JP2020003496A - システム及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】 地域との対応が規定されたキャラクタを案内画面に表示することにより、表示制御装置による地域を含む地図に関連する情報の案内に対するユーザの興味を刺激する。【解決手段】複数の地域を含む地図に関連する情報の案内を行う表示制御装置1であって、複数の前記地域との対応が規定された複数のキャラクタのいずれかの画像Cを表示手段5に表示させる制御を行う制御手段18を有する。ユーザは、表示制御装置1とともに移動することで、表示可能なキャラクタを増やすことができる。【選択図】 図15

Description

本発明は、表示制御装置等に関し、特に、地図に関連する情報の案内を行う表示制御装置等に関する。
地図に関連する情報の案内を行う表示制御装置として、ナビゲーションシステムが知られている。ナビゲーションシステムは、一般には、液晶ディスプレイ等の表示手段に地図を表示し、さらに地図上に現在位置や、目的地までの経路などを表示する機能を有している。さらに、近隣の情報等、地図情報に付帯する様々な情報を提供する機能を有するナビゲーションシステムも提供されている。ナビゲーションシステムには、車載型、携帯型等の種類があり、スマートフォンにナビゲーション機能を搭載したナビゲーションシステムも使用されている。
近時では、目的地までの経路等を単に案内するのではなく、移動を楽しく演出したり、利用者の遊び心をくすぐったりするような興趣性のある態様で案内を行うナビゲーションシステムが提案されている。例えば、特許文献1には、画面にキャラクタを表示し、このキャラクタを用いて情報の案内を行うナビゲーションシステムが開示されている。
特開2012−242187号公報
特許文献1には、地図情報を表示するとともに、警報対象の位置情報で特定される位置と車両の現在位置が所定の接近関係を有する場合に、警報対象と関係のないキャラクタをアニメーション表示することで、警報対象の見落としを防止することができるナビゲーションシステムが開示されている。しかし、特許文献1は、地域との対応が規定されたキャラクタを表示することを開示するものではなく、また、興趣性を高める効果は充分ではない。
上記のように、地域との対応が規定されたキャラクタを表示させることにより、表示制御装置による制御による情報の案内に高い興趣性を付与する工夫はなされてこなかった。
本願には、例えば、下記各観点に記載の発明が開示される。
<観点1>
複数の地域を含む地図に関連する情報の案内を行う表示制御装置であって、
複数の前記地域との対応が規定された複数のキャラクタのいずれかの画像を表示手段に表示させる制御を行う制御手段を有することを特徴とする表示制御装置。
<観点2>
前記制御手段は、前記複数のキャラクタの全部又は一部からなる集合である許可キャラクタ群から選択される前記キャラクタの画像を前記表示手段に表示するものであり、
前記制御手段は、前記表示制御装置が前記キャラクタとの対応関係が規定された前記地域に移動したことを条件に、移動先の前記地域に対応する前記キャラクタを前記許可キャラクタ群に追加することを特徴とする表示制御装置。
<観点3>
前記制御手段は、前記複数のキャラクタの全部又は一部からなる集合である許可キャラクタ群から選択される前記キャラクタの画像を前記表示手段に表示するものであり、
前記制御手段は、前記表示制御装置が、所定の距離を移動したことを条件に、前記複数のキャラクタから選択されるいずれかの前記キャラクタを新たに前記許可キャラクタ群に追加することを特徴とする表示制御装置。
<観点4>
前記複数のキャラクタは、少なくとも一つのデフォルトキャラクタを含み、
前記許可キャラクタ群に前記キャラクタが含まれていない場合に、前記制御手段は、前記デフォルトキャラクタの画像を前記表示手段に表示することを特徴とする表示制御装置。
<観点5>
ユーザの操作に基づいて、異なる態様で前記キャラクタの選択を行うための複数のモードのいずれかを選択するモード選択手段を更に有し、
前記制御手段は、前記モード選択手段が選択した前記モードに従って選択される前記キャラクタを前記表示手段に表示することを特徴とする表示制御装置。
<観点6>
前記複数のモードが、第1モードを含み、
前記第1モードが選択された場合、前記制御手段は、ユーザが指定した前記キャラクタの画像を前記表示手段に表示することを特徴とする表示制御装置。
<観点7>
前記複数のモードが、第2モードを含み、
前記第2モードが選択された場合、前記制御手段は、前記表示制御装置が現在位置する前記地域に対応付けられた前記キャラクタの画像を前記表示手段に表示することを特徴とする表示制御装置。
<観点8>
前記複数のモードが、第3モードを含み、
前記第3モードが選択された場合、前記制御手段は、前記表示制御装置が所定の距離を移動する毎に、異なる前記キャラクタの画像を前記表示手段に表示することを特徴とする表示制御装置。
<観点9>
ユーザの操作に基づいて、表示モード又は非表示モードを選択する表示モード選択手段を更に有し、
前記制御手段は、前記表示モードが選択されたときには前記キャラクタの画像を前記表示手段に表示する制御を行い、前記非表示モードが選択されたときは前記キャラクタの画像を前記表示手段に表示する制御を行わないことを特徴とする表示制御装置。
観点1の発明では、ユーザは、表示手段に表示されたキャラクタを見てそのキャラクタへの関心を持つようになるとともに、当該キャラクタと関連付けられた地域への関心を抱くことになり、ユーザに、地域に関連する情報の案内を受けることの動機付けを与えることができる。
好ましい実施形態では、表示制御装置は、画像等を表示する表示手段を有すると良い。更に好ましい実施形態では、表示制御装置は、地域とキャラクタの対応関係をテーブル等の形式で記憶した対応記憶手段、表示制御装置の位置、移動距離を検出する位置検出手段、移動距離検出手段等を更に有すると良い。他の好ましい実施形態では、表示制御装置は、表示手段、対応記憶手段、位置検出手段、移動距離検出手段の全部又は一部を有さない。例えばこれらの手段は通常市販等される汎用品を用いることができる。
地域は、地理的な領域であることが好ましい。各地域は、相互に重複しないことが好ましい。地域は、行政区画であることがより好ましく、都道府県や市町村であることが特に好ましい。
キャラクタは、好ましくは、実在または架空の人や動物をかたどったシンボル、形象等であると良い。キャラクタは、例えば、地域(例えば、地方公共団体)が管理するキャラクタ(例えば、ご当地キャラクタ)であることが好ましい。キャラクタは、いわゆる、ゆるキャラであることが好ましい。ゆるキャラとしては、特に、地域おこし、名産品の紹介等のような地域のPRに使用するマスコットキャラクターとするとよい。特にかわいらしいイラスト等とするとよい。
複数の地域と複数のキャラクタの対応関係は、1対1、又は、1対多であることが好ましい。好ましい実施形態では、地図に含まれるすべての地域についてキャラクタとの対応が規定される。他の好ましい実施形態では、地図内の地域のうちの一部の地域(例えば、日本地図の47都道府県のうちの四国4県)のみについてキャラクタとの対応が規定される。
情報の案内は、取り締まり等のイベントに関する情報の案内を含むことが好ましい。情報の案内は、目的地への経路案内であることが特に好ましい。情報の案内は、表示手段における画像の表示によって行うことが好ましい。
観点2の発明では、許可キャラクタ群から選択されるいずれかのキャラクタが表示手段に表示される。表示制御装置が新たな地域に移動することにより、移動先の地域に対応する新たなキャラクタが許可キャラクタ群に追加される(表示可能なキャラクタが増える)ため、地域から地域への移動をユーザに動機付けることができる。
許可キャラクタ群は、初期状態(例えば、工場出荷状態)で複数のキャラクタのうちの全部又は一部を含んでも良いが、初期状態では、許可キャラクタ群が複数のキャラクタのいずれも含まない(許可キャラクタ群が空集合である)ことが好ましい。許可キャラクタ群に一旦追加されたキャラクタは、許可キャラクタ群から削除しないことが好ましい。特に好ましくは、表示制御装置は、表示制御装置の電源が切断された場合でも、許可キャラクタ群のキャラクタを記憶保持する構成とすると良い。
好ましくは、各地域への移動は、位置検出手段からの情報に基づいて判断する構成すると良い。好ましくは、表示制御装置は、移動先の地域に対応するキャラクタが許可キャラクタ群に含まれていない場合にのみ、移動先の地域に対応するキャラクタを追加する処理を行うと良い。
観点3の発明では、表示制御装置が所定の距離を移動することにより、新たなキャラクタが許可キャラクタ群に追加される(表示可能なキャラクタが増える)ため、より長い距離の移動をユーザに動機付けることができる。好ましくは、移動距離は、位置検出手段からの情報に基づいて算出すると良い。
表示制御装置は、観点2及び観点3の両方の構成を備えることが特に好ましい。これにより、観点2の発明における、同一地域でのみ移動するユーザは表示可能なキャラクタを増やすことができない、という問題が解決される。このように、観点2の発明において、前記表示制御装置が前記キャラクタとの対応関係が規定された前記地域に移動したという条件(第1の条件)とは異なる第2の条件が成立したときに、前記複数のキャラクタから選択されるいずれかの前記キャラクタを新たに前記許可キャラクタ群に追加することが好ましい。観点3と異なる好ましい第2の条件としては、表示制御装置の使用時間(例えば、累積使用時間)が所定時間になったという条件、表示制御装置の製造、出荷等の後の経過日数が所定日数等になったという条件等がある。
観点4の発明では、許可キャラクタ群にキャラクタが含まれていない場合(例えば、工場出荷の時点における許可キャラクタ群が空集合である実施形態において工場出荷後初めて電源を投入した状態など)でもキャラクタの表示を行うことが可能となる。好ましい実施形態では、デフォルトキャラクタは、地域との対応が規定されないキャラクタとすると良い。他の好ましい実施形態では、デフォルトキャラクタは、いずれかの地域と対応が規定されたキャラクタである。
観点5の発明では、ユーザは、表示するキャラクタの選択方法を選択することが可能となる。
観点6の発明では、ユーザは、許可キャラクタ群から任意に選択したキャラクタを表示させることが可能であり、随意性を高めることが可能となる。
観点7の発明では、表示制御装置が現在位置する地域に対応付けられたキャラクタが表示されるため、ユーザに地域間での移動を動機付けることができる。好ましくは、制御制御装置の現在位置は、位置検出手段からの情報に基づいて判断すると良い。
観点8の発明では、表示制御装置が所定の距離を移動する毎に異なるキャラクタが表示されるため、ユーザにより長い距離の移動を動機付けることができる。好ましくは、移動距離は、位置検出手段からの情報に基づいて算出すると良い。
観点7の発明における第2モードと観点8の発明における第3モードは、同時選択可能とすることが好ましい。これにより、異なる地域への移動又は所定距離の移動のいずれの条件が満たされた場合でも、表示キャラクタを変更することが可能になる。複数のモードは、観点6〜8と異なるモードを含み得る。他の好ましいモードとしては、所定時間経過毎や時間帯毎に異なるキャラクタを表示するモードや、移動速度に応じて異なるキャラクタを表示するモードが考えられる。
観点2又は3を引用する観点5〜8の発明が特に好ましい。これにより、表示されるキャラクタとは独立に許可キャラクタ群のキャラクタの追加を行うことが可能となる。例えば、観点6の発明の表示制御装置において、ユーザが第1モードで特定のキャラクタのみを表示させていたとしても、移動した地域、距離等により許可キャラクタ群のキャラクタは追加されるため、ユーザが希望すれば、他のキャラクタを表示させることが可能である。
観点9の発明では、ユーザの好みにより、キャラクタを非表示にすることも可能となる。
次のように構成するとよい。
<観点A>
前記キャラクタの画像が前記表示手段に表示されていない状態から前記キャラクタの画像が表示される状態に変化する際に、当該キャラクタの画像とともに当該キャラクタの名称を所定時間表示した後、当該名称を非表示にする処理を行うとよい。特に、当該キャラクタの名称とともに、当該キャラクタが対応する地域の情報も前記所定時間表示した後、非表示にするとよい。
このようにすれば、キャラクタの登場により、ユーザの視線を表示手段のキャラクタに惹きつけることができるとともに、当該キャラクタの名称や当該キャラクタの対応する地域を知ることができ、当該キャラクタについてより深く知ることができるとともに、当該キャラクタの対応する地域への関心も呼び起こすことができる。しかも、所定時間経過後は、キャラクタの名称や対応する地域の情報は消去され、キャラクタが表示されることとなるから、背景にある情報(例えば地図情報)の表示の妨げになりにくくなるとともに、当該キャラクタの名称や対応する地域を忘れた場合、それらが表示されない状態となることで、すぐにその答えが分からないことになるから、次の登場が待ち遠しくなるという効果を奏する。
特にキャラクタが表示されていない状態から表示される状態への変化は、キャラクタの動きを伴って行うとよい。特に、画面の端部から徐々にキャラクタが画面の中央部へ向けて移動しながら表示される態様とするとよい。このようにするとキャラクタの登場を印象ずけることができるとともに、ユーザの視線を表示手段へより惹きつけやすくなる。
<観点B>
前記キャラクタの画像が前記表示手段に表示されていない状態から前記キャラクタの画像が表示される状態に変化する際、または、前記キャラクタの画像が前記表示手段に表示されている状態から前記キャラクタの画像が表示されない状態に変化する際の少なくともいずれか一方において、キャラクタがユーザに向けて挨拶をする動作を行う表示制御をとするとよい。
このようにすれば、キャラクタへの愛着が増すとともに、その対応する地域への愛着を呼び起こす可能性がさらに高まる。
<観点C>
音声による情報の出力を行う機能と、前記キャラクタの表示を行うか否かを選択する選択機能を備え、前記選択機能によって、キャラクタの表示を行わないと選択されている場合には、前記音声の出力を、キャラクタに関連しない音声で出力し、キャラクタの表示を行うと選択されている場合には、前記音声の出力を表示している当該キャラクタの音声で行うとよい。
<観点D>
前記表示手段に表示中のキャラクタが話をしない設定のキャラクタである場合には、共通のキャラクタ用の音声で情報を出力するとよい。
<観点E>
前記キャラクタの音声による情報の出力は、キャラクタのイメージに合う情報の出力の際に行うようにし、キャラクタのイメージに合わない情報の出力の際には当該キャラクタとは別の音声による情報の出力をするとよい。例えば、取り締まりの警告を出力する場合には当該キャラクタの音声の出力を行わないようにするとよく、この場合、当該キャラクタの音声以外の音声で取り締まりの警告を行うようにするとよい。
このようにすれば、キャラクタのイメージを保ちつつ、必要な警報を得ることができる。
<観点E>
前記キャラクタと前記地域との対応は、当該キャラクタの活動する地域よりも広い地域とするとよい。このようにすれば、より広い地域の中の特定の地域への注目を高めることができる。特に、観点7の構成を備えるとよい。例えば、キャラクタが市の振興のためのキャラクタである場合、地域は市よりも広い県とするとよい。このようにすれば、ある県に入った場合にその県の中にある特定の市に対応するキャラクタが表示されることになるため、その県の中で特にその県の中の特定の市への興味を持たせ、その県に入った時に、その市へ向かいたくなる動機付けとなる。
<観点F>
取得した現在位置に関連する地域に対応するキャラクタを表示する機能を備え、現在位置が取得できる状態から現在位置が取得できない状態となった場合に、現在位置が取得できない状態となる前に表示していたキャラクタの表示を維持する機能を備えるとよい。
このようにすれば、現在位置が取得できなくなった場合に、キャラクタが突然表示されなくなることを防止できる。特に現在位置の取得をGPSによって行う場合に優れた効果を発揮する。
<観点G>
前記情報の出力をキャラクタによって行うキャラクタモードと、前記情報の出力をキャラクタによって行わない標準モードと、前記キャラクタモードと前記標準モードとを切り替える切り替え機能とを備え、前記表示モードにおいては、観点2、観点3の条件の判定を行わないようにするとよい。
このようにすれば、キャラクタモードにしているときだけ、許可キャラクタ群が更新されることになるので、例えば他人に当該表示制御装置を設置した車両等を貸与する場合に標準モードとしておけば、他人によって許可キャラクタ群が更新されることなく、他人に邪魔されずに、自己のペースで許可キャラクタ群を更新させていくことができる。
<観点H>
前記キャラクタが表示手段に表示されている状態で当該キャラクタの表示箇所へのユーザのタッチを検出する機能を備え、当該キャラクタへのタッチが検出された場合に当該キャラクを消去し、当該キャラクタを表示させていた箇所に別の情報を表示する制御を行うとよい。
このようにすれば、キャラクタへのタッチにより、当該キャラクタを消去して別の情報を表示させることができる。
<観点I>
前記キャラクタについての情報の表示画面を表示させるためのボタン、または、前記キャラクタの表示制御に関する設定を表示画面させるためのボタンに現在地図画面上への表示対象となっているキャラクタを表示させるとよい。
このようにすれば、実際に地図画面に戻る操作等をしなくても、メニュー画面等のボタンに表示されたキャラクタをみて、現在の地図上への表示対象のキャラクタを知ることができる。
<観点J>
前記キャラクタの属性を文字情報で表示する画面を表示する機能を備え、前記複数のキャラクタ間で、同一の属性についての説明情報を備え、当該同一の属性を示す表示情報を異なるものとするとよい。例えば、キャラクタの「名称」という属性aについて、キャラクタAは「名前」と表示してその名前をその属性の後に表示し、キャラクタBは「愛称」と表示してその名前をその近傍に表示する。例えば、キャラクタの「年令」という属性bについて、キャラクタAは「年齢」と表示してその年令をその近傍に表示し、キャラクタBは「うまれ」と表示してその年令をその近傍に表示する。
このようにすれば、複数のキャラクタそれぞれの世界観を壊すことなく、複数のキャラクタに共通する属性について、相互の理解を深めることが可能となる。
<観点K>
前記複数の地域を一覧できる画面を表示する機能を備え、前記許可キャラクタ群に存在するキャラクタが対応する地域の表示態様と、前記許可キャラクタ群に存在しないキャラクタが対応する地域の表示態様とを異なる表示態様とするとよい。
このようにすれば、どの地域のキャラクタが許可キャラクタ群に入っているのかが容易に把握できる。例えば、全キャラクタ群に対する許可キャラクタ群の取得状況を容易に把握することもできる。例えば、日本地図を表示し、地域を47都道府県とし、キャラクタと地域とを1対1に対応させる構成の場合、日本地図を各県に区切って表示を行い、当該各県のうち、許可キャラクタ群に入っているキャラクタが対応する県については、網掛けでの塗りつぶし表示を行わず、許可キャラクタ群に入っているキャラクタが対応する県については、網掛けでの塗りつぶし表示を行うようにするとよい。
<観点L>
時報を音声で出力させる機能を備え、当該時報の報知の際に、時刻とともに、所定の文言を、当該表示中のキャラクタの音声で出力するとよい。
<観点M>
すべてのキャラクタが前記許可キャラクタ群になった場合に、所定の演出を行うとよい。この演出はコンプリート演出とするとよい。例えば、すべてのキャラクタを取得できたことを祝う演出とするとよい。その際に、しゃべることができる設定のキャラクタとしゃべることができない設定のキャラクタとが許可キャラクタ群内に存在し、しゃべることができきるキャラクタの音声で前記所定の演出を行うとよい。内容としては、すべてのキャラクタが対応する地域を代表する領域のキャラクタが許可キャラクタ群に入ったことを示す情報を含むとよい。例えば、前記すべてのキャラクタが、47都道府県のキャラクタである場合には「全国制覇じゃー」といった具合に、すべてのキャラクタが対応する地域を代表する領域が全国であることを出力するとよい。所定の演出を行った後は、元のキャラクタによる情報の出力画面へ戻る構成とするとよい。
<観点N>
前記情報の案内として目的地までの経路案内機能と、前記目的地まで実際は走行していない状況において仮想の走行を行って経路案内を行う機能であるデモ走行機能とを備え、デモ走行機能の場合には、観点2、3における移動とみなさない構成とするとよい。このようにすれば、デモ走行によって、キャラクタが次々と許可キャラクタ群に追加されることを防止できる。
観点1から9、観点AからNは、構成要素間に矛盾が発生しない限り、任意に組み合わせて表示制御装置を構成することができる。その際、当業者の通常の創作能力を発揮して固有の顕著な効果を奏する組み合わせによる具体的構成を導くとよい。また、上述した表示制御装置の機能をコンピュータに実現させるプログラムとして構成するとよい。
本発明の実施の形態に係るナビゲーション装置の外観図である。 本発明の実施の形態に係るナビゲーション装置のブロック図である。 図3(a)は、例示的なゆるキャラ情報を示す。図3(b)は、例示的な許 可キャラクタリストを示す。 図4は、経路案内イベントについて規定された例示的な第1音声対応テーブ ルを示す。 図5は、経路案内イベントについて規定された例示的な第2音声対応テーブ ルを示す。 図6は、POIイベントについて規定された例示的な第3音声対応テーブル を示す。 図7は、例示的な動作対応テーブルを 図8(a)は、例示的なメインメニュー画面を示す。図8(b)は、例示的 なナビメニュー画面を示す。 図9(a)は、例示的なモード切替画面を示す。図9(b)は、例示的な案 内画面を示す。図9(c)は、例示的なモード切替画面を示す。図9(d)は、例示 的な案内画面を示す。 図10(a)は、例示的な検索画面を示す。図10(b)は、例示的な登 録・編集画面を示す。図10(c)は、例示的な登録・編集画面を示す。 図11は、例示的なゆるキャラ取得処理のフローチャートを示す。 図12は、例示的な表示モード選択処理のフローチャートを示す。 図13は、例示的なゆるキャラ選択処理のフローチャートを示す。 図14は、例示的な音声出力処理のフローチャートを示す。 図15は、例示的な音声出力/キャラクタ表示処理のフローチャートを示 す。 図16(a)は、例示的なゆるキャラ画面を示す。図16(b)は、例示 的なゆるキャラ情報画面を示す。 図17(a)は、例示的なゆるキャラ一覧画面を示す。図17(b)は、 例示的な全国ゆるキャラ図鑑画面を示す。 図18は、例示的なコンプリート演出処理のフローチャートを示す。 図19は、例示的な補助付き案内画面を示す。
以下、本発明の表示制御装置を車載型のナビゲーション装置に適用した実施形態を説明する。
[基本構成]
図1は、本発明のシステムを構成する電子機器として好適なナビテーション装置の一実施形態の外観図を示しており、図2は、その機能ブロック図を示している。図1に示すように、ナビゲーション装置1は、持ち運び可能な携帯型の装置本体2と、それを保持する取付部材たるクレードル3とを備える。装置本体2をクレードル3に装着することで、車載用として機能し、クレードル3から取り外すことで携帯型のナビゲーション装置(PND)として機能する。本実施形態は、装置本体2をクレードル3に着脱可能とし、クレードル3と共に車両のダッシュボード上に設置して利用したり、クレードル3から装置本体2を取り外して携帯型(PND)として利用したりすることができるタイプであるが、クレードル3に対して簡単に着脱できない車載固定タイプでも良いし、携帯型専用のものでもよい。さらには、例えば携帯電話などの携帯端末に所定のアプリケーションプログラムをインストール(プリインストールを含む)して実現されるものでもよい。アプリケーションプログラムは、ナビゲーションを行うためのシステム自身でも良いし、ナビゲーションを行うためのシステムが実装されているサーバにアクセスし、当該システムを利用するためのプログラムでも良い。本発明は、係る各種のタイプのナビゲーションシステムに適用できる。
装置本体2は、クレードル3に対して着脱自在に取り付けられる。装置本体2は、扁平な矩形状のケース本体4を備えている。そのケース本体4の前面には、表示部5が配置され、その表示部5上には表示部5のどの部分がタッチされたかを検出するタッチパネル8を備え、前面の両サイドには警報ランプ9を備えている。クレードル3は、装置本体2を保持するクレードル本体6と、車室内の所定の位置(ダッシュボード等)において、クレードル本体6を任意の姿勢で支持する台座部7と、を備えている。台座部7は、底面に設けた吸盤にて、ダッシュボードなどの上に吸着して固定される。台座部7とクレードル本体6とは、ボールジョイント等の連結機構を介して所定の角度範囲内で回転可能に連結される。ボールジョイントであるため、台座部7とクレードル本体6は、相対的に三次元方向の任意の角度範囲内で回転移動し、ジョイント部分における摩擦抵抗により任意の角度位置でその位置をとどめる。よって、クレードル本体6に取り付けられた装置本体2も、ダッシュボード上において任意の姿勢で配置することができる。
さらにケース本体4の一方の側面には、SDメモリカード用スロット部21を備え、そのSDメモリカード用スロット部21に地図データなどが記録されたSDメモリカード22を挿入可能としている。このSDメモリカード用スロット部21は、挿入されたSDメモリカード22に対して情報の読み書きを行うメモリカードリーダライタを含む。また、ケース本体4のSDメモリカード用スロット部21を設けた側面には、DCジャック10を設けている。DCジャック10は、図示省略のシガープラグコードを接続するためのもので、そのシガープラグコードを介して車両のシガーソケットに接続して電源供給を受け得るようにする。
一方、SDメモリカード用スロット部21とは反対側の側面には、電源スイッチや、USB端子23を設けている。このUSB端子23を介してパソコンと接続し、ソフトウェアアプリケーションのバージョンアップなどを行なうことができる。
ケース本体4の内部には、以下の各機器・部品を配置している。すなわち、ケース本体4の背面側内部には、マイクロ波受信機11を配置する。マイクロ波受信機11は、所定周波数帯のマイクロ波を受信するもので、その設定された周波数帯のマイクロ波を受信した場合に、その受信したマイクロ波の信号レベルを検出する。具体的には、その信号レベルであり電界強度に対応するRSSI電圧を利用する。上記の所定周波数帯は、たとえば車両速度測定装置から出射されるマイクロ波の周波数が含まれる周波数帯としている。
また、ケース本体4の上面側内部には、GPS信号を受信し現在位置を求めるGPS受信機12を配置している。ケース本体4の前面側内部には、赤外線通信機14を配置する。赤外線通信機14は携帯電話機15等の赤外線通信機を内蔵した通信装置との間でデータの送受を行なう。さらに、ケース本体4内には、スピーカ20も内蔵されている。
更に、ナビゲーション装置1は、無線受信機13とリモコン受信機16を備えている。リモコン受信機16は、リモコン(携帯機:子機)17とデータ通信をし、ナビゲーション装置1に対する各種の設定を行なう。無線受信機13は、飛来する所定周波数帯の無線を受信する。この所定周波数は、例えば、緊急車両が基地局に対して自車位置を通知する際に使用する無線の周波数帯とすることができる。
また、ナビゲーション装置1は、ルート案内、周囲に存在する車両速度測定装置その他の交通監視ポイント等の目標物の報知等を目的として、各種のイベント発生毎に案内音声を出力するナビゲーション機能を有する。本実施形態では、案内音声の出力モードとして、地図情報等の案内画面にキャラクタを表示せずに案内音声を出力する通常モードに加え、案内画面にいわゆるゆるキャラ(ご当地キャラクタ)を表示した状態で案内音声を出力するゆるナビモードを備える。通常モード及びゆるナビモードは、制御部18が実行するプログラムとして制御部18のEEPROM上に格納され、これを制御部18が実行することで実現される。
データベース19は、制御部18のマイコン内あるいはマイコンに外付けした不揮発性メモリ(たとえばEEPROM)により実現できる。データベース19には、出荷時に一定の目標物や地図その他の各機能を実施するために必要な情報が登録されており、その後に追加された目標物についてのデータ等は、所定の処理を経て更新することができる。
データベース19には、表示部において種々のキャラクタを表示するためのゆるキャラ画像データを記憶している。ゆるキャラ画像データは、複数の地域(47都道府県)と1対1で対応付けられた47種類のゆるキャラと、1種類のデフォルトキャラクタを後述の案内画面GV(図9(b),(d)に例示する案内画面GV1,GV2)に表示するためのデータである。ゆるキャラ画像データは、後述の動作データに従ってアニメーション表示が可能な3Dモデルのデータであり得る。
データベース19には、更に、47種類のゆるキャラに関するゆるキャラ情報が記憶されている。図3(a)は、例示的なゆるキャラ情報を示す。図示のように、ゆるキャラ情報には、47種類のゆるキャラと47の都道府県の対応関係が規定されている。管理団体は、各ゆるキャラの管理を行う、例えば、地方公共団体である。
ゆるキャラ情報は、更に、各ゆるキャラの特性等に関する設定情報を規定したフィールドデータDA〜DEを有する。フィールドデータDA〜DEは、それぞれ固有の、例えば、15〜300程度の文字数制限を有する。
多くのゆるキャラ(例えば、半分以上のゆるキャラ)については、フィールドデータDAには、名前、フィールドデータDBには、出身、フィールドデータDCには、性別、フィールドデータDDには、誕生日、フィールドデータDEには、プロフィールといった具合に標準の属性のデータが規定されている。
ただし、ゆるキャラの種類によっては、フィールドデータDAにあだ名が規定され、フィールドデータDBに出没場所が規定されるなど、標準と異なる属性が規定されるものもある。更には、フィールドデータDDにプロフィールの一部が規定され、フィールドデータDEにプロフィールの残りの部分が規定されるものもある。このように、フィールドデータDA〜DFの属性を自由に設定できるようにしたことで、多様な特性を有するゆるキャラの適切な説明が容易となっている。
47個種類のゆるキャラは、一定の条件で案内画面GVでの表示が許可される。新たに案内画面GVでの表示が許可されることを、本願では、ゆるキャラを「取得する」と呼ぶ場合がある。本願では、案内画面GVでの表示が許可されたゆるキャラの集合を、「許可キャラクタ群」と呼ぶ場合がある。案内画面GVでの表示が許可されたゆるキャラは、図3(b)に例示する許可キャラクタリストに追加される。制御部18は、許可キャラクタリストに含まれるゆるキャラは、案内画面GVでの表示が許可されていると判断し、そうでなければ、許可されていないと判断する。また、制御部18は、全てのゆるキャラを取得した(コンプリートした)場合、即ち、許可キャラクタリストに47番目のゆるキャラが追加された際に、コンプリート演出を実行する。
また、データベース19には、各種のイベント発生毎にスピーカ20から出力される案内音声の音声データ及びゆるキャラの動作を規定した動作データが記憶されている。動作データには、案内音声が出力されていない間にゆるキャラが行う定常動作を規定した定常動作データと、案内音声の出力中にゆるキャラが行う複数の特定動作を規定した特定動作データがある。定常動作は、例えば、ゆるキャラが右を向いたり左を向いたりをゆっくり繰り返すなど、ユーザの注意を強くは引かない動作とすることができる。特定動作の動作データは、大きく右を向く動作、ジャンプする動作、喜ぶ動作、いやがる動作等、ゆるキャラが行う動作等、特徴的な動きが合計で15個種類が規定されている。
更に、データベース19には、後述のナビゲーション動作で案内される各種のイベントと案内音声及び特定動作の関係を規定した音声対応テーブル(第1〜第3音声対応テーブル)及び動作対応テーブルが記憶されている。
イベントは、目的地までの経路の案内を行う際に案内することが必要な経路案内イベントと、サービスエリアや名所についてのお知らせや、事故多発地帯や検問エリア等の警告など、経路案内と関係性の低いPOI(Point of Interest)イベントといったカテゴリに分けられており、音声対応テーブルは、カテゴリ毎のものが記憶されている。
また、案内音声として出力される音声には、通常モードで使用する通常音声と、特定のゆるキャラ(以下、「特定ゆるキャラ」と言う。本実施形態では、静岡県と対応付けられた「出世大名家康くん(登録商標)」の名称のゆるキャラが特定ゆるキャラに設定されている。)が表示される際に使用する本人音声と、それ以外のゆるキャラを表示した際に使用するゆるキャラ音声の3種類がある。これらの音声は、各音声対応テーブルで規定されるフレーズを声優やアナウンサ(以下、「声優等」)が発話したものを録音した録音データを再生することにより出力される。
図4,5,は、経路案内イベントについて規定された例示的な第1,第2音声対応テーブルを示す。図4に示すように、第1音声対応テーブルでは、イベント番号、フレーズ番号、案内時間、通常音声フレーズ及びゆるキャラ音声フレーズが規定される。図5に示すように、第2音声対応テーブルでは、イベント番号、フレーズ番号、案内時間及び本人音声フレーズが規定される。第1、第2音声対応テーブルにおいて、イベント番号は、イベントの種類毎に付された番号(又は記号)である。イベントの種類は、例えば、500種類程度ある。フレーズ番号は、フレーズ毎に付された番号である。案内時間は、案内音声の出力に掛かる時間を示す。通常音声フレーズ、ゆるキャラ音声フレーズ及び本人音声フレーズは、それぞれ、通常音声、ゆるキャラ音声及び本人音声として出力される音声のテキスト表示である。
図から判るように、通常音声フレーズは、ですます調の比較的改まった表現であるのに対し、ゆるキャラ音声フレーズ及び本人音声フレーズは、親しみ易く、くだけた、或いは、個性のある表現となっている。なお、録音データ作成の際にも、通常音声は、通常音声フレーズを、アナウンサが標準的又は改まった口調で発話したものを録音するのに対し、ゆるキャラ音声及び本人音声は、ゆるキャラ音声フレーズ及び本人音声フレーズを声優等が、親しみのある、なれなれしい、ゆるい、ため口風の、或いは、個性のある口調で発話したものが録音される。
また、ゆるキャラ音声フレーズ及び本人音声フレーズには、案内すべき情報に加え、その情報に関連する付加情報が含まれる場合がある。例えば、時刻報知のイベント(例えば、イベント413)についてのゆるキャラ音声フレーズ及び本人音声フレーズでは、報知するべき時刻の情報(「正午です」、「正午じゃ」)に加えて、付加情報(「おなかすいたヨ〜」、「ウナ丼でも、食べるかのー」)が含まれている。
また、本人音声フレーズは、特定ゆるキャラに対応する地域と関連する情報、宣伝、勧誘等を含み得る。例えば、目的地に接近したイベントであるイベント392に対応して、「目的地じゃ。・・・この次は、***にも来て欲しいのじゃ。」等の本人音声フレーズを規定することができる。この場合、「***」は、特定ゆるキャラに対応する地域の地名(例えば、静岡県)等である。これにより、今回の目的地以外の場所に勧誘することができる。「***」をワイルドカードにして、該当イベントの発生回数、発生時期、その時点での表示モード等に応じて「***」に対応する語句を変更することも考えられる。
また、各イベントについてのフレーズ数は、通常音声の場合は1つであるのに対し、ゆるキャラ音声及び本人音声の場合は複数の場合がある。ゆるキャラが表示されている場合の案内音声を多様化したものである。個性のある表現、口調の音声は、耳についてユーザに記憶され易いので、ユーザの飽きを軽減する必要が高いことが一つの理由である。
単一のイベントについて複数のフレーズが規定されている場合、当該イベントが生じる毎に順次異なるフレーズが選択されて案内音声が出力される。フレーズの選択は、順次的に行うのではなく、ランダムでも良い。
更に、ゆるキャラ音声及び本人音声に関しては、イベント毎にフレーズ数が相違する。例えば、イベント391(案内開始のイベント)については、フレーズ数が4個であるのに対し、イベント393(リルートのイベント)については、フレーズ数が10個となっている。これは、発生頻度の高いイベントである程、同一フレーズが頻繁に出力されることによるユーザの飽きを軽減する必要が高くなるためである。
図6は、POIイベントについて規定された例示的な第3音声対応テーブルを示す。
第3音声対応テーブルにおけるイベント番号、フレーズ番号、案内時間、通常音声フレーズの意味は、第1音声対応テーブルと同様である。図から判るように、各POIイベントに関しては、通常音声フレーズのみが規定され、ゆるキャラ音声フレーズ及び本人音声フレーズは規定されていない。従って、POIイベントが発生したときには、通常音声での案内音声が常に出力され、ゆるキャラ音声及び本人音声による案内音声は出力されない。これは、POIイベント(特に、警告のイベント)は、その性質からゆるキャラ音声等によるくだけた案内がなじまない場合が多いことを考慮したものである。
図7は、例示的な動作対応テーブルを示す。図示のように、図4〜6の第1〜第3音声対応テーブルに規定されたフレーズ番号毎に、動作番号が規定されている。動作番号は、ローマ字で示される態様部(right等)と数字で示される時間部(03等)から構成される。態様部は、特定動作データの種類を規定する。時間部は、その特定動作が継続する時間を示している。この動作対応テーブルにより、案内音声として出力される音声のフレーズ番号(第1〜第3音声対応テーブルのフレーズ番号)が決まれば、ゆるキャラの行う特定動作が一意に決定される。なお、上記の通り、特定動作は全部で15種類であるが、このうち、右を向く動作等の表示頻度の高い特定動作については、異なる複数の態様で右を向く動作(right及びright1)が用意されている。
次に、上記構成を有するナビゲーション装置1の動作を説明する。
<メニュー操作>
前述のように、ナビゲーション装置1は、通常モードとゆるナビモードとを備え、これらのモードは、制御部18が表示部5へのタッチ操作等に応答して切り替える。
ナビゲーション装置1の電源をオンにした際に表示部5に表示される図8(a)のメインメニュー画面において「ナビ」ボタンをタッチすると、図8(b)のナビメニュー画面が表示される。
動作モードが通常モードのときに、ユーザがナビメニュー画面から「モード切替」ボタンを選択すると、図9(a)に例示するモード切替画面が表示され、ユーザが「YES」ボタンを選択すると、動作モードがゆるナビモードに切り換えられる。ゆるナビモードでは、図9(b)に例示するように、地図情報等とともにゆるキャラの画像Cを表示した案内画面GV1を用いたナビゲーションが行われる。動作モードがゆるナビモードのときに、ユーザがナビメニュー画面から「モード切替」ボタンを選択すると、図9(c)に例示するモード切替画面が表示され、ユーザが「YES」ボタンを選択すると、動作モードが通常モードに切り換えられる。通常モードでは、図9(d)に例示するように、ゆるキャラの画像Cを表示せずに、地図情報等だけを表示した案内画面GV2を用いたナビゲーションが行われる。
図9(a)、(c)に示した切替画面は、切り換えた場合(「YES」を選択した場合)に移行する動作モードをユーザがイメージし易いように、背景、文字フォント、アイコン等に移行先の動作モードに適合したデザインのものを使用することが好ましい。例えば、図9(a)の切替画面では、マンガチックなデザイン、おとぎ話的デザインを使用し、図9(b)の切替画面では、都会的なデザイン、都会的なデザインを使用する等である。
なお、ナビメニュー画面で「検索」ボタンをタッチすると、図10(a)の検索画面が表示され、目的地の検索等を行うことができる。ナビメニュー画面で「登録・編集」ボタンをタッチすると、図10(b)の登録・編集画面が表示され、ルート編集、登録地点の設定、履歴の表示等を行うことができる。また、ナビメニュー画面で「設定」ボタンをタッチすると、図10(c)の登録・編集画面が表示され、交差点拡大図やレーダー画面、OBD(On-Board Diagnostics)情報に基づくメータ画面等の補助画面の優先順位の設定等を行うことができる。
<ゆるキャラの取得>
図11は、動作モードとして上記ゆるキャラモードが選択されている場合に、ナビゲーション装置1により常時実行されるゆるキャラ取得処理を示す。なお、ゆるキャラ取得処理は、動作モードがゆるキャラモードの場合にのみ実行され、通常モードのときは、実行されない。
制御部18は、所定周期、通常1秒周期で、GPS受信機15により、測位処理を行うことでナビゲーション装置1の現在位置を取得する(ステップS11)。
次に、制御部18は、測位処理により求めた現在位置が属する地域(都道府県)を特定する(ステップS12)。
次に、データベース19上の許可キャラクタリスト(図3(b))を参照し、ステップS12で特定した都道府県と対応付けられたゆるキャラが取得済みであるか否かを判別する(ステップS13)。
取得済みでない場合(ステップS13;No)、特定した都道府県に対応するゆるキャラを、許可キャラクタリストに追加する(ステップS14)。
なお、ステップS13で、特定した都道府県のゆるキャラを取得済みであると判別した場合には(ステップS13;Yes)、ステップS14をスキップする。
続いて、制御部18は、前回の測位処理と今回の測位処理の間に、電源オフがあったか否かを判別する(ステップS15)。電源オフが無かった場合(ステップS15;No)、前回と今回の測位位置の間の距離を求め(ステップS16)、求めた、距離を過去の走行距離の累算値に加算する(ステップS17)。
次に、走行距離の累算値が所定値(本実施形態では、200km)の倍数を新たに超えたか否かを判別する(ステップS18)。超えていれば(ステップS18;Yes)、未取得のゆるキャラクタのうちの1つをランダムに選択して取得し(ステップS19)、今回の処理を終了する。
一方、前回の測位と今回の測位との間に、電源オフがあったと判別した場合(ステップS15;Yes)、及び、走行距離の累算値が200kmの倍数を超えていない場合(ステップS18;No)、今回の処理を終了する。
このような処理により、例えば、県境を越えて他の都道府県に始めてドライブした場合に、その都道府県のゆるキャラが取得される。また、同一都道府県内のみを走行している場合でも、200kmを走行する度に新たなゆるキャラを取得できる。ただし、例えば、電源をオフにして北海道から沖縄にフェリーで移動して電源をオンにすると、ナビゲーション装置1の移動距離は200kmを超えるが、ステップS16−S19がスキップされる結果、この移動距離は累算地にカウントされないため、電源オフ中の移動による新たなゆるキャラは取得できない(なお、沖縄ではじめて電源がオンになった場合には、新たな地域に入ったことになるから、ステップS14で沖縄に対応するゆるキャラを取得できる)。
上記ゆるキャラ取得処理は、後述の表示モードとして、どのモードが選択されているかとは関係なく実行される。したがって、固定モードで常に同じゆるキャラのみを表示させていたとしても、ユーザは、ナビゲーション装置1の電源をオンにした状態で、地域間の移動を行い、又は、長距離の移動を行うことで、ゆるキャラの取得を進めることができる。
また、新たな地域に移動した場合と、所定距離を移動した場合の2つの条件でゆるキャラの追加(ステップS14,S19)が行われるため、遠隔地へは移動しないユーザであっても、ゆるキャラの取得を進めることが可能である。
<表示モードの選択・切り替え>
次に、上記のようにして、ゆるナビモードが選択された場合に、ナビゲーション動作において案内画面GV1に表示するゆるキャラを選択する処理を説明する。
ナビゲーション装置1は固定モード、県境モード、走行距離モードの3つの表示モードを有する。固定モードは、特定のゆるキャラを選択し続けるモードである。県境モードは、現在位置の都道府県のゆるキャラを表示するモードである。走行距離モードは、ナビゲーション装置1が所定距離、例えば、200km移動する毎に、表示するゆるキャラを変更していくモードである。
表示モードの選択は、例えば、ナビメニュー画面(図8(b))で「ご当地キャラ」ボタンをタッチすることで表示部5に表示される選択画面(図示せず)での操作によって行われる。図12は、当該操作に応じて制御部18が実行する表示モード選択処理を示す。
表示モード選択処理において、ユーザが固定モードを選択すると(ステップS31;Yes)、制御部18は、続いて、許可キャラクタリストに含まれるゆるキャラを一覧等の形式で表示し、ユーザは、その中かから好みのゆるキャラを選択する(ステップS32)。制御部18は、固定モードと選択されたゆるキャラとを記憶する。
ユーザが県境モードを選択すると(ステップS33;Yes)、制御部18は、並行して実行されているゆるキャラ取得処理の最新のステップS12で特定された都道府県に対応するゆるキャラを選択する(ステップS34)。制御部18は、「県境モード」と選択したゆるキャラとを記憶する。
ユーザが走行距離モードを選択すると(ステップS35;Yes)、制御部18は、許可キャラクタリストに含まれるゆるキャラのいずれか1つを選択する(ステップS36)。ここでのゆるキャラの選択は、許可キャラクタリストからランダムに選択しても良く、今回の表示モード選択処理の直前の走行距離モードで表示されていたゆるキャラを選択しても良い。制御部18は、「走行距離モード」と選択したゆるキャラとを記憶する。
「県境モード」と「走行距離モード」が選択された場合、ナビゲーション動作中にゆるキャラは適宜選択され変更される。
このゆるキャラの選択は、図13のゆるキャラ選択処理により行われる。
ゆるキャラ選択処理が開始すると、制御部18は、まず、「通常モード」が設定されているか「ゆるナビモード」が設定されているか、を判別する(ステップS41)。
「通常モード」が設定されている場合、ゆるキャラを選択する必要がないので、今回の処理を終了する。
一方、「ゆるナビモード」が設定されている場合、次に、何れの選択モードが設定されているかを判別する(ステップS42〜S44)。固定モードの場合(ステップS42;Yes)、ゆるキャラを新たに選択する必要がないので、処理を終了する。
県境モードの場合(ステップS42;No,ステップS43;Yes)、並行して実行されているゆるキャラ取得処理の最新のステップS12で特定された都道府県に基づき、地域境界(県境等)を越えて新たな地域に入ったか否かを判別する。そして、新たな地域に入ったと判別した場合には、その新たな地域に対応するゆるキャラを選択し(ステップS45)、処理を終了する。
走行距離モードの場合(ステップS42;No,ステップS43;No,ステップS44;Yes)、平行して実行されているゆるキャラ取得処理の最新のステップS17における走行距離の累算値が200kmの倍数を超えたか否かを判別し(ステップS46)、超えていれば、許可キャラクタリストのゆるキャラのなかから、選択中のゆるキャラとは異なるものを選択し(ステップS47)、処理を終了する。この選択は、例えば、順次的な選択にすると良い。この場合、許可キャラクタリストに追加された時期が最近のものから順番に選択する等、特定の順序で選択することが考えられる。
<ナビゲーション動作>
図8(b)のナビメニュー画面等で「現在地」ボタンがタッチされると、制御部18は、ナビゲーション動作を実行する。ナビゲーション動作では、交通に関する種々の注意、警告情報の案内が行われる他、図10(a)、(b)の検索メニュー、登録・編集メニュー等で目的地が設定されている場合には、当該目的地と現在位置等に基づいて生成されたルート情報に基づくルート案内が行われる。
図14は、動作モードが通常モードに設定されている場合のナビゲーション動作における音声出力処理を示す。通常モードのナビゲーション動作では、表示部5には、図9(d)に例示する案内画面GV2が表示される。案内画面GV2には、ステップS11で取得した現在位置を含む地図の他、地名、方位、縮尺、時刻等の情報が表示される。案内画面GV2では、ゆるキャラの画像Cは表示されない。
図14のステップS61では、制御部18は、ステップS11で取得した現在位置や設定されたルート情報等に基づき、第1又は第3音声対応テーブルで規定されるいずれかのイベント番号に対応するイベントが発生しているか判別する。イベントが発生していない場合、ステップS61が反復して実行される(ステップS61;No)。
イベントが発生している場合(ステップS61:Yes)、そのイベント番号に対応するフレーズ番号及び案内時間が、第1又は第3音声対応テーブルから特定され(ステップS62)、特定されたフレーズ番号に対応する録音データを再生することにより、案内音声が出力される(ステップS63)。ステップS63は、ステップS62で特定した案内時間の経過により終了し、その後、処理は、ステップS61に戻る。
これにより、ゆるキャラの画像Cの無い案内画面GV2の表示と、通常音声による案内音声の出力によるナビゲーションが行われる。
図15は、動作モードがゆるナビモードに設定されている場合のナビゲーション動作における音声出力/キャラクタ表示処理を示す。ゆるナビモードのナビゲーション動作では、表示部5には、図9(b)に例示するように、図9(d)の案内画面GV2と同様の案内画面GV1に重ね合わせてゆるキャラの画像Cが表示される。ここで表示されるゆるキャラの画像Cは、その時点で選択されているゆるキャラ(図12の表示モード選択処理又は図13のゆるキャラ選択処理で選択されたゆるキャラ)の画像である。
ステップS71では、制御部18は、ステップS11で取得した現在位置や設定されたルート情報等に基づき、第1〜第3音声対応テーブルで規定されるいずれかのイベント番号に対応するイベントが発生しているか判別する。
イベントが発生していない場合、ステップS72において、ゆるキャラの画像Cを平常動作に従って動作させた後、ステップS71に戻る。このように、イベントが発生しない限り、ステップS71,S72が反復して実行され、平常動作を行うゆるキャラの画像Cが継続して表示される。この間、案内音声は出力されない。
ステップS71でイベントが発生している場合(ステップS71:Yes)、ステップS73に移行し、発生したイベントが第3音声対応テーブルに規定のPOIイベントかどうかが判断され、否定(No)の場合は、ステップS74において、その時点で選択されているゆるキャラが特定ゆるキャラであるか否かが判断される。
ステップS73の判断が肯定(Yes)の場合、ステップS75において、発生したイベントに対応するフレーズ番号及び案内時間が第3音声対応テーブルから特定される。
ステップS74の判断が否定(No)の場合(特定ゆるキャラ以外のゆるキャラが選択されている場合)、ステップS76において、発生したイベントに対応するフレーズ番号及び案内時間が第1音声対応テーブルから特定される。
ステップS74の判断が肯定(Yes)の場合(特定ゆるキャラが選択されている場合)、ステップS77において、発生したイベントに対応するフレーズ番号及び案内時間が第2音声対応テーブルから特定される。
ステップS75〜S77において、第1〜第3音声対応テーブルに発生したイベントに対応するフレーズ番号及び案内時間が複数規定されている場合には、その中から選択されるいずれかのフレーズ番号及び案内時間が特定される。ここでの選択は、順次的な態様で行なうのが良い。例えば、特定ゆるキャラが選択されている状態であるイベント(例えば、イベント391)が発生した場合、同一のイベント(イベント391)に対して過去に実行された最新のステップS77で特定されたフレーズ番号が3番目の「IE_AN_470」であったとすれば、今回のステップS77では、4番目のフレーズ番号「IE_AN_471」及び案内時間(「11.844」)を特定する等である。これにより、同一イベントが頻繁に発生した場合でも、同じフレーズが繰り返して出力されないようにできる。
ステップS75〜S77の後、処理はステップS78に移行する。ステップS78では、ステップS75〜S77で特定されたフレーズ番号に対応する動作番号が、図7の動作対応テーブルから特定される。
続くステップS79では、ステップS75〜S77で特定されたフレーズ番号に対応する音声データを再生することにより案内音声が出力されるとともに、ステップS78で特定された特定番号の特定動作データに従ってゆるキャラの画像Cを動作させる処理が行われる。
これにより、ゆるキャラの画像Cを表示した案内画面GV1の表示と、通常音声(ステップS75の場合)、ゆるキャラ音声(ステップS76の場合)又は本人音声(ステップS77の場合)による案内音声の出力によるナビゲーションが行われ、各イベントに対応した内容の音声を、ゆるキャラの画像Cが、定常動作とは異なる各イベントに対応した特定動作で、あたかも身振りを交えながら話している、又は、聞いているかのような演出とすることができる。
ステップS79は、ステップS75〜77で特定した案内時間の経過により終了し、その後、処理は、ステップS71に戻る。
<初期状態のナビゲーション動作>
初期状態(例えば、工場出荷後に最初に電源投入された状態)では、デフォルトキャラクタを画面表示して操作説明などのガイダンスを行うと良い。
その後、動作モードが通常モードに設定され、ナビゲーション動作が開始されると、キャラクタが非表示の案内画面GV2を表示しつつ、図14で説明したのと同様の音声出力処理が実行される。
一方、ゆるナビモードに設定され、図12の表示モード選択処理が未実施の状態でナビゲーション動作が開始されると、デフォルトキャラクタの画像を図9(b)と同様の態様で案内画面GVに表示した状態で、図15と同様の音声出力/キャラクタ表示処理が実行される。これにより、表示モード選択処理で選択された表示モードに応じたゆるキャラが表示されるものとした製品コンセプトを、初期状態直後の動作においても維持することができる。このときの音声出力/キャラクタ表示処理では、デフォルトキャラクタは、通常の(特定ゆるキャラではない)ゆるキャラであるものとして扱うと良い。
<電源投入又はレジューム直後のナビゲーション動作>
図12の表示モード選択処理が実行された後の電源投入又はレジューム直後にナビゲーション動作に移行した場合の処理を説明する。
通常モード時は、図14に関して説明した通常モードのナビゲーション動作と変わるところはない。
ゆるナビモードで電源投入又はレジューム直後にナビゲーション動作が開始されると、ステップS11の測位情報の取得までは、通常モードと同様のナビゲーション動作が実行される。すなわち、案内画面GV2を表示した状態で、図14に関して説明した音声出力処理が実行される。
その後、ステップS11の測位情報の取得に成功すると、その時点で選択されているゆるキャラを案内画面GV2に登場させる演出を行った後、通常のゆるナビモードでのナビゲーション動作が実行される。すなわち、案内画面GV1を表示した状態で、図15に関して説明した音声出力/キャラクタ表示処理が実行される。上記演出を行うことで、測位に成功したことをユーザに通知できる。
<ゆるキャラ情報の表示>
制御部18は、図8(b)に示したナビメニュー画面上で、「ゆるキャラ」ボタンがタッチされた場合、制御部18は、図16(a)のゆるキャラ画面を表示する。ここで、「ゆるキャラ情報」ボタンを操作すると、制御部18は、ゆるキャラ情報から現在選択中のゆるキャラの設定情報を読み出し、図16(b)のゆるキャラ情報画面を表示する。
図16(b)の破線は、画面中に設定されたフィールドA〜Eを示す説明線である。各フィールドA〜Eには、フィールドデータDA〜DFの各情報が表示される。このゆるキャラ情報画面により、ユーザは、選択中のゆるキャラをより詳しく知ることができる。なお、フィールドA〜Eのレイアウトが固定されていることと、各フィールドA〜Eに表示するフィールドデータDA〜DFが多くのゆるキャラについて標準の属性であることから、ユーザにとって理解し易い説明を提供できる。その一方、ゆるキャラの種類によっては、非標準の属性のデータをフィールドA〜Eに表示できるため、型通りでは説明の難しい特殊な特性のゆるキャラの説明も容易になる。
図16(a)のゆるキャラ画面で、「全国ゆるキャラ図鑑」をタッチすると、制御部18は、データベース19に記憶されている許可キャラクタリストに基づいて、図17(a)のゆるキャラ一覧画面を表示する。ゆるキャラ一覧画面では、各地域(47都道府県)の名称が一覧表示される。取得済のゆるキャラについては、当該一覧の対応する地域にそのゆるキャラの画像が表示される。更に、本人音声を発する特定ゆるキャラについては、そのことを示す「音声付」の文字等からなるマークMが表示される。マークMは、当該特定ゆるキャラが許可キャラクタリストに含まれていなくても表示して良い。これにより、ユーザに当該特定ゆるキャラが未取得であることが明示され、ユーザにその取得を動機付けることができる。
ゆるキャラ一覧画面では、右側のスクロールボタンをタッチすることで、一覧のスクロール表示が可能である。
図17(a)のゆるキャラ一覧画面で、「地図表示」をタッチすると、制御部18は、図17(b)に示す全国ゆるキャラ図鑑画面を表示する。全国ゆるキャラ画面では、取得済のゆるキャラに対応する地域と、未取得のゆるキャラに対応する地域が識別可能な態様で簡略地図上に表示される。識別の態様としては、図示のように、取得済のゆるキャラに対応する地域の名称を非表示にするのが良い。未取得の地域の明示により、ユーザは、当該地域のゆるキャラを取得目標として認識し易くなる。又は、取得済又未取得のゆるキャラに対応する地域を網掛け等してもよい。
図17(b)の全国ゆるキャラ図鑑画面でユーザが所望の地域をタッチすると、その地域に対応するゆるキャラについて、図16(b)のゆるキャラ情報画面を表示しても良い。この場合、取得済のゆるキャラについてのみゆるキャラ情報画面の表示を許可しても良い。
ゆるキャラ一覧画面及び全国ゆるキャラ図鑑画面では、取得済及び未取得のゆるキャラの個数が併せて表示される。ゆるキャラ一覧画面及び全国ゆるキャラ図鑑画面で「現在地」ボタンをタッチすると、そのときの動作モードに応じて、図9(b)又は(d)の案内画面GV1又はGV2に復帰する。
<コンプリート演出>
以上のように、ユーザは、ナビゲーション装置1を車両等に搭載して移動することより、取得済のゆるキャラを増やしていくことができる。そして、ユーザが全ての都道府県のゆるキャラを取得した場合には、制御部18は、ゆるキャラの取得をコンプリートしたことをユーザに報知するコンプリート演出が行われる。
すなわち、47個目のゆるキャラが許可キャラクタリストに追加されると、イベント428の発生が判定される。そして、その時点で選択されているゆるキャラが特定ゆるキャラではない場合、図18に示すコンプリート演出処理が実行される。
コンプリート演出処理では、ステップS81において、ゆるナビモードで案内画面GV1が表示中の場合は、案内画面GV1からゆるキャラの画像Cを退場させる。それ以外の場合は、ゆるキャラの画像Cの無い案内画面GV2を表示させる。
続くステップS82では、ステップS81の案内画面GVに特定ゆるキャラの画像Cを登場させる。
その後、ステップS83では、イベント428に対応するフレーズ番号(「IE_AN_600」)及び案内時間(「8.434」)が特定され、ステップS84では、当該フレーズ番号(「IE_AN_600」)に対応する動作データ(「comp_08」)が特定される。
続くステップS85では、ステップS83で特定された音声フレーズに対応する音声データを再生することにより案内音声が出力されるとともに、ステップS84で特定された特定動作の動作データに従ってゆるキャラの画像Cを動作させる処理が行われる。
これにより、特定ゆるキャラの画像Cを案内画面GVに表示した状態で、「全ゆるキャラ コンプリ〜ト〜 全国制覇じゃ〜」のような特殊な案内音声が出力される。
ステップS85は、ステップS83で特定した案内時間の経過により終了し、その後、特定ゆるキャラの画像Cを画面から退出させ(ステップS86)、更に、その後は、表示部5の表示をコンプリート演出処理前の状態に復帰させて、コンプリート演出処理は終了となる。
このような案内音声と特定ゆるキャラの画像Cによる特定動作の表示を用いたコンプリート演出により、ゆるキャラの取得を完了したことをユーザに印象付けることができる。また、ナビゲーション動作中以外であってもコンプリート演出を行うことで、コンプリートしたことをユーザに確実に知らせることができる。なお、ナビゲーション動作中、又は、ゆるキャラモードでのナビゲーション動作中にのみ、コンプリート演出を行う設定とすることも考えられる。
イベント428の発生が判定された時点で選択されているゆるキャラが特定ゆるキャラの場合は、そのまま、音声出力/キャラクタ表示処理のステップS77〜S79が実行されることで、上記と同様の態様で、コンプリート演出が行われる。
<ゆるキャラ画像の非表示>
ゆるナビモードのナビゲーション動作中に特定の状況(例えば、進路変更すべき交差点への接近)が生じた場合、図10(c)の登録・編集画面で設定した補助画面の優先順位によって、図9(b)の案内画面GVから、図19の補助付き案内画面GV3に画面表示が切替えられる。補助付き案内画面GV3では、画面左側に図9(b)の案内画面と同様の地図情報が表示されるとともに画面右側に交差点拡大図等の補助画面が表示される。
このような補助付き案内画面では、補助画面に表示される情報の視認性を損なわない等の配慮から、ゆるキャラの画像Cは、非表示となる。
図9(b)の案内画面GV1においても、ゆるキャラの画像Cの画像にタッチするなどにより、ゆるキャラの画像Cの画像を非表示にできるよう構成しても良い。これにより、ゆるキャラの画像Cの表示位置における情報の視認性を高めることができる。
なお、デモ走行のときは、ゆるキャラの取得もゆるキャラの表示も行わないこととする。この場合、例えば、ユーザは、制御部18に、デモ走行である旨を指示する。この場合、制御部18は、通常モードのみを設定可能とする。
本願に開示の発明は、上記実施形態に限定されず、種々の変形及び応用が可能である。例えば、上記実施形態では、ゆるキャラを1都道府県1体の計47体としたが、その数は任意である。また、町村単位で、ゆるキャラを収集するなど、ゆるキャラが割り当てられる領域のサイズ、数は任意である。
上記実施形態では、すべての案内音声用の音声データとして、アナウンサ、声優等の発話を録音した録音データを使用する場合を説明したが、例えば、全部又は一部の案内音声(例えば、通常モード用の案内音声)は、テキストデータをTTS(Text to Talk)変換することで出力しても良い。
下記は、出願時の各請求項の写しである。
<請求項1>
複数の地域を含む地図に関連する情報の案内を行う表示制御装置であって、
複数の前記地域との対応が規定された複数のキャラクタのいずれかの画像を表示手段に表示させる制御を行う制御手段を有することを特徴とする表示制御装置。
<請求項2>
前記制御手段は、前記複数のキャラクタの全部又は一部からなる集合である許可キャラクタ群から選択される前記キャラクタの画像を前記表示手段に表示するものであり、
前記制御手段は、前記表示制御装置が前記キャラクタとの対応関係が規定された前記地域に移動したことを条件に、移動先の前記地域に対応する前記キャラクタを前記許可キャラクタ群に追加することを特徴とする請求項1に記載の表示制御装置。
<請求項3>
前記制御手段は、前記複数のキャラクタの全部又は一部からなる集合である許可キャラクタ群から選択される前記キャラクタの画像を前記表示手段に表示するものであり、
前記制御手段は、前記表示制御装置が、所定の距離を移動したことを条件に、前記複数のキャラクタから選択されるいずれかの前記キャラクタを新たに前記許可キャラクタ群に追加することを特徴とする請求項1又は2に記載の表示制御装置。
<請求項4>
前記複数のキャラクタは、少なくとも一つのデフォルトキャラクタを含み、
前記許可キャラクタ群に前記キャラクタが含まれていない場合に、前記制御手段は、前記デフォルトキャラクタの画像を前記表示手段に表示することを特徴とする請求項2又は3に記載の表示制御装置。
<請求項5>
ユーザの操作に基づいて、異なる態様で前記キャラクタの選択を行うための複数のモードのいずれかを選択するモード選択手段を更に有し、
前記制御手段は、前記モード選択手段が選択した前記モードに従って選択される前記キャラクタを前記表示手段に表示することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の表示制御装置。
<請求項6>
前記複数のモードが、第1モードを含み、
前記第1モードが選択された場合、前記制御手段は、ユーザが指定した前記キャラクタの画像を前記表示手段に表示することを特徴とする請求項5に記載の表示制御装置。
<請求項7>
前記複数のモードが、第2モードを含み、
前記第2モードが選択された場合、前記制御手段は、前記表示制御装置が現在位置する前記地域に対応付けられた前記キャラクタの画像を前記表示手段に表示することを特徴とする請求項5又は6に記載の表示制御装置。
<請求項8>
前記複数のモードが、第3モードを含み、
前記第3モードが選択された場合、前記制御手段は、前記表示制御装置が所定の距離を移動する毎に、異なる前記キャラクタの画像を前記表示手段に表示することを特徴とする請求項5〜7のいずれか一項に記載の表示制御装置。
<請求項9>
ユーザの操作に基づいて、表示モード又は非表示モードを選択する表示モード選択手段を更に有し、
前記制御手段は、前記表示モードが選択されたときには前記キャラクタの画像を前記表示手段に表示する制御を行い、前記非表示モードが選択されたときは前記キャラクタの画像を前記表示手段に表示する制御を行わないことを特徴とする請求項1〜8のいずれか一項に記載の表示制御装置。
<請求項10>
請求項1〜9のいずれかに記載の表示制御装置の機能をコンピュータに実現させるためのプログラム。

Claims (8)

  1. 地域に関連する情報を案内するシステムであって、
    所定のイベントが発生したことを、現在位置が属する地域に対応する第1のキャラクタに関連する音声で案内する機能を有し、
    前記案内する機能は、
    前記イベントに関して案内すべき第1の情報と、前記第1のキャラクタに対応する地域と関連する第2の情報とを含む前記第1のキャラクタに関連する音声を出力する
    システム
  2. 前記第2の情報は、前記第1のキャラクタに対応する地域と関連する宣伝または勧誘を含む
    請求項1に記載のシステム。
  3. 前記案内する機能は、
    前記所定のイベントが発生したことを、前記第1のキャラクタに関連する音声と、前記第1のキャラクタに関連しない音声とのどちらか一方を選択して案内するものであり、
    前記第1のキャラクタに関連しない音声で案内する場合には、前記第1の情報を含み、前記第2の情報を含まない音声を出力する
    請求項1または2に記載のシステム。
  4. 前記案内する機能は、
    前記所定のイベントに関連付けられた1または複数のフレーズのいずれかを選択し、選択したフレーズを含む音声で案内するものであり、
    前記第1のキャラクタに関連する音声で案内する場合のほうが、前記第1のキャラクタに関連しない音声で案内する場合に比べて、前記所定のイベントに関連付けられたフレーズの数が多い
    請求項3に記載のシステム。
  5. 前記案内する機能は、
    前記所定のイベントが発生したことを、現在位置が属する地域に対応する第2のキャラクタに関連する音声で案内する場合には、前記第1の情報を含み、前記第2の情報を含まない音声を出力する
    請求項1から4のいずれか1項に記載のシステム。
  6. 前記案内する機能は、
    前記所定のイベントが、現在位置に応じた第1のイベントである場合、前記第1のキャラクタに関連する音声で案内し、第2のイベントである場合、前記第1のキャラクタに関連しない音声で案内する
    請求項1から5のいずれか1項に記載のシステム。
  7. 前記第2のイベントは、POI(Point of Interest)に関連するイベントである
    請求項6に記載のシステム。
  8. コンピュータに、請求項1から7のいずれか1項に記載のシステムの機能を実現させるためのプログラム。

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