JP2019535022A - 単一チップ光学コヒーレンス断層撮影デバイス - Google Patents

単一チップ光学コヒーレンス断層撮影デバイス Download PDF

Info

Publication number
JP2019535022A
JP2019535022A JP2019537420A JP2019537420A JP2019535022A JP 2019535022 A JP2019535022 A JP 2019535022A JP 2019537420 A JP2019537420 A JP 2019537420A JP 2019537420 A JP2019537420 A JP 2019537420A JP 2019535022 A JP2019535022 A JP 2019535022A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
waveguide
signal
sample
switch
length
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2019537420A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6951450B2 (ja
Inventor
バキイェ・イムラン・アブジュ
Original Assignee
アイエックスエー・エーエムシー・オフィス/アカデミック・メディカル・センター
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by アイエックスエー・エーエムシー・オフィス/アカデミック・メディカル・センター filed Critical アイエックスエー・エーエムシー・オフィス/アカデミック・メディカル・センター
Publication of JP2019535022A publication Critical patent/JP2019535022A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6951450B2 publication Critical patent/JP6951450B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01BMEASURING LENGTH, THICKNESS OR SIMILAR LINEAR DIMENSIONS; MEASURING ANGLES; MEASURING AREAS; MEASURING IRREGULARITIES OF SURFACES OR CONTOURS
    • G01B9/00Measuring instruments characterised by the use of optical techniques
    • G01B9/02Interferometers
    • G01B9/02015Interferometers characterised by the beam path configuration
    • G01B9/02027Two or more interferometric channels or interferometers
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01BMEASURING LENGTH, THICKNESS OR SIMILAR LINEAR DIMENSIONS; MEASURING ANGLES; MEASURING AREAS; MEASURING IRREGULARITIES OF SURFACES OR CONTOURS
    • G01B9/00Measuring instruments characterised by the use of optical techniques
    • G01B9/02Interferometers
    • G01B9/02015Interferometers characterised by the beam path configuration
    • G01B9/02027Two or more interferometric channels or interferometers
    • G01B9/02028Two or more reference or object arms in one interferometer
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01BMEASURING LENGTH, THICKNESS OR SIMILAR LINEAR DIMENSIONS; MEASURING ANGLES; MEASURING AREAS; MEASURING IRREGULARITIES OF SURFACES OR CONTOURS
    • G01B9/00Measuring instruments characterised by the use of optical techniques
    • G01B9/02Interferometers
    • G01B9/02049Interferometers characterised by particular mechanical design details
    • G01B9/02051Integrated design, e.g. on-chip or monolithic
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01BMEASURING LENGTH, THICKNESS OR SIMILAR LINEAR DIMENSIONS; MEASURING ANGLES; MEASURING AREAS; MEASURING IRREGULARITIES OF SURFACES OR CONTOURS
    • G01B9/00Measuring instruments characterised by the use of optical techniques
    • G01B9/02Interferometers
    • G01B9/0209Low-coherence interferometers
    • G01B9/02091Tomographic interferometers, e.g. based on optical coherence
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01BMEASURING LENGTH, THICKNESS OR SIMILAR LINEAR DIMENSIONS; MEASURING ANGLES; MEASURING AREAS; MEASURING IRREGULARITIES OF SURFACES OR CONTOURS
    • G01B2290/00Aspects of interferometers not specifically covered by any group under G01B9/02
    • G01B2290/40Non-mechanical variable delay line
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01BMEASURING LENGTH, THICKNESS OR SIMILAR LINEAR DIMENSIONS; MEASURING ANGLES; MEASURING AREAS; MEASURING IRREGULARITIES OF SURFACES OR CONTOURS
    • G01B2290/00Aspects of interferometers not specifically covered by any group under G01B9/02
    • G01B2290/55Quantum effects

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
  • Radiology & Medical Imaging (AREA)
  • Investigating Or Analysing Materials By Optical Means (AREA)
  • Instruments For Measurement Of Length By Optical Means (AREA)

Abstract

高性能単一チップの、集積光学系ベースのOCTシステムが開示され、参照アームの長さがデジタル的に可変である。参照アームは、2つの異なる長さの出力導波路のいずれかに、入力光信号を導くことができる2×2調整可能波長独立導波路スイッチを含む複数のスイッチステージを含む。いくつかの実施形態において、方向性カプラーは熱光学に基づく。いくつかの実施形態は、試験下のサンプルの一列の目標点に沿ってサンプル信号を走査するための固体走査システムを含む。

Description

本願は、2016年9月26日に出願された米国仮出願第62/399729号(整理番号142−031PR1)及び2016年9月26日に出願された米国仮出願第62/399729号(整理番号142−032PR1)の優先権を主張し、そのそれぞれは、参照により本明細書に組み込まれている。本願と、参照により組み込まれた出願の1つまたは複数との間に、用語において、本願の特許請求の範囲の解釈に影響を及ぼしうる何らかの矛盾または不整合があった場合、本願の特許請求の範囲は、本願の用語と整合するものとして解釈されるべきである。
本発明は、一般に医療用画像取得システムに、より具体的には光学コヒーレンス断層撮影に関する。
光学コヒーレンス断層撮影法(Optical coherence tomography、OCT)は、生物学的、生物医学的、医学的スクリーニング及び眼科医療などの分野で次第に一般的な診断ツールとなっている。これは、生物学的組織内のミクロンスケールの微小構造の非侵襲的な画像取得を可能にするために、低コヒーレンス光学干渉分光法を利用する。近年、OCTは、部分的に電離放射線が不要であるとともに、比較的低コストかつ高分解能の、生体内での能力に起因して、生物学的及び生物医学的画像取得のコミュニティでは、放射線画像取得、超音波及び磁気共鳴画像取得とともに急速に有力になっている。例えば眼科医療の分野では、OCTは、人間の眼底写真の非侵襲的画像のために使用され、それによって、黄斑変性、緑内障、網膜炎、色素変性などの網膜病理学の診断を容易にしている。
初期のOCTシステムは、典型的には、古典的なマイケルソン干渉分光計の比較的単純な実装に基づく時間領域システムであった。そのような干渉分光計では、入力光信号は、参照アームとサンプルアームとに分離される。参照アームでは、光は、光を連続的に検出器の方へ反射して戻す可動参照ミラーに向けられる。参照アームの長さは、このミラーの位置に依存する。サンプルアームでは、光は、試験下にあるサンプルの目標点に向けられ、サンプル内の表面下の特徴体によって反射された光のみが、検出器に戻される。そのため、参照アームの長さは、サンプル組織内の特徴体の位置に基づく。ビーム結合器は、2つの反射された光信号を結合して、検出器で干渉パターンを発生させる干渉分光信号を形成する。参照アーム及びサンプルアームのそれぞれの中を同じ長さだけ通過した光は、検出器において強め合って再結合し、高い強度の信号を形成する。
目標点の表面及び表面下の特徴体の1次元走査は、参照ミラーを一定の速度で走査し、参照アームの長さを変化させることによって行われる。これは、検出器によって続いてサンプリングされる干渉パターンに表されるように、参照ミラーの位置に基づいて、時間的に表面または表面下の特徴体の深さをエンコードする。
残念ながら、初期の時間領域OCT技術は有望であったが、その複雑さ及び非常に時間がかかる性質が、幅広い適用を制限することとなった。結果的に、フーリエ領域OCT(FD−OCT)が開発され、これは時間領域OCTに対して顕著な改善をもたらす。
FD−OCTは、干渉分光信号が、ミラー位置よりもむしろ波長の関数として、検出器によってサンプリングされる方法である。FD−OCTシステムは、改善した感度で、より高速な画像取得が可能である。FD−OCTでは、典型的には、サンプル内の目標点は、光学周波数の範囲を通して掃引する光源(すなわち、掃引される光源)でインタロゲートされる。結果として、目標点は、光学周波数が時間の関数である単色ビームで照射される。これにより、波数k(kは波長の逆数に比例する)に対する強度の干渉分光信号を得る結果となる。次いで、フーリエ変換と呼ばれる数学的アルゴリズムが使用され、干渉分光信号を深さに対する強度のプロットに変換する。
SD−OCTは、広帯域スペクトルの光で目標点をインタロゲートする。目標点から反射した光は、検出器の列に沿って波長によって分散され、同時に異なる出力信号を、複数の波長成分のそれぞれについて提供する。結果として、情報は、同時に目標点内の多くの深さから収集され、フーリエ変換操作を、この情報を深さに対する強度のプロットに変換するために使用可能である。
残念ながら、現在の従来技術のOCTシステムは、複数のファイバー及び自由空間光学構成要素を含むため、大きく、複雑で、配置問題に対して敏感である。結果として、これらの問題の多くを軽減し、または解消するための潜在能力を有する集積化光学系ベースの小型OCTシステムが推進されている。
集積光学系システムは、基板の表面に形成された1つまたは複数の光学導波路を含む。光学導波路は、典型的には平面光波回路(PLC)と称される無数の装置に結合可能であり、これは複雑な光学機能性を提供することができる。各「表面導波路」(本明細書では単に「導波路」と称されることもある)は、表面導波路によってコア材料に搬送された光信号を実質的に閉じ込めるクラッディング材料によって取り囲まれた光案内コアを含む。
いくつかの集積光学系ベースの「マイクロ分光計」が、異なる構成に基づいて開発されてきた。例えば、Yurtseverらは、掃引光源及びオンチップマイケルソン干渉分光計に基づくFD−OCTシステムを、非特許文献1において開示した。このシステムは、40μmの軸方向分解能及び25dBの感度を達成した。さらに、アレイ導波路格子(AWG)分光計を含む部分的に集積されたSD−OCTシステムが、Akca及びNguyenらによって、非特許文献2及び3において開示された。Jiao及びTilmaらは、非特許文献4及び5において、InAs/InP量子ドット系導波路光検出器及び、チューニング可能なレーザー光源に基づくSS−OCTシステムを開示した。そのようなシステムは、既存のバルク光学システムのレベルに到達する深さ検出範囲を有する断面画像取得を実行できることが示された。
さらに近年、バランスの取れた検出のために、マイケルソン干渉分光計、参照アーム及び方向性カプラーの組合せを含むSS−OCTシステムが、Nguyenらによって非特許文献6に開示された。このシステムは、ファントムが空気中で80dBの感度及び5mmの深さ範囲で画像取得可能であることを示すために使用された。残念ながら、システムの参照アームが比較的短いため、サンプルの走査が、断面画像を得るために必要とされた。
サンプル走査の必要性は、Yurtseverらによって非特許文献7及び8に開示されるように、長いオンチップ参照アームを採用することによって解決可能であった。残念ながら、集積光学系構成要素のレイアウトが固定された性質のため、これらのシステムは極端に複雑な分散補償を必要とし、ファイバー系システムと比較して信号対雑音比(SNR)が比較的悪かった。
集積光学系技術の発展及び開発に利用可能な豊富な光学的効果にもかかわらず、依然として、先行技術にはない実用的な、高性能の集積光学系ベースのOCTシステムの必要性が残っている。
本発明は、従来技術のコスト及び欠点のいくつかを解消する高分解能集積光学系ベースの光学コヒーレンス断層撮影(OCT)システムを可能にする。本発明に従うOCTシステムは、長さの合計がデジタル的に可変である参照アームを含む。さらに、参照アーム内で搬送される参照信号の光学出力が制御可能である。結果的に、本発明は、改善された信号対雑音比性能を有するとともに、分散補償が従来技術よりも複雑でないOCTシステムを可能にする。本発明の実施形態は、光学コヒーレンス断層撮影などの使用に特によく適している。
例示的な実施形態は、光源と、一対の光検出器と、プロセッサと、単一の基板上に形成された平面光波回路(PLC)と、を含み、これらはまとめてOCTシステムを画定する。PLCは、3dBカプラーと、参照導波路、インタロゲーション導波路、帰還導波路、ビーム結合器及び遅延コントローラを含む複数の表面導波路と、を含む。光源からの入力光信号は、サンプル信号及び参照信号に分配され、これらはそれぞれサンプルアーム及び参照アームを通って伝搬する。
サンプルアームは、インタロゲーション導波路と、帰還導波路とを含み、インタロゲーション導波路は、サンプル信号を、試験下にあるサンプルに提供し、帰還導波路は、表面及び表面下の構造に基づいてサンプルによって反射されたサンプル信号光を結合する。帰還導波路は、反射信号をビーム結合器に搬送する。
参照アームは、遅延コントローラに光学的に結合された2つの参照導波路の一部分を含み、これは、これらの間に配置される。遅延コントローラは、参照アームの所望の全長さ及び、したがって参照信号の所望の遅延に影響を与えるように、プロセッサによってデジタル的に制御可能な長さを有する。遅延コントローラの長さは、複数のスイッチステージに基づき、そのそれぞれは、2つの異なる長さのうち一方を有するように構成可能である。さらに、遅延コントローラは、出力において導波路スイッチを含むことができ、これは、プロセッサに分散信号を提供するために、参照信号をビーム結合器及びまたはコントローラ光検出器に導くことができる。さらに、遅延コントローラは、参照信号がビーム結合器において受け取られると、参照信号の光学出力の量を制御することが可能である。
ビーム結合器は、強度がサンプルの構造に基づく干渉信号を発生させるために、参照信号と反射信号とを結合する。干渉信号は、出力信号をプロセッサに提供する光検出器において検出される。プロセッサは出力信号を処理して、サンプルの構造の推定を実行する。
いくつかの実施形態において、インタロゲーション導波路は、出力ファセットにおいて走査システムを含み、これは、サンプルの「B走査」を生成するためにサンプルの一行の目標点に沿ってサンプル信号を走査することができる。
本発明の実施形態は、サンプルアーム及び参照アームを有する、集積光学系ベースの光学コヒーレンス断層撮影(OCT)システムであって、OCTシステムが、基板にモノリシックに集積されたフォトニック光波回路(PLC)を含み、PLCが、
(i)入力光信号を、サンプルアーム上のサンプル信号及び参照アーム上の参照信号に分配するためのカプラーと、
(ii)参照信号及びサンプルからの反射信号を結合して、干渉信号を生成するためのビーム結合器であって、反射信号がサンプル信号及びサンプルに基づく、ビーム結合器と、
(iii)参照信号を、カプラーからビーム結合器に搬送するための参照アームであって、参照アームが、最小長さから最大長さまでの範囲内で参照アームの長さをデジタル的に制御するように動作可能な遅延コントローラを含む、参照アームと、を含む、システムである。
本発明の別の実施形態は、光学コヒーレンス断層撮影(OCT)を実施するための方法であって、
カプラーと、参照導波路と、遅延コントローラと、ビーム結合器と、を含む平面光波回路(PLC)を提供する段階であって、PLCが基板にモノリシックに集積された、PLCを提供する段階と、
カプラーで受け取られた入力光信号をサンプルアーム上のサンプル信号及び参照アーム上の参照信号に分配する段階であって、参照アームが参照導波路及び遅延コントローラを含む、分配する段階と、
サンプル信号をサンプルに提供する段階と、
ビーム結合器において、反射信号を受け取る段階であって、反射信号がサンプル信号及びサンプルに基づく、受け取る段階と、
参照信号をカプラーからビーム結合器へ、参照導波路及び遅延コントローラを介して搬送する段階と、
参照信号及び反射信号をビーム結合器において結合して干渉信号を生成する段階と、
初期長さから最大長さまでの範囲内で、参照アームの長さをデジタル的に制御する段階と、を含む、方法である。
本発明の例示的な実施形態に従う光学コヒーレンス断層撮影システムの概略図を示す。 PLC110の表面導波路のそれぞれを表す表面導波路構造の断面図の概略図を示す。 例示的な実施形態に従う遅延コントローラの概略図を示す。 例示的な実施形態に従う導波路の一部分304A−iの概略図を示す。 例示的な実施形態に従う導波路の一部分304B−iの概略図を示す。 例示的な実施形態に従う導波路スイッチの概略図を示す。 導波路スイッチ306−iに関して遅延導波路506と主要導波路508との間の交差結合光学出力及び相対的な屈折率のシミュレーション結果を示す。 導波路スイッチ306−iの分割比に関するシミュレーション結果を示す。 導波路スイッチ306−iの分割比に関するシミュレーション結果を示す。 例示的な実施形態に従うビーム結合器の概略図を示す。 異なる入力条件におけるビーム結合器126のBPMシミュレーション結果を示す。 異なる入力条件におけるビーム結合器126のBPMシミュレーション結果を示す。 異なる入力条件におけるビーム結合器126のBPMシミュレーション結果を示す。 例示的な実施形態に従う光学コヒーレンス断層撮影を実施するのに適した方法の動作を示す。 本発明の代替的な実施形態に従う固体ビームスキャナーの概略図を示す。
図1は、本発明の例示的な実施形態に従う光学コヒーレンス断層撮影システムの概略図を示す。システム100は、光源102、プロセッサ104、光検出器106、108及びPLC110を含む。
光源102は、光信号112をPLC110に提供するように動作可能な従来のコヒーレント光源である。図示された例では、光源102は、約1300nmの中心波長を有するように光信号112を放出する端部放射レーザーである。いくつかの実施形態において、光源102は、異なるコヒーレント光源を含み、及び/または異なる波長に中心を有する光を放出する。
プロセッサ104は、それぞれ光検出器106及び光検出器108から受け取った出力信号142及び分散信号144に基づいて、制御信号CVをPLC110に提供するように動作可能な従来の機器制御部及び処理システムである。典型的には、プロセッサ104は、サンプル134の目標点136における構造の推定を実行するために、PLC110から受け取った出力信号を処理するようにも動作可能である。
光検出器106は、後述のようにビーム結合器126から受け取った干渉信号140の強度に基づいて、電気的出力信号(すなわち出力信号142)を提供するように動作可能な従来の光検出器である。
光検出器108は、分散信号144をプロセッサ104に提供するように動作可能な従来の光検出器であり、分散信号は光信号146に基づき、遅延コントローラ124を離れる際に参照信号の少なくとも一部を含む。これにより、以下に議論するようにOCTシステムの2つのアームの間の任意の分散不整合を、プロセッサ104によって補償することが可能になる。
PLC110は、基板114上にモノリシックに集積された表面導波路の装置である。PLC110は、カプラー116と、インタロゲーション導波路118と、帰還導波路120と、参照導波路122と、遅延コントローラ124と、ビーム結合器126と、出力導波路128と、分散制御導波路130と、を含む。いくつかの実施形態において、光源102、光検出器106、108の少なくとも1つは、モノリシックに集積される方式で基板114上に形成されることによって、またはハイブリッド集積技術を用いて基板と接合することによって、PLC110と集積される。
図2は、PLC110の表面導波路のそれぞれを表す表面導波路構造の断面図の概略図を示す。導波路200は、下部クラッディング202と、コア204と、上部クラッディング206とを含み、その全ては基板114上に配置される。
基板114は、従来のシリコン基板である。いくつかの実施形態において、基板114は、異なる半導体、ガラス、ニオブ酸リチウム、シリコン化合物(例えばシリコンゲルマニウム、シリコンカーバイドなど)等のシリコン以外の適切な材料を含む。
下部クラッディング202は、約8ミクロンの厚さを有する二酸化シリコンの層であり、これは基板114の上に熱酸化または別の適切な方法を介して形成される。
コア204は、光案内材料208の層であり、これは、約2.2ミクロンである幅w1及び約1ミクロンである高さh1を有する単一モードチャンネル導波路構造を画定するために彫られたものである。
図示された例では、材料208は、1300nmの波長において約1.535の屈折率及び約2.35K−1の熱光学係数によって特徴づけられる酸窒化シリコン(SiON)である。図示された例において、材料208は、プラズマ支援化学蒸着(PECVD)を用いて下部クラッディング202の上に成膜される。しかし、コア204を形成するために任意の適切な成膜プロセスが使用可能である。
上部クラッディング206は、約500nmの厚さを有する二酸化シリコンの層である。
下部クラッディング202及び上部クラッディング206のそれぞれにおける材料は、約1.4485の屈折率によって特徴づけられる。そのため、導波路200の材料積層体全体の有効屈折率は約1.472である(TE偏光について)。
図示された例において、コア204は酸窒化シリコン(SiON)を含み、下部クラッディング202及び上部クラッディング206はそれぞれ二酸化シリコンを含む。しかし、当業者であれば、本明細書を読めば、無数の材料(例えば窒化シリコン、シリコン、ニオブ酸リチウム、化合物半導体、ガラス、二酸化シリコンなど)が、本発明の範囲から逸脱することなく、導波路200のコア及びクラッディング層に使用可能であることを認識するであろう。後述のように、例示的な実施形態は、熱光学効果に基づいて動作する導波路スイッチを採用した遅延コントローラを含み、結果的に、この実施形態は、相対的に高い熱光学係数によって特徴づけられた表面導波路を採用することが好適である。しかし、本発明のいくつかの実施形態は、電気光学効果、誘導応力などの異なるスイッチング原理に基づく導波路スイッチを採用する。そのような実施形態では、それらに含まれる導波路は、採用されたスイッチング原理のそれぞれの使用を容易にするように設計されることが好適である。
例示された実施形態は単一モードチャンネル導波路である表面導波路を含むが、異なる伝搬特性、幾何形状、構造及び/または材料を有する表面導波路も、本発明の範囲から逸脱することなく本発明の実施形態において使用可能であることは注意すべきである。
ここで図1に戻ると、カプラー116は、光信号112をサンプル信号112A及び参照信号112Bに均一に分配し、それらをそれぞれサンプルアーム132A及び参照アーム132Bに提供する、従来のアディアバティック3dB方向性カプラーである。いくつかの実施形態において、カプラー116の分割比は、50:50以外である。いくつかの実施形態において、カプラー116は、yカプラーなどの異なる光学出力分割要素である。いくつかの実施形態において、カプラー116は、入力ポートにおいて結合損失を低減するために、スポットサイズ変換器、レンズなどの素子を含む。いくつかの実施形態において、カプラー116は、端部カプラー、垂直格子カプラーなどを介して入力信号112を受け取る。いくつかの実施形態において、カプラー116は、光ファイバー、バルクレンズ、レンズ光ファイバー、高開口数ファイバー、フォトニック集積回路(PIC)の出力ポートまたはPLCなどの外部素子から入力信号112を受け取る。
サンプルアーム132Aは、インタロゲーション導波路118、帰還導波路120、及びサンプル信号112Aによってインタロゲートされるサンプル134の部分(すなわち目標点136)を含む。インタロゲーション導波路118は、カプラー116からサンプル134にサンプル信号112Aを搬送する。帰還導波路120は、サンプルによって反射されたサンプル信号112Aの光を受け取り、反射光をビーム結合器126に搬送する。サンプルアームはまた、PLC110とサンプル134との間の往復自由空間経路を含むことは注意すべきであるが、自由空間内の移動距離は典型的には非常に短いため、そのサンプルアーム132Aへの寄与は、システム100の動作には重要でないと考えられ、添付した特許請求の範囲に含むサンプルアーム132Aの考慮からは排除される。
前述のように、従来技術のOCTシステムは、固定長さの参照アームを含む。残念ながら、参照アームの光が通常アクセスできないという事実とともに、そのような参照アームの静的な性質に起因して、分散補償はこのようなシステムでは困難になる。さらに、静的な参照アームは、信号対雑音比(SNR)を改善するための参照信号の光学出力の調整を不可能にする。しかし、本発明の実施形態は、参照アームの長さ及びそれを通って伝搬する参照信号の光学出力の両方の制御を可能にする遅延コントローラを含む参照アームを含む。さらに、遅延コントローラは、参照アーム内の参照信号を光検出器108に光学的に結合するような幾何形状とされて配置され、これはシステム内の分散の直接的な指標をプロセッサに提供する。結果的に、本発明の実施形態は、従来のOCTシステムに対して、より高いSNR及び、より容易に達成される分散補償などの顕著な利点を与えられる。
参照アーム132Bは、参照導波路の一部分122−1、122−2及び遅延コントローラ124を含む。
参照導波路の一部分122−1、122−2はそれぞれ、参照信号112Bを搬送するための固定長さの導波路である。導波路の一部分122−1はカプラー116と遅延コントローラ124とを光学的に結合し、その一方、導波路の一部分122−2は遅延コントローラ124とビーム結合器126とを光学的に結合する。
遅延コントローラ124は、以下に議論するように、参照アーム132Bの長さを遅延コントローラに含まれるスイッチステージの数に基づく初期長さと最大長さとの間でデジタル的に変化させることができる導波路スイッチ及び導波路の一部分のネットワークである。遅延コントローラ124は、カプラー116から参照信号112Bを受け取り、参照信号112B’(ここで、参照信号112B’は、参照信号112Bの潜在的に遅延したバージョンである)及び光信号146を、含まれる複数の導波路スイッチの構成に基づいて提供するように動作可能である。
図3は、例示的な実施形態に従う遅延コントローラの概略図を示す。遅延コントローラ124は、スイッチステージ302−1から302−4及び導波路スイッチ306−5を含む。例示的な実施形態は、4つのスイッチステージを有する遅延コントローラを含むが、本発明に従う遅延コントローラは、本発明の範囲から逸脱することなく、任意の実用的な数のスイッチステージを含むことができる。
スイッチステージ302A−i(i=1〜4)のそれぞれは、導波路の一部分304A−i、304B−iを含み、これらは導波路スイッチ304−iに光学的に結合される。各導波路スイッチ305A−iは、プロセッサ104によって提供された制御電圧CV−iの大きさに基づいて、それぞれの導波路の一部分304A−i、304B−iを通して光信号112Bの経路を制御する。
図4Aは、例示的な実施形態に従う導波路の一部分304A−iの概略図を示す。導波路の一部分304A−iは、長さL1を有する実質的に直線的な導波路区画である。図示された例において、導波路の一部分304A−1から304A−4(まとめて導波路の一部分304Aと呼ばれる)は実質的に同一であり、L1は1cmに等しいが、いくつかの実施形態では、導波路の一部分304Aの少なくとも1つは、異なる形状及び/または長さを有する。
図4Bは、例示的な実施形態に従う導波路の一部分304B−iの概略図を示す。導波路の一部分304B−iは、導波路区画402と、導波路区画404と、導波路区画406と、を含む屈曲した導波路である。
導波路区画402は、半径Rを有する半円形の導波路である。
導波路区画404のそれぞれは、半径Rを有する四分の一円形の導波路である。
導波路区画406のそれぞれは、長さLsを有する直線状の導波路である。
図示された例において、Rの大きさは、導波路区画402及び404が、導波路の一部分304A−iの長さ(すなわちL1)に等しい結合長さを有するように選択される。そのため、導波路の一部分304B−iの長さ全体は、2Ls+L1に等しい。図示された例において、導波路の一部分304B−1から304B−4(まとめて導波路の一部分304Bと呼ばれる)は実質的に同一であり、Lsは1cmであるが、いくつかの実施形態では、導波路の一部分304Bの少なくとも1つは異なる形状及び/または長さを有する。当業者であれば、本明細書を読めば、Lsの長さが、参照アーム132Bの長さが調整可能である解像度を決定することを認識するであろう。
例示的な実施形態において、参照アーム132Bの初期長さは、約20cmである。遅延コントローラ124は、それぞれ追加的に2cmを加えることができる4つのスイッチステージを含むため、参照アームの最大長さは28cmである。そのため、参照アームの長さは、導波路スイッチ306−iのそれぞれに適切な制御電圧CV−iを提供することによって、約20cmから約28cmの範囲内で、2cmごとにデジタル的に制御可能である。これらの値は単なる例であり、任意の実用的な長さが、導波路の一部分304及び304Bのいずれかの長さとともに、参照アーム132Bの初期長さを含む、システム100の任意の寸法について使用可能である。
導波路の一部分304Bに直線状の導波路区画406を含めることで、屈曲した導波路区画402、404が、各導波路の一部分304Bに必要な全チップフットプリントをシステム100の小型化設計を可能にする程度に十分小さく保つ助けとなる一方で、光学長さを追加することによって、設計の柔軟性を与える。
上記の例示的な寸法を用いると、PLC110の全体は、2cm×2cmの領域内に収容することが可能であり、これは単一チップ上に容易に形成される。しかし、導波路200について高屈折率コントラスト導波路材料システム(例えば、シリコンまたは窒化シリコンのコアに基づくなど)を用いることにより、PLC110に必要なチップ面積は顕著に低減可能である。
図5Aは、例示的な実施形態に従う導波路スイッチの概略図を示す。導波路スイッチ306−iは、制御電圧CV−iの大きさに基づいて、入力ポートIn1、In2と出力ポートOut1、Out2との間の光学的結合を制御する2×2クロスバースイッチである。導波路スイッチ306−iは、一対の方向性カプラー502−1、502−2を含むマッハ・ツェンダー型干渉分光カプラーであり、それらは遅延区画504のいずれかの側部に存在する。導波路スイッチ306−iは、導波路スイッチ306−1から306−5(まとめてスイッチ306と呼ばれる)のそれぞれを表している。
方向性カプラー502−1、502−2(まとめて、カプラー502と呼ばれる)のそれぞれは、長さL2を有する従来の方向性カプラーである。方向性カプラー502−1、502−2は、「相補性方向性カプラー」である。添付した特許請求の範囲を含む、本明細書の目的に関して、「相補性方向性カプラー」という用語は、1つの方向性カプラーに導入された任意の逸脱が、もう一方の方向性カプラーで実質的に補償されるように、協調して動作する方向性カプラーであるとして定義される。いくつかの実施形態において、方向性カプラー502−1、502−2は相補性方向性カプラーではない。
遅延区画504は、遅延導波路506と、主要導波路508と、主要導波路508の上に配置され、電気的に制御信号CV−iと接続されたヒーター510と、を含む。
導波路スイッチ306−iは、熱光学導波路スイッチであるため、光が遅延導波路506及び主要導波路508の一方を通って伝搬すると、それらの間の結合は、ヒーター510の温度によって制御される。いくつかの実施形態において、遅延コントローラ124は、電気光学的、圧電的、応力的、液晶系などの、その他の効果に基づく導波路スイッチを含む。
導波路スイッチ306−iは、0%(交差結合が生じない)から100%(完全に交差結合する)までの範囲内のいずれにも調整可能な交差結合比を有する。導波路スイッチのカップリング比は、以下で与えられる。
ここで、
及び
はカプラー502−1、502−2のそれぞれの平行導波路カプラー区画内に存在する基本モードと、一次システムモードとの間の半位相差であり、2θ=β(λ)ΔLは、遅延導波路506と主要導波路508との間の経路長差ΔL及び導波路モードの伝搬定数β(λ)によって遅延区画に導入された相対的な位相遅延である。
導波路スイッチ306−i(すなわち、全カプラー)に最も平坦な導波路応答を提供するために、パラメータは、設計及び製造を容易にするように、
(全カプラー)、
(全カプラー)、
として選択可能である。これらの設計パラメータに基づいて、図示された例では、方向性カプラー502−1、502−2のそれぞれの長さL2は155ミクロンであり、経路長差ΔLは0.29ミクロンである。導波路スイッチ306−iの合計長さは1.6mmである。
図5Bは、導波路スイッチ306−iに関して、遅延導波路506と主要導波路508との間の交差結合された光学出力及び相対屈折率のシミュレーション結果を示す。プロット512は、遅延導波路506と主要導波路508との間の屈折率の差の関数として、入力ポートIn1に導入された光信号について出力ポートOut2における光学出力を示す。プロット512から分かるように、Δn=2.4×10−3の場合、主要導波路508に導入された光信号の96%は遅延導波路506に交差結合し、これは約102Kのヒーター温度で生じる。
図5Cは、導波路スイッチ306−iの分割比についてのシミュレーション結果を示す。プロット514は、0の電圧がヒーター510に印加され、スイッチが室温にある場合、交差結合がスイッチ内に実質的に存在しないことを示している。プロット516は、十分な電圧がヒーター510に印加され、スイッチの温度が上昇した場合に、完全な交差結合がスイッチ内に存在することを示している。
図5Dは、導波路スイッチ306−iの分割比についてのシミュレーション結果を示す。プロット518、520は、遅延導波路506と主要導波路508との間の分割比が、スイッチのクロス状態及びバー状態の両方において、100nm幅の帯域にわたって実質的に波長から独立していることを示している。
参照信号112Bがスイッチステージ302−1から302−4を通過した後、参照信号112Bの光学出力のいくらかまたは全てを光信号146としていずれかの光検出器108に導くか、または参照信号112B’としてビーム結合器126に導くスイッチ306−5を通って伝搬する。導波路スイッチ306−5は、導波路スイッチ306−1から306−4のそれぞれと実質的に同一である。
ビーム結合器126は、サンプル信号112A及び反射信号138を再結合して干渉信号140を生成し、光検出器106に提供するように動作可能である表面導波路素子である。
図6は、例示的な実施形態に従うビーム結合器の概略図を示す。ビーム結合器126は、スラブ602と出力導波路128とを含み、そのそれぞれは、前述され、図2に関する導波路200に類似している。
スラブ602は、導波路200のそれと類似した導波路構造の領域であるが、参照導波路122−2及び帰還導波路120によって搬送された光信号を再結合し、再結合された光信号を干渉信号140として出力導波路128に提供するような寸法とされて配置される。スラブ602は幅w2及び長さL3を有し、それらはスラブ領域内で2モード干渉(TMI)を可能にするように選択される。ビーム結合器126の構造は、製造許容がより大きく、そのため性能がより再現されやすいため、より従来のYジャンクションよりも好適である。図示された例において、w2は6ミクロンであり、L3は33ミクロンであり、参照導波路122−2及び帰還導波路120は1.4ミクロンである離隔距離d1だけ離隔されている。
図7AからCは、異なる入力条件下のビーム結合器126に関するBPMシミュレーション結果を示す。ビーム結合器の放射損失は、スラブ602において受け取られた際の参照信号112B’と参照信号138との間の位相差に、それらの相対出力とともに依存する。
プロット700は、参照信号112B’及び反射信号138が同位相であり、等しい出力を有する場合の光信号の結合を示す。プロットにみられるように、全ての入力が一次イーブンモードに結合され、そのため、スラブ領域602を通して出力導波路128に伝達される。この場合、ビーム結合器126は、参照導波路122−2及び帰還導波路120から受け取られた光学出力の約96%を有する干渉信号140を提供することになると見積もられる。換言すれば、ビーム結合器を通した最小光学損失は約4%である。
プロット702は、参照信号112B’及び反射信号138が同位相であり、0.5の出力比を有する場合の光信号の結合を示す。この出力の不均衡は、プロット700に示された等しい出力の場合と比較して、4%の出力低下を引き起こすのみである(すなわち、干渉信号140は、参照導波路122−2及び帰還導波路120から受け取られた光学出力の約92%を有する)。
プロット704は、光信号112B’、138がπ/6の位相差を有する場合の光信号の結合を示している。この場合、干渉信号140の出力は、参照信号112B’及び反射信号138の結合入力の約89%に低下する(すなわち、プロット700に示された同位相、等しい出力の場合から7%の低下)。
図示された例において、ビーム結合器126は2モード干渉(TMI)に基づいているが、その他のビーム結合器も、本発明の範囲から逸脱することなくPLC110内で使用可能である。
図8は、例示された実施形態に従う光学コヒーレンス断層撮影を実施するのに適した方法の動作を示す。方法800は動作801で開始し、光源102が光信号112を提供する。
動作802において、光信号112は、カプラー116においてサンプル信号112A及び参照信号112B’に分配される。
動作803において、サンプル134の目標点136がサンプル信号112Aでインタロゲートされる。サンプル134は、インタロゲーション導波路118の出力ファセットFC−1から、サンプル信号112Aを自由空間光信号として受け取る。典型的には、レンズまたはその他のバルク光学系システムが、インタロゲーション導波路118から発せられる自由空間光を捕捉し、サンプル134上のスポットに集束するために使用される(図1には示されていない)。
サンプル信号112Aでインタロゲートされると、目標点136は、反射光138を反射し、これは帰還導波路120の入力ファセットFC−2に光学的に結合される。反射信号138のスペクトルの内容は、サンプル信号内の波長成分のセット並びに、目標点136における表面及び表面下の特徴体に基づいている。好適には、FC−1及びFC−2は、PLC110とサンプル134との間の光学損失を低減するために、近接して離隔されている。
動作804において、帰還導波路120は、反射信号138をビーム結合器126に提供する。
動作805において、プロセッサ104は、遅延コントローラ124を、参照アーム132Bの所望の長さを確立するように構成する。
動作806において、参照導波路122−2は、参照信号112B’をビーム結合器126に提供する。
動作807において、光信号138及び112B’は、干渉信号140を発生させるためにビーム結合器126に結合される。
動作808において、光検出器106は、干渉信号140の強度に基づいて出力信号142を提供する。
動作809において、プロセッサ104は、出力信号142に基づいて、目標点136における構造の深さ走査画像を推定する。
動作810において、プロセッサ104は、導波路スイッチ306−5を、参照信号112B’の少なくとも一部を光検出器108に光信号146として提供するように構成する。
動作811において、光検出器108は、光信号146に基づいて分散信号144を提供し、それをプロセッサ104に提供する。
動作812において、プロセッサ104は、システム100内の分散を(典型的には3次多項式手法を介して)決定し、分散信号144に基づいて、導波路スイッチ306−1から306−4の結合比を制御することによって、システム100について分散補償を提供する。
動作813において、プロセッサ104は、出力信号142に基づいて導波路スイッチ306−5の結合比を制御することにより、参照信号112B’の光学出力を制御する。参照信号112B’の出力を制御することによって、システム100は、出力信号142が改善されたSNRを有するようにすることができる。
前述のように、システム100は、サンプル134における単一の目標点において、軸−深さ走査を生成するように動作することができる(典型的に「A走査」と呼ばれる)。しかし、サンプルの線形領域の断面画像を生成するために、一行の目標点を走査する(「B走査」)こと、またはいくつかの場合には、目標点の2次元アレイを走査する(「C走査」)ことが望ましい場合も多い。B走査及び/またはC走査を可能にするために、システム100及びサンプル136の少なくとも1つは、1次元または2次元走査が可能な走査ステージ上に配置されうる。残念ながら、OCTシステムとサンプルとの間の物理的配置を変更することは、画像が構成される出力信号の潜在的な精度の悪化及び雑音につながりうる。
本発明のいくつかの実施形態において、固体走査システムがサンプルアーム132Aに組み込まれ、B走査を生成するための物理的な走査システム100またはサンプル134の必要性を排除する。
図9は、本発明の代替的な実施形態に従う固体ビームスキャナーの概略図を示す。スキャナー900は、インタロゲーション導波路118と、スキャナー導波路904A−1から904A−M及び904B−1から904B−Mと、導波路スイッチ902A−1から902A−M及び902B−1から902B−Mと、出力ポート906と、を含む。
導波路スイッチ902A−1から902A−M及び902B−1から902B−Mのそれぞれは、前述の導波路スイッチ306−iに類似している。
スキャナー導波路904A−1から904A−M及び904B−1から904B−Mのそれぞれ(まとめてスキャナー導波路904と呼ばれる)は、前述の導波路200に類似している。スキャナー導波路904A−1から904A−M及び904B−1から904B−Mは、ファセット908A−1から908A−M及び908B−1から908B−Mをそれぞれ含む。
出力ポート906は、ファセット908A−1から908A−M及び908B−1から908B−Mとともに、インタロゲーション導波路118の出力ファセットFC−1を含む。出力ポート906に含まれる出力ファセットは、好適には均一な間隔d2によって離隔されている。図示された例において、Mは100ミクロンに等しく、d2は10ミクロンに等しく、そのため、出力ポートの101個の出力ファセットは、光信号112Aを1mmである全走査長さL3にわたって走査可能である。M、d2及びL3のいずれも、本発明の範囲を逸脱することなく、任意の実用的な値を有することができることは注意すべきである。
出力ポート906に沿ってサンプル信号112Aを走査するために、適切なセットの導波路スイッチ902が、完全な交差結合を可能にするように作動される。例えば、スキャニング導波路904A−Mの出力ファセットからサンプル信号を放出するために、導波路スイッチ902A−1から902A−Mの全てが作動される。サンプル信号をスキャニング導波路904A−(M−1)の出力ファセットへ動かすために、導波路スイッチ902A−1から902A−M−1の全てが作動されるが、902A−Mは作動されない。
各導波路スイッチの作動は、数マイクロ秒の間に行うことが可能であるため、出力ポート906の全走査長さL3にわたるサンプル信号112Aの走査は、ガルバノメータースキャナーなどの機械的スキャナーよりも顕著に短い時間で行うことができる。
本開示は、例示的な実施形態のただ1つの例を教示するものであり、本発明の多くの変形例は、本開示を読めば当業者は容易に導き出すことができ、本発明の範囲は添付された特許請求の範囲によって決定されるべきであることは理解されるべきである。
100 システム
102 光源
104 プロセッサ
106、108 光検出器
110 PLC
112 光信号
112A サンプル信号
112B、112B’ 参照信号
114 基板
116 カプラー
118 インタロゲーション導波路
120 帰還導波路
122 参照導波路
122−1、122−2 参照導波路の一部分
124 遅延コントローラ
126 ビーム結合器
128 出力導波路
130 分散制御導波路
132A サンプルアーム
132B 参照アーム
134 サンプル
136 目標点
138 反射信号
140 干渉信号
142 出力信号
144 分散信号
146 光信号
200 導波路
202 下部クラッディング
204 コア
206 上部クラッディング
208 光案内材料208
302−1から302−4、302A−i スイッチステージ
304−i(i=1〜4) 導波路スイッチ
304A−i(i=1〜4)、304B−i(i=1〜4) 導波路の一部分
305A−i(i=1〜4) 導波路スイッチ
306、306−1から306−5 導波路スイッチ
402、404、406 導波路区画
502 カプラー
502−1、502−2 方向性カプラー
504 遅延区画
506 遅延導波路
508 主要導波路
510 ヒーター
602 スラブ
900 スキャナー
902、902A−1から902A−M、902B−1から902B−M 導波路スイッチ
904、904A−1から904A−M、904B−1から904B−M スキャナー導波路
906 出力ポート
908A−1から908A−M、908B−1から908B−M ファセット
FC1 出力ファセット

Claims (22)

  1. サンプルアーム及び参照アームを有する、集積光学系ベースの光学コヒーレンス断層撮影(OCT)システムであって、前記OCTシステムが、基板にモノリシックに集積されたフォトニック光波回路(PLC)を含み、前記PLCが、
    (i)入力光信号を、前記サンプルアーム上のサンプル信号及び前記参照アーム上の参照信号に分配するためのカプラーと、
    (ii)前記参照信号及びサンプルからの反射信号を結合して、干渉信号を生成するためのビーム結合器であって、前記反射信号が前記サンプル信号及び前記サンプルに基づく、ビーム結合器と、
    (iii)前記参照信号を、前記カプラーから前記ビーム結合器に搬送するための参照アームであって、前記参照アームが、最小長さから最大長さまでの範囲内で前記参照アームの長さをデジタル的に制御するように動作可能な遅延コントローラを含む、参照アームと、を含む、システム。
  2. 前記遅延コントローラが、前記ビーム結合器で受け取られた前記参照信号の光学出力を制御するようにも動作可能である、請求項1に記載のシステム。
  3. 前記OCTシステムがさらに、
    (iv)前記サンプル信号を前記カプラーから前記サンプルに搬送するための第1の導波路と、
    (v)前記サンプルからの反射信号を受け取り、前記反射信号を前記ビーム結合器に搬送するための第2の導波路であって、前記反射信号が、前記サンプル信号及び前記サンプルに基づく、第2の導波路と、を含む、請求項1に記載のシステム。
  4. 前記遅延コントローラが複数のスイッチステージを含み、各スイッチステージが、
    第1の長さを有する第1の導波路の一部分と、前記第1の長さと異なる第2の長さを有する第2の導波路の一部分と、
    第1の入力ポートにおいて受け取られた光信号を、前記第1の導波路の一部分または前記第2の導波路の一部分のいずれかに光学的に結合するように動作可能な導波路スイッチと、を含む、請求項1に記載のシステム。
  5. 各導波路スイッチが、
    主要導波路と、遅延導波路と、を含む遅延区画を含み、前記遅延区画が、制御信号に基づいて、前記主要導波路と前記遅延導波路との間の交差結合を制御するように動作可能であり、
    前記主要導波路が、前記第1の導波路の一部分及び前記第2の導波路の一部分のうちの一方と光学的に結合され、
    前記遅延導波路が、前記第1の導波路の一部分及び前記第2の導波路の一部分のうちの他方と光学的に結合された、請求項4に記載のシステム。
  6. 各導波路スイッチがさらに、
    第1の方向性カプラーと、
    第2の方向性カプラーと、を含み、
    前記遅延区画が、前記第1の方向性カプラーと前記第2の方向性カプラーとの間にあり、
    前記第1の方向性カプラー及び前記第2の方向性カプラーが、相補性方向性カプラーである、請求項5に記載のシステム。
  7. 複数の前記導波路スイッチのうちの少なくとも1つの導波路スイッチが、熱光学効果に基づいて、前記第1の導波路の一部分及び前記第2の導波路の一部分のそれぞれに光学的に結合されたそれぞれの光信号の一部を制御するように動作可能な、請求項4に記載のシステム。
  8. 光検出器をさらに含み、前記遅延コントローラがさらに、前記参照信号の少なくとも一部を前記光検出器に提供するように動作可能である、請求項1に記載のシステム。
  9. 前記ビーム結合器が、2モード干渉に基づいて前記参照信号と前記反射信号とを結合するように動作可能である、請求項1に記載のシステム。
  10. 前記PLCがさらに、前記サンプル信号を、前記サンプルの複数の目標点に提供するように動作可能なビームスキャナーを含み、前記ビームスキャナーが、
    それぞれファセットを含む複数の導波路であって、複数の前記ファセットが集まって出力ポートを画定する、複数の導波路と、
    複数の導波路スイッチであって、前記複数の導波路スイッチの各導波路スイッチが、光を前記複数の導波路のうち異なる対の導波路の間で切り替えるように動作可能な、複数の導波路スイッチと、を含み、
    前記複数の導波路のうちの第1の導波路が、前記サンプル信号を前記カプラーから受け取るような幾何形状とされて配置された、請求項1に記載のシステム。
  11. 前記複数のファセットのうちの前記ファセットが、均一に離隔された、請求項10に記載のシステム。
  12. 光学コヒーレンス断層撮影(OCT)を実施するための方法であって、
    カプラーと、参照導波路と、遅延コントローラと、ビーム結合器と、を含む平面光波回路(PLC)を提供する段階であって、前記PLCが基板にモノリシックに集積された、PLCを提供する段階と、
    前記カプラーで受け取られた入力光信号をサンプルアーム上のサンプル信号及び参照アーム上の参照信号に分配する段階であって、前記参照アームが前記参照導波路及び前記遅延コントローラを含む、分配する段階と、
    前記サンプル信号をサンプルに提供する段階と、
    ビーム結合器において、反射信号を受け取る段階であって、前記反射信号が前記サンプル信号及び前記サンプルに基づく、受け取る段階と、
    前記参照信号を前記カプラーから前記ビーム結合器へ、前記参照導波路及び前記遅延コントローラを介して搬送する段階と、
    前記参照信号及び前記反射信号を前記ビーム結合器において結合して干渉信号を生成する段階と、
    初期長さから最大長さまでの範囲内で、前記参照アームの長さをデジタル的に制御する段階と、を含む、方法。
  13. 前記ビーム結合器において受け取られた前記参照信号の光学出力を制御する段階をさらに含む、請求項12に記載の方法。
  14. 前記参照信号の少なくとも一部を光検出器に提供するための前記遅延コントローラを制御する段階をさらに含む、請求項12に記載の方法。
  15. 前記参照信号及び前記反射信号を、2モード干渉に基づいて結合するように動作可能であるように、前記ビーム結合器を提供する段階をさらに含む、請求項12に記載の方法。
  16. 前記参照アームの長さが、遅延コントローラの長さを制御することによって制御される、請求項12に記載の方法。
  17. 複数のスイッチステージを含むように、前記遅延コントローラを提供する段階であって、各スイッチステージが、
    (i)第1の長さを有する第1の導波路の一部分と、
    (ii)前記第1の長さとは異なる第2の長さを有する第2の導波路の一部分と、
    (iii)第1の入力ポートにおいて受け取られた第1の光信号を、前記第1の導波路の一部分及び前記第2の導波路の一部分のいずれかに光学的に結合するように動作可能な導波路スイッチと、を含む、前記遅延コントローラを提供する段階と、
    前記第1及び第2の導波路の一部分のそれぞれとの、各入力ポートの光学結合を制御するために、前記複数の導波路スイッチのうちの各導波路スイッチに制御信号を提供する段階と、をさらに含む、請求項16に記載の方法。
  18. 前記複数の導波路スイッチのうちの少なくとも1つの導波路スイッチが、主要導波路及び遅延導波路を含む遅延区画を含むように、前記遅延コントローラが提供され、前記遅延区画が、前記主要導波路と前記遅延導波路との間の交差結合を、各導波路スイッチに提供された前記制御信号に基づいて制御するように動作可能である、請求項17に記載の方法。
  19. 前記複数の導波路スイッチのうちの少なくとも1つの導波路スイッチが、第1の方向性カプラー及び第2の方向性カプラーをさらに含むように、前記遅延コントローラが提供され、前記第1及び第2の方向性カプラーが相補性方向性カプラーであり、前記遅延区画が、前記第1の方向性カプラーと前記第2の方向性カプラーとの間にある、請求項18に記載の方法。
  20. 前記複数の導波路スイッチのうち少なくとも1つの導波路スイッチが、熱光学効果に基づいて、前記第1の導波路の一部分及び前記第2の導波路の一部分のそれぞれに光学的に結合される各光信号の部分を制御するように動作可能であるように、前記複数の導波路スイッチのうち少なくとも1つの導波路スイッチが提供される、請求項17に記載の方法。
  21. 前記サンプル信号を、前記カプラーから、複数の導波路、複数の導波路スイッチ及び、複数のファセットを含む出力ポートを含むビームスキャナーに搬送する段階であって、前記複数の導波路のうちの各導波路が、前記複数のファセットのうちの異なるファセットを含み、前記複数の導波路スイッチのうちの各導波路スイッチが、前記複数の導波路のうちの異なる対の導波路の間で光を切り替えるように動作可能である、前記サンプル信号をビームスキャナーに搬送する段階と、
    前記サンプル信号が前記出力ポートの異なるファセットから、複数の目標点のうちのそれぞれの目標点に提供されるように、前記複数の導波路スイッチを制御する段階と、
    を含む動作によって、前記サンプル信号を、前記サンプルの前記複数の目標点のうちのそれぞれに提供する段階をさらに含む、請求項12に記載の方法。
  22. 前記複数のファセットのうちのファセットが均一に離隔されるように、前記ビームスキャナーを提供する段階をさらに含む、請求項21に記載の方法。
JP2019537420A 2016-09-26 2017-09-26 単一チップ光学コヒーレンス断層撮影デバイス Active JP6951450B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US201662399771P 2016-09-26 2016-09-26
US62/399,771 2016-09-26
PCT/IB2017/055876 WO2018055606A1 (en) 2016-09-26 2017-09-26 Single-chip optical coherence tomography device

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019535022A true JP2019535022A (ja) 2019-12-05
JP6951450B2 JP6951450B2 (ja) 2021-10-20

Family

ID=60327340

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019537420A Active JP6951450B2 (ja) 2016-09-26 2017-09-26 単一チップ光学コヒーレンス断層撮影デバイス

Country Status (5)

Country Link
US (1) US10907951B2 (ja)
EP (1) EP3516325B1 (ja)
JP (1) JP6951450B2 (ja)
KR (1) KR102479670B1 (ja)
WO (1) WO2018055606A1 (ja)

Families Citing this family (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9683928B2 (en) 2013-06-23 2017-06-20 Eric Swanson Integrated optical system and components utilizing tunable optical sources and coherent detection and phased array for imaging, ranging, sensing, communications and other applications
US9464883B2 (en) 2013-06-23 2016-10-11 Eric Swanson Integrated optical coherence tomography systems and methods
US20160357007A1 (en) 2015-05-05 2016-12-08 Eric Swanson Fixed distal optics endoscope employing multicore fiber
US10969571B2 (en) 2016-05-30 2021-04-06 Eric Swanson Few-mode fiber endoscope
US10914634B2 (en) 2016-09-26 2021-02-09 Academisch Medisch Centrum High-resolution integrated-optics-based spectrometer
EP4289348A3 (en) 2017-05-12 2024-01-17 Chao Zhou Space division multiplexing optical coherence tomography using an integrated photonic device
US11119193B2 (en) * 2018-03-28 2021-09-14 Northwestern University Micro resolution imaging range sensor system
US10509167B2 (en) 2018-04-23 2019-12-17 Hewlett Packard Enterprise Development Lp Optical phase difference calculation using analog processing
EP3771884A1 (en) * 2019-08-02 2021-02-03 AIT Austrian Institute of Technology GmbH Optical coherence tomography system
WO2021116751A1 (en) * 2019-12-11 2021-06-17 Rockley Photonics Limited Optical device for heterodyne interferometry
US11681093B2 (en) 2020-05-04 2023-06-20 Eric Swanson Multicore fiber with distal motor
US11802759B2 (en) * 2020-05-13 2023-10-31 Eric Swanson Integrated photonic chip with coherent receiver and variable optical delay for imaging, sensing, and ranging applications
GB2598538A (en) * 2020-05-18 2022-03-09 Univ Loughborough Method and apparatus for measuring distance
GB2601117B (en) * 2020-11-13 2023-09-13 Siloton Ltd Integrated optical system for spectral domain optical coherence tomography
CN113155058A (zh) * 2021-04-29 2021-07-23 范金坪 一种基于空域载频相移的多波长动态相位测量装置及方法
WO2023242012A1 (en) * 2022-06-14 2023-12-21 Asml Netherlands B.V. Integrated optical system for scalable and accurate inspection systems

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10267830A (ja) * 1997-03-26 1998-10-09 Kowa Co 光学測定装置
US20070278389A1 (en) * 2006-06-02 2007-12-06 Mahesh Ajgaonkar Multi-channel low coherence interferometer
JP2014517286A (ja) * 2011-05-20 2014-07-17 メドルミクス,エセ.エレ. 低コヒーレンス干渉分光法のためのスキャン装置
JP2016505828A (ja) * 2012-12-06 2016-02-25 リーハイ・ユニバーシティー 空間分割多重光コヒーレンストモグラフィー装置

Family Cites Families (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6175671B1 (en) 1998-10-01 2001-01-16 Nortel Networks Limited Photonic crystal waveguide arrays
US20060034569A1 (en) 2004-08-11 2006-02-16 General Electric Company Novel folded Mach-Zehnder interferometers and optical sensor arrays
DE102008063225A1 (de) * 2008-12-23 2010-07-01 Carl Zeiss Meditec Ag Vorrichtung zur Swept Source Optical Coherence Domain Reflectometry
JP2012518801A (ja) 2009-02-24 2012-08-16 アイディ株式会社 平面光波フーリエ変換分光計
US8643929B2 (en) 2010-01-12 2014-02-04 Alcatel Lucent Nested Mach-Zehnder modulator
WO2012015995A2 (en) 2010-07-28 2012-02-02 Aidi Corporation Planar lightwave fourier-transform spectrometer measurement including phase shifting for error correction
EP2715277A4 (en) * 2011-05-31 2015-02-11 Tornado Spectral Systems Inc INTERFEROMETRY ON A LEVEL SUBSTRATE
ES2396391B2 (es) * 2011-06-28 2014-12-04 Medlumics, S.L. Dispositivo de retardo óptico variable para interferometría de baja coherencia.
US9464883B2 (en) * 2013-06-23 2016-10-11 Eric Swanson Integrated optical coherence tomography systems and methods
US20140375999A1 (en) 2013-06-25 2014-12-25 Katsunari Okamoto Complex-fish (fourier-transform, integrated-optic spatial heterodyne) spectrometer with n x 4 mmi (multi-mode interference) optical hybrid couplers
US9046339B2 (en) * 2013-09-30 2015-06-02 Carl Zeiss Meditec, Inc. Systems and methods for bidirectional functional optical coherence tomography
EP3106828B1 (en) * 2015-06-16 2023-06-07 Academisch Medisch Centrum Common-path integrated low coherence interferometry system and method therefor
US10113858B2 (en) * 2015-08-19 2018-10-30 Medlumics S.L. Distributed delay-line for low-coherence interferometry
US10006809B2 (en) 2016-02-10 2018-06-26 Massachusetts Institute Of Technology Apparatus, systems, and methods for on-chip spectroscopy using optical switches

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10267830A (ja) * 1997-03-26 1998-10-09 Kowa Co 光学測定装置
US20070278389A1 (en) * 2006-06-02 2007-12-06 Mahesh Ajgaonkar Multi-channel low coherence interferometer
JP2014517286A (ja) * 2011-05-20 2014-07-17 メドルミクス,エセ.エレ. 低コヒーレンス干渉分光法のためのスキャン装置
JP2016505828A (ja) * 2012-12-06 2016-02-25 リーハイ・ユニバーシティー 空間分割多重光コヒーレンストモグラフィー装置

Also Published As

Publication number Publication date
US10907951B2 (en) 2021-02-02
WO2018055606A1 (en) 2018-03-29
US20190257640A1 (en) 2019-08-22
EP3516325A1 (en) 2019-07-31
JP6951450B2 (ja) 2021-10-20
KR102479670B1 (ko) 2022-12-21
KR20200006029A (ko) 2020-01-17
EP3516325B1 (en) 2021-12-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6951450B2 (ja) 単一チップ光学コヒーレンス断層撮影デバイス
US11067381B2 (en) Common-path integrated low coherence interferometry system and method therefor
JP6234368B2 (ja) 光コヒーレンス・トモグラフィーのための遅延線の統合
US7391520B2 (en) Fourier domain optical coherence tomography employing a swept multi-wavelength laser and a multi-channel receiver
JP4898263B2 (ja) 光干渉断層画像表示システム
KR101544962B1 (ko) 기하학적 두께와 굴절률 측정을 위한 투과형 광섬유 간섭 장치
US11802759B2 (en) Integrated photonic chip with coherent receiver and variable optical delay for imaging, sensing, and ranging applications
CN108139199B (zh) 多重散射串扰被抑制的、使用多个干涉仪的高速光学相干断层摄影
Seyringer et al. Technological verification of size-optimized 160-channel silicon nitride-based AWG-spectrometer for medical applications
US11564565B2 (en) Chip-scale optical coherence tomography engine
KR102227571B1 (ko) 고해상도 집적 광학 기반 분광계
EP3268784B1 (en) Bidirectional photonic integrated circuit with suppressed reflection
JP2017111062A (ja) 光干渉断層計
Akca et al. Integration on a microchip: A glimpse into the future of optical coherence tomography
Yurtsever et al. Towards integrated optical coherence tomography system on silicon on insulator
US20230414103A1 (en) Integrated optical system for spectral domain optical coherence tomography
Zhang Integrated Spectrometers on Silicon Photonics Platform
Hainberger et al. Silicon nitride photonic integrated circuits for optical coherence tomography
KR101296745B1 (ko) 광대역 광스플리터를 이용한 듀얼밴드 광학 단층 영상기기
JP2023508289A (ja) マルチビーム光コヒーレンストモグラフィのためのシステム、方法及び媒体
KR101345788B1 (ko) Wdm 커플러 및 광대역 광스플리터를 이용한 고분해능 광학 단층 영상기기
Tadesse Toelating tot bruikleen
Leijtens pi 2008 Annual Symposium 9

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200722

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20210531

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210614

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210823

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210830

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210924

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6951450

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150