JP2020013469A - 電子記録債権の管理方法、管理サーバおよび管理プログラム - Google Patents

電子記録債権の管理方法、管理サーバおよび管理プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】利用者が、各電子記録債権に対する諾否回答状況を容易に確認することができること。【解決手段】本発明の管理サーバは、電子記録債権の諾否回答情報を受信すると、前記電子記録債権と関連付けてデータベースに記憶された回答状況情報を書き換える書換部と、前記データベースを参照して、所定の条件を満たす前記回答状況情報の一覧表示情報を生成する一覧表示情報生成部と、を有する。前記回答状況情報は、前記電子記録債権の諾否回答取引に対する回答未済、承諾および否認のいずれかに対応してもよい。前記書換部は、前記回答状況情報を回答未済から承諾または否認に書き換えてもよい。【選択図】図20

Description

本発明は、電子記録債権の管理方法、管理サーバおよび管理プログラムに関する。
従来、電子記録債権が決済手段として広く使用されている。電子記録債権の利用者(債権者および債務者)は、窓口金融機関を通じて電子債権記録機関(例えば、でんさいネット(登録商標))の記録原簿に記録することで、電子記録債権の発生、譲渡および支払等の手続きを行うことができる(特許文献1)。
特開2011−175571号公報
電子記録債権の取引手続には、利用者による諾否回答を必要とする電子記録債権の発生、変更、保証および支払取引(以下、「諾否回答取引」という。)がある。
諾否回答取引では、利用者が諾否回答の申請照会または通知照会をすることにより、各電子記録債権に対して個別に諾否回答状況を確認することができる。
しかし、各電子記録債権に対する個別の諾否回答状況の確認手続は煩雑であるため、利用者が諾否回答状況を確認することは容易ではないという問題がある。
そこで、本発明は、利用者が各電子記録債権に対する諾否回答状況を容易に確認することができることを目的の一つとする。
本発明の一実施形態によれば、電子記録債権の諾否回答情報を受信すると、電子記録債権と関連付けてデータベースに記憶された回答状況情報を書き換える書換部と、データベースを参照して、所定の条件を満たす回答状況情報の一覧表示情報を生成する一覧表示情報生成部と、を有する管理サーバが提供される。
回答状況情報は、電子記録債権の諾否回答取引に対する回答未済、承諾および否認のいずれかに対応してもよい。
書換部は、回答状況情報を回答未済から承諾または否認に書き換えてもよい。
所定の条件を満たす電子記録債権は、特定の債権者となる電子記録債権を含んでもよい。
一覧表示情報生成部は、端末からの要求に応じて、当該端末の利用者が債権者になっている電子記録債権と当該電子記録債権に関連付けられた回答状況情報を一覧表示するための一覧表示情報を生成してもよい。
所定の条件を満たす電子記録債権は、特定の債務者となる電子記録債権を含んでもよい。
一覧表示情報生成部は、端末からの要求に応じて、当該端末の利用者が債務者になっている電子記録債権と当該電子記録債権に関連付けられた回答状況情報を一覧表示するための一覧表示情報を生成してもよい。
所定の条件を満たす電子記録債権は、回答状況情報が回答未済である電子記録債権を含んでもよい。
書換部は、データベースに電子記録債権が記憶されてから所定の時間が経過すると、回答状況情報を回答未済からみなし否認に書き換えてもよい。
書換部は、電子記録債権の諾否回答取引に対する諾否回答情報を受信すると、データベースに当該電子記録債権が記憶されてから所定の時間が経過していた場合には、回答状況情報を回答未済からみなし否認に書き換えてもよい。
本発明の一実施形態によれば、電子記録債権と当該電子記録債権の諾否回答取引に対する回答未済、承諾および否認のいずれかに対応する回答状況情報を関連付けて記憶するデータベースに接続する管理サーバで実行する方法であって、電子記録債権の諾否回答取引に対する諾否回答情報を受信すると、当該諾否回答情報に応じて当該電子記録債権の回答状況情報を回答未済から承諾または否認に書き換え、データベースを参照して、所定の条件を満たす電子記録債権と当該電子記録債権に関連付けられた回答状況情報を一覧表示するための一覧表示情報を生成する管理方法が提供される。
本発明の一実施形態によれば、コンピュータを、電子記録債権と当該電子記録債権の諾否回答取引に対する回答未済、承諾および否認のいずれかに対応する回答状況情報を関連付けて記憶するデータベースにおける回答状況情報を書き換える書換部であって、電子記録債権の諾否回答取引に対する諾否回答情報を受信すると、当該諾否回答情報に応じて当該電子記録債権の回答状況情報を回答未済から承諾または否認に書き換える書換部と、データベースを参照して、所定の条件を満たす電子記録債権と当該電子記録債権に関連付けられた回答状況情報を一覧表示するための一覧表示情報を生成する一覧表示情報生成部、として機能させるためのプログラムが提供される。
本発明により、利用者は各電子記録債権に対する諾否回答状況を容易に確認することができる。
本発明の一実施形態にかかる電子記録債権処理システムを示す構成図である。 本発明の一実施形態にかかる管理装置の機能構成を示す構成図である。 本発明の一実施形態にかかる管理装置の記憶部が有する管理データベースを示す図である。 本発明の一実施形態にかかる電子記録債権の処理方法を示すフロー図である。 本発明の一実施形態にかかる管理装置の記憶部が有する管理データベースを示す図である。 本発明の一実施形態にかかる電子記録債権の処理方法を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態にかかる電子記録債権の処理方法を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態にかかる電子記録債権の処理方法を示すフロー図である。 本発明の一実施形態にかかる管理装置の記憶部が有する管理データベースを示す図である。 本発明の一実施形態にかかる電子記録債権の処理方法を示すフロー図である。 本発明の一実施形態にかかる管理装置の記憶部が有する管理データベースを示す図である。 本発明の一実施形態にかかる電子記録債権の処理方法を示すフロー図である。 本発明の一実施形態にかかる管理装置の記憶部が有する管理データベースを示す図である。 本発明の一実施形態にかかる電子記録債権の処理方法を示すフロー図である。 本発明の一実施形態にかかる管理装置の記憶部が有する管理データベースを示す図である。 本発明の一実施形態にかかる電子記録債権の処理方法を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態にかかる電子記録債権の処理方法を示すフロー図である。 本発明の一実施形態にかかる管理装置の記憶部が有する管理データベースを示す図である。 本発明の一実施形態にかかる電子記録債権の処理方法を示すフロー図である。 本発明の一実施形態にかかる電子記録債権を利用者端末において一覧表示したことを示す図である。 本発明の一実施形態にかかる電子記録債権を利用者端末において一覧表示したことを示す図である。 本発明の一実施形態にかかる電子記録債権を利用者端末において一覧表示したことを示す図である。 本発明の一実施形態にかかる電子記録債権を利用者端末において一覧表示したことを示す図である。 本発明の一実施形態にかかる電子記録債権の処理方法を示すフローチャートである。
以下、本発明の一実施形態における電子記録債権の管理方法、管理サーバおよび管理プログラムについて、図面を参照しながら詳細に説明する。以下に示す実施形態は本発明の実施形態の一例であって、本発明はこれらの実施形態に限定されるものではない。
(構成)
図1は、本発明の一実施形態にかかる電子記録債権処理システムを示す構成図である。図1には、記録機関サーバDN、第1金融機関サーバA1、第2金融機関サーバB1、電子記録債権の利用者c1の端末C1および利用者d1の端末D1が示されている。
この例では、利用者c1が電子記録債権の債権者であり、利用者d1が電子記録債権の債務者である。すなわち、利用者c1は債権者c1、利用者d1は債務者d1、端末C1は債権者端末C1および端末D1は債務者端末D1である。
なお、利用者d1が電子記録債権の債権者であり、利用者c1が電子記録債権の債務者でもよい。すなわち、利用者d1は債権者d1、利用者c1は債務者c1、端末D1は債権者端末D1および端末C1は債務者端末C1でもよい。
記録機関サーバDN、第1金融機関サーバA1、第2金融機関サーバB1、債権者端末C1および債務者端末D1は、それぞれネットワークNWを介して接続されている。
第1金融機関サーバA1は、債権者端末C1の窓口金融機関のサーバである。第1金融機関サーバA1は、後述する電子記録債権の管理装置MDを有する。債権者端末C1は、電子記録債権の管理装置MDを介して、第1金融機関サーバA1との情報通信をする。
第2金融機関サーバB1は、債務者端末D1の窓口金融機関のサーバである。債務者端末D1は、第2金融機関サーバB1との情報通信をする。
なお、債務者端末D1の窓口金融機関のサーバは、第1金融機関サーバA1でもよい。すなわち、債権者端末C1と債務者端末D1との窓口金融機関サーバは、同一の第1金融機関サーバA1でもよい。
(管理装置の機能構成)
図2は、本発明の一実施形態にかかる管理装置MDの機能構成を示す構成図である。第1金融機関サーバA1の電子記録債権の管理装置MDは、通信部102、記憶部104および制御部106を有する。
通信部102は、ネットワークNWを介して、他の装置と通信を行う通信モジュールである。この例では、通信は、インターネットを介して行われる。通信の対象となる他の装置は、記録機関サーバDN、第2金融機関サーバB1および債権者端末C1である。
記憶部104は、論理記憶領域である。具体的には、CPU内部の記憶領域、主記憶装置、補助記憶装置である。記憶部104は、制御部106の各種機能を実現させるプログラムおよび後述する電子記録債権の情報を管理する管理データベースDBを記憶する。
プログラムは、磁気記録媒体、光記録媒体、光磁気記録媒体または半導体メモリなどのコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記憶した状態で提供されてもよい。各プログラムは、ネットワークNW経由でダウンロードされてもよい。
管理データベースDBは、管理装置MDに対して外部装置として備えられてもよい。
ここで、図3を参照して、電子記録債権の情報を管理する管理データベースDBを説明する。図3は、本発明の一実施形態にかかる管理装置MDの記憶部104が有する管理データベースDBを示す図である。
管理データベースDBには、電子記録債権の情報が記憶されている。電子記録債権の情報は、電子記録債権を識別するための識別番号1〜6に対応する識別情報と、債権者、債務者、金融機関、取引内容、取引日および諾否回答状況に対応する管理情報とを含む。識別情報と管理情報とは、紐づけられて管理データベースDBに記憶されている。
具体的には、識別番号1〜6に対して、債権者X1〜X6、債権者金融機関a1〜a4、債務者Y1〜Y6、債務者金融機関a1、b1〜b3、諾否回答取引の回答内容、取引日および諾否回答状況が紐づけられて管理データベースDBに記憶されている。
取引内容は、諾否回答取引に対応する情報が記憶される。この例では、発生記録請求に対応する情報が記憶されている。諾否回答取引として、保証記録請求、変更記録請求および支払等記録請求に対応する情報が記憶されていてもよい。
取引日は、諾否回答取引の日時に対応する情報が記憶される。この例では、取引日は、諾否回答取引の日付に対応する情報が記憶されている。
諾否回答状況は、諾否回答取引に対する利用者による諾否回答状況に対応する情報が記憶されている。諾否回答状況は、承諾、否認、みなし否認および回答未済を含む。
図2に戻って説明を続ける。制御部106は、特定部108、書換部110、読出部112および一覧表示情報生成部114を有する。特定部108、書換部110、読出部112および一覧表示情報生成部114の機能は、記憶部104が有するプログラムにより実現される。
特定部108は、所定の条件を満たす電子記録債権を特定する機能部である。
例えば、特定部108は、通信部102が受信した識別情報と管理データベースDBに記憶されている識別情報とを参照し、双方の識別情報が一致するという条件を満たす電子記録債権を特定する。
また、例えば、特定部108は、取引日から所定の時間の経過という条件を満たす電子記録債権を特定する。所定の時間は、適宜、設定することができる。この例では、所定の時間は、5営業日に設定されている。
また、例えば、特定部108は、諾否回答状況が回答未済であるという条件を満たす電子記録債権を特定する。
また、例えば、特定部108は、通信部102が受信した情報が後述する成立情報であるという条件を満たす電子記録債権を特定する。
書換部110は、管理データベースDBに記憶されている管理情報を、特定部108が特定した電子記録債権の管理情報に書き換える機能部である。
読出部112は、管理データベースDBに記憶されている電子記録債権の識別情報と管理情報とを読み出す機能部である。読出部112は、債権者、債務者、金融機関、取引内容、取引日および諾否回答状況に対応する管理情報の全ての項目を読み出してもよいし、いくつかの項目を読み出してもよい。この例では、読出部112は、管理情報の全ての項目を読み出す。
一覧表示情報生成部114は、読出部112が管理データベースDBから読み出した識別情報と管理情報とを一覧表示するための一覧表示情報を生成する機能部である。
この例では、生成された一覧表示情報は、通信部102が債権者端末C1に送信し、債権者端末C1が一覧表示情報に基づいて識別情報と管理情報とを債権者端末C1において一覧表示する。
図4は、本発明の一実施形態にかかる電子記録債権の処理方法を示すフロー図である。具体的には、図4は、債権者c1が、電子記録債権の発生記録請求をしたことを債務者d1に通知するまでの電子記録債権の処理方法を示すフロー図である。
債権者端末C1が、第1金融機関サーバA1に電子記録債権の発生記録請求をするための記録請求情報を送信すると、図4のフローは開始する(ステップS102)。記録請求情報は、電子記録債権の識別情報と管理情報とを含む。
第1金融機関サーバA1は、記録請求情報を受信すると、管理データベースDBに記録請求情報を記憶する(ステップS104)。具体的には、金融機関サーバA1は、管理データベースDBに、識別番号1に対応する識別情報と、債権者c1、債務者d1、金融機関b1、諾否回答取引として発生記録請求、取引日として2018年1月11日および諾否回答状況として回答未済に対応する管理情報とを記憶する。
金融機関サーバA1は、管理データベースDBに記録請求情報を記憶すると、記録機関サーバDNに記録請求情報を送信する(ステップS106)。
記録機関サーバDNは、記録請求情報を受信すると、請求受付簿に記録請求情報を記録する(ステップS108)。
記録機関サーバDNは、請求受付簿に記録請求情報を記録すると、第2金融機関サーバB1に記録請求情報を送信する(ステップS110)。
第2金融機関サーバB1は、記録請求情報を受信すると、債務者端末D1に記録請求情報を送信し(ステップS112)、債務者d1に諾否の問い合わせをすると、図4に示されるフローは終了する。
上述した識別番号1の電子記録債権と同様に、識別番号2〜識別番号4の電子記録債権についても順に図4に示されるフローを行う。
図5は、本発明の一実施形態にかかる管理装置MDの記憶部104が有する管理データベースDBを示す図である。具体的には、図5は、第1金融機関サーバA1が債権者端末C1から識別番号4の電子記録債権に関する記録請求情報を受信した時点における管理データベースDBを示す図である。
識別番号1の電子記録債権は、債務者d1が電子記録債権の発生について承諾も否認もしていないので、諾否回答状況は回答未済の状態である。また、識別番号2〜識別番号4の電子記録債権も同様に、諾否回答状況は回答未済の状態である。
図6は、本発明の一実施形態にかかる電子記録債権の処理方法を示すフローチャートである。具体的には、図6は、図5のフローの後、第1金融機関サーバA1が管理データベースDBの諾否回答状況をみなし否認に書き換える電子記録債権の処理方法を示すフローチャートである。
この例では、特定部108が、1日1回、特定の時刻に、自動でフローを開始する。なお、自動でフローを開始する条件は、適宜、設定することができる。
フローが開始すると、特定部108は、管理データベースDBに記憶されている電子記録債権のうち、取引日から5営業日を経過し、かつ、諾否回答状況が回答未済の電子記録債権を特定する(ステップS12)。
特定部108が電子記録債権を特定すると、書換部110は、特定された電子記録債権の諾否回答状況を回答未済からみなし否認へと書き換え(ステップS14)、図6に示されるフローは終了する。
図7は、本発明の一実施形態にかかる電子記録債権の処理方法を示すフローチャートである。具体的には、図7は、図6のフローの後、第1金融機関サーバA1が管理データベースDBの諾否回答状況を承諾または否認に書き換える電子記録債権の処理方法を示すフローチャートである。
第1金融機関サーバA1が、記録機関サーバDNから、成立情報または不成立情報を受信すると、図7に示されるフローは開始する。
成立情報は、債務者d1が電子記録債権の記録成立を承諾したことに対応する情報である。また、不成立情報は、債務者d1が電子記録債権の記録成立を否認したことに対応する情報である。
図7に示されるフローが開始すると、特定部108は、受信した成立情報または不成立情報に含まれる識別情報に基づいて識別される電子記録債権を特定する(ステップS22)。
特定部108が特定した電子記録債権のうち、特定された電子記録債権の諾否回答状況が回答未済であり、かつ、受信した情報が成立情報である電子記録債権については(ステップS24:Yes、ステップS26:Yes)、書換部110が電子記録債権の諾否回答状況を回答未済から承諾に書き換える(ステップS28)。
書換部110が電子記録債権の諾否回答状況を回答未済から承諾に書き換えると、通信部102が債権者端末C1に電子記録債権の成立情報を送信し(ステップS30)、図7に示されるフローが終了する。
また、特定部108が特定した電子記録債権のうち、特定された電子記録債権の諾否回答状況が回答未済であり、かつ、受信した情報が不成立情報である電子記録債権については(ステップS24:Yes、ステップS26:No)、書換部110が電子記録債権の諾否回答状況を回答未済から否認に書き換える(ステップS32)。
書換部110が電子記録債権の諾否回答状況を回答未済から否認に書き換えると、通信部102が債権者端末C1に電子記録債権の不成立情報を送信し(ステップS34)、図7に示されるフローが終了する。
一方、特定部108が特定した電子記録債権のうち、特定された電子記録債権の諾否回答状況が回答未済でない電子記録債権については(ステップS24:No)、図6に示されるフローにより諾否回答状況としてみなし否認が記録済である。そのため、通信部102が債権者端末C1に電子記録債権の不成立情報を送信し(ステップS36)、図7に示されるフローが終了する。
以下では、図6と図7とに示されるフローを、図8から図17のフロー図と管理データベースDBを示す図とを用いて、より詳しく説明する。
図8は、本発明の一実施形態にかかる電子記録債権の処理方法を示すフロー図である。具体的には、図8は、図5に示されるフローの後、債務者d1が債権者c1に発生記録請求の内容に承諾したことを債権者c1に通知するまでの電子記録債権の処理方法を示すフロー図である。
債務者端末D1が、第2金融機関サーバB1に、識別番号1により識別される電子記録債権の発生記録請求の内容に承諾をするための承諾情報を送信すると(ステップS202)、図8に示されるフローは開始する。
第2金融機関サーバB1は、承諾情報を受信すると、記録機関サーバDNに承諾情報を送信する(ステップS204)。
第2金融機関サーバB1が記録機関サーバDNに承諾情報を送信すると、記録機関サーバDNは、発生記録を成立させる(ステップS206)。
記録機関サーバDNは、発生記録を成立させると、第1金融機関サーバA1に、発生記録が成立したことを債権者c1に通知するための成立情報を送信する(ステップS208)。
第1金融機関サーバA1は、記録機関サーバDNから成立情報を受信すると、成立情報に関する電子記録債権を特定する(ステップS210)。
第1金融機関サーバA1は、成立情報に関する電子記録債権を特定すると、特定された電子記録債権の諾否回答状況を回答未済から承諾へと書き換える(ステップS212)。
第1金融機関サーバA1は、特定された電子記録債権の諾否回答状況を回答未済から承諾へと書き換えると、債権者端末C1に成立情報を送信する(ステップS214)。
一方、記録機関サーバDNは、発生記録を成立させると、第2金融機関サーバB1に、発生記録が成立したことを債務者d1に通知するための成立情報を送信する(ステップS216)。
第2金融機関サーバB1は、記録機関サーバDNから成立情報を受信すると、債務者端末D1に成立情報を送信する(ステップS218)。
図9は、本発明の一実施形態にかかる管理装置の記憶部が有する管理データベースを示す図である。具体的には、図9は、第1金融機関サーバA1が記録機関サーバDNから成立情報を受信した時点における管理データベースDBを示す図である。
識別番号1により識別される電子記録債権の諾否回答状況は、図5に示される回答未済から、図9に示される承諾へと書き換えられる。
図10は、本発明の一実施形態にかかる電子記録債権の処理方法を示すフロー図である。具体的には、図10は、図5に示されるフローの後、債務者d1が債権者c1に電子記録債権の発生記録請求の内容に否認をしたことを債権者c1に通知するまでの電子記録債権の処理方法を示すフロー図である。
債務者d1が、債務者端末D1から第2金融機関サーバB1に、識別番号2により識別される電子記録債権の発生記録請求の内容に否認をするための否認情報を送信すると(ステップS302)、図10に示されるフローは開始する。
第2金融機関サーバB1は、否認情報を受信すると、記録機関サーバDNに否認情報を送信する(ステップS304)。
記録機関サーバDNは、第2金融機関サーバB1から否認情報を受信すると、発生記録を成立させない(ステップS306)。
記録機関サーバDNは、発生記録を成立させないと、第1金融機関サーバA1に、発生記録が成立しなかったことを債権者c1に通知するための不成立情報を送信する(ステップS308)。
第1金融機関サーバA1は、記録機関サーバDNから、不成立情報を受信すると、不成立情報に関する電子記録債権を特定する(ステップS310)。
第1金融機関サーバA1は、不成立情報に関する電子記録債権を特定すると、特定された電子記録債権の諾否回答状況を回答未済から否認へと書き換える(ステップS312)。
第1金融機関サーバA1は、特定された電子記録債権の諾否回答状況を回答未済から否認へと書き換えると、不成立情報を債権者端末C1へと送信する(ステップS314)。
一方、記録機関サーバDNは、発生記録を成立させないと、第2金融機関サーバB1に発生記録が成立しなかったことを債務者d1に通知するための不成立情報を送信する(ステップS316)。
第2金融機関サーバB1は、記録機関サーバDNから不成立情報を受信すると、不成立情報を債務者端末D1へと送信し(ステップS318)、図10に示されるフローは終了する。
図11は、本発明の一実施形態にかかる管理装置の記憶部が有する管理データベースを示す図である。具体的には、図11は、第1金融機関サーバA1が記録機関サーバDNから不成立情報を受信した時点における管理データベースDBを示す図である。
識別番号2により識別される電子記録債権の諾否回答状況は、図5に示される回答未済から、図11に示される否認へと書き換えられる。
図12は、本発明の一実施形態にかかる電子記録債権の処理方法を示すフロー図である。具体的には、図12は、図5に示されるフローの後、債務者d1が債権者c1に電子記録債権の発生記録請求の内容に承諾および否認をすることなく、5営業日を経過した電子記録債権の処理方法を示すフロー図である。
債務者d1が債権者c1に電子記録債権の発生記録請求の内容に承諾および否認をすることなく5営業日を経過した場合、記録機関サーバDNが、発生記録を成立させないと(ステップS402)、図12に示されるフローは開始する。
記録機関サーバDNは、発生記録を成立させないと、第1金融機関サーバA1に電子記録債権の発生記録が成立しなかったことを債権者c1に通知するための不成立情報を送信する(ステップS404)。
第1金融機関サーバA1は、記録機関サーバDNから、不成立情報を受信すると、不成立情報に関する電子記録債権を特定する(ステップS406)。
第1金融機関サーバA1は、不成立情報に関する電子記録債権を特定すると、特定された電子記録債権の諾否回答状況を回答未済からみなし否認へと書き換える(ステップS408)。
第1金融機関サーバA1は、特定された電子記録債権の諾否回答状況を回答未済からみなし否認へと書き換えると、不成立情報を債権者端末C1へと送信する(ステップS410)。
一方、記録機関サーバDNは、発生記録を成立させないと、第2金融機関サーバB1に発生記録が成立しなかったことを債務者d1に通知するための不成立情報を送信する(ステップS412)。
第2金融機関サーバB1は、記録機関サーバDNから、不成立情報を受信すると、不成立情報を債務者端末D1へと送信し(ステップS414)、図12に示されるフローは終了する。
図13は、本発明の一実施形態にかかる管理装置の記憶部が有する管理データベースを示す図である。具体的には、図13は、第1金融機関サーバA1が記録機関サーバDNから不成立情報を受信した時点における管理データベースDBを示す図である。
識別番号3により識別される電子記録債権の諾否回答状況は、図5に示される回答未済から、図6に示されるフローにより、みなし否認へと書き換えられている。
図14は、本発明の一実施形態にかかる電子記録債権の処理方法を示すフロー図である。図4とは異なり、図14では、c1が債務者であり、d1が債権者である。具体的には、図14は、債権者d1が、債務者c1に電子記録債権の発生記録請求をしたことを債務者c1に通知するまでの電子記録債権の処理方法を示すフロー図である。
債権者端末D1が、第2金融機関サーバB1に発生記録請求をするための記録請求情報を送信すると(ステップS502)、図14のフローは開始する。
第2金融機関サーバB1は、記録請求情報を受信すると、記録機関サーバDNに記録請求情報を送信する(ステップS504)。
記録機関サーバDNは、記録請求情報を受信すると、請求受付簿に記録請求情報を記録する(ステップS506)。
記録機関サーバDNは、請求受付簿に記録請求情報を記録すると、第1金融機関サーバA1に記録請求情報を送信する(ステップS508)。
第1金融機関サーバA1は、記録機関サーバDNから記録請求情報を受信すると、管理データベースDBに記録請求情報を記憶する(ステップS510)。具体的には、金融機関サーバA1は、管理データベースDBに、識別番号5に対応する識別情報と、債権者d1、債務者c1、金融機関b1、諾否回答取引として発生記録請求、取引日として2018年1月11日および諾否回答状況として回答未済に対応する管理情報とを記憶する。
金融機関サーバA1は、管理データベースDBに記録請求情報を記憶すると、債務者端末C1に記録請求情報を送信し(ステップS512)、図14に示されるフローは終了する。
上述した識別番号5の電子記録債権と同様に、識別番号6の電子記録債権についても順に図14に示されるフローを行う。
図15は、本発明の一実施形態にかかる管理装置の記憶部が有する管理データベースを示す図である。具体的には、図15は、第1金融機関サーバA1が記録機関サーバDNから識別番号6に関する電子記録債権の記録請求情報を受信した時点における管理データベースDBを示す図である。
識別番号5の電子記録債権は、債務者c1が電子記録債権の発生について承諾も否認もしていないので、諾否回答状況は回答未済の状態である。また、識別番号6の電子記録債権も同様に、諾否回答状況は回答未済の状態である。
図16は、本発明の一実施形態にかかる電子記録債権の処理方法を示すフローチャートである。具体的には、図16は、図14のフローの後、第1金融機関サーバA1が管理データベースDBの諾否回答状況を承諾または否認に書き換える電子記録債権の処理方法を示すフローチャートである。
第1金融機関サーバA1が、債務者端末C1から、承諾情報または否認情報を受信すると、図16に示されるフローは開始する。
承諾情報は、債務者c1が電子記録債権の記録成立を承諾したことに対応する情報である。また、否認情報は、債務者c1が電子記録債権の記録成立を否認したことに対応する情報である。
図16に示されるフローが開始すると、特定部108は、受信した承諾情報または否認情報に含まれる識別情報に基づいて識別される電子記録債権を特定する(ステップS42)。
特定部108が特定した電子記録債権のうち、受信した情報が承諾情報である電子記録債権については(ステップS44:Yes)、書換部110が電子記録債権の諾否回答状況を回答未済から承諾に書き換える(ステップS46)。
書換部110が電子記録債権の諾否回答状況を回答未済から承諾に書き換えると、通信部102が債権者端末C1に電子記録債権の承諾情報を送信し(ステップS48)、図16に示されるフローが終了する。
また、特定部108が特定した電子記録債権のうち、受信した情報が否認情報である電子記録債権については(ステップS44:No)、書換部110が電子記録債権の諾否回答状況を回答未済から否認に書き換える(ステップS50)。
書換部110が電子記録債権の諾否回答状況を回答未済から否認に書き換えると、通信部102が債権者端末C1に電子記録債権の否認情報を送信し(ステップS52)、図16に示されるフローが終了する。
図17は、本発明の一実施形態にかかる電子記録債権の処理方法を示すフロー図である。具体的には、図16は、図14に示されるフローの後、債務者c1が債権者d1に電子記録債権の発生記録請求の内容に承諾をしたことを債権者d1に通知するまでの電子記録債権の処理方法を示すフロー図である。
債務者端末C1が第1金融機関サーバA1に、識別番号5により識別される電子記録債権の発生記録請求の承諾をするための承諾情報を送信すると(ステップS602)、図17のフローは開始する。
第1金融機関サーバA1は、承諾情報を受信すると、承諾情報に関する電子記録債権を特定する(ステップS604)。
第1金融機関サーバA1は、承諾情報に関する電子記録債権を特定すると、特定された電子記録債権の諾否回答状況を回答未済から承諾へと書き換える(ステップS606)。
第1金融機関サーバA1は、特定された電子記録債権の諾否回答状況を回答未済から承諾へと書き換えると、承諾情報を記録機関サーバDNへと送信する(ステップS608)。
記録機関サーバDNは、第1金融機関サーバA1から承諾情報を受信すると、発生記録を成立させる(ステップS610)。
記録機関サーバDNは、発生記録を成立させると、第1金融機関サーバA1に発生記録が成立したことを債務者c1に通知するための成立情報を送信する(ステップS612)。
第1金融機関サーバA1は、成立情報を受信すると、債務者端末C1に成立情報を送信する(ステップS614)。
また、記録機関サーバDNは、発生記録を成立させると、第2金融機関サーバB1に発生記録が成立したことを債権者d1に通知するための成立情報を送信する(ステップS616)。
第2金融機関サーバB1は、成立情報を受信すると、債権者端末D1に成立情報を送信し(ステップS618)、図17に示されるフローは終了する。
図18は、本発明の一実施形態にかかる管理装置の記憶部が有する管理データベースを示す図である。具体的には、図18は、第1金融機関サーバA1が債務者端末C1から承諾情報を受信した時点における管理データベースDBを示す図である。
識別番号5により識別される電子記録債権の諾否回答状況は、図5に示される回答未済から、図18に示される承諾へと書き換えられる。
(一覧表示請求)
図19は、本発明の一実施形態にかかる電子記録債権の処理方法を示すフロー図である。具体的には、図19は、債権者c1が、第1金融機関サーバA1に諾否回答状況が回答未済の電子記録債権の一覧表示請求をし、第1金融機関サーバA1から一覧表示情報を受信するまでの電子記録債権の処理方法を示すフロー図である。
債権者端末C1が、金融機関サーバA1に電子記録債権の諾否回答状況が回答未済の状態の電子記録債権のみを一覧表示するための一覧表示請求情報を送信すると(ステップS702)、図19のフローは開始する。
第1金融機関サーバA1は、一覧表示請求情報を受信すると、管理データベースDBの諾否回答状況を参照し、回答未済の状態にある電子記録債権のみを読み出す(ステップS704)。
第1金融機関サーバA1は、回答未済の状態にある電子記録債権のみを読み出すと、回答未済の状態にある電子記録債権のみを一覧表示するための一覧表示情報を生成する(ステップS706)。
第1金融機関サーバA1は、一覧表示情報を生成すると、債権者端末C1に一覧表示情報を送信し(ステップS708)、図19に示されるフローは終了する。
(一覧表示画面)
図20は、本発明の一実施形態にかかる電子記録債権を利用者c1の端末C1における一覧表示したことを示す図である。具体的には、図20は、図19のフローの後、回答未済の電子記録債権を端末C1において一覧表示した一覧表示画面EXを示す図である。
この例では、管理データベースDBの識別番号4と識別番号6に関する電子記録債権が回答未済なので、利用者c1の端末C1では、識別番号4と識別番号6の電子記録債権に関する識別情報と管理情報とが一覧表示される。
そのため、利用者c1は、回答未済の電子記録債権を容易に確認することができる。利用者c1は、相手方の利用者d1に諾否回答を要求し、または、諾否回答することにより、諾否回答取引に関する電子記録債権の諾否回答漏れを防止することができる。
図21は、本発明の一実施形態にかかる電子記録債権を利用者c1の端末C1において一覧表示したことを示す図である。具体的には、図21は、図19のフローの後、利用者c1が債権者である電子記録債権を端末C1において一覧表示した一覧表示画面EXを示す図である。
この例では、管理データベースDBの識別番号1〜識別番号4に関する電子記録債権の債権者が利用者c1なので、利用者c1の端末C1では、識別番号1〜識別番号4の電子記録債権に関する識別情報と管理情報とが一覧表示される。
そのため、利用者c1は、自身が債権者である電子記録債権を容易に確認することができる。利用者c1は、相手方の利用者d1に諾否回答を要求することにより、諾否回答取引に関する電子記録債権の諾否回答漏れを防止することができる。また、利用者c1は、債権回収の有無を容易に確認することができる。
図22は、本発明の一実施形態にかかる電子記録債権を利用者c1の端末C1において一覧表示したことを示す図である。具体的には、図22は、図19のフローの後、利用者c1が債務者である電子記録債権を端末C1において一覧表示した一覧表示画面EXを示す図である。
この例では、管理データベースDBの識別番号5および識別番号6に関する電子記録債権の債務者が利用者c1なので、利用者c1の端末C1では、識別番号5および識別番号6の電子記録債権に関する識別情報と管理情報とが一覧表示される。
そのため、利用者c1は、自身が債務者である電子記録債権を容易に確認することができる。利用者c1は、相手方の利用者d1に諾否回答することにより、諾否回答取引に関する電子記録債権の諾否回答漏れを防止することができる。また、利用者c1は、弁済の有無を容易に確認することができる。
図23は、本発明の一実施形態にかかる電子記録債権を利用者c1の端末C1において一覧表示したことを示す図である。具体的には、図20は、図19のフローの後、利用者c1において一覧表示した一覧表示画面EXを示す図である。
この例では、管理データベースDBの識別番号1〜識別番号6に関する電子記録債権の債務者が利用者c1なので、利用者c1の端末C1では、識別番号1〜識別番号6の電子記録債権に関する識別情報と管理情報とが一覧表示される。
そのため、利用者c1は、自身が債権者または債務者である電子記録債権を容易に確認することができる。利用者c1は、相手方の利用者d1に諾否回答を要求し、または、諾否回答することにより、諾否回答取引に関する電子記録債権の諾否回答漏れを防止することができる。また、利用者c1は、債権回収および弁済の有無を容易に確認することができる。
このように、本発明の一実施形態によると、特定の電子記録債権について、識別番号、債権者、債務者、取引、取引日および諾否回答状況を紐づけて、債権者の端末において管理情報を一覧表示することができる。そのため、利用者は、各電子記録債権に対する諾否回答状況を容易に確認することができる。
(変形例)
図24は、本発明の一実施形態にかかる電子記録債権の処理方法を示すフローチャートである。具体的には、図24は、図5のフローの後、図6および図7に代えて、第1金融機関サーバA1が管理データベースDBの諾否回答状況を承諾、否認またはみなし否認に書き換える電子記録債権の処理方法を示すフローチャートである。
第1金融機関サーバA1が、記録機関サーバDNから、成立情報または不成立情報を受信すると、図24のフローは開始する。
図24のフローが開始すると、特定部108は、受信した成立情報または不成立情報により識別される電子記録債権を特定する(ステップS62)。
特定部108が特定した電子記録債権のうち、受信した情報が成立情報である電子記録債権については(ステップS64:Yes)、書換部110が電子記録債権の諾否回答状況を回答未済から承諾に書き換える(ステップS66)。
書換部110は、電子記録債権の諾否回答状況を回答未済から承諾に書き換えると、債権者端末C1に電子記録債権の成立情報を送信し(ステップS68)、図21に示されるフローが終了する。
また、特定部108が特定した電子記録債権のうち、受信した情報が不成立情報であり、かつ、特定された電子記録債権が取引日から5営業日を経過していない電子記録債権については(ステップS64:No、ステップS70:No)、書換部110が電子記録債権の諾否回答状況を回答未済から否認に書き換える(ステップS72)。
書換部110は、電子記録債権の諾否回答状況を回答未済から否認に書き換えると、債権者端末C1に電子記録債権の不成立情報を送信し(ステップS74)、図24に示されるフローが終了する。
一方、特定部108が特定した電子記録債権のうち、受信した情報が不成立情報であり、かつ、特定された電子記録債権が取引日から5営業日を経過している電子記録債権については(ステップS64:No、ステップS70:Yes)、書換部110が電子記録債権の諾否回答状況を回答未済からみなし否認に書き換える(ステップS76)。
書換部110は、諾否回答状況を回答未済からみなし否認へと書き換えると、債権者端末C1に電子記録債権の不成立情報を送信し(ステップS78)、図24のフローが終了する。
このように、前述した実施形態のように、記録機関サーバDNからの情報の受信に基づいて5営業日の経過を判定するのとは異なり、変形例では、第1金融機関サーバA1が、1日1回、5営業日の経過を判定する。
この変形例によっても、特定の電子記録債権について、識別番号、債権者、債務者、取引、取引日および諾否回答状況を紐づけて、債権者の端末において管理情報を一覧表示することができる。そのため、利用者は、各電子記録債権に対する諾否回答状況を容易に確認することができる。
以上説明したように本実施形態の電子記録債権の処理方法によれば、利用者は、各電子記録債権に対する諾否回答状況を容易に確認することができ、利便性の高い電子記録債権の管理方法、管理装置および管理プログラムを提供することが可能となる。
A1:第1金融機関サーバ、a1:第1金融機関、B1:第2金融機関サーバ、b1:第2金融機関、C1,D1:利用者端末、c1,d1:利用者、DN:記録機関サーバ、NW:ネットワーク、102:通信部、104:記憶部、106:制御部、108:特定部、110:書換部、112:読出部、114:一覧表示情報生成部、MD:管理装置、DB:管理データベース、EX:一覧表示画面

Claims (12)

  1. 電子記録債権の諾否回答情報を受信すると、前記電子記録債権と関連付けてデータベースに記憶された回答状況情報を書き換える書換部と、
    前記データベースを参照して、所定の条件を満たす前記回答状況情報の一覧表示情報を生成する一覧表示情報生成部と、を有する管理サーバ。
  2. 前記回答状況情報は、前記電子記録債権の諾否回答取引に対する回答未済、承諾および否認のいずれかに対応する請求項1に記載の管理サーバ。
  3. 前記書換部は、前記回答状況情報を回答未済から承諾または否認に書き換える請求項1または請求項2に記載の管理サーバ。
  4. 前記所定の条件を満たす電子記録債権は、特定の債権者となる電子記録債権を含む、請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の管理サーバ。
  5. 前記一覧表示情報生成部は、端末からの要求に応じて、当該端末の利用者が債権者になっている前記電子記録債権と当該電子記録債権に関連付けられた前記回答状況情報を一覧表示するための一覧表示情報を生成する、請求項4に記載の管理サーバ。
  6. 前記所定の条件を満たす電子記録債権は、特定の債務者となる電子記録債権を含む、請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の管理サーバ。
  7. 前記一覧表示情報生成部は、端末からの要求に応じて、当該端末の利用者が債務者になっている前記電子記録債権と当該電子記録債権に関連付けられた前記回答状況情報を一覧表示するための一覧表示情報を生成する、請求項6に記載の管理サーバ。
  8. 前記所定の条件を満たす電子記録債権は、前記回答状況情報が回答未済である電子記録債権を含む、請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の管理サーバ。
  9. 前記書換部は、前記データベースに前記電子記録債権が記憶されてから所定の時間が経過すると、前記回答状況情報を回答未済からみなし否認に書き換える、請求項1ないし請求項8のいずれか1項に記載の管理サーバ。
  10. 前記書換部は、前記電子記録債権の諾否回答取引に対する諾否回答情報を受信すると、前記データベースに当該電子記録債権が記憶されてから所定の時間が経過していた場合には、前記回答状況情報を回答未済からみなし否認に書き換える、請求項1ないし請求項8のいずれか1項に記載の管理サーバ。
  11. 電子記録債権と当該電子記録債権の諾否回答取引に対する回答未済、承諾および否認のいずれかに対応する回答状況情報を関連付けて記憶するデータベースに接続する管理サーバで実行する方法であって、
    前記電子記録債権の諾否回答取引に対する諾否回答情報を受信すると、当該諾否回答情報に応じて当該電子記録債権の前記回答状況情報を回答未済から承諾または否認に書き換え、
    前記データベースを参照して、所定の条件を満たす前記電子記録債権と当該電子記録債権に関連付けられた前記回答状況情報を一覧表示するための一覧表示情報を生成する管理方法。
  12. コンピュータを、
    電子記録債権と当該電子記録債権の諾否回答取引に対する回答未済、承諾および否認のいずれかに対応する回答状況情報を関連付けて記憶するデータベースにおける前記回答状況情報を書き換える書換部であって、前記電子記録債権の諾否回答取引に対する諾否回答情報を受信すると、当該諾否回答情報に応じて当該電子記録債権の前記回答状況情報を回答未済から承諾または否認に書き換える書換部と、
    前記データベースを参照して、所定の条件を満たす前記電子記録債権と当該電子記録債権に関連付けられた前記回答状況情報を一覧表示するための一覧表示情報を生成する一覧表示情報生成部、
    として機能させるためのプログラム。
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