JP2020024276A - 情報処理装置、情報処理システム、制御プログラム、情報処理方法 - Google Patents
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Abstract
Description
例えば、特許文献1には、ユーザからの音声による指示に従って、音楽を再生したり、アラームを実行したり、計算をしたり、他の機器(例えば、照明装置)の制御を行ったりする情報処理装置(スマートスピーカー)が開示されている。
このようにして、周囲で騒音が発生しても、ユーザが情報処理装置からの発話を聞き取りにくくなるのを抑えることができる。
本発明の第1の実施形態について、図面を参照しながら説明する。
情報処理装置100は、情報処理サーバ150と、スマートスピーカー200と、を備えている。
図2は、スマートスピーカー200の構成例を示すブロック図である。図2に示すように、スマートスピーカー200は、受信部210と、記憶部220と、スピーカー230と、マイク240と、送信部250と、を備える。
マイク240は、1つのマイクロフォンで構成されてもよいし、複数のマイクロフォンで構成されていてもよい。また、マイクロフォンは、集音の方向が限定された指向性のものであってもよい。
図3は、情報処理サーバ150の構成例を示すブロック図である。図3に示すように、情報処理サーバ150は、例えば、受信部110と、記憶部120と、処理部130と、送信部140と、を備える。
なお、情報処理サーバ150は、プログラムを記憶部120に記憶し、当該プログラムを実行して、処理部130が、処理部130に含まれる各機能部としての処理を実行してもよい。このプログラムは、情報処理サーバ150に、処理部130が実行する各機能を実現させる。
各機能とは、後述する音声検出機能、発話機能、特定機能、および制御機能を含んでいる。
また、記憶部120は、推定したユーザ10の状況とユーザ10からの音声による指示入力から、実行すべき制御を推定するために用いる制御モデル121を記憶している。また、記憶部120は、音の種別からユーザ10の置かれている環境を推定するための環境推定モデルを記憶している。環境推定モデルは、各種の機器の音および位置関係のデータであり、音の方向や大きさから、音を発生している機器を特定するためのモデルである。
環境推定部132は、推定したユーザ10の環境を示す情報を制御推定部134に伝達する。
特定部137は、マイク(音声検出部)240が、ユーザ10がスピーカー(発話部)230の発話を聞き取ることを阻害するような騒音を検出した場合に、制御対象を特定する。制御対象とは、騒音がユーザ10に与える影響を小さくすることができる機器や器材を指す。
ここで、騒音が与える影響を小さくするとは、騒音の音量を小さくすること、騒音がユーザ10に届きにくくすること、又はスピーカー230の音量を大きくすることにより、ユーザ10がスピーカー230の発話を聞き取りやすくすることを意味している。
また、騒音となる音を自ら発生する家電機器とは、機能として音を発生するものに限られず、稼働することで音を発生するような機器、例えば冷蔵庫や空調機器等でも良い。
このような遮音部材としては、図1に示すような電動ドア60、電動窓70、又は図示しない電動カーテン等の室内に配置された家具である。なお、電動カーテンに代えて、電動ブラインドや電動パーテーションを遮音部材としてもよい。
また、特定部137は、スピーカー230を制御対象のうちの一つとして特定することができる。すなわち、特定部137が特定する制御対象は一つであってもよいし、複数であってもよい。
制御部138は、制御対象が騒音となる音を自ら発生する家電機器である場合には、騒音の音量が第1閾値T1以下となるように、制御対象を制御する。すなわち、テレビ50や音楽プレーヤー30の音量を下げたり、冷蔵庫や空調機器の出力を下げたりすることで、スピーカー230からの発話へのユーザ10の聞き取りに対して、騒音が与える影響を小さくする。
そして制御部138は、騒音の音量が第1閾値T1以下となった際に、制御対象を制御前の状態に復元する。すなわち、テレビ50や音楽プレーヤー30の音量を元に戻したり、冷蔵庫や空調機器の出力を戻したりすることができる。
そして制御部138は、騒音の音量が第1閾値T1以下となった際に、制御対象を制御前の状態に復元する。すなわち、ドア、窓、又はカーテン等を開けることで、元の状態に戻す。
そして制御部138は、騒音の音量が第1閾値T1以下となった際に、制御対象を制御前の状態に復元する。すなわち、スピーカー230の音量の大きさは元の状態に戻す。
この際、騒音の音量が、スピーカー230からの発話をユーザ10が聞きとることが困難な第2閾値T2以上である場合には、スピーカー230からの発話を中断する。そして、騒音の音量が、スピーカー230からの発話をユーザ10が聞きとることが可能な第3閾値T3以下になった場合に、スピーカー230からの発話を再開する。そして、騒音発生源400がなくなり、屋外からの騒音が第1閾値T1以下になった際に、窓を開けて元の状態に戻す。
例えば、騒音の音量が第2閾値T2以上の時間が、一定以上続いた場合にはじめて、制御部138が制御を開始するようにしてもよい。また、騒音の音量の一定時間内における積分値が、所定の閾値以上となった場合に、制御部138が適切な制御を行うようにしてもよい。
ユーザ10への通知方法としては、例えばスマートスピーカー200のスピーカー230により、その旨を発話させてもよいし、例えばテレビ50のディスプレイにその旨の文章を表示してもよい。
図5に示すように、まず、マイク240が、周囲の音を検出する(S501)。次に、音声処理部131が、検出した音からユーザ10の発話音声を解析する(S502)。また、音声処理部131は、検出した音から騒音を解析する。(S503)。なお、発話音声の解析の前に、騒音の解析を行ってもよいし、二つを同時に行ってもよい。
このようにして、周囲で騒音が発生しても、ユーザ10が情報処理装置100からの発話を聞き取りにくくなるのを抑えることができる。
また、特定部137が、騒音と、予め記憶している音源データと、の比較を行い、騒音の種類を判別するので、複数の家電機器から騒音となる音が発生しているときに、最も効果的に騒音を抑えることができる家電機器を、制御対象として的確に特定することができる。
また、制御部138が、遮音部材を、ユーザ10と騒音発生源400との間に移動させるので、例えば宅外からの騒音に対しても、効果的にその影響を抑えることができる。
また、制御部138が、スピーカー230によるスピーカー230を一時的に中断することができるので、例えば騒音の音量が著しく大きい場合等に、スピーカー230からの発話の内容を聞き漏らすことを抑えることができる。
情報処理装置100は、どのような態様で実現されてもよい。すなわち、上述した実施形態のように、機能の一部がスマートスピーカー200に内蔵されていてもよいし、機能の全部がスマートスピーカー200に内蔵されていてもよい。
即ち、スマートスピーカー200が、情報処理サーバ150が保持する機能も備えることとしてよい。この場合、スマートスピーカー200と情報処理サーバ150との間で通信を行う必要がなくなり、通信遅延による発生し得る制御の遅延を抑制することができる。
100 情報処理装置
130 処理部
137 特定部
138 制御部
200 スマートスピーカー
240 マイク(音声検出部)
230 スピーカー(発話部)
Claims (15)
- ユーザと自然言語により対話可能な情報処理装置であって、
ユーザからの発話音声および周囲の音を検出する音声検出部と、
ユーザに向けて発話するために生成されたロボット発話データを、音声データに変換して発話する発話部と、
ユーザが前記発話を聞き取ることを阻害するような騒音を前記音声検出部が検出した場合に、前記騒音がユーザに与える影響を小さくすることができる制御対象を特定する特定部と、
前記制御対象を制御する制御部と、を備えている情報処理装置。 - 前記発話部は、前記発話音声から変換されたユーザ発話データに基づいて、前記発話音声への返事に相当するように生成されたロボット発話データを発話することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
- 前記特定部は、前記騒音となる音を自ら発生する家電機器を、前記制御対象のうちの一つとして特定し、
前記制御部は、前記家電機器が発生する音の音量を小さくすることで、前記発話部からの発話へのユーザの聞き取りに対して、前記騒音が与える影響を小さくすることを特徴とする請求項1又は2に記載の情報処理装置。 - 前記騒音となる音を自ら発生する家電機器の音を、音源データとして予め記憶している記憶部を備え、
前記特定部は、前記騒音と、前記音源データと、の比較を行い、前記騒音に相当する前記家電機器を特定することで、前記制御対象を特定することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の情報処理装置。 - 前記特定部は、前記騒音が、ユーザに到達するのを遮る遮音部材を、前記制御対象のうちの一つとして特定し、
前記制御部は、前記遮音部材を、ユーザと、前記騒音を発生する騒音発生源と、の間に移動させることで、前記発話部からの発話へのユーザの聞き取りに対して、前記騒音が与える影響を小さくすることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の情報処理装置。 - 前記遮音部材は、ドア、窓、又はカーテン等の室内に配置された家具であることを特徴とする請求項5に記載の情報処理装置。
- 前記音声検出部は、前記騒音が検出される方向を特定し、
前記特定部は、前記音声検出部により特定された前記騒音の方向に基づいて、前記制御対象を特定することを特徴とする請求項5又は6に記載の情報処理装置。 - 前記制御部は、前記騒音の音量が第1閾値以下となるように、前記制御対象を制御することを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の情報処理装置。
- 前記制御部は、前記騒音の音量が第1閾値以下となった際に、前記制御対象を制御前の状態に復元することを特徴とする請求項1から8のいずれか1項に記載の情報処理装置。
- 前記特定部は、前記発話部を前記制御対象のうちの一つとして特定し、
前記制御部は、前記発話部の音量を大きくすることで、前記発話部からの発話へのユーザの聞き取りに対して、前記騒音が与える影響を小さくすることを特徴とする請求項1から9のいずれか1項に記載の情報処理装置。 - 前記特定部は、前記発話部を前記制御対象のうちの一つとして特定し、
前記制御部は、前記発話部による発話を一時的に中断することで、前記発話部からの発話へのユーザの聞き取りに対して、前記騒音が与える影響を小さくすることを特徴とする請求項1から10のいずれか1項に記載の情報処理装置。 - 前記制御部は、前記騒音の音量が第2閾値以上であるときに、前記発話部による発話を一時的に中断するとともに、
他の前記制御対象を制御することで、前記騒音の音量が前記第2閾値よりも小さい第3閾値以下になった際に、前記発話部による発話を再開することを特徴とする請求項1から11のいずれか1項に記載の情報処理装置。 - ユーザと自然言語により対話可能な情報処理装置とともに用いられる情報処理システムであって、
ユーザからの発話音声データおよび周囲の音データを取得して処理する音声処理部と、
ユーザに向けて発話するために生成されたロボット発話データを、音声データに変換して出力する音声データ出力部と、
ユーザが前記発話を聞き取ることを阻害するような騒音を前記音声処理部が検出した場合に、前記騒音がユーザに与える影響を小さくすることができる制御対象を特定する特定部と、
前記制御対象を制御する制御部と、を備えている情報処理システム。 - ユーザと自然言語により対話可能な情報処理システムの制御プログラムであって、
コンピュータに、
ユーザからの発話音声および周囲の音を検出する音声検出機能と、
ユーザに向けて発話するために生成されたロボット発話データを、音声データに変換して発話する発話機能と、
ユーザが前記発話を聞き取ることを阻害するような騒音を前記音声検出機能が検出した場合に、前記騒音がユーザに与える影響を小さくすることができる制御対象を特定する特定機能と、
前記制御対象を制御する制御機能と、を実現させる情報処理システムの制御プログラム。 - ユーザと自然言語により対話可能な情報処理方法であって、
コンピュータが、
ユーザからの発話音声および周囲の音を検出する音声検出ステップと、
ユーザに向けて発話するために生成されたロボット発話データを、音声データに変換して発話する発話ステップと、
ユーザが前記発話を聞き取ることを阻害するような騒音を前記音声検出ステップにおいて検出した場合に、前記騒音がユーザに与える影響を小さくすることができる制御対象を特定する特定ステップと、
前記制御対象を制御する制御ステップと、を実行する情報処理方法。
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