JP2020017791A - 固体撮像装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】固体撮像装置の解像度が近赤外光の解像度によって制限される度合いを低減する。【解決手段】固体撮像装置は、受光する光のピーク波長が第1波長であるフォトダイオード(111a)に対応する光学部材(117a)と、受光する光のピーク波長が第1波長よりも短い第2波長であるフォトダイオード(111b)に対応する光学部材(117b)とを備え、光学部材(117a)の屈折率は、光学部材(117b)の屈折率よりも大きい。【選択図】図1
Description
本開示は、画像を撮像する固体撮像装置に関する。
特許文献1には、撮像レンズと、センサ基板と、マイクロレンズと、平坦化層とを備える固体撮像装置が開示されている。平坦化層は、マイクロレンズの光が入射する側に設けられ、屈折率が空気の屈折率(1.0)よりも高く、且つ、マイクロレンズの屈折率の1/1.3倍以下である。上記固体撮像装置は、平坦化層を備えることで、撮像レンズの分解能を向上させることができる。
光が開口を透過すると、回折という光の物理現象が生じる。固体撮像装置は、開口を透過した上記光の回折光の集まりを信号強度で捕え、画像にしている。
開口をもつ撮像レンズなどによる回折により、固体撮像装置の分解能は、波長に比例する。また、固体撮像装置の感度は、受光材料の吸収特性で決まる波長をピークとする曲線をとる。具体的には、波長が長い光の方が、分解能が低くなる。このため、可視光に対する分解能よりも近赤外光に対する分解能の方が低くなる。また、シリコン撮像素子では、可視光に対する感度よりも近赤外に対する感度の方が低くなる。このため、特許文献1に開示されている固体撮像装置によって可視光画像および近赤外光の両方を撮影する場合、固体撮像装置の解像度が近赤外光の解像度によって制限されるという問題が生じる。また、固体撮像装置の感度が近赤外光に対する感度によって制限されることで、当該固体撮像装置のシャッター速度および撮像速度が制限されるという問題も生じる。
本開示の一態様は、固体撮像装置の解像度、シャッター速度および撮像速度が近赤外光の解像度および感度によって制限される度合いを低減する、すなわち固体撮像装置の能力を向上させることを目的とする。
上記の課題を解決するために、本開示の一態様に係る固体撮像装置は、受光する光のピーク波長が第1波長である第1受光部と、受光する光のピーク波長が前記第1波長よりも短い第2波長である第2受光部と、前記第1受光部に対して光を集束させる第1マイクロレンズと、前記第2受光部に対して光を集束させる第2マイクロレンズと、を備える固体撮像装置であって、前記第1マイクロレンズの、光が入射する側および出射する側の少なくとも一方に、1.0よりも大きい屈折率を有する第1光学部材が配置され、前記第2マイクロレンズの、光が入射する側および出射する側の少なくとも一方に、1.0よりも大きい屈折率を有する第2光学部材が配置され、前記第1光学部材の屈折率は、前記第2光学部材の屈折率よりも大きい。
本開示の一態様に係る固体撮像装置によれば、装置全体の解像度が近赤外光の解像度によって制限される度合いを低減できる。
〔実施形態1〕
以下、本開示の一実施形態について、詳細に説明する。
以下、本開示の一実施形態について、詳細に説明する。
(固体撮像装置10の構成)
図2は、本実施形態に係る固体撮像装置10の構成を示すブロック図である。以下では、固体撮像装置10について、増幅型固体撮像装置の一種である、裏面照射型のCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサであるものとして説明する。ただし、本開示は、表面照射型のCMOSイメージセンサまたは他の増幅型固体撮像装置、あるいはCCD(Charge Coupled Device)イメージセンサ等の電荷転送型の固体撮像装置にも適用可能である。
図2は、本実施形態に係る固体撮像装置10の構成を示すブロック図である。以下では、固体撮像装置10について、増幅型固体撮像装置の一種である、裏面照射型のCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサであるものとして説明する。ただし、本開示は、表面照射型のCMOSイメージセンサまたは他の増幅型固体撮像装置、あるいはCCD(Charge Coupled Device)イメージセンサ等の電荷転送型の固体撮像装置にも適用可能である。
図2に示すように、固体撮像装置10は、画素アレイ部11、垂直駆動部12、カラム処理部13、水平駆動部14、システム制御部15、信号処理部18およびデータ格納部19を備える。画素アレイ部11と垂直駆動部12との間は、画素駆動線16により接続されている。画素アレイ部11とカラム処理部13と水平駆動部14との間は、垂直信号線17により接続されている。
画素アレイ部11は、被写体により反射された光(以下、被写体光と記す)を受光し、当該被写体光に基づいて撮像画像を生成するための複数の画素を有する。複数の画素はそれぞれ、入射光の強度に応じた電気信号を生成する光電変換部を有する。画素アレイ部11においては、複数の画素は、行列状に二次元配置されている。画素アレイ部11の具体的な構成については後述する。
垂直駆動部12は、画素アレイ部11に含まれる各画素を全画素同時または行単位等で駆動する。垂直駆動部12は、シフトレジスタおよびアドレスデコーダなどによって構成される。
垂直駆動部12は、具体的な構成については図示しないが、一般に、読出し走査系と掃出し走査系の2つの走査系を有する。読出し走査系は、単位画素から信号を読み出すために、画素アレイ部11の単位画素を行単位で順に選択走査する。単位画素から読み出される信号はアナログ信号である。
一方、掃出し走査系は、読出し走査系によって読出し走査が行われる読出し行に対して、その読出し走査よりもシャッタースピードの時間分だけ先行して掃出し走査を行う。掃出し走査により、読出し行の画素の光電変換部から不要な電荷が掃出されることで、光電変換部がリセットされる。すなわち、掃出し走査系により、電子シャッター動作が行われる。ここで、電子シャッター動作とは、光電変換部の光電荷を捨てて、新たに露光を開始する(光電荷の蓄積を開始する)動作のことをいう。
読出し走査系による読出し動作によって読み出される信号は、その直前の読出し動作または電子シャッター動作以降に光電変換部が受光した光量に対応するものである。そして、直前の読出し動作による読出しタイミングまたは電子シャッター動作による掃出しタイミングから、今回の読出し動作による読出しタイミングまでの期間が、単位画素における光電荷の露光期間となる。垂直駆動部12によって選択走査された画素行の各単位画素から出力される信号は、画素列毎に垂直信号線17の各々を通してカラム処理部13に入力される。
カラム処理部13は、画素アレイ部11の画素列毎に、選択行の各画素から垂直信号線17を通して出力される信号に対して所定の信号処理を行う。また、カラム処理部13は、信号処理後の画素信号を一時的に保持する。
具体的には、カラム処理部13は、信号処理として、少なくともノイズ除去処理、例えばCDS(Correlated Double Sampling)処理を行う。カラム処理部13によるCDS処理により、リセットノイズや画素内の増幅トランジスタの閾値ばらつき等の、画素固有の固定パターンノイズが除去される。カラム処理部13には、ノイズ除去処理以外に、例えば、AD(Analog-Digital)変換機能を持たせ、アナログの画素信号をデジタル信号に変換して出力させることも可能である。
水平駆動部14は、シフトレジスタやアドレスデコーダなどによって構成され、カラム処理部13の画素列に対応する単位回路を順番に選択する。水平駆動部14による選択走査により、カラム処理部13において単位回路毎に信号処理された画素信号が順番に出力される。
システム制御部15は、各種のタイミング信号を生成するタイミングジェネレータ等によって構成され、そのタイミングジェネレータで生成された各種のタイミング信号を基に、垂直駆動部12、カラム処理部13、および水平駆動部14等の駆動制御を行う。
信号処理部18は、少なくとも演算処理機能を有し、カラム処理部13から出力される画素信号に対して演算処理などの信号処理を行う。データ格納部19は、信号処理部18における信号処理に必要なデータを格納する。
なお、信号処理部18およびデータ格納部19は、上述した他の部材と同じ基板(半導体基板)に搭載されてもよく、別の基板に搭載されてもよい。また、固体撮像装置10自体は信号処理部18およびデータ格納部19を備えず、固体撮像装置10と接続された装置(例えばDSP(Digital Signal Processor)回路、または信号処理部18およびデータ格納部19として機能するソフトウェアを組み込まれたコンピュータなど)が信号処理部18およびデータ格納部19として機能してもよい。
(画素アレイ部11の構成)
図3は、画素アレイ部11の概要を示す平面図である。本実施形態の画素アレイ部11は、図3に示すように、近赤外光受光領域11aと可視光受光領域11bとを備える。
図3は、画素アレイ部11の概要を示す平面図である。本実施形態の画素アレイ部11は、図3に示すように、近赤外光受光領域11aと可視光受光領域11bとを備える。
図1は、固体撮像装置10が備える画素アレイ部11の構成を示す断面図である。具体的には、図1は、図3に示したA−A線における断面の、近赤外光受光領域11aと可視光受光領域11bとの境界近傍の断面図である。図1に示すように、画素アレイ部11は、近赤外光受光領域11aに存在する複数の画素PAと、可視光受光領域11bに存在する複数の画素PBとを備える。複数の画素PAおよびPBは、配線層110上に配されている。
配線層110は、フォトダイオード111aおよび111b(後述)から電荷の読出しおよび掃出しを行うための配線である。配線層110は、上述した画素駆動線16および垂直信号線17を含んでいる。
(画素PAの構成)
個々の画素PAは、配線層110に、フォトダイオード111a(第1受光部)、遮光膜112、第1保護層113、フィルタ114a、第2保護層115、マイクロレンズ116a(第1マイクロレンズ)および光学部材117a(第1光学部材)が、この順番で配された構成を有する。
個々の画素PAは、配線層110に、フォトダイオード111a(第1受光部)、遮光膜112、第1保護層113、フィルタ114a、第2保護層115、マイクロレンズ116a(第1マイクロレンズ)および光学部材117a(第1光学部材)が、この順番で配された構成を有する。
以下の説明では、配線層110からマイクロレンズ116aに向かう方向を「上方向」と称する。
フォトダイオード111aは、光を受光して光電変換を行う光電変換部として動作する素子である。
遮光膜112は、光を遮断する膜である。遮光膜112は、隣接する画素との境界の近傍にのみ設けられる。遮光膜112により、画素同士の境界付近に入射する光が遮断されることで、画素どうしの境界が明確になる。
遮光膜112の材料は、光を遮断するものであればよいが、遮光性が強く、かつエッチングなどにより精度よく微細加工できる材料であることが好ましい。遮光膜112は、例えばタングステン、アルミニウム、アルミニウムとシリコンの合金、アルミニウムと銅の合金、銅、窒化チタン、モリブデン、またはニッケルなどの金属膜であってよい。
第1保護層113は、フォトダイオード111aを保護する。また、第2保護層115は、フィルタ114aを保護する。第1保護層113および第2保護層115は、それぞれフォトダイオード111aおよびフィルタ114aの表面を平坦化する機能も有する。
第1保護層113および第2保護層115は、例えば樹脂などの有機材料をフォトダイオード111aおよびフィルタ114aの表面にそれぞれ回転塗布することによって形成される。また、第1保護層113および第2保護層115は、例えば酸化シリコンまたは窒化シリコンなどの無機膜をフォトダイオード111aおよびフィルタ114aの表面に形成し、CMP(Chemical Mechanical Polishing)により平坦化することによって形成されてもよい。
第1保護層113上に、フィルタ114aが配置されている。フィルタ114aは、透過光のピーク波長が近赤外領域の波長である光学フィルタである。したがって、フォトダイオード111aが受光する光のピーク波長は近赤外光の波長(第1波長)である。フィルタ114aは、例えば顔料または染料などの色素を含んだ感光性樹脂を、第1保護層113上に回転塗布することにより形成される。また、フィルタ114aは、画素ごとに配置されていてもよい。
マイクロレンズ116aは、フォトダイオード111aに対して光を集束させる。マイクロレンズ116aは、1.4〜1.6程度の屈折率を有する。具体的には、マイクロレンズ116aは、例えばフェノール系ポジ型の紫外線感光材で形成される。また、マイクロレンズ116aは、スチレン系樹脂、アクリル系樹脂、スチレン−アクリル共重合体、またはシロキサン系樹脂などで形成される。
マイクロレンズ116aの表面を被覆するように、反射防止膜が形成されていてもよい。反射防止膜の屈折率は、当該反射防止膜の外部の、媒質の屈折率(例えば、空気の屈折率(1.0))以上、かつマイクロレンズ116aの屈折率以下であることが好ましい。具体的には、反射防止膜は、例えば酸化シリコン(例えばSiO)、窒化シリコン(例えばSiN)、または酸窒化シリコン(例えばSiON)により形成される。
光学部材117aは、空気の屈折率(1.0)よりも大きい屈折率を有する光学部材である。光学部材117aは、マイクロレンズ116aと接している。このため、光学部材117aとマイクロレンズ116aとの間に空気などが介在する場合と比較して、後述するエアリーディスク径の縮小効果が向上する。光学部材117aの具体的な構成などについては後述する。
(画素PBの構成)
また、個々の画素PBは、フォトダイオード111b(第2受光部)、遮光膜112、第1保護層113、カラーフィルタ114b、第2保護層115、マイクロレンズ116b(第2マイクロレンズ)および光学部材117b(第2光学部材)が、この順番で配された構成を有する。
また、個々の画素PBは、フォトダイオード111b(第2受光部)、遮光膜112、第1保護層113、カラーフィルタ114b、第2保護層115、マイクロレンズ116b(第2マイクロレンズ)および光学部材117b(第2光学部材)が、この順番で配された構成を有する。
フォトダイオード111bは、フォトダイオード111aと同様、光を受光して光電変換を行う素子である。フォトダイオード111bの直上に、カラーフィルタ114bが配置されている。カラーフィルタ114bは、透過させる光のピーク波長(第2波長)が、フィルタ114aが透過させる光のピーク波長よりも短いフィルタである。カラーフィルタ114bは、例えば、画素ごとに、赤色光、緑色光および青色光のうち、いずれかを透過させるフィルタである。したがって、フォトダイオード111bは、カラーフィルタ114bの光透過特性に対応したピーク波長の光のみを受光する。
カラーフィルタ114bの形成方法は、上述したフィルタ114aの形成方法と同様である。カラーフィルタ114bにおいては、赤色光、緑色光および青色光のそれぞれを透過させるフィルタが、例えばベイヤ配列で形成されていてよいが、別の配列であってもよい。
マイクロレンズ116bは、フォトダイオード111bに対して光を集束させる。マイクロレンズ116b自体の材質などについてはマイクロレンズ116aと同様である。
光学部材117bは、空気の屈折率(1.0)よりも大きい屈折率を有する光学部材である。光学部材117bの具体的な構成などについては後述する。
上述したとおり、フィルタ114aは、透過光のピーク波長が近赤外光である光学フィルタである。したがって、固体撮像装置10は、フォトダイオード111aが受光した光により近赤外光画像を撮像することができる。
また、上述したとおり、カラーフィルタ114bは、赤色光、緑色光および青色光のうち、いずれかのみを透過させるフィルタである。すなわち、カラーフィルタ114bが透過させる光のピーク波長は、可視光領域の波長である。したがって、固体撮像装置10によれば、フォトダイオード111bが受光した光により可視光画像を撮像することができる。
また、本実施形態では、フォトダイオード111aおよび111bは複数である。さらに、単位面積当たりのフォトダイオード111aの密度と、単位面積当たりのフォトダイオード111bの密度とは同一である。したがって、固体撮像装置10によれば、近赤外光画像および可視光画像を同じ解像度で撮像することができる。
さらに、固体撮像装置10は、近赤外光画像および可視光画像を同時に撮像する。したがって、近赤外光画像および可視光画像とで、被写体の状態に変化のない画像を撮像することができる。
(光学部材117aおよび117b)
光学部材117aおよび117bを構成する光学材料は、高屈折率(屈折率が1.0よりも大きい)である。また、光学部材117aの屈折率は、光学部材117bの屈折率よりも大きい。
光学部材117aおよび117bを構成する光学材料は、高屈折率(屈折率が1.0よりも大きい)である。また、光学部材117aの屈折率は、光学部材117bの屈折率よりも大きい。
光学部材117aおよび117bを構成する光学材料は、可視光領域〜近赤外光領域の光をできるだけ吸収しないことが好ましい。また、光学材料は、使用温度によって材質が変化しないように、材質安定性が高い(転移温度が高い)ことが好ましい。また、光学材料は、熱による基板へのダメージを低減するため、形成プロセスを低温にできることが好ましい。さらに、光学材料は、暗電流を低減するため、熱伝導性が高いことが好ましい。
上記の条件を満たす光学材料の具体例として、例えば、多孔質シリカまたは中空シリカなどと呼ばれる、内部に気泡を有する酸化シリコンであってよい。また、光学材料は、(i)P−SiN(プラズマCVD(Chemical Vapor Deposition)窒化シリコン)、または、(ii)C(炭素)および/またはN(窒素)を含む、酸化シリコン、酸化ジルコニウム、酸化タンタル、酸化アルミニウム、酸窒化アルミニウム、および窒化アルミニウムのうちのいずれか、であってもよい。
このような光学材料の屈折率は、1.4〜1.7程度である。画素アレイ部11の設計時には、上記の材料から、光学部材117aを構成する光学材料の屈折率が、光学部材117bを構成する光学材料の屈折率よりも大きくなるように光学材料を選択すればよい。
また、光学部材117aおよび117bを構成する光学材料は、上記の光学材料を微粒子化して有機系樹脂に分散した、塗布可能な材料でもよい。この場合、有機系樹脂の例としては、(i)遷移金属アルコキシドをゾル‐ゲル反応によってin−situ重合することで生成したエポキシ樹脂、(ii)LED(Light Emitting Diode)モジュールアセンブリ用のシリコーン封止材またはガラスフリット封止材、または(iii)有機硫黄化合物の合成技術を利用した高屈折率モノマーを用いて合成した樹脂組成物のいずれかであってもよい。
このような光学材料の屈折率は、1.7〜2.0程度である。画素アレイ部11の設計時には、上記の材料から、光学部材117aを構成する光学材料の屈折率が、光学部材117bを構成する光学材料の屈折率よりも大きくなるように光学材料を選択すればよい。
(画素アレイ部11の製造方法)
画素アレイ部11の製造方法について、以下に説明する。なお、以下の説明では、光学部材117aおよび117bを構成する光学材料は、上述の塗布可能な材料であるものとする。
画素アレイ部11の製造方法について、以下に説明する。なお、以下の説明では、光学部材117aおよび117bを構成する光学材料は、上述の塗布可能な材料であるものとする。
画素アレイ部11の製造に当たり、配線層110、フォトダイオード111aおよび111b、遮光膜112、第1保護層113、フィルタ114aまたはカラーフィルタ114b、および第2保護層115については、例えば、一般的なCMOSセンサの製造プロセスを用いて形成される。
マイクロレンズ116aおよび116bは、以下の方法で形成される。まず、第2保護層115の表面に、マイクロレンズ116aおよび116bの材料であるレジストを塗布してレジスト膜を形成する。次に、フォトマスクを用いてレジスト膜を露光および現像することにより、レジスト膜に所定のパターンを形成する。その後、加熱処理によりレジストパターンを溶融させることで、レジスト膜の表面にマイクロレンズとして機能する半球を形成する。
光学部材117aは、マイクロレンズ116aの表面に、光学部材117aを構成する光学材料を塗布することで形成される。また、光学部材117bは、マイクロレンズ116bの表面に、光学部材117bを構成する光学材料を塗布することで形成される。光学材料は、例えばスピン塗布法により塗布されてよい。
図4の(a)は、画素アレイ部11の別の例を示す断面図である。図4の(a)に示す例では、画素アレイ部11は、光学部材117aおよび117bを備えず、マイクロレンズ116aおよび116bと第2保護層115との間に光学部材118a(第1光学部材)または118b(第2光学部材)を備える点で、図1に示した画素アレイ部11と相違する。光学部材118aは、空気の屈折率(1.0)よりも大きい屈折率を有する光学部材である。また、光学部材118bは、空気の屈折率(1.0)よりも大きい屈折率を有する光学部材である。光学部材118aの屈折率は、光学部材118bの屈折率よりも大きい。
図4の(a)に示す画素アレイ部11の製造方法は、以下の通りである。図1に示した画素アレイ部11と同様の方法で配線層110〜第2保護層115を形成した後、第2保護層115に、上述した光学材料を塗布する。続けて、フォトリソグラフィ法により、画素PAの領域にのみレジストパターンを形成する。レジストパターンをレンズ材料に転写することで、ドライエッチングを行い、光学部材118aを形成する。また、同様の方法で光学部材118bも形成する。その後に上述した方法でマイクロレンズ116aおよび116bを形成すればよい。
なお、光学部材118aおよび118bの表面に、例えば酸化シリコン、窒化シリコンまたは酸窒化シリコンなどの無機膜を成膜して、当該無機膜のウェハ全面を、ドライエッチングによりエッチバックすることで平坦化してもよい。または、光学部材118aおよび118bの表面に、アクリル樹脂などの有機材料を回転塗布し、エッチバックにより平坦化してもよい。
また、画素アレイ部11が光学部材117aおよび117bを備えず、光学部材118aまたは118bを備える場合においても、マイクロレンズ116aおよび116bの表面に反射防止膜が形成されていてもよい。この場合、反射防止膜の屈折率は、マイクロレンズ116aおよび116bの屈折率以上、かつ光学部材118aおよび118bの屈折率以下であることが好ましい。
図4の(b)は、画素アレイ部11のさらに別の例を示す断面図である。図4の(b)に示す例では、画素アレイ部11は、(i)マイクロレンズ116の上側に光学部材117aまたは11bを備え、かつ(ii)マイクロレンズ116と第2保護層115との間に光学部材118aまたは118bを備えている。
図4の(b)に示す画素アレイ部11の製造方法は、以下の通りである。図1に示した画素アレイ部11と同様の方法で配線層110〜第2保護層115を形成した後、(i)光学部材118aおよび118b、(ii)マイクロレンズ116、(iii)光学部材117aおよび117b、の順で形成すればよい。光学部材117a、117b、118aおよび118bの形成方法は上述したとおりである。
以上のとおり、本実施形態の画素アレイ部11においては、マイクロレンズ116aの、光が入射する側および出射する側の少なくとも一方に光学部材(光学部材117aまたは118a)が配置されていればよく、マイクロレンズ116aに接していなくてもよい。また、マイクロレンズ116bの、光が入射する側および出射する側の少なくとも一方に光学部材(光学部材117bまたは118b)が配置されていればよく、マイクロレンズ116bに接していなくてもよい。
(画素における集光)
従来の画素、および本実施形態の画素における集光について以下に説明する。以下の説明および図5では、簡単のため、フォトダイオード111の上方にマイクロレンズ116が形成されているものとする。
従来の画素、および本実施形態の画素における集光について以下に説明する。以下の説明および図5では、簡単のため、フォトダイオード111の上方にマイクロレンズ116が形成されているものとする。
図5の(a)は、従来の固体撮像装置の画素における集光の例を示す図である。図5の(a)に示すように、画素の正面からの光L1は、画素のマイクロレンズ116を通過してフォトダイオード111に入射する。
従来の固体撮像装置の画素は、マイクロレンズ116の上下いずれにも光学部材を備えない。このため、画素に対して斜めの方向から入射する光L2およびL3は、図5の(a)に示すように、画素の直上のマイクロレンズ116ではなく、隣接するマイクロレンズ116により屈折され、遮光膜112に入射する。このため、光L2およびL3は、フォトダイオード111には入射しない。
図5の(b)は、マイクロレンズ116の上側に光学部材117を有する画素における集光の例を示す図である。光学部材117は、上述した光学部材117aまたは117bと同様のものである。図5の(b)に示す例では、画素に対して斜めの方向から入射する光L2およびL3は、光学部材117により屈折され、画素の直上のマイクロレンズ116に入射する。その結果、光L2およびL3もフォトダイオード111に入射する。換言すれば、図5の(b)に示す例では、フォトダイオード111は、垂直方向および斜め方向からの光を受光する。
図5の(c)は、マイクロレンズ116の下側に光学部材118を有する画素における集光の例を示す図である。光学部材118は、上述した光学部材118aまたは118bと同様のものであってよい。図5の(b)に示す例では、画素に対して斜めの方向から入射する光L2およびL3は、画素に隣接するマイクロレンズ116に入射する。しかし、光L2およびL3は、マイクロレンズ116で屈折された後、光学部材118によってさらに屈折され、フォトダイオード111に入射する。換言すれば、図5の(b)に示す例でも、フォトダイオード111は、垂直方向および斜め方向からの光を受光する。
図5の(b)および(c)に示すように、マイクロレンズ116の上側または下側に光学部材117または118が配置される場合、後述するエアリーディスク径を小さくするとともに、焦点深度を拡大できる。したがって、固体撮像装置10においては、(i)マイクロレンズ116aの上側または下側に光学部材117aまたは118aが配置され、(ii)マイクロレンズ116bの上側または下側に光学部材117bまたは118bが配置されればよい。または、(i)マイクロレンズ116aの上側および下側にそれぞれ光学部材117aおよび118aが配置され、(ii)マイクロレンズ116bの上側および下側にそれぞれ光学部材117bおよび118bが配置されてもよい。光学部材117a、118a、117bおよび118bは、各画素のフォトダイオード111上に配されていればよく、マイクロレンズ116aまたは116bの無い固体撮像装置10においても同様の効果を有する。
また、図14は、本実施形態に係る画素アレイの構成の一例であって、マイクロレンズ116aの上に光学部材117aを備える例を示す図である。図14に示す、特許文献1と異なる本開示の構造の一例においては、マイクロレンズ116aの上に、選択的に光学部材117aを配置する。なお、本開示の構造の一例においては、マイクロレンズ116bの上に、選択的に光学部材117bを配置してもよい。
上述したとおり、光学部材117aまたは117bの屈折率は、空気の屈折率(1.0)よりも高い。このため、マイクロレンズ116aまたは116bの表面で反射した光は、スネルの法則およびフレネルの法則による光の閉じ込め効果より、光学部材117aまたは117bの光の入射界面で反射し、マイクロレンズ116aまたは116bへ再入射する。マイクロレンズ116aまたは116bへ再入射した光の一部は、マイクロレンズ116aまたは116bを通過し、フォトダイオード111aまたは111bへ入射する。その結果、フォトダイオード111aの受光感度をさらに向上させることができる。
光学部材117aまたは117bの屈折率が高ければ高い程、光学部材117aまたは117bの光の入射界面での屈折率の差が大きくなる。したがって、フォトダイオード111aへ再入射する光が増加し、受光感度が向上する。
(第1の変形例)
図6の(a)は、画素アレイ部11の第1の変形例に係る画素アレイ部21の構成を示す断面図である。画素アレイ部21においては、画素PAおよびPBが、画素アレイ部21の全体にわたって交互に配列されている。具体的には、画素アレイ部21においては、近赤外光透過フィルタ、赤色光透過フィルタ、緑色光透過フィルタ、および青色光透過フィルタが、ベイヤ配列を基にした配列で配列されていてよい。さらに、画素PAおよびPBは、マイクロレンズ116の上側に、それぞれ光学部材117aまたは117bを備える。
図6の(a)は、画素アレイ部11の第1の変形例に係る画素アレイ部21の構成を示す断面図である。画素アレイ部21においては、画素PAおよびPBが、画素アレイ部21の全体にわたって交互に配列されている。具体的には、画素アレイ部21においては、近赤外光透過フィルタ、赤色光透過フィルタ、緑色光透過フィルタ、および青色光透過フィルタが、ベイヤ配列を基にした配列で配列されていてよい。さらに、画素PAおよびPBは、マイクロレンズ116の上側に、それぞれ光学部材117aまたは117bを備える。
画素アレイ部21の製造方法は、以下の通りである。画素アレイ部11と同様の方法で配線層110〜マイクロレンズ116を形成した後、マイクロレンズ116の表面全体に、光学部材117aの光学材料により高屈折率材料膜を形成する。さらに、高屈折率材料膜の表面にレジストを塗布してレジスト膜を形成し、フォトマスクを用いて露光および現像することにより、レジストパターンを形成する。
その後、ドライエッチングにより高屈折率材料膜を加工することで、光学部材117aを画素PAにのみ形成する。光学部材117bについても同様の方法で、画素PBにのみ形成する。
このような画素アレイ部21を備える固体撮像装置も、上述した固体撮像装置10と同様の効果を奏する。なお、画素アレイ部21において、画素PAおよびPBはそれぞれ一定周期で配列されていればよく、交互に配列されるものに限定されない。すなわち、画素アレイ部21において、フォトダイオード111aおよび111bは、一定周期で配列されていればよい。
(第2の変形例)
図6の(b)は、画素アレイ部11の第2の変形例に係る画素アレイ部22の構成を示す断面図である。画素アレイ部22は、画素アレイ部21と比較して、光学部材117aおよび117bを備えず、光学部材118aおよび118bを備える点で相違する。
図6の(b)は、画素アレイ部11の第2の変形例に係る画素アレイ部22の構成を示す断面図である。画素アレイ部22は、画素アレイ部21と比較して、光学部材117aおよび117bを備えず、光学部材118aおよび118bを備える点で相違する。
光学部材118aおよび118bの製造方法については、光学部材117aおよび117bと同様にすればよい。
このような画素アレイ部22を備える固体撮像装置も、上述した固体撮像装置10と同様の効果を奏する。なお、画素アレイ部22においても、画素アレイ部21と同様、画素PAおよびPBはそれぞれ一定周期で配列されていればよく、交互に配列されるものに限定されない。すなわち、画素アレイ部22においても、フォトダイオード111aおよび111bは、一定周期で配列されていればよい。
(第3の変形例)
図7は、固体撮像装置10の構成の変形例を示す断面図である。図7に示す固体撮像装置10は、画素アレイ部11と、複数のレンズからなるレンズ群である撮像レンズ300と、撮像レンズ300を支持するハウジング310と、ハウジング310および画素アレイ部11が載置されるプリント基板320とを備える。ただし、図7においては、画素アレイ部11のうち、フォトダイオード111aおよび111b、マイクロレンズ116aおよび116b、並びに光学部材117aおよび117b以外は省略されている。
図7は、固体撮像装置10の構成の変形例を示す断面図である。図7に示す固体撮像装置10は、画素アレイ部11と、複数のレンズからなるレンズ群である撮像レンズ300と、撮像レンズ300を支持するハウジング310と、ハウジング310および画素アレイ部11が載置されるプリント基板320とを備える。ただし、図7においては、画素アレイ部11のうち、フォトダイオード111aおよび111b、マイクロレンズ116aおよび116b、並びに光学部材117aおよび117b以外は省略されている。
図7に示す固体撮像装置10では、一般的な固体撮像装置と比較して、画素アレイ部11と撮像レンズ300との距離が近くなっている。このような固体撮像装置10の撮像面(フォトダイオード111aおよび111bの受光面)の、中央から離隔した領域においては、主光線角度が30度を超える場合が少なくない。このため、当該領域においては、減光および隣接画素への光の漏れが生じ易くなる。
そこで、本変形例では、撮像面の中央から離隔するに従い、マイクロレンズ116aおよび116bの周期を、フォトダイオード111aおよび111bの周期よりもわずかに小さくなるように配置する。さらに、光学部材117aおよび117bの、光が入射する面(すなわち撮像レンズ300と対向する面)が、図7に示すような凹凸のある形状を有していてもよい。
図8は、撮像面の中心から各フォトダイオード111a(または111b)までの距離に対する、フォトダイオード111a(または111b)の配置周期とマイクロレンズ116a(または116b)の配置周期とのズレ量を示すグラフである。図8において、横軸は撮像面の中心からの距離、縦軸は前記ズレ量を示す。
フォトダイオード111a(または111b)の配置周期に対するマイクロレンズ116a(または116b)の配置周期のズレ量をaとした場合、aは以下の式(1)により表される。
a=H×tanθ2 ・・・ (1)
H:マイクロレンズ116a(または116b)の頂点からフォトダイオード111a(または111b)までの距離
θ2:マイクロレンズ116a(または116b)による屈折角
(=sin-1((1/n)×sinθ1))
θ1:マイクロレンズ116a(または116b)の光軸に対して光が入射する入射角
(撮像面の中心からの距離をd、射出瞳距離をLとした場合にtan-1(d/L)となる値)
n:マイクロレンズ116a(または116b)の屈折率
式(1)から明らかなように、各マイクロレンズ116a(または116b)において、ズレ量aは、受光部アレイの中心からの距離dのみを変数とし、他は定数で表される。
H:マイクロレンズ116a(または116b)の頂点からフォトダイオード111a(または111b)までの距離
θ2:マイクロレンズ116a(または116b)による屈折角
(=sin-1((1/n)×sinθ1))
θ1:マイクロレンズ116a(または116b)の光軸に対して光が入射する入射角
(撮像面の中心からの距離をd、射出瞳距離をLとした場合にtan-1(d/L)となる値)
n:マイクロレンズ116a(または116b)の屈折率
式(1)から明らかなように、各マイクロレンズ116a(または116b)において、ズレ量aは、受光部アレイの中心からの距離dのみを変数とし、他は定数で表される。
(画素サイズの下限について)
光には、波のように広がる性質がある。このため、収差のない高性能なレンズを使用した場合でも、光を1点に集束させることはできず、円盤状に広がった状態となる。この円盤はエアリーディスクと呼ばれる。固体撮像素子により鮮明な画像を得るためには、エアリーディスクが画素サイズよりも小さいことが必要となる。エアリーディスクが画素サイズよりも大きい場合には、エアリーディスクが複数の画素にまたがることで、画像がぼやけることとなる。
光には、波のように広がる性質がある。このため、収差のない高性能なレンズを使用した場合でも、光を1点に集束させることはできず、円盤状に広がった状態となる。この円盤はエアリーディスクと呼ばれる。固体撮像素子により鮮明な画像を得るためには、エアリーディスクが画素サイズよりも小さいことが必要となる。エアリーディスクが画素サイズよりも大きい場合には、エアリーディスクが複数の画素にまたがることで、画像がぼやけることとなる。
図9は、エアリーディスクの半径rの、波長に対する依存性を示すグラフである。具体的には、図9には、エアリーディスクの半径rの、波長に対する依存性が、レンズと撮像素子との間の媒質の屈折率nごとに別個のグラフで示されている。図9のグラフから、光の波長が長い程、エアリーディスクの半径rが大きくなることが読み取れる。また、媒質の屈折率が大きい程、エアリーディスクの半径rが小さくなることが読み取れる。
画素サイズの下限は、最大受光波長におけるエアリーディスクの半径rによって決定される。半径rは、波長に比例し、媒質の屈折率に反比例する。このため、近赤外光画像および可視光画像の両方を撮像可能な固体撮像装置において、媒質の屈折率が一様である場合には、当該固体撮像装置の解像度の限界は、近赤外光のエアリーディスクの半径rによって決定される。
本実施形態の固体撮像装置10においては、光学部材117aの屈折率は光学部材117bの屈折率よりも大きい。このため、固体撮像装置10の解像度が近赤外光の解像度によって制限される度合いを低減することができる。
また、一般的な近赤外光のうち、最も波長が短いものの波長は810nmである。一方、一般的な赤色光のピーク波長は700nmである。このため、固体撮像装置10において、光学部材117aまたは光学部材118aの屈折率が、光学部材117bまたは光学部材118bの屈折率の1.16(≒810/700)倍以上であれば、画素サイズの下限が近赤外光のエアリーディスク径によって制限されなくなる。
例えば、光学部材117bが空気(屈折率1.0)の場合、光学部材117aは、屈折率1.16以上の材料(例えば、酸化シリコン、窒化シリコン、酸窒化シリコン、酸化アルミ、酸窒化アルミまたは窒化アルミ)であることが好ましい。
なお、上述した例では、フォトダイオード111aは近赤外光を受光し、フォトダイオード111bは可視光(赤色光、緑色光および青色光)を受光した。しかし、本開示の一態様においては、フォトダイオード111bが受光する光のピーク波長が、フォトダイオード111aが受光する光のピーク波長よりも短ければよい。例えば、フォトダイオード111aが赤色光、緑色光または青色光を受光し、フォトダイオード111bが(i)緑色光および青色光、(ii)青色および紫外光、または(iii)紫外光を受光してもよい。
〔実施形態2〕
本開示の他の実施形態について、以下に説明する。なお、説明の便宜上、上記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を繰り返さない。
本開示の他の実施形態について、以下に説明する。なお、説明の便宜上、上記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を繰り返さない。
図10の(a)は、本実施形態に係る固体撮像装置が備える画素アレイ部31の構成の一例を示す断面図である。
図10の(a)に示すように、画素アレイ部31においては、近赤外光を受光するフォトダイオード111aが、可視光を受光するフォトダイオード111bの下側に配されている。フォトダイオード111bの光軸は、フォトダイオード111aの光軸と一致している。
より詳細には、画素アレイ部31においては、配線層110の上側に、接着層119を介して、別の配線層110bが設けられている。配線層110bから上方向に向かって、フォトダイオード111b、遮光膜112、第1保護層113、カラーフィルタ114b、第2保護層115、マイクロレンズ116aおよび光学部材117aがこの順で配されている。さらに、配線層110の下側に遮光膜112およびフォトダイオード111aが配されている。第1保護層113または第2保護層115は、実施形態1における光学部材118bと同様の機能を備える。図10の(a)に示しているように、配線層110と接着層119の間に光学部材118aを設けても良い。画素アレイ部31は、上記実施例1のマイクロレンズ116aとマイクロレンズ116bを同一にした構成になる 。
画素アレイ部31においては、フォトダイオード111aに入射する光を集束させるマイクロレンズ116aと、フォトダイオード111bに入射する光を集束させるマイクロレンズ116bとは別個の部材であった。これに対し、画素アレイ部31においては、マイクロレンズ116aが、フォトダイオード111aに入射する光およびフォトダイオード111bに入射する光の両方を集束させる。
画素アレイ部31においては、可視光は、フォトダイオード111aよりも上側に配されたフォトダイオード111bにより受光される。一方、近赤外光の波長は、可視光の波長よりも長い。このため、画素アレイ部31においては、近赤外光は、フォトダイオード111bを透過し、フォトダイオード111aで受光される。
したがって、画素アレイ部31においては、近赤外光のみを透過させるフィルタを設ける必要がなくなり、部品点数を削減することができる。さらに、画素アレイ部31の面積が小さくなるため、固体撮像装置自体を小型化することができる。
図10の(b)は、画素アレイ部31の構成の、別の例を示す断面図である。図10の(b)に示す例では、画素アレイ部31は、図10の(a)に示した構成に加えて、マイクロレンズ116aの下側に配された光学部材118aを備える。
図10の(a)または(b)に示すような構成を有する画素アレイ部31を備える固体撮像装置も、本開示の一態様に含まれる。
また、画素アレイ部31と撮像レンズ(レンズ群を含む)との短焦点距離化において、実施形態1の変形例3で説明したように、撮像面の中央から離隔するに従い、マイクロレンズ116aの周期を、フォトダイオード111aの周期よりもわずかに小さくなるように配置してもよい。また、光学部材117aへの主光線角度を低角にするために、図7に示したように、光学部材117aの入射面が凹凸のある形状を有していてもよい。
図11は、固体撮像装置10の構成の、図7に示した例とは別の変形例を示す断面図である。図11に示す例では、光学部材117aは、撮像レンズ300、ハウジング310およびプリント基板320で囲まれた空間において、撮像レンズ300と、マイクロレンズ116aとの間に充填されている。固体撮像装置10は、図11に示すような構成を有していてもよい。
〔実施形態3〕
本開示の他の実施形態について、以下に説明する。
本開示の他の実施形態について、以下に説明する。
図12は、本実施形態に係る固体撮像装置における画素アレイ部41の構造を示す断面図である。画素アレイ部41では、上述した画素アレイ部21などと同様、フォトダイオード111aおよび111bが交互に配列されている。また、マイクロレンズ116aおよび116bの上側に、光学フィルタ120aおよび120bを含む光学フィルタアレイ120が貼り付けられている。光学フィルタ120aおよび120bはそれぞれ、所定の波長範囲内の光のみを透過させるフィルタである。
具体的には、画素アレイ部41は、マイクロレンズ116a上に光学フィルタ120aを備える。また、画素アレイ部41は、マイクロレンズ116b上に光学フィルタ120bを備える。光学フィルタ120bは、光学フィルタ120aとは異なる光透過特性を有する。光学フィルタアレイ120全体では画素単位で光透過特性が異なっている。
光学フィルタアレイ120は、接着層121を介してマイクロレンズ116aおよび116bに貼り付けられる。接着層121は、例えばアクリル樹脂などであってよい。接着層121は、(i)マイクロレンズ116aおよび116bの表面を保護する保護層としての機能、並びに、(ii)マイクロレンズ116aおよび116bの表面の凹凸を平坦化する平坦化膜としての機能も果たす。
光学フィルタ120aおよび120bにおける光透過領域の大きさは、例えば画素の大きさと同じであってよい。ただし、光透過領域の大きさは、画素の大きさおよび接着層の厚さによって適宜決定されてよい。例えば、光学フィルタ120aおよび120bによる光の回折を考慮し、光透過領域の大きさを、画素の大きさよりも小さくしてもよい。その場合には、光透過領域の周囲に画素ごとに光を透過させない遮光領域を設けるなどして、光学フィルタ120aおよび120bの大きさを画素の大きさと一致させる。
本実施形態では、光学部材117aおよび117bは、光学フィルタアレイ120の上に配されている。このため、光学フィルタ120aおよび120bに入射する光のエアリーディスクを小さくすることができる。
また、光が光学フィルタ120aからマイクロレンズ116aへ向かう光路に、空気の屈折率よりも大きい屈折率を有する光学部材122(第3光学部材)が配されている。光学部材122の材料は光学部材117aの材料とは同じであっても異なっていてもよい。光学部材122により、光学フィルタ120aを透過した光が、回折により隣接するフォトダイオード111bに入射することを防止できる。
なお、図12に示す例ではマイクロレンズ116aの上にのみ光学部材122が配されているが、マイクロレンズ116bの上にも光学部材が配されていてもよい。この場合、マイクロレンズ116bの上に配される光学部材の屈折率は、光学部材122の屈折率よりも小さいことが好ましい。
光学フィルタ120aおよび120bは、例えば周期構造を有する金属膜を用いた金属膜フィルタを含んでよい。この場合、光学フィルタ120aおよび120bは、複数の開口が周期的に配置された金属膜フィルタと、この金属膜フィルタの表面を被覆するとともに、金属膜フィルタの開口内を被覆または充填するように形成された誘電体層からなる。
金属膜フィルタにおいて、金属膜は、例えばAg、Al、Cu、Au、TiNx、Al‐Cu、Al-Siまたはその合金で形成される。また、誘電体層は酸化シリコン、窒化シリコン、酸化アルミニウム、酸窒化アルミニウムまたは窒化アルミニウムで形成される。可視光線の波長より小さいサイズの開口またはスペースが2次元的に周期的に配置された金属膜フィルタは、その開口の周期パターンに対応した波長成分を高い効率で透過させる性質をもつ。
このような金属膜フィルタにおいては、開口のサイズ、形状、および周期パターンにより、透過させたい色、波長成分、透過特性および偏光依存性等が制御される。その金属膜フィルタの透過特性を支配する物理的なメカニズムは、金属表面の自由電子が電磁波と結合した表面プラズモンポラリトン(SPP)を媒介として、電磁波が透過する点である。このような周期的な微細加工が施された金属膜フィルタは、プラズモニックフィルタとして広く知られている。
プラズモニックフィルタは、シンプルな金属膜からなるフィルタであり、リソグラフィ等の2次元平面上で微細な構造を形成する手法と親和性が高く、さらに、光学特性の設計の自由度が高いという長所がある。
プラズモニックフィルタの透過特性は、様々な電磁波の透過モードの合成によって決定される。例えば、プラズモニックフィルタの1つであるホールアレイフィルタには、表面(局在)を媒介とする透過モード(以下、プラズモニックモードという)の他に、光が光学的に透過する透過モード(以下、フォトニックモードという)がある。本フィルタに配置されている開口サイズに対して長い波長の場合、光はホールアレイフィルタを透過することができない。一方、開口サイズに対して短い波長の場合、光はホールアレイフィルタを透過することができる。
また、光学フィルタ120aおよび120bは、例えば無機材料を積層した多層膜干渉フィルタであってもよい。多層膜干渉フィルタは、高屈折率材料および低屈折率材料を交互に積層させて形成される、λ/4多層膜である。多層膜干渉フィルタでは、高屈折率材料および低屈折率材料の材料間の屈折率差を適切に設定すること、および/または異なる膜厚の膜を挿入することにより、透過波長帯域および透過率を制御することができる。
高屈折率材料としては二酸化チタンが用いられる。また、低屈折率材料としては半導体プロセスにおいて広く用いられている二酸化ケイ素が用いられる。または、所望の透過波長帯域などに応じて、酸化タンタル、酸化ジルコニウム、一窒化ケイ素、窒化ケイ素、酸化アルミニウム、フッ化マグネシウム、酸化ハフニウムおよび酸化マグネシウムのうち、何れか2種類を用いてもよい。
また、光学フィルタ120aおよび120bは、有機カラー材料で構成されるカラーフィルタであってもよい。有機カラー材料としては、一般的に、固体撮像素子で用いられている有機材料を用いることができる。
画素アレイ部41は、従来の固体撮像素子が備える画素アレイに、接着層121、光学部材122、光学フィルタ120aおよび120b、並びに光学部材117aおよび117bを貼り付けることで作製できる。このため、画素アレイ部41は、実施形態1で説明した画素アレイ部11と比較して、低コストで作製可能である。また、画素アレイ部41においては、光学フィルタ120aまたは120bを、カラーフィルタまたは近赤外光透過フィルタとは異なるフィルタ、例えば偏光フィルタまたは狭帯域バンドパスフィルタとすることもできる。
〔実施形態4〕
本開示の他の実施形態について、以下に説明する。本実施形態に係る固体撮像装置は、互いに離隔している近赤外光受光画素アレイ部51A(第1受光部アレイ)と、可視光受光画素アレイ部51B(第2受光部アレイ)とを備える。近赤外光受光画素アレイ部51Aは画素PAの集合である。可視光受光画素アレイ部51Bは画素PBの集合である。
本開示の他の実施形態について、以下に説明する。本実施形態に係る固体撮像装置は、互いに離隔している近赤外光受光画素アレイ部51A(第1受光部アレイ)と、可視光受光画素アレイ部51B(第2受光部アレイ)とを備える。近赤外光受光画素アレイ部51Aは画素PAの集合である。可視光受光画素アレイ部51Bは画素PBの集合である。
図13の(a)は、本実施形態に係る固体撮像装置の一例である、固体撮像装置50Aの概要を示す図である。図13の(a)に示すように、固体撮像装置50Aは、近赤外光受光画素アレイ部51Aと、可視光受光画素アレイ部51Bと、単一の撮像レンズ52と、ダイクロイックミラー53とを備える。
ダイクロイックミラー53は、可視光を透過させ、近赤外光を反射する。ダイクロイックミラー53は、撮像レンズ52の光軸に対して傾斜して配置される。近赤外光受光画素アレイ部51Aは、ダイクロイックミラー53により反射された光が入射する位置に配置される。可視光受光画素アレイ部51Bは、ダイクロイックミラー53を透過した光が入射する位置に配置される。
図13の(b)は、本実施形態に係る固体撮像装置の別の例である、固体撮像装置50Bの概要を示す図である。図13の(b)に示すように、固体撮像装置50Bは、近赤外光受光画素アレイ部51Aと、可視光受光画素アレイ部51Bと、撮像レンズ52Aおよび52Bとを備える。
近赤外光受光画素アレイ部51Aは、撮像レンズ52Aにより集束された光を受光する位置に配置される。可視光受光画素アレイ部51Bは、撮像レンズ52Bにより集束された光を受光する位置に配置される。
以上のように、本開示の一態様に係る固体撮像装置において、近赤外光受光画素アレイ部51Aと可視光受光画素アレイ部51Bとは、互いに離隔していてもよい。
画素アレイ部と撮像レンズ(レンズ群を含む)との短焦点距離化において、マイクロレンズ116aおよび116b、光学部材117a、117b、118a、118b、および122へ入射する光の主光線角(CRA)を考慮し、これらのマイクロレンズおよび光学部材(符号省略)の周期が各画素の周期よりもわずかに小さくなるよう配置してもよい。この場合、マイクロレンズ116aおよび116b、光学部材117aおよび117b、光学部材118aおよび118b、または光学部材122の光軸が、フォトダイオード111aおよび111bの光軸(中心)と一致しない画素があってもよい。
本開示は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本開示の技術的範囲に含まれる。さらに、各実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を組み合わせることにより、新しい技術的特徴を形成することができる。
10 固体撮像装置
51A 近赤外光受光画素アレイ部(第1受光部アレイ)
51B 可視光受光画素アレイ部(第2受光部アレイ)
111a フォトダイオード(第1受光部)
111b フォトダイオード(第2受光部)
116a マイクロレンズ(第1マイクロレンズ)
116b マイクロレンズ(第2マイクロレンズ)
117a、118a 光学部材(第1光学部材)
117b、118b 光学部材(第2光学部材)
120a 光学フィルタ
122 光学部材(第3光学部材)
300 撮像レンズ
51A 近赤外光受光画素アレイ部(第1受光部アレイ)
51B 可視光受光画素アレイ部(第2受光部アレイ)
111a フォトダイオード(第1受光部)
111b フォトダイオード(第2受光部)
116a マイクロレンズ(第1マイクロレンズ)
116b マイクロレンズ(第2マイクロレンズ)
117a、118a 光学部材(第1光学部材)
117b、118b 光学部材(第2光学部材)
120a 光学フィルタ
122 光学部材(第3光学部材)
300 撮像レンズ
Claims (11)
- 受光する光のピーク波長が第1波長である第1受光部と、
受光する光のピーク波長が前記第1波長よりも短い第2波長である第2受光部と、
前記第1受光部に対して光を集束させる第1マイクロレンズと、
前記第2受光部に対して光を集束させる第2マイクロレンズと、
を備える固体撮像装置であって、
前記第1マイクロレンズの、光が入射する側および出射する側の少なくとも一方に、1.0よりも大きい屈折率を有する第1光学部材が配置され、
前記第2マイクロレンズの、光が入射する側および出射する側の少なくとも一方に、1.0よりも大きい屈折率を有する第2光学部材が配置され、
前記第1光学部材の屈折率は、前記第2光学部材の屈折率よりも大きいことを特徴とする固体撮像装置。 - 前記第1光学部材の屈折率は、前記第2光学部材の屈折率の1.16倍以上であることを特徴とする請求項1に記載の固体撮像装置。
- 前記第1光学部材は前記第1マイクロレンズと接していることを特徴とする請求項1または2に記載の固体撮像装置。
- 前記第2受光部の光軸は前記第1受光部の光軸と一致し、
前記第2マイクロレンズは前記第1マイクロレンズと同一であることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の固体撮像装置。 - 前記第1光学部材は、前記固体撮像装置の撮像レンズと、前記第1マイクロレンズとの間に充填されていることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の固体撮像装置。
- 前記第1マイクロレンズ上に光学フィルタを備え、
光が前記光学フィルタから前記第1マイクロレンズへ向かう光路に、1.0よりも大きい屈折率を有する第3光学部材が配置されていることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の固体撮像装置。 - 前記第1波長は近赤外領域の波長であることを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の固体撮像装置。
- 前記第2波長は可視光領域の波長であり、
前記第1受光部および前記第2受光部は複数であり、
単位面積当たりの前記第1受光部の密度と、単位面積当たりの前記第2受光部の密度とは、同一であることを特徴とする請求項7に記載の固体撮像装置。 - 前記第1受光部が受光した光により近赤外光画像を撮像し、
前記第2受光部が受光した光により可視光画像を撮像し、
前記近赤外光画像および前記可視光画像を同時に撮像することを特徴とする請求項8に記載の固体撮像装置。 - 前記第1受光部を含む第1受光部アレイと、前記第2受光部を含む第2受光部アレイとは、互いに離隔していることを特徴とする請求項1から9のいずれか1項に記載の固体撮像装置。
- 前記第1受光部および前記第2受光部は複数であり、
前記第1受光部および前記第2受光部は、一定周期で配列されていることを特徴とする請求項1から9のいずれか1項に記載の固体撮像装置。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018137551A JP2020017791A (ja) | 2018-07-23 | 2018-07-23 | 固体撮像装置 |
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JP2018137551A JP2020017791A (ja) | 2018-07-23 | 2018-07-23 | 固体撮像装置 |
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---|---|
JP2020017791A true JP2020017791A (ja) | 2020-01-30 |
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ID=69580699
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JP2018137551A Pending JP2020017791A (ja) | 2018-07-23 | 2018-07-23 | 固体撮像装置 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2020017791A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2022190732A1 (ja) * | 2021-03-10 | 2022-09-15 | ソニーセミコンダクタソリューションズ株式会社 | 光検出素子 |
WO2023013444A1 (ja) * | 2021-08-06 | 2023-02-09 | ソニーセミコンダクタソリューションズ株式会社 | 撮像装置 |
KR102507184B1 (ko) * | 2022-06-17 | 2023-03-09 | 한국기계연구원 | 마이크로 렌즈 어레이 및 이의 제조방법 |
-
2018
- 2018-07-23 JP JP2018137551A patent/JP2020017791A/ja active Pending
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