JP2020013476A - 情報処理装置、情報提供方法及びプログラム - Google Patents
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Abstract
Description
同一の移動手段に同乗する複数のユーザが使用する複数の端末装置の各々から、端末装置に対応付けられた端末情報を取得する取得部と、
取得された前記複数の端末装置の各々に係る前記端末情報に基づいて、前記移動手段の目的地を予測する予測部と、
前記予測部により予測された前記目的地に応じた情報を提供する情報提供部と、
を備えることを特徴としている。
前記端末情報は、前記端末装置の使用履歴に係る履歴情報を含むことを特徴としている。
前記履歴情報は、前記端末装置における検索履歴に係る情報を含むことを特徴としている。
前記履歴情報は、前記端末装置を用いた商品の購入履歴に係る情報を含むことを特徴としている。
前記予測部は、前記複数の端末装置の各々に係る前記履歴情報からキーワードをそれぞれ抽出し、抽出された複数の前記キーワードとの関連性の高さに関する所定条件を満たす候補地から前記目的地を予測することを特徴としている。
前記予測部は、前記複数の端末装置の各々に係る前記履歴情報からキーワードをそれぞれ抽出し、最も多くの前記端末装置の前記履歴情報から抽出されたキーワードに基づいて前記目的地を予測することを特徴としている。
前記予測部は、前記複数の端末装置の各々に係る前記端末情報に基づいて、前記複数のユーザの各々のコンテキストを推定し、当該コンテキストに基づいて前記目的地を予測することを特徴としている。
前記予測部は、前記複数の端末装置の各々に係る前記端末情報に基づいて、前記複数のユーザの各々のコンテキストを推定し、前記複数のユーザの各々の前記コンテキストに基づいて前記複数の端末装置の各々に係る前記履歴情報の重み付けを行い、当該重み付けがなされた前記履歴情報に基づいて前記目的地を予測することを特徴としている。
前記端末情報は、前記端末装置の過去の位置情報を含むことを特徴とする。
前記予測部は、前記目的地の予測を行っている時間帯に基づいて前記目的地を予測することを特徴としている。
前記予測部は、前記目的地の複数の候補地を選定し、前記時間帯に基づいて前記複数の候補地のうち一部の候補地を除外した残りの候補地から前記目的地を予測することを特徴としている。
前記情報提供部は、前記予測部により予測された前記目的地を、推奨される行き先として提示することを特徴としている。
前記取得部は、端末装置の位置情報に基づいて、一の端末装置から所定距離の範囲内にある端末装置を、同一の前記移動手段に同乗する前記複数のユーザが使用する前記複数の端末装置として特定し、当該特定された複数の端末装置の各々から前記端末情報を取得することを特徴としている。
前記取得部は、端末装置の位置情報に基づいて、一の端末装置から所定距離の範囲内にあり、かつ移動経路が共通する二以上の端末装置を、同一の前記移動手段に同乗する前記複数のユーザが使用する前記複数の端末装置として特定し、当該特定された複数の端末装置の各々から前記端末情報を取得することを特徴としている。
前記取得部は、前記移動手段の移動が開始された後に、前記複数の端末装置の特定、及び当該複数の端末装置の各々からの前記端末情報の取得を複数回行い、
前記予測部は、前記複数の端末装置の各々に係る最新の前記端末情報に基づいて前記目的地を予測し、当該予測の結果に応じて前記目的地を更新することを特徴としている。
前記取得部は、近距離無線通信により接続されている二以上の端末装置を、同一の前記移動手段に同乗する前記複数のユーザが使用する前記複数の端末装置として特定し、当該特定された複数の端末装置の各々から前記端末情報を取得することを特徴としている。
前記取得部は、前記複数の端末装置の組み合わせを予め指定する端末指定情報に基づいて前記複数の端末装置を特定し、当該特定された複数の端末装置の各々から前記端末情報を取得することを特徴としている。
コンピューターが実行する情報提供方法であって、
同一の移動手段に同乗する複数のユーザが使用する複数の端末装置の各々から、端末装置に対応付けられた端末情報を取得する取得工程と、
取得された前記複数の端末装置の各々に係る前記端末情報に基づいて、前記移動手段の目的地を予測する予測工程と、
前記予測工程において予測された前記目的地に応じた情報を提供する情報提供工程と、
を含むことを特徴としている。
情報処理装置に設けられたコンピューターを、
同一の移動手段に同乗する複数のユーザが使用する複数の端末装置の各々から、端末装置に対応付けられた端末情報を取得する取得手段、
取得された前記複数の端末装置の各々に係る前記端末情報に基づいて、前記移動手段の目的地を予測する予測手段、
前記予測手段により予測された前記目的地に応じた情報を提供する情報提供手段、
として機能させることを特徴としている。
図1は、実施形態に係る情報提供方法を説明する図である。
本実施形態の情報提供方法は、サーバ装置100(情報処理装置)及び端末装置10を用いて実現される。サーバ装置100は、移動手段としての自動車200(車両)に同乗する複数のユーザU1〜U4(複数の乗員)がそれぞれ使用している複数の端末装置10から端末情報を取得して、この端末情報から把握されるユーザの行動履歴(例えば、検索履歴)などに基づいて自動車200の目的地を予測する。また、サーバ装置100は、予測された目的地に応じた情報(例えば、渋滞情報等)を、いずれかの端末装置10に表示させて、当該端末装置10を使用するユーザに提供する。
なお、ナビアプリは、端末装置10(T2)〜10(T4)にもインストールされていても良い。
以下では、複数のユーザが同乗している場合のサーバ装置100による目的地の予測動作について説明する。
図2(a)では、時刻t1、位置LC1においてユーザU1の端末装置10(T1)の周辺にある端末装置10(T1)〜10(T6)が描かれている。時刻t1、位置LC1は、自動車200にユーザU1〜U4が乗車する時刻及び位置であるものとする。
サーバ装置100は、これらの各端末装置10(T1)〜10(T6)から取得された位置情報に基づいて、ユーザU1の端末装置10(T1)から各端末装置10までの距離を算出する。そして、端末装置10(T1)から所定距離r(通常、数m程度とされる)の範囲内にある端末装置10を、自動車200の同乗者が使用する(自動車200の車内にある)端末装置10として特定(推定)する。ここでは、端末装置10(T1)〜10(T5)の5台が、端末装置10(T1)から距離rの範囲内にあるため、自動車200の同乗者が使用する端末装置10として特定される。
ここで、「最も多くの端末装置10の履歴情報に含まれている検索ワード(キーワード)」は、換言すれば「キーワードの最大公約数」である。
図1の例では、「B動物園」を検索ワードとする検索の結果、順位の高い方から「B動物園」、「H動植物園」、…が候補地として抽出され、順位が最も高い「B動物園」が予測目的地として特定される。
なお、端末装置10(T2)〜10(T4)にもナビアプリがインストールされており、これらの端末装置10でナビアプリが実行されている場合には、当該端末装置10でも端末装置10(T1)と同様の情報の表示がなされる。
以降、所定のタイミング(時刻t3、t4、…)で、同乗者が使用している端末装置10の特定、端末情報の取得、目的地の予測、及び予測目的地に応じた情報提供が行われる。
次に、情報提供システム1をなすサーバ装置100及び端末装置10の構成について説明する。
図3は、サーバ装置100及び端末装置10の構成例を示す図である。
サーバ装置100は、制御部110と、記憶部120と、通信部130などを備える。サーバ装置100は、この他に、サーバ装置100の操作者からの入力操作を受け付ける入力部(キーボードやマウス等)や、各種情報を表示するための表示部(液晶表示装置等)などをさらに備えていても良い。
履歴情報データ121aは、端末装置10ごとに、「端末ID」、「ユーザID」、「検索ワード」、「ナビアプリ行先履歴」、「購入履歴」、「インストール済アプリ」などの項目の情報が関連付けられているデータである。
「端末ID」は、端末装置10を識別するために設定されているIDである。
「ユーザID」は、端末装置10を使用しているユーザを識別するために設定されているIDである。ユーザIDは、例えば、端末装置10にインストールされているアプリケーションプログラム(以下では「アプリ」と記す)上でユーザがサーバ装置100へのログインに用いたアカウントに係るIDである。
「検索ワード」は、端末装置10において情報の検索に用いられた検索ワードである。
「ナビアプリ行先履歴」は、ナビアプリの動作中に端末装置10の行先として指定された地点、及び実際の移動先の地点に係る情報である。これらの各地点は、訪れた回数などに応じて順位付けされて配列されている。
「購入履歴」は、端末装置10のアプリ上で過去に購入された商品の情報である。これらの商品の情報は、購入回数や、最後に購入した時期からの経過日数などに応じて順位付けされて配列されている。
「インストール済アプリ」は、端末装置10にインストールされているアプリの種別(例えば、アプリの名称やジャンル)に係る情報である。これらのアプリは、使用頻度などに応じて順位付けされて配列されている。
ユーザ情報データ121bは、端末装置10ごとに、「端末ID」、「ユーザID」、「性別」、「年代」、「家族」などの項目の情報が関連付けられているデータである。
「性別」は、ユーザの性別である。
「年代」は、ユーザの年代である。年代に代えて、年齢の情報が用いられても良い。
「家族」は、ユーザの家族を示す情報である。例えば、ユーザの家族がユーザIDを有している場合に、当該ユーザIDにより家族構成が特定される。なお、これに代えて、登録されている住所が同一であるユーザを家族と特定する方法などの、他の方法により家族が特定されても良い。
ユーザ情報データ121bとしては、この他に、氏名、居住地(住所)、興味、収入、ライフスタイル等の情報が含まれていても良い。
位置情報データ121cは、端末IDごとに、端末IDに対応する端末装置10の位置情報の履歴が時系列に記憶されているデータである。図6では、図2(b)における端末装置10(T1)〜10(T5)の時刻t1〜t3の位置情報の履歴が例示されている。
また、特定した複数の端末装置10から端末情報を取得し、取得した端末情報を端末情報データ121に追加して端末情報データ121を更新する。
例えば、予測部112は、ナビアプリ行先履歴の情報に基づいて、複数のユーザが過去に共通して訪れている行先に基づいて目的地を予測しても良い。
また、予測部112は、購入履歴の情報に基づいて各ユーザが関心を持っている商品を特定し、これらの商品を販売している店舗が共通して入っている商業施設などを目的地として予測しても良い。
また、予測部112は、インストール済アプリの情報に基づいて、各ユーザが関心を持っている分野を特定し、当該分野と関連性の高い地点を目的地として予測しても良い。例えば、複数のユーザの端末装置10に釣り情報のアプリがインストールされている場合に、釣りを行うことができる地点(河川や釣堀等)を目的地として予測しても良い。
また、予測部112は、これらの情報を複合的に用いて目的地を予測しても良い。
図3に示されるように、端末装置10は、制御部11と、記憶部12と、通信部13と、表示部14と、位置情報取得部15などを備える。
具体的には、制御部11は、所定のタイミングで位置情報取得部15に位置情報を取得させ、その結果を通信部13によりサーバ装置100に送信させる。
また、制御部11は、ユーザからのナビアプリ12aの実行を指示する入力操作がなされた場合に、ナビアプリ12aを実行し、その処理内容に応じた情報を表示部14に表示させる。例えば、制御部11は、サーバ装置100から予測目的地に応じた情報を取得した場合に、取得した情報に応じた経路情報や周辺情報などを表示部14に表示させる。
次に、上述した情報提供を行うために、サーバ装置100の制御部110により実行される情報提供処理について説明する。
この情報提供処理は、ユーザU1の端末装置10(T1)においてナビアプリが実行され、目的地が設定されていない状態となっている場合(目的地予測モードで動作している場合)に開始される。
ステップS108の処理が終了すると、制御部110は、処理をステップS102に戻し、同乗者の複数の端末装置10の最新の特定結果に基づいて目的地の予測(ステップS104)や、予測目的地に応じた情報の表示(ステップS105)などの処理を実行する。
次に、上記[1.情報提供方法]で説明した方法とは異なる態様の情報提供方法について説明する。
なお、以下の[4−1]〜[4−6]では、目的地の予測に用いる端末情報として、図1と同様に、履歴情報に含まれる検索ワードを例に挙げて説明するが、これに限られず、検索ワードに代えて、又は検索ワードに加えて、端末情報データ121に含まれる他の任意の情報(例えば、ナビアプリ行先履歴、購入履歴、及びインストール済アプリなど)を用いても良い。
サーバ装置100による情報提供方法では、現在時刻の時間帯をさらに考慮して目的地を予測しても良い。
図8は、時間帯に基づく情報提供方法の例を説明する図である。
図8の例では、自動車200の同乗者の端末装置10(T1)〜10(T4)は、図1の例と同一であり、各端末装置10から取得されている端末情報(履歴情報、検索ワード)も図1と同一である。しかしながら、図8の例では、現在時刻が午後6:00となっており、通常、動物園が閉園している時間帯であるため、履歴情報の検索ワードに基づいて図1の例と同様に「B動物園」を目的地として予測すると、的外れな予測となってしまう。
このような関係の複数の検索ワードを特定する方法は、特には限られないが、例えば端末情報の各検索ワードに、当該検索ワードの上位概念を表す一又は二以上のメタデータを設定しておき、メタデータが共通する検索ワードを、複数の端末装置10の端末情報から共通して抽出すれば良い。図8の例では、検索ワード「ショップC」、「おもちゃD」及び「おもちゃG」に対して、メタデータ「商業施設」が設定されており、当該メタデータの共通性に着目してこれらの検索ワードが抽出される。
図8の例では、順位の高い方から「ショッピングモールX」、「デパートY」、…が候補地として抽出される。このうち、順位が最も高い「ショッピングモールX」について、時間帯に基づく適合性が判定され(具体的には、営業時間内か否かが判定され)、適合性に問題がないと判定されると、予測目的地として採用される。
サーバ装置100による情報提供方法では、ユーザのコンテキストに基づいて目的地を予測しても良い。ここで、コンテキストとは、ユーザの、特定の対象との関係性や、ユーザの状態などを特定するのに用いることのできる任意の情報である。例えば、ユーザと、他のユーザとの関係性の観点では、性別、年代、居住地、興味、家族関係、収入、ライフスタイルなどの情報がコンテキストとなり得る。また、ユーザの状態に関しては、滞在している施設や周囲の状況、体調、運動状態などの情報がコンテキストとなり得る。これらの情報をユーザのコンテキストとして目的地の予測に用いる場合には、当該情報が端末装置10からユーザ情報として取得されて、ユーザ情報データ121bに記憶される。あるいは、これらの情報は、端末装置10とは別途のルートで予め取得されてユーザ情報データ121bに記憶されていても良い。
図9の例では、自動車200にユーザU1、U3の2人が乗車している。このうちユーザU3は、ユーザU1の子供(小学生)であるものとする。また、現在時刻は午前7:30であるものとする。
ユーザのコンテキストは、目的地の予測に直接用いる他に、端末情報(特に、履歴情報)の重み付けに用いることもできる。すなわち、ユーザのコンテキストに応じて、各ユーザが使用する端末装置10から取得された履歴情報の重み付けを行い、重み付けがなされた履歴情報に基づいて目的地を予測しても良い。
図10の例では、ユーザU1〜U4が自動車200に同乗している。このうち、ユーザU3、U4は、ユーザU1、U2の子供であるものとする。
上記の情報提供方法では、まず複数の端末装置10の履歴情報から共通性の高い検索ワードを抽出し、抽出された検索ワードに基づいて目的地の候補地の選定、及び最終的な予測目的地の特定を行う例で説明したが、これに限られず、複数の端末装置10の履歴情報をそのまま用いて、履歴情報に含まれる各検索ワードを複合的に考慮して目的地を予測しても良い。
図11の例では、複数の端末装置10の履歴情報から抽出される、共通性の高い検索ワードの組み合わせごとに、目的地の候補地が選定されている。具体的には、検索ワード「B動物園」から、候補地として「B動物園」、「H動植物園」が選定されている。また、検索ワード「ショップC」、「おもちゃD」、「おもちゃG」の組み合わせから、候補地として「ショッピングモールX」、「デパートY」が選定されている。また、検索ワード「書籍A」から、候補地として「書店I」、「Jブックセンター」が選定されている。また、検索ワード「E水族館」から、候補地として「E水族館」が選定されている。
また、図11では、選定された各候補地に対し、時間帯に基づく適合性の判定結果(具体的には、営業時間内か否か)が「○」、「×」で表されている。
自動車200の同乗者が使用する複数の端末装置10の特定方法は、上述した位置情報を用いる方法に限られない。
同乗者の端末装置10の他の特定方法としては、近距離無線通信による接続関係に基づく方法がある。
図12の例では、近距離無線通信としてのBluetoothにより、端末装置10(T1)が、端末装置10(T2)〜10(T4)と接続されている。サーバ装置100は、この接続関係に係る情報を端末装置10(T1)から取得して、相互に接続されている端末装置10(T1)〜10(T4)を、自動車200の車内にある端末装置10であると特定する。
なお、この方法を用いる場合にも、図2に示した位置情報を用いた端末装置10の特定方法を併用しても良い。
自動車200の同乗者が使用する複数の端末装置10の他の特定方法として、自動車200への乗車前に、自動車200に同乗するユーザの複数の端末装置10を予め指定しておく(予約しておく)方法がある。
例えば、自動車200への乗車前に、端末装置10の所定のアプリ(例えば、ナビアプリ)上で、ユーザU1からユーザU2〜U4に対し、自動車200に同乗した移動のイベントに招待する通知を送信する。この通知に対し、各ユーザU2〜U4が自身の端末装置10(T2)〜10(T4)で承諾の返信を行うことで、ユーザU1の端末装置10(T1)において、自動車200に同乗するユーザU1〜U4の端末装置10(T1)〜10(T4)の組み合わせを指定(予約)する端末指定データ(端末指定情報)が生成されて、サーバ装置100に送信される。
そして、自動車200乗車後にナビアプリを目的地予測モードで動作させると、サーバ装置100は、端末指定データにおいて同乗が予約されている端末装置10(T1)〜10(T4)から端末情報を取得して、上述した方法で目的地の予測、及び予測目的地に応じた情報の提供を行う。あるいは、サーバ装置100は、近距離無線通信で各端末装置10が接続されたタイミングで各ユーザが自動車200に乗車したものと判定して、端末情報の取得、目的地の予測及び情報提供を開始しても良い。また、サーバ装置100は、端末指定データを受信した時点で各端末装置10から端末情報を取得して、予め目的地の予測などの処理を行っても良い。
なお、この場合には、上記の操作に代えて、所定のアプリ(例えばナビアプリ)上で同乗者であることを申告するための所定のボタンを選択する入力操作がなされた場合に、端末指定データにおいて同乗者の端末装置10として登録されるようにしても良い。
以上のように、上記実施形態に係る情報処理装置としてのサーバ装置100は、制御部110を備え、制御部110は、同一の自動車200に同乗する複数のユーザが使用する複数の端末装置10の各々から、端末装置10に対応付けられた端末情報を取得し(取得部111)、取得された複数の端末装置10の各々に係る端末情報に基づいて、自動車200の目的地を予測し(予測部112)、予測された目的地に応じた情報を提供する(情報提供部113)。
このような情報提供方法によれば、同乗者の多くが関心を持っている事柄と関連性の高い地点を目的地として予測できるため、自動車200の目的地を正確に予測できる蓋然性を高めることができる。よって、より適切な目的地の予測に基づくより的確な情報提供を行うことができる。また、予測目的地が実際の目的地とは異なっていたとしても、同乗者の多くが関心を持っている地点に関する情報を提供できるため、ユーザの満足度や利便性の高いサービスを提供することができる。このようなユーザ体験を提供することで、目的地までの誘導案内を必要としない場合においても、ユーザが積極的にサービスを利用する(ナビアプリを立ち上げる)ように促すことができる。
本発明は、上記実施形態に限られるものではなく、様々な変更が可能である。
例えば、上記実施形態では、自動車200に同乗するユーザの複数の端末装置10(T1)〜(T4)がそれぞれサーバ装置100と通信を行う例を用いて説明したが、これに限定されない。例えば、端末装置10(T1)のみがサーバ装置100と通信を行い、端末装置10(T1)と端末装置10(T2)〜(T4)とが近距離無線通信などで通信を行う構成とした上で、端末装置10(T2)〜(T4)から端末装置10(T1)に送信された端末情報を端末装置10(T1)がサーバ装置100に送信するようにしても良い。
このような構成では、サーバ装置100を用いずに上記実施形態の方法の目的地の予測及び情報提供を行うことができる。
10 端末装置
11 制御部
12 記憶部
12a ナビアプリ
13 通信部
14 表示部
15 位置情報取得部
100 サーバ装置(情報処理装置)
110 制御部
111 取得部
112 予測部
113 情報提供部
120 記憶部
121 端末情報データ
121a 履歴情報データ
121b ユーザ情報データ
121c 位置情報データ
122 プログラム
130 通信部
200 自動車(移動手段)
Claims (19)
- 同一の移動手段に同乗する複数のユーザが使用する複数の端末装置の各々から、端末装置に対応付けられた端末情報を取得する取得部と、
取得された前記複数の端末装置の各々に係る前記端末情報に基づいて、前記移動手段の目的地を予測する予測部と、
前記予測部により予測された前記目的地に応じた情報を提供する情報提供部と、
を備えることを特徴とする情報処理装置。 - 前記端末情報は、前記端末装置の使用履歴に係る履歴情報を含むことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
- 前記履歴情報は、前記端末装置における検索履歴に係る情報を含むことを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
- 前記履歴情報は、前記端末装置を用いた商品の購入履歴に係る情報を含むことを特徴とする請求項2又は3に記載の情報処理装置。
- 前記予測部は、前記複数の端末装置の各々に係る前記履歴情報からキーワードをそれぞれ抽出し、抽出された複数の前記キーワードとの関連性の高さに関する所定条件を満たす候補地から前記目的地を予測することを特徴とする請求項2から4のいずれか一項に記載の情報処理装置。
- 前記予測部は、前記複数の端末装置の各々に係る前記履歴情報からキーワードをそれぞれ抽出し、最も多くの前記端末装置の前記履歴情報から抽出されたキーワードに基づいて前記目的地を予測することを特徴とする請求項2から4のいずれか一項に記載の情報処理装置。
- 前記予測部は、前記複数の端末装置の各々に係る前記端末情報に基づいて、前記複数のユーザの各々のコンテキストを推定し、当該コンテキストに基づいて前記目的地を予測することを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載の情報処理装置。
- 前記予測部は、前記複数の端末装置の各々に係る前記端末情報に基づいて、前記複数のユーザの各々のコンテキストを推定し、前記複数のユーザの各々の前記コンテキストに基づいて前記複数の端末装置の各々に係る前記履歴情報の重み付けを行い、当該重み付けがなされた前記履歴情報に基づいて前記目的地を予測することを特徴とする請求項2から6のいずれか一項に記載の情報処理装置。
- 前記端末情報は、前記端末装置の過去の位置情報を含むことを特徴とする請求項1から8のいずれか一項に記載の情報処理装置。
- 前記予測部は、前記目的地の予測を行っている時間帯に基づいて前記目的地を予測することを特徴とする請求項1から9のいずれか一項に記載の情報処理装置。
- 前記予測部は、前記目的地の複数の候補地を選定し、前記時間帯に基づいて前記複数の候補地のうち一部の候補地を除外した残りの候補地から前記目的地を予測することを特徴とする請求項10に記載の情報処理装置。
- 前記情報提供部は、前記予測部により予測された前記目的地を、推奨される行き先として提示することを特徴とする請求項1から11のいずれか一項に記載の情報処理装置。
- 前記取得部は、端末装置の位置情報に基づいて、一の端末装置から所定距離の範囲内にある端末装置を、同一の前記移動手段に同乗する前記複数のユーザが使用する前記複数の端末装置として特定し、当該特定された複数の端末装置の各々から前記端末情報を取得することを特徴とする請求項1から12のいずれか一項に記載の情報処理装置。
- 前記取得部は、端末装置の位置情報に基づいて、一の端末装置から所定距離の範囲内にあり、かつ移動経路が共通する二以上の端末装置を、同一の前記移動手段に同乗する前記複数のユーザが使用する前記複数の端末装置として特定し、当該特定された複数の端末装置の各々から前記端末情報を取得することを特徴とする請求項1から13のいずれか一項に記載の情報処理装置。
- 前記取得部は、前記移動手段の移動が開始された後に、前記複数の端末装置の特定、及び当該複数の端末装置の各々からの前記端末情報の取得を複数回行い、
前記予測部は、前記複数の端末装置の各々に係る最新の前記端末情報に基づいて前記目的地を予測し、当該予測の結果に応じて前記目的地を更新することを特徴とする請求項14に記載の情報処理装置。 - 前記取得部は、近距離無線通信により接続されている二以上の端末装置を、同一の前記移動手段に同乗する前記複数のユーザが使用する前記複数の端末装置として特定し、当該特定された複数の端末装置の各々から前記端末情報を取得することを特徴とする請求項1から15のいずれか一項に記載の情報処理装置。
- 前記取得部は、前記複数の端末装置の組み合わせを予め指定する端末指定情報に基づいて前記複数の端末装置を特定し、当該特定された複数の端末装置の各々から前記端末情報を取得することを特徴とする請求項1から12のいずれか一項に記載の情報処理装置。
- コンピューターが実行する情報提供方法であって、
同一の移動手段に同乗する複数のユーザが使用する複数の端末装置の各々から、端末装置に対応付けられた端末情報を取得する取得工程と、
取得された前記複数の端末装置の各々に係る前記端末情報に基づいて、前記移動手段の目的地を予測する予測工程と、
前記予測工程において予測された前記目的地に応じた情報を提供する情報提供工程と、
を含むことを特徴とする情報提供方法。 - 情報処理装置に設けられたコンピューターを、
同一の移動手段に同乗する複数のユーザが使用する複数の端末装置の各々から、端末装置に対応付けられた端末情報を取得する取得手段、
取得された前記複数の端末装置の各々に係る前記端末情報に基づいて、前記移動手段の目的地を予測する予測手段、
前記予測手段により予測された前記目的地に応じた情報を提供する情報提供手段、
として機能させることを特徴とするプログラム。
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