JP2020024579A - 車載装置 - Google Patents

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Takehiro Shirosaki
剛博 城向
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【課題】プログラム更新のための通信量および所要時間を短縮できる車載装置を提供する。【解決手段】車載装置は、取得した更新データに基づいてプログラム更新を行う。車載装置は、プログラムを記憶する記憶部と、更新データに基づいてプログラムを更新する更新制御部とを備え、記憶部はプログラムを分割した複数のセクションに割り当てられた複数の記憶領域を含み、各記憶領域は割り当てられたセクションよりサイズが大きく、各セクションは他のセクションからのアクセスを許容する関数または変数を含む場合、アクセスのためのインターフェースをセクション内の所定の固定位置に含み、他のセクションはインターフェースを介して関数または変数へアクセスし、更新制御部は更新データに基づいてプログラムの更新対象のセクションと更新内容とを特定し記憶部の更新対象のセクションに割り当てられた記憶領域内に更新内容を記憶させることでプログラム更新を行う。【選択図】図2

Description

本発明は、車両に搭載され、プログラムの更新が可能な車載装置に関する。
車両には、例えばECU(Electronic Control Unit)と呼ばれる複数の車載装置が搭載されている。このような車載装置は、1つ以上のCPU等の制御部および制御部が実行する1つ以上のプログラムを格納した記憶部を備える。車載装置の機能向上のため、このようなプログラムを更新することが提案されている。とくに、利便性向上や工数削減のため、整備工場等に行かなくても、車載装置がプログラム更新用のデータである更新データを無線通信によってネットワークを介して外部のサーバー等から受信してプログラムを更新すること(OTA(Over the Air)リプログラミング)が提案されている。
このようなOTAリプログラミングにおいては、通信量の低減や記憶部の書き換え量を低減して、所要時間を短縮することが望まれる。そのために、更新データとして、プログラムの更新部分を表す差分データを高度なアルゴリズムを用いて生成し、通信量を低減することが考えられるが、プログラムの修正内容が軽微であっても、関数や変数のアドレスが変化するとプログラムの広い範囲に影響が及んで更新量が多くなり差分データのサイズも大きくなる場合があり、通信量、書き換え量ともに低減効果は限定的である。また差分データから更新プログラムを復元する処理を実行するには、高スペックな制御部が必要となり、コストが増大する。
特許文献1は、記憶部がプログラムを複数のセクタ(セクション)に分割して記憶し、セクタ単位でプログラムを部分的に更新することでプログラム更新の所要時間を短縮する処理装置を開示している。特許文献1においては、更新する可能性の高い実行ファイル(アプリケーション)を同一セクタに集めて、書き換え対象のセクタを低減することをねらっている。また、特許文献1においては、実行ファイル内の関数や変数を、他の実行ファイルがアクセス(呼び出し、参照)するためにこれらの関数や変数のアドレスが必要な場合、これらの実行ファイルとは異なるセクタに配置された参照テーブルを参照することでアドレスを取得する。これにより、他の実行ファイル内にこれらの関数や変数のアドレスを直接記述しないようにして、実行ファイルの更新によってアドレスが変化しても、これにともなう他の実行ファイルの更新を不要にし、書き換え対象のセクタを低減することをねらっている。
特開2015−138469号公報
しかしながら、特許文献1の開示する技術では、書き換え対象のセクタの低減を十分図ることは困難である。第1に、実行ファイルの更新の必要性は、一般にいずれの実行ファイルにおいても発生しうるため、更新する可能性の高い実行ファイルを予め特定して同一セクタに集めて配置することは、困難である。第2に、1つの実行ファイルを更新して、そのサイズが変化した場合は、記憶部の記憶領域においてその後ろに連続配置されている他の実行ファイルがある場合はその配置をずらす必要が生じるため、更新のない他の実行ファイルを記憶しているセクタの書き換えも発生する。第3に、参照テーブルを他のセクタに独立して配置しているため、実行ファイルを更新した結果、他の実行ファイルからアクセスする関数や変数のアドレスが変化した場合、参照テーブルの更新も発生し、参照テーブルを記憶しているセクタの書き換えも必要となる。このように、従来、プログラム更新時の更新量や書き換え量の低減には改良の余地があった。
本発明は、上記課題を鑑みてなされたものであり、プログラム更新のための通信量および所要時間を短縮できる車載装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の一局面は、ネットワークを介して取得した更新データに基づいてプログラムの更新を行う車載装置であって、プログラムを記憶する記憶部と、更新データに基づいて、記憶部に記憶されているプログラムを更新する更新制御部とを備え、記憶部は、プログラムを分割した複数のセクションにそれぞれ割り当てられた複数の記憶領域を含み、各記憶領域は、割り当てられたセクションよりサイズが大きくセクションを記憶した領域とセクションを記憶していない未使用領域とを有し、プログラムとプログラムの更新後との各バージョンにおいて、各セクションは、他のセクションからのアクセスを許容する関数または変数を含む場合、関数または変数へのアクセスのためのインターフェースを、セクション内の所定の固定位置に含み、他のセクションは、インターフェースを介して関数または変数へアクセスし、更新制御部は、更新データに基づいてプログラムの更新対象のセクションと更新内容とを特定し、記憶部の、更新対象のセクションに割り当てられた記憶領域内に、更新内容を記憶させることによりプログラムの更新を行う、車載装置である。
本発明によれば、プログラムの更新量を低減することによりプログラム更新のための通信量および所要時間を短縮できる車載装置を提供することができる。
本発明の一実施形態に係るプログラム更新システムの構成例を示す図 本発明の一実施形態に係るメモリマップと従来例に係るメモリマップとを示す図 本発明の一実施形態に係るメモリマップと従来例に係るメモリマップとを示す図 本発明の一実施形態に係るメモリマップと従来例に係るメモリマップとを示す図 本発明の一実施形態に係るメモリマップと従来例に係るメモリマップとを示す図 本発明の一実施形態に係るメモリマップと従来例に係るメモリマップとを示す図
(概要)
本発明に係る車載装置は、記憶部の記憶領域において、プログラムをセクションに分割して記憶しており、セクション間に未使用領域が設けられている。また、セクション内の公開関数および公開変数へのインターフェースをセクション自体の固定位置に設ける。これにより、1つのセクションの更新によって、そのセクションのサイズの変化や公開関数および公開変数のアドレスの変化が生じても、他のセクションの記憶領域内の配置アドレスの変化や内容の変化を抑制でき、プログラム更新時の更新量を低減でき、通信量および所要時間を短縮できる。
(実施形態)
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1に、本実施形態に係るプログラム更新システム10の構成例を示す。プログラム更新システム10は、車両100と、サーバー200とを備える。車両100は車載装置110と通信部120とを含む。車載装置110は例えばECU(Electronic Control Unit)と呼ばれる、車両の各種制御を行う装置である。車載装置110の個数は限定されない。車載装置110は、プログラムを記憶する記憶部111と、記憶部111からプログラムを読み出して実行する1つ以上のCPU等のプロセッサとを有する。プロセッサは、また、記憶部111に記憶されているプログラムを書き換える更新制御部112として機能する。通信部120はサーバー200と例えば無線ネットワークを介して通信し、更新データを受信する。通信のタイミングは限定されず、通信部120からサーバー200に更新データがあるか問い合わせて、サーバー200に更新データがあればサーバー200に更新データを送信させてもよいし、サーバー200に更新データがあれば、通信部120からの問い合わせがなくても、サーバー200から通信部120に更新データを送信してもよい。更新制御部112は通信部120が受信した更新データを取得し、更新データに基づいてプログラムの更新位置と更新内容とを特定し、記憶部111の更新位置に更新内容を記憶させることによって、記憶部111に記憶されているプログラムをその更新版のプログラムである更新プログラムに変更する。車載装置110は、以上の他にも車両100に搭載された機器との間の通信や制御のための入出力部を備えてもよい。
図2に、記憶部111の記憶領域における、本実施形態に係るプログラムの記憶態様を示すメモリマップ300を示す。また、比較のため従来の一例に係るプログラムの記憶態様を示すメモリマップ900を示す。
プログラムは一例として、BSP(Boot Strap Processor)と呼ばれる初期化実行プロセッサ用プログラムおよびOS(Operating System)と呼ばれる基本プログラムとを含むBSP(OS)、複数のアプリケーション1、2、3、および、データの各部分に分類される。
従来のメモリマップ900においては、これらの部分が連続して配置され、さらに、参照テーブルが独立した部分として別領域に配置される。参照テーブルは、例えばアプリケーションが、他のアプリケーションからのアクセスを許可する関数や変数のアドレスを記述したテーブルであり、他のアプリケーションは、参照テーブルを参照することにより、アクセスしたい関数や変数のアドレスを取得し、アドレスを用いて関数や変数にアクセスする。
本実施形態のメモリマップ300においては、プログラムは、更新前および更新後の各バージョンにおいて、複数のセクションに分割され、分割された部分ごとに未使用領域を隔てて配置される。一例として、プログラムはBSP(OS)、複数のアプリケーション1、2、3、および、データの各セクションに分割されて、それぞれが割り当てられた記憶領域に記憶される。各記憶領域のサイズは、各セクションのサイズより大きく、セクションが実際に記憶された領域の後ろに、セクションが記憶されていない未使用領域が存在している。メモリマップ300においては、参照テーブルを独立したセクションとしては設けず、後述するように各セクション内に、代わりとなるラッパ関数を設ける。
本実施形態において、記憶部111の書き換え量の低減について、以下に例を挙げて説明する。
(例1)
本例は、アプリケーション1が更新され、アプリケーション1のサイズが大きくなった場合の例である。本例では、アプリケーション1内に公開関数や公開変数が存在しないか、あるいは、存在するがアドレスに変化がないものとする。図3に、本例における従来のメモリマップ900と本実施形態のメモリマップ300とについて、プログラム更新のための書き換え対象となる部分を斜線で示す。従来のメモリマップ900においては、アプリケーション1のサイズが大きくなった分、アプリケーション1の後ろに連続して配置されているアプリケーション2、3およびデータの配置アドレスが後ろにずれる。そのため、内容が更新されたアプリケーション1だけでなく、更新されていないアプリケーション2、3およびデータの書き換えが発生する。
これに対して、本実施形態のメモリマップ300においては、アプリケーション1のサイズが大きくなっても、アプリケーション1に割り当てられた記憶領域内に未使用領域があるため、サイズの増加分を未使用領域に記憶させることによって、その記憶領域内にアプリケーション1を記憶させることができる。これにより、他のアプリケーション2、3およびデータの配置アドレスにずれが発生しない。そのためアプリケーション1のみ書き換えが発生する。このように、従来例に比べて記憶部111の書き換え量を低減できる。
(例2)
本例は、アプリケーション2が更新され、アプリケーション2のサイズが大きくなった場合の例である。本例では、アプリケーション2内に公開関数や公開変数が存在しないか、あるいは、存在するがアドレスに変化がないものとする。図4に、本例における従来のメモリマップ900と本実施形態のメモリマップ300とについて、プログラム更新のための書き換え対象となる部分を斜線で示す。従来のメモリマップ900においては、アプリケーション2のサイズが大きくなった分、アプリケーション2の後ろに連続して配置されているアプリケーション3およびデータの配置アドレスが後ろにずれる。そのため、内容が更新されたアプリケーション2だけでなく、更新されていないアプリケーション3およびデータの書き換えが発生する。例1の場合に比べて、更新によってサイズが変化したアプリケーションの位置がメモリマップ上で後ろの位置にあるため、例1の場合よりは影響が小さく、書き換え量を小さくできる。しかし、更新対象のアプリケーションを事前に予測することは困難であり、更新対象となるアプリケーションを予めメモリマップ上なるべく後ろに配置することで書き換え量を低減することには限界がある。
これに対して、本実施形態のメモリマップ300においては、アプリケーション2のサイズが大きくなっても、アプリケーション2に割り当てられた記憶領域内に未使用領域があるため、サイズの増加分を未使用領域に記憶させることによって、その記憶領域内にアプリケーション2を記憶させることができる。これにより、他のアプリケーション3およびデータの配置アドレスにずれが発生しない。そのためアプリケーション2のみ書き換えが発生する。このように、記憶部111の書き換え量を低減できる。また、更新対象のアプリケーションがメモリマップ上どの位置にあっても、他のアプリケーション等の配置への影響がない。
(例3)
本例は、アプリケーション1が更新され、アプリケーション1のサイズに変化はないが、アプリケーション1内の公開関数である関数Aのアドレスが変化した場合の例である。図5に、本例における従来のメモリマップ900と本実施形態のメモリマップ300とについて、プログラム更新のための書き換え対象となる部分を斜線で示す。従来のメモリマップ900においては、更新されたアプリケーション1が書き換え対象となるのみでなく、関数Aのアドレスが変化したため、関数Aのアドレスを記述した関数A用テーブルを含む参照テーブルが更新され、書き換え対象となる。
これに対して、本実施形態のメモリマップ300においては、参照テーブルを独立的に設けない。アプリケーション1は、関数Aを他のアプリケーションからアクセス可能にする関数A用のラッパ関数を、アプリケーション1内の所定の固定位置に保持している。関数A用のラッパ関数は、関数Aのアドレスを内部に保持している。他のアプリケーションは、アプリケーション1内の予め定められている固定アドレスに配置されたインターフェースであるラッパ関数を呼び出すことで、関数Aのアドレスが不明であっても関数Aを間接的に呼び出すことができる。関数Aのアドレスが変化した場合、アプリケーション1内の関数Aのラッパ関数を更新すればよく、更新対象はアプリケーション1のみとなる。他のアプリケーションも同様に公開関数や公開変数へのアクセス用のラッパ関数をアプリケーション内の固定位置に保持しており、公開関数や公開変数のアドレスが変化しても、更新対象はそのアプリケーションのみとなる。このように、従来例に比べて更新対象が減り、記憶部111の書き換え量を低減できる。
(例4)
本例は、アプリケーション2が更新され、アプリケーション2のサイズに変化はないが、アプリケーション2内の公開変数である変数Cのアドレスが変化した場合の例である。図6に、本例における従来のメモリマップ900と本実施形態のメモリマップ300とについて、プログラム更新のための書き換え対象となる部分を斜線で示す。従来のメモリマップ900においては、更新されたアプリケーション2が書き換え対象となるのみでなく、変数Cのアドレスが変化したため、変数Cのアドレスを記述した変数C用テーブルを含む参照テーブルが更新され、書き換え対象となる。
これに対して、本実施形態のメモリマップ300においては、参照テーブルを独立的に設けない。アプリケーション2は、変数Cを他のアプリケーションからアクセス可能にする変数C用のラッパ関数を、アプリケーション2内の所定の固定位置に保持している。変数C用のラッパ関数は、変数Cのアドレスを内部に保持している。他のアプリケーションは、アプリケーション2内の予め定められている固定アドレスに配置されたインターフェースであるラッパ関数を呼び出すことで、変数Cのアドレスが不明であっても変数Cを間接的に参照することができる。変数Cのアドレスが変化した場合、アプリケーション2内のラッパ関数を更新すればよく、更新対象はアプリケーション2のみとなる。他のアプリケーションも同様に公開関数や公開変数へのアクセス用のラッパ関数をアプリケーション内の固定位置に保持しており、公開関数や公開変数のアドレスが変化しても、更新対象はそのアプリケーションのみとなる。このように、従来例に比べて更新対象が減り、記憶部111の書き換え量を低減できる。
なお、例3、例4において、各アプリケーション内の固定位置に設けるのであれば、インターフェースの実装態様に限定はなく、ラッパ関数の代わりに例えば関数Aや変数Cのアドレスを記述した参照テーブルを設けてもよい。
以上の各例において、各セクションに割り当てられた記憶領域は、今後の更新において想定されるセクションごとの最大サイズ以上となるよう、余裕をもって未使用領域を設けておくことが好ましい。また、未使用領域に対しては、特段の処理をしなくてもよいし、ゼロパディング等所定のデータを記憶させる処理をしてもよい。また、プログラムの分割単位は限定されず、例えば1つのアプリケーションを複数のセクションに分割してもよい。
(作用、効果)
以上のように、本実施形態においては、アプリケーションの更新によって、そのサイズが変化したり、その内部の公開関数や公開変数のアドレスが変化したりした場合に、他のアプリケーション等への影響を、メモリマップ上の配置順序にかかわらずなくすことができる。そのため更新対象となる可能性が高いアプリケーション等を特定できなくても、記憶部111への書き換え量を低減できる。これにより、記憶部111の書き換え時間を低減し、プログラム更新の時間短縮を図ることができる。また、更新対象がアプリケーションでなく、BSP(OS)やデータのセクションであっても同様である。
更新制御部112がサーバー20から取得する更新データは、例えば更新対象のセクションと更新内容とを表すデータとすることができる。本実施形態では、更新データのサイズを小さくすることができるので、高度なアルゴリズムを用いなくても通信量を低減することができる。また、このような形式の更新データであれば、更新制御部112は、更新対象のセクションと更新内容とを特定して、記憶部111の対象セクションに割り当てられた記憶領域に更新内容を記憶させる制御を、比較的低負荷の処理によって実行することができるので、高スペックな制御部は不要であり、コスト増大を抑制することができる。なお更新制御部112は、このようなプログラム更新処理を、プログラムを実行することで行ってもよい。更新処理用のプログラムは、更新対象である上述のプログラムに含まれていてもよいし、別に用意されていてもよい。
以上、本発明の一実施形態を説明したが、本発明は、車載装置、プログラム更新システム、更新制御部が実行するプログラムの更新方法、更新方法を実行させるプログラムを記憶したコンピューター読み取り可能な非一時的な記録媒体、あるいは車載装置を搭載した車両として捉えることができる。
本発明は、車両等に搭載されるプログラムの更新が可能な車載装置に有用である。
10 プログラム更新システム
100 車両
110 車載装置
111 記憶部
112 更新制御部112
120 通信部
200 サーバー

Claims (1)

  1. ネットワークを介して取得した更新データに基づいてプログラムの更新を行う車載装置であって、
    前記プログラムを記憶する記憶部と、
    前記更新データに基づいて、前記記憶部に記憶されている前記プログラムを更新する更新制御部とを備え、
    前記記憶部は、前記プログラムを分割した複数のセクションにそれぞれ割り当てられた複数の記憶領域を含み、各前記記憶領域は、割り当てられた前記セクションよりサイズが大きく前記セクションを記憶した領域と前記セクションを記憶していない未使用領域とを有し、
    前記プログラムと前記プログラムの更新後との各バージョンにおいて、各前記セクションは、他の前記セクションからのアクセスを許容する関数または変数を含む場合、前記関数または前記変数へのアクセスのためのインターフェースを、前記セクション内の所定の固定位置に含み、前記他の前記セクションは、前記インターフェースを介して前記関数または前記変数へアクセスし、
    前記更新制御部は、前記更新データに基づいて前記プログラムの更新対象の前記セクションと更新内容とを特定し、前記記憶部の、前記更新対象の前記セクションに割り当てられた記憶領域内に、前記更新内容を記憶させることにより前記プログラムの更新を行う、車載装置。
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