JP2020024060A - 空気処理装置 - Google Patents
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Abstract
Description
実施形態1について説明する。本実施形態の空気処理装置(10)は、冷却または加熱した空気を室内に吹き出す空気調和装置(10)として構成されている。
図1に示すように、本実施形態の空気調和装置(10)は、室外ユニット(20)と、室内ユニット(30)とを備える。室外ユニット(20)と室内ユニット(30)とは、互いに配管接続されていて、蒸気圧縮式の冷凍サイクルを行う冷媒回路(11)を構成している。
図3は、吸込空気の温度(T1)と吹出空気の温度(T2)との差(ΔT)と、発光部(41)が発する光の色との関係を示す表である。同図に示すように、室内制御器(34)は、吸込空気の温度(T1)と吹出空気の温度(T2)との差(ΔT)が大きくなるにつれて、発光部(41)が発する光の色が濃くなるように発光部(41)を制御する。ここで、室内制御器(34)は、暖房運転時には発光部(41)が発する光の色を暖色系(例えば、橙色)に設定する一方、冷房運転時には発光部(41)が発する光の色を寒色系(例えば、青色)に設定することが好ましい。
次に、空気調和装置(10)の運転動作について説明する。暖房運転や冷房運転を行う場合には、圧縮機(21)、室外ファン(24)、および室内ファン(33)が駆動される。これにより、冷媒回路(11)において冷媒が循環し、蒸気圧縮式の冷凍サイクルが行われ、暖房運転や冷房運転等が行われる。ここで、暖房運転時には、四方切換弁(22)の切替えにより、室内熱交換器(32)が放熱器(凝縮器)として機能し、室外熱交換器(23)が蒸発器として機能する。一方、冷房運転時には、四方切換弁(22)の切替えにより、室外熱交換器(23)が放熱器(凝縮器)として機能し、室内熱交換器(32)が蒸発器として機能する。
次に、発光部(41)が発する光の見え方(ここでは、色)がどのように変化するかについて説明する。暖房運転または冷房運転の開始時には、室内空気の温度(T1)(すなわち、吸込空気の温度(T1))と所定の目標温度との差が大きく、このために室外制御器(26)によって圧縮機(21)の回転速度が比較的高く設定されることが多い。この場合、室内熱交換器(32)における冷媒の単位時間当たりの流量が大きくなり、室内熱交換器(32)に到達した室内空気が比較的大幅に加熱または冷却される。そうすると、吸込空気の温度(T1)と吹出空気の温度(T2)との差(ΔT)が比較的大きくなる。そのため、室内制御器(34)によって、発光部(41)が発する光の色が濃く設定される。例えば、冷房運転の開始時には、発光部(41)が発する光の色が濃い青色に設定される一方、暖房運転の開始時には、発光部(41)が発する光の色が濃い橙色に設定されることが考えられる。
本実施形態の空気調和装置(10)は、在室者に見える光を発する発光部(41)と、上記空気調和装置(10)が室内環境に与える影響の大きさを示す少なくとも1つの影響指標に応じて、上記発光部(41)が発する光の見え方を変化させる室内制御器(34)とを備える。したがって、室内制御器(34)は、空気調和装置(10)が室内環境に与える影響の大きさを示す影響指標に応じて、発光部(41)が発する光の見え方を変化させる。このため、発光部(41)が発する光を見る在室者に対して、そのように光の見え方を変化させることにより、空気調和装置(10)が室内環境に与える影響の大きさを知らせることができる。
実施形態1の変形例1について説明する。本変形例は、上記実施形態1と影響指標等が異なる。以下、実施形態1と異なる点について主に説明する。
実施形態1の変形例2について説明する。本変形例は、上記実施形態1と影響指標等が異なる。以下、実施形態1と異なる点について主に説明する。
実施形態1の変形例3について説明する。本変形例は、上記実施形態1と発光部(41)の数および影響指標等が異なる。以下、実施形態1と異なる点について主に説明する。
実施形態2について説明する。
本実施形態の空気調和装置(110)によっても、上記実施形態1と同様の効果が得られる。
実施形態3について説明する。
本実施形態の空気調和装置(210)によっても、上記実施形態1と同様の効果を得ることができる。
実施形態4について説明する。
本実施形態の空気調和装置(310)によっても、上記実施形態1と同様の効果を得ることができる。
実施形態5について説明する。本実施形態の空気処理装置(410)は、温度および湿度を調節した外気を室内に吹き出す換気装置(410)として構成されている。
本実施形態の換気装置(410)によっても、上記実施形態4と同様の効果を得ることができる。
実施形態6について説明する。本実施形態の空気処理装置(510)は、吸い込んだ室内空気を浄化して室内に吹き出す空気清浄機(510)として構成されている。
図14および図15に示すように、本実施形態の空気清浄機(510)は、ケーシング(511)と、このケーシング(511)内に収容されたプレフィルタ(521)、集塵フィルタ(522)、消臭フィルタ(523)、およびファン(524)と、第1発光部(531)および第2発光部(532)と、第1反射板(541)および第2反射板(542)と、制御器(550)とを有する。プレフィルタ(521)、集塵フィルタ(522)、および消臭フィルタ(523)は、浄化部を構成し、制御器(550)は、調光部を構成している。
図16は、吸込空気の清浄度(C1)および吹出空気の清浄度(C2)と、第1発光部(531)および第2発光部(532)が発する光の色との関係を示す表である。同図に示すように、制御器(550)は、吸込空気の清浄度(C1)が高くなるにつれて、第1発光部(531)が発する光の色が薄くなるように第1発光部(531)を制御する。また、制御器(550)は、吹出空気の清浄度(C2)が高くなるにつれて、第2発光部(532)が発する光の色が薄くなるように第2発光部(532)を制御する。なお、制御器(550)は、第2発光部(532)が発する光の色を、吹出空気の清浄度(C2)に関係なく常に薄く設定してもよい。ここで、制御器(550)は、第1発光部(531)および第2発光部(532)が発する光の色をアースカラー系(例えば、緑色)に設定することが好ましい。
次に、空気清浄機(510)の運転動作について説明する。空気清浄機(510)の運転時には、ファン(524)が駆動される。これにより、吸込口(513)を介して室内空気がケーシング(511)内に吸い込まれ、プレフィルタ(521)、集塵フィルタ(522)、および消臭フィルタ(523)で浄化された空気が吹出口(514)を介して室内空間へ吹き出される。
次に、第1発光部(531)および第2発光部(532)が発する光の見え方(ここでは、色)がどのように変化するかについて説明する。空気清浄機(510)の運転の開始時には、室内空気の清浄度(C1)が比較的低いことが考えられる。そのため、制御器(550)によって、第1発光部(531)が発する光の色が濃く設定される。例えば、空気清浄機(510)の運転の開始時には、第1発光部(531)が発する光の色が濃い緑色に設定される一方、第2発光部(532)が発する光の色がやや薄い緑色に設定されることが考えられる。
本実施形態の空気清浄機(510)によっても、上記実施形態1と同様の効果を得ることができる。
実施形態7について説明する。本実施形態の空気処理システム(601)は、図17に示すように、上記実施形態1に係る空気調和装置(610)と、上記実施形態6に係る空気清浄機(630)とを備える。ただし、空気調和装置(610)が有する発光部(641)を第1発光部(641)とし、空気清浄機(630)が有する発光部(642,643)を第2発光部(642)および第3発光部(643)とする。そして、空気調和装置(610)の室内制御器(620)と空気清浄機(630)の制御器(650)とは、有線または無線によって互いに通信可能に構成されている。
本実施形態の空気処理システム(601)は、空気調和装置(610)が備える第1発光部(641)が発する光の色の系統と、空気清浄機(630)が備える第2および第3発光部(642,643)が発する光の色の系統とが統一されている。したがって、空気処理システム(601)全体として、統一感のある美感を在室者に起こさせることができる。
実施形態7の変形例について説明する。本変形例は、上記実施形態7とは、空気清浄機(630)の影響指標が異なる。以下、実施形態7と異なる点について主に説明する。
11 冷媒回路
21 圧縮機
31 ケーシング
32 室内熱交換器(温度調節部)
33 室内ファン(ファン)
34 室内制御器(調光部)
41 (第1)発光部
42 第2発光部(発光部)
110 空気調和装置(空気処理装置)
111 冷媒回路
121 ケーシング
123 室内熱交換器(温度調節部)
122 室内ファン(ファン)
131 第1発光部(発光部)
132 第2発光部(発光部)
150 室内制御器(調光部)
210 空気調和装置(空気処理装置)
211 冷媒回路
221 ケーシング
222 室内熱交換器(温度調節部)
223 室内ファン(ファン)
231 発光部
250 室内制御器(調光部)
310 空気調和装置(空気処理装置)
311 ケーシング
311a 吸込口
311b 吹出口
321 吸込ユニット
331 吹出ユニット
341 第1発光部(発光部)
342 第2発光部(発光部)
360 制御器(調光部)
410 換気装置(空気処理装置)
411 ケーシング
411a 吸込口
411c 吹出口
430 吸込ユニット
440 吹出ユニット
451 第1発光部(発光部)
452 第2発光部(発光部)
470 制御器(調光部)
510 空気清浄機(空気処理装置)
511 ケーシング
521 プレフィルタ(浄化部)
522 集塵フィルタ(浄化部)
523 消臭フィルタ(浄化部)
524 ファン
531 第1発光部(発光部)
532 第2発光部(発光部)
550 制御器(調光部)
610 空気調和装置(空気処理装置)
620 室内制御器(調光部)
630 空気清浄機(空気処理装置)
641 第1発光部(発光部)
642 第2発光部(発光部)
643 第3発光部(発光部)
650 制御器(調光部)
AF (ファンの)送風量
C1 (吸込空気の)清浄度
C2 (吹出空気の)清浄度
RS (圧縮機の)回転速度
T1 (吸込空気の)温度
T2 (吹出空気の)温度
ΔT (T1とT2との)差
Claims (15)
- 処理した空気を室内へ吹き出す空気処理装置(10,110,210,310,410,510,610,630)であって、
在室者に見える光を発する少なくとも1つの発光部(41,42,131,132,231,341,342,451,452,531,532,641,642,643)と、
上記空気処理装置(10,110,210,310,410,510,610,630)が室内環境に与える影響の大きさを示す少なくとも1つの影響指標に応じて、上記発光部(41,42,131,132,231,341,342,451,452,531,532,641,642,643)が発する光の見え方を変化させる調光部(34,150,250,360,470,550,620,650)とを備える
ことを特徴とする空気処理装置。 - 請求項1において、
上記調光部(34,150,250,360,470,550,620,650)は、上記影響指標に応じて、上記発光部(41,42,131,132,231,341,342,451,452,531,532,641,642,643)の光の色および明るさの少なくとも一方を変化させる
ことを特徴とする空気処理装置。 - 請求項2において、
上記調光部(34,150,250,360,470,550,620,650)は、第1の上記影響指標に応じて上記発光部(41,42,131,132,231,341,342,451,452,531,532,641,642,643)の光の色を変化させると同時に、上記第1影響指標と異なる第2の上記影響指標に応じて上記発光部(41,42,131,132,231,341,342,451,452,531,532,641,642,643)の光の明るさを変化させる
ことを特徴とする空気処理装置。 - 請求項1〜3のいずれか1項において、
内部へ空気が吸い込まれるケーシング(31,121,221,311,411,511)と、
上記ケーシング(31,121,221,311,411,511)内に設けられ、該ケーシング(31,121,221,311,411,511)内で処理された空気を室内へ吹き出すファン(33,122,223,524)とを備える
ことを特徴とする空気処理装置。 - 請求項4において、
上記調光部(34,150,250,360,470,550,620,650)は、少なくとも上記ファン(33,122,223,524)の送風量(AF)を上記影響指標とする
ことを特徴とする空気処理装置。 - 請求項4または5において、
上記ケーシング(31,121,221,311,411,511)内に設けられ、該ケーシング(31,121,221,311,411,511)内を流れる空気を温度調節する温度調節部(32,123,222)を備え、
上記ファン(33,122,223)は、上記温度調節部(32,123,222)において温度調節された空気を室内へ吹き出す
ことを特徴とする空気処理装置。 - 請求項6において、
上記温度調節部(32,123,222)は、上記ケーシング(31,121,221,311,411,511)内を流れる空気を熱媒体と熱交換させる熱交換器(32,123,222)である
ことを特徴とする空気処理装置。 - 請求項7において、
冷媒を圧縮する圧縮機(21)と上記熱交換器(32,123,222)とを有して冷凍サイクルを行う冷媒回路(11,111,211)を備える
ことを特徴とする空気処理装置。 - 請求項8において、
上記調光部(34,150,250,360,470,620)は、少なくとも上記圧縮機(21)の回転速度(RS)を上記影響指標とする
ことを特徴とする空気処理装置。 - 請求項6〜9のいずれか1項において、
上記調光部(34,150,250,360,470,550,620,650)は、少なくとも室内へ吹き出される空気の温度(T2)を上記影響指標とする
ことを特徴とする空気処理装置。 - 請求項6〜10のいずれか1項において、
上記調光部(34,150,250,360,470,550,620,650)は、少なくとも上記ケーシング(31,121,221,311,411,511)内に吸い込まれる空気の温度(T1)と室内へ吹き出される空気の温度(T2)との差(ΔT)を上記影響指標とする
ことを特徴とする空気処理装置。 - 請求項6〜11のいずれか1項において、
第1の上記発光部(131,341,451,531)および第2の上記発光部(132,342,452,532)を備え、
上記調光部(34,150,250,360,470,550,620,650)は、上記ケーシング(31,121,221,311,411,511)内に吸い込まれる空気の温度(T1)に応じて上記第1発光部(131,341,451,531)の光の色および明るさの少なくとも一方を変化させると同時に、室内へ吹き出される空気の温度(T2)に応じて上記第2発光部(132,342,452,532)の光の色および明るさの少なくとも一方を変化させる
ことを特徴とする空気処理装置。 - 請求項4または5において、
上記ケーシング(511)内に設けられ、該ケーシング(511)内を流れる空気を浄化する浄化部(521,522,523)を備え、
上記ファン(524)は、上記浄化部(521,522,523)において浄化された空気を室内へ吹き出す
ことを特徴とする空気処理装置。 - 請求項13において、
第1の上記発光部(531,642)および第2の上記発光部(532,643)を備え、
上記調光部(550,650)は、上記ケーシング(511)内に吸い込まれる空気の清浄度(C1)に応じて上記第1発光部(531,642)の光の色および明るさの少なくとも一方を変化させると同時に、室内へ吹き出される空気の清浄度(C2)に応じて上記第2発光部(532,643)の光の色および明るさの少なくとも一方を変化させる
ことを特徴とする空気処理装置。 - 請求項4〜14のいずれか1項において、
室内に設置されて上記ケーシング(311,411)の吸込口(311a,411a)に接続される吸込ユニット(321,430)と、
室内に設置されて上記ケーシング(311,411)の吹出口(311b,411c)に接続される吹出ユニット(331,440)とを備え、
上記発光部(341,342,451,452)は、上記吸込ユニット(321,430)および上記吹出ユニット(331,440)の少なくとも一方に設けられている
ことを特徴とする空気処理装置。
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