JP2020001923A - エレベータシステム及びエレベータシステムを動作させる方法 - Google Patents

エレベータシステム及びエレベータシステムを動作させる方法 Download PDF

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Abstract

【課題】エレベータシステムの安全性を低下させることなくエレベータシステムの保守及び修理を容易にするエレベータ安全システムを提供する。【解決手段】エレベータシステム(2)は、複数の乗場(8a、8b、8c)の間に延びる昇降路(4)、昇降路(4)に沿って2つの対向する方向に移動するように構成されたエレベータかご(60)、及びエレベータ安全システム(1)を含む。エレベータ安全システム(1)は、昇降路(4)に沿って移動し、作動時にエレベータかご(60)の移動を制動するように構成された少なくとも1つの安全装置(20)、少なくとも1つの安全装置(20)と共に昇降路(4)に沿って移動し、少なくとも1つの安全装置(20)を制御するように構成された少なくとも1つの可動安全ノード(43、45)、及び少なくとも1つの静止安全ノード(42、44)を含む。【選択図】図2

Description

本発明は、エレベータ安全システムを備えたエレベータシステムに関する。
エレベータシステムは、通常、複数の乗場間を昇降路に沿って移動する少なくとも1つのエレベータかごと、エレベータかごを駆動するように構成された駆動部材とを備える。
エレベータシステムは通常、エレベータシステムの安全でない状態が検出された場合に、エレベータシステムのいずれかのさらなる動作、特にエレベータかごの全ての動作を停止させるようにエレベータシステムの動作が監視され、チェックされるように構成されたエレベータ安全システムをさらに含む。エレベータシステムの安全でない状態には、特に、整備士などの人員がエレベータシステムを維持及び/または修理するために昇降路に入るという状況が含まれ得る。
エレベータシステムの安全性を低下させることなくエレベータシステムの保守及び修理を容易にするエレベータ安全システムを提供することは有益である。
本発明の例示的実施形態によれば、エレベータシステムは、複数の乗場の間に延びる昇降路、昇降路に沿って2つの反対方向に移動するように構成されたエレベータかご、及びエレベータ安全システムを含む。エレベータ安全システムは、昇降路に沿って移動し、作動時にエレベータかごの移動を制動するように構成された少なくとも1つの安全装置、昇降路に沿って移動し、少なくとも1つの安全装置を制御するように構成された少なくとも1つの可動安全ノード(可動安全回路)、昇降路内またはその隣に配置された少なくとも1つの静止安全ノード(静止安全回路)、及び安全ノードを互いに接続し、安全ノードが互いに通信できるようにする通信バスを含む。
本発明の例示的実施形態はまた、本発明の例示的実施形態によるエレベータシステムを動作させる方法を含み、この場合方法は、少なくとも2つの安全ノード、特に少なくとも1つの静止安全ノードと1つの可動安全ノードとが、通信バスを介して互いに通信することを含む。
本発明の例示的実施形態によるエレベータ安全システムでは、通信バスを介した少なくとも2つの安全ノードの通信によって、少なくとも1つの安全装置を遠隔で制御することが可能になる。少なくとも1つの安全装置を遠隔で制御することにより、少なくとも1つの安全装置の作動を現在の要求、特にエレベータシステムの現在選択されている動作モードに合わせて調整することが可能になる。したがって、エレベータシステムが保守モードで動作しているとき、少なくとも1つの安全装置は、通常の動作中とは異なるように制御/作動されてもよい。これにより、保守要員の安全性を損なうことなく保守作業を容易にすることができる。
以下に、いくつかのオプションの特徴を示す。これらの特徴は、特に別段に明記しない限り、特定の実施形態において、単独でまたは他の特徴のいずれかと組み合わせて実現され得る。
作動時にエレベータかごを効果的に制動するために、少なくとも1つのエレベータ安全装置及び少なくとも1つの可動安全ノードをエレベータかごに取り付けることができる。
エレベータシステムは、エレベータかごに対して同時に反対方向に移動する釣合おもりを含むことができる。このようなエレベータシステムでは、釣合おもりを、また結果的にエレベータかごを制動するために少なくとも1つのエレベータ安全装置及び少なくとも1つの可動安全ノードを釣合おもりに取り付けることができる。
エレベータシステムは、通信バスに接続され、昇降路内のエレベータかごの位置を検出するように構成された位置センサを備えることができる。結果として、少なくとも1つの安全装置の作動は、エレベータかごの位置に基づいてトリガされ得る。エレベータかごと、昇降路の上端または下端との間の距離が所定の限界よりも小さくなるほど、エレベータかごが昇降路の上端または下端に接近する場合に、特に少なくとも1つの安全装置がトリガされ得る。
位置センサは、位置センサと、昇降路の長さ(高さ)に沿って延びるコード化テープ(図示せず)とを含む絶対的な位置基準システムの一部とすることができる。そのような構成では、位置センサは、昇降路内のエレベータかごの位置を判定するためにコードテープと相互作用するように構成される。コード化テープは、機械的、光学的、及び/または磁気的にコード化することができる。このような構成により、エレベータかごの位置を高精度にて判定することができる。
エレベータシステムは、通信バスに接続され、エレベータかごの速度及び/または加速度を検出するように構成された速度及び/または加速度センサを備えることができる。結果として、少なくとも1つの安全装置の作動は、エレベータかごの速度及び/または加速度に基づいてトリガされ得る。エレベータかごの速度及び/または加速度が所定の限度を超えた場合に、特に、少なくとも1つの安全装置をトリガさせることができる。
位置センサ及び速度及び/または加速度センサは、エレベータかごの位置、速度及び/または加速度を直接検出するように構成することができる。あるいは、位置センサ及び速度及び/または加速度センサは、釣合おもりの位置、速度及び/または加速度を検出して、釣合おもりのエレベータかごの検出された位置、速度及び/または加速度から、エレベータかごの位置、速度及び/または加速度を判定できるように構成されてもよい。
例えば、絶対的な位置センサまたは絶対的な位置センサシステムを昇降路内のエレベータかごの絶対的な位置を検出するために使用してもよく、一方でエレベータかごの速度及び/または加速度を、時間ごとの位置信号の一次及び二次導関数それぞれによって、かご位置信号から判定することができる。
通信バスは、シリアルバス、特にシリアルフィールドバス、例えばCANバスであってもよい。安全ノード間の安全で信頼性の高い通信を保証するために、静止安全ノードと可動安全ノードは、IEC 61784−3安全規格を満たす通信プロトコルを使用してシリアルバスを介して通信することができる。
エレベータシステムは安全制御部をさらに備えてもよく、少なくとも1つの静止安全ノードは安全制御部と接続され、安全制御部が通信バスを介して通信することを可能にする。少なくとも1つの静止安全ノードは安全制御部に統合することもできる。少なくとも1つの静止安全ノード及び安全制御部は、特に、緊急時・検査制御ユニット(「E&Iパネル」)に関連付けられるか含まれてもよい。緊急時・検査制御ユニットは、昇降路の外側からアクセス可能であり得る。
安全制御部は、エレベータ駆動装置及び/またはエレベータ駆動装置に設けられたブレーキを制御するように構成することができる。ブレーキは、エレベータ駆動装置の出力軸または出力軸に取り付けられた駆動滑車に作用し得る。安全制御部は、特に、安全制御部に割り当てられた静止安全ノードを介してエレベータ駆動装置及び/またはエレベータ駆動装置に設けられたブレーキを制御するように構成されてもよい。
整備士が昇降路の下端から、特にピットから安全制御部に制御コマンドを送信することを可能にすることによってエレベータシステムの保守を容易にするために、エレベータシステムは、昇降路の下端に位置して通信バスに接続される静止安全ノードを備えることができる。
整備士がエレベータかごの頂部から安全制御部に制御コマンドを送ることを可能にすることによってエレベータシステムの保守を容易にするように、エレベータシステムは、エレベータのかごの頂部、特に天井に位置して通信バスに接続されている可動安全ノードを含み得る。
安全制御部は、安全制御部の動作をエレベータシステムの異なる動作モードに関連する必要性に合わせて調整するために、複数の動作モード間で切り替え可能であり得る。
特に安全制御部は、通常の動作モード、すなわち乗客及び/または貨物を乗場間で輸送するためのモードと、修理及び/または保守作業を実行するために作動される少なくとも1つの動作モード(保守モード)との間で切り替え可能であり得る。安全制御部はさらに、それぞれ異なる種類の保守に関連する複数の異なる保守モードの間で切り替え可能であり得る。
複数の動作モードは、少なくとも1つの所定の上側位置限界及び/または少なくとも1つの所定の下側位置限界を設定する少なくとも1つの動作モードを含み得る。これらの動作モードでは、安全制御部は、エレベータかごの絶対的な位置が所定の上側位置限界を超えるとき、及び/またはエレベータかごの絶対的な位置が所定の下側位置限界を下回るとき、安全装置を作動させるように構成される。そのような動作モードは、エレベータかごと、昇降路の上端及び下端それぞれとの間の所定の最小限の距離になることを確実にし、昇降路内で、エレベータかごの頂部または下で作業する機械工用の避難スペースを形成する。
特に、複数の動作モードは、下側位置限界のみ設定する少なくとも1つのかご下方検査モード、及び/または上側位置限界のみ設定する少なくとも1つのかご頂部検査モード、及び/または上側位置限界と下側位置限界を設定する少なくとも1つの動作モードを含むことができる。
安全制御部は、エレベータかごが昇降路に沿って移動する学習運転中に上側位置限界及び/または下側位置限界を設定するように構成された少なくとも1つの学習モードをさらに含むことができる。
安全制御部は、例えば速度センサによって、または位置センサによって与えられる位置情報を微分することによって、エレベータかごの速度を判定し、エレベータかごの速度が所定の速度制限を超えたとき、安全装置を作動させるように構成され得る。所定の速度制限は、現在選択されている動作モードの関数として、及び/または昇降路内のエレベータかごの位置の関数として設定され得る。
安全制御部は、例えば加速度センサによって、または速度センサによって与えられる速度情報を微分することによって、エレベータかごの加速度を判定し、エレベータかごの加速度が所定の加速度制限を超えたとき、安全装置を作動させるように構成され得る。所定の加速度制限は、現在選択されている動作モードの関数として、及び/または昇降路内のエレベータかごの位置の関数として設定され得る。
以下で、本発明の例示的な実施形態を、添付の図面に関してより詳細に説明する。
本発明の例示的実施形態によるエレベータシステムを概略的に示す。 本発明の例示的実施形態によるエレベータ安全システムを概略的に示す。
図1は、本発明の例示的実施形態によるエレベータシステム2を概略的に示す。
エレベータシステム2は、複数の乗場8a、8b、8cの間に延びる昇降路4内に移動可能に配置されたエレベータかご60を含む。特にエレベータかご60は、昇降路4の垂直方向に沿って延びる少なくとも1つのかご案内部材14(案内レール)に沿って移動可能である。図1には1つのエレベータかご60しか示していないが、本発明の例示的実施形態は、1つ以上の昇降路4にて移動する複数のエレベータかご60を有するエレベータシステム2を含み得ることが当業者に理解される。
エレベータかご60は、引張部材3によって移動可能に吊り下げられている。引張部材3、例えばロープまたはベルトは、エレベータ駆動装置5に接続されている。エレベータ駆動装置5は、モータ6を備え、エレベータかご60を昇降路4の高さに沿って、異なる階に配置された複数の乗場8a、8b、8cの間で移動させるために、引張部材3を駆動するように構成される。
各乗場8a、8b、8cには乗場ドア11が設けられ、エレベータかご60には、エレベータかご60がそれぞれの乗場8a、8b、8cに位置するとき、乗客が乗場8a、8b、8cとエレベータかご60の内部との間を移動することを可能にするために、対応するエレベータかごドア12が設けられる。
図1に示される例示的な実施形態は、エレベータかご60を吊り下げるために1:1のローピングを使用する。しかし、当業者は、ローピングの種類が本発明にとって本質的ではないこと、及び異なる種類のローピング、例えば2:1のローピングまたは4:1のローピングも利用できることを容易に理解する。
エレベータシステム2はさらに、エレベータかご60の反対側で引張部材3に取り付けられ、少なくとも1つの釣合おもり案内部材15に沿ってエレベータかご60に対して反対方向に同時に移動する釣合おもり16を含む。昇降路4の下端33に形成されたピット26内には、少なくとも1つの緩衝器28が設けられる。
当業者は、本発明が釣合おもり16を含まないエレベータシステム2にも適用され得ることを理解する。
引張部材3は、ロープ、例えばスチールワイヤーロープ、またはベルト、例えばコーテッドスチールベルトであり得る。引張部材3はコーティングされていなくてもよい。あるいは、引張部材は例えばポリマージャケットの形でコーティングを有してもよい。特定の実施形態では、引張部材3は、複数のポリマーコーテッドスチールコード(図示せず)を含むベルトとすることができる。エレベータシステム2は、引張部材3を駆動するための牽引滑車を含む牽引エレベータ駆動装置を有することができる。代替構成では、図面に示してはいないものだが、エレベータシステム2は、例えば油圧エレベータ駆動装置、フリクションホイール、またはリニアエレベータ駆動装置を含む、引張部材3を有さないエレベータシステム2であってもよい。エレベータ駆動装置5は、昇降路4の上端32の隣に設けられた機械室30に設置することができる。別法として、エレベータシステム2は、エレベータ駆動装置5が昇降路4内に配置されているエレベータシステム2などの、機械室の無いエレベータシステム2であってよい。エレベータ駆動装置5はまた、昇降路4の周囲に設けられたキャビネット(図示せず)に収容されていてもよい。キャビネットは、例えば乗場ドア11に取り付ける、または囲まれ得る。
エレベータかご60を昇降路4に沿って異なる乗場8a、8b、8cの間で移動させるために、エレベータ駆動装置5はエレベータ制御部19によって制御される。
制御コマンドは、各乗場8a、8b、8cに、特に乗場ドア11の近くに設けられた乗場制御盤71を介して、及び/またはエレベータかご60の内側に設けられたエレベータかご制御盤72を介して、エレベータ制御部19に入力することができる。
エレベータかご60の昇降路4に沿った移動を制動するように構成されたエレベータブレーキ7を、エレベータ駆動装置5の隣にまたは一体的に設けることができる。
エレベータシステム2は、昇降路4内のエレベータかご60の位置を決定するように構成された少なくとも1つの位置センサ18を備える。
位置センサ18は、絶対的な位置基準システムの一部、例えば位置センサ18及び昇降路4の長さ(高さ)に沿って延在するコード化テープ(図示せず)などであり得る。そのような構成では、位置センサ18は、昇降路4内でエレベータかご60の位置を判定するためにコードテープと相互作用するように構成される。コード化テープは、機械的、光学的、及び/または磁気的にコード化することができる。
代替的または追加的に、他の種類の位置センサ18を使用することができる。
エレベータシステム2は、昇降路4に沿って移動するときにエレベータかご60の速度及び/または加速度を検出するように構成された速度及び/または加速度センサ34をさらに備える。速度及び/または加速度センサ34はエレベータかご60に取り付けられ得る。速度及び/または加速度センサ34は、位置センサ18と一体的にまたは別々に形成されてもよい。速度及び/または加速度センサ34は、特に、エレベータかご60の速度を判定するために位置センサ18によって提供される位置情報を使用するように構成されてもよい。
代替的または追加的に、速度及び/または加速度センサ34によって提供される速度及び/または加速度情報は、エレベータかご60の位置を判定するために使用されてもよい。
エレベータかご60に取り付けられた速度及び/または加速度センサ34に加えてまたはその代わりに、速度及び/または加速度センサ(図示せず)をエレベータ駆動装置5に設けて、エレベータ駆動装置5における引張部材3の速度を検出することによって、エレベータかご60の速度を判定することができる。
乗場制御盤71、エレベータかご制御盤72、位置センサ18、及び速度及び/または加速度センサ34は、電線(図1には図示せず)によって、特に電気バスによって、エレベータ制御部19に接続することができる。代替的または追加的に、無線データ接続は、制御盤71、72及び/またはセンサ18、34からエレベータ制御部19へ情報を送信するために使用してもよい。
エレベータかご60及び釣合おもり16の少なくとも一方は、少なくとも1つの安全装置20を備えている。少なくとも1つの安全装置20は、各々エレベータかご60及び/または釣合おもり16の移動を制動するため、それぞれの案内部材14、15と係合するように構成された少なくとも1つの係合部材(図示せず)を含む。
存在する場合に釣合おもり16が引張部材3によってエレベータかご60に連結されてそれがエレベータかご60に対して同時に反対方向に移動するようにすると、少なくとも1つの安全装置20によって釣合おもり16の移動を制動することがまた、エレベータかご60の移動を制動する。
少なくとも1つの安全装置20は、エレベータかご60の両方向への移動を制動することができる双方向安全機構(図示せず)を含むことができる。あるいは、安全装置20は少なくとも2つの一方向安全機構を含み、各一方向安全機構はそれぞれ一方向に移動するときにエレベータかご60の移動を制動するように構成されている。
図1に示す例示的な実施形態では、安全装置20がエレベータかご60に取り付けられている。代替的または追加的に、少なくとも1つの安全装置20を釣合おもり16に取り付けることができる。図解を明瞭にするために、釣合おもり16に取り付けた安全装置20は図1には示していない。
少なくとも1つの安全装置20は、エレベータ安全システム1の一部である。このようなエレベータ安全システム1の例示的な実施形態は、図2に概略的に描かれている。
少なくとも1つの安全装置20に加えて、エレベータ安全システム1は、エレベータかご60に取り付けられた少なくとも1つの可動安全ノード43、45と、昇降路内またはその隣、存在する場合は、特に機械室30内に位置する少なくとも1つの静止安全ノード42、44とを備える。エレベータ安全システム1は、静止及び可動安全ノード42、43、44、45が互いに通信できるようにするために、静止及び可動安全ノード42、43、44、45を互いに接続する通信バス17をさらに備える。
エレベータかご60に取り付けられた可動安全ノード43は、エレベータかご60の少なくとも1つの安全装置20に接続されて制御するように構成されている。釣合おもり16に少なくとも1つの安全装置20が設けられている構成(図示せず)では、該安全装置20を制御するために、可動安全ノードが釣合おもり16に設けられている。
少なくとも1つの安全装置20及び関連する可動安全ノード43は、電子式安全アクチュエータ(ESA)22(図2参照)として一体的に形成することができる。
静止安全ノード42は、エレベータシステム2の動作を監視するように構成された安全制御部40に接続されている。静止安全ノード42は、安全制御部40に統合することができる。静止安全ノード42は、安全制御部40がエレベータかご60に取り付けられた可動安全ノード43及び/またはエレベータ安全システム1のさらなる静止または可動安全ノード44、45(図1参照)と安全に通信するのを可能にする。安全制御部40及び静止安全ノード42は、緊急時・検査制御ユニット46(E&Iユニット)内の安全作動ボード(SAB)を形成する共通のプリント回路基板(PCB)に設けることができる(図2参照)。
静止安全ノード42は、乗場ドアスイッチ48から入力信号を受信することができ、各乗場ドアスイッチ48は、乗場ドア11の1つに割り当てられ、それぞれ割り当てられた乗場ドア11が適切に閉じられているか否かを監視するように構成される。図2には、1つの乗場ドアスイッチ48のみが例示的に示されている。
位置センサ18及び任意の速度及び/または加速度センサ34もまた通信バス17に接続され、それらが安全制御部40と接続される静止安全ノード42に、通信バス17を介してエレベータかご60の位置、速度及び/または加速度を示すそれらの信号を送ることを可能にする。その結果、安全制御部40は、位置センサ18及び速度及び/または加速度センサ34によって通信バス17を介して提供された信号に基づいて、エレベータかご60の位置、速度及び/または加速度を連続的に監視することができる。
安全制御部40は、特に、エレベータかご60の検出された位置、速度及び/または加速度のうちの少なくとも1つが所定の限界を超えた場合、及び/または乗場ドア11の少なくとも1つが適切に閉じられていない場合、エレベータブレーキ7及び/または少なくとも1つの安全装置20をトリガすることができる。
エレベータかご60の位置、速度及び/または加速度の限界は、エレベータシステム2の現在の動作モードに依存し得る。特に、安全制御部40は、通常動作モード、すなわち乗場8a、8b、8cの間で乗客及び/または貨物を輸送するためのモードと、修理及び/または保守作業を行うために作動される少なくとも1つの動作モード(保守モード)との間で切り替え可能であり得るものである。
安全制御部40は、複数の動作モード間で切り替え可能であり得る。複数の動作モードは、特に、以下のモードのうちの1つ以上を含み得る。
エレベータかご60が停止され、少なくとも1つの安全装置の少なくとも1つの係合部材が解放されるが作動されない、「かご頂部デフォルトモード」。該かご頂部デフォルトモードが確立されると、案内レール14、15及び少なくとも1つの係合部材を損傷または磨耗させる可能性を低減するために、作動速度が減速される。それはエレベータかご60の構造に作用する衝撃荷重をさらに減少させる。
このモードは通常、最下位の乗場8cの乗場ドア11を除く乗場ドア11の1つが通常の(非保守)動作で開かれたときにアクティブである。ドアのロックにリンクされた必須の乗場ドアスイッチ48に加えて、検出要素を乗場ドア11のロック解除装置に設けることができる。エレベータシステム2は通常、エレベータ60の天井62の上に登ろうとしている整備士38(図1参照)が保守モードを確立する直前に「かご頂部デフォルトモード」で動作される。
「かご頂部アクセスモード」。「かご頂部アクセスモード」は、例えばスマートワイヤレス装置を介して安全制御部40に特定の信号を送信することによって作動することができる。該信号を受信すると、エレベータかご60は所望の乗場8a、8b、8c、特にエレベータかご60の天井62に容易にアクセスできる位置に移動して停止する。安全を確実にするために、少なくとも1つの安全装置20が作動されて、エレベータの移動が停止した後に少なくとも1つの係合部材を解放する。
「通常検査モード」のモードでは、エレベータかご60は、昇降路4内のエレベータかご60の異なる高さに対応する下側位置限界Lと上側位置限界U(図1参照)との間で移動することができる。しかし、エレベータかご60は昇降路4の上端32及び下端33の隣の制限区域内に移動することはできない。
特にエレベータかご60の頂部(天井62)は、エレベータかご60の上方に避難スペースを設けるために、昇降路4の上端32(天井)から所定の最小距離Dに留まらなければならない。図1に示された実施形態のように、位置センサ18がエレベータかご60の頂部に配置されている場合、上側位置限界Uは、例えば、基本的に最上の乗場8aの乗場ドア11のまぐさ(lintel)9の高さに対応し得る。安全制御部40が「通常検査モード」で動作しているとき、少なくとも1つの係合部材の作動速度を遅くすることができる。
同様に、エレベータかご60の底部(床64)は、エレベータかご60の下方に避難スペースを設けるために、昇降路4の下端33から所定の最小距離(高さ)dに留まらなければならない。位置センサ18がエレベータかご60の頂部に配置されている場合、下側位置限界Lを設定する際にエレベータかご60の高さhを考慮する必要がある。したがって、下側位置限界Lは、昇降路4の下端33の底部33から、例えば最も下の乗場8cにおける乗場ドア11のまぐさ9の高さに基本的に対応する位置までD’=d+hの距離に設定する必要がある。
上側位置限界U及び下側位置限界Lは、位置センサ18がエレベータかご60の下方またはエレベータかご60の天井62と床64との間の垂直位置に配置される場合、上側位置限界U及び下側位置限界Lを異なるように設定する必要があるということを当業者は理解する。
「長い昇降路モード」においては、少なくとも1つの検査モードボタン(図示せず)が所定の時間、例えば数秒間押されると、検査速度が増す。これにより、エレベータかご60を比較的長い昇降路4に沿ってある距離にわたって短時間で移動させることが可能になる。
「頂部乗場ドア検査モード」では、エレベータかご60は、最上の乗場8aの乗場ドア11のまぐさ9を都合よく検査し修理することができる位置に到達することができる。「頂部乗場ドア検査モード」では、検査速度、すなわちエレベータかご60の速度が減速され、エレベータかご60が停止されるたびに少なくとも1つの係合部材が解放される。
「底部乗場ドア検査モード」では、最下の乗場8cの乗場ドア11のまぐさ9を都合よく検査し修理することができる位置にエレベータかご60を到達させることができる。「底部乗場ドア検査モード」では、検査速度、すなわちエレベータかご60の速度が減速され、エレベータかご60が停止されるたびに少なくとも1つの係合部材が解放される。
「昇降路頂部検査モード」では、エレベータかご60は、昇降路4の上端32に設置されたエレベータシステム2の構成要素52を都合よく検査し修理することができる位置に到達することができる。「昇降路頂部検査モード」では、検査速度が低下し、エレベータかご60が停止するたびに少なくとも1つの係合部材が解放される。
複数の動作モードはさらに、特に昇降路4の下端33に形成されているピット26内でエレベータかご60の下方に位置するエレベータシステム2の緩衝器28(図1参照)などの構成要素52にアクセスするために作動するように指定されたピットアクセス及び検査モードを含むことができる。
ピットアクセス及び検査モードは、特に、以下のモードのうちの1つ以上を含み得る。
エレベータかご60が停止されており、最下の乗場8cで乗場ドア11の敷居10の下を移動することができない「ピットアクセス及び検査デフォルトモード」。このモードは、エレベータシステム2が通常動作(非保守)モードで動作されている間にピット26へのアクセスをもたらす乗場ドア11が開かれたときに作動される。ドアロックにリンクされた必須のスイッチに加えて、乗場ドア11のドアロック解除装置に検出要素を設けることができる。「ピットアクセス及び検査デフォルトモード」は、整備士30がピット26に入るための保守モードを作動する直前のシステムの状態である。
ピット26に位置するエレベータシステム2の構成要素52を検査及び/または修理することを可能にする位置にエレベータかご60及び釣合おもり16が送られる「ピット作業モード」。「ピット作業モード」では、エレベータかご60が停止されるとすぐに少なくとも1つの係合部材が解放される。
釣合おもり16がピット26内に設けられた少なくとも1つの緩衝器28に載るまでエレベータかご60が昇降路4の上端33に移動される「釣合おもり検査モード」。エレベータかご60及び釣合おもり16が該構成で停止されるとすぐに、少なくとも1つの係合部材が解放される。
整備士38がピット26にいる間にエレベータかご60が減速して移動することを許容される「かご底部検査モード」。エレベータかご60は、少なくとも1つの係合部材を作動させることによって停止され、整備士30がエレベータかご60の底部に取り付けられたエレベータシステム2の床64及び/または構成要素52を検査及び/または修理することを可能にする。
特に、エレベータかご60の最高速度は、検査モードの1つにおいて0.7m/sまで低下させることができ、エレベータかご60の最高速度は、整備士30がピット26内及び/またはエレベータかご60の天井62に存在する場合、さらに0.4m/sまでにさえも低下させることができる。
さらなる動作モードは、昇降路4内のエレベータかご60の最大許容加速度を制限する加速度の限界を含み得る。つまり、このような動作モードでは、エレベータかご60の実際の加速度が所定の加速度の限界を超えると、エレベータブレーキ7及び/または少なくとも1つの安全装置20が作動する。
はじめに、例えば工場では、上側位置限界U及び下側位置限界L、ならびに速度及び/または加速度の限界を準備的な値に設定することができる。
これらの限界の少なくとも一部は、エレベータシステム2の設置後に行われる学習運転にて調整できる。このような学習運転中、エレベータかご60は昇降路4に沿って移動し、例えばエレベータかご60がそれぞれの限界に対応する位置を通過または到達するとき、割り当てられたボタンを押すことによって、上側位置限界U及び/または下側位置限界Lが設定される。このような学習運転中、エレベータかご60は通常の動作よりも低速で移動することができる。
同様に、エレベータかご60は学習運転中に加速されてもよく、対応する速度及び/または加速度に到達したときに最大速度及び/または最大加速度がそれぞれ設定されてもよい。
昇降路4の底部33で行われる保守作業を容易にするために、エレベータシステム2は、昇降路4の下端33、特にピット26内に配置された追加の静止安全ノード44を備えることができる。さらなる静止安全ノード44は、通信バス17とピット制御装置50とに接続できる。このような構成により、整備士30は、通信バス17を介して、昇降路4の下端33/ピット26から安全制御部40へとピット制御装置50に入力された制御コマンドを送信することにより、安全制御部40を制御することができる。
追加的または代替的に、エレベータシステム2は、エレベータかご60の天井62に設けられた追加の可動安全ノード45をさらに含むことができる。追加の可動安全ノード45は、通信バス17及び天井制御装置54に接続される(図2参照)。エレベータかご60の天井62に天井制御装置54及び可動安全ノード45を設けることは、エレベータかご60の天井62から安全制御部40へと、天井制御装置54に入力される制御コマンドを送ることを可能にして、エレベータかご60の天井62にて行われる保守作業を容易にする。
エレベータ制御部19、安全制御部40、安全ノード42、43、44、45、及び/または電子式安全アクチュエータ22は、望ましい機能を提供するための適切なソフトウェアプログラムを実行するプログラム可能なマイクロプロセッサを含むプログラム可能な電子安全ボード(PES)として提供することができる。代替的または追加的に、エレベータ制御部19、安全制御部40、安全ノード42、43、44、45、及び/または電子式安全アクチュエータ22は、ハードウェア、すなわち電子回路として実装することができる。これは特に、それぞれの機能に合わせてカスタマイズされた特定用途向け集積回路(ASIC)を含むことができる。
安全ノード42、43、44、45間の安全で信頼できる通信を保証するために、通信バス17は、シリアルバス、特にIEC 61784−3安全規格「Industrial communication networks − Profiles − Part 3: Functional safety fieldbuses − General rules and profile definitions」を満たす通信プロトコルを使用するシリアルフィールドバスとすることができる。安全ノード42、43、44、45のハードウェア及びソフトウェアの設計は、IEC61508「Functional safety of electrical/ electronic/programmable electronic safety−related systems」に準拠でき、安全装置はエレベータコードEN81−20に準拠できる。
本発明を例示的な実施形態を参照して説明してきたが、本発明の範囲から逸脱することなく様々な変更を加えることができ、それらの要素を均等物で置き換えることができることは当業者に理解されよう。さらに、本発明の本質的な範囲から逸脱することなく、本発明の教示に特定の状況または材料を採用するために多くの修正を加えることができる。したがって、本発明は開示された特定の実施形態に限定されるものとするのではなく、本発明は従属請求項の範囲内にあるすべての実施形態を含むことが意図されている。
1 エレベータ安全システム
2 エレベータシステム
3 引張部材
4 昇降路
5 エレベータ駆動装置
6 モータ
7 エレベータブレーキ
8a、8b、8c 乗場
9 まぐさ
10 敷居
11 乗場ドア
12 エレベータかごドア
14 かご案内部材
15 釣合おもり案内部材
16 釣合おもり
17 通信バス
18 位置センサ
19 エレベータ制御部
20 安全装置
22 電子式安全アクチュエータ
26 ピット
28 緩衝器
30 機械室
32 昇降路の上端
33 昇降路の下端
34 スピード及び/または加速度センサ
38 整備士
40 安全制御部
42 静止安全ノード
43 可動安全ノード
44 静止安全ノード
45 可動安全ノード
46 緊急時・検査制御ユニット
48 乗場ドアスイッチ
50 ピット制御装置
52 エレベータシステムの構成要素
54 天井制御装置
60 エレベータかご
62 エレベータかごの天井
64 エレベータかごの階
66 かごの側壁
68 エレベータかごの内部スペース
71 乗場制御盤
72 エレベータかごの制御盤
D 昇降路の上端から上側位置限界の最小距離
D’ 昇降路の下端から下側位置限界の最小距離
d 昇降路の下端からエレベータかごの底までの最小距離
h エレベータのかごの高さ
L 下側位置限界
U 上側位置限界

Claims (15)

  1. 複数の乗場(8a、8b、8c)の間に延びる昇降路(4)と、
    前記昇降路(4)に沿って2つの対向する方向に移動するように構成されたエレベータかご(60)と、
    エレベータ安全システム(1)と、を備え、前記エレベータ安全システム(1)は、
    前記昇降路(4)に沿って移動し、作動時に前記エレベータかご(60)の移動を制動するように構成された少なくとも1つの安全装置(20)と、
    前記少なくとも1つの安全装置(20)と共に前記昇降路(4)に沿って移動し、前記少なくとも1つの安全装置(20)を制御するように構成された少なくとも1つの可動安全ノード(43、45)と、
    少なくとも1つの静止安全ノード(42、44)と、
    前記安全ノード(42〜45)を互いに接続し、前記安全ノード(42〜45)が互いに通信できるようにする通信バス(17)と、を含む、エレベータシステム(2)。
  2. 前記少なくとも1つのエレベータ安全装置(20)及び前記少なくとも1つの可動安全ノード(43、45)が前記エレベータかご(60)に取り付けられている、請求項1に記載のエレベータシステム(2)。
  3. 前記エレベータかご(60)に対して同時に反対方向に移動する釣合おもり(16)をさらに備え、
    前記少なくとも1つのエレベータ安全装置(20)及び前記少なくとも1つの可動安全ノード(43、45)が、前記釣合おもり(16)に取り付けられている、請求項1または2に記載のエレベータシステム(2)。
  4. 前記通信バス(17)に接続され、前記昇降路(4)内の前記エレベータかご(60)の位置を検出するように構成された位置センサ(18)をさらに備える、請求項1〜3のいずれかに記載のエレベータシステム(2)。
  5. 前記通信バス(17)に接続され、前記エレベータかご(60)の速度及び/または加速度を検出するように構成された速度及び/または加速度センサ(34)をさらに備える、請求項1〜4のいずれかに記載のエレベータシステム(2)。
  6. 前記通信バス(17)がシリアルバス、特にシリアルフィールドバスであり、
    特に前記静止及び可動安全ノード(42〜45)が前記シリアルバスを介して通信するためのIEC 61784−3安全規格を満たす通信プロトコルを使用する、請求項1〜5のいずれかに記載のエレベータシステム(2)。
  7. 安全制御部(40)をさらに含み、
    前記少なくとも1つの静止安全ノード(42、44)が前記安全制御部(40)に接続されるか前記安全制御部(40)に一体化され、前記安全制御部(40)が前記通信バス(17)を介して通信することを可能にし、
    前記少なくとも1つの静止安全ノード(42、44)及び前記安全制御部(40)が特に緊急時・検査制御ユニット(46)に関連付けられるか含まれる、請求項1〜6のいずれかに記載のエレベータシステム(2)。
  8. 前記安全制御部(40)は、エレベータ駆動装置(5)、及び/または前記エレベータ駆動装置(5)に設けられたエレベータブレーキ(7)を制御するように構成され、
    前記安全制御部(40)は、特に、前記安全制御部(40)に割り当てられた前記静止安全ノード(42、44)を介して前記エレベータ駆動装置(5)及び/または前記エレベータ駆動装置(5)に設けられた前記エレベータブレーキ(7)を制御するように構成される、請求項7に記載のエレベータシステム(2)。
  9. 前記昇降路(4)の下端(33)に位置し、制御コマンドを前記安全制御部(40)に送信することを可能にするべく前記通信バス(17)に接続される静止安全ノード(44)をさらに備え、
    及び/または前記エレベータかご(60)の頂部に位置し、前記通信バス(17)に接続されている可動安全ノード(45)をさらに含む、請求項7または8のいずれかに記載のエレベータシステム(2)。
  10. 前記安全制御部(40)が複数の動作モードの間で切り替え可能である、請求項7〜9のいずれかに記載のエレベータシステム(2)。
  11. 前記複数の動作モードは、少なくとも1つの所定の上側位置限界(U)及び/または少なくとも1つの所定の下側位置限界(L)を設定する少なくとも1つの動作モードを含み、
    前記安全制御部(40)が、前記エレベータかご(60)の絶対的な位置が前記所定の上側位置限界(U)を超えたとき、及び/または前記エレベータかご(60)の絶対的な位置が前記所定の下側位置限界(L)を下回るときに安全装置(20)を作動させるように構成される、請求項10に記載のエレベータシステム(2)。
  12. 前記複数の動作モードは、下側位置限界(L)のみ設定する少なくとも1つのかご下方検査モード、及び/または上側位置限界(U)のみ設定する少なくとも1つのかご頂部検査モード、及び/または上側位置限界(U)と下側位置限界(L)を設定する少なくとも1つの動作モードを含む、請求項11に記載のエレベータシステム(2)。
  13. 前記安全制御部(40)は、前記エレベータかご(60)が前記昇降路(4)に沿って移動する学習運転中に前記上側位置限界(U)及び/または前記下側位置限界(L)を設定するように構成された少なくとも1つの学習モードを含む、請求項11または12に記載のエレベータシステム(2)。
  14. 前記安全制御部(40)は、前記エレベータかご(60)の前記速度を判定し、前記エレベータかご(60)の前記速度が所定の速度制限を超えたとき、安全装置(20)を作動させるように構成され、
    前記所定の速度制限は、現在選択されている動作モードの関数として、及び/または前記昇降路(4)内の前記エレベータかご(60)の前記位置の関数として設定される、請求項11〜13のいずれかに記載のエレベータシステム(2)。
  15. 前記少なくとも1つの可動安全ノード(43、45)と前記少なくとも1つの静止安全ノード(42、44)とが前記通信バス(17)を介して互いに通信することを含む、請求項1〜14のいずれかに記載のエレベータシステム(2)を動作させる方法。
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