JP2020010831A - 情報処理システム、情報処理装置およびプログラム - Google Patents
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Abstract
Description
請求項2に記載の発明は、前記関連手段にて関連付けられた前記内的状態と前記対面人物情報とを予め定められた条件に応じて記録するタイミングを制御する記録制御手段を備える請求項1に記載の情報処理システムである。
請求項3に記載の発明は、前記記録制御手段は、前記推定手段により前記ユーザの前記内的状態が既定の状態になったと推定された場合に前記記録を行う請求項2に記載の情報処理システムである。
請求項4に記載の発明は、前記記録制御手段は、ユーザが予め定められた人物と対面していることが特定されたときに前記記録を行う請求項2に記載の情報処理システムである。
請求項5に記載の発明は、前記関連手段は、予め定められた条件に基づいて、前記内的状態と前記対面人物情報との関連付けを行う請求項1に記載の情報処理システムである。
請求項6に記載の発明は、前記関連手段は、ユーザと対面している人物との対面時間に応じて、前記内的状態と前記対面人物情報との関連付けを行う請求項5に記載の情報処理システムである。
請求項7に記載の発明は、前記関連手段は、ユーザが人物との対面を開始した後に、前記内的状態が変化した場合に、前記内的状態と前記対面人物情報とを関連付ける請求項5に記載の情報処理システムである。
請求項8に記載の発明は、前記ユーザの内的状態が既定の状態と推定された場合、対面している人物に対して通知を行う通知手段を備える請求項1に記載の情報処理システムである。
請求項9に記載の発明は、前記通知手段は、前記対面人物が所持する端末装置にて前記通知を行う請求項8に記載の情報処理システムである。
請求項10に記載の発明は、ユーザの状態に関する状態情報を取得する取得手段と、前記取得手段が取得した前記ユーザの前記状態情報に基づいて、当該ユーザの内的状態を推定する推定手段と、前記取得手段によって前記状態情報の取得が行われた際に、前記ユーザが対面している人物に関する対面人物情報を取得する人物情報取得手段と、前記推定手段にて推定した前記内的状態と、前記人物情報取得手段が取得した前記対面人物情報とを関連付ける関連手段と、を備える情報処理システムである。
請求項11に記載の発明は、ユーザの内的状態を取得する内的状態取得手段と、前記ユーザが対面している人物に関する対面人物情報を取得する人物情報取得手段と、前記内的状態と前記対面人物情報とを関連付ける関連手段と、を備える情報処理装置である。
請求項12に記載の発明は、コンピュータに、ユーザの内的状態を取得する機能と、前記ユーザが対面している人物に関する対面人物情報を取得する機能と、前記内的状態と前記対面人物情報とを関連付ける機能と、を実現させるためのプログラムである。
請求項2の発明によれば、関連付けられた内的状態と対面人物情報とを、条件にかかわらず記録を行う場合と比較して、記録が行われる資源を節約することができる。
請求項3の発明によれば、ユーザの全ての内的状態と対面人物情報とを記録するのではなく、既定の状態になったユーザの内的状態と対面人物情報とを記録することが可能になる。
請求項4の発明によれば、全ての人物の対面人物情報と内的状態とを記録するのではなく、ユーザが記録すべき人物と対面したときの対面人物情報と内的状態とを記録することができる。
請求項5の発明によれば、条件にかかわらず内的状態と対面人物情報とを関連付ける場合と比較して、内的状態に影響を及ぼした人物の特定精度を高めることが可能になる。
請求項6の発明によれば、例えばユーザとすれ違っただけなど、ユーザの内的状態に対する影響が少ない対面の仕方をした人物の対面人物情報と内的状態とを関連付けることを抑制できる。
請求項7の発明によれば、ユーザの内的状態に対する影響を及ぼさなかった人物の対面人物情報と内的状態とが関連付けされることを防止できる。
請求項8の発明によれば、ユーザの内的状態が既定の状態になったことを対面している人物に認識させることができる。
請求項9の発明によれば、通知が行われることに伴うユーザの心理的負担を低減しながら、ユーザの内的状態が既定の状態になったことを対面している人物に認識させることができる。
[情報処理システム1]
図1は、本実施形態の情報処理システム1の一例としての全体図である。
端末装置10は、ネットワークを介して外部装置から取得した情報や、装置内部にて生成された情報を画面等に表示する。
また、本実施形態の端末装置10には、例えばユーザの腕などユーザの身体に装着されるウェアラブル端末装置を用いることができる。そして、端末装置10(取得手段の一例)は、ユーザの生体情報(状態情報の一例)を取得する。生体情報は、例えば、皮膚導電率、容積脈波、心拍、心電図など、ユーザの身体の肌などの表面から取得可能なユーザの情報を含む。そして、端末装置は、生体情報の取得対象であるユーザを特定可能な情報とともに、取得した生体情報をサーバ装置30に送信する。また、端末装置10は、取得したユーザの生体情報を、時間情報に関連付けてサーバ装置30に送信する。
カメラ装置20は、対象物を含む予め定められた範囲を撮影する。例えば、カメラ装置20は、ユーザAが仕事を行うオフィスなどの空間に設置される。そして、カメラ装置20(人物情報取得手段の一例)は、ユーザおよびユーザに対面する人物が撮影範囲に存在する場合には、ユーザおよび対面する人物を撮影する。さらに、カメラ装置20は、撮影した画像を一定時間記憶することが可能になっている。そして、カメラ装置20は、撮影した画像をサーバ装置30に送信する。
なお、本実施形態のカメラ装置20は、動画像を撮影するものであるが、予め定められた時間間隔で静止画像を撮影するものであっても構わない。
図2は、本実施形態のサーバ装置30の機能構成を示す図である。
図2に示すように、サーバ装置30は、ユーザAの内的状態を推定する内的状態推定部31(推定手段の一例、内的状態取得手段の一例)と、対象者であるユーザAに対面する人物を特定する対面人物特定部32(特定手段の一例、人物情報取得手段の一例)と、ユーザAの内的状態とユーザAが対面している人物に関する対面人物情報とを関連付ける関連付部33(関連手段の一例)と、を有している。さらに、サーバ装置30は、関連付部33が関連付けた内的状態および対面人物情報を記憶する記憶部34(記録制御手段の一例)と、ユーザAの内的状態に応じて通知を行う通知部35(通知手段の一例)と、を有している。
内的状態推定部31は、第1端末装置10AからユーザAの生体情報を取得する。そして、内的状態推定部31は、生体情報を解析して、ユーザAの内的状態を推定する。さらに、内的状態推定部31は、推定したユーザAの内的状態の情報を、関連付部33に送信する。この際に、内的状態推定部31は、内的状態の情報と時間情報とを紐付けて関連付部33に送る。
また、例えばユーザAが大勢の観衆の前で発表を行っている場合には、ポジティブな感情であって興奮度が高い状態となる可能性が高い。そこで、内的状態推定部31は、ユーザAの周囲の画像を取得することでユーザAが置かれている状況を把握し、ユーザAがストレス状態にあるか否かを判断しても良い。
また、内的状態推定部31は、一つの生体情報を用いてユーザAのストレス状態を推定しても良く、複数の生体情報を用いてユーザAのストレス情報を推定しても良い。
生体情報としてユーザの皮膚導電率の情報を用いる場合、ユーザの皮膚導電率の変化は、ユーザに応じてバラツキがあると考えられる。すなわち、皮膚導電率に影響する発汗量には、個人差があると考えられる。そこで、内的状態推定部31は、皮膚導電率と興奮度との関係をユーザごとに特定する。
対面人物特定部32は、カメラ装置20からユーザAを含む画像を取得する。対面人物特定部32は、ユーザAに対面する人物の特定を行う。そして、対面人物特定部32は、ユーザAに対面する人物の情報(以下、対面人物情報)を関連付部33に送る。この際に、対面人物特定部32は、対面人物情報と時間情報とを紐付けて関連付部33に送る。
例えば、対面人物特定部32は、電波送受信端末装置(例えば、BLEビーコン発信器など)を用いて、ユーザAに対面する人物の特定を行っても良い。電波送受信端末装置は、例えばビーコンなどの電波を発信するものである。例えば、ユーザAおよび他の人物は、それぞれ、電波送受信端末装置を身に着ける。そして、対面人物特定部32は、ユーザAの電波送受信端末装置が受信したビーコンの情報に基づいて、他の人物がユーザAに対面していると特定しても良い。
図3は、ユーザの内的状態および対面人物情報の時間変化を示す一例の図である。
なお、図3には、ユーザAに対面している人物の対面人物情報と、ユーザAの内的状態とを時系列で表示している。なお、図3では、内的状態は、ユーザAの生体情報の一例としての皮膚導電率に基づく例を表示している。さらに、図3では、内的状態として、ストレス状態と推定されるレベルを基準線Lで示している。また、図3では、内的状態として、内的状態がストレス状態に向けて平常な状態から悪化する変化領域(I4、I5、I6およびI7)を表示している。
区間S3においては、ユーザAが対面しているのが人物Vであることが特定されている。しかしながら、人物Wとの対面時間は、予め定めた閾値未満である。例えば、人物Vは、ユーザAの近くを歩いていて、ユーザAとすれ違っただけという場合が考えられる。この場合、関連付部33は、区間S3における関連付けを行わない。
そこで、本実施形態の関連付部33は、ユーザAの内的状態が変化する前からユーザAと対面している人物の対面人物情報と内的状態との関連付けを行うようにする。
そこで、本実施形態の関連付部33は、ユーザAの内的状態が変化した後に、ユーザAと対面を開始している人物の対面人物情報と内的状態との関連付けは行わない。
記憶部34は、定められた記憶条件に応じて、内的状態と対面人物情報とを関連付けた情報(以下、関連情報と呼ぶ)を記憶部34に記憶する。すなわち、記憶部34は、予め定められた記憶条件を満たさない場合には、関連情報を記憶しないようにしている。
本実施形態の記憶部34は、ユーザAの内的状態がストレス状態(既定の状態の一例)であることを条件に記憶を行う場合、区間S5および区間S7の関連情報の記憶を行わない。なお、区間S6に関しては、上述のとおり、関連付部33により関連情報が作成されていないため、記憶部34による記憶は行われない。
通知部35は、ユーザAの内的状態がストレス状態になったと判断した場合に、その内的状態に関連付けられた対面人物情報に基づいて特定される人物に対して、ユーザAがストレスを感じていることを通知する。
通知部35は、ユーザAがストレス状態にある時間が一定時間以上経過した場合に、ストレス通知を行うようにする。ユーザAは、他人との会話する際に、話し始めの時間帯だけ緊張するとったユーザAの性格による一時的なストレス状態になる場合があるためである。
また、通知部35は、ストレス状態になる特定の人物と対面する回数に応じて、ストレス通知を行うようにする。例えば、ユーザAは、初対面の人物と対面した場合に、特に緊張し易くなるという場合も考えられるためである。
図4および図5は、本実施形態の情報処理システム1の動作フローの一例である。
続いて、情報処理システム1の動作について説明する。なお、以下の例では、ユーザAがユーザBからハラスメントを受けている例を用いて説明する。
最初に、ユーザAの内的状態がストレス状態になったことを契機として、関連情報の記憶を行う例について説明する。
ストレス状態のユーザAに対面している人物であるユーザBは、ユーザAがストレス状態に移行する前からユーザAと対面しているかを判断する(ステップ103)。
ユーザAに対面している人物であるユーザBが、ユーザAがストレス状態に移行した後にユーザAとの対面を開始している場合(ステップ103にてNO)、処理を終了し、ステップ101に戻る。
さらに、記憶部34は、関連付けられた対面人物情報(この例では、ユーザBに関する情報)と内的状態とを記憶する(ステップ105)。
また、本実施形態では、通知部35は、対面している人物であるユーザBが所持している第2端末装置10Bにてストレス通知を実行する(ステップ106)。
一方で、ユーザAの内的状態がストレス状態ではない場合(ステップ107でNO)には、対面人物情報と内的状態とが関連付けられた関連情報の記憶を停止し(S108)、一連の処理を終了する。
図5に示すように、サーバ装置30の関連付部33(図2参照)は、対面人物特定部32から取得した対面人物情報から、ユーザAに対面している人物が予め定められた特定の人物(この例では、ユーザB)であるか否かを判断する(ステップ201)。ステップ201にて、ユーザAに対面している人物が特定の人物であるユーザBでないと判断した場合(ステップ201にてNO)には、ステップ201に戻る。
そして、記憶部34は、関連付けられた対面人物情報(この例では、ユーザBに関する情報)と内的状態とを記憶する(ステップ205)。
本実施形態のサーバ装置30は、それぞれ、演算手段であるCPU(Central Processing Unit)、主記憶手段であるメモリ、磁気ディスク装置(HDD:Hard Disk Drive)、ネットワークインターフェイス、ディスプレイ装置を含む表示機構、音声機構、および、キーボードやマウス等の入力デバイス等を備える。
そして、磁気ディスク装置には、OSのプログラムやアプリケーション・プログラムが格納されている。そして、これらのプログラムがメモリに読み込まれてCPUに実行されることにより、本実施形態のサーバ装置30の各々における各機能部の機能が実現される。
さらに、本実施形態の情報処理システム1における一連の動作をサーバ装置30にてそれぞれ実現させるプログラムは、例えば通信手段により提供することはもちろん、各種の記録媒体に格納して提供しても良い。
Claims (12)
- ユーザの内的状態を推定する推定手段と、
前記ユーザが対面している人物に関する対面人物情報を特定する特定手段と、
前記推定手段にて推定した前記内的状態と、前記特定手段が特定した前記対面人物情報とを関連付ける関連手段と、
を備える情報処理システム。 - 前記関連手段にて関連付けられた前記内的状態と前記対面人物情報とを予め定められた条件に応じて記録するタイミングを制御する記録制御手段を備える請求項1に記載の情報処理システム。
- 前記記録制御手段は、前記推定手段により前記ユーザの前記内的状態が既定の状態になったと推定された場合に前記記録を行う請求項2に記載の情報処理システム。
- 前記記録制御手段は、ユーザが予め定められた人物と対面していることが特定されたときに前記記録を行う請求項2に記載の情報処理システム。
- 前記関連手段は、予め定められた条件に基づいて、前記内的状態と前記対面人物情報との関連付けを行う請求項1に記載の情報処理システム。
- 前記関連手段は、ユーザと対面している人物との対面時間に応じて、前記内的状態と前記対面人物情報との関連付けを行う請求項5に記載の情報処理システム。
- 前記関連手段は、ユーザが人物との対面を開始した後に、前記内的状態が変化した場合に、前記内的状態と前記対面人物情報とを関連付ける請求項5に記載の情報処理システム。
- 前記ユーザの内的状態が既定の状態と推定された場合、対面している人物に対して通知を行う通知手段を備える請求項1に記載の情報処理システム。
- 前記通知手段は、前記対面人物が所持する端末装置にて前記通知を行う請求項8に記載の情報処理システム。
- ユーザの状態に関する状態情報を取得する取得手段と、
前記取得手段が取得した前記ユーザの前記状態情報に基づいて、当該ユーザの内的状態を推定する推定手段と、
前記取得手段によって前記状態情報の取得が行われた際に、前記ユーザが対面している人物に関する対面人物情報を取得する人物情報取得手段と、
前記推定手段にて推定した前記内的状態と、前記人物情報取得手段が取得した前記対面人物情報とを関連付ける関連手段と、
を備える情報処理システム。 - ユーザの内的状態を取得する内的状態取得手段と、
前記ユーザが対面している人物に関する対面人物情報を取得する人物情報取得手段と、
前記内的状態と前記対面人物情報とを関連付ける関連手段と、
を備える情報処理装置。 - コンピュータに、
ユーザの内的状態を取得する機能と、
前記ユーザが対面している人物に関する対面人物情報を取得する機能と、
前記内的状態と前記対面人物情報とを関連付ける機能と、
を実現させるためのプログラム。
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