JP2020024306A - 光ファイバ及び光ファイバの製造方法 - Google Patents

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宰 細川
健太郎 市井
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健太郎 市井
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Abstract

【課題】装置を小型化し得る螺旋状の光ファイバ及び当該光ファイバの製造方法を提供しようとすることを目的とする。【解決手段】光ファイバは、外力が付与されない状態で螺旋状である螺旋部を有する。この光ファイバの製造方法は、光ファイバ母材1Pを線引炉110の加熱部111で加熱して線引きする線引工程を備え、線引工程において、光ファイバ母材1Pのネックダウン部Ndの外周面の第1領域Nd1から加熱部111までの最短距離が、第1領域Nd1の反対側に位置する外周面の第2領域Nd2から加熱部111までの最短距離よりも小さくなるように、ネックダウン部Ndを線引炉110の中心軸Fa周りに回転させる。【選択図】図13

Description

本発明は、光ファイバ及び光ファイバの製造方法に関し、具体的には、螺旋状の光ファイバ及び当該光ファイバの製造方法に関する。
従来、マルチモード光ファイバを伝搬する各モードの光の強度分布を短い距離で一定にする装置としてモードスクランブラが知られている。下記特許文献1から3には、このようなモードスクランブラが開示されている。特許文献1には、複数のピンが一方向に配列された部材を用意し、この部材の複数のピンに順次光ファイバを引っ掛けていくことで光ファイバを曲げてモードスクランブラとされる技術が開示されている。また、特許文献2,3には、円柱部を有する部材を用意し、この部材の円柱部に光ファイバを巻回することで光ファイバを曲げてモードスクランブラとされる技術が開示されている。つまり、特許文献1から3には、光ファイバを曲げることでモードスクランブラとされる技術が開示されている。
特開昭60−178409号公報 特開平2−163707号公報 特開平2−042407号公報
しかし、上記特許文献1から3に開示されている技術では、光ファイバを曲げるための上記ピンなどの部材を別途設ける必要がある。このため、これら特許文献に開示された技術を用いてモードスクランブラなどの装置を構成する場合、上記部材を設けるため装置の大型化を招く懸念がある。
そこで、本発明は、装置を小型化し得る螺旋状の光ファイバ及び当該光ファイバの製造方法を提供しようとすることを目的とする。
上記目的の達成のため、本発明の光ファイバは、外力が付与されない状態で螺旋状である螺旋部を有することを特徴とする。
従来の技術では、上述のように、上記ピンなどの部材を介して光ファイバが曲げられることで、この曲げに反発する反発力が光ファイバに付与され、光ファイバが螺旋状とされる。なお、本明細書において「外力」とは、光ファイバを曲げるために光ファイバに対して付与される力をいう。本発明の光ファイバは、外力が付与さない状態で螺旋状である螺旋部を有するため、光ファイバを曲げるための別部材が不要となる。すなわち、本発明の光ファイバを用いてモードスクランブラなどの装置を構成する場合に、このような別部材を設ける必要がないため、装置の小型化が実現され得る。
また、前記光ファイバはマルチモード光ファイバであってもよい。
これにより、本発明の光ファイバがモードスクランブラとして機能し得る。
また、前記螺旋部の螺旋中心線から前記光ファイバの中心軸までの距離が、1μm以上かつ1000μm以下であってもよい。具体的には、前記距離が50μm以下であってもよい。なお、螺旋中心線とは、螺旋を形成する光ファイバの中心軸の各点からの距離が等しい線であり、直線であっても曲線であってもよい。
上記距離が1μm以上あれば、モード変換が起こり易くなり得る程度の曲率を有する螺旋が光ファイバに形成され得、この光ファイバを例えばモードスクランブラとして使用する場合に、当該光ファイバがモードスクランブラとして機能しやすくなり得る。また、例えばこの光ファイバをモードスクランブラとして使用する場合、上記距離が1000μm以下であると、装置が小型化されて装置の取り扱いが容易になり得る。すなわち、上記距離を1μm以上かつ1000μm以下とすることで、モードスクランブラとして機能しやすく、かつ取り扱いが容易なモードスクランブラが提供され得る。
また、前記螺旋部の螺旋中心線から前記光ファイバの中心軸までの距離が前記光ファイバのコアの半径以下であってもよい。
このような構成により、上記距離が光ファイバの半径よりも大きい場合に比べて、上記螺旋部を全体として概ね直線状に視認し得、光ファイバの取り扱いがより容易になり得る。このため、例えばマルチモード光ファイバにおけるモードスクランブラなどにこの光ファイバを適用した場合、取り扱いが容易な装置が実現され得る。また、光ファイバを製造するための線引炉を小型化しなければならない等の事情があっても、上記螺旋部を有する光ファイバを製造し得る。
また、前記螺旋部の螺旋回数は10回/m以上かつ125回/m以下であってもよく、例えば、50回/m以上かつ125回/m以下であってもよい。
螺旋回数が10回/m以上であれば、モード間結合が起こり易くなる傾向がある。このため、モード間結合を起こさせるための光ファイバの長尺化を抑制し得る。また、螺旋回数が125回/m以下であれば、本発明の光ファイバ製造することが容易になり得る。すなわち、螺旋回数を10回/m以上かつ125回/m以下とすることで、モード間結合が起こり易くかつ製造が容易な光ファイバを実現し得る。
また、前記螺旋部の螺旋中心線から前記光ファイバの中心軸までの距離が500〜1000μmであり、前記螺旋部の螺旋回数が80〜125回/mであってもよい。
上述のように、従来の光ファイバでは、別部材を介して光ファイバが曲げられる。このように光ファイバが曲げられると当該光ファイバに外力が作用し、この外力が所定の大きさになると光ファイバの破断確率が上昇し得る。このような破断確率の上昇は、例えば上記螺旋部の螺旋中心線から光ファイバの中心軸までの距離が500〜1000μmで、上記螺旋部の螺旋回数が80〜125回/mになるように光ファイバを旋回させる場合に顕著になり得る。しかしながら、本発明は、外力を付与して螺旋部を形成するものでなく、後述するように製造の際に螺旋部を形成するものである。したがって、製造工程を調整することで、上記螺旋部の螺旋中心線から光ファイバの中心軸までの距離が500〜1000μmで、上記螺旋部の螺旋回数が80〜125回/mである螺旋部を光ファイバの破断を抑制しつつ形成し得る。
また、前記螺旋部は、巻き方向が互いに反対である第1螺旋部と第2螺旋部とを少なくとも1つずつ含んでもよい。
このような構成によれば、巻き方向が2方向であるため、巻き方向が1方向である場合に比べて、光ファイバに外乱が加わり易くなり、不規則な変化が光に与えられる傾向が強くなり得る。このため、高次モードと放射モードとにおいてモード間結合が起こり易くなり得る。したがって、本発明の光ファイバを、例えばモードスクランブラとして使用する場合に、当該光ファイバがモードスクランブラとしてより機能しやすくなり得る。
また、本発明の光ファイバの製造方法は、光ファイバ母材を線引炉の加熱部で加熱して線引きする線引工程を備え、当該線引工程において、前記光ファイバ母材のネックダウン部の外周面の第1領域から前記加熱部までの最短距離が、前記第1領域の反対側に位置する前記外周面の第2領域から前記加熱部までの最短距離よりも小さくなるように、前記ネックダウン部を前記線引炉の中心軸周りに回転させることを特徴とする。
上記光ファイバの製造方法では、線引工程において、ネックダウン部の外周面の第1領域が第2領域に比べて加熱部の近くに存在するため、第1領域が第2領域に比べて高温となる径方向の温度勾配がネックダウン部に形成される。そして、このような径方向の温度勾配が形成された状態でネックダウン部が線引炉の中心軸に対して回転されるため、光ファイバ母材が螺旋形状に形成されつつ線引きされる。その結果、螺旋部を有する光ファイバが形成される。
なお、上記線引工程では、光ファイバ母材が溶融して縮径し、この縮径部の外形に変曲点が生じる。本明細書において「ネックダウン部」とは、上記縮径部の中心軸に沿った断面において、当該断面の外形の変曲点から、光ファイバ母材の幅が最小になる部分までの領域、すなわち、上記変曲点から縮径部の下端部まで領域を意味する。
また、前記線引工程には、前記ネックダウン部を前記線引炉の中心軸に対して時計回りに回転させる第1工程と、前記ネックダウン部を前記線引炉の中心軸に対して反時計回りに回転させる第2工程とが含まれてもよい。
これにより、上記第1螺旋部と上記第2螺旋部とを含む光ファイバを製造することができる。
また、前記光ファイバ母材の中心軸が前記線引炉の中心軸と平行な状態で線引きしてもよい。
これにより、線引工程において、ネックダウン部の中心軸が前記線引炉の中心軸からずれ得る。
また、前記光ファイバ母材の中心軸が前記線引炉の中心軸に対して傾いた状態で線引きしてもよい。
この場合、光ファイバ母材の取り付け位置を線引炉の中心軸に対して平行にずらす必要がなく、光ファイバ母材を傾けることで上記螺旋部を有する光ファイバを製造し得る。すなわち、光ファイバ母材を上記中心軸に対して平行にずらす場合に比べて、上記光ファイバの製造が容易になり得る。
以上のように、本発明によれば、装置を小型化し得る螺旋状の光ファイバ及び当該光ファイバの製造方法が提供され得る。
本発明の第1実施形態に係る光ファイバの中心軸に垂直な断面図である。 図1に示される光ファイバの一部を概略的に示す図である。 螺旋回数及び螺旋半径をそれぞれ所定の値にした場合における破断確率を示す表である。 螺旋半径を所定の値にした場合における螺旋回数と破断確率との関係を示すグラフである。 螺旋回数を所定の値にした場合における螺旋半径と破断確率との関係を示すグラフである。 図2に示される光ファイバの製造方法の工程を示すフローチャートである。 線引工程を概略的に示す図である。 図7に示される線引炉内の様子を概略的に示す図である。 図7に示される線引炉内の様子を図8とは別の視点で示す概略図である。 本発明の第2実施形態に係る光ファイバの一部を概略的に示す図である。 図10に示される光ファイバの製造方法の工程を示すフローチャートである。 図9に示される製造方法の変形例を示す概略図である。 図6及び図11に示される製造方法の変形例を示す概略図である。 図7に示される線引工程において光ファイバ母材の中心軸が線引炉の中心軸からずれている長さと、この線引工程により形成される螺旋部の螺旋中心線から光ファイバの中心軸までの長さとの関係を示すグラフである。
以下、本発明に係る光ファイバ及び光ファイバの製造方法を実施するための形態が添付図面とともに例示される。以下に例示する実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、以下の実施形態から変更、改良することができる。なお、以下に参照する図面では、理解を容易にするために、各部材の寸法を変えて示す場合がある。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態に係る光ファイバ1の中心軸に垂直な断面図である。図1に示すように、光ファイバ1は、コア11及びコア11の外周面を隙間なく囲むクラッド12からなる光ファイバ裸線1Nと、光ファイバ裸線1Nのクラッド12の外周面を被覆する内側保護層13と、内側保護層13の外周面を被覆する外側保護層14と、を備える。
本実施形態の例では、コア11及びクラッド12は、それぞれシリカガラスからなり、コア11の屈折率はクラッド12の屈折率よりも高くされる。例えば、コア11が屈折率を高くするゲルマニウム等のドーパントが添加されたシリカガラスからなる場合、クラッド12は純粋なシリカガラスで構成される。また、例えば、コア11が純粋なシリカガラスからなる場合、クラッド12は屈折率を低くするフッ素等のドーパントが添加されたシリカガラスで構成される。また、本実施形態の例では、内側保護層13は所定の紫外線硬化樹脂や熱硬化樹脂から構成され、外側保護層14は内側保護層13とは異なる紫外線硬化樹脂や熱硬化樹脂から構成される。
コア11の直径は、例えば、4μm以上100μm以下とされ、クラッド12の外径は、例えば、50μm以上500μm以下とされる。
図2は、上記断面構造を有する光ファイバ1の全長の一部を概略的に示す図である。なお、図2では、理解を容易にするために、螺旋部20の寸法が誇張して示されている。
図2に示すように、この光ファイバ1は、螺旋中心線Saを中心軸として螺旋状に巻回する螺旋部20を有している。この螺旋部20は、外力が付与されない状態で螺旋状とされる。本明細書において、螺旋中心線とは、螺旋を形成する光ファイバの中心軸の各点からの距離が等しい線であり、直線であっても曲線であってもよい。本実施形態において、螺旋中心線Saは直線とされる。
光ファイバ1は、螺旋中心線Sa上の各点から光ファイバ1の中心軸Caまでの距離Xが略等しくなる3次元構造を有している。なお、光ファイバ1の中心軸Caは、コア11の中心を光ファイバ1の延在方向に沿って通る軸とされる。螺旋中心線Saに沿って螺旋部20を見る場合、当該螺旋部20において、光ファイバ1の中心軸Caがなす外形は、螺旋中心線Saを中心とし、螺旋中心線Saから中心軸Caまでの距離Xを半径とする略円形とされる。この距離Xは螺旋半径Xと呼ばれる場合がある。本実施形態における螺旋半径Xは、例えば、1μm以上かつ1000μm以下とされる。なお、この螺旋半径Xは、1μm以上50μm以下であってもよい。また、螺旋半径Xはコア11の半径rcо以下とされてもよい。この場合、螺旋半径Xがコア11の半径rcоよりも大きい場合に比べて、螺旋部20が全体としてより直線状に視認され得、光ファイバの取り扱いがより容易になり得る。このため、例えばマルチモード光ファイバにおけるモードスクランブラなどに、このような構成の光ファイバ1を適用することで、取り扱いが容易な装置が実現され得る。また、光ファイバを製造する線引炉を小型化しなければならない等の事情があっても、螺旋部20を有する光ファイバ1を製造し得る。
また、螺旋中心線Saの単位長さ当たりに光ファイバが旋回する回数は螺旋回数と呼ばれる場合がある。本実施形態において、螺旋部20の螺旋回数は、例えば、10回/m以上かつ125回/m以下とされる。螺旋回数が多い程、螺旋部20においてモード間結合が起こり易くなり得る。具体的には、螺旋回数が10回/m以上であれば、モード間結合が起こり易くなり得る。そのため、モード間結合を起こさせるための光ファイバの長尺化を抑制し得る。つまり、例えば光ファイバ1をモードスクランブラとして使用した場合に、モードスクランブラとしての機能が発揮され易くなり得る。また、螺旋回数が125回/m以下であれば、螺旋部を有する光ファイバ1が製造され易くなり得る。したがって、螺旋回数を10回/m以上かつ125回/m以下とすることで、モード間結合が起こり易くかつ製造が容易な光ファイバが実現され得る。
また、例えば、光ファイバ1の螺旋半径Xが1000μm以下の場合において、上記螺旋回数は50回/m以上であってもよい。
螺旋部を有さない光ファイバを別部材により外力を加えて螺旋状にする場合、印加される当該外力によって破断確率が大きくなり、破断確率が例えば30000時間後に10−6以上になると、当該光ファイバの機械的信頼性に問題が生じる傾向がある。そこで、IEC/TR62048に基づいて、光ファイバの破断確率が大きくなる螺旋半径及び螺旋回数、具体的には、光ファイバの破断確率が30000時間後に10−6以上となる螺旋半径及び螺旋回数について検証した。
上記検証の結果を図3、図4、及び図5に示す。図3は螺旋回数及び螺旋半径Xをそれぞれ所定の値にした場合における破断確率を示す表であり、図4は螺旋半径Xを所定の値にした場合における螺旋回数と破断確率との関係を示すグラフであり、図5は螺旋回数を所定の値にした場合における螺旋半径Xと破断確率との関係を示すグラフである。図3から図5に示すように、例えば、螺旋半径Xが500〜1000μmで、螺旋回数が80〜125回/mの場合、破断確率が30000時間後に10−6以上になることがわかった。すなわち、螺旋部を有さない光ファイバを巻回する場合において、螺旋半径Xが500〜1000μmで、螺旋回数が80〜125回/mになるように光ファイバを旋回させると、当該光ファイバの機械的信頼性に問題が生じ得る程度に光ファイバの破断確率が大きくなることがわかった。
以上のように、外力を付与して光ファイバを螺旋状にする場合において、500〜1000μmの螺旋半径X及び80〜125回/mの螺旋回数で光ファイバを旋回させると、光ファイバの破断確率が大きくなる傾向がある。しかし、本発明の光ファイバ1の螺旋部20は、後述するように線引きに伴って形成されるものであり、外力が付与されて形成されるものではない。そのため、螺旋半径Xが500〜1000μmで、螺旋回数が80〜125回/mである螺旋部20を形成する場合であっても、破断の抑制された螺旋部20が提供され得る。
なお、上記螺旋回数は1回/mであってもよく、0回/mよりも大きければ、必ずしも自然数の回数である必要もない。例えば、0.8回/mであってもよい。
以上のように、本実施形態の光ファイバ1は、上述のような螺旋半径X及び螺旋回数で螺旋状に曲がる螺旋部20を有する。このような螺旋部20には、光ファイバが直線状である場合に比べて外乱が加わりやすくなり得るため、各モードの光が螺旋部20を通過することで、高次モードと放射モードとにおいてモード間結合が起こり易くなり得る。したがって、この光ファイバ1をマルチモード光ファイバとして使用することでモードスクランブラが構成され得る。
また、この光ファイバ1の螺旋部20は、上記のように、外力が付与されない状態で螺旋状であるため、光ファイバ1を用いてモードスクランブラが構成される場合、光ファイバを曲げるための別部材を別途設ける必要がない。このように、光ファイバ1によれば、別部材を設ける必要がない分、モードスクランブラなどの装置の小型化が実現され得る。
また、この光ファイバ1の螺旋部20は、外力が付与されない状態で螺旋状であるため、光ファイバ1を螺旋状にするために外力を付与する必要がない。そのため、この光ファイバ1を用いてモードスクランブラなどの装置を構成する場合でも、光ファイバ1の破断等が抑制され得る。
次に、このような光ファイバ1の製造方法について説明する。
図6は、上記製造方法の工程を示すフローチャートである。図6に示すように、この製造方法は、配置工程P1と、線引工程P2と、冷却工程P3と、被覆工程P4と、巻取工程P5と、を備える。以下、これらの各工程について説明する。
まず、本製造方法を実施する準備段階として、光ファイバ母材1Pを用意する。この光ファイバ母材1Pは、上述した光ファイバ1のコア11及びクラッド12と概ね同じ屈折率分布を持つシリカガラスから形成される。
<配置工程P1>
本工程は、線引炉110の加熱部111に囲まれた加熱空間Shに光ファイバ母材1Pの一部を配置する工程である。図7は、線引工程の様子を概略的に示す図である。図7に示すように、本工程では、線引炉110の上方に位置する母材保持部140に光ファイバ母材1Pが保持されることにより、線引炉110の加熱部111内に形成された加熱空間Shに、光ファイバ母材1Pの少なくとも一部が配置される。この母材保持部140は、線引炉110と共通の中心軸Faを有しており、光ファイバ母材1Pが配置される母材配置部141を備えている。本実施形態では母材配置部141は、光ファイバ母材1Pが上記中心軸Faと平行に配置されるように構成されており、中心軸Faからずれ量Dの分だけ若干ずれた位置に設けられている。このような母材保持部140に光ファイバ母材1Pが保持されることで、加熱空間Shにおいて、光ファイバ母材1Pの中心軸Paが線引炉110の中心軸Faからずれ、かつ、中心軸Faと平行になる。本工程において、光ファイバ母材1Pの中心軸Paが線引炉110の中心軸Faからずれているずれ量Dは、例えば、約0.2mm〜約0.4mmとされる。
本実施形態において、母材保持部140は、線引炉110の中心軸Faを中心として回転できる構成とされる。また、母材保持部140の母材配置部141は、光ファイバ母材1Pが母材保持部140に対して相対回転しないように光ファイバ母材1Pを保持する構成とされる。
<線引工程P2>
本工程は、線引炉110において光ファイバ母材1Pを線引きする工程である。図8は、線引工程P2における線引炉110内の様子を拡大して示す概略図である。図8に示すように、この線引工程P2では、母材保持部140を回転させるとともに、線引炉110の加熱部111を発熱させて光ファイバ母材1Pの下端部を加熱する。これにより、光ファイバ母材1Pの下端部は、例えば、約2000℃に加熱されて溶融状態になる。その結果、光ファイバ母材1Pの下端部の粘性が下がり、下方に行くほど径が先細りになる縮径部1Psが光ファイバ母材1Pの下端部に形成される。本明細書では、上記縮径部1Psの断面形状における外形の変曲点fから、縮径部1Psのうち径が最も小さくなる部分、すなわち縮径部1Psの下端部Bdまでの領域を「ネックダウン部Nd」とする。
上述のように、母材保持部140は、中心軸Faを軸として回転するものであり、光ファイバ母材1Pはこの中心軸Faからずれた位置に保持されている。したがって、光ファイバ母材1Pは、線引工程P2において、母材保持部140の回転に伴って中心軸Fa周りに回転する。また、上述のように、光ファイバ母材1Pは、母材保持部140の母材配置部141によって光ファイバ母材1Pに対して相対回転しないように保持されている。
図9は、ネックダウン部Ndの加熱空間Sh内の動きを中心軸Faが延在する方向から見る概略図である。図9に示すように、上述のように母材保持部140が回転することにより光ファイバ母材1Pが中心軸Fa周りに回転すると、ネックダウン部Ndは、当該ネックダウン部Ndの外周面の第1領域Nd1が加熱部111側を向くように、かつ、第1領域Nd1の反対側に位置する第2領域Nd2が中心軸Fa側を向くように、加熱空間Sh内を中心軸Fa周りに回転される。すなわち、線引工程P2において、ネックダウン部Ndは、第1領域Nd1から加熱部111までの最短距離が第2領域Nd2から加熱部111までの最短距離よりも小さくなるように、中心軸Fa周りに回転される。そのため、光ファイバ母材1Pが線引炉110の中心軸Fa周りに回転されて線引きされる間、第1領域Nd1が第2領域Nd2よりも加熱部111に近くなる。その結果、この線引工程P2により、ネックダウン部Ndの径方向において、第1領域Nd1が第2領域Nd2よりも高温である温度勾配が当該ネックダウン部Ndに形成される。この温度勾配が形成された状態で、光ファイバ母材1Pの下端部が線引きされ、所定の線引速度で線引炉110から引き出される。
このように、本工程P2では、第1領域Nd1が第2領域Nd2よりも高温となる径方向の温度勾配がネックダウン部Ndに形成されるとともに、このような径方向の温度勾配が形成された状態で、ネックダウン部Ndが線引炉110の中心軸Fa周りに回転しながら線引炉110から引き出されていくことにより、光ファイバ母材1Pが螺旋形状に塑性変形しつつ線引きされる。そして、光ファイバ母材1Pの線引きされた部分が線引炉110から出ると、すぐに固化し、コア11とクラッド12とから構成される光ファイバ裸線1Nとなる。
<冷却工程P3>
その後、この光ファイバ裸線1Nは、冷却装置120を通過して、適切な温度まで冷却される。冷却装置120に入る際、光ファイバ裸線1Nの温度は、例えば1800℃程度であるが、冷却装置120を出る際には、光ファイバ裸線1Nの温度は、例えば40℃〜50℃となる。なお、本工程において、冷却装置120の代わりに徐冷炉を使用してもよい。
<被覆工程P4>
冷却装置120から出た光ファイバ裸線1Nは、内側保護層13となる紫外線硬化性樹脂が入ったコーティング装置131を通過し、この紫外線硬化性樹脂で被覆される。更に紫外線照射装置132を通過し、紫外線が照射されることで、紫外線硬化性樹脂が硬化して内側保護層13が形成される。次に内側保護層13で被覆された光ファイバは、外側保護層14となる紫外線硬化性樹脂が入ったコーティング装置133を通過し、この紫外線硬化性樹脂で被覆される。更に紫外線照射装置134を通過し、紫外線が照射されることで、紫外線硬化性樹脂が硬化して外側保護層14が形成される。その結果、図1に示す断面構造を有し、かつ図2に示す螺旋部20を有する光ファイバ1となる。
なお、内側保護層13となる紫外線硬化性樹脂をコーティングしたのち引き続き外側保護層14となる紫外線硬化性樹脂をコーティングし、これら2つの紫外線硬化性樹脂がコーティングされた光ファイバ裸線1Nを紫外線照射装置に通して紫外線が照射されることで、2つの紫外線硬化性樹脂を一度に硬化させてもよい。
また、本工程において、紫外線硬化性樹脂の代わりに熱硬化性樹脂を用いて光ファイバ裸線1Nを被覆してもよい。このように熱硬化性樹脂を用いる場合、紫外線照射装置の代わりに加熱装置を用いて熱硬化性樹脂を硬化させてもよい。
<巻取工程P5>
上記被覆工程P4を経たのち、光ファイバ1は、ターンプーリー151により方向転換され、リール152により巻取られる。
以上のように本実施形態の光ファイバの製造方法では、配置工程P1、線引工程P2、冷却工程P3、被覆工程P4、及び巻取工程P5を経て、図1及び図2に示す光ファイバ1が製造される。
この線引工程P2において、ネックダウン部Ndの第1領域Nd1から加熱部111までの最短距離が第2領域Nd2から加熱部111までの最短距離よりも小さくされることにより、第1領域Nd1が第2領域Nd2よりも高温である径方向の温度勾配がネックダウン部Ndに形成される。そして、このような温度勾配がネックダウン部Ndに形成された状態で、ネックダウン部Ndが線引炉110の中心軸Fa周りに回転しながら線引炉110から引き出されることにより、光ファイバ母材1Pが螺旋状に塑性変形しながら線引きされる。その結果、外力が付与されない状態で螺旋状である螺旋部20を有する光ファイバ1が製造され得る。
また、本発明によれば、上述の母材保持部140の回転速度、光ファイバ母材1Pの上記ずれ量D、あるいは線引速度などの線引工程P2の条件を調整することで、螺旋回数が多く、かつ、螺旋半径Xが小さい螺旋部20を形成することができる。例えば、螺旋回数が10回/m以上かつ125回/m以下、あるいは、50回/m以上かつ125回/m以下とされる螺旋回数の多い螺旋部20であっても、形成することができる。また、螺旋半径Xが1μm以上かつ1000μm以下とされる螺旋半径Xの小さな螺旋部20であっても、形成することができる。また、螺旋半径Xがコア11の半径rcо以下となるように螺旋部20を形成することができる。
また、上述のように、螺旋半径Xが500〜1000μmで、螺旋回数が80〜125回/mになるように光ファイバを旋回させる場合、光ファイバの破断確率が上昇する傾向がある。しかし、本発明によれば、上記線引工程P2の条件を調整することで、螺旋半径Xが500〜1000μmで、螺旋回数が80〜125回/mとされる螺旋部20を破断確率の上昇を抑制しつつ形成することができる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態について図10及び図11を参照して説明する。なお、第1実施形態と同一又は同等の構成要素については、特に説明する場合を除き、同一の参照符号を付して重複する説明を省略することがある。
図10は、本発明の第2実施形態に係る光ファイバ1の一部を図2と同様に概略的に示す図である。
図10に示すように、本実施形態に係る光ファイバ1は、螺旋部20が巻き方向が互いに反対である第1螺旋部20Aと第2螺旋部20Bとを少なくとも1つずつ含む点において、第1実施形態に係る光ファイバ1と異なる。
このような第2実施形態に係る光ファイバ1によれば、螺旋部20が巻き方向が互いに反対である第1螺旋部20Aと第2螺旋部20Bとを有する。このため、巻き方向が2方向となっている構造に起因して、巻き方向が1方向のみである第1実施形態の螺旋部20に比べて、光ファイバ1に対して外乱が加わり易くなり、不規則な変化が光に与えられる傾向が強くなり得る。したがって、高次モードと放射モードとにおいてモード間結合が起こり易くなり、比較的長距離にわたって光ファイバ内の光パワーを各導波モード間に安定して光を分布させ得る。よって、より効果に優れたモードスクランブラが構成され得る。
次に、このような螺旋部20を有する光ファイバ1の製造方法について説明する。図11に示すように、第2実施形態における製造方法は、線引工程P2が第1工程P2Aと第2工程P2Bとを有している点において、第1実施形態における製造方法と異なる。すなわち、線引工程P2の第1工程P2Aでは、例えば、母材保持部140が反時計回りに回転し、これにより、光ファイバ母材1Pが、線引炉110の中心軸Fa周りに反時計回りに回転される。その後、第2工程P2Bにおいて、母材保持部140が逆方向に回転する。上記のように、第1工程P2Aにおいて母材保持部140が反時計回りに回転する場合、第2工程P2Bにおいて母材保持部140が時計回りに回転する。この場合、第2工程P2Bにおいて、光ファイバ母材1Pが時計回りに回転される。このように、光ファイバ母材1Pが、線引工程P2のある時期において反時計回りに回転されながら線引きされ、線引工程P2の別の時期において時計回りに回転されながら線引される結果、図10に示す光ファイバ1が製造される。
以上、本発明について、第1及び第2実施形態を例に説明したが、本発明はこれらに限定されるものではない。
例えば、上述の第1及び第2実施形態では、単一のクラッド12を有する光ファイバの例を説明したが、本発明はダブルクラッド光ファイバにも適用できるものである。
また、上述の第1及び第2実施形態では、光ファイバ1がマルチモード光ファイバとされる例を説明したが、光ファイバ1がシングルモード光ファイバとされてもよい。
また、上述の第1及び第2実施形態では、図9に示すように、加熱空間Shが加熱部111に囲まれ、当該加熱部111の内周面側に位置する第1領域Nd1が線引炉110の中心軸Fa側に位置する第2領域Nd2よりも高温である温度勾配が形成される例を説明した。しかし、例えば、図12に示すように、線引炉110の加熱部111が中心軸Fa上に位置しても良い。この場合、第1領域Nd1が加熱部111側を向くように、かつ、第2領域Nd2が線引炉110の内周面110A側を向くようにネックダウン部Ndが中心軸Fa周りに回転されることで、第1領域Nd1から加熱部111までの最短距離が第2領域Nd2から加熱部111までの最短距離よりも近くなる。この場合、第1領域Nd1が第2領域Nd2よりも高温となる径方向の温度勾配がネックダウン部Ndに形成され、螺旋部20を有する光ファイバ1が製造され得る。
また、上述の第1及び第2実施形態では、図8に示すように、光ファイバ母材1Pの中心軸が線引炉110の中心軸Faと平行な状態で線引きされる例を説明した。しかし、例えば、図13に示すように、光ファイバ母材1Pの中心軸Caが線引炉110の中心軸Faに対して傾いた状態で線引きしてもよい。すなわち、この図13の例では、光ファイバ母材1Pの中心軸Paが線引炉110の中心軸Faに対して傾いた状態になる。このため、母材保持部140を中心軸Fa周りに回転させると、ネックダウン部Ndの第1領域Nd1が線引炉110の加熱部111側を向くように、かつ、第2領域Nd2が中心軸Fa側を向くように、ネックダウン部Ndが中心軸Fa周りに回転する。すなわち、第1領域Nd1から加熱部111までの最短距離が第2領域Nd2から加熱部111までの最短距離よりも小さくなるようにネックダウン部Ndが中心軸Fa周りに回転する。その結果、第1領域Nd1が第2領域Nd2よりも高温である径方向の温度勾配がネックダウン部Ndに形成され、螺旋部を有する光ファイバが製造され得る。
この光ファイバ1の製造方法によれば、光ファイバ母材1Pの取り付け位置を線引炉110の中心軸Faに対して平行にずらす必要がなく、光ファイバ母材1Pを中心軸Faに対して傾けることで螺旋部20を有する光ファイバ1を製造し得る。すなわち、第1実施形態や第2実施形態における光ファイバ1の製造方法に比べて、光ファイバ1の製造が容易になり得る。
以下、実施例を挙げて本発明の内容をより具体的に説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
(実施例1)
図7に示される製造装置と同様の製造装置を用いて光ファイバを製造した。具体的には、外径が16mmである光ファイバ母材と、炉心管の内径が46mm、発熱体の内径が62mmである加熱部を有する線引炉とを用意した。なお、本実施例において、炉心管の内径が上記加熱部111の内径に相当する。その後、光ファイバ母材を線引炉の中心軸から上記ずれ量Dだけずらして線引炉内に配置した。そして、線引炉に配置された光ファイバ母材を、線引炉の中心軸の周りに225rpmで回転させるとともに4.5m/分の線引速度で線引きした。これにより、上記螺旋回数が50回/mである螺旋部を有する光ファイバが製造された。
図14は、光ファイバ母材の上記ずれ量D(mm)と、当該実施例により製造された光ファイバの螺旋半径X(μm)との関係を示している。図14中、プロットA、プロットB、プロットC、プロットDにおけるコア11の半径rcоは、全て、3μmであった。図14に示すように、光ファイバ母材のずれ量Dを小さくする程、螺旋半径Xの小さな光ファイバを製造することができた。
このように、本発明における製造方法によれば、光ファイバ母材のずれ量Dを調整することで、所望の螺旋半径を有する螺旋部を製造し得ることが確認された。
本発明によれば、装置を小型化し得る光ファイバ及び当該光ファイバの製造方法が提供され、光ファイバ通信の分野などにおいて利用可能である。
1・・・光ファイバ
1P・・・光ファイバ母材
1Ps・・・縮径部
11・・・コア
12・・・クラッド
20・・・螺旋部
20A・・・第1螺旋部
20B・・・第2螺旋部
110・・・線引炉
111・・・加熱部
140・・・母材保持部
X・・・螺旋半径
Sa・・・螺旋中心線
Nd・・・ネックダウン部
Nd1・・・第1領域
Nd2・・・第2領域

Claims (11)

  1. 外力が付与されない状態で螺旋状である螺旋部を有する
    ことを特徴とする光ファイバ。
  2. 前記光ファイバはマルチモード光ファイバである
    ことを特徴とする請求項1に記載の光ファイバ。
  3. 前記螺旋部の螺旋中心線から前記光ファイバの中心軸までの距離が1μm以上かつ1000μm以下である
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の光ファイバ。
  4. 前記螺旋部の螺旋中心線から前記光ファイバの中心軸までの距離が前記光ファイバのコアの半径以下である
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の光ファイバ。
  5. 前記螺旋部の螺旋回数が10回/m以上かつ125回/m以下である
    ことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の光ファイバ。
  6. 前記螺旋部の螺旋中心線から前記光ファイバの中心軸までの距離が500〜1000μmであり、前記螺旋回数が80〜125回/mである
    ことを特徴とする請求項5に記載の光ファイバ。
  7. 前記螺旋部は、巻き方向が互いに反対である第1螺旋部と第2螺旋部とを少なくとも1つずつ含む
    ことを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の光ファイバ。
  8. 光ファイバ母材を線引炉の加熱部で加熱して線引きする線引工程を備え、
    当該線引工程において、前記光ファイバ母材のネックダウン部の外周面の第1領域から前記加熱部までの最短距離が、前記第1領域の反対側に位置する前記外周面の第2領域から前記加熱部までの最短距離よりも小さくなるように、前記ネックダウン部を前記線引炉の中心軸周りに回転させる
    ことを特徴とする光ファイバの製造方法。
  9. 前記線引工程には、
    前記ネックダウン部を前記線引炉の中心軸に対して時計回りに回転させる第1工程と、
    前記ネックダウン部を前記線引炉の中心軸に対して反時計回りに回転させる第2工程と、
    が含まれる
    ことを特徴とする請求項8に記載の光ファイバの製造方法。
  10. 前記光ファイバ母材の中心軸が前記線引炉の中心軸と平行な状態で線引きする
    ことを特徴とする請求項8又は9に記載の光ファイバの製造方法。
  11. 前記光ファイバ母材の中心軸が前記線引炉の中心軸に対して傾いた状態で線引きする
    ことを特徴とする請求項8又は9に記載の光ファイバの製造方法。
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