JP2020015294A - 冷却ブロックを金型本体に敷設する方法 - Google Patents
冷却ブロックを金型本体に敷設する方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2020015294A JP2020015294A JP2018141900A JP2018141900A JP2020015294A JP 2020015294 A JP2020015294 A JP 2020015294A JP 2018141900 A JP2018141900 A JP 2018141900A JP 2018141900 A JP2018141900 A JP 2018141900A JP 2020015294 A JP2020015294 A JP 2020015294A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cooling block
- mold body
- cavity
- peripheral surface
- laying
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
Description
特許文献1または特許文献2では、金型裏面の高強度金属層を急速に冷却するため、銅やアルミニウムの高熱伝導率を有する金属を高強度金属の下層に敷設して熱伝導を促進させ、合わせて水路を設置し抜熱する方法がとられている。金型裏面の高強度金属層と高熱伝導率金属層の敷設のために、拡散接合が用いられる。拡散接合とは母材を密着させ、母材の融点以下の温度条件で、塑性変形を出来るだけ生じない程度に加圧して、接合面間に生じる原子の拡散を利用して接合する方法である。
(1) 高強度金属層と高熱伝導率金属層の両者の清浄度を保つため酸洗または超音波洗浄などの事前処理を施す必要がある。
(2) 上方から圧力に関しては、高強度金属層と高熱伝導率金属層の塑性変形による金型の形状寸法の狂いを防止しつつ、原子の拡散を促進させるため小さな圧力に制御する必要がある。
(3) 金型の形状が複雑な場合、高強度金属層と高熱伝導率金属層への加熱の際の温度のばらつきが生じるため加熱方法に最善の工夫を要する。
特許文献3に示される方法では、空所入口近傍で接合に寄与しないバリが多く発生し、挿入を妨害するのでそれに打ち勝つような多大な力が必要であり、押圧および摩擦を加えるために要する加圧機構や動力機構の性能が巨大化する。
金属加工には必ず何らかの加工誤差が伴うから、金型本体と冷却ブロックとが対向する面の間で至るところ隙間なく完全接触(密着)することはあり得ない。従って空隙を介さずに面を密着させるためには、高精度の加工、強制的押付け力の印加などが求められる。さらに、金型使用時の温度変化の問題がある。金型本体と冷却ブロックとの接触が「単なる幾何学的接触」であって、両者の組織が「強度を有する結合」でなければ、両者の熱膨張のずれによって境界部に隙間が生じ得る。隙間が生じれば熱伝導は遮断されるから、安定した冷却効果を得ることができない。また、従来の「原子の拡散を利用して接合する方法」では、前述の「密着」「活性化温度の保持」「接触面の清浄度保持」を厳密に制御できない場合、金型本体と冷却ブロックとの接触部の結合は比較的弱く、そのために温度の繰返し変動に伴う繰返し歪(繰返し変形)によって接触部にミクロな亀裂が発生・成長し、これによって冷却効果の低下を招くと思われる。「冷却ブロック付金型の寿命が短い」と言われているのは、以上の理由によると考えられる。
なお、「表面」とは、挿入される冷却ブロックの基端部側の面とし、「裏面」とは、挿入される冷却ブロックの先端部側の面とする。「側周面」とは、回転対称体における母線の生成する面を意味する。回転対称形状の母線は任意の単調変化する曲線である。「容易に空所に挿入されうる」とは、冷却ブロックの側周面と空所の側周面との間に適度の隙間を有して挿入が容易なことを意味する。
金型は金型本体と冷却ブロックとからなり、前記金型本体の表面に垂直もしくは略垂直な直線を回転軸とする回転対称形状で側周面と底部を有する空所を加工し、前記金型本体の前記空所に回転摩擦によって前記冷却ブロックを前記金型本体に敷設する方法であって、前記冷却ブロックは容易に前記空所に挿入されうる形状の回転対称体であって、前記冷却ブロックを前記空所に挿入し、前記冷却ブロックの先端部と前記空所の前記底部との接触部に押圧力を加えた状態で前記冷却ブロックを回転軸周りに回転させて摩擦を生ぜしめ、前記摩擦による摩擦熱を利用して前記接触部近傍の材料組織を溶融させて溶融金属を生成し、液体化した前記溶融金属を前記冷却ブロックの先端部に生じる押圧力と回転運動を利用して前記冷却ブロックの前記側周面と前記空所の前記側周面との隙間に充填させ、ついで回転運動を停止させて前記溶融金属を凝固させ前記隙間近傍の組織と一体化させる。ここで、金型本体の材質は、任意の金属であって、冷却ブロックの材質は、摩擦により溶融して、金型本体と一体化することが可能な金属である限り任意である。
前記冷却ブロックの熱伝導率は、前記金型本体の熱伝導率よりも大きい。
前記金型本体は、ステンレス鋼または高強度鋼のいずれかからなり、前記冷却ブロックは、純銅もしくは銅合金または純アルミニウムもしくはアルミニウム合金のいずれかからなる。
前記空所の前記底部は、前記金型本体の内部に有底空所として形成する。ここで有底空所の加工の一例として、空所を削り出すドリル刃が鋼材を貫通する以前にドリルの回転を停止させる方法がある。
前記空所の前記底部は、前記金型本体の裏面に前記空所を塞ぐように裏当板を付接することにより形成する。ここで「付接」とは、スポット溶接等により裏当板を固定することを意味する。
前記空所に前記冷却ブロックを挿入して回転させることによって1番目の敷設を完了した後、1番目の前記冷却ブロックに連続するようにまたは重なるように、2番目の空所を形成し、前記2番目の空所に2番目の冷却ブロックを挿入して回転させることによって2番目の敷設を完了し、以後順番にN回これを繰り返し、連続した前記冷却ブロックを敷設する。
前記冷却ブロックと前記空所の組み合わせとして前記空所が円筒形状であり、前記冷却ブロックが略円柱体である。
前記冷却ブロックの体積が、前記空所の体積より小さくない。これにより、回転摩擦により生成される溶融金属が冷却ブロックの側周面と空所の側周面の隙間を余地なく充填し尽くすことができる。つまり、請求項8は、前記隙間を前記溶融金属で余地なく充填し尽くすための必要条件である。
前記冷却ブロックの先端部にテーパ部を有する。冷却ブロックの先端部と空所の底部との接触部の面積を小さくし回転開始時のモータートルクを小さく抑えることにより溶融金属の生成が促進される。
前記冷却ブロックの前記側周面に凹凸を有する。この発明によると、発生した溶融金属が空所の深さ方向に充填侵入しやすくなるのに加え、溶融金属と冷却ブロックの側周面の接触面積を大きくすることにより接合強度を上昇せしめる。
前記冷却ブロックの前記側周面の前記凹凸が、前記冷却ブロックの横断面視多角形の辺部と稜部である。この発明によると、発生した溶融金属が空所の深さ方向に充填侵入しやすくなる。
前記冷却ブロックの前記側周面の前記凹凸が、前記冷却ブロックの基端部から先端部に向かう進行方向に対する逆目ネジである。この発明によると、発生した溶融金属が冷却ブロックの側周面と空所の側周面との隙間に十分充填される前に空所から吐出することを防止し、溶融金属の隙間への密実な充填を促進する。
前記冷却ブロックの基端に前記空所の表面側を覆う鍔部を有する。この発明によると、空所内部から溶融金属が吐出するのを抑える効果がある。
前記空所に前記冷却ブロックを挿入時および挿入後の回転数を1000〜12000rpmとする。回転数は、冷却ブロックおよび空所の径に依存し、径が大きく、冷却ブロックおよび空所の隙間が大きい条件下では、溶融金属の生成速度を大きくする必要があり高回転数が有効となる場合がある。
請求項1乃至14のいずれかに記載の方法により前記冷却ブロックを前記金型本体に敷設された金型である。
金型本体に形成された空所に容易に挿入できる冷却ブロックを回転させながら挿入し空所の底部と冷却ブロックの先端の摩擦により冷却ブロックが溶融して純銅の溶融金属を発生させ、空所と冷却ブロックの隙間に純銅の溶融金属を充填させて金型本体由来の金属と冷却ブロックの金属が相互拡散した一体金属組織(固溶体)を形成し、冷却ブロックを有した金型を製作する方法である。
この方法によると次の効果を生じ技術的に有用なものとなる。
(1) 回転を与えるモーターのトルクや仕事率を大きく低減できる。すなわち、エネルギー効率が高まる。
(2) 装置が小型化でき、操作性を高められる。
(3) 冷却ブロックと空所の形状は「円筒」でも成立するため、加工が容易になる。これによってもたらされる量産化、コスト・メリットは、実用化にとって極めて重要である。
冷却ブロックを金型本体の空所内に挿入し、押し付け力を加えながら同時に冷却ブロックを回転軸周りに回転させる。冷却ブロックの先端部と空所の底部との接触部で摩擦が生じ、摩擦熱が摩擦面近傍にある金属組織の一部を溶融化せしめる。溶融流体化した溶融金属は押圧の作用によって押し出され、冷却ブロックの側周面と空所の側周面の間の空隙に侵入していく。冷却ブロックの側周面と空所の側周面とは冷却ブロックの回転による相対速度を有しているので、粘性抵抗を有する溶融金属は絶えず撹拌され、力学的エネルギーから変換された熱エネルギーの供給を受けて高温の液体状態を保ち続けることができ、すぐには凝固せず冷却ブロックと空所の間の空隙に浸透し続けることが可能である。空隙に侵入した溶融金属は、回転停止とともに空所周囲からの抜熱による温度低下によって固体化し溶接金属としての機能を果たす作用を起こし冷却ブロックと空所周囲が一体組織となる。
なお、上記方法では、従来の摩擦圧接法のように冷却ブロックの接触部界面で発生した溶融金属を無用な凝固物であるバリとして吐出するものではなく、金型本体と冷却ブロックとを接合する溶接金属として有効に利用する新しい技術である。溶融金属は流体であるため固体に比べて格段に小さい粘性抵抗だけによって容易に空隙に浸透せしめることが可能である。さらに摩擦は冷却ブロックの先端部と空所の底部との接触部のみで生じさせるため、冷却ブロックに加える押し付け力、及び、回転を与えるモーターのトルクは共に小さくて済む。すなわち、簡易な機構を用いた回転摩擦による接合が可能となる。
(手順1)図5aは、金型本体10に加工された円筒形状の空所50に、回転装置70に装着した円柱形状の冷却ブロック40を挿入し、冷却ブロック40の先端部47と空所50の底部51との間に接触部60が生じた状態を示す。
(手順2)図5bは、敷設中の状態を示す。冷却ブロック40に押し付け力Pを作用させ、押し付け力Pを一定に保持しながら冷却ブロック40を回転軸71回りに回転速度ωで回転を与えることにより冷却ブロック40の先端部47と空所50の底部51との間の回転摩擦面62にて摩擦を生ぜしめる。摩擦熱によって液体化した溶融金属80は押し付け力Pによる押圧力の作用で押し出され、冷却ブロック40の側周面42と空所50の側周面52との隙間61に侵入していく。
(手順3)図5cは、冷却ブロック40敷設後の状態を示す。冷却ブロック40の先端部47と空所50の底部51との間の回転摩擦面62(図5b参照)における摩擦によって生成された溶融金属80(図5b参照)が、冷却ブロック40の側周面42と空所50の側周面52との隙間61の全域に充填されたときに冷却ブロック40の回転運動を停止させ、その後の温度低下に伴って隙間内部に残留して凝固した溶融金属80aが近傍の組織と一体化することにより敷設が完了する。なお、図5c中の62aは、敷設完了時における冷却ブロックの先端部47と空所の底部51との間の回転摩擦面を表す。
また、図7bの62aは、敷設完了時の冷却ブロック40の先端部47と空所50の底部51との間の回転摩擦面を示し、液体である溶融金属80は圧力により全て外部に押し出され、回転摩擦面62aの内部には存在しないものとしている。
冷却ブロック40の敷設前の総体積をV2、空所50の体積をV3とする。
請求項8の「前記冷却ブロックの体積」は前記V2であり、敷設完了時に、固体のまま残った体積をV2s、冷却ブロック40由来の溶融金属80のうち隙間61内に留まって凝固した部分の体積をV2y、冷却ブロック40由来の溶融金属80のうち空所外に押し出されてバリ81となった部分の体積をV2bとすれば、
V2=V2s+V2y+V2b ――――― (1)
が成り立つ。
次に、(0017)の「請求項8の発明では、隙間に充填され凝固した溶融金属80aが冷却ブロック40の側周面42と空所50の側周面52の隙間61を余地なく充填し尽くすことができる」ことの理由を説明する。
金型本体10のうち、冷却ブロック40との回転摩擦により溶融する総体積をVaとしたとき、隙間に充填され凝固した溶融金属80aの一部となる体積をVay、バリ81となって吐出される体積をVabとすると、
Va=Vay+Vab ――――― (2)
一方、吐出されるバリ81の総体積をVbとすると、Vbは、冷却ブロック40由来のV2bと金型本体10由来のVabとの合計であるから、
Vb=Vab+V2b ――――― (3)
である。
空所50の体積V3と、金型本体10で冷却ブロック40との回転摩擦により溶融する総体積Vaとの合計V3+Vaが、冷却ブロック40由来で固体のまま残った体積V2sと、溶融して隙間61にとどまる体積V2y、第1の鋼材10および第2の鋼材20由来で溶融して隙間61にとどまる体積Vayとによって、空隙なく埋められるときには、
V3+Va≦V2s+V2y+Vay ――――― (4)
が成り立つ。
(1)と(4)より、
V2≧V3+Va−Vay+V2b ――――― (5)
(2)を(5)に代入して、
V2≧V3+Vab+V2b ――――― (6)
(3)を(6)に代入して、
V2≧V3+Vb ――――― (7)
ここで、隙間に充填され凝固した溶融金属80aが隙間61を余地なく充填し尽くし、余剰の溶融金属80はバリ81として放出される。そこで、バリ81は存在するか零であるから、
Vb≧0 ――――― (8)
である。
(7)と(8)より、
V2≧V3 ――――― (9)
となる。式(9)は、請求項8の発明を数式で表現したものである。
10:金型本体
12:金型本体の表面
13:金型本体の裏面
40:冷却ブロック
41:冷却ブロック本体
42:冷却ブロックの側周面
43:冷却ブロックの側周面の凹凸
43a:冷却ブロックの側周面の逆目ネジ
43b:冷却ブロックの側周面の横断面視多角形の辺部
43c:冷却ブロックの側周面の横断面視多角形の稜部
46:冷却ブロックの先端部のテーパ部
47:冷却ブロックの先端部
47a:冷却ブロックの先端面
48:冷却ブロックの基端部
48a:冷却ブロックの基端部に設けた鍔部
50:空所
51:空所の底部
52:空所の側周面
55:裏当板
60:冷却ブロックの先端部と空所の底部との接触部
61:冷却ブロックの側周面と空所の側周面との隙間
62:冷却ブロックの先端部と空所の底部との間の回転摩擦面
62a:接合完了時における冷却ブロックの先端部と空所の底部との間の回転摩擦面
70:回転装置
71:回転対称体の回転軸
72:敷設ユニット
80:溶融金属
80a:隙間に充填され凝固した溶融金属
81:空所外に押し出された溶融金属が再固体化して生じたバリ
110:従来技術における第1の鋼材
120:従来技術における第2の鋼材
160:従来技術における接触部
181:従来技術におけるバリ
210:従前出願における第1の鋼材
211:従前出願における第1の鋼材の端面
212:従前出願における第1の鋼材の表面
220:従前出願における第2の鋼材
221:従前出願における第2の鋼材の端面
222:従前出願における第2の鋼材の表面
240:従前出願における接合金属
241:従前出願における接合金属本体
242:従前出願における接合金属の側周面
247:従前出願における接合金属の先端部
247a:従前出願における接合金属の先端面
248:従前出願における接合金属の基端部
250:従前出願における空所
251:従前出願における空所の底部
252:従前出願における空所の側周面
260:従前出願における接合金属の側周面と空所の側周面との接触面
261:従前出願における接合金属の側周面と空所の側周面との隙間
271:従前出願における回転対称体の回転軸
Claims (15)
- 金型は金型本体と冷却ブロックとからなり、前記金型本体の表面に垂直もしくは略垂直な直線を回転軸とする回転対称形状で側周面と底部を有する空所を加工し、前記金型本体の前記空所に回転摩擦によって前記冷却ブロックを前記金型本体に敷設する方法であって、前記冷却ブロックは容易に前記空所に挿入されうる形状の回転対称体であって、前記冷却ブロックを前記空所に挿入し、前記冷却ブロックの先端部と前記空所の前記底部との接触部に押圧力を加えた状態で前記冷却ブロックを回転軸周りに回転させて摩擦を生ぜしめ、前記摩擦による摩擦熱を利用して前記接触部近傍の材料組織を溶融させて溶融金属を生成し、液体化した前記溶融金属を前記冷却ブロックの先端部に生じる押圧力と回転運動を利用して前記冷却ブロックの前記側周面と前記空所の前記側周面との隙間に充填させ、ついで回転運動を停止させて前記溶融金属を凝固させ前記隙間近傍の組織と一体化させることを特徴とする冷却ブロックを金型本体に敷設する方法。
- 前記冷却ブロックの熱伝導率は、前記金型本体の熱伝導率よりも大きいことを特徴とする請求項1に記載の冷却ブロックを金型本体に敷設する方法。
- 前記金型本体は、ステンレス鋼または高強度鋼のいずれかからなり、前記冷却ブロックは、純銅もしくは銅合金または純アルミニウムもしくはアルミニウム合金のいずれかからなることを特徴とする請求項1乃至2のいずれかに記載の冷却ブロックを金型本体に敷設する方法。
- 前記空所の前記底部は、前記金型本体の内部に有底空所として形成することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の冷却ブロックを金型本体に敷設する方法。
- 前記空所の前記底部は、前記金型本体の裏面に前記空所を塞ぐように裏当板を付接することにより形成することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の冷却ブロックを金型本体に敷設する方法。
- 前記空所に前記冷却ブロックを挿入して回転させることによって1番目の敷設を完了した後、1番目の前記冷却ブロックに連続するようにまたは重なるように、2番目の空所を形成し、前記2番目の空所に2番目の冷却ブロックを挿入して回転させることによって2番目の敷設を完了し、以後順番にN回これを繰り返し、連続した前記冷却ブロックを敷設することを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の冷却ブロックを金型本体に敷設する方法。
- 前記冷却ブロックと前記空所の組み合わせとして前記空所が円筒形状であり、前記冷却ブロックが略円柱体であることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の冷却ブロックを金型本体に敷設する方法。
- 前記冷却ブロックの体積が、前記空所の体積より小さくないことを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載の冷却ブロックを金型本体に敷設する方法。
- 前記冷却ブロックの先端部にテーパ部を有することを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載の冷却ブロックを金型本体に敷設する方法。
- 前記冷却ブロックの前記側周面に凹凸を有することを特徴とする請求項1乃至9のいずれかに記載の冷却ブロックを金型本体に敷設する方法。
- 前記冷却ブロックの前記側周面の前記凹凸が、前記冷却ブロックの横断面視多角形の辺部と稜部であることを特徴とする請求項10に記載の冷却ブロックを金型本体に敷設する方法。
- 前記冷却ブロックの前記側周面の前記凹凸が、前記冷却ブロックの基端部から先端部に向かう進行方向に対する逆目ネジであることを特徴とする請求項10に記載の冷却ブロックを金型本体に敷設する方法。
- 前記冷却ブロックの基端に前記空所の表面側を覆う鍔部を有することを特徴とする請求項1乃至12のいずれかに記載の冷却ブロックを金型本体に敷設する方法。
- 前記空所に前記冷却ブロックを挿入時および挿入後の回転数を1000〜12000rpmとすることを特徴とする請求項1乃至13のいずれかに記載の冷却ブロックを金型本体に敷設する方法。
- 請求項1乃至14のいずれかに記載の方法により前記冷却ブロックを前記金型本体に敷設されたことを特徴とする金型。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018141900A JP2020015294A (ja) | 2018-07-27 | 2018-07-27 | 冷却ブロックを金型本体に敷設する方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018141900A JP2020015294A (ja) | 2018-07-27 | 2018-07-27 | 冷却ブロックを金型本体に敷設する方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2020015294A true JP2020015294A (ja) | 2020-01-30 |
Family
ID=69581167
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018141900A Pending JP2020015294A (ja) | 2018-07-27 | 2018-07-27 | 冷却ブロックを金型本体に敷設する方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2020015294A (ja) |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH06510238A (ja) * | 1991-09-05 | 1994-11-17 | ザ ウェルディング インスティテュート | 摩擦形成方法 |
JP2000301366A (ja) * | 1999-04-16 | 2000-10-31 | Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd | 穴部の肉盛り方法および肉盛り装置 |
JP2009072803A (ja) * | 2007-09-19 | 2009-04-09 | Aisin Seiki Co Ltd | 成形用金型及びその製造方法 |
JP2015066575A (ja) * | 2013-09-27 | 2015-04-13 | 三菱重工業株式会社 | 摩擦撹拌工具、摩擦撹拌接合装置及び摩擦撹拌接合方法 |
WO2016166841A1 (ja) * | 2015-04-15 | 2016-10-20 | 株式会社小松製作所 | 金属部材の製造方法 |
-
2018
- 2018-07-27 JP JP2018141900A patent/JP2020015294A/ja active Pending
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH06510238A (ja) * | 1991-09-05 | 1994-11-17 | ザ ウェルディング インスティテュート | 摩擦形成方法 |
JP2000301366A (ja) * | 1999-04-16 | 2000-10-31 | Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd | 穴部の肉盛り方法および肉盛り装置 |
JP2009072803A (ja) * | 2007-09-19 | 2009-04-09 | Aisin Seiki Co Ltd | 成形用金型及びその製造方法 |
JP2015066575A (ja) * | 2013-09-27 | 2015-04-13 | 三菱重工業株式会社 | 摩擦撹拌工具、摩擦撹拌接合装置及び摩擦撹拌接合方法 |
WO2016166841A1 (ja) * | 2015-04-15 | 2016-10-20 | 株式会社小松製作所 | 金属部材の製造方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5469617A (en) | Friction forming | |
US5975406A (en) | Method to repair voids in aluminum alloys | |
US7667158B2 (en) | Workpiece structure modification | |
RU2668434C2 (ru) | Способ и устройство упрочнения и/или покрытия изнутри материала | |
KR900004783B1 (ko) | 이종재료의 중합체 및 그 제조방법 | |
JP6374393B2 (ja) | 部品を互いに接続するための方法 | |
US6892924B2 (en) | Precessing rivet and method for friction stir riveting | |
JP6928011B2 (ja) | 摩擦攪拌接合方法および接合構造体の製造方法 | |
JPH07505090A (ja) | 摩擦溶接方法 | |
CN107052560B (zh) | 一种实现带轴肩的摩擦堆焊的主轴系统 | |
JP2004106037A (ja) | 金属材料の結合方法 | |
JP2007218419A (ja) | プロジェクション溶接用ボルトおよびその溶接方法 | |
JP2016517147A (ja) | アルミニウムから成るストランドに管状ケーブルラグを接合する方法 | |
EP4017664A1 (en) | Solid-state manufacturing system and process suitable for extrusion, additive manufacturing, coating, repair, welding, forming, and material fabrication | |
JP2020015294A (ja) | 冷却ブロックを金型本体に敷設する方法 | |
CN207629387U (zh) | 摩擦焊接结构体 | |
JP6872241B2 (ja) | 回転摩擦溶接 | |
JP2002301567A (ja) | 複合円筒・円柱体の製造方法 | |
RU2126738C1 (ru) | Способ сварки трением с перемешиванием и нерасходуемый щуп для его осуществления | |
JP5953060B2 (ja) | 被加工部材の加工方法 | |
JP7178531B2 (ja) | 回転摩擦溶接における溶融金属閉じ込めリングによる溶融金属の閉じ込め方法 | |
JP7041875B2 (ja) | 金属部材と樹脂部材の摩擦撹拌接合方法及びその接合構造 | |
JP2004019857A (ja) | 樹脂軸受および樹脂軸受の製造方法 | |
JP5786328B2 (ja) | 導電材料の接合方法 | |
WO1995024291A1 (en) | Method for friction joining |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20180905 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20210720 |
|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711 Effective date: 20210611 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20211023 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20211217 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20220527 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20220614 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20221208 |