JP2020016125A - パワーウインド装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】ウインドガラスの開閉位置の設定の自由度に優れ、かつ、開閉位置を直観的ないし感覚的に設定することが可能であると共に、設定した開閉位置にウインドガラスを簡単な操作で開閉移動させることが可能なパワーウインド装置を提供する。【解決手段】一実施形態において、アクチュエータ11と、制御部13と、タッチ操作及びタッチ位置を検知可能なタッチセンサ9と、を有し、制御部は、タッチ操作を検知したタッチセンサの出力信号に基づいて、タッチ位置までウインドガラスを開閉移動させるように、アクチュエータを制御する。【選択図】図1
Description
本発明は、車両のドアに設けられたウインドガラスを移動制御する装置に関する。
例えば、特許文献1には、各種スイッチへのスイッチ操作によって、開閉体の設定開度位置を記憶させ、その記憶させた設定開度位置まで開閉体を移動させるパワーウインドに関する技術が示されている。また、例えば、特許文献2には、操作パネルへのタッチ操作によって、予め設定された複数の目標停止位置までウインドガラスを移動させる技術が示されている。
ところで、特許文献1の技術では、開閉体の設定開度位置を変更する都度、その変更後の設定開度位置を記憶し直さなければならない。更に、スイッチを長押しするなど、煩雑なスイッチ操作を継続しなければ、開閉体を所望位置まで移動させることができない。
一方、特許文献2の技術では、予め設定された複数の目標停止位置とは異なる位置にウインドガラスを移動させることができず、開閉位置の設定の自由度に限界がある。更に、ウインドガラスがどの位置まで開閉移動するのか直観的ないし感覚的に分かり難い。
本発明の目的は、ウインドガラスの開閉位置の設定の自由度に優れ、かつ、開閉位置を直観的ないし感覚的に設定することが可能であると共に、設定した開閉位置にウインドガラスを簡単な操作で開閉移動させることが可能なパワーウインド装置を提供することにある。
かかる目的を達成するために、本発明のパワーウインド装置は、アクチュエータと、制御部と、タッチ操作及びタッチ位置を検知可能なタッチセンサと、を有し、制御部は、タッチ操作を検知したタッチセンサの出力信号に基づいて、タッチ位置までウインドガラスを開閉移動させるように、アクチュエータを制御する。
本発明によれば、ウインドガラスの開閉位置の設定の自由度に優れ、かつ、開閉位置を直観的ないし感覚的に設定することが可能であると共に、設定した開閉位置にウインドガラスを簡単な操作で開閉移動させることが可能なパワーウインド装置を実現することができる。
「一実施形態」
図1は、本実施形態のパワーウインド装置が適用された車両1の斜視図である。図1では一例として、パワーウインド装置は、車両後方Dbのサイドドア2(リアドアとも言う)に組み込まれている。同図において、車両前後方向(車両前方Df、車両後方Db)に対して、車幅方向Dw、及び、車高方向Dg(車両上下方向とも言う)が規定され、これら三者は互いに直交した位置関係を有している。
図1は、本実施形態のパワーウインド装置が適用された車両1の斜視図である。図1では一例として、パワーウインド装置は、車両後方Dbのサイドドア2(リアドアとも言う)に組み込まれている。同図において、車両前後方向(車両前方Df、車両後方Db)に対して、車幅方向Dw、及び、車高方向Dg(車両上下方向とも言う)が規定され、これら三者は互いに直交した位置関係を有している。
なお、車両1としては、例えば、ガソリン自動車、ディーゼル車、ハイブリッド車、電気自動車などが想定されるが、特に限定されるものではない。図1では一例として、車両後方Dbのサイドドア2を示したが、車両前方Dfのサイドドア(即ち、フロンドドア)にも、本実施形態のパワーウインド装置を適用することができることは言うまでもない。
サイドドア2には、その下部のドアトリム3に、例えば、乗員用アームレスト4、ドアインサイドハンドル5などが配置されている。アームレスト4は、車室内に向けて膨出されている。一方、サイドドア2には、その上部に、開口部6が配置されている。開口部6には、ウインドガラス7が設けられている。ウインドガラス7は、開口部6を開閉させるように、後述するウインドガラス制御装置によって、当該開口部6に沿って移動可能に構成されている。
図1では一例として、ウインドガラス7は、開口部6に沿って、車両上下方向(車高方向)Dgに開閉移動可能に構成されている。開口部6は、サイドドア2を貫通させて構成されている。開口部6の周囲には、予め設定された幅を有する縁部8(サッシュとも言う)が配置されている。縁部(サッシュ)8は、開口部6の周りを連続的に囲むように構成されている。なお、図1の例では、開口部6を矩形状に構成しているが、これ以外の形状でもよい。
更に、サイドドア2には、後述するウインドガラス制御装置の構成であるタッチセンサ9が設けられている。タッチセンサ9は、ウインドガラス7の近傍、本実施形態では開口部6の縁部8に沿って設けられている。図1では一例として、タッチセンサ9は、開口部6の車両後方側に位置する後縁8a、車両前方側に位置する前縁8b、車両上方側に位置する上縁8c、車両下方側に位置する下縁8dのうち、後縁8aの上端から下端に亘って配置されている。即ち、タッチセンサ9は、開口部6の縁部8に、ウインドガラス7の開閉移動方向に沿って設けられている。タッチセンサ9の全長(具体的には、後縁8aに沿った長さ)は、開口部6の上下幅に一致させて設定されている。開口部6の上下幅とは、車両上下方向Dgに沿った開口寸法を指す。
タッチセンサ9は、例えば、運転者や乗員など人の手指10の接触状態を感知可能に構成されている。手指10の接触状態としては、例えば、タッチセンサ9に手指10を接触させつつ移動させない定点接触状態、タッチセンサ9に手指10を接触させつつ移動させるスライド接触状態などが想定される。
ここで、定点接触状態において、タッチセンサ9は、手指10のタッチ操作及びタッチ位置を検知することが可能である。タッチ操作は、例えば、タッチセンサ9のうち任意の1箇所(1点)に手指10を接触させた操作態様である。タッチ位置は、例えば、タッチ操作により接触させた手指10の接触位置(接触箇所、接触点)を指す。
一方、スライド接触状態において、タッチセンサ9は、手指10のスライド操作及びスライド量を検知することが可能である。スライド操作は、例えば、タッチセンサ9に手指10を接触させつつ移動させた操作態様である。スライド量は、例えば、スライド操作によりスライドさせた手指10の移動量(スワイプ距離)を指す。
タッチセンサ9は、上記したような手指10の接触状態を感知する機能を有している。当該感知機能としては、例えば、表面型静電容量方式、抵抗膜方式、超音波表面弾性方式など、既存の感知技術をそのまま適用することができる。図2及び図3には一例として、表面型静電容量方式のタッチセンサ9が示されている。
図2は、タッチセンサ9の一部を拡大した平面図である。図2に示すように、タッチセンサ9は、上記した開口部6の後縁8aに沿って幅広の平坦形状を有している。タッチセンサ9は、後縁8aに嵌め込まれた状態で配置されている。これにより、タッチセンサ9の表面は、後縁8aと同一平面上に位置付けられている。タッチセンサ9は、その表面全体に亘って感知機能を有している。
図3は、タッチセンサ9の内部構成を示す部分断面図である。図3に示すように、タッチセンサ9は、表面側から順に、保護膜9a、導電膜9b、ガラス基板9c、光源9dが積層されて構成されている。換言すると、ガラス基板9cの表面側には、保護膜9aと導電膜9bが配置されている。一方、ガラス基板9cの裏面側(表面の反対側)には、光源9dが配置されている。
ここで、保護膜9a、導電膜9b、ガラス基板9cは、光源9dからの光を透過可能な透明材料で構成されている。保護膜9aは、導電膜9bを保護するために、導電膜9bの表面全体を覆っている。導電膜9bには、例えば、ITO(Indium Tin Oxide:酸化インジウムスズ)などの透明電極が縦横にパターニングされている。
光源9dは、その全体を同時に発光させたり、或いは、その一部のみを発光させたりすることが可能である。光源9dの発光としては、例えば、連続的に点灯させたり、間欠的に点滅させたりすることができる。また、光源9dの発色としては、例えば、単一色で発光させたり、或いは、異なる色を交互に発光させたりすることができる。
このような構成によれば、手指10をタッチセンサ9に接触(近接)させる。そうすると、手指10を接触(近接)させた部位の透明電極に容量変化が生じる。かかる容量変化を、例えば、ガラス基板9cの上下端の端子(図示しない)の電流量の比率を計測することによって検出する。これにより、手指10が接触(近接)したタッチセンサ9上の接触位置が特定される。このとき、接触位置における光源9dを発光させてもよい。
図4は、ウインドガラス制御装置の主要構成をブロック化した図である。図4に示すように、ウインドガラス制御装置は、アクチュエータ11と、位置検出部12と、制御部13と、上記したタッチセンサ9と、を有している。アクチュエータ11は、ウインドガラス7を開口部6に沿って開閉移動させる。アクチュエータ11としては、例えば、回転運動を出力可能な駆動源や、往復運動を出力可能な駆動源など各種の駆動源が適用される。
位置検出部12は、アクチュエータ11の駆動状態に基づいて、ウインドガラス7の位置を検出する。例えば、アクチュエータ11としてモータを適用した場合を想定する。この場合、モータの回転に応じたパルス信号を検出する。これにより、モータの回転数が取得される。この結果、取得したモータ回転数に基づいて、ウインドガラス7の位置が検出される。
制御部13は、タッチセンサ9がタッチ操作を検知したとき、アクチュエータ11を制御することで、タッチ位置までウインドガラス7を開閉移動させる。具体的には、制御部13は、上記したタッチセンサ9並びに位置検出部12の検知(検出)結果に基づいて、アクチュエータ11を制御する。
即ち、位置検出部12によりウインドガラス7の上端の位置を検出(検知)する。そして、タッチセンサ9がタッチ操作を検知したとき、制御部13は、ウインドガラス7の上端がタッチセンサ9のタッチ位置と車両上下方向Dgで同じ位置となるように、アクチュエータ11を制御する。このとき、アクチュエータ11は、制御部13からの指令に基づいて、ウインドガラス7を開口部6に沿って開閉移動させる。これにより、図5に示すように、手指10が接触(近接)したタッチセンサ9上の接触状態(即ち、タッチ操作及びタッチ位置)に応じて、ウインドガラス7が開閉移動される。
以上、本実施形態によれば、図5に示すように、開口部6の縁部8に設けられたタッチセンサ9に対して、手指10を接触(近接)させてタッチ操作を行う。これにより、タッチ位置までウインドガラス7を開閉移動させることができる。この場合、ウインドガラス7を開閉移動させている間、タッチ操作は不要である。即ち、手指10をタッチセンサ9に接触(近接)させておく必要はない。換言すると、タッチ操作に際し、手指10は、タッチ位置にワンタッチさせるだけである。この結果、設定したタッチ位置までウインドガラス7を、極めて簡単な操作だけで正確に開閉移動させることができる。また、ウインドガラス7が、タッチした位置まで自動で開閉するため、ウインドガラス7の開閉位置を、直観的ないし感覚的に設定することができる。
本実施形態によれば、タッチセンサ9は、後縁8aに、ウインドガラス7の開閉移動方向に沿って、その全長が開口部6の上下幅に一致するように設けられている。これにより、タッチセンサ9の任意の部位にタッチ位置を設定することができる。この結果、ウインドガラス7の開閉位置における設定の自由度を格段に高めることができる。かくして、図5に示すように、ウインドガラス7を所望の位置に開閉移動させることができる。
「他の実施形態」
図6は、予め設定されたタイミングで、タッチセンサ9の全体を発光させる実施形態を示す斜視図である。この場合、上記した光源9d全体を発光させることで、タッチセンサ9の全体を発光させることができる。図6の例では、タッチセンサ9の発光状態がハッチングで示されている。
図6は、予め設定されたタイミングで、タッチセンサ9の全体を発光させる実施形態を示す斜視図である。この場合、上記した光源9d全体を発光させることで、タッチセンサ9の全体を発光させることができる。図6の例では、タッチセンサ9の発光状態がハッチングで示されている。
ここで、タッチセンサ9の発光タイミングとしては、例えば、手指10をタッチセンサ9に1回接触(近接)させた際に、タッチセンサ9の全体を発光させる。これにより、例えば、夜間など視界の悪い環境下でも、タッチセンサ9を鮮明に視認することができる。この結果、手指10によるタッチ操作及びタッチ位置の設定を間違いなく行うことができる。
更に、図6の実施形態において、タッチセンサ9の全体が発光していない状態を待機状態とし、タッチセンサ9の全体が発光している状態を検知可能状態としてもよい。待機状態とは、例えば、手指10をタッチセンサ9に接触(近接)させても、タッチ操作及びタッチ位置を検知しない状態を指す。一方、検知可能状態とは、例えば、手指10をタッチセンサ9に接触(近接)させたとき、タッチ操作及びタッチ位置を検知する状態を指す。
この場合、待機状態と検知可能状態との切り換えは、タッチセンサ9の操作(タッチ操作やスライド操作など)によって行ってもよいし、或いは、待機状態を検知可能状態に切り換えるボタン(換言すると、待機状態を解除するボタン)を別途に増設してもよい。図6の例では、タッチセンサ9のタッチ操作によって待機状態と検知可能状態とが切り換えられる。
ここで、タッチセンサ9は、常に、待機状態になっているものとする。かかる待機状態において、例えば、手指10をタッチセンサ9に1回接触(近接)させる(第1タッチ操作)。このとき、ウインドガラス制御装置(制御部13)が、光源9d及びタッチセンサ9を制御する。これにより、タッチセンサ9の全体が発光する。同時に、タッチセンサ9が待機状態から検知可能状態に切り換わる。続いて、手指10をタッチセンサ9に接触(近接)させる(第2タッチ操作)。かくして、タッチ操作及びタッチ位置が検知され、ウインドガラス7が開閉位置まで移動される。このとき、タッチセンサ9の発光を停止(消灯)し、待機状態に切り替えてもよいし、或いは、ある程度の時間が経過した後に停止させ、待機状態に切り替えてもよい。以上、タッチセンサ9を待機状態と検知可能状態に切り換えるようにすることで、誤操作によるウインドガラス7の開閉移動を未然に防止することができる。
更に、タッチセンサ9の操作により、タッチセンサ9を待機状態と検知可能状態に切り換えるようにすることで、手指10の位置を変更することなく、タッチセンサ9を待機状態と検知可能状態に切り換えることができる。これにより、煩雑な切り換え操作が一切不要となり、その結果、簡単かつ短時間に、ウインドガラス7を精度よく開閉移動させることができる。
なお、本実施形態のように、タッチセンサ9の操作によりタッチセンサ9を待機状態と検知可能状態に切り換える場合、第1タッチ操作から所定時間(例えば3秒)以内に第2タッチ操作が行なわれなかった場合には、タッチセンサ9を待機状態に切り替えるものとするとよい。これにより、誤操作によりタッチセンサ9が検知可能状態を維持することが抑制される。
図7は、タッチセンサ9のタッチ位置9pを視認可能に発光させる実施形態を示す斜視図である。図7の例では、手指10の接触位置であるタッチ位置9pにおいて、上記した光源9dを発光させている。ここで、タッチセンサ9の発光のタイミングとしては、例えば、タッチセンサ9がタッチ操作、即ち、手指10の接触位置(タッチ位置9p)を検知した際に、そのタッチ位置9pを点灯させたり、点滅させたりする。
図7の実施形態によれば、ウインドガラス7の開閉位置を、例えば、運転者や乗員に対して、事前に明確に視認させることができる。この結果、タッチ操作の後、タッチセンサ9から手指10を離しても、ウインドガラス7が開口部6のどの位置まで開閉移動するのか直観的ないし感覚的に分かり易い。図7の例では、タッチ位置9pを円形に発光させているが、これ以外の形状に発光させてもよい。
図8は、タッチセンサ9に手指10を接触させつつ移動させるスライド接触状態を示す斜視図である。図8の例では、タッチセンサ9は、スライド接触状態を検知することが可能に構成されている。この場合、制御部13は、手指10のスライド操作及びスライド量に応じて、ウインドガラス7を開閉移動させるようにアクチュエータ11を制御する。即ち、タッチセンサ9が検知したスライド操作に追従させて、ウインドガラス7を開閉移動させる。このとき、スライド操作の開始位置とウインドガラス7の上端の位置は一致している必要はない。なお、上記したように、スライド操作は、タッチセンサ9に手指10を接触させつつ移動させた操作態様である。一方、スライド量は、スライド操作によりスライドさせた手指10の移動量(スワイプ距離)を指す。
このような構成によれば、タッチセンサ9をスライド操作する。このとき、タッチセンサ9が、スライド方向及びスライド量を検知する。制御部13が、タッチセンサ9の検知結果に基づいて、アクチュエータ11を制御する。これにより、ウインドガラス7が、スライド方向に沿ってスライド量だけ開閉移動される。
図8の実施形態によれば、ウインドガラス7を、スライド方向に沿ってスライド量だけ開閉移動できるので、ウインドガラス7の開閉量を直観的ないし感覚的に制御することができ、例えばウインドガラス7の微小開閉などを容易に行なうことができる。
更に、図8の実施形態において、スライド操作に際し、タッチセンサ9を発光させてもよいし、スライド量に応じた距離だけタッチセンサ9を発光させてもよい。また、誤作動防止のため、1回目のスライド操作では、タッチセンサ9を上記した待機状態とし、2回目のスライド操作において、タッチセンサ9を上記した検知可能状態に切り換えるようにしてもよい。
「変形例」
本発明の技術範囲は、上記した実施形態に限定されることはなく、以下の変形例も含まれる。例えば、図8に示すように、上記したタッチセンサ9と共に、車両1に全開スイッチ14及び全閉スイッチ15を設けてもよい。全開スイッチ14は、ワンタッチで、ウインドガラス7を開移動させて上記した開口部6を全開位置、本実施形態では、ウインドガラス7の上端が開口部6の上縁8cに当接する位置まで移動させる。全閉スイッチ15は、ワンタッチで、ウインドガラス7を閉移動させて開口部6を全閉位置、本実施形態では、ウインドガラス7の上端が開口部6下縁8dと同じ高さとなる位置まで移動させる。
本発明の技術範囲は、上記した実施形態に限定されることはなく、以下の変形例も含まれる。例えば、図8に示すように、上記したタッチセンサ9と共に、車両1に全開スイッチ14及び全閉スイッチ15を設けてもよい。全開スイッチ14は、ワンタッチで、ウインドガラス7を開移動させて上記した開口部6を全開位置、本実施形態では、ウインドガラス7の上端が開口部6の上縁8cに当接する位置まで移動させる。全閉スイッチ15は、ワンタッチで、ウインドガラス7を閉移動させて開口部6を全閉位置、本実施形態では、ウインドガラス7の上端が開口部6下縁8dと同じ高さとなる位置まで移動させる。
全開スイッチ14及び全閉スイッチ15のレイアウトとしては、例えば、特に図示しないが、全開スイッチ14を開口部6の下縁8d、即ち、開口部6を閉じた状態のウインドガラス7に対して下方(全開位置側)に配置し、一方、全閉スイッチ15を開口部6の上縁8c、即ち、開口部6を閉じた状態のウインドガラス7に対して上方(全閉位置側)に配置する。或いは、例えば、図8に示すように、双方のスイッチ14,15をアームレスト4にまとめて配置する。
このように、全開スイッチ14及び全閉スイッチ15を設けることで、ウインドガラス7の全開及び全閉操作を容易に行うことができる。特に、双方のスイッチ14,15を開口部6の下縁8d、上縁8cに配置することで、より直観的ないし感覚的にウインドガラス7を全開、全閉させることができる。
なお、タッチセンサ9のフリック操作により、ウインドガラス7を全開、全閉させるものとしてもよい。具体的には、タッチセンサ9がフリック操作を検知した場合、下方向へのフリック操作であればウインドガラス7を全開させ、上方向へのフリック操作であればウインドガラス7を全閉させる。
このようにすることにより、全開スイッチ14及び全閉スイッチ15を設けることなく、ウインドガラス7の全開及び全閉操作を容易に行うことができる。
また、上記した実施形態において、予め設定された時間(例えば、1秒)以下の手指10の接触状態をタッチ操作とし、一方、予め設定された時間(例えば、1秒)を超える手指10の接触状態をスライド操作と規定してもよい。或いは、同じ位置を2回タッチすると、タッチ操作モードからスライド操作モードに(又は、スライド操作モードからタッチ操作モードに)切り換わるようにしてもよい。
また、上記した実施形態において、予め設定された時間(例えば、1秒)以下の手指10の接触状態をタッチ操作とし、一方、予め設定された時間(例えば、1秒)を超える手指10の接触状態をスライド操作と規定してもよい。或いは、同じ位置を2回タッチすると、タッチ操作モードからスライド操作モードに(又は、スライド操作モードからタッチ操作モードに)切り換わるようにしてもよい。
また、運転席から他の座席横のウインドガラス7を開閉操作する場合、例えば、インストルメントパネルなどに設けられた画面に、他の座席横のウインドガラス7を表示させる。次に、希望のウインドガラス7を選択する。そして、運転席横のタッチセンサ9を操作する。これにより、運転席から希望の座席横のウインドガラス7を開閉操作することができる。
また、タッチセンサ9に対する手指10の接触(近接)回数やタイミングに応じて、ウインドガラス7の開閉移動速度を変更できるようにしてもよい。例えば、予め設定した接触(近接)回数を超えた際に、ウインドガラス7の開閉移動速度を、速くしたり、遅くしたりする。この場合、接触(近接)回数を増やすに従って、ウインドガラス7の開閉移動速度を加速させてもよい。また、手指10の接触(近接)タイミングの時間間隔を短くしたり、或いは、タッチセンサ9に沿って手指10を勢いよく滑らせることでスライド速度を上げたりすることで、ウインドガラス7の開閉移動速度を加速させてもよい。
なお、本実施形態では、サッシュにタッチセンサ9を設けたが、タッチセンサ9を設ける箇所はこれに限らず、例えばピラーに設けてもよい。
1…車両、2…サイドドア、6…開口部、7…ウインドガラス、8…側部(サッシュ)、
8a…後縁、8b…前縁、8c…上縁、8d…下縁、9…タッチセンサ、
9p…タッチ位置、10…手指、14…全開スイッチ、15…全閉スイッチ。
8a…後縁、8b…前縁、8c…上縁、8d…下縁、9…タッチセンサ、
9p…タッチ位置、10…手指、14…全開スイッチ、15…全閉スイッチ。
Claims (9)
- 車両のドアに設けられたウインドガラスを開閉移動させるアクチュエータと、
前記アクチュエータを制御する制御部と、
前記ウインドガラスの位置を検出する位置検出部と、
前記ウインドガラス近傍に前記ウインドガラスの開閉移動方向に沿って設けられ、タッチ操作及びタッチ位置を検知可能なタッチセンサと、を有し、
前記制御部は、前記タッチセンサが前記タッチ操作を検知したとき、前記タッチ位置まで前記ウインドガラスを開閉移動させるように、前記アクチュエータを制御する
パワーウインド装置。 - 前記タッチセンサは、前記タッチ位置を検知可能な検知可能状態と、前記タッチ位置を検知しない待機状態と、に切り換え可能である
請求項1に記載のパワーウインド装置。 - 前記タッチセンサは、前記待機状態における前記タッチ操作により前記検知可能状態に切り換えられ、前記検知可能状態における前記タッチ操作により前記タッチ位置を検知する
請求項2に記載のパワーウインド装置。 - 前記タッチセンサは、前記待機状態から前記検知可能状態に切り換ってから所定時間の間に前記タッチ操作を検知しない場合は、前記待機状態に切り替わる
請求項3に記載のパワーウインド装置。 - 前記タッチセンサは、前記検知可能状態にあるときに発光する
請求項2〜4のいずれか1項に記載のパワーウインド装置。 - 前記タッチセンサは、前記タッチ位置が視認可能に発光する
請求項1〜5のいずれか1項に記載のパワーウインド装置。 - 前記タッチセンサは、前記ウインドガラスの開閉移動方向に沿ったスライド操作及びスライド量を検知可能であり、
前記制御部は、前記タッチセンサが前記スライド操作を検知したとき、前記スライド量に応じて前記ウインドガラスを開閉移動させるように、前記アクチュエータを制御する
請求項1〜6のいずれか1項に記載のパワーウインド装置。 - 前記車両は、
前記ウインドガラスを全開位置まで開移動させるための全開スイッチと、
前記ウインドガラスを全閉位置まで閉移動させるための全閉スイッチと、を備え、
前記制御部は、前記全開スイッチ或いは前記全閉スイッチの操作により、前記ウインドガラスを全開位置或いは全閉位置まで移動させるように、前記アクチュエータを制御する
請求項1〜7のいずれか1項に記載のパワーウインド装置。 - 前記全開スイッチは、前記ウインドガラスに対して全開位置側に設けられ、
前記全閉スイッチは、前記ウインドガラスに対して全閉位置側に設けられている
請求項8に記載のパワーウインド装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN113236065A (zh) * | 2021-05-14 | 2021-08-10 | 上海科世达-华阳汽车电器有限公司 | 一种车窗控制方法及装置 |
US20220388377A1 (en) * | 2019-10-09 | 2022-12-08 | Kabushiki Kaisha Tokai Rika Denki Seisakusho | Control device |
-
2018
- 2018-07-27 JP JP2018141620A patent/JP2020016125A/ja active Pending
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