JP2020018538A - 歩行車 - Google Patents

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Yoshiki Takifuji
良樹 滝藤
和正 村田
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和正 村田
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Abstract

【課題】前輪及び後輪の取付自由度を高めることができる歩行車を提供する。【解決手段】歩行車10は、左右一対の脚体部11を備える。各脚体部11は、下端部に前輪17を含むキャスタ19が取り付けられた前脚フレーム15と、下端部に後輪18が取り付けられた後脚フレーム16とを有する。各脚体部11は、前脚フレーム15の下部と後脚フレーム16の下部とが互いに離間する開脚状態と、前脚フレーム15の下部と後脚フレーム16の下部とが互いに接近する閉脚状態とに移行可能とされている。各脚体部11の前脚フレーム15は、正面視にて下方に向かうにつれ左右方向の内側に傾斜する下側フレーム部15cを有している。各脚体部11では、下側フレーム部15cによって、前脚フレーム15の下端部が後脚フレーム16の下端部よりも左右方向の内側に位置している。【選択図】図3

Description

本発明は、歩行車に関する。
従来より、高齢者等が買い物や散歩等を行う際の歩行を補助する歩行車(歩行補助車)が知られている。歩行車は、左右一対の脚体部を備え、それら各脚体部は、下端に前輪が取り付けられた前脚フレームと、下端に後輪が取り付けられた後脚フレームとを有して構成されている(例えば特許文献1参照)。
歩行車には、脚体部が折り畳み可能とされているものがある。かかる歩行車では、脚体部が、前脚フレームと後脚フレームとが前後に離間する開脚状態と、前脚フレームと後脚フレームとが前後に接近して折り畳まれる閉脚状態とに移行可能となっている。かかる歩行車では、脚体部が閉脚状態とされた場合、前輪と後輪とが互いに接近して配置されることになる。
ここで、脚体部を構成する前脚フレーム及び後脚フレームは、正面視において鉛直方向に延びている。これら前脚フレーム及び後脚フレームが前後に並んで配置される場合、それら各脚フレームは左右方向にて同位置に配置されることになる。
かかる構成では、脚体部が閉脚状態とされた場合に前輪と後輪とが互いに干渉しないようにするため、前脚フレームに対する前輪の取付位置と、後脚フレームに対する後輪の取付位置とを左右にずらす必要がある。具体的には、前輪を前脚フレームにおける左右方向の内側に取り付け、後輪を後脚フレームにおける左右方向の外側に取り付ける必要がある。
特許第5037703号公報
しかしながら、上述した取付構成で、前輪及び後輪をそれぞれ前脚フレーム及び後脚フレームに取り付けなければならないとすると、前輪及び後輪の取付自由度が大きく制約されてしまうおそれがある。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、前輪及び後輪の取付自由度を高めることができる歩行車を提供することを主たる目的とするものである。
上記課題を解決すべく、第1の発明の歩行車は、下端部に前輪が取り付けられた前脚フレームと、下端部に後輪が取り付けられた後脚フレームとを有する左右一対の脚体部を備え、前記脚体部は、前記前脚フレームの下部と前記後脚フレームの下部とが互いに離間する開脚状態と、前記前脚フレームの下部と前記後脚フレームの下部とが互いに接近する閉脚状態とに移行可能とされている歩行車であって、前記各脚体部の前記前脚フレームは、少なくとも下側部分が、正面視にて下方に向かうにつれ左右方向の内側に傾斜する傾斜フレーム部となっており、前記各脚体部では、前記傾斜フレーム部によって、前記前脚フレームの下端部が前記後脚フレームの下端部よりも左右方向の内側に位置していることを特徴とする。
本発明によれば、各脚体部の前脚フレームが傾斜フレーム部を有していることで、前脚フレームの下端部が後脚フレームの下端部よりも左右方向の内側に位置している。この場合、前脚フレームの下端部と後脚フレームの下端部とが左右方向にて同位置にある場合と比べ、前輪及び後輪の取付自由度を高めることができる。
第2の発明の歩行車は、第1の発明において、前記各脚体部の間に設けられた座部と、前記各脚体部の前記前脚フレームに架け渡されて設けられ、前記座部の前端側が取り付けられた座部フレームとを備え、前記傾斜フレーム部は、その上端部が前記座部フレームと同じ高さ位置か又はそれよりも下方に設定されていることを特徴とする。
本発明によれば、傾斜フレーム部の上端部が座部フレームと同じ高さ位置か又はそれよりも下方に設定されている。これにより、前脚フレームが傾斜フレーム部を有する上述の構成にあって、座部の上方において各前脚フレーム間の間隔が小さくなるのを回避できるため、使用者が座部に座りにくくなるのを回避しながら、上述した効果を得ることができる。
第3の発明の歩行車は、第1又は第2の発明において、前記各脚体部において前記傾斜フレーム部の下端部に接続された継手部材と、それら各継手部材の間に設けられ、それら各継手部材にそれぞれ接続された下部フレームとを備え、前記各継手部材にはそれぞれ前記前輪が取り付けられていることを特徴とする。
前脚フレームが傾斜フレーム部を有する上述の構成では、その傾斜フレーム部を介して荷重が下方へ伝達されるため、その荷重には鉛直方向の荷重に加え左右方向の内側に向けた荷重が含まれることになる。そこで本発明では、この点に鑑み、各脚体部において傾斜フレーム部の下端部にそれぞれ継手部材を接続し、それら各継手部材には両継手部材の間に設けられる下部フレームを接続している。この場合、傾斜フレーム部を介して伝わる左右方向内側への荷重を継手部材を介して下部フレームにより受けることができる。そのため、かかる荷重により傾斜フレーム部が左右方向内側へ変位してしまうのを抑制することができる。
また、継手部材にはさらに前輪が取り付けられているため、継手部材を傾斜フレーム部と下部フレームとを連結するためだけでなく、前輪の取付部材としても用いることができる。これにより、継手部材の多機能化を図ることも可能となる。
第4の発明の歩行車は、第3の発明において、前記継手部材において前記下部フレームに対し左右方向の外側となる位置に前記傾斜フレーム部の下端部が接続される接続部が設けられており、その接続部に接続された前記傾斜フレーム部の下端部は、左右方向に延びる前記下部フレームの延長線上に位置していることを特徴とする。
本発明によれば、継手部材において下部フレームに対し左右方向の外側となる位置に傾斜フレーム部の下端部が接続される接続部が設けられ、その接続部に接続される傾斜フレーム部の下端部が左右方向に延びる下部フレームの延長線上に位置している。この場合、傾斜フレーム部を介して伝わる左右方向内側への荷重を下部フレームにより好適に受けることができるため、その荷重により傾斜フレーム部が左右方向内側へ変位するのを好適に抑制することができる。
第5の発明の歩行車は、第3又は第4の発明において、前記前輪と、その前輪が回転可能に取り付けられた本体部と、その本体部に固定され前記前輪よりも上側で鉛直方向に延びる鉛直軸部とを有するキャスタを備え、前記継手部材には、前記鉛直軸部を受ける軸受構造部が設けられ、前記キャスタは、前記鉛直軸部を中心として回転可能に前記継手部材に取り付けられ、前記継手部材において前記軸受構造部に対し左右方向の外側となる位置に前記傾斜フレーム部の下端部が接続される接続部が設けられており、その接続部に前記傾斜フレーム部が接続された接続状態において、前記傾斜フレーム部の下端は前記軸受構造部の上端よりも低い位置に設定されていることを特徴とする。
本発明によれば、継手部材にキャスタの鉛直軸部を受ける軸受構造部が設けられ、キャスタはその鉛直軸部を中心として回転可能に継手部材に取り付けられている。かかる継手部材では、軸受構造部の強度が高くなっていることが考えられる。そこで本発明では、この点に着目し、かかる継手部材において軸受構造部に対し左右方向の外側となる位置に傾斜フレーム部の下端部が接続される接続部を設け、その接続部に対する接続状態において傾斜フレーム部の下端を軸受構造部の上端よりも低い位置に設定している。この場合、軸受構造部の高さ範囲に傾斜フレーム部の一部が存在することになるため、傾斜フレーム部を介して伝わる左右方向内側への荷重を軸受構造部によって受けることが可能となる。そのため、傾斜フレーム部を介して伝わる荷重をより好適に受けることが可能となる。
脚体部の開脚状態において歩行車を斜め前方から見た斜視図。 脚体部の閉脚状態において歩行車を斜め前方から見た斜視図。 脚体部の開脚状態における歩行車を示す正面図。 前脚フレームの下端部周辺の構成を示す縦断面図。
以下に、本発明を具体化した一実施の形態について図面を参照しつつ説明する。図1及び図2はいずれも歩行車10を斜め前方から見た斜視図である。図1では、歩行車10の脚体部11が開脚されている状態を示し、図2では閉脚されている状態を示している。また、以下の説明では、歩行車10を移動させる際の移動方向を前後方向とし、その前後方向に対して直交する方向を左右方向とする。
図1に示すように、歩行車10は、左右方向に離間して設けられた一対の脚体部11と、それら脚体部11の間に設けられた座部12と、各脚体部11にそれぞれ連結され背もたれ14を形成するための背もたれ構成部13とを備える。
各脚体部11はそれぞれ、前脚フレーム15と後脚フレーム16とを有している。これら各脚フレーム15,16は、アルミニウム等の軽金属により形成され、前後に並んで配置されている。前脚フレーム15の下端部には前輪17を含むキャスタ19が取り付けられ、後脚フレーム16の下端部には後輪18が取り付けられている。
各脚体部11において、前脚フレーム15の上端部にはブラケット28が固定され、後脚フレーム16の上端部にはブラケット29が固定されている。これら各ブラケット28,29はいずれも樹脂製であり、左右方向に延びる回動軸22を介して回動可能に連結されている。これにより、前脚フレーム15と後脚フレーム16とは回動軸22を中心として互いに回動可能となっている。そして、その回動によって、脚体部11は、各脚フレーム15,16の下部が互いに離間する開脚状態(図1に示す状態)と、各脚フレーム15,16の下部が互いに接近する閉脚状態(図2に示す状態)とに移行可能となっている。また、閉脚状態では、各脚フレーム15,16の下部が接近することで、脚体部11が折り畳まれた状態となる。この折り畳み状態において歩行車10は自立可能となっている。
後脚フレーム16は筒状をなしており、その後脚フレーム16(詳しくは後述する上側フレーム部16b)には支柱フレーム23が上方から挿入されている。支柱フレーム23は、金属製の棒材からなり、上下方向に延びている。支柱フレーム23は、後脚フレーム16への挿入状態において、上下方向に位置調整が可能となっている。そして、支柱フレーム23は、その位置調整された位置で後脚フレーム16にねじ部材24を用いて固定されるようになっている。
支柱フレーム23の上端部には、取付部25を介してハンドル26とブレーキレバー27とが取り付けられている。ハンドル26は、使用者が歩行車10を移動させる際に把持する部分である。ハンドル26は、支柱フレーム23の上下位置調整により、その高さ位置(ハンドル高さ)を調整することが可能となっている。また、ブレーキレバー27は、ブレーキ操作を行うためのもので、ハンドル26の下方に設けられている。
なお、本実施形態では、取付部25が環状をなしており、その環状孔の上側部分が持ち手部25aとなっている。これにより、段差等で歩行車10を持ち上げる際には、この持ち手部25aを持って歩行車10を持ち上げることが可能となっている。
座部12は、前後に離間して設けられた2つの座部フレーム31,32により支持されている。各座部フレーム31,32は、左右方向に延びる金属製のパイプ材からなる。各座部フレーム31,32のうち、前側の座部フレーム31は、その両端部が各脚体部11の前脚フレーム15に固定されている。また、後側の座部フレーム32は、その両端部が各脚体部11の後脚フレーム16に固定されている。なお、前側の座部フレーム31が、特許請求の範囲に記載の「座部フレーム」に相当する。
座部12は、樹脂製のシート材からなり、各座部フレーム31,32に跨がって設けられている。座部12は、その前端部が座部フレーム31に取り付けられ、後端部が座部フレーム32に取り付けられている。この場合、各脚体部11が開脚状態から閉脚状態に移行すると、各座部フレーム31,32が互いに接近し、それに追従して座部12が折り畳まれるように変形する(図2等参照)。
背もたれ構成部13は、各脚体部11の上端部にそれぞれ連結され、各脚体部11から前方に向けて延びるように設けられている。背もたれ構成部13は、背もたれ14を形成する背もたれフレーム36と、その背もたれフレーム36の両端部を各脚体部11にそれぞれ連結する一対の連結具37とを有している。背もたれフレーム36は、金属製の棒材をアーチ状(略コ字状)に折り曲げることで形成され、前方に向けて凸となるように配置されている。
背もたれ構成部13は各脚体部11に回動軸22を介して回動可能に連結されている。背もたれ構成部13は、各回動軸22を中心とした回動により、背もたれ14を形成する背もたれ位置(図1参照)と、背もたれ位置から上方に退避される退避位置(図2参照)との間で移動可能とされている。また、背もたれ構成部13(詳しくは背もたれフレーム36)には、その背もたれ構成部13を回動操作する際に把持する取手部材46が取り付けられている。
歩行車10には、背もたれ構成部13の回動に連動させて、各脚体部11を開脚状態と閉脚状態とに切り替える連動機構40が設けられている。連動機構40は、背もたれ構成部13が背もたれ位置にある場合に脚体部11を開脚状態とし、背もたれ構成部13が退避位置にある場合に脚体部11を閉脚状態とするよう、背もたれ構成部13と脚体部11とを連動させるものである。
連動機構40は、各脚体部11ごとに設けられ、脚体部11の前脚フレーム15及び後脚フレーム16を連結するリンク部41と、そのリンク部41と背もたれ構成部13とを連結するリンク連結部44とを有する。リンク部41は、互いに回動可能な一対のリンク42,43を有しており、それら各リンク42,43のうち一方のリンク42が前脚フレーム15に回動可能に連結され、他方のリンク43が後脚フレーム16に回動可能に連結されている。また、リンク連結部44は、上下に延びる長尺材により形成され、一端部がリンク部41に回動可能に連結され、他端部が背もたれ構成部13に回動可能に連結されている。
上記の構成によれば、背もたれ構成部13が背もたれ位置にある場合には、リンク部41(各リンク42,43)が前後に展開された状態となっている。背もたれ構成部13が背もたれ位置から上方に回動されると、それに伴い、リンク部41が背もたれ構成部13によりリンク連結部44を介して上方に持ち上げられる。この際、リンク部41は上方に折り曲げられるように変形し、その変形に伴い脚体部11の前脚フレーム15及び後脚フレーム16が互いに接近する。そして、背もたれ構成部13が退避位置まで移動すると、前脚フレーム15と後脚フレーム16とが折り畳まれた状態となり、脚体部11が閉脚状態へ移行される(図2参照)。
また、背もたれ構成部13が退避位置から下方へ回動されると、リンク部41が背もたれ構成部13によりリンク連結部44を介して下方に押し下げられる。この際、リンク部41は前後に展開され、その展開に伴い前脚フレーム15と後脚フレーム16とが互いに離間する。そして、背もたれ構成部13が背もたれ位置まで回動されると、脚体部11が開脚状態とされる(図1参照)。
次に、脚体部11の前脚フレーム15及び後脚フレーム16に関する構成について図1に加え図3を用いながら説明する。図3は、脚体部11の開脚状態における歩行車10を示す正面図である。まず、後脚フレーム16に関する構成について説明する。
図1に示すように、後脚フレーム16は、その上下方向の中間部に曲げ部16aを有している。後脚フレーム16は、その曲げ部16aよりも上側が上側フレーム部16bとなっており、曲げ部16aよりも下側が下側フレーム部16cとなっている。上側フレーム部16bは鉛直方向に延びており、下側フレーム部16cは下方に向かうにつれ後方に傾斜するように延びている。また、後脚フレーム16は、正面視においては、上下方向の全域に亘って鉛直方向に延びている(図3参照)。
後脚フレーム16の下端部には、左右方向における外側に後輪18が取り付けられている。後輪18は、左右方向に延びる回転軸18aを有しており、その回転軸18aを介して後脚フレーム16に取り付けられている。これにより、後輪18は、その回転軸18aを中心として回転可能とされている。
続いて、前脚フレーム15に関する構成について説明する。
前脚フレーム15は、長尺状のパイプ材により形成され、その横断面(詳しくは前脚フレーム15が延びている方向と直交する断面)が長方形状をなしている。詳しくは、前脚フレーム15の横断面は、その左右方向の長さが当該左右方向と直交する方向の長さよりも短くされている。したがって、前脚フレーム15は、その幅(左右方向の寸法)が小さくされた小幅のフレームとなっている。
前脚フレーム15は、その側面視において、全体として下方に向かうにつれ前方に傾斜するように延びている。前脚フレーム15は、その上下方向の中間部に曲げ部15aを有している。前脚フレーム15は、その曲げ部15aよりも上側が上側フレーム部15bとなっており、曲げ部15aよりも下側が下側フレーム部15cとなっている。この場合、下側フレーム部15cの上端部は座部フレーム31よりも下方に位置しており、また座部12よりも下方に位置している。
上側フレーム部15bと下側フレーム部15cとはいずれも、側面視にて、下方に向かうにつれ前方に傾斜するよう延びている。この場合、上側フレーム部15bが鉛直方向に対して前方に傾斜する傾斜角度は、下側フレーム部15cが鉛直方向に対して前方に傾斜する傾斜角度よりも大きくなっている。
図3に示すように、上側フレーム部15bは、その正面視において鉛直方向に延びている。これにより、各脚体部11では、上側フレーム部15bが後脚フレーム16と前後に並んで配置され、その後脚フレーム16と左右方向において同じ位置に位置している。それに対し、下側フレーム部15cは、正面視において、下方に向かうにつれ左右方向の内側に傾斜して延びている。これにより、各脚体部11では、下側フレーム部15cの下端部つまりは前脚フレーム15の下端部が後脚フレーム16の下端部よりも左右方向の内側に位置している。詳しくは、前脚フレーム15の下端部は、その左右方向の外側端部が後脚フレーム16の下端部よりも内側に位置している。なお、この場合、下側フレーム部15cが「傾斜フレーム部」に相当する。
前脚フレーム15の下端部に取り付けられたキャスタ19の前輪17は後脚フレーム16の下端部に取り付けられた後輪18よりも左右方向の内側に配置されている。詳しくは、前輪17は、その全体が後輪18よりも左右方向の内側に位置するよう配置されている。また、前輪17は、後脚フレーム16よりも左右方向の内側に配置され、詳しくはその全体が後脚フレーム16よりも左右方向内側に位置するよう配置されている。
続いて、前脚フレーム15の下端側の構成について図3に加え図4に基づき説明する。図4は、前脚フレーム15の下端部周辺の構成を示す縦断面図である。
図3に示すように、歩行車10には、各前脚フレーム15の下端部の間に架け渡されるようにして下部フレーム45が設けられている。下部フレーム45は、左右方向に延びるパイプ材により形成され、その断面が円形状をなしている。下部フレーム45は、その両端部がそれぞれ継手部材51を介して各前脚フレーム15の下端部に連結されている。この場合、下部フレーム45は、各継手部材51の間でそれら各継手部材51にそれぞれ接続されている。
各継手部材51は樹脂材料により形成され、例えばガラス繊維を含む樹脂材料により形成されている。各継手部材51は、左右方向において互いに対称となる左右対称形状を有している。なお、以下では、これら各継手部材51を特に区別することなく、同じ符号を付して説明する。
図4に示すように、継手部材51は、前脚フレーム15の下端部すなわち下側フレーム部15cの下端部が接続される第1接続部52と、下部フレーム45の端部が接続される第2接続部53とを有する。第1接続部52には、下側フレーム部15cの下端部が挿入される挿入孔部54が設けられている。挿入孔部54は、下側フレーム部15cの傾斜に沿って斜めに延びており、その上方が開口されている。この挿入孔部54には、下側フレーム部15cの下端部が挿入されている。下側フレーム部15cは、その挿入状態で固定ピン55により第1接続部52に固定されている。なお、固定ピン55は、例えばかしめピンからなり、上下に複数設けられている。また、第1接続部52が「接続部」に相当する。
第2接続部53は、第1接続部52に対して左右方向の内側に位置している。第2接続部53には、下部フレーム45の端部が挿入される挿入孔部57が設けられている。挿入孔部57は、左右方向に延びており、同方向の内側に開口している。この挿入孔部57には、下部フレーム45の端部が挿入されている。下部フレーム45は、その挿入状態で固定ピン58により第2接続部53に固定されている(図3参照)。なお、固定ピン58は、例えばかしめピンからなる。
継手部材51には、その下方からキャスタ19が取り付けられている。したがって、キャスタ19は、継手部材51を介して前脚フレーム15の下端部に取り付けられている。キャスタ19は、前輪17と、その前輪17が回転可能に取り付けられた本体部61と、その本体部61に固定され鉛直方向に延びる鉛直軸部62とを有している。本体部61は、鋼板により形成され、前輪17を挟んで左右に対向する一対の側板部61aと、それら各側板部61aを前輪17の上方で連結する上板部61bとを有している。前輪17は、左右方向に延びる回転軸17aを有し、その回転軸17aを介して本体部61の各側板部61aに取り付けられている。これにより、前輪17は、回転軸17aを中心として回転可能とされている。なお、前輪17は、その外径が後輪18よりも大きくされている。
鉛直軸部62は、円形断面を有する金属製の軸であり、その下部に外径が大きくされたフランジ部62aを有している。鉛直軸部62においてフランジ部62aよりも下側部分は、その外周面におねじが形成されたねじ部62bとなっている。このねじ部62bは、本体部61の上板部61bに形成された孔部64に上方から挿通されており、その挿通状態でねじ部62bには下方からナット65が締め込まれている。この場合、ナット65とフランジ部62aとの間に上板部61bが挟み込まれた状態となっており、それにより鉛直軸部62が上板部61bひいては本体部61に固定されている。また、鉛直軸部62は、この固定状態において前輪17よりも上方に配置されている。
継手部材51には、キャスタ19の鉛直軸部62が挿通される軸孔部67が設けられている。軸孔部67は、継手部材51において第1接続部52と第2接続部53との間に形成されている。軸孔部67は、継手部材51を上下方向(詳しくは鉛直方向)に貫通しており、その孔断面が円形状とされている。軸孔部67には、その下方から鉛直軸部62が挿入されている。詳しくは、軸孔部67には、鉛直軸部62においてフランジ部62aよりも上側部分が挿入されている。なお、以下では、この上側部分を被挿入部62cという。
被挿入部62cの外周側には円筒状のスリーブ68が被せられている。また、軸孔部67においてスリーブ68の外周側には軸受け部材69(ベアリング)が設けられている。軸受け部材69は円環状の転がり軸受からなり、その外径が軸孔部67の内径と同じか又はそれよりも若干小さくされている。
軸受け部材69は、軸孔部67において上下に所定の間隔をおいて複数(具体的には2つ)配置されている。詳しくは、軸孔部67の内周面には、その上下方向の中間部に内周側に張り出した張出部67aが形成されている。張出部67aは、軸孔部67の周方向全域に亘って延びる円環状をなしており、その張出部67aを挟んだ上下両側にそれぞれ軸受け部材69が配置されている。この場合、各軸受け部材69は、その配置状態において張出部67aにそれぞれ当接している。
上記の構成では、各軸受け部材69の内周側にキャスタ19の鉛直軸部62が挿通され、その鉛直軸部62がスリーブ68を介して各軸受け部材69に回転可能に支持されている。これにより、キャスタ19は、鉛直軸部62を中心として回転可能とされている。したがって、キャスタ19は、いわゆる旋回式のキャスタとなっている。
継手部材51において軸孔部67を囲む筒状部分は筒状部71となっている。この筒状部71は、上下方向に延びる円筒状をなしている。この場合、軸孔部67に挿通された鉛直軸部62を軸受け部材69を介して筒状部71により受けているということもできる。したがって、本実施形態では、筒状部71と各軸受け部材69とにより、鉛直軸部62を受ける軸受構造部72が構成されている。
鉛直軸部62は、その上端側がスリーブ68よりも上方に延びており、その上端側の外周面にはおねじが形成されている。そのおねじが形成された鉛直軸部62の上端側にはナット73が締め込まれている。この場合、そのナット73と鉛直軸部62のフランジ部62aとの間にスリーブ68が挟まれた状態となっている。
ナット73とスリーブ68の上端部との間には円板状のワッシャ74が挟み込まれている。ワッシャ74は、上側に配置された軸受け部材69よりも上方に配置され、その軸受け部材69とワッシャ74との間にはスリーブ68の外周側に配設されたリング状部材76が介在されている。リング状部材76は、その内径がワッシャ74の外径よりも小さくされ、その外径が軸受け部材69の内径よりも大きくされている。リング状部材76は、例えば円板状のワッシャやスプリングワッシャ等からなる。リング状部材76は、1つだけ介在されていてもよいし、複数介在されていてもよい。
上記の構成では、ワッシャ74がリング状部材76を介して軸受け部材69に上方から係合されている。そして、その係合によりワッシャ74ひいてはワッシャ74と一体化された鉛直軸部62が軸受け部材69に対し下方に移動することが阻止されている。これにより、鉛直軸部62が軸孔部67から下方に抜け落ちてしまうことが防止され、ひいてはキャスタ19が継手部材51から脱落してしまうことが防止されている。
軸孔部67の上端開口には、当該開口を塞ぐキャップ78が取り付けられている。このキャップ78は、ナット73が鉛直軸部62の上端側に締め付けられた後、当該上端開口に取り付けられる。
続いて、継手部材51に関する構成についてもう少し詳しく説明する。
継手部材51は、上述したように、第1接続部52、第2接続部53及び筒状部71を有している。第1接続部52、第2接続部53及び筒状部71は左右方向に並んで配置されている。この場合、第1接続部52と第2接続部53との間に筒状部71が配置されている。
第1接続部52は筒状部71に対して左右方向の外側に配置されている。第1接続部52は、筒状部71から下側フレーム部15cに沿って斜め上方に延びており、その上側が筒状部71よりも上方に延出している。
第1接続部52は、筒状部71を含む軸受構造部72に対して左右方向の外側に配置されている。この場合、第1接続部52に接続されている下側フレーム部15cの下端部についても、軸受構造部72に対して左右方向の外側に配置されている。下側フレーム部15cは、その下端が軸受構造部72の上端(換言すると筒状部71の上端)よりも下方に位置している。この場合、下側フレーム部15cの一部は軸受構造部72の高さ範囲に存在しており、換言すると、下側フレーム部15cの一部は軸受構造部72と高さ方向(上下方向)にて重複する重複部分となっている。この重複部分は、上下方向の長さが前脚フレーム15の幅(左右方向の長さ)よりも大きくなっており、軸受構造部72の一部である軸受け部材69(詳しくは上側の軸受け部材69)と同じ高さ位置に配置されている。
第2接続部53は、筒状部71に対して左右方向の内側に配置されている。第2接続部53は、筒状部71から左右方向の内側に向けて延びており、筒状部71を挟んで第1接続部52とは反対側に配置されている。この場合、第2接続部53は、第1接続部52と上下方向において同じ位置に位置している。
第2接続部53に接続されている下部フレーム45は、第1接続部52に接続されている下側フレーム部15cの下端部と同じ高さ位置に配置されている。この場合、下部フレーム45の延長線上に下側フレーム部15cの下端部が位置していることになる。また、下部フレーム45は、軸受構造部72を挟んで下側フレーム部15cの下端部とは反対側に配置されている。
以上、詳述した本実施形態の構成によれば、以下の優れた効果が得られる。
各脚体部11において前脚フレーム15の下側フレーム部15cを正面視にて下方に向かうにつれ左右方向の内側に傾斜する傾斜フレーム部とした。そして、それにより、各脚体部11において、前脚フレーム15の下端部を後脚フレーム16の下端部よりも左右方向の内側に位置させるようにした。この場合、前脚フレーム15及び後脚フレーム16の下端部が左右方向にて同じ位置にある構成と比べ、各脚フレーム15,16に取り付けられる前輪17及び後輪18の取付自由度を高めることができる。したがって、例えば、後脚フレーム16には左右方向の外側に後輪18を取り付ける一方、前脚フレーム15にはその下側に前輪17(旋回式のキャスタ19)を取り付けるといったことが可能となる。つまり、このような取り付け方で前輪17及び後輪18を取り付けても、脚体部11の閉脚状態において前輪17と後輪18との干渉を回避することが可能となる。
各脚体部11の後脚フレーム16については、正面視にて鉛直方向に延びるよう形成した。この場合、各前脚フレーム15の下側部分については下側フレーム部15cを傾斜させたことで両フレーム15間の間隔が小さくされている一方、各後脚フレーム16の下側部分では両フレーム16間の間隔が小さくされることがない。このため、歩行車10を使用する使用者の脚元が後脚フレーム16に当たる等の不都合を抑制しながら、上述の効果を得ることができる。
下側フレーム部15cの上端部を座部フレーム31よりも下方に設定した。これにより、前脚フレーム15が左右方向内側に傾斜した下側フレーム部15cを有する構成にあって、座部12の上方において各前脚フレーム15の間の間隔が小さくなるのを回避できる。このため、使用者が座部12に座りにくくなるのを回避しながら、上述した効果を得ることができる。特に、上記の実施形態では、使用者が座部12に座った際、各前脚フレーム15が使用者の後部に位置するため、使用者が座部12に深くまで座りにくくなるのを回避しながら、上述の効果を得ることができる。
前脚フレーム15が左右方向内側に傾斜する下側フレーム部15cを有する構成では、下側フレーム部15cを介して下方に伝わる荷重(例えば座部12に座る使用者の荷重)に鉛直下向きの荷重に加え左右方向内側に向けた荷重が含まれる。そこで、上記の実施形態では、この点に鑑み、各下側フレーム部15cの下端部の間に架け渡されるように下部フレーム45を設け、その下部フレーム45の端部と下側フレーム部15cの下端部とを継手部材51を介して連結した。この場合、下側フレーム部15cを介して伝わる左右方向内側への荷重を継手部材51を介して下部フレーム45により受けることができる。このため、かかる荷重により下側フレーム部15cが左右方向内側にたわむ等して変位するのを抑制することができる。
また、上記の構成では、下側フレーム部15cの下端部と下部フレーム45の端部とを直接つなげる場合と異なり、両フレーム15,45の端部同士をつなぐための加工が不要であるし、また継手部材51の強度を高めるだけでフレーム端部同士の連結部分を補強できる利点もある。
前脚フレーム15について、その横断面における左右方向の長さ(幅)を当該左右方向と直交する方向の長さよりも小さくした。つまり、前脚フレーム15を小幅のフレームとして形成した。この場合、歩行車10の正面側をスリムな外観とすることができ、デザイン性の向上を図ることができる。ただ、こうした小幅の前脚フレーム15では、下側フレーム部15cを介して伝わる左右方向内側への荷重により下側フレーム部15cがたわみ易くなることが考えられる。その点、上述したように、かかる荷重を継手部材51を介して下部フレーム45により受けるようにしたため、小幅の前脚フレーム15であっても上記荷重により左右方向内側にたわむのを抑制することができる。
また、継手部材51にキャスタ19を取り付けたため、継手部材51を、下側フレーム部15cと下部フレーム45とを連結するためだけでなく、キャスタ19を取り付ける取付部材としても用いることができる。これにより、継手部材51について多機能化を図ることができる。
継手部材51において下部フレーム45に対し左右方向の外側となる位置に第1接続部52を設け、その第1接続部52に接続される下側フレーム部15cの下端部を左右方向に延びる下部フレーム45の延長線上に位置させた。この場合、下側フレーム部15cを介して伝わる左右方向内側への荷重を下部フレーム45により好適に受けることができるため、その荷重により下側フレーム部15cが左右方向内側へ変位するのを好適に抑制することができる。
継手部材51において軸受構造部72に対し左右方向の外側となる位置に第1接続部52を設け、その第1接続部52に下側フレーム部15cの下端部を接続した。そして、かかる接続状態において、下側フレーム部15cの下端を軸受構造部72の上端よりも低い位置に設定した。この場合、下側フレーム部15cの一部が軸受構造部72の高さ範囲に存在することになるため、下側フレーム部15cを介して伝わる左右方向内側への荷重を軸受構造部72により受けることが可能となる。そのため、下側フレーム部15cを介して伝わる荷重をより好適に受けることが可能となる。
本発明は上記実施形態に限らず、例えば次のように実施されてもよい。
・上記実施形態では、下側フレーム部15cの上端部を座部フレーム31よりも下方に設定したが、下側フレーム部15cの上端部を座部フレーム31と同じ高さ位置に設定してもよい。この場合にも、座部12の上方にて各前脚フレーム15の間の間隔が小さくなるのを回避できる。
・上記実施形態では、前脚フレーム15の一部(下側フレーム部15c)を傾斜フレーム部としたが、前脚フレーム15の全部を傾斜フレーム部としてもよい。つまり、前脚フレーム15を、その上下方向全域に亘って下方に向かうにつれ左右方向内側に傾斜させるようにしてもよい。
・上記実施形態では、各継手部材51の間に下部フレーム45を設けたが、下部フレーム45を設けないようにしてもよい。但し、この場合、下側フレーム部15cを介して伝わる左右方向内側への荷重を受けることができなくなるため、その点を鑑みると、下部フレーム45を設けるのが望ましい。
・上記実施形態では、下側フレーム部15cの下端を軸受構造部72の上端よりも低い位置に設定したが、下側フレーム部15cの下端を筒状部71の上端と同じ高さ位置か又はそれよりも高い位置に設定してもよい。
・上記実施形態では、下側フレーム部15cの下端部を左右に延びる下部フレーム45の延長線上に位置させたが、下側フレーム部15cの下端部を下部フレーム45の延長線上に位置させないようにしてもよい。つまり、下側フレーム部15cの下端を下部フレーム45よりも上方に位置させるようにしてもよい。
・上記実施形態では、継手部材51に鉛直軸部62を中心として回転可能な旋回式のキャスタ19を取り付けたが、これに代えて、旋回不能な固定式のキャスタを取り付けてもよい。また、キャスタに代えて、前輪17を前脚フレーム15の下端部に直接取り付けたり、又は取付金具を介して取り付けたりしてもよい。
10…歩行車、11…脚体部、12…座部、15…前脚フレーム、15c…傾斜フレーム部としての下側フレーム部、16…後脚フレーム、17…前輪、18…後輪、19…キャスタ、31…座部フレーム、45…下部フレーム、51…継手部材、62…鉛直軸部。

Claims (5)

  1. 下端部に前輪が取り付けられた前脚フレームと、下端部に後輪が取り付けられた後脚フレームとを有する左右一対の脚体部を備え、
    前記脚体部は、前記前脚フレームの下部と前記後脚フレームの下部とが互いに離間する開脚状態と、前記前脚フレームの下部と前記後脚フレームの下部とが互いに接近する閉脚状態とに移行可能とされている歩行車であって、
    前記各脚体部の前記前脚フレームは、少なくとも下側部分が、正面視にて下方に向かうにつれ左右方向の内側に傾斜する傾斜フレーム部となっており、
    前記各脚体部では、前記傾斜フレーム部によって、前記前脚フレームの下端部が前記後脚フレームの下端部よりも左右方向の内側に位置していることを特徴とする歩行車。
  2. 前記各脚体部の間に設けられた座部と、
    前記各脚体部の前記前脚フレームに架け渡されて設けられ、前記座部の前端側が取り付けられた座部フレームとを備え、
    前記傾斜フレーム部は、その上端部が前記座部フレームと同じ高さ位置か又はそれよりも下方に設定されていることを特徴とする請求項1に記載の歩行車。
  3. 前記各脚体部において前記傾斜フレーム部の下端部に接続された継手部材と、
    それら各継手部材の間に設けられ、それら各継手部材にそれぞれ接続された下部フレームとを備え、
    前記各継手部材にはそれぞれ前記前輪が取り付けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の歩行車。
  4. 前記継手部材において前記下部フレームに対し左右方向の外側となる位置に前記傾斜フレーム部の下端部が接続される接続部が設けられており、
    その接続部に接続された前記傾斜フレーム部の下端部は、左右方向に延びる前記下部フレームの延長線上に位置していることを特徴とする請求項3に記載の歩行車。
  5. 前記前輪と、その前輪が回転可能に取り付けられた本体部と、その本体部に固定され前記前輪よりも上側で鉛直方向に延びる鉛直軸部とを有するキャスタを備え、
    前記継手部材には、前記鉛直軸部を受ける軸受構造部が設けられ、
    前記キャスタは、前記鉛直軸部を中心として回転可能に前記継手部材に取り付けられ、
    前記継手部材において前記軸受構造部に対し左右方向の外側となる位置に前記傾斜フレーム部の下端部が接続される接続部が設けられており、
    その接続部に前記傾斜フレーム部が接続された接続状態において、前記傾斜フレーム部の下端は前記軸受構造部の上端よりも低い位置に設定されていることを特徴とする請求項3又は4に記載の歩行車。
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