JP3908783B2 - 自動作動血圧測定装置 - Google Patents

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Description

関連出願
本願は、1994年4月15日に出願されたCaro氏等の米国特許出願第08/228213号の一部継続出願である。
発明の分野
本発明は、患者の血圧およびその他の臨床医学的に重要なパラメータを含む種々な感知される生理学的パラメータにしたがって、血圧測定装置を自動的に作動させるための装置および方法に関するものである。
発明の背景
血圧は、血液を流し且つ組織への酸素および栄養物の分配を行なうようにする個体の動脈系統内の力である。圧力が長期間に亘って減少したり、失われたりすると、組織灌流の量が著しく制限されてしまい、したがって、組織が損傷させられてしまったり、組織が死んでしまったりすることがありうる。ある組織は、長期間に亘る低灌流に耐えることができるのであるが、心臓および腎臓は、血液の流量の減少に対して非常に敏感である。したがって、外科手術中および外科手術後において、血圧は、頻繁に監視すべき、生命の維持に必要な体の機能の指数である。血圧は、外科手術中および外科手術後において、その外科手術の種類およびその外科手術に対する身体の反応の如き生理学的ファクタによって影響されるものである。その上、血圧は、外科手術中および外科手術後において、種々な投薬によって操作され制御されるものである。これらの生理学的ファクタおよび所定の投薬の結果として、血圧が急速に変化する状態が生じることがよくあり、したがって、直ぐに血圧を測定して、矯正処置をとる必要がある。
患者の血圧が変化するために、絶えず監視することが重要である。血圧を測定するための伝統的な方法は、聴診器、閉塞カフおよび圧力計を用いて行なうものである。しかしながら、この方法は、時間がかかり、主観的なものであり、熟練した臨床医が介在する必要があるものであり、危急状況においては直ぐに血圧値を与える必要があるのであるが、このようにタイミングよく血圧値を与えるものではない。
これらの理由のために、血圧を測定するための次のような2つの方法が開発されている。すなわち、一つの方法は、自動血圧計または動脈拍動カフの如きカフ装置を使用する非侵襲的間欠方法であり、別の一つの方法は、カテーテルおよび圧力トランスジューサを使用する侵襲的連続(ビート−ビート)測定方法である。
カフ装置では、普通、測定値を得るまでに15秒から45秒を要し、静脈回復までに十分な時間を要する。長期間に亘ってカフ膨張を頻繁に行い過ぎると、そのカフの下の領域に斑状出血および/または神経損傷を生じてしまうことがありうる。このような理由のために、周期的なカフ測定は、ほぼ5分毎に1回というような頻度以上の頻度でなすべきではない。投薬処置を素早く行なうようなときにおいては、このような測定頻度では、新しい圧力値を得るまでに異常に長い時間待たなければならないことになってしまう。侵襲的方法は、塞栓形成の危険や、感染の危険や出血の危険や血管壁損傷の危険等、本来的に不利な点を有するものである。
非侵襲的連続血圧測定に対する必要に応えるために、いくつかのシステムが開発されている。そのうちの一つのシステムは、患者の中央血圧を示すような患者の指の血圧値に頼るものである。別のシステムは、各腕に対して一つずつ、2つのカフを使用して、それぞれ、較正値および連続読取り値を決定するものである。もう一つ別のシステムは、時間的にサンプリングされた血圧波形を周波数領域へと変換して、基本周波数に基づいて血圧を決定するものである。1994年1月5日に出願されたKaspari氏等の米国特許出願第08/177448号には、これらのシステムの例が開示されている。
発明の目的および概要
本発明は、患者の血圧およびその他の臨床医学的に重要なパラメータを含む種々なパラメータにしたがって血圧計を自動的に作動させるための装置および方法を提供するものである。
本発明の目的は、患者の血圧の変化に応じたセンサ信号を連続に監視することである。関連した目的は、センサ信号が所定の基準に合うときに、カフ装置を作動させることである。
本発明の別の目的は、患者の血液または血管内に動揺を引き起こし、且つ患者の血圧の変化に応じたセンサ信号を連続的に監視することである。関連した目的は、センサ信号が所定の基準に合うときに、カフ装置を作動させることである。
患者に取り付けられる血圧計を作動させるためのモニタは、患者に取り付けられ生理学的パラメータを表すセンサ信号を発生するセンサを含む。このセンサは、例えば、血圧に応じた信号を発生する非侵襲的センサでありうる。このモニタは、また、センサおよび血圧計に結合されたプロセッサを有する。このプロセッサは、センサ信号を処理し、そのセンサ信号が所定の基準に合うときに、血圧計を作動させる信号を送出するように、コンフィギュレーションされている。
動作時において、モニタは、初期的に、血圧計を作動させて、血圧測定値を得る。その後、血圧計は、医者または看護婦によって手動にて、または、所定の時間間隔にて自動的に、または、患者の血圧が以前に測定された値と相当に異なることをセンサ信号が示しているとプロセッサが判定するときに自動的に、作動させられる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、患者に取り付けられた本発明の第1の実施例を示す図である。
第2図は、第1の実施例にて患者を監視する手順を示すフローチャートを示す図である。
第3図は、患者に取り付けられた本発明の第2の実施例を示す図である。
第4図は、患者に取り付けられた本発明の第3の実施例を示す図である。
第5図は、第3の実施例にて患者を監視する手順を示すフローチャートを示す図である。
第6図は、患者に取り付けられた本発明の第4の実施例を示す図である。
第7図は、患者に取り付けられた本発明の第5の実施例を示す図である。
第8図は、患者に取り付けされた本発明の第6の実施例を示す図である。
第9図は、患者に取り付けられた本発明の第7の実施例を示す図である。
第10図は、第7の実施例にて患者を監視する手順を示すフローチャートを示す図である。
第11図は、患者に取り付けられた本発明の第8の実施例を示す図である。
第12図は、本発明によって患者を監視するためのプロセッサを示す図である。
好ましい実施例の詳細な説明
ここに示す実施例は、特定の生理学的パラメータを感知することによって、血圧計を自動的に作動させるように、動作するものである。しかしながら、本発明は、複数の生理学的パラメータのうちの任意のものを感知して、患者の血圧の変化を検出し、血圧測定装置を作動させるように、動作するような装置に向けられているものであることを、理解されたい。したがって、好ましい実施例の血圧計は、血圧を測定しうる任意の装置と置き換えうるものである。
当業者には、本発明の範囲内において、これら実施例に対する種々な変更および変形をなし得るものであることは、理解されよう。さらにまた、1994年1月5日に出願されたKaspari氏等の米国特許出願第08/177448号および1994年4月15日に出願されたCaro氏等の米国特許出願第08/228213号は、現在出願中のものであり、ここに、引用により組み入れられているものである。
第1の実施例について、第1図および第2図に関して説明する。患者10が示されており、患者10の上腕には、血圧計20、22が取り付けられている。この血圧計は、コントロールユニット20およびカフ22を含んでいる。カフ22は、カフの膨張を制御し収縮期血圧および拡張期血圧に関するカフからの信号を受け取るコントロールユニット20に、トランク24を介して取り付けられている。このような型の自動カフは、当業分野にて知られているものであるが、その動作について、理解し易くするために、説明しておく。
操作時に、カフ22は、腕部または脚部の如き患者の手足の一つに取り付けられる。カフは、センサを取り付けるのと同じ手足に取り付けることもできる。カフは、先ず最初、その手足における血液の流れを止めるように圧搾される。それから、圧力がゆっくりと減少させられていくときに、トランスジューサは、その血液が流れ始めるときを感知し、このときの圧力が収縮期圧力として記録される。圧力がさらに減少させられていくときに、トランスジューサは、完全な血液の流れが回復させられたときを同様に感知し、このときの圧力が拡張期圧力として記録される。これらの圧力を表す信号は、トランク24を介して、コントロールユニット20へ送られる。
プロセッサ30は、ケーブル34を介して、血圧計のコントロールユニット20へ結合されている。このプロセッサ30は、コントロールユニット20から患者の血圧に関する情報を受け取り、ケーブル34を介してコントロールユニット20を作動させることができる。プロセッサ30は、また、ケーブル44を介して非侵襲的センサ42に結合されている。センサ42は、センサ位置で血圧に関連した信号を発生する圧電センサである。第1図においては、センサ42は、放射状動脈の上に配置されているように示されているが、このセンサ42は、皮膚表面に近い任意の動脈の上に配置することができる。センサ42は、ケーブル44を介してプロセッサ30に通信される信号を発生する。
ユーザは、血圧計について周期的測定間隔時間を設定する。その時間間隔は、2分から60分またはそれ以上の範囲でありうる。それから、ユーザは、プロセッサ入力信号を初期化してプロセッサ30を初期化し、手順フローチャート100のステップ102を開始させる。プロセッサ30は、初期化信号をカフコントロールユニット20へ送り、血圧測定値を得る。それから、コントロールユニット20は、カフを作動させて、患者10の血圧を測定する。同時に、ステップ104にて、プロセッサ30は、センサ42からセンサ信号を受け取り、測定中にその信号の記録を記憶する。別の仕方として、プロセッサは、測定の直前の、または、測定の直後のセンサ信号の記録を記憶する。
測定と測定との間の時間中、ステップ106にて、プロセッサ30は、センサ42から連続信号を受け取る。プロセッサ30は、ステップ108において、この連続センサ信号を、測定中に得られた記憶センサ信号と連続的に比較する。この比較は、周期性や、ピーク値や、低値や、波形やその他のファクタに関しての比較を含み得る。もし、例えば、波形の比較を行なう場合には、プロセッサ30は、記憶信号に対する相対的開始時間、ピーク値および終了時間を比較することができる。もし、選択されたパラメータがテスト基準と一致する場合には、または、選択されたパラメータが所定の範囲内にある場合には、プロセッサは、連続信号を受け取り続け且つそれら連続信号を記憶信号に対して比較し続ける。しかしながら、もし、これらのパラメータのうちの一つまたはそれ以上のパラメータが変化する場合には、プロセッサは、患者の血圧が最近の血圧値から変化したと判定して、ステップ110へと移行し得る。ステップ110において、プロセッサ30は、ある信号をコントロールユニット20へと送り、血圧測定を行なわせる。これは、ステップ102にて行われる初期測定と等価であり、その繰り返し手順が再び開始させられる。
第3図は、フォトプレチスモグラフを使用した第2の実施例を示している。フォトプレチスモグラフの一つの型は、例えば、ケーブル54を介して酸素濃度センサ52に結合された酸素濃度コントロールユニット50である。酸素濃度センサ52は、患者の手足における血液の流れを測定することによって、第1の実施例の非侵襲的センサ42と同様の機能を果たす。プロセッサは、酸素濃度センサ信号を受け取り、同じ手順を行って、第1の実施例において説明したように血圧計コントロールユニット20を作動させる。フォトプレチスモグラフセンサは、当業分野において知られたものであり、これらの機能については、文献「C.M.Alexander,Principles of Pulse Oximetry:Theoretical and Practical Considerations,Anesth Analg vol.68p.368-376(International Anesthesia Research Society 1989)」に十分に説明されている。一般的には、これらフォトプレチスモグラフセンサは、指または耳たぶの如き付属肢に光を当てて、その光の減衰を測定するものである。その光の減衰は、血液中の酸素の量に直接的に関係しており、血液中の酸素の量は、患者の脈に直接的に関係している。
第3の実施例について、第4図および第5図を参照して説明する。第1の実施例と同様に、血圧計が患者に取り付けられている。しかし、この実施例では、プロセッサ30は、2つのセンサに結合されている。このプロセッサ30は、非侵襲的動脈センサ42および心電計(ECG)ユニット60に結合されている。心電計ユニット60は、それぞれ、ケーブル64Aおよび64Bを介して、センサ62Aおよび62Bに取り付けられている。このような構成の目的は、身体の異なる部位での脈の到着の時間差を測定することである。
圧力と脈の速度との間には、既知の関係がある。これは、次の式1によって定められる。
V∝A+BP
ここで、Vは、速度であり、AおよびBは、定数であり、Pは、圧力である。速度対圧力曲線は、単調ではあるが、必ずしも、線形ではない。しかしながら、この曲線は、本発明において使用されるに十分な範囲に亘って区分的に線形なものとして表されうるものである。第1のセンサでの到着時間(T1)と第2のセンサでの到着時間(T2)との差を求めることにより、到着時間差(TDOA)が決定される。この式は、時間につれての血圧変化を決定するのに使用される。TDOAと圧力との間の関係には、多くのファクタが含まれ、これらのファクタとしては、例えば、心臓の強さや、動脈の可撓性や、センサと他のものとの間の長さ等があり、これらは、患者毎に異なるものである。しかしながら、患者一人について言えば、これらの変数は、監視時間中、すべての実際的目的に対して実質的に一定であると言えるので、これらファクタは、患者毎に定量化する必要はない。
フローチャート200を再び参照するに、測定ステップ202は、カフコントロールユニット20を作動することにより、それから、ステップ204Aおよび204Bにて、ECGユニット60からECG信号を受けて且つ非侵襲的センサ42から非侵襲的センサ信号を受け取ることにより、行われる。それから、時間差が、ステップ206にてプロセッサ30によって算出され、その値が記憶される。
プロセッサは、ステップ208Aおよび208Bにおいて、ECGユニット60および非侵襲的センサ42からセンサ信号を連続して受け取り、ステップ210においてTDOAを連続して決定する。連続的TDOAと記憶TDOAとの比較が、ステップ212において行われる。もし、式1によって、TDOAの変化が所定の範囲内である場合には、連続的監視が継続される。TDOAが所定の範囲内であるか否かを判定するのに使用される基準の一例は、10%のTDOA変化、または、20%のTDOA変化、または30%のTDOA変化、またはそれ以上の変化である。この特定の基準は、患者の健康状態、外科手術の種類、麻酔薬の種類、その他のファクタを含む多くのファクタにしたがって、変更しうるものであり、異なりうるものである。
もし、所定の範囲外の変化が生じたことをプロセッサが判定する場合には、ステップ214において、プロセッサは、ある信号をコントロールユニット20へと送り、新しい測定を開始させる。この測定の実行は、その処理をステップ202へ戻す。
第6図は、第3の実施例と同様な第4の実施例を示している。ECGユニット60は、酸素濃度計ユニット50の如きフォトプレチスモグラフに置き換えられている。センサに関して行われる手順は、第3の実施例に関して行われる手順と同一であり、フローチャート200に示されている。
第7図は、第3の実施例と同様の第5の実施例を示している。非侵襲的センサ40は、酸素濃度計ユニット50の如きフォトプレスチモグラフに置き換えられている。センサに関して行われる手順は、第3の実施例に関して行われる手順と同一であり、フローチャート200に示されている。
第8図は、第3図と同様であるが、第3のセンサを別に使用している第6の実施を示している。付加した第3のセンサは、例えば、第1のセンサと第2のセンサとの間のパルス到着時間差、第2のセンサと第3のセンサとの間のパルス到着時間差、および第1のセンサと第3のセンサとの間のパルス到着時間差を得るのに使用されうる。また、これらセンサに関して行われる手順は、第3の実施例に関して行われる手順と同一であり、フローチャート200に示されている。
第9図は、誘導された動揺を使用して血圧の変化が生じたかを判定する第7の実施例を示している。この実施例は、既知の励振波形とセンサとの間の時間遅延を使用して、患者の血圧の変化を監視する。励振器72は、放射状動脈より上の前腕の如き患者の手足の一つに取り付けられる。励振器72は、患者の身体組織の機械的動揺を誘起させる装置であり、バックルや接着ストラップやその他の装置の如き保持装置によってアクセスしうる動脈の近くに固定される膨張しうるバグの如き装置でありうる。さらにまた、励振器は、エアチューブ74を通してプロセッサ30によって制御される。別の仕方として、励振器は、圧電励振器やソレノイド励振器やその他の同様の装置の如き電気機械的装置でありうる。この場合には、エアチューブは、ワイヤに置き換えられる。
その動揺により励振器より下方の組織および血管が励振され、動揺波形が、患者の身体内へ放射させられ、その動揺波形の少なくとも一部分が動脈血液において進行していく。満足な動揺周波数の範囲を決定するために行った実験によれば、20−600Hzの範囲が良好に動作する範囲であることが分かった。20Hzより低い周波数および600Hzより高い周波数でも上手く動作すると予想され、したがって、本明細書は、本発明が新規である限り、すべての周波数をカバーしようとするものである。
第9図は、さらに、患者の励振器からある距離離れた患者の手首に配置された非侵襲的センサ42を示している。その非侵襲的センサは、ケーブル44を介してプロセッサ30に接続されている。図示されるように、センサは、放射状動脈の上に配置されており、このセンサは、放射状動脈内の圧力変動に応答する。圧力が増大するとき、圧電材料が変形して、その変形に対応した信号を発生する。
血圧と励振波形速度との間には既知の関係があるので、通過時間の偏差は、血圧の変化を指示する。また、所定の周波数では、その他の多くの関係が知られている。すなわち、速度と波長との間に関係があり、速度が速くなればなるほど、波長が長くなり、また、波長と位相との間に関係があり、波長が変化すると、位相が比例して変化する。結果として、励振信号がセンサによって連続的に測定され、測定により記憶されていたセンサ信号と連続的に比較され、患者の血圧が変化したかを判定する。
第10図を参照するに、フローチャート300は、患者の血圧が変化したかを判定するのに使用される手順を示している。先ず、励振信号がプロセッサによって発生されて、励振器へと送信される。測定ステップ302により、血圧計コントロールユニット20を作動させて、前述したように、患者の血圧を決定する。それから、プロセッサは、ステップ304にて測定センサ信号を記憶させる。ステップ306において、プロセッサは、センサ信号を連続的に受信する。
ステップ308において、プロセッサは、測定で記憶されたセンサ信号と連続センサ信号を連続的に比較して、血圧が変化したかを判定する。この判定は、最後の測定からの時間を含む多くのファクタに基づいてなすことができ、もし、速度/圧力曲線の直線性が信頼しうる範囲の外に出る場合には、臨床医による判定がなされ、新たな測定が必要とされ、または、他のファクタが必要とされる。これらのファクタの一例としては、これらの実施例は、ユーザが設定しうる2−60分またはそれ以上の測定時間間隔を与えている。周期的励振波形の場合には、連続センサ信号の位相と血圧との間にある既知の関係がある。これは、式2によって表される。
Φ∝C+DP
ここで、Φは、位相であり、CおよびDは、定数であり、Pは、圧力である。血圧に関連付けられるような位相変化は、圧力および速度を関連付ける式1のように、励振波形の波長および周波数にも依存している。さらにまた、位相対圧力曲線は、必ずしも、線形ではないが、この曲線は、本発明において使用するに充分な範囲では区分的に線形であるとして表されうる。したがって、ステップ308において、プロセッサは、センサ信号が所定の位相変化内で且つ位相/圧力曲線の所定の区分的線形領域内で有効であるかを判定する。もし、連続センサ信号が範囲内にある場合には、処理は、ステップ306へ続く。
ステップ310は、前の測定が前述したように最早や信頼し得ないものであると、ステップ308が判定したとき、例えば、周期時間が切れたときや、患者の血圧が所定の範囲を越えて変化したときに、行われる。ステップ310が行われた後、処理は、ステップ304へと戻る。
第11図は、非侵襲的センサの代わりに酸素濃度センサ52を使用した第8の実施例を示している。この実施例は、第7の実施例と同様であり、フローチャート300は、この実施例を使用するための手順を示すのに適用しうるものである。
すべての実施例に関して、第12図は、血圧計を作動させる時を決定するためにセンサ信号を受信して処理するという機能を行いうるプロセッサ30を示している。プロセッサは、非侵襲的センサ信号を受けるための非侵襲的センサインターフェイス40を含む。酸素濃度計インターフェイス50は、酸素濃度センサ信号を受け取るためのものである。ECGインターフェイス60は、ECGセンサ信号を受け取るためのものであり、複数のECGセンサのための複数の入力を含みうる。励振器インターフェイス70は、信号を励振器へ送り、患者に動揺波形を生ぜしめるためのものである。血圧計インターフェイス80は、カフトランスジューザからの読取り値を受け取り且つ必要に応じてカフを作動させるためのものである。また、予備インターフェイス90は、他のセンサまたはプロセッサに対する信号を送受信するのに、設けられている。
すべての装置インターフェイスは、中央処理装置(CPU)82およびメモリ84に結合されている。さらにまた、ユーザインターフェイス86が、ユーザからの入力を受け取り且つユーザに対する任意の必要情報をディスプレイ88に表示するために、設けられている。当業者であれば、プロセッサ30は、実施例にしたがって、必要とされる装置インターフェイスに対するインターフェイスとして特にコンフィギュレーションされ且つ実施例にしたがって本発明において説明された手順を行うようにプログラムされた汎用型コンピュータであると分かるであろう。別の仕方として、プロセッサ30は、本発明において説明した機能を行うように特別に設計されうる。
開示実施例の変形
種々な生理学的パラメータを感知するための種々な非侵襲的センサが開発されているこれらの型のセンサとしては、圧電型、ピエゾレジスタンス型、インピーダンスプレスチモグラフ型、フォトプレスチモグラフ型、歪みゲージの種々な型、空気カフ型、トノメータ一型、導電率型、抵抗率型およびその他の装置がある。また、本発明においては、必要に応じて、多くの侵襲的センサを使用することができる。本発明は、関係のある生理学的パラメータに関連した波形を与える任意のセンサを使用することができる。
好ましい実施例および最良の形態について説明してきたのであるが、本請求の範囲によって限定される本発明の主題および精神から逸脱せずに、これら開示した実施例に対する種々な変形および変更がなされうるものである。

Claims (10)

  1. 非侵襲的な酸素濃度計センサからの非侵襲的な酸素濃度計センサ信号を受け取るための酸素濃度計とのインタフェースと、
    1つ又はそれ以上の非侵襲的な心電計(ECG)センサを含むECGユニットからの非侵襲的な心電計センサ信号を受け取るためのECGとのインタフェース、
    患者の血液の血圧を示す圧力信号を受け取り、圧力カフを作動させる出力信号を送り出すための、血圧計とのインタフェースと、
    前記酸素濃度計とのインタフェース、前記ECGとのインタフェース、及び前記血圧計とのインタフェースと結合されて、前記酸素濃度計センサ信号及び前記心電計センサ信号によって提供される情報から算出される値を記憶する手段と、前記圧力信号を受け取った際に記憶された値とその後に記憶された値とを比較して所定の条件を満たした場合に前記出力信号を生成するように構成されたプロセッサと、
    を備えた、監視装置。
  2. 前記酸素濃度計をその構成要素として備える、請求項1に記載の監視装置。
  3. 前記圧力カフを有する前記血圧計を構成要素として備える、請求項1に記載の監視装置。
  4. 前記1つ又はそれ以上の非侵襲的な心電計センサを含む前記ECGユニットを構成要素として備える、請求項1に記載の監視装置。
  5. 前記プロセッサは、前記圧力信号を受け取った際に記憶された値とその後に記憶された値とを比較して前記所定の条件を満たしていない場合には、所定の時間間隔後に前記出力信号を生成する、請求項1に記載の監視装置。
  6. 前記所定の時間間隔は、前記監視装置のユーザによって設定可能な周期的な時間間隔である、請求項5に記載の監視装置。
  7. 前記酸素濃度計センサ信号は連続信号を含み、前記心電計センサ信号も連続信号を含む、請求項1に記載の監視装置。
  8. 患者の血圧の変化を指示するプロセッサであって、
    酸素濃度計が、患者に取り付けられて、生理学的パラメータを示す第1の信号を生成するよう構成され
    心電計センサが、患者に取り付けられて、生理学的パラメータを示す第2の信号を生成するよう構成され
    血圧計が圧力カフを有し、該血圧計による圧力測定の取得を示す測定信号を出力するように構成され、前記血圧計に圧力測定を実行させ前記測定信号を出力させる出力信号を受け取るように構成されたプロセッサであって、該プロセッサは
    前記第1の信号を受け取るように構成された第1の入力と、
    前記第2の信号を受け取るように構成された第2の入力と、
    前記測定信号を受け取り、前記出力信号を出力するように構成された第3の入力と、
    前記第1の信号と前記第2の信号によって提供される情報から算出される値を記憶して前記第1の信号と前記第2の信号のその後の値と比較し、所定の条件が満たされた場合には前記出力信号を出力するように構成された決定処理部とを備える、
    前記プロセッサ。
  9. 血圧カフを作動させる時点を決定する方法であって、
    非侵襲的な酸素濃度計センサからの第1の連続信号を受け取ること、
    ECGユニットからの第2の連続的信号を受け取ること、
    前記第1及び第2の連続信号によって提供される情報から算出される値を決定すること、
    該決定された値と、血圧測定装置の最近の作動時点で決定されて記録されている前記第1及び第2の連続信号によって提供される情報から算出される値
    とを比較すること、及び、
    所定の条件が満たされた時、前記血圧測定装置を作動し、後の比較のために、前記第1及び第2の連続信号によって提供される情報から算出される別の値を記憶すること、
    を含む前記方法。
  10. 前記所定の時間間隔の間に前記所定の条件が満たされない場合に、前記血圧測定を作動し、前記第1及び第2の連続信号によって提供される情報から算出される別の値を記憶すること、を更に含む請求項の方法。
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