JP2020013476A - 情報処理装置、情報提供方法及びプログラム - Google Patents

情報処理装置、情報提供方法及びプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2020013476A
JP2020013476A JP2018136931A JP2018136931A JP2020013476A JP 2020013476 A JP2020013476 A JP 2020013476A JP 2018136931 A JP2018136931 A JP 2018136931A JP 2018136931 A JP2018136931 A JP 2018136931A JP 2020013476 A JP2020013476 A JP 2020013476A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
information
terminal
destination
terminal devices
terminal device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2018136931A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6751117B2 (ja
Inventor
晃輔 渡辺
Kosuke Watanabe
晃輔 渡辺
孝太 坪内
Kota Tsubouchi
孝太 坪内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
LY Corp
Original Assignee
Z Holdings Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Z Holdings Corp filed Critical Z Holdings Corp
Priority to JP2018136931A priority Critical patent/JP6751117B2/ja
Publication of JP2020013476A publication Critical patent/JP2020013476A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6751117B2 publication Critical patent/JP6751117B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Abstract

【課題】より適切に目的地を予測して情報を提供することができる情報処理装置、情報提供方法及びプログラムを提供する。【解決手段】情報提供システム1において、情報処理装置(サーバ装置100)は、同一の移動手段に同乗する複数のユーザが使用する複数の端末装置10の各々から、端末装置に対応付けられた端末情報を取得する取得部と、取得された複数の端末装置の各々に係る端末情報に基づいて、移動手段の目的地を予測する予測部と、予測部により予測された目的地に応じた情報を提供する情報提供部と、を備える【選択図】図3

Description

本発明は、情報処理装置、情報提供方法及びプログラムに関する。
従来、設定された目的地までの経路検索を行って誘導経路を案内したり、誘導経路の交通情報や周辺の店舗情報などを提供したりするナビゲーション機能を実現する情報処理装置がある。このような情報処理装置では、ユーザにより目的地が設定されていない場合に、走行経路の履歴などから目的地や今後の走行経路を予測して、予測結果に基づいて各種情報提供を行う技術がある(例えば、特許文献1)。
特開2010−249642号公報
しかしながら、目的地は、移動の目的や各種の環境因子(時間帯、曜日及び天候等)、及び同乗者などに応じて様々である。このため、走行経路の履歴などから画一的なアルゴリズムで目的地を予測する従来の手法では精度に限界があり、適切に目的地を予測するのが困難であるという課題がある。
この発明の目的は、より適切に目的地を予測して情報を提供することができる情報処理装置、情報提供方法及びプログラムを提供することにある。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の情報処理装置の発明は、
同一の移動手段に同乗する複数のユーザが使用する複数の端末装置の各々から、端末装置に対応付けられた端末情報を取得する取得部と、
取得された前記複数の端末装置の各々に係る前記端末情報に基づいて、前記移動手段の目的地を予測する予測部と、
前記予測部により予測された前記目的地に応じた情報を提供する情報提供部と、
を備えることを特徴としている。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の情報処理装置において、
前記端末情報は、前記端末装置の使用履歴に係る履歴情報を含むことを特徴としている。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の情報処理装置において、
前記履歴情報は、前記端末装置における検索履歴に係る情報を含むことを特徴としている。
請求項4に記載の発明は、請求項2又は3に記載の情報処理装置において、
前記履歴情報は、前記端末装置を用いた商品の購入履歴に係る情報を含むことを特徴としている。
請求項5に記載の発明は、請求項2から4のいずれか一項に記載の情報処理装置において、
前記予測部は、前記複数の端末装置の各々に係る前記履歴情報からキーワードをそれぞれ抽出し、抽出された複数の前記キーワードとの関連性の高さに関する所定条件を満たす候補地から前記目的地を予測することを特徴としている。
請求項6に記載の発明は、請求項2から4のいずれか一項に記載の情報処理装置において、
前記予測部は、前記複数の端末装置の各々に係る前記履歴情報からキーワードをそれぞれ抽出し、最も多くの前記端末装置の前記履歴情報から抽出されたキーワードに基づいて前記目的地を予測することを特徴としている。
請求項7に記載の発明は、請求項1から6のいずれか一項に記載の情報処理装置において、
前記予測部は、前記複数の端末装置の各々に係る前記端末情報に基づいて、前記複数のユーザの各々のコンテキストを推定し、当該コンテキストに基づいて前記目的地を予測することを特徴としている。
請求項8に記載の発明は、請求項2から6のいずれか一項に記載の情報処理装置において、
前記予測部は、前記複数の端末装置の各々に係る前記端末情報に基づいて、前記複数のユーザの各々のコンテキストを推定し、前記複数のユーザの各々の前記コンテキストに基づいて前記複数の端末装置の各々に係る前記履歴情報の重み付けを行い、当該重み付けがなされた前記履歴情報に基づいて前記目的地を予測することを特徴としている。
請求項9に記載の発明は、請求項1から8のいずれか一項に記載の情報処理装置において、
前記端末情報は、前記端末装置の過去の位置情報を含むことを特徴とする。
請求項10に記載の発明は、請求項1から9のいずれか一項に記載の情報処理装置において、
前記予測部は、前記目的地の予測を行っている時間帯に基づいて前記目的地を予測することを特徴としている。
請求項11に記載の発明は、請求項10に記載の情報処理装置において、
前記予測部は、前記目的地の複数の候補地を選定し、前記時間帯に基づいて前記複数の候補地のうち一部の候補地を除外した残りの候補地から前記目的地を予測することを特徴としている。
請求項12に記載の発明は、請求項1から11のいずれか一項に記載の情報処理装置において、
前記情報提供部は、前記予測部により予測された前記目的地を、推奨される行き先として提示することを特徴としている。
請求項13に記載の発明は、請求項1から12のいずれか一項に記載の情報処理装置において、
前記取得部は、端末装置の位置情報に基づいて、一の端末装置から所定距離の範囲内にある端末装置を、同一の前記移動手段に同乗する前記複数のユーザが使用する前記複数の端末装置として特定し、当該特定された複数の端末装置の各々から前記端末情報を取得することを特徴としている。
請求項14に記載の発明は、請求項1から13のいずれか一項に記載の情報処理装置において、
前記取得部は、端末装置の位置情報に基づいて、一の端末装置から所定距離の範囲内にあり、かつ移動経路が共通する二以上の端末装置を、同一の前記移動手段に同乗する前記複数のユーザが使用する前記複数の端末装置として特定し、当該特定された複数の端末装置の各々から前記端末情報を取得することを特徴としている。
請求項15に記載の発明は、請求項14に記載の情報処理装置において、
前記取得部は、前記移動手段の移動が開始された後に、前記複数の端末装置の特定、及び当該複数の端末装置の各々からの前記端末情報の取得を複数回行い、
前記予測部は、前記複数の端末装置の各々に係る最新の前記端末情報に基づいて前記目的地を予測し、当該予測の結果に応じて前記目的地を更新することを特徴としている。
請求項16に記載の発明は、請求項1から15のいずれか一項に記載の情報処理装置において、
前記取得部は、近距離無線通信により接続されている二以上の端末装置を、同一の前記移動手段に同乗する前記複数のユーザが使用する前記複数の端末装置として特定し、当該特定された複数の端末装置の各々から前記端末情報を取得することを特徴としている。
請求項17に記載の発明は、請求項1から12のいずれか一項に記載の情報処理装置において、
前記取得部は、前記複数の端末装置の組み合わせを予め指定する端末指定情報に基づいて前記複数の端末装置を特定し、当該特定された複数の端末装置の各々から前記端末情報を取得することを特徴としている。
また、上記目的を達成するため、請求項18に記載の情報処理方法の発明は、
コンピューターが実行する情報提供方法であって、
同一の移動手段に同乗する複数のユーザが使用する複数の端末装置の各々から、端末装置に対応付けられた端末情報を取得する取得工程と、
取得された前記複数の端末装置の各々に係る前記端末情報に基づいて、前記移動手段の目的地を予測する予測工程と、
前記予測工程において予測された前記目的地に応じた情報を提供する情報提供工程と、
を含むことを特徴としている。
また、上記目的を達成するため、請求項19に記載のプログラムの発明は、
情報処理装置に設けられたコンピューターを、
同一の移動手段に同乗する複数のユーザが使用する複数の端末装置の各々から、端末装置に対応付けられた端末情報を取得する取得手段、
取得された前記複数の端末装置の各々に係る前記端末情報に基づいて、前記移動手段の目的地を予測する予測手段、
前記予測手段により予測された前記目的地に応じた情報を提供する情報提供手段、
として機能させることを特徴としている。
本発明に従うと、より適切に目的地を予測して情報を提供することができるという効果がある。
実施形態に係る情報提供方法を説明する図である。 同乗者が使用する複数の端末装置の特定方法を説明する図である。 サーバ装置及び端末装置の構成例を示す図である。 端末情報データの内容例である。 ユーザ情報データの内容例である。 位置情報データの内容例を示す図である。 情報提供処理の制御部による制御手順を示すフローチャートである。 時間帯に基づく情報提供方法の例を説明する図である。 ユーザのコンテキストに基づく情報提供方法の例を説明する図である。 ユーザのコンテキストに応じた重み付けを反映させた情報提供方法の例を説明する図である。 複数の端末装置の履歴情報を複合的に考慮する目的地の予測方法を説明する図である。 近距離無線通信の接続関係に基づく同乗者の端末装置の特定方法を説明する図である。
以下、本発明の情報処理装置、情報提供方法及びプログラムに係る実施の形態を図面に基づいて説明する。
[1.情報提供方法]
図1は、実施形態に係る情報提供方法を説明する図である。
本実施形態の情報提供方法は、サーバ装置100(情報処理装置)及び端末装置10を用いて実現される。サーバ装置100は、移動手段としての自動車200(車両)に同乗する複数のユーザU1〜U4(複数の乗員)がそれぞれ使用している複数の端末装置10から端末情報を取得して、この端末情報から把握されるユーザの行動履歴(例えば、検索履歴)などに基づいて自動車200の目的地を予測する。また、サーバ装置100は、予測された目的地に応じた情報(例えば、渋滞情報等)を、いずれかの端末装置10に表示させて、当該端末装置10を使用するユーザに提供する。
サーバ装置100と複数の端末装置10とは、図示しない通信ネットワークを介して通信可能に接続されている。サーバ装置100及び複数の端末装置10により、上記の情報の提供を実現するための情報提供システム1(図3参照)が構成される。
端末装置10は、例えば、スマートフォン、タブレット型端末、ノートPC(Personal Computer)、デスクトップPC、携帯電話機、PDA(Personal Digital Assistant)等である。図1では、端末装置10がスマートフォンである場合を例に挙げて説明している。なお、端末装置10は、ユーザとともに移動可能でありサーバ装置100との通信が可能なものであれば良く、上記の機器に限られない。例えば、時計などのようにユーザの体に装着するウェアラブル機器であっても良いし、自動車200に取り付けられた車載用端末装置(カーナビゲーション装置等)であっても良い。
端末装置10は、位置情報を取得してサーバ装置100に送信可能に構成されている。端末装置10の位置情報を取得する方式は、特には限られないが、例えば測位衛星からの送信電波を受信して位置を計測するGPS(Global Positioning System)による方式や、無線LAN(Local Area Network)、第3世代移動通信システム及び第4世代移動通信システムなどの通信に関する情報から位置を特定する方式などを用いることができる。本実施形態の端末装置10は、GPSにより位置情報を取得する。
図1では、各端末装置10に付された符号「10」に続く括弧内に、端末装置10を識別するための端末IDが記載されている。具体的には、ユーザU1〜U4が使用する端末装置10の端末IDは、それぞれT1〜T4である。以下では、端末装置10(T1)〜10(T4)等を互いに区別しない場合には、端末IDを付さずに単に「端末装置10」と記す。
また、サーバ装置100では、ユーザU1〜U4が、それぞれユーザIDにより識別されているものとする。以下では、ユーザU1〜U4のユーザIDを、それぞれ「U1」〜「U4」とする。
ユーザU1は、自動車200の運転手である。また、ユーザU1が使用する端末装置10(T1)には、ナビゲーション機能を実現するアプリケーションプログラム(以下では、「ナビアプリ」と記す)がインストールされている。このナビアプリは、ユーザにより設定された目的地までの経路検索を行って誘導経路を案内したり(換言すれば、誘導案内を行ったり)、誘導経路の交通情報や周辺の店舗情報などを提供したりする。ナビアプリが実行されている場合には、端末装置10の位置情報や、ユーザにより設定された目的地などの情報が端末装置10からサーバ装置100に送信される。サーバ装置100は、これらの情報に基づいて目的地までの経路を含むナビゲーション情報を生成して端末装置10に送信する。ナビゲーション情報を受信した端末装置10では、ナビアプリの画面上で、目的地までの経路を案内する表示などが行われる。
なお、ナビアプリは、端末装置10(T2)〜10(T4)にもインストールされていても良い。
このナビアプリは、ユーザにより目的地が設定されていない場合、すなわち目的地への誘導案内が行われていない場合には、「目的地予測モード」で動作する。目的地予測モードでは、走行経路の履歴などから目的地や今後の走行経路が予測され、予測結果に基づいて各種情報の提供(表示)がなされる。目的地予測モードで提供される情報としては、予測される目的地(以下、「予測目的地」とも記す)や、予測目的地までの経路における渋滞、事故、自動速度違反取締装置(オービス)及び一時停止が必要な地点などの交通情報、及び当該経路の周辺の店舗(例えばレストラン、ガソリンスタンド等)や施設(例えば駐車場等)に関する情報などが含まれる。また、予測目的地に関連する商品の広告などが表示されても良い。
従来技術の目的地予測モードでは、運転手であるユーザU1の過去の行動パターンから目的地が予測される。具体的には、ユーザU1の端末装置10(T1)の過去の位置情報(例えば、緯度及び経度の情報)や、当該位置情報が記録された時刻情報(タイムスタンプ)に基づく移動経路のパターンから目的地が予測される。このような方法により、自動車200にユーザU1が単独で乗車して運転している場合には、一定の精度で目的地を予測することができる。これは、ユーザU1が単独で乗車している場合には、勤務先などの日常的に繰り返し訪れる地点が目的地となる蓋然性が高いためである。
これに対し、自動車200にユーザU1以外に一又は二以上のユーザが同乗している場合には、ユーザU1が日常的に訪れている地点とは異なる地点が目的地となる場合が多くなる。例えば、自動車200にユーザU1が家族と同乗している場合には、移動の目的がレジャーや買い物などである場合が多く、通常、ユーザU1が日常的に訪れている勤務先などは目的地とはならない。このため、ユーザU1が単独で乗車している場合と同一の手法で目的地を予測したのでは、予測精度が低下してしまうという問題がある。
そこで、本実施形態のサーバ装置100では、自動車200に複数のユーザU1〜U4が同乗している場合には、同乗者が使用している複数の端末装置10(T1)〜10(T4)から取得された端末情報に基づいて目的地を予測することで、より高精度に目的地を予測することができるようになっている。ここで、端末情報には、端末装置10の使用履歴(検索履歴などのオンラインログ)に係る履歴情報、端末装置10のユーザに係るユーザ情報、及び端末装置10の位置情報(GPSデータなどのオフラインログ)などが含まれる。
以下では、複数のユーザが同乗している場合のサーバ装置100による目的地の予測動作について説明する。
サーバ装置100は、まず、自動車200に同乗している複数のユーザU1〜U4が使用している複数の端末装置10(T1)〜10(T4)を特定する。この端末装置10の特定方法は、特には限られないが、端末装置10の位置情報を利用した方法を用いることができる。
図2は、同乗者が使用する複数の端末装置10の特定方法を説明する図である。
図2(a)では、時刻t1、位置LC1においてユーザU1の端末装置10(T1)の周辺にある端末装置10(T1)〜10(T6)が描かれている。時刻t1、位置LC1は、自動車200にユーザU1〜U4が乗車する時刻及び位置であるものとする。
サーバ装置100は、これらの各端末装置10(T1)〜10(T6)から取得された位置情報に基づいて、ユーザU1の端末装置10(T1)から各端末装置10までの距離を算出する。そして、端末装置10(T1)から所定距離r(通常、数m程度とされる)の範囲内にある端末装置10を、自動車200の同乗者が使用する(自動車200の車内にある)端末装置10として特定(推定)する。ここでは、端末装置10(T1)〜10(T5)の5台が、端末装置10(T1)から距離rの範囲内にあるため、自動車200の同乗者が使用する端末装置10として特定される。
次に、サーバ装置100は、図2(b)に示されるように、特定した端末装置10(T1)〜(T5)から定期的に位置情報を取得して、各端末装置10の移動経路を特定する。そして、時刻t1で自動車200の車内にあると特定された端末装置10(T1)〜(T5)のうち、移動経路が端末装置10(T1)と共通する端末装置10を、同乗者が使用する端末装置10として再特定し、端末装置10の特定結果を更新する。図2(b)の例では、時刻t1〜時刻t3の各々において、端末装置10(T1)〜(T4)の位置がそれぞれ位置LC1、LC2、LC3で一致するのに対し、端末装置10(T5)の位置は、時刻t1〜時刻t3の各々において位置LC1、LC4、LC5となっており、端末装置10(T1)〜10(T4)の移動経路とは相違する。このため、サーバ装置100は、時刻t2及び時刻t3のタイミングでは、端末装置10(T5)が自動車200の車外にあるものと推定し、残りの端末装置10(T1)〜10(T4)を、同乗者が使用している端末装置10として再特定する。
図1に示されるように、サーバ装置100は、このように特定された4台の端末装置10(T1)〜10(T4)の各々から端末情報を取得する。図1では、端末情報のうち、端末装置10の使用履歴に係る履歴情報が抽出されている。より詳しくは、履歴情報のうち、端末装置10において情報の検索に用いられた検索ワード(キーワード)が抽出されている。この検索ワードは、端末装置10にインストールされているブラウザアプリで所望の情報を表示させるための検索に用いられた検索ワードや、ナビアプリで目的地検索に用いられた検索ワードなどである。また、これらの検索ワードは、過去に用いられたものに限られず、端末装置10上で現在行われている検索動作での検索ワードも含まれる。
また、取得された検索ワードは、端末装置10ごとに、所定の基準にしたがって順位付けされている。検索ワードの順位付けの方法としては、検索に使用された回数の多い検索ワードほど順位を上位とする方法や、検索に使用された時期が最近のものほど順位を上位とする方法などがある。あるいは、使用回数や検索時期などの複数の要素に応じた重み付けを行って順位を決定しても良い。
図1の例では、ユーザU1の端末装置10(T1)では、順位の高い方から「書籍A」、「鮎釣り」、「スキー」の検索ワードが抽出されている。また、ユーザU2の端末装置10(T2)では、順位の高い方から「動物園B」、「ショップC」、「書籍A」の検索ワードが抽出されている。また、ユーザU3の端末装置10(T3)では、順位の高い方から「おもちゃD」、「動物園B」、「水族館E」の検索ワードが抽出されている。また、ユーザU4の端末装置10(T4)では、順位の高い方から「絵本F」、「動物園B」、「おもちゃG」の検索ワードが抽出されている。
サーバ装置100は、抽出された検索ワードのうち、最も多くの端末装置10の履歴情報(端末情報)に含まれている検索ワードを特定して抽出し、抽出された検索ワードに基づいて自動車200の目的地を予測する。ここでは、「B動物園」の検索ワードが、最も多くの端末装置10(端末装置10(T2)〜10(T4)の3台)の履歴情報に含まれているため、「B動物園」の検索ワードが抽出されて目的地の予測に用いられる。なお、同一数の端末装置10の履歴情報に含まれている検索ワードが複数ある場合には、上述した検索ワードの順位に基づいて、目的地の予測に用いられる検索ワードが決定される。
ここで、「最も多くの端末装置10の履歴情報に含まれている検索ワード(キーワード)」は、換言すれば「キーワードの最大公約数」である。
抽出された検索ワードに基づいて目的地を予測する方法は、特には限られないが、ここでは、検索ワードから所定の検索アルゴリズムで検索された複数の候補地をリストアップして、検索ワードとの関連性の高さや、現在地点からの距離などを考慮して候補地を順位付けし、順位が最も高い候補地を予測目的地として特定する。上記の検索アルゴリズムは、検索ワードとのとの関連性の高さに関する所定条件を満たす候補地を検索するアルゴリズムであれば、任意のものを用いることができる。
図1の例では、「B動物園」を検索ワードとする検索の結果、順位の高い方から「B動物園」、「H動植物園」、…が候補地として抽出され、順位が最も高い「B動物園」が予測目的地として特定される。
サーバ装置100は、端末装置10(T1)のナビアプリが目的地予測モードで動作している場合には、このように予測された目的地に応じた情報の提供を行う。ここで、情報の提供とは、端末装置10(T1)に対して必要なデータを送信して、端末装置10(T1)の表示部14におけるナビアプリの画面に、各種情報を表示させることをいう。ここでは、表示部14の上部に、推奨される目的地として「B動物園」に関する情報が表示され、表示部14の下部に、「B動物園」までの経路と、当該経路における渋滞や事故などの交通情報、及び当該経路の周辺の店舗(ここでは、レストラン)に関する情報が表示される。
なお、端末装置10(T2)〜10(T4)にもナビアプリがインストールされており、これらの端末装置10でナビアプリが実行されている場合には、当該端末装置10でも端末装置10(T1)と同様の情報の表示がなされる。
このような情報提供方法によれば、複数の同乗者(ここでは、ユーザU2〜U4)が関心を持っている事柄と関連性の高い施設(「B動物園」)が予測目的地として特定されるため、自動車200の目的地を正確に予測できる蓋然性を高めることができる。また、予測目的地が実際の目的地とは異なっていたとしても、同乗者の多くが関心を持っている施設を行先として推奨(レコメンデーション)したり、当該施設に関する情報を提供したりすることができるため、ユーザの満足度や利便性の高いサービスを提供することができる。
なお、上記では、図2(b)の時刻t2で特定された4台の端末装置10(T1)〜10(T4)から端末情報を取得して目的地予測を行っている場合の動作を説明しているが、同様の動作は、図2(a)の時刻t1や時刻t3においても行われる。すなわち、まず、時刻t1(ユーザU1〜U4が自動車200に乗車したタイミング)において、同乗者が使用している端末装置10の特定、端末情報の取得、目的地の予測、及び予測目的地に応じた情報提供が行われる。時刻t1では、実際には自動車200の外部にある端末装置10(T5)も自動車200の車内にあるものと判定されて、当該端末装置10(T5)から取得された端末情報も目的地の予測に用いられる。
この後、自動車200の移動が開始された後の時刻t2において、自動車200の車内にある端末装置10(T1)〜10(T4)が正確に特定されて、これらの端末装置10(T1)〜10(T4)からの端末情報に基づいて再度目的地が予測され、更新される。この時刻t2における目的地の予測精度は、車内にある端末装置10(T1)〜10(T4)からの端末情報のみに基づいて予測がなされることで、時刻t1における予測精度より高くなっている。
以降、所定のタイミング(時刻t3、t4、…)で、同乗者が使用している端末装置10の特定、端末情報の取得、目的地の予測、及び予測目的地に応じた情報提供が行われる。
このように、自動車200に乗車した瞬間のユーザの組み合わせ(クラスタ)に基づいてまず目的地の予測を行うことで、ユーザU1の端末装置10(T1)の端末情報のみを用いる従来の目的地の予測方法に対して予測精度を向上させることができる。また、端末装置10の再特定のたびに最新の端末情報に基づいて目的地を予測して目的地を更新することで、目的地の予測精度をさらに高めることができる。
なお、端末情報の取得は、初回の時刻t1においてのみ行い、以降の時刻t2、t3、…では、端末装置10の再特定の結果に応じて、取得済の端末情報から使用する端末情報を選択し直すようにしても良い。これにより、通信データ量を抑制することができる。
また、予測目的地は、自動車200の移動経路に応じて更新されても良い。例えば、自動車200の移動経路から、初回の予測目的地が自動車200の移動方向とは逆方向であると判定された場合に、目的地の予測に用いた他の複数の候補地のうち、自動車200の移動方向の先にある候補地が新たな予測目的地として更新されても良い。
[2.情報提供システムの構成]
次に、情報提供システム1をなすサーバ装置100及び端末装置10の構成について説明する。
図3は、サーバ装置100及び端末装置10の構成例を示す図である。
[2−1.サーバ装置の構成]
サーバ装置100は、制御部110と、記憶部120と、通信部130などを備える。サーバ装置100は、この他に、サーバ装置100の操作者からの入力操作を受け付ける入力部(キーボードやマウス等)や、各種情報を表示するための表示部(液晶表示装置等)などをさらに備えていても良い。
制御部110(コンピューター)は、CPU(Central Processing Unit)等の演算装置、及びRAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリー等の記憶装置を備え、RAM等を作業領域として、記憶部120に記憶されているプログラム122を実行することで、サーバ装置100の各部の動作を制御する。また、制御部110は、プログラム122を実行することで、取得部111(取得手段)、予測部112(予測手段)及び情報提供部113(情報提供手段)として機能する。
取得部111は、自動車200の車内にある複数の端末装置10を特定し、当該複数の端末装置10から端末情報(履歴情報、ユーザ情報及び位置情報)を取得して、端末情報データ121として記憶部120に記憶させる。端末情報データ121には、履歴情報を含む履歴情報データ121a、ユーザ情報を含むユーザ情報データ121b、及び位置情報を含む位置情報データ121cが含まれている。
図4は、履歴情報データ121aの内容例である。
履歴情報データ121aは、端末装置10ごとに、「端末ID」、「ユーザID」、「検索ワード」、「ナビアプリ行先履歴」、「購入履歴」、「インストール済アプリ」などの項目の情報が関連付けられているデータである。
「端末ID」は、端末装置10を識別するために設定されているIDである。
「ユーザID」は、端末装置10を使用しているユーザを識別するために設定されているIDである。ユーザIDは、例えば、端末装置10にインストールされているアプリケーションプログラム(以下では「アプリ」と記す)上でユーザがサーバ装置100へのログインに用いたアカウントに係るIDである。
「検索ワード」は、端末装置10において情報の検索に用いられた検索ワードである。
「ナビアプリ行先履歴」は、ナビアプリの動作中に端末装置10の行先として指定された地点、及び実際の移動先の地点に係る情報である。これらの各地点は、訪れた回数などに応じて順位付けされて配列されている。
「購入履歴」は、端末装置10のアプリ上で過去に購入された商品の情報である。これらの商品の情報は、購入回数や、最後に購入した時期からの経過日数などに応じて順位付けされて配列されている。
「インストール済アプリ」は、端末装置10にインストールされているアプリの種別(例えば、アプリの名称やジャンル)に係る情報である。これらのアプリは、使用頻度などに応じて順位付けされて配列されている。
図5は、ユーザ情報データ121bの内容例である。
ユーザ情報データ121bは、端末装置10ごとに、「端末ID」、「ユーザID」、「性別」、「年代」、「家族」などの項目の情報が関連付けられているデータである。
「性別」は、ユーザの性別である。
「年代」は、ユーザの年代である。年代に代えて、年齢の情報が用いられても良い。
「家族」は、ユーザの家族を示す情報である。例えば、ユーザの家族がユーザIDを有している場合に、当該ユーザIDにより家族構成が特定される。なお、これに代えて、登録されている住所が同一であるユーザを家族と特定する方法などの、他の方法により家族が特定されても良い。
ユーザ情報データ121bとしては、この他に、氏名、居住地(住所)、興味、収入、ライフスタイル等の情報が含まれていても良い。
図6は、位置情報データ121cの内容例を示す図である。
位置情報データ121cは、端末IDごとに、端末IDに対応する端末装置10の位置情報の履歴が時系列に記憶されているデータである。図6では、図2(b)における端末装置10(T1)〜10(T5)の時刻t1〜t3の位置情報の履歴が例示されている。
取得部111は、図6の位置情報データ121cから、図2を用いて説明した上述のアルゴリズムにより自動車200の車内にある複数の端末装置10を特定する。
また、特定した複数の端末装置10から端末情報を取得し、取得した端末情報を端末情報データ121に追加して端末情報データ121を更新する。
予測部112は、取得部111により取得された、複数の端末装置10の各々に係る端末情報に基づいて、自動車200の目的地を予測する。図1の例では、予測部112は、端末情報データ121のうち、車内にあると特定された端末装置10(T1)〜10(T4)に対応する履歴情報データ121aから共通する検索ワードを抽出し、抽出された検索ワードに基づいて上述したアルゴリズムで目的地を予測する。
なお、予測部112は、検索ワードに加えて、又は検索ワードに代えて、履歴情報データ121aに含まれる他の情報に基づいて目的地を予測しても良い。
例えば、予測部112は、ナビアプリ行先履歴の情報に基づいて、複数のユーザが過去に共通して訪れている行先に基づいて目的地を予測しても良い。
また、予測部112は、購入履歴の情報に基づいて各ユーザが関心を持っている商品を特定し、これらの商品を販売している店舗が共通して入っている商業施設などを目的地として予測しても良い。
また、予測部112は、インストール済アプリの情報に基づいて、各ユーザが関心を持っている分野を特定し、当該分野と関連性の高い地点を目的地として予測しても良い。例えば、複数のユーザの端末装置10に釣り情報のアプリがインストールされている場合に、釣りを行うことができる地点(河川や釣堀等)を目的地として予測しても良い。
また、予測部112は、これらの情報を複合的に用いて目的地を予測しても良い。
端末情報データ121のうちいずれの情報を用いて目的地を予測するかについては、予め一の設定に固定されていても良いし、ナビアプリ上でユーザが設定できるようにしても良い。
情報提供部113は、予測部112により予測された目的地に応じた情報を提供する。提供される情報及び情報提供の方法については、上述したとおりである。
記憶部120は、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)等の記憶装置によって実現される。記憶部120は、上述した端末情報データ121(履歴情報データ121a、ユーザ情報データ121b及び位置情報データ121c)、及びプログラム122などを記憶する。
通信部130は、例えば、NIC(Network Interface Card)等によって実現される。通信部130は、通信ネットワークNと有線または無線で接続され、端末装置10の通信部13との間で情報の送受信を行う。
[2−2.端末装置の構成]
図3に示されるように、端末装置10は、制御部11と、記憶部12と、通信部13と、表示部14と、位置情報取得部15などを備える。
制御部11は、CPU(Central Processing Unit)等の演算装置、及びRAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリー等の記憶装置を備え、RAM等を作業領域として記憶部12に記憶されているシステムプログラムや各種アプリケーションプログラム(例えばナビアプリ12a等)を実行することで端末装置10の各部の動作を制御する。
具体的には、制御部11は、所定のタイミングで位置情報取得部15に位置情報を取得させ、その結果を通信部13によりサーバ装置100に送信させる。
また、制御部11は、ユーザからのナビアプリ12aの実行を指示する入力操作がなされた場合に、ナビアプリ12aを実行し、その処理内容に応じた情報を表示部14に表示させる。例えば、制御部11は、サーバ装置100から予測目的地に応じた情報を取得した場合に、取得した情報に応じた経路情報や周辺情報などを表示部14に表示させる。
記憶部12は、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)等の記憶装置によって実現される。記憶部12は、上述したシステムプログラム、及びナビアプリ12aを始めとする各種アプリなどを記憶する。
通信部13は、第3世代移動通信システム及び第4世代移動通信システム等による通信、無線LAN通信、及びBluetooth(登録商標)や赤外線通信といった近距離無線通信などを行うための各種通信モジュールによって実現される。通信部13は、通信ネットワークNを介してサーバ装置100の通信部130との間で情報の送受信を行う。また、通信部13は、近距離無線通信等により他の端末装置10の通信部13との間で情報の送受信を行う。
表示部14は、液晶表示装置や有機EL(Electro Luminescence)表示装置などにより実現され、制御部11による制御下で各種情報を表示する。表示部14の表示画面には、ユーザからの入力操作を受け付けるタッチパネルが設けられていても良い。
位置情報取得部15は、測位衛星からの送信電波を受信して復調、復号し、得られた情報に基づいて端末装置10の現在位置を算出するGPSモジュールである。算出された現在位置の内容は、所定のフォーマットの位置情報として制御部11に出力され、通信部13を介してサーバ装置100に送信される。
[3.情報提供処理のフロー]
次に、上述した情報提供を行うために、サーバ装置100の制御部110により実行される情報提供処理について説明する。
図7は、情報提供処理の制御部110による制御手順を示すフローチャートである。
この情報提供処理は、ユーザU1の端末装置10(T1)においてナビアプリが実行され、目的地が設定されていない状態となっている場合(目的地予測モードで動作している場合)に開始される。
情報提供処理が開始されると、制御部110(取得部111)は、端末装置10(T1)を使用するユーザU1が乗車する自動車200の同乗者の端末装置10を特定する(ステップS101)。制御部110は、当該ステップS101の開始後に取得した位置情報に基づいて、端末装置10(T1)から所定距離rの範囲内にある端末装置10を、同乗者が使用する複数の端末装置10として特定する。
制御部110(取得部111)は、特定した複数の端末装置10の各々から端末情報を取得して端末情報データ121を更新する(ステップS102:取得工程)。また、制御部110(取得部111)は、取得した端末情報から、各端末装置10における履歴情報としての検索ワードを抽出する(ステップS103)。
制御部110(予測部112)は、抽出された検索ワードに基づいて、上述したアルゴリズムで目的地を予測する(ステップS104:予測工程)。
制御部110(情報提供部113)は、予測された目的地に応じた情報を端末装置10(T1)に送信して端末装置10(T1)の表示部14に表示させる(ステップS105:情報提供工程)。
制御部110は、端末装置10(T1)の位置情報に基づいて、端末装置10(T1)が車内にある自動車200が予測目的地に到着したか否かを判定する(ステップS106)。
自動車200が予測目的地に到着していないと判定された場合には(ステップS106で“NO”)、制御部110は、前回の端末装置特定時から(直近で同乗者の複数の端末装置10を特定してから)所定時間が経過しているか否かを判定する(ステップS107)。所定時間が経過していないと判定された場合には(ステップS107で“NO”)、制御部110は、処理をステップS106に戻す。
前回の端末装置特定時から所定時間が経過していると判定された場合には(ステップS107で“YES”)、制御部110は、同乗者の端末装置10として特定済の各端末装置10の移動経路に基づいて、同乗者の端末装置10を再特定し、特定結果を更新する(ステップS108)。すなわち、制御部110は、各端末装置10の位置情報から各端末装置10の移動経路を特定し、移動経路が共通する端末装置10を、同乗者の複数の端末装置10として再特定する。
ステップS108の処理が終了すると、制御部110は、処理をステップS102に戻し、同乗者の複数の端末装置10の最新の特定結果に基づいて目的地の予測(ステップS104)や、予測目的地に応じた情報の表示(ステップS105)などの処理を実行する。
ステップS106の処理において、自動車200が予測目的地に到着したと判定された場合には(ステップS106で“YES”)、制御部110は、情報提供処理を終了させる。
[4.情報提供方法の他の態様]
次に、上記[1.情報提供方法]で説明した方法とは異なる態様の情報提供方法について説明する。
なお、以下の[4−1]〜[4−6]では、目的地の予測に用いる端末情報として、図1と同様に、履歴情報に含まれる検索ワードを例に挙げて説明するが、これに限られず、検索ワードに代えて、又は検索ワードに加えて、端末情報データ121に含まれる他の任意の情報(例えば、ナビアプリ行先履歴、購入履歴、及びインストール済アプリなど)を用いても良い。
[4−1.時間帯に基づく情報提供方法]
サーバ装置100による情報提供方法では、現在時刻の時間帯をさらに考慮して目的地を予測しても良い。
図8は、時間帯に基づく情報提供方法の例を説明する図である。
図8の例では、自動車200の同乗者の端末装置10(T1)〜10(T4)は、図1の例と同一であり、各端末装置10から取得されている端末情報(履歴情報、検索ワード)も図1と同一である。しかしながら、図8の例では、現在時刻が午後6:00となっており、通常、動物園が閉園している時間帯であるため、履歴情報の検索ワードに基づいて図1の例と同様に「B動物園」を目的地として予測すると、的外れな予測となってしまう。
そこで、図8の例では、サーバ装置100は、現在時刻の時間帯において利用することのできない(例えば、営業時間外の)施設が目的地の複数の候補地のうち最上位の順位の候補地となっている場合に、当該候補地は予測目的地として採用せず(すなわち、候補地から除外され)、他の候補地から目的地を予測する。(なお、目的地までの移動時間がさらに考慮されても良い。例えば、現在時刻が目的地の施設の営業時間内であっても、当該施設への到着予定時刻が当該施設の営業時間外となる場合に、予測目的地として採用されないようにしても良い。)
具体的には、図8の履歴情報の検索ワードのうち、3人のユーザU2〜U4の端末装置10(T2)〜10(T4)で使用されている検索ワード「B動物園」からは、図1で説明したとおりに「B動物園」が最上位の順位の候補地となるが、B動物園が閉園している時間帯であるため候補地から除外され、予測目的地としては採用されない。また、当該検索ワード「B動物園」から予測される他の候補地(図1の「H動植物園」など)も、営業時間外のため予測目的地としては採用できないものとする。
そこで、複数の端末装置10(T1)〜10(T4)の履歴情報から共通して抽出することのできる他の検索ワードが特定され、この検索ワードから目的地が予測される。ここでは、端末装置10(T2)で使用されている検索ワード「ショップC」、端末装置10(T3)で使用されている検索ワード「おもちゃD」、及び端末装置10(T4)で使用されている検索ワード「おもちゃG」が、共通して抽出できる検索ワードとして特定される。
ここで、「ショップC」、「おもちゃD」及び「おもちゃG」は、同一の検索ワードではないものの、いずれもショッピングモールなどの商業施設で利用可能、又は購入可能な対象であるため、商業施設との関連性の観点から、共通して抽出可能な検索ワードとされる。このように、目的地の予測に用いる検索ワードは、所定の観点で関連性を有する異なる複数の検索ワードであっても良い。
このような関係の複数の検索ワードを特定する方法は、特には限られないが、例えば端末情報の各検索ワードに、当該検索ワードの上位概念を表す一又は二以上のメタデータを設定しておき、メタデータが共通する検索ワードを、複数の端末装置10の端末情報から共通して抽出すれば良い。図8の例では、検索ワード「ショップC」、「おもちゃD」及び「おもちゃG」に対して、メタデータ「商業施設」が設定されており、当該メタデータの共通性に着目してこれらの検索ワードが抽出される。
図8の端末情報から検索ワード「ショップC」、「おもちゃD」及び「おもちゃG」が抽出されると、これらの検索ワードに基づいて、メタデータである「商業施設」との関連性の高さや、現在地点からの距離などを考慮して複数の候補地が選定される。あるいは、3つの検索ワードをキーワードとして直接用いて、所定の検索アルゴリズムにより複数の候補地を選定しても良い。
図8の例では、順位の高い方から「ショッピングモールX」、「デパートY」、…が候補地として抽出される。このうち、順位が最も高い「ショッピングモールX」について、時間帯に基づく適合性が判定され(具体的には、営業時間内か否かが判定され)、適合性に問題がないと判定されると、予測目的地として採用される。
この結果、サーバ装置100から端末装置10に、予測目的地である「ショッピングモールX」に関する情報が提供され、端末装置10の表示部14には、「ショッピングモールX」に関する情報が表示される。具体的には、表示部14の上部に、推奨される目的地として「ショッピングモールX」に関する情報が表示され、表示部14の下部に、「ショッピングモールX」までの経路と、当該経路における渋滞や事故などの交通情報、及び当該経路の周辺の店舗(ここでは、レストラン)に関する情報が表示される。
[4−2.ユーザのコンテキストに基づく情報提供方法]
サーバ装置100による情報提供方法では、ユーザのコンテキストに基づいて目的地を予測しても良い。ここで、コンテキストとは、ユーザの、特定の対象との関係性や、ユーザの状態などを特定するのに用いることのできる任意の情報である。例えば、ユーザと、他のユーザとの関係性の観点では、性別、年代、居住地、興味、家族関係、収入、ライフスタイルなどの情報がコンテキストとなり得る。また、ユーザの状態に関しては、滞在している施設や周囲の状況、体調、運動状態などの情報がコンテキストとなり得る。これらの情報をユーザのコンテキストとして目的地の予測に用いる場合には、当該情報が端末装置10からユーザ情報として取得されて、ユーザ情報データ121bに記憶される。あるいは、これらの情報は、端末装置10とは別途のルートで予め取得されてユーザ情報データ121bに記憶されていても良い。
図9は、ユーザのコンテキストに基づく情報提供方法の例を説明する図である。
図9の例では、自動車200にユーザU1、U3の2人が乗車している。このうちユーザU3は、ユーザU1の子供(小学生)であるものとする。また、現在時刻は午前7:30であるものとする。
この例では、ユーザU1とユーザU3との関係性(家族、親子)が、コンテキストとして考慮されて目的地が予測される。自動車200に家族同士が同乗している場合には、同乗者の組み合わせや時間帯に応じて、特定の地点が目的地となる蓋然性が高くなる。例えば、親子が朝の時間帯に同乗した場合には、親が子供を送り届けるために小学校に移動する蓋然性が高い、といった具合である。このため、当該同乗者の組み合わせ及び時間帯での過去の目的地の履歴を参照することで、より適切に目的地を予測することができる。
具体的には、図9の例では、ユーザU1の端末装置10(T1)及びユーザU3の端末装置10(T3)からそれぞれ取得された端末情報における「家族」の項目から、同乗しているユーザU1、U3が家族であると判定される。これに応じて、位置情報データ121cが参照されて、ユーザU1、U3が同乗したときの端末装置10(T1)、10(T3)の過去の位置情報が取得され、現在時刻である午前7:30が属する朝の時間帯における目的地(移動先)の履歴が参照される。図9では、2018年3月1日の午前8:00に、ユーザU1、U3(端末装置10(T1)、10(T3))が「Z小学校」に移動していると判定されるため、この履歴に基づいて、「Z小学校」が目的地として予測される。
[4−3.ユーザのコンテキストに応じた重み付けを反映させた情報提供方法]
ユーザのコンテキストは、目的地の予測に直接用いる他に、端末情報(特に、履歴情報)の重み付けに用いることもできる。すなわち、ユーザのコンテキストに応じて、各ユーザが使用する端末装置10から取得された履歴情報の重み付けを行い、重み付けがなされた履歴情報に基づいて目的地を予測しても良い。
図10は、ユーザのコンテキストに応じた重み付けを反映させた情報提供方法の例を説明する図である。
図10の例では、ユーザU1〜U4が自動車200に同乗している。このうち、ユーザU3、U4は、ユーザU1、U2の子供であるものとする。
図10の例では、現在時刻が午後8:00と遅い時間帯であり、子供の希望を反映した外出である可能性が低いこと、あるいは子供が車内で眠っている可能性があることなどが、目的地の予測に際して考慮される。すなわち、子供のユーザU3、U4の端末装置10(T3)、10(T4)から取得された履歴情報の重み付けが小さく設定され、このように重み付けがなされた履歴情報に基づいて目的地が予測される。ここでは、子供の端末装置10(T3)、10(T4)から取得された履歴情報の重み付けが「0」に設定され、当該履歴情報が目的地の予測に用いられない例で説明する。
上記の重み付けの結果、親のユーザU1、U2が使用する端末装置10(T1)、10(T2)から取得された履歴情報のみが目的地の予測に用いられる。ここでは、端末装置10(T1)、10(T2)の履歴情報から検索ワード「書籍A」が共通して抽出される。そして、抽出された検索ワード「書籍A」に基づいて、順位の高い方から「書店I」、「Jブックセンター」、…が候補地として抽出され、順位が最も高い「書店I」が予測目的地として特定される。
なお、上記では、子供のユーザU3、U4の重み付け(プライオリティ)を0とし、親のユーザU1、U2の重み付けを同等とする例を挙げて説明したが、これに限られず、履歴情報を参照するユーザ間で重み付けを異ならせても良い。例えば、重み付けの設定範囲を0〜10とした場合に、ユーザU1(例えば、父親)の重み付けを0.1とし、ユーザU2(例えば、母親)の重み付けを10とするといった態様であっても良い。また、子供のユーザU3、U4の重み付けを0以外の値に設定しても良い。この場合の重み付けの値は、例えば、通常の検索履歴の傾向と、目的地の候補地との関連性の高さ、過去の目的地予測において検索履歴が採用された回数や頻度などに基づいて定めることができる。また、特定のユーザ同士が同乗した場合の重み付けが予め定められていても良い。
[4−4.複数の端末装置の履歴情報を複合的に考慮する目的地の予測方法]
上記の情報提供方法では、まず複数の端末装置10の履歴情報から共通性の高い検索ワードを抽出し、抽出された検索ワードに基づいて目的地の候補地の選定、及び最終的な予測目的地の特定を行う例で説明したが、これに限られず、複数の端末装置10の履歴情報をそのまま用いて、履歴情報に含まれる各検索ワードを複合的に考慮して目的地を予測しても良い。
図11は、複数の端末装置10の履歴情報を複合的に考慮する目的地の予測方法を説明する図である。
図11の例では、複数の端末装置10の履歴情報から抽出される、共通性の高い検索ワードの組み合わせごとに、目的地の候補地が選定されている。具体的には、検索ワード「B動物園」から、候補地として「B動物園」、「H動植物園」が選定されている。また、検索ワード「ショップC」、「おもちゃD」、「おもちゃG」の組み合わせから、候補地として「ショッピングモールX」、「デパートY」が選定されている。また、検索ワード「書籍A」から、候補地として「書店I」、「Jブックセンター」が選定されている。また、検索ワード「E水族館」から、候補地として「E水族館」が選定されている。
また、図11の例では、選定された各候補地に対して、目的地である蓋然性の高さを示す「スコア」が算出されている。このスコアは、検索ワードが共通して抽出された端末装置10の数、検索ワードとの関連性の高さ、及び現在地点からの距離などに基づいて算出される。このスコアには、さらに各ユーザのコンテキストに応じた重み付けが反映されていても良い。このスコアは、目的地としてのもっともらしさを表す値であり、「尤度」と言い換えることもできる。各候補地は、スコアの高さに応じて順位付けされている。
また、図11では、選定された各候補地に対し、時間帯に基づく適合性の判定結果(具体的には、営業時間内か否か)が「○」、「×」で表されている。
このように、複数の端末装置10の履歴情報(検索ワード)を複合的に考慮して選定された複数の候補地のうち、時間帯の適合性が「×」となっている候補地を除外した残りの候補地、すなわち時間帯の適合性が「○」となっている候補地が、最終的な候補地として選定され、順位が最も高い候補地(ここでは「ショッピングモールX」)が予測目的地として特定される。
[4−5.同乗者の端末装置の他の特定方法(1)(近距離無線通信)]
自動車200の同乗者が使用する複数の端末装置10の特定方法は、上述した位置情報を用いる方法に限られない。
同乗者の端末装置10の他の特定方法としては、近距離無線通信による接続関係に基づく方法がある。
図12は、近距離無線通信の接続関係に基づく同乗者の端末装置10の特定方法を説明する図である。
図12の例では、近距離無線通信としてのBluetoothにより、端末装置10(T1)が、端末装置10(T2)〜10(T4)と接続されている。サーバ装置100は、この接続関係に係る情報を端末装置10(T1)から取得して、相互に接続されている端末装置10(T1)〜10(T4)を、自動車200の車内にある端末装置10であると特定する。
なお、この方法を用いる場合にも、図2に示した位置情報を用いた端末装置10の特定方法を併用しても良い。
[4−6.同乗者の端末装置の他の特定方法(2)(事前の予約)]
自動車200の同乗者が使用する複数の端末装置10の他の特定方法として、自動車200への乗車前に、自動車200に同乗するユーザの複数の端末装置10を予め指定しておく(予約しておく)方法がある。
例えば、自動車200への乗車前に、端末装置10の所定のアプリ(例えば、ナビアプリ)上で、ユーザU1からユーザU2〜U4に対し、自動車200に同乗した移動のイベントに招待する通知を送信する。この通知に対し、各ユーザU2〜U4が自身の端末装置10(T2)〜10(T4)で承諾の返信を行うことで、ユーザU1の端末装置10(T1)において、自動車200に同乗するユーザU1〜U4の端末装置10(T1)〜10(T4)の組み合わせを指定(予約)する端末指定データ(端末指定情報)が生成されて、サーバ装置100に送信される。
そして、自動車200乗車後にナビアプリを目的地予測モードで動作させると、サーバ装置100は、端末指定データにおいて同乗が予約されている端末装置10(T1)〜10(T4)から端末情報を取得して、上述した方法で目的地の予測、及び予測目的地に応じた情報の提供を行う。あるいは、サーバ装置100は、近距離無線通信で各端末装置10が接続されたタイミングで各ユーザが自動車200に乗車したものと判定して、端末情報の取得、目的地の予測及び情報提供を開始しても良い。また、サーバ装置100は、端末指定データを受信した時点で各端末装置10から端末情報を取得して、予め目的地の予測などの処理を行っても良い。
また、各ユーザの上記操作による端末指定データの生成及びサーバ装置100への送信は、各ユーザが自動車200に乗車した後に行われても良い。
なお、この場合には、上記の操作に代えて、所定のアプリ(例えばナビアプリ)上で同乗者であることを申告するための所定のボタンを選択する入力操作がなされた場合に、端末指定データにおいて同乗者の端末装置10として登録されるようにしても良い。
[5.効果]
以上のように、上記実施形態に係る情報処理装置としてのサーバ装置100は、制御部110を備え、制御部110は、同一の自動車200に同乗する複数のユーザが使用する複数の端末装置10の各々から、端末装置10に対応付けられた端末情報を取得し(取得部111)、取得された複数の端末装置10の各々に係る端末情報に基づいて、自動車200の目的地を予測し(予測部112)、予測された目的地に応じた情報を提供する(情報提供部113)。
このような情報提供方法によれば、同乗者の多くが関心を持っている事柄と関連性の高い地点を目的地として予測できるため、自動車200の目的地を正確に予測できる蓋然性を高めることができる。よって、より適切な目的地の予測に基づくより的確な情報提供を行うことができる。また、予測目的地が実際の目的地とは異なっていたとしても、同乗者の多くが関心を持っている地点に関する情報を提供できるため、ユーザの満足度や利便性の高いサービスを提供することができる。このようなユーザ体験を提供することで、目的地までの誘導案内を必要としない場合においても、ユーザが積極的にサービスを利用する(ナビアプリを立ち上げる)ように促すことができる。
また、端末装置10の使用履歴に係る履歴情報を含む端末情報を用いて目的地を予測することで、同乗者にとって関心のある地点を目的地として予測することができる。よって、複数のユーザが同乗している場合に、より適切に目的地を予測し情報を提供することができる。
また、端末装置10における検索履歴に係る情報を含む履歴情報を端末情報として用いることで、ユーザが関心を持っている具体的な事柄と関連性の高い地点を目的地として予測することができる。
また、端末装置10を用いた商品の購入履歴に係る情報を含む履歴情報を端末情報として用いることによっても、ユーザが関心を持っている具体的な事柄と関連性の高い地点を目的地として予測することができる。
また、制御部110は、複数の端末装置10の各々に係る履歴情報から検索ワード(キーワード)をそれぞれ抽出し、抽出された複数のキーワードとの関連性の高さに関する所定条件を満たす候補地から目的地を予測する(予測部112)。これにより、自動車200に同乗している複数のユーザのうちより多くのユーザにとって関心のある地点を目的地として予測することができる。
また、制御部110は、複数の端末装置10の各々に係る履歴情報から検索ワード(キーワード)をそれぞれ抽出し、最も多くの端末装置10の履歴情報から抽出された検索ワードに基づいて目的地を予測する(予測部112)。これにより、簡易な処理で、自動車200に同乗している複数のユーザのうちより多くのユーザにとって関心のある地点を目的地として予測することができる。
また、制御部110は、複数の端末装置10の各々に係る端末情報に基づいて、複数のユーザの各々のコンテキストを推定し、当該コンテキストに基づいて目的地を予測する(予測部112)。これにより、同乗者同士の関係性や、同乗者の状態などに応じてより適切な目的地を予測することができる。
また、制御部110は、複数の端末装置10の各々に係る端末情報に基づいて、複数のユーザの各々のコンテキストを推定し、複数のユーザの各々のコンテキストに基づいて複数の端末装置10の各々に係る履歴情報の重み付けを行い、当該重み付けがなされた履歴情報に基づいて目的地を予測する(予測部112)。これによれば、同乗者同士の関係性や、同乗者の状態などをより柔軟に考慮して目的地を予測することができる。
また、端末装置10の過去の位置情報を含む端末情報を用いて目的地を予測することで、自動車200の目的地を正確に予測できる蓋然性を高めることができる。
また、制御部110は、目的地の予測を行っている時間帯に基づいて目的地を予測する(予測部112)。これによれば、営業時間外である施設を目的地として採用しない等の、時間帯が考慮されたより適切な目的地の予測を行うことができる。
また、制御部110は、目的地の複数の候補地を選定し、時間帯に基づいて複数の候補地のうち一部の候補地を除外した残りの候補地から目的地を予測する(予測部112)。これによれば、簡易な処理で、時間帯が考慮されたより適切な目的地の予測を行うことができる。
また、制御部110は、予測された目的地を、推奨される行き先として提示する(情報提供部113)。これにより、自動車200の同乗する複数のユーザにとって関心のある地点の情報を提供することができる。また、予測された目的地が、実際の目的地とは異なる場合であっても、ユーザが潜在的に興味を有している可能性の高い地点の情報を提供できるため、ユーザの満足度の高いサービスを提供することができる。
また、制御部110は、端末装置10の位置情報に基づいて、一の端末装置10から所定距離rの範囲内にある端末装置10を、同一の自動車200に同乗する複数のユーザが使用する複数の端末装置10として特定し、当該特定された複数の端末装置10の各々から端末情報を取得する(取得部111)。これにより、同乗者が使用する端末装置10を簡易な処理で特定することができる。
また、制御部110は、端末装置10の位置情報に基づいて、一の端末装置10から所定距離rの範囲内にあり、かつ移動経路が共通する二以上の端末装置10を、同一の自動車200に同乗する複数のユーザが使用する複数の端末装置10として特定し、当該特定された複数の端末装置10の各々から端末情報を取得する(取得部111)。これにより、同乗者が使用する端末装置10をより精度良く特定することができる。
また、制御部110は、自動車200の移動が開始された後に、複数の端末装置10の特定、及び当該複数の端末装置10の各々からの端末情報の取得を複数回行い(取得部111)、複数の端末装置10の各々に係る最新の端末情報に基づいて目的地を予測し、当該予測の結果に応じて目的地を更新する(予測部112)。これにより、自動車200の移動に伴って、目的地の予測精度を向上させていくことができる。よって、自動車200にユーザが乗車したタイミングで、まず可能な精度で予測目的地の情報を提供しつつ、自動車200の移動に伴って徐々に目的地の予測精度を高めて、その時点で最も適切な情報を随時提供することができる。
また、制御部110は、近距離無線通信により接続されている二以上の端末装置10を、同一の自動車200に同乗する複数のユーザが使用する複数の端末装置10として特定し、当該特定された複数の端末装置10の各々から端末情報を取得する(取得部111)。これにより、端末装置10から位置情報を取得できない場合であっても自動車200に同乗するユーザの複数の端末装置10を特定することができる。また、通常、自動車200に同乗しているユーザの端末装置10が、自動車200の車外にいるユーザの端末装置10と近距離無線通信により接続されることはまれであるため、簡易な処理で精度よく、同乗者の端末装置10を特定することができる。
また、上記[4−6]では、制御部110は、複数の端末装置10の組み合わせを予め指定する端末指定データに基づいて複数の端末装置10を特定し、当該特定された複数の端末装置10の各々から端末情報を取得する(取得部111)。これによれば、より確実に、かつ簡易な処理で、自動車200に同乗するユーザの端末装置10を特定することができる。
また、本実施形態の情報提供方法は、同一の自動車200に同乗する複数のユーザが使用する複数の端末装置10の各々から、端末装置10に対応付けられた端末情報を取得する取得工程と、取得された複数の端末装置10の各々に係る端末情報に基づいて、自動車200の目的地を予測する予測工程と、予測された目的地に応じた情報を提供する情報提供工程と、を含む。このような方法によれば、より適切に目的地を予測して当該目的地に応じた情報を提供することができる。
また、本実施形態のプログラム122は、サーバ装置100に設けられたコンピューターとしての制御部110を、同一の自動車200に同乗する複数のユーザが使用する複数の端末装置10の各々から、端末装置10に対応付けられた端末情報を取得する取得部111、取得された複数の端末装置10の各々に係る端末情報に基づいて、自動車200の目的地を予測する予測部112、予測された目的地に応じた情報を提供する情報提供部113、として機能させる。このようなプログラムでサーバ装置100を動作させることにより、より適切に目的地を予測して当該目的地に応じた情報を提供することができる。
[6.その他]
本発明は、上記実施形態に限られるものではなく、様々な変更が可能である。
例えば、上記実施形態では、自動車200に同乗するユーザの複数の端末装置10(T1)〜(T4)がそれぞれサーバ装置100と通信を行う例を用いて説明したが、これに限定されない。例えば、端末装置10(T1)のみがサーバ装置100と通信を行い、端末装置10(T1)と端末装置10(T2)〜(T4)とが近距離無線通信などで通信を行う構成とした上で、端末装置10(T2)〜(T4)から端末装置10(T1)に送信された端末情報を端末装置10(T1)がサーバ装置100に送信するようにしても良い。
また、上記実施形態でサーバ装置100が実行していた処理を、端末装置10(T1)〜(T4)のうちいずれかの端末装置10が実行しても良い。例えば、端末装置10(T1)と端末装置10(T2)〜(T4)とが近距離無線通信などで情報通信を行う構成とした上で、上記実施形態でサーバ装置100が実行していた処理を、端末装置10(T1)が行うようにしても良い。この場合には、端末装置10(T1)により情報処理装置が構成される。
このような構成では、サーバ装置100を用いずに上記実施形態の方法の目的地の予測及び情報提供を行うことができる。
また、上記実施形態でサーバ装置100により提供されているサービスを、HaaS(Hardware as a Service)により提供しても良い。例えば、CPU、メモリー及びストレージといったハードウェア資源を仮想化された情報処理装置として利用者に提供するサービスにおいて、上記実施形態と同様の目的地の予測や、予測目的地に応じた情報提供がなされても良い。
また、上記実施形態で説明した種々の情報提供方法は、互いに組み合わされて用いられても良い。例えば、平日は、非日常的な地点が行先となる可能性が低いため、同乗しているユーザのコンテキストや過去の移動履歴からリストアップされる候補地を優先的に目的地として予測し(例えば、小学校への送迎など)、休日は、レジャーなどの非日常的な地点が行先となる可能性が高いため、端末情報のうち履歴情報(検索ワード等)から検索された候補地を優先的に目的地として予測するようにしても良い。
また、上記実施形態では、取得された端末情報において、検索ワードや購入履歴などを順位付けした上で、順位の高い検索ワード等を優先して目的地の予測に用いる例で説明したが、これに限定する趣旨ではない。すなわち、端末情報における検索ワードや購入履歴等を、均等な重み付けで目的地の予測に用いても良い。
また、上記実施形態では、取得した端末情報から端末装置10のユーザ(ユーザID)が特定される例を用いて説明したが、ユーザ(ユーザID)を特定しない態様としても良い。すなわち、端末装置10から取得した検索ワード等の履歴情報のみから目的地を予測しても良い。
また、上記実施形態では、自動車200の同乗者(ユーザU1〜U4)が使用する全ての端末装置10(T1)〜(T4)から取得された端末情報を用いて目的地を予測したが、これに限られず、一部の同乗者が使用する端末装置10から端末情報を取得して、当該端末情報に基づいて目的地を予測しても良い。
また、上記実施形態の[4−3]では、ユーザのコンテキストに応じて端末情報としての履歴情報(検索ワード等)の重み付けを行う例を説明したが、ユーザのコンテキスト以外の要素で履歴情報の重み付けを行っても良い。例えば、端末装置10のセンサーデータ(加速度センサ、音声センサ、輝度センサ等)に基づいて履歴情報の重み付けを行っても良い。具体的には、加速度センサによる加速度の検出がほとんどなく、ユーザが眠っていると推測される端末装置10の履歴情報については採用しない、といった態様としても良い。また、ユーザが過去に同一の自動車に同乗した回数に応じて、当該ユーザの端末情報10から取得される履歴情報の重み付けを行っても良い。
また、端末情報は、履歴情報、ユーザ情報及び位置情報に限られず、端末装置10に対応付けることのできる任意の情報を含めることができる。例えば、端末情報として、端末装置10で撮影された写真の画像データや、録音された音声データなどが取得されて目的地の予測に用いられても良い。
また、上記実施形態では、運転者(ユーザU1)の他に3人のユーザ(ユーザU2〜U4)が同乗している例を用いて説明したが、運転者以外の同乗者が1人、2人、又は4人以上である場合にも本発明を適用することができる。このうち、運転者以外の同乗者が2人以上である場合には(運転者が他の複数人の乗員を載せている場合)、運転者以外のユーザの行動履歴をより的確に反映させた目的地予測が可能となるため、特に予測精度を向上させることができる。
また、サーバ装置100が異なる複数の自動車(自動車とともに移動している端末装置10)に対してナビゲーション情報を提供する場合において、上記実施形態の方法により予測された目的地までの経路は、他の自動車に対して案内されている経路に応じた経路とされても良い。例えば、複数の自動車に対して、同一の渋滞区間を回避するための経路を案内する必要がある場合に、どのようなルートを選択するかは、オークション方式で決定しても良い。すなわち、各車に乗車しているユーザに関する所定の情報に応じた順序で、渋滞回避の経路を異なるものとしても良い(換言すれば、出し分けても良い)。ここで用いられるユーザの情報としては、所定のサービスに対する有料会員又はプレミアム会員であるか否か、あるいは過去の運転挙動に係る情報などを用いることができる。
また、端末装置10からの端末情報や位置情報に加えて、自動車200から走行データ(プローブ情報)を取得して、目的地の予測に用いても良い。この場合の走行データとしては、タイムスタンプ、位置情報、車速、エンジン回転数などが挙げられる。
また、移動手段として自動車200を例示したが、移動手段はこれに限られず、複数のユーザが同乗して移動することが可能な任意の乗物(例えば、複数人が乗車可能な自動二輪車、自転車、馬車、人力車等)とすることができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、本発明の範囲は、上述の実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲とその均等の範囲を含む。
1 情報提供システム
10 端末装置
11 制御部
12 記憶部
12a ナビアプリ
13 通信部
14 表示部
15 位置情報取得部
100 サーバ装置(情報処理装置)
110 制御部
111 取得部
112 予測部
113 情報提供部
120 記憶部
121 端末情報データ
121a 履歴情報データ
121b ユーザ情報データ
121c 位置情報データ
122 プログラム
130 通信部
200 自動車(移動手段)

Claims (19)

  1. 同一の移動手段に同乗する複数のユーザが使用する複数の端末装置の各々から、端末装置に対応付けられた端末情報を取得する取得部と、
    取得された前記複数の端末装置の各々に係る前記端末情報に基づいて、前記移動手段の目的地を予測する予測部と、
    前記予測部により予測された前記目的地に応じた情報を提供する情報提供部と、
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記端末情報は、前記端末装置の使用履歴に係る履歴情報を含むことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記履歴情報は、前記端末装置における検索履歴に係る情報を含むことを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記履歴情報は、前記端末装置を用いた商品の購入履歴に係る情報を含むことを特徴とする請求項2又は3に記載の情報処理装置。
  5. 前記予測部は、前記複数の端末装置の各々に係る前記履歴情報からキーワードをそれぞれ抽出し、抽出された複数の前記キーワードとの関連性の高さに関する所定条件を満たす候補地から前記目的地を予測することを特徴とする請求項2から4のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  6. 前記予測部は、前記複数の端末装置の各々に係る前記履歴情報からキーワードをそれぞれ抽出し、最も多くの前記端末装置の前記履歴情報から抽出されたキーワードに基づいて前記目的地を予測することを特徴とする請求項2から4のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  7. 前記予測部は、前記複数の端末装置の各々に係る前記端末情報に基づいて、前記複数のユーザの各々のコンテキストを推定し、当該コンテキストに基づいて前記目的地を予測することを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  8. 前記予測部は、前記複数の端末装置の各々に係る前記端末情報に基づいて、前記複数のユーザの各々のコンテキストを推定し、前記複数のユーザの各々の前記コンテキストに基づいて前記複数の端末装置の各々に係る前記履歴情報の重み付けを行い、当該重み付けがなされた前記履歴情報に基づいて前記目的地を予測することを特徴とする請求項2から6のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  9. 前記端末情報は、前記端末装置の過去の位置情報を含むことを特徴とする請求項1から8のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  10. 前記予測部は、前記目的地の予測を行っている時間帯に基づいて前記目的地を予測することを特徴とする請求項1から9のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  11. 前記予測部は、前記目的地の複数の候補地を選定し、前記時間帯に基づいて前記複数の候補地のうち一部の候補地を除外した残りの候補地から前記目的地を予測することを特徴とする請求項10に記載の情報処理装置。
  12. 前記情報提供部は、前記予測部により予測された前記目的地を、推奨される行き先として提示することを特徴とする請求項1から11のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  13. 前記取得部は、端末装置の位置情報に基づいて、一の端末装置から所定距離の範囲内にある端末装置を、同一の前記移動手段に同乗する前記複数のユーザが使用する前記複数の端末装置として特定し、当該特定された複数の端末装置の各々から前記端末情報を取得することを特徴とする請求項1から12のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  14. 前記取得部は、端末装置の位置情報に基づいて、一の端末装置から所定距離の範囲内にあり、かつ移動経路が共通する二以上の端末装置を、同一の前記移動手段に同乗する前記複数のユーザが使用する前記複数の端末装置として特定し、当該特定された複数の端末装置の各々から前記端末情報を取得することを特徴とする請求項1から13のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  15. 前記取得部は、前記移動手段の移動が開始された後に、前記複数の端末装置の特定、及び当該複数の端末装置の各々からの前記端末情報の取得を複数回行い、
    前記予測部は、前記複数の端末装置の各々に係る最新の前記端末情報に基づいて前記目的地を予測し、当該予測の結果に応じて前記目的地を更新することを特徴とする請求項14に記載の情報処理装置。
  16. 前記取得部は、近距離無線通信により接続されている二以上の端末装置を、同一の前記移動手段に同乗する前記複数のユーザが使用する前記複数の端末装置として特定し、当該特定された複数の端末装置の各々から前記端末情報を取得することを特徴とする請求項1から15のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  17. 前記取得部は、前記複数の端末装置の組み合わせを予め指定する端末指定情報に基づいて前記複数の端末装置を特定し、当該特定された複数の端末装置の各々から前記端末情報を取得することを特徴とする請求項1から12のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  18. コンピューターが実行する情報提供方法であって、
    同一の移動手段に同乗する複数のユーザが使用する複数の端末装置の各々から、端末装置に対応付けられた端末情報を取得する取得工程と、
    取得された前記複数の端末装置の各々に係る前記端末情報に基づいて、前記移動手段の目的地を予測する予測工程と、
    前記予測工程において予測された前記目的地に応じた情報を提供する情報提供工程と、
    を含むことを特徴とする情報提供方法。
  19. 情報処理装置に設けられたコンピューターを、
    同一の移動手段に同乗する複数のユーザが使用する複数の端末装置の各々から、端末装置に対応付けられた端末情報を取得する取得手段、
    取得された前記複数の端末装置の各々に係る前記端末情報に基づいて、前記移動手段の目的地を予測する予測手段、
    前記予測手段により予測された前記目的地に応じた情報を提供する情報提供手段、
    として機能させることを特徴とするプログラム。
JP2018136931A 2018-07-20 2018-07-20 情報処理装置、情報提供方法及びプログラム Active JP6751117B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018136931A JP6751117B2 (ja) 2018-07-20 2018-07-20 情報処理装置、情報提供方法及びプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018136931A JP6751117B2 (ja) 2018-07-20 2018-07-20 情報処理装置、情報提供方法及びプログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020013476A true JP2020013476A (ja) 2020-01-23
JP6751117B2 JP6751117B2 (ja) 2020-09-02

Family

ID=69169925

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018136931A Active JP6751117B2 (ja) 2018-07-20 2018-07-20 情報処理装置、情報提供方法及びプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6751117B2 (ja)

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11337361A (ja) * 1998-05-28 1999-12-10 Denso Corp ナビゲーション装置
JP2010249642A (ja) * 2009-04-15 2010-11-04 Denso Corp 車両用ナビゲーション装置
JP2011214939A (ja) * 2010-03-31 2011-10-27 Denso Corp ナビゲーション装置およびナビゲーション装置用のプログラム
JP2016004538A (ja) * 2014-06-19 2016-01-12 株式会社デンソー 車両用目的地決定装置および車両用目的地決定システム
JP2018028726A (ja) * 2016-08-15 2018-02-22 ヤフー株式会社 推定装置、推定方法、及び推定プログラム

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11337361A (ja) * 1998-05-28 1999-12-10 Denso Corp ナビゲーション装置
JP2010249642A (ja) * 2009-04-15 2010-11-04 Denso Corp 車両用ナビゲーション装置
JP2011214939A (ja) * 2010-03-31 2011-10-27 Denso Corp ナビゲーション装置およびナビゲーション装置用のプログラム
JP2016004538A (ja) * 2014-06-19 2016-01-12 株式会社デンソー 車両用目的地決定装置および車両用目的地決定システム
JP2018028726A (ja) * 2016-08-15 2018-02-22 ヤフー株式会社 推定装置、推定方法、及び推定プログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP6751117B2 (ja) 2020-09-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6918087B2 (ja) オン・デマンドサービスの情報を提供する方法及びシステム
JP6578524B2 (ja) 交通手段情報提供サーバ及び交通手段情報提供方法
US20170154271A1 (en) Providing recommendation to user computing device based on current location of friend computing device
US10337876B2 (en) Constrained-transportation directions
JP2019200606A (ja) 乗合支援装置、乗合支援システム及び乗合支援方法
WO2015117813A1 (en) Method and apparatus for providing passenger embarkation points for points of interests
CN104034336A (zh) 用于选择导航路线并提供沿路广告的方法和系统
US20160097646A1 (en) Content presentation based on travel patterns
US20180252540A1 (en) Method and system for providing route guidance using navigation system
JP6817107B2 (ja) 施設評価装置及び施設評価方法
JP6415672B1 (ja) 情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラム
JP6998827B2 (ja) 情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラム
JP5088420B2 (ja) 情報提供装置及び情報提供システム
JP2017045252A (ja) 情報処理装置、情報処理方法、情報処理プログラム及び記録媒体
JP6682193B2 (ja) 通知システム、サーバ装置、通信端末装置、プログラム及び通知方法
US20220058763A1 (en) Information processing apparatus, information processing method, and non-transitory storage medium
JP6701275B2 (ja) 情報処理装置、情報提供方法及びプログラム
JP2012221354A (ja) 嗜好情報推定装置、方法及びプログラム
JP6609238B6 (ja) ナビゲーションサーバ、ナビゲーション方法、およびプログラム
JP7195077B2 (ja) 情報処理装置、情報提供方法及びプログラム
JP6751117B2 (ja) 情報処理装置、情報提供方法及びプログラム
US20220397408A1 (en) Content Delivery In Real-Time Guided Navigation
JP6901511B2 (ja) 情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラム
JP7036968B1 (ja) 情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラム
JP6719649B2 (ja) 待ち合わせ支援システム、待ち合わせ支援方法、およびプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190319

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20191101

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20191112

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200407

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200515

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200609

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200714

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200804

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200813

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6751117

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350