JP2020021806A - Manufacturing method for reactor - Google Patents
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Abstract
Description
本明細書が開示する技術は、リアクトルの製造方法に関する。 The technology disclosed in the present specification relates to a method for manufacturing a reactor.
コアと、コアに巻回されている巻線と、コアと巻線を覆う樹脂カバーを備えているリアクトルが知られている(特許文献1)。特許文献1のリアクトルの樹脂カバーには、巻線の引き出し線と他の銅体を接続して固定する端子固定部が設けられている。 There is known a reactor including a core, a winding wound around the core, and a resin cover covering the core and the winding (Patent Document 1). The resin cover of the reactor of Patent Literature 1 is provided with a terminal fixing portion for connecting and fixing a lead wire of a winding and another copper body.
一般に、樹脂カバーは射出成形で作られる。より具体的には、樹脂カバーは、コアと巻線のアセンブリを入れた金型に溶融樹脂を充填して作られる。上記した端子固定部に相当する突起あるいは他の用途の突起は射出成形で樹脂カバーと同時に成形される。金型は下型と、下型に対して上下方向に移動可能に設けられている上型とで構成される。樹脂カバーから上方または側方に突出する突起を樹脂カバーに設ける場合、金型の上型に突起を形成するためのキャビティ部(突起キャビティ部)が設けられる。そのような上型を備えた金型で樹脂カバーを短いサイクルで連続生産すると、上型の突起キャビティ部の温度が十分に下がらず、上型を開いたときに突起が突起キャビティ部から離型せず樹脂カバーから引きちぎられてしまうことがある。本明細書は、上方または側方に突出する突起を有する樹脂カバーを備えたリアクトルの製造方法に関し、大きなコスト増を伴うことなく、上型を開く際に突起が引きちぎられることを防止する技術を提供する。 Generally, the resin cover is made by injection molding. More specifically, the resin cover is made by filling a mold containing a core and winding assembly with molten resin. The protrusions corresponding to the terminal fixing portions described above or protrusions for other uses are formed simultaneously with the resin cover by injection molding. The mold includes a lower mold and an upper mold that is provided so as to be vertically movable with respect to the lower mold. When a protrusion projecting upward or laterally from the resin cover is provided on the resin cover, a cavity (projection cavity) for forming the protrusion on the upper mold of the mold is provided. If a resin cover is continuously produced in a short cycle with a mold equipped with such an upper mold, the temperature of the protrusion cavity of the upper mold does not fall sufficiently, and the protrusion is released from the protrusion cavity when the upper mold is opened. Otherwise, it may be torn off from the resin cover. The present specification relates to a method of manufacturing a reactor having a resin cover having a protrusion protruding upward or sideways, and relates to a technique for preventing the protrusion from being torn when opening the upper mold without increasing the cost. provide.
本明細書が開示する技術は、コアと、コアに巻回されている巻線と、コアと巻線を覆う樹脂カバーであって上方または側方に突出する突起を有している樹脂カバーを備えたリアクトルの製造方法に関する。突起は、例えば巻線の端(引き出し線)と他の導体を固定する端子台に利用される。溶融樹脂を充填して樹脂カバーを形成するための金型は、上型と下型を備えている。上型は、下型に対して上下方向に相対的に移動が可能である。上型は、突起の上部を形成する突起上部キャビティ部を備えている。下型は、コア押圧部と突起下部キャビティ部を備えている。コア押圧部は、金型に入れられたコアの側面に対して進退可能に設けられており、溶融樹脂を充填する際にコアを押圧する。突起下部キャビティ部は、コア押圧部に連結されており、コア押圧部とともに進退可能である。突起下部キャビティ部は、突起の下部を形成する部位である。その突起下部キャビティ部の側面には、コア押圧部の進退方向に沿って延びる溝が設けられている。樹脂カバーを成形する際、金型内の溶融樹脂が固化した後、上型を開いた後にコア押圧部と突起下部キャビティ部を後退させる。 The technology disclosed in the present specification includes a core, a winding wound around the core, and a resin cover that covers the core and the winding and has a protrusion that projects upward or laterally. The present invention relates to a method for manufacturing a reactor provided with the reactor. The projection is used, for example, in a terminal block for fixing an end of the winding (lead wire) and another conductor. A mold for filling a molten resin to form a resin cover includes an upper mold and a lower mold. The upper mold is movable in the vertical direction relative to the lower mold. The upper mold has a projection upper cavity portion that forms the upper portion of the projection. The lower mold has a core pressing portion and a projection lower cavity portion. The core pressing portion is provided so as to be able to advance and retreat with respect to the side surface of the core placed in the mold, and presses the core when filling the molten resin. The projection lower cavity portion is connected to the core pressing portion, and can move forward and backward together with the core pressing portion. The protrusion lower cavity portion is a portion that forms the lower portion of the protrusion. A groove extending along the direction in which the core pressing portion moves forward and backward is provided on the side surface of the projection lower cavity portion. When the resin cover is formed, after the molten resin in the mold has solidified, the upper mold is opened, and then the core pressing portion and the lower cavity portion of the protrusion are retracted.
上記の製造方法によれば、突起下部キャビティ部の溝にも溶融樹脂が充填される。溝で形成された樹脂部分は、突起の側面から突出するリブとなる。上型を開く際、リブが下型に備えられた突起下部キャビティ部の溝に引っ掛かり、上昇する上型から突起が離れる。コアの側面に対して進退可能に支持されており溶融樹脂を充填する際にコアを固定するコア押圧部はもともと下型に備えられている。本明細書が開示する技術は、下型にもともと備えられているスライド式のコア押圧部を活用することで、上型を開く際に突起を押さえるとともに、その後に後退するスライド式の突起下部キャビティ部を低コストで追加することができる。すなわち、大きなコスト増を伴うことなく、上型を開く際に突起が引きちぎられることを防止することができる。本明細書が開示する技術によって、上方又は側方に突出する突起を備えた樹脂カバーを含むリアクトルを安価に製造できるようになる。 According to the above-described manufacturing method, the molten resin is also filled in the groove in the lower cavity portion of the projection. The resin portion formed by the groove becomes a rib protruding from the side surface of the projection. When the upper mold is opened, the rib is caught in the groove of the lower cavity of the projection provided in the lower mold, and the projection is separated from the ascending upper mold. A core pressing portion which is supported on the side surface of the core so as to be capable of moving forward and backward and fixes the core when filling the molten resin is originally provided in the lower mold. The technology disclosed in this specification utilizes a slide-type core pressing portion originally provided in the lower die to hold down the protrusion when opening the upper die, and then to retreat afterward with a slide-type lower protrusion cavity. Parts can be added at low cost. That is, it is possible to prevent the protrusion from being torn when the upper mold is opened, without increasing the cost. According to the technology disclosed in the present specification, a reactor including a resin cover having a protrusion protruding upward or laterally can be manufactured at low cost.
本明細書が開示する技術の詳細とさらなる改良は以下の「発明を実施するための形態」にて説明する。 The details and further improvements of the technology disclosed in this specification will be described in the following “Detailed description of the invention”.
実施例の製造方法を説明する前に、リアクトルを説明する。図1にリアクトル10の斜視図を示し、図2に、コアと巻線のアセンブリ10a(樹脂カバーなしのリアクトル)の斜視図を示す。リアクトル10は、インダクタを利用した受動素子である。リアクトル10は、例えば電圧変換回路に組み込まれる。リアクトル10の主要部品はコア14と巻線11である。巻線11は、リング状のコア14の2か所に巻回され、コイル11a、11bを構成する。即ち、2個のコイル11a、11bは1本の巻線11で作られており、電気的には一つのコイルを構成する。巻線11の端が引き出し線12a、12bに相当する。引き出し線12a、12bが他の導体に接続される。図1、図2では、引き出し線12a、12bの途中から先の図示を省略してある。
Before describing the manufacturing method of the embodiment, the reactor will be described. FIG. 1 shows a perspective view of the
コア14と巻線11は樹脂カバー20に覆われている。コイル11a、11bの下部は樹脂カバー20から露出している。樹脂カバー20には窓25が設けられており、窓25からもコイル11a、11bが露出している。樹脂カバー20の4箇所からタブ29が延びている。タブ29にはリアクトル10を電圧変換器の筐体に固定するためのボルトを通す孔が設けられている。
The
樹脂カバー20のコア14を覆う上面20aと側面20bにわたって突起21が設けられている。突起21は、樹脂カバー20の上面20aから上方に突出しているとともに、樹脂カバー20の側面20bから水平方向にも突出している。突起21は、引き出し線12aを他の導体と接続するための端子台の役割を果たす。突起21の上面にはネジを固定するネジ孔22が設けられている。突起21の側面には水平方向に延びるリブ23が設けられている。リブ23は、突起21を有する樹脂カバー20を射出成形する工程でその機能を果たす。樹脂カバー20の突起21の下方に孔24が設けられている。孔24からコア14が露出している。
A
樹脂カバー20は射出成形工程で作られる。以下、リアクトル10の製造工程の一部である樹脂カバー形成過程を説明する。図3に、樹脂カバー20を形成するための金型30の一部断面図を示す。図3の断面は、図1のIII−III線に沿ったリアクトル10の断面に対応する。図3は、金型30の内部に、樹脂カバー形成前のリアクトル(即ち、コア14と巻線11のアセンブリ10a)をセットした状態を示している。金型30の内部のキャビティ空間CAに満たされた樹脂が樹脂カバー20を形成する。
The
図3は、突起21を形成するための部位の断面図である。金型30は、上型31と下型32で構成されている。上型31は、下型32に対して上下方向に移動可能に支持されている。図中の座標系の+Z方向が上に相当する。図では上型31を支持する機構の図示は省略している。上型31は、突起21の上部を形成する突起上部キャビティ部311を備えている。
FIG. 3 is a cross-sectional view of a portion for forming the
下型32は、図中のX方向にスライドするスライドブロック33を備えている。図4に、スライドブロック33の斜視図を示す。図4では、スライドブロック33以外の下型部分を仮想線で描いてある。下型32は、コア14の側面に対向する側面キャビティ面321を備えている。スライドブロック33は、側面キャビティ面321と面一となるコア対向面331を備えている。スライドブロック33は、側面キャビティ面321から進退可能に下型32に支持されている。スライドブロック33を進退させる機構については図示を省略する。側面キャビティ面321には、樹脂カバー20のタブ29(図1参照)を形成するための窪み329も設けられている。
The
コア対向面331からコア押圧部332が水平方向に突出している。コア押圧部332は、キャビティ内でコア14の側面に対向する(図3参照)。コア押圧部332は、キャビティ空間CAにセットされたコア14の側面に対向するとともに、コア14の側面に対して進退可能である。
A
図示は省略するが、下型32は、コア14を挟んでスライドブロック33の反対側にも別のスライドブロックを備えており、そのスライドブロックもコア14に対向するコア押圧部を備えている。2個のスライドブロックは、コア14を挟持するように夫々がコア14に対して進退する。即ち、コア押圧部332(と反対側のコア押圧部)は、キャビティ内でコア14を挟み込んで固定する。
Although not shown, the
スライドブロック33は、突起21の下部を形成するための部位(突起下部キャビティ部333)を備えている。一つのスライドブロック33にコア押圧部332と突起下部キャビティ部333が設けられている。従って別言すれば、突起下部キャビティ部333は、コア押圧部332に連結されており、コア押圧部332とともにコア14に対して進退する。突起下部キャビティ部333の側面には、前述したリブ23に対応する溝334が設けられている。溝334は、突起下部キャビティ部333の側面に沿って水平方向に延びている。溝334の一部は、スライドブロック33の進退方向(図中のX方向)に沿って延びている。
The
以下、金型30を使った樹脂カバー成形過程を説明する。
Hereinafter, a resin cover molding process using the
(樹脂射出工程)金型30の内部にアセンブリ10aをセットし、コア押圧部332(及び反対側のコア押圧部)でコア14を支持しつつキャビティ空間CAに溶融樹脂を射出する(図5)。なお、図5(A)は図3に対応する断面であり、図5(B)は、図5(A)のB−B線に沿った断面を示している。コア押圧部332(及び反対側のコア押圧部)でコア14を支持することで、キャビティ空間CAの内部でコア14の位置が定まり、コア14と樹脂カバー20の相対的な位置が定まる。溶融樹脂が固まると、樹脂カバー20となる。
(Resin Injection Step) The
(上型を開く工程)溶融樹脂が固まったら上型31を上方へ移動する(図6)。別言すれば、上型31を開く。図6(A)は図3に対応する断面であり、図6(B)は、図6(A)のB−B線に沿った断面を示している。上型31を開くとき、下型32のスライドブロック33は動かさない。突起21のリブ23がスライドブロック33の溝334に嵌り込んでおり、突起21が上昇する上型31に固着して樹脂カバー20から引きちぎられることが防止される。
(Step of Opening Upper Die) When the molten resin is solidified, the
(スライドブロックを後退させる工程)上型31を開いた後、スライドブロック33(コア押圧部332と突起下部キャビティ部333)を後退させる(図7)。そして、樹脂カバー20が形成されたリアクトル10を下型32から取り出す。コア押圧部332がコア14に当接していた部位が、図1の孔24に対応する。
(Step of Retracting Slide Block) After the
上記した製造方法の利点を述べる。樹脂カバー20の突起21を形成するのに上型31に突起上部キャビティ部311を設けるとともに、下型32に突起下部キャビティ部333を設ける。突起下部キャビティ部333には、水平方向に延びる溝334が設けられている。溝334に対応して突起21にはリブ23が形成される。キャビティ内で溶融樹脂が固化した後、上型31を開く際、突起21が上型31から離れないと突起21が樹脂カバー20から引きちぎられるおそれがある。特に、金型30を短いサイクルで繰り返し使うと、突起上部キャビティ部311の温度が下がりきらないうちに上型31が開かれる場合がある。突起上部キャビティ部311の温度が十分に下がっていないと突起21が十分に固化しないうちに上型31が開くことになる。充分に固化していない突起21は、上型31から離れ難くなる一方で樹脂カバー20から引きちぎれやすくなる。下型32の突起下部キャビティ部333に設けられた溝334は、上型31を開く際、突起21を押さえる役割を果たす。溝334とリブ23が係合し、上型31が上昇する際、突起21が上型31から離される。突起下部キャビティ部333の側面に設けられた溝334は、上型31を開く際に突起21が樹脂カバー20から引きちぎられることを防止する。
The advantages of the above manufacturing method will be described. In order to form the
水平方向に延びる溝334を有する突起下部キャビティ部333は、樹脂カバー20から離れる方向に後退しなければ、樹脂カバー20から外すことができない。突起下部キャビティ部333は、コア14を固定するために進退するコア押圧部332に連結している。即ち、突起下部キャビティ部333はコア押圧部332とともに進退する。別言すれば、実施例の製造方法では、金型がもともと有しているコア押圧部332の進退機構を使って突起下部キャビティ部333も進退させる。突起下部キャビティ部333を進退させる新たな機構を追加することなく、突起を押さえる機構を追加することができる。即ち、進退する突起下部キャビティ部333は安価で実現することができる。
The protrusion
図6に示すように、上型31の突起上部キャビティ部311には、ネジ孔22(図1参照)の下穴を形成するための突起312が設けられている。突起312は上下方向に延びており、突起21の内部に位置することになる。上型31が突起312を有していると、金型30を連続使用したときに突起21が冷え難くなり、突起21が一層引きちぎられる可能性が高まる。突起下部キャビティ部333の溝334は、突起21の側面の周囲に延びるリブ23を押さえるように働くので、突起21をしっかりと押さえることができる。それゆえ、突起312が設けられている突起上部キャビティ部311(上型31)が上昇する際、突起21が上型31に引っ張られて樹脂カバー20から引きちぎられることが防止される。
As shown in FIG. 6, a
実施例で説明した技術に関する留意点を述べる。本明細書が開示する製造方法は、リング状のコアを有するリアクトルの製造方法に限定されない。例えば、棒状のコアと単一のコイルを有するリアクトルの製造方法に適用することも可能である。樹脂カバー20が備える突起21は、引き出し線と導体を接続する端子台に限定されない。樹脂カバー20が備える突起は別の用途に利用されるものであってもよい。
Points to keep in mind regarding the technology described in the embodiment will be described. The manufacturing method disclosed in the present specification is not limited to the method for manufacturing a reactor having a ring-shaped core. For example, the present invention can be applied to a method for manufacturing a reactor having a rod-shaped core and a single coil. The
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示に過ぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成し得るものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。 As described above, the specific examples of the present invention have been described in detail, but these are merely examples and do not limit the scope of the claims. The technology described in the claims includes various modifications and changes of the specific examples illustrated above. The technical elements described in the present specification or the drawings exhibit technical usefulness alone or in various combinations, and are not limited to the combinations described in the claims at the time of filing. In addition, the technology illustrated in the present specification or the drawings can simultaneously achieve a plurality of objects, and has technical utility by achieving one of the objects.
10:リアクトル
10a:アセンブリ
11:巻線
11a、11b:コイル
12a、12b:引き出し線
14:コア
20:樹脂カバー
21:突起
22:ネジ孔
23:リブ
30:金型
31:上型
32:下型
33:スライドブロック
311:突起上部キャビティ部
321:側面キャビティ面
331:コア対向面
332:コア押圧部
333:突起下部キャビティ部
334:溝
CA:キャビティ空間
10:
Claims (1)
溶融樹脂を充填して前記樹脂カバーを形成するための金型が上型と下型を備えており、
前記上型は、前記下型に対して上下方向に相対的に移動が可能であり、前記突起の上部を形成する突起上部キャビティ部を備えており、
前記下型は、
前記コアの側面に対して進退可能に設けられており、前記溶融樹脂を充填する際に前記コアを押圧するコア押圧部と、
前記コア押圧部に連結されており、前記突起の下部を形成する突起下部キャビティ部であって当該突起下部キャビティ部の側面に溝が設けられている突起下部キャビティ部と、
を備えており、
前記金型内の前記溶融樹脂が固化した後、前記上型を開いた後に前記コア押圧部と前記突起下部キャビティ部を後退させる、リアクトルの製造方法。 A method for manufacturing a reactor comprising a core, a winding wound around the core, and a resin cover covering the core and the winding, the resin cover having a protrusion protruding upward or laterally. And
A mold for filling the molten resin to form the resin cover includes an upper mold and a lower mold,
The upper mold is relatively movable in the vertical direction with respect to the lower mold, and includes a protrusion upper cavity portion forming an upper portion of the protrusion,
The lower mold,
A core pressing portion that is provided to be able to advance and retreat with respect to the side surface of the core, and presses the core when filling the molten resin,
A projection lower cavity portion connected to the core pressing portion and forming a lower portion of the projection, wherein a groove is provided on a side surface of the projection lower cavity portion;
With
A method for manufacturing a reactor, wherein after the molten resin in the mold is solidified, the upper mold is opened, and then the core pressing portion and the lower cavity portion of the protrusion are retracted.
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