JP2019535221A - エアロゾル発生物品用の加熱装置の充電可能な電気エネルギー源を充電するためのワイヤレス充電システム - Google Patents

エアロゾル発生物品用の加熱装置の充電可能な電気エネルギー源を充電するためのワイヤレス充電システム Download PDF

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Abstract

エアロゾル発生物品用の加熱装置の充電可能な電気エネルギー源を充電するためのワイヤレス充電システムは、平板状のトランスミッタコイル(30)を備え、交流電流(I)を平板状のトランスミッタコイル(30)に供給するように構成される充電装置(3)と、電気エネルギー貯蔵部(41)および電気エネルギー貯蔵部(41)に接続された管状のレシーバコイル(40)を備える、エアロゾル発生物品用の加熱装置(2)のワイヤレス充電可能な電気エネルギー源(4)と、を備え、管状のレシーバコイル(40)は長軸方向軸(42)を有し、かつ平板状のトランスミッタコイル(30)に対して充電位置に配置されるように適合され、充電位置では、管状のレシーバコイル(40)の長軸方向軸(42)は平板状のトランスミッタコイル(30)に平行な平面に、かつ平板状のトランスミッタコイル(30)に対して径方向に延在し、管状のレシーバコイル(40)は平板状のトランスミッタコイル(30)の少なくとも一部分と重なるように配置される。【選択図】図2

Description

本発明は、エアロゾル発生物品用の加熱装置の充電可能な電気エネルギー源を充電するためのワイヤレス充電システムに関する。
周知のより従来的な喫煙物品(例えば、紙巻たばこ)は、燃焼プロセスの結果として風味および芳香をユーザーに送達する。可燃性材料(主にたばこ)の塊は燃焼し、材料の隣接した部分はそれを通して引き出された適用された熱の結果として熱分解するが、典型的な燃焼温度は喫煙中に800℃を超える。この加熱の間に、可燃性材料の非効率的な酸化が行われ、様々な蒸留および熱分解の生成物が産出される。これらの生成物が喫煙物品の本体を通してユーザーの口に向けて引き出されるにつれて、それらは冷却され凝縮して、喫煙に伴う風味および芳香を消費者に与えるエアロゾルまたは蒸気を形成する。
さらに従来的な喫煙物品に対する代替品には、可燃性材料それ自体は喫煙者が吸い込むエアロゾルに風味剤を直接提供しない物品が含まれる。これらのエアロゾル発生物品において、一般に本質的に炭素質である可燃性発熱体は、発熱体を通し、かつ風味付けされたエアロゾルを放出する、加熱によって活性化された要素を含有するゾーンを通過して引き出される際に、燃焼して空気を加熱する。
さらに従来的な喫煙物品に対するなおも別の代替品には、たばこを豊富に含む中実のエアロゾル形成基体が含まれる。エアロゾル形成基体は、加熱装置のハウジングのくぼみの中へと挿入され、加熱されてエアロゾルを生成し、望ましい風味を出す。
エアロゾル形成基体の加熱は、異なる方法で達成されうる。例えば、一実施形態によると、典型的には円筒形である、エアロゾル形成基体は、エアロゾル形成基体本体内に軸方向に延在するスロットをその一つの端面に備えてもよい。加熱装置は、くぼみの中へと延在するブレードを備える電気ヒーターを備え、エアロゾル形成基体をくぼみの中へと挿入すると、ブレードはエアロゾル形成基体のスロット内にぴったりと嵌まる。続いてブレードが電気的に加熱され、熱がブレードからエアロゾル形成基体に伝達されてエアロゾルを形成する。
別の実施形態によると、エアロゾル形成基体の加熱は、エアロゾル形成基体の誘導加熱によって達成されうる。エアロゾル形成基体は、エアロゾルを形成するたばこを豊富に含む基体に熱的に近接して配置された、磁気透過性がありかつ導電性のサセプタを備えうる。例えば、サセプタは、粒子、細片等の形態でエアロゾル形成基体内に配置されてもよい。たばこを豊富に含む基体のサセプタは、交番磁界がサセプタ内で誘導されるように、誘導源によって生成された交番磁界に晒される。例えば、誘導源は、エアロゾル形成基体を収容するくぼみを囲むように加熱装置のハウジング内に配置されうるコイルとしてもよい。サセプタは、主にヒステリシス損失および渦電流損失により加熱され、熱はサセプタからエアロゾル形成基体に伝達されてエアロゾルを形成する。
エアロゾル形成基体の加熱のメカニズムに関係なく、エアロゾル形成基体の加熱を生じさせるためには、加熱装置内に提供される電気エネルギー貯蔵部(充電式電池または非充電式電池など)からブレードに、またはコイルに、電気エネルギーを供給しなければならないことは明らかである。充電式電池を使用する場合、加熱装置は一般的に、電池を充電(または再充電)するための充電装置の物理的コネクターを収容する物理的ドッキングポートを備える。充電装置は、幹線に接続されてもよい。物理的に接続されると、充電装置のコネクターおよび加熱装置のドッキングポートは、充電式電池が充電可能となるように、相互に電気的に接触する。充電装置または加熱装置のいずれか、あるいはその両方は、充電工程を制御するための適切な電子装置を備える。別の方法では、充電式電池を加熱装置から取り外し、充電式電池を加熱装置とは別の充電ステーションにおいて充電し、その後、充電した電池を加熱装置の中へと再挿入することが一般的に想定される。充電式電池を充電ステーションで充電することは、概して上記で説明したような同様の方法で実施される(つまり、物理的かつ導電接触を介して)。
充電装置および加熱装置は一般的に、意図されている電池の充電のために特別に具体化される。あるいは、言い換えれば、ユーザーが電池を充電する必要がある場合に、充電が行われる場所で充電装置が使用可能でなければならない。さらに、上述する通り、導電接触が充電装置と電池との間に確立されなければならず、こうした導電接触は、不十分な接触のために、または電気的短絡あるいは導電接触上のその他の有害な影響による不具合を起こしやすい。
したがって、エアロゾル発生物品用の加熱装置の充電可能なエネルギー源を充電するための単純かつ信頼性のあるシステムのニーズがある。
本発明の一態様によると、エアロゾル発生物品用の加熱装置の充電可能な電気エネルギー源を充電するためのワイヤレス充電システムが提案されており、このワイヤレス充電システムは、
平板状のトランスミッタコイルを備える充電装置であって、交流電流を平板状のトランスミッタコイルに供給して交番磁界を発生するように構成される、充電装置と、
エアロゾル発生物品用の加熱装置のワイヤレス充電可能な電気エネルギー源であって、電気エネルギー貯蔵および電気エネルギー貯蔵部に接続された管状のレシーバコイルを備える、ワイヤレス充電可能な電気エネルギー源と、を備え、
管状のレシーバコイルは、長軸方向軸を有し、かつ平板状のトランスミッタコイルに対して充電位置に配置されるように適合され、充電位置では、管状のレシーバコイルの長軸方向軸は、平板状のトランスミッタコイルに平行な平面に、ならびに、平板状のトランスミッタコイルに対して径方向に延在し、
さらに充電位置では、管状のレシーバコイルは、平板状のトランスミッタコイルの少なくとも一部分と重なって管状のレシーバコイルが交番磁界によって貫通されることを可能とするように配置される。
「平板状のコイル」は、平面(均等、つまり、非曲面)に配置されるコイルである。こうした平板状のコイルの巻きは、平板状のコイルの中央を中心に該平面において一方を他方の周りに巻く。平板状のトランスミッタコイルを備える充電装置は、例えば、「Qi」または「AirFuel」などのワイヤレス充電規格に従って具体化されうる標準的な既成の充電装置でありうる。こうした標準的な既成の充電装置は、一つ以上の平板状のトランスミッタコイルを備え、簡単に市場で入手可能である。それらは世界中の様々場所で流通しており、例えば、会議室または会議センター、ホテル等において提供され、それらは、ユーザーが、例えばスマートフォン、タブレットコンピュータなどの電子装置、またはこうした標準的なワイヤレス充電装置によって充電されるように適合されるその他の電子装置のエネルギー源をワイヤレス充電することを可能にする。
こうしたワイヤレス充電を可能にするために、電子装置は、充電装置の平板状のトランスミッタコイルとサイズが対応することが多い平板状のレシーバコイルを備える。充電位置では、電子装置の平板状のレシーバコイルは、平板状のレシーバコイルの中央と平板状のトランスミッタコイルの中央が整列されて、平板状のトランスミッタコイルと平板状のトランスミッタコイルが合同的に配置されるように配置される。さらに、充電位置では、平板状のトランスミッタコイルと平板状のレシーバコイルは、相互に対して短い距離、例えば、5mm(ミリメートル)〜40mmの範囲で配置される。
平板状のトランスミッタコイルに交流電流を供給すると、交番磁界が発生し、これは平板状のレシーバコイルを貫通し、それによって平板状のレシーバコイルに交流電流を誘導する。平板状のレシーバコイルは、平板状のレシーバコイル内に誘導される交流電流を、その後電気エネルギー貯蔵を充電するのに使用される直流電流に変換することができる適切な回路によって電気エネルギー貯蔵部(充電式電池など)に接続される。充電工程は、充電装置内に配置される適切な制御回路によって制御されるが、さらに追加的な制御電子回路を充電される電子装置内に配置してもよい。こうして、電子装置の制御されたワイヤレス充電が達成されうる。
エアロゾル発生物品用の加熱装置のハウジングは一般的に管状の形状を有するため(通常円筒形のエアロゾル形成基体を収容するため)、加熱装置のサイズおよび形状を実際的でないものとすることなく、適切なサイズの平板状のレシーバコイルをこうしたエアロゾル発生物品用の加熱装置のハウジング内に配置することは事実上不可能である。
したがって、本発明のワイヤレス充電システムによると、レシーバコイルは管状のレシーバコイル(平板状のレシーバコイルではなく)であり、長軸方向軸を有する。管状のレシーバコイルは、こうした加熱装置のサイズおよび形状を実際的でないものとすることなく、エアロゾル発生物品用の加熱装置の管状のハウジング内に良好に配置されうる。
管状のレシーバコイルが充電位置に配置されると、管状のレシーバコイルの長軸方向軸は(充電装置の)平板状のトランスミッタコイルに平行な平面、ならびに平板状のトランスミッタコイルの径方向、の両方に延在する。「平板状のトランスミッタコイルの径方向」という用語は、平板状のトランスミッタコイルの中央から平板状のトランスミッタコイルの周囲への方向を指す。あるいは、言い換えれば、管状のレシーバコイルの長軸方向軸は、平板状のトランスミッタコイルによって画定される平面に平行であり、かつ平板状のトランスミッタコイルによって画定される平面から一の距離だけ間隙を介した平面内に配置されると同時に、管状のレシーバコイルの長軸方向軸は、平板状のトランスミッタコイルによって画定される平面に平行な該平面内に平板状のトランスミッタコイルの径方向に配置される。
さらに、管状のレシーバコイルは、平板状のトランスミッタコイルの少なくとも一部分と重なるように配置される。この重複は、管状のレシーバコイルが、動作時、平板状のトランスミッタコイルを通って流れる交流電流によって発生する交番磁界によって効果的に貫通されるために必要である。この交番磁界は、管状のレシーバコイルを貫通し、レシーバコイル内に交流電流を誘導する。
管状のレシーバコイルは、適切な周知の回路によって、電気エネルギー貯蔵部(例えば、複数回充電可能な充電式電池)に接続される。電池を充電するために、レシーバコイル内に誘導される交流電流が前述の周知の回路によってDC電流に変換され、次にこのDC電流が電池を充電するのに使用される。
管状のレシーバコイルは、一実施形態では、単一のレシーバコイル部分のみを備えてもよいが(単一の連続コイル)、別の実施形態では、レシーバコイルが一つより多いレシーバコイル部分を備えてもよい。管状のレシーバコイルが二つのレシーバコイル部分を備える特定の実施形態について以下にさらに説明する。
一般的に、エアロゾル発生物品用の加熱装置のワイヤレス充電可能な電気エネルギー源は、充電工程用の、加熱装置と分離可能な(例えば、取り外し可能な)ユニットとして具体化され、これは、充電されると加熱装置に再挿入可能であることが想定される。
しかしながら、電気エネルギー源は、エネルギー源が加熱装置から分離されないように、エアロゾル発生物品用の加熱装置内に配置されることが好ましい。そうして、エネルギー源の充電が加熱装置内に配置されるエネルギー源によって実施される。
本発明によるワイヤレス充電システムでは、エアロゾル発生物品用の加熱装置の実際的かつ便利なサイズおよび形状を維持することが可能であると同時に、一方で、こうした加熱装置の電気エネルギー貯蔵部を、例えば、「Qi」や「AirFuel」といったワイヤレス充電規格に従って具体化されうる、そして多くの場所で利用可能な標準的な既製のワイヤレス充電装置を例えば使用して、都合よくワイヤレス充電することができる。充電のための電気的な接触を確立するためにプラグコネクタ接続によって充電装置と加熱装置を物理的に接触させる必要がなくなり、それぞれの充電装置を維持する必要もない。代わりに、電池の充電は、都合よくワイヤレスで実施されうる。
本発明によるワイヤレス充電システムの一態様によると、管状のレシーバコイルは、第一のレシーバコイル部分および第二のレシーバコイル部分を備え、これらはレシーバコイルの長軸方向軸の方向に互いに所定の距離だけ間隙を介している。第一のレシーバコイル部分は、第一の巻き方向を有し、第二のレシーバコイル部分は第一の巻き方向とは反対の第二の巻き方向を有する。第一のレシーバコイル部分と第二のレシーバコイル部分がそれだけ互いに間隙を介している所定の距離は、充電位置において、第一のレシーバコイル部分が第一のトランスミッタコイル部分と径方向に重なり、第二のレシーバコイル部分が第二のトランスミッタコイル部分と径方向に重なるようなものである。第一のトランスミッタコイル部分および第二のトランスミッタコイル部分は、平板状のトランスミッタコイルに中央に対して反対側に配置される。
簡単とするため、かつ例証としてのみ、平板状のトランスミッタコイルの形状は四角形(丸みのある角を有する)である、つまり、平板状のトランスミッタコイルは二対の反対側(四角形のそれぞれの反対の側)に配置された直線のトランスミッタコイル部分を備えるものと仮定する。これらの反対側に配置されるトランスミッタコイル部分の対の一つについてさらに見ていく。こうした対の一つのトランスミッタコイル部分は、前述の第一のトランスミッタコイル部分であり、対応する反対側に配置されるトランスミッタコイル部分は第二のトランスミッタコイル部分である。第一のトランスミッタコイル部分を通って第一の方向に流れる交流電流は、対応する第二のトランスミッタコイル部分を、第一の方向とは反対の第二の方向を通って流れることは明らかである。結果として、第一のトランスミッタコイル部分を通って流れる交流電流によって発生する交番磁界の方向は、第二のトランスミッタコイル部分を通って流れる同一の交流電流によって発生する交番磁界の方向とは反対である。
管状のレシーバコイルは円筒形(例えば、円形の断面)であって、同一の巻き数を有する二つの円筒形のレシーバコイル部分である、第一のレシーバコイル部分および第二のレシーバコイル部分を備えてもよい。第一のレシーバコイル部分は、第一のトランスミッタコイル部分と重なるように配置され、第二のレシーバコイル部分は(反対側に配置される)第二のトランスミッタコイル部分と重なるように配置される。第一および第二のレシーバコイル部分は共にレシーバコイルを形成するため、第一のレシーバコイル部分の出力端は第二のレシーバコイル部分の入力端に接続される。さらに、第一および第二のレシーバコイル部分が共に第一および第二のトランスミッタコイル部分と径方向に完全に重なると仮定する。第一のレシーバコイル部分を貫通する磁界とおよび第二のレシーバコイル部分を貫通する磁界は同一の強度を有するが、これらは反対側に配向されている。結果として、第一のレシーバコイル部分内に誘導される交流電流と第二のレシーバコイル部分内に誘導される交流電流は同一のアンペア数を有するが、それらは反対側に配向されるため、第一および第二のレシーバコイル部分内に誘導される総アンペア数が破壊的に加えられてゼロになる。
しかしながら、本発明の充電システムのこの態様によると第二のレシーバコイル部分の巻き方向は第一のレシーバコイル部分の巻き方向とは反対側であるため、第一のレシーバコイル部分内に誘導される交流電流および第二のレシーバコイル部分内に誘導される交流電流は建設的に加えられる。さらに、二つのトランスミッタコイル部分(第一および第二のトランスミッタコイル部分)の交番磁界の磁束、したがって第一および第二のレシーバコイル部分内に誘導される交流電流の合計が電池を充電するのに使用される。また、一般的に単一のレシーバコイル部分一つのみを備えるレシーバコイルも動作可能であるが(この場合、単一のレシーバコイル部分は一つのトランスミッタコイル部分のみと重なる)、二つのレシーバコイル部分を備える前述の実施形態は、本発明によるワイヤレス充電システムの効率をさらに高める。
本発明のワイヤレス充電システムのさらなる態様によると、管状のレシーバコイル部分は、磁気伝導性がありかつ非導電性のシート材料の少なくとも一つの層で作られる管状のスリーブの周りに巻かれ、電気エネルギー貯蔵部は、管状のスリーブの内部に配置される。
この態様は、管状のスリーブが、管状のスリーブの内部に配置される電気エネルギー貯蔵部(およびそれに関連する任意の回路)をトランスミッタコイルによって発生する磁束から保護する点で有利である。したがって、電気エネルギー貯蔵(例えば、電池)および電気回路は、こうした磁束が電気エネルギー貯蔵部および関連する回路上に有する場合がある任意の悪影響から保護される。シート材料は、スリーブが、いくつかのシート材料の層を、一方を他方の周りに巻くことにより簡単に製造されうる点で有利である。また、電気エネルギー貯蔵部および関連する回路が磁束から保護されると同時に、磁束が管状の磁気伝導性スリーブに入り、管状のスリーブの周りに巻かれたレシーバコイルを貫通して交流電流をレシーバコイル内に誘導する。
本発明によるワイヤレス充電システムのさらなる態様によると、磁気伝導性がありかつ非導電性のシート材料はフェライトである。フェライトは、前述の特性を有する有利な材料であり、例えば、三つのこうしたフェライトシート材料の層を使用してスリーブを形成しうるが、この数は例証としてのみ記述するのものであり、制限を意図しない。
本発明によるワイヤレス充電システムのなおさらなる態様は、第一のトランスミッタコイル部分および反対側に配置される第二のトランスミッタコイル部分とそれぞれ重なるように配置される第一および第二のレシーバコイル部分を備える実施形態に関し、これらの第一および第二のレシーバコイル部分は第一の巻き方向および第二の巻き方向を有する(上記を参照)。この態様によると、管状のスリーブは三つの分離した個々の管状のスリーブ部分である、第一の管状のスリーブ端部分、第二の管状のスリーブ端部分、および第一の管状のスリーブ端部分と第二の管状のスリーブ端部分との間に配置される中間の管状のスリーブ部分を備える。第一の管状のスリーブ端部分、中間の管状のスリーブ部分、および第二の管状のスリーブ端部分は、管状のスリーブの長軸方向軸に沿って配置される。第一の管状のスリーブ端部分および中間の管状のスリーブ部分、ならびに中間の管状のスリーブ部分および第二の管状のスリーブ端部分は、磁束が管状のスリーブの内部に入ることを防止するのに十分に小さい所定の幅の環状のギャップだけ互いに間隙を介している。第一の巻き方向を有する第一のレシーバコイル部分は第一の管状のスリーブ端部分の周りに巻かれ、第一の巻き方向と反対の第二の巻き方向を有する第二のレシーバコイル部分は第二のスリーブ端部分の周りに巻かれる。
管状のスリーブを三つの分離した個々の管状のスリーブ部に分離することにより、第一のスリーブ端部分内に発生する磁束が第二のスリーブ端部分内に発生する反対に配向された磁束と重なる、またはその逆となることを防止するが、これは、重複が全体的な効率を低減する場合があるからである。環状のギャップの所定の幅は、以下の二つの条件が満たされるように決定される。一方で、第一の管状のスリーブ端部分と中間の管状のスリーブ部分との間に配置される環状の(空気)ギャップの磁気抵抗と、中間の管状のスリーブ部分と第二の管状のスリーブ部分との間の環状の(空気)ギャップの磁気抵抗は、任意の個々の管状のスリーブ部分の磁束が、環状の(空気)ギャップの磁気抵抗のために、隣接して配置される分離した個々の管状スリーブ部分に結合しないように、磁気伝導性シート材料(低磁気抵抗を有する)の磁気抵抗よりも著しく高くなければならない。したがって、個々の管状のスリーブ部分は、磁束に関して相互に本質的に間隙を介している(そうして望まない磁束の干渉を回避する)。他方で、ギャップの所定の幅は、電気エネルギー貯蔵および関連する回路がこうした磁場が電気エネルギー貯蔵部および関連する回路上に有しうる悪影響から保護するために、トランスミッタコイルによって発生される交番磁界が管状のスリーブ(三つの分離した個々の管状のスリーブ部分を備える)の内部に入ることを可能としないほどに小さい。
要約すると、実際には、三つの分離した個々の管状のスリーブ部分は、トランスミッタコイルによって発生した交番磁界が、電池および関連する回路が配置される管状のスリーブの内部に入ることを防止すると同時に、磁束干渉の不利な影響の発生を防止する。
本発明によるワイヤレス充電システムのなおさらなる態様によると、第一の管状のスリーブ端部分と第二の管状のスリーブ端部分のそれぞれは、それぞれの第一および第二の管状のスリーブ端部分の端部に配置される二つの外周リングおよび二つの外周リング間に配置される窪んだ部分を備える。第一のレシーバコイル部分は第一の管状のスリーブ端部分の窪んだ部分内に配置され、第二のレシーバコイル部分は第二の管状のスリーブ端部分の窪んだ部分内に配置される。
この態様は、第一のレシーバコイル部分および第二のレシーバコイル部分(反対の巻き方向を有する)が、第一の管状のスリーブ端部分および第二の管状のスリーブ端部分の窪んだ部分にそれぞれ配置されて位置付けられ、それぞれの第一の外周リングおよび第二の外周リングによって、第一および第二の管状のスリーブ端部分上のこの位置に維持される点で有利である。また、これは、第一のレシーバコイル部分と第二のレシーバコイル部分の相互に対する位置(したがって、それらが相互に対して配置される距離)が確実に維持される点において有利である。
本発明によるワイヤレス充電システムのさらなる態様によると、第一の管状のスリーブ端部分の長さは第一のトランスミッタコイル部分の幅以下であり、第二の管状のスリーブ端部分の長さは第二のトランスミッタコイル部分の幅以下である。
この態様は、第一のレシーバコイル部分および第二のレシーバコイル部分の、第一のトランスミッタコイル部分および第二のトランスミッタコイル部分に対する配置に関して有利である。より良好な理解のために、再び、例証として、平板状のトランスミッタコイルが四角形(丸みのある角を有する)の形状を有すると仮定する。平板状のトランスミッタコイル四角形の側それぞれは、平行に配置されたいくつかの巻きによって形成され、四角形の反対の側も互いに平行に配置される。したがって、四角形の側それぞれは、実際の巻き数に依存する幅を有し、また、一般的に反対側に配置される四角形の側は同じ数の巻きを有するため、こうした反対側に配置される四角形の側は同じ幅を有する。既述の通り、第一および第二の管状のレシーバコイル部分(反対の巻き方向を有する)は第一および第二のトランスミッタコイル部分とそれぞれ重なって、第一および第二のトランスミッタコイル部分によって発生される交番磁界の磁束が、交流電流を第一および第二のレシーバコイル部分内に交流電流を誘導するために(上記で既述するように、交流電流は適切な回路によって電気エネルギー貯蔵部を充電するための直流電流に変換されうる)、第一および第二の管状のレシーバコイル部分を貫通することを可能にしなければならない。できるだけ多くの磁束をそれぞれの第一および第二の管状のレシーバコイル部分に貫通させることが特に効率的であることは明らかである。
さらに、四角形のトランスミッタコイルの寸法が周知であると仮定する(それらは既に上述した通り、「Qi」や「AirFuel」などのワイヤレス充電規格に適合しうるため)。実際には、四角形の一つの側の幅の中間(これは最も外側の巻きと最も内側の巻きとの間の距離の半分である)と四角形の反対の側の幅の中間との間の距離は周知である。第一および第二の管状のレシーバコイル部分の一致する長軸方向軸、また、第一および第二の管状のスリーブ端部分の長軸方向軸に対応する管状のレシーバコイルの長軸方向軸は、四角形の反対側に配置される側の幅の方向に、かつ平板状のトランスミッタコイルに平行な平面に延在する(同じく既述の通り)。
第一の管状のスリーブ端部分の幅が第一のトランスミッタコイル部分の幅に(上記の実施形態では、四角形の一つの側の幅に)等しく、第二の管状のスリーブ端部分の幅が第二のトランスミッタコイル部分の幅に(上記の実施形態では、四角形の反対の側の幅に)等しい場合、第一および第二のトランスミッタコイル部分によって発生する最大可能な磁束を第一および第二の管状のスリーブ端部分に入れ、第一および第二のレシーバコイル部分に貫通させるために、第一および第二のレシーバコイル部分を、トランスミッタコイルの第一および第二の部分に対して正確に配置しなければならない。
第一の管状のスリーブ端部分の幅が第一のトランスミッタコイル部分の幅よりも小さく(上記の実施形態では、四角形の一つの側の幅よりも小さい)、第二の管状のスリーブ端部分の幅も第二のトランスミッタコイル部分の幅よりも小さい(上記の実施形態では、四角形の反対の側の幅よりも小さい)場合、第一および第二のレシーバコイル部分は、トランスミッタコイルの第一および第二の部分に対する正確な配置に関してより寛容であると同時に、なおも、最大可能な磁束が第一および第二の管状のスリーブ端部分に入ることを可能にする。例えば、第一の管状のスリーブ端部分は、第一のトランスミッタコイル部分の最も外側の端部に向けて(つまり、四角形の一つの側の最も外側の端部に向けて)いくらか偏心して配置されてもよく、同時に、第二の管状のスリーブ端部分は第二のトランスミッタコイル部分の最も内側の端部に向けて(つまり、四角形の反対の側の最も内側の端部に向けて)いくらか偏心して配置されうる。しかしながら、第一および第二の管状の端部スリーブのそれぞれの長さが対応する第一および第二のトランスミッタコイル部分の幅よりも小さいため、それぞれの管状のスリーブ端部分の全長は、なおも四角形のそれぞれの側の幅内に延在する。したがって、最大可能な磁束はなおも第一および第二の管状のスリーブ端部分に入り、それぞれの第一および第二のレシーバコイル部分を貫通することが可能である。
本発明のワイヤレス充電システムのなおさらなる態様によると、ワイヤレス充電システムは、エアロゾル形成基体を加熱するためのヒーター、ならびに管状のレシーバコイルを備えるワイヤレス充電可能な電気エネルギー源が配置される、管状のハウジングを含むエアロゾル発生物品用の加熱装置を備える。ワイヤレス充電可能なエネルギー源は、加熱装置の管状のハウジングの耐水部分内に配置される。
この態様は、一方でワイヤレス充電可能な電気エネルギー源がエアロゾル発生物品用の加熱装置の管状のハウジング内に配置されるため、電気エネルギー源のワイヤレス充電について、ワイヤレス充電可能な電気エネルギー源が充電位置に配置されるように、加熱装置を充電装置に対して配置しさえすればよい、という点において有利である。ワイヤレス充電可能な電気エネルギー源を加熱装置から分離しないことが必要である。さらに、ワイヤレス充電可能な電気エネルギー源を加熱装置の管状のハウジングの耐水部分に配置することは、加熱装置の掃除中(例えば、エアロゾル形成基体を収容するためのくぼみの掃除中)に生じる可能性のある、加熱装置が水に晒される場合であってもワイヤレス充電可能な電気エネルギー源が損傷を受けないため、有利である。
本発明の別の一般的な態様は、エアロゾル発生物品用の加熱装置の充電可能な電気エネルギー源をワイヤレス充電するための方法に関する。方法は、
平板状のトランスミッタコイルを備える充電装置を提供することであって、充電装置は、交流電流を平板状のトランスミッタコイルに供給して交番磁界を発生するように構成される、提供することと、
エアロゾル発生物品用の加熱装置のワイヤレス充電可能な電気エネルギー源を提供することであって、ワイヤレス充電可能な電気エネルギー源は電気エネルギー貯蔵部および電気エネルギー貯蔵部に接続される管状のレシーバコイルを備え、ここで管状のレシーバコイルは長軸方向軸を有する、提供することと、
ワイヤレス充電可能な電気エネルギー源を平板状のトランスミッタコイルに対して充電位置に配置することであって、
ここで充電位置では、管状のレシーバコイルの長軸方向軸は平板状のトランスミッタコイルに平行な平面に、かつ平板状のトランスミッタコイルの径方向に延在し、さらに
充電位置では、管状のレシーバコイルは平板状のトランスミッタコイルの少なくとも一部分と重なって管状のレシーバコイルが交番磁界によって貫通されることを可能にするように配置される、配置することと、
交流電流を平板状のトランスミッタコイルに供給することであって、それによって管状のレシーバコイルを貫通し、管状のレシーバコイル内に交流充電電流を誘導する交番磁界を発生させる、供給することと、
管状のレシーバコイル内に誘導される交流充電電流を使用して充電可能な電気エネルギー源を充電することと、を含む。
この方法の利点は、本発明のワイヤレス充電システムについて既に上述した利点と同一である。したがって、それらはここでは反復しない。
本発明による方法の一態様によると、ワイヤレス充電可能な電気エネルギー源を提供する工程は、レシーバコイルの長軸方向軸の方向に互いに所定の距離だけ間隙を介した第一のレシーバコイル部分および第二のレシーバコイル部分を備える管状のレシーバコイルを有する電気エネルギー源を提供することを含む。第一のレシーバコイル部分は、第一の巻き方向を有し、第二のレシーバコイル部分は第一の巻き方向とは反対の第二の巻き方向を有する。管状のレシーバコイルを充電位置に配置する工程は、
第一のレシーバコイル部分を第一のトランスミッタコイル部分と径方向で重なるように配置することと、
第二のレシーバコイル部分を第二のトランスミッタコイル部分と径方向で重なるように配置することとを含み、
第一のトランスミッタコイル部分および第二のトランスミッタコイル部分は平板状のトランスミッタコイルの中央に対して反対側に配置される。
本発明による方法のさらなる態様によると、ワイヤレス充電可能な電気エネルギー源を提供する工程は、レシーバコイルが、磁気伝導性がありかつ非導電性のシート材料の少なくとも一つの層で作られる管状のスリーブの周りに巻かれており、充電可能な電気エネルギー源が管状のスリーブの内部に配置されている、ワイヤレス充電可能な電気エネルギー源を提供することを含む。
本発明による方法のさらなる態様によると、ワイヤレス充電可能な電気エネルギー源を提供する工程はさらに、管状のスリーブが三つの分離した個々の管状のスリーブ部分である、第一の管状のスリーブ端部分、第二の管状のスリーブ端部分、および第一の管状のスリーブ端部分と第二の管状のスリーブ端部分との間に配置される中間の管状のスリーブ部分を備える、ワイヤレス充電可能な電気エネルギー源を提供することを含む。第一の管状のスリーブ端部分、中間の管状のスリーブ部分、および第二の管状のスリーブ端部分は、管状のスリーブの長軸方向軸に沿って配置される。第一の管状のスリーブ端部分および中間の管状のスリーブ部分、ならびに中間の管状のスリーブ部分および第二の管状のスリーブ端部分は、所定の幅の環状のギャップだけ互いに間隙を介して、磁束が管状のスリーブの内部に入ることを防止している。第一の巻き方向を有する第一のレシーバコイル部分は第一の管状のスリーブ端部分の周りに巻かれ、第一の巻き方向と反対の第二の巻き方向を有する第二のレシーバコイル部分は第二のスリーブ端部分の周りに巻かれる。
本発明による方法のさらに別の態様によると、ワイヤレス充電可能な電気エネルギー源を提供する工程は、第一管状のスリーブ端部分および第二の管状のスリーブ端部分のそれぞれが、それぞれの第一および第二の管状のスリーブ端部分の端部に配置される二つの外周リングおよび二つの外周リング間に配置される窪んだ部分を備える、ワイヤレス充電可能な電気エネルギー源を提供することを含む。第一のレシーバコイル部分は第一の管状のスリーブ端部分の窪んだ部分内に配置され、第二のレシーバコイル部分は第二の管状のスリーブ端部分の窪んだ部分内に配置される。
本発明による方法の様々な実施形態の利点は、本発明によるワイヤレス充電システムのそれぞれの実施形態の利点に対応しているため、それらについては反復しない。
本発明の別の一般的な態様は、エアロゾル発生物品用のワイヤレス充電可能な加熱装置に関し、これは、
エアロゾル形成基体を収容するためのくぼみを備える管状のハウジングと、
管状のハウジング内に配置されるヒーターであって、くぼみ内に収容されるエアロゾル形成基体を加熱するように構成されるヒーターと、
電気エネルギー源をヒーターに供給するためのワイヤレス充電可能な電気エネルギー源であって、管状のハウジング内に配置され、かつ電気エネルギー貯蔵部および電気エネルギー貯蔵部に接続される管状のレシーバコイルを備える、管状のレシーバコイルは長軸方向軸を有し、そして、充電位置では、管状のレシーバコイルの長軸方向軸が平板状のトランスミッタコイルに平行な平面に径方向に延在し、かつ平板状のトランスミッタコイルが平板状のトランスミッタコイルの少なくとも一部分と重なるように、充電装置の平板状のトランスミッタコイルに対して充電位置に配置されるように構成される、ワイヤレス充電可能な電気エネルギー源と、を備える。
こうしたエアロゾル発生物品用のワイヤレス充電可能な加熱装置は、本発明のワイヤレス充電システムについて既に上記で詳細に述べた理由に関して、従来のエアロゾル発生物品用の加熱装置に比べて有利である。したがって、これらの利点については反復しない。
本発明によるワイヤレス充電可能な加熱装置の一態様によると、管状のハウジングは、ワイヤレス充電可能な電気エネルギー源が配置される耐水部分を備える。
本発明によるワイヤレス充電可能な加熱装置のさらなる態様によると、管状のレシーバコイルは第一のレシーバコイル部分および第二のレシーバコイル部分を備え、これらはレシーバコイルの長軸方向軸の方向に互いに所定の距離だけ間隙を介している。第一のレシーバコイル部分は、第一の巻き方向を有し、第二のレシーバコイル部分は第一の巻き方向とは反対の第二の巻き方向を有する。
本発明によるワイヤレス充電可能な加熱装置のさらなる態様によると、管状のレシーバコイルは管状のスリーブの周りに巻かれ、磁気伝導性がありかつ非導電性のシート材料の少なくとも一つの層で作られる。充電可能な電気エネルギー源は、管状のスリーブの内部に配置される。
本発明によるワイヤレス充電可能な加熱装置のさらなる態様によると、磁気伝導性がありかつ非導電性のシート材料はフェライトである。
本発明によるワイヤレス充電可能な加熱装置のさらなる態様によると、管状のスリーブは三つの分離した個々の管状のスリーブ部分である、第一の管状のスリーブ端部分、第二の管状のスリーブ端部分、および第一の管状のスリーブ端部分と第二の管状のスリーブ端部分との間に配置される中間の管状のスリーブ部分とを備える。第一の管状のスリーブ端部分、中間の管状のスリーブ部分、および第二の管状のスリーブ端部分は、管状のスリーブの長軸方向軸に沿って配置される。第一の管状のスリーブ端部分および中間の管状のスリーブ部分、ならびに中間の管状のスリーブ部分および第二の管状のスリーブ端部分は、所定の幅の環状のギャップだけ互いに間隙を介して、磁束が管状のスリーブの内部に入ることを防止している。さらに、第一の巻き方向を有する第一のレシーバコイル部分は第一の管状のスリーブ端部分の周りに巻かれ、第一の巻き方向とは反対の第二の巻き方向を有する第二のレシーバコイル部分は第二の管状のスリーブ端部分の周りに巻かれる。
本発明によるワイヤレス充電可能な加熱装置のさらなる態様によると、第一の管状のスリーブ端部分および第二の管状のスリーブ端部分のそれぞれは、それぞれの第一および第二の管状のスリーブ端部分の端部に配置される二つの外周リングおよび二つの外周リング間に配置される窪んだ部分を備える。第一のレシーバコイル部分は第一の管状のスリーブ端部分の窪んだ部分内に配置され、第二のレシーバコイル部分は第二の管状のスリーブ端部分の窪んだ部分内に配置される。
本発明のさらなる有利な態様および実施形態は、図面を用いて、本発明の実施形態の以下の説明から明らかになるであろう。
図1は、二つのレシーバコイル部分を貫通する平板状のトランスミッタコイルによって発生する磁束密度の力線を概略的に示す(トランスミッタコイルの巻きおよびレシーバコイル部分のそれぞれの巻きの一つのみを図示する)。 図2は、反対の巻き方向を有する二つのレシーバコイル部分を有するワイヤレス充電可能な電気エネルギー源と、四角形の形状を有するトランスミッタコイルを備えた充電装置とを備える、本発明によるワイヤレス充電システムの本質的な構成要素の第一の実施形態を示す。 図3は、図2のワイヤレス充電可能なエネルギー源の拡大図である。 図4は、図2のワイヤレス充電可能なエネルギー源の電気エネルギー貯蔵部を示す。 図5は、図2の電気エネルギー貯蔵部のそれぞれの反対側の端部の周りに巻かれるフェライトシート材料の第一および第二の管状のスリーブ端部分を備える図4の電気エネルギー貯蔵部を示す。 図6は、フェライトシート材料の二つの管状のスリーブ端部分を備える図5の電気エネルギー貯蔵部を示すが、追加的に管状のスリーブ端部分のそれぞれの両端部に配置されるフェライトシート材料の二つの外周リングを有している。 図7は、本発明によるワイヤレス充電システムの本質的な構成要素の第二の実施形態を示しており、これは図2に類似しているが、円形の形状を有する平板状のトランスミッタコイルを備えている。 図8は、本発明によるワイヤレス充電システムの第三の実施形態を示し、これはさらに、エアロゾル形成基体を加熱するためのヒーターが配置され、さらにワイヤレス充電可能なエネルギー源がハウジングの耐水部分内に配置される、管状のハウジングを含むエアロゾル発生物品用の加熱装置を備える。
図1では、平板状のトランスミッタコイル30を通って流れる交流電流Iによって発生する磁束の力線(磁束密度Bで表される)の概略表現が示される。二つの管状のレシーバコイル部分である、第一のレシーバコイル部分400および第二のレシーバコイル部分401も図1に示すが、単純化のため、トランスミッタコイル30の巻きと第一の管状のレシーバコイル部分400および第二の管状のレシーバコイル部分401のそれぞれの巻きの一つのみを示す。見られるように、第一のレシーバコイル部分400および第二のレシーバコイル部分401を備える管状のレシーバコイルの共通の長軸方向軸42は、平板状のトランスミッタコイル30に平行な平面に延在する。あるいは、言い換えれば、第一のレシーバコイル部分400および第二のレシーバコイル部分401の巻きは、平板状のトランスミッタコイル30と直角をなす平面に延在する。いくらか間隙を介した第一のレシーバコイル部分400および第二のレシーバコイル部分401がトランスミッタコイル30のそれぞれの部分の上方に配置される、図1の「分解図」を考慮すると、以下でさらに詳細に説明されるように、磁束(磁束密度Bの力線によって表される)は、本質的に図1に概略的に示されるように、第一のレシーバコイル部分400および第二のレシーバコイル部分401を貫通する。
磁束(磁束密度Bの力線によって表される)は、交流磁束(トランスミッタコイル30を通って流れる交流電流Iによって発生される)であるため、交流電流I1は第一のレシーバコイル部分400内に誘導され、交流電流I2は第二のレシーバコイル部分401内に誘導される。第一のレシーバコイル部分400の巻き方向と第二のレシーバコイル部分401の巻き方向が同一であると想定すると、磁束(磁束密度Bで表される)がレシーバコイル部分400、401を反対方向に貫通するため、第一のレシーバコイル部分400内に誘導される交流電流I1は第二のレシーバコイル部分401内に誘導される交流電流I2の方向とは反対の方向を有し、そのため、誘導される交流電流I1およびI2は破壊的に加えられる(それらの方向が反対であるため)。
図2は、本発明によるワイヤレス充電システムの本質的な構成要素の第一の実施形態を示しており、四角形の形状の平板状のトランスミッタコイル30を有する充電装置3およびワイヤレス充電可能なエネルギー源4を備える。図3は、図2のワイヤレス充電可能なエネルギー源4の拡大図である。ワイヤレス充電可能なエネルギー源4は、前述の第一のレシーバコイル部分400および第二のレシーバコイル部分401を備えるレシーバコイル40を備える。図2から分かるように、第一のレシーバコイル部分400はトランスミッタコイル30の第一のトランスミッタコイル部分300の上方に配置され、第二のレシーバコイル部分401はトランスミッタコイル30の第二のトランスミッタコイル部分301の上方に配置される。しかしながら、図1に示すものとは対照的に、第一のレシーバコイル部分400および第二のレシーバコイル部分401は反対の巻き方向402、403を有し、そのため、これらの第一のレシーバコイル部分400および第二のレシーバコイル部分401を貫通するあらゆる磁束が第一のレシーバコイル部分400および第二のレシーバコイル部分401に交流電流を誘導することは明白だが、上記で説明した図1の上記原理を考慮すると、これらは建設的に加えられる。
ワイヤレス充電可能なエネルギー源4はさらに、例えば、再充電可能な電池として具体化されうる、電気エネルギー貯蔵部41(図4も参照)を備える。レシーバコイル40の二つの連結ワイヤー404、405(図4も参照)は、周知の回路(例えば、整流回路を含む)を通して再充電可能な電池に接続されてDC電流で電池を充電する。
ワイヤレス充電可能なエネルギー源4はさらに、フェライトシート材料で作られる三つの分離した個々の管状スリーブ、つまり、第一の管状のスリーブ端部分440、第二の管状のスリーブ端部分441、および中間の管状のスリーブ部分442を備えた管状のスリーブを備え、これらはスリーブの共通の長軸方向軸443に沿って配置される。中間の管状のスリーブ部分442は、第一の管状のスリーブ端部分440と第二の管状のスリーブ端部分441との間に配置される。第一の管状のスリーブ端部分440、第二の管状のスリーブ端部分441、および中間の管状のスリーブ部分442は共に、ほぼ連続的な管状のスリーブを形成し、電池および周知の電気回路を含む電気エネルギー貯蔵部41はほぼ連続的な管状のスリーブの内部に配置される。実際には、分離した個々の管状のスリーブ部分440、441、442の間に配置される環状のギャップ444、445(一般的には空気ギャップ)があるため管状のスリーブは完全には連続しておらず、そのため、分離した個々の管状のスリーブ部分440、441、442は環状のギャップ444、445によって互いに間隙を介している。
一般的に、環状のギャップ444、445は、磁束が、電池および周知の電気回路が配置される三つの管状のスリーブ部分440、441、442によって形成される管状のスリーブの内部に入ることを防止するのに十分に小さい幅450、451を有する。したがって、管状のスリーブ部分440、441、442(磁束コンセントレータとして作用する)は、電池および回路が、管状のスリーブの内部に入る磁束によって不利に影響を受けることを防止し、同時に、環状のギャップ444、445による管状のスリーブ部分440、441、442の分離は、第一の管状のスリーブ端部分440および第二の管状のスリーブ端部分441における磁束の干渉の発生を防止する(つまり、第一の管状のスリーブ端部分440に入るあらゆる磁束が、第二の管状のスリーブ端部分441に入る磁束と干渉することが防止され、またその逆も同様である、あるいは、少なくともこうした干渉が実質的に低減され、環状のギャップ444、445は、それぞれの管状のスリーブ端部分440、441、442の磁気抵抗と比べて高い磁気抵抗を構成する)。
第一の管状のスリーブ端部分440および第二の管状のスリーブ端部分441のそれぞれはさらに、第一の管状のスリーブ端部分440および第二の管状のスリーブ端部分441の端部にそれぞれ配置される二つの外周リング446、447(図6参照)を備える。第一のレシーバコイル部分400は、二つの外周リング446の間に形成される第一の管状のスリーブ端部分440の窪んだ部分448内に配置され、第二のレシーバコイル部分401(反対の巻き方向を有する)は、二つの外周リング447の間に形成される第二の管状のスリーブ端部分441の窪んだ部分449内に配置される。
上述のワイヤレス充電可能なエネルギー源4は、例えば、図4、図5および図6を用いて以下で説明するように製造されてもよい。
図4では、周知の電気回路(例えば、AC電流をDC電流に変換する整流回路を含む)を含む電気エネルギー貯蔵部41が、連結ワイヤー404、405(図3も参照)と共に示されている。
図5で最もよく分かるように、円筒形の部分4400、4410がその後いくつかのフェライトシート材料の層、例えば三つの層を、それぞれ、電気エネルギー貯蔵部41のそれぞれの端部の周りに巻くことで生成される。
以下、最も図6で分かるように、外周リング446、447は、いくつかの層、例えば幅4460、4470を有するフェライトシート材料の別の三つの層を円筒形の部分4400、4410の周りに巻くことで生成され、その結果、第一の管状のスリーブ端部分440が外周リング446およびこれらのリング446の間に配置される凹部448を備え、ならびに第二の管状のスリーブ端部分441が外周リング447およびこれらのリング447の間に配置される凹部449を備える。
次の工程(図示せず)では、中間の管状のスリーブ部分442が、いくつかのフェライトシート材料を電気エネルギー貯蔵部41の周りに巻くことで生成され、その結果、この巻き工程の完了後に、環状のギャップ444、445によって間隙を介した三つの分離した個々の管状のスリーブ部分440、441、442を備えた管状のスリーブが完成する。第一のレシーバコイル部分400および第二のレシーバコイル部分401を備えるレシーバコイル40が次に、始めに第一のレシーバコイル部分400の巻きを、第一の管状のスリーブ端部分440の円筒形の部分4400の周りの凹部448に巻き、次に巻き方向を変えて、第二のレシーバコイル部分401の巻きを、第二の管状のスリーブ端部分441の円筒形の部分4410の周りの凹部449に反対方向に巻くことで製造される。したがって、レシーバコイル40は、第一のレシーバコイル部分400および第二のレシーバコイル部分401の直列接続であるが、第一および第二のレシーバコイル部分は反対の巻き方向を有する。レシーバコイル40の二つの端部4000と4010(図3参照)が次に、電気エネルギー貯蔵部41につながる連結ワイヤー404、405に接続される(図5参照)。こうして図3および図4に示すワイヤレス充電可能なエネルギー源4が完成する。
再び図2および図3で、ワイヤレス充電可能なエネルギー源4の電気エネルギー貯蔵部41を充電するために、ワイヤレス充電可能なエネルギー源4は、管状のスリーブの長軸方向軸443に一致するレシーバコイルの長軸方向軸42が、ワイヤレス充電システム1の充電装置3の平板状のトランスミッタコイル30に平行な平面に延在するように配置されるように、配置される。さらに、ワイヤレス充電可能なエネルギー源4は、第一の管状のスリーブ端部分440およびその上に配置される第一のレシーバコイル部分400が平板状のトランスミッタコイル30の第一のトランスミッタコイル部分300の上方に配置され、第二の管状のスリーブ端部分441および第二のレシーバコイル部分401(反対の巻き方向を有する)が平板状のトランスミッタコイル30の第二のトランスミッタコイル部分301の上方に配置されるように配置される。また、第一のレシーバコイル部分400および第二のレシーバコイル部分401を備えるレシーバコイル40の長軸方向軸42は、平板状のトランスミッタコイル30の径方向に延在する。
第一のトランスミッタコイル部分300は幅60を有し、第二のトランスミッタコイル部分301は幅61を有し、これらは図示する実施形態では同一である。第一のトランスミッタコイル部分300の幅60の中間と第二のトランスミッタコイル部分301の幅61の中間との間に距離63がある。また、第一の管状のスリーブ端部分440の長さ50の中間と第二の管状のスリーブ端部441の長さ51の中間との間に距離43がある。理想的には、これらの距離43および63は同一である。
さらに、第一の管状のスリーブ端部分440の長さ50は、第一のトランスミッタコイル部分300の幅60以下である。同様に、第二の管状のスリーブ端部分441の長さ51は、第二のトランスミッタコイル部分301の幅61以下である。
第一の管状のスリーブ端部分440の長さ50および第二の管状のスリーブ端部分441の長さ51が第一のトランスミッタコイル部分300の幅60および第二のトランスミッタコイル部分301の幅61と等しい場合、第一の管状のスリーブ端部分440および第二の管状のスリーブ端部441は、それらが完全に整列するように、第一のトランスミッタコイル部分300および第二のトランスミッタコイル部分301の上方に配置される。中間スリーブ442は長さ52を有する。
第一の管状のスリーブ端部分440の長さ50および第二の管状のスリーブ端部分441の長さ51が第一のトランスミッタコイル300の幅60および第二のトランスミッタコイル301の幅61よりも小さい場合、これは、第一の管状のスリーブ端部分440および第二の管状のスリーブ端部分441が第一のトランスミッタコイル部分300および第二のトランスミッタコイル部分301に対して径方向にわずかに偏心しても、第一の管状のスリーブ端部分440および第二の管状のスリーブ端部分441はなおもそれらの全長50、51のそれぞれにわたってそれぞれのトランスミッタコイル部分300、301の上方に配置されるため、第一および第二のトランスミッタコイル部分の上方の管状のスリーブ端部分のより大きな配置の許容公差を可能にする。
交流電流I(図1参照)がトランスミッタコイル30を通って流れる時、本質的に図1に示す磁束密度Bの力線で表されるように交流磁束が発生する。この磁束は第一の管状のスリーブ端部分440および第二の管状のスリーブ端部分441に入り、そしてこれらは磁気伝導性がある材料で作られるため、磁束は第一の管状のスリーブ端部分440および第二の管状のスリーブ端部分441内に案内される。第一の管状のスリーブ部分440および第二の管状のスリーブ部分441内に案内される磁束は、第一のレシーバコイル部分400内に交流電流I1および第二のレシーバコイル部分401内に交流電流I2を誘導するが、図1とは対照的に、交流電流I1、I2の方向は、それらがレシーバコイル40内で建設的に加えられるように(第一のレシーバコイル部分400および第二のレシーバコイル部分401の反対の巻き方向のために)同一である。あらゆる磁束が三つの管状のスリーブ部分440、441、442の内部に入ることを防止されるため、これら三つの管状のスリーブ部分440、441、442の内部に配置される周知の回路を含む電気エネルギー貯蔵部41は磁束による影響を受けない。同時に、環状の空気ギャップ444および445は管状のスリーブ部分に対する高い磁気抵抗を構成するため、第一の管状のスリーブ端部分440に入る磁束は第二の管状のスリーブ端部分441に入る磁束と干渉せず、またその逆も同様である(存在する場合でも、少なくともいかなる起こりうる干渉も極めて実質的に低減される)。
第一のレシーバコイル部分400および第二のレシーバコイル部分401内に誘導される、電気エネルギー貯蔵41に向かって流れる交流電流I1、I2の合計は、周知の(例えば、整流を含む)回路によってDC電流に変換され、そして、その後DC電流は電気エネルギー貯蔵部41の電池を充電するのに使用される。
図7は、図2の実施形態に類似した本発明によるワイヤレス充電装置の本質的な構成要素の第二の実施形態を示す。図2の実施形態と比較した場合の本質的な差異は、図7の実施形態では、平板状のトランスミッタコイル130が、図2の実施形態における四角形の形状を有する代わりに略円形の形状を有していることである。この実施形態の残りの部分については、上記図2〜図6の説明で言及されている。
図8は、本発明によるワイヤレス充電システムの第三の実施形態を示すが、図8では、トランスミッタコイルを備える充電装置は示していない。ワイヤレス充電システムのこの実施形態は、エアロゾル形成基体を加熱するためのヒーターおよびワイヤレス充電可能なエネルギー源4(図3参照)が配置される第一のハウジング部分20および第二のハウジング部分21を備える、管状のハウジングを含むエアロゾル発生物品用の加熱装置2を備える。ワイヤレス充電可能なエネルギー源4は、耐水ハウジング部分として具体化されうる第一のハウジング部分20内に配置される。ヒーターは、耐水ハウジング部分としても具体化されうる第二のハウジング部分21内に配置されてもよい。
例えば、円筒形のエアロゾル形成基体(サセプタを備える)を有する、またはこれを有さないエアロゾル発生物品(図示せず)は、基体を誘導加熱してユーザーによって引き出すことが可能なエアロゾルを形成するために、第二のハウジング部分21の自由端に配置されたくぼみ210の中へと挿入されうる。
加熱装置2がくぼみ210を少なくとも部分的に囲むように第二のハウジング部分210内に配置されるヒーターコイルを備える誘導加熱装置として具体化される場合、装置の全ての構成要素は、ハウジングを簡単に水で掃除することができるように、耐水ハウジング20、21内に配置することが可能であるが、このことは非常に便利である。

Claims (20)

  1. エアロゾル発生物品用の加熱装置(2)の充電可能な電気エネルギー源(4)を充電するためのワイヤレス充電システム(1)であって、前記ワイヤレス充電システムは、
    − 平板状のトランスミッタコイル(30)を備える充電装置(3)であって、交流電流(I)を前記平板状のトランスミッタコイル(30)に供給して交番磁界(B)を発生するように構成される、充電装置と、
    − エアロゾル発生物品用の加熱装置(2)のワイヤレス充電可能な電気エネルギー源(4)であって、電気エネルギー貯蔵部(41)および前記電気エネルギー貯蔵部(41)に接続された管状のレシーバコイル(40)を備える、ワイヤレス充電可能なエネルギー源(4)と、備え、
    前記管状のレシーバコイル(40;400、401)は長軸方向軸(42)を有し、かつ前記平板状のトランスミッタコイル(30)に対して充電位置に配置されるように適合され、
    前記充電位置では、前記管状のレシーバコイル(40)の長軸方向軸(42)が前記平板状のトランスミッタコイル(30)に平行な平面に、ならびに前記平板状のトランスミッタコイル(30)の径方向に延在し、
    そして、前記充電位置では、前記管状のレシーバコイル(40)は、前記平板状のトランスミッタコイル(30)の少なくとも一部分(300、301)と重なって、前記管状のレシーバコイル(40)が前記交番磁界(B)によって貫通されることを可能とするように配置される、ワイヤレス充電システム。
  2. 前記管状のレシーバコイル(40)は、第一のレシーバコイル部分(400)および第二のレシーバコイル部分(401)を備え、これらは前記レシーバコイルの長軸方向軸(42)の方向に互いに所定の距離(43)だけ間隙を介しており、前記第一のレシーバコイル部分(400)は第一の巻き方向(402)を有し、前記第二のレシーバコイル部分(401)は前記第一の巻き方向(402)とは反対の第二の巻き方向(403)を有し、
    前記第一のレシーバコイル部分(400)および前記第二のレシーバコイル部分(401)が互いに間隙を介している前記所定の距離(43)は、前記充電位置では前記第一のレシーバコイル部分(400)が前記第一のトランスミッタコイル部分(300)と径方向で重なり、前記第二のレシーバコイル部分(401)が第二のトランスミッタコイル部分(301)と径方向に重なるようなものであり、前記第一のトランスミッタコイル部分(300)および前記第二のトランスミッタコイル部分(301)は前記平板状のトランスミッタコイル(30)の中央に対して反対側に配置される、請求項1に記載のワイヤレス充電システム。
  3. 前記管状のレシーバコイル(40;400、401)は、磁気伝導性がありかつ非導電性のシート材料の少なくとも一つの層で作られる管状のスリーブ(440、441、442)の周りに巻かれ、前記電気エネルギー貯蔵部(41)は前記管状のスリーブ(440、441、442)の内部に配置される、請求項1または2のいずれか一項に記載のワイヤレス充電システム。
  4. 前記磁気伝導性がありかつ非導電性のシート材料はフェライトである、請求項3に記載のワイヤレス充電システム。
  5. 前記管状のスリーブは三つの分離した個々の管状のスリーブ部分(440、441、442)である、第一の管状のスリーブ端部分(440)、第二の管状のスリーブ端部分(441)、および前記第一および第二の管状のスリーブ端部分(440、441)の間に配置される中間の管状のスリーブ部分(442)を備え、前記第一の管状のスリーブ端部分(440)、前記中間のスリーブ部分(442)および前記第二の管状のスリーブ端部分(441)は、管状のスリーブの長軸方向軸(443)に沿って配置され、
    前記第一の管状のスリーブ端部分(440)および前記中間の管状のスリーブ部分(442)、ならびに前記中間の管状のスリーブ部分(442)および前記第二の管状のスリーブ端部分(441)は、磁束が前記管状のスリーブの内部に入ることを防止するのに十分に小さい所定の幅(450、451)の環状のギャップ(444、445)だけ互いに間隙を介しており、
    さらに、前記第一の巻き方向(402)を有する前記第一のレシーバコイル部分(400)は前記第一の管状のスリーブ端部分(440)の周りに巻かれ、前記第一の巻き方向(402)とは反対の前記第二の巻き方向(403)を有する前記第二のレシーバコイル部分(401)は前記第二の管状のスリーブ端部分(441)の周りに巻かれる、請求項2、および請求項3または4のいずれか一項に記載のワイヤレス充電システム。
  6. 前記第一の管状のスリーブ端部分(440)および前記第二の管状のスリーブ端部分(441)のそれぞれは、前記それぞれの第一および第二の管状のスリーブ端部分(440、441)の端部に配置される二つの外周リング(446、447)および前記二つの外周リング(446、447)間に配置される窪んだ部分(448、449)を備え、前記第一のレシーバコイル部分(400)は前記第一の管状のスリーブ端部分(440)の前記窪んだ部分(448)内に配置され、前記第二のレシーバコイル部分(401)は前記第二の管状のスリーブ端部分(441)の前記窪んだ部分(449)内に配置される、請求項5に記載のワイヤレス充電システム。
  7. 前記第一の管状のスリーブ端部分(440)の長さ(50)は、前記第一のトランスミッタコイル部分(300)の幅(60)以下であり、前記第二の管状のスリーブ端部分(441)の長さ(51)は、前記第二のトランスミッタコイル部分(301)の幅(61)以下である、請求項5または6のいずれか一項に記載のワイヤレス充電システム。
  8. エアロゾル形成基体を加熱するためのヒーター、ならびに前記管状のレシーバコイル(40)を備える前記ワイヤレス充電可能な電気エネルギー源(4)がその中に配置される、管状のハウジング(20、21)を含む、エアロゾル発生物品用の加熱装置(2)を備え、前記ワイヤレス充電可能な電気エネルギー源(4)は、前記加熱装置(2)の前記管状のハウジング(20、21)の耐水部分(20)内に配置される、請求項1〜7のいずれか一項に記載のワイヤレス充電システム。
  9. エアロゾル発生物品用加熱装置(2)の充電可能な電気エネルギー源(4)のワイヤレス充電のための方法であって、前記方法は、
    − 平板状のトランスミッタコイル(30)を備える充電装置(3)を提供することであって、前記充電装置(3)は、交流電流(I)を前記平板状のトランスミッタコイル(30)に供給して交番磁界(B)を発生するように構成される、提供することと、
    − エアロゾル発生物品用の加熱装置(2)のワイヤレス充電可能な電気エネルギー源(4)を提供することであって、前記ワイヤレス充電可能な電気エネルギー源(4)は電気エネルギー貯蔵部(41)および前記電気エネルギー貯蔵部(41)に接続される管状のレシーバコイル(40)を備え、前記管状のレシーバコイル(40)は長軸方向軸(42)を有する、提供することと、
    − 前記ワイヤレス充電可能な電気エネルギー源(4)を前記平板状のトランスミッタコイル(30)に対して充電位置に配置することであって、
    前記充電位置では、前記管状のレシーバコイル(40)の長軸方向軸(42)は前記平板状のトランスミッタコイル(30)に平行な平面に、かつ前記平板状のトランスミッタコイル(30)の径方向に延在し、さらに
    前記充電位置では、前記管状のレシーバコイル(40)は前記平板状のトランスミッタコイル(30)の少なくとも一部分(300、301)重なって前記管状のレシーバコイル(40)が前記交番磁界(B)によって貫通されることを可能にするように配置される、配置することと、
    − 交流電流(I)を前記平板状のトランスミッタコイル(30)に供給することであって、それによって前記管状のレシーバコイル(40)を貫通し、前記管状のレシーバコイル(40)内に交流充電電流を誘導する交番磁界(B)を発生させる、供給することと、
    − 前記管状のレシーバコイル(40)内に誘導される前記交流充電電流を使用して前記充電可能な電気エネルギー源を充電することと、を含む、方法。
  10. ワイヤレス充電可能な電気エネルギー源(4)を提供する前記工程は、前記レシーバコイル(40)の長軸方向軸(42)の方向に互いに所定の距離(43)だけ間隙を介した第一のレシーバコイル部分(400)および第二のレシーバコイル部分(401)を備える管状のレシーバコイル(40)を有する電気エネルギー源(4)を提供することを含み、前記第一のレシーバコイル部分(400)は第一の巻き方向(402)を有し、前記第二のレシーバコイル部分(401)は前記第一の巻き方向(402)とは反対の第二の巻き方向(403)を有し、前記管状のレシーバコイル(40)を前記充電位置に配置する前記工程は、
    前記第一のレシーバコイル部分(400)を第一のトランスミッタコイル部分(300)と径方向で重なるように配置することと、
    前記第二のレシーバコイル部分(401)を第二のトランスミッタコイル部分(301)と径方向で重なるように配置することとを含み、
    前記第一のトランスミッタコイル部分(300)および前記第二のトランスミッタコイル部分(301)は前記平板状のトランスミッタコイル(30)の中央に対して反対側に配置される、請求項9に記載の方法。
  11. ワイヤレス充電可能な電気エネルギー源を提供する前記工程は、前記レシーバコイル(40、400、401)が、磁気伝導性がありかつ非導電性のシート材料の少なくとも一つの層で作られる管状のスリーブ(440、441、442)の周りに巻かれるワイヤレス充電可能な電気エネルギー源(4)を提供することを含み、前記充電可能な電気エネルギー源は、前記管状のスリーブ(440、441、442)の内部に配置される、請求項9または請求項10に記載の方法。
  12. ワイヤレス充電可能な電気エネルギー源(4)を提供する前記工程は、前記管状のスリーブが三つの分離した個々の管状のスリーブ部分(440、441、442)である、第一の管状のスリーブ端部分(440)、第二の管状のスリーブ端部分(441)、および前記第一および第二の管状のスリーブ端部分(440、441)の間に配置される中間の管状のスリーブ部分(442)を備える、ワイヤレス充電可能な電気エネルギー源(4)を提供することをさらに含み、
    前記第一の管状のスリーブ端部分(440)、前記中間の管状のスリーブ部分(442)および前記第二の管状のスリーブ端部分(441)は、管状のスリーブの長軸方向軸(443)に沿って配置され、前記第一の管状のスリーブ端部分(440)および前記中間の管状のスリーブ部分(442)、ならびに前記中間の管状のスリーブ部分(442)および前記第二の管状のスリーブ端部分(441)は、所定の幅(450、451)の環状のギャップ(444、445)だけ互いに間隙を介して磁束が前記管状のスリーブ(440、441、442)の内部に入ることを防止し、
    さらに、前記第一の巻き方向(402)を有する前記第一のレシーバコイル部分(400)は前記第一の管状のスリーブ端部分(440)の周りに巻かれ、前記第一の巻き方向(402)とは反対の前記第二の巻き方向(403)を有する前記第二のレシーバコイル部分(401)は前記第二の管状のスリーブ端部分(441)の周りに巻かれる、請求項11に記載の方法。
  13. ワイヤレス充電可能な電気エネルギー源(4)を提供する前記工程は、前記第一の管状のスリーブ端部分(440)および前記第二の管状のスリーブ端部分(441)のそれぞれが前記それぞれの第一および第二の管状のスリーブ端部分(440、441)の端部に配置される二つの外周リング(446、447)および前記二つの外周リング(446、447)間に配置される窪んだ部分(448、449)を備え、前記第一のレシーバコイル(400)は前記第一の管状のスリーブ端部分(440)の前記窪んだ部分(446)内に配置され、前記第二のレシーバコイル部分(401)は前記第二の管状のスリーブ端部分(449)の前記窪んだ部分(448)内に配置される、請求項12に記載の方法。
  14. − エアロゾル形成基体を収容するためのくぼみ(210)を備える管状のハウジング(20、21)と、
    − 前記管状のハウジング(20、21)内に配置されるヒーターであって、前記くぼみ(210)内に収容されるエアロゾル形成基体を加熱するように構成される、ヒーターと、
    − 電気エネルギーを前記ヒーターに供給するためのワイヤレス充電可能な電気エネルギー源(4)であって、前記管状のハウジング(20、21)内に配置され、かつ、電気エネルギー貯蔵部(41)および前記電気エネルギー貯蔵部(41)に接続された管状のレシーバコイル(40)を備え、前記管状のレシーバコイル(40)は長軸方向軸(42)を有し、かつ充電位置において前記管状のレシーバコイル(40)の長軸方向軸(42)が平板状のトランスミッタコイル(30)に平行な平面に前記平板状のトランスミッタコイル(30)に対して径方向に延在し、そして前記管状のレシーバコイル(40)が前記平板状のトランスミッタコイル(30)の少なくとも一部分(300、301)と重なるように、充電装置(3)の前記平板状のトランスミッタコイル(30)に対して前記充電位置に配置されるように構成される、ワイヤレス充電可能な電気エネルギー源(4)と、を備える、エアロゾル発生物品用のワイヤレス充電可能な加熱装置(2)。
  15. 前記管状のハウジングは、前記ワイヤレス充電可能な電気エネルギー源(4)が配置される耐水部分(20)を備える、請求項14に記載のワイヤレス充電可能な加熱装置。
  16. 前記管状のレシーバコイル(40)は、第一のレシーバコイル部分(400)および第二のレシーバコイル部分(401)を備え、それらは、前記レシーバコイルの長軸方向軸(42)の方向に互いに所定の距離(43)だけ間隙を介しており、前記第一のレシーバコイル部分(400)は第一の巻き方向(402)を有し、前記第二のレシーバコイル部分(401)は前記第一の巻き方向(402)とは反対の第二の巻き方向(403)を有する、請求項14または請求項15に記載のワイヤレス充電可能な加熱装置。
  17. 前記管状のレシーバコイル部分(40;400、401)は、管状のスリーブ(440、441、442)の周りに巻かれ、かつ磁気伝導性がありかつ非導電性のシート材料の少なくとも一つの層で作られており、前記充電可能な電気エネルギー源(4)は、前記管状のスリーブ(440、441、442)の内部に配置される、請求項14〜16のいずれか一項に記載のワイヤレス充電可能な加熱装置。
  18. 前記磁気伝導性がありかつ非導電性のシート材料はフェライトである、請求項17に記載のワイヤレス充電可能な加熱装置。
  19. 前記管状のスリーブは、三つの分離した個々の管状のスリーブ部分(440、441、442)である、第一の管状のスリーブ端部分(440)、第二の管状のスリーブ端部分(441)、および前記第一および第二の管状のスリーブ端部分(440、441)の間に配置される中間の管状のスリーブ部分(442)を備え、前記第一の管状のスリーブ端部分(440)、前記中間の管状のスリーブ部分(442)および前記第二の管状のスリーブ端部分(441)は、管状のスリーブの長軸方向軸(443)に沿って配置され、
    前記第一の管状のスリーブ端部分(440)および前記中間の管状のスリーブ部分(442)、ならびに前記中間の管状のスリーブ部分(442)および前記第二の管状のスリーブ端部分(441)は、所定の幅(450、451)の環状のギャップ(444、445)だけ互いに間隙を介して磁束が前記管状のスリーブの内部に入ることを防止し、
    さらに、前記第一の巻き方向(402)を有する前記第一のレシーバコイル部分(400)は前記第一の管状のスリーブ端部分(440)の周りに巻かれ、前記第一の巻き方向(402)とは反対の前記第二の巻き方向(403)を有する第二のレシーバコイル部分(401)は前記第二の管状のスリーブ端部分(401)の周りに巻かれる、請求項15、および請求項17または18のいずれか一項に記載のワイヤレス充電可能な加熱装置。
  20. 前記第一の管状のスリーブ端部分(440)および前記第二の管状のスリーブ部分(441)のそれぞれは、前記それぞれの第一および第二の管状のスリーブ端部分(440、441)の端部に配置される二つの外周リング(446、447)および前記二つの外周リング(446、447)間に配置される窪んだ部分(448、449)を備え、前記第一のレシーバコイル部分(400)は、前記第一の管状のスリーブ端部分(440)の前記窪んだ部分(448)内に配置され、前記第二のレシーバコイル部分(401)は前記第二の管状のスリーブ端部分(441)の前記窪んだ部分(449)内に配置される、請求項19に記載のワイヤレス充電可能な加熱装置。
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