JP2020003335A - 針貫入試験装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】従来にない作用効果を発揮する実用的な針貫入試験装置を提供する。【解決手段】地盤から採取したボーリングコアに針を貫入して硬度を測定する携行型針貫入試験機を装着する針貫入試験装置であって、装置本体3の下部にコア箱51を配置するコア箱配置部4が設けられ、コア箱配置部4の上方には携行型針貫入試験機を装着する装着部5が設けられ、この装着部5には装着された携行型針貫入試験機を昇降移動操作する操作部6が設けられ、更に、装着部5は、コア箱配置部4に対して前後方向及び左右方向に移動可能に設けられたものである。【選択図】図1

Description

本発明は、針貫入試験装置に関するものである。
従来から、地盤から採取したボーリングコアに針を貫入して硬さを測定する装置として、例えば実開平4−66566号に開示される携行型針貫入試験機(以下、従来例)が提案されている。
この従来例は、先端に針を設けた貫入杆を把持筒に突没可能に挿着し、貫入杆は緩衝ばねが設けられたもので、把持筒を把持して先端の針を緩衝ばねに抗してボーリングコアに貫入した際の貫入荷重(最大100N)と貫入長さ(最大10mm)により該ボーリングコアの硬さの指標となる針貫入勾配(N/mm)を測定するものである。この針貫入試験から求められる針貫入勾配は、同一のボーリングコアに対する一軸圧縮試験による一軸圧縮強さとキャリブレーションを行うことによって、一軸圧縮強さの推定に利用される。
実開平4−66566号公報
ところで、従来例を用いてのボーリングコアに対する針貫入試験は、採取深度の深い順にコア箱に収納された約1mの長さのボーリングコアに対し、約10cm程度の間隔毎に針を貫入させながら行うが、種々の問題点がある。
即ち、従来例は、中腰姿勢となりボーリングコアに対して一箇所ずつ手作業にて針を貫入させる為、例えば調査深度が深くて(ボーリングコアの数が多くて)針の貫入の回数が増えるほど大変であり、しかも、熟練者でないとボーリングコアへの針貫入時の垂直性の保持が不安定になり、測定誤差が生じてしまい、また、アナログ表示(目盛表示)である計測指標部の読み取り誤差が生じ易いなどの問題点がある。
本発明は、前述した問題点を解消するためのもので、従来にない作用効果を発揮する実用的な針貫入試験装置を提供する。
添付図面を参照して本発明の要旨を説明する。
地盤から採取したボーリングコア50に針31を貫入して硬度を測定する携行型針貫入試験機30を装着する針貫入試験装置であって、装置本体3の下部にコア箱51を配置するコア箱配置部4が設けられ、前記コア箱配置部4の上方には前記携行型針貫入試験機30を装着する装着部5が設けられ、この装着部5には装着された前記携行型針貫入試験機30を昇降移動操作する操作部6が設けられ、更に、前記装着部5は、前記コア箱配置部4に対して前後方向及び左右方向に移動可能に設けられていることを特徴とする針貫入試験装置に係るものである。
また、請求項1記載の針貫入装置において、前記装着部5の高さ位置は可変可能に設けられていることを特徴とする針貫入試験装置に係るものである。
また、請求項1,2いずれか1項に記載の針貫入試験装置において、前記装置本体3は、左右の脚部1間に水平部2が設けられた構成であり、この水平部2の下方にして前記左右の脚部1間が前記コア箱配置部4に設定されていることを特徴とする針貫入試験装置に係るものである。
また、請求項3記載の針貫入試験装置において、前記脚部1は前後方向に移動可能に設けられていることを特徴とする針貫入試験装置に係るものである。
また、請求項3,4いずれか1項に記載の針貫入試験装置において、前記装置本体3の左右位置には前後方向に長さを有する第一ガイド部7が設けられ、この第一ガイド部7を移動する第一移動部8が前記左右の脚部1に設けられていることを特徴とする針貫入試験装置に係るものである。
また、請求項3〜5いずれか1項に記載の針貫入試験装置において、前記水平部2には左右方向に長さを有する第二ガイド部9が設けられ、前記装着部5は前記第二ガイド部9を移動する第二移動部10と、この第二移動部10に対して昇降し前記携行型針貫入試験機30を保持する試験機保持部11とを有し、前記試験機保持部11には握持レバーから成る前記操作部6が設けられていることを特徴とする針貫入試験装置に係るものである。
また、請求項3〜6いずれか1項に記載の針貫入試験装置において、前記左右の脚部1は鉛直に設けられ、前記水平部2は前記左右の脚部1に対して直交状態で設けられ、前記水平部2と前記コア箱51とは平行状態であり、前記装着部5は前記水平部2に対して直交状態に設けられることで前記携行型針貫入試験機30は前記コア箱51内の前記ボーリングコア50に対して鉛直状態となるように構成されていることを特徴とする針貫入試験装置に係るものである。
また、請求項3〜7いずれか1項に記載の針貫入試験装置において、前記水平部2は、所定間隔を置いて2本設けられ、前記装着部5は前記2本の水平部2に架設されていることを特徴とする針貫入試験装置に係るものである。
また、請求項1〜8いずれか1項に記載の針貫入試験装置において、前記装着部5には、前記ボーリングコア50に針31を貫入した際の貫入荷重を測定する貫入荷重測定部18が設けられていることを特徴とする針貫入試験装置に係るものである。
また、請求項9記載の針貫入装置において、前記貫入荷重測定部18の測定結果をデジタル表示する表示部18bを具備することを特徴とする針貫入試験装置に係るものである。
また、請求項1〜10いずれか1項に記載の針貫入試験装置において、前記装着部5には、前記ボーリングコア50に針31を貫入した際の貫入長さを測定する貫入長さ測定部20が設けられていることを特徴とする針貫入試験装置に係るものである。
また、請求項11記載の針貫入装置において、前記貫入長さ測定部20の測定結果をデジタル表示する表示部20bを具備することを特徴とする針貫入試験装置に係るものである。
また、請求項1〜11いずれか1項に記載の針貫入試験装置において、前記コア箱51は前記ボーリングコア50を並列状態に収納するものであることを特徴とする針貫入試験装置に係るものである。
本発明は上述のように構成したから、ボーリングコアに対する針貫入試験が簡易且つ迅速に行え、しかも、熟練者でなくても高精度に行えるなど、従来にない作用効果を発揮する実用的な針貫入試験装置となる。
本実施例を示す斜視図である。 本実施例に係る要部を説明する断面図である。 本実施例に係る要部の動作説明図である。 本実施例に係る要部の動作説明図である。 本実施例に係る要部の動作説明図である。 携行型針貫入試験機30の要部の動作説明図である。
好適と考える本発明の実施形態を、図面に基づいて本発明の作用を示して簡単に説明する。
携行型針貫入試験機30を装着部5に装着するとともに、コア箱配置部4にコア箱51を配置し、この状態で操作部6を操作して装着部5に装着された携行型針貫入試験機30を昇降移動させて、コア箱51に収納されたボーリングコア50に対して針貫入試験を行う。
例えば、コア箱51に複数本並設されたボーリングコア50に対して針貫入試験を行う場合、装着部5を左右方向に移動させてボーリングコア50の試験開始位置から試験終了位置まで該ボーリングコア50の適宜間隔毎に針貫入試験を行ない、続いて、装着部5を前後方向に移動させ、次のボーリングコア50の針貫入試験を行う。
従って、前述した従来のように携行型針貫入試験機30を手に持ち一箇所ずつ針貫入試験を行う場合に比し、ボーリングコア50に対する針貫入試験が簡易且つ迅速に行える。
また、コア箱配置部4に配置されたボーリングコア50に対し、装着部5に装着された携行型針貫入試験機30を左右方向に移動させつつ操作部6を操作して携行型針貫入試験機30を昇降移動させるだけの為、熟練者でなくてもボーリングコア50に対する針貫入試験が高精度に行える。
本発明の具体的な実施例について図面に基づいて説明する。
本実施例は、地盤から採取したボーリングコア50に針31を貫入して針貫入勾配(N/mm)を測定する携行型針貫入試験機30を装着する針貫入試験装置である。
本実施例で使用する携行型針貫入試験機30は、背景技術の欄で記載した公知技術のものであり、図3〜6に図示したように先端に針31を設けた貫入杆32を把持筒33に突没可能に挿着し、貫入杆32は緩衝ばね34が設けられたもので、把持筒33を把持して先端の針31が緩衝ばね34に抗してボーリングコア50に貫入した際の貫入荷重(最大100N)と貫入長さ(最大10mm)により、該ボーリングコア50の針貫入勾配(N/mm)を測定するものである。また、この携行型針貫入試験機30を把持して針貫入試験を行う場合には、貫入杆32には針31の貫入長さを指標する貫入長さ指標部材35が付設され、針31をボーリングコア50に貫入させた際、貫入杆32に対して貫入長さ指標部材35が移動した位置(目盛36)で貫入長さが指標され、一方、把持筒33に対して貫入杆32が移動した位置(目盛37)で貫入荷重が指標される(図6参照)。この貫入長さ指標部材35は、携行型針貫入試験機30を本実施例に装着する際は取り外される。
尚、携行型針貫入試験機30としては前記構造のものに限らず、本実施例の特性を発揮する構成であれば適宜採用し得るものである。
具体的には、装置本体3は、図1に図示したように適宜な金属製の部材で形成されたものであり、左右一対の脚部1と、この脚部1間に水平状態で架設される前後一対の水平部2とを有し、この水平部2の下方にして左右の脚部1間は該水平部2と平行状態となるコア箱配置部4に設定されている。尚、本実施例では、コア箱51としてボーリングコア50を3本並列状態に収納するコア箱51を採用しているが、例えば5本並列状態に収納するコア箱51やボーリングコア50の直径の違いによるコア箱51の幅や高さにも対応できる。
この各脚部1は鉛直状に設けられ、また、上下方向に複数の連結孔1aが並設され、この連結孔1aに貫挿連結する連結部材14を介して2本の水平部2夫々の左右端部が直交状態に連結される構成であり、連結部材14を連結する連結孔1aを選択することで水平部2の高さ位置を変えることができる。
従って、この水平部2間に架設される後述する装着部5の高さは可変可能となる。
また、装置本体3の左右位置には前後方向に長さを有する第一ガイド部7(上部に凹条7a’が設けられた長尺部材7a)が設けられ、この第一ガイド部7を移動(転動)する第一移動部8(車輪部材8a)が左右の脚部1に設けられている。
従って、装置本体3に設けられる装着部5は、装置本体3における前後方向への移動に伴いコア箱配置部4の前後方向に移動自在となる。尚、第一ガイド部7に対する第一移動部8の移動は特に抵抗となるものは無く円滑に移動できるものであるが、所定の距離、例えば、コア箱51に並列収納されるボーリングコア50同士の軸心間隔毎に抵抗となるような(断続的に一時停止せしめるような)構造(例えば凹凸係止構造など)を具備せしめても良い。
また、この左右の第一ガイド部7同士間が前述したコア箱配置部4となり、この左右の第一ガイド部7同士間はコア箱51の長さ寸法と同一若しくは略同一に設定されている。
従って、コア箱配置部4は、コア箱51を位置決め配置し得ることになる。
また、装置本体3の水平部2にしてコア箱配置部4の上方には携行型針貫入試験機30を装着する装着部5が直交状態に設けられている。
具体的には、この水平部2には、左右方向に長さを有する第二ガイド部9(凹条9a’)が設けられ、この第二ガイド部9には装着部5の第二移動部10が移動(転動)するように設けられている。
装着部5は、図1〜3に図示したように上下が開口する金属製の枠状体15を前後一対の水平部2に架設し、この枠状体15に、第二ガイド部9を移動(転動)する第二移動部10(車輪部材10a)と、この第二移動部10に対して鉛直方向に昇降自在に設けられ携行型針貫入試験機30を保持する試験機保持部11とを設けて構成され、更に、装着部5には装着された携行型針貫入試験機30を昇降移動操作する操作部6が設けられている。
この枠状体15の下部前後位置には、前後一対の水平部2に外側から摺動自在に被嵌係止するコ字状の摺動部材16が設けられている。
従って、装着部5は、第二移動部10及び摺動部材16が水平部2を移動することでコア箱配置部4の左右方向に移動可能となる。尚、第二ガイド部9に対する第二移動部10の移動は特に抵抗となるものは無く円滑に移動できるものであるが、所定の距離、例えば、コア箱51に収納されるボーリングコア50に対する針貫入試験を行う適宜な間隔毎に抵抗となるような(断続的に一時停止せしめるような)構造(例えば凹凸係止構造など)を具備せしめても良い。
また、枠状体15には、握持レバーから成る操作部6が枢着され、この操作部6には後述する試験機保持部11のラック歯部17aに係合するピニオン歯車17bが設けられている。
また、枠状体15の外面所定位置には、操作部6の回動を阻止する回動阻止部19が設けられている。
この回動阻止部19は、図1,2に図示したように球状の突部材19aをばね19bの付勢に抗して没入するように設けたプランジャであり、この突部材19aに当接係止することで操作部6の回動は阻止される。
この回動阻止状態から操作部6を握持して下げた際、突部材19aが没入することで回動阻止部19よりも下方への通過が可能となり、一方、操作部6を元の位置に戻す場合には、操作部6を上げた際、突部材19aが没入することで回動阻止部19よりも上方への通過が可能となる。
従って、試験機保持部11に携行型針貫入試験機30を内装して該携行型針貫入試験機30の重みが加わっても、不意に操作部6が回動するのを阻止して、試験機保持部11(携行型針貫入試験機30)が降下することが防止される。
試験機保持部11は、図1〜3に図示したように適宜な金属製の部材で形成されたものであり、携行型針貫入試験機30を鉛直状態でスライド自在に収納する筒状体11’と、この筒状体11’の上部に被嵌枢着される蓋体11”とで構成されている。
従って、この筒状体11’内に収納された携行型針貫入試験機30はコア箱51内のボーリングコア50に対して鉛直状態となる。
また、筒状体11’は、枠状体15内に上下スライド移動自在に設けられており、その周面には上下方向に長さを有するラック歯部17aが設けられている。
このラック歯部17aには、枠状体15に設けられた操作部6のピニオン歯車17bが係合されている。
従って、操作部6を上下方向に可動させると、ピニオン歯車17bは操作部6の操作により回動し、このピニオン歯車17bの回動によりラック歯部17aは上下方向に移動し、これに伴い試験機保持部11は上下方向に昇降移動することになる。ラックピニオン構造を採用することで少ない力で楽に携行型針貫入試験機30の針31をボーリングコア50に貫入させることができる。
また、装着部5には、ボーリングコア50に針31を貫入した際の貫入荷重を測定する貫入荷重測定部18が設けられている。
具体的には、蓋体11”の内側には貫入荷重測定部18(荷重計)が設けられており、この貫入荷重測定部18の荷重検知部18a(ボタン)は筒状体11’内に収納された携行型針貫入試験機30の基端部に当接するように設けられている。
従って、針貫入試験に際し、針31がボーリングコア50表面への当接時及び貫入時に抵抗を受ける事で携行型針貫入試験機30が筒状体11’内で上方へスライドした際、荷重検知部18aが押し込まれることで貫入荷重が検知される。
また、装着部5には、貫入荷重測定部18の測定結果を記録してデジタル表示する表示部18bが設けられている。
また、装着部5には、ボーリングコア50に針31を貫入した際の貫入長さを測定する貫入長さ測定部20が設けられている。
具体的には、この貫入長さ測定部20は下端に計測杆20aが突没自在に設けられ、この計測杆20aが押圧された際に没入量が計測される構成であり、枠状体15に設けられた状態で計測杆20aの下端が貫入杆32に設けられる基準部材22に当接状態に設けられている。
従って、携行型針貫入試験機30の針31をボーリングコア50に貫入して貫入杆32が没入した際、基準部材22により計測杆20aが押圧されて没入量が計測され、針31の貫入長さが計測される。
また、この貫入長さ測定部20には、該貫入長さ測定部20の測定結果を記録してデジタル表示する表示部20bが設けられている。
また、前述した貫入荷重測定部18から得られる貫入荷重データと、貫入長さ測定部20から得られる貫入長さデータとから、針貫入勾配を自動計算する演算部を具備せしめても良い。
以上の構成各部から本実施例の針貫入試験装置を製造した際、左右の脚部1は鉛直に設けられ、水平部2は左右の脚部1に対して直交状態で設けられ、水平部2とコア箱51とは平行状態であり、装着部5は水平部2に対して直交状態に設けられることで携行型針貫入試験機30はコア箱51内のボーリングコア50に対して鉛直状態となる。
符号21ストッパー部材である。
次に、本実施例の針貫入試験装置を用いた針貫入試験について説明する。
携行型針貫入試験機30を装着部5に装着するとともに、コア箱配置部4にコア箱51を配置する(図2,3参照)。
続いて、この状態で操作部6を操作して装着部5に装着された携行型針貫入試験機30を昇降移動させて、コア箱51に収納されたボーリングコア50に対して針貫入試験を行う(図4,5参照)。
実際に、コア箱51に複数本並設されたボーリングコア50に対して針貫入試験を行う場合、装着部5を左右方向に移動させてボーリングコア50の試験開始位置から試験終了位置まで該ボーリングコア50の適宜間隔毎に針貫入試験を行ない、続いて、装着部5を左右方向及び前後方向に移動させて、針貫入試験済みのボーリングコア50に並列状態である次のボーリングコア50の所定位置(試験開始位置)まで移動させ、続いて、装着部5を左右方向に移動させてこの次のボーリングコア50の試験開始位置から試験終了位置まで該ボーリングコア50の適宜間隔毎に針貫入試験を行う。尚、上記の工程をコア箱50に収納されたボーリングコア50の数だけ行う。
よって、本実施例によれば、前述した従来のように携行型針貫入試験機30を手に持ち一箇所ずつ針貫入試験を行う場合に比し、この既存の携行型針貫入試験機30を用いてボーリングコア50に対する針貫入試験が簡易且つ迅速に行える。
また、本実施例は、コア箱配置部4に配置されたボーリングコア50に対し、装着部5に装着された携行型針貫入試験機30を左右方向に移動させつつ操作部6を操作して携行型針貫入試験機30を昇降移動させるだけの為、熟練者でなくてもボーリングコア50に対する針貫入試験が高精度に行える。
また、本実施例は、装着部5の高さ位置は可変可能に設けられているから、ボーリングコア50の径に対応して携行型針貫入試験機30を針貫入試験するに最適な位置に確実に配置することができる。
また、本実施例は、装置本体3は、左右の脚部1間に水平部2が設けられた構成であり、この水平部2の下方にして左右の脚部1間がコア箱配置部4に設定されているから、コア箱51を最適な位置に簡易且つ確実に配置することができる。
また、本実施例は、脚部1は前後方向に移動可能に設けられているから、携行型針貫入試験機30を針貫入試験するに最適な位置に確実に配置することができる。
また、本実施例は、装置本体3の左右位置には前後方向に長さを有する第一ガイド部7が設けられ、この第一ガイド部7を移動する第一移動部8が左右の脚部1に設けられているから、装着部5を確実に前後方向に移動させることができる。
また、本実施例は、水平部2には左右方向に長さを有する第二ガイド部9が設けられ、装着部5は第二ガイド部9を移動する第二移動部10と、この第二移動部10に対して昇降し携行型針貫入試験機30を保持する試験機保持部11とを有し、試験機保持部11には握持レバーから成る操作部6が設けられているから、装着部5を確実に左右方向に移動させることができ、しかも、操作部6の操作により装着部5で装着された携行型針貫入試験機30を確実に昇降移動させることができる。
また、本実施例は、左右の脚部1は鉛直に設けられ、水平部2は左右の脚部1に対して直交状態で設けられ、水平部2とコア箱51とは平行状態であり、装着部5は水平部2に対して直交状態に設けられることで携行型針貫入試験機30はコア箱51内のボーリングコア50に対して鉛直状態となるように構成されているから、携行型針貫入試験機30を針貫入試験するに最適な位置に確実に配置することができ、即ち、針貫入の垂直性が保持され高精度な針貫入試験が確実に行えることになる。
また、本実施例は、水平部2は、所定間隔を置いて2本設けられ、装着部5は2本の水平部2に架設されているから、装着部5は安定的に支承されて左右方向への良好な移動が可能となる。
また、本実施例は、装着部5には、ボーリングコア50に針31を貫入した際の貫入荷重を測定する貫入荷重測定部18が設けられ、この貫入荷重測定部18の測定結果をデジタル表示する表示部18bを具備するから、計測の読み取り誤差が生じにくく、この点においても高精度な針貫入試験が行われることになる。
また、本実施例は、装着部5には、ボーリングコア50に針31を貫入した際の貫入長さを測定する貫入長さ測定部20が設けられ、この貫入長さ測定部20の測定結果をデジタル表示する表示部20bを具備するから、計測の読み取り誤差が生じにくく、この点においても高精度な針貫入試験が行われることになる。
尚、本発明は、本実施例に限られるものではなく、各構成要件の具体的構成は適宜設計し得るものである。
1 脚部
2 水平部
3 装置本体
4 コア箱配置部
5 装着部
6 操作部
7 第一ガイド部
8 第一移動部
9 第二ガイド部
10 第二移動部
11 試験機保持部
18 貫入荷重測定部
18b 表示部
20 貫入長さ測定部
20b 表示部
30 携行型針貫入試験機
31 針
50 ボーリングコア
51 コア箱

Claims (13)

  1. 地盤から採取したボーリングコアに針を貫入して硬度を測定する携行型針貫入試験機を装着する針貫入試験装置であって、装置本体の下部にコア箱を配置するコア箱配置部が設けられ、前記コア箱配置部の上方には前記携行型針貫入試験機を装着する装着部が設けられ、この装着部には装着された前記携行型針貫入試験機を昇降移動操作する操作部が設けられ、更に、前記装着部は、前記コア箱配置部に対して前後方向及び左右方向に移動可能に設けられていることを特徴とする針貫入試験装置。
  2. 請求項1記載の針貫入装置において、前記装着部の高さ位置は可変可能に設けられていることを特徴とする針貫入試験装置。
  3. 請求項1,2いずれか1項に記載の針貫入試験装置において、前記装置本体は、左右の脚部間に水平部が設けられた構成であり、この水平部の下方にして前記左右の脚部間が前記コア箱配置部に設定されていることを特徴とする針貫入試験装置。
  4. 請求項3記載の針貫入試験装置において、前記脚部は前後方向に移動可能に設けられていることを特徴とする針貫入試験装置。
  5. 請求項3,4いずれか1項に記載の針貫入試験装置において、前記装置本体の左右位置には前後方向に長さを有する第一ガイド部が設けられ、この第一ガイド部を移動する第一移動部が前記左右の脚部に設けられていることを特徴とする針貫入試験装置。
  6. 請求項3〜5いずれか1項に記載の針貫入試験装置において、前記水平部には左右方向に長さを有する第二ガイド部が設けられ、前記装着部は前記第二ガイド部を移動する第二移動部と、この第二移動部に対して昇降し前記携行型針貫入試験機を保持する試験機保持部とを有し、前記試験機保持部には握持レバーから成る前記操作部が設けられていることを特徴とする針貫入試験装置。
  7. 請求項3〜6いずれか1項に記載の針貫入試験装置において、前記左右の脚部は鉛直に設けられ、前記水平部は前記左右の脚部に対して直交状態で設けられ、前記水平部と前記コア箱とは平行状態であり、前記装着部は前記水平部に対して直交状態に設けられることで前記携行型針貫入試験機は前記コア箱内の前記ボーリングコアに対して鉛直状態となるように構成されていることを特徴とする針貫入試験装置。
  8. 請求項3〜7いずれか1項に記載の針貫入試験装置において、前記水平部は、所定間隔を置いて2本設けられ、前記装着部は前記2本の水平部に架設されていることを特徴とする針貫入試験装置。
  9. 請求項1〜8いずれか1項に記載の針貫入試験装置において、前記装着部には、前記ボーリングコアに針を貫入した際の貫入荷重を測定する貫入荷重測定部が設けられていることを特徴とする針貫入試験装置。
  10. 請求項9記載の針貫入装置において、前記貫入荷重測定部の測定結果をデジタル表示する表示部を具備することを特徴とする針貫入試験装置。
  11. 請求項1〜10いずれか1項に記載の針貫入試験装置において、前記装着部には、前記ボーリングコアに針を貫入した際の貫入長さを測定する貫入長さ測定部が設けられていることを特徴とする針貫入試験装置。
  12. 請求項11記載の針貫入装置において、前記貫入長さ測定部の測定結果をデジタル表示する表示部を具備することを特徴とする針貫入試験装置。
  13. 請求項1〜11いずれか1項に記載の針貫入試験装置において、前記コア箱は前記ボーリングコアを並列状態に収納するものであることを特徴とする針貫入試験装置。
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