JPWO2005088877A1 - 光送信装置および光伝送システム - Google Patents
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Abstract
Description
また、本発明は、低コスト化が可能な光伝送システムを提供することを目的とする。
外部変調方式でE/O変換して第1の光信号を生成する第1のE/O変換手段と、
直接変調方式でE/O変換して第2の光信号を生成する第2のE/O変換手段と、
前記第1の光信号と、前記第2の光信号とを合波する合波手段とを備え、
前記第1のE/O変換手段は、前記周波数多重電気信号のうちの低周波側の電気信号によって、変調された前記第1の光信号を生成し、
前記第2のE/O変換手段は、前記周波数多重電気信号のうちの高周波側の電気信号によって、変調された前記第2の光信号を生成することを特徴としている。
広帯域の周波数多重電気信号のうち良好な雑音特性、歪特性が要求される低周波側の送信信号で変調する第1の光信号に対しては、外部変調方式を採用する。この外部変調方式により光変調を行うと、波長「チャーピング」(波長の広がり)が小さい。従って、例えば光信号のスペクトルが広がることによる歪劣化など、波長分散による各種伝送特性の劣化を回避できる。
一方、伝送特性の要求がそれほど高くない高周波側の送信信号で変調する第2の光信号に対しては、直接変調方式によりE/O変換を行う。一般に直接変調型のE/O変換器は外部変調型と比較して安価であるため、コストの削減が図れる。
前記高周波側の送信信号が、多チャンネルFM信号及び/又はPSK信号であることを特徴としている。
これにより、地上波アナログ/デジタル信号等を多重するUHF/VHF(後述する)帯の送信信号(第1の光信号)については、雑音特性、歪特性についての高特性を確保できるようになる。一方、BS放送信号等を多重する高周波帯の送信信号(第2の光信号)に対しては、雑音特性、歪特性についての要求レベルがそれほど高くないので、直接変調が採用可能となる。このように、雑音特性、歪特性の優劣に応じて周波数帯域を分割して異なる光変調方式で光変調し、その光変調後に合波させてある。従って、周波数帯域を狭めることなく広帯域のまま、1本の光ファイバで多チャンネルの良好な光伝送が実現可能となる。
この構成により、雑音特性の要求が高い第1の光信号に関して、雑音特性の要求がそれほど高くない第2の光信号よりも一定値以上高い光レベルを確保することで、受信の際に所要のCNR、延いては良好な受信特性が確保できる。
前記光アンプ出力時に前記第1の光信号の方を前記第2の光信号よりも所要値以上光出力レベルを高くするよう、前記光アンプへ光入力時の前記第1の光信号の方を前記第2の光信号よりも所要値以上光入力レベルを高くすることを特徴としている。
通常、光アンプとしてハイパワー出力が可能な後述のEDFA(Erbium Doped Fiber Amplifier;エルビウム添加光ファイバ増幅器)などを使用し、この光アンプに光レベル差がある2波長の光信号を入力すると、光アンプの利得飽和によりレベル差が減少する特有の現象を発生する。
そこで、本発明では、この特有現象を見込んだ分だけ2波長のレベル差を高めに設定している。これにより、光受信装置では、2波長の光信号を所要のレベル差で入力できるので、伝送手段中にハイパワーな光アンプを使用しても、所要のCNR(搬送波対雑音電力比)が得られ、良好な受信特性が確保できる。
この構成により、高周波側の多チャンネルFM信号でも、所要の雑音特性を確保することができる。
例えば、2波長の光信号に対して、例えば波長間隔が狭すぎると後述する四光波混合(Four Wave Mixing)や相互位相変調(Cross Phase Modulation)などの光ファイバ特有の非線形効果によって伝送特性の劣化をもたらす。一方、波長間隔が広すぎると、光アンプの波長依存性などから、2波長の光信号に対して良好な光増幅を行うことが難しくなる。このような事情から、本発明では、波長間隔を一定に確保し、上記した不都合が発生するのを回避している。
上記の合波手段で合波された第1および第2の光信号とを伝送する単一の光ファイバと、
第1および第2の光信号を一括受信するO/E変換手段を備える光受信装置とを有することを特徴としている。
この構成により、加入者宅では、単一のO/E変換手段で多チャネル映像信号を受信できるので、その分、低コストな既存の設備で受信でき、広帯域に亙る多チャネル映像信号を送受信することができる光伝送システムとして低コストで実現可能となる。
[図2]本発明の第1の実施形態に係る光伝送システムの光送信装置を示す構成ブロック図
[図3]同光伝送システムの光受信装置を示す構成ブロック図
[図4]本発明の第1の実施形態に用いる第1、第2の光信号の波長分布と光強度の関係を示すグラフ
[図5]第1の実施形態での同第1の光信号におけるCNRの光レベル差依存性を示すグラフ
[図6]同第2の光信号におけるCNRの光変調度依存性を示すグラフ
[図7]本発明の第2の実施形態に係る光伝送システムを示す構成ブロック図
[図8]第2の実施形態での同第1の光信号におけるCNRの光レベル差依存性を示すグラフ
[図9]第2の実施形態でのEDFAにおける利得と波長との相関を示すグラフ
3は光伝送手段(光ファイバ)、
4は分岐手段、
5は(波長多重)光受信装置、51はO/E変換部、52は増幅部、54はチューナおよびテレビジョン受像機、
6、6A、6Bは光アンプ、
P1は第1の光信号(強度)、P2は第2の光信号(強度)、
λ1は第1の波長(1.555μm)、λ2は第2の波長(1.560μm)
[第1の実施の形態]
図1は、本発明の第1の実施形態である光伝送システムを示すものであり、この光伝送システムは、光CATVネットワークシステムを構成しており、光送信装置2と、光伝送手段3と、分岐手段4と、光受信装置5とを備えている。
そこで、特に周波数帯が広域化した送信信号などを用いる本発明では、(FM信号などの)高周波側の送信信号については、要求される伝送特性が低いため、外部変調方式のE/O変換器に重畳せず別途設けた直接変調方式のE/O変換器で光変調させている。即ち、本発明では、送信信号を周波数の高低と要求特性に応じて2帯域に分け、低周波側の送信信号を外部変調によって光変調するとともに高周波側の送信信号を直接変調により光変調するように、E/O変換部を2つ設けており、その後でこれらの光変調された光信号どうしを合波させている。
即ち、本実施形態では、第1〜第3の信号出力手段20A〜20Cからは、それぞれ地上放送用アナログ信号などのAM信号、地上波デジタル信号などのQAM(Quadrature Amplitude Modulation;位相変調と振幅変調とを複合させた変調方式)信号およびCATV信号などの低周波側の送信信号(周波数多重映像信号)が電気信号合波部21へ出力される。このため、これら第1〜第3の信号出力手段20A〜20Cの各出力が、電気信号合波部21の入力に接続されている。
また、この電気信号合波部21から出力する低周波側の電気信号を合波した周波数多重映像信号を外部変調方式による第1のE/O変換部22へ出力している。このため、電気信号合波部21の出力が第1のE/O変換部22の入力に接続している。
なお、「チャーピング」とは、半導体レーザへの注入電流を変化させて直接変調を行うような場合に、内部で屈折率変化が生じ、その結果、波長が変化する現象のことである。このチャーピングが発生すると、波長スペクトルが広がるために長距離ファイバの波長分散の影響を受け、伝送距離に制限をもたらす。
なお、これら第1、第2の光信号の波長間隔(図4に示すように、2つの光信号の波長間隔Δα)は、所要の一定範囲(例えば、本実施形態では、5nm)に調整されている。
このO/E変換部51には、本実施形態の場合、受光素子として具体的には、例えばPINフォトダイオードが使用されているが、これより感度を高めたAPDフォトダイオードでもよい。
(I)本発明の光伝送システムでは、十分な伝送品質を確保するため、少なくとも、第1のE/O変換部22からの光出力強度P1[dB]のほうが、第2のE/O変換部24からの光出力強度P2[dB]よりも大きくなるように構成している。
P1−P2>6.5[dB] ・・・(1)
但し、P1;第1のE/O変換部22の出力
P2;第2のE/O変換部24の出力
を満足するように設定してある。
この関係式の根拠を以下に述べる。本実施形態にかかる光伝送システムを用いて受光時の2波の光レベル差とCNR(Carrier to Noise Ratio:搬送波対雑音電力比)との相関を調べる。そこで、これらの要素について計測してみたところ、図5に示すような関係が得られた。
例えば、CNRとして、本実施形態の場合には45[dB]が必要であるとの知見を得ている。そこで、この45[dB]を確保するには、第1、第2のE/O変換部22、24から出力する2波での光出力強度P1、P2について、前述した(1)式のように、6.5[dB]以上のレベル差をつける必要があることがわかる。
即ち、光変調度とCNRとの相関性を調べるために、これらの要素について計測してみたところ、図6に示すような関係が得られた。このCNR変調度依存性を示す図6のグラフにより、変調度が高くなるにつれて、CNRが改善されることがわかる。
M2>0.033 ・・・(2)
但し、M2;第2のE/O変換部24での直接光変調度
にする必要があることがわかる。
Δα≒5[nm] ・・・(3)
を満たすように設定した。
次に、本発明の第2の実施形態に係る光伝送システムについて、図7〜図9を参照しながら説明する。なお、本実施形態において、第1の実施形態と同一部分には同一符号を付して重複説明を避ける。
本実施形態の場合、1.55μm帯に対応した遷移を持つエルビウムドープ光ファイバと半導体レーザを組み合わせたエルビウムドープ光ファイバ増幅器(EDFA)が用いられており、これは高出力、低雑音性、広帯域などの点で優れている。
本実施形態の光伝送システムでは、第1の実施形態で説明した(I)〜(III)と同様の条件が課せられており、これについて以下に説明する。
(I)十分な伝送品質を確保するため、本実施形態でも第1の実施形態と同様に、少なくとも、第1のE/O変換部22の光出力強度P1[dB]のほうが、第2のE/O変換部24の光出力強度P2[dB]よりも大きくなるように構成している。
P1−P2>10.5[dB] ・・・(4)
を満足するように、設定してある。
そして、またこのCNR光レベル差依存性を示す図8のグラフでも、レベル差が大きくなるにつれて、CNRが改善されることがわかる。
例えば、CNRとして45[dB]を確保するには、第1、第2のE/O変換部22、24での光出力強度P1、P2について、前式(4)に示すように、10.5dB以上の差をつける必要がある。
即ち、本実施形態では、光アンプ6を高出力の飽和状態で使用すると、この光アンプ6に対してある一定の光レベル差をもった2波長(λ1、λ2)の光を入力させた場合、2波長(λ1、λ2)の光レベル差が縮まる固有の現象を発生する。
これにより、ハイパワー光アンプを使用することもできるようになる。
即ち、光アンプ6にEDFA(Erbium Doped optical Fiber Amplifier)を使用する場合、波長に対するゲインは、図9に示すグラフに示すように、安定した増幅率等を得るために、波長間隔を一定値以下に設定する必要がある。そこで、本実施形態では、波長間隔を例えば5nmに設定している。
本出願は、2004年3月10日出願の日本特許出願(特許願2004−067017)、に基づくものであり、その内容はここに参照として取り込まれる。
また、本発明は、低コスト化が可能な光伝送システムを提供することを目的とする。
外部変調方式でE/O変換して第1の光信号を生成する第1のE/O変換手段と、
直接変調方式でE/O変換して第2の光信号を生成する第2のE/O変換手段と、
前記第1の光信号と、前記第2の光信号とを合波する合波手段とを備え、
前記第1のE/O変換手段は、前記周波数多重電気信号のうちの低周波側の電気信号によって、変調された前記第1の光信号を生成し、
前記第2のE/O変換手段は、前記周波数多重電気信号のうちの高周波側の電気信号によって、変調された前記第2の光信号を生成することを特徴としている。
広帯域の周波数多重電気信号のうち良好な雑音特性、歪特性が要求される低周波側の送信信号で変調する第1の光信号に対しては、外部変調方式を採用する。この外部変調方式により光変調を行うと、波長「チャーピング」(波長の広がり)が小さい。従って、例えば光信号のスペクトルが広がることによる歪劣化など、波長分散による各種伝送特性の劣化を回避できる。
一方、伝送特性の要求がそれほど高くない高周波側の送信信号で変調する第2の光信号に対しては、直接変調方式によりE/O変換を行う。一般に直接変調型のE/O変換器は外部変調型と比較して安価であるため、コストの削減が図れる。
前記高周波側の送信信号が、多チャンネルFM信号及び/又はPSK信号であることを特徴としている。
これにより、地上波アナログ/デジタル信号等を多重するUHF/VHF(後述する)帯の送信信号(第1の光信号)については、雑音特性、歪特性についての高特性を確保できるようになる。一方、BS放送信号等を多重する高周波帯の送信信号(第2の光信号)に対しては、雑音特性、歪特性についての要求レベルがそれほど高くないので、直接変調が採用可能となる。このように、雑音特性、歪特性の優劣に応じて周波数帯域を分割して異なる光変調方式で光変調し、その光変調後に合波させてある。従って、周波数帯域を狭めることなく広帯域のまま、1本の光ファイバで多チャンネルの良好な光伝送が実現可能となる。
この構成により、雑音特性の要求が高い第1の光信号に関して、雑音特性の要求がそれほど高くない第2の光信号よりも一定値以上高い光レベルを確保することで、受信の際に所要のCNR、延いては良好な受信特性が確保できる。
前記光アンプ出力時に前記第1の光信号の方を前記第2の光信号よりも所要値以上光出力レベルを高くするよう、前記光アンプへ光入力時の前記第1の光信号の方を前記第2の光信号よりも所要値以上光入力レベルを高くすることを特徴としている。
通常、光アンプとしてハイパワー出力が可能な後述のEDFA(Erbium Doped Fiber Amplifier;エルビウム添加光ファイバ増幅器)などを使用し、この光アンプに光レベル差がある2波長の光信号を入力すると、光アンプの利得飽和によりレベル差が減少する特有の現象を発生する。
そこで、本発明では、この特有現象を見込んだ分だけ2波長のレベル差を高めに設定している。これにより、光受信装置では、2波長の光信号を所要のレベル差で入力できるので、伝送手段中にハイパワーな光アンプを使用しても、所要のCNR(搬送波対雑音電力比)が得られ、良好な受信特性が確保できる。
この構成により、高周波側の多チャンネルFM信号でも、所要の雑音特性を確保することができる。
例えば、2波長の光信号に対して、例えば波長間隔が狭すぎると後述する四光波混合(Four Wave Mixing)や相互位相変調(Cross Phase Modulation)などの光ファイバ特有の非線形効果によって伝送特性の劣化をもたらす。一方、波長間隔が広すぎると、光アンプの波長依存性などから、2波長の光信号に対して良好な光増幅を行うことが難しくなる。このような事情から、本発明では、波長間隔を一定に確保し、上記した不都合が発生するのを回避している。
上記の合波手段で合波された第1および第2の光信号とを伝送する単一の光ファイバと、
第1および第2の光信号を一括受信するO/E変換手段を備える光受信装置とを有することを特徴としている。
この構成により、加入者宅では、単一のO/E変換手段で多チャネル映像信号を受信できるので、その分、低コストな既存の設備で受信でき、広帯域に亙る多チャネル映像信号を送受信することができる光伝送システムとして低コストで実現可能となる。
[第1の実施の形態]
図1は、本発明の第1の実施形態である光伝送システムを示すものであり、この光伝送システムは、光CATVネットワークシステムを構成しており、光送信装置2と、光伝送手段3と、分岐手段4と、光受信装置5とを備えている。
P1−P2>6.5[dB] ・・・(1)
但し、P1;第1のE/O変換部22の出力
P2;第2のE/O変換部24の出力
を満足するように設定してある。
この関係式の根拠を以下に述べる。本実施形態にかかる光伝送システムを用いて受光時の2波の光レベル差とCNR(Carrier to Noise Ratio:搬送波対雑音電力比)との相関を調べる。そこで、これらの要素について計測してみたところ、図5に示すような関係が得られた。
M2>0.033 ・・・(2)
但し、M2;第2のE/O変換部24での直接光変調度
にする必要があることがわかる。
Δα≒5[nm] ・・・(3)
を満たすように設定した。
次に、本発明の第2の実施形態に係る光伝送システムについて、図7〜図9を参照しながら説明する。なお、本実施形態において、第1の実施形態と同一部分には同一符号を付して重複説明を避ける。
P1−P2>10.5[dB] ・・・(4)
を満足するように、設定してある。
これにより、ハイパワー光アンプを使用することもできるようになる。
本出願は、2004年3月10日出願の日本特許出願(特許願2004−067017)、に基づくものであり、その内容はここに参照として取り込まれる。
20A〜20D 第1〜第4の信号出力手段(信号源)
20A 地上波アナログ信号(AM信号)
20B 地上波デジタル信号(QAM信号)
20C CATV放送信号(AM及び/又はQAM信号)
20D BS信号(FM信号)
21 電気信号合波手段
22 第1のE/O変換部
24 第2のE/O変換部
25 減衰部
26 合波部
3 光伝送手段(光ファイバ)
4 分岐手段
5 (波長多重)光受信装置
51 O/E変換部
52 増幅部
54 チューナおよびテレビジョン受像機
6、6A、6B 光アンプ
P1 第1の光信号(強度)
P2 第2の光信号(強度)
λ1 第1の波長(1.555μm)
λ2 第2の波長(1.560μm)
Claims (7)
- 周波数多重電気信号で光変調して送信する光送信装置であって、
外部変調方式でE/O変換して第1の光信号を生成する第1のE/O変換手段と、
直接変調方式でE/O変換して第2の光信号を生成する第2のE/O変換手段と、
前記第1の光信号と、前記第2の光信号とを合波する合波手段とを備え、
前記第1のE/O変換手段は、前記周波数多重電気信号のうちの低周波側の電気信号によって、変調された前記第1の光信号を生成し、
前記第2のE/O変換手段は、前記周波数多重電気信号のうちの高周波側の電気信号によって、変調された前記第2の光信号を生成することを特徴とする光送信装置。 - 前記低周波側の送信信号は、多チャンネルAM信号及び/又はQAM信号であり、
前記高周波側の送信信号は、多チャンネルFM信号及び/又はPSK信号であることを特徴とする請求項1に記載の光送信装置。 - 前記低周波側の多チャンネルAM信号及び/又はQAM信号で変調する前記第1の光信号は、前記光信号を光受信装置へ伝送する光伝送手段の伝送特性に応じて、前記高周波側の多チャンネルFM信号及び/又はPSK信号で変調する前記第2の光信号よりも、所要値以上光出力レベルが高いことを特徴とする請求項1または2に記載の光送信装置。
- 前記合波後の光信号を増幅する光アンプを備えるとともに、
前記光アンプ出力時に前記第1の光信号の方を前記第2の光信号よりも所要値以上光出力レベルを高くするよう、前記光アンプへ光入力時の前記第1の光信号の方を前記第2の光信号よりも所要値以上光入力レベルを高くすることを特徴とする請求項1から3のうちいずれか1項に記載の光送信装置。 - 前記高周波側の多チャンネルFM信/PSK号の光変調度を特定値以上とすることを特徴とする請求項2から4のうちいずれか1項に記載の光送信装置。
- 前記各光信号の波長間隔を所定値の範囲内とする請求項1から5のうちいずれか1項に記載の光送信装置。
- 請求項1ないし6のいずれか1項に記載の光送信装置と、
請求項1ないし6のいずれか1項に記載の合波手段で合波された第1および第2の光信号を伝送する単一の光ファイバと、
請求項1ないし6のいずれか1項に記載の第1および第2の光信号を一括受信するO/E変換手段を備える光受信装置と
を有する光伝送システム。
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