JP2020016509A - 走行支援装置、走行支援システムおよびプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】車両が、車線変更をする際に、より適切な車線変更を提示することができる運転支援装置等を提供する。【解決手段】自車両および自車両の周辺に位置する他の車両の位置情報を取得する位置情報取得部である自車位置取得部11および他車位置取得部13と、自車両の渋滞の際における走行条件を取得する走行条件取得部15と、位置情報に基づき、複数の車線の中から走行条件に合致した車線を決定する車線決定部16と、を有する走行支援装置。【選択図】図3
Description
本発明は、走行支援装置、走行支援システム、プログラムに関する。
従来、道路交通情報と道路情報とに基づいて、好ましい走行ルートを検索し、表示するナビゲーション装置が存在する。
例えば、特許文献1に記載の走行ルート探索支援装置は、所定の地図情報の中から調査対象となる調査エリア及び走行ルートを探索するための設定条件を入力させ、入力された調査エリア、設定条件及び地図情報等に基づいて、設定された調査エリアを満遍なくかつ効率良く巡回するための走行ルートを複数探索する。また、走行ルート探索支援装置は、探索された走行ルートを満遍なく走行するための走行順序を示す案内ルートを作成し、この走行ルート及び案内ルートを地図情報と対応付けたガイド地図データを作成して、車載端末及び顧客端末に送信する。
また特許文献2に記載の車両用道路情報表示装置は、道路交通情報入力手段により入力された道路交通情報に基づいて、地図記憶手段の各道路区間ごとの走行可能速度を補正する速度補正手段と、位置検出手段で検出された車両の現在位置と地図記憶手段の道路地図データとに基づいて車両が走行中の道路区間を検出する道路検出手段と、速度補正手段で走行可能速度が補正された道路区間の中から、車両が走行中の道路区間よりも走行可能速度が高い道路区間を抽出する道路抽出手段と、地図記憶手段から車両の現在位置周辺の道路地図データを読み出し、その道路地図データ上に道路抽出手段で抽出された道路区間を他の道路区間と異なる表示形態で表示する表示手段とを備え、現在走行中の道路区間よりも低渋滞度の道路区間を他の道路区間と異なる表示形態で表示する。
さらに特許文献3に記載のナビゲーション装置は、現在の位置を出発すべき出発時刻が過ぎても、現在の位置が変動していない場合には、処理部が、最初に検索した案内ルートとは異なり、かつ現在の位置から目的地までの移動に必要な必要移動時間が、最初に検索した案内ルートよりも短くなるような新たな案内ルートを再度検索する。そして、処理部は、再度作成した案内ルートに基づいて新たな必要移動時間情報を生成し、新たな必要移動時間情報に基づいて新たな出発推奨時刻情報を生成して、通信部が、新たな移動経路を表す移動経路情報と、新たな出発推奨時刻情報と含む連絡情報を予め定める第1の通知先に出力する。
しかしながら、例えば、高速道路の渋滞に巻き込まれた場合に、どのように車線変更をすれば渋滞に対して対応できるか、という情報をユーザに提供できれば、ストレスの大きい高速道路の渋滞時に、ユーザの精神的な安定とともに安全運転につながることも期待できる。さらには、個別の車両が適切に動くことで、むやみな車線変更などを抑制し、全体として、より円滑なる渋滞解消の実現が期待される。
本発明は、車両が、車線変更をする際に、より適切な車線変更を提示することができる運転支援装置等を提供することを目的とする。
本発明は、車両が、車線変更をする際に、より適切な車線変更を提示することができる運転支援装置等を提供することを目的とする。
かくして本発明によれば、自車両および自車両の周辺に位置する他の車両の位置情報を取得する位置情報取得部と、自車両の渋滞の際における走行条件を取得する走行条件取得部と、位置情報に基づき、複数の車線の中から走行条件に合致した車線を決定する車線決定部と、を有する走行支援装置が提供される。
ここで、自車両が車線決定部で決定した車線を走行するときの位置を表示する表示情報を作成する表示情報作成部をさらに有するようにすることができる。この場合、複数の車線中における自車両の位置を視認することができる。
また表示情報は、自車両の実際の走行とは別のシミュレーション結果であるようにすることができる。この場合、実際の自車両の位置とシミュレーション後の自車両の位置とを比較することができる。
さらに表示情報は、自車両を誘導するための誘導情報であるようにすることができる。この場合、車線の変更を行なう車線案内をユーザに提供することができる。
また表示情報は、自車両の実際の走行とは別のシミュレーション結果であるようにすることができる。この場合、実際の自車両の位置とシミュレーション後の自車両の位置とを比較することができる。
さらに表示情報は、自車両を誘導するための誘導情報であるようにすることができる。この場合、車線の変更を行なう車線案内をユーザに提供することができる。
そして、道路の状況を取得する道路状況取得部をさらに有し、車線決定部は、道路の状況を加味して車線を決定するようにすることができる。この場合、道路の状況に合わせて車線を決定することができる。
また道路の状況は、車線毎の渋滞の状況であり、車線決定部は、最も早く渋滞を抜け出すことができる車線を決定するようにすることができる。この場合、ユーザのストレスが軽減され、精神的な安定を得やすくなる。
さらに車線毎の渋滞の状況は、位置情報から求めるようにすることができる。この場合、車線毎の渋滞の状況をより簡単に取得できる。
また道路の状況は、車線毎の渋滞の状況であり、車線決定部は、最も早く渋滞を抜け出すことができる車線を決定するようにすることができる。この場合、ユーザのストレスが軽減され、精神的な安定を得やすくなる。
さらに車線毎の渋滞の状況は、位置情報から求めるようにすることができる。この場合、車線毎の渋滞の状況をより簡単に取得できる。
そして、車線決定部は、自車両が回避する車線を取得し、回避する車線以外の車線を決定するようにすることができる。この場合、回避する車線に車線変更させない車線案内を行なうことができる。
また回避すべき車線は、さらにユーザが入力した車線であるようにすることができる。この場合、ユーザが回避したい車線に車線変更させない車線案内を行なうことができる。
また回避すべき車線は、さらにユーザが入力した車線であるようにすることができる。この場合、ユーザが回避したい車線に車線変更させない車線案内を行なうことができる。
そして、車線決定部は、自車両と他の車両とが協調して走行するために車線を決定するようにすることができる。この場合、個々の車両をより適切に動かすことができ、むやみな車線変更などを抑制し、全体として、より円滑な走行が実現できる。
このとき車線決定部は、自車両および他の車両を含む全体の車両を対象に、渋滞を抜け出すために必要な時間がより短くなるように車線を決定するようにすることができる。この場合、渋滞の予防やより早期の渋滞の解消が期待できる。
このとき車線決定部は、自車両および他の車両を含む全体の車両を対象に、渋滞を抜け出すために必要な時間がより短くなるように車線を決定するようにすることができる。この場合、渋滞の予防やより早期の渋滞の解消が期待できる。
さらに本発明によれば、道路の状況および車両の位置情報を管理する管理装置と、自車両の走行条件に合致した車線を決定する走行支援装置と、を有し、走行支援装置は、自車両および自車両の周辺に位置する他の車両の位置情報を取得する位置情報取得部と、自車両の渋滞の際における走行条件を取得する走行条件取得部と、位置情報に基づき、複数の車線の中から走行条件に合致した車線を決定する車線決定部と、自車両が車線決定部で決定した車線を走行するときの位置を表示する表示部と、を有する走行支援システムが提供される。
またさらに本発明によれば、コンピュータに、自車両および自車両の周辺に位置する他の車両の位置情報を取得する位置情報取得機能と、自車両の渋滞の際における走行条件を取得する走行条件取得機能と、位置情報に基づき、複数の車線の中から走行条件に合致した車線を決定する車線決定機能と、を実現させるためのプログラムが提供される。
本発明によれば、車両が、車線変更をする際に、より適切な車線変更を提示することができる運転支援装置等を提供することができる。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
<走行支援システム全体の説明>
図1は、本実施の形態における走行支援システム1の構成例を示す図である。
図示するように本実施の形態の走行支援システム1は、端末装置10aと、端末装置10bと、ナビゲーション装置20aと、ナビゲーション装置20bと、管理サーバ30とが、ネットワーク70、ネットワーク80、アクセスポイント90を介して接続されることにより構成されている。詳しくは後述するが、端末装置10a、10bおよびナビゲーション装置20a、20bは、自己の車両の走行条件に合致した車線を決定する走行支援装置の一例である。また管理サーバ30は、道路の状況および車両の位置情報を管理する管理装置の一例である。なおここで道路は、例えば、高速道路である。
また以下、端末装置10aと端末装置10bとを区別しない場合には、単に「端末装置10」と言うことがある。同様に、ナビゲーション装置20aとナビゲーション装置20bとを区別しない場合には、単に「ナビゲーション装置20」と言うことがある。
図1は、本実施の形態における走行支援システム1の構成例を示す図である。
図示するように本実施の形態の走行支援システム1は、端末装置10aと、端末装置10bと、ナビゲーション装置20aと、ナビゲーション装置20bと、管理サーバ30とが、ネットワーク70、ネットワーク80、アクセスポイント90を介して接続されることにより構成されている。詳しくは後述するが、端末装置10a、10bおよびナビゲーション装置20a、20bは、自己の車両の走行条件に合致した車線を決定する走行支援装置の一例である。また管理サーバ30は、道路の状況および車両の位置情報を管理する管理装置の一例である。なおここで道路は、例えば、高速道路である。
また以下、端末装置10aと端末装置10bとを区別しない場合には、単に「端末装置10」と言うことがある。同様に、ナビゲーション装置20aとナビゲーション装置20bとを区別しない場合には、単に「ナビゲーション装置20」と言うことがある。
なお図1では、端末装置10およびナビゲーション装置20は、それぞれ2つずつしか示していないが、端末装置10およびナビゲーション装置20の双方を合わせて複数個であれば、個数はいくつでもよい。また端末装置10およびナビゲーション装置20の一方だけでもよい。
端末装置10は、例えば、モバイルコンピュータ、携帯電話、スマートフォン、タブレット等のモバイル端末である。端末装置10は、無線通信を行う端末装置10を接続するアクセスポイント90を介して、有線で通信を行うネットワーク70に接続する。また本実施の形態では、端末装置10は、車両において使用することを前提とする。端末装置10は、例えば、車載ホルダに固定されることで使用される。また端末装置10は、例えば、運転者以外の同乗者が操作することで使用される。
なおここで、「車両」とは、自動車、バス、トラックなど旅客や貨物などを輸送するための車である。また車輪の数は、問題ではなく、四輪車のみならず、三輪車や六輪車であってもよい。さらに二輪車であるオートバイであってもよい。また用途についても特に限られるものではなく、クレーン車、ミキサー車などの建設・土木工事用の車両や戦車、装甲車などの軍用車両も含まれる。
ナビゲーション装置20は、例えば、車両において使用されるカーナビゲーション装置である。ナビゲーション装置20も、無線通信を行う端末装置10を接続するアクセスポイント90を介して、有線で通信を行うネットワーク70に接続する。
ナビゲーション装置20は、地図情報を表示することができる。またユーザが指定した目的地までの走行ルート(道順)を探索し、現在地からの走行ルートを地図上に表示する。そして地図上にアイコン等により自車両の位置、自車両の周辺の施設、およびランドマーク等を示すとともに、アイコンや音声により走行ルートの案内を行なう。また例えば、道路交通情報通信システム(VICS:Vehicle Information and Communication System(登録商標))から、道路交通情報を受信し、地図上に文字や図形として表示する場合もある。
ナビゲーション装置20は、地図情報を表示することができる。またユーザが指定した目的地までの走行ルート(道順)を探索し、現在地からの走行ルートを地図上に表示する。そして地図上にアイコン等により自車両の位置、自車両の周辺の施設、およびランドマーク等を示すとともに、アイコンや音声により走行ルートの案内を行なう。また例えば、道路交通情報通信システム(VICS:Vehicle Information and Communication System(登録商標))から、道路交通情報を受信し、地図上に文字や図形として表示する場合もある。
管理サーバ30は、走行支援システム1の全体の管理をするサーバコンピュータである。管理サーバ30は、例えば、端末装置10やナビゲーション装置20から予め定められた情報を受信し、受信した電子情報を保存する。また端末装置10やナビゲーション装置20のユーザの認証を行ない、予め定められた情報を端末装置10やナビゲーション装置20に対し送信する。これらの情報については、後述する。
端末装置10、ナビゲーション装置20および管理サーバ30は、演算手段であるCPUと、記憶手段であるメインメモリ及びHDD(Hard Disk Drive)とを備える。ここで、CPUは、OS(基本ソフトウェア)やアプリケーションプログラム(応用ソフトウェア)等の各種ソフトウェアを実行する。また、メインメモリは、各種ソフトウェアやその実行に用いるデータ等を記憶する記憶領域であり、HDDは、各種ソフトウェアに対する入力データや各種ソフトウェアからの出力データ等を記憶する記憶領域である。
さらに、端末装置10、ナビゲーション装置20および管理サーバ30は、外部との通信を行うための通信インタフェース(以下、「通信I/F」と表記する)と、ビデオメモリやディスプレイ等からなる表示機構と、タッチパネル等の入力機構とを備える。
さらに、端末装置10、ナビゲーション装置20および管理サーバ30は、外部との通信を行うための通信インタフェース(以下、「通信I/F」と表記する)と、ビデオメモリやディスプレイ等からなる表示機構と、タッチパネル等の入力機構とを備える。
ネットワーク70は、端末装置10、ナビゲーション装置20および管理サーバ30の間の情報通信に用いられる通信手段であり、例えば、インターネットである。
ネットワーク80も、ネットワーク70と同様に、端末装置10、ナビゲーション装置20および管理サーバ30の間の情報通信に用いられる通信手段であり、例えば、LAN(Local Area Network)である。
アクセスポイント90は、有線で通信を行うネットワーク80に対して、無線通信回線を利用して無線通信を行なう機器である。アクセスポイント90は、端末装置10およびナビゲーション装置20とネットワーク70との間の情報の送受信を媒介する。
無線通信回線の種類としては、携帯電話回線、PHS(Personal Handy-phone System)回線、Wi−Fi(Wireless Fidelity)、Bluetooth(登録商標)、ZigBee、UWB(Ultra Wideband)等の各回線が使用可能である。またアクセスポイント90を、例えば、ITS(Intelligent Transport Systems:高度道路交通システム)スポットとし、DSRC(Dedicated Short Range Communications)通信により情報の送受信を行なってもよい。
無線通信回線の種類としては、携帯電話回線、PHS(Personal Handy-phone System)回線、Wi−Fi(Wireless Fidelity)、Bluetooth(登録商標)、ZigBee、UWB(Ultra Wideband)等の各回線が使用可能である。またアクセスポイント90を、例えば、ITS(Intelligent Transport Systems:高度道路交通システム)スポットとし、DSRC(Dedicated Short Range Communications)通信により情報の送受信を行なってもよい。
<走行支援システム1の動作の概略説明>
図2は、走行支援システム1の概略動作の例について示した図である。
まず端末装置10やナビゲーション装置20が、自己の装置の位置を取得する(1A)。自己の装置の位置は、例えば、これらの装置に内蔵されているGPS(Global Positioning System)機能を使用して求めることができる。なおGPS機能は、これらの装置に内蔵されていることは必ずしも必要ではなく、別体の装置とし、これから位置情報を取得することもできる。またGPS機能の代わりに、またGPS機能と併用して、Wi−Fiアクセスポイントの位置情報を利用して自己の装置の位置を求めてもよい。
図2は、走行支援システム1の概略動作の例について示した図である。
まず端末装置10やナビゲーション装置20が、自己の装置の位置を取得する(1A)。自己の装置の位置は、例えば、これらの装置に内蔵されているGPS(Global Positioning System)機能を使用して求めることができる。なおGPS機能は、これらの装置に内蔵されていることは必ずしも必要ではなく、別体の装置とし、これから位置情報を取得することもできる。またGPS機能の代わりに、またGPS機能と併用して、Wi−Fiアクセスポイントの位置情報を利用して自己の装置の位置を求めてもよい。
端末装置10やナビゲーション装置20は、自車両で使用するため、この位置は、自車両の位置でもある。よってこの場合、端末装置10やナビゲーション装置20は、自車両の位置を取得する、と言うこともできる。
次に端末装置10やナビゲーション装置20は、アクセスポイント90、ネットワーク70、ネットワーク80を介して、管理サーバ30に対し、取得した自車両の位置を送信する(1B)。
そして管理サーバ30は、取得した各車両の位置を記憶するとともに、ネットワーク80、ネットワーク70、アクセスポイント90を介して、端末装置10やナビゲーション装置20に対し、自車両以外の他の車両の位置を送信する(1C)。
そして他の車両の位置を受け取った端末装置10やナビゲーション装置20は、詳しくは後述する方法で、走行する車線の決定を行なう。
次に、本実施の形態の走行支援システム1の詳細な機能構成および動作について説明する。
なお端末装置10およびナビゲーション装置20については、表示画面のデザインやレイアウト等を除き、ほぼ同様の機能構成を有し、ほぼ同様の動作を行なう。よって以下の説明では、端末装置10について代表し説明を行なう。
なお端末装置10およびナビゲーション装置20については、表示画面のデザインやレイアウト等を除き、ほぼ同様の機能構成を有し、ほぼ同様の動作を行なう。よって以下の説明では、端末装置10について代表し説明を行なう。
<走行支援システム1の機能構成の説明>
図3は、走行支援システム1の機能構成例を示したブロック図である。
なおここでは、走行支援システム1が有する種々の機能のうち本実施の形態に関係するものを選択して図示している。
走行支援システム1において、端末装置10は、自車両の位置を取得する自車位置取得部11と、管理サーバ30と情報の送受信を行なう端末側送受信部12と、他の車両の位置を取得する他車位置取得部13と、道路の状況を取得する道路状況取得部14と、自車両の走行条件を取得する走行条件取得部15と、複数の車線の中から1つの車線を決定する車線決定部16と、表示情報を作成する表示情報作成部17と、表示情報に基づく画像の表示を行なう表示部18と、を有する。
図3は、走行支援システム1の機能構成例を示したブロック図である。
なおここでは、走行支援システム1が有する種々の機能のうち本実施の形態に関係するものを選択して図示している。
走行支援システム1において、端末装置10は、自車両の位置を取得する自車位置取得部11と、管理サーバ30と情報の送受信を行なう端末側送受信部12と、他の車両の位置を取得する他車位置取得部13と、道路の状況を取得する道路状況取得部14と、自車両の走行条件を取得する走行条件取得部15と、複数の車線の中から1つの車線を決定する車線決定部16と、表示情報を作成する表示情報作成部17と、表示情報に基づく画像の表示を行なう表示部18と、を有する。
自車位置取得部11は、上述したGPS機能やWi−Fiアクセスポイントの位置情報を利用して自車両の位置を求める。
端末側送受信部12は、管理サーバ30と通信を行ない、所定の情報のやりとりを行なう。この情報は、詳しくは後述する送信情報であり、他の車両の位置情報や道路の状況の情報が含まれる。
他車位置取得部13は、端末側送受信部12が管理サーバ30から受け取った送信情報から、他の車両の位置情報を抽出することで取得する。
なお自車位置取得部11および他車位置取得部13は、自車両および自車両の周辺に位置する他の車両の位置情報を取得する位置情報取得部の一例であると捉えることができる。なおここで「周辺」の範囲は、特に限られるものではない。例えば、自車両が現在位置する道路の前後100mの比較的狭い範囲とすることもでき、また例えば、より広い範囲として、自車両が現在位置する道路の前後10kmとしてもよく、自車両が位置する高速道路上の全範囲としてもよい。さらに全ての道路上をこの範囲としてもよい。また自車両の後方よりも前方を広い範囲としてもよい。
他車位置取得部13は、端末側送受信部12が管理サーバ30から受け取った送信情報から、他の車両の位置情報を抽出することで取得する。
なお自車位置取得部11および他車位置取得部13は、自車両および自車両の周辺に位置する他の車両の位置情報を取得する位置情報取得部の一例であると捉えることができる。なおここで「周辺」の範囲は、特に限られるものではない。例えば、自車両が現在位置する道路の前後100mの比較的狭い範囲とすることもでき、また例えば、より広い範囲として、自車両が現在位置する道路の前後10kmとしてもよく、自車両が位置する高速道路上の全範囲としてもよい。さらに全ての道路上をこの範囲としてもよい。また自車両の後方よりも前方を広い範囲としてもよい。
道路状況取得部14は、端末側送受信部12が管理サーバ30から受け取った情報から、道路状況の情報を抽出することで取得する。
走行条件取得部15は、ユーザが入力した自車両の渋滞の際における走行条件を取得する。ただしこれに限られるものではなく、予め設定された走行条件の中から、例えば、道路状況に合わせて自動的に走行条件を選択してもよい。
車線決定部16は、自車両や他の車両の位置情報に基づき、複数の車線の中から走行条件に合致した車線を決定する。この場合、車線決定部16は、さらに道路状況取得部14が取得した道路の状況を加味して車線を決定することが好ましい。
表示情報作成部17は、詳しくは後述するが、自車両が車線決定部16で決定した車線を走行するときの位置を表示する表示情報を作成する。
表示部18は、上述した表示機構の一例であり、表示情報作成部17で作成した表示情報の表示を行なう。即ち、自車両が車線決定部16で決定した車線を走行するときの位置を表示する。表示部18は、例えば、タッチパネルである。この場合、表示部18は、各種情報が表示されるディスプレイと、指やスタイラスペン等で接触された位置を検出する位置検出シートとを備える。接触された位置を検出する手段としては、接触による圧力をもとに検出する抵抗膜方式や、接触した物の静電気をもとに検出する静電容量方式など、どのようなものが用いられてもよい。
また、管理サーバ30は、端末装置10と情報の送受信を行なうサーバ側送受信部31と、取得した位置情報を記憶する記憶部32と、送信情報を作成する送信情報作成部33とを有する。
サーバ側送受信部31は、端末装置10と通信を行ない、所定の情報のやりとりを行なう。
記憶部32は、端末装置10から送られた情報を記憶する。また記憶部32は、詳しくは後述する道路状況について記憶する。
送信情報作成部33は、端末装置10から送られた情報を基に、端末装置10に送り返す送信情報を作成する。
記憶部32は、端末装置10から送られた情報を記憶する。また記憶部32は、詳しくは後述する道路状況について記憶する。
送信情報作成部33は、端末装置10から送られた情報を基に、端末装置10に送り返す送信情報を作成する。
<端末装置10の動作説明>
次に本実施の形態の端末装置10の動作の例について、より詳細に説明を行なう。
次に本実施の形態の端末装置10の動作の例について、より詳細に説明を行なう。
(シミュレーションモード)
[第1の実施形態]
まず端末装置10の動作の第1の実施形態について説明する。第1の実施形態では、端末装置10が、シミュレーションモードで動作する場合について説明を行なう。
[第1の実施形態]
まず端末装置10の動作の第1の実施形態について説明する。第1の実施形態では、端末装置10が、シミュレーションモードで動作する場合について説明を行なう。
シミュレーションモードでは、端末装置10の表示情報作成部17は、表示情報として、自車両の実際の走行とは別のシミュレーション結果を作成する。そして表示部18では、このシミュレーション結果を表示する。
第1の実施形態では、ユーザが、自車両の渋滞の際における走行条件を入力し、端末装置10は、この走行条件により自車両を走行させたときに、自車両の位置をシミュレーションし、表示する。
図4(a)は、シミュレーションモードにおける設定画面を示した図である。
図示する画面は、表示部18に設定画面を表示した例を示している。
この設定画面では、渋滞の際に行なうシミュレーションの設定項目を選択する場合を示している。つまり渋滞の際に車線を変更しつつ渋滞を最も早く回避するシミュレーションを行なう場合は、「最も早く回避」に対するラジオボタン181aを選択する。また車線変更を行なわない場合は、「車線変更なし」に対するラジオボタン181cを選択する。さらにこれらの間の通常の車線変更を行なう場合は、「通常」に対するラジオボタン181bを選択する。ここでは、「最も早く回避」に対するラジオボタン181aを選択した場合を示している。
図示する画面は、表示部18に設定画面を表示した例を示している。
この設定画面では、渋滞の際に行なうシミュレーションの設定項目を選択する場合を示している。つまり渋滞の際に車線を変更しつつ渋滞を最も早く回避するシミュレーションを行なう場合は、「最も早く回避」に対するラジオボタン181aを選択する。また車線変更を行なわない場合は、「車線変更なし」に対するラジオボタン181cを選択する。さらにこれらの間の通常の車線変更を行なう場合は、「通常」に対するラジオボタン181bを選択する。ここでは、「最も早く回避」に対するラジオボタン181aを選択した場合を示している。
図4(b)は、図4(a)の設定を行なった場合のシミュレーション結果を示した図である。この場合、道路D1は、3車線の道路であり、シミュレーションを開始したときは、自車両は、第1車線に位置し、予め定められた時間経過後のシミュレーション結果を示している。
図中アイコンJ11は、実際の自車両の位置を示す。この場合、例えば、自車両は、第1車線のまま車線変更を行なわなかった場合を示す。またアイコンJ12は、渋滞を最も早く回避するシミュレーションを行なった結果を示す。この場合は、車線変更を行なった結果、自車両は、第3車線に移動しており、自車両が、実際の自車両の位置より前方に位置していることを示している。なおアイコンJ13は、他の車両の位置を示している。またここでは、アイコンJ11とアイコンJ12とにより実際の自車両の位置とシミュレーション結果による自車両の位置との関係を示したが、これらの位置間の距離や走行時間差等をさらに表示してもよい。
図中アイコンJ11は、実際の自車両の位置を示す。この場合、例えば、自車両は、第1車線のまま車線変更を行なわなかった場合を示す。またアイコンJ12は、渋滞を最も早く回避するシミュレーションを行なった結果を示す。この場合は、車線変更を行なった結果、自車両は、第3車線に移動しており、自車両が、実際の自車両の位置より前方に位置していることを示している。なおアイコンJ13は、他の車両の位置を示している。またここでは、アイコンJ11とアイコンJ12とにより実際の自車両の位置とシミュレーション結果による自車両の位置との関係を示したが、これらの位置間の距離や走行時間差等をさらに表示してもよい。
また図5(a)は、シミュレーションモードにおける設定画面において、車線変更を行なわない「車線変更なし」に対するラジオボタン181cを選択した場合を示している。そして図5(b)は、図5(a)の設定を行なった場合のシミュレーション結果を示した図である。この場合も、道路D1は、3車線の道路であり、シミュレーションを開始したときは、自車両は、第1車線に位置し、予め定められた時間経過後のシミュレーション結果を示している。
図4(b)の場合と同様に、図中アイコンJ11は、実際の自車両の位置を示す。またアイコンJ12は、車線変更を行なわないシミュレーションを行なった結果を示す。さらにアイコンJ13は、他の車両の位置を示している。
この場合、実際の自車両は、第2車線に移動していることを示している。また車線変更を行なわなかった場合、自車両は、第1車線のままであり、自車両が、実際の自車両の位置より後方に位置していることを示している。
この場合、実際の自車両は、第2車線に移動していることを示している。また車線変更を行なわなかった場合、自車両は、第1車線のままであり、自車両が、実際の自車両の位置より後方に位置していることを示している。
このシミュレーション結果は、以下のようにして得ることができる。
図6は、第1の実施形態における走行支援システム1の動作について示したフローチャートである。
まず表示部18にて図4(a)や図5(a)で説明した設定画面を表示し、ユーザが入力を行なうことで、走行条件取得部15が、走行条件として、上述した設定情報を取得する(ステップ101)。
次に、自車位置取得部11が、GPS機能等を利用して、自車両の位置情報を取得する(ステップ102)。
次に端末側送受信部12が、自車両の位置情報を管理サーバ30に送信する(ステップ103)。
図6は、第1の実施形態における走行支援システム1の動作について示したフローチャートである。
まず表示部18にて図4(a)や図5(a)で説明した設定画面を表示し、ユーザが入力を行なうことで、走行条件取得部15が、走行条件として、上述した設定情報を取得する(ステップ101)。
次に、自車位置取得部11が、GPS機能等を利用して、自車両の位置情報を取得する(ステップ102)。
次に端末側送受信部12が、自車両の位置情報を管理サーバ30に送信する(ステップ103)。
管理サーバ30では、自車両の位置情報をサーバ側送受信部31が受け取り、記憶部32に記憶する(ステップ104)。
そして送信情報作成部33が、端末装置10に送る情報として、自車両の周辺に位置する他の車両の位置情報や車線毎の渋滞の状況を含む送信情報を作成し、端末装置10にこの送信情報を送信する(ステップ105)。
そして送信情報作成部33が、端末装置10に送る情報として、自車両の周辺に位置する他の車両の位置情報や車線毎の渋滞の状況を含む送信情報を作成し、端末装置10にこの送信情報を送信する(ステップ105)。
車線毎の渋滞の状況は、他の車両の位置情報から求めることができる。具体的には、例えば、取得した他の車両の位置情報を基に、管理サーバ30の送信情報作成部33が、各車線毎に車両の位置を求める。また例えば、道路上に、数十メートル毎にカメラを設置し、このカメラで撮影した映像をサーバに送信する。そして管理サーバ30の送信情報作成部33にて映像を分析して、カメラの各設置場所から眺めた道路上の各車線における現在時刻の渋滞状況を把握する。
端末装置10では、端末側送受信部12が、管理サーバ30から送信情報を取得する(ステップ106)。
そして他車位置取得部13が、端末側送受信部12が取得した送信情報から、他の車両の位置情報を抽出し、取得する(ステップ107)。
さらに道路状況取得部14が、端末側送受信部12が取得した送信情報から、道路の状況として、車線毎の渋滞の状況を抽出し、取得する(ステップ108)。
そして他車位置取得部13が、端末側送受信部12が取得した送信情報から、他の車両の位置情報を抽出し、取得する(ステップ107)。
さらに道路状況取得部14が、端末側送受信部12が取得した送信情報から、道路の状況として、車線毎の渋滞の状況を抽出し、取得する(ステップ108)。
車線決定部16が、自車両の位置情報、走行条件、および車線毎の渋滞の状況を基に、車線を決定する(ステップ109)。この車線は、現在の自車両の位置ではなく、シミュレーション中の自車両の位置を基に決定される。図4(b)の場合では、各車線毎の渋滞の状況を基に、より空いている車線を選択する。またこれは、車線決定部16は、最も早く渋滞を抜け出すことができる車線を決定する、と言うこともできる。また、図5(b)の場合では、自車両がいる車線を維持する。
そして表示情報作成部17が、図4(b)や図5(b)のようなシミュレーション結果を示した画面を表示する表示情報を作成する(ステップ110)。
さらに表示部18が、表示情報作成部17が作成した表示情報を基に、図4(b)や図5(b)で示した画面を表示する(ステップ111)。
さらに表示部18が、表示情報作成部17が作成した表示情報を基に、図4(b)や図5(b)で示した画面を表示する(ステップ111)。
第1の実施形態におけるシミュレーションモードでは、渋滞の際に、ゲーム感覚で車線変更を行なった場合と行なわなかった場合との比較を行なうことができ、ストレスの大きい渋滞時でも、精神的な安定を得やすくなる。その結果、安全運転にもつながることが期待できる。また頻繁に車線を変更しても、車線を変更しない場合の時間差は、一般的にはあまり大きくなく、ユーザは、シミュレーションを行なうことで、これを実際に体験することができる。
(ナビゲーションモード)
次に端末装置10の動作の第2の実施形態について説明する。第2の実施形態〜第5の実施形態では、端末装置10が、ナビゲーションモードで動作する場合について説明を行なう。
次に端末装置10の動作の第2の実施形態について説明する。第2の実施形態〜第5の実施形態では、端末装置10が、ナビゲーションモードで動作する場合について説明を行なう。
ナビゲーションモードでは、端末装置10の表示情報作成部17は、表示情報として、自車両を誘導するための誘導情報を作成する。そして表示部18では、この誘導情報を表示する。
[第2の実施形態]
第2の実施形態では、端末装置10は、渋滞の際に自車両が走行する車線を誘導(車線案内)する。
図7(a)は、第2の実施形態における設定画面を示した図である。
この設定画面では、渋滞の際に車線を車線案内する場合の設定項目を選択する場合を示している。これは、図4(a)の場合とほぼ同様であり、渋滞の際に車線を変更しつつ渋滞を最も早く回避する車線案内を行なう場合は、「最も早く回避」に対するラジオボタン181aを選択する。また車線案内を行なわない場合は、「車線変更なし」に対するラジオボタン181cを選択する。さらにこれらの間の通常の車線案内を行なう場合は、「通常」に対するラジオボタン181bを選択する。ここでは、「最も早く回避」に対するラジオボタン181aを選択した場合を示している。
第2の実施形態では、端末装置10は、渋滞の際に自車両が走行する車線を誘導(車線案内)する。
図7(a)は、第2の実施形態における設定画面を示した図である。
この設定画面では、渋滞の際に車線を車線案内する場合の設定項目を選択する場合を示している。これは、図4(a)の場合とほぼ同様であり、渋滞の際に車線を変更しつつ渋滞を最も早く回避する車線案内を行なう場合は、「最も早く回避」に対するラジオボタン181aを選択する。また車線案内を行なわない場合は、「車線変更なし」に対するラジオボタン181cを選択する。さらにこれらの間の通常の車線案内を行なう場合は、「通常」に対するラジオボタン181bを選択する。ここでは、「最も早く回避」に対するラジオボタン181aを選択した場合を示している。
図7(b)は、図7(a)の設定を行なった場合の車線案内の結果を示した図である。この場合も、道路D1は、3車線の道路であり、車線案内を開始したときは、自車両は、第1車線に位置している。そして矢印Y1により、第2車線に車線変更をする旨の案内を表示部18に表示した例を示している。この場合、表示部18には、、「第2車線に変更してください。」のメッセージMe1が表示される。なおこのメッセージMe1に加え、または換えて、音声による同様の案内を行なってもよい。
図8は、第2の実施形態における走行支援システム1の動作について示したフローチャートである。
まず表示部18にて図7(a)で説明した設定画面を表示し、ユーザが入力を行なうことで、走行条件取得部15が、走行条件として、上述した設定情報を取得する(ステップ201)。
次のステップ202〜ステップ208は、図6のステップ102〜ステップ108と同様であるので説明を省略する。
まず表示部18にて図7(a)で説明した設定画面を表示し、ユーザが入力を行なうことで、走行条件取得部15が、走行条件として、上述した設定情報を取得する(ステップ201)。
次のステップ202〜ステップ208は、図6のステップ102〜ステップ108と同様であるので説明を省略する。
ステップ209以降としては、車線決定部16が、自車両の位置情報、走行条件、および車線毎の渋滞の状況を基に、車線を決定する(ステップ209)。この車線は、現在の自車両の位置を基に決定される。図7(b)の場合では、各車線毎の渋滞の状況を基に、より空いている車線を選択する。またこれは、車線決定部16は、最も早く渋滞を抜け出すことができる車線を決定する、と言うこともできる。
そして表示情報作成部17が、図7(b)で示したようなナビゲーション結果を示した画面を表示する表示情報を作成する(ステップ210)。
さらに表示部18が、表示情報作成部17が作成した表示情報を基に、図7(b)のようなナビゲーション結果を示した画面を表示する(ステップ211)。
さらに表示部18が、表示情報作成部17が作成した表示情報を基に、図7(b)のようなナビゲーション結果を示した画面を表示する(ステップ211)。
第2の実施形態におけるナビゲーションモードでは、例えば、「最も早く回避」を選択した場合、渋滞をより早く抜け出すことができる。また例えば、急いでいない場合は、「車線変更なし」を選択することで、不必要な車線案内をされることがなくなる。
[第3の実施形態]
第3の実施形態では、車線決定部16は、渋滞の際に自車両が回避する車線を取得し、これにより回避する車線以外の車線を決定する。そして回避する車線以外の車線について、車線案内を行なう。
図9は、回避する車線が生じる事象と回避する車線との関係を示した図である。
ここで例示した事象は、緊急車両が走行、車線規制、車線減少、故障車が存在、凍結のおそれである。
緊急車両が走行する場合、自車両は、これを回避する義務が生じる。そのためここでは、緊急車両が走行する車線を回避する車線とする。
第3の実施形態では、車線決定部16は、渋滞の際に自車両が回避する車線を取得し、これにより回避する車線以外の車線を決定する。そして回避する車線以外の車線について、車線案内を行なう。
図9は、回避する車線が生じる事象と回避する車線との関係を示した図である。
ここで例示した事象は、緊急車両が走行、車線規制、車線減少、故障車が存在、凍結のおそれである。
緊急車両が走行する場合、自車両は、これを回避する義務が生じる。そのためここでは、緊急車両が走行する車線を回避する車線とする。
車線規制が行なわれている場合は、自車両は、この車線を通行できない。よってここでは、車線規制が行なわれている車線を回避する車線とする。
また車線減少の場合は、自車両は、消滅する車線を通行できない。よってここでは、消滅する車線を回避する車線とする。
さらに故障車が存在する場合は、自車両は、故障車を回避する必要がある。よってここでは、故障車が存在する車線を回避する車線とする。
またさらに車線によっては、冬期に凍結のおそれがある場合がある。例えば、気温が低い朝方において、地形等によって日光が当たりにくく、凍結が生じることがある。よってここでは、凍結のおそれがある車線を回避する車線とする。
また車線減少の場合は、自車両は、消滅する車線を通行できない。よってここでは、消滅する車線を回避する車線とする。
さらに故障車が存在する場合は、自車両は、故障車を回避する必要がある。よってここでは、故障車が存在する車線を回避する車線とする。
またさらに車線によっては、冬期に凍結のおそれがある場合がある。例えば、気温が低い朝方において、地形等によって日光が当たりにくく、凍結が生じることがある。よってここでは、凍結のおそれがある車線を回避する車線とする。
そして自車両が、回避する車線に位置する場合は、端末装置10は、他の車線に車線変更する旨の車線案内を行なう。また自車両がこの車線以外の車線に位置する場合は、端末装置10は、この車線に車線変更する方が早く走行できる状況でも、これを中止し、車線変更は、行なわない。またこのとき回避する車線を表示部18に表示し、この車線を回避する旨について、ユーザに対し注意喚起してもよい。
つまり本実施の形態は、車線を変更する案内を行なう状況であっても、車線を変更する案内を行なわない例外処理であると捉えることができる。
図10は、第3の実施形態における走行支援システム1の動作について示したフローチャートである。
ステップ301〜ステップ309は、図8のステップ201〜ステップ209と同様であるので説明を省略する。
ステップ301〜ステップ309は、図8のステップ201〜ステップ209と同様であるので説明を省略する。
ステップ310以降としては、車線決定部16が、自車両が回避する車線を取得する(ステップ310)。自車両が回避する車線については、車線決定部16が、次のようにして判断し、取得することができる。
つまり、緊急車両が走行する場合は、例えば、緊急車両が、自車両の位置情報を管理サーバ30に送信する際に、自車両の位置情報とともに、緊急走行中であることを意味する属性を付与して送信する。そして管理サーバ30は、端末装置10に、他の車両の位置情報を送信する際に同様にこの属性を付与する。端末装置10の車線決定部16では、この属性の有無により、緊急車両が走行しているか否かを判断できる。また、車線規制、車線減少については、道路状況取得部14が取得した道路状況により判断を行なうことができる。さらに故障車の存在についても、この情報を道路状況に含ませることで判断を行なうことができる。なお凍結のおそれがある場合については、例えば、この車線を予め記憶しておいてもよく、また季節、時刻、道路状況等により推定することで取得してもよい。
次に車線決定部16が、決定した車線と回避する車線とが一致するか否かを判断する(ステップ311)。
その結果、一致した場合(ステップ311でYes)、車線変更を行なう車線案内を中止する(ステップ312)。
その結果、一致した場合(ステップ311でYes)、車線変更を行なう車線案内を中止する(ステップ312)。
対して、一致しない場合(ステップ311でNo)、表示情報作成部17が、図7(b)で示したようなナビゲーション結果を示した画面を表示する表示情報を作成する(ステップ313)。
さらに表示部18が、表示情報作成部17が作成した表示情報を基に、図7(b)で示した画面を表示する(ステップ314)。
さらに表示部18が、表示情報作成部17が作成した表示情報を基に、図7(b)で示した画面を表示する(ステップ314)。
第3の実施形態におけるナビゲーションモードでは、例えば、緊急車両が接近する場合に、これを回避することがより容易になる。即ち、緊急車両は、赤色回転灯などを点灯させつつサイレンなどを鳴動させながら走行するが、何れの方向から接近するかユーザにとって、わからないことが多い。また緊急車両が走行する車線については、さらにわからないことが多い。本実施の形態では、端末装置10により、これを容易に把握することができ、緊急車両の回避がより容易になる。
また車線規制、車線減少、故障車の存在および凍結のおそれについては、これらの事象が前方で生じていることを、事前に知ることができ、余裕をもって車線変更をすることができる。その結果、安全運転に寄与することができる。
[第4の実施形態]
第4の実施形態では、車線決定部16は、回避すべき車線として、さらにユーザが入力した車線を取得し、これにより回避する車線以外の車線を決定する。そして回避する車線以外の車線について、車線案内を行なう。
図11は、ユーザが回避したい車線を設定する設定画面を示した図である。
図示するように、第1車線、第2車線、第3車線以降について、ユーザが回避したい車線をチェックボックス182a、182b、182cをチェックすることで設定することができる。この場合、チェックボックス182cにチェックがされており、これにより第3車線以降が、回避する車線として設定され、他の第1車線および第2車線は、回避する車線とは設定されない。
第4の実施形態では、車線決定部16は、回避すべき車線として、さらにユーザが入力した車線を取得し、これにより回避する車線以外の車線を決定する。そして回避する車線以外の車線について、車線案内を行なう。
図11は、ユーザが回避したい車線を設定する設定画面を示した図である。
図示するように、第1車線、第2車線、第3車線以降について、ユーザが回避したい車線をチェックボックス182a、182b、182cをチェックすることで設定することができる。この場合、チェックボックス182cにチェックがされており、これにより第3車線以降が、回避する車線として設定され、他の第1車線および第2車線は、回避する車線とは設定されない。
第3車線以降は、高速で走行する車両が多く、渋滞の際においても走行したくないというユーザは多い。そのため、このようなユーザのために、第3車線以降を回避したい車線として設定できるようにする。また例えば、第1車線は、車両が低速であることが多く、また高速道路では、インターチェンジやサービスエリアなどで、まず第1車線に合流してくることから、さらに低速になりやすい。よってこれを避けるために、走行したくないというユーザは多い。そのため、このようなユーザは、第1車線を回避したい車線として設定することができる。
なお第4の実施形態における走行支援システム1の動作については、第3の実施形態において説明した図10の場合と同様である。
第4の実施形態におけるナビゲーションモードでは、ユーザが回避したい車線を設定することで、走行したくない車線に車線案内されることを防止できる。これによりストレスが軽減され、精神的な安定を得やすくなる。
[第5の実施形態]
第5の実施形態では、車線決定部16は、自車両と他の車両とが協調して走行するために車線を決定する。より具体的には、車線決定部16は、自車両および他の車両を含む全体の車両を対象に、渋滞を抜け出すために必要な時間がより短くなるように車線を決定する。つまりこの場合、車線決定部16は、自車両だけでなく、全体の車両について渋滞を抜け出すために必要な時間がより短くなるように協調して走行させるような車線を決定する。
第5の実施形態では、車線決定部16は、自車両と他の車両とが協調して走行するために車線を決定する。より具体的には、車線決定部16は、自車両および他の車両を含む全体の車両を対象に、渋滞を抜け出すために必要な時間がより短くなるように車線を決定する。つまりこの場合、車線決定部16は、自車両だけでなく、全体の車両について渋滞を抜け出すために必要な時間がより短くなるように協調して走行させるような車線を決定する。
図12は、第5の実施形態における走行支援システム1の動作について示したフローチャートである。
ステップ401〜ステップ404は、図8のステップ201〜ステップ204と同様であるので説明を省略する。
ステップ401〜ステップ404は、図8のステップ201〜ステップ204と同様であるので説明を省略する。
ステップ405以降は、送信情報作成部33が、端末装置10に送る情報として、周辺に位置する他の車両の位置情報や車線毎の渋滞の状況を含む送信情報を作成し、端末装置10にこの送信情報を送信する。また本実施の形態では、送信情報作成部33は、各車両について、渋滞を抜け出すために必要な時間がより短くなるように車線を決定し、これを送信情報に含める(ステップ405)。この際、送信情報作成部33は、図7(a)で設定した設定情報を反映させる。例えば、「最も早く回避」および「通常」が設定された場合は、車線の変更を許容し、「車線変更なし」が設定された場合は、車線を変更しないようにする。
ステップ406〜ステップ408は、図8のステップ206〜ステップ208と同様である。
ステップ409以降は、車線決定部16が、送信情報に含まれ、送信情報作成部33が、決定した車線を、走行すべき車線として決定する(ステップ409)。
そして表示情報作成部17が、図7(b)で示したようなナビゲーション結果を示した画面を表示する表示情報を作成する(ステップ410)。
さらに表示部18が、表示情報作成部17が作成した表示情報を基に、図7(b)で示した画面を表示する(ステップ411)。
さらに表示部18が、表示情報作成部17が作成した表示情報を基に、図7(b)で示した画面を表示する(ステップ411)。
第5の実施形態におけるナビゲーションモードでは、個々の車両をより適切に動かすことができ、むやみな車線変更などを抑制し、全体として、より円滑な走行が実現できる。その結果、安全運転とともに、渋滞の予防やより早期の渋滞の解消が期待できる。
以上詳述した形態では、シミュレーションモードとナビゲーションについて説明を行なったが、何れか一方のモードだけを利用してもよく、または双方のモードを利用してもよい。双方のモードを利用する場合は、例えば、端末装置10やナビゲーション装置に切換部等を設け、これにより各モードを切り換えて利用する。この切換部は、例えば、表示部18に、何れのモードを選択するかの設定画面を表示し、ユーザが設定画面において、一方を選択することで実現することができる。
また以上詳述した形態では、高速道路を例示して説明を行なったが、これに限られるものではなく、一般道においても適用が可能である。
また他の車両の位置情報は、管理サーバ30から得ていたが、例えば、自車両にカメラを取り付け、このカメラの映像により自車両の周囲に位置する他の車両を把握してもよい。これにより他の車両の位置を、さらに正確に把握できる。
<プログラムの説明>
ここで以上説明を行った本実施の形態における端末装置10やナビゲーション装置20が行なう処理は、例えば、アプリケーションソフトウェア等のプログラムとして用意される。そしてこの処理は、ソフトウェアとハードウェア資源とが協働することにより実現される。即ち、端末装置10やナビゲーション装置20に設けられたコンピュータ内部の図示しないCPUが、上述した各機能を実現するプログラムを実行し、これらの各機能を実現させる。
ここで以上説明を行った本実施の形態における端末装置10やナビゲーション装置20が行なう処理は、例えば、アプリケーションソフトウェア等のプログラムとして用意される。そしてこの処理は、ソフトウェアとハードウェア資源とが協働することにより実現される。即ち、端末装置10やナビゲーション装置20に設けられたコンピュータ内部の図示しないCPUが、上述した各機能を実現するプログラムを実行し、これらの各機能を実現させる。
よって本実施の形態で、端末装置10やナビゲーション装置20が行なう処理は、コンピュータに、自車両および自車両の周辺に位置する他の車両の位置情報を取得する位置情報取得機能と、自車両の渋滞の際における走行条件を取得する走行条件取得機能と、位置情報に基づき、複数の車線の中から走行条件に合致した車線を決定する車線決定機能と、を実現させるためのプログラムとして捉えることもできる。
なお、本実施の形態を実現するプログラムは、通信手段により提供することはもちろんCD−ROM等の記録媒体に格納して提供することも可能である。
以上、本実施の形態について説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、種々の変更または改良を加えたものも、本発明の技術的範囲に含まれることは、特許請求の範囲の記載から明らかである。
1…走行支援システム、10…端末装置、11…自車位置取得部、12…端末側送受信部、13…他車位置取得部、14…道路状況取得部、15…走行条件取得部、16…車線決定部、17…表示情報作成部、18…表示部、20…ナビゲーション装置、30…管理サーバ
Claims (13)
- 自車両および自車両の周辺に位置する他の車両の位置情報を取得する位置情報取得部と、
自車両の渋滞の際における走行条件を取得する走行条件取得部と、
前記位置情報に基づき、複数の車線の中から前記走行条件に合致した車線を決定する車線決定部と、
を有する走行支援装置。 - 自車両が前記車線決定部で決定した車線を走行するときの位置を表示する表示情報を作成する表示情報作成部をさらに有することを特徴とする請求項1に記載の走行支援装置。
- 前記表示情報は、自車両の実際の走行とは別のシミュレーション結果であることを特徴とする請求項2に記載の走行支援装置。
- 前記表示情報は、自車両を誘導するための誘導情報であることを特徴とする請求項2に記載の走行支援装置。
- 道路の状況を取得する道路状況取得部をさらに有し、
前記車線決定部は、前記道路の状況を加味して車線を決定することを特徴とする請求項1に記載の走行支援装置。 - 前記道路の状況は、車線毎の渋滞の状況であり、前記車線決定部は、最も早く渋滞を抜け出すことができる車線を決定することを特徴とする請求項5に記載の走行支援装置。
- 前記車線毎の渋滞の状況は、前記位置情報から求めることを特徴とする請求項6に記載の走行支援装置。
- 前記車線決定部は、自車両が回避する車線を取得し、当該回避する車線以外の車線を決定することを特徴とする請求項1に記載の走行支援装置。
- 前記回避すべき車線は、さらにユーザが入力した車線であることを特徴とする請求項8に記載の走行支援装置。
- 前記車線決定部は、自車両と他の車両とが協調して走行するために車線を決定することを特徴とする請求項1に記載の走行支援装置。
- 前記車線決定部は、自車両および他の車両を含む全体の車両を対象に、渋滞を抜け出すために必要な時間がより短くなるように車線を決定することを特徴とする請求項10に記載の走行支援装置。
- 道路の状況および車両の位置情報を管理する管理装置と、
自車両の走行条件に合致した車線を決定する走行支援装置と、
を有し、
前記走行支援装置は、
自車両および自車両の周辺に位置する他の車両の位置情報を取得する位置情報取得部と、
自車両の渋滞の際における走行条件を取得する走行条件取得部と、
前記位置情報に基づき、複数の車線の中から前記走行条件に合致した車線を決定する車線決定部と、
自車両が前記車線決定部で決定した車線を走行するときの位置を表示する表示部と、
を有する走行支援システム。 - コンピュータに、
自車両および自車両の周辺に位置する他の車両の位置情報を取得する位置情報取得機能と、
自車両の渋滞の際における走行条件を取得する走行条件取得機能と、
前記位置情報に基づき、複数の車線の中から前記走行条件に合致した車線を決定する車線決定機能と、
を実現させるためのプログラム。
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