JP2020019119A - ベースマシン - Google Patents

ベースマシン Download PDF

Info

Publication number
JP2020019119A
JP2020019119A JP2018146454A JP2018146454A JP2020019119A JP 2020019119 A JP2020019119 A JP 2020019119A JP 2018146454 A JP2018146454 A JP 2018146454A JP 2018146454 A JP2018146454 A JP 2018146454A JP 2020019119 A JP2020019119 A JP 2020019119A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rail
housing
groove
linear motor
grooves
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2018146454A
Other languages
English (en)
Inventor
勇一 竹村
Yuichi Takemura
勇一 竹村
拓也 野溝
Takuya Nomizo
拓也 野溝
美貴 矢澤
Miki Yazawa
美貴 矢澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TENRYU SEIKI KK
Original Assignee
TENRYU SEIKI KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TENRYU SEIKI KK filed Critical TENRYU SEIKI KK
Priority to JP2018146454A priority Critical patent/JP2020019119A/ja
Publication of JP2020019119A publication Critical patent/JP2020019119A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Feeding Of Workpieces (AREA)
  • Multi-Process Working Machines And Systems (AREA)
  • Machine Tool Units (AREA)
  • Linear Motors (AREA)

Abstract

【課題】生産機器の取り付け及び取り外し作業が簡易にできるとともに、生産機器の仕様変更、生産機器の順序の入れ換え、生産機器の配置間隔の変更等、生産機器の様々な配置の組み合わせに対応可能なベースマシンを提供する。【解決手段】リニアモータの第1レール21を有する第1筐体11と、リニアモータの第2レール22を有する第2筐体12とを備え、第1レール21と第2レール22とが連結した軌道上を走行動作するワーク搬送用のパレット5と、パレット2の走行動作を制御するコントローラ7とを備え、第1筐体11における第1レール21よりも設置面側の位置と、第2筐体12における第2レール22よりも設置面側の位置とに、複数の溝部8aがそれぞれ所定間隔で配設されており、パレット2に保持されたワークを加工又は検査する複数の生産機器80a、80b、80cが溝部8aにそれぞれ取付け固定可能な構成である。【選択図】図1

Description

本発明は、ベースマシンに関する。
電子機器の変種変量生産に対応すべく、生産品種の切換え情報や生産数量の増減情報等の各種情報に基づいて、製造現場では、電子部品の基板実装ラインや実装基板の検査ライン等の生産ラインの構築又は再構築が行われる。
従来、平面視長方形に延びる基台と、基台の上に設けられる一対のリニア駆動部と、各リニア駆動部によって駆動される可動子としてのスライダとを備え、スライダを一方(往動側)のリニア駆動部の下流端から他方(復動側)のリニア駆動部の上流端へ循環させる第1の循環装置と、他方のリニア駆動部の下流端から一方のリニア駆動部の上流端へ循環させる第2の循環装置とが設けられている構成の搬送装置が提案されている(特許文献1:特許第5826599号公報)。
特許第5826599号公報
生産ラインを構築又は再構築する場合、電子部品の基板実装機器や実装基板の検査機器等の生産機器を配置して基台に固定する必要がある。生産機器を仕様の異なる機器に変更する場合、生産機器の順序を入れ換える場合、生産機器の配置間隔を変更させる場合等、様々な配置の組み合わせがある。
しかし、特許文献1は、リニアモータの解体作業や連結作業の作業効率の改善を課題としており、生産機器を再配置して基台に固定することについては言及していない。例えば、生産機器を基台に固定する取付け穴を予め設けておくことも考えられるが、多数の取付け穴を基台に予め設けておくことは合理的ではないため実現性に乏しい。一例として、携帯情報端末等の電子機器においては、特に、需要の見通しが予測し難くなっており、生産品種の切換え情報や生産数量の増減情報等の各種情報に基づいて、早急に生産機器の配置を見直して生産ラインを構築又は再構築する必要があり、そのためには一時的に多大な労力が必要となる。
本発明は、上記事情に鑑みてなされ、生産機器の取り付け及び取り外し作業が簡易にできるとともに、生産機器の仕様変更、生産機器の順序の入れ換え、生産機器の配置間隔の変更等、生産機器の様々な配置の組み合わせに対応可能なベースマシンを提供する。
一実施形態として、以下に開示するような解決手段により、前記課題を解決する。
本発明のベースマシンは、リニアモータの第1レールを有する第1筐体と、リニアモータの第2レールを有する第2筐体と、前記第1レールと前記第2レールとが連結された軌道上を走行動作するワーク搬送用のパレットと、前記パレットの走行動作を制御するコントローラとを備え、前記第1筐体における前記第1レールよりも設置面側の位置と、前記第2筐体における前記第2レールよりも設置面側の位置とに、複数の溝部がそれぞれ所定間隔で配設されており、前記パレットに保持されたワークを加工又は検査する複数の生産機器が前記溝部にそれぞれ取付け固定可能な構成であることを特徴とする。
この構成によれば、第1筐体と第2筐体とに配設された溝部によって、生産機器の取り付け及び取り外し作業が簡易にできるとともに、生産機器の仕様変更、生産機器の順序の入れ換え、生産機器の配置間隔の変更等、生産機器の様々な配置の組み合わせに対応できる。
前記溝部は複数の第1溝部と複数の第2溝部とを有し、前記第1筐体は前記第1溝部が前記第1レールと交差する方向にそれぞれ所定間隔で配設されており、前記第2溝部が前記第1溝部の両端を挟んで固定する構成であり、前記第2筐体は前記第1溝部が前記第2レールと交差する方向にそれぞれ所定間隔で配設されており、前記第2溝部が前記第1溝部の両端を挟んで固定する構成であることが好ましい。この構成によれば、複数の第1溝部を同時に固定することができ、尚且つ、複数の第1溝部と直交配置された複数の第2溝部とによって、複数の生産機器を直交配置させた状態で、取り付け及び取り外し作業が簡易にできる。
例えば、前記溝部は複数の第1溝部と複数の第2溝部と複数の第3溝部とを有し、前記第1筐体は前記第1溝部が前記第1レールと交差する方向にそれぞれ所定間隔で配設されており、前記第2溝部が前記第1溝部の前後方向の両端を挟んで固定する構成であり、前記第3溝部が前記第2溝部の左右方向の両端を挟んで固定する構成である、としてもよい。第2筐体についても同様である。この構成によれば、複数の第1溝部を前後左右いずれの方向においても位置ずれしないように固定できる。
前記溝部はT溝を有し、前記T溝に内蔵されたナットと、前記生産機器に挿通されたボルトとが締結する構成であることが好ましい。この構成によれば、例えば、生産機器に形成されている取り付固定用の貫通穴にボルトを通し、溝部に内蔵されているナットと締結することで、生産機器を溝部に簡便に連結固定できる。
前記第1レールの端部に配設されている凸部又は凹部と、前記第2レールの端部に形成されている凹部又は凸部とが嵌め合わされて連結される構成であることが好ましい。この構成によれば、凸部と凹部との嵌め合いによって、第1筐体と第2筐体との連結作業、及び第1レールと第2レールの連結作業の両方を同時かつ簡便にできる。
前記第1筐体は前記第1レールと交差する方向に第1往復部が配設されており、前記第1往復部はリニアモータの第3レールと第1駆動部とを有し、前記第3レールは前記第1駆動部によって前記第1レールの一端側に近接又は離隔する構成であり、前記第2筐体は前記第2レールと交差する方向に第2往復部が配設されており、前記第2往復部はリニアモータの第4レールと第2駆動部とを有し、前記第4レールは前記第2駆動部によって前記第2レールの一端側に近接又は離隔する構成であることが好ましい。この構成によれば、パレットを第1レールに受け渡しすることができる。また、パレットを第2レールに受け渡しすることができる。
前記第1筐体は前記第1レールと平行にリニアモータの第5レールが配設されており、前記第3レールは前記第1レールの一端側と前記第5レールの一端側とを往復動する構成であり、前記第2筐体は前記第2レールと平行にリニアモータの第6レールが配設されており、前記第4レールは前記第2レールの一端側と前記第6レールの一端側とを往復動する構成であることが好ましい。この構成によれば、パレットを第1レールと第5レールとで受け渡しすることができる。また、パレットを第2レールと第6レールとで受け渡しすることができる。
例えば、前記第1レール、前記第2レール、前記第3レール、前記第4レール、前記第5レール及び前記第6レールは、それぞれの上面が同じ高さに配設されており、前記第1レールと前記第2レールとが連結されるとともに前記第5レールと前記第6レールとが連結された軌道上を前記パレットが循環動作する構成である。この構成によれば、第1レールと第2レールとが連結された軌道上と、第5レールと第6レールとが連結された軌道上の両方で複数のパレットを往復動させることができる。
第1筐体と第2筐体とが直結する場合には、第1レール、第2レール、第3レール、第4レール、第5レール及び第6レールによってリニアモータ軌道が形成される。第1筐体と第2筐体とが同一の場合には、第1筐体を2つ組み合わせた最小の構成でリニアモータ軌道が形成される。第1筐体と第2筐体とを第3筐体を介して連結する場合には、リニアモータのレール軌道を延長することができ、多数の生産機器の取り付け及び取り外しが可能となる。第3筐体は、例えば、第1筐体から第1往復部を取り外した状態のものと同じ構成にできる。
本発明のベースマシンによれば、第1筐体と第2筐体とに配設された溝部によって、生産機器の取り付け及び取り外し作業が簡易にできるとともに、生産機器の仕様変更、生産機器の順序の入れ換え、生産機器の配置間隔の変更等、生産機器の様々な配置の組み合わせに対応できる。したがって、生産ラインを再構築する作業が従来よりも短時間で円滑にできるとともに、従来の搬送装置よりも生産ライン編成の組み合わせの自由度が高い構成となる。
図1は本発明の実施形態のベースマシンを示す概略の斜視図である。 図2は図1の一点鎖線で囲んだエリアIIにおける正面視での概略の断面図である。 図3は本実施形態のベースマシンを示す概略の平面図である。 図4Aは本実施形態に係る第1筐体から第1往復部を取り外した状態を示す概略の平面図であり、図4Bは図4Aの正面図である。 図5Aは本実施形態に係る第2筐体から第2往復部を取り外した状態を示す概略の平面図であり、図5Bは図5Aの正面図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態について詳しく説明する。ベースマシン1は、一例として、電子機器等の製造ラインで用いられる。図1は本実施形態のベースマシン1の例を示す概略の斜視図であり、リニアモータの第1レール21を有する第1筐体11と、リニアモータの第2レール22を有する第2筐体と、第1レール21と第2レール22とが連結された軌道上を走行動作するワーク搬送用のパレット2と、パレット2の走行動作を制御するコントローラ3とを備える。なお、実施形態を説明するための全図において、同一の機能を有する部材には同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する場合がある。
ここで、ベースマシン1の各部の位置関係を説明し易くするため、図中に上、下、前、後、右、左の矢印で向きを示している。前と後、及び、左と右は相対的な位置関係を示しており、前と後、左と右は互いに逆の場合を含む。
図4Aと図4Bに示すように、第1筐体11は四角枠の箱形状となっており、第1筐体11の上面側に、第1レール21と平行にリニアモータの第5レール25が配設されている。同様に、図5Aと図5Bに示すように、第2筐体12は四角枠の箱形状となっており、第2筐体12の上面側に、第2レール22と平行にリニアモータの第6レール26が配設されている。一例として、第1レール21と第5レール25とは同一の構成品である。一例として、第2レール22と第6レール26は同一の構成品である。一例として、第2レール22は第1レール21の2倍の長さである。
図1と図3に示すように、第1筐体11の左側には、第1レール21と交差する方向に第1往復部31が配設されている。第1往復部31はリニアモータの第3レール23と第1駆動部41とを有し、第3レール23は第1駆動部41によって第1レール21の一端側(左側)に近接又は離隔する構成である。同様に、第2筐体12の右側には、第2レール22と交差する方向に第2往復部32が配設されている。第2往復部32はリニアモータの第4レール24と第2駆動部32とを有し、第4レール24は第2駆動部42によって第2レール22の一端側(右側)に近接又は離隔する構成である。前記交差する方向は、一例として、直交する方向である。第1駆動部41と第2駆動部42は、一例として、トラバース機構である。一例として、第1往復部31と第2往復部32は同一の構成品である。
図4Aと図4Bに示すように、第1筐体11は、第1レール21の一端側(左側)と反対側(右側)の位置に凸部51a,51bが配設されている。図5Aと図5Bに示すように、第2レール22の一端側(右側)と反対側(左側)の位置に凹部52a,52bが形成されている。そして、凸部51aと凹部52aとが嵌め合わされて連結され、同時に、凸部51bと凹部52bとが嵌め合わされて連結される構成である。
本実施形態は、第1筐体11に第2筐体12を横付けすると、第1レール21と第2レール22とが直線状に連結されるとともに、第5レール25と第6レール26とが直線状に連結される。パレット2は、ワーク90を載置した状態やワーク90を取り付けた状態等の保持された状態で、リニアモータ軌道上を走行動作する。また本実施形態は、第1レール21、第2レール22、第3レール23、第4レール24、第5レール25及び第6レール26は、それぞれの上面が同じ高さに配設されている。そして、第3レール23は、第1レール21又は第5レール25に近接してパレット2を受け渡しする構成であり、また、第4レール24は、第2レール22又は第6レール26に近接してパレット2を受け渡しする構成である。
本実施形態によれば、パレット2を循環動作させることができる。そして、第1レール21と第2レール22とが連結された軌道上と、第5レール25と第6レール26とが連結された軌道上の両方で複数のパレット2を往復動させることができる。
第1筐体11と第2筐体12とが直結する場合には、第1レール21、第2レール22、第3レール23、第4レール24、第5レール25及び第6レール26によってリニアモータ軌道が形成される。第1筐体11と第2筐体12とが同一の場合には、第1筐体11を2つ組み合わせた最小の構成でリニアモータ軌道が形成される。第1筐体11と第2筐体12とを第3筐体を介して連結する場合には、リニアモータのレール軌道を延長することができ、多数の生産機器の取り付け及び取り外しが可能となる。第3筐体は、例えば、図4Aと図4Bに示すように、第1筐体11から第1往復部を取り外した状態のものと同じ構成にできる。
本実施形態は、第1筐体11と第2筐体12とは、それぞれ複数のキャスタ71及びストッパ72が設置面E1側に近接配置されている。この構成によって、第1筐体11と第2筐体12との生産ラインにおける移動が容易となり、また、編成後の生産ラインの所定位置に位置固定させることが容易となる。
ここで、リニアモータを構成する第1レール21、第2レール22、第3レール23、第4レール24、第5レール25、第6レール26及びバレット2と、コントローラ3とは、市販品のモジュールが適用できる。または、カスタム仕様とする場合がある。
本実施形態は、第1筐体11における第1レール21よりも設置面E1側の位置に、複数の溝部4aが、第1レール21と交差する方向に、所定間隔で配設されている。同様に、第2筐体12における第2レール22よりも設置面E1側の位置に、複数の溝部4aが、第2レール22と交差する方向に、所定間隔で配設されている。そして、パレット2におけるワーク90を加工又は検査する複数の生産機器70a,70b,70cが溝部4aにそれぞれ取付け固定可能な構成となっている。前記交差する方向は、一例として、直交する方向である。生産機器は、一例として、はんだ付け機70a、レーザ加工機70b、検査機70cである。本実施形態は、この例に限定されず、1台以上の生産機器の取り付け及び取り外しが可能な構成であればよい。
図2は、本実施形態における溝部締結構造の例を示す概略の部分断面図である。図2に示すように、溝部4aは、T溝を有し、T溝にナット61が内蔵されている。生産機器70aは、一例として、右側と左側とに貫通穴71aが形成されている。図2の例では、貫通穴71a挿通されたボルト62とナット61とを螺合させ、ボルト62に取り付けられた座金63(又はワッシャ)が生産機器70aに当接した状態でボルト62に所定トルクを加えてボルト62とナット61とを締結する。ナット61は、既知の六角ナットが適用でき、例えば、溝部4aの側面開口側からナット61を入れて所定位置に配設する。または、ナット61は、菱形ナットが適用でき、例えば、溝部4aの上面開口側からナット61を入れて所定位置に配設する。
溝部4aは、一例として、アルミニウムやステンレス等の硬質金属材を引き抜き加工、又は挽物加工によって形成される。この構成によれば、複数の溝部4aのそれぞれの上面を同じ高さに配設することが容易となり、位置精度が高くなる。上記以外の構成として、溝部4aは、アルミニウムやステンレス等の硬質金属の板材をプレス加工したものや、その他既知の機械加工によって形成される。
そして、図4Aの例では、前記溝部は複数の第1溝部4aと複数の第2溝部4bと複数の第3溝部4cとを有し、第1筐体11は第1溝部4aが第1レール21と交差する方向にそれぞれ所定間隔で配設されており、第2溝部4bが第1溝部4aの前後方向の両端を挟んで固定する構成であり、第3溝部4cが第2溝部4bの左右方向の両端を挟んで固定する構成である。また、図5Aの例では、前記溝部は複数の第1溝部4aと複数の第2溝部4bと複数の第3溝部4cとを有し、第2筐体12は第1溝部4aが第1レール21と交差する方向にそれぞれ所定間隔で配設されており、第2溝部4bが第1溝部4aの前後方向の両端を挟んで固定する構成であり、第3溝部4cが第2溝部4bの左右方向の両端を挟んで固定する構成である。前記交差する方向は、一例として、直交する方向である。この構成によれば、複数の第1溝部4aを前後左右いずれの方向においても位置ずれしないように同時に固定できる。尚且つ、複数の第1溝部4aと直交配置された複数の第2溝部4bとによって、一例として、複数の生産機器70a,70b,70cの幾つかを直交配置させた状態で、取り付け及び取り外し作業が簡易にできる。または、複数の第1溝部4aと直交配置された複数の第3溝部4cとによって、一例として、複数の生産機器70a,70b,70cの幾つかを直交配置させた状態で、取り付け及び取り外し作業が簡易にできる。そのうえ、複数の第1溝部4a、複数の第2溝部4b、及び複数の第3溝部4cによって、堅牢なフレーム構造の第1筐体11、及び第2筐体12となる。
つまり、複数の第2溝部4bが、第1レール21並びに第2レール22と平行な方向に、所定間隔で配設されている。同様に、複数の第3溝部4cが、第1レール21並びに第2レール22と直交する方向に、所定間隔で配設されている。そして、上述の例と同様に、パレット2におけるワーク90を加工又は検査する複数の生産機器70a,70b,70cが第1溝部4a、第2溝部4b、第3溝部4cのいずれにもそれぞれ取付け固定可能な構成となっている。
本実施形態によれば、生産機器の取り付け及び取り外し作業が簡易にできるとともに、生産機器の仕様変更、生産機器の順序の入れ換え、生産機器の配置間隔の変更等、生産機器の様々な配置の組み合わせに対応できる。したがって、生産ラインを再構築する作業が従来よりも短時間で円滑にできるとともに、従来の搬送装置よりも生産ライン編成の組み合わせの自由度が高い構成となる。
ワーク90は、一例として、配線基板、半導体基板、電子部品の実装基板、電子部品、小型電子機器、コネクタ、自動車用部品、その他既知の電子部品等が挙げられる。
コントローラ3は、一例として、パレット2の起動、停止、所定ストロークでの移動、前進、後退、循環、その他既知の走行動作を制御する構成である。
本実施形態は、第1筐体11と第2筐体12とはそれぞれ中空の枠体となっており、それぞれ正面側(又は背面側)に扉40a,40b,40cが配設されている。この構成によれば、一例として第1筐体11の扉40aや、第2筐体12の扉40b,40cを開けて、生産機器と生産機器との信号接続や、各生産機器それぞれの電源接続配線等の接続を簡便にできる。
本発明は、以上説明した実施例に限定されることなく、本発明を逸脱しない範囲において種々変更が可能である。例えば、上述の実施形態では、第1溝部4a、第2溝部4b、第3溝部4cは、いずれも断面視でT溝となっているが、この例に限られず、断面視でストレート形状の溝とする場合があり、また、断面視でT溝と、断面視でストレート形状の溝とを使い分ける場合もある。例えば、上述の実施形態では、ボルト62とナット61とを締結する締結構造となっているが、この例に限られず、フック等の係止具によって締結する締結構造とすることも可能である。
1 ベースマシン
2 パレット
3 コントローラ
4a 溝部(第1溝部)
4b 溝部(第2溝部)
4c 溝部(第3溝部)
11 第1筐体
12 第2筐体
21 第1レール
22 第2レール
23 第3レール
24 第4レール
25 第5レール
26 第6レール
31 第1往復部
32 第2往復部
41 第1駆動部
42 第2駆動部
51a、51b 凸部
52a、52b 凹部
61 ナット
62 ボルト
63 座金
70a、70b、70c 扉
71 キャスタ
72 ストッパ
80a、80b、80c 生産機器
90 ワーク(基板)
E1 設置面

Claims (5)

  1. リニアモータの第1レールを有する第1筐体と、リニアモータの第2レールを有する第2筐体と、前記第1レールと前記第2レールとが連結された軌道上を走行動作するワーク搬送用のパレットと、前記パレットの走行動作を制御するコントローラとを備え、
    前記第1筐体における前記第1レールよりも設置面側の位置と、前記第2筐体における前記第2レールよりも設置面側の位置とに、複数の溝部がそれぞれ所定間隔で配設されており、
    前記パレットに保持されたワークを加工又は検査する複数の生産機器が前記溝部にそれぞれ取付け固定可能な構成であること
    を特徴とするベースマシン。
  2. 前記溝部は複数の第1溝部と複数の第2溝部とを有し、
    前記第1筐体は前記第1溝部が前記第1レールと交差する方向にそれぞれ所定間隔で配設されており、前記第2溝部が前記第1溝部の両端を挟んで固定する構成であり、
    前記第2筐体は前記第1溝部が前記第2レールと交差する方向にそれぞれ所定間隔で配設されており、前記第2溝部が前記第1溝部の両端を挟んで固定する構成であること
    を特徴とする請求項1記載のベースマシン。
  3. 前記溝部はT溝を有し、前記T溝に内蔵されたナットと、前記生産機器に挿通されたボルトとが締結する構成であること
    を特徴とする請求項1または2記載のベースマシン。
  4. 前記第1レールの端部に配設されている凸部又は凹部と、前記第2レールの端部に形成されている凹部又は凸部とが嵌め合わされて連結される構成であること
    を特徴とする請求項1〜3のいずれか一項記載のベースマシン。
  5. 前記第1筐体は前記第1レールと交差する方向に第1往復部が配設されており、前記第1往復部はリニアモータの第3レールと第1駆動部とを有し、前記第3レールは前記第1駆動部によって前記第1レールの一端側に近接又は離隔する構成であり、
    前記第2筐体は前記第2レールと交差する方向に第2往復部が配設されており、前記第2往復部はリニアモータの第4レールと第2駆動部とを有し、前記第4レールは前記第2駆動部によって前記第2レールの一端側に近接又は離隔する構成であり、
    前記第1筐体は前記第1レールと平行にリニアモータの第5レールが配設されており、
    前記第3レールは前記第1レールの一端側と前記第5レールの一端側とを往復動する構成であり、
    前記第2筐体は前記第2レールと平行にリニアモータの第6レールが配設されており、
    前記第4レールは前記第2レールの一端側と前記第6レールの一端側とを往復動する構成であること
    を特徴とする請求項1〜4のいずれか一項記載のベースマシン。
JP2018146454A 2018-08-03 2018-08-03 ベースマシン Pending JP2020019119A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018146454A JP2020019119A (ja) 2018-08-03 2018-08-03 ベースマシン

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018146454A JP2020019119A (ja) 2018-08-03 2018-08-03 ベースマシン

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2020019119A true JP2020019119A (ja) 2020-02-06

Family

ID=69587882

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018146454A Pending JP2020019119A (ja) 2018-08-03 2018-08-03 ベースマシン

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2020019119A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2021234834A1 (ja) * 2020-05-20 2021-11-25 Dmg森精機株式会社 パレット供給装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2021234834A1 (ja) * 2020-05-20 2021-11-25 Dmg森精機株式会社 パレット供給装置
JP7467618B2 (ja) 2020-05-20 2024-04-15 Dmg森精機株式会社 パレット供給装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN1028782C (zh) 轨道跟随运输系统的特别是磁浮铁路的轨道支承结构
KR100965098B1 (ko) 다차종 패널 세팅용 로봇 행거
TWI383467B (zh) Stage device
JP5686400B2 (ja) パレット搬送装置
JP4138016B2 (ja) プリント基板に電気的構造部品を装着する装置
JP2004142041A (ja) 工作機械の外装カバー
JP2020019119A (ja) ベースマシン
CN108747426B (zh) 一种共定子大行程跨尺度三自由度并联运动平台
JP6452803B2 (ja) 別置式制御盤の搬送用治具
JP2019025676A (ja) 金型の組立方法
CN108974082B (zh) 电梯曳引机的搬运台车及其搬运方法
CN211162450U (zh) 一种大幅面激光切割机用的工作台
US20190061084A1 (en) Indexer for operating workpieces
JPH11216633A (ja) リニアモータ駆動式工作機械
KR100494902B1 (ko) 로봇 행거 장치
KR200428539Y1 (ko) 셔틀로보트의 이송레일 구조
JP3665673B2 (ja) パレットプール式機械加工装置
CN219583056U (zh) 一种多轴钻孔机
CN211759820U (zh) 一种加工中心的工作台
KR102248099B1 (ko) 통합 제어 및 개별 제어가 가능한 라인센터 구조
WO2023162030A1 (ja) スライド部材およびスライド部材の製造方法並びに部品実装機
CN219806201U (zh) 一种多轴钻孔机
CN218612263U (zh) 一种激光双头加工装置
TWI776172B (zh) 小型龍門天橋式加工機
CN106378787A (zh) 一种柔性加工系统及加工方法