JP2020023924A - 蒸気タービン及び蒸気タービンの製造方法 - Google Patents

蒸気タービン及び蒸気タービンの製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】組み立て時間を短縮する。【解決手段】蒸気タービンは、上半車室21と下半車室22とに分割面で分割可能とされ、両端が開口した筒状をなす車室2と、両端が車室2の開口から突出するように車室2内に収容されたバンドル10と、を備える。バンドル10は、軸線Arを中心として回転可能なロータ11と、上半仕切板121と下半仕切板122とに分割面で分割可能とされた複数の仕切板12と、内部に仕切板12が固定されたバンドルケーシング13と、軸方向Daにおける仕切板12の外側でバンドルケーシング13内に固定された軸受部14と、軸方向Daにおける仕切板12と軸受部14との間でバンドルケーシング13内に固定されたシール部16と、を有する。バンドルケーシング13は、ロータ11、仕切板12、軸受部14、及びシール部16を保持した状態で、車室2に対して着脱可能とされている。【選択図】図1

Description

本発明は、蒸気タービン及び蒸気タービンの製造方法に関する。
蒸気タービンは、軸線を中心として回転するロータと、このロータを覆う車室とを備えている。ロータは、軸線を中心として軸方向に延びるロータ軸と、ロータ軸の周りに複数配置された動翼とを有する。車室には、ロータ周りに複数配置された静翼(ノズル)を有する仕切板が各動翼の上流側に固定されている。このような蒸気タービンでは、その組立等の観点から、円筒状の車室及び環状の仕切板が上下に分割された構造を有するものがある。
特許文献1には、動翼が取り付けられたロータと、静翼を保持し、上下に分割可能とされた分割型ノズルダイアフラムと、分割型ノズルダイアフラムを保持するリング状の内部ケーシングと、内部ケーシングを内部に収容する外部ケーシングとを備えた蒸気タービンが記載されている。内部ケーシングは、複数のリング状の部材が軸方向に並ぶように、段毎に分割されて、上下に分割可能な外部ケーシング内に収容されている。
特許第4507877号公報
ところで、車室及び仕切板が上下に分割された構造を有する蒸気タービンを組み立てる場合には、上半車室を天地して上半仕切板を配置し、下半車室に対して下半仕切板を配置した後に、ロータ、及び上半車室の順に部品が配置される。また、蒸気タービンをメンテナンスしたり、解体する場合には、逆に、上半車室、上半仕切板、ロータ、及び下半仕切板の順で部品が取り外されていく。そのため、蒸気タービンの分解又は組み立てを完了させるまでに多くの時間を要する。さらに、蒸気タービンが大型になれば、一つ一つの作業が大掛かりとなり、数週間の時間を要する場合もある。そのため、組み立てを短時間で行うことが望まれている。
本発明は、上記要望に応えるためになされたものであって、組み立て時間を短縮することが可能な蒸気タービン及び蒸気タービンの製造方法を提供することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するため、以下の手段を採用する。
本発明の第一態様に係る蒸気タービンは、鉛直方向の上方の上半車室と前記鉛直方向の下方の下半車室とに分割面で分割可能とされ、両端が開口した筒状をなす車室と、両端が前記車室の開口から突出するように前記車室内に収容されたバンドルと、を備え、前記バンドルは、軸線を中心として回転可能なロータと、前記軸線を基準とする径方向の外側から前記ロータを覆うリング状をなし、前記鉛直方向の上方の上半仕切板と前記鉛直方向の下方の下半仕切板とに分割面で分割可能とされた複数の仕切板と、前記径方向の外側から前記ロータ及び前記仕切板を覆う筒状をなし、内部に前記仕切板が固定されたバンドルケーシングと、前記軸線の延びる軸方向における前記仕切板の外側で前記バンドルケーシング内に固定され、前記ロータを回転可能に支持する軸受部と、前記軸方向における前記仕切板と前記軸受部との間で前記バンドルケーシング内に固定され、前記ロータの外周面と前記バンドルケーシングの内周面との間をシールするシール部と、を有し、前記バンドルケーシングは、前記ロータ、前記仕切板、前記軸受部、及び前記シール部を保持した状態で、前記車室に対して着脱可能とされている。
このような構成によれば、ロータ、仕切板、軸受部、及びシール部が、バンドルケーシングによって保持され、バンドルとして一体の部品とされている。そのため、バンドルを移動させるだけで、ロータ、仕切板、軸受部、及びシール部をまとめて移動させることができる。したがって、蒸気タービンの部品を移動させる際の作業時間が大きく短縮できる。
また、本発明の第二態様に係る蒸気タービンでは、第一態様において、前記軸方向における前記軸受部の位置は、前記軸方向における前記車室の位置から外れた位置に配置されていてもよい。
このような構成によれば、潤滑油が使用されて油雰囲気である軸受部と、高温の蒸気が流れる領域との位置を軸方向に離すことができる。したがって、蒸気の熱によって生じる潤滑油に起因する不具合がバンドル内で発生してしまうことを抑えることができる。
また、本発明の第三態様に係る蒸気タービンでは、第一または第二態様において、前記車室は、外部から内部に作動流体を流入させる車室吸込口と、内部を流通した前記作動流体を外部へ排出させる車室排出口とを有し、前記バンドルケーシングは、前記車室吸込口と連通するバンドル吸込孔と、前記車室排出口と連通するバンドル排出孔とを有していてもよい。
このような構成によれば、車室吸込口から流入して車室排出口から排出される蒸気が流れる経路を、バンドル内の部品でほとんど形成することができる。したがって、バンドルを下半車室及び上半車室に取り付けた後に、蒸気を効率的に流すための内部品の細かな位置調整を行う必要が無い。したがって、蒸気タービンの部品を組み立てる際の作業がさらに短縮できる。
また、本発明の第四態様に係る蒸気タービンの製造方法は、軸線を中心として回転可能なロータと、前記軸線を基準とする径方向の外側から前記ロータを覆うリング状をなし、鉛直方向の上方の上半仕切板と前記鉛直方向の下方の下半仕切板とに分割面で分割可能とされた複数の仕切板と、前記径方向の外側から前記ロータ及び前記仕切板を覆う筒状をなし、内部に前記仕切板が固定されたバンドルケーシングと、前記軸線の延びる軸方向における前記仕切板の外側で前記バンドルケーシング内に固定され、前記ロータを回転可能に支持する軸受部と、前記軸方向における前記仕切板と前記軸受部との間で前記バンドルケーシング内に固定され、前記ロータの外周面と前記バンドルケーシングの内周面との間をシールするシール部と、を準備する内部品準備工程と、前記内部品準備工程後に、前記バンドルケーシングの内部に前記ロータを配置するとともに、前記ロータを前記径方向の外側から覆った状態で前記仕切板、前記軸受部、及び前記シール部を前記バンドルケーシングの内部に固定してバンドルを準備するバンドル準備工程と、前記鉛直方向の上方の上半車室と前記鉛直方向の下方の下半車室とに分割面で分割可能とされ、両端が開口した筒状をなす車室を準備する車室準備工程と、前記車室準備工程後に、前記下半車室に対して前記鉛直方向の上方から前記バンドルを降下させ、前記下半車室の内周側に前記下半仕切板を配置するバンドル配置工程と、前記バンドル配置工程後に、前記下半車室に対して前記鉛直方向の上方から前記上半車室を降下させて前記上半車室の内周側に前記上半仕切板が配置させ、前記上半車室の分割面と前記下半車室の分割面とを互いに接触させる上半車室配置工程と、含む。
本発明によれば、組み立て時間を短縮することができる。
本発明の実施形態の蒸気タービンの断面図である。 本発明の実施形態の蒸気タービンの製造方法のフロー図である。 本発明のバンドルにおける軸方向位置固定治具を説明する要部斜視図である。
以下、本発明の実施形態の蒸気タービン1について、図面を参照して詳細に説明する。
蒸気タービン1は、図1に示すように、車室2と、バンドル10と、軸受台3と、を備えている。
なお、以下では、後述するロータ11の軸線Arが延びている方向が軸方向Daとされる。軸線Arを基準にした径方向が単に径方向Drとされる。径方向Drのうち、図1の紙面上方方向が鉛直方向Dvとされる。また、図1の左右方向が、鉛直方向Dvと直交する水平方向Dhとされる。また、軸線Arを中心とするロータ11周りの方向が周方向Dcとされる。
車室2は、バンドル10を外周側から覆うように配置されている。車室2は、後述するロータ11の軸線Arと同一に配置される中心軸を中心として、両端が開口された筒状をなしている。車室2には、内部の蒸気流路に蒸気を導く車室吸込口25と、蒸気流路を流通した蒸気を外部に排出する車室排出口26とが形成されている。車室2は、ロータ11の軸線Arを基準に鉛直方向Dvにおける上方の上半車室21と、下方の下半車室22とを有している。
上半車室21は、周方向Dcに延びている。上半車室21は、軸線Arと直交する断面が、軸線Arを中心とする半円環状をなしている。上半車室21は、バンドル10の上半が収容可能なように、鉛直方向Dvの下方を向いて開口している。上半車室21は、周方向Dcの両端に分割面(上半車室分割面)を有する。上半車室21の分割面は、鉛直方向Dvの下方を向く水平面である。
下半車室22は、周方向Dcに延びている。下半車室22は、軸線Arと直交する断面が、軸線Arを中心とする半円環状をなしている。下半車室22の内径は、上半車室21の内径と同じ大きさで形成されている。下半車室22は、バンドル10の下半が収容可能なように、鉛直方向Dvの上方を向いて開口している。下半車室22は、周方向Dcの両端に分割面(下半車室分割面)を有する。下半車室22の分割面は、鉛直方向Dvの上方を向く水平面である。下半車室22に対して上半車室21が鉛直方向Dvの上方に載置され、分割面が互いに接触した状態で不図示のボルト等の締結部材で固定される。これにより、車室2が形成されている。
バンドル10は、車室2内に収容されている。本実施形態のバンドル10は、ロータ11と、複数の仕切板12と、バンドルケーシング13と、複数の軸受部14と、複数の油切部15と、複数のシール部16と、を有している。バンドル10では、ロータ11、仕切板12、バンドルケーシング13、軸受部14、油切部15、及びシール部16が一体をなして車室2に対して移動可能な状態とされている。バンドル10では、バンドルケーシング13に対してロータ11、仕切板12、軸受部14、油切部15、及びシール部16の相対位置が移動不能な状態で保持されている。バンドル10は、軸方向Daにおける車室2の両端に形成された開口から両端がそれぞれ突出している。
ロータ11は、軸線Arを中心として回転可能とされている。ロータ11は、軸線Arを中心として軸方向Daに延びているロータ軸111と、このロータ軸111に対する周方向Dcに並んでロータ軸111に固定されている複数の動翼112とを有している。
仕切板12は、ロータ軸111の外周側に配置されている。仕切板12は、軸線Arを中心としてリング状をなしている。仕切板12は、軸方向Daに離れて複数配置されている。径方向Drの外側である仕切板12の外周部分は、バンドルケーシング13に固定されている。リング状の仕切板12の径方向Drにおける中間付近には、周方向Dcに並ぶ複数の静翼(ノズル)125が設けられている。静翼125は、ロータ11の動翼112よりも軸方向Daにおける上流側の位置に配置されている。蒸気タービン1では、ロータ軸111の外周側及び環状の仕切板12の中間付近の筒状の空間、言い換えると、動翼112及び静翼125が配置されている空間が作動流体である蒸気が流れる蒸気流路となる。リング状の仕切板12は、ロータ11の軸線Arを基準に鉛直方向Dvの上方の上半仕切板121と、下方の下半仕切板122とを有している。
上半仕切板121は、周方向Dcに延びている。上半仕切板121は、上半車室21の内側に収容された状態で、上半車室21に固定されている。上半仕切板121は、軸線Arと直交する断面が、軸線Arを中心とする半円環状をなしている。上半仕切板121は、ロータ11が嵌まり込むように、鉛直方向Dvの下方を向いて開口している。上半仕切板121は、周方向Dcの両端に分割面(上半仕切板分割面)を有する。上半仕切板121の分割面は、鉛直方向Dvの下方を向く水平面である。
下半仕切板122は、周方向Dcに延びている。下半仕切板122は、下半車室22の内側に収容された状態で、下半車室22に固定されている。下半仕切板122は、軸線Arと直交する断面が、軸線Arを中心とする半円環状をなしている。下半仕切板122は、ロータ11が嵌まり込むように、鉛直方向Dvの上方を向いて開口している。下半仕切板122は、周方向Dcの両端に分割面(下半仕切板分割面)を有する。下半仕切板122の分割面は、鉛直方向Dvの上方を向く水平面である。下半仕切板122に対して上半仕切板121が鉛直方向Dvの上方に載置され、分割面が互いに接触した状態で不図示のボルト等の締結部材で固定される。これにより、仕切板12が形成されている。
バンドルケーシング13は、径方向Drの外側からロータ11、仕切板12、軸受部14、油切部15、及びシール部16を覆う筒状をなしている。軸方向Daにおけるバンドルケーシング13の両端には開口が形成されている。バンドルケーシング13は、軸方向Daにおける両端の開口からロータ軸111が突出するように、軸方向Daの長さがロータ軸111よりも短く形成されている。バンドルケーシング13は、軸方向Daにおける端部が車室2の開口から突出するように、軸方向Daの長さが車室2よりも長く形成されている。バンドルケーシング13は、内部に収容された部品(ロータ11、仕切板12、軸受部14、油切部15、及びシール部16)を保持した状態で、車室2に対して着脱可能とされている。バンドルケーシング13は、蒸気タービン1の運転時には、車室2内に収容された状態で車室2に固定されている。バンドルケーシング13は、軸線Arを通る水平面を基準に上下に分割可能とされている。バンドルケーシング13は、上半バンドルケーシング131と、下半バンドルケーシング132とに分割可能とされている。上半バンドルケーシング131の内部には、上半仕切板121が固定されている。下半バンドルケーシング132の内部には下半仕切板122が固定されている。バンドルケーシング13は、車室吸込口25と連通するバンドル吸込孔135と、車室排出口26と連通するバンドル排出孔136と、外周面から窪むバンドル溝部137とを有する。
バンドル吸込孔135は、バンドルケーシング13を径方向Drに貫通するように形成されている。バンドル排出孔136は、バンドルケーシング13を軸方向Daに貫通するように形成されている。車室吸込口25から車室2内に流入した蒸気は、バンドル吸込孔135からバンドルケーシング13内に流入する。バンドルケーシング13内に流入した蒸気は、蒸気流路を流れてバンドル排出孔136から車室排出口26に流入し、車室2の外部に排出される。バンドル溝部137は、バンドルケーシング13の外周面から断面矩形状をなして窪む溝である。バンドル溝部137は、後述する軸受台3の位置に対応するように、軸方向Daに離れた位置に二か所形成されている。
軸受部14は、軸線Arを中心としてロータ軸111を回転可能に支持している。軸受部14は、バンドルケーシング13内に収容された状態で固定されている。軸方向Daにおける軸受部14の位置は、軸方向Daにおける車室2の位置から外れた位置(車室2と重ならない位置)とされている。つまり、軸受部14は、軸方向Daにおける仕切板12及び車室2の外側に配置されている。軸受部14は、第一軸受部141と、第二軸受部142とを有している。
第一軸受部141は、車室2に対して軸方向Daの一方側(蒸気タービン1における上流側)に設けられている。第一軸受部141は、潤滑油を利用してロータ11を支持している。本実施形態の第一軸受部141は、潤価油を利用するタイプのジャーナル軸受145及びスラスト軸受146である。ジャーナル軸受145は、ロータ軸111に作用する径方向Drへの荷重を受けている。スラスト軸受146は、ロータ軸111に作用する軸方向Daへの荷重を受けている。スラスト軸受146は、ジャーナル軸受145に対して軸方向Daの一方側に配置されている。第一軸受部141は、軸線Arを通る水平面を基準に上下に分割可能とされている。第一軸受部141は、上半第一軸受部141aと、下半第一軸受部141bとに分割可能とされている。
第二軸受部142は、車室2に対して軸方向Daの他方側(蒸気タービン1における下流側)に設けられている。第二軸受部142は、潤滑油を利用してロータ11を支持している。本実施形態の第二軸受部142は、潤価油を利用するタイプのジャーナル軸受145である。第二軸受部142であるジャーナル軸受145は、第一軸受部141のジャーナル軸受145と同一のものである。第二軸受部142は、軸線Arを通る水平面を基準に上下に分割可能とされている。第二軸受部142は、上半第二軸受部142aと、下半第二軸受部142bとに分割可能とされている。
油切部15は、軸方向Daにおける仕切板12と軸受部14との間でバンドルケーシング13に固定されている。具体的には、軸方向Daにおける油切部15の位置は、軸受部14よりも車室2に近い位置(軸方向Daにおける内側の位置)とされている。また、軸方向Daにおける油切部15の位置は、軸方向Daにおける車室2の位置から外れた位置(車室2と重ならない位置)とされている。油切部15は、ロータ軸111とバンドルケーシング13との隙間に設けられた不図示の油切溝やフィンによって凹凸を設けたもので、遠心力を利用して潤滑剤の漏れを防止している。つまり、油切部15は、バンドルケーシング13内において軸受部14から軸方向Daの内側への潤滑油の漏れを抑制している。本実施形態の油切部15は、第一油切部151と、第二油切部152とを有している。
第一油切部151は、第一軸受部141よりも軸方向Daにおける車室2側であって、車室2と重ならない位置に配置されている。第一油切部151は、第一軸受部141からの潤滑油の漏れを抑制している。第一油切部151は、軸線Arを通る水平面を基準に上下に分割可能とされている。第一油切部151は、上半第一油切部151aと、下半第一油切部151bとに分割可能とされている。
第二油切部152は、第二軸受部142よりも軸方向Daにおける車室2側であって、車室2と重ならない位置に配置されている。第二油切部152は、第二軸受部142からの潤滑油の漏れを抑制している。第二油切部152は、軸線Arを通る水平面を基準に上下に分割可能とされている。第二油切部152は、上半第二油切部152aと、下半第二油切部152bとに分割可能とされている。
シール部16は、軸方向Daにおける仕切板12と油切部15との間でバンドルケーシング13内に固定されている。シール部16は、ロータ軸111の外周面とバンドルケーシング13の内周面との間を全周にわたりシールすることにより、油切部15への作動流体の漏れを防止している。シール部16としては、例えば、ラビリンスシールが好ましい。本実施形態のシール部16は、第一シール部161と、第二シール部162とを有している。
第一シール部161は、第一油切部151よりも軸方向Daの内側であって、軸方向Daにおいて車室2と重なる位置に配置されている。第一シール部161は、蒸気流路の上流からの蒸気の漏れを抑制している。第一シール部161は、軸線Arを通る水平面を基準に上下に分割可能とされている。第一シール部161は、上半第一シール部161aと、下半第一シール部161bとに分割可能とされている。
第二シール部162は、第二油切部152よりも軸方向Daの内側であって、軸方向Daにおいて車室2と重なる位置に配置されている。第一シール部161は、蒸気流路の下流からの蒸気の漏れを抑制している。第二シール部162は、軸線Arを通る水平面を基準に上下に分割可能とされている。第二シール部162は、上半第二シール部162aと、下半第二シール部162bとに分割可能とされている。
軸受台3は、床面上に設置されてバンドル10の両端を支持している。本実施形態の軸受台3は、第一軸受台冠31と、第二軸受台冠32とを有している。
第一軸受台冠31は、軸方向Daにおけるバンドル10の一方の端部を支持している。第一軸受台冠31は、車室2に対して軸方向Daの一方側で床面に配置されている。第一軸受台冠31は、軸方向Daにおけるバンドル10の一方の端部を覆うようにバンドルケーシング13を挿通させることが可能な貫通孔が一つのみ形成されている。第一軸受台冠31は、軸線Arを通る水平面を基準に上下に分割可能とされている。第一軸受台冠31は、軸線Arに対して鉛直方向Dvの下方に配置される第一軸受台311と、軸線Arに対して鉛直方向Dvの上方に配置される第一軸受冠部312とを有している。第一軸受台311及び第一軸受冠部312には、バンドル溝部137に挿入される位置決め凸部313が形成されている。
第二軸受台冠32は、軸方向Daにおけるバンドル10の他方の端部を支持している。第二軸受台冠32は、軸方向Daにおいて車室2を挟んで第一軸受台冠31と反対側に設けられている。第二軸受台冠32は、車室2に対して軸方向Daの他方側で床面に配置されている。第二軸受台冠32は、軸方向Daにおけるバンドル10の他方の端部を覆うようにバンドルケーシング13を挿通させることが可能な貫通孔が一つのみ形成されている。第二軸受台冠32は、軸線Arを通る水平面を基準に上下に分割可能とされている。第二軸受台冠32は、軸線Arに対して鉛直方向Dvの下方に配置される第二軸受台321と、軸線Arに対して鉛直方向Dvの上方に配置される第二軸受冠部322とを有している。第二軸受台321及び第二軸受冠部322にも、第一軸受台311及び第一軸受冠部312と同様に、バンドル溝部137に挿入される位置決め凸部313が形成されている。
次に、本実施形態の蒸気タービンの製造方法S1について説明する。本実施形態の蒸気タービンの製造方法S1は、図2に示すように、内部品準備工程S2と、バンドル準備工程S3と、車室準備工程S4と、バンドル配置工程S5と、上半車室配置工程S6とを含んでいる。
内部品準備工程S2では、バンドル10を製造する上で必要な蒸気タービン1の内部品が準備される。本実施形態の内部品準備工程S2では、ロータ11、仕切板12、バンドルケーシング13、軸受部14、油切部15、及びシール部16がそれぞれ製造されて準備される。
バンドル準備工程S3は、内部品準備工程S2後に実施される。バンドル準備工程S3では、内部品準備工程S2で準備された部品を用いてバンドル10が組み立てられる。例えば、下半バンドルケーシング132に対して、複数の下半仕切板122、下半第一シール部161b、下半第二シール部162b、下半第一油切部151b、下半第二油切部152b、下半第一軸受部141b、及び下半第二軸受部142bがボルト等の締結部材(不図示)で固定される。その後、各部品が固定された下半バンドルケーシング132に対してロータ11が鉛直方向Dvの上方から配置される。ロータ11が配置された状態で、複数の上半仕切板121が下半仕切板122に対して固定され、仕切板12が形成される。同様に、第一シール部161、第二シール部162、第一油切部151、第二油切部152、第一軸受部141、及び第二軸受部142が形成される。その後、上半バンドルケーシング131が鉛直方向Dvの上方から配置される。上半バンドルケーシング131に対して、複数の上半仕切板121、上半第一シール部161a、上半第二シール部162a、上半第一油切部151a、上半第二油切部152a、上半第一軸受部141a、及び上半第二軸受部142aがボルト等の締結部材(不図示)で固定される。これらにより、一つの部品として一体化されたバンドル10が準備される。
その後、図3に示すように、バンドルケーシング13に対する軸方向Daにおけるロータ軸111の相対位置が固定される。具体的には、バンドル準備工程S3では、下半バンドルケーシング132及び上半バンドルケーシング131が組み合わされた状態で、軸方向Daにおけるバンドルケーシング13の端面に軸方向位置固定治具50が取り付けられる。
軸方向位置固定治具50は、バンドルケーシング13に固定される一対のケーシング固定部51と、一対のケーシング固定部51を繋ぐ接続部52と、接続部52とロータ軸111と固定可能なロータ固定部53とを有している。
ケーシング固定部51は、上半バンドルケーシング131及び下半バンドルケーシング132に跨った状態で、バンドルケーシング13の端面に固定されている。ケーシング固定部51は、上半バンドルケーシング131及び下半バンドルケーシング132に対してそれぞれ不図示のボルト等の締結部材で固定されている。ケーシング固定部51は、ロータ軸111を挟み込むように、バンドルケーシング13に対して幅方向Dw(径方向Drの中で鉛直方向Dv及び軸方向Daと直交する方向)に離れて配置されている。
接続部52は、バンドルケーシング13から飛び出したロータ軸111の端部を軸方向Daの外側から覆うように、一対のケーシング固定部51に一体に接続されている。接続部52は、鉛直方向Dvから見た際にC字状をなすように、一対のケーシング固定部51の間で延びる円柱状の部材である。つまり、接続部52の両端にケーシング固定部51が固定されている。幅方向Dwにおける接続部52の中央部には、ボルト部材が挿通可能なボルト挿通孔(不図示)が形成されている。このボルト挿通孔は、軸方向Daから見た際に、ロータ軸111の端面に形成されたボルト固定孔(不図示)と同じ位置に形成されている。
ロータ固定部53は、外周面に雄ねじが設けられた長尺のボルト部材である。ロータ固定部53には、相対移動可能なナットがネジ部分の途中に設けられている。ロータ固定部53は、ボルト挿通孔に挿通された状態で、一端がボルト固定孔に固定されている。ロータ軸111に固定された状態でナットが接続部52に接触する位置まで移動されることで、ロータ固定部53は、バンドルケーシング13に対する軸方向Daにおけるロータ軸111の位置を規制している。
バンドル準備工程S3での、軸方向位置固定治具50の具体的な取り付け方を説明する。バンドル準備工程S3では、下半バンドルケーシング132及び上半バンドルケーシング131に対してケーシング固定部51がそれぞれ固定される。その後、接続部52のボルト挿通孔にロータ固定部53が挿入され、ロータ固定部53の一端がボルト固定孔に固定される。ロータ軸111にロータ固定部53が固定された状態でナットの位置が調整されることで、バンドル10では、軸方向Daにおけるバンドルケーシング13に対するロータ軸111の位置が固定される。
図2に示すように、車室準備工程S4は、バンドル準備工程S3後に実施される。本実施形態の車室準備工程S4では、バンドル10以外の部品が準備される、例えば、車室準備工程S4では、車室2と、軸受台3とが製造されて準備される。
バンドル配置工程S5は、車室準備工程S4後に実施される。バンドル配置工程S5では、設定場所に下半車室22、第一軸受台311、及び第二軸受台321が配置される。バンドル配置工程S5では、下半車室22、第一軸受台311、及び第二軸受台321に対して鉛直方向Dvの上方からバンドル10が配置される。バンドル10は、クレーン等によって鉛直方向Dvの上方に一旦吊り上げられた後、水平位置が調整されて降下される。バンドル10が下半車室22の内部に配置される際に、第一軸受台311及び第二軸受台321の位置決め凸部313に対して、バンドル溝部137を嵌め込むようにバンドル10が降下される。これにより、バンドル10が、下半車室22、第一軸受台311、及び第二軸受台321に対して配置される。
上半車室配置工程S6は、バンドル配置工程S5後に実施される。上半車室配置工程S6では、下半車室22に嵌め込まれたバンドル10に対して鉛直方向Dvの上方から上半車室21が配置される。上半車室21は、クレーン等を使用して鉛直方向Dvの上方に一旦吊り上げられる。その後、上半車室21は、バンドル10の上方に降下される。
上半車室21は、下半車室22の近傍まで降下されると、バンドル10が上半車室21の内周側へと収容されるように水平位置が調整される。その後、下半車室22の分割面に対して上半車室21の分割面が当接した状態で上半車室21と下半車室22とが固定される。
さらに、上半車室配置工程S6では、第一軸受台311に嵌め込まれたバンドル10の端部に対して、上半車室21と同様の方法で、第一軸受冠部312が取り付けられる。この際、バンドル溝部137に対して第一軸受冠部312の位置決め凸部313が挿入されるように、第一軸受冠部312が取り付けられる。また、第二軸受台321に嵌め込まれたバンドル10の端部に対して、上半車室21と同様の方法で、第二軸受冠部322が取り付けられる。この際、バンドル溝部137に対して第二軸受冠部322の位置決め凸部313が挿入されるように、第二軸受冠部322が取り付けられる。その結果、蒸気タービン1が完成する。
上述したような蒸気タービン1及び蒸気タービンの製造方法S1によれば、ロータ11、仕切板12、軸受部14、油切部15、及びシール部16が、バンドルケーシング13によって保持され、バンドル10として一体の部品とされている。そのため、バンドル10を移動させるだけで、ロータ11、仕切板12、軸受部14、油切部15、及びシール部16をまとめて移動させることができる。したがって、蒸気タービン1の部品を移動させる際の作業が大きく短縮できる。つまり、蒸気タービン1における内部品の組み立て時間を大きく短縮することができる。
さらに、仕切板12、軸受部14、油切部15、及びシール部16は、バンドルケーシング13に固定されている。そのため、バンドル10を移動してもバンドルケーシング13に対する仕切板12、軸受部14、油切部15、及びシール部16の相対位置は軸方向Da及び径方向Drのいずれの方向にもほとんど変化しない。また、ロータ軸111が仕切板12、軸受部14、油切部15、及びシール部16を介してバンドルケーシング13に対して保持されている。さらに、軸方向位置固定治具50によってロータ軸111がバンドルケーシング13に固定されている。したがって、バンドルケーシング13に対するロータ軸111の相対位置も軸方向Da及び径方向Drのいずれの方向にもほとんど変化しない。つまり、バンドル10を移動しても、バンドルケーシング13内の部品の位置がずれないため、バンドル10を設置後に、ロータ11、仕切板12、軸受部14、油切部15、及びシール部16等の内部品の位置調整のための作業が短縮できる。
また、第一軸受部141及び第二軸受部142は、軸方向Daにおいて、車室2から外れた位置でバンドルケーシング13に固定されている。そのため、潤滑油が使用されて油雰囲気である第一軸受部141及び第二軸受部142と、高温の蒸気が流れる蒸気流路が形成された領域との位置を軸方向Daに離すことができる。したがって、蒸気の熱によって生じる潤滑油に起因する不具合がバンドル10内で発生してしまうことを抑えることができる。
また、車室吸込口25と連通するバンドル吸込孔135と、車室排出口26と連通するバンドル排出孔136がバンドルケーシング13に形成されている。したがって、車室吸込口25から流入して車室排出口26から排出される蒸気が流れる経路である蒸気流路を、バンドル10内の部品でほとんど形成することができる。したがって、バンドル10を下半車室22及び上半車室21に取り付けた後に、蒸気を効率的に流すための内部品の細かな位置調整を行う必要が無い。したがって、蒸気タービン1の部品を組み立てる際の作業がさらに短縮できる。
(実施形態の他の変形例)
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述したが、各実施形態における各構成及びそれらの組み合わせ等は一例であり、本発明の趣旨から逸脱しない範囲内で、構成の付加、省略、置換、及びその他の変更が可能である。また、本発明は実施形態によって限定されることはなく、特許請求の範囲によってのみ限定される。
例えば、バンドル10の構成は、本実施形態の構成に限定されるものではない。バンドル10は、蒸気タービン1の構成要素のうち、車室2を除いた他の構成要素を含んでいてもよく、本実施形態の構成の一部が含まれていなくてもよい。
また、例えば、上述した各実施形態では、各部品を一から形成して組み立てて蒸気タービン1を製造する製造方法を説明したが。蒸気タービンの製造方法S1は、一から蒸気タービン1を製造する場合のみに限定されるものではない。例えば、蒸気タービンの製造方法S1は、修理や検査を行う際に蒸気タービン1を分解して再度組み立てる際に用いられてもよい。この際、使用済みのバンドル10に代わって新たに準備されたバンドル10が車室2に取り付けられてもよく、使用済みのバンドル10を整備することで再度形成されたバンドル10が再び車室2に取り付けられてもよい。また、修理や検査を行う際には、事前に上半車室21を取り外す工程や、使用済みのバンドル10を取り外す工程をさらに含むこととなる。
また、蒸気タービンの製造方法S1では、車室準備工程S4は、バンドル準備工程S3後に実施されることに限定されるものではない。車室準備工程S4は、バンドル配置工程S5前までに実施されればよい。したがって、車室準備工程S4は、内部品準備工程S2やバンドル準備工程S3よりも前に実施されてもよく、内部品準備工程S2やバンドル準備工程S3と同時に実施されてもよい。
また、バンドル10は、バンドルケーシング13に対するロータ11の軸方向Daの位置が軸方向位置固定治具50によって規制される構造に限定されるものではない。バンドル10は、バンドルケーシング13に対するロータ軸111の相対位置が規制できればよい。したがって、例えば、バンドルケーシング13に対して別の部材でロータ軸111が仮固定される構造であってもよく、バンドルケーシング13に固定された仕切板12等の他の部品を介してロータ軸111が仮固定される構造であってもよい。
1…蒸気タービン Ar…軸線 Da…軸方向 Dr…径方向 Dc…周方向 Dv…鉛直方向 Dh…水平方向 Dw…幅方向 2…車室 21…上半車室 22…下半車室 25…車室吸込口 26…車室排出口 10…バンドル 11…ロータ 111…ロータ軸 112…動翼 12…仕切板 121…上半仕切板 122…下半仕切板 125…静翼 13…バンドルケーシング 131…上半バンドルケーシング 132…下半バンドルケーシング 135…バンドル吸込孔 136…バンドル排出孔 137…バンドル溝部 14…軸受部 141…第一軸受部 145…ジャーナル軸受 146…スラスト軸受 141a…上半第一軸受部 141b…下半第一軸受部 142…第二軸受部 142a…上半第二軸受部 142b…下半第二軸受部 15…油切部 151…第一油切部 151a…上半第一油切部 151b…下半第一油切部 152…第二油切部 152a…上半第二油切部 152b…下半第二油切部 16…シール部 161…第一シール部 161a…上半第一シール部 161b…下半第一シール部 162…第二シール部 162a…上半第二シール部 162b…下半第二シール部 3…軸受台 31…第一軸受台冠 311…第一軸受台 312…第一軸受冠部 32…第二軸受台冠 321…第二軸受台 322…第二軸受冠部 313…位置決め凸部 50…軸方向位置固定治具 51…ケーシング固定部 52…接続部 53…ロータ固定部 S1…蒸気タービンの製造方法 S2…内部品準備工程 S3…バンドル準備工程 S4…車室準備工程 S5…バンドル配置工程 S6…上半車室配置工程

Claims (4)

  1. 鉛直方向の上方の上半車室と前記鉛直方向の下方の下半車室とに分割面で分割可能とされ、両端が開口した筒状をなす車室と、
    両端が前記車室の開口から突出するように前記車室内に収容されたバンドルと、を備え、
    前記バンドルは、
    軸線を中心として回転可能なロータと、
    前記軸線を基準とする径方向の外側から前記ロータを覆うリング状をなし、前記鉛直方向の上方の上半仕切板と前記鉛直方向の下方の下半仕切板とに分割面で分割可能とされた複数の仕切板と、
    前記径方向の外側から前記ロータ及び前記仕切板を覆う筒状をなし、内部に前記仕切板が固定されたバンドルケーシングと、
    前記軸線の延びる軸方向における前記仕切板の外側で前記バンドルケーシング内に固定され、前記ロータを回転可能に支持する軸受部と、
    前記軸方向における前記仕切板と前記軸受部との間で前記バンドルケーシング内に固定され、前記ロータの外周面と前記バンドルケーシングの内周面との間をシールするシール部と、を有し、
    前記バンドルケーシングは、前記ロータ、前記仕切板、前記軸受部、及び前記シール部を保持した状態で、前記車室に対して着脱可能とされている蒸気タービン。
  2. 前記軸方向における前記軸受部の位置は、前記軸方向における前記車室の位置から外れた位置に配置されている請求項1に記載の蒸気タービン。
  3. 前記車室は、外部から内部に作動流体を流入させる車室吸込口と、内部を流通した前記作動流体を外部へ排出させる車室排出口とを有し、
    前記バンドルケーシングは、前記車室吸込口と連通するバンドル吸込孔と、前記車室排出口と連通するバンドル排出孔とを有する請求項1又は請求項2に記載の蒸気タービン。
  4. 軸線を中心として回転可能なロータと、前記軸線を基準とする径方向の外側から前記ロータを覆うリング状をなし、鉛直方向の上方の上半仕切板と前記鉛直方向の下方の下半仕切板とに分割面で分割可能とされた複数の仕切板と、前記径方向の外側から前記ロータ及び前記仕切板を覆う筒状をなし、内部に前記仕切板が固定されたバンドルケーシングと、前記軸線の延びる軸方向における前記仕切板の外側で前記バンドルケーシング内に固定され、前記ロータを回転可能に支持する軸受部と、前記軸方向における前記仕切板と前記軸受部との間で前記バンドルケーシング内に固定され、前記ロータの外周面と前記バンドルケーシングの内周面との間をシールするシール部と、を準備する内部品準備工程と、
    前記内部品準備工程後に、前記バンドルケーシングの内部に前記ロータを配置するとともに、前記ロータを前記径方向の外側から覆った状態で前記仕切板、前記軸受部、及び前記シール部を前記バンドルケーシングの内部に固定してバンドルを準備するバンドル準備工程と、
    前記鉛直方向の上方の上半車室と前記鉛直方向の下方の下半車室とに分割面で分割可能とされ、両端が開口した筒状をなす車室を準備する車室準備工程と、
    前記車室準備工程後に、前記下半車室に対して前記鉛直方向の上方から前記バンドルを降下させ、前記下半車室の内周側に前記下半仕切板を配置するバンドル配置工程と、
    前記バンドル配置工程後に、前記下半車室に対して前記鉛直方向の上方から前記上半車室を降下させて前記上半車室の内周側に前記上半仕切板が配置させ、前記上半車室の分割面と前記下半車室の分割面とを互いに接触させる上半車室配置工程と、含む蒸気タービンの製造方法。
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