JP2020001417A - ブレーキ圧制御装置 - Google Patents

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【課題】部品の配置自由度を向上させ、部品の効率的な配置及びハウジングの小型化が可能なブレーキ圧制御装置を提供する。【解決手段】本発明のハウジング10には、接続部9を収容し且つ第1面11から第2面12まで延びる第1貫通孔14と、第1貫通孔14から分岐する第2貫通孔15と、第1貫通孔14から分岐する第3貫通孔16と、が形成され、第1貫通孔14には、第1箇所141及び第2箇所142よりもモータ8側に位置する第1シール部71と、第1箇所141及び第2箇所142よりも制御部6側に位置する第2シール部72と、が設けられ、第1シール部71及び第2シール部72は、それぞれ、第1貫通孔14において接続部9の外周側に形成された、第1面11から第2面12まで延びる通路143を遮断するように構成されている。【選択図】 図2

Description

本発明は、ブレーキ圧制御装置に関する。
ブレーキ圧制御装置は、ブレーキアクチュエータともいえ、金属ブロックで構成されたハウジングと、ハウジングの第1面に取り付けられたモータと、ハウジングの第2面に取り付けられた制御部と、を備えている。ハウジングは、内部に油圧回路を形成し、複数の電磁弁や他の部品(ポンプ及びリザーバ等)を収容している。モータと制御部とは、ハウジングの貫通孔に配置されたモータターミナルによって電気的に接続されている。モータターミナルは、電源線を備えている。ブレーキ圧制御装置の構成は、例えば特開2009−262924号公報に記載されている。
特開2009−262924号公報
ブレーキ圧制御装置のハウジングには、構成上、電磁弁など多数の部品が配置される。特に四輪に対して制動力を発揮させるブレーキ圧制御装置では、2系統の油圧回路が設けられ、収容部品が多くなる。一方で、車両に搭載する製品としては、小型化が望まれている。ここで、上記ブレーキ圧制御装置では、ハウジング内において、ポンプ収容室に溜まった油を貯留室に流すための通路が、ハウジングの中央に形成されている。このため、モータターミナルが、ハウジングの中央からずれた位置に配置されている。2系統の油圧回路をもつハウジングの場合、両系統に対して1つの共通モータを使用していることもあり、配置効率の観点から、部品の配置は、ハウジングの中央を通る平面に対して面対称であることが好ましい。配置効率を向上させることで、ハウジングの小型化が可能となる。この点で、上記ブレーキ圧制御装置には改善の余地がある。また、油圧回路が1系統であっても、部品の配置の自由度が高いほうが、配置効率及び小型化の観点から好ましい。
本発明は、このような事情に鑑みて為されたものであり、部品の配置自由度を向上させ、部品の効率的な配置及びハウジングの小型化が可能なブレーキ圧制御装置を提供することを目的とする。
本発明は、内部に油圧回路を有するハウジングと、前記ハウジングの第1面に取り付けられているモータと、前記ハウジングの第2面に取り付けられている制御部と、前記モータと前記制御部とを電気的に接続する接続部と、を備え、前記制御部が前記モータを制御して前記油圧回路の液圧を調整するブレーキ圧制御装置であって、前記ハウジングには、前記接続部を収容し且つ前記第1面から前記第2面まで延びる第1貫通孔と、前記第1貫通孔から分岐する第2貫通孔と、前記第1貫通孔から分岐する第3貫通孔と、が形成され、前記第1貫通孔には、前記第1貫通孔と前記第2貫通孔との連通箇所である第1箇所、及び前記第1貫通孔と前記第3貫通孔との連通箇所である第2箇所よりも前記モータ側に位置する第1シール部と、前記第1箇所及び前記第2箇所よりも前記制御部側に位置する第2シール部と、が設けられ、前記第1シール部及び前記第2シール部は、それぞれ、前記第1貫通孔において前記接続部の外周側に形成された、前記第1面から前記第2面まで延びる通路を遮断するように構成されている。
本発明によれば、第1貫通孔のうち第1シール部及び第2シール部で区画された部分を介して、第2貫通孔及び第3貫通孔が連通し通路が形成される。つまり、第1貫通孔を利用して、シールされた新たな通路が形成される。これにより、第1貫通孔の配置変更、すなわち接続部の配置変更をすることなく、シールされた必要な通路が設けられ、部品の配置自由度は向上し、部品の効率的な配置及びハウジングの小型化が可能となる。
第1実施形態の車両用制動装置の構成図である。 第1実施形態のブレーキ圧制御装置の構成図(断面図)である。 第1実施形態のブレーキ圧制御装置の構成図(平面図)である。 第2実施形態のブレーキ圧制御装置の構成図(断面図)である。 第2実施形態のブレーキ圧制御装置の構成図(平面図)である。 本実施形態の変形態様における第1貫通孔の説明図である。 本実施形態の変形態様における第1貫通孔の説明図である。
以下、本発明の実施形態について図に基づいて説明する。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、図中、同一符号を付してある。また、説明に用いる各図は概念図であり、各部の形状は必ずしも厳密なものではない場合がある。図2は、出力軸811、第1貫通孔14、及び調圧リザーバ56を含むように切断した断面により表した構成図である。また、以下の説明で用いられる上下左右等の方向を示す用語は、単に説明の便宜のために図面上の方向を示すにすぎず、本発明に係るブレーキ圧制御装置の車両への取り付け姿勢を限定するものではない。
<第1実施形態>
図1に示すように、第1実施形態のブレーキ圧制御装置1は、車輪RL〜FRに制動力を付与する車両用制動装置Zに組み込まれている。つまり、車両用制動装置Zは、ブレーキ操作部材21と、倍力装置22と、シリンダ機構23と、ホイールシリンダ24〜27と、ブレーキ圧制御装置1と、を備えている。
シリンダ機構23は、マスタシリンダ230と、マスタピストン231、232と、マスタリザーバ233と、を備えている。マスタピストン231、232は、マスタシリンダ230内に摺動可能に配設されている。マスタピストン231、232は、マスタシリンダ230内を、第1マスタ室230aと第2マスタ室230bとに区画している。マスタリザーバ233は、第1マスタ室230a及び第2マスタ室230bと連通する流路を有するリザーバタンクである。マスタリザーバ233と各マスタ室230a、230bとは、マスタピストン231、232の移動により連通/遮断される。
ホイールシリンダ24は、車輪RL(左後輪)に配置されている。ホイールシリンダ25は、車輪RR(右後輪)に配置されている。ホイールシリンダ26は、車輪FL(左前輪)に配置されている。ホイールシリンダ27は、車輪FR(右前輪)に配置されている。マスタシリンダ230とホイールシリンダ24〜27は、アクチュエータ5を介して接続されている。ホイールシリンダ24〜27は、ブレーキパッド等を含む摩擦ブレーキ(図示せず)を駆動し、車輪RL〜FRに制動力を付与する。
このように、運転者がブレーキ操作部材21を踏み込むと、倍力装置22により踏力が倍力され、マスタシリンダ230内のマスタピストン231、232が押圧される。これにより、第1マスタ室230a及び第2マスタ室230bに同圧のマスタシリンダ圧(以下、マスタ圧と称する)が発生する。マスタ圧は、アクチュエータ5を介してホイールシリンダ24〜27に伝えられる。なお、倍力装置22はなくてもよい。
ブレーキ圧制御装置1は、アクチュエータ5と、ブレーキECU(「制御部」に相当する)6と、を備えている。ブレーキECU6は、CPUやメモリを備える電子制御ユニットであって、後述する電磁弁51〜55及びモータ8を制御する。ブレーキ圧制御装置1は、ブレーキECU6が電磁弁51〜55及びモータ8を制御してブレーキ液の供給液圧を調整するように構成されている。ブレーキECU6は、状況に応じて、ABS制御(アンチスキッド制御)や横滑り防止制御をアクチュエータ5とともに実現する。
アクチュエータ5は、ブレーキECU6の指示に応じて、ホイールシリンダ24〜27の液圧(以下、ホイール圧と称する)を調整する装置である。具体的に、アクチュエータ5は、図1に示すように、ハウジング10と、モータ8と、モータターミナル(「接続部」に相当する)9と、を備えている。ハウジング10は、直方体状の金属製のブロックであって、内部に通路と各種部品の収容部とが切削等により形成されている。つまり、ハウジング10は、内部に油圧回路50を形成し、複数の電磁弁51〜55を収容するブロック部材である。すなわち、ハウジング10は、内部に油圧回路50を有している。ブレーキECU6は、モータ8を制御して油圧回路50の液圧を調整する。
油圧回路50は、第1配管系統50aと、第2配管系統50bと、を含んでいる。第1配管系統50aは、車輪RL、RRに加えられる液圧(ホイール圧)を制御する系統である。第2配管系統50bは、車輪FL、FRに加えられる液圧(ホイール圧)を制御する系統である。第1配管系統50aと第2配管系統50bの基本構成は同様である。
第1配管系統50a及び第2配管系統50bは、それぞれ、部品として、5つの電磁弁51〜55と、調圧リザーバ56と、ポンプ57と、を備えている。両系統50a、50bのポンプ57には、共通のモータ8が接続されている。第1実施形態のポンプ57は、ピストンポンプである。油圧回路50の詳細構成及びアクチュエータ5の動作については公知であるため説明は省略する。
図2及び図3に示すように、モータ8は、ハウジング10の第1面11に隣接し、当該第1面11に取り付けられている。モータ8は、モータ本体81とモータ本体81を保持するフレーム82とで構成されている。モータ本体81は、フレーム82を介してハウジング10に固定されている。モータ本体81は、図示しないロータ、ステータ、巻線、及びカバー等を備えている。モータ本体81の出力軸811は、ハウジング10のポンプ収容室13に配置されている。つまり、ハウジング10は、モータ8により駆動されるポンプ57を収容するポンプ収容室13を備えている。出力軸811は、ポンプ収容室13内で、ポンプ57のカム機構571に接続されている。ポンプ収容室13は、カム収容室ともいえる。カム機構571により、回転運動がピストン運動に変換され、モータ8の駆動により2つのポンプ57が駆動する。2つのポンプ57は、図3において、一方がポンプ収容室13から左方に延び、他方がポンプ収容室13から右方に延びるように配置されている。
ブレーキECU6は、ハウジング10の第2面12に隣接し、当該第2面12に取り付けられている。第1面11はハウジング10の一方側の面であり、第2面12はハウジング10の他方側の面であり第1面11に背向している。ブレーキECU6は、電子回路を構成する基板部61と、基板部61を収容するケース62と、を備えている。ケース62は、ハウジング10に固定されている。
モータターミナル9は、モータ8とブレーキECU6とを電気的に接続する部材である。モータターミナル9は、ハウジング10に形成された第1貫通孔14に収容されている。モータターミナル9は、導電体で構成されたターミナル91と、ターミナル91を覆うようにターミナル91の周囲に形成された樹脂製のターミナルホルダ92と、を備えている。ターミナル91は、一対の配線(電力供給線)を含んでいる。ターミナルホルダ92の外周面には、周方向に一周する2つの環状溝921、922が形成されている。
ハウジング10には、モータターミナル9を収容し且つ第1面11から第2面12まで延びる第1貫通孔14と、第1貫通孔14から分岐する第2貫通孔15と、第1貫通孔14から分岐する第3貫通孔16と、が形成されている。第1貫通孔14には、第1シール部71及び第2シール部72が設けられている。
第1シール部71は、第1貫通孔14と第2貫通孔15との連通箇所(接続部分)である第1箇所(第1部位)141、及び第1貫通孔14と第3貫通孔16との接続部分である第2箇所(第2部位)142よりもモータ8側に位置するシール部材である。第1シール部71は、ターミナルホルダ92の環状溝921に配置されている。第2シール部72は、第1箇所141及び第2箇所142よりもブレーキECU6側に位置するシール部材である。第2シール部72は、ターミナルホルダ92の環状溝922に配置されている。第1実施形態の第1シール部71及び第2シール部72は、Oリングであり、第1貫通孔14に圧入されている。
第1シール部71及び第2シール部72は、それぞれ、第1貫通孔14においてモータターミナル9の外周側に形成された、第1面11から第2面12まで延びる通路143を遮断するように構成されている。つまり、第1シール部71及び第2シール部72は、それぞれ、モータターミナル9の外周側においてモータ8とブレーキECU6との間を非連通にしている。換言すると、第1シール部71及び第2シール部72は、それぞれ、通路143を自身よりもモータ8側の領域とブレーキECU6側の領域とに区画している。第1実施形態では、通路143は第1貫通孔14の軸方向(出力軸811の軸方向と同じ)に延び、各シール部71、72は、通路143を第1貫通孔14の軸方向一方側の領域と軸方向他方側の領域とに区画している。このように、第1貫通孔14には、モータターミナル9、第1シール部71、及び第2シール部72により、連結室144が形成(区画)されている。
第1実施形態において、第2貫通孔15は、モータ8まで延びている。つまり、第2貫通孔15は、一方がモータ8内部に連通し、他方が第1貫通孔14(連結室144)に連通する通路を構成している。第3貫通孔16は、ハウジング10の任意の面(ここでは第1面11)に形成された換気口17まで延びている。つまり、第3貫通孔16は、一方が第1貫通孔14(連結室144)に連通し、他方が調圧リザーバ56のバネ室561を介して換気口17まで延びる通路を構成している。換気口17には、換気フィルタ(図示せず)が設けられている。このように、モータ8のカバー内と換気口17とは、第2貫通孔15、連結室144、及び第3貫通孔16で構成された通気通路により連通している。なお、第1実施形態の換気口17は、調圧リザーバ56の換気口も兼ねている。
第1実施形態によれば、第1貫通孔14のうち第1シール部71及び第2シール部72で区画された部分(すなわち連結室144)を介して、第2貫通孔15及び第3貫通孔16が連通し通路が形成される。つまり、第1貫通孔14を利用して、シールされた新たな通路が形成されている。第1実施形態では、ハウジング10にモータ8の内部と外部とをつなぐ通路(15、144、16)が形成され、モータ8の換気が可能となる。これにより、第1貫通孔14の配置変更、すなわちモータターミナル9の配置変更をすることなく、必要な通路が設けられ、部品の配置自由度は向上し、部品の効率的な配置及びハウジング10の小型化が可能となる。
特に第1実施形態では、油圧回路50が1つのモータ8を共通モータとした2系統で構成されているため、部品は、配置効率の観点において、ハウジング10の中央を通る面に対して面対称に配置されることが好ましい。第1実施形態において、ハウジング10の中央を通る面は、図3に示すように、モータ8の出力軸811の中心軸線を含む平面Sである。当該平面Sは、第1面11及び第2面12に直交している。配置効率(面対称配置)の観点において、1つで足りる第1貫通孔14は平面S上に配置されることが好ましい。第1実施形態によれば、第1貫通孔14を平面S上に配置した状態で、他の通路が形成されるため、部品を面対称に配置でき、2系統の油圧回路50に対して特に優れた効果が発揮される。このように、第1実施形態は、第1貫通孔14に対して一方側に位置する第1配管系統(「第1油圧系統」に相当する)50a、及び第1貫通孔14に対して他方側に位置する第2配管系統(「第2油圧系統」に相当する)50bを含む油圧回路50に対して特に効果的である。第1配管系統50aと第2配管系統50bとは、第1貫通孔14を挟むように配置されている。
また、第1実施形態のように、ハウジング10には、油圧(高圧)が加わらない通路が第1貫通孔14を利用して形成されているため、耐久性の面でターミナルホルダ92は樹脂製で問題なく、また第1シール部71及び第2シール部72は簡易的なものでもよい。つまり、第1実施形態によれば、従来の設計を活かすことができるとともに、追加部材による製造負荷の増大を極力抑えることができる。
<第2実施形態>
第2実施形態のブレーキ圧制御装置は、第1実施形態に比べて、第2貫通孔15及び第3貫通孔16の連通先(接続先)が異なっている。したがって、異なっている部分のみ説明する。第2実施形態の説明において、第1実施形態の説明及び図面を適宜参照することができる。
図4及び図5に示すように、第2実施形態において、第2貫通孔15は、ポンプ収容室13まで延び、第3貫通孔16は、ハウジング10に形成された貯留室18まで延びている。つまり、第2貫通孔15は、ポンプ収容室13と連通し、第3貫通孔16は、ハウジング10に形成された貯留室18と連通している。貯留室18は、油を貯める部屋であり、ポンプ収容室13の下方に位置している。第2実施形態によれば、ポンプ収容室13と貯留室18とは、第2貫通孔15、連結室144、及び第3貫通孔16により構成される通路により連通される。これにより、ポンプ収容室13の油を貯留室18に流すことができる。
第2実施形態の構成によっても、第1実施形態と同様の効果が発揮される。また、第2貫通孔15と第3貫通孔16とを同軸的に(同一直線上に)形成できるため、製造負荷(加工負荷)の増大を抑制することができる。
<その他>
本発明は、上記実施形態に限られない。例えば、第1貫通孔14に対して設けられるシール部(シール構造)は、3つ以上であってもよい。例えば、図6に示すように、第1シール部71、第2シール部72、及び第3シール部73が第1貫通孔14の延伸方向に並んで配置されてもよい。これによれば、第1貫通孔14に2つの連結室144が設けられる。つまり、第1貫通孔14には、複数の連結室が設けられてもよい。また、1つの連結室144に3つ以上の貫通孔が連通されてもよく、複数の連結室144のそれぞれに複数の貫通孔が連通されてもよい。このように、本発明によれば、第1貫通孔14に対して、シール部及び貫通孔を増やすことで、モータターミナル9及び第1貫通孔14の配置移動なく通路を増やすことができる。
また、各シール部71、72は、簡易なシール構造であってもよく、例えばシール剤や接着剤で構成されてもよい。また、シール部71、72が配置される環状溝は、モータターミナル9ではなく、ハウジング10に形成されてもよい。また、シール部71、72は、ターミナルホルダ92又はハウジング10に形成された環状の突起により構成されてもよい。また、シール部71、72は、図7に示すように、第1貫通孔14の端部又は第1貫通孔14の外部に配置されてもよい。これによれば、第1貫通孔14の両端部を閉鎖するようにシール部71、72が配置されればよく、シール剤や接着剤によるシール形成が容易となり、例えば環状溝の省略も可能となる。
また、ターミナル91は、電力供給線と通信線(センサ信号が通る配線)とを備えてもよい。また、第1貫通孔14に連通される複数の貫通孔(例えば第2貫通孔15及び第3貫通孔16)は、それぞれ、連結室144内の任意の位置に連通でき、貫通孔(通路)の配置自由度は高い。通路の配置自由度が高いため、調圧リザーバ56の換気口をモータ8との共通の換気口として利用することも容易となる。また、ハウジング10は、例えば平面S上に配置された1つの換気口を、2つの調圧リザーバ56及びモータ8で共用するように構成されてもよい。また、モータ8の換気口17は、ハウジング10の任意の面に形成することができ、調圧リザーバ56とは別の換気口であってよい。
第2貫通孔15と第3貫通孔16とは、上下方向において同一軸上に位置せず、前後方向で異なる位置に形成されていてもよい。この場合でも、第1シール部71が第1箇所141と第2箇所142よりもモータ8側に位置し、第2シール部72が第1箇所141と第2箇所142よりもブレーキECU6側に位置すればよい。
1…ブレーキ圧制御装置、10…ハウジング、11…第1面、12…第2面、13…ポンプ収容室、14…第1貫通孔、141…第1箇所、142…第2箇所、143…通路、15…第2貫通孔、16…第3貫通孔、17…換気口、18…貯留室、50…油圧回路、51〜55…電磁弁、57…ポンプ、6…ブレーキECU(制御部)、71…第1シール部、72…第2シール部、8…モータ、9…モータターミナル(接続部)。

Claims (4)

  1. 内部に油圧回路を有するハウジングと、
    前記ハウジングの第1面に取り付けられているモータと、
    前記ハウジングの第2面に取り付けられている制御部と、
    前記モータと前記制御部とを電気的に接続する接続部と、
    を備え、前記制御部が前記モータを制御して前記油圧回路の液圧を調整するブレーキ圧制御装置であって、
    前記ハウジングには、
    前記接続部を収容し且つ前記第1面から前記第2面まで延びる第1貫通孔と、
    前記第1貫通孔から分岐する第2貫通孔と、
    前記第1貫通孔から分岐する第3貫通孔と、
    が形成され、
    前記第1貫通孔には、
    前記第1貫通孔と前記第2貫通孔との連通箇所である第1箇所、及び前記第1貫通孔と前記第3貫通孔との連通箇所である第2箇所よりも前記モータ側に位置する第1シール部と、
    前記第1箇所及び前記第2箇所よりも前記制御部側に位置する第2シール部と、
    が設けられ、
    前記第1シール部及び前記第2シール部は、それぞれ、前記第1貫通孔において前記接続部の外周側に形成された、前記第1面から前記第2面まで延びる通路を遮断するように構成されているブレーキ圧制御装置。
  2. 前記第2貫通孔は、前記モータまで延び、
    前記第3貫通孔は、前記ハウジングに形成された換気口まで延びている請求項1に記載のブレーキ圧制御装置。
  3. 前記ハウジングは、前記モータにより駆動されるポンプを収容するポンプ収容室を備え、
    前記第2貫通孔は、前記ポンプ収容室まで延び、
    前記第3貫通孔は、前記ハウジングに形成された貯留室まで延びている請求項1に記載のブレーキ圧制御装置。
  4. 前記油圧回路は、前記第1貫通孔に対して一方側に位置する第1油圧系統と、前記第1貫通孔に対して他方側に位置する第2油圧系統とを含む請求項1〜3の何れか一項に記載のブレーキ圧制御装置。
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