JP2020009056A - 情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2020009056A
JP2020009056A JP2018128377A JP2018128377A JP2020009056A JP 2020009056 A JP2020009056 A JP 2020009056A JP 2018128377 A JP2018128377 A JP 2018128377A JP 2018128377 A JP2018128377 A JP 2018128377A JP 2020009056 A JP2020009056 A JP 2020009056A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
combination
user
provisional
information
greeting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2018128377A
Other languages
English (en)
Other versions
JP7052605B2 (ja
Inventor
彰彦 中西
Akihiko Nakanishi
彰彦 中西
大悟 藤井
Daigo Fujii
大悟 藤井
田中 誠
Makoto Tanaka
田中  誠
竹内 一貴
Kazutaka Takeuchi
一貴 竹内
千恵 小池
Chie Koike
千恵 小池
大輝 兼市
Daiki Kaneichi
大輝 兼市
強志 岡田
Tsuyoshi Okada
強志 岡田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP2018128377A priority Critical patent/JP7052605B2/ja
Priority to US16/454,241 priority patent/US20200011680A1/en
Priority to CN201910594534.4A priority patent/CN110689152A/zh
Publication of JP2020009056A publication Critical patent/JP2020009056A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7052605B2 publication Critical patent/JP7052605B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01CMEASURING DISTANCES, LEVELS OR BEARINGS; SURVEYING; NAVIGATION; GYROSCOPIC INSTRUMENTS; PHOTOGRAMMETRY OR VIDEOGRAMMETRY
    • G01C21/00Navigation; Navigational instruments not provided for in groups G01C1/00 - G01C19/00
    • G01C21/26Navigation; Navigational instruments not provided for in groups G01C1/00 - G01C19/00 specially adapted for navigation in a road network
    • G01C21/34Route searching; Route guidance
    • G01C21/3407Route searching; Route guidance specially adapted for specific applications
    • G01C21/3438Rendez-vous, i.e. searching a destination where several users can meet, and the routes to this destination for these users; Ride sharing, i.e. searching a route such that at least two users can share a vehicle for at least part of the route
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06QINFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES; SYSTEMS OR METHODS SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G06Q10/00Administration; Management
    • G06Q10/02Reservations, e.g. for tickets, services or events
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F16/00Information retrieval; Database structures therefor; File system structures therefor
    • G06F16/90Details of database functions independent of the retrieved data types
    • G06F16/903Querying
    • G06F16/9035Filtering based on additional data, e.g. user or group profiles
    • G06Q50/40

Abstract

【課題】ユーザがライドシェアを利用する際の不安軽減に寄与する情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラムを提供する。【解決手段】情報処理装置は、複数のユーザが同一の車両に相乗りする形態において、車両に相乗りするユーザの組み合わせを決定する。情報処理装置は、車両に相乗りするユーザの暫定的な組み合わせを設定することと、暫定的な組み合わせに含まれるユーザの、挨拶行為を撮影した動画像である挨拶動画を取得することと、暫定的な組み合わせに含まれるユーザが使用する端末に対し、暫定的な組み合わせに含まれる他のユーザの前記挨拶動画及び暫定的な組み合わせに、同意するかを問い合わせる情報を送信することと、暫定的な組み合わせに同意することを示す情報を、暫定的な組み合わせに含まれる全てのユーザの端末から受信したときに、暫定的な組み合わせを正式な組み合わせとして設定することと、を実行する制御部を備える。【選択図】図10

Description

本発明は、情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラムに関する。
各端末の位置情報に基づいて、それらの端末の所有者が同一の車両に相乗り中であるか否かを判断し、その判定結果に基づいてCO排出量や燃料の消費量といった環境負荷を算出する技術が知られている(例えば、特許文献1を参照)。
特開2011−237842号公報
本発明は、移動を目的とする複数のユーザが同一の車両に相乗りするライドシェアにおいて、各ユーザがライドシェアを利用する際の不安軽減に寄与することができる技術の提供を目的とする。
本発明は、複数のユーザが同一の車両に相乗りする形態において、前記車両に相乗りするユーザの組み合わせを決定する情報処理装置である。斯様な情報処理装置は、前記車両に相乗りするユーザの暫定的な組み合わせを設定することと、前記暫定的な組み合わせに含まれるユーザの、挨拶行為を撮影した動画像である挨拶動画を取得することと、前記暫定的な組み合わせに含まれるユーザが使用する端末に対し、前記暫定的な組み合わせに含まれる他のユーザの前記挨拶動画、及び前記暫定的な組み合わせに同意するかを問い合わせる情報を送信することと、前記暫定的な組み合わせに同意することを示す情報を、前記暫定的な組み合わせに含まれる全てのユーザの端末から受信したときに、前記暫定的な組み合わせを正式な組み合わせとして設定することと、を実行する制御部を備える。
また、本発明は、複数のユーザが同一の車両に相乗りする形態において、前記車両に相乗りするユーザの組み合わせを決定する情報処理方法として捉えることもできる。その場合、本発明に係る情報処理方法は、前記車両に相乗りするユーザの暫定的な組み合わせを設定するステップと、前記暫定的な組み合わせに含まれるユーザの、挨拶行為を撮影した動画像である挨拶動画を取得するステップと、前記暫定的な組み合わせに含まれるユーザが使用する端末に対し、前記暫定的な組み合わせに含まれる他のユーザの前記挨拶動画、及び前記暫定的な組み合わせに同意するかを問い合わせる情報を送信するステップと、前記暫定的な組み合わせに同意することを示す情報を、前記暫定的な組み合わせに含まれる全てのユーザの端末から受信したときに、前記暫定的な組み合わせを正式な組み合わせとして設定するステップと、をコンピュータが実行するようにしてもよい。
また、本発明は、複数のユーザが同一の車両に相乗りする形態において、前記車両に相乗りするユーザの組み合わせを決定する情報処理プログラムとして捉えることもできる。その場合、本発明に係る情報処理プログラムは、前記車両に相乗りするユーザの暫定的な組み合わせを設定するステップと、前記暫定的な組み合わせに含まれるユーザの、挨拶行為を撮影した動画像である挨拶動画を取得するステップと、前記暫定的な組み合わせに含まれるユーザが使用する端末に対し、前記暫定的な組み合わせに含まれる他のユーザの前記挨拶動画、及び前記暫定的な組み合わせに同意するかを問い合わせる情報を送信するス
テップと、前記暫定的な組み合わせに同意することを示す情報を、前記暫定的な組み合わせに含まれる全てのユーザの端末から受信したときに、前記暫定的な組み合わせを正式な組み合わせとして設定するステップと、をコンピュータに実行させるようにしてもよい。
本発明によれば、移動を目的とする複数のユーザが同一の車両に相乗りするライドシェアにおいて、ユーザがライドシェアを利用する際の不安軽減に寄与することができる。
ライドシェアの概要を説明するための図である。 ライドシェアシステムの概略構成を示す図である。 ユーザ端末及びサーバ装置のハードウェア構成を示す図である。 サーバ装置の機能構成を示すブロック図である。 予約情報テーブルの構成例を示す図である。 予約情報テーブルの他の構成例を示す図である。 会員情報テーブルの構成例を示す図である。 ユーザ端末の機能構成を示すブロック図である。 挨拶動画の撮影をユーザに促す画面の一例を示す図である。 ユーザ端末からのリクエスト情報をサーバ装置が受信したときに、サーバ装置で行われる処理を示すフロー図である。
本発明は、複数のユーザが同一の車両に相乗りする形態(ライドシェア)において、前記車両に相乗りするユーザの組み合わせを決定する情報処理装置である。ライドシェアでは、面識の無いユーザ同士が同一の車両に相乗りするケースが多くなると予想される。そのため、面識の無い他のユーザと同一車両に相乗りすることについてユーザが不安を覚える可能性がある。これに対し、同一の車両に相乗りするユーザの組み合わせを決定するにあたり、各ユーザに対して、他のユーザの属性情報(性別、年齢、職業等)や外観の静止画像等を事前に提示する方法が考えられる。しかしながら、属性情報や外観の静止画像のみから他のユーザの為人を判断することは困難であり、ユーザの不安を軽減する上で有効な方法とは言えない。
そこで、本発明に係る情報処理装置では、同一の車両に相乗りするユーザの組み合わせを決定するにあたり、制御部が、該車両に相乗りするユーザの暫定的な組み合わせを設定し、その暫定的な組み合わせに含まれるユーザの挨拶動画を取得する。続いて、制御部は、前記暫定的な組み合わせに含まれるユーザが使用する端末に対し、前記暫定的な組み合わせに含まれる他のユーザの前記挨拶動画、及び前記暫定的な組み合わせに同意するかを問い合わせる情報を送信する。そして、前記暫定的な組み合わせに同意することを示す情報を、前記暫定的な組み合わせに含まれる全てのユーザの端末から受信すると、制御部が、前記暫定的な組み合わせを正式な組み合わせとして設定する。
本発明の情報処理装置によれば、暫定的な組み合わせに含まれる各ユーザは、他のユーザの挨拶動画を参考にして、上記暫定的な組み合わせによる同一車両への相乗りに同意するか否かを判断することができる。その場合、ユーザは、他のユーザの外観のみならず、話し方や振る舞い方等を参考にすることができるため、属性情報や外観の静止画像を参考にする場合に比べ、他のユーザの為人を判断し易い。よって、ユーザがライドシェアを利用する際の不安を軽減することができる。
なお、前記暫定的な組み合わせに同意することを示す情報を、前記暫定的な組み合わせに含まれる全てのユーザの端末から受信することができない場合、言い換えると、前記暫
定的な組み合わせに同意しないことを示す情報を、前記暫定的な組み合わせに含まれるユーザのうちの少なくとも1人の端末から受信した場合には、制御部は、前記暫定的な組み合わせとは異なるユーザの組み合わせで構成される、新たな暫定的な組み合わせを設定し直せばよい。これにより、ユーザの望まない組み合わせで相乗りが行われることを抑制することができる。
ここで、上記挨拶動画の取得は、ユーザから事前に提供された挨拶動画(例えば、ライドシェアサービスの会員登録を行う際にユーザから提供された挨拶動画)を情報処理装置の記憶部等に記憶しておき、上記暫定的な組み合わせが設定された際に上記記憶部から読み出すことで行われてもよい。ただし、挨拶動画の撮影時期から時間が経っていると、ユーザの外観等が変化している可能性があるため、直近に撮影された挨拶動画を取得してもよい。その場合、例えば、前記暫定的な組み合わせが設定された後に、前記制御部が、前記暫定的な組み合わせに含まれるユーザの端末に対し、前記挨拶動画の撮影と送信とを要求することで、前記挨拶動画を取得すればよい。これによれば、暫定的な組み合わせに含まれる各ユーザは、暫定的な組み合わせが設定された後に撮影された、他のユーザの挨拶動画を参考にして、上記暫定的な組み合わせによる同一車両への相乗りに同意するか否かを判断することができる。
以下、本発明の具体的な実施形態について図面に基づいて説明する。本実施例に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置等は、特に記載がない限りは発明の技術的範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
<実施形態>
本実施形態では、移動を目的とする複数のユーザが同一の車両に相乗りする形態(以下、「ライドシェア」と記す場合もある。)において、本発明を実施する例について述べる。なお、移動を目的とする複数のユーザが相乗りすることができる車両としては、自動車や電車等を使用することができるが、本実施形態では、自動車を対象とする例について述べる。
(ライドシェアの概要)
先ず、ライドシェアの概要について図1に基づいて説明する。図1に示す例では、ユーザAは出発地点dから目的地点eまで移動し、ユーザBは出発地点fから目的地点gまで移動し、ユーザCは出発地点hから目的地点eまで移動するものとする。
ここで、仮にユーザA〜Cが各々の車両で別々に移動すると、3台の車両が必要となる。これに対して、ユーザA〜Cが相乗りを行うと、1台の車両で各目的地までの移動が可能となる。図1に示す例では、ユーザA自身が車両を運転して地点dから地点eまで移動する。このとき、ユーザAは、地点fにおいて、自身が運転する車両にユーザBを乗車させ、地点hにおいて、自身が運転する車両にユーザCを乗車させる。そして、ユーザAは、自身とユーザCの目的地である地点eまで車両を移動させる途中で地点gを経由し、地点gでユーザBを降車させることで、ユーザBを出発地点fから目的地点gまで移動させることができる。その後、ユーザAは、車両を地点gから地点eまで移動させることで、ユーザCを出発地点hから目的地点eまで移動させるとともに、ユーザA自身の移動を達成することもできる。
このようなライドシェアでは、道路を走行する車両の台数を削減することができため、交通渋滞を抑制することができる。また、例えば、車両の移動に要する交通費(燃料代等)を該車両に相乗りした複数のユーザで分担することで、各ユーザが個別の車両で移動する場合と比較して、ユーザ1人ありの交通費を軽減することもできる。
なお、図1に示したライドシェアの態様はあくまで一例であり、1台の車両に相乗りするユーザの組み合わせは、周知の技術を用いて行うことができる。
ここで、上記したようなライドシェアでは、面識の無いユーザ同士が同一の車両に相乗りする場合がある。その場合、面識の無い他のユーザと同一車両に相乗りすることについて不安を覚えるユーザも存在し得る。そこで、本実施形態では、同一の車両に相乗りするユーザの暫定的な組み合わせを設定した時点で、該暫定的な組み合わせに含まれる各ユーザに対して他のユーザの挨拶動画を提供することで、該暫定的な組み合わせに同意するかを問い合わせるようにした。これによれば、暫定的な組み合わせに含まれる各ユーザは、該暫定的な組み合わせに含まれる他のユーザの挨拶動画を参考することで、他のユーザの為人を把握し易くなるため、上記暫定的な組み合わせによる同一車両への相乗りに同意するか否かを判断も行い易くなる。
(システム構成)
図2は、ライドシェアサービスの提供を行うためのシステム(以下、「ライドシェアシステム」と記す場合もある。)の一構成例を示す図である。図2に示す例では、ライドシェアシステムは、相乗りに使用される車両10、該車両10に相乗りするユーザが使用するユーザ端末200、及びサーバ装置300を含んで構成される。ユーザ端末200とサーバ装置300とは、ネットワークN1によって相互に接続可能である。ネットワークN1には、例えば、インターネット等の世界規模の公衆通信網であるWAN(Wide Area Network)やその他の通信網が採用されてもよい。また、ネットワークN1は、携帯電話等
の電話通信網、WiFi等の無線通信網を含んでもよい。
なお、図2に示す例では、相乗りに使用される車両として、1台の車両10のみが図示されているが、当該ライドシェアサービスで利用可能な車両として登録されている台数分の車両がライドシェアシステムに含まれるものとする。また、図2に示す例では、ユーザ端末200として、相乗りに供される車両10を運転するユーザ(以下、「運転ユーザ」と称する。)が使用するユーザ端末200A(以下、「第1ユーザ端末200A」と称する。)と、自分以外の運転ユーザが運転する車両10に同乗するユーザ(以下、「同乗ユーザ」と称する。)が使用するユーザ端末200B(以下、「第2ユーザ端末200B」と称する。)との2台のみが図示されているが、当該ライドシェアサービスを利用可能な会員として登録されているユーザ数に応じた個数のユーザ端末がライドシェアシステムに含まれるものとする。
各ユーザ端末200には、ライドシェアサービスを利用するための所定のアプリケーションがインストールされている。ユーザ端末200のユーザは、自身のユーザ端末200に上記所定のアプリケーションを実行させることで、相乗りを行う際の条件等に関する情報(以下、「リクエスト情報」と記す場合もある。)を、サーバ装置300に登録することができる。例えば、運転ユーザは、第1ユーザ端末200Aに上記所定のアプリケーションを実行させることで、自身の予定する車両10の走行区間や走行日時等に関する情報を、リクエスト情報としてサーバ装置300に登録することができる。また、同乗ユーザは、第2ユーザ端末200Bに上記所定のアプリケーションを実行させることで、自身の希望する同乗区間や同乗日時等に関する情報を、リクエスト情報としてサーバ装置300に登録することができる。なお、ユーザ端末200の詳細について後述する。
サーバ装置300は、運転ユーザからのリクエスト情報、及び同乗ユーザからのリクエスト情報を受け付ける。そして、サーバ装置300は、運転ユーザからのリクエスト情報と同乗ユーザからのリクエスト情報とに基づいて、運転ユーザと同乗ユーザとの暫定的な組み合わせを決定する。その際、1人の運転ユーザに対して組み合わされる同乗ユーザの人数は1人である必要はなく、複数であってもよい。サーバ装置300は、上記した暫定
的な組み合わせに含まれる運転ユーザと同乗ユーザとの各々の挨拶動画を取得し、取得された挨拶動画と上記暫定的な組み合わせに同意するかを問い合わせる情報とを各ユーザのユーザ端末200へ送信する。ここでいう挨拶動画は、ユーザの挨拶行為を撮影した動画像である。なお、挨拶動画の取得方法については後述する。上記した問い合わせに対し、上記暫定的な組み合わせに同意することを示す情報を、運転ユーザと同乗ユーザとの各々のユーザ端末200A、200Bから受信すると、サーバ装置300が、上記した暫定的な組み合わせを正式な組み合わせに決定する。以下では、上記した手順でサーバ装置300が運転ユーザと同乗ユーザとの組み合わせを決定する処理を、「マッチング処理」と称する。なお、本実施形態においては、上記したマッチング処理を行うサーバ装置300が本発明の「情報処理装置」に相当する。
(ハードウェア構成)
図3は、ユーザ端末200、及びサーバ装置300の各々のハードウェア構成を例示する図である。なお、前述の図2に示した第1ユーザ端末200Aと第2ユーザ端末200Bは、図3中のユーザ端末200と同様のハードウェア構成を含むものとする。
サーバ装置300は、一般的なコンピュータの構成を有している。すなわち、サーバ装置300は、プロセッサ301、主記憶部302、補助記憶部303、通信部304を有する。これらは、互いにバスによって接続されている。主記憶部302及び補助記憶部303は、コンピュータで読み取り可能な記録媒体である。コンピュータのハードウェア構成は、図3に示す例に限らず、適宜構成要素の省略、置換、追加が行われてもよい。
サーバ装置300は、プロセッサ301が記録媒体に記憶されたプログラムを主記憶部302の作業領域にロードして実行し、プログラムの実行を通じて各機能構成部等が制御されることによって、所定の目的に合致した機能を実現する。
プロセッサ301は、例えば、CPU(Central Processing Unit)やDSP(Digital
Signal Processor)である。プロセッサ301は、サーバ装置300を制御し、様々な
情報処理の演算を行う。主記憶部302は、例えば、RAM(Random Access Memory)やROM(Read Only Memory)を含む。補助記憶部303は、例えば、EPROM(Erasable Programmable ROM)、ハードディスクドライブ(HDD、Hard Disk Drive)である。また、補助記憶部303は、リムーバブルメディア、即ち可搬記録媒体を含むことができる。リムーバブルメディアは、例えば、USB(Universal Serial Bus)メモリや、CD(Compact Disc)又はDVD(Digital Versatile Disc)等のようなディスク記録媒体である。
補助記憶部303は、各種のプログラム、各種のデータ及び各種のテーブルを読み書き自在に記録媒体に格納する。補助記憶部303には、オペレーティングシステム(Operating System: OS)、各種プログラム、各種テーブル等が格納される。なお、これらの情報の一部又は全部は、主記憶部302に格納されてもよい。また、主記憶部302に格納される情報は、補助記憶部303に格納されてもよい。
通信部304は、外部の装置とサーバ装置300との間における情報の送受信を行う。通信部304は、例えば、LAN(Local Area Network)インターフェースボード、無線通信のための無線通信回路である。LANインターフェースボードや無線通信回路は、ネットワークN1に接続される。
上記したように構成されるサーバ装置300で実行される一連の処理は、ハードウェアにより実行させることもできるが、ソフトウェアにより実行させることもできる。
次に、ユーザ端末200は、例えば、スマートフォン、携帯電話、タブレット端末、個人情報端末、ウェアラブルコンピュータ(スマートウォッチ等)等のように、ユーザが携帯可能な小型のコンピュータである。なお、ユーザ端末200は、公衆通信網であるインターネット等のネットワークN1を介してサーバ装置300に接続される、パーソナルコンピュータ(Personal Computer: PC)であってもよい。
ユーザ端末200は、プロセッサ201、主記憶部202、補助記憶部203、表示部204、入力部205、通信部206を有する。プロセッサ201、主記憶部202、補助記憶部203については、サーバ装置300のプロセッサ301、主記憶部302、補助記憶部303と同様であるため、説明を省略する。表示部204は、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)、EL(Electroluminescence)パネル等である。入力部20
5は、例えば、文字等の記号を入力可能なタッチパネルや押しボタン、音声を入力可能なマイクロフォン、動画像や静止画像を撮像可能なカメラ等を含む。通信部206は、例えば、移動体通信サービス(携帯電話等の電話通信網、WiFi等の無線通信)を利用してネットワークN1にアクセスし、サーバ装置300等とデータ通信をするための通信回路である。
(サーバ装置の機能構成)
ここで、サーバ装置300の機能構成について、図4に基づいて説明する。図4に示すように、本実施形態のサーバ装置300は、その機能構成要素として、マッチング処理部F310、予約管理データベースD330、及び会員情報管理データベースD340を含む。ここで、マッチング処理部F310は、サーバ装置300のプロセッサ301が主記憶部302上のコンピュータプログラムを実行することにより形成される。なお、マッチング処理部F310の一部がハードウェア回路により形成されてもよい。
予約管理データベースD330、及び会員情報管理データベースD340は、サーバ装置300のプロセッサ301によって実行されるデータベース管理システム(Database Management System: DBMS)のプログラムが、補助記憶部303に記憶されているデータを管理することで構築される。これら予約管理データベースD330及び会員情報管理データベースD340は、例えば、リレーショナルデータベースである。
なお、サーバ装置300の各機能構成要素のいずれか、又はその処理の一部は、ネットワークN1に接続される他のコンピュータにより実行されてもよい。例えば、マッチング処理部F310に含まれる処理の一部は、他のコンピュータにより実行されてもよい。
予約管理データベースD330は、ライドシェアサービスの予約情報が格納されており、そこでは運転ユーザに関する情報と該運転ユーザの運転する車両10に相乗りする予定の同乗ユーザに関する情報との紐付けが行われている。ここで、予約管理データベースD330に格納される予約情報の一構成例について、図5に基づいて説明する。図5は、予約情報のテーブル構成を例示する図である。なお、予約情報テーブルに登録される情報は、図5に示す例に限られず、適宜フィールドの追加、変更、削除が可能である。
図5に示す予約情報テーブルは、予約ID、運転ユーザID、車両情報、同乗ユーザID、乗車地、乗車予定日時、降車地、降車予定日時、及びステータス等の各フィールドを有する。予約IDフィールドには、個々の予約情報を識別するための情報である予約IDが登録される。この予約IDは、例えば、各ユーザが予約内容について確認や変更等を行う場合に使用されるものであり、同一の車両10に相乗りするユーザの組み合わせが正式に確定した際に付与される。運転ユーザIDフィールドには、相乗りに供される車両10を運転する運転ユーザのユーザIDが登録される。車両情報フィールドには、各運転ユーザが運転する車両10を、該車両10に相乗りする予定の同乗ユーザが識別するために必
要な情報が登録される。例えば、車両情報フィールドには、車種、自動車登録番号(ナンバープレートに標記された番号)、車体色等の情報が登録される。同乗ユーザIDフィールドには、各運転ユーザの運転する車両10に相乗りする予定の同乗ユーザのユーザIDが登録される。乗車地フィールドには、各運転ユーザが自身の運転する車両10に同乗ユーザを乗車させる場所(乗車地)を示す情報が登録される。乗車予定日時フィールドには、上記乗車地において各運転ユーザが自身の運転する車両10に同乗ユーザを乗車させる予定日時を示す情報が登録される。降車地フィールドには、各運転ユーザが自身の運転する車両10から同乗ユーザを降車させる場所(降車地)を示す情報が登録される。降車予定日時フィールドには、上記降車地において各運転ユーザが自身の運転する車両10から同乗ユーザを降車させる予定日時を示す情報が登録される。ステータスフィールドには、各車両10の相乗り状況を示す情報が登録される。例えば、同乗ユーザが上記降車地で車両10から既に降車している場合には、「降車済み」と登録され、同乗ユーザが車両10に相乗り中である場合には、「乗車中」と登録され、同乗ユーザが車両10に乗車する前の段階にある場合には、「乗車前」と登録される。
なお、図5の予約情報テーブルは、各運転ユーザの運転する車両10に1人の同乗ユーザが相乗りする場合のテーブル構成例を示しているが、各運転ユーザの運転する車両10に相乗りする同乗ユーザの人数は2人以上であってもよい。その場合は、図6に示すように、1つの運転ユーザIDに対して、複数の同乗ユーザの情報が紐付けられればよい。
会員情報管理データベースD340は、ライドシェアサービスに会員登録されているユーザの情報(会員情報)が格納されている。ここで、会員情報管理データベースD340に格納される会員情報の一構成例について、図7に基づいて説明する。図7は、会員情報のテーブル構成を例示する図である。なお、会員情報テーブルに登録される情報は、図7に示す例に限られず、適宜フィールドの追加、変更、削除が可能である。
図7に示す会員情報テーブルは、ユーザID、連絡先、属性、認証、及び車両ID等の各フィールドを有する。ユーザIDフィールドには、各ユーザがライドシェアサービスの会員登録を行った際に付与されるユーザIDが登録される。連絡先フィールドには、各ユーザの連絡先を示す情報(電子メールアドレスや電話番号等であり、少なくとも各ユーザが使用するユーザ端末200の電子メールアドレスを含む)が登録される。属性フィールドには、各ユーザの属性を示す情報(例えば、氏名、ニックネーム、年齢、性別、職業、勤務先(通学先)、趣味、特技等)が登録される。認証フィールドには、前述のリクエスト情報をサーバ装置300に登録する場合や、前述の予約情報を確認する場合等における認証に必要となるパスワード等を示す情報が登録される。車両IDフィールドには、各ユーザが相乗りに利用可能な車両10の車両IDが登録される。なお、相乗りに利用可能な車両10を所有していないユーザについては、例えば、車両IDフィールドに「無」と登録される。
次に、マッチング処理部F310は、運転ユーザや同乗ユーザからのリクエスト情報に基づいて、マッチング処理を行う。詳細には、運転ユーザの第1ユーザ端末200Aから送信されるリクエスト情報をサーバ装置300が受信した場合に、マッチング処理部F310は、該リクエスト情報に基づいて、運転ユーザが運転する車両10の走行スケジュール(例えば、出発地、出発予定日時、目的地、到着予定日時等を含む情報)を生成する。また、同乗ユーザの第2ユーザ端末200Bから送信されるリクエスト情報をサーバ装置300が受信した場合に、マッチング処理部F310は、該リクエスト情報に基づいて、同乗車の希望する移動スケジュール(例えば、乗車希望地、乗車希望日時、降車希望地、降車希望日時等を含む情報)を生成する。マッチング処理部F310は、各運転ユーザの走行スケジュールと各同乗ユーザの移動スケジュールとを比較して、同乗ユーザの移動スケジュールに適合する走行スケジュールを抽出する。例えば、マッチング処理部F310
は、同乗ユーザの出発地及び目的地が運転ユーザの運転する車両10の走行経路上にあり、且つ同乗ユーザの移動日時が運転ユーザの運転する車両10の走行日時に適合する、走行スケジュールを抽出する。続いて、マッチング処理部F310は、抽出された走行スケジュールに紐づけられている運転ユーザを上記同乗ユーザと暫定的に組み合わせる。
なお、マッチング処理部F310による暫定的な組み合わせを設定する方法は、上記した方法に限られるものではなく、周知の技術を用いる他の方法でマッチング処理が行われてもよい。
運転ユーザと同乗ユーザとの暫定的な組み合わせが設定されると、マッチング処理部F310は、上記暫定的な組み合わせに含まれる運転ユーザ及び同乗ユーザの挨拶動画を取得する。例えば、マッチング処理部F310は、上記暫定的な組み合わせに含まれる運転ユーザ及び同乗ユーザに対応する会員情報テーブルから、各ユーザのユーザ端末200A、200Bの電子メールアドレスを抽出する。続いて、マッチング処理部F310は、挨拶動画の撮影及び送信を要求するための情報を、各ユーザ端末200A、200Bの電子メールアドレス宛に送信する。これに応答する形で運転ユーザ及び同乗ユーザの各々のユーザ端末200A、200Bから送信される挨拶動画をサーバ装置300が受信すると、マッチング処理部F310は、上記暫定的な組み合わせに含まれる運転ユーザ及び同乗ユーザの各々のユーザ端末200A、200Bに対し、上記暫定的な組み合わせに含まれる他のユーザの挨拶動画と、上記暫定的な組み合わせに同意するかを問い合わせる情報と、を送信する。その場合、運転ユーザの第1ユーザ端末200Aに対しては、同乗ユーザの挨拶動画が送信される一方で、同乗ユーザの第2ユーザ端末200Bに対しては、運転ユーザの挨拶動画が送信される。なお、同乗ユーザが複数人である場合には、各同乗ユーザの第2ユーザ端末200Bに対し、運転ユーザの挨拶動画に加え、他の同乗ユーザの挨拶動画も送信される。また、上記暫定的な組み合わせに同意するかを問い合わせる情報には、上記暫定的な組み合わせによる相乗りの条件を示す情報(例えば、同乗ユーザの乗車地、同乗ユーザの乗車予定日時、同乗ユーザの降車地、同乗ユーザの降車予定日時、車両10の種類、運転ユーザの属性、同乗ユーザの属性等)が含まれる。
上記暫定的な組み合わせに同意することを示す情報が、上記暫定的な組み合わせに含まれる運転ユーザ及び同乗ユーザの各々のユーザ端末200A、200Bからサーバ装置300へ返信されてくると、マッチング処理部F310は、上記した暫定的な組み合わせを正式な組み合わせに確定する。これに伴い、マッチング処理部F310は、上記した正式な組み合わせに基づいて、前述の図5、6に示したような予約情報テーブルを生成し、生成された予約情報テーブルを予約管理データベースD330に格納する。なお、上記暫定的な組み合わせに同意することを示す情報を、運転ユーザ及び同乗ユーザの各々のユーザ端末200A、200Bから受信することができない場合(上記暫定的な組み合わせに同意しないことを示す情報を、上記暫定的な組み合わせに含まれる運転ユーザ及び同乗ユーザのうちの少なくとも1人のユーザ端末200から受信した場合)には、マッチング処理部F310は、上記暫定的な組み合わせとは異なるユーザの組み合わせから構成される新たな暫定的な組み合わせを再設定することで、マッチング処理をやり直す。
(ユーザ端末の機能構成)
図8は、ユーザ端末200の機能構成を例示する図である。ユーザ端末200は、機能構成要素として、予約登録部F210、挨拶動画処理部F220を備える。これら予約登録部F210及び挨拶動画処理部F220は、ユーザ端末200のプロセッサ201が主記憶部202上のコンピュータプログラムを実行することにより形成される。なお、上記した機能構成要素のいずれか、又はその処理の一部がハードウェア回路により実行されてもよい。
予約登録部F210は、ユーザによる入力部205へのリクエスト情報の入力を受け付け、入力されたリクエスト情報をサーバ装置300へ送信する。そして、上記リクエスト情報に応答する形で、暫定的な組み合わせに含まれる他のユーザの挨拶動画、及び該暫定的な組み合わせに同意するかを問い合わせる情報が、サーバ装置300からユーザ端末200へ送信されてくると、予約登録部F210は、上記暫定的な組み合わせによる相乗りの条件を示す情報、及び上記暫定的な組み合わせに含まれる他のユーザの挨拶動画を、表示部204に表示する。その際、予約登録部F210は、上記暫定的な組み合わせによる相乗りの条件について承諾するか否かの選択をユーザに促す処理(例えば、上記暫定的な組み合わせによる相乗りの条件に承諾するか否かを選択するためのボタンをタッチパネル等の入力部205に表示させる処理)を行う。そして、上記暫定的な組み合わせによる相乗りの条件について承諾することをユーザが選択すると、予約登録部F210は、上記暫定的な組み合わせに同意することを示す情報を、サーバ装置300へ送信する。斯様な情報が上記暫定的な組み合わせに含まれる全ユーザのユーザ端末200からサーバ装置300へ送信されると、前述したように、サーバ装置300のマッチング処理によって上記暫定的な組み合わせが正式な組み合わせとして確定される。これに伴い、正式な組み合わせに応じた予約情報が、サーバ装置300からユーザ端末200へ送信される。その場合、予約登録部F210は、該予約情報を表示部204に表示する。これにより、ユーザ端末200のユーザが予約情報を確認することができる。なお、予約登録部F210による上記した機能は、上記所定のアプリケーションによって実現される。
ここで、各ユーザが上記リクエスト情報をサーバ装置300に登録する方法は、ユーザ端末200を利用した方法に限定されるものではなく、例えば、ネットワークN1に接続可能な任意の端末(スマートフォン、携帯電話、タブレット端末、個人情報端末、ウェアラブルコンピュータ等)やパーソナルコンピュータ(Personal Computer、PC)を利用して、上記リクエスト情報をサーバ装置300に登録してもよい。
挨拶動画処理部F220は、挨拶動画の撮影をユーザに促す処理を行う。詳細には、サーバ装置300から送信される、挨拶動画の撮影及び送信を要求する情報を、ユーザ端末200が受信したときに、挨拶動画処理部F220は、入力部205が備えるタッチパネル250A上に、図9に示すような画面を表示させる。図9は、挨拶動画の撮影をユーザに促すための画面の一例である。図9に示す例では、タッチパネル250A上に、「撮影開始」を選択するためのボタンB1、及び「撮影終了」を選択するためのボタンB2が表示されるとともに、それら2つのボタンB1〜B2を操作して挨拶動画の撮影を促すための文字情報が表示されている。図9に示すような画面において、ボタンB1がユーザによって操作されると、挨拶動画処理部F220は、入力部205のカメラを作動させることで、ユーザによる挨拶行為の動画撮影を開始する。その後、ボタンB2がユーザによって操作されると、動画処理部は、入力部205のカメラによる動画撮影を終了する。そして、該カメラによって撮影された挨拶動画をサーバ装置300へ送信する。
なお、挨拶動画処理部F220による上記した機能は、上記所定のアプリケーションによって実現される。
(処理の流れ)
ここで、本実施形態に係るライドシェアシステムにおいて、サーバ装置300が行う処理の内容について説明する。図10は、ユーザ端末200からのリクエスト情報をサーバ装置300が受信した場合に、サーバ装置300で行われる処理を示すフロー図である。
図10において、ユーザ端末200から送信されるリクエスト情報がサーバ装置300によって受信されると(ステップS101)、サーバ装置300のマッチング処理部F310が、該リクエスト情報に基づいて、運転ユーザと同乗ユーザとの暫定的な組み合わせ
を設定する。その際、ステップS101で受信されたリクエスト情報が同乗ユーザの使用する第2ユーザ端末200Bから送信されたものであれば、マッチング処理部F310は、当該同乗ユーザの移動スケジュールに適合する走行スケジュールを抽出し、抽出された走行スケジュールに紐付けられている運転ユーザと当該同乗ユーザとを暫定的に組み合わせる。また、ステップS101で受信されたリクエスト情報が運転ユーザの使用する第1ユーザ端末200Aからのものであれば、マッチング処理部F310は、当該運転ユーザが運転する車両10の走行スケジュールに適合する移動スケジュールを抽出し、抽出された移動スケジュールに紐付けられている同乗ユーザと当該運転ユーザとを暫定的に組み合わせる。
上記ステップS102で運転ユーザと同乗ユーザとの暫定的な組み合わせが設定されると、マッチング処理部F310は、上記暫定的な組み合わせに含まれる運転ユーザ及び同乗ユーザの挨拶動画を取得する(ステップS103)。具体的には、マッチング処理部F310は、前述したように、上記暫定的な組み合わせに含まれる運転ユーザ及び同乗ユーザの各々のユーザ端末200A、200Bに対して、挨拶動画の撮影及び送信を要求する情報を送信する。その後、斯様な要求に応える形で各ユーザ端末200A、200Bから送信される挨拶動画をサーバ装置300が受信することで、上記暫定的な組み合わせに含まれる運転ユーザ及び同乗ユーザの挨拶動画が取得される。
上記ステップS103で上記暫定的な組み合わせに含まれる運転ユーザ及び同乗ユーザの挨拶動画が取得されると、マッチング処理部F310は、上記暫定的な組み合わせに含まれる運転ユーザ及び同乗ユーザの各々のユーザ端末200A、200Bに対して、上記暫定的な組み合わせに含まれる他のユーザの挨拶動画と、上記暫定的な組み合わせに同意するかを問い合わせる情報と、を含む情報(同意確認情報)を送信する(ステップS104)。斯様な同意確認情報を受信したユーザ端末200では、上記暫定的な組み合わせによる相乗りの条件に加え、他のユーザの挨拶動画が表示部204に表示される。これにより、ユーザ端末200のユーザは、直近に撮影された、他のユーザの挨拶動画を参考にして、上記暫定的な組み合わせに同意するか否かの判断を行うことができる。その結果、面識の無い他のユーザと同一の車両10に相乗り際の不安を軽減することができる。
上記同意確認情報に応答する形で、上記暫定的な組み合わせに含まれる運転ユーザ及び同乗ユーザの各々のユーザ端末200から送信される情報を、サーバ装置300が受信すると、マッチング処理部F310は、上記暫定的な組み合わせについて、運転ユーザ及び同乗ユーザの同意を得られたか否かを判別する(ステップS105)。その際、上記暫定的な組み合わせに同意することを示す情報を、上記暫定的な組み合わせに含まれる運転ユーザ及び同乗ユーザの全てのユーザ端末200から受信すれば、上記暫定的な組み合わせについて運転ユーザ及び同乗ユーザの同意を得られたことになるため(ステップS105で肯定判定)、マッチング処理部F310は、上記暫定的な組み合わせを正式な組み合わせに確定する(ステップS106)。そして、マッチング処理部F310は、上記正式な組み合わせに応じた予約情報を生成し、生成された予約情報を上記正式な組み合わせに含まれる運転ユーザ及び同乗ユーザの各々のユーザ端末200A、200Bへ送信する(ステップS107)。また、マッチング処理部F310は、上記予約情報が登録される予約情報テーブルを生成し、生成された予約情報テーブルを予約管理データベースD330に格納する。
また、上記暫定的な組み合わせについて、運転ユーザ及び同乗ユーザの同意を得られなかった場合、すなわち、上記暫定的な組み合わせに同意することを示す情報を、上記暫定的な組み合わせに含まれる運転ユーザ及び同乗ユーザの全てのユーザ端末200から受信することができなかった場合(ステップS105で否定判定)は、マッチング処理部F310は、前述のステップS102へ戻り、マッチング処理をやり直す。その際、マッチン
グ処理部F310は、上記暫定的な組み合わせとは異なるユーザの組み合わせで構成される、新たな暫定的な組み合わせを設定するものとする。これにより、ユーザの望まない組み合わせで相乗りが行われることが抑制される。
以上述べた処理フローによれば、同一の車両に相乗りするユーザの暫定的な組み合わせが設定された際に、該暫定的な組み合わせに含まれる他のユーザの前記挨拶動画が各ユーザのユーザ端末200へ送信されるため、暫定的な組み合わせに含まれる各ユーザは、他のユーザの挨拶動画を参考にして、上記暫定的な組み合わせによる同一車両への相乗りに同意するか否かを判断することができる。その場合、各ユーザは、他のユーザの外観のみならず、話し方や振る舞い方等を参考にすることができるため、属性情報や外観の静止画像を参考にする場合に比べ、他のユーザの為人を判断し易い。よって、各ユーザがライドシェアを利用する際の不安を軽減することができる。また、暫定的な組み合わせに含まれる他のユーザと同一の車両10に相乗りすることをユーザが望まない場合には、暫定的な組み合わせに同意しないことを示す情報をユーザ端末200からサーバ装置300へ送信させることで、該暫定的な組み合わせとは異なる組み合わせで相乗りすることも可能になる。
<変形例>
前述した実施形態では、運転ユーザと同乗ユーザとの暫定的な組み合わせが設定された後に撮影された挨拶動画を取得する例について述べたが、各ユーザ端末200からサーバ装置300へリクエスト情報を送信する際に撮影された挨拶動画を取得してもよい。その場合、ユーザ端末200は、ユーザによるリクエスト情報の入力を受け付けた際に、前述の図9に示したような画面を入力部205のタッチパネル250A上に表示させることで、挨拶動画の撮影をユーザに促せばよい。そして、各ユーザ端末200は、リクエスト情報をサーバ装置300へ送信する際に、該リクエスト情報に上記挨拶動画を添付すればよい。
<その他>
上記した実施形態はあくまでも一例であって、本発明はその要旨を逸脱しない範囲内で適宜変更して実施し得る。
また、本開示において説明した処理や手段は、技術的な矛盾が生じない限りにおいて、自由に組み合わせて実施することができる。さらに、1つの装置が行うものとして説明した処理が、複数の装置によって分担して実行されてもよい。あるいは、異なる装置が行うものとして説明した処理が、1つの装置によって実行されても構わない。コンピュータシステムにおいて、各機能をどのようなハードウェア構成で実現するかは柔軟に変更可能である。
また、本発明は、上記の実施形態で説明した機能を実装したコンピュータプログラムをコンピュータに供給し、当該コンピュータが有する1つ以上のプロセッサがプログラムを読み出して実行することによっても実現可能である。このようなコンピュータプログラムは、コンピュータのシステムバスに接続可能な非一時的なコンピュータ可読記憶媒体によってコンピュータに提供されてもよいし、ネットワークを介してコンピュータに提供されてもよい。非一時的なコンピュータ可読記憶媒体は、データやプログラム等の情報を電気的、磁気的、光学的、機械的、又は化学的作用によって蓄積し、コンピュータ等から読み取ることができる記録媒体であり、例えば、磁気ディスク(フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスクドライブ(HDD)等)、光ディスク(CD−ROM、DVDディスク・ブルーレイディスク等)など任意のタイプのディスク、読み込み専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、EPROM、EEPROM、磁気カード、フラッシュメモリ、光学式カード、SSD(Solid State Drive)等の媒体である。
1:ライドシェアシステム
10:車両
200:ユーザ端末
200A:第1ユーザ端末
200B:第2ユーザ端末
300:サーバ装置
301:プロセッサ

Claims (5)

  1. 複数のユーザが同一の車両に相乗りする形態において、前記車両に相乗りするユーザの組み合わせを決定する情報処理装置であって、
    前記車両に相乗りするユーザの暫定的な組み合わせを設定することと、
    前記暫定的な組み合わせに含まれるユーザの、挨拶行為を撮影した動画像である挨拶動画を取得することと、
    前記暫定的な組み合わせに含まれるユーザが使用する端末に対し、前記暫定的な組み合わせに含まれる他のユーザの前記挨拶動画、及び前記暫定的な組み合わせに同意するかを問い合わせる情報を送信することと、
    前記暫定的な組み合わせに同意することを示す情報を、前記暫定的な組み合わせに含まれる全てのユーザの端末から受信したときに、前記暫定的な組み合わせを正式な組み合わせとして設定することと、
    を実行する制御部を備える、情報処理装置。
  2. 前記暫定的な組み合わせに同意することを示す情報を、前記暫定的な組み合わせに含まれる全てのユーザの端末から受信することができない場合に、前記制御部は、前記暫定的な組み合わせとは異なるユーザの組み合わせで構成される、新たな暫定的な組み合わせを設定し直す、
    請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記暫定的な組み合わせが設定された後に、前記制御部が、前記暫定的な組み合わせに含まれるユーザの端末に対し、前記挨拶動画の撮影と送信とを要求することで、前記挨拶動画を取得する、
    請求項1又は2に記載の情報処理装置。
  4. 複数のユーザが同一の車両に相乗りする形態において、前記車両に相乗りするユーザの組み合わせを決定する情報処理方法であって、
    コンピュータが、
    前記車両に相乗りするユーザの暫定的な組み合わせを設定するステップと、
    前記暫定的な組み合わせに含まれるユーザの、挨拶行為を撮影した動画像である挨拶動画を取得するステップと、
    前記暫定的な組み合わせに含まれるユーザが使用する端末に対し、前記暫定的な組み合わせに含まれる他のユーザの前記挨拶動画、及び前記暫定的な組み合わせに同意するかを問い合わせる情報を送信するステップと、
    前記暫定的な組み合わせに同意することを示す情報を、前記暫定的な組み合わせに含まれる全てのユーザの端末から受信したときに、前記暫定的な組み合わせを正式な組み合わせとして設定するステップと、
    を実行する、情報処理方法。
  5. 複数のユーザが同一の車両に相乗りする形態において、前記車両に相乗りするユーザの組み合わせを決定する情報処理プログラムであって、
    コンピュータに、
    前記車両に相乗りするユーザの暫定的な組み合わせを設定するステップと、
    前記暫定的な組み合わせに含まれるユーザの、挨拶行為を撮影した動画像である挨拶動画を取得するステップと、
    前記暫定的な組み合わせに含まれるユーザが使用する端末に対し、前記暫定的な組み合わせに含まれる他のユーザの前記挨拶動画、及び前記暫定的な組み合わせに同意するかを問い合わせる情報を送信するステップと、
    前記暫定的な組み合わせに同意することを示す情報を、前記暫定的な組み合わせに含ま
    れる全てのユーザの端末から受信したときに、前記暫定的な組み合わせを正式な組み合わせとして設定するステップと、
    を実行させる、情報処理プログラム。
JP2018128377A 2018-07-05 2018-07-05 情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラム Active JP7052605B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018128377A JP7052605B2 (ja) 2018-07-05 2018-07-05 情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラム
US16/454,241 US20200011680A1 (en) 2018-07-05 2019-06-27 Information processing apparatus, information processing method and non-transitory storage medium
CN201910594534.4A CN110689152A (zh) 2018-07-05 2019-07-03 信息处理装置、信息处理方法、以及非临时性的存储介质

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018128377A JP7052605B2 (ja) 2018-07-05 2018-07-05 情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020009056A true JP2020009056A (ja) 2020-01-16
JP7052605B2 JP7052605B2 (ja) 2022-04-12

Family

ID=69102554

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018128377A Active JP7052605B2 (ja) 2018-07-05 2018-07-05 情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラム

Country Status (3)

Country Link
US (1) US20200011680A1 (ja)
JP (1) JP7052605B2 (ja)
CN (1) CN110689152A (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7334631B2 (ja) * 2020-01-22 2023-08-29 トヨタ自動車株式会社 制御装置、システム、及びユーザ支援方法

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002279218A (ja) * 2001-03-15 2002-09-27 Ntt Me Corp 会談相手の検索方法及び検索システム
JP2003271706A (ja) * 2002-03-14 2003-09-26 Fujitsu Ltd タクシー相乗り管理方法、タクシー相乗り管理プログラムおよびタクシー相乗り管理装置
JP2014135002A (ja) * 2013-01-11 2014-07-24 Japan Research Institute Ltd 交通システム及び交通システムの交通手段提供方法
US20160356615A1 (en) * 2015-06-05 2016-12-08 MuV Technologies, Inc. Scheduled and On-Demand Transportation Management Platform for Rideshare
JP2017168047A (ja) * 2016-03-18 2017-09-21 株式会社森岡産業 相乗り支援システム、相乗り支援方法、及び、相乗り支援装置

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101355714A (zh) * 2007-07-24 2009-01-28 梁宇杰 一种实时拼车系统和方法
CN102903154B (zh) * 2012-10-16 2014-12-10 上海天英微系统科技有限公司 拼车用出租车及其拼车方法
CN106485913A (zh) * 2016-12-09 2017-03-08 巫溪县致恒科技有限公司 一种拼车系统

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002279218A (ja) * 2001-03-15 2002-09-27 Ntt Me Corp 会談相手の検索方法及び検索システム
JP2003271706A (ja) * 2002-03-14 2003-09-26 Fujitsu Ltd タクシー相乗り管理方法、タクシー相乗り管理プログラムおよびタクシー相乗り管理装置
JP2014135002A (ja) * 2013-01-11 2014-07-24 Japan Research Institute Ltd 交通システム及び交通システムの交通手段提供方法
US20160356615A1 (en) * 2015-06-05 2016-12-08 MuV Technologies, Inc. Scheduled and On-Demand Transportation Management Platform for Rideshare
JP2017168047A (ja) * 2016-03-18 2017-09-21 株式会社森岡産業 相乗り支援システム、相乗り支援方法、及び、相乗り支援装置

Also Published As

Publication number Publication date
CN110689152A (zh) 2020-01-14
JP7052605B2 (ja) 2022-04-12
US20200011680A1 (en) 2020-01-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7014070B2 (ja) 情報処理装置、情報処理方法、及び、情報処理システム
US11493349B2 (en) Information processing apparatus, information processing method, and non-transitory storage medium
US11301789B2 (en) Information processing apparatus, riding vehicle adjusting method, and riding vehicle adjusting program
JP2020009098A (ja) 情報処理装置および情報処理方法
JP2020021402A (ja) 情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラム
JP6977677B2 (ja) 情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法、及び、情報処理プログラム
JP7230362B2 (ja) 情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラム
US11105650B2 (en) Information processing apparatus, information processing method and non-transitory storage medium
JP2020009056A (ja) 情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラム
JP7188277B2 (ja) 情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラム
US20200074365A1 (en) Information processing apparatus, information processing method, and non-transitory storage medium
JP7067320B2 (ja) 情報処理装置及び情報処理方法、プログラム
US20190380013A1 (en) Information processing apparatus, information processing system, information processing method, and non-transitory storage medium
US11164117B2 (en) Information processing apparatus, information processing method and non-transitory storage medium
JP2019219973A (ja) 情報処理装置、情報処理方法及びプログラム
JP2020030590A (ja) 情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラム
JP6516054B1 (ja) 情報処理装置、情報処理方法、およびプログラム
JP2020017130A (ja) 情報処理装置、情報処理システム、及び、情報処理方法
JP7408185B1 (ja) 情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラム
JP2020008940A (ja) 情報処理装置および情報処理方法
JP2016162297A (ja) 情報管理装置および情報管理方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20201222

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20211126

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20211221

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220216

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220301

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220314

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 7052605

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151