JP5556524B2 - 帳票処理装置、帳票処理方法、帳票処理プログラム、及びそのプログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

帳票処理装置、帳票処理方法、帳票処理プログラム、及びそのプログラムを記録した記録媒体 Download PDF

Info

Publication number
JP5556524B2
JP5556524B2 JP2010204858A JP2010204858A JP5556524B2 JP 5556524 B2 JP5556524 B2 JP 5556524B2 JP 2010204858 A JP2010204858 A JP 2010204858A JP 2010204858 A JP2010204858 A JP 2010204858A JP 5556524 B2 JP5556524 B2 JP 5556524B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
processing
image
item
definition data
definition
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2010204858A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2012059226A (ja
Inventor
敏文 山合
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2010204858A priority Critical patent/JP5556524B2/ja
Priority to US13/222,288 priority patent/US8564846B2/en
Priority to CN2011102689208A priority patent/CN102402573B/zh
Publication of JP2012059226A publication Critical patent/JP2012059226A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5556524B2 publication Critical patent/JP5556524B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F40/00Handling natural language data
    • G06F40/10Text processing
    • G06F40/166Editing, e.g. inserting or deleting
    • G06F40/174Form filling; Merging

Description

本発明は、帳票処理技術に関するものである。
従来、帳票を読み取るための処理項目、処理領域、及び処理内容など情報が定義された定義データを更新する際に、これらの作業を容易に行うための技術が開示されている。
例えば、特許文献1には、記入枠(フィールド)の定義要素をテンプレート化し、テンプレートの組み合わせることで、定義データを容易に生成する技術が開示されている。また、特許文献2には、帳票を読み取ることで取得した帳票画像から、罫線で囲まれた枠領域とその罫線特徴とを抽出し、文字認識による認識結果と、処理項目となる文字(又は文字列)がキーワード登録されている辞書とを照合し、一致した文字(又は文字列)の近傍に位置する記入枠を特定し、各領域の領域情報と罫線特徴とを所定の書式に従って出力することで、定義データの生成を簡便化・自動化する技術が開示されている。
しかしながら、従来の方法では、定義データの更新に係る作業を効率的に行うものではなかった。
例えば、特許文献1に開示される技術では、帳票のレイアウトが変更された場合に、帳票の記入枠に適用するテンプレートを、どのテンプレートに変更するかについて、利用者が決定しなければならないため(人手を介するため)、作業効率が悪い。また、例えば、特許文献2に開示される技術では、帳票のレイアウトが少し変更された場合であっても、帳票から新規の定義データを生成するのと同程度の手間(処理時間)がかかるため、作業効率が悪い。
本発明は上記従来技術の問題点を鑑み提案されたものであり、帳票を読み取るための定義データを効率よく更新できる帳票処理装置、帳票処理方法、帳票処理プログラム、及びそのプログラムを記録した記録媒体を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明に係る帳票処理装置は、帳票を読み取るための処理項目、処理領域、及び処理内容を含む定義情報が定義された定義データに基づき、読み取った帳票を処理する帳票処理装置であって、第2の帳票を読み取り、帳票画像を取得する画像入力手段と、第1の帳票を読み取るための定義データを、所定の記憶領域に保持する保持手段と、前記定義データに定義されている第1の帳票の項目欄に対する記入枠の相対位置に基づき、前記画像入力手段により取得した帳票画像上において、処理項目の記入枠にあたる処理領域の位置を合わせ、前記帳票画像上の処理領域と、前記定義データに定義されている処理項目ごとの定義情報と、を対応づける位置合わせ手段と、対応づけた定義情報に含まれる、前記帳票画像の原点を基準とした処理領域の位置の値を、位置合わせ後の処理領域の位置の値で更新する更新手段と、を有している。
このような構成によって、本発明に係る帳票処理装置は、定義データに定義されている帳票の項目欄に対する記入枠の相対位置に基づき、帳票を読み取ることで取得した帳票画像上において、処理項目の記入枠にあたる処理領域の位置を合わせる。これにより、帳票処理装置では、帳票画像上の処理領域と、定義データに定義されている処理項目ごとの定義情報(処理領域の位置や処理内容などを含む情報群)と、が対応づけられる。その結果、帳票処理装置は、対応づけた定義情報に含まれる、帳票画像の原点を基準とした処理領域の位置が、位置合わせ後の処理領域の位置と異なる場合に、定義情報を更新する。
これによって、本発明に係る帳票処理装置では、変更前の帳票に対応する定義データ(例えば「変更前の帳票に対応する定義データ」)を利用し、帳票で変更され部分のみを定義データに反映するため、定義データを効率よく更新できる。
上記目的を達成するため、本発明に係る帳票処理方法は、第1の帳票を読み取るための処理項目、処理領域、及び処理内容を含む定義情報が定義された定義データを保持する保持手段を有し、前記定義データに基づき、読み取った帳票を処理する帳票処理装置における帳票処理方法であって、第2の帳票を読み取り、帳票画像を取得する画像入力手順と、前記定義データに定義されている第1の帳票の項目欄に対する記入枠の相対位置に基づき、前記画像入力手順により取得した帳票画像上において、処理項目の記入枠にあたる処理領域の位置を合わせ、前記帳票画像上の処理領域と、前記定義データに定義されている処理項目ごとの定義情報と、を対応づける位置合わせ手順と、前記位置合わせ手順により対応づけた定義情報に含まれる、前記帳票画像の原点を基準とした処理領域の位置の値を、位置合わせ後の処理領域の位置の値で更新する更新手順と、を有している。
このような手順によって、本発明に係る帳票処理方法は、帳票の項目欄に対する記入枠の相対位置に基づき、帳票を読み取ることで取得した帳票画像上の記入枠にあたる処理領域と、処理領域の位置や処理内容などが定義されている処理項目ごとの定義情報と、を対応づけると言う動作を実現する。
これによって、本発明に係る帳票処理方法では、帳票を読み取るための定義データを効率よく更新可能な環境を提供できる。
本発明によれば、帳票の項目欄に対する記入枠の相対位置に基づき、帳票を読み取ることで取得した帳票画像上の記入枠にあたる処理領域と、処理領域の位置や処理内容などが定義されている処理項目ごとの定義情報と、を対応づけることで、帳票を読み取るための定義データを効率よく更新可能な帳票処理装置、帳票処理方法、帳票処理プログラム、及びそのプログラムを記録した記録媒体を提供することができる。
本発明の第1の実施形態に係る帳票処理装置のハードウェア構成例を示す図である。 従来の帳票処理における問題点を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る帳票処理機能の構成例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る記入枠の相対位置が設定されている定義データの例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る位置合わせ後の確認画面例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る位置合わせ後のデータ遷移例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る設定画面例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る新規項目設定後の定義データ例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る定義データ更新時の位置合わせ処理手順例を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施形態に係る定義データの更新処理手順例を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施形態に係る帳票のレイアウト変更例を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係る帳票処理機能の構成例を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係る定義データ更新時の位置合わせ処理手順例を示すフローチャートである。
以下、本発明の好適な実施の形態(以下「実施形態」と言う)について、図面を用いて詳細に説明する。
[第1の実施形態]
<ハードウェア構成>
図1は、本実施形態に係る帳票処理装置100のハードウェア構成例を示す図である。なお、図1には、帳票処理装置100がスキャナ装置であった場合の例が示されている。
図1に示すように、帳票処理装置100は、コントローラ110、操作パネル120、及びスキャナ130などを備え、それぞれが相互にバスBで接続されている。
操作パネル120は、表示部及び入力部を備えており、機器情報などの各種情報をユーザに提供したり、動作設定や動作指示などの各種ユーザ操作を受け付けたりする。スキャナ140は、原稿を光学的に読み取り、読み取り画像を生成する。
コントローラ110は、CPU(Central Processing Unit)111、記憶装置112、ネットワークI/F113、及び外部記憶I/F114などを備えており、それぞれが相互にバスBで接続されている。
CPU111は、プログラムを実行することで装置全体を制御する。また、記憶装置112は、上記プログラムや各種データ(例えば「画像データ」)を格納し保持する。記憶装置212には、例えば、揮発性のメモリであるRAM(Random Access Memory)、不揮発性のメモリであるROM(Read Only Memory)、及び大容量の記憶領域を備えたHDD(Hard Disk Drive)などがある。RAMは、CPU111のワークエリア(プログラムやデータが一時的に読み出される記憶エリア)として機能する。ROMやHDDは、プログラムや各種データの格納先として用いられる。これにより、帳票処理装置100では、CPU111がROMに格納されたプログラムをRAM上に読み出し、プログラムを実行する。
ネットワークI/F113は、帳票処理装置100をネットワークなどの所定のデータ伝送路Nに接続するためのインタフェースである。これにより、帳票処理装置100は、ネットワークI/F113を介して、通信機能を有する他の機器とデータ通信を行うことができる。
外部記憶I/F114は、外部記憶装置にあたる記録媒体114aを接続するためのインタフェースである。記録媒体114aには、例えば、SDメモリカード(SD Memory Card)やUSBメモリ(Universal Serial Bus Memory)などがある。これにより、帳票処理装置100は、外部記憶I/F114を介して、記録媒体114aの読み取り及び/又は書き込みを行うことができる。
以上のように、本実施形態に係る帳票処理装置100では、上記ハードウェア構成により、帳票処理サービスを提供することができる。
<帳票処理機能>
本実施形態に係る帳票処理機能について説明する。
本実施形態に係る帳票処理装置100は、帳票を読み取ることで取得した帳票画像を認識処理し、帳票処理対象を特定する。帳票処理装置100は、入力された定義データを参照し、特定した帳票処理対象と処理項目が一致する定義情報(処理領域の位置や処理内容などを含む項目単位の情報群)に対応づけて、帳票の項目欄に対する記入枠(処理領域)の相対位置が設定されているか否かを判定する。帳票処理装置100は、設定されている相対位置に基づき、帳票画像上において、一致した処理項目の記入枠にあたる処理領域の位置を合わせ、帳票画像上の処理領域と、定義データに定義されている処理項目ごとの定義情報と、を対応づける。帳票処理装置100は、対応づけた定義情報に含まれる、帳票画像の原点を基準とした処理領域の位置が、位置合わせ後の処理領域の位置と異なる場合に、定義情報を更新する。本実施形態に係る帳票処理装置100は、このような帳票処理機能を有している。
図2は、従来の帳票処理における問題点を示す図である。
図2(A)には、変更前の帳票11と変更後の帳票12とが示されている。変更後の帳票12には、[物件]項目欄と[金額]項目欄との間に[メーカー]項目欄があらたに追加され、レイアウトが変更されている。このように、帳票のレイアウトが変更された場合には、帳票を読み取るための定義データも変更する必要がある。
定義データには、帳票の項目欄に対応する記入枠(処理領域)の位置(帳票画像の原点を基準とした座標値)や記入枠に対する処理内容(実行処理名)などが定義されている。例えば、変更前の帳票11を読み取るための定義データには、[契約者]、[保証人]、[物件]、及び[金額]の項目欄に対応する各記入枠の位置や、各記入枠に対する処理内容([契約者]項目欄への部分画像保存処理、[保証人]項目欄へのモザイク処理、[物件]及び[金額]項目欄へのOCR:Optical Character Recognition処理)などを定義できる。これにより、図2(B)左に示すように、変更前の帳票11に対して行われる帳票処理では、定義データに基づき、帳票11を読み取ることで取得した帳票画像G1の処理領域R1〜R4が特定され、部分画像保存、モザイク、OCRの各種処理が実行される。
そのため、例えば、変更前の帳票11を読み取るための定義データを利用して、変更後の帳票12を読み取った場合には、帳票画像G2におけるレイアウトが変更された[物件]及び[金額]の項目欄に対応する処理領域R3,R4に対して実行するOCR処理の精度が悪くなる。なぜなら、図2(B)右に示すように、レイアウト変更に伴い、処理領域R3,R4の位置が変更前と異なるからである。つまり、帳票のレイアウトが変更されたことで、記入枠の位置がずれてしまうからである。
なお、以降の説明では、変更前の帳票11を読み取ることで取得した帳票画像G1と、変更後の帳票12を読み取ることで取得した帳票画像G2との総称を「帳票画像G」とする。また、各項目欄に対応する処理領域R1〜R4の総称を「処理領域R」とする。
これに対して、従来では、利用者の手作業による変更(適用テンプレートの変更)や自動で定義データを生成し直す(定義データの再構築)などの方法がとられている。しかし、このような方法では、図2に示した新規項目追加などの変更点が少なく頻度の高いレイアウト変更に対して、定義データの更新に係る作業効率が悪いと言う問題があった。
そこで、本実施形態に係る帳票処理装置100は、帳票の項目欄に対する記入枠の相対位置に基づき、帳票を読み取ることで取得した帳票画像G上の記入枠にあたる処理領域Rと、処理領域Rの位置や処理内容などが定義されている処理項目ごとの定義情報と、を対応づける仕組みとした。その結果、帳票処理装置100では、対応づけた定義情報に含まれる、帳票画像Gの原点を基準とした処理領域Rの位置で、位置合わせ後の処理領域Rの位置と異なる位置の情報のみが更新される。
これにより、本実施形態に係る帳票処理装置100では、変更前の帳票11に対応する定義データ(例えば「変更前の帳票に対応する定義データ」)を利用し、帳票12で変更され部分のみを定義データに反映するため、定義データを効率よく更新できる。
以下に、本実施形態に係る帳票処理機能の構成とその動作について説明する。
図3は、本実施形態に係る帳票処理機能の構成例を示す図である。
図3に示すように、本実施形態に係る帳票処理機能は、画像入力部21、認識部22、定義データ更新部31、定義データ保持部41、定義データ入力部51、内容確認部(表示部)52、及び利用者入力部(設定部)61などを有している。
画像入力部21は、スキャナ130などにより帳票を読み取る機能部である。これにより、画像入力部21では、読み取り画像として帳票画像Gを取得する。なお、図3には、変更後の帳票12を読み取り、帳票画像G2を取得する例が示されている。
認識部22は、帳票画像Gに対して所定の認識処理を行う機能部である。所定の認識処理には、例えば、罫線に基づく表認識(マトリクス構造認識)や文字(又は文字列)認識などがある。これにより、認識部22では、帳票画像Gから項目単位の部分画像、画像領域(例えば「帳票画像の原点を基準とした座標値」)、及び文字(又は文字列)などを取得し、読み取った帳票の項目欄(処理項目)や記入枠(処理領域)などの帳票処理対象を特定する。例えば、帳票画像G2を取得した場合には、変更後の帳票12の項目欄や記入枠などが特定される。
定義データ更新部31は、入力された定義データ41Dを、読み取った帳票に対応するデータに変更する機能部である。定義データ41Dは、定義データ入力部51により入力され、定義データ保持部41に格納される。定義データ保持部41は、例えば、帳票処理装置100が備える記憶装置112の所定の記憶領域にあたる。これにより、定義データ更新部31では、定義データ保持部41にアクセスし、参照した定義データ41Dを、読み取った帳票に対応するデータに変更する。なお、図3には、変更前の帳票11に対応する定義データ41Daを入力し、変更後の帳票12に対応するデータに変更する例が示されている。
ここで、定義データ41Dの一例として、記入枠の相対位置が設定されている定義データ41Daについて説明する。
図4は、本実施形態に係る記入枠の相対位置が設定されている定義データ41Daの例を示す図である。
図4に示す定義データ41Daは、変更前の帳票11に対応するデータである。定義データ41Daには、帳票画像G1の原点を基準とした座標値により示された処理領域Rの位置や、文字列値により示された処理内容などの情報群が、帳票11の項目ごとに定義されている。つまり、定義データ41Daでは、処理領域Rの位置や処理内容などの定義情報が、項目単位で管理されている。
また、項目ごとの定義情報には、項目名を示す値と、項目欄に対する記入枠の相対位置を示す値とが対応づけられて設定されている。ここで言う「相対位置」とは、帳票画像G上における項目欄の位置を基準とした場合の記入枠の相対的な位置を示したものである。
相対位置の具体的な設定値及び対応づけ方法は、次の通りである。
例えば、図2(A)左に示す帳票11を見ると、[契約者]項目欄に対応する記入枠は、3行1列の枠を有し、項目欄の右に位置している。つまり、「右3行1列」が、[契約者]項目欄に対する記入枠の相対位置となる。よって、定義データ41Daでは、相対位置「右3行1列」の値と項目名の値とを含む設定情報D1が、[契約者]項目欄の定義情報に対応づけられている。
同様に、[保証人]項目欄に対応する記入枠も、3行1列の枠を有し、項目欄の右に位置するため、定義データ41Daでは、相対位置「右3行1列」の値と項目名の値とを含む設定情報D2が、[保証人]項目欄の定義情報に対応づけられている。
また、[物件名]項目欄に対応する記入枠は、1行1列の枠を有し、項目欄の右に位置している。つまり、「右1行1列」が、[物件名]項目欄に対する記入枠の相対位置となる。よって、定義データ41Daには、相対位置「右1行1列」の値と項目名の値とを含む設定情報D3が、項目名とともに[物件名]項目欄の定義情報に対応づけて設定されている。
同様に、[金額]項目欄に対応する記入枠も、1行1列の枠を有し、項目欄の右に位置するため、定義データ41Daでは、相対位置「右1行1列」の値と項目名の値とを含む設定情報D4が、[金額]項目欄の定義情報に対応づけられている。
なお、以降の説明では、上述した記入枠の相対位置が設定されている定義データ41Daを例に説明する。
図3の説明に戻る。定義データ更新部31は、次のようにして、上記データ特徴を有する定義データ(相対位置が設定されている定義データ)41Daを更新する。
定義データ更新部31は、定義データ41Daに定義されている帳票11の項目欄に対する記入枠の相対位置に基づき、帳票12を読み取ることで取得した帳票画像G2上において、処理項目の記入枠にあたる処理領域Rの位置を合わせる。これにより、定義データ更新部31では、帳票画像G2上の処理領域Rと、定義データ41Daに定義されている処理項目ごとの定義情報と、が対応づけられる。その結果、定義データ更新部31は、対応づけた定義情報に含まれる、帳票画像G2の原点を基準とした処理領域Rの位置が、位置合わせ後の処理領域Rの位置(絶対位置)と異なる場合に、定義情報を更新する。
そのため、定義データ更新部31は、比較部311、設定有無判定部312、位置合わせ部313、及び更新部314などを有している。
比較部311は、帳票画像G2から認識・特定した処理項目と、定義データ41Daに定義されている処理項目とを比較し、内容が一致するか否かを判定する機能部である。比較する内容には、例えば、項目欄の項目名や部分画像などがある。例えば、項目名を比較する場合には、帳票処理対象に係る情報(認識部により帳票画像から特定された情報)に含まれる項目名の文字列値と、定義データ41Daの定義情報に対応づけて設定される項目名の文字列値とを比較する。また、画像を比較する場合には、帳票処理対象に係る情報に含まれる項目欄の部分画像(項目名を認識した処理領域)と、定義データ41Daの定義情報に対応づけて設定される項目欄の部分画像とを比較する。なお、画像比較の場合、定義データ41Daの定義情報には、項目名のかわりに項目欄の部分画像が、相対位置とともに対応づけて設定されているものとする。
比較部311は、内容が一致した場合、定義データ41Daに定義される処理項目と同じ項目が帳票画像G2に含まれているとし、帳票画像G2上において、一致した処理項目の記入枠にあたる処理領域Rの位置を確認する必要があると判断する。例えば、変更後の帳票12を読み取ることで取得した帳票画像G2の内容と、変更前の帳票11に対応する定義データ41Daの内容とを比較した場合には、[メーカー]以外の項目欄が一致する。その結果、比較部311は、帳票画像G2上において、該当処理項目の記入枠にあたる処理領域Rの位置を確認する必要があると判断する。
設定有無判定部312は、比較部311の判定結果に基づき、一致した処理項目の定義情報に対応づけて記入枠の相対位置が設定されているか否かを判定する機能部である。例えば、一致した処理項目が[物件名]項目欄の場合、設定有無判定部312は、該当定義情報に相対位置「右1行1列」の値が設定されていると判定する。
位置合わせ部313は、設定有無判定部312の判定結果に基づき、帳票画像G2上において、一致した処理項目の記入枠にあたる処理領域Rの位置を合わせる。位置合わせ部313は、帳票処理対象に係る情報に含まれる一致した処理項目の部分画像領域の値に基づき、帳票画像G2上における処理項目の部分画像の位置を特定する。位置合わせ部313は、一致した処理項目の定義情報に対応づけて設定されている相対位置の値に基づき、帳票画像G2上で特定した処理項目の部分画像の位置を基準に、記入枠にあたる処理領域Rの位置を合わせる。例えば、一致した処理項目が[物件名]項目欄で、該当定義情報に相対位置「右1行1列」の値が設定されている場合には、帳票画像G2の原点を基準とした座標値で示される部分画像領域の値に基づき、帳票画像G2における[物件名]項目欄の部分画像の位置を特定する。その結果、位置合わせ部313は、[物件名]項目欄の定義情報に対応づけて設定されている相対位置「右1行1列」の値に基づき、帳票画像G2で特定した[物件名]項目欄の部分画像の位置を基準に、記入枠にあたる処理領域R3の位置を合わせる。これにより、帳票画像G2では、[物件名]項目欄の右1行1列の領域が、記入枠にあたる処理領域R3となる。
このように、定義データ更新部31は、帳票画像G2上において、一致した処理項目の記入枠にあたる処理領域Rの位置合わせを行うことで、帳票画像G2上の処理領域Rと、定義データ41Daに定義されている処理項目ごとの定義情報と、を対応づける。
図5は、本実施形態に係る位置合わせ後の確認画面例を示す図である。
図5には、変更後の帳票12を読み取ることで取得した帳票画像G2の内容と、変更前の帳票11に対応する定義データ41Daの内容とを比較し、帳票画像G2において、一致した処理項目の記入枠にあたる処理領域R1〜R4の位置合わせ結果が表示された画面例が示されている。
このような確認画面W1は、内容確認部52により表示される。内容確認部52は、定義データ更新部31からの位置合わせ結果を受け、例えば、帳票処理装置100が備える操作パネル120に表示する。
これにより、本実施形態に係る帳票処理機能では、利用者が、読み取った変更後の帳票12の項目欄のうち、変更前の帳票11に対応する定義データ41Daに定義されている処理項目と一致した項目欄を視覚的に把握することができる。その結果、利用者は、帳票のレイアウト変更に伴い、新規に追加された項目欄を容易に確認することができる。
また、確認画面W1は、位置合わせ結果を定義データ41Daに反映させるか否か(データ更新を行うか否か)を選択するためのGUI(Graphical User Interface)を有している。内容確認部52は、確認画面上のGUIを介して受け付けたデータ更新の指示結果([データ更新する]/[しない])を、定義データ更新部31へと渡す。
図3の説明に戻る。定義データ更新部31は、データ更新の指示結果に基づき、更新部314により、定義データ41Daのデータを更新する。
更新部314は、データ更新の指示結果が[データ更新する]であった場合に、帳票画像G2上の処理領域Rと対応づけられた定義情報に含まれる処理領域Rの位置の値を、位置合わせ後の値に更新する。更新部314は、定義情報に含まれる処理領域Rのうち、位置合わせ後の処理領域Rと異なる位置の値のみを更新する。なお、処理領域Rの位置の値は、帳票画像G2の原点を基準とした座標値であり、項目欄に対する記入枠の相対位置の値ではない。
図6は、本実施形態に係る位置合わせ後のデータ遷移例を示す図である。
図6(A)には、データ更新前の定義データ41Daの例が示されており、同図(B)には、データ更新後の定義データ41Daの例が示されている。
例えば、変更後の帳票12が読み取られ、変更前の帳票11に対応する定義データ41Daが入力された場合には、更新部314により、図6に示すようなデータ更新が行われる((A)に示すデータから(B)に示すデータに更新される)。
変更後の帳票12では、変更前の帳票11の[物件名]及び[金額]の項目欄の間に[メーカー]項目欄が追加されている。
そのため、変更後の帳票12と変更前の帳票11とにおいて、[契約者]及び[保証人]の項目欄に対する記入枠の位置は同じである。よって、更新部314では、処理領域R1,R2に対して、該当データ(座標値)の更新を行わない。
一方、変更後の帳票12と変更前の帳票11とにおいて、[物件名]及び[金額]の項目欄に対する各記入枠の位置は異なる。よって、更新部314では、帳票画像G2の原点を基準とした処理領域R3,R4の位置を示す該当データD5,D6を、位置合わせ後の処理領域R3,R4の座標値で上書きし、更新する。
これにより、本実施形態に係る帳票処理機能では、帳票のレイアウト変更による記入枠の位置ずれに起因して発生する、帳票画像G2上における記入枠にあたる処理領域Rに対する認識処理の精度低下を防ぐことができる。
図7は、本実施形態に係る設定画面例を示す図である。
図7には、帳票のレイアウト変更に伴い、新規に追加された[メーカー]項目欄の領域情報を設定する画面例が示されている。なお、図7に示す設定画面W2は、例えば、図6に示した確認画面上の[メーカー]項目欄が、ポインティングデバイスにより選択された際に表示される。
上述したように、利用者は、内容確認部52により表示される確認画面W1を介して、帳票のレイアウト変更に伴い、新規に追加された項目欄を確認できる。そこで、利用者入力部61は、図7に示すような設定画面W2を表示し、追加項目の記入枠にあたる処理領域Rの位置や処理内容などの定義値(定義情報)、また、これらの定義に対応づける項目名や処理領域Rの相対位置などの設定値(設定情報)を受け付ける。利用者入力部61は、設定画面上のGUIを介して受け付けた値を、定義データ更新部31へと渡す。
図3の説明に戻る。定義データ更新部31は、受け付けた値に基づき、更新部314により、定義データ41Daのデータを更新する。
図8は、本実施形態に係る新規項目設定後の定義データ例を示す図である。
図8には、新規項目が追加された定義データ41Daの例が示されている。例えば、図7に示した設定画面W2から、[メーカー]項目欄の定義値及び設定値を受け取った場合には、更新部314により、図8に示すようなデータ更新が行われる。更新部314は、利用者入力部61から受け取った定義値及び設定値を、所定の形式に従ったデータD7として、定義データ41Daに追加する。
なお、追加項目の項目名や処理領域Rの相対位置については、処理領域Rの位置や処理内容などと異なり、必要に応じて設定されればよい。例えば、変更頻度の高いことが想定される項目欄に対してのみ設定するようにしてもよい。
以上のように、本実施形態に係る帳票処理機能は、上記各機能部が連携動作することにより実現される。なお、本実施形態に係る帳票処理機能は、帳票処理装置100に搭載(インストール)されるプログラム(帳票処理機能を実現するソフトウェア)が、処理装置111(例えば「CPU」)により、記憶装置112(例えば「HDD」や「ROM」など)からメモリ(RAM)上に読み出され、以下の処理が実行されることで実現される。
本実施形態に係る帳票処理機能の詳細な動作(機能部群の連携動作)について、処理手順を示すフローチャートを用いて説明する。
《定義データ更新時の位置合わせ処理》
図9は、本実施形態に係る定義データ更新時の位置合わせ処理手順例を示すフローチャートである。なお、図9には、変更後の帳票12が読み取られ、変更前の帳票11の項目欄に対する記入枠の相対位置が設定されている定義データ41Daが入力された場合の処理手順例が示されている。
図9に示すように、帳票処理装置100は、定義データ入力部51により、変更前の帳票11に対応する定義データ41Daの入力を受け付ける(ステップS101)。定義データ入力部51は、受け付けた定義データ41Daを定義データ保持部41に格納する。
続いて、帳票処理装置100は、画像入力部21により、変更後の帳票12を読み取り、入力を受け付ける(ステップS102)。画像入力部21は、読み取り画像である帳票画像G2を取得する。
続いて、帳票処理装置100は、認識部22により、帳票画像G2に対して認識処理を実行する(ステップS103)。認識部22は、項目単位での部分画像、画像領域、文字(又は文字列)などを認識結果として取得し、読み取った帳票12の項目欄や記入枠などの帳票処理対象を特定する。
帳票処理装置100では、認識結果に基づき、帳票画像G2上において、位置合わせ処理が未処理の帳票処理対象(例えば「項目欄に対する記入枠」など)が存在するか否かを判定し(ステップS104)、存在する場合に(ステップS104:YES)、定義データ更新部31により、次のような位置合わせ処理が実行される。
定義データ更新部31は、比較部311により、定義データ保持部41にアクセスし、参照した定義データ41Daに定義されている処理項目と、帳票画像G2から認識・特定した処理項目とを比較し、内容が一致するか否かを判定する(ステップS105)。
定義データ更新部31は、処理項目が一致する場合に(ステップS105:YES)、設定有無判定部312により、一致した処理項目の定義情報に対応づけて記入枠の相対位置が設定されているか否かを判定する(ステップS106)。
定義データ更新部31は、相対位置が設定されている場合に(ステップS106:YES)、位置合わせ部313により、相対位置に基づき、帳票画像G2上において、一致した処理項目の記入枠にあたる処理領域Rの位置を合わせる(ステップS107)。具体的には、次の通りである。位置合わせ部313は、帳票画像G2から認識・特定した帳票処理対象に係る情報(認識結果)に含まれる一致した処理項目の部分画像領域の値に基づき、帳票画像G2上における処理項目の部分画像の位置を特定する。位置合わせ部313は、定義データ41Daにおいて、一致した処理項目の定義情報に対応づけて設定されている相対位置の値に基づき、帳票画像G2上で特定した処理項目の部分画像の位置を基準に、記入枠にあたる処理領域Rの位置を合わせる。
その後、定義データ更新部31は、ステップS104の処理へと移行し、未処理の帳票処理対象に対して、ステップS105〜S107の処理を繰り返す。
なお、定義データ更新部31は、帳票画像G2と定義データ41Daとの処理項目が一致しなかった場合(ステップS105:NO)、又は、一致した処理項目の定義情報に対応づけて記入枠の相対位置が設定されていなかった場合(ステップS106:NO)、位置合わせ処理(ステップS107)を行わず、ステップS104の処理へと移行する。
定義データ更新部31は、帳票画像G2上において、全ての帳票処理対象の位置合わせ処理が実行されると(ステップS104:NO:未処理の帳票処理対象なし)、内容確認部52に対して、位置合わせ結果が渡される。
その結果、内容確認部52では、位置合わせ後の帳票画像G2を、帳票処理装置100が備える操作パネル120に表示する(ステップS108)。このとき、内容確認部52は、例えば、帳票画像G2上で位置合わせされた処理領域Rを異なる態様(視覚的に区別可能な態様)で表示する。
《定義データの更新処理》
図10は、本実施形態に係る定義データ41Daの更新処理手順例を示すフローチャートである。図10に示す処理手順は、位置合わせ後に利用者からの指示を受け付けて実行される処理である。
図10(A)には、定義データ41Da内の処理領域Rの位置の値を更新する処理手順が示されている。
図10(A)に示すように、帳票処理装置100は、定義データ更新部31が、内容確認部52から、データ更新の指示を受け付けると(ステップS201:YES)、更新部314により、帳票画像G2上の処理領域Rと対応づけられた定義情報に含まれる処理領域Rの位置の値(帳票画像の原点を基準とした座標値)を、位置合わせ後の値に更新する(ステップS202)。このとき、更新部314は、定義情報に含まれる処理領域Rのうち、位置合わせ後の処理領域Rと異なる位置の値のみを更新する。
図10(B)には、定義データ41Da内に項目単位の定義情報を追加する処理手順例が示されている。
図10(B)に示すように、帳票処理装置100は、定義データ更新部31が、利用者入力部61から、入力された定義値(追加項目の記入枠にあたる処理領域の位置や処理内容などの値)及び/又は設定値(定義値に対応づける項目名や処理領域の相対位置などの値)を受け付けると(ステップS301:YES)、更新部314により、受け付けた値を、所定の形式で定義データ41Daに追加する(ステップS302)。
<まとめ>
以上のように、本実施形態に係る装置100によれば、定義データ41Daに定義されている帳票11の項目欄に対する記入枠の相対位置に基づき、帳票12を読み取ることで取得した帳票画像G2上において、処理項目の記入枠にあたる処理領域Rの位置を合わせる。その結果、帳票処理装置100では、帳票画像G2上の処理領域Rと、定義データ41Daに定義されている処理項目ごとの定義情報(処理領域の位置や処理内容などを含む情報群)と、が対応づけられる。これにより、帳票処理装置100は、対応づけた定義情報に含まれる、帳票画像G2の原点を基準とした処理領域Rの位置が、位置合わせ後の処理領域Rの位置と異なる場合に、定義情報を更新する。
よって、本実施形態に係る装置100では、変更前の帳票11に対応する定義データ41Daを利用し、帳票12で変更され部分のみを定義データ41Daに反映するため、定義データ41Daを効率よく更新できる。
なお、上記実施形態では、帳票のレイアウト変更例として、項目欄が新規追加された場合を例に挙げた。その他のレイアウト変更には、例えば、図11に示すように、帳票の項目欄が同じで、レイアウト上の位置が変更される場合も考えられる。本実施形態では、このような場合のデータ更新にも対応可能である。また、帳票のレイアウト変更だけでなく、類似帳票のデータ更新にも対応可能である。
[第2の実施形態]
第1の実施形態では、帳票の項目欄に対する記入枠の相対位置が設定されている定義データを更新する構成について説明を行った。そこで、本実施形態では、相対位置が設定されていない定義データを更新する構成について説明する。
なお、以下の説明では、第1の実施形態と異なる事項についてのみ説明、同一事項については、同じ参照符号を付し、その説明を省略する。また、記入枠の相対位置が設定されている定義データと設定されていない定義データとを総称する場合には、「定義データD41」と言う。
<帳票処理機能>
図12は、本実施形態に係る帳票処理機能の構成例を示す図である。
図12に示すように、本実施形態に係る帳票処理機能の構成は、定義データ更新部31が、設定有無判定部312のかわりに、相対位置割り出し部315を有している。
本実施形態に係る帳票処理機能では、まず、画像入力部21により、変更前の帳票11と変更後の帳票12とが読み取られ、それぞれに対応する帳票画像G1,G2が取得される。次に、帳票処理機能では、認識部22により、帳票画像G1,G2に対して認識処理が行われ、項目単位の部分画像、画像領域、及び文字(又は文字列)などが認識結果として取得される。その結果、帳票処理機能では、読み取った帳票11,12の項目欄(処理項目)や記入枠(処理領域)などの帳票処理対象が特定され、定義データ更新部31に対して、帳票画像G1,G2とともに、認識結果として取得した帳票処理対象に係る情報などが渡される。
また、帳票処理機能では、定義データ入力部51により、変更前の帳票11に対応する相対位置が設定されていない定義データ41Dbの入力を受け付けて、定義データ保持部41に格納されている。これにより、帳票処理機能では、比較部311により、帳票画像G2から認識・特定した処理項目と、定義データ41Dbに定義されている処理項目とを比較し、内容が一致するか否かが判定される。
その後、帳票処理機能では、位置合わせ部313により、変更前の帳票11の項目欄に対する記入枠の相対位置に基づき、変更後の帳票12を読み取ることで取得した帳票画像G2上において、処理項目の記入枠にあたる処理領域Rの位置合わせが行われる。その結果、帳票処理機能では、変更後の帳票12を読み取ることで取得した帳票画像G2上の処理領域Rと、変更前の帳票11に対応する定義データ41Dbに定義されている項目ごとの定義情報(処理領域の位置や処理内容などを含む情報群)と、が対応づけられる。
しかし、上記の通り、変更前の帳票11に対応する定義データ41Dbには、項目欄に対する記入枠の相対位置が設定されていないため、変更前の帳票11を読み取ることで取得した帳票画像G1から、記入枠にあたる処理領域Rの相対位置を割り出す必要がある。
そこで、本実施形態に係る定義データ更新部31では、変更前の帳票11の項目欄に対する記入枠の相対位置を割り出す機能部である相対位置割り出し部315を有している。相対位置割り出し部315は、比較部311の判定結果に基づき、変更前の帳票11を読み取ることで取得した帳票画像G1上において、一致した処理項目(項目欄)の部分画像の位置を特定する。相対位置割り出し部315は、特定した部分画像の位置を基準に、記入枠にあたる処理領域Rの相対的な位置を割り出す。
これにより、定義データ更新部31では、割り出した相対位置に基づき、帳票画像G2上において、一致した処理項目の記入枠にあたる処理領域Rの位置合わせが行われる。その結果、本実施形態に係る帳票処理機能では、変更後の帳票12を読み取ることで取得した帳票画像G2上の処理領域Rと、変更前の帳票11に対応する定義データ41Dbに定義されている処理項目ごとの定義情報と、が対応づけられる。
《定義データ更新時の位置合わせ処理》
図13は、本実施形態に係る定義データ更新時の位置合わせ処理手順例を示すフローチャートである。
なお、図13には、変更前と変更後の帳票11,12それぞれが読み取られ、変更前の帳票11の項目欄に対する記入枠の相対位置が設定されていない定義データ41Dbが入力された場合の処理手順例が示されている。
図13に示すように、帳票処理装置100は、定義データ入力部51により、変更前の帳票11に対応する定義データ41Dbの入力を受け付ける(ステップS401)。定義データ入力部51は、受け付けた定義データ41Dbを定義データ保持部41に格納する。
続いて、帳票処理装置100は、画像入力部21により、変更前の帳票11と変更後の帳票12とを読み取り、入力を受け付ける(ステップS402)。画像入力部21は、読み取り画像である帳票画像G1,G2を取得する。
続いて、帳票処理装置100は、認識部22により、帳票画像G1,G2に対して認識処理を実行する(ステップS403)。認識部22は、項目単位での部分画像、画像領域、文字(又は文字列)などを認識結果として取得し、読み取った帳票11,12の項目欄や記入枠などの帳票処理対象を特定する。
帳票処理装置100では、認識結果に基づき、変更前の帳票12を読み取ることで取得した帳票画像上において、位置合わせ処理が未処理の帳票処理対象(例えば「項目欄に対する記入枠」など)が存在するか否かを判定し(ステップS404)、存在する場合に(ステップS404:YES)、定義データ更新部31により、次のような位置合わせ処理が実行される。
定義データ更新部31は、比較部311により、定義データ保持部41にアクセスし、参照した定義データ41Dbに定義されている処理項目と、変更後の帳票12を読み取ることで取得した帳票画像G2から認識・特定した処理項目とを比較し、内容が一致するか否かを判定する(ステップS405)。
定義データ更新部31は、処理項目が一致する場合に(ステップS405:YES)、相対位置割り出し部315により、変更前の帳票11を読み取ることで取得した帳票画像G1上において、一致した処理項目(項目欄)の部分画像の位置を基準に、記入枠にあたる処理領域Rの相対的な位置を割り出せたか否かを判定する(ステップS406)。
定義データ更新部31は、相対位置が割り出せた場合に(ステップS406:YES)、位置合わせ部313により、相対位置に基づき、変更後の帳票12を読み取ることで取得した帳票画像G2上において、一致した処理項目の記入枠にあたる処理領域Rの位置を合わせる(ステップS407)。具体的には、次の通りである。位置合わせ部313は、帳票画像G2から認識・特定した帳票処理対象に係る情報(認識結果)に含まれる一致した処理項目の部分画像領域の値に基づき、帳票画像G2上における処理項目の部分画像の位置を特定する。位置合わせ部313は、定義データ41Dbにおいて、一致した処理項目の定義情報に対応づけて設定されている相対位置の値に基づき、帳票画像G2上で特定した処理項目の部分画像の位置を基準に、記入枠にあたる処理領域Rの位置を合わせる。
その後、定義データ更新部31は、ステップS404の処理へと移行し、未処理の帳票処理対象に対して、ステップS405〜S407の処理を繰り返す。
なお、定義データ更新部31は、変更後の帳票12を読み取ることで取得した帳票画像G2と定義データ41Daとの処理項目が一致しなかった場合(ステップS405:NO)、又は、一致した処理項目の定義情報に対応づけて記入枠の相対位置が設定されていなかった場合(ステップS406:NO)、位置合わせ処理(ステップS407)を行わず、ステップS404の処理へと移行する。
定義データ更新部31は、変更後の帳票12を読み取ることで取得した帳票画像G2上において、全ての帳票処理対象の位置合わせ処理が実行されると(ステップS404:NO:未処理の帳票処理対象なし)、内容確認部52に対して、位置合わせ結果が渡される。
その結果、内容確認部52では、位置合わせ後の帳票画像G2を、帳票処理装置100が備える操作パネル120に表示する(ステップS408)。このとき、内容確認部52は、例えば、変更後の帳票12を読み取ることで取得した帳票画像G2上で位置合わせされた処理領域Rを異なる態様(視覚的に区別可能な態様)で表示する。
<まとめ>
以上のように、本実施形態に係る帳票処理装置100によれば、変更前の帳票11を読み取ることで取得した帳票画面G1上において、項目欄の部分画像の位置を基準に、記入枠にあたる処理領域Rの相対的な位置を割り出す。帳票処理装置100は、割り出した相対位置に基づき、変更後の帳票12を読み取ることで取得した帳票画像G2上において、処理項目の記入枠にあたる処理領域Rの位置を合わせる。これにより、帳票処理装置100では、変更後の帳票12を読み取ることで取得した帳票画像G2上の処理領域Rと、変更前の帳票11に対応する定義データ41Dbに定義されている処理項目ごとの定義情報(処理領域の位置や処理内容などを含む情報群)と、が対応づけられる。その結果、帳票処理装置100は、対応づけた定義情報に含まれる、帳票画像G2の原点を基準とした処理領域Rの位置が、位置合わせ後の処理領域Rの位置と異なる場合に、定義情報を更新する。
よって、本実施形態に係る帳票処理装置100では、記入枠(処理領域)の相対位置が設定されていない定義データ41Dbであっても、定義データ41Dbを効率よく更新できる(第1の実施形態と同様の効果を奏する)。
また、本実施形態では、例えば、記入枠の相対位置が設定されていない以前からの定義データ41Dbを、そのまま利用できる。そのため、本実施形態では、記入枠の相対位置が設定されている定義データ41Dbを予め用意しておく必要がなく、利用者の手間を省くことができる。また、本実施形態では、定義データ41Dに相対位置の設定情報が含まれないため、定義データ41Dのデータ量を削減することができ、定義データ保持部41(記憶領域)の消費を軽減することもできる。
ここまで、上記実施形態の説明を行ってきたが、上記実施形態に係る「帳票処理機能」は、図を用いて説明を行った各処理手順を、動作環境(プラットフォーム)にあったプログラミング言語でコード化したプログラムが、帳票処理装置100の処理装置(例えば「CPU」)により実行されることで実現される。
上記プログラムは、コンピュータが読み取り可能な記録媒体114aに格納することができる。これにより、例えば、上記プログラムは、外部記憶I/F114を介して、帳票処理装置100にインストールすることができる。また、帳票処理装置100は、ネットワークI/F113を備えていることから、電気通信回線を用いて上記プログラムをダウンロードし、インストールすることもできる。
また、上記実施形態に係る帳票処理機能は、次のような帳票認識技術にも適用可能である。例えば、特開2000−29986号公報には、帳票の項目欄にあたる処理項目と、対応する記入枠にあたる処理領域Rに対して実行する処理内容とが、フォーマット情報として登録されており、この情報を利用することで、レイアウトが固定されていない準定型の帳票認識を行う技術が開示されている。
上記実施形態では、このような帳票認識技術においても、帳票の項目欄に対する記入枠の相対位置を、処理項目単位でフォーマット情報と対応づけることで、相対位置に基づき、帳票を読み取ることで取得した帳票画像G上の記入枠にあたる処理領域Rの位置合わせが行える(位置合わせ後の処理領域と処理内容とが対応づけられる)。よって、上記帳票認識技術においても、登録されているレイアウト情報を効率よく更新することができる。
最後に、上記実施形態に挙げた形状や構成に、その他の要素との組み合わせなど、ここで示した要件に、本発明が限定されるものではない。これらの点に関しては、本発明の主旨をそこなわない範囲で変更することが可能であり、その応用形態に応じて適切に定めることができる。
11,12 帳票
21 画像入力部
22 認識部
31 定義データ更新部
311 比較部
312 設定有無判定部
313 位置合わせ部
314 更新部
315 相対位置割り出し部
41 定義データ保持部(D:定義データ,Da:相対位置設定あり,Db:相対位置設定なし)
51 定義データ入力部
52 帳票確認部(表示部)
61 利用者入力部(設定部)
100 帳票処理装置
110 コントローラ(制御基板)
111 CPU(処理装置)
112 記憶装置(揮発性・不揮発性の半導体メモリ、大容量記憶装置など)
113 ネットワークI/F(NIC:Network I/F Card)
114 外部記憶I/F(a:記録媒体)
120 操作パネル(表示装置)
130 スキャナ
B バス
G 帳票画像(1:変更前の帳票から取得,2:変更後の帳票から取得)
R 処理領域
W 表示画面(1:確認,2:設定)
特開2002−298081号公報 特開2001−126010号公報

Claims (15)

  1. 帳票を読み取るための処理項目、処理領域、及び処理内容を含む定義情報が定義された定義データに基づき、読み取った帳票を処理する帳票処理装置であって、
    第2の帳票を読み取り、帳票画像を取得する画像入力手段と、
    第1の帳票を読み取るための定義データを、所定の記憶領域に保持する保持手段と、
    前記定義データに定義されている第1の帳票の項目欄に対する記入枠の相対位置に基づき、前記画像入力手段により取得した帳票画像上において、処理項目の記入枠にあたる処理領域の位置を合わせ、前記帳票画像上の処理領域と、前記定義データに定義されている処理項目ごとの定義情報と、を対応づける位置合わせ手段と、
    対応づけた定義情報に含まれる処理領域の位置の値を、位置合わせ後の処理領域の位置の値で更新する更新手段と、を有することを特徴とする帳票処理装置。
  2. 前記画像入力手段により取得した帳票画像に対して所定の認識処理を行い、第2の帳票に含まれる帳票処理対象を特定する認識手段と、
    前記認識手段により、前記帳票画像から特定した帳票処理対象の処理項目と、前記定義データに定義されている処理項目と、を比較し、内容が一致するか否かを判定する比較手段と、
    前記定義データの定義情報に前記相対位置の定義が対応づけて設定されているか否かを判定する判定手段と、を有し、
    前記判定手段は、
    前記比較手段による比較結果に基づき、前記相対位置の定義が、処理項目が一致した定義情報に対応づけて設定されているか否かを判定し、
    前記位置合わせ手段は、
    前記判定手段による判定結果から、処理項目が一致した定義情報に対応づけて設定されている相対位置に基づき、前記帳票画像上において、一致した処理項目の記入枠にあたる処理領域の位置を合わせることを特徴とする請求項1に記載の帳票処理装置。
  3. 前記位置合わせ手段は、
    前記認識手段により特定した帳票処理対象に係る情報に含まれる、一致した処理項目の部分画像領域の値に基づき、前記帳票画像上における処理項目の部分画像の位置を特定し、
    処理項目が一致した定義情報に対応づけて設定されている相対位置の値に基づき、前記帳票画像上で特定した処理項目の部分画像の位置を基準に、記入枠にあたる処理領域の位置を合わせることを特徴とする請求項2に記載の帳票処理装置。
  4. 前記更新手段は、
    前記位置合わせ手段により対応づけられた定義情報に含まれる、前記帳票画像の原点を基準とした処理領域の位置の値が、位置合わせ後の処理領域の位置の値と異なる場合に、前記定義情報を更新することを特徴とする請求項1ないし3のいずれか一項に記載の帳票処理装置。
  5. 前記画像入力手段により取得した帳票画像を表示する表示手段を、有し、
    前記表示手段は、
    前記位置合わせ手段による位置合わせ後の処理領域を、前記帳票画像上に異なる態様で表示することを特徴とする請求項1ないし4のいずれか一項に記載の帳票処理装置。
  6. 所定のGUI(Graphical User Interface)を介して、前記定義データへの入力を受け付けるデータ入力手段と、を有し、
    前記更新手段は、
    前記データ入力手段により入力したデータに基づき、前記定義データを更新することを特徴とする請求項1ないし5のいずれか一項に記載の帳票処理装置。
  7. 帳票を読み取るための処理項目、処理領域、及び処理内容を含む定義情報が定義された定義データに基づき、読み取った帳票を処理する帳票処理装置であって、
    第1の帳票と第2の帳票とを読み取り、第1の帳票画像と第2の帳票画像とを取得する画像入力手段と、
    前記画像入力手段により取得した第1の帳票画像と第2の帳票画像とに対して所定の認識処理を行い、第1の帳票に含まれる帳票処理対象と第2の帳票に含まれる帳票処理対象とを特定する認識手段と、
    前記第1の帳票を読み取るための定義データを、所定の記憶領域に保持する保持手段と、
    前記認識手段により、第1の帳票画像から特定した第1の帳票の項目欄に対する記入枠の相対位置に基づき、前記第2の帳票画像上において、処理項目の記入枠にあたる処理領域の位置を合わせ、前記第2の帳票画像上の処理領域と、前記定義データに定義されている処理項目ごとの定義情報と、を対応づける位置合わせ手段と、
    対応づけた定義情報に含まれる処理領域の位置の値を、位置合わせ後の処理領域の位置の値で更新する更新手段と、を有することを特徴とする帳票処理装置。
  8. 前記認識手段により、前記第2の帳票画像から特定した帳票処理対象の処理項目と、前記定義データに定義されている処理項目と、を比較し、内容が一致するか否かを判定する比較手段と、
    前記認識手段により、前記第1の帳票画像から、前記第1の帳票の項目欄に対する記入枠の相対位置を割り出す割り出し手段と、を有し、
    前記割り出し手段は、
    前記比較手段による比較結果に基づき、前記第1の帳票画像から、処理項目が一致した前記第1の帳票の項目欄に対する記入枠の相対位置を割り出し、
    前記位置合わせ手段は、
    前記割り出し手段により割り出した相対位置に基づき、前記第2の帳票画像上において、一致した処理項目の記入枠にあたる処理領域の位置を合わせることを特徴とする請求項7に記載の帳票処理装置。
  9. 前記位置合わせ手段は、
    前記認識手段により、前記第1の帳票画像から特定した帳票処理対象に係る情報に含まれる、一致した処理項目の部分画像領域の値に基づき、前記第2の帳票画像上における処理項目の部分画像の位置を特定し、
    処理項目が一致した定義情報に対応づけて設定されている相対位置の値に基づき、前記第2の帳票画像上で特定した処理項目の部分画像の位置を基準に、記入枠にあたる処理領域の位置を合わせることを特徴とする請求項8に記載の帳票処理装置。
  10. 前記更新手段は、
    前記位置合わせ手段により対応づけられた定義情報に含まれる、前記第2の帳票画像の原点を基準とした処理領域の位置の値が、位置合わせ後の処理領域の位置の値と異なる場合に、前記定義情報を更新することを特徴とする請求項7ないし9のいずれか一項に記載の帳票処理装置。
  11. 第1の帳票を読み取るための処理項目、処理領域、及び処理内容を含む定義情報が定義された定義データを保持する保持手段を有し、前記定義データに基づき、読み取った帳票を処理する帳票処理装置における帳票処理方法であって、
    第2の帳票を読み取り、帳票画像を取得する画像入力手順と、
    前記定義データに定義されている第1の帳票の項目欄に対する記入枠の相対位置に基づき、前記画像入力手順により取得した帳票画像上において、処理項目の記入枠にあたる処理領域の位置を合わせ、前記帳票画像上の処理領域と、前記定義データに定義されている処理項目ごとの定義情報と、を対応づける位置合わせ手順と、
    前記位置合わせ手順により対応づけた定義情報に含まれる、前記帳票画像の原点を基準とした処理領域の位置の値を、位置合わせ後の処理領域の位置の値で更新する更新手順と、を有することを特徴とする帳票処理方法。
  12. 第1の帳票を読み取るための処理項目、処理領域、及び処理内容を含む定義情報が定義された定義データを保持する保持手段を有し、前記定義データに基づき、読み取った帳票を処理する帳票処理装置における帳票処理方法であって、
    前記第1の帳票と第2の帳票とを読み取り、第1の帳票画像と第2の帳票画像とを取得する画像入力手順と、
    前記画像入力手順により取得した帳票画像に対して所定の認識処理を行い、第1の帳票に含まれる帳票処理対象と第2の帳票に含まれる帳票処理対象とを特定する認識手順と、
    前記認識手順により、前記第1の帳票画像から特定した第1の帳票の項目欄に対する記入枠の相対位置に基づき、前記第2の帳票画像上において、処理項目の記入枠にあたる処理領域の位置を合わせ、前記第2の帳票画像上の処理領域と、前記定義データに定義されている処理項目ごとの定義情報と、を対応づける位置合わせ手順と、
    前記位置合わせ手順により対応づけた定義情報に含まれる、前記第2の帳票画像の原点を基準とした処理領域の位置の値を、位置合わせ後の処理領域の位置の値で更新する更新手順と、を有することを特徴とする帳票処理方法。
  13. 第1の帳票を読み取るための処理項目、処理領域、及び処理内容を含む定義情報が定義された定義データを保持する保持手段を有し、前記定義データに基づき、読み取った帳票を処理する帳票処理装置における帳票処理プログラムであって、
    コンピュータを、
    第2の帳票を読み取り、帳票画像を取得する画像入力手段と、
    前記定義データに定義されている第1の帳票の項目欄に対する記入枠の相対位置に基づき、前記画像入力手段により取得した帳票画像上において、処理項目の記入枠にあたる処理領域の位置を合わせ、前記帳票画像上の処理領域と、前記定義データに定義されている処理項目ごとの定義情報と、を対応づける位置合わせ手段と、
    前記位置合わせ手段により対応づけた定義情報に含まれる、前記帳票画像の原点を基準とした処理領域の位置の値を、位置合わせ後の処理領域の位置の値で更新する更新手段として機能させる帳票処理プログラム。
  14. 第1の帳票を読み取るための処理項目、処理領域、及び処理内容を含む定義情報が定義された定義データを保持する保持手段を有し、前記定義データに基づき、読み取った帳票を処理する帳票処理装置における帳票処理プログラムであって、
    コンピュータを、
    前記第1の帳票と第2の帳票とを読み取り、第1の帳票画像と第2の帳票画像とを取得する画像入力手段と、
    前記画像入力手段により取得した帳票画像に対して所定の認識処理を行い、第1の帳票に含まれる帳票処理対象と第2の帳票に含まれる帳票処理対象とを特定する認識手段と、
    前記認識手段により、前記第1の帳票画像から特定した第1の帳票の項目欄に対する記入枠の相対位置に基づき、前記第2の帳票画像上において、処理項目の記入枠にあたる処理領域の位置を合わせ、前記第2の帳票画像上の処理領域と、前記定義データに定義されている処理項目ごとの定義情報と、を対応づける位置合わせ手段と、
    前記位置合わせ手段により対応づけた定義情報に含まれる、前記第2の帳票画像の原点を基準とした処理領域の位置の値を、位置合わせ後の処理領域の位置の値で更新する更新手段として機能させる帳票処理プログラム。
  15. 請求項13又は14に記載のプログラムを記憶した、コンピュータが読み取り可能な記録媒体。
JP2010204858A 2010-09-13 2010-09-13 帳票処理装置、帳票処理方法、帳票処理プログラム、及びそのプログラムを記録した記録媒体 Expired - Fee Related JP5556524B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010204858A JP5556524B2 (ja) 2010-09-13 2010-09-13 帳票処理装置、帳票処理方法、帳票処理プログラム、及びそのプログラムを記録した記録媒体
US13/222,288 US8564846B2 (en) 2010-09-13 2011-08-31 Form processing apparatus, form processing method, and storage medium for updating definition data
CN2011102689208A CN102402573B (zh) 2010-09-13 2011-09-13 表格处理装置和表格处理方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010204858A JP5556524B2 (ja) 2010-09-13 2010-09-13 帳票処理装置、帳票処理方法、帳票処理プログラム、及びそのプログラムを記録した記録媒体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2012059226A JP2012059226A (ja) 2012-03-22
JP5556524B2 true JP5556524B2 (ja) 2014-07-23

Family

ID=45806457

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010204858A Expired - Fee Related JP5556524B2 (ja) 2010-09-13 2010-09-13 帳票処理装置、帳票処理方法、帳票処理プログラム、及びそのプログラムを記録した記録媒体

Country Status (3)

Country Link
US (1) US8564846B2 (ja)
JP (1) JP5556524B2 (ja)
CN (1) CN102402573B (ja)

Families Citing this family (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6103235B2 (ja) * 2013-10-09 2017-03-29 富士ゼロックス株式会社 設定記憶装置および画像形成装置、設定記憶制御プログラム
CN106156715A (zh) * 2015-04-24 2016-11-23 富士通株式会社 分析表格图像的布局的方法和设备
US9910842B2 (en) * 2015-08-12 2018-03-06 Captricity, Inc. Interactively predicting fields in a form
JP2018124705A (ja) * 2017-01-31 2018-08-09 日本Ics株式会社 証憑の管理プログラム
CN107967354A (zh) * 2017-12-19 2018-04-27 马上消费金融股份有限公司 一种内容显示位置调整方法、系统、装置及存储介质
US11416674B2 (en) * 2018-07-20 2022-08-16 Ricoh Company, Ltd. Information processing apparatus, method of processing information and storage medium
JP7211157B2 (ja) * 2019-02-27 2023-01-24 日本電信電話株式会社 情報処理装置、関連付け方法および関連付けプログラム
JP7420134B2 (ja) * 2019-03-28 2024-01-23 ソニーグループ株式会社 情報処理装置、情報処理方法及びプログラム
JP6590355B1 (ja) * 2019-04-26 2019-10-16 Arithmer株式会社 学習モデル生成装置、文字認識装置、学習モデル生成方法、文字認識方法、及びプログラム
JP2021131659A (ja) * 2020-02-19 2021-09-09 キヤノンマーケティングジャパン株式会社 情報処理装置、制御方法、及びプログラム
CN111814444A (zh) * 2020-07-21 2020-10-23 四川爱联科技有限公司 一种基于bs架构的表格数据汇总分析方法
USD993277S1 (en) * 2020-12-10 2023-07-25 Yokogawa Electric Corporation Display screen or portion thereof with graphical user interface

Family Cites Families (24)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07107694B2 (ja) * 1984-08-31 1995-11-15 株式会社日立製作所 文書処理装置
US4949392A (en) * 1988-05-20 1990-08-14 Eastman Kodak Company Document recognition and automatic indexing for optical character recognition
JPH04136357A (ja) 1990-09-26 1992-05-11 Misawa Homes Co Ltd 階段の取付構造
JPH04183527A (ja) 1990-11-14 1992-06-30 Mitsubishi Electric Corp ワイヤ放電加工機のワイヤ供給装置
JPH09319824A (ja) * 1996-05-30 1997-12-12 Hitachi Ltd 帳票認識方法
US6327387B1 (en) * 1996-12-27 2001-12-04 Fujitsu Limited Apparatus and method for extracting management information from image
JP3394694B2 (ja) * 1997-08-29 2003-04-07 沖電気工業株式会社 フォーマット情報登録方法及びocrシステム
JP2000029986A (ja) 1998-07-10 2000-01-28 Ricoh Co Ltd 帳票データ読取方法、記録媒体、及び、帳票データ読取装置
JP2000268106A (ja) 1999-03-15 2000-09-29 Casio Comput Co Ltd 帳票処理装置およびそのプログラム記録媒体
JP2001126010A (ja) 1999-11-01 2001-05-11 Ricoh Co Ltd 帳票処理装置、帳票定義作成方法、領域抽出方法及び記憶媒体
JP2001312694A (ja) * 2000-05-01 2001-11-09 Hitachi Ltd 多種類の帳票認識方法および装置
JP3857513B2 (ja) * 2000-09-29 2006-12-13 グローリー株式会社 辞書更新システム、辞書更新方法およびその方法をコンピュータに実行させるプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
JP2002298081A (ja) 2001-03-30 2002-10-11 Toshiba Corp 光学的文字認識装置及び帳票読取定義体のフィールド定義方法
JP4136357B2 (ja) 2001-10-30 2008-08-20 株式会社Pfu 帳票定義処理装置、帳票定義処理プログラム、および帳票定義処理プログラム記録媒体
CN1430162A (zh) * 2001-12-29 2003-07-16 财团法人资讯工业策进会 电子表单编辑方法及系统
JP2004102320A (ja) * 2002-09-04 2004-04-02 Fujitsu Ltd 帳票処理装置、帳票処理方法、及びその方法をコンピュータに行わせるプログラム
JP4183527B2 (ja) 2003-02-24 2008-11-19 日立オムロンターミナルソリューションズ株式会社 帳票定義データ作成方法および帳票処理装置
JP2005044256A (ja) 2003-07-25 2005-02-17 Casio Comput Co Ltd 帳票フィールド属性作成システムおよび方法、並びにプログラム
JP4357226B2 (ja) * 2003-08-08 2009-11-04 日立オムロンターミナルソリューションズ株式会社 帳票定義装置、帳票定義方法及び帳票定義プログラム
US20050076301A1 (en) * 2003-10-01 2005-04-07 Weinthal Tevya A. Apparatus, system, and method for managing fitness data
US8660294B2 (en) * 2005-10-25 2014-02-25 Charactell Ltd. Form data extraction without customization
JP2007279828A (ja) * 2006-04-03 2007-10-25 Toshiba Corp 帳票処理装置、帳票様式作成装置、帳票、帳票処理用のプログラム、帳票様式作成用のプログラム
JP4521377B2 (ja) * 2006-06-02 2010-08-11 日立オムロンターミナルソリューションズ株式会社 帳票処理装置、該装置実行のためのプログラム、及び、帳票書式作成プログラム
US20100125617A1 (en) * 2008-11-18 2010-05-20 Andrea Alexander System for Consolidating Business Documents

Also Published As

Publication number Publication date
JP2012059226A (ja) 2012-03-22
US20120062961A1 (en) 2012-03-15
US8564846B2 (en) 2013-10-22
CN102402573B (zh) 2013-12-25
CN102402573A (zh) 2012-04-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5556524B2 (ja) 帳票処理装置、帳票処理方法、帳票処理プログラム、及びそのプログラムを記録した記録媒体
US8094976B2 (en) One-screen reconciliation of business document image data, optical character recognition extracted data, and enterprise resource planning data
US8117586B2 (en) Printed circuit board layout system and method thereof
JP2007249312A (ja) フィールド機器管理装置およびフィールド機器管理方法
US20220414066A1 (en) Data management system, management method, and storage medium
CN106020837A (zh) 一种加载机顶盒驱动的方法及系统
US20080216065A1 (en) Information processing device, patch code application system, electronic instrument, and patch code application method
US20040030855A1 (en) Method for setting up disk-array device, computer-readable storage medium, and information processing device
JP2006285707A (ja) 業務仕様作成支援システム及び方法
CN112700348A (zh) 工艺数据处理方法、装置、存储介质与电子设备
US20080052053A1 (en) Information processing apparatus and method thereof
JP2009110100A (ja) Cadシステムおよび部品配置方法
CN104809036B (zh) 修复路由器固件漏洞的方法和系统
JP4357226B2 (ja) 帳票定義装置、帳票定義方法及び帳票定義プログラム
JP2019169182A (ja) 情報処理装置、制御方法、プログラム
JP4362777B2 (ja) プログラミング装置、シンボル自動登録方法、プログラムおよび記録媒体
JP2018050258A (ja) 情報処理装置、情報処理システム、及び、情報処理方法
US20100064196A1 (en) Data processing systems and methods for loading data from non volatile memory to a memory
US20100087944A1 (en) Semiconductor manufacturing apparatus, method of managing apparatus operation parameters, and program
JP2007257327A (ja) 設計支援装置、設計支援方法及び設計支援プログラム
JP2008234379A (ja) ソフトウェア生成装置ならびにソフトウェア生成方法
JP2001084163A (ja) 更新処理の影響事前調査装置及び方法、更新処理プログラムの動作テスト装置及び方法
JP2720805B2 (ja) プログラム流れ図参照方式
JP2020013239A (ja) モデル検査装置、及び、設計ルール改変支援方法
JP2010128682A (ja) 図形部品検索システム、方法、及びプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20130718

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20140404

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140507

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140520

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5556524

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees