JP2020020828A - レンズ装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】光学アクセサリを被写体側からレンズ装置に取付ける場合、光学アクセサリの最終ガラス面とレンズ装置の最前ガラス面との間の内部空間が密閉空間となるため、光学アクセサリの着脱時に空気流通がなく、着脱の作業性が悪いという課題がある。【解決手段】光学アクセサリに内部空間と外部とを連通させる連通部を設け、光学アクセサリ着脱時に空気流通を確保して着脱性の向上を図る。その際、光学アクセサリの内径側に設けられた、光学アクセサリ固定用の円弧状の係止部材(既知)を利用して連通部を通じて外部から異物の侵入経路を長く確保することで内部空間への異物の混入の可能性を低める。【選択図】図1
Description
本発明は、レンズ装置に関し、特に光学アクセサリの着脱の構造に関する。
従来、レンズ装置の前玉部に光学アクセサリを取り付けた場合、特許文献1の図1(b)に示すように、光学アクセサリの最終ガラスとレンズ装置の先頭ガラスとの間は密閉状態となることが知られている。
光学アクセサリは所望の撮影効果を得るために種々用意されており、場合によっては撮影状況に応じて頻繁に着脱を行わなければならない。
しかし前述した通り、光学アクセサリとレンズ装置との間は密閉状態になっていることから、内部空気の抵抗によって着脱性が低下し、光学アクセサリを迅速にかつスムーズに着脱することが困難であるという課題があった。
そこで、本発明の目的は、内部空気の抵抗による影響を廃し、光学アクセサリを迅速に且つスムーズに着脱することの可能なレンズ装置を提供することにある。
上記の目的を達成するために、本発明に係るレンズ装置は、
被写体側に光学アクセサリを取付け可能なレンズ装置で、且つ該光学アクセサリ上に設けられた固定つまみを光軸中心方向にねじ込んで該光学アクセサリの内周部に設けられた円弧状の係止部材を該レンズ装置の外周部に押し当てて該光学アクセサリの回転方向及び光軸方向の位置を固定するレンズ装置において、該光学アクセサリの最も該レンズ装置側の光学部材と該レンズ装置の最も該光学アクセサリ側の光学部材との間の内部空間と、該レンズ装置及び該光学アクセサリの外部空間とを連通させる連通部を有するレンズ装置であることを特徴とする。
被写体側に光学アクセサリを取付け可能なレンズ装置で、且つ該光学アクセサリ上に設けられた固定つまみを光軸中心方向にねじ込んで該光学アクセサリの内周部に設けられた円弧状の係止部材を該レンズ装置の外周部に押し当てて該光学アクセサリの回転方向及び光軸方向の位置を固定するレンズ装置において、該光学アクセサリの最も該レンズ装置側の光学部材と該レンズ装置の最も該光学アクセサリ側の光学部材との間の内部空間と、該レンズ装置及び該光学アクセサリの外部空間とを連通させる連通部を有するレンズ装置であることを特徴とする。
本発明によれば、内部空気の抵抗に影響されることなく、光学アクセサリを迅速に且つスムーズに着脱するレンズ装置を提供することが可能となる。
以下に、本発明の好ましい実施の形態を、添付の図面に基づいて詳細に説明する。
以下、図1を参照して、本発明の第1の実施例について説明する。図1は本実施例におけるレンズ装置と光学アクセサリの詳細説明図である。
レンズ装置1の外周面には被写体側から光学アクセサリ2が取り付いている。ここで光学アクセサリ2の内径側には、特許文献1と同様に円弧状の係止部材3の一端が光学アクセサリ鏡筒4に固定され、係止部材3の背面には押圧のためのロックネジ5が設けられている。ロックネジ5をねじ込むと、係止部材3はレンズ装置1の外径に設けられた溝1aに係合し、光学アクセサリ2の固定が行われる。
また光学アクセサリ鏡筒4には内部空間と外部空間を連通させる連通部4a、4bが設けられている。よって、光学アクセサリ2の最も撮像面側の光学部材6とレンズ装置1の最も被写体側の光学部材7と間の内部空間S1は連通部4a、4bによって外部と連通している状態となっている。そのため光学アクセサリ2の着脱の際に内部空間S1が密閉状態になっていないため、着脱性に優れた光学アクセサリを提供することが可能となる。
なお連通部4aと4bは、お互いの位置関係が光軸8を中心として回転方向に離れていた方が外部から内部空間S1へのゴミの侵入に関して有利である。例えば両者の関係が180°で、連通部4bが真下位置にあった場合、外部から侵入した異物は係止部材3を伝って真上位置に設けられた連通部4aに達しない限り内部空間S1へ侵入することはなく、異物侵入の可能性が格段に低くなることとなる。
また連通部4a、4bに空気は通し、水分は通さないフィルタを貼付することで外部との連通機能を保ちながら水やほこりの侵入を防止することが可能となり、より確実に外部からの異物侵入を防止することが可能となる。
以下、図2〜図4を参照して、本発明の第2の実施例について説明する。
図2はレンズ装置9に光学アクセサリ10を嵌め込んだ直後で、光学アクセサリ10が未固定の状態を示したものである。実施例1と同様、光学アクセサリ鏡筒11には連通部11a、11bが設けられており、内部空間S2は外部と連通している状態となっている。このため、光学アクセサリ10のレンズ装置9への着脱性は良好な状態である。ロックネジ12の光学アクセサリ鏡筒11側の座面12aには弾性体13が設けられている。
図3は図2の状態からロックネジ12をねじ込んだ状態である。ここでロックネジ12の先端部12bがレンズ装置9の外径9aに突き当たる前に弾性体13が光学アクセサリ鏡筒11の外径11cに突き当たる関係となっており、その結果確実に弾性体13によって連通部11bをふさぐこととなる。図4は更にロックネジ12を締め込んで弾性体13を締め込み力で弾性変形させて先端部12bを外径9aに突き当てて、最終的に光学アクセサリ10をレンズ装置9に固定した状態を示している。
撮影者が光学アクセサリ10を使用する際は、必ずロックネジ12を締め込んで先端部12bを突き当てた図4の状態となる。そのため、光学アクセサリ10の使用時には撮影者が特に意識しなくても常に連通部11bがふさがれることとなり、内部空間S2への異物の侵入を確実に防止することができる。
なおロックネジ12の長さを厳密に管理して、座面12aによる連通部11bのふさぎと先端部12bによる外径9aへの突き当てを同時に達成するよう構成すれば弾性体13の構成は廃止することが可能である。
図5〜図6に、本実施例の変形例を示す。
図5はレンズ装置14の撮像面側に光学アクセサリ15を取り付けた状態である。レンズ装置14の後端にはマウント16が設けられており、既知のバヨネット取付け方式で光学アクセサリ15がバヨネットリング17を介して取り付いている。ここで光学アクセサリ鏡筒18には連通穴18a、バヨネットリング17の内径部には連通溝17aが設けられており、光学アクセサリ15の着脱時は連通穴18aと連通溝17aとが連通する位置関係となっている。これにより内部空間S3は外部と連通した状態となり、光学アクセサリ15のレンズ装置14への着脱性は良好な状態である。
光学アクセサリ15をレンズ装置14に固定する時は、図6に示す通りバヨネットリング17を回転させてネジ部17bによるネジ送りの働きによってマウント16にバヨネットリングのツバの内側17cを突き当てて光学アクセサリ15を固定する。この時、連通溝17a(図5参照)の角度位置が変更されるため連通穴18aとの位置関係が変更されることで連通状態が途切れ、内部空間S3と外部とは不連通状態となる。このため、前述の例と同様に光学アクセサリ15の使用時には撮影者が特に意識することなく常に連通穴18aがふさがれることとなり、内部空間S3への異物の侵入を確実に防止することができる。
以下、図7〜図8を参照して、本発明の第3の実施例について説明する。
図7は図2と同様にレンズ装置19に光学アクセサリ20を嵌め込んだ直後で、光学アクセサリ20を未固定の状態を示したものである。レンズ鏡筒21の外周部には光軸方向に連通溝21aが設けられており、光学アクセサリ鏡筒22の後端部には連通溝22aが設けられている。このため内部空間S4は外部と連通している状態となっており、光学アクセサリ20のレンズ装置19への着脱性は良好である。ここで連通溝22aは光軸方向に貫通した溝ではなく、レンズ鏡筒の外周部に嵌まり込むための光学アクセサリ鏡筒22の内径部22bが全周連続するよう設けられている。
光学アクセサリ20をレンズ装置19に嵌め込む時はレンズ装置19側の連通溝21aと光学アクセサリ20側の連通溝22aの角度位置を合わせながら光学アクセサリ20をレンズ装置19に嵌め込む。その後、撮影者が光学アクセサリ20を光軸23まわりに適宜回転させて所望の位置でロックネジ12をねじ込んで光学アクセサリ20の固定を行う(図8)。この時、連通溝22aは前述の通り光軸方向に不貫通の溝であることから、光学アクセサリ20を回転させて連通溝21aとの位置関係を変更されることで連通状態が途切れ、内部空間S4と外部とは不連通状態となる。よって内部空間S4への異物の混入を防止することが可能である。また光学アクセサリを取り外す際は前述とは逆の手順で、光学アクセサリ20を光軸23まわりに回転させて連通溝21aと連通溝22aの角度位相を合わせて(図7の状態)内部空間S4と外部とを連通させた状態で取り外す。
この構造は実施例2と比較して現行品への追加工で対応することが可能であり、新たな部品製作を必要としないという利点がある。また実施例1と比較して、確実に外部からの異物の侵入を防止できるという利点がある。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
1 レンズ装置、1a 溝部、2 光学アクセサリ、3 係止部材、
4 光学アクセサリ鏡筒、4a 連通部、4b 連通部、5 ロックネジ、
6 光学部材、7 光学部材、8 光軸、S1 内部空間
4 光学アクセサリ鏡筒、4a 連通部、4b 連通部、5 ロックネジ、
6 光学部材、7 光学部材、8 光軸、S1 内部空間
Claims (8)
- 被写体側に光学アクセサリを取付け可能なレンズ装置で、且つ該光学アクセサリ上に設けられた固定つまみを光軸中心方向にねじ込んで該光学アクセサリの内周部に設けられた円弧状の係止部材を該レンズ装置の外周部に押し当てて該光学アクセサリの回転方向及び光軸方向の位置を固定するレンズ装置において、
該光学アクセサリの最も該レンズ装置側の光学部材と該レンズ装置の最も該光学アクセサリ側の光学部材との間の内部空間と、該レンズ装置及び該光学アクセサリの外部空間とを連通させる連通部を有することを特徴とするレンズ装置。 - 前記連通部にはろ過手段を設けたことを特徴とする請求項1に記載のレンズ装置。
- 被写体側又は撮像面側に光学アクセサリを取付け可能で、且つ該光学アクセサリの回転方向及び光軸方向の位置を固定するための固定部材を有するレンズ装置において、
該光学アクセサリを該レンズ装置に取付けた時に、該光学アクセサリの最も該レンズ装置側の光学部材と該レンズ装置の最も該光学アクセサリ側の光学部材との間の内部空間と、該レンズ装置及び該光学アクセサリの外部空間とを連通させる連通部を有し、更に該連通部による連通状態の有効と無効とを切替える連通状態切替え手段を有することを特徴とするレンズ装置。 - 前記連通状態切替え手段は、前記固定部材による前記光学アクセサリの固定が有効である時は前記連通状態が無効であり、前記光学アクセサリの固定が無効である時は前記連通状態が有効であることを特徴とする請求項3に記載のレンズ装置。
- 前記連通部による前記連通状態の無効/有効の切替えは、前記固定部材の一部を用いることを特徴とする請求項4に記載のレンズ装置。
- 前記固定部材は、被写体側から前記レンズ装置に取付ける前記光学アクセサリの外周面に光軸中心に向かって設けられたネジ部と、該ネジ部に螺合して、先端部を該光学アクセサリの内周側に突き当てることで該光学アクセサリを固定するものであることを特徴とする請求項3乃至請求項5の何れか一項に記載のレンズ装置。
- 前記固定部材は、撮像面側から前記レンズ装置に取付ける前記光学アクセサリ及び前記レンズ装置各々に設けられたバヨネット取付け構造であることを特徴とする請求項3乃至請求項5の何れか一項に記載のレンズ装置。
- 前記連通状態切替え手段は、被写体側から前記レンズ装置に取付ける前記光学アクセサリと前記レンズ装置の回転方向の位置関係を変更することであることを特徴とする請求項3に記載のレンズ装置。
Priority Applications (1)
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JP2018141953A JP2020020828A (ja) | 2018-07-30 | 2018-07-30 | レンズ装置 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN112394468A (zh) * | 2020-11-13 | 2021-02-23 | 中国电子科技集团公司第十一研究所 | 消压密封红外镜头及其制造方法 |
-
2018
- 2018-07-30 JP JP2018141953A patent/JP2020020828A/ja active Pending
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