JP6948279B2 - 地図情報作成装置、地図情報作成方法、プログラム及び記録媒体 - Google Patents

地図情報作成装置、地図情報作成方法、プログラム及び記録媒体 Download PDF

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Description

本発明は、経路を案内可能な地図情報作成装置、地図情報作成方法、プログラム及び記録媒体に関する。
従来から、経路を案内可能なナビゲーション装置において、分岐地点を案内する技術が開発されてきた。例えば、特許文献1には、自車の先方に複数のゲートがあり、かつ、複数のゲートの先方に道路の分岐がある場所に自車が接近した場合、目的地への道路に至る車線に設置されたゲートを特定し、特定したゲートを当該ゲートの手前で案内することが開示されている。
また、特許文献2には、走行車線から自車両が走行すべき車線の経路を走行予定車線として設定し、道路形状、運転操作の難度、運転者の技量や走行履歴、交通情報に基づいて、当該走行車線についての経路案内の内容やタイミングを制御することが開示されている。
また、特許文献3には、案内分岐点から自車位置までの間に複数車線を有する経路が含まれている場合、案内対象の分岐先の道路に適切に進行可能な推奨走行車線を、車両の現在地まで連続的に設定することが開示されている。具体的には、特許文献3に記載の技術は、案内分岐点から自車位置までの間に複数の分岐点がある場合において、当該複数の分岐点において誤った分岐に侵入することなく、案内分岐点において適切に分岐に侵入できるように、推奨走行車線を案内するものである。
特開2006−220593号公報 特開2006−184007号公報 特開2000−018956号公報
特許文献1に記載の技術では、自車の先方に複数のゲートがなければ、分岐があったとしても案内しないため、分岐の案内としては不十分である。また、特許文献2に記載の技術では、運転操作の難度や運転者の技量によっては、走行車線についての経路案内を行わないこともあり得るため、やはり分岐の案内としては不十分である。さらに、特許文献3に記載の技術では、案内分岐点から自車位置までの間に複数の分岐点がなければ、推奨走行車線を案内しないため、やはり分岐の案内としては不十分である。
そこで、本発明は、上記のような問題に鑑み、ユーザに対して分岐の案内を適切に行うことが可能な地図情報作成装置、地図情報作成方法、プログラム及び記録媒体を提供することを目的とする。
本発明の一実施形態における地図情報作成装置は、道路のネットワーク構造をリンクとノードで構成した地図情報を保存する保存部と、複数の車両の各々から、当該車両における方向指示器の使用の有無を示す情報を含むプローブ情報を受信する受信部と、当該地図情報に含まれる複数のリンクのうち、当該複数の車両から受信した当該プローブ情報に基づいて、車両が方向指示器を使用せずに通過する所定のリンクを特定する特定部と、当該所定のリンクを走行する車両に対する経路案内の要否を決定する決定部と、を含む。
本発明の一実施形態における地図情報作成装置において、当該特定部は、当該地図情報に含まれる複数の分岐のうち、当該複数の車両から受信した当該プローブ情報に基づいて、車両が方向指示器を使用せずに通過する所定の分岐を特定し、当該保存部は、当該特定部が特定した所定の分岐である旨を、当該地図情報に付加することを特徴としてもよい。
本発明の一実施形態における地図情報作成装置において、目的地までの経路を探索し、当該探索された経路に沿った経路案内を行う情報処理端末に対して、当該地図情報を配信する配信部を、さらに含み、当該情報処理端末は、探索された当該経路に、当該所定の分岐が含まれている場合、当該所定の分岐の手前において、探索された当該経路に沿って分岐するために必要な案内を行うことを特徴としてもよい。
本発明の一実施形態における地図情報作成装置において、当該特定部は、分岐に含まれる複数の退出リンクの各々において、当該車両が当該方向指示器を使用せずに当該退出リンクから退出する場合、当該分岐を当該所定の分岐として特定することを特徴としてもよい。
本発明の一実施形態における地図情報作成装置において、当該特定部は、当該複数の分岐のうち、分岐点まで車両が直進した分岐を、当該所定の分岐として特定することを特徴としてもよい。
本発明の一実施形態における地図情報作成装置において、当該特定部は、当該複数の車両から受信した当該プローブ情報のうち、分岐点から所定の範囲内において車線変更した車両のプローブ情報を、当該所定の分岐の特定に用いないことを特徴としてもよい。
本発明の一実施形態における地図情報作成装置において、当該特定部は、分岐に含まれる複数の入力リンクのうち、一の入力リンクが分岐点から所定距離内において付加された付加リンクである場合、当該分岐を当該所定の分岐として特定しないことを特徴としてもよい。
本発明の一実施形態における地図情報作成装置において、当該特定部は、分岐に含まれる複数の退出リンクのうち、一の退出リンクの勾配の変化が、他の退出リンクの勾配の変化に比べて大きい場合に、当該分岐を当該所定の分岐として特定することを特徴としてもよい。
本発明の一実施形態における地図情報作成装置において、当該特定部は、分岐に含まれる複数の退出リンクのうち、一の退出リンクにおける車両の速度と、他の退出リンクにおける当該車両の速度との差が、所定値以内である場合、当該分岐を当該所定の分岐として特定することを特徴としてもよい。
本発明の一実施形態における地図情報作成装置において、当該受信部は、当該複数の車両のうちの特定の車両から、複数の時点における当該プローブ情報を受信し、当該特定部は、分岐に含まれる複数の退出リンクの各々において、当該特定の車両が当該方向指示器を使用せずに通過する場合、当該分岐を当該所定の分岐と特定することを特徴としてもよい。
本発明の一実施形態における地図情報作成装置において、当該受信部は、当該複数の車両のうちの特定の車両から、複数の時点における当該プローブ情報を受信し、当該特定部は、当該所定の分岐と特定された一の分岐において当該方向指示器を使用せずに通過する当該特定の車両が、他の分岐において当該方向指示器を使用せずに通過した場合、当該他の分岐を当該所定の分岐と特定することを特徴としてもよい。
本発明の一実施形態における地図情報作成装置において、当該受信部は、当該複数の車両のうちの特定の車両から、複数の時点における当該プローブ情報を受信し、当該特定部は、当該複数の分岐のうち、当該特定の車両が初めて通過する分岐において、当該特定の車両が当該方向指示器を使用せずに通過する場合、当該分岐を当該所定の分岐と特定することを特徴としてもよい。
本発明の一実施形態における地図情報作成装置において、当該特定部は、当該複数の分岐のうち、当該複数の車両のうちの一の車両が方向指示器を使用せずに通過する分岐において、当該一の車両の後方に他の車両が走行している場合に、当該分岐を当該所定の分岐と特定することを特徴としてもよい。
本発明の一実施形態における地図情報作成装置において、当該特定部は、当該複数の分岐のうち、所定の天候の場合又は夜間の場合に、当該車両が方向指示器を使用せずに通過する分岐を、当該所定の分岐と特定することを特徴としてもよい。
本発明の一実施形態における地図情報作成方法は、複数の車両の各々から、当該車両における方向指示器の使用の有無を示す情報を含むプローブ情報を受信する受信ステップと、地図情報に含まれる複数のリンクのうち、当該複数の車両から受信した当該プローブ情報に基づいて、車両が方向指示器を使用せずに通過する所定のリンクを特定する特定ステップと、当該所定のリンクを走行する車両に対する経路案内の要否を決定する決定ステップと、を含む。
本発明の一実施形態におけるプログラムは、コンピュータに、複数の車両の各々から、当該車両における方向指示器の使用の有無を示す情報を含むプローブ情報を受信する受信機能と、地図情報に含まれる複数のリンクのうち、当該複数の車両から受信した当該プローブ情報に基づいて、車両が方向指示器を使用せずに通過する所定のリンクを特定する特定機能と、当該所定のリンクを走行する車両に対する経路案内の要否を決定する決定機能と、を実行させることを特徴とする。
本発明の一実施形態における記憶媒体は、コンピュータに、複数の車両の各々から、当該車両における方向指示器の使用の有無を示す情報を含むプローブ情報を受信する受信機能と、地図情報に含まれる複数のリンクのうち、当該複数の車両から受信した当該プローブ情報に基づいて、車両が方向指示器を使用せずに通過する所定のリンクを特定する特定機能と、当該所定のリンクを走行する車両に対する経路案内の要否を決定する決定機能と、を実行させることを特徴とするプログラムを記録したことを特徴とする。
本発明の地図情報作成装置、地図情報作成方法、プログラム及び記録媒体は、ユーザに対して分岐の案内を適切に行うことが可能である。
本発明の一実施形態において、所定の分岐の例を説明するための図である。 本発明の一実施形態における、地図情報作成システムの構成例を示す図である。 本発明の一実施形態における、地図情報作成装置の構成例を示す図である。 本発明の一実施形態において、所定の分岐の他の例を説明するための図である。 本発明の一実施形態において、分岐に含まれる複数の入力道路(リンク)のうち、一の入力道路(入力リンク)が付加レーンである場合における、当該分岐の例を示す図である。 本発明の一実施形態における、車両端末の構成例を示す図である。 本発明の一実施形態における、地図情報作成装置の動作例を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態における、車両端末の動作例を示すフローチャートである。
<一実施形態>
本発明の一実施形態について、図面を参照して説明する。
地図情報に含まれる複数の分岐のうちの所定の分岐においては、カーナビゲーションシステムのような経路案内において、ドライバーに対して所定の案内を行うことが望ましい場合がある。
図1は、所定の案内を行うことが望ましい所定の分岐の例を説明するための図である。図1に示すように、所定の分岐は、例えば、当該所定路から退出する道路A’(退出リンクA’)と、退出する道路B’(退出リンクB’)との間の角度θが、所定角以下である。所定角は、例えば、30度など、どのような角度であってもよい。なお、退出する道路(退出リンク)は、ある道路が分岐点において複数に分岐する場合に、当該分岐後における複数の道路(複数のリンク)の各々のことである。
ここで、リンクは、地図情報において、道路のネットワーク構造を構成するものである。地図情報において、道路のネットワーク構造はリンクとノードで構成され、例えば、道路は複数のリンクによって表現され、道路と道路が交差する交差点はノードにより表現される。
図1に例示するように、このような所定の分岐Cでは、分岐手前において、右側の車線B(又は、左側の車線A)にいれば、自然と右側の道路B’(又は、左側の道路A’)へと分岐することが可能である。言い換えれば、道なりに進むだけで、自然と分岐路のうちのいずれかに進入することが可能である。
そのため、所定の分岐Cでは、経路案内において、「右方向(又は、左方向)」と案内するよりは、「右寄り(または、左寄り)」と案内することが望ましい。所定の分岐Cでは、右に曲がる(又は、左に曲がる)わけではなく、車線を右寄り(又は左寄り)にするだけで、自然と分岐路のうちのいずれかに進入できる。それにもかかわらず、「右方向(又は、左方向)」と案内すると、ドライバーに対して、分岐路において右に曲がる(又は、左に曲がる)必要があると誤解を与えるおそれがあるためである。
なお、このような案内(すなわち、「右寄り(または、左寄り)」という案内)は、“バイファケーション案内”と記載され、当該バイファケーション案内をすべき所定の分岐は、“バイファケーション案内対象交差点”と記載されてもよい。
従来、地図情報に含まれる複数の分岐から、予め定められた複数の条件を用いて、このような所定の分岐を特定していた。具体的には、地図情報に含まれる複数の分岐のうち、予め定められた複数の条件の全部又は一部に合致する分岐を特定し、当該特定された分岐を、所定の案内を行う分岐と決定していた。なお、予め定められた複数の条件には、例えば、退出リンク2本の角度θが所定角以下であることなどが含まれる。
しかしながら、予め定められた複数の条件に基づいて所定の分岐を特定する方法では、本来は所定の案内を行うことが望ましい分岐であるにもかかわらず、予め定められた複数の条件に合致しないことにより、所定の分岐として特定されない場合があった。その結果、そのような分岐において、「右方向(又は、左方向)」といった案内を行ってしまうことや、何らの案内も行わないことなどの問題が生じていた。
そこで、本発明の地図情報作成システムでは、車両における方向指示器の使用の有無に着目し、車両が方向指示器を使用せずに通過する分岐を、バイファケーション案内対象交差点として特定する。車両が方向指示器を使用せずに分岐を通過したのであれば、当該分岐は、右側の車線(又は、左側の車線)にいれば、自然と右側の道路(又は、左側の道路)へと分岐することができたことを意味するので、バイファケーション案内対象交差点である可能性が高い。そこで、車両が方向指示器を使用せずに通過する分岐を、バイファケーション案内対象交差点として特定することにより、予め定められた複数の条件に合致しない分岐であっても、当該分岐においてバイファケーション案内を行うことができる。
なお、本発明の地図情報作成システムでは、分岐に限らず、車両が方向指示器を使用せずに通過するリンクを、所定の案内を行うべきリンクとして特定してもよい。例えば、本発明の地図情報作成システムでは、道路を構成する複数のリンクのうち、車両が方向指示器を使用せずに通過するリンクを、例えば、“道なり”である旨の所定の案内を行うリンクとして特定してもよい。
(地図情報作成システムの構成例)
図2は、本発明の一実施形態における地図情報作成システム1の構成例を示す図である。図2に示すように、地図情報作成システム1は、地図情報作成装置2と、車両端末3と、NW(Network)4とを含む。なお、車両端末3は、情報処理端末と記載されてもよい。
地図情報作成装置2は、車両端末3に配信するための地図情報を作成する機能を有する。地図情報作成装置2は、車両端末3から収集したデータ(例えば、プローブ情報)に基づいて、地図情報を作成する。また、地図情報作成装置2は、作成した地図情報に基づいて、車両端末3に対する経路案内を行う機能を有していてもよい。この場合、地図情報作成装置2は、例えば、車両端末3からの要求に応じて、車両端末3の現在位置から目的地までの経路を探索し、探索した経路に沿った経路案内を行う。
なお、車両端末3が、地図情報作成装置2から配信された地図情報に基づいて、現在位置から目的地までの経路を探索し、探索した経路に沿った経路案内を行ってもよい。地図情報作成装置2から配信された地図情報は、例えば、当該地図情報に含まれるリンクやノードの各々に対して、所定の案内を行う対象であるリンクやノードである旨を示す情報が付加されていてもよい。この場合、車両端末3は、地図情報に付加された所定の案内を行う対象である旨を示す情報に基づいて、経路案内を行うことができる。
以下では、車両端末3が、地図情報作成装置2によって配信された地図情報に基づいて経路を探索し、当該経路に沿って経路案内を行う場合を例にして、説明する。
地図情報作成装置2は、例えば、サーバ装置やコンピュータ(例えば、デスクトップ、ラップトップ、タブレットなど)、クラウド上に分散されたサーバ装置などである。なお、本発明の一実施形態において、地図情報作成装置2は、これらに限定されない。
車両端末3は、例えば、自動車やバス、トラックなどの各種の車両とともに移動する装置である。なお、車両端末3は、バイクや自転車とともに移動する装置であってもよい。車両端末3は、例えば、車両に設置されていてもよいし、車両を運転するユーザによって保持される端末であってもよい。車両端末3は、地図情報作成装置2から配信された地図情報に基づいて、当該車両端末3の現在位置から目的地までの経路を探索し、探索した経路に沿った経路案内を実行する機能を有する。
車両端末3は、例えば、カーナビゲーションシステムに関するサービスを提供可能な装置(カーナビゲーション装置)である。また、車両端末3は、カーナビゲーション装置に限られず、例えば、スマートフォンや携帯電話(例えば、フィーチャーフォン)、コンピュータ(例えば、デスクトップ、ラップトップ、タブレットなど)、PDA(personal digital assistant)、ウェアラブル端末などであってもよい。なお、本発明の一実施形態において、車両端末3は、これらに限定されない。
NW4は、地図情報作成装置2と車両端末3の間を接続するための通信網である。地図情報作成装置2は、NW4を介して、地図情報や経路案内に関する情報を車両端末3に対して配信する。また、車両端末3は、NW4を介して、所定の情報(例えば、プローブ情報)を地図情報作成装置2に送信する。NW4は、例えば、有線ネットワークや無線ネットワークである。具体的には、NW4は、ワイヤレスLAN(wireless LAN:WLAN)や広域ネットワーク(wide area network:WAN)、ISDNs(integrated service digital networks)、無線LANs、LTE(long term evolution)、CDMA(code division multiple access)などである。なお、NW4は、これらの例に限られず、例えば、公衆交換電話網(Public Switched Telephone Network:PSTN)やブルートゥース(Bluetooth(登録商標))、衛星通信などであってもよい。なお、NW4は、これらの例に限られず、例えば車車間通信や車路間通信で用いられるNWなどであってもよい。
(地図情報作成装置の構成例)
図3は、本発明の一実施形態における地図情報作成装置2の構成例を示す図である。図3に示すように、地図情報作成装置2は、通信部20と、プローブ情報記憶部21と、地図情報記憶部22と、制御部23とを含む。
通信部20は、車両端末3と接続するための通信インターフェースである。地図情報作成装置2は、通信部20を介して、車両端末3に地図情報や経路案内に関する情報を送信する。また、地図情報作成装置2は、通信部20を介して、所定の情報(例えば、プローブ情報)を受信する。通信部20が実行する通信は、有線、無線のいずれの通信であってもよく、どのような通信プロトコルを用いるものであってもよい。
通信部20は、車両端末3から、プローブ情報を受信する。プローブ情報は、車両の走行軌跡を示す情報である。具体的には、プローブ情報は、例えば、車両の位置を示す位置情報と、当該車両が当該位置に存在した時刻とを対応付けた複数の情報である。
また、プローブ情報は、車両の位置情報と時刻とに基づいて求められた、該車両の走行軌跡であってもよい。なお、車両の走行軌跡は、車両端末3の位置情報などから求めることができる。車両端末3の位置情報は、例えば、GPS(Global Positioning System)により把握可能である。
また、プローブ情報は、車両における方向指示器の使用の有無を示す情報を含んでいてもよい。プローブ情報は、当該プローブ情報に含まれる複数のリンクの各々に対して、方向指示器を使用したか否かを示す情報が対応付けられていてもよい。
さらに、プローブ情報は、所定の属性を含んでいてもよい。所定の属性は、例えば、車両や特定車両を操作するユーザの属性(例えば、年齢や性別など)や、車両や特定車両の車種(自動車やバス、トラックなど)である。また、所定の属性は、例えば、車両や特定車両の大きさや重さなどであってもよい。
なお、地図情報作成装置2は、複数の車両端末3の全部又は一部から、プローブ情報を受信してもよい。また、地図情報作成装置2は、プローブ情報を収集するための特定の自動車であるプローブカーから、プローブ情報を受信してもよい。また、地図情報作成装置2は、プローブ情報を提供する他のシステムや他のサーバ装置(図示しない)から、プローブ情報を受信してもよい。
プローブ情報記憶部21は、通信部20を介して受信した、車両端末3のプローブ情報を記憶する。プローブ情報記憶部21は、複数の車両端末3のプローブ情報を記憶する。プローブ情報記憶部21は、複数の車両端末3ごとに、プローブ情報を記憶してもよい。
地図情報記憶部22は、地図情報を記憶する。地図情報記憶部22は、例えば、特定の国や県、州などの特定の地域の地図情報を記憶する。また、地図情報記憶部22は、例えば、特定の地域について、階層構造をなすメッシュ状の地図情報を記憶する。地図情報は、表示用の地図情報であるパーセルデータや、経路計算用のリージョンデータである。また、地図情報は、道路のネットワーク構造をリンクとノードで構成されていてもよい。
地図情報記憶部22に記憶される地図情報は、例えば、所定のタイミングで、最新の地図情報に更新されてもよい。所定のタイミングは、最新の地図情報が作成された時や、所定の周期など、どのようなタイミングであってもよい。
制御部23は、プログラム内のコードや命令によって所定の機能を実行するための機能を備え、例えば、中央処理装置(CPU:Central Processing Unit)である。また、制御部23は、例えば、マイクロプロセッサ(microprocessor)やマルチプロセッサ(multiprocessor)、ASIC(application−specific integrated circuit)、FPGA(field programmable gate array)などであってもよい。なお、本発明の一実施形態において、制御部23は、これらに限定されない。
図3に示すように、制御部23は、保存部231と、受信部232と、特定部233と、決定部234と、配信部235とを含む。
保存部231は、道路のネットワーク構造をリンクとノードで構成した地図情報を、地図情報記憶部22に保存する処理を実行する。また、保存部231は、地図情報記憶部22に保存された地図情報に含まれるリンクやノードの各々に対して、経路案内の対象である旨を示す情報を付加してもよい。例えば、保存部231は、決定部234によって経路案内が必要と決定された所定の分岐に対応するリンク又はノードに対して、当該経路案内の対象である旨を示す情報を付加する。例えば、保存部231は、所定の分岐に対応するリンク又はノードに対して、バイファケーション案内対象である旨を示す情報を付加する。
受信部232は、複数の車両の各々から、プローブ情報を受信する処理を実行する。また、受信部232は、複数の車両のうちの特定の車両から、プローブ情報を受信してもよい。また、受信部232は、複数の車両の各々又は一部から、複数の時点において、プローブ情報を受信してもよい。
受信部232は、例えば、複数の車両の各々から、当該車両における方向指示器の使用の有無を示す情報を含むプローブ情報を受信する。方向指示器の使用の有無を示す情報を含むプローブ情報は、例えば、プローブ情報に含まれるリンク又はノードごとに、当該リンク又はノードにおいて方向指示器を使用したか否かに関する情報が含まれる。
なお、方向指示器の使用の有無を示す情報を含むプローブ情報は、方向指示器を使用したリンク又はノードに、当該方向指示器を使用したことを示す情報を付加するものであってもよい。この場合、方向指示器を使用したことを示す情報が付加されていないリンク又はノードでは、車両が方向指示器を使用せずに通過したと判定可能である。
特定部233は、地図情報に含まれる複数のリンクのうち、複数の車両から受信したプローブ情報に基づいて、車両が方向指示器を使用せずに通過する所定のリンクを特定する。特定部233は、例えば、地図情報に含まれる複数の分岐のうち、複数の車両から受信したプローブ情報に基づいて、車両が方向指示器を使用せずに通過する所定の分岐を特定する。方向指示器を使用せずに通過する分岐は、右側(又は、左側)の車線にいれば、自然と右側(又は、左側)の道路へと分岐することができることになり、バイファケーション案内対象交差点である可能性が高い。そこで、そのような分岐を所定の分岐(すなわち、バイファケーション案内対象交差点)として特定する。
特定部233は、例えば、受信したプローブ情報に基づいて、分岐に含まれる複数の退出リンクの各々において、車両が方向指示器を使用せずに当該退出リンクから退出する場合、当該分岐を所定の分岐として特定する。分岐に含まれる複数の退出リンクの各々において、車両が方向指示器を使用せずに当該退出リンクから退出できるのであれば、右側(又は、左側)の車線にいれば、自然と右側(又は、左側)の道路へと分岐することが可能であることになり、バイファケーション案内対象交差点である可能性が高い。そこで、そのような分岐を所定の分岐(すなわち、バイファケーション案内対象交差点)として特定する。
また、特定部233は、例えば、受信したプローブ情報に基づいて、分岐点まで車両が直進した分岐を、所定の分岐として特定してもよい。図1を例にして説明すると、例えば、車両が車線B(又は車線A)を分岐点まで直進し、そのまま右側の道路B’(左側の道路A’)に進入する場合、当該車両は分岐点Cまで直進することになる。このような場合、車両は分岐を道なりに通過可能であることになり、右側の車線(又は、左側の車線)にいれば、自然と右側の道路(又は、左側の道路)へと分岐することが可能であるから、バイファケーション案内対象交差点である可能性が高い。そこで、そのような分岐を所定の分岐(すなわち、バイファケーション案内対象交差点)として特定する。
また、特定部233は、例えば、受信したプローブ情報に基づいて、分岐に含まれる複数の退出リンクのうち、一の退出道路(退出リンク)の勾配の変化が、他の道路(退出リンク)の勾配の変化に比べて大きい場合に、当該分岐を所定の分岐として特定してもよい。
図4は、所定の分岐(すなわち、バイファケーション案内対象交差点)の例を示す図である。図4に示すように、所定の分岐Cでは、分岐手前において、下側の車線B(又は、上側の車線A)にいれば、自然と下側の道路B’(又は、上側の道路A’)へと分岐することが可能である。言い換えれば、道なりに進むだけで、自然と分岐路のうちのいずれかに進入することが可能である。
そして、図4に示すように、一の退出道路A’(退出リンクA’)が、分岐後において、他の退出道路B’(退出リンクB’)に対して高架交差している。図4の例では、一の退出道路A’は、分岐点Cから地点Dに向けて上り坂になっており、地点Dにおいて、他の退出道路B’の上方を交差している。すなわち、一の退出道路A’(退出リンクA’)が、上り坂であることにより、その勾配の変化が大きくなる。そのため、一の退出道路A’(退出リンクA’)の勾配の変化が、他の退出道路B’(退出リンクB’)の勾配の変化に比べて大きくなる。このような分岐は、経験則上、所定の分岐(すなわち、バイファケーション案内対象交差点)であることが多い。しかしながら、予め定められた複数の条件を用いたのでは、所定の分岐として特定できないおそれがあった。そこで、特定部233は、一の退出道路(退出リンク)の勾配の変化が、他の退出道路(退出リンク)の勾配の変化に比べて大きい場合に、当該分岐を所定の分岐として特定する。
また、特定部233は、例えば、受信したプローブ情報に基づいて、分岐に含まれる複数の退出リンクのうち、一の退出リンクにおける車両の速度と、他の退出リンクにおける当該車両の速度との差が、所定値以内である場合、当該分岐を前記所定の分岐として特定してもよい。分岐後の複数の退出リンクの各々において、車両の速度が所定値以内であるということは、車両は、いずれの退出リンクにおいても、右折又は左折することなく、道なりに通過していることになる。そのような分岐は、バイファケーション案内対象交差点である可能性が高いので、所定の分岐(すなわち、バイファケーション案内対象交差点)として特定する。なお、所定値は、例えば30[km/h]などであるが、あくまでも例示であって、どのような値に設定されていてもよい。
また、特定部233は、特定の車両のプローブ情報に着目して、所定の分岐を特定してもよい。すなわち、特定部233は、例えば、特定の車両のプローブ情報に基づいて、分岐に含まれる複数の退出リンクの各々において、特定の車両が方向指示器を使用せずに通過する場合、当該分岐を所定の分岐と特定してもよい。特定の車両のプローブ情報は、特定のドライバーによる走行軌跡である可能性が高い。そして、特定のドライバー(同じドライバー)が複数の退出リンクのいずれにおいても方向指示器を用いないのであれば、そのような分岐は、所定の分岐(すなわち、バイファケーション案内対象交差点)である可能性が高い。そこで、そのような分岐を、所定の分岐と特定する。また、特定のドライバーの走行軌跡に着目することで、特定部233は、所定の分岐の特定において、ドライバーの違いによる“ブレ”を低減することができる。
また、特定部233は、例えば、特定の車両のプローブ情報に基づいて、所定の分岐と特定された一の分岐において方向指示器を使用せずに通過する特定の車両が、他の分岐において当該方向指示器を使用せずに通過した場合、当該他の分岐を所定の分岐と特定してもよい。特定のドライバーが、すでに所定の分岐(すなわち、バイファケーション案内対象交差点)と特定された分岐において、方向指示器を使用せずに通過した場合、当該特定のドライバーは、所定の分岐において、方向指示器を使用しないドライバーということになる。そのようなドライバーが、他の分岐において、方向指示器を使用せずに通過した場合、当該他の分岐も所定の分岐(すなわち、バイファケーション案内対象交差点)である可能性が高い。そこで、そのような分岐を、所定の分岐と特定する。
また、特定部233は、例えば、特定の車両のプローブ情報に基づいて、特定の車両が初めて通過する分岐において、当該特定の車両が方向指示器を使用せずに通過する場合、当該分岐を所定の分岐と特定してもよい。仮に何回も通過している分岐であれば、当該分岐を通過することに慣れており、当該慣れのために方向指示器を使用しなかった可能性もある。そこで、ドライバーが初めて通過する分岐に着目し、当該初めて通過する分岐であるにもかかわらず、方向指示器を使用せずに通過するということは、そのような分岐は、所定の分岐(すなわち、バイファケーション案内対象交差点)である可能性が高い。そこで、そのような分岐を、所定の分岐と特定する。
また、特定部233は、例えば、複数の車両のうちの一の車両が方向指示器を使用せずに通過する分岐において、当該一の車両の後方に他の車両が走行している場合に、当該分岐を所定の分岐と特定する。後方に他の車両が走行しているにもかかわらず、方向指示器を使用せずに通過可能な分岐は、道なりに通過可能な分岐であり、所定の分岐(すなわち、バイファケーション案内対象交差点)である可能性が高い。そこで、そのような分岐を、所定の分岐と特定する。
また、特定部233は、例えば、所定の天候の場合又は夜間の場合に、車両が方向指示器を使用せずに通過する分岐を、所定の分岐と特定してもよい。所定の天候は、例えば、雨や雪、霧などであり、晴天と比較して視界が悪い場合など、慎重に運転する必要がある場合などである。夜間は、昼間より視界が悪い場合であり、朝方や夕方を含んでいてもよい。所定の天候の場合又は夜間の場合であるにもかかわらず、方向指示器を使用せずに通過可能な分岐は、右側の車線(又は、左側の車線)にいれば、自然と右側の道路(又は、左側の道路)へと分岐することができ、所定の分岐(すなわち、バイファケーション案内対象交差点)である可能性が高い。そこで、そのような分岐を、所定の分岐と特定する。
また、特定部233は、複数の車両から受信したプローブ情報のうち、分岐点から所定の範囲内において車線変更した車両のプローブ情報を、当該所定の分岐の特定に用いない。車両が分岐点から所定の範囲内において車線変更した場合、その車両は、当該分岐において、道なりに進んで自然と分岐路のうちのいずれかに進入したわけではない。そこで、特定部233は、そのような車両のプローブ情報を所定の分岐の特定に用いない。所定の範囲は、例えば、分岐点から100[m]や150[m]以内であるが、あくまでも例示であって、どのような範囲であってもよい。
また、特定部233は、分岐に含まれる複数の入力道路(入力リンク)のうち、一の入力道路(入力リンク)が付加レーン(付加道路、付加リンク)である場合、当該分岐を所定の分岐(すなわち、バイファケーション案内対象交差点)として特定しない。付加レーンは、分岐点の手前の所定距離L内において、道路を拡幅して追加された車線である。所定距離Lは、例えば、分岐点から300[m]や500[m]などであるが、あくまでも例示であって、どのような距離であってもよい。
図5は、分岐に含まれる複数の入力道路(入力リンク)のうち、一の入力道路(入力リンク)が付加レーンである場合における、当該分岐の例を示す図である。図5に例示するように、分岐Cに入力する複数の入力道路(入力リンク)A及びBのうち、一方の入力道路(入力リンク)Bは、分岐点Cの手前の所定距離L内において、他方の入力道路(入力リンク)Aが拡幅されて追加された道路であり、付加道路である。
図5において、分岐点Cでは、車両は道なりに進んで自然と分岐路(退出道路)A’又はB’のうちのいずれかに進入できる(すなわち、方向指示器を用いずに分岐できる)が、退出道路(退出リンクB’)に進入するためには、入力道路Aから、付加道路である入力道路Bに車線変更する必要がある。このような分岐においては、退出道路B’に進入する車両のドライバーに対して、右方向(すなわち、入力道路Aから入力道路B)に車線変更することを促す必要がある。特に、分岐点Cから所定距離L内で入力道路Bに車線変更する必要がある場合には、ドライバーに対して、右方向の車線変更を強く促す必要がある。そして、ドライバーに車線変更を促すためには、「右寄り(または、左寄り)」という案内よりも、「右方向(又は、左方向)」と案内することが望ましい。
そこで、特定部233は、分岐に含まれる複数の入力道路(入力リンク)のうち、一の入力道路(入力リンク)が付加レーン(付加道路、付加リンク)である場合、当該分岐を所定の分岐(すなわち、バイファケーション案内対象交差点)として特定しない。例えば、特定部233は、一の入力道路が分岐点から所定距離内において付加された付加レーンである場合、当該分岐を所定の分岐として特定しないようにしてもよい。その結果、図5の分岐点Cについては、バイファケーション案内対象交差点として特定されず、分岐点Cの手前において、ドライバーに対して、「右方向(又は、左方向)」と案内することができるようになる。
決定部234は、所定のリンクを走行する車両に対する経路案内の要否を決定する。例えば、決定部234は、特定部233が特定した所定の分岐(すなわち、バイファケーション案内対象交差点)に進入する車両に対して、経路案内が必要である旨を決定する。この場合、保存部231は、地図情報記憶部22に保存された地図情報において、決定部234によって経路案内が必要である旨が決定された所定の分岐に対応するリンク又はノードに対して、経路案内の対象である旨を示す情報を付加してもよい。
なお、決定部234は、例えば、特定部233が特定した所定のリンクを走行する車両に対して、経路案内が不要である旨を決定してもよい。例えば、決定部234は、所定のリンクを走行する車両が、当該所定のリンク以降も道なりに走行する場合に、当該所定のリンクにおける経路案内が不要である旨を決定する。この場合、保存部231は、地図情報記憶部22に保存された地図情報において、決定部234によって経路案内が不要である旨が決定された所定のリンクに対して、経路案内の対象でない旨を示す情報を付加してもよい。
配信部235は、目的地までの経路を探索し、当該探索された経路に沿った経路案内を行う車両端末3に対して、地図情報を配信する処理を実行する。配信部235は、例えば、経路案内の対象である(又は、経路案内の対象でない)旨を示す情報が付加された所定のリンクを含む地図情報を、車両端末3に対して配信する。
(車両端末の構成例)
図6は、本発明の一実施形態における車両端末3の構成例を示す図である。なお、上述したように、車両端末3は、情報処理端末と記載されてもよい。図6に示すように、車両端末3は、通信部30と、入出力部31と、表示部32と、マイク/スピーカー33と、GPS34と、記憶部35と、制御部36とを含む。
通信部30は、地図情報作成装置2と接続するための通信インターフェースである。車両端末3は、通信部30を介して、地図情報作成装置2から地図情報を受信する。また、地図情報作成装置2は、通信部30を介して、地図情報作成装置2に対してプローブ情報を送信する。通信部30は、例えば、所定のタイミングで、車両のプローブ情報を地図情報作成装置2に対して送信する。所定のタイミングは、例えば、所定の周期や任意のタイミングなど、どのようなタイミングであってもよい。なお、通信部30が実行する通信は、有線、無線のいずれの通信であってもよく、どのような通信プロトコルを用いるものであってもよい。
入出力部31は、車両端末3に対する各種操作を入力する機能、および、車両端末3で処理された処理結果を出力する機能を含む。入出力部31は、例えば、タッチパネルなどであり、ユーザの指やスタイラスなどの指示具による接触とその接触位置を検出可能である。また、入出力部31は、例えば、キーボードやマウス等のポインティングデバイス、音声による操作入力が可能な装置等であってもよい。また、入出力部31は、スピーカーなどの音声出力装置や3D(three dimensions)出力装置、ホログラム出力装置などであり、処理結果を出力する機能を含む。なお、入出力部31は、これらに限定されず、どのような装置であってもよい。
表示部32は、例えば、液晶ディスプレイやOELD(organic electroluminescence display)などのモニタである。また、表示部32は、ヘッドマウントディスプレイや、プロジェクションマッピング、ホログラムなど、空間に画像やテキスト情報等を表示可能な装置により実現されてもよい。表示部32は、地図情報作成装置2が作成した地図情報に基づいて、地図を表示するための画面表示などを表示する。
マイク/スピーカー33は、音声入力や音声出力が可能なデバイスである。車両端末3のユーザは、マイク/スピーカー33を用いて、音声の入出力を行う。
GPS34は、車両端末3の現在位置を収集するための機能を備える。GPS34は、例えば、所定のタイミングで、車両端末3の現在位置を収集する。所定のタイミングは、例えば、所定の周期や任意のタイミングなど、どのようなタイミングであってもよい。GPS34は、収集した車両端末3の現在位置を、当該現在位置を取得した時刻とともに、プローブ情報として記憶部35に記憶する。また、GPS34は、収集した車両端末3の現在位置を、当該現在位置を取得した時刻とともに、通信部30を介して地図情報作成装置2に送信してもよい。
記憶部35は、車両端末3が動作するうえで必要とする各種プログラムや各種データを記憶する機能を含む。記憶部35は、HDD、SSD、フラッシュメモリなど各種の記憶媒体により実現される。また、記憶部35は、地図情報作成装置2から配信された地図情報を記憶する。
また、記憶部35は、車両端末3のプローブ情報を記憶してもよい。記憶部35は、例えば、GPS34により収集した自端末の現在位置と、当該現在位置を取得した時刻と、を対応付けたプローブ情報を記憶する。また、記憶部35は、車両の位置情報と時刻とに基づいて求められた当該車両の走行軌跡を、プローブ情報として記憶してもよい。また、記憶部35に記憶されるプローブ情報は、車両における方向指示器の使用の有無を示す情報を含んでいてもよい。また、記憶部35に記憶されるプローブ情報は、所定の属性を含んでいてもよい。なお、記憶部35に記憶されたプローブ情報は、所定のタイミングで、地図情報作成装置2に送信される。
制御部36は、プログラム内のコードや命令によって所定の機能を実行するための機能を備え、例えば、中央処理装置(CPU)である。また、制御部36は、例えば、マイクロプロセッサやマルチプロセッサ、ASIC、FPGAなどであってもよい。なお、本発明の一実施形態において、制御部36は、これらに限定されない。
図6に示すように、制御部36は、探索部361と、判定部362と、案内部363と、表示処理部364とを含む。
探索部361は、記憶部35に記憶された地図情報に基づいて、GPS34によって特定された車両の現在位置から、入出力部31から入力された目的地までの経路を探索する処理を実行する。経路の探索は、例えば、ダイクストラ法などを用いることができる。なお、探索部361による経路の探索は、道路の渋滞情報などを加味して実行されてもよい。
判定部362は、記憶部35に記憶された地図情報に基づいて、探索部361によって探索された経路に、所定のリンクが含まれているか否かを判定する処理を実行する。例えば、判定部362は、記憶部35に記憶された地図情報に基づいて、探索された経路に、所定の分岐が含まれているか否かを判定する。
案内部363は、探索された経路に沿った経路案内を行う処理を実行する。また、案内部363は、探索された経路に所定の分岐が含まれている場合、当該所定の分岐の手前において、探索された経路に沿って分岐するために必要な所定の案内を行う。所定の案内は、例えば、バイファケーション案内である。具体的には、案内部363は、所定の分岐の手前において、「右寄り(または、左寄り)」と案内する。
また、案内部363は、探索された経路に、所定のリンクが含まれている場合、当該所定のリンクの手前において、“道なり”である旨の所定の案内を行ってもよい。なお、案内部363が行う経路案内は、どのようなものであってもよい。
表示処理部364は、記憶部35に記憶されている地図データに基づいて、表示部32に車両端末3の現在位置を含む地図を表示させるための表示データを作成し、表示部32に表示させる機能を備える。また、表示処理部364は、車両端末3の現在位置から目的地までの経路を含む地図を表示するための表示データを作成し、表示部32に表示させてもよい。なお、表示処理部364は、地図に加えて、渋滞情報などを該地図上に表示するための表示データを作成し、表示部32に表示させてもよい。表示処理部364は、地図のほか、種々の情報を表示部32に表示するための表示データを作成し、表示部32に表示させてもよい。
(地図情報作成装置の動作例)
図7は、本発明の一実施形態において、地図情報を作成及び配信する場合における、地図情報作成装置2の動作例を示すフローチャートである。
図7に例示するように、地図情報作成装置2の受信部232は、複数の車両の各々から、当該車両における方向指示器の使用の有無を示す情報を含むプローブ情報を受信する(S101)。
続いて、特定部233は、地図情報に含まれる複数のリンクのうち、複数の車両から受信したプローブ情報に基づいて、車両が方向指示器を使用せずに通過する所定のリンクを特定する(S102)。例えば、特定部233は、車両が方向指示器を使用せずに通過する所定の分岐を特定する。
そして、決定部234が、所定のリンクを走行する車両に対する経路案内の要否を決定する(S103)。例えば、決定部234は、車両が方向指示器を使用せずに通過する所定の分岐について、経路案内の要否を決定する。
その後、決定部234によって経路案内が必要であると決定された場合(S103のYES)、保存部231は、地図情報に含まれる所定のリンクに対して、経路案内の対象である旨を示す情報を付加する(S104)。なお、決定部234によって経路案内が必要でないと決定された場合(S103のNO)、S104の処理を実行せず、S105に進む。
配信部235は、所定のタイミングで、地図情報を車両端末3に配信する(S105)。
(車両端末の動作例)
図8は、本発明の一実施形態において、経路案内を行う場合における、車両端末3の動作例を示すフローチャートである。
車両端末3の入出力部31は、ユーザから、目的地に関する情報を受け付ける(S201)。
探索部361は、記憶部35に記憶された地図情報に基づいて、GPS34によって特定された車両の現在位置から、入出力部31から入力された目的地までの経路を探索する(S202)。
続いて、判定部362は、記憶部35に記憶された地図情報に基づいて、探索部361によって探索された経路に、所定のリンクが含まれているか否かを判定する(S203)。所定のリンクは、例えば、所定の分岐である。
案内部363は、探索された経路に所定のリンクが含まれていると判定された場合(S203のYES)、当該所定のリンクの手前において、探索された経路に沿って分岐するために必要な所定の案内を行う(S204)。所定の案内は、例えば、バイファケーション案内である。具体的には、案内部363は、所定の分岐(所定のリンク)の手前において、「右寄り(または、左寄り)」と案内する。なお、判定部362によって所定のリンクが含まれていないと判定された場合(S203のNO)、S204の処理を実行せず、S205に進む。
表示処理部364は、案内部363による経路案内に従って、表示部32に車両端末3の現在位置を含む地図を表示させるための表示データを作成し、表示部32に表示させる(S205)。
上記の通り、本発明の一実施形態の地図情報作成装置等は、車両における方向指示器の使用の有無に着目し、車両が方向指示器を使用せずに通過する分岐を、バイファケーション案内対象交差点として特定する。そのため、予め定められた複数の条件に合致しない分岐であっても、当該分岐においてバイファケーション案内を行うことができる。
また、本発明の一実施形態の地図情報作成装置等は、分岐に限らず、車両が方向指示器を使用せずに通過するリンクを、所定の案内を行うべきリンクとして特定してもよい。それによって、地図情報に含まれる複数のリンクのうち、車両が方向指示器を使用せずに通過するリンクにおいて、例えば、“道なり”である旨の所定の案内を行うことが可能となる。
本発明を諸図面や実施例に基づき説明してきたが、当業者であれば本開示に基づき種々の変形や修正を行うことが容易であることに注意されたい。従って、これらの変形や修正は本発明の範囲に含まれることに留意されたい。例えば、各手段、各ステップ等に含まれる機能等は論理的に矛盾しないように再配置可能であり、複数の手段やステップ等を1つに組み合わせたり、或いは分割したりすることが可能である。また、上記実施の形態に示す構成を適宜組み合わせることとしてもよい。
1 地図情報作成システム
2 地図情報作成装置
20 通信部、21 プローブ情報記憶部、22 地図情報記憶部、23 制御部
231 保存部、232 受信部、233 特定部、234 決定部、235 配信部
3 車両端末
30 通信部、31 入出力部、32 表示部、33 マイク/スピーカー、34 GPS、35 記憶部、36 制御部
361 探索部、362 判定部、363 案内部、364 表示処理部
4 NW

Claims (17)

  1. 道路のネットワーク構造をリンクとノードで構成した地図情報を保存する保存部と、
    複数の車両の各々から、当該車両における方向指示器の使用の有無を示す情報を含むプローブ情報を受信する受信部と、
    前記地図情報に含まれる複数の分岐のうち、前記複数の車両から受信した前記プローブ情報に基づいて、車両が方向指示器を使用せずに通過する所定の分岐を特定する特定部と、
    前記所定の分岐を走行する車両に対して経路案内が必要であることを決定する決定部と、を含む地図情報作成装置。
  2. 前記保存部は、前記特定部が特定した所定の分岐に対応するリンク又はノードに対して、経路案内の対象である旨を示す情報を付加することを特徴とする請求項1に記載の地図情報作成装置。
  3. 目的地までの経路を探索し、当該探索された経路に沿った経路案内を行う情報処理端末に対して、前記地図情報を配信する配信部を、さらに含み、
    前記情報処理端末は、探索された前記経路に、前記所定の分岐が含まれている場合、当該所定の分岐の手前において、探索された前記経路に沿って分岐するために必要な案内を行うことを特徴とする請求項1又は2に記載の地図情報作成装置。
  4. 前記特定部は、分岐に含まれる複数の退出リンクの各々において、前記車両が前記方向指示器を使用せずに当該退出リンクから退出する場合、当該分岐を前記所定の分岐として特定することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の地図情報作成装置。
  5. 前記特定部は、前記複数の分岐のうち、分岐点まで車両が直進した分岐を、前記所定の分岐として特定することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の地図情報作成装置。
  6. 前記特定部は、前記複数の車両から受信した前記プローブ情報のうち、分岐点から所定の範囲内において車線変更した車両のプローブ情報を、前記所定の分岐の特定に用いないことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の地図情報作成装置。
  7. 前記特定部は、分岐に含まれる複数の入力リンクのうち、一の入力リンクが分岐点から所定距離内において付加された付加リンクである場合、当該分岐を前記所定の分岐として特定しないことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の地図情報作成装置。
  8. 前記特定部は、分岐に含まれる複数の退出リンクのうち、一の退出リンクの勾配の変化が、他の退出リンクの勾配の変化に比べて大きい場合に、当該分岐を前記所定の分岐として特定することを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一項に記載の地図情報作成装置。
  9. 前記特定部は、分岐に含まれる複数の退出リンクのうち、一の退出リンクにおける車両の速度と、他の退出リンクにおける当該車両の速度との差が、所定値以内である場合、当該分岐を前記所定の分岐として特定することを特徴とする請求項1乃至8のいずれか一項に記載の地図情報作成装置。
  10. 前記受信部は、前記複数の車両のうちの特定の車両から、複数の時点における前記プローブ情報を受信し、
    前記特定部は、分岐に含まれる複数の退出リンクの各々において、前記特定の車両が前記方向指示器を使用せずに通過する場合、当該分岐を前記所定の分岐と特定することを特徴とする請求項1乃至9のいずれか一項に記載の地図情報作成装置。
  11. 前記受信部は、前記複数の車両のうちの特定の車両から、複数の時点における前記プローブ情報を受信し、
    前記特定部は、前記所定の分岐と特定された一の分岐において前記方向指示器を使用せずに通過する前記特定の車両が、他の分岐において当該方向指示器を使用せずに通過した場合、当該他の分岐を前記所定の分岐と特定することを特徴とする請求項1乃至10のいずれか一項に記載の地図情報作成装置。
  12. 前記受信部は、前記複数の車両のうちの特定の車両から、複数の時点における前記プローブ情報を受信し、
    前記特定部は、前記複数の分岐のうち、前記特定の車両が初めて通過する分岐において、当該特定の車両が前記方向指示器を使用せずに通過する場合、当該分岐を前記所定の分岐と特定することを特徴とする請求項1乃至11のいずれか一項に記載の地図情報作成装置。
  13. 前記特定部は、前記複数の分岐のうち、前記複数の車両のうちの一の車両が方向指示器を使用せずに通過する分岐において、当該一の車両の後方に他の車両が走行している場合に、当該分岐を前記所定の分岐と特定することを特徴とする請求項1乃至12のいずれか一項に記載の地図情報作成装置。
  14. 前記特定部は、前記複数の分岐のうち、所定の天候の場合又は夜間の場合に、前記車両が方向指示器を使用せずに通過する分岐を、前記所定の分岐と特定することを特徴とする請求項1乃至13のいずれか一項に記載の地図情報作成装置。
  15. コンピュータが、
    複数の車両の各々から、当該車両における方向指示器の使用の有無を示す情報を含むプローブ情報を受信する受信ステップと、
    地図情報に含まれる複数の分岐のうち、前記複数の車両から受信した前記プローブ情報に基づいて、車両が方向指示器を使用せずに通過する所定の分岐を特定する特定ステップと、
    前記所定の分岐を走行する車両に対して経路案内が必要であることを決定する決定ステップと、を実行する地図情報作成方法。
  16. コンピュータに、
    複数の車両の各々から、当該車両における方向指示器の使用の有無を示す情報を含むプローブ情報を受信する受信機能と、
    地図情報に含まれる複数の分岐のうち、前記複数の車両から受信した前記プローブ情報に基づいて、車両が方向指示器を使用せずに通過する所定の分岐を特定する特定機能と、
    前記所定の分岐を走行する車両に対して経路案内が必要であることを決定する決定機能と、を実行させることを特徴とするプログラム。
  17. 請求項16に記載のプログラムを記録した記録媒体。

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