JP2020018742A - 血圧監視装置、人工透析装置、血圧監視方法、およびプログラム - Google Patents
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Abstract
Description
長い期間の監視が必要になると、この血圧変化検出方法では手間や人手がかかりすぎる。そこで、例えば、計測器などを用いて、血圧の変化の監視を行う技術なども提案されている(下記特許文献1参照)。
しかしながら、レーザー血流計は、その機構が複雑であるという問題があった。
本発明は、より簡単な構成により、血圧変化を監視する技術等を提供することを目的とする。
さらに、前記血圧変化検出部により血圧の変化を検出すると、血圧計を自動的に動作させる指示を行う血圧計自動動作開始指示部を有するようにすると良い。
前記記憶部に記憶された前記対応関係を、随時更新することが好ましい。
前記脈波検出部は、反射型光センサのセンシング信号により脈波を検出することが好ましい。
心拍数上昇に伴う透析実施中に起こる血圧低下を検出できる。そして、血圧計を自動的に動作させてモニタリングすることができる。
本発明は、上記に記載の血圧変化検出方法をコンピュータに実行させるためのプログラムであっても良く、当該プログラムを記憶するコンピュータ読み取り可能な記憶媒体であっても良い。
さらに、以下の実施の形態においては、人工透析を行っている場合の血圧低下を検出する例について説明するが、本発明は、このような人工透析時における血圧低下の検出に限定されるものではないことは言うまでもない。例えば、輸血を伴う手術を含む多くの手術や出産等、健康診断等、入院時等や臨床だけではなく研究における血圧の変化のモニタリングに利用可能である。
人工透析器Bは、老廃物を含んだ血液中に抗凝固剤25を注入しながら動脈側の血液から、チューブL1により透析液供給装置15から供給される透析液を含むダイアライザー11により老廃物を取り除き(脱血)、透析液17と廃液21とに分離し、透析液17のみを静脈側のチューブL2により静脈側に返血する。加えて、本実施の形態においては、被験者Hの例えば橈骨に末梢脈波測定用の反射型光センサ1が取り付けられている。
さらに、カフ法による血圧計101を備えている。
尚、脈波血圧計装置(制御部)5は、後述するように、本実施の形態による血圧低下検出処理を行うための装置の制御を行う。尚、CN11,1,2,12,13,14はコネクタである。
以下に、本実施の形態による血圧低下検出技術について、図2の脈波血圧計装置(制御部)5およびその制御のための処理の流れを中心にしてより具体的に説明する。
血圧を単純な計算式で示すと以下の通りである。
「血圧=心拍出量×末梢血管抵抗」
この計算式から、心拍数が大きくなると血圧は上昇することになる。大幅な心拍数上昇により、ポンプとしての心臓の動き(心筋収縮力)が小さくなることで血圧が低下する。また、血管拡張剤の投与は血管床の面積を広げることになるため、末梢血管抵抗が下がり、血圧が低下する。
従って、末梢脈波測定用の反射型光センサ1などの光センサにより血圧の低下などを含めた血圧の変化を検出することができる。
尚、血圧の変動が少なく安定している場合には、その旨を知ることができる。
従って、例えば、人工透析の開始前の脈波や内部算出している値に関して、人工透析中に大きな変化(被験者Hの血圧低下、或いは、人工透析装置から出た血液が人工透析装置に戻ってきていない現象)などを検出できるもの(例えば部品又は機器)で、人工透析装置に例えば内蔵されているカフ式の血圧計101を自動的に稼働させること、医療従事者に異常を知らせること、などの機能を持たせることができる。
以下に、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
まず、本発明の第1の実施の形態による血圧低下検出装置の制御技術について詳細に説明する。
図3Aは、本実施の形態による血圧低下検出装置において用いられる脈波血圧計装置(制御部)5の一構成例を示す図である。図5は、制御部における制御処理の流れの一例を示すフローチャート図である。
尚、脈波と血圧との対応付けを行う脈波−血圧対応付け処理部5−4は、血圧低下検出装置とは別途設けておき、その対応関係を参照用メモリ5−5に記憶させておいても良い。
次いで、ステップS2において、末梢脈波測定用センサ信号取得部5−1が取得したセンサ信号値から、実際の血圧に変化することができる参照用メモリ5−5を参照して、実際の血圧値を求め、血圧の変化(この例では血圧の所定のしきい値以上の低下)を検出すると(Yes)、ステップS3に進み、内蔵血圧計自動動作開始指示部5−3が、内蔵血圧計の動作開始を指示する。これにより、実際の内蔵血圧計による血圧を求めることができる。一方、ステップS2において、Noの場合には、ステップS1に戻り、末梢脈波測定用センサ信号取得部5−1が取得したセンサ信号値による監視を継続する。
図4Aに示すように、血管拡張に伴う血圧低下を光電式パルスチェッカが示した最低血圧値DIA(PW)で検知することができることがわかる。
図4A、図4Bのいずれも縦軸は血圧(mmHg)、横軸は時間(hr)である。
観血式血圧測定は、イヌの大腿動脈に血圧測定用カテーテルを留置し動脈圧を生体情報モニタ(医療機器)でモニタリングし、光電式パルスチェッカのセンサはイヌの舌に装着し、適宜、観血式血圧値で校正を行った。
次に、本発明の第2の実施の形態による血圧低下検出装置の制御技術について詳細に説明する。図3Bは、本実施の形態による血圧低下検出装置において用いられる脈波血圧計装置(制御部)5の一構成例を示す図である。図6は、制御部における制御処理の流れの一例を示すフローチャート図である。
血圧の低下を報知する血圧低下報知部5−3aを設け、血圧低下時にそれを作動させることで、例えば医師や看護師などの医療従事者に対して、被験者の血圧が低下していることを知らせることができ、医療従事者に血圧が低下した被験者に対して適切な対応を取るように促すことができる。
次に、本発明の第3の実施の形態による血圧低下検出装置の制御技術について詳細に説明する。図3Cは、本実施の形態による血圧低下検出装置において用いられる脈波血圧計装置(制御部)5の一構成例を示す図である。図7は、制御部における制御処理の流れの一例を示すフローチャート図である。
透析装置から正常に体内に血液が戻っている場合と、戻っていない場合では、指尖に装着した光センサが検出する脈波に違い(変化)が起きる。人工透析装置は基本的に一定の動きをするため、この変化を捉えることが監視につながる。
さらに、脈波の非検出を報知する脈波非検出報知部(報知部)を5−3bを設け、ステップS3bで、脈波非検出時にそれを作動させることで、例えば医師や看護師などの医療従事者に対して、人工透析器において血液が正常に戻らない(正常に循環されていない)ことを知らせることができる。従って、医療従事者に適切な対応を取るように促すことができる。
図8は、脈波と血圧との対応付けを行う脈波−血圧対応付け処理部5−4の処理例を示すフローチャート図である。
処理が開始され(Start)、ステップS11において末梢脈波を測定し、ステップS12において、血圧をカフ血圧計等により血圧を測定する。
ステップS13において、ステップS11において測定した脈波信号とステップS13において測定した血圧値とを対応付ける。
次いで、ステップS14において、ステップS13における対応関係を参照用メモリ5−5等に記憶する。
本実施の形態によれば、末梢脈波信号と血圧値との関係を、例えば、被験者ID毎に記憶しておき、被験者毎に依存する対応関係を被験者IDに基づいて取得することができる。
従って、より正確に、脈波による血圧変化を検出することができる。
上記の処理および制御は、CPU(Central Processing Unit)やGPU(Graphics Processing Unit)によるソフトウェア処理、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)によるハードウェア処理によって実現することができる。
例えば、上記の実施の形態では、被験者(人間)を対象としたが、動物を対象とすることも可能であり、特許請求の範囲では、対象を限定していない。
また、本発明の各構成要素は、任意に取捨選択することができ、取捨選択した構成を具備する発明も本発明に含まれるものである。
I/F 人工透析用のインターフェイス
B 人工透析器
H 被験者
L1,L2 チューブ
1 反射型光センサ
3 光センサ
4 信号変換アダプタ
5 制御部
5−1 末梢脈波測定用センサ信号取得部
5−2 血圧低下検出部
5−2a 脈波検出部
5−3 内蔵血圧計自動動作開始指示部
5−3a 血圧低下報知部
5−3b 脈波非検出報知部
5−4 脈波−血圧対応付け処理部
5−5 参照用メモリ
6 センサケーブル
11 ダイアライザー
15 透析液供給装置
17 透析液
21 廃液
25 抗凝固剤
30 増幅器
31 A/D変換器
50 装置コントローラ
50m 内部メモリ
51 血管脈波測定処理モジュール
52 血圧値校正処理モジュール
60 表示部
Claims (9)
- 被験者の血圧変化を検出する血圧変化検出装置であって、
被験者の脈波を検出する脈波検出部と、
前記脈波検出部により検出された脈波信号の変化に基づいて、血圧の変化を検出する血圧変化検出部と
を有する血圧変化検出装置。 - さらに、前記血圧変化検出部により血圧の変化を検出すると、血圧の変化に伴う被験者の異常を報知する報知部を有する請求項1に記載の血圧変化検出装置。
- さらに、前記血圧変化検出部により血圧の変化を検出すると、血圧計を自動的に動作させる指示を行う血圧計自動動作開始指示部を有する請求項1又は2に記載の血圧変化検出装置。
- 前記脈波検出部により検出される脈波と血圧計により測定される血圧との対応関係を記憶する記憶部を有する請求項1から3までのいずれか1項に記載の血圧変化検出装置。
- 前記記憶部に記憶された前記対応関係を、随時更新することを特徴とする請求項4に記載の血圧変化検出装置。
- 前記脈波検出部は、反射型光センサのセンシング信号により脈波を検出する請求項1から5までのいずれか1項に記載の血圧変化検出装置。
- 請求項1から6までのいずれか1項に記載の血圧変化検出装置を備える人工透析装置であって、
前記脈波検出部により検出された前記脈波に基づく透析開始前又は透析中における血圧の低下を検出すると、
人工透析装置に内蔵された血圧計を自動的に動作させる血圧計自動動作開始部と
を有する人工透析装置。 - 血圧変化を検出する血圧変化検出方法であって、
被験者の脈波を検出する脈波検出ステップと、
前記脈波検出ステップにより検出された前記脈波の変化に基づいて、血圧の変化を検出する血圧変化検出ステップと
を有する血圧変化検出方法。 - 請求項8に記載の血圧変化検出方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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JP2018146458A JP6593852B1 (ja) | 2018-08-03 | 2018-08-03 | 血圧監視装置、人工透析装置、血圧監視方法、およびプログラム |
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---|---|---|---|---|
DE112021002103T5 (de) | 2020-03-31 | 2023-02-09 | Hamamatsu Photonics K.K. | Dialysesystem und Dialysesystem-Betriebsverfahren |
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2018
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DE112021002103T5 (de) | 2020-03-31 | 2023-02-09 | Hamamatsu Photonics K.K. | Dialysesystem und Dialysesystem-Betriebsverfahren |
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