JP2020013239A - モデル検査装置、及び、設計ルール改変支援方法 - Google Patents

モデル検査装置、及び、設計ルール改変支援方法 Download PDF

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Abstract

【課題】設計ルールに基づきソフトウェアモデルを検査するための判定プログラムの修正を容易にすることができるモデル検査装置及び設計ルール改変支援方法を提供する。【解決手段】モデル検査装置は、設計ルールに定められたパラメータ項目およびそこに設定された基準パラメータ内容に基づき、検査対象ソフトウェアモデルを検査するモデル検査部20と、モデル検査部によるソフトウェアモデルの検査においてパラメータ項目に設定されたパラメータ内容が基準パラメータ内容と不適合と判定された結果を含む不適合結果を記憶する不適合結果記憶部34と、不適合結果の傾向に基づいて、不適合結果の判定に用いられた設計ルールにおけるパラメータ項目の基準パラメータ内容を改変すべきか否か判定し、改変が要となった場合に、不適合結果の傾向に基づいてパラメータ項目の基準パラメータ内容の変更案を作成するテーラリング部45と、を有する。【選択図】図2

Description

本発明は、ソフトウェアモデルを設計ルールに基づいて検査するモデル検査装置において設計ルールを個別のプロジェクトに対してテーラリングする技術に関する。
例えば、自動車に搭載されて自動車の各部を制御する車載制御装置に搭載されるソフトウェアの設計において、設計効率向上のために、ソフトウェアの構造や振る舞いをモデル化したソフトウェアモデルを用いる手法が広く用いられている。これをモデルベース開発という。それでも、近年では、ソフトウェアモデルの複雑化、大規模化に伴い、品質の確保が困難になり、開発工数が増大している。
これに対して、ソフトウェアモデルの記述を規定した設計ルールを設定し、その設計ルールに従ってソフトウェアモデルを記述することで、ソフトウェアモデルの品質を確保する方法がある。良く知られたものとして、MAAB(MATLAB Automotive Advisory Board)ガイドラインやJMAAB(Japan MAAB)制御モデリングガイドラインがある。
さらに、ソフトウェアモデルが設計ルールに準拠するか否かを自動で検査するモデル検査装置によりソフトウェアモデルの検査が行われている。例えばThe MathWorks社のモデルアドバイザーが存在する。The MathWorksは登録商標である。モデル検査装置は、設計ルールに対応して予め作成された判定プログラムを実装し、その判定プログラムを用いてソフトウェアモデルの検査を行う。
しかしながら、設計ルールは全てのプロジェクトの開発において共通のものが用いられる訳ではなく、各プロジェクトにより異なっている。そのため、個々のプロジェクトでは、標準的な設計ルールや既存の設計ルールを当該プロジェクトに合うように修正して用いられる。
特許文献1には、設計ルールの修正の要否を検討し、修正要と判断された場合に、設計ルールの変更案をタイムリーにユーザに配信することを可能にする手法が記載されている。特許文献1に記載された手法では、ソフトウェアモデルをチェックすることにより得られたパラメータと、設計ルールで定められた基準となるパラメータとに基づき設計ルールの妥当性を判断し、必要に応じて変更案を提示する。
国際公開第2012/053103号
設計ルールが修正されれば、ソフトウェアモデルを検査する判定プログラムもそれに合わせて修正する必要がある。しかしながら、特許文献1に記載された手法は、設計ルールの修正に伴う判定プログラムの修正を考慮しておらず、提示される設計ルールの変更案は判定プログラムに自動的にあるいは機械的に適用できるものではない。そのため、当該手法によりモデル検査装置のテーラリングを行う場合、開発者は、提示された設計ルールの変更案に対して判定プログラムをどのように修正するか検討したり、実際に判定プログラムを修正したりする必要があった。そのため開発工数が増大していた。
本発明の目的は、プロジェクトに合わせた設計ルールの修正において、その設計ルールに基づきソフトウェアモデルを検査するための判定プログラムの修正を容易にする技術を提供することである。
本発明の一態様に係るモデル検査装置は、改変対象となる対象設計ルールに定められたパラメータ項目およびそこに設定された基準パラメータ内容に基づき、前記対象設計ルールによる検査対象となる対象ソフトウェアモデルを前記対象設計ルールで検査するモデル検査部と、設計ルールに定められたパラメータ項目およびそこに設定された基準パラメータ内容に基づき、ソフトウェアモデルに記述されたパラメータ項目に設定されたパラメータ内容を検査するソフトウェアモデル検査において不適合があったときの、前記設計ルールを示す設計ルール識別情報と、前記不適合となったパラメータ項目およびパラメータ内容と、を含む履歴情報を記憶する記憶部と、前記モデル検査部による検査で不適合が生じた場合に、前記履歴情報の傾向に基づいて、前記対象設計ルールによる検査で不適合となったパラメータ項目の基準パラメータ内容を改変すべきか否か判定し、改変が要となった場合に、前記履歴情報の傾向に基づいて当該パラメータ項目の当該基準パラメータ内容の変更案を作成するテーラリング部と、を有する。
本発明によれば、プロジェクトに合わせた設計ルールの修正において、その設計ルールに基づきソフトウェアモデルを検査するための判定プログラムの修正が容易になる。
モデル検査装置の概要を示す図である。 一実施の形態に係るテーラリング付きモデル検査装置の構成例を示す図である。 テーラリング付きモデル検査装置における処理の一例を示すフローチャートである。 ソフトウェアモデルの1−D Lookup Tableブロックに関し、当初の基準の設計ルールと、或るプロジェクトで定められた設計ルールとの関係の一例を示す図である。 情報選択部の処理の一例を説明するための図である。 テーラリング実行確認画面の一例を示す図である。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。
<概要>
図1は、モデル検査装置の概要を示す図である。
図1に示すように、モデル検査装置18は、設計ルール13及びチェック対象のソフトウェアモデル11が入力されると、当該ソフトウェアモデル11が当該設計ルール13に準拠しているか否かを判定し、その判定結果16を出力する。当該判定は、判定プログラム12によって実行されてよい。
判定プログラム12は、抽出条件14と判定条件15とを用いて判定を行う。抽出条件14は、ソフトウェアモデル11の構成要素から、チェック対象のブロック及びパラメータ項目を抽出するために用いられる条件である。判定条件15は、抽出条件14によって抽出されたチェック対象のパラメータ項目のパラメータ内容が、設計ルール13に準拠しているか否かを判定するために用いられる条件である。抽出条件14及び判定条件15は、モデル検査装置18の開発者によって、設計ルール13に基づいて設定されてよい。
そして、判定プログラム12は、或るパラメータ項目のパラメータ内容が設計ルール13に準拠していないと判定した場合、その旨を示す情報17を、判定結果16として表示する。これにより、モデル検査装置18は、ソフトウェアモデル11において、設計ルール13に準拠していない(不適合な)パラメータ項目のパラメータ内容を特定できる。
<テーラリング付きモデル検査装置>
図2は、一実施の形態に係る、テーラリング付きモデル検査装置の構成例を示す図である。
図2に示すように、一実施の形態に係るテーラリング付きモデル検査装置は、モデル検査部20と、記憶部30と、テーラリング部40とを有する。なお、モデル検査部20及びテーラリング部40は、テーラリング付きモデル検査装置が備えるCPU(Central Processing Unit)によって実行されるコンピュータプログラムであってもよい。また、記憶部30は、テーラリング付きモデル検査装置が備える揮発性及び/又は不揮発性半導体メモリによって実現されてよい。
<記憶部>
記憶部30は、モデル記憶部31と、設計ルール記憶部32と、プロジェクトメンバ記憶部33と、不適合結果記憶部34とを含む。
モデル記憶部31は、ソフトウェアモデルのデータを記憶する。
設計ルール記憶部32は、設計ルールの情報を記憶する。設計ルールは、ルールIDによって識別される。また、各設計ルールには、パラメータ項目と基準パラメータ内容とが関連付けられている。基準パラメータ内容とは、モデル検査部20によるチェックにおいて基準となるパラメータ内容である。設計ルール記憶部32には、例えば、プロジェクト毎に定められた設計ルールが格納されてよい。
プロジェクトメンバ記憶部33は、プロジェクトに属するメンバの情報を記録する。例えば、プロジェクトメンバ記憶部33は、プロジェクトIDと、当該プロジェクトIDに属するメンバIDとを関連付けて記憶する。
不適合結果記憶部34は、モデル検査部20によるチェックにおいて、パラメータ内容が基準パラメータ内容に適合していない(不適合)と判断された結果の情報(以下「不適合結果」という)を記憶する。なお、不適合結果記憶部34は、所定のネットワークを介して、他のテーラリング付きモデル検査装置に共有されてよい。別言すると、各テーラリング付きモデル検査装置は、所定のネットワークを介して、他のテーラリング付きモデル検査装置が備える不適合結果記憶部34にもアクセスできてよい。
<モデル検査部>
モデル検査部20は、図1に示すモデル検査装置18に相当する処理を行う。モデル検査部20は、モデルチェック部21と、チェック結果表示部26と、を含む。
モデルチェック部21は、ソフトウェアモデルをチェックする処理を行う。モデルチェック部21は、モデル読込部22と、チェック対象抽出部23と、設計ルール取得部24と、チェック判定部25と、を含む。
モデル読込部22は、モデル記憶部31から、チェック対象のソフトウェアモデルを読み込む。
チェック対象抽出部23は、モデル読込部22によって読み込まれたソフトウェアモデルから、チェック対象のブロック、パラメータ項目及びパラメータ内容を抽出する。
設計ルール取得部24は、設計ルール記憶部32から、チェック対象のパラメータ項目に関連付けられている基準パラメータ内容を取得する。
チェック判定部25は、チェック対象のパラメータ項目について、チェック対象抽出部23によって抽出されたパラメータ内容と、設計ルール取得部24によって取得された基準パラメータ内容と、を比較する。そして、チェック判定部25は、当該パラメータ内容と当該基準パラメータ内容とが適合(一致)する場合、チェック結果を「適合」と判定し、当該パラメータ内容と当該基準パラメータ内容とが適合(一致)しない場合、チェック結果を「不適合」と判定する。
また、チェック判定部25において「不適合」と判定されたチェック結果(つまり不適合結果)を、不適合結果記憶部34に格納する。ここで、不適合結果では、「不適合」との判定に用いられた設計ルールのID(以下「ルールID」という)と、「不適合」と判定されたブロックのパラメータ項目及びパラメータ内容と、が関連付けられてよい。
チェック結果表示部26は、チェック判定部25によるチェック結果を、例えば図1の判定結果16のように表示する。
<テーラリング部>
テーラリング部40は、設計ルールに対するテーラリングを行う。テーラリング部40は、情報選択部47と、テーラリング処理部41と、を含む。
情報選択部47は、不適合結果記憶部34から、対象プロジェクトに関する不適合結果を取得する。なお、情報選択部47は、図2に示すように、所定のネットワークを介して、他の不適合結果記憶部34にアクセスしてもよい。
テーラリング処理部41は、ルールID認識部42と、基準パラメータ特定部43と、不適合パラメータ特定部44と、テーラリング判定部45と、テーラリング実行部46と、を含む。
ルールID認識部42は、情報選択部47によって取得された不適合結果のルールIDを認識する。
基準パラメータ特定部43は、ルールID認識部42によって認識された不適合結果のルールIDに対応する基準パラメータ内容を特定する。すなわち、基準パラメータ特定部43は、当該不適合結果の判定に用いられた基準パラメータ内容を特定する。
不適合パラメータ特定部44は、ルールID認識部42によって認識された不適合結果のルールIDに対応するパラメータ内容を特定する。すなわち、不適合パラメータ特定部44は、当該不適合結果と判定されたパラメータ内容を特定する。
なお、ルールID認識部42、基準パラメータ特定部43、及び、不適合パラメータ特定部44は、情報選択部47が取得した複数の不適合結果のそれぞれに対して、処理を行ってよい。
テーラリング判定部45は、基準パラメータ特定部43によって特定された基準パラメータ内容を、不適合パラメータ特定部44によって特定されたパラメータ内容に変更すべきか否かを判定する。例えば、テーラリング判定部45は、不適合パラメータ特定部44によって特定された複数のパラメータ内容について多変量解析を行い、その解析結果に基づいて、当該判定を行ってよい。なお、テーラリング判定部45は、設計ルールの基準パラメータ内容を変更すべきと判定した場合、その変更案となるパラメータ内容(以下「変更案パラメータ内容」という)を生成してよい。
テーラリング実行部46は、設計ルール記憶部32における、基準パラメータ特定部43によって特定された基準パラメータ内容を、変更案パラメータ内容に変更する。なお、テーラリング実行部46は、基準パラメータ内容を変更案パラメータ内容に変更してもよいか否かを、ユーザに問い合わせてもよい(図6参照)。
<処理フロー>
図3は、一実施の形態に係るテーラリング付きモデル検査装置の処理例を示すフローチャートである。
まず、モデル検査部20における処理を説明する。
モデル読込部22は、モデル記憶部31から、チェック対象のソフトウェアモデルを読み込む(S101)。
チェック対象抽出部23は、S101にて読み込まれたソフトウェアモデルから、チェック対象のブロック、パラメータ項目及びパラメータ内容を抽出する(S102)。
設計ルール取得部24は、設計ルール記憶部32から、チェック対象のパラメータ項目に関連付けられている基準パラメータ内容を取得する(S103)。
チェック判定部25は、S102にて抽出されたパラメータ内容と、S103にて取得された基準パラメータ内容とが適合(一致)するか否かを判定する(S104)。
S102にて抽出されたパラメータ内容と、S103にて取得された基準パラメータ内容とが適合(一致)する場合(S104:OK)、フローは、終了する。
S102にて抽出されたパラメータ内容と、S103にて取得された基準パラメータ内容とが適合(一致)しない場合(S104:NG)、フローは、次のS105へ進む。
チェック判定部25は、不適合結果を、不適合結果記憶部34に格納する(S105)。
以上の処理により、不適合結果記憶部34には、複数の不適合結果が格納される。
次に、テーラリング部40における処理を説明する。
情報選択部47は、不適合結果記憶部34から、対象プロジェクトに関連する不適合結果を取得する(S106)。
ルールID認識部42は、S106にて取得された対象プロジェクトの不適合結果のルールIDを認識する。そして、基準パラメータ特定部43は、その認識された不適合結果のルールIDに対応する基準パラメータ内容を特定する。そして、不適合パラメータ特定部44は、その認識された不適合結果のルールIDに対応するパラメータ内容を特定する(S107)。
テーラリング判定部45は、基準パラメータ特定部43によって特定された基準パラメータ内容を、不適合パラメータ特定部44によって特定されたパラメータ内容に変更すべきか否か(つまりテーラリングの要否)を判定するための解析(例えば多変量解析)を行う(S108)。
テーラリング判定部45は、S108の解析の結果に基づき、テーラリングの要否を判定する(S109)。テーラリングを不要と判定した場合(S109:NO)、フローは、終了する。
テーラリングを必要と判定した場合(S109:YES)、テーラリング判定部45は、変更案パラメータ内容を生成する(S110)。
テーラリング実行部46は、基準パラメータ特定部43によって特定された基準パラメータ内容を、変更案パラメータ内容に変更するか否か(つまりテーラリングを実行するか否か)をユーザに問い合わせる(S111)。
ユーザがテーラリングを実行しないと判断した場合(S111:NO)、フローは、終了する。
ユーザがテーラリングを実行すると判断した場合(S111:YES)、テーラリング実行部46は、テーラリングを実行する(S112)。すなわち、テーラリング実行部46は、設計ルール記憶部32における、基準パラメータ特定部43によって特定された基準パラメータ内容を、修正案パラメータ内容に変更する。また、テーラリング実行部46は、上記の対象プロジェクトのメンバに対して、当該変更内容を通知する。
テーラリング実行部46は、S112にて行われた変更内容を示す情報を、履歴として所定の記憶部に保存する(S113)。そしてフローは、S103に戻る。
<具体例>
次に、図4から図6を参照して、上記図3における処理フローの具体的な一例について説明する。
図4は、ソフトウェアモデルの1−D Lookup Tableブロックに関し、当初の基準の設計ルールと、或るプロジェクトで定められた設計ルールとの関係の一例を示す図である。
例えば、1−D Lookup Tableブロックに関し、当初の基準の設計ルール(ルールID「jn_1011」)では、パラメータ項目「内挿方法」のパラメータ内容が「線形」と定められているとする。これに対して、或るプロジェクトの設計ルール(ルールID「jn_1011」)では、パラメータ項目「内挿方法」のパラメータ内容が「Flat」と定められているとする。以下、このような場合における、図3に示す処理フローについて説明する。
まず、モデル検査部20における処理の具体例を説明する。
S102において、チェック対象抽出部23は、まず、ソフトウェアモデルから、1−D Lookup Tableブロックを検索する。次に、チェック対象抽出部23は、検索した1−D Lookup Tableブロックにおける、パラメータ項目「内挿方法」のパラメータ内容「Flat」を抽出する。なお、抽出対象のパラメータ項目「内挿方法」は、開発者が予め判定プログラム(図1参照)に抽出条件として設定したものであってよい。
S103において、設計ルール取得部24は、設計ルール記憶部32から、パラメータ項目「内挿方法」の基準パラメータ内容「線形」を取得する。
S104において、チェック判定部25は、S102にて抽出されたパラメータ内容「Flat」と、S103にて取得されたパラメータ内容「線形」とは適合(一致)しないと判定する(S104:NG)。
S105において、チェック判定部25は、適合(一致)しないと判定されたルールID「jn_1011」と、パラメータ項目「内挿方法」と、パラメータ内容「Flat」とを関連付けた不適合結果を、不適合結果記憶部34に格納する。
以上の処理により、不適合結果記憶部34には、当初の基準の設計ルールに対して不適合と判定された不適合結果(ルールID「jn_1011」、パラメータ項目「内挿方法」及びパラメータ内容「Flat」)が格納される。
次に、テーラリング部40における処理の具体例を説明する。
S106において、情報選択部47は、図5に示すように、次の処理を行う。情報選択部47は、まず、対象プロジェクトID「12285596」を選択する。次に、情報選択部47は、プロジェクトメンバ記憶部33から、対象プロジェクトID「12285596」のメンバID「159」、「238」、「199」、「758」、「160」、「624」、「399」及び「551」を選択する。次に、情報選択部47は、不適合結果記憶部34から、S106にて選択したメンバID「159」、「199」及び「238」のそれぞれに対応する不適合結果を取得する。なお、図5に示すように、情報選択部47は、メンバID「994」及び「883」のそれぞれに対応する不適合結果については取得しない。メンバID「994」及び「883」は、プロジェクトID「12285596」のメンバIDでないからである。
S107において、次の処理が行われる。ルールID認識部42は、S106にて取得された3つの不適合結果から、ルールID「jn_1011」を認識する。次に、基準パラメータ特定部43は、ルールID「jn_1011」に対応するパラメータ項目「内挿方法」の基準パラメータ内容「線形」を特定する。次に、不適合パラメータ特定部44は、不適合結果から、ルールID「jn_1011」に対応するパラメータ項目「内挿方法」の不適合と判定されたパラメータ内容「Flat」を特定する。
S108において、テーラリング判定部45は、不適合パラメータ特定部44によって特定された複数の不適合結果に対して多変量解析を行い、これらの不適合結果では、パラメータ項目「内挿方法」のパラメータ内容が「Flat」の傾向にあると判断する。すなわち、テーラリング判定部45は、複数の不適合結果を解析した結果、プロジェクトID「12285596」では、パラメータ項目「内挿方法」のパラメータ内容を「Flat」とする設計ルールが定められていると推測する。
S109において、テーラリング判定部45は、S108にて推測したパラメータ内容「Flat」が、基準パラメータ内容「線形」と適合(一致)しないため、テーラリングを必要(S109:YES)と判定し、次のS110の処理を行う。
S110において、テーラリング判定部45は、1−D Lookup Tableブロックのパラメータ項目「内挿方法」に対する変更案パラメータ内容「Flat」を生成する。
S111において、テーラリング実行部46は、図6に例示するテーラリング実行確認画面600を表示する。テーラリング実行確認画面600は、1−D Lookup Tableブロックのパラメータ項目「内挿方法」の基準パラメータ内容「線形」を、変更案パラメータ内容「Flat」に変更するか否かをユーザに問い合わせるための画面である。
テーラリング実行確認画面600には、次の内容を含むテーラリング実行情報601が表示されてよい。
・パラメータ項目「内挿方法」における、基準パラメータ内容「線形」を示す情報602と、変更案パラメータ内容「Flat」を示す情報603
・変更案パラメータ内容「Flat」が適用される対象のプロジェクトID「12285596」を示す情報604
・プロジェクトID「12285596」のメンバID「159」、「238」、「199」、「758」、「160」、「624」、「399」及び「551」の情報605。
また、テーラリング実行確認画面600には、次のボタンが表示されてよい。
・ユーザがテーラリングを実行することを指示するための「テーラリング実行」ボタン606
・ユーザがテーラリングを実行しないことを指示するための「キャンセル」ボタン607
S112において、テーラリング実行部46は、設計ルール記憶部32におけるルールID「jn_1011」のパラメータ項目「内挿方法」の基準パラメータ内容「線形」を、変更案パラメータ内容「Flat」に変更(上書き)する。これにより、以後、S104におけるチェック判定部25の判定処理において、変更後のパラメータ内容「Flat」が、基準パラメータ内容として使用される。
また、S112において、テーラリング実行部46は、プロジェクトID「12285596」のメンバID「159」、「238」、「199」、「758」、「160」、「624」、「399」及び「551」に対して、テーラリングが実行されたことを、メール等により通知する。この通知には、図6のテーラリング情報601の内容が含まれてよい。これにより、プロジェクトのメンバは、当該プロジェクトの設計ルール(基準パラメータ内容)を確認できる。
<変形例>
なお、本実施の形態では、テーラリング実行部46は、設計ルールの基準パラメータ内容を自動的に修正するものであったが、これに限定されることはない。他の例として、テーラリング実行部46は、設計ルールの基準パラメータ内容だけでなく、モデルチェック部21(又は判定プログラム12)のパラメータ内容も自動的に修正することにしてもよい。これにより開発者は設計ルールの修正に伴いモデルチェック部21(又は判定プログラム12)を修正する手間が省ける。その際、テーラリング実行部46は、設計ルールのパラメータ内容を修正したとき、設計ルールにおけるパラメータ内容の修正と同じ修正をモデルチェック部21(又は判定プログラム12)に対して行えばよい。具体的には、設計ルールにて、あるブロックのパラメータ項目のパラメータ内容が修正されると、モデルチェック部21(又は判定プログラム12)における当該パラメータ項目の検査を行う部分に対して、当該パラメータ項目に設定されている基準パラメータ内容を設計ルールにおける修正と同じように修正すればよい。
以下の事項も上述した実施形態による開示の技術的範囲に属する。ただし、本発明が以下の事項に限定されるものではない。
本実施の形態に係るテーラリング付きモデル検査装置は、モデル検査部20と、記憶部30と、テーラリング部40とを有する。モデル検査部20は、改変対象となる対象設計ルールに定められたパラメータ項目およびそこに設定された基準パラメータ内容に基づき、対象設計ルールによる検査対象となる対象ソフトウェアモデルを対象設計ルールで検査する。記憶部30は、設計ルールに定められたパラメータ項目およびそこに設定された基準パラメータ内容に基づき、ソフトウェアモデルに記述されたパラメータ項目に設定されたパラメータ内容を検査するソフトウェアモデル検査において不適合があったときの、設計ルールを示す設計ルール識別情報(例えばルールID)と、不適合となったパラメータ項目およびパラメータ内容と、を含む履歴情報(例えば不適合結果)を記憶する。テーラリング部40は、モデル検査部20による検査で不適合が生じた場合に、履歴情報の傾向に基づいて、対象設計ルールによる検査で不適合となったパラメータ項目の基準パラメータ内容を改変すべきか否か判定し、改変が要となった場合に、履歴情報の傾向に基づいて当該パラメータ項目の当該基準パラメータ内容の変更案を作成する。
当該構成によれば、設計ルールからモデルチェック部21(又は判定プログラム12)に抽出されるパラメータ項目の基準パラメータ内容を変更する変更案が作成されるので、設計ルールを修正する場合にはモデルチェック部21(又は判定プログラム12)にも同様の修正を行えばよくなる。そのため、個々のプロジェクトに合わせた設計ルールの修正において、その設計ルールに基づきソフトウェアモデルを検査するためモデルチェック部21(又は判定プログラム12)の修正が容易となる。
上記履歴情報は、ソフトウェアモデル検査において不適合があったときの、ソフトウェアモデルの開発を担当したプロジェクトのメンバを示すプロジェクトメンバ識別情報(例えばメンバID)を更に含んでよい。そして、テーラリング部40は、対象ソフトウェアモデルの開発を担当するプロジェクトのメンバの少なくとも一部を少なくとも一部として含むメンバの履歴情報をプロジェクトメンバ識別情報に基づいて抽出し、当該抽出した履歴情報に基づいて、基準パラメータ内容の改変の要否判定と基準パラメータ内容の変更案(例えば変更案パラメータ内容)の作成との少なくとも一方を行ってよい。
当該構成によれば、対象ソフトウェアモデルの開発を担当するプロジェクトのメンバと重複するメンバの履歴情報を利用するので、メンバに応じた好適なテーラリングが可能となる。
テーラリング部40は、作成した変更案をユーザに提示して適用可否の判断を促し(例えば図6に示すテーラリング実行確認画面600)、ユーザが適用可と判断した場合、変更案を対象設計ルールに適用してよい。
当該構成によれば、提案の適用をユーザが判断するので、データと人間の判断を併せることにより、適切なテーラリングを実現することができる。
テーラリング部40は、履歴情報を多変量解析で分析することにより履歴情報の傾向を取得してよい。
当該構成によれば、多変量解析を利用するので、他の多数のプロジェクトの履歴の傾向を適切に反映したテーラリングが可能となる。
モデル検査部20は、対象設計ルールに基づく対象ソフトウェアモデルの検査が不適合となったとき、対象設計ルールを示す設計ルール識別情報と、不適合となったパラメータ項目およびパラメータ内容と、を含む検査結果を記憶部30に記録してよい。
当該構成によれば、モデル検査部20にて対象設計ルールに基づく対象ソフトウェアモデルの検査の結果を記憶部に記録するので、他のプロジェクトや以降のプロジェクトにおいて設計ルールのテーラリングを行うときに、当該モデル検査部20の検査の結果を利用することが可能となる。
複数のテーラリング付きモデル検査装置が通信可能に相互に接続し、複数のテーラリング付きモデル検査装置が、それぞれのモデル検査部20による検査結果を相互に共有し、テーラリング部40にて、複数のテーラリング付きモデル検査装置による検査結果を履歴情報として利用してよい。
当該構成によれば、複数のテーラリング付きモデル検査装置が相互に検査結果を共有してテーラリングに利用するので、多くのプロジェクトの検査結果を利用することによる適切なテーラリングが可能になる。
モデル検査部20は、対象設計ルールに定められたパラメータ項目およびそこに設定された基準パラメータ内容に基づく判定プログラムを実行することにより、対象ソフトウェアモデルを対象設計ルールで検査してよい。また、テーラリング部40は、変更案を対象設計ルールに適用するとともに変更案を判定プログラムにも適用してよい。
当該構成によれば、設計ルールがテーラリングにより改変されたときにそれに伴って判定プログラムも改変されるので、判定プログラムを改変する手間が省ける。
上述した実施の形態は、本発明の説明のための例示であり、本発明の範囲を実施の形態にのみ限定する趣旨ではない。当業者は、本発明の要旨を逸脱することなしに、他の様々な態様で本発明を実施することができる。
11…ソフトウェアモデル 12…判定プログラム 20…モデル検査部 21…モデルチェック部 22…モデル読込部 23…チェック対象抽出部 24…設計ルール取得部 25…チェック判定部 26…チェック結果表示部 30…記憶部 31…モデル記憶部 32…設計ルール記憶部 33…プロジェクトメンバ記憶部 34…不適合結果記憶部 40…テーラリング部 41…テーラリング処理部 42 ルールID認識部 43…基準パラメータ特定部 44…不適合パラメータ特定部 45…テーラリング判定部 46…テーラリング実行部 47…情報選択部

Claims (8)

  1. 改変対象となる対象設計ルールに定められたパラメータ項目およびそこに設定された基準パラメータ内容に基づき、前記対象設計ルールによる検査対象となる対象ソフトウェアモデルを前記対象設計ルールで検査するモデル検査部と、
    設計ルールに定められたパラメータ項目およびそこに設定された基準パラメータ内容に基づき、ソフトウェアモデルに記述されたパラメータ項目に設定されたパラメータ内容を検査するソフトウェアモデル検査において不適合があったときの、前記設計ルールを示す設計ルール識別情報と、前記不適合となったパラメータ項目およびパラメータ内容と、を含む履歴情報を記憶する記憶部と、
    前記モデル検査部による検査で不適合が生じた場合に、前記履歴情報の傾向に基づいて、前記対象設計ルールによる検査で不適合となったパラメータ項目の基準パラメータ内容を改変すべきか否か判定し、改変が要となった場合に、前記履歴情報の傾向に基づいて当該パラメータ項目の当該基準パラメータ内容の変更案を作成するテーラリング部と、
    を有するモデル検査装置。
  2. 前記履歴情報は、前記ソフトウェアモデル検査において不適合があったときの、前記ソフトウェアモデルの開発を担当したプロジェクトのメンバを示すプロジェクトメンバ識別情報を更に含み、
    前記テーラリング部は、前記対象ソフトウェアモデルの開発を担当するプロジェクトのメンバの少なくとも一部を少なくとも一部として含むメンバの履歴情報を前記プロジェクトメンバ識別情報に基づいて抽出し、前記抽出した履歴情報に基づいて、前記基準パラメータ内容の改変の要否判定と前記基準パラメータ内容の変更案の作成との少なくとも一方を行う、
    請求項1に記載のモデル検査装置。
  3. 前記テーラリング部は、作成した前記変更案をユーザに提示して適用可否の判断を促し、前記ユーザが適用可と判断したら前記変更案を前記対象設計ルールに適用する、
    請求項1に記載のモデル検査装置。
  4. 前記テーラリング部は、前記履歴情報を多変量解析で分析することにより前記履歴情報の傾向を取得する、
    請求項1に記載のモデル検査装置。
  5. 前記モデル検査部は、前記対象設計ルールに基づく前記対象ソフトウェアモデルの検査が不適合となったとき、前記対象設計ルールを示す設計ルール識別情報と、不適合となったパラメータ項目およびパラメータ内容と、を含む検査結果を前記記憶部に記録する、
    請求項1に記載のモデル検査装置。
  6. 複数の前記モデル検査装置が通信可能に相互に接続し、前記複数のモデル検査装置が、それぞれの前記モデル検査部による検査結果を相互に共有し、前記テーラリング部にて、前記複数のモデル検査装置による検査結果を前記履歴情報として利用する、
    請求項5に記載のモデル検査装置。
  7. 前記モデル検査部は、前記対象設計ルールに定められたパラメータ項目およびそこに設定された基準パラメータ内容に基づく判定プログラムを実行することにより、前記対象ソフトウェアモデルを前記対象設計ルールで検査し、
    前記テーラリング部は、前記変更案を前記対象設計ルールに適用するとともに前記変更案を前記判定プログラムにも適用する、
    請求項1に記載のモデル検査装置。
  8. 改変対象となる対象設計ルールに定められたパラメータ項目およびそこに設定された基準パラメータ内容に基づき、前記対象設計ルールによる検査対象となる対象ソフトウェアモデルを前記対象設計ルールで検査するモデル検査装置における前記対象設計ルールの改変を支援するための設計ルール改変支援方法であって、
    設計ルールに定められたパラメータ項目およびそこに設定された基準パラメータ内容に基づき、ソフトウェアモデルに記述されたパラメータ項目に設定されたパラメータ内容を検査するソフトウェアモデル検査において不適合があったときの、前記設計ルールを示す設計ルール識別情報と、前記不適合となったパラメータ項目およびパラメータ内容と、を含む履歴情報を予め記憶し、
    前記モデル検査装置による検査で不適合が生じた場合に、前記履歴情報の傾向に基づいて、前記対象設計ルールによる検査で不適合となったパラメータ項目の基準パラメータ内容を改変すべきか否か判定し、
    改変が要となった場合に、前記履歴情報の傾向に基づいて当該パラメータ項目の当該基準パラメータ内容の変更案を作成する、
    設計ルール改変支援方法。
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