JP2020020318A - コンバインドサイクル発電プラント - Google Patents

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Hajime Aoki
肇 青木
星野 辰也
Tatsuya Hoshino
辰也 星野
善幸 長谷川
Yoshiyuki Hasegawa
善幸 長谷川
哲也 原田
Tetsuya Harada
哲也 原田
光 佐野
Hikari Sano
光 佐野
正憲 笠
Masanori Ryu
正憲 笠
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Abstract

【課題】コンバインドサイクル発電プラントにおいて、敷地内に各機器を適切に配置しながら、作業用重機やトラック等の車両を各機器に近づけ易くすると共に、各機器をメンテナンスして回る作業負担を軽減可能にする。【解決手段】コンバインドサイクル発電プラントにおいて、第1ガスタービンエンジンと第1発電機とが直線状に並ぶように配置され、且つ、第1発電機に対して第1排熱回収ボイラが垂直に延びるように配置された第1ユニットと、第2ガスタービンエンジン、第2発電機、及び第2排熱回収ボイラを有し、第2ガスタービンエンジンと第2発電機とが直線状に並ぶように配置され、且つ、第2発電機に対して第2排熱回収ボイラが垂直に延びるように配置された第2ユニットと、第1ユニット及び第2ユニットからの蒸気が導入される蒸気タービンと、第3発電機とを有し、蒸気タービンと第3発電機とが直線状に並ぶように配置された第3ユニットとを備える。【選択図】図1

Description

本発明は、コンバインドサイクル発電プラントに関する。
コンバインドサイクル発電プラント(CCPP)は、例えば、複数のガスタービンエンジンと、これらのガスタービンエンジンに接続された1台の蒸気タービンと、各タービンに接続された発電機とを備える。プラント運転時には、各ガスタービンエンジンが駆動されると共に、各ガスタービンエンジンから排出される排熱を熱回収しながら蒸気タービンが高効率で駆動され、各発電機において発電がなされる。
このようにコンバインドサイクル発電プラントは、複数の機器を備えているため、例えば特許文献1に開示されるように、敷地内にコンバインドサイクル発電プラントの各機器をコンパクトに配置するレイアウトが提案されている。
特開平11−141309号公報
コンバインドサイクル発電プラントでは、複数の機器が敷地内の離散した位置に配置される。このため、例えば各機器の据付工事時にクレーン等の作業用重機を機器に近づけることにより工事を行い易く、且つ、通常運転時に薬品補充用のトラック等を機器に近づけ易いことが望まれる。また、各機器をメンテナンスして回る作業負担を軽減できることが望まれる。
そこで本発明は、コンバインドサイクル発電プラントにおいて、敷地内に各機器を適切に配置しながら、作業用重機やトラック等の車両を各機器に近づけ易くすると共に、各機器をメンテナンスして回る作業負担を軽減可能にすることを目的としている。
上記課題を解決するため、本発明の一態様に係るコンバインドサイクル発電プラントは、第1ガスタービンエンジン、前記第1ガスタービンエンジンの駆動力により発電する第1発電機、及び前記第1ガスタービンエンジンからの排熱を回収する第1排熱回収ボイラを有し、平面視において、前記第1ガスタービンエンジンと前記第1発電機とが直線状に並ぶように配置され、且つ、前記第1発電機に対して前記第1排熱回収ボイラが垂直に延びるように配置された第1ユニットと、第2ガスタービンエンジン、前記第2ガスタービンエンジンの駆動力により発電する第2発電機、及び前記第2ガスタービンエンジンからの排熱を回収する第2排熱回収ボイラを有し、平面視において、前記第2ガスタービンエンジンと前記第2発電機とが直線状に並ぶように配置され、且つ、前記第2発電機に対して前記第2排熱回収ボイラが垂直に延びるように配置された第2ユニットと、前記第1ユニット及び前記第2ユニットからの蒸気が導入される蒸気タービンと、前記蒸気タービンの駆動力により発電する第3発電機とを有し、平面視において、前記蒸気タービンと前記第3発電機とが直線状に並ぶように配置された第3ユニットとを備え、平面視において、前記第1ガスタービンエンジンと前記第2発電機とが前記第1ガスタービンエンジンの軸方向に対向し、前記第1排熱回収ボイラと前記第2排熱回収ボイラとが前記軸方向に対向し、前記第1排熱回収ボイラ及び前記第2排熱回収ボイラの間に、前記第3ユニットの少なくとも一部が位置すると共に、前記第1ユニット、前記第2ユニット、及び前記第3ユニットが、通路を隔てて配置されている。
上記構成によれば、ガスタービンエンジン、発電機、及び排熱回収ボイラを有する第1ユニット及び第2ユニットと、蒸気タービン及び発電機を有する第3ユニットとを、敷地内に適切に配置できる。また、第1ユニット、第2ユニット、及び第3ユニットが、通路を隔てて配置されていることにより、作業用重機やトラック等の車両を各機器に近づけ易くすることができる。また、敷地内の各ユニットを回って、各機器を効率よくメンテナンスでき、各機器をメンテナンスして回る作業負担を軽減できる。
前記通路は、前記第1ガスタービンエンジン及び前記第2発電機の間に設けられた第1通路と、前記第1排熱回収ボイラ及び前記第2排熱回収ボイラの間に設けられた第2通路と、前記第3ユニットに隣接して設けられた第3通路とを含んでいてもよい。これにより、第1通路、第2通路、及び第3通路を通じて、作業用重機やトラック等の車両を各機器に更に近づけ易くできると共に、各ユニットを効率よくメンテナンスできる。
前記通路は、前記第1ユニット、前記第2ユニット、及び前記第3ユニットが配置された領域の周縁を囲む周回路を更に含み、前記第1通路、前記第2通路、及び前記第3通路が互いに接続され且つ前記周回路から分岐して延びていてもよい。これにより、作業用重機やトラック等の車両及び作業者が、周回路から第1通路、第2通路、及び第3通路内に容易に入ることができる。
前記第1排熱回収ボイラの側部に沿って延びる第1配管棚と、前記第2排熱回収ボイラの側部に沿って延びる第2配管棚と、前記第1排熱回収ボイラと前記蒸気タービンとに接続され、前記第1排熱回収ボイラから前記蒸気タービンへ蒸気を流通させる第1蒸気配管と、前記第2排熱回収ボイラと前記蒸気タービンとに接続され、前記第2排熱回収ボイラから前記蒸気タービンへ蒸気を流通させる第2蒸気配管とを更に備え、前記第1配管棚に前記第1蒸気配管が配置され、前記第2配管棚に前記第2蒸気配管が配置されていてもよい。
上記構成によれば、各排熱回収ボイラの側面に沿って、第1蒸気配管及び第2蒸気配管を配管棚に配置できる。このため、第1蒸気配管及び第2蒸気配管が作業者の往来の障害となるのを防止しながら、作業者が敷地内の各機器にアクセスし易くできる。
前記蒸気タービンを通過した蒸気を凝縮させる復水器と、前記復水器から前記第1排熱回収ボイラへ水を流通させる第1復水配管と、前記復水器から前記第2排熱回収ボイラへ水を流通させる第2復水配管と、を更に備え、前記第1蒸気配管と前記第2蒸気配管とのそれぞれの少なくとも一部が、合金鋼からなり、前記第1蒸気配管の長さ寸法が、前記第1復水配管の長さ寸法よりも短く、且つ前記第2蒸気配管の長さ寸法が、前記第2復水配管の長さ寸法よりも短くてもよい。
上記構成によれば、合金鋼からなる蒸気配管の長さ寸法を第1復水配管及び第2復水配管の長さ寸法に比べて短縮できる。このため、蒸気配管に係るコストを低減しながら、第1蒸気配管及び第2蒸気配管を効率よく配置できる。
前記第1排熱回収ボイラの前記第1発電機側とは反対側、及び、前記第2排熱回収ボイラの前記第2発電機側とは反対側の少なくとも一方に配置されたスペースを更に備えていてもよい。
上記構成によれば、第1排熱回収ボイラ及び第2排熱回収ボイラの設置の設置に際して、このボイラのいずれか一方にバイパススタックを設ける必要が生じても、該スペースを利用して、例えば該ボイラを若干ずらして配置することにより、既存の各機器の配置関係をできるだけ維持したままバイパススタックを設けることができる。よって、上記したようにメンテナンスに係る作業負担を軽減しながら、バイパススタックの設置工事に係る配置変更箇所を限定且つ低減できる。
前記第1発電機と前記第1ガスタービンエンジンの長手方向から見て、前記第1発電機と前記第2発電機とが重なる位置に配置され、前記第3発電機と前記蒸気タービンの長手方向から見て、前記第1ガスタービンエンジンと前記第2発電機との間に、前記第3発電機が配置されていてもよい。
上記構成によれば、例えば、第1ガスタービンエンジンと第2発電機との間を通じて第3発電機からの電気配線を延長し、敷地の第1ユニット及び第2ユニットの第3ユニットとは反対側の領域に電気関連施設を集約して配置できる。また例えば、敷地の第1ユニット及び第2ユニットの第3ユニット側の領域に、蒸気配管及び復水配管を集約して配置できる。よって、敷地内に各電気配線及び各配管を効率よく配置できる。
本発明によれば、コンバインドサイクル発電プラントにおいて、敷地内に各機器を適切に配置しながら、作業用重機やトラック等の車両を各機器に近づけ易くすることができると共に、各機器をメンテナンスして回る作業負担を軽減できる。
実施形態に係るコンバインドサイクル発電プラントの平面図である。
以下、実施形態について図を参照しながら説明する。図1は、実施形態に係るコンバインドサイクル発電プラント1(以下、単にプラント1と称する。)の平面図である。図1に示すように、プラント1は、第1ユニット2、第2ユニット3、第3ユニット4、第1配管棚20、第2配管棚21、第3配管棚22、第1バイパス棚23、及び第2バイパス棚24を備える。またプラント1は、配管施設として、第1蒸気配管P1、第2蒸気配管P2、共通蒸気配管P3、第1復水配管P4、及び第2復水配管P5を備える。またプラント1は、敷地30内に通路を備える。
第1ユニット2は、第1ガスタービンエンジン5、第1発電機6、及び第1排熱回収ボイラ(HRSG)7を有する。第1ガスタービンエンジン5は、圧縮機、燃焼室、及びタービンを有し、外部から供給される燃料により駆動する。第1ガスタービンエンジン5には、燃料ガスが燃料として供給される。
第1発電機6は、第1ガスタービンエンジン5の駆動力により発電する。第1発電機6は、その内部に軸支されたロータ13を有する。ロータ13は、第1ガスタービンエンジン5のロータと接続されている。第1排熱回収ボイラ7は、第1ガスタービンエンジン5からの排熱を回収する。第1排熱回収ボイラ7は、熱交換器を有し、第1ガスタービンエンジン5の排ガスと、外部から供給される水とを熱交換させて蒸気を生成することで排熱を回収する。
第1ユニット2は、平面視において、第1ガスタービンエンジン5と第1発電機6とが直線状に並ぶように配置され、且つ、第1発電機6に対して第1排熱回収ボイラ7が垂直に延びるように配置されている。第1排熱回収ボイラ7は、第1ガスタービンエンジン5と第1発電機6との直線方向に直交して延びている。第1排熱回収ボイラ7の第1発電機6側とは反対側には、第1ガスタービンエンジン5に対して接続されるバイパススタックを設置する際に用いられるスペースS1が設けられている。
第2ユニット3は、第2ガスタービンエンジン9、第2発電機8、及び第2排熱回収ボイラ(HRSG)10を有する。第2ガスタービンエンジン9は、圧縮機、燃焼室、及びタービンを有し、外部から供給される燃料により駆動する。第2ガスタービンエンジン9には、燃料ガスが燃料として供給される。
第2発電機8は、第2ガスタービンエンジン9の駆動力により発電する。第2発電機8は、その内部に軸支されたロータ14を有する。ロータ14は、第2ガスタービンエンジン9のロータと接続されている。第2排熱回収ボイラ10は、第2ガスタービンエンジン9からの排熱を回収する。第2排熱回収ボイラ10は、熱交換器を有し、第2ガスタービンエンジン9の排ガスと、外部から供給される水とを熱交換させて蒸気を生成することで排熱を回収する。
第2ユニット3は、平面視において、第2ガスタービンエンジン9と第2発電機8とが直線状に並ぶように配置され、且つ、第2発電機8に対して第2排熱回収ボイラ10が垂直に延びるように配置されている。第1排熱回収ボイラ7は、第1ガスタービンエンジン5と第1発電機6との直線方向に直交して延びている。
第2排熱回収ボイラ10の第2発電機8側とは反対側には、第2ガスタービンエンジン9に対して接続されるバイパススタックを設置する際に用いられるスペースS2が設けられている。なお第2ユニット3は、第1ユニット2と同様の構成を有していてもよいし、異なる構成を有していてもよい。
第3ユニット4は、蒸気タービン11、第3発電機12、及び復水器16を有する。蒸気タービン11には、第1ユニット2及び第2ユニット3からの蒸気が導入される。第3発電機12は、蒸気タービン11の駆動力により発電する。第3発電機12は、その内部に軸支されたロータ15を有する。ロータ15は、蒸気タービン11のロータと接続されている。復水器16は、第3発電機12の発電に用いた蒸気を凝縮して復水する。第3ユニット4は、平面視において、蒸気タービン11と第3発電機12とが直線状に並ぶように配置されている。
本実施形態のプラント1では、第1発電機6と第1ガスタービンエンジン5の長手方向(図1中の第2方向)から見て、第1発電機6と第2発電機8とが重なる位置に配置され、第3発電機12と蒸気タービン11の長手方向(図1中の第1方向)から見て、第1ガスタービンエンジン5と第2発電機8との間に、第3発電機12が配置されている。
第1蒸気配管P1と第2蒸気配管P2は、プラント1における主蒸気配管である。第1蒸気配管P1は、第1排熱回収ボイラ7と蒸気タービン11とに接続され、第1排熱回収ボイラ7から蒸気タービン11へ蒸気を流通させる。第1蒸気配管P1の上流端は、第1排熱回収ボイラ7に接続されている。
第2蒸気配管P2は、第2排熱回収ボイラ10と蒸気タービン11とに接続され、第2排熱回収ボイラ10から蒸気タービン11へ蒸気を流通させる。第2蒸気配管P2の上流端部は、第2排熱回収ボイラ10に接続されている。
本実施形態では、第1蒸気配管P1と第2蒸気配管P2の下流端は、共通蒸気配管P3の上流端に接続されている。共通蒸気配管P3の下流端は、蒸気タービン11に接続されている。即ち、第1蒸気配管P1と第2蒸気配管P2は、共通蒸気配管P3を介して蒸気タービン11に接続されている。一例として、蒸気配管P1〜P3のそれぞれの少なくとも一部は、合金鋼からなる。
第1復水配管P4は、復水器16と第1排熱回収ボイラ7とに接続され、復水器16から第1排熱回収ボイラ7へ水を流通させる。第1復水配管P4の上流端は、復水器16に接続され、下流端は、第1排熱回収ボイラ7に接続されている。
第2復水配管P5は、復水器16と第2排熱回収ボイラ10とに接続され、復水器から第2排熱回収ボイラ10へ水を流通させる。第2復水配管P5の上流端は、復水器16に接続され、下流端は、第2排熱回収ボイラ10に接続されている。
第1配管棚20は、第1排熱回収ボイラ7の側面に沿って延びている。本実施形態の第1配管棚20は、第1排熱回収ボイラ7の第2排熱回収ボイラ10側の側面に沿って延びている。
第2配管棚21は、第2排熱回収ボイラ10の側面に沿って延びている。本実施形態の第2配管棚21は、第2排熱回収ボイラ10の第1排熱回収ボイラ7側とは反対側の側面に沿って延びている。第3配管棚22は、第3ユニット4の第1ユニット2側とは反対側に配置されて第1配管棚20と第2配管棚21とに接続されている。
第1バイパス棚23は、第1配管棚20の長手方向途中から第3ユニット4へ向けて延びるように配置されている。第2バイパス棚24は、第2配管棚21の長手方向途中から第3ユニット4へ向けて延びるように配置されている。
第1復水配管P4は、復水器16から出て、第3配管棚22と第1配管棚20とに支持された後、第1排熱回収ボイラ7に接続されている。第2復水配管P5は、復水器16から出て、第3配管棚22と第2配管棚21とに支持された後、第2排熱回収ボイラ10に接続されている。
これに対して第1蒸気配管P1は、蒸気タービン11から出て第1バイパス棚23に支持された後、第1配管棚20の長手方向途中から第1配管棚20に支持されて、第1排熱回収ボイラ7に接続されている。
また第2蒸気配管P2は、蒸気タービン11から出て第2バイパス棚24に支持された後、第2配管棚21の長手方向途中から第2配管棚21に支持されて、第2排熱回収ボイラ10に接続されている。これにより蒸気配管P1〜P3は、復水配管P4,P5に比べてバイパスされている。
一例として本実施形態では、第1蒸気配管P1の長さ寸法が、第1復水配管P4の長さ寸法よりも短く、且つ第2蒸気配管P2の長さ寸法が、第2復水配管P5の長さ寸法よりも短い。なお、共通蒸気配管P3の長さ寸法は、第1復水配管P4と第2復水配管P5との各長さ寸法に比べて十分に短い。バイパス棚23,24の位置は適宜設定可能であるが、例えば蒸気配管P1〜P3の長さ寸法が最短となる位置に設定できる。
プラント1の運転時には、外部より供給される燃料ガスによりガスタービンエンジン5,9が駆動され、その駆動力を伝達されて発電機6,8が発電する。ガスタービンエンジン5,9から排出される高温の排ガスは、所定のタイミングで排熱回収ボイラ7,10に導入される。排熱回収ボイラ7,10では、排ガスが復水配管P4,P5により供給された水と熱交換される。これにより、蒸気が発生すると共に排熱が回収される。
排熱回収ボイラ7,10において発生した蒸気は、蒸気配管P1〜P3を流通して蒸気タービン11に供給される。蒸気タービン11は、供給された蒸気により駆動され、その駆動力により発電機12が発電する。蒸気タービン11から排出された蒸気は、復水器16に導入されて凝縮され、再び復水配管P4,P5を流通して排熱回収ボイラ7,10へ供給される。
ここでプラント1では、平面視において、第1ガスタービンエンジン5と第2発電機8とが第1ガスタービンエンジン5の軸方向に対向し、第1排熱回収ボイラ7と第2排熱回収ボイラ10とが前記軸方向に対向している。一例としてプラント1では、第1発電機6と第1ガスタービンエンジン5との合計長手寸法よりも短い距離をおいて、第1ガスタービンエンジン5と第2発電機8とが前記軸方向に対向している。また平面視において、第1排熱回収ボイラ7及び第2排熱回収ボイラ10の間に、第3ユニット4の少なくとも一部(ここでは第3発電機12)が位置している。
またプラント1では、第1ユニット2、第2ユニット3、及び第3ユニット4が、通路を隔てて配置されている。この通路は、第1通路R1、第2通路R2、第3通路R3、及び周回路R4を含む。
第1通路R1は、第1ガスタービンエンジン5及び第2発電機8の間に設けられている。第2通路R2は、第1排熱回収ボイラ7及び第2排熱回収ボイラ10の間に設けられている。第3通路R3は、第3ユニット4に隣接して設けられている。周回路R4は、第1ユニット2、第2ユニット3、及び第3ユニット4が配置された領域の周縁を囲んでいる。
ここで、第1発電機6が有するロータ13は、周回路R4側から抜き差しできるように配置されている。また第2発電機8が有するロータ14は、第1通路R1側から抜き差しできるように配置されている。また第3発電機12が有するロータ15は、第2通路R2側から抜き差しできるように配置されている。これにより、プラント1が配置された敷地30内において、通路R1,R2及び周回路R4を利用して、各ロータ13〜15の保守点検が容易に行えるようになっている。
また、このように各ロータ13〜15の抜出代のためのスペースを通路R1,R2及び周回路R4と共用したことにより、例えば、ロータ13,14の軸方向における敷地30の幅を狭くでき、敷地30をコンパクト化できる。
以上説明したように、プラント1は、平面視において、ガスタービンエンジン5,9と発電機6,8とが直線状に並ぶように配置され、且つ、発電機6,8に対して排熱回収ボイラ7,10が垂直に延びるように配置された第1ユニット2及び第2ユニット3と、平面視において、蒸気タービン11と第3発電機12とが直線状に並ぶように配置された第3ユニット4とを備える。
また平面視において、第1ガスタービンエンジン5と第2発電機8とが第1ガスタービンエンジン5の軸方向に対向し、第1排熱回収ボイラ7と第2排熱回収ボイラ10とが前記軸方向に対向し、第1排熱回収ボイラ7及び第2排熱回収ボイラ10の間に、第3ユニット4の少なくとも一部が位置している。これと共に、第1ユニット2、第2ユニット3、及び第3ユニット4が、通路を隔てて配置されている。
これにより、第1ユニット2、第2ユニット3、及び第3ユニット4を、敷地30内に適切に配置できる。また、第1ユニット2、第2ユニット3、及び第3ユニット4が、通路を隔てて配置されていることにより、作業用重機やトラック等の車両を各機器に近づけ易くすることができる。また、敷地30内の各ユニット2〜4を回って、各機器を効率よくメンテナンスでき、各機器をメンテナンスして回る作業負担を軽減できる。
また、敷地30内に各ユニット2〜4を集約して配置できるため、例えば、第3ユニットの蒸気タービン11に接続される冷却塔を配置する場合、冷却塔を敷地30の周縁に配置できる。これにより、冷却塔からの水滴飛沫が各ユニット2〜4に掛かりにくくすることができる。
また、このような水滴飛沫の問題が比較的小さい場合、蒸気タービン11と冷却塔とを比較的大口径の冷却水配管により接続する際、冷却塔を蒸気タービン11の近傍に配置することで、配管の長さ寸法を短縮し易くできる。
また、敷地30内に各ユニット2〜4を集約して配置できるため、例えば、各ユニット2〜4を配置した後にプラント1に別途の設備が必要になった場合でも、敷地30内の残余のスペースに該設備を良好に設けることができる。
またプラント1の通路は、第1通路R1、第2通路R2、及び第3通路R3を含む。これにより、第1通路R1、第2通路R2、及び第3通路R3を通じて、作業用重機やトラック等の車両を各機器に更に近づけ易くできると共に、各ユニット2〜4を効率よくメンテナンスできる。
またプラント1の通路は、周回路R4を含み、第1通路R1、第2通路R2、及び第3通路R3が互いに接続され且つ周回路R4から分岐して延びているので、作業用重機やトラック等の車両及び作業者が、周回路R4から第1通路R1、第2通路R2、及び第3通路R3内に容易に入ることができる。よって、各ユニット2〜4を更に効率よくメンテナンスできる。
またプラント1では、第1配管棚20に第1蒸気配管P1が配置され、第2配管棚21に第2蒸気配管P2が配置されている。これにより、各排熱回収ボイラ7,10の側面に沿って、第1蒸気配管P1及び第2蒸気配管P2を配置できるため、第1蒸気配管P1及び第2蒸気配管P2が作業者の往来の障害となるのを防止しながら、作業者が敷地30内の各機器にアクセスし易くできる。
またプラント1では、第1蒸気配管P1と第2蒸気配管P2とのそれぞれの少なくとも一部が、合金鋼からなり、第1蒸気配管P1の長さ寸法が、第1復水配管P4の長さ寸法よりも短く、且つ第2蒸気配管P2の長さ寸法が、第2復水配管P5の長さ寸法よりも短くされている。
これにより、合金鋼からなる蒸気配管P1,P2の長さ寸法を第1復水配管P4及び第2復水配管P5の長さ寸法に比べて短縮できる。このため、蒸気配管P1,P2に係るコストを低減しながら、第1蒸気配管P1及び第2蒸気配管P2を効率よく配置できる。
またプラント1は、第1排熱回収ボイラ7の第1発電機6側とは反対側、及び、第2排熱回収ボイラ10の第2発電機8側とは反対側の少なくとも一方(ここでは両方)に配置されたスペースS1,S2を備える。
これにより、第1排熱回収ボイラ7及び第2排熱回収ボイラ10の設置に際して、このボイラ7,10のいずれか一方にバイパススタックを設ける必要が生じても、該スペースS1,S2を利用して、例えば該ボイラを若干ずらして配置することにより、既存の各機器の配置をできるだけ維持したままバイパススタックを設けることができる。
この場合のバイパススタックの設置方法は限定されないが、例えば、排熱回収ボイラ7,10のガスタービンエンジン5,9側とは反対側の端部の位置をスペースS1,S2内の位置までずらしつつ、ガスタービンエンジン5,9と排熱回収ボイラ7,10との間にバイパススタックを配置することで、主機の位置を大幅に変えることなくバイパススタックを設けることができる。よって、上記したようにメンテナンスに係る作業負担を軽減しながら、バイパススタックの設置工事に係る配置変更箇所を限定且つ低減できる。
またプラント1では、第1配管棚20が排熱回収ボイラ7の側面に沿って延びており、第2配管棚21が排熱回収ボイラ10の側面に沿って延びているため、バイパススタックを設ける必要が生じても、スペースS1,S2を設けることで、配管棚20,21の配置を変更する手間を省くことができる。
またプラント1は、第1発電機6と第1ガスタービンエンジン5の長手方向から見て、第1発電機6と第2発電機8とが重なる位置に配置され、第3発電機12と蒸気タービン11の長手方向から見て、第1ガスタービンエンジン5と第2発電機8との間に、第3発電機12が配置されている。
これにより、例えば、第1ガスタービンエンジン5と第2発電機8との間を通じて第3発電機12からの電気配線を延長し、敷地30の第1ユニット2及び第2ユニット3の第3ユニット4とは反対側の領域に電気関連施設を集約して配置できる。また例えば、敷地30の第1ユニット2及び第2ユニット3の第3ユニット4側の領域に、蒸気配管及び復水配管を集約して配置できる。よって、敷地30内に各電気配線及び各配管を効率よく配置できる。また、各ユニット2〜4は互いに間隔をおいて配置されているため、プラント1の各機器に接続された共通の電気室を、各機器から略均等となる位置に配置し易くすることができ、ケーブルルートを最適化できる。
本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、その構成を変更、追加、又は削除できる。
P1 第1蒸気配管
P2 第2蒸気配管
R1 第1通路
R2 第2通路
R3 第3通路
R4 周回路
S1,S2 スペース
1 コンバインドサイクル発電プラント
2 第1ユニット
3 第2ユニット
4 第3ユニット
5 第1ガスタービンエンジン
6 第1発電機
7 第1排熱回収ボイラ
8 第2ガスタービンエンジン
9 第2発電機
10 第2排熱回収ボイラ
11 蒸気タービン
12 第3発電機
20 第1配管棚
21 第2配管棚
22 第3配管棚

Claims (7)

  1. 第1ガスタービンエンジン、前記第1ガスタービンエンジンの駆動力により発電する第1発電機、及び前記第1ガスタービンエンジンからの排熱を回収する第1排熱回収ボイラを有し、平面視において、前記第1ガスタービンエンジンと前記第1発電機とが直線状に並ぶように配置され、且つ、前記第1発電機に対して前記第1排熱回収ボイラが垂直に延びるように配置された第1ユニットと、
    第2ガスタービンエンジン、前記第2ガスタービンエンジンの駆動力により発電する第2発電機、及び前記第2ガスタービンエンジンからの排熱を回収する第2排熱回収ボイラを有し、平面視において、前記第2ガスタービンエンジンと前記第2発電機とが直線状に並ぶように配置され、且つ、前記第2発電機に対して前記第2排熱回収ボイラが垂直に延びるように配置された第2ユニットと、
    前記第1ユニット及び前記第2ユニットからの蒸気が導入される蒸気タービンと、前記蒸気タービンの駆動力により発電する第3発電機とを有し、平面視において、前記蒸気タービンと前記第3発電機とが直線状に並ぶように配置された第3ユニットとを備え、
    平面視において、前記第1ガスタービンエンジンと前記第2発電機とが前記第1ガスタービンエンジンの軸方向に対向し、前記第1排熱回収ボイラと前記第2排熱回収ボイラとが前記軸方向に対向し、前記第1排熱回収ボイラ及び前記第2排熱回収ボイラの間に、前記第3ユニットの少なくとも一部が位置すると共に、前記第1ユニット、前記第2ユニット、及び前記第3ユニットが、通路を隔てて配置されている、コンバインドサイクル発電プラント。
  2. 前記通路は、
    前記第1ガスタービンエンジン及び前記第2発電機の間に設けられた第1通路と、
    前記第1排熱回収ボイラ及び前記第2排熱回収ボイラの間に設けられた第2通路と、
    前記第3ユニットに隣接して設けられた第3通路とを含む、請求項1に記載のコンバインドサイクル発電プラント。
  3. 前記通路は、前記第1ユニット、前記第2ユニット、及び前記第3ユニットが配置された領域の周縁を囲む周回路を更に含み、
    前記第1通路、前記第2通路、及び前記第3通路が互いに接続され且つ前記周回路から分岐して延びている、請求項2に記載のコンバインドサイクル発電プラント。
  4. 前記第1排熱回収ボイラの側部に沿って延びる第1配管棚と、
    前記第2排熱回収ボイラの側部に沿って延びる第2配管棚と、
    前記第1排熱回収ボイラと前記蒸気タービンとに接続され、前記第1排熱回収ボイラから前記蒸気タービンへ蒸気を流通させる第1蒸気配管と、
    前記第2排熱回収ボイラと前記蒸気タービンとに接続され、前記第2排熱回収ボイラから前記蒸気タービンへ蒸気を流通させる第2蒸気配管とを更に備え、
    前記第1配管棚に前記第1蒸気配管が配置され、前記第2配管棚に前記第2蒸気配管が配置されている、請求項1〜3のいずれか1項に記載のコンバインドサイクル発電プラント。
  5. 前記蒸気タービンを通過した蒸気を凝縮させる復水器と、
    前記復水器から前記第1排熱回収ボイラへ水を流通させる第1復水配管と、
    前記復水器から前記第2排熱回収ボイラへ水を流通させる第2復水配管と、を更に備え、
    前記第1蒸気配管と前記第2蒸気配管とのそれぞれの少なくとも一部が、合金鋼からなり、
    前記第1蒸気配管の長さ寸法が、前記第1復水配管の長さ寸法よりも短く、且つ前記第2蒸気配管の長さ寸法が、前記第2復水配管の長さ寸法よりも短い、請求項4に記載のコンバインドサイクル発電プラント。
  6. 前記第1排熱回収ボイラの前記第1発電機側とは反対側、及び、前記第2排熱回収ボイラの前記第2発電機側とは反対側の少なくとも一方に配置されたスペースを更に備える、請求項1〜5のいずれか1項に記載のコンバインドサイクル発電プラント。
  7. 前記第1発電機と前記第1ガスタービンエンジンの長手方向から見て、前記第1発電機と前記第2発電機とが重なる位置に配置され、
    前記第3発電機と前記蒸気タービンの長手方向から見て、前記第1ガスタービンエンジンと前記第2発電機との間に、前記第3発電機が配置されている、請求項1〜6のいずれか1項に記載のコンバインドサイクル発電プラント。
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