JP2020001097A - 切断器具 - Google Patents

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JP2020001097A JP2018119434A JP2018119434A JP2020001097A JP 2020001097 A JP2020001097 A JP 2020001097A JP 2018119434 A JP2018119434 A JP 2018119434A JP 2018119434 A JP2018119434 A JP 2018119434A JP 2020001097 A JP2020001097 A JP 2020001097A
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Kuniyoshi Takeuchi
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Abstract

【課題】硬い部材を効率良く切断でき狭い空間においても使用できる切断器具の提供。【解決手段】この切断器具2は、胴部8、この胴部8から上方に延びる受け部10、正面視において円弧状の外周面32とこの外周面32の一方の端からこの円弧の中心に向けて延びる刃面34とを備える可動刃部12、胴部8に回転可能に取り付けられた歯車14、及びこの歯車14に固定されこの歯車14の中心からこの歯車14の軸方向に延びる具16を備える。可動刃部12は、円弧の中心の周りに回転可能となるように受け部10に取り付けられている。可動刃部12の外周面32には、複数の歯38が刻まれている。連結具16を回転させることで歯車14が回転し、これにより刃面34が受け部10側に向かうように可動刃部12が回転することで、受け部10の側面と上記刃面34の刃との間に切断対象物が挟まれて切断される。【選択図】図1

Description

本発明は、切断器具に関する。詳細には、本発明は、金属製のコードを含むケーブル、金属製の野縁や野縁受け、アルミ製レール等の、建物及び器具用の部材の切断に使用される切断器具に関する。
建物には、通常金属のコードを含むケーブルが多く設置されている。また、多くの建物の天井の裏側には、金属製の野縁及び野縁受けが設置されている。例えば、天井の裏側には、Mバー及びこのMバーと交差しMバーを固定するCバーが設置されている。
ケーブルや野縁及び野縁受けは、施工の現場において設置や除去のために切断されることがある。これらの金属製の部材の切断には、専用の切断器具が使用される。この切断器具についての検討が、特開2004−9199公報及び特開2003−290204公報で報告されている。これらの切断器具では、切断対象物を把持するための専用の形状をした把持部及び一対のハンドルを備えている。ハンドルを開くことで把持部が開く。この把持部に切断対象物を挟み込み、作業者がハンドルを閉じることで、把持部が閉じ、切断対象物が切断される。また、特開2012−502807公報では、電動の駆動部により把持部を開閉させる、電動型の切断器具が報告されている。
特開2004−9199公報 特開2003−290204公報 特開2012−502807公報
ケーブルは、太い金属コードを含む場合がある。このようなケーブルや金属製の野縁、野縁受け等の硬い切断対象物を容易に効率良く切断する、切断器が求められている。また、切断施工現場においては、壁際など、周囲に障害物が存在するために限られた空間内で切断対象物を切断しなければならないことがある。このとき、ハンドルを有する切断器具では、この障害物によりハンドルを開くことができないことが起こりうる。また、電動型の切断器具では、この電動の駆動部分が大きいため、障害物により使用できないことがある。
本発明の目的は、硬い部材を容易に効率良く切断でき、狭い空間においても使用できる切断器具の提供にある。
本発明に係る切断器具は、胴部、この胴部から上方に延びる受け部、正面視において円弧状の外周面とこの外周面の一方の端からこの円弧の中心に向けて延びる刃面とを備える可動刃部、胴部に回転可能に取り付けられた歯車、及びこの歯車に固定されこの歯車の中心からこの歯車の軸方向に延びる連結具を備える。上記可動刃部は、上記円弧の中心の周りに回転可能となるように上記受け部に取り付けられている。上記刃面の一部又は全体は、刃となっている。上記可動刃部の外周面には、上記歯車の歯と噛み合いうる複数の歯が刻まれている。上記連結具を回転させることで上記歯車が回転し、これにより上記刃面が受け部側に向かうように上記可動刃部が回転することで、上記受け部の側面と上記刃面の刃との間に切断対象物が挟まれて切断される。
好ましくは、正面視において、上記受け部の側面は、円弧状の凹みを有している。
正面視において、上記受け部の側面が矩形状の凹みを有しており、上記刃面が直線状の中央部とこの中央部の両外側に位置する二つの切り込みを備えていてもよい。
正面視において、上記受け部の側面が、左右方向に延びる矩形状の切り込みを有していてもよい。
本切断器具では、連結具を回転させることで可動刃部が回転し、受け部の側面と可動刃部の刃面との間に切断対象物が挟まれて切断される。この連結具には、ビットやソケット等の、インパクトドライバと連結するための介在器具を取り付けることができる。これらの介在器具を介して、インパクトドライバで連結具を回転させることができる。これにより、硬い部材でも容易に効率良く切断できる。また、切断の際には、周りの空間に合わせて、種々の大きさや形状のインパクトドドライバが選択できる。連結具をスパナ、レンチ等で回転させることもできる。この切断器具では、連結具を回転させるのに、周りの空間に合わせて、種々の工具が使用できる。この切断器具は、狭い空間においても切断対象物が切断できる。
図1は、本発明の一実施形態に係る切断器具が示された斜視図である。 図2は、図1の切断器具の正面図である。 図3は、図1の切断器具の背面図である。 図4は、図1の切断器具の可動刃部が受け部側に回転した状態が示された正面図である。 図5は、本発明の他の実施形態に係る切断器具が示された正面図である。 図6は、図5の切断器具の切断対象物である野縁受けが示された斜視図である。 図7は、本発明のさらに他の実施形態に係る切断器具が示された正面図である。
以下、適宜図面が参照されつつ、好ましい実施形態に基づいて本発明が詳細に説明される。
図1は、本発明の一実施形態に係る切断器具2が示された斜視図である。この図には、本切断器具2とともに使用されるソケット4及び切断対象物であるケーブル6も示されている。この図において矢印Xで示されるのが前方であり、その反対が後方である。矢印Yで示されるのが右方向であり、その反対が左方向である。矢印Zで示されるのが上方であり、その反対が下方である。これらのX、Y及びZは、後述の図2−4においても同様の意味を表す。図2は、この切断器具2の正面図である。これは、切断器具2を前方から見た図である。図2では、ソケット4は取り外されている。図3は、この切断器具2の背面図である。これは、切断器具2を後方から見た図である。図1−3に示されるとおり、この切断器具2は、胴部8、受け部10、可動刃部12、歯車14、連結具16及び柄部18を備える。
胴部8は、図1で示されるように、前板20、後板22及び複数のネジ24を備える。前板20と後板22とが、ネジ24により前後方向に貼りあわされている。前板20と後板22との間には、隙間が設けられている。図2では、連結具16に隠れて見えないが、前板20の中央近辺には、孔が設けられている。図2に示されるように、この孔から、連結具16が突出している。胴部8の典型的な材質は、スチール及びアルミニウム合金である。
受け部10は、胴部8の上方に位置している。図1−3に示されるように、受け部10は、胴部8の上端から上方に延びている。図3で示されるように、この実施形態では、受け部10は、後板22から上方に延びている。受け部10は、後板22と一体として形成されている。受け部10の可動刃部12に対向する側の側面26(内側面26)は、凹み28を有している。この凹み28は、正面視において円弧状を呈する。この実施形態では、内側面26は刃(受け刃)となっている。この受け部10のもう一方の側面30(外側面30)は、正面視において外側に向けて突出した円弧状を呈する。受け部10の上側部分には、可動刃部12を取り付けるための取付孔が設けられている。受け部10の典型的な材質は、スチール及びアルミニウム合金である。
図1−3に示されるように、可動刃部12は、外周面32と、刃面34と、側面36とを備えている。正面視において、外周面32は円弧状である。図2において、符号Pはこの円弧の中心を表す。外周面32には、多数の歯38が設けられている。この実施形態では、外周面32の一方の端からもう一方の端まで、歯38が並べられている。図1−3の状態では、外周面32の刃面34側の部分は、胴部8の前板20と後板22の間にまで延びている。外周面32の刃面34側の部分は、胴部8の前板20と後板22との間に入り込んでいる。
刃面34は、外周面32の一方の端から延びている。刃面34は、外周面32の円弧の中心Pに向けて延びている。刃面34は、その一部又は全体が刃(切り刃)となっている。刃面34は、受け部10の内側面26と対向している。刃面34は、凹み40を有している。この凹み40は、正面視において複数の円弧が組み合わされた形状を呈する。図1−3に示された状態では、受け部10の内側面26の凹み28と刃面34の凹み40とにより、受け部10と可動刃部12との間に、円形状の空間が形成されている。
可動刃部12は、外周面32の円弧の中心Pの位置に、取付孔を有している。可動刃部12の取付孔と、受け部10の取付孔とに、ナット42が通される。これにより、可動刃部12は、円弧の中心Pの周りに回転可能となるように、受け部10に取り付けられている。可動刃部12は、図2の両矢印Aの方向に回転可能となっている。
歯車14は、胴部8の前板20と後板22との間に位置している。図1及び2では前板20に隠れて見えていないが、前板20と後板22との間において、歯車14の歯44は可動刃部12の歯38と噛み合わされている。これにより、歯車14が回転したとき、可動刃部12も回転する。歯車14の半径は、可動刃部12の外周面32の円弧の半径より小さい。
連結具16は、歯車14の中心からこの歯車14の軸方向に延びている。この実施形態では、連結具16は、前方に延びている。図2に示されるように、連結具16は、前板20の孔から突出している。連結具16は、歯車14に固定されている。歯車14と連結具16とは、一体となって胴部8に対して回転可能である。歯車14と連結具16とは、回転可能に胴部8に取り付けられている。図2に示されるように、連結具16の頭部は、正面視において六角形状である。図1に示されるように、この連結具16にソケット4を被せることで、連結具16にソケット4を連結することができる。図2に示されるように、正面視において、連結具16の中央には、連結穴46が設けられている。図示されないが、この連結穴46にビットを差し込むことで、連結具16にビットを連結することができる。連結具16には、ソケット4、ビット等のインパクトドライバを連結するための介在器具が取り付け可能である。
この切断器具2では、連結具16を回転させると、歯車14が回転する。歯車14と噛み合わされた可動刃部12が図2の両矢印Aの方向に回転する。図4には、可動刃部12が、受け部10側に回転された状態が示されている。この状態では、図2の状態と比べて、受け部10の内側面26の凹み28と刃面34の凹み40との間の空間が狭くなっている。
柄部18は、胴部8の下側に位置している。柄部18は、胴部8の下端から、下方に向けて延びている。柄部18の表面は、典型的には樹脂よりなる。柄部18は、作業者が握りやすい形状に加工されている。
この切断器具2を使用したケーブル6の切断においては、本切断器具2とともに、ソケット4及びインパクトドライバが使用される。図1に示されるように、ソケット4が、連結具16に取り付けられる。図示されないが、このソケット4の先に、インパクトドライバが取り付けられる。インパクトドライバによりソケット4が回転されて、連結具16及び歯車14が回転される。可動刃部12が、受け部10とは反対側に向けて回転される。可動刃部12と受け部10との間に、ケーブル6が挿入されるのに十分な空間が形成される。この状態において、ケーブル6が、受け部10の凹み28にセットされる。図1には、この状態が示されている。図示されないが、このケーブル6は、金属からなるコードを含む。
次に、インパクトドライバを上記とは逆方向に回転させて、可動刃部12を受け部10側に回転させる。可動刃部12は、刃面34が受け部10側に向かう方向に回転する。内側面26の凹み28と、刃面34の凹み40との間にケーブル6が挟まれる。さらに可動刃部12が回転して、ケーブル6が切断される。
上記の実施形態では、ソケット4を介して、インパクトドライバが連結具16と連結された。ビットを連結具16の連結穴46に差し込むことで、ビットを介してインパクトドライバが連結具16と連結されてもよい。
上記の実施形態では、インパクトドライバによって連結具16を回転させることで、ケーブル6が切断された。連結具16を回転させるのは、この方法に限られない。例えば、連結具16が、レンチ、スパナ等により、手動で回転されてもよい。連結具16を回転させる手段は、周りの空間に合わせて、適宜選択される。
以下では本発明の作用効果が説明される。
本切断器具2では、連結具16を回転させることで可動刃部12が回転し、受け部10の内側面26と可動刃部12の刃面34との間にケーブル6が挟まれて、切断される。この連結具16には、ソケット4又はビット等の、インパクトドライバと連結するための介在器具を取り付けることができる。これらの介在器具を介して、インパクトドライバで連結具16を回転させることができる。これにより、この切断器具2では、太い金属コードを有するケーブル6等の硬い部材においても、容易に効率良くこれを切断できる。
この切断器具2では、切断の際には、周りの空間に合わせて、種々の大きさや形状のインパクトドドライバが選択できる。また、連結具16をスパナ、レンチ等で回転させることで、ケーブル6が切断できる。この切断器具2では、連結具16を回転させるのに、周りの空間に合わせて、種々の工具が使用できる。この切断器具2は、狭い空間においてもケーブル6が切断できる。
この切断器具2では、連結具16を回転させることで歯車14が回転し、この歯車14と噛み合わされた可動刃部12が回転する。この歯車14の半径は、可動刃部12の外周面32の円弧の半径より小さい。このため、小さな力で可動刃部12を回転させることができる。この切断器具2では、小さなトルクのインパクトドライバでも、ケーブル6の切断が可能である。スパナやレンチを用いて人手で連結具16を回転させる場合でも、大きな力を必要とすることなく、効率よくケーブル6が切断できる。
この切断器具2では、受け部10の内側面26は円弧状の凹み28を有している。可動刃部12の刃面34も凹み40を有している。ケーブル6は、これらの凹みに嵌め込まれて、切断される。これにより、切断の際に、ケーブル6が動くことが防止されている。この切断器具2では、容易にケーブル6を切断することができる。
図5は、本発明の他の実施形態に係る切断器具50が示された正面図である。この図には、切断対象物である野縁受け82の断面も示されている。図5において、矢印Yで示されるのが右方向であり、その反対が左方向である。矢印Zで示されるのが上方であり、その反対が下方である。この切断器具50は、胴部52、受け部54、可動刃部56、歯車58、連結具60及び柄部61を備える。この切断器具50は、受け部54及び可動刃部56を除いて、図1の切断器具2と同じである。
受け部54は、胴部52の上方に位置している。図5に示されるように、受け部54は、胴部52の上辺から上方に延びている。この実施形態では、受け部54は、胴部52の後板から上方に延びている。受け部54は、後板と一体として形成されている。受け部54の内側面62は、上下方向に延びている。正面視において、この内側面62は、矩形状の凹み64を有している。
図5に示されるように、可動刃部56は、外周面66と、刃面68と、側面70とを備えている。正面視において、外周面66は円弧状である。外周面66には、多数の歯72が設けられている。この実施形態では、外周面66の一方の端からもう一方の端まで、歯72が並べられている。図5では前板74で隠れて見えないが、外周面66の歯72は、前板74と後板との間において、歯車58の歯76と噛み合わされる。
刃面68は、外周面66の一方の端から延びている。刃面68は、外周面66の円弧の中心に向けて延びている。刃面68は、その一部又は全体が、刃となっている。刃面68は、受け部54の内側面62と対向している。刃面68は、正面視において、直線状の中央部78と、この中央部78の両外側に位置する、二つの切り込み79を備えている。
可動刃部56は、外周面66の円弧の中心の位置に、取付孔を有している。可動刃部56の取付孔と、受け部54の取付孔とに、ナット80が通される。これにより、可動刃部56は、円弧の中心の周りに回転可能となるように、受け部54に取り付けられている。可動刃部56は、図5の両矢印Aの方向に回転可能となっている。
前述のように、この切断器具50の切断対象物は、金属製の野縁受け82である。図6は、野縁受け82が示された斜視図である。図6に示されるように、野縁受け82は、細長い金属薄板の、幅方向の両端を折り曲げた形状を呈している。この折り曲げにより、野縁受け82は、主部84と、一対の折り曲げ部86とを有している。野縁受け82の典型的な材質は、メッキが施されたスチール及びステンレス鋼である。
この切断器具50を使用した野縁受け82の切断においては、この切断器具50とともに、図示されないソケット及びインパクトドライバが使用される。ソケットが、連結具60に取り付けられ、このソケットの先に、インパクトドライバが取り付けられる。ソケットを介して、インパクトドライバにより、連結具60及び歯車58が回転される。可動刃部56が、受け部54とは反対側に向けて回転される。可動刃部56と受け部54との間に、野縁受け82が挿入されるのに十分な空間が形成された状態となる。図5に示されるように、この状態において、野縁受け82が受け部54にセットされる。受け部54の凹み64の幅は、野縁受け82の幅と対応している。野縁受け82は、主部84が受け部54の凹み64の底と接触するように、凹み64に嵌め込まれる。これにより、野縁受け82が受け部54に固定される。
次に、インパクトドライバを上記とは逆方向に回転させて、可動刃部56を受け部54側に回転させる。可動刃部56は、刃面68が受け部54側に向かうように回転する。内側面62と刃面68との間に、野縁受け82が挟まれる。野縁受け82のそれぞれの折り曲げ部86は、刃面68の対応する切り込み79に入り込む。主部84は、凹み64の底と中央部78とに挟まれる。さらに可動刃部56が回転して、主部84は中央部78の刃によって、折り曲げ部86は切り込み79の刃によって切断される。
本切断器具50では、連結具60を回転させることで可動刃部56が回転し、受け部54の内側面62と可動刃部56の刃面68との間に野縁受け82が挟まれて、切断される。この連結具60には、ソケット又はビット等の、インパクトドライバと連結するための介在器具を取り付けることができる。これらの介在器具を介して、インパクトドライバで連結具60を回転させることができる。これにより、この切断器具50では、金属製の野縁受け82等の硬い部材においても、容易に効率良くこれを切断できる。
この切断器具50では、切断の際には、周りの空間に合わせて、種々の大きさや形状のインパクトドドライバが選択できる。また、連結具60をスパナ、レンチ等で回転させることで、野縁受け82が切断できる。この切断器具50では、連結具60を回転させるのに、周りの空間に合わせて、種々の工具が使用できる。この切断器具60は、狭い空間においても野縁受け82が切断できる。
この切断器具50では、切断の際に、野縁受け82の主部84は、受け部84の凹み64の底と刃面68の中央部78とに挟まれる。野縁受け82の折り曲げ部86は、刃面68の切り込み79に入り込む。これにより、切断の際に、野縁受け82の変形や動きが防止される。この切断器具50では、野縁受け82を変形させることなく容易に切断することができる。
図7は、本発明のさらに他の実施形態に係る切断器具90が示された正面図である。この図において、矢印Yで示されるのが右方向であり、その反対が左方向である。矢印Zで示されるのが上方であり、その反対が下方である。この切断器具90は、胴部92、受け部94、可動刃部96、歯車98、連結具100及び柄部101を備える。この切断器具90は、受け部94及び可動刃部96を除いて、図5の切断器具50と同じである。
図7に示されるように、正面視において、受け部94の内側面102は、上下方向に延びる直線状である。この内側面102は、左右方向に延びる矩形状の切り込み104を有している。この実施形態では、切り込み104の数は、2である。可動刃部96は、外周面106と、刃面108と、側面110とを備えている。刃面108は、正面視において円弧状の凹み118を有している。
この切断器具90の切断対象物は、金属製の野縁受け82である。野縁受け82の切断においては、可動刃部96と受け部94との間に、野縁受け82が挿入されるのに十分な空間が形成された状態において、野縁受け82が、受け部94にセットされる。野縁受け82のそれぞれの折り曲げ部86が、受け部94の対応する切り込み104に、嵌め込まれる。これにより、野縁受け82が受け部94に固定される。
次に、連結具100に取り付けられたソケットを介して、インパクトドライバにより、連結具100及び歯車98が回転される。これにより、可動刃部96は、刃面108が受け部94側に向かうように回転する。内側面102と、刃面108の凹み118との間に野縁受け82が挟まれる。さらに可動刃部96が回転して、野縁受け82が切断される。
本切断器具90では、連結具100に、ビットやソケット等の、インパクトドライバと連結するための介在器具を取り付けることができる。これらの介在器具を介して、インパクトドライバで連結具100を回転させることで、硬い部材でも容易に効率良く切断できる。また、周りの空間に合わせて、種々の大きさや形状のインパクトドドライバが選択できる。連結具100をスパナ、レンチ等で回転させることもできる。この切断器具90では、連結具100を回転させるのに、周りの空間に合わせて、種々の工具が使用できる。この切断器具90は、狭い空間においても切断対象物が切断できる。
この切断器具90では、切断の際に、野縁受け82の折り曲げ部86は、受け部94の対応する切り込み104に嵌め込まれ、固定される。これにより、切断の際に、野縁受け82の変形や動きが防止される。この切断器具90では、野縁受け82を変形させることなく容易に切断することができる。
上記では、ケーブル及び野縁受けを切断対象物として、本切断器具が説明された。切断対象物は、ケーブルや野縁及び野縁受けに限られない。受け部の形状及び可動刃部の刃面の形状を変えることで、本切断器具は、他の切断対象物にも適用できる。例えば、レースウェイ、角スタッド、DINレール及び樹脂パイプの切断にも適用することができる。
以上説明されたように、本切断器具は、建物及び器具用で使用される様々な硬い部材を、狭い空間においても大きな力を必要とすることなく、容易に効率良く切断できる。このことから、本発明の優位性は明らかである。
以上説明された切断器具は、建物及び器具用で使用される様々な部材の切断に適用されうる。
2、50、90・・・切断器具
4・・・ソケット
6・・・ケーブル
8、52、92・・・胴部
10、54、94・・・受け部
12、56、96・・・可動刃部
14、58、98・・・歯車
16、60、100・・・連結具
18、61、101・・・柄部
20、74・・・前板
22・・・後板
24・・・ネジ
26、62、102・・・内側面
28、64・・・内側面の凹み
30、・・・外側面
32、66、106・・・外周面
34、68、108・・・刃面
36、70、110・・・側面
38、72・・・可動刃部の歯
40・・・刃面の凹み
42、80・・・ナット
44、76・・・歯車の歯
46・・・連結穴
78・・・中央部
79、104・・・切り込み
82・・・野縁
84・・・主部
86・・・折り曲げ部

Claims (4)

  1. 胴部、この胴部から上方に延びる受け部、正面視において円弧状の外周面とこの外周面の一方の端からこの円弧の中心に向けて延びる刃面とを備える可動刃部、胴部に回転可能に取り付けられた歯車、及びこの歯車に固定されこの歯車の中心からこの歯車の軸方向に延びる連結具を備え、
    上記可動刃部が、上記円弧の中心の周りに回転可能となるように上記受け部に取り付けられており、
    上記刃面の一部又は全体が刃となっており、
    上記可動刃部の外周面には、上記歯車の歯と噛み合いうる複数の歯が刻まれており、
    上記連結具を回転させることで上記歯車が回転し、これにより上記刃面が受け部側に向かうように上記可動刃部が回転することで、上記受け部の側面と上記刃面の刃との間に切断対象物が挟まれて切断される切断器具。
  2. 正面視において、上記受け部の側面が、円弧状の凹みを有している請求項1に記載の切断器具。
  3. 正面視において、上記受け部の側面が矩形状の凹みを有しており、上記刃面が直線状の中央部とこの中央部の両外側に位置する二つの切り込みを備えている請求項1に記載の切断器具。
  4. 正面視において、上記受け部の側面が、左右方向に延びる矩形状の切り込みを有している請求項1に記載の切断器具。
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