理により実現される。
命令受信部201は、負荷監視装置10からの命令を受信する。経路テーブル変更部202は、命令受信部201が受信した命令に応じて、ECMP経路テーブル1000を変更する。ECMP経路テーブル1000は、エントリとして経路情報を格納しているテーブルである。なお、ECMP経路テーブル1000は、例えば、補助記憶装置や専用のメモリ装置等に格納されている。実施例1におけるECMP経路テーブル1000の詳細については後述する。
入力ポート203は、ネットワークN1側からのパケットを受信する。そして、入力ポート203は、受信したパケットを入力バッファ209に格納する。なお、入力バッファ209は、受信したパケットを一時的に格納しておくための記憶領域であり、例えばRAMや補助記憶装置、専用のメモリ装置等により実現される。
フロー情報取得部204は、入力バッファ209に格納されているパケットのフロー情報(例えば、5−tuple)からハッシュ値を生成する。また、フロー情報取得部204は、フローテーブル2000を参照して、生成したハッシュ値と一致するハッシュ値が含まれるエントリが存在するか否かを判定する。フローテーブル2000は、エントリとして、ハッシュ値と、出力ポート208を示す情報(出力ポート情報)とが対応付けられたフロー転送情報を格納しているテーブルである。出力ポート情報は、複数の出力ポート208のうちのいずれか1つの出力ポート208を特定するための情報である。なお、フローテーブル2000は、例えば、RAMや補助記憶装置、専用のメモリ装置等に格納されている。
そして、フロー情報取得部204は、該当のエントリが存在すると判定した場合、当該エントリをルーティング部207に通知する。一方で、フロー情報取得部204は、該当のエントリが存在しないと判定した場合、当該パケットを新規フローのパケットと判断して、該当のエントリが存在しない旨をアプリ判定部205に通知する。このとき、フロー情報取得部204は、例えば、5−tuple又は当該パケットのL7情報(例えば、L7のヘッダ情報等)とハッシュ値とをアプリ判定部205に通知する。
なお、フローテーブル2000に格納されているエントリ(フロー転送情報)は、例えば、経路決定部206等によって所定の時間毎に削除(クリア)されても良い。
アプリ判定部205は、フロー情報取得部204からの通知に応じて、宛先情報をキーとしてデータベース50を検索し、新規フローのフロー特性を特定する。アプリ判定部205は、「スコア」が正の値であれば新規フローをショートパケット中心のフローと特定し、「スコア」が負の値であれば新規フローをロングパケット中心のフローと特定する。そして、アプリ判定部205は、特定したフロー特性を経路決定部206に通知する。このとき、アプリ判定部205は、例えば、5−tupleと、フロー特性と、ハッシュ値とを経路決定部206に通知する。
経路決定部206は、ECMP経路テーブル1000を参照して、アプリ判定部205が特定したフロー特性から出力ポート208を決定する。また、経路決定部206は、決定した出力ポート208を示す情報と、ハッシュ値とを対応付けたフロー転送情報をフローテーブル2000に格納する。そして、経路決定部206は、フローテーブル2000に格納したエントリ(フロー転送情報)をルーティング部207に通知する。
ルーティング部207は、フロー情報取得部204又は経路決定部206から通知されたエントリ(フロー転送情報)に含まれる出力ポート情報を取得する。そして、ルーティング部207は、取得した出力ポート情報が示す出力ポート208に当該パケットを送信する。
出力ポート208は、ルーティング部207から受け取ったパケットを出力する。ここで、出力ポート208は、例えば、第2のパケット転送装置30毎に存在する。例えば、出力ポート208には、第2のパケット転送装置30−1に対応する出力ポート208−1、第2のパケット転送装置30−2に対応する出力ポート208−2等がある。なお、出力ポート208は、物理ポートであっても良いし、論理ポートであっても良い。
ここで、実施例1におけるECMP経路テーブル1000について、図4を参照しながら説明する。図4は、実施例1におけるECMP経路テーブル1000の一例を示す図である。
図4に示すように、実施例1におけるECMP経路テーブル1000には、エントリとして経路情報が格納されている。また、経路情報には、「宛先ネットワーク」と、「サブネットマスク」と、「ゲートウェイのリスト」と、「出力ポート情報」と、「データ量(bps)の負荷状態」と、「パケット数(pps)の負荷状態」とが含まれる。
「宛先ネットワーク」には、パケットの転送先のネットワークのIPアドレス又はdefaultが設定される。「サブネットマスク」には、宛先ネットワークに対応するサブネットマスクが設定される。
「ゲートウェイのリスト」には、宛先ネットワークに対応するゲートウェイ(第2のパケット転送装置30)のIPアドレスが設定される。なお、「ゲートウェイのリスト」には、1つの宛先ネットワークに対して、1つ以上のゲートウェイのIPアドレスが設定される。
「出力ポート情報」には、「ゲートウェイのリスト」に設定されている各ゲートウェイ(のIPアドレス)に対する出力ポート208を示す情報がそれぞれ設定される。
図4に示す例では、ゲートウェイ「192.168.1.0」に対して、出力ポート208−1を示す「eth0」が対応付けられている。これは、ゲートウェイ「192.168.1.0」からパケットを送信する場合、出力ポート208−1から送信されることを示している。
同様に、例えば、ゲートウェイ「192.168.1.1」に対して、出力ポート208−2を示す「eth1」が対応付けられている。これは、ゲートウェイ「192.168.1.1」からパケットを送信する場合、出力ポート208−2から送信されることを示している。他のゲートウェイについても同様である。
「データ量(bps)の負荷状態」には、「ゲートウェイのリスト」に設定されている各ゲートウェイ(のIPアドレス)に対して、当該ゲートウェイにおけるデータ量(bps)の負荷状態が設定される。ここで、図4に示す例では、「データ量(bps)の負荷状態」に「0」が設定されている場合、該当のゲートウェイにおけるデータ量(bps)の負荷状態が「低負荷」であることを示している。一方で、「データ量(bps)の負荷状態」に「1」が設定されている場合、該当のゲートウェイにおけるデータ量(bps)の負荷状態が「高負荷」であることを示している。
「パケット数(pps)の負荷状態」には、「ゲートウェイのリスト」に設定されている各ゲートウェイ(のIPアドレス)に対して、当該ゲートウェイにおけるパケット数(pps)の負荷状態が設定される。ここで、図4に示す例では、「パケット数(pps)の負荷状態」に「0」が設定されている場合、該当のゲートウェイにおけるパケット数(pps)の負荷状態が「低負荷」であることを示している。一方で、「パケット数(pps)の負荷状態」に「1」が設定されている場合、該当のゲートウェイにおけるパケット数(pps)の負荷状態が「高負荷」であることを示している。
このように、実施例1におけるECMP経路テーブル1000には、宛先ネットワーク毎に、当該宛先ネットワークに対する1以上のゲートウェイと、これらの各ゲートウェイの出力ポート情報及び負荷状態とが含まれる経路情報が格納されている。
後述するように、実施例1では、各ゲートウェイ(第2のパケット転送装置30)の負荷状態が閾値を超えた場合(又は下回った場合)に、当該ゲートウェイに対応する負荷状態を変更すると共に、パケットを転送する際に、フロー特性に応じて低負荷状態のゲートウェイからパケットを送信することで、負荷分散が行われる。
<ECMP経路テーブルの変更処理>
以降では、実施例1におけるECMP経路テーブル1000の変更処理について、図5を参照しながら説明する。図5は、実施例1におけるECMP経路テーブル1000の変更処理の流れの一例を説明するための図である。
まず、負荷監視装置10の流量監視部101は、第2のパケット転送装置30の統計情報から、これらの第2のパケット転送装置30のbps結果値及びpps結果値を取得する(ステップS101)。ここで、流量監視部101は、例えば、所定の時間毎に、各第2のパケット転送装置30のbps結果値及びpps結果値を取得する。なお、統計情報は、例えば、netstat等により取得することができる。
次に、負荷監視装置10の負荷分散決定部102は、負荷分散を実施又は解除するかを決定する(ステップS102)。すなわち、負荷分散決定部102は、bps結果値がbps閾値を超えたか又は下回ったかを判定する。同様に、負荷分散決定部102は、pps結果値がpps閾値を超えたか又は下回ったかを判定する。なお、bbs閾値及びpps閾値は、全ての第2のパケット転送装置30で同一の値が決められても良いし、第2のパケット転送装置30毎に値が決められても良い。又は、例えば、1以上の第2のパケット転送装置30を所定の基準でグループ化した上で、グループ毎に値が決められても良い。
そして、負荷分散決定部102は、bps結果値がbps閾値を超えたと判定した場合、負荷分散を実施すると決定する。一方で、負荷分散決定部102は、bps結果値がbps閾値を下回ったと判定した場合、負荷分散を解除すると決定する。
同様に、負荷分散決定部102は、pps結果値がpps閾値を超えたと判定した場合、負荷分散を実施すると決定する。一方で、負荷分散決定部102は、pps結果値がpps閾値を下回ったと判定した場合、負荷分散を解除すると決定する。
ステップS102において、負荷分散の実施及び負荷分散の解除のいずれも決定されなかった場合、負荷監視装置10は、上記のステップS101に戻る。
一方で、ステップS102において、負荷分散の実施又は負荷分散の解除の少なくとも一方が決定された場合、負荷監視装置10の命令送信部103は、所定の命令を第1のパケット転送装置20に送信する(ステップS103)。
第1のパケット転送装置20の命令受信部201は、負荷監視装置10からの命令を受信する(ステップS104)。
次に、第1のパケット転送装置20の経路テーブル変更部202は、命令受信部201が受信した命令に応じて、ECMP経路テーブル1000を変更する(ステップS105)。
具体的には、例えば、「閾値種別」に「bps閾値」、「命令種別」に「負荷分散の実施」、「対象装置の識別情報」に「192.168.1.0」がそれぞれ設定されている通知を受信した場合、経路テーブル変更部202は、ECMP経路テーブル1000の各エントリについて、IPアドレスが「192.168.1.0」であるゲートウェイに対する「データ量(bps)の負荷状態」を「1」に変更する。
同様に、例えば、「閾値種別」に「bps閾値」、「命令種別」に「負荷分散の解除」、「対象装置の識別情報」に「192.168.1.2」がそれぞれ設定されている通知を受信した場合、経路テーブル変更部202は、ECMP経路テーブル1000の各エントリについて、IPアドレスが「192.168.1.2」であるゲートウェイに対する「データ量(bps)の負荷状態」を「0」に変更する。
同様に、例えば、「閾値種別」に「pps閾値」、「命令種別」に「負荷分散の実施」、「対象装置の識別情報」に「192.168.1.1」がそれぞれ設定されている通知を受信した場合、経路テーブル変更部202は、ECMP経路テーブル1000の各エントリについて、IPアドレスが「192.168.1.1」であるゲートウェイに対する「パケット数(pps)の負荷状態」を「1」に変更する。
同様に、例えば、「閾値種別」に「pps閾値」、「命令種別」に「負荷分散の解除」、「対象装置の識別情報」に「192.168.1.0」がそれぞれ設定されている通知を受信した場合、経路テーブル変更部202は、ECMP経路テーブル1000の各エントリについて、IPアドレスが「192.168.1.0」であるゲートウェイに対する「パケット数(pps)の負荷状態」を「0」に変更する。
以上のように、実施例1における負荷分散システム1は、負荷分散対象である第2のパケット転送装置30のbps結果値又はpps結果値が閾値を超えた場合又は下回った場合、ECMP経路テーブル1000に格納されている各エントリにおいて、これらの第2のパケット転送装置30の負荷状態を変更する。これにより、ECMP経路テーブル1000に格納されている各エントリによって、各第2のパケット転送装置30の負荷状態(データ量(bps)の負荷状態及びパケット数(pps)の負荷状態)が管理される。
<パケット転送処理>
以降では、実施例1におけるパケット転送処理について、図6を参照しながら説明する。図6は、実施例1におけるパケット転送処理の流れの一例を説明するための図である。
まず、第1のパケット転送装置20の入力ポート203は、ネットワークN1側からのパケットを受信する(ステップS201)。
次に、第1のパケット転送装置20の入力ポート203は、上記のステップS201で受信したパケットを入力バッファ209に格納する(ステップS202)。
次に、第1のパケット転送装置20のフロー情報取得部204は、入力バッファ209に格納されているパケットのフロー情報(例えば、5−tuple)からハッシュ値を生成する(ステップS203)。なお、ハッシュ値の生成に用いられるハッシュ関数は任意のものを用いることができる。
次に、第1のパケット転送装置20のフロー情報取得部204は、上記のステップS203で生成したハッシュ値と一致するハッシュ値が含まれるエントリ(フロー転送情報)がフローテーブル2000に格納されているか否かを判定する(ステップS204)。
ステップS204において、当該エントリがフローテーブル2000に格納されていると判定された場合、第1のパケット転送装置20は、後述するステップS208の処理に進む。
一方で、ステップS204において、当該エントリがフローテーブル2000に格納されていないと判定された場合、第1のパケット転送装置20のアプリ判定部205は、データベース50を用いて、当該パケットのフロー特性を特定する(ステップS205)。すなわち、アプリ判定部205は、当該パケットによるフローのフロー特性が「高bpsフロー」又は「高ppsフロー」のいずれであるかを特定する。アプリ判定部205は、当該パケットによるフローに対応する「スコア」が正であるか負であるかに基づいてフロー特性を特定することができる。
次に、第1のパケット転送装置20の経路決定部206は、ECMP経路テーブル1000を参照して、上記のステップS205で特定したフロー特性から出力ポート208を決定する(ステップS206)。経路決定部206は、例えば、次のS1〜S3の手順により出力ポート208を決定する。
S1)まず、経路決定部206は、アプリ判定部205から通知された5−tupleに含まれる宛先IPアドレスのネットワークアドレスに対応するエントリをECMP経路テーブル1000から検索する。このとき、経路決定部206は、例えば、ロンゲストマッチでエントリを検索する。当該ネットワークアドレスに対応するエントリが検索された場合、経路決定部206は、このエントリを参照する。一方で、当該ネットワークアドレスに対応するエントリが検索されなかった場合、経路決定部206は、宛先ネットワークに「default」が設定されているエントリを参照する。
S2)次に、経路決定部206は、フロー特性に応じて、参照しているエントリに含まれる「ゲートウェイのリスト」の中から低負荷状態のゲートウェイを検索する。
例えば、上記のステップS205で特定したフロー特性が「高bpsフロー」である場合、経路決定部206は、当該エントリに含まれる「ゲートウェイのリスト」のうち、「データ量(bps)の負荷状態」に「0」が設定されているゲートウェイを上から順番に検索する。
一方で、例えば、上記のステップS205で特定したフロー特性が「高ppsフロー」である場合、経路決定部206は、当該エントリに含まれる「ゲートウェイのリスト」のうち、「パケット数(pps)の負荷状態」に「0」が設定されているゲートウェイを上から順番に検索する。
S3)そして、経路決定部206は、上記のS2で検索されたゲートウェイに対応する出力ポート情報が示す出力ポート208を、当該パケットの出力ポート208に決定する。
なお、上記のS2でゲートウェイが検索されなかった場合、経路決定部206は、高負荷状態のゲートウェイに対応する出力ポート情報が示す出力ポート208を、当該パケットの出力ポート208に決定する。例えば、上記のステップS205で特定したフロー特性が「高bpsフロー」で、「データ量(bps)の負荷状態」に「0」が設定されているゲートウェイが存在しない場合、経路決定部206は、「データ量(bps)の負荷状態」に「1」が設定されているゲートウェイに対応する出力ポート情報が示す出力ポート208を、当該パケットの出力ポート208に決定する。同様に、例えば、上記のステップS205で特定したフロー特性が「高ppsフロー」で、「パケット数(pps)の負荷状態」に「0」が設定されているゲートウェイが存在しない場合、経路決定部206は、「パケット数(pps)の負荷状態」に「1」が設定されているゲートウェイに対応する出力ポート情報が示す出力ポート208を、当該パケットの出力ポート208に決定する。
ここで、同一の宛先ネットワークに対する出力ポート208をラウンドロビンで変更したい場合は、経路決定部206は、決定した出力ポート208に対応するゲートウェイを、「ゲートウェイのリスト」の最後尾に移動させても良い。例えば、図4に示すECMP経路テーブル1000において、宛先ネットワーク「default」のゲートウェイ「192.168.1.0」の出力ポート情報「eth0」が出力ポート208に決定された場合、このゲートウェイ「192.168.1.0」をリストの最後尾(すなわち、ゲートウェイ「192.168.1.2」の後ろ)に移動させても良い。これにより、同一の宛先ネットワークに対する出力ポート208をラウンドロビンで変更することで、更なる負荷分散が期待できる。
次に、第1のパケット転送装置20の経路決定部206は、アプリ判定部205から通知されたハッシュ値と、上記のステップS206で決定した出力ポート208を示す情報(出力ポート情報)とを対応付けたフロー転送情報をフローテーブル2000に格納する(ステップS207)。
第1のパケット転送装置20のルーティング部207は、該当のエントリ(上記のステップS204でハッシュ値が一致すると判定されたエントリ又は上記のステップS207で格納されたエントリ)から出力ポート情報を取得する(ステップS208)。そして、ルーティング部207は、取得した出力ポート情報が示す出力ポート208に当該パケットを送信する。
第1のパケット転送装置20の出力ポート208は、ルーティング部207から受け取ったパケットを送信する(ステップS209)。
<フロー特性の登録処理>
以降では、実施例1におけるフロー特性の登録処理について、図7を参照しながら説明する。図7は、実施例1におけるフロー特性の登録処理の流れの一例を説明するための図である。
まず、統計情報収集装置40は、第2のパケット転送装置30からフロー特性通知を受信する(ステップS301)。
次に、統計情報収集装置40は、フロー特性通知に含まれる宛先情報で特定されるフローがデータベース50に登録されているか否かを判定する(ステップS302)。
ステップS302において、当該フローがデータベース50に登録されていると判定した場合、統計情報収集装置40は、フロー特性通知に含まれるフロー特性に基づいて、当該フローのレコードの「フロー特性のカウンタ」に「1」を加算する(ステップS303)。統計情報収集装置40は、フロー特性通知に含まれるフロー特性が「高ppsフロー」である場合にはショートカウンタに「1」を加算し、フロー特性通知に含まれるフロー特性が「高bpsフロー」である場合にはロングカウンタに「1」を加算する。
一方、ステップS302において、当該フローがデータベース50に登録されていないと判定した場合、統計情報収集装置40は、当該フローのレコードを作成してデータベース50に登録する新規登録処理を行う(ステップS304)。
次に、統計情報収集装置40は、当該フローのレコードの「スコア」を更新する(ステップS305)。
以上のように、統計情報収集装置40は、フロー特性通知に含まれる宛先情報で特定されるフローがデータベース50に登録されている場合には「フロー特性のカウンタ」に「1」を加算し、登録されていない場合にはレコードを作成してデータベース50の登録する。これにより、第1のパケット転送装置20は、受信したパケットのフロー特性をデータベース50を参照して特定することができる。
図8は、新規登録処理の流れの一例を説明するための図である。統計情報収集装置40は、フロー特性通知に含まれる宛先情報とフロー特性を用いてレコードを作成する(ステップS401)。統計情報収集装置40は、フロー特性通知に含まれるフロー特性が「高ppsフロー」である場合にはショートカウンタに「1」を設定してロングカウンタに「0」を設定し、フロー特性通知に含まれるフロー特性が「高bpsフロー」である場合にはロングカウンタに「1」を設定してショートカウンタに「0」を設定する。
次に、統計情報収集装置40は、レコードの追加が可能であるか否かを判定する(ステップS402)。
ステップS402において、レコードの追加が可能である場合、統計情報収集装置40は、データベース50に作成したレコードを追加する(ステップS403)。
一方、ステップS402において、レコードの追加が可能でない場合、統計情報収集装置40は、「スコア」が「0」のレコードがあるか否かを判定する(ステップS404)。
ステップS404において、「スコア」が「0」のレコードがある場合、統計情報収集装置40は、「スコア」が「0」のレコードを、作成したレコードで置換する(ステップS405)。
一方、ステップS404において、「スコア」が「0」のレコードがない場合、統計情報収集装置40は、全てのレコードについて、「スコア」に基づく値b=w/aを経過時間に加算する(ステップS406)。そして、統計情報収集装置40は、bが加算された経過時間が最大のレコードを特定し(ステップS407)、特定したレコードを、作成したレコードで置換する(ステップS408)。
以上のように、実施例1における負荷分散システム1は、第1のパケット転送装置20から第2のパケット転送装置30にパケットを転送する際に、当該パケットによるフローのフロー特性に応じて、低負荷状態の第2のパケット転送装置30に当該パケットを転送する。これにより、実施例1における負荷分散システム1では、第2のパケット転送装置30の負荷分散を実現することができる。このため、例えば、或る第2のパケット転送装置30に高bpsフローのパケットが集中する事態や高ppsフローのパケットが集中する事態を防止することができ、第2のパケット転送装置30の転送容量を最大限に活かすことができるようになる。
また、実施例1における負荷分散システム1は、フロー特性統計情報をデータベース50に記憶する。そして、第1のパケット転送装置20は、パケットを受信すると、受信したパケットが構成するフローの特性をデータベース50を参照して判定する。このため、第1のパケット転送装置20は、フロー特性を効率良く正確に判定することができる。
また、統計情報収集装置40は第2のパケット転送装置30からフロー特性通知を受信する毎にデータベース50を更新するため、データベース50は、フロー特性統計情報を記憶することができる。
また、データベース50は5−tupleではなく宛先情報に対応付けて「フロー特性のカウンタ」及び「スコア」をフロー毎に記憶するため、第1のパケット転送装置20は、フロー特性を効率良く判定することができる。
また、統計情報収集装置40は、データベース50のレコードを置換するときに「スコア」が「0」であるレコードを削除対象とし、「スコア」が「0」であるレコードがない場合には、経過時間にw/aを加算した値を用いてLRUにより削除対象を選択する。このため、第1のパケット転送装置20は、レコード数を抑えつつフロー特性を正確に判定することができる。
(実施例2)
時間経過によってパケットを送受信するサーバの用途が変化すると、宛先情報が同一でもフロー特性が変化する。このような状況に対処するため、実施例2では、データベース50は、「フロー特性のカウンタ」を複数の期間に分けて記憶する。
図9は、実施例2におけるデータベース50の一例を示す図である。図9に示すように、「フロー特性のカウンタ」は、0〜1ヶ月前の情報をカウントするカウンタ、1〜2ヶ月前の情報をカウントするカウンタ、及び2〜3ヶ月前の情報をカウントするカウンタに分けられる。図9では1ヶ月であるが、期間は、2週間、2ヶ月など他の単位でも良い。また、「フロー特性のカウンタ」は、期間毎に「スコア」の計算に用いられる重み係数を有する。
0〜1ヶ月前のショートカウンタの値(A)とロングカウンタの値(B)と重み係数(C)、1〜2ヶ月前のショートカウンタの値(D)とロングカウンタの値(E)と重み係数(F)、及び2〜3ヶ月前のショートカウンタの値(G)とロングカウンタの値(H)と重み係数(I)を用いて「スコア」は以下のように計算される。
「スコア」={(A−B)×C+(D−E)×F+(G−H)×I}÷{(A+B)×C+(D+E)×F+(G+H)×I}
なお、図9では、C=10、F=5、I=1として「スコア」が計算されている。例えば、「宛先IPアドレス」が「20.0.0.15」であり「宛先ポート」が「443」であるフローの「スコア」は以下のように計算される。
「スコア」={(1000−0)×10+(0−1000)×5+(0−1000)×1}÷{(1000+0)×10+(0+1000)×5+(0+1000)×1}={10000−5000−1000}÷{10000+5000+1000}=0.25
以上のように、実施例2における負荷分散システム1では、データベース50はショートカウンタとロングカウンタの組を期間毎に複数有し、統計情報収集装置40は「スコア」を各組のショートカウンタとロングカウンタの差及び重み係数に基づいて計算する。このため、第1のパケット転送装置20は、フロー特性が変化する場合にもフロー特性を正確に判定することができる。
<ハードウェア構成>
最後に、本発明の実施の形態における負荷監視装置10、第1のパケット転送装置20、第2のパケット転送装置30及び統計情報収集装置40のハードウェア構成について説明する。本発明の実施の形態における負荷監視装置10、第1のパケット転送装置20、第2のパケット転送装置30及び統計情報収集装置40は、例えば図10に示すコンピュータ500を1台以上用いることにより実現される。図10は、コンピュータ500のハードウェア構成の一例を示す図である。
図10に示すコンピュータ500は、CPU(Central Processing Unit)501と、RAM502と、ROM(Read Only Memory)503と、外部I/F504と、通信I/F505と、補助記憶装置506とを有する。これら各ハードウェアは、それぞれがバスBを介して通信可能に接続されている。
CPU501は、ROM503や補助記憶装置506等からプログラムやデータをRAM502上に読み出して処理を実行する演算装置である。
RAM502は、プログラムやデータを一時保持する揮発性の半導体メモリである。ROM503は、電源を切ってもプログラムやデータを保持することができる不揮発性の半導体メモリである。ROM503には、例えば、OS設定やネットワーク設定等が格納されている。
外部I/F504は、外部装置とのインタフェースである。外部装置には、記録媒体504a等がある。コンピュータ500は、外部I/F504を介して、記録媒体504a等の読み取りや書き込み等を行うことができる。
記録媒体504aには、例えば、フレキシブルディスク、CD(Compact Disc)、DVD(Digital Versatile Disk)、SDメモリカード(Secure Digital memory card)、USB(Universal Serial Bus)メモリカード等がある。
通信I/F505は、他の装置と通信を行うためのインタフェースである。なお、第1のパケット転送装置20及び第2のパケット転送装置30は、複数の通信I/F505を有する。
補助記憶装置506は、例えばHDD(Hard Disk Drive)やSSD(Solid State Drive)等であり、プログラムやデータを格納している不揮発性の記憶装置である。補助記憶装置506に格納されているプログラムやデータには、例えば、OS、当該OS上において各種機能を実現するアプリケーションプログラム等がある。
本発明の実施の形態における負荷監視装置10、第1のパケット転送装置20、第2のパケット転送装置30及び統計情報収集装置40は、図10に示すコンピュータ500を1台以上用いることにより、上述した各種処理を実行することができる。例えば、負荷監視装置10が有する各機能部は、補助記憶装置506に格納された1以上のプログラムがCPU501等に実行させる処理により実現される。また、例えば、第1のパケット転送装置20が有する各機能部は、補助記憶装置506に格納された1以上のプログラムがCPU501等に実行させる処理や通信I/F505等により実現される。
なお、負荷監視装置10は、例えばディスプレイ等の表示装置と、例えばキーボードやマウス等の入力装置とのうちの少なくとも一方を有していても良い。
本発明は、具体的に開示された上記の実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲から逸脱することなく、種々の変形や変更が可能である。例えば、上記の実施の形態では、負荷分散を行うパケット転送装置を第1のパケット転送装置20、負荷分散の対象となるパケット転送装置を第2のパケット転送装置30としたが、これは、或るパケット転送装置が常に第1のパケット転送装置20又は第2のパケット転送装置30のいずれかとして機能することを意味するものではない。例えば、同一のパケット転送装置が第1のパケット転送装置20として機能し、かつ、第2のパケット転送装置30としても機能しても良い。
1 負荷分散システム
10 負荷監視装置
20 第1のパケット転送装置
30 第2のパケット転送装置
40 統計情報収集装置
50 データベース
101 流量監視部
102 負荷分散決定部
103 命令送信部
201 命令受信部
202 経路テーブル変更部
203 入力ポート
204 フロー情報取得部
205 アプリ判定部
206 経路決定部
207 ルーティング部
208 出力ポート
209 入力バッファ
301 統計情報記録部
N1、N2 ネットワーク

Claims (6)

  1. パケットにより構成されるフローがショートパケットが多い傾向のフロー又はロングパケットが多い傾向のフローのいずれであるかを示すフロー特性に関する情報を該パケットの宛先情報に対応付けて記憶する記憶手段と、
    入力ポートがパケットを受信すると、該パケットにより構成されるフローのフロー特性を前記記憶手段に基づいて判定する判定手段と、
    前記判定手段により判定されたフロー特性に応じて、複数のパケット転送装置のうち、前記フロー特性のフローによる負荷が少ないことを示す負荷状態のパケット転送装置に対して前記入力ポートが受信したパケットを出力する出力手段と、
    を有することを特徴とする負荷分散システム。
  2. 前記パケット転送装置がフローの転送を完了すると、該フローの宛先情報とフロー特性を前記パケット転送装置から受信して前記記憶手段を更新する更新手段
    を有することを特徴とする請求項1に記載の負荷分散システム。
  3. 前記フロー特性に関する情報は、ショートパケットが多い傾向のフローの数を示すショートカウンタと、ロングパケットが多い傾向のフローの数を示すロングカウンタと、前記ショートカウンタとロングカウンタの差に基づくスコアを含み、
    前記判定手段は、前記スコアに基づいて前記フロー特性を判定することを特徴とする請求項2に記載の負荷分散システム。
  4. 前記更新手段は、前記記憶手段のエントリを置換するときに、前記スコアが0であるエントリがある場合は、前記スコアが0であるエントリを置換されるエントリとして選択し、前記スコアが0であるエントリがない場合は、各エントリが前記記憶手段に登録されてからの経過時間に前記スコアの逆数に基づく第1の値を加えた第2の値を用いてLRUに従って、置換されるエントリを選択することを特徴とする請求項3に記載の負荷分散システム。
  5. 前記フロー特性に関する情報は、前記ショートカウンタとロングカウンタの組を期間毎に複数含み、前記スコアは、各組のショートカウンタとロングカウンタの差に基づく値であることを特徴とする請求項3又は4に記載の負荷分散システム。
  6. パケットにより構成されるフローがショートパケットが多い傾向のフロー又はロングパケットが多い傾向のフローのいずれであるかを示すフロー特性に関する情報を該パケットの宛先情報に対応付けて記憶手段に記憶する手順と、
    入力ポートがパケットを受信すると、該パケットにより構成されるフローのフロー特性を前記記憶手段に基づいて判定する判定手順と、
    前記判定手順により判定されたフロー特性に応じて、複数のパケット転送装置のうち、前記フロー特性のフローによる負荷が少ないことを示す負荷状態のパケット転送装置に対して前記入力ポートが受信したパケットを出力する出力手順と、
    を負荷分散システムが実行することを特徴とする負荷分散方法。
JP2018148940A 2018-08-07 2018-08-07 負荷分散システム及び負荷分散方法 Active JP7003873B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018148940A JP7003873B2 (ja) 2018-08-07 2018-08-07 負荷分散システム及び負荷分散方法
PCT/JP2019/030813 WO2020031996A1 (ja) 2018-08-07 2019-08-06 負荷分散システム及び負荷分散方法
US17/265,991 US11632331B2 (en) 2018-08-07 2019-08-06 Load distribution system and load distribution method

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018148940A JP7003873B2 (ja) 2018-08-07 2018-08-07 負荷分散システム及び負荷分散方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020025202A true JP2020025202A (ja) 2020-02-13
JP7003873B2 JP7003873B2 (ja) 2022-01-21

Family

ID=69414777

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018148940A Active JP7003873B2 (ja) 2018-08-07 2018-08-07 負荷分散システム及び負荷分散方法

Country Status (3)

Country Link
US (1) US11632331B2 (ja)
JP (1) JP7003873B2 (ja)
WO (1) WO2020031996A1 (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015233221A (ja) * 2014-06-10 2015-12-24 日本電信電話株式会社 統計情報メモリシステム、ネットワーク機器、および統計情報蓄積方法
JP2016525846A (ja) * 2013-07-31 2016-08-25 インターナショナル・ビジネス・マシーンズ・コーポレーションInternational Business Machines Corporation データ・パケットを処理するための方法、システム、およびコンピュータ・プログラム

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004350078A (ja) 2003-05-23 2004-12-09 Fujitsu Ltd 方路分散伝送システム
FR2908575B1 (fr) * 2006-11-09 2009-03-20 At & T Corp Methode et appareil pour fournir un equilibrage de charge base sur le flux
US7729278B2 (en) * 2007-02-14 2010-06-01 Tropos Networks, Inc. Wireless routing based on data packet classifications
JP5014282B2 (ja) * 2008-08-06 2012-08-29 アラクサラネットワークス株式会社 通信データ統計装置、通信データ統計方法およびプログラム
US10749795B2 (en) * 2018-07-06 2020-08-18 Citrix Systems, Inc. Systems and methods for selecting communication paths for applications sensitive to bursty packet drops

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016525846A (ja) * 2013-07-31 2016-08-25 インターナショナル・ビジネス・マシーンズ・コーポレーションInternational Business Machines Corporation データ・パケットを処理するための方法、システム、およびコンピュータ・プログラム
JP2015233221A (ja) * 2014-06-10 2015-12-24 日本電信電話株式会社 統計情報メモリシステム、ネットワーク機器、および統計情報蓄積方法

Also Published As

Publication number Publication date
WO2020031996A1 (ja) 2020-02-13
US11632331B2 (en) 2023-04-18
US20210297357A1 (en) 2021-09-23
JP7003873B2 (ja) 2022-01-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10257066B2 (en) Interconnect congestion control in a storage grid
US10693953B2 (en) Load switch command including identification of source server cluster and target server custer
US10075396B2 (en) Methods and systems for managing distributed media access control address tables
US9729469B2 (en) Servers, switches, and systems with virtual interface to external network connecting hardware and integrated networking driver
US8352953B2 (en) Dynamically provisioning virtual machines
US20160241491A1 (en) Integrated server with switching capabilities and network operating system
US20110134761A1 (en) Dynamically provisioning virtual machines
US20140112130A1 (en) Method for setting packet forwarding rule and control apparatus using the method
JPWO2011049135A1 (ja) ネットワークシステムとその制御方法、及びコントローラ
JP6015744B2 (ja) 輻輳制御方法、輻輳制御装置、通信システム及び輻輳制御プログラム
US9571356B2 (en) Capturing data packets from external networks into high availability clusters while maintaining high availability of popular data packets
WO2013146808A1 (ja) コンピュータシステム、及び通信経路変更方法
JP6287859B2 (ja) 通信ノード、制御装置、制御情報エントリの管理方法及びプログラム
JP6888566B2 (ja) 負荷分散システム及び負荷分散方法
JP7052634B2 (ja) 負荷分散システム及び負荷分散方法
WO2020031996A1 (ja) 負荷分散システム及び負荷分散方法
JP7255675B2 (ja) 仮想マシン監視装置、仮想マシン監視方法およびプログラム
JP6669807B2 (ja) 計算機システムおよび計算機
WO2020162185A1 (ja) 負荷分散システム及び負荷分散方法
JP6958102B2 (ja) 情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法及びプログラム
JP2017045301A (ja) コンピュータシステム
JP2021150721A (ja) 管理装置、ネットワークシステム、管理方法、およびプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20201203

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210914

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20211115

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20211130

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20211213

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7003873

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150