JP2020005163A - 光アナログ信号伝送路 - Google Patents

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Abstract

【課題】波長分散あるいは非線形現象の影響を抑制して信号品質の低下を抑制することが可能な光アナログ信号伝送路を提供する。【解決手段】光アナログ信号伝送路10は、光アナログ信号の波長帯においてD(ps/nm/km)の波長分散を有するシングルモード光ファイバ1と、シングルモード光ファイバ1における、光アナログ信号の入力端側に配置された分散補償手段2とを備える。分散補償手段2は、20D(ps/nm)以下の補償分散量を有する。【選択図】図1

Description

本発明は、光アナログ信号伝送路に関する。
ケーブルテレビ(CATV)の信号を伝達する媒体として、近年では光ファイバが導入されている。光ファイバを用いたCATV信号(光アナログ信号)の伝達方式の1つに、放送信号に基づいて強度変調された光を伝送する光アナログ伝送(光パススルー伝送)がある。
長距離の光信号の伝送では、光ファイバでの光損失が最も小さい波長である1.5μm帯(波長1550nm付近)が光信号の波長に用いられる。さらに、光ファイバでの伝送損失を補うため、複数の光増幅器が光ファイバ伝送路に挿入されている。
光増幅器により増幅された直後の光信号によって、光ファイバ内で非線形現象(誘導ブリルアン散乱:SBS)が発生した場合、信号波形の歪みが生じる可能性がある。入力信号に付加信号を重畳させることによって、光信号のスペクトルを広げてSBSを抑制することが提案されている(たとえば特開2000−307516号公報(特許文献1)を参照)。
特開2000−307516号公報
現在、一般的に使用される伝送用光ファイバは、1.3μm帯零分散シングルモード光ファイバである。このファイバは、1.5μm帯の通信波長において、約17(ps/nm/km)程度の波長分散を有する。
これまでのCATV信号の帯域が1.55GHz以下であったため、波長分散の影響は顕在化しなかった。しかし今後、4K/8K放送に対応して衛星放送では信号帯域が3.224GHzまで広がるため、CATV信号の帯域もこれに合わせて従来の約2倍程度に拡大していくことになる。このような高周波数の信号を長距離(たとえば100km以上)にわたり光ファイバで伝送する場合には、波長分散による波形歪みが顕在化しやすくなり、映像信号の品質が低下することが懸念される。
加えて、信号帯域が拡大されることにより、アナログ信号の時間波形における尖頭値が高くなりやすい。光増幅器により増幅された直後の光信号によって、光ファイバ中で非線形現象が発生しやすくなる。この点からも映像信号の品質低下が生じる可能性がある。
本発明の目的は、波長分散あるいは非線形現象の影響を抑制して信号品質の低下を抑制することが可能な光アナログ信号伝送路を提供することである。
本発明のある局面に従うと、光アナログ信号伝送路は、光アナログ信号の波長帯においてD(ps/nm/km)の波長分散を有するシングルモード光ファイバと、シングルモード光ファイバにおける、光アナログ信号の入力端側に配置された第1の分散補償手段とを備える。第1の分散補償手段は、20D(ps/nm)以下の補償分散量を有する。
好ましくは、シングルモード光ファイバの長さは90km以上であり、光アナログ信号伝送路は、シングルモード光ファイバにおける、光アナログ信号の出力端側に配置された第2の分散補償手段をさらに備える。
好ましくは、第1の分散補償手段の補償分散量が10D(ps/nm)であり、第2の分散補償手段の補償分散量が20D(ps/nm)である。
好ましくは、シングルモード光ファイバの長さは90km以下である。
好ましくは、シングルモード光ファイバには少なくとも1つの光増幅器が挿入され、少なくとも1つの光増幅器からシングルモード光ファイバへの出力レベルが12dBm以下である。
好ましくは、第1の分散補償手段への入力レベルが7dBm以下である。
本発明によれば、光アナログ信号が伝送路を伝送する際に、波長分散あるいは非線形現象の影響を抑制することができるので、信号品質の低下を抑制することができる。
本発明の一実施の形態に係る光アナログ信号伝送路の第1の構成を模式的に示した図である。 本発明の一実施の形態に係る光アナログ信号伝送路の第2の構成を模式的に示した図である。 本発明の一実施の形態に係る光アナログ信号伝送路の適用例を示した図である。 本発明の実施の形態に係る光アナログ信号伝送路の特性を評価するための構成を示した図である。 図4に示したシングルモード光ファイバ1の入力端側のみに分散補償手段を設置した場合における、補償分散量とチャネルとの間の関係を概略的に示した図である。 図4に示したシングルモード光ファイバ1の出力端側のみに分散補償手段を設置した場合における、補償分散量とチャネルとの間の関係を概略的に示した図である。 本発明の実施の形態に係る光アナログ信号伝送路における、分散補償手段の影響を評価するための構成を示した図である。 分散補償手段の補償分散量と光増幅器における反射光の検出強度との関係を概略的に示した図である。 図4に示したシングルモード光ファイバの入力端側と出力端側との両方に分散補償手段を設置した場合における、補償分散量とチャネルとの間の関係を概略的に示した図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してあるので、それらについての詳細な説明は繰り返さない。
図1は、本発明の一実施の形態に係る光アナログ信号伝送路の第1の構成を模式的に示した図である。光アナログ信号伝送路10は、シングルモード光ファイバ1と、分散補償手段2と、シングルモード光ファイバ1に挿入された複数の光増幅器3とを備える。
本発明の一実施の形態に係る光アナログ信号伝送路の基本的な構成は、シングルモード光ファイバ1と、分散補償手段2とからなる。シングルモード光ファイバ1は、光アナログ信号の波長帯においてD(ps/nm/km)の波長分散を有する。一般的なシングルモード光ファイバの場合、1.5μm帯の通信波長において、Dは約17(ps/nm/km)程度である。
分散補償手段2は、シングルモード光ファイバ1とは逆の波長分散特性(負の分散)を有する。一例として、分散補償手段2は、分散補償ファイバ(DCF)である。分散補償手段2は、分散補償モジュール(DCM)であってもよい。DCFあるいはDCMには種々の公知のものを適用することができる。
分散補償手段2は、シングルモード光ファイバ1の入力端側に配置され、20D(ps/nm)以下の補償分散量を有する。「入力端」とは、光アナログ信号が入力される側のシングルモード光ファイバ1の端部である。図1において、シングルモード光ファイバ1の入力端はシングルモード光ファイバ1に入力される光アナログ信号Inにより、特定される。同様に、シングルモード光ファイバ1の出力端は、シングルモード光ファイバ1から出力される光アナログ信号Outにより特定される。
なお、補償分散量は一般に負の値として表される。したがって分散補償手段2の補償分散量の値も負の値である。ただし説明を容易にするため、この実施の形態では、絶対値を用いて補償分散量を表現する。
光アナログ信号がシングルモード光ファイバ1を伝送する際に、波長分散による波形歪が発生する。この実施の形態では、シングルモード光ファイバ1の入力端側に分散補償手段2を配置する。これにより、シングルモード光ファイバ1を伝送する光アナログ信号の波形歪みを低減することができる。
シングルモード光ファイバ1を伝送する光アナログ信号は、光増幅器3により増幅される。図1では、3段の光増幅器3を例示しているが、光アナログ信号伝送路10中における光増幅器3の数は限定されず、シングルモード光ファイバ1の長さLに応じた適切な数を選択することができる。
シングルモード光ファイバ1の長さLは限定されるものではなく、分散補償手段2による波長分散の抑制の効果が奏せられる長さであることが好ましい。一例では、長さLは90km以下の適切な長さである。
広帯域の光アナログ信号(たとえば4K/8K放送の場合には帯域幅約3GHz)の時間波形においては、尖頭値が高くなりやすく、非線形現象が生じる可能性も高くなる。光増幅器3により増幅された直後の光アナログ信号では、たとえば誘導ブリルアン散乱(SBS)といった非線形現象が発生し得る。この実施の形態では、分散補償手段2の入力レベルが7dBm以下とされるとともに、光増幅器3の出力レベルが12dBm以下とされる。これにより、光アナログ信号伝送路10において、SBSの発生を抑制することができる。
図2は、本発明の一実施の形態に係る光アナログ信号伝送路の第2の構成を模式的に示した図である。図2に示される構成では、図1に示す構成に、分散補償手段4が追加される。分散補償手段4は、シングルモード光ファイバ1の出力端側に配置される。長さLが大きくなると、分散補償手段2だけでは波長分散による波形歪みの抑制の効果を十分に発揮できない可能性がある。このような場合には、分散補償手段2,4によって、波長分散による波形歪みの抑制の効果を得ることができる。たとえば長さLは90km以上の長さである。
図2の構成では、分散補償手段2の補償分散量を、分散補償手段4の補償分散量よりも小さくする。一実施形態では、分散補償手段2の補償分散量は10Dであり、分散補償手段4の補償分散量は20Dである。
図2では、4段の光増幅器3を例示しているが、上述の通り、光増幅器3の数は限定されるものではない。図2に示す構成においても、分散補償手段2の入力レベルが7dBm以下とされるとともに、光増幅器3の出力レベルが12dBm以下とされる。
図3は、本発明の一実施の形態に係る光アナログ信号伝送路の適用例を示した図である。図3には、CATV信号の光パススルー伝送の例が示される。図3に示すシステムにおいて、本発明の一実施の形態に係る光アナログ信号伝送路10は、放送センター110からのローカル系(集線箇所120まで)のCATV信号の伝送に適用することができる。さらに集線箇所120からのサブローカル系(起点箇所130まで)のCATV信号の伝送にも本発明の一実施の形態に係る光アナログ信号伝送路10を適用することができる。
図3には、集線箇所120および起点箇所130をそれぞれ1つずつ示されているが、放送センター110からの信号は複数の集線箇所120に分岐され、各々の集線箇所120からの信号は、複数の起点箇所へと分岐される。
図3の構成によれば、波長分散あるいは非線形現象の影響を抑制してCATV信号の品質を確保することができる。
さらに、以下の理由により、既存の光ファイバ伝送路の改修が必要であっても、改修に必要なコストを低減することができる。4K/8K放送の光アナログ信号を伝送する際における光増幅器の出力は、現行のCATV用に要求される出力と同じでよいため、回線を再調整する必要がない。
さらに、本発明の実施の形態では、シングルモード光ファイバ1の入力端側に分散補償手段2を設置する。したがって図3の構成においては、ローカル系の分岐元である放送センター110、あるいはサブローカル系の分岐元である集線箇所120に分散補償手段2が設置される。複数の集線箇所120の中に、受信側(局ONUの前段)の分散補償手段が不要な集線箇所120が存在する場合、あるいは、複数の起点箇所130の中に、受信側の分散補償手段が不要となる起点箇所130が存在する場合に、受信側に設置される分散補償手段の総数を少なくすることができる。
なお、光アナログ信号伝送路10の構成として図1に示した構成が示されている。光アナログ信号伝送路10の距離によっては、図2に示した構成を光アナログ信号伝送路10に適用することもできる。
次に、光アナログ信号伝送路の特性について詳細に説明する。図4は、本発明の実施の形態に係る光アナログ信号伝送路の特性を評価するための構成を示した図である。図4に示すように、光アナログ信号伝送路10は、局間線路距離が30kmのシングルモード光ファイバおよび光増幅器3を4段に接続することによって構成される。シングルモード光ファイバ1の総距離は120kmである。4つの光増幅器3の各々の出力レベルは12dBmである。図4に示す構成は、たとえば図3に示した適用例における放送センター110から集線箇所120までの光アナログ信号伝送路の構成に相当する。
分散補償手段は、設置点11および設置点12の一方または両方に設置される。設置点11は、シングルモード光ファイバ1の入力端側の点であり、設置点12は、シングルモード光ファイバ1の出力端側の点である。外部変調器より、放送チャネルの信号を強度変調した光アナログ信号を送信し、局ONUで光アナログ信号を受信したときのCNR(搬送波対雑音比)が測定される。
図5は、図4に示したシングルモード光ファイバ1の入力端側(設置点11)のみに分散補償手段を設置した場合における、補償分散量とチャネルとの間の関係を概略的に示した図である。図5に示すグラフにおいて、縦軸はCNRを表し、横軸はチャネルを表す。値Aは、CNRのある値である。また、図5および以下に説明する図においては、便宜上Dを「km」により表している。たとえば図中に「10km」と示されている場合の補償分散量は10Dである。
図5のグラフによれば、チャネルCHよりも周波数の低いチャネルでは、補償分散量が10Dおよび20DのときのCNRが、補償分散量なしのときのCNRと同じレベルである。しかしながら補償分散量が30DのときのCNRは、補償分散量が10Dおよび20DのときのCNR、あるいは補償分散量なしのときのCNRよりも低い。これはSBSの発生に起因すると考えられる。
一方、チャネルCHよりも周波数の高いチャネルでは、補償分散量なしのときのCNRよりも、補償分散量が10DのときのCNRが高い。さらに、補償分散量が10DのときのCNRよりも、補償分散量が20Dおよびそれ以上のときのCNRが高い。これは、分散補償手段による波長分散の補償の効果に加えて、自己位相変調の効果が生じたことによると考えられる。
図6は、図4に示したシングルモード光ファイバ1の出力端側(設置点12)のみに分散補償手段を設置した場合における、補償分散量とチャネルとの間の関係を概略的に示した図である。図5に示すグラフと同様に、図6のグラフにおいて、縦軸はCNRを表し、横軸はチャネルを表す。
図6のグラフによれば、チャネルCHより低い周波数のチャネルでは、CNRの値は補償分散量にほとんど依存しない。一方、チャネルCHより高い周波数のチャネルでは、補償分散量が大きいほどCNRが向上する。しかし図5および図6を比較すると、シングルモード光ファイバ1の入力端側(設置点11)のみに分散補償手段を設置したほうが、少ない分散補償量で高いCNRが得られている。
図5および図6から以下のことを導き出すことができる。シングルモード光ファイバ1の入力端側に分散補償手段を設置したほうが、シングルモード光ファイバ1の出力端側に分散補償手段を設置するのに比べて、信号波形の歪を抑える効果が高い。さらに、シングルモード光ファイバ1の入力端側に分散補償手段を設置した場合においては、分散補償手段の補償分散量を20D以下とすることにより、SBSの発生を抑える効果および波長分散を抑制する効果が高い。
図4に示されるように、外部変調器の出力に分散補償手段としてDCFを設置した場合には、DCFにおいてSBSが発生することが懸念され、その補償分散量が大きい(DCFが長い)ほど、SBSが発生しやすくなる。また、シングルモード光ファイバ1に光増幅器が設けられるため、光増幅器の出力レベルが高いとSBSが発生しやすい。SBSが発生すると、光ファイバ内において光増幅器側への戻り光が発生するため、光アナログ信号の品質が低下する。この課題を解決するために、分散補償手段への入力レベルおよび光増幅器の出力レベルを適切な値に設定する必要がある。
図7は、本発明の実施の形態に係る光アナログ信号伝送路における、分散補償手段の影響を評価するための構成を示した図である。図7に示した構成は、基本的には図4に示す構成と同様である。図7に示した構成では、1段目の光増幅器3の出力段に測定器15が設けられる。測定器15により、分散補償手段2の設置に伴うSBSの発生を戻り光(反射光)より評価する。具体的には、光増幅器3への戻り光の光スペクトルを測定器15によって観測し、歪みの有無でSBSの発生を確認する。
また、局ONUの出力を測定するための測定器16が設けられる。測定器16により、光増幅器3の出力レベル(LPレベル)による信号の品質への影響を評価する。
なお、シングルモード光ファイバ1としてR15光ファイバを用いている。
光増幅器3のLPレベルが12dBmの場合、補償分散量が10Dおよび20Dのときには、測定器15で光スペクトルに歪みは観測されなかった。これに対して光増幅器3のLPレベルが12.5dBmの場合には、補償分散量が10Dおよび20Dのいずれにおいても歪みが観測され、SBSが生じることが認められた。このことから、補償分散量を20D以下とし、光増幅器3の出力レベルを12dBmとすることにより、良好なCNRが得られることが導き出される。
図8は、分散補償手段の補償分散量と光増幅器における反射光の検出強度との関係を概略的に示した図である。なお、4つの光増幅器の出力レベルはいずれも12dBmである。グラフの縦軸(AMP REF)は光増幅器における反射光の検出強度を表し、グラフの横軸は分散補償手段としての分散補償ファイバ(DCF)の挿入量(補償分散量)を表す。
図8に示されるように、補償分散量が10D(DCF挿入量10km)以下の場合には、4つの光増幅器のいずれにおいても反射光の検出強度は−20dBmを下回る。
補償分散量が20D(DCF挿入量20km)の場合、2段目の光増幅器において反射光(−25dBmから−20dBmの間の強度)が検出される。
補償分散量が30D(DCF挿入量30km)以上である場合、各光増幅器において反射光が検出される。
CATVにおいては、信号品質を保証するため、CNRが全チャネルで14dB以上であることが求められる。CNRが全チャネルで17dB以上であればより好ましい。光増幅器のLPレベルを12dBmとする場合、CNRが17dB以上であるためには、反射光の検出強度が−20dBmを下回ることが求められる。したがって補償分散量は20Dであることが求められる。反射光の検出強度をより小さくする(すなわちSBSの発生を抑制する効果を高める)観点から、補償分散量は10Dであることがより好ましい。
図9は、図4に示したシングルモード光ファイバ1の入力端側(設置点11)と出力端側(設置点12)との両方に分散補償手段を設置した場合における、補償分散量とチャネルとの間の関係を概略的に示した図である。
シングルモード光ファイバ1の入力端側の分散補償手段における補償分散量が10Dである場合、シングルモード光ファイバ1の距離が長くなると、波長分散による信号の歪を抑制する効果が弱くなる可能性がある。このため、図2に示すように、シングルモード光ファイバ1の距離が長い場合には、シングルモード光ファイバ1の入力端側に分散補償手段2を設置することに加えて、シングルモード光ファイバ1の出力端側にも分散補償手段4を設置することが好ましい。なお設置点11における分散補償手段の補償分散量は10Dである。
図9に示すように、高い周波数のチャネルにおいて、補償分散量20Dのほうが補償分散量10Dに比べてCNRが向上していることが分かる。したがって図2に示す構成においては、分散補償手段2の補償分散量を10Dとし、分散補償手段4の補償分散量を20Dとすることが好ましい。
本発明の実施の形態について説明したが、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 シングルモード光ファイバ、2,4 分散補償手段、3 光増幅器、10 光アナログ信号伝送路、11,12 設置点、15,16 測定器、110 放送センター、120 集線箇所、130 起点箇所、CH チャネル、In,Out 光アナログ信号、L 長さ。

Claims (6)

  1. 光アナログ信号伝送路であって、
    光アナログ信号の波長帯においてD(ps/nm/km)の波長分散を有するシングルモード光ファイバと、
    前記シングルモード光ファイバにおける、前記光アナログ信号の入力端側に配置された第1の分散補償手段とを備え、
    前記第1の分散補償手段は、20D(ps/nm)以下の補償分散量を有する、光アナログ信号伝送路。
  2. 前記シングルモード光ファイバの長さは90km以上であり、
    前記シングルモード光ファイバにおける、前記光アナログ信号の出力端側に配置された第2の分散補償手段をさらに備える、請求項1に記載の光アナログ信号伝送路。
  3. 前記第1の分散補償手段の補償分散量が10D(ps/nm)であり、
    前記第2の分散補償手段の補償分散量が20D(ps/nm)である、請求項2に記載の光アナログ信号伝送路。
  4. 前記シングルモード光ファイバの長さは90km以下である、請求項1に記載の光アナログ信号伝送路。
  5. 前記シングルモード光ファイバには少なくとも1つの光増幅器が挿入され、
    前記少なくとも1つの光増幅器から前記シングルモード光ファイバへの出力レベルが12dBm以下である、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の光アナログ信号伝送路。
  6. 前記第1の分散補償手段への入力レベルが7dBm以下である、請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の光アナログ信号伝送路。
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