JP2020022800A - 窪んだ毛束を有するブラシヘッド、ブラシ、その製造方法、およびその使用方法 - Google Patents

窪んだ毛束を有するブラシヘッド、ブラシ、その製造方法、およびその使用方法 Download PDF

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ゴディン サリナ
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Abstract

【課題】材料の塗布および擦りの特性を有するブラシヘッドを提供する。【解決手段】ブラシヘッド100、フェルール110およびハンドル120を含むことができる。ブラシヘッドは、毛束の外部領域130および窪んだ毛束の内部領域140を含む。毛束の内部領域は、液体材料などの材料のための液だめを形成する。材料が表面に塗布されると、毛束の内部領域は、本質的に、材料の追加の及び持続的な塗布のためのさらなる材料を提供することができる。【選択図】図1

Description

本出願は、2014年3月21日に出願の、米国意匠出願第29/485,705号(発明の名称「Brush Head With Recessed Bristles」)の一部継続出願であり、これは、その全体が引用によって本明細書に組み込まれる。
本発明は、一般に、ブラシヘッド、ブラシの分野、およびその製造方法、およびその使用方法に関する。
種々様々なブラシヘッドおよびブラシが、数例を挙げると、産業、趣味、芸術および化粧用の目的のために、洗浄および表面に対する材料の塗布(application)を含む、様々な目的に使用されている。ブラシの数およびタイプは様々であるが、窪んだ毛束の部分を有することを特徴とする本発明のブラシヘッドおよびブラシは他にない。本発明の物理的且つ物質的な適用特性を有すると知られているものも他にない。
例えば、2012年7月24日にGarciaに対して発行された米国特許番号:D 663,957 Sは、ブラシの中心部分において明白な隙間を有するブラシに言及し、ここでブラシは、明らかに、趣味および美術の目的に使用される。中心の隙間は、明らかに小さすぎて、材料を受けることができず、たとえそうだとしても、ブラシの意図は、例えば、カップ、プレート、小像(figurines)、およびキャンバス上の絵画などの、工芸プロジェクトまたは美術プロジェクトのための表面の塗装に使用する際に、芸術的効果のために表面に塗布されるときの材料を汚す(smear)かまたはそれに縞を付ける(streak)ことである。従来のブラシの共通の問題は、化粧または他の材料のむらのある塗布であり、これは、特に、限定されないが、化粧品の塗布の場合に、汚れ、縞、あるいは不自然なまたは望ましくない見た目または外観を結果的にもたらし得る。しかしながら、本発明は、そのような汚れ又は縞の外観を防ぐまたは減少させることにより向けられているが、そうである必要はない。
本発明は、材料の塗布および擦り(buffing)の特性を有するブラシヘッドおよびブラシが長年にわたって必要とされてきたことを認識している。
本発明の第1態様は、ブラシヘッドである。
本発明の第2態様は、本発明のブラシヘッドを含むブラシである。
本発明の第3態様は、本発明のブラシヘッドを製造する方法である。
本発明の第4態様は、本発明のブラシを製造する方法である。
本発明の第5態様は、本発明のブラシヘッドを使用する方法である。
本発明の第6態様は、本発明のブラシを使用する方法である。
図1は、一般に、限定されないが、ヒト被験体の顔に塗布される液体化粧品材料などの、表面に塗布される材料のための液だめ(reservoir)を形成することができる、窪んだ毛束を備える本発明のブラシヘッドの1つの態様の正面・右側の斜視図を描写し、フェルールおよびハンドルを含む状況を示している。ブラシは、全体として、ブラシヘッド(100)、フェルール(110)およびハンドル(120)を含むことができる。ブラシヘッドは、毛束の外部領域(130)および窪んだ毛束の内部領域(140)を含むことができる。 図2は、一般に、限定されないが、ヒト被験体の顔に塗布される液体化粧品材料などの、表面に塗布される材料のための液だめを形成することができる、窪んだ毛束を備える本発明のブラシヘッドの1つの態様の右側面図を描写し、左側面、正面、および背面は、その鏡像である。構成要素の番号は、図1に提供される通りである。 図3は、一般に、図2のように、限定されないが、ヒト被験体の顔に塗布される液体化粧品材料などの、表面に塗布される材料のための液だめを形成することができる、窪んだ毛束を備える本発明のブラシヘッドの1つの態様の左側面図、正面図、および背面図を描写している。構成要素の番号は、図1に提供される通りである。 図4は、一般に、限定されないが、ヒト被験体の顔に塗布される液体化粧品材料などの、表面に塗布される材料のための液だめを形成することができる、窪んだ毛束を備える本発明のブラシヘッドの1つの態様の平面図を描写している。構成要素の番号は、図1に提供される通りである。 図5は、一般に、限定されないが、ヒト被験体の顔に塗布される液体化粧品材料などの、表面に塗布される材料のための液だめを形成することができる、窪んだ毛束を備える本発明のブラシヘッドの1つの態様の底面図を描写している。構成要素の番号は、図1に提供される通りである。 図6は、一般に、限定されないが、ヒト被験体の顔に塗布される液体化粧品材料などの、表面に塗布される材料のための液だめを形成することができる、窪んだ毛束を備えるブラシヘッドを含む本発明のブラシの1つの態様の正面・右側の斜視図を描写している。ブラシは、ブラシヘッド(100)、フェルール(110)およびハンドル(120)を含む。ブラシヘッドは、毛束の外部領域(130)および窪んだ毛束の内部領域(140)を含む。 図7は、一般に、限定されないが、ヒト被験体の顔に塗布される液体化粧品材料などの、表面に塗布される材料のための液だめを形成することができる、窪んだ毛束を備えるブラシヘッドを含む本発明のブラシの1つの態様の右側面図を描写し、左側面、正面、および背面は、その鏡像である。構成要素の番号は、図6に提供される通りである。 図8は、一般に、図7のように、限定されないが、ヒト被験体の顔に塗布される液体化粧品材料などの、表面に塗布される材料のための液だめを形成することができる、窪んだ毛束を備えるブラシヘッドを含む本発明のブラシの1つの態様の左側面図、正面図、および背面図を描写している。構成要素の番号は、図6に提供される通りである。 図9は、一般に、限定されないが、ヒト被験体の顔に塗布される液体化粧品材料などの、表面に塗布される材料のための液だめを形成することができる、窪んだ毛束を備えるブラシヘッドを含む本発明のブラシの1つの態様の平面図を描写している。構成要素の番号は、図6に提供される通りである。 図10は、一般に、限定されないが、ヒト被験体の顔に塗布される液体化粧品材料などの、表面に塗布される材料のための液だめを形成することができる、窪んだ毛束を備えるブラシヘッドを含む本発明のブラシの1つの態様の底面図を描写している。構成要素の番号は、図6に提供される通りである。 図11は、一般に、限定されないが、ヒト被験体の顔に塗布される液体化粧品材料などの、表面に塗布される材料のための液だめを形成することができる、窪んだ毛束を備えるブラシヘッドを含む本発明の好ましいブラシを描写し、以下のような好ましい寸法を示している。例えば、本発明は特定の寸法または比率に限定されないが、(200)は約16.5mmであり、(210)は約13.5mmであり、(222)は約45mmであり、(230)は約75mmであり、および(240)は約136.5mmである。誤差は、+/−約0.1%から約10%の間、好ましくは約0.5%から約5%の間、およびより好ましくは約1%から約2%の間である。特定のサイズおよび比率は、特定の目的および機能のために、特定のブラシヘッドまたはブラシに適応させることが可能である。ブラシヘッドは、寸法を明白に示すために、毛束の外部領域と毛束の内部領域との間の差を強調する、異なる角度の斜交平行線で示される。
図面で示される破線は、存在する場合には、例示目的にすぎず、本発明が提供され得る1つの状況を描写するが、そうである必要はない。
定義
他に定義されない限り、本明細書で使用される全ての技術的及び科学的用語は、本発明が属する当該技術分野の当業者によって一般に理解されるものと同じ意味を有する。一般に、化粧品、表面の化学および改質、および下に記載される他の適用可能な技術のための、本明細書で使用される用語および一般にブラシヘッドおよびブラシにおける実験法は、当該技術分野に周知であり、共通して使用される。用語が単数形で提供される場合、発明者は、その用語の複数形も熟考し、用語が複数形で提供されるときに、発明者は、その用語の単数形も熟考している。本明細書で使用される用語および下に記載される実験法は、他の方法で明示されない限り、当該技術分野に周知であり、共通して使用されるものである。本開示の全体にわたって使用されるように、以下の用語は、他に示されない限り、以下の意味を有すると理解されるものとする:
湿潤性(wettability)および湿潤(wetting)は、表面へと吸収される液体の能力を指す。例えば、家庭のスポンジ上の一滴の水は、スポンジを湿らせる傾向があるだろうが、一般的なガラス上の一滴の水は、ガラスを湿らせる傾向はないであろう。湿潤性または湿潤は、程度の用語であり、必ずしも絶対的な肯定的または否定的な結果の1つではない。この用語および概念は、当該技術分野に周知である。(一般に、例えば:http://en.wikipedia.org/wiki/wettingでの湿潤、http://en.wikipedia.org/wiki/contact_angleでの接触角、http://www.astm.org/standards/d7334.htmでの接触角の測定を進めることによる、被膜、基質および顔料の表面の湿潤性のための標準的技法、およびhttp://web.mit.edu.nnf/education/wettability/wetting.htmlでの6) 湿潤性(非湿潤性および接触角のヒステリシス(hysteresis))を参照。)
接触角の決定は、物質を吸収する表面の能力を指す。疎水性表面に適用されている親水性液体は、表面上で玉状になっていく(bead up)傾向があり、それ故、一例として、比較的高い接触角を有している。一滴の水がセルロースろ紙または家庭用ティッシュペーパーまたはペーパータオルに適用される、または一滴の水がガラス上に適用されるなど、液体が表面上で吸収される又は広げられると、小さい又は最小限の接触角が生じるであろう。代替的に、金属薄片(leaf)のワックス被膜上、または新たにワックスをかけた自動車の表面上の一滴の水は、比較的高い接触角を有するであろう。この用語および概念は、当該技術分野に周知である。(一般に、例えば:http://en.wikipedia.org/wiki/wettingでの湿潤、http://en.wikipedia.org/wiki/contact_angleでの接触角、http://www.astm.org/standards/d7334.htmでの接触角の測定を進めることによる、被膜、基質および顔料の表面の湿潤性のための標準的技法、およびhttp://web.mit.edu.nnf/education/wettability/wetting.htmlでの6) 湿潤性(非湿潤性および接触角のヒステリシス)を参照。)
「1つの実施形態(one embodiment)」または「1つの実施形態(an embodiment)」に対する本明細書における参照は、実施形態に関して記載される特定の特徴、構造、または特性が、本開示の少なくとも1つの実施形態に含まれることを意味する。本明細書中の様々な場面での句「1つの実施形態において」または「別の実施形態において」の使用は、必ずしもすべて同じ実施形態を参照するものではなく、他の実施形態を相互に除外する別々の又は他の実施形態でもない。その上、様々な特徴が記載され、これらは、幾つかの実施形態によって示されてもよく、他の実施形態によっては示されなくてもよい。同様に、様々な要件が記載され、これらは、幾つかの実施形態のための要件であってもよく、他の実施形態のための要件でなくてもよい。
本明細書で使用される用語は、一般に、当該技術分野において、本開示の文脈内で、および具体的な文脈において、通常の意味を有し、ここで各用語が使用される。本開示を記載するために使用される特定の用語は、以下に、または本明細書の他のところで議論され、本開示の記載に関する技術者に対するさらなるガイダンスを提供する。利便上、特定の用語は、例えばイタリック体及び/又は引用符を使用して強調されてもよく:強調の使用は、用語の範囲および意味に対する影響はなく;用語の範囲および意味は、同じ文脈において、それが強調されても強調されなくても同じである。当然のことながら、1つを超える方法においても同じことが言える。
結果的に、代替的な用語および同義語は、本明細書で議論される用語の任意の1つ以上に対して使用されてもよい。用語が本明細書で詳述または議論されようとされまいと、特別に重視されることはない。特定の用語に対する同意語が提供される。1つ以上の同意語の詳述は、他の同意語の使用を除外しない。本明細書で議論される任意の用語の例を含む本明細書の他のところでの例の使用は、例示目的のみであり、本開示または任意の例証される用語の範囲および意味をさらに制限するようには意図されない。同様に、本開示は、本明細書で与えられる様々な実施形態に限定されない。
本開示の範囲をさらに制限する意図なしで、本開示の実施形態による、器具、機器、方法およびそれらの関連する結果の例が、以下に挙げられる。タイトルまたはサブタイトルが、読み手の利便性のために例において使用されてもよく、これは、本開示の範囲を決して限定するべきではないことに留意されたい。他に定義されない限り、本明細書で使用される全ての技術的及び科学的用語は、本開示が属する当該技術分野における当業者によって一般に理解されるものと同じ意味を有する。コンフリクト(conflict)の場合においては、定義を含む本文書が管理する(control)。
当然のことながら、本明細書で使用される、「正面(front)」、「背面(back)」、「平面(top)」、「底面(bottom)」、「側面(side)」、「短い(short)」、「長い(long)」、「上(up)」、「下(down)」、および「以下(below)」は、記載を簡潔にするためだけのものであり、図で示されるような構成部分の配向に言及している。本明細書に記載される構成部分のあらゆる配向が、本発明の範囲内であることを理解されたい。
本明細書で使用される他の技術的用語は、様々な専門辞書によって例証されるように、それらが使用される当該技術分野におけるそれらの通常の意味を有している。
導入
本発明は、材料の塗布および擦りの特性を有するブラシヘッドおよびブラシが長年にわたって必要とされてきたことを認識している。
本発明の範囲への限定しない導入として、本発明は、以下を含む幾つかの一般的且つ有用な態様を含む:
1)ブラシヘッド。
2)本発明のブラシヘッドを含むブラシ。
3)本発明のブラシヘッドを製造する方法。
4)本発明のブラシを製造する方法。
5)本発明のブラシヘッドを使用する方法。
6)本発明のブラシを使用する方法。
本発明のこれらの態様に加えて、本明細書で記載される他の態様は、本明細書に記載される、方法、製品および組成物を使用することよって達成され得る。本発明の範囲の十分な理解を深めるために、本発明の様々な態様が、本発明の望ましい実施形態を作るために組み合わされ得ることがさらに認識される。
I ブラシヘッド
本発明の第1態様は、以下を含むブラシヘッドである:a)毛束の外部領域およびb)窪んだ毛束の内部領域。
本発明の限定しない好ましい態様を示す図で描写されるように、毛束の外部領域が存在し、これは窪んだ毛束の内部領域を提供する。本発明のブラシヘッドは、この特定の構造を有する必要はない。
一例として、外部領域は、連続的である必要はなく、隙間などを有することができ、全体的にまたは内部領域に対して、厚さまたは高さが均一である必要はない。外部領域の表面は、異なる長さの毛束を備える表面でもよく、波状などの、異なるタイプのパターンを形成することができ、または「羽毛状の(feathered)」外観を提供するために、ランダムな又は見たところランダムな長さの毛束を有し得る。
さらなる例として、内部領域はまた、連続的である必要はなく、隙間などを有することができ、全体的にまたは内部領域に対して、厚さまたは高さが均一である必要はない。外部領域の表面は、異なる長さの毛束を備える表面でもよく、波状などの、異なるタイプのパターンを形成することができ、または「羽毛状の」外観を提供するために、ランダムな又は見たところランダムな長さの毛束を有し得る。
さらに、外部領域および内部領域は、隣接することができ、図で示されるほど異なってはいない。例えば、内部領域は、例えば、平らなトップブラシから形成された凹面構造であることができ、ここで例えば、ホットワイヤーを使用して、外部領域を形成しながら隣接する凹面の内部領域を形成し、ここで外部領域は十分大きい(substantial)か又は最小であり得る。
ブラシヘッドのタイプ
本発明の別の態様では、ブラシヘッドは、化粧用のブラシヘッドまたは非化粧用のブラシヘッドである。
本発明の好ましい態様は、化粧用塗布具ブラシヘッドであり、ここで化粧品が、好ましい実施形態において、被験体の表面への塗布のために、内部領域に提供され、および外部領域は、好ましくは、化粧品を被験体の表面上に分散させて、縞の減少を可能にし、さもなければ被験体の表面への化粧品の一般により均一で快適な塗布を提供する。
化粧用のブラシヘッドに加えて、本発明のブラシヘッドは、他の表面への他の材料の塗布および他の目的に使用され得る。一例として、ブラシヘッドは、インクなどの材料を含む塗料および他の顔料の表面への塗布に使用され得る。美術的適用と同様に産業的適用も本発明の一部である。
さらに、本発明のブラシヘッドは、洗浄などに適用可能である。その例では、洗浄液などの洗剤が、随意に、ブラシヘッドに適用され得、例として、粉付け、他の表面の表面洗浄、床洗浄(floors)などの、洗浄目的に使用され得る。材料がブラシヘッドに適用されない例も本発明の一部である。
さらに、本発明のブラシヘッドは、被験体に薬剤、薬または薬物を適用する際の医療用途に適用可能である。この例では、適用する材料は、医療目的を有し、薬剤、薬、または薬物を含むことができる。例えば、材料は、にきび、皮膚炎、感染、漆かぶれまたは乾癬などの免疫学的疾病、あるいは限定されないが、皮膚疾患などの他の障害を処置するために使用されてもよい。薬物、薬剤または薬の肌への適用は、所望の部位に対する処置を標的とすることに関して一定の効果があり、特に肌が、薬剤、薬、または薬物に対して浸透性がある場合または浸透性を有するようにされる場合に、より全身的な投与のための投与の効率的な経路としても効果的である。適用される材料の製剤および適用の部位および処置される疾患、障害、または疾病の相関性は、技術者の選択である。疾患、障害または疾病に対する、薬剤、薬物、または薬の適合、および特定の製剤は、当該技術分野で一般に知られており、当該分野における技術者の選択である。
本発明のさらなる態様では、ブラシヘッドは、化粧用のブラシヘッドである。
本発明の好ましい態様は、化粧用塗布具ブラシヘッドであり、ここで化粧品は、好ましい実施形態において、被験体の表面への塗布のために内部領域へと提供され、外部領域は、好ましくは、被験体の表面上に化粧品を分散させて、縞の減少を可能にし、さもなければ、被験体の表面に対する化粧品の一般により均一で快適な塗布を提供する。
化粧品は、限定されないが、液体、固体、粉末、水溶性、非水溶性、乳剤、極性、無極性、当該技術分野で知られるような他のもの、またはそれらの組み合わせなどの、任意のタイプのものであってもよい。
形状
本発明のさらなる態様では、外部領域および内部領域の形状は、同じか又は異なる。
図で示されるように、本発明の好ましい態様は、内部領域および外部領域に関して、円形または略円形であるが、そうである必要はない。例えば、外部領域は、円形であってもよく、内部領域は、円形または八角形などの多角形であってもよい。
本発明の別の態様では、外部領域、内部領域、またはその組み合わせの形状は、通常幾何学的であるか、通常非幾何学的であるか、あるいはその組み合わせである。
組み合わせでの異なる幾何学的なまたは非幾何学的な構造は、本発明の一部である。例として、外部領域は、円形または腎臓形であってもよく、一方で内部領域は、六角形またはアメーバ形状であってもよく、これは、同じ又は異なる形状が使用されていること、および幾何学的および非幾何学的な形状も本発明の一部であることを示している。
本発明のさらなる態様では、内部領域、外部領域、またはその組み合わせの形状は、一般に円形である。
形状に関して、外部領域および内部領域に関して側面から見たときのブラシヘッドの全体的な形状は、図で示されるように、平らであり得る。それらは、別々にまたは個々に、角のある、斜角のある、ランダムな、凸面の、凹面の、幾何学的な、非幾何学的な形状、あるいはそれらの組み合わせなどの、同じ形状または異なる形状であり得る。
側面から見たときに、ブラシヘッドは、図における外側に先細った構造、先細っていない構造、内側に先細った構造、または他の構造などの、他の構造も有することができる。
毛束
本発明のさらなる態様では、毛束は、天然材料、合成材料、またはその組み合わせで作られ得る。
毛束は、任意の適切な材料で作られ得る。髪の毛などの動物製品(animal products)または繊維などの植物性材料のような天然材料は、本発明で有用である。プラスチック、ポリマー、ナイロン、および他のポリマーまたは非ポリマーなどの合成材料は、本発明に有用である。
本発明の別の態様では、毛束の外部領域および毛束の内部領域は、同じ又は異なる材料または材料の組み合わせで作られている。
本発明のブラシヘッドは、すべての1つのタイプの毛束、または1つを超えるタイプの毛束で作られ得る。1つを超えるタイプの毛束である場合、それらは、全体として混合されて提供され得るか、またはブラシヘッドの異なる領域で異なる比率で提供され得る。比率は、0%から100%までのいずれかであり得る。
本発明のさらなる態様では、毛束の内部領域は、毛束の外部領域よりも大きな詰め込み(pack)密度を有する。
本発明の好ましい態様では、毛束の内部領域は、毛束の外部領域と比較して、例えば、単位面積当たりのより多くの毛束に関して、より密に詰め込まれる。クリンパまたはフェルールなどによって、毛束の形態を適所で維持するためのブラシヘッドに対する力がそうであるように、毛束の長さは、毛束密度に影響を与え得る。毛束自体の詰め込み密度は、ブラシヘッド内の他の領域以外の幾つかの領域に、より多くの毛束を有することによって、製造工程中に達成され得るが、そうである必要はない。
液体の玉状化(BEADING)
本発明の別の態様では、毛束の内部領域は、毛束の外部領域ほど湿潤性ではない。
湿潤性は、ブラシヘッドの内部領域および外部領域などの、表面へと吸収される液体の能力を指す。好ましくは、内部領域の湿潤性は、外部領域より低く、その結果、内部領域に提供される液体材料は、「玉状になる」か、そうでなければ、その位置で毛束へと吸収されず、したがって、塗布の位置での被験体に対する塗布にさらに利用可能であろう。
湿潤性は、幾つかの例では、表面の物理的特性およびそれに塗布されている液体に関連し、接触角の決定によって測定され得る。一例では、疎水性表面に塗布されている親水性液体は、表面上で玉状になり、それ故、親水性表面上の親水性液体の接触角と比較して、比較的高い接触角を有するであろう。幾つかの例では、一滴の水がセルロースろ紙または家庭用ティッシュペーパーまたはペーパータオルに適用されるように、液体が表面へと吸収されると、接触角はない。接触角の決定は、物質科学の技術において周知であり、材料および液体を選択することができ、液体は、表面上で玉状になるか又は表面へと吸収される。
本発明では、本明細書に記載される毛束密度は、内部領域などでの、ブラシヘッドの湿潤性にも関連するように見える。表面は、コーティングもされ得るか、さもなければ、疎水性および親水性などのそれらの表面の物理的特性を変化させるために化学的に修飾され得、したがって、所望の湿潤性及び/又は玉状化が、本発明のブラシヘッドの内部領域などの、表面に塗布された特定の液体のために得られるような材料を選択または変更することができる。
本発明の好ましい態様では、内部領域の湿潤性は、外部領域の湿潤性より低く、これによって、内部領域に塗布された液体などの材料が、ブラシのその領域へと吸収されなくなる。外部領域は、内部領域に塗布された液体などの材料に関して好ましくはより湿潤性である。
本発明のさらなる態様では、毛束の内部領域は、液体、水溶液、極性溶液、非水溶性溶液、無極性溶液、乳剤、またはそれらの組み合わせに関して、毛束の前記外部領域よりも大きい又は小さい接触角を有する。
本発明のさらなる態様では、毛束の内部領域は、水溶液、極性溶液、極性液体、またはそれらの組み合わせに関して、毛束の外部領域ほど湿潤性でないか又はそれよりも湿潤性である。
本発明の別の態様では、毛束の内部領域は、非水溶性溶液、無極性溶液、または無極性液体、またはそれらの組み合わせに関して、毛束の外部領域ほど湿潤性ではない。
本発明のさらなる態様では、毛束の内部領域は、乳剤に関して、毛束の外部領域ほど湿潤性ではない。
本発明のさらなる態様では、毛束の内部領域は、限定されないが、液体材料などの材料のための液だめを形成する。材料が表面に塗布されると、毛束の内部領域は、本質的に、材料の追加の及び持続的な塗布のためのさらなる材料を提供することができる。
本発明の別の態様では、毛束の内部領域は、限定されないが、液体材料などの材料に関して、部分的に湿潤性であり得る。本発明のこの態様は、毛束の内部領域が材料のための液だめとして作用するときに好ましい。この例では、材料は、毛束の内部領域へと「染み込む」ことができ、表面への塗布にもまだ利用可能である。
擦り
本発明の別の態様では、外部領域は、内部領域よりも、高い擦りの特性、縞が減少する特性、またはその組み合わせを有する。
本発明の好ましい態様では、操作中に、それ故、内部領域は、表面への塗布のために材料を適所に効率的に保持し、外部領域は、所望の効果のための表面上の材料の塗布を滑らかにするか又は擦るように作用する。好ましい所望の効果は、限定されないが、ヒト被験体に塗布された液体化粧品などの、表面に塗布されたときの材料の縞または汚れの減少である。
しかしながら、特定の例では、縞または汚れが所望の効果を有する場合の美術目的などのために、本発明は、そのような態様も含む。そのような例は、例えば、不完全な混合、縞、陰影、フェザリング(feathering)などが、滑らかな、擦られた様相よりも望ましい場合の趣味の絵画および他の芸術的表現であり得る。
II ブラシ
本発明の第2態様は、本発明の少なくとも1つのブラシヘッドを含むブラシである。
図で一般に示されるように、本発明のブラシヘッドは、ブラシとして好ましくは提供される。ブラシには、好ましくは、限定されないが、少なくとも1つのブラシヘッド、少なくとも1つのハンドル、随意に少なくとも1つの圧着領域またはフェルール、およびそれらの任意の組み合わせが含まれる。
本発明のさらなる態様では、ブラシは、少なくとも1つのハンドルを含む。
図で一般に示されるように、ブラシは、少なくとも1つのハンドルを含むことができる。代替的に、ブラシは、1つ以上のブラシヘッドを備えるハンドルを含むことができる。ハンドルは、限定されないが、木材、プラスチック、ポリマー、セラミック、ガラス、金属、またはそれらの組み合わせなどの、当該技術分野で既知の任意の適切な材料で作られ得る。ハンドルは、単体構造であり得るか、または複数の部品で作られ得る。ハンドルは、限定されないが、彫刻、成型、ラス張り、射出成形、鋳造、またはそれらの組み合わせを含む、材料に基づいた任意の適切な方法を使用して作られ得る。
本発明のさらなる態様では、ブラシは、少なくとも1つの圧着領域またはフェルールを含む。
図で一般に示されるように、ブラシは、圧着領域またはフェルールを含むことができる。圧着領域またはフェルールは、通常は、その所望の構造でブラシヘッドの毛束を保持するために使用される。圧着領域またはフェルールはまた、ブラシヘッドの圧着領域/フェルールの製品をハンドルに付けるために使用され得る。代替的に、圧着領域またはフェルールは、限定されないが、ハンドルと一体となっているように、ブラシと一体となることができるが、本発明の幾つかの態様においては必要とされないかもしれない。
III ブラシヘッドを製造する方法
本発明の第3態様は、本発明のブラシヘッドを製造する方法であり、該方法は;a)毛束を提供する工程;およびb)本発明のブラシヘッドを形成する工程、を含む。
本発明のブラシヘッドは、当該技術分野で使用される常法を使用して作られ得る。例えば、毛束は、最終的な形態で又は後に変更される形態で、ブラシヘッドへと調整および形成され得る。好ましくは、圧着領域またはフェルールは、毛束を所望の構造で保持するために提供されるが、そうである必要はない。
毛束が最終的な形態でない方法で最初に形成される場合の例では、毛束は、最終的な形態を提供するために切られ得る。例えば、ブラシヘッドは、整えられ、ナイフまたはカミソリまたはハサミなどの切断用具で切られ、レーザーで切られ、ホットワイヤーで、あるいは熱またはエネルギー、燃焼、研磨(sanding)の他の形態を使用する他の器具でまたは当該技術分野の他の方法で切られ得る。
いずれの例においても、ブラシヘッドは、丸くなるように、さもなければ、毛束の端部をそれほど鋭くしないように又はそれほど肌に刺激を与えないように処理され得る。当該技術分野で既知の研磨または丸める方法は、この方法のために使用され得る。
IV ブラシを製造する方法
本発明の第4態様は、本発明のブラシを製造する方法であり、該方法は:a)毛束を提供する工程;b)本発明のブラシヘッドを形成する工程;およびc)本発明のブラシヘッドをハンドルに付ける工程、を含む。
ブラシヘッドは、圧着領域またはフェルールなどとともに形成される。ブラシヘッドは、ハンドルに付けられ得る。ブラシヘッドをハンドルに付けるそのような方法は、当該技術分野で知られており、文献から容易に利用可能であり明白である。
幾つかの例では、圧着領域またはフェルールが存在するが、そうである必要はない。
V ブラシヘッドを使用する方法
本発明の第5態様は、本発明のブラシヘッドを使用する方法であり、該方法は:a)材料を塗布するための表面を提供する工程;b)本発明のブラシヘッドを提供する工程;c)材料をブラシヘッドに塗布する工程;およびd)材料をブラシヘッドから表面に移す工程、を含む。
本発明の別の態様では、表面は、被験体の表面である。
化粧品、薬剤または医療の目的などの特定の目的のために、表面は、被験体の表面である。被験体は、非哺乳動物、哺乳動物、霊長類および非霊長類、およびヒトを含む、任意の動物であり得る。ヒトが好ましいが、必ずしもそうではない。
本明細書で明示されるように、表面は、被験体の表面である必要はないが、むしろ送達されることが望ましい任意の材料の任意の表面であり得る。ブラシヘッドは、家またはフェンスなどの専門職、趣味などの楽しみ、または芸術目的のための塗装に日常的に使用される。本発明の特定の塗布のために、縞の減少および擦りが望ましく、例えば、様々な美術的ツールが使用される場合の絵画における芸術的表現に組み込まれ得る。1つの興味深い例は、家具、壁および天井の疑似仕上げにおける本発明の使用であり、ここで所望される効果は、本発明のツールなどのツールを必要とする。
本発明のさらなる態様では、表面は、ヒトの表面である。
本発明の1つの好ましい態様では、表面は、ヒトの表面、好ましくは、肌、およびより好ましくは、公に晒される表面である。その例では、特定の化粧品が、特定の不完全な色素沈着、瘢痕、または他の要因を隠すために使用されるために、頭、首および顔に関する化粧品が好ましいが、そうである必要はない。被験体がヒトである場合、ヒトは、男性または女性であってもよい。
本発明のさらなる態様では、材料は化粧用の材料である。
本発明の好ましい態様は、本明細書で明示されるように、被験体に提供される材料が化粧用の材料である態様である。本発明の好ましい態様ではあるが、本発明は、明らかに他の技術に適用可能である。
本発明の別の態様では、材料は液体化粧品である。
本発明の好ましい態様は液体化粧品であるが、他のタイプの化粧品が本発明に適用可能である。それらは、粉末、固体、充填された粉末などを含む。液体は、本明細書で明示されるような水溶性および非水溶性の液体を指し、それらは、極性、無極性、有機、無機、水溶性、非水溶性の液体、乳剤、油中水型乳剤、水中油型乳剤、またはそれらの任意の組み合わせである。
本発明のさらなる態様では、毛束の内部領域は、限定されないが、液体材料などの材料のための液だめを形成する。材料が表面に塗布されると、毛束の内部領域は、本質的に、材料の追加の及び持続的な塗布のためのさらなる材料を提供することができる。
本発明の別の態様では、毛束の内部領域は、限定されないが、液体材料などの材料に関して、部分的に湿潤性であり得る。本発明のこの態様は、毛束の内部領域が材料のための液だめとして作用するときに好ましい。この例では、材料は、毛束の内部の領域へと「染み込む」ことができ、表面への塗布にもまだ利用可能である。
VI ブラシを使用する方法
本発明の第6態様は、本発明のブラシを使用する方法であり、該方法は:a)材料を塗布するための表面を提供する工程;b)本発明のブラシを提供する工程;c)材料を
ブラシに塗布する工程;およびd)材料をブラシヘッドから表面に移す工程、を含む。
本発明の別の態様では、表面は、被験体の表面である。本発明のさらなる態様では、表面は、ヒトの表面である。本発明のさらなる態様では、材料は、化粧用の材料である。本発明の別の態様では、材料は、液体化粧品である。
ブラシヘッドを使用する方法に関して上に明示されるように、本発明のブラシは、ブラシヘッドと同じ又は類似した方法で使用され得、上述のセクションは、引用によって本明細書に組み込まれる。
実施例1:技術の発達
本実施例は、技術の初期発達およびプロトタイプのブラシヘッド、ブラシ、それを製造する方法、およびそれを使用する方法を提供し、確立する。
Bare Escentualsの化粧液製品(強粘液、非乳剤、1.13−1.20の比重、580−1,100 cpの粘度の一般的特性を有する、BARESKIN(登録商標) PURE BRIGHTENING SERUM FOUNDATION, Item Number/Stock Keeping Number 70723)の顔などのヒトの表面への塗布を評価するために、数滴の液体製品は、ポリマー毛束(PBT−ポリブチレンテレフタレート)で作られたEscentualsの標準の大きなブラシヘッドに塗布され、その後、ブラシヘッド上の液体製品は、ヒトの顔に塗布される。結果は、着色された液体製品の縞ができ、液体は、ブラシヘッドへと湿ったか又は染み込んだ。
ブラシヘッドは、「クルーカット(crew cut)」型の構造でより短い長さに整えられ、その表面への塗布が繰り返され、液体製品がブラシヘッド表面へとかなり湿るまたは染み込むことがないように留意されるが、むしろ液体製品は、変更されたブラシヘッドの表面上で玉状になる。
整えられていないブラシヘッドは、化粧用の塗布に望ましい特性である、擦りの能力を有するように留意される。図の一般的特性を備えるブラシヘッドが作られる。液体製品は、ブラシヘッドの中央領域に塗布され、ヒトの表面に塗布され、塗布された液体製品の縞は、減少されるか、あるいはそれほど観察可能でないかまたは観察可能ではない。任意の機構に縛られることを望んでいない又は意図していないが、内部領域の表面上の玉状になった液体製品は、塗布表面への液体製品の塗布を改善し、外部領域は、滑らかで、比較的または実質的に未処理の仕上がりにするための液体材料を擦るか又は磨く。さらなる精製がなされ、さらなるプロトタイプおよび好ましい実施形態が開発された。図において描写される製品は、結果としてそのような試みから生まれる。
実施例2:好ましいブラシヘッドおよびブラシ
図で示されるように、本実施例は、本発明の好ましい態様を提供し、確立する。
好ましいブラシヘッドおよびブラシは、図で提供される。特に好ましいブラシヘッドおよびブラシは、Bare EscentualsのPERFECTING FACE BRUSH,Item Number/Stock Keeping Number 71184であり、PBT(ポリブチレンテレフタレート)毛束(0.7mmのPTV WAVE(波状/不規則な形状の毛束)、陽極酸化アルミニウムのフェルールおよび木製のハンドルの一般的特性を有する。
図1および図6で示されるように、ブラシは、ブラシヘッド(100)、フェルール(110)およびハンドル(120)を含むことができる。ブラシヘッドは、毛束の外部領域(130)および窪んだ毛束の内部領域(140)を含むことができる。全体として、図1、図2、図3、図4、図5、図6、図7、図8、図9、図10、および図11はすべて、PBT(ポリブチレンテレフタレート)毛束(0.7mmのPTV WAVE(波状/不規則な形状の毛束)、陽極酸化アルミニウムのフェルールおよび木製のハンドルの一般的特性を有する、Bare EscentualsのPERFECTING FACE BRUSH,Item Number/Stock Keeping Number 71184などの、本発明の好ましいブラシヘッドおよびブラシを示す。一般的な寸法は、図11に提供される。図11はまた、mmでの本発明の特に好ましいブラシおよびブラシヘッドの好ましい寸法および寸法の好ましい比率を提供する。例えば、本発明は特定の寸法または比率に限定されないが、(200)は約16.5mmであり、(210)は約13.5mmであり、(222)は約45mmであり、(230)は約75mmであり、および(240)は約136.5mmである。誤差は、+/−約0.1%から約10%の間、好ましくは約0.5%から約5%の間、およびより好ましくは約1%から約2%の間である。特定のサイズおよび比率は、特定の目的および機能のために、特定のブラシヘッドまたはブラシに適応させることが可能である。
実施例3:好ましいブラシヘッドおよびブラシを製造する好ましい方法
図で示されるように、本実施例は、本発明の好ましい態様を提供し、確立する。
一般に、本発明のブラシヘッドおよびブラシは、当該技術分野で既知の一般的な方法で作られる。非最終的な構造の毛束は、フェルールによってハンドルに付けられる。その後、毛束は、整えることによって所望の構造へと形作られる。
図1および図6で示されるように、ブラシは、ブラシヘッド(100)、フェルール(110)およびハンドル(120)を含むことができる。ブラシヘッドは、毛束の外部領域(130)および窪んだ毛束の内部領域(140)を含む。全体として、図1、図2、図3、図4、図5、図6、図7、図8、図9、図10、および図11はすべて、本発明の好ましいブラシヘッドおよびブラシを示す。
実施例4:好ましいブラシヘッドおよびブラシを使用する好ましい方法
図で示されるように、本実施例は、本発明の好ましい態様を提供し、確立する。
ユーザーは、Bare EscentualsのPERFECTING FACE BRUSH,Item Number/Stock Keeping Number 71184などの、ブラシのハンドルをつかみ、化粧品を内部領域に塗布する。本発明の好ましい態様では、BARESKIN(登録商標) PURE BRIGHTENING SERUM FOUNDATION, Item Number/Stock Keeping Number 70723などの、数滴の液体化粧品材料が使用される。その後、ユーザーは、随意に、ユーザーまたは他の被験体の肌などの、ブラシヘッドの内部領域からの表面から化粧品を軽く塗り付けるか又は点で塗りつける(dots)。化粧品は、所望の結果のための任意の所望のパターンまたは量で、表面に塗布され得る。こうして、化粧品は、その表面に塗布される。ブラシは、望ましい、縞のない、一貫した、および「清潔な(clean)」塗布のための化粧品を擦るために使用される。随意に、化粧品は、被験体上にそれほど軽く塗り付けられない又は点で塗りつけられないが、むしろ同様に所望の結果を得るために、同時に塗布される且つ擦られる。
図1および図6で示されるように、ブラシは、ブラシヘッド(100)、フェルール(110)およびハンドル(120)を含むことができる。ブラシヘッドは、毛束の外部領域(130)および窪んだ毛束の内部領域(140)を含む。全体として、図1、図2、図3、図4、図5、図6、図7、図8、図9、図10、および図11はすべて、本発明の好ましいブラシヘッドおよびブラシを示す。
一般的な寸法は、図11に提供される。図11はまた、mmでの本発明の特に好ましいブラシおよびブラシヘッドの好ましい寸法および寸法の好ましい比率を提供する。例えば、本発明は特定の寸法または比率に限定されないが、(200)は約16.5mmであり、(210)は約13.5mmであり、(222)は約45mmであり、(230)は約75mmであり、および(240)は約136.5mmである。誤差は、+/−約0.1%から約10%の間、好ましくは約0.5%から約5%の間、およびより好ましくは約1%から約2%の間である。特定のサイズおよび比率は、特定の目的および機能のために、特定のブラシヘッドまたはブラシに適応させることが可能である。
ユーザーはまた、随意に、示されるような好ましい使用からの逸脱を必要とする環境下で所望の結果を得ることが望ましい場合、化粧品を外部領域に塗布することができる。ヒトの顔などの全体の表面が処理され得るか、または単にその一部分が処理され得る。
その過程は、一般に、ファウンデーションなどの化粧品を均一に分散し、過剰な製品を取り除き、および代替的なブラシまたは方法が使用されるときよりも、肌のような手ざわり及び外観を与える。
本発明の好ましい態様では、ユーザーは、リキッドファンデーション製品を、材料塗布および擦りの特性を有する窪んだ毛束領域に落とす。その後、「充填された」ブラシは、顔の上に製品を分散させるために、点で塗りつける動作で、顔のまわりの領域に塗布される。その後、ユーザーは、点で塗りつけた製品をブラシで擦り、顔全体の領域にわたって又は所望のより小さな部分にわたって、製品を均一に分散させる。ユーザーが、ブラシおよび顔以外の場所で製品を塗布する必要がないことが好ましい。例えば、ユーザーの指および手は、ブラシを使用する間は、きれいな状態であり、製品に触れない又はほとんど触れないか、あるいは製品から離れていることが好ましい。本発明のこの態様は、限定されないが、衣服および家具を含む、他の表面または被験体に材料が飛ばない又は移らないなどの、特定の利点を有する。
本発明のさらなる好ましい態様では、毛束の内部領域は、限定されないが、液体材料などの材料のための液だめを形成する。材料が表面に塗布されると、毛束の内部領域は、本質的に、材料の追加の及び持続的な塗布のためのさらなる材料を提供することができる。
本発明の別の好ましい態様では、毛束の内部領域は、限定されないが、液体材料などの材料に関して、部分的に湿潤性であり得る。本発明のこの態様は、毛束の内部領域が材料のための液だめとして作用するときに好ましい。この例では、材料は、毛束の内部領域へと「染み込む」ことができ、表面への塗布にもまだ利用可能である。
本出願および文献および添付書類で引用される、特許文献および科学論文を含む、すべての公報は、それぞれ個々の公報が引用によって個々に組み込まれるのと同じ程度で、すべての目的のために、それら全体が引用によって組み込まれる。
すべての表題は、読み手の利便性のためのものであり、特に明示のない限り、表題に従うテキストの意味を限定するように使用されるべきではない。
側面から見たときに、ブラシヘッドは、図における先に向かうに連れて太いテーパ形状テーパでない形状先に向かうに連れて細いテーパ形状、または他の形状などの、他の形状も有することができる。

Claims (28)

  1. a)毛束の外部領域、および
    b)窪んだ毛束の内部領域、
    を含む、ブラシヘッド。
  2. 前記ブラシヘッドが、化粧用のブラシヘッドまたは非化粧用のブラシヘッドであることを特徴とする、請求項1に記載のブラシヘッド。
  3. 前記ブラシヘッドが、化粧用のブラシヘッドであることを特徴とする、請求項1に記載のブラシヘッド。
  4. 前記外部領域および前記内部領域の形状は、同じであるか又は異なることを特徴とする、請求項1に記載のブラシヘッド。
  5. 前記外部領域、前記内部領域、またはその組み合わせの形状は、通常幾何学的である、通常非幾何学的である、またはその組み合わせであることを特徴とする、請求項1に記載のブラシヘッド。
  6. 前記外部領域、前記内部領域、またはその組み合わせの形状は、通常円形であることを特徴とする、請求項1に記載のブラシヘッド。
  7. 前記毛束が、天然材料、合成材料、またはその組み合わせで作られることを特徴とする、請求項1に記載のブラシヘッド。
  8. 毛束の前記外部領域および毛束の前記内部領域が、同じであるか又は異なる材料または材料の組み合わせで作られることを特徴とする、請求項1に記載のブラシヘッド。
  9. 毛束の前記内部領域が、毛束の前記外部領域よりも大きな詰め込み密度を有することを特徴とする、請求項1に記載のブラシヘッド。
  10. 毛束の前記内部領域が、毛束の前記外部領域ほど湿潤性ではないことを特徴とする、請求項1に記載のブラシヘッド。
  11. 毛束の前記内部領域が、液体、水溶液、極性溶液、非水溶性溶液、無極性溶液、乳剤、またはそれらの組み合わせに対して、毛束の前記外部領域よりも大きい又は小さい接触角を有することを特徴とする、請求項1に記載のブラシヘッド。
  12. 毛束の前記内部領域が、水溶液、極性溶液、極性液体、またはそれらの組み合わせに関して、毛束の前記外部領域ほど湿潤性ではないか又はそれよりも湿潤性であることを特徴とする、請求項1に記載のブラシヘッド。
  13. 毛束の前記内部領域が、非水溶性溶液、無極性溶液、または無極性液体、またはそれらの組み合わせに関して、毛束の前記外部領域ほど湿潤性ではないことを特徴とする、請求項1に記載のブラシヘッド。
  14. 毛束の前記内部領域が、乳剤に関して、毛束の前記外部領域ほど湿潤性ではないことを特徴とする、請求項1に記載のブラシヘッド。
  15. 前記外部領域が、前記内部領域よりも、高い擦りの特性、縞が減少する特性、またはその組み合わせを有することを特徴とする、請求項1に記載のブラシヘッド。
  16. 請求項1の少なくとも1つのブラシヘッドを含む、ブラシ。
  17. 少なくとも1つのハンドルをさらに含むことを特徴とする、請求項16に記載のブラシ。
  18. 少なくとも1つの圧着領域またはフェルールをさらに含むことを特徴とする、請求項16に記載のブラシ。
  19. 請求項1のブラシヘッドを使用する方法であって、該方法は:
    a)材料を塗布するための表面を提供する工程;
    b)請求項1のブラシヘッドを提供する工程;
    c)材料を前記ブラシヘッドに塗布する工程;および
    d)前記材料を前記ブラシヘッドから前記表面に移す工程、
    を含むことを特徴とする方法。
  20. 前記表面が、被験体の表面であることを特徴とする、請求項19に記載の方法。
  21. 前記表面が、ヒトの表面であることを特徴とする、請求項19に記載の方法。
  22. 前記材料が、化粧品であることを特徴とする、請求項19に記載の方法。
  23. 前記材料が、液体化粧品であることを特徴とする、請求項19に記載の方法。
  24. 請求項16のブラシを使用する方法であって、該方法は:
    a)材料を塗布するための表面を提供する工程;
    b)請求項18のブラシヘッドを提供する工程;
    c)材料を前記ブラシヘッドに塗布する工程;および
    d)前記材料を前記ブラシヘッドから前記表面に移す工程、
    を含むことを特徴とする方法。
  25. 前記表面が、被験体の表面であることを特徴とする、請求項24に記載の方法。
  26. 前記表面が、ヒトの表面であることを特徴とする、請求項24に記載の方法。
  27. 前記材料が、化粧品であることを特徴とする、請求項24に記載の方法。
  28. 前記材料が、液体化粧品であることを特徴とする、請求項24に記載の方法。
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