JP2020021290A - 情報提供プログラム、情報提供方法、情報提供装置および容器 - Google Patents

情報提供プログラム、情報提供方法、情報提供装置および容器 Download PDF

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Abstract

【課題】利用者に対してより価値ある情報を提供する。【解決手段】実施形態の情報提供プログラムは、取得する処理と、配信する処理とをコンピュータに実行させる。取得する処理は、提供装置が飲料品または食料品の提供に利用した容器の利用者の属性を示す属性情報と、容器を識別する識別情報とを取得する。配信する処理は、利用者の属性情報、飲料品または食料品を提供した時間帯または提供装置の設置位置に応じた配信情報を識別情報により識別される容器に対して配信する。【選択図】図10

Description

本発明の実施形態は、情報提供プログラム、情報提供方法、情報提供装置および容器に関する。
従来、オフィスなどにおいて、従業員に情報提供する場合、社内メール、ポスター、掲示物、紙のチラシ、人手による通知が一般的である。また、従業員が休憩時に飲料等を飲む際に用いる容器に情報を表示して通知する情報提供方法がある。容器に情報を表示する従来技術としては、コーヒーカップに取り付けられた表示装置に対し、予め決められた情報を送信して表示するものが知られている。
特開2014−13431号公報 特開2006−127138号公報
しかしながら、上記の従来技術では、例えば利用者である従業員の属性を考慮した情報配信が行われず、利用者に対してより価値ある情報を提供することができていないという問題がある。
1つの側面では、利用者に対してより価値ある情報を提供することができる情報提供プログラム、情報提供方法、情報提供装置および容器を提供することを目的とする。
1つの案では、情報提供プログラムは、取得する処理と、配信する処理とをコンピュータに実行させる。取得する処理は、提供装置が飲料品または食料品の提供に利用した容器の利用者の属性を示す属性情報と、容器を識別する識別情報とを取得する。配信する処理は、利用者の属性情報、飲料品または食料品を提供した時間帯または提供装置の設置位置に応じた配信情報を識別情報により識別される容器に対して配信する。
本発明の1実施態様によれば、利用者に対してより価値ある情報を提供することができる。
図1は、実施形態にかかる情報配信システムの概要を説明する説明図である。 図2は、実施形態にかかる情報配信システムの構成例を説明する説明図である。 図3は、実施形態にかかるIoT容器の構成を示す機能ブロック図である。 図4は、実施形態にかかるIoT容器のタグを例示する説明図である。 図5は、実施形態にかかる飲料提供装置の構成を示す機能ブロック図である。 図6は、実施形態にかかる情報配信サーバの構成を示す機能ブロック図である。 図7は、実施形態にかかる容器管理テーブルのデータ構造の一例を示す説明図である。 図8は、実施形態にかかる利用者管理テーブルのデータ構造の一例を示す説明図である。 図9は、実施形態にかかる配信情報管理テーブルのデータ構造の一例を示す説明図である。 図10は、実施形態にかかる情報配信システムの動作例を示すフローチャートである。 図11Aは、IoT容器の表示例を示す説明図である。 図11Bは、IoT容器の表示例を示す説明図である。 図11Cは、IoT容器の表示例を示す説明図である。 図11Dは、IoT容器の表示例を示す説明図である。 図12は、プログラムを実行するコンピュータの一例を示す説明図である。
以下、図面を参照して、実施形態にかかる情報提供プログラム、情報提供方法、情報提供装置および容器を説明する。実施形態において同一の機能を有する構成には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。なお、以下の実施形態で説明する情報提供プログラム、情報提供方法、情報提供装置および容器は、一例を示すに過ぎず、実施形態を限定するものではない。また、以下の各実施形態は、矛盾しない範囲内で適宜組みあわせてもよい。
[情報配信システムの概要]
図1は、実施形態にかかる情報配信システム100の概要を説明する説明図である。図1に示すように、情報配信システム100は、情報配信サーバ1、飲料提供装置2およびIoT容器4(IoT:Internet of Things)を有する。
情報配信サーバ1は、IoT容器4に対してWiFi(登録商標)などの無線通信を介して各種情報を配信するサーバ装置であり、情報提供装置の一例である。例えば、情報配信サーバ1は、コンビニエンスストア、飲食店、各種イベント等の広告主5が出稿した、所定のサービスを提供する広告をIoT容器4に対して配信する。
飲料提供装置2は、IoT容器4に対してコーヒーなどの飲料品を提供する装置である。飲料提供装置2は、従業員などの利用者3が利用するために、オフィスの休憩スペース、執務室または来客スペースなどの所定の位置に設置される。例えば、飲料提供装置2は、コーヒーメーカーなどを適用できる。すなわち、飲料提供装置2は、提供装置の一例である。なお、本実施形態では飲料品をIoT容器4に提供する飲料提供装置2を例示するが、提供する品物は飲料品に限定しない。例えば、提供装置は、ご飯、ラーメン、パンなどの食料品をIoT容器4に盛り付けて提供するものであってもよい。
なお、本実施形態では、飲料提供装置2は、従業員である利用者3が利用するため、会社内の所定の位置(例えば、休憩スペース、執務室、来客スペースなど)に設置されているものとする。なお、飲料提供装置2の設置位置については、会社に限定するものではなく、飲食店、公共施設などであってもよい。
IoT容器4は、飲料提供装置2が提供する飲料を入れ、利用者3がテーブルなどに持ち運んで飲料を飲むための容器である。このIoT容器4は、加速度センサ等のセンサによる検出機能、WiFiなどによる情報配信サーバ1との通信機能および電子ペーパーなどによる表示機能を備える。これらの機能により、IoT容器4は、情報配信サーバ1から配信された情報、例えば広告を表示する。また、IoT容器4は、QRコード(登録商標)、バーコードまたは電子タグなどにより(以下、タグとよぶ)、自身に付与された識別情報(IDなど)を読み取り可能に提示する機能を有する。
例えば、利用者3は、IoT容器4を飲料提供装置2にセットして、コーヒーなどの飲料を選択する(S1)。このとき、飲料提供装置2は、利用者3のIDカード(従業員証)を読み取る。この利用者3のIDカードの読み取り結果が、利用者3の属性を示す属性情報の一例である。また、飲料提供装置2は、IoT容器4のタグを認識し(S2)、利用者3のIDカードおよびIoT容器4のタグの認識結果をIoT容器4へ広告を配信するための配信リクエストとして情報配信サーバ1へ送信する。
情報配信サーバ1では、飲料提供装置2からの配信リクエストをもとに、IoT容器4に対して配信する配信情報(広告)として管理しているものの中で配信条件が該当する広告をIoT容器4へ配信する(S4)。具体的には、情報配信サーバ1は、管理している広告中から、利用者3のIDカードの読み取り結果により判別した利用者3の属性、飲料を提供した時間帯または飲料提供装置2の設置位置の条件とマッチする配信条件を有するものを特定する。次いで、情報配信サーバ1は、特定した広告を、タグにより識別したIoT容器4のアドレスに対して配信する。
これにより、IoT容器4では、利用者3の属性、飲料を提供した時間帯または飲料提供装置2の設置位置に応じた広告を表示する。したがって、利用者3は、例えば飲料提供装置2が設置された休憩コーナーなどでリラックスしているタイミングで、利用者3の属性、時間帯、位置に応じた価値の高い広告を得ることができる。
[情報配信システム100の構成]
図2は、実施形態にかかる情報配信システム100の構成例を説明する説明図である。図2に示すように、情報配信システム100は、情報配信サーバ1、飲料提供装置2およびIoT容器4を有し、情報配信サーバ1およびIoT容器4とは、ネットワーク6を介して相互に通信可能に接続される。また、情報配信サーバ1と飲料提供装置2とは、ネットワーク6または通信ケーブルを介して通信可能に接続される。ここでいうネットワーク6は、例えば、WiFiであるが、これに限定されず、キャリア網などその他の通信網であってもよい。
また、IoT容器4同士は近距離無線通信により相互に通信を行う。ここでいう近距離無線通信は、例えばBLE(Bluetooth(登録商標) Low Energy)などのであるが、これに限定されない。近距離無線通信は、数メートル〜数十メートル程度の距離で通信可能なものであればいずれの通信規格であってもよい。
[IoT容器4の構成]
図3は、実施形態にかかるIoT容器4の構成を示す機能ブロック図である。図3に示すように、IoT容器4は、通信部41と、制御部42と、記憶部43と、表示部44と、センサ部45とを有する。
通信部41は、ネットワーク6を介して情報配信サーバ1と通信を行う。例えば、通信部41は、制御部42の制御のもと、記憶部43に記憶した内容を、内部メモリに設定された自身の識別情報(IoT容器ID)とともに情報配信サーバ1へ送信する。また、通信部41は、制御部42の制御のもと、情報配信サーバ1から配信された配信情報を記憶部43に格納する。
また、通信部41は、近距離無線通信を介して他のIoT容器4との通信を行う。通信部41は、例えば、NIC(Network Interface Card)などによって実現される。
制御部42は、IoT容器4における動作を中央制御する。例えば、制御部42は、CPU(Central Processing Unit)などの電子回路に対応する。そして、制御部42は、各種の処理手順を規定したプログラムや制御データを格納するための内部メモリを有し、これらによって種々の処理を実行する。
例えば、制御部42は、通信部41における近距離無線通信の通信結果、センサ部45の検出結果を記憶部43に記憶する。次いで、制御部42は、記憶部43に記憶した内容、すなわち通信結果および検出結果を、内部メモリに設定された自身の識別情報(IoT容器ID)とともに通信部41を介して情報配信サーバ1に送信する。
また、制御部42は、通信部41を介して情報配信サーバ1より受信した配信情報を記憶部43に記憶する。次いで、制御部42は、記憶部43に記憶した内容、すなわち配信情報を表示部44に表示する。
記憶部43は、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)などの記憶装置であり、各種情報を記憶する。
センサ部45は、IoT容器4の状態を検出する圧力センサ、加速度センサなどのセンサ機器である。例えば、センサ部45は、重力加速度以外の加速度が検知されない場合、IoT容器4の状態をテーブル上などに静止している状態(以下、テーブル上)として検知する。また、センサ部45は、重力加速度以外の加速度が検知される場合や、取っ手部分の圧力センサの検知がある場合、IoT容器4の状態を利用者3による手持ち状態(以下、手持ち)として検知する。
表示部44は、IoT容器4の側面に設置されたディスプレイであり、制御部42の制御のもと、情報配信サーバ1から送信される配信情報を表示する。表示部44は、例えば電子ペーパーであるが、これに限定されず、IoT容器4に取り付けられるとともに画像を表示できれば、その他の種類の表示機器であってもよい。
図4は、実施形態にかかるIoT容器4のタグを例示する説明図である。図4に示すように、IoT容器4には、例えば側面などに、IoT容器4自身に付与された識別情報(IoT容器ID)を提示するバーコードなどのタグ46を有する。すなわち、タグ46は、提示部の一例である。このタグ46については、図示例のようなバーコードに限定されず、例えばQRコードや電子タグなどであってもよい。
[飲料提供装置2の構成]
図5は、実施形態にかかる飲料提供装置2の構成を示す機能ブロック図である。図2に示すように、飲料提供装置2は、通信部21と、制御部22と、飲料提供部23と、検知部24とを有する。
通信部21は、制御部22の制御のもと、通信ケーブルまたはネットワーク6を介して情報配信サーバ1との通信を行う。通信部21は、例えば、NIC(Network Interface Card)などによって実現される。
制御部22は、飲料提供装置2における動作を中央制御する。例えば、制御部22は、CPUなどの電子回路に対応する。そして、制御部22は、各種の処理手順を規定したプログラムや制御データを格納するための内部メモリを有し、これらによって種々の処理を実行する。
例えば、制御部22は、利用者3による操作指示をもとに、飲料提供部23を動作させてIoT容器4に飲料を提供する。このとき、制御部22は、検知部24が読み取った利用者3のIDカードの情報およびIoT容器4のタグの情報を情報配信サーバ1へ通知する。
飲料提供部23は、利用者3による操作指示をもとに、制御部22の制御のもと、予め設置された原材料を調理して飲料を提供する機能部である。
検知部24は、利用者3のIDカードの読み取りを行うカードリーダや、飲料提供時に飲料提供部23にセットされたIoT容器4のタグ46を読み取るカメラまたはタグリーダーなどである。検知部24は、利用者3のIDカードや、IoT容器4のタグ46などを読み取った検知結果を制御部22へ出力する。
[情報配信サーバ1の構成]
図6は、実施形態にかかる情報配信サーバ1の構成を示す機能ブロック図である。図6に示すように、情報配信サーバ1は、通信部11と、制御部12と、記憶部13とを有する。
通信部11は、ネットワーク6(図1参照)を介してIoT容器4と通信を行う。また、通信部11は、通信ケーブル(図示しない)またはネットワーク6を介して飲料提供装置2との通信を行う。通信部11は、例えば、NICなどによって実現される。
制御部12は、CPUなどの電子回路に対応する。そして、制御部12は、各種の処理手順を規定したプログラムや制御データを格納するための内部メモリを有し、これらによって種々の処理を実行する。ここでは、制御部12は、サーバアプリによって処理を実行するものとする。制御部12は、取得部121と、容器対応づけ部122と、容器利用記録部123と、配信情報特定部124と、送信部125とを有する。
記憶部13は、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)などの半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスクなどの記憶装置である。記憶部13は、容器管理テーブル131と、利用者管理テーブル132と、配信情報管理テーブル133とを有する。
容器管理テーブル131は、各IoT容器4の情報を管理する。ここで、容器管理テーブル131のデータ構造を、図7を参照して説明する。
図7は、実施形態にかかる容器管理テーブル131のデータ構造の一例を示す図である。図7に示すように、容器管理テーブル131は、IoT容器ID131aと、アドレス131bと、利用者ID131cと、利用時間131dと、状態(容器)131eと、状態(近接)131fと、利用場所131gとを対応づけて記憶する。IoT容器ID131aは、IoT容器4またはIoT容器4の制御部42の識別情報を示す。アドレス131bは、IoT容器4のアドレスを示す。アドレス131bは、例えば、MAC(Media Access Control)アドレスであるが、これに限定されず、IoT容器4の宛先を示すアドレスであればよい。利用者ID131cは、IoT容器4を利用する利用者3ごとに割り当てられた利用者3の識別情報である。利用時間131dは、利用者3がIoT容器4を利用する時間を示す。
状態(容器)131eおよび状態(近接)131fは、IoT容器4より通知されたIoT容器4の状態を示す情報である。具体的には、状態(容器)131eは、IoT容器4がテーブル上であるか手持ちであるかの状態を格納する。状態(近接)131fは、IoT容器4に対して近接する他のIoT容器4に関する情報を格納する。例えば、状態(近接)131fは、IoT容器4に対して近接する他のIoT容器4より近接無線通信によって受信したIoT容器IDを格納する。利用場所131gは、飲料提供装置2がIoT容器4に飲料を提供した際の、飲料提供装置2の設置場所を示す情報である。
一例として、IoT容器ID131aが「c000001」であるIoT容器4については、アドレス131bとして「a0:b2:d3:7F:60:b5」、利用者ID131cとして「1000」、利用時間131dとして「60分」が記憶されている。また、このIoT容器4の状態については、状態(容器)131eとして「手持ち」、状態(近接)131fとして「c000002,c000003」が記憶されている。また、IoT容器4の利用場所131gについては、「来客スペース」が記憶されている。
図6に戻り、利用者管理テーブル132は、各利用者3の情報を管理する。ここで、利用者管理テーブル132のデータ構造を図8を参照して説明する。
図8は、実施形態にかかる利用者管理テーブル132のデータ構造の一例を示す図である。図8に示すように、利用者管理テーブル132は、利用者ID132aと、属性132bと、社員ID132cと、利用開始時刻132dとを対応づけて記憶する。IoT容器ID131aは、各利用者3に割り当てられた識別情報であり、利用者ID131cと紐付けられている。例えば、IoT容器ID131aは、利用者3の操作指示により飲料提供装置2がIoT容器4に対して飲料を提供した際に発行されたユニークな番号であり、利用者ID131cとともに同じ番号が格納される。
属性132bは、利用者3のIDカードの読み取り結果をもとに判別した利用者3の属性である。例えば、社員IDが付与されたIDカードを読み取った場合、属性132bには「社員」が格納される。また、社員IDが付与されていない訪問者カードなどを読み取った場合、属性132bには「訪問者」が格納される。
社員ID132cは、利用者3のIDカードの読み取り結果により識別した社員のIDなどを格納する。例えば、社員ID「AAA」が付与されたIDカードを読み取った場合、社員ID132cにはIDカードより読み取った「AAA」が格納される。
利用開始時刻132dは、利用者3がIoT容器4の利用を開始した時刻である。例えば、利用開始時刻132dには、利用者3の操作指示により飲料提供装置2がIoT容器4に対して飲料を提供し、利用者ID132aを発行した時刻が格納される。
図6に戻り、配信情報管理テーブル133は、広告主5より出稿のあった広告などの配信情報を管理する。ここで、配信情報管理テーブル133のデータ構造を図9を参照して説明する。
図9は、実施形態にかかる配信情報管理テーブル133のデータ構造の一例を示す説明図である。図9に示すように、配信情報管理テーブル133は、配信情報ID133aと、配信情報133bと、配信内容133cと、配信条件133dと、配信実績133eとを対応付けて記憶する。
配信情報ID133aは、各配信情報133bに割り当てられた識別情報である。配信情報133bは、広告主5が出稿した広告、ニュース、業務連絡、社員個人の社員情報(スケジュールやメール)など、IoT容器4へ配信する情報の実体である。例えば、配信情報が広告である場合は、広告として配信する画像ファイル(ファイルF1〜F3)などが配信情報133bに格納される。また、配信情報がニュースである場合は、ニュースの配信元URL(Uniform Resource Locator)などが配信情報133bに格納される。また、配信情報が業務連絡である場合は、業務連絡の配信元である社内掲示板URLなどが配信情報133bに格納される。また、配信情報が社員個人の社員情報である場合は、社員IDなどの社員個人のアカウントを用いてスケジュール、メールなどの社員情報へアクセスするための情報が配信情報133bに格納される。
配信内容133cは、広告、ニュース、業務連絡、社員個人のスケジュールやメールなど、配信情報133bにおける配信内容を示すフラグである。
配信条件133dは、配信情報133bの配信に関する条件を示す。具体的には、配信情報133bは、配信に関する条件として、「配信属性」、「配信時間」、「配信場所」および「状態」を有する。「配信属性」は、配信情報133bの配信先となるIoT容器4における、利用者3の属性についての条件を示す。例えば「配信属性」が「社員」である配信情報133bは、IoT容器4の利用者3の属性132bが「社員」である場合に、そのIoT容器4が配信先としての条件を満たす。
「配信時間」は、配信情報133bの配信先となるIoT容器4おける、飲料を提供した時間帯についての条件を示す。例えば「配信時間」が「午前」である配信情報133bは、IoT容器4の利用開始時刻132dが午前である場合に、そのIoT容器4が配信先としての条件を満たす。
「配信場所」は、配信情報133bの配信先となるIoT容器4おける、飲料を提供した飲料提供装置2の設置位置についての条件を示す。例えば「配信場所」が「休憩スペース」である配信情報133bは、IoT容器4の利用場所131gが休憩スペースである場合に、そのIoT容器4が配信先としての条件を満たす。
「状態」は、配信情報133bの配信先となるIoT容器4おける、状態についての条件を示す。例えば「状態」が「手持ち、テーブル上」である配信情報133bは、IoT容器4の状態(容器)131eが手持ちまたはテーブル上である場合、そのIoT容器4が配信先としての条件を満たす。また、「状態」が「グループ」である配信情報133bは、IoT容器4の状態(近接)131fが示す他のIoT容器4の数が所定数以上である場合に、そのIoT容器4が配信先としての条件を満たす。
配信実績133eは、配信情報133bを配信した実績を示す。具体的には、配信実績133eは、配信情報133bを配信した利用者3を示す利用者ID132aと、配信時刻との組を格納する。この配信実績133eを解析することで、配信情報133bを実際に配信した利用者3や、その配信時刻を特定することができる。
図6に戻り、取得部121は、飲料提供装置2およびIoT容器4より送信される情報を通信部11を介して取得する。
具体的には、取得部121は、利用者3のIDカードおよびIoT容器4のタグ46の認識結果を飲料提供装置2より取得する。また、取得部121は、飲料提供装置2よりタグ46の読み取りを行い、利用者3により利用が開始されたIoT容器4からは、IoT容器4の状態を取得する。より具体的には、IoT容器4から通信部41における近距離無線通信の通信結果およびセンサ部45の検出結果を取得する。
容器対応づけ部122は、利用者3が飲料提供装置2にIoT容器4をセットしてIoT容器4に飲料を注ぎ、IoT容器4の利用が開始された場合に、IoT容器4と利用者3とを対応づける。
例えば、容器対応づけ部122は、利用者3のIDカードの読み取り結果と、IoT容器4のタグ46の認識結果とを飲料提供装置2より取得すると、以下の処理を行う。容器対応づけ部122は、認識したタグ46に対応するIoT容器ID131aを容器管理テーブル131より特定する。次いで、容器対応づけ部122は、特定したIoT容器ID131aに対応する利用者ID131cが空である場合は新たなIDを発行し、容器管理テーブル131の利用者ID131c、利用者管理テーブル132の利用者ID132aに格納する。次いで、容器対応づけ部122は、利用者管理テーブル132における属性132bおよび社員ID132cに、利用者3のIDカードの読み取り結果に対応する値を格納し、利用開始時刻132dに利用開始の時刻を格納する。
例えば、社員IDが付与されたIDカードを読み取った場合、容器対応づけ部122は、属性132bには「社員」を格納し、社員ID132cには読み取ったIDを格納する。また、社員IDが付与されていない訪問者カードなどを読み取った場合、容器対応づけ部122は、属性132bには「訪問者」を格納し、社員ID132cには該当なしの「N/A」を格納する。
なお、利用者ID131cが空でない場合、容器対応づけ部122は、既に利用を開始しているIoT容器4への飲料の追加とし、利用者ID131cに紐づく利用者ID132aの利用開始時刻132dを更新する。
容器利用記録部123は、IoT容器4と利用者3との対応づけが行われて、IoT容器4の利用が開始されたタイミングからのIoT容器4の利用を記録する。例えば、容器利用記録部123は、IoT容器4の利用が開始されたタイミングからタイマーを起動する。そして、容器利用記録部123は、容器管理テーブル131のIoT容器ID131aに対応する利用時間131dを更新する。
また、容器利用記録部123は、IoT容器ID131aとともにIoT容器4より送信されたIoT容器4の状態をもとに、状態(容器)131eおよび状態(近接)131fを更新する。具体的には、容器利用記録部123は、IoT容器4より送信された、通信部41における近距離無線通信の通信結果をもとに、状態(近接)131fの内容を更新する。また、容器利用記録部123は、IoT容器4より送信された、センサ部45の検出結果をもとに、状態(容器)131eの内容を更新する。
配信情報特定部124は、配信情報管理テーブル133で管理される配信情報133bの中から、利用が開始されているIoT容器4に対して配信する情報を特定する。具体的には、配信情報特定部124は、IoT容器4における利用者3の属性、IoT容器4に飲料を提供した時間帯またはIoT容器4に飲料を提供した飲料提供装置2の設置位置の条件が配信条件133dに該当する配信情報133bを、IoT容器4に対して配信するものと特定する。
例えば、配信情報特定部124は、IoT容器4における利用者3の属性132bと、配信条件133dの「配信属性」とが一致する配信情報133bを、属性についての条件を満たすものとする。また、配信情報特定部124は、IoT容器4に飲料を提供した属性132bと、配信条件133dの「配信時間」とが一致する配信情報133bを、時間帯についての条件を満たすものとする。また、配信情報特定部124は、IoT容器4に飲料を提供した飲料提供装置2の設置位置を示す利用場所131gと、配信条件133dの「配信場所」とが一致する配信情報133bを、設置位置についての条件を満たすものとする。配信情報特定部124は、これらの条件の全てを満たす配信情報133bをIoT容器4に対して配信するものと特定する。
また、配信情報特定部124は、IoT容器4における状態を示す状態(容器)131eおよび状態(近接)131fと、配信条件133dにおける「状態」とが一致する配信情報133bを、配信するものと特定してもよい。
送信部125は、利用が開始されているIoT容器4に対し、配信情報特定部124が特定した配信情報133bを通信部11を介して送信する。具体的には、送信部125は、容器管理テーブル131において利用が開始されているIoT容器4のIoT容器ID131aと対応付けられているアドレス131b宛に、配信情報特定部124が特定した配信情報133bを送信する。
[情報配信サーバ1の動作]
図10は、実施形態にかかる情報配信サーバ1の動作例を示すフローチャートである。図10に示すように、処理が開始されると、飲料提供装置2の制御部22は、飲料提供部23による飲料提供開始の有無を判定する(S10)。飲料提供の開始がない場合(S10:NO)、制御部22は処理を待機する。
利用者3がIoT容器4を飲料提供装置2にセットし、飲料提供部23により飲料提供が開始された場合(S10:YES)、飲料提供部23によりIoT容器4には飲料が提供される(S11)。
飲料が提供されると、検知部24は、IoT容器4のタグ46を読み取る(S12)。また、検知部24は、利用者3のIDカードなどを読み取る。制御部22は、検知部24が読み取ったIDカードの情報をもとに利用者を識別(社員ID132cの特定)する(S13)。次いで、制御部22は、通信部21を介してIoT容器4のタグ46と、利用者3のIDカードの情報とを情報配信サーバ1へ通知する(S14)。
情報配信サーバ1の取得部121は飲料提供装置2からの通知(S14)を取得する。次いで、容器対応づけ部122は、通知のあったIoT容器4および利用者3の情報をもとに、容器管理テーブル131および利用者管理テーブル132においてIoT容器4と利用者3とを対応づける利用登録を行う(S15)。
次いで、容器利用記録部123は、容器対応づけ部122が利用者3と対応付けたIoT容器4について、利用記録を開始する(S16)。具体的には、容器利用記録部123は、容器管理テーブル131のIoT容器ID131aに対応する利用時間131dを更新する。また、IoT容器4は、制御部42の制御のもと、所定の周期(例えば数秒間隔)でIoT容器4の状態を情報配信サーバ1に送信する(S17)。情報配信サーバ1の容器利用記録部123は、IoT容器4から通知されたIoT容器4の状態をもとに、状態(容器)131eおよび状態(近接)131fを更新する。
次いで、配信情報特定部124は、配信情報管理テーブル133を参照し、各配信情報133bにおける配信条件133dを読み出す(S18)。
次いで、配信情報特定部124は、利用が開始されているIoT容器4に対する配信条件133dに該当する配信情報133bがあるか否かを判定する(S19)。ない場合(S19:NO)、配信情報特定部124は、S23へ処理を進める。
該当する配信情報133b、すなわちIoT容器4に対して配信するものと特定した配信情報133bがある場合(S19:YES)、送信部125は、IoT容器4に対し、該当する配信情報133bを送信する(S20)。IoT容器4では、情報配信サーバ1が送信した配信情報133bを表示部44に表示する(S21)。
例えば、送信部125は、配信情報133bがファイルの場合は、読み出したファイルを通信部11を介して送信する。また、配信情報133bが配信元URL、社内掲示板URLなどの場合、送信部125は、URLをアクセスして得られた内容(例えばテキスト)を通信部11を介して送信する。また、配信情報133bが社内情報である場合、送信部125は、IoT容器4に対応付けられた社員ID132cをもとに、メールやスケジュールなどを管理する社内情報サーバ(図示しない)へアクセスし、社員ID132cに該当する社内情報(メール、スケジュール)を取得する。次いで、送信部125は、得られたスケジュール、メールなどの内容(例えばテキスト)を通信部11を介して送信する。
次いで、送信部125は、送信を行った配信情報133bについて、配信情報管理テーブル133の配信実績133eに実績を記録する(S22)。例えば、送信部125は、送信したIoT容器4に対応する利用者ID132aおよび配信時刻を配信の実績として配信実績133eに記憶する。
次いで、容器利用記録部123は、所定の返却位置へのIoT容器4の返却などを検知することで、IoT容器4の利用を終了するか否かを判定する(S23)。例えば、容器利用記録部123は、所定の返却位置に設置された近接無線通信装置(図示しない)がIoT容器4のIoT容器ID131aを検知した場合に、IoT容器4の利用を終了するものと判定する。
IoT容器4の利用を終了しない場合(S23:NO)、容器利用記録部123は、S18へ処理を戻す。IoT容器4の利用を終了する場合(S23:YES)、容器利用記録部123は、該当するIoT容器4の利用者ID131cなどをクリアし、処理を終了する。
[情報配信サーバ1の使用事例]
図11A〜図11Dは、IoT容器4の表示部44における表示例を示す説明図である。なお、配信情報133bの配信条件133dについては、図9の例に基づくものとする。
第1のケースとして、午前中に社員が、休憩スペースに設置された飲料提供装置2により飲料(例えばコーヒー)をIoT容器4に入れて利用する場合を説明する。この第1のケースでは、図9において、配信条件133dで「社員」、「午前」「休憩スペース」および「手持ち、テーブル上」とする「ファイルF1」の配信情報133bが条件に該当する。したがって、利用者3がIoT容器4を手持ちまたはテーブル上においているときに、IoT容器4の表示部44には、「ファイルF1」の配信情報133bが表示される。
具体的には、図11Aに示すように、表示部44には、割引の情報として、「10% OFF」が表示されている。これにより、社員は、午前就業後のランチタイムにおいて、10% OFFでランチをすることができる。
第2のケースとして、訪問者が、来客スペースに設置された飲料提供装置2により飲料(例えばコーヒー)をIoT容器4に入れて利用する場合を説明する。この第2のケースでは、図9において、配信条件133dで「訪問者」、「全日」「来客スペース」などの「ファイルF3」の広告または「配信元URL」のニュースとする配信情報133bが条件に該当する。したがって、利用者3がIoT容器4をテーブル上においているときに、IoT容器4の表示部44には、「ファイルF3」の広告または「配信元URL」のニュースの配信情報133bが表示される。
具体的には、図11Bに示すように、表示部44には、お天気サイトのニュースとして、「今日の天気 雨のち曇り」が表示されている。これにより、訪問者は、訪問後に天気予報に対応した行動をとることができる。
第3のケースとして、定時前に社員が、執務室に設置された飲料提供装置2により飲料(例えばコーヒー)をIoT容器4に入れて利用する場合を説明する。この第3のケースでは、図9において、配信条件133dで「社員」、「午後」、「定時」「執務室」および「手持ち、テーブル上」とする「ファイルF2」の広告や「業務連絡」の配信情報133bが条件に該当する。したがって、複数の利用者3が執務室でグループでいる場合は、近接するIoT容器4の数が所定数以上となることから、IoT容器4の表示部44には、「ファイルF2」の配信情報133bが表示される。
また、定時において、IoT容器4の表示部44には、「業務連絡」の配信情報133bが表示される。具体的には、図11Cに示すように、表示部44には、業務連絡としてとして、「定時退社日です」が表示されている。これにより、社員は、定時退社日に対応した行動をとることができる。
第4のケースとして、午前中に社員が、執務室に設置された飲料提供装置2により飲料(例えばコーヒー)をIoT容器4に入れて利用する場合を説明する。この第4のケースでは、図9において、配信条件133dで「社員」、「5分間隔」、「執務室スペース」および「手持ち、テーブル上」とする「社員情報」の配信情報133bが条件に該当する。したがって、利用者3がIoT容器4を手持ちまたはテーブル上においているときに、IoT容器4の表示部44には、「社員情報」の配信情報133bが表示される。
具体的には、図11Dに示すように、表示部44には、IoT容器4の利用者3である社員のスケジュールとして、「10:00より会議」が表示されている。これにより、社員は、「10:00」からの会議に合わせた行動をとることができる。
[実施形態の効果]
以上のように、情報配信サーバ1の取得部121は、飲料提供装置2が飲料を提供したIoT容器4の利用者3の属性を示す属性情報と、IoT容器4を識別する識別情報(IoT容器ID131a)とを取得する。情報配信サーバ1の送信部125は、利用者3の属性情報、飲料を提供した時間帯または飲料提供装置2の設置位置に応じた配信情報133bを識別情報により識別されるIoT容器4に対して配信する。これにより、IoT容器4では、利用者3における属性情報、飲料を提供した時間帯または飲料提供装置2の設置位置に応じた配信情報133bを表示部44に表示し、利用者3に対して提供することができる。したがって、利用者3は、例えば飲料提供装置2が設置された休憩コーナーなどでリラックスしているタイミングで、利用者3の属性、時間帯、位置に応じた価値の高い情報を得ることができる。
また、取得部121は、飲料を提供した後のIoT容器4の状態(状態(容器)131e、状態(近接)131f)を取得する。そして、送信部125は、取得したIoT容器4の状態に基づき、配信情報管理テーブル133における配信条件133dの状態に該当する配信情報133bをIoT容器4に対して配信する。これにより、利用者3は、例えばIoT容器4が手持ち状態またはテーブルに置かれた状態などの、IoT容器4の状態に応じた配信情報133bを得ることができる。
また、送信部125は、状態(近接)131fをもとに、容器に対して近接する数に応じた配信情報133bをIoT容器4に対して配信する。これにより、利用者3は、例えばIoT容器4を用いて数人のグループで飲食しているときに、人数に応じた配信情報133bを得ることができる。
また、配信情報133bは、所定のサービスについての広告である。このため、利用者3は、利用者3の属性、時間帯、位置に応じて、利用者3にとって価値の高い広告を得ることができる。
また、利用者3の属性情報は利用者3それぞれを識別する識別情報(社員ID)であり、送信部125は、利用者3の識別情報により識別される利用者3それぞれに対応する情報(業務連絡、社員情報)をIoT容器4に対して配信する。これにより、利用者3は、例えば自身に関連する業務連絡や社員情報(スケジュール、メールなどの通知)をIoT容器4を介して容易に知ることができる。
[その他]
なお、図示した各装置の各構成要素は、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。
また、情報配信サーバ1およびIoT容器4で行われる各種処理機能は、CPU(またはMPU、MCU(Micro Controller Unit)等のマイクロ・コンピュータ)上で、その全部または任意の一部を実行するようにしてもよい。また、各種処理機能は、CPU(またはMPU、MCU等のマイクロ・コンピュータ)で解析実行されるプログラム上、またはワイヤードロジックによるハードウエア上で、その全部または任意の一部を実行するようにしてもよいことは言うまでもない。
ところで、上記の実施形態で説明した各種の処理は、予め用意されたプログラムをコンピュータで実行することで実現できる。そこで、以下では、上記の実施形態と同様の機能を有するプログラムを実行するコンピュータ(ハードウエア)の一例を説明する。図12は、プログラムを実行するコンピュータの一例を示す図である。
図12に示すように、コンピュータ200は、各種演算処理を実行するCPU203と、ユーザからのデータの入力を受け付ける入力装置215と、表示装置209を制御する表示制御部207とを有する。また、コンピュータ200は、記憶媒体211からプログラムなどを読取る読取装置213と、ネットワークを介して他のコンピュータとの間でデータの授受を行う通信制御部217とを有する。また、コンピュータ200は、各種情報を一時記憶するメモリ201と、HDD等の記憶装置205を有する。そして、メモリ201、CPU203、記憶装置205、表示制御部207、読取装置213、入力装置215および通信制御部217は、バス219で接続されている。
読取装置213は、例えばリムーバブルディスクや半導体メモリ等の記憶媒体211用の装置である。記憶装置205は、各種処理機能にかかるプログラム205a(例えば情報提供プログラム)を記憶する。
CPU203は、プログラム205aを読み出して、メモリ201に展開し、プロセスとして実行する。かかるプロセスは、例えば情報配信サーバ1における取得部121、容器対応づけ部122、容器利用記録部123、配信情報特定部124および送信部125の各機能部に対応する。プログラム関連情報205bは、プログラム205aの処理にかかる情報であり、例えば容器管理テーブル131、利用者管理テーブル132および配信情報管理テーブル133などに対応する。そして、例えば記憶媒体211が、プログラム205aなどの各情報を記憶する。記憶媒体211は、例えば、CD−ROMやDVDディスク、USB(Universal Serial Bus)メモリ等の可搬型記録媒体、フラッシュメモリ等の半導体メモリ、ハードディスクドライブ等が対応する。
なお、プログラム205aについては、必ずしも最初から記憶装置205に記憶させておかなくてもよい。例えば、コンピュータ200に挿入される記憶媒体211である「可搬用の物理媒体」に当該プログラム205aを記憶させておく。そして、コンピュータ200が記憶媒体211からプログラム205aを読み出して実行するようにしてもよい。また、公衆回線、インターネット、LAN等に接続された装置にこのプログラム205aを記憶させておき、コンピュータ200がこれらからプログラム205aを読み出して実行するようにしてもよい。
以上の実施形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)提供装置が飲料品または食料品の提供に利用した容器の利用者の属性を示す属性情報と、前記容器を識別する識別情報とを取得し、
前記利用者の属性情報、前記飲料品または前記食料品を提供した時間帯または前記提供装置の設置位置に応じた配信情報を前記識別情報により識別される容器に対して配信する、
処理をコンピュータに実行させることを特徴とする情報提供プログラム。
(付記2)前記取得する処理は、前記飲料品または前記食料品を提供した後の前記容器の状態を取得し、
前記配信する処理は、取得した前記容器の状態に基づく配信情報を前記容器に対して配信する、
ことを特徴とする付記1に記載の情報提供プログラム。
(付記3)前記容器の状態は、当該容器に対して近接する他の容器の数であり、
前記配信する処理は、前記容器に対して近接する他の容器の数に応じた配信情報を前記容器に対して配信する、
ことを特徴とする付記2に記載の情報提供プログラム。
(付記4)前記配信情報は、所定のサービスについての広告である、
ことを特徴とする付記1乃至3のいずれか一に記載の情報提供プログラム。
(付記5)前記利用者の属性情報は、当該利用者それぞれを識別する識別情報であり、
前記配信する処理は、前記利用者の識別情報により識別される利用者それぞれに対応する情報を前記容器に対して配信する、
ことを特徴とする付記1乃至3のいずれか一に記載の情報提供プログラム。
(付記6)前記利用者それぞれに対応する情報は、当該利用者のスケジュールまたは当該利用者宛の通知に関する情報である、
ことを特徴とする付記5に記載の情報提供プログラム。
(付記7)提供装置が飲料品または食料品の提供に利用した容器の利用者の属性を示す属性情報と、前記容器を識別する識別情報とを取得し、
前記利用者の属性情報、前記飲料品または前記食料品を提供した時間帯または前記提供装置の設置位置に応じた配信情報を前記識別情報により識別される容器に対して配信する、
処理をコンピュータが実行することを特徴とする情報提供方法。
(付記8)前記取得する処理は、前記飲料品または前記食料品を提供した後の前記容器の状態を取得し、
前記配信する処理は、取得した前記容器の状態に基づく配信情報を前記容器に対して配信する、
ことを特徴とする付記7に記載の情報提供方法。
(付記9)前記容器の状態は、当該容器に対して近接する他の容器の数であり、
前記配信する処理は、前記容器に対して近接する他の容器の数に応じた配信情報を前記容器に対して配信する、
ことを特徴とする付記8に記載の情報提供方法。
(付記10)前記配信情報は、所定のサービスについての広告である、
ことを特徴とする付記7乃至9のいずれか一に記載の情報提供方法。
(付記11)前記利用者の属性情報は、当該利用者それぞれを識別する識別情報であり、
前記配信する処理は、前記利用者の識別情報により識別される利用者それぞれに対応する情報を前記容器に対して配信する、
ことを特徴とする付記7乃至9のいずれか一に記載の情報提供方法。
(付記12)前記利用者それぞれに対応する情報は、当該利用者のスケジュールまたは当該利用者宛の通知に関する情報である、
ことを特徴とする付記11に記載の情報提供方法。
(付記13)提供装置が飲料品または食料品の提供に利用した容器の利用者の属性を示す属性情報と、前記容器を識別する識別情報とを取得する取得部と、
前記利用者の属性情報、前記飲料品または前記食料品を提供した時間帯または前記提供装置の設置位置に応じた配信情報を前記識別情報により識別される容器に対して配信する配信部と、
を有することを特徴とする情報提供装置。
(付記14)前記取得部は、前記飲料品または前記食料品を提供した後の前記容器の状態を取得し、
前記配信部は、取得した前記容器の状態に基づく配信情報を前記容器に対して配信する、
ことを特徴とする付記13に記載の情報提供装置。
(付記15)前記容器の状態は、当該容器に対して近接する他の容器の数であり、
前記配信部は、前記容器に対して近接する他の容器の数に応じた配信情報を前記容器に対して配信する、
ことを特徴とする付記14に記載の情報提供装置。
(付記16)前記配信情報は、所定のサービスについての広告である、
ことを特徴とする付記13乃至15のいずれか一に記載の情報提供装置。
(付記17)前記利用者の属性情報は、当該利用者それぞれを識別する識別情報であり、
前記配信部は、前記利用者の識別情報により識別される利用者それぞれに対応する情報を前記容器に対して配信する、
ことを特徴とする付記13乃至15のいずれか一に記載の情報提供装置。
(付記18)前記利用者それぞれに対応する情報は、当該利用者のスケジュールまたは当該利用者宛の通知に関する情報である、
ことを特徴とする付記17に記載の情報提供装置。
(付記19)容器において、
当該容器を識別する識別情報を提示する提示部と、
前記容器の利用者の属性を示す属性情報、前記容器に飲料品または食料品を提供した時間帯または前記飲料品または前記食料品を提供した提供装置の設置位置に応じ、提示した前記識別情報をもとに配信された配信情報を受信する受信部と、
受信した前記配信情報を表示する表示部と、
を有することを特徴とする容器。
1…情報配信サーバ
2…飲料提供装置
3…利用者
4…IoT容器
5…広告主
6…ネットワーク
11、21、41…通信部
12、22、42…制御部
13、43…記憶部
23…飲料提供部
24…検知部
44…表示部
45…センサ部
46…タグ
100…情報配信システム
121…取得部
122…容器対応づけ部
123…容器利用記録部
124…配信情報特定部
125…送信部
131…容器管理テーブル
131a…IoT容器ID
131b…アドレス
131c…利用者ID
131d…利用時間
131e…状態(容器)
131f…状態(近接)
131g…利用場所
132…利用者管理テーブル
132a…利用者ID
132b…属性
132c…社員ID
132d…利用開始時刻
133…配信情報管理テーブル
133a…配信情報ID
133b…配信情報
133c…配信内容
133d…配信条件
133e…配信実績
200…コンピュータ
201…メモリ
203…CPU
205…記憶装置
205a…プログラム
205b…プログラム関連情報
207…表示制御部
209…表示装置
211…記憶媒体
213…読取装置
215…入力装置
217…通信制御部
219…バス

Claims (9)

  1. 提供装置が飲料品または食料品の提供に利用した容器の利用者の属性を示す属性情報と、前記容器を識別する識別情報とを取得し、
    前記利用者の属性情報、前記飲料品または前記食料品を提供した時間帯または前記提供装置の設置位置に応じた配信情報を前記識別情報により識別される容器に対して配信する、
    処理をコンピュータに実行させることを特徴とする情報提供プログラム。
  2. 前記取得する処理は、前記飲料品または前記食料品を提供した後の前記容器の状態を取得し、
    前記配信する処理は、取得した前記容器の状態に基づく配信情報を前記容器に対して配信する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報提供プログラム。
  3. 前記容器の状態は、当該容器に対して近接する他の容器の数であり、
    前記配信する処理は、前記容器に対して近接する他の容器の数に応じた配信情報を前記容器に対して配信する、
    ことを特徴とする請求項2に記載の情報提供プログラム。
  4. 前記配信情報は、所定のサービスについての広告である、
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の情報提供プログラム。
  5. 前記利用者の属性情報は、当該利用者それぞれを識別する識別情報であり、
    前記配信する処理は、前記利用者の識別情報により識別される利用者それぞれに対応する情報を前記容器に対して配信する、
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の情報提供プログラム。
  6. 前記利用者それぞれに対応する情報は、当該利用者のスケジュールまたは当該利用者宛の通知に関する情報である、
    ことを特徴とする請求項5に記載の情報提供プログラム。
  7. 提供装置が飲料品または食料品の提供に利用した容器の利用者の属性を示す属性情報と、前記容器を識別する識別情報とを取得し、
    前記利用者の属性情報、前記飲料品または前記食料品を提供した時間帯または前記提供装置の設置位置に応じた配信情報を前記識別情報により識別される容器に対して配信する、
    処理をコンピュータが実行することを特徴とする情報提供方法。
  8. 提供装置が飲料品または食料品の提供に利用した容器の利用者の属性を示す属性情報と、前記容器を識別する識別情報とを取得する取得部と、
    前記利用者の属性情報、前記飲料品または前記食料品を提供した時間帯または前記提供装置の設置位置に応じた配信情報を前記識別情報により識別される容器に対して配信する配信部と、
    を有することを特徴とする情報提供装置。
  9. 容器において、
    当該容器を識別する識別情報を提示する提示部と、
    前記容器の利用者の属性を示す属性情報、前記容器に飲料品または食料品を提供した時間帯または前記飲料品または前記食料品を提供した提供装置の設置位置に応じ、提示した前記識別情報をもとに配信された配信情報を受信する受信部と、
    受信した前記配信情報を表示する表示部と、
    を有することを特徴とする容器。
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