JP2019534308A5 - - Google Patents

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さらなる態様及び実施形態は以下の詳細な説明及び特許請求の範囲に記載され、本開示はこれに関して限定されるものと見なすべきではない。
特定の実施形態では、例えば、以下が提供される:
(項目1)
投与する方法であって、IL−2Rβ活性化量の長時間作用型IL−2Rβバイアス作動薬とワクチンとを、癌を有する対象に投与することを含み、前記長時間作用型IL−2Rβバイアス作動薬を約0.7mg/kg未満の用量において投与する方法。
(項目2)
癌ワクチンの治療効力を増強する方法であって、癌ワクチンとIL−2Rβ活性化量の長時間作用型IL−2Rβバイアス作動薬とを、癌を有する対象に投与することを含み、前記長時間作用型IL−2Rβバイアス作動薬を0.7mg/kg未満の用量において投与し、前記長時間作用型IL−2Rβバイアス作動薬の前記投与は、前記ワクチンに対する前記対象の応答を改善するために有効である方法。
(項目3)
対象における癌を治療する方法であって、IL−2Rβ活性化量の長時間作用型IL−2Rβバイアス作動薬とワクチンとを、癌を治療するために有効な量で前記対象に投与することを含み、前記長時間作用型IL−2Rβバイアス作動薬を約0.7mg/kg未満の用量において投与し、等量の前記長時間作用型IL−2Rβバイアス作動薬と前記ワクチンとを使用して癌のマウスモデルにおいて評価する場合、前記ワクチンとIL−2作動薬の非長時間作用バージョンとの投与と比べて前記治療の各々についての50%の最大腫瘍成長間の時間遅延に基づき生存期間を少なくとも15日だけ延長するために有効である方法。
(項目4)
癌の治療を受ける対象における制御性T細胞(Treg)の蓄積を阻害する方法であって、IL−2Rβ活性化量の長時間作用型IL−2Rβバイアス作動薬とワクチンとを、癌を治療するために有効な量で前記対象に投与することを含み、等量の前記長時間作用型IL−2Rβバイアス作動薬と前記ワクチンとを使用して癌のマウスモデルにおいて評価する場合、腫瘍中のCD4+Treg、CD25+Treg、及びFoxP3+Tregからなる群から選択される制御性T細胞の蓄積を、非長時間作用型IL−2Rβバイアス作動薬と前記ワクチンとの投与時に観察されるものと比べて増強される量だけ阻害するために有効である方法。
(項目5)
前記ワクチンを前記長時間作用型IL−2Rβバイアス作動薬と別個に前記対象に投与する、項目1〜4のいずれか一項に記載の方法。
(項目6)
前記ワクチンを前記長時間作用型IL−2Rβバイアス作動薬の投与前に前記対象に投与する、項目5に記載の方法。
(項目7)
前記ワクチンと前記長時間作用型IL−2Rβバイアス作動薬とを治療の1日目に両方投与する、項目1〜5のいずれか一項に記載の方法。
(項目8)
前記ワクチンを治療の1日目に投与し、前記長時間作用型IL−2Rβバイアス作動薬を治療の1〜4日目のいずれか1日に投与する、項目1〜5のいずれか一項に記載の方法。
(項目9)
前記対象がヒトである、項目1〜8のいずれか一項に記載の方法。
(項目10)
前記癌が固形癌である、項目1〜9のいずれか一項に記載の方法。
(項目11)
前記癌が、乳癌、卵巣癌、結腸癌、前立腺癌、骨癌、結腸直腸癌、胃癌、リンパ腫、悪性黒色腫、肝癌、小細胞肺癌、非小細胞肺癌、膵癌、甲状腺癌、腎癌、胆管癌、脳癌、子宮頸癌、上顎洞癌、膀胱癌、食道癌、ホジキン病及び副腎皮質癌からなる群から選択される、項目1〜10のいずれか一項に記載の方法。
(項目12)
前記癌が悪性黒色腫である、項目11に記載の方法。
(項目13)
前記長時間作用型IL−2Rβバイアス作動薬を0.7mg/kg未満〜約0.2mg/kgの範囲の用量において投与する、項目1〜12のいずれか一項に記載の方法。
(項目14)
前記投与が、1つの治療サイクル後に評価する場合、少なくとも25%の固形腫瘍サイズの低下をもたらすために有効である、項目10に記載の方法。
(項目15)
前記長時間作用型IL−2Rβバイアス作動薬がポリエチレングリコールに放出可能に共有結合しているアルデスロイキンを含む、項目1〜14のいずれか一項に記載の方法。
(項目16)
前記長時間作用型IL−2Rβバイアス作動薬が平均6つのポリエチレングリコールポリマーに放出可能に共有結合しているアルデスロイキンを含む、項目15に記載の方法。
(項目17)
前記ワクチンが抗原ワクチン、全細胞ワクチン、樹状細胞ワクチン、及びDNAワクチンから選択される、項目1〜16のいずれか一項に記載の方法。
(項目18)
前記ワクチンが同種異系ワクチンである、項目17に記載の方法。
(項目19)
前記ワクチンが自家ワクチンである、項目17に記載の方法。
(項目20)
前記ワクチンが抗原ワクチンである、項目17に記載の方法。
(項目21)
前記抗原ワクチンが腫瘍特異的抗原を含む、項目20に記載の方法。
(項目22)
前記腫瘍特異的抗原が癌精巣抗原、分化抗原、及び広く存在する過剰発現腫瘍関連抗原から選択される、項目21に記載の方法。
(項目23)
前記ワクチンが新抗原を含む、項目20に記載の方法。
(項目24)
前記ワクチンを1つ以上のアジュバントを含む組成物の形態で投与する、項目1〜22のいずれか一項に記載の方法。
(項目25)
癌を有する対象の治療における使用に関する説明書が添付された、IL−2Rβ活性化量の長時間作用型IL−2Rβバイアス作動薬とワクチンとを含むキット。
(項目26)
前記長時間作用型IL−2Rβバイアス作動薬と前記ワクチンとが前記対象への投与のための単一の組成物中に含まれる、項目25に記載のキット。
(項目27)
前記組成物が薬学的に許容可能な賦形剤をさらに含む、項目25に記載のキット。
(項目28)
前記長時間作用型IL−2Rβバイアス作動薬と前記ワクチンとが別個の容器中に提供される、項目25に記載のキット。
(項目29)
前記ワクチンと前記長時間作用型IL−2Rβバイアス作動薬とを別個に前記対象に投与するための説明書が添付された、項目28に記載のキット。
(項目30)
前記長時間作用型IL−2Rβバイアス作動薬と前記ワクチンとの両方が固体形態である、項目28に記載のキット。
(項目31)
前記長時間作用型IL−2Rβバイアス作動薬と前記ワクチンとの各々が薬学的に許容可能な賦形剤を含む組成物内に含まれる、項目30に記載のキット。
(項目32)
前記長時間作用型IL−2Rβバイアス作動薬を含む前記組成物と前記ワクチンを含む前記組成物との両方が5重量パーセント未満の水を含有する、項目31に記載のキット。
(項目33)
前記長時間作用型IL−2Rβバイアス作動薬と前記ワクチンとの両方が水性希釈剤中での再構成に好適な固体形態である、項目30〜32のいずれか一項に記載のキット。

Claims (42)

  1. 投与するための組み合わせ物であって、長時間作用型IL−2Rβバイアス作動薬とワクチンとを含み、前記長時間作用型IL−2Rβバイアス作動薬は、IL−2Rβ活性化量でかつ約0.7mg/kg未満の用量において投与されることを特徴とし、前記組み合わせ物は、癌を有する対象に投与されることを特徴とする組み合わせ物
  2. 癌ワクチンの治療効力を増強するための組み合わせ物であって、癌ワクチンと長時間作用型IL−2Rβバイアス作動薬とを含み、前記長時間作用型IL−2Rβバイアス作動薬は、IL−2Rβ活性化量でかつ0.7mg/kg未満の用量において投与されることを特徴とし、前記組み合わせ物は、癌を有する対象に投与されることを特徴とし、前記長時間作用型IL−2Rβバイアス作動薬の前記投与は、前記ワクチンに対する前記対象の応答を改善するために有効である組み合わせ物
  3. 対象における癌を治療するための組み合わせ物であって、長時間作用型IL−2Rβバイアス作動薬とワクチンとを含み、前記長時間作用型IL−2Rβバイアス作動薬は、IL−2Rβ活性化量でかつ約0.7mg/kg未満の用量において投与されることを特徴とし、等量の前記長時間作用型IL−2Rβバイアス作動薬と前記ワクチンとを使用して癌のマウスモデルにおいて評価する場合、前記ワクチンとIL−2作動薬の非長時間作用バージョンとの投与と比べて前記治療の各々についての50%の最大腫瘍成長間の時間遅延に基づき生存期間を少なくとも15日だけ延長するために有効である組み合わせ物
  4. 癌の治療を受ける対象における制御性T細胞(Treg)の蓄積を阻害するための組み合わせ物であって、長時間作用型IL−2Rβバイアス作動薬とワクチンとを含み、等量の前記長時間作用型IL−2Rβバイアス作動薬と前記ワクチンとを使用して癌のマウスモデルにおいて評価する場合、腫瘍中のCD4+Treg、CD25+Treg、及びFoxP3+Tregからなる群から選択される制御性T細胞の蓄積を、非長時間作用型IL−2Rβバイアス作動薬と前記ワクチンとの投与時に観察されるものと比べて増強される量だけ阻害するために有効である組み合わせ物
  5. 前記ワクチン前記長時間作用型IL−2Rβバイアス作動薬と別個に前記対象に投与されることを特徴とする、請求項1〜4のいずれか一項に記載の組み合わせ物
  6. 前記ワクチン前記長時間作用型IL−2Rβバイアス作動薬の前記投与前に前記対象に投与されることを特徴とする、請求項5に記載の組み合わせ物
  7. 前記ワクチンと前記長時間作用型IL−2Rβバイアス作動薬と治療の1日目に両方投与されることを特徴とする、請求項1〜5のいずれか一項に記載の組み合わせ物
  8. 前記ワクチン治療の1日目に投与され、前記長時間作用型IL−2Rβバイアス作動薬治療の1〜4日目のいずれか1日に投与されることを特徴とする、請求項1〜5のいずれか一項に記載の組み合わせ物
  9. 前記対象がヒトである、請求項1〜8のいずれか一項に記載の組み合わせ物
  10. 前記癌が固形癌である、請求項1〜9のいずれか一項に記載の組み合わせ物
  11. 前記癌が、乳癌、卵巣癌、結腸癌、前立腺癌、骨癌、結腸直腸癌、胃癌、リンパ腫、悪性黒色腫、肝癌、小細胞肺癌、非小細胞肺癌、膵癌、甲状腺癌、腎癌、胆管癌、脳癌、子宮頸癌、上顎洞癌、膀胱癌、食道癌、ホジキン病及び副腎皮質癌からなる群から選択される、請求項1〜10のいずれか一項に記載の組み合わせ物
  12. 前記癌が悪性黒色腫である、請求項11に記載の組み合わせ物
  13. 前記長時間作用型IL−2Rβバイアス作動薬0.7mg/kg未満〜約0.2mg/kgの範囲の用量において投与されることを特徴とする、請求項1〜12のいずれか一項に記載の組み合わせ物
  14. 前記投与が、1つの治療サイクル後に評価する場合、少なくとも25%の固形腫瘍サイズの低下をもたらすために有効である、請求項10に記載の組み合わせ物
  15. 前記長時間作用型IL−2Rβバイアス作動薬がポリエチレングリコールに放出可能に共有結合しているアルデスロイキンを含む、請求項1〜14のいずれか一項に記載の組み合わせ物
  16. 前記長時間作用型IL−2Rβバイアス作動薬が平均6つのポリエチレングリコールポリマーに放出可能に共有結合しているアルデスロイキンを含む、請求項15に記載の組み合わせ物
  17. 前記ワクチンが抗原ワクチン、全細胞ワクチン、樹状細胞ワクチン、及びDNAワクチンから選択される、請求項1〜16のいずれか一項に記載の組み合わせ物
  18. 前記ワクチンが同種異系ワクチンである、請求項17に記載の組み合わせ物
  19. 前記ワクチンが自家ワクチンである、請求項17に記載の組み合わせ物
  20. 前記ワクチンが抗原ワクチンである、請求項17に記載の組み合わせ物
  21. 前記抗原ワクチンが腫瘍特異的抗原を含む、請求項20に記載の組み合わせ物
  22. 前記腫瘍特異的抗原が癌精巣抗原、分化抗原、及び広く存在する過剰発現腫瘍関連抗原から選択される、請求項21に記載の組み合わせ物
  23. 前記ワクチンが新抗原を含む、請求項20に記載の組み合わせ物
  24. 前記ワクチン1つ以上のアジュバントを含む組成物の形態で投与されることを特徴とする、請求項1〜22のいずれか一項に記載の組み合わせ物
  25. 癌を有する対象の治療における使用に関する説明書が添付された、IL−2Rβ活性化量の長時間作用型IL−2Rβバイアス作動薬とワクチンとを含むキット。
  26. 前記長時間作用型IL−2Rβバイアス作動薬と前記ワクチンとが前記対象への投与のための単一の組成物中に含まれる、請求項25に記載のキット。
  27. 前記組成物が薬学的に許容可能な賦形剤をさらに含む、請求項25に記載のキット。
  28. 前記長時間作用型IL−2Rβバイアス作動薬と前記ワクチンとが別個の容器中に提供される、請求項25に記載のキット。
  29. 前記ワクチンと前記長時間作用型IL−2Rβバイアス作動薬とを別個に前記対象に投与するための説明書が添付された、請求項28に記載のキット。
  30. 前記長時間作用型IL−2Rβバイアス作動薬と前記ワクチンとの両方が固体形態である、請求項28に記載のキット。
  31. 前記長時間作用型IL−2Rβバイアス作動薬と前記ワクチンとの各々が薬学的に許容可能な賦形剤を含む組成物内に含まれる、請求項30に記載のキット。
  32. 前記長時間作用型IL−2Rβバイアス作動薬を含む前記組成物と前記ワクチンを含む前記組成物との両方が5重量パーセント未満の水を含有する、請求項31に記載のキット。
  33. 前記長時間作用型IL−2Rβバイアス作動薬と前記ワクチンとの両方が水性希釈剤中での再構成に好適な固体形態である、請求項30〜32のいずれか一項に記載のキット。
  34. 投与するための組成物であって、長時間作用型IL−2Rβバイアス作動薬を含み、前記組成物は、IL−2Rβ活性化量でかつ約0.7mg/kg未満の長時間作用型IL−2Rβバイアス作動薬の用量において投与されることを特徴とし、前記組成物は、癌を有する対象にワクチンと組み合わせて投与されることを特徴とする組成物。
  35. 投与するための組成物であって、ワクチンを含み、前記組成物は、癌を有する対象に長時間作用型IL−2Rβバイアス作動薬と組み合わせて投与されることを特徴とし、前記長時間作用型IL−2Rβバイアス作動薬は、IL−2Rβ活性化量でかつ約0.7mg/kg未満の用量において投与されることを特徴とする組成物。
  36. 癌ワクチンの治療効力を増強するための組成物であって、癌ワクチンを含み、前記組成物は、癌を有する前記対象に長時間作用型IL−2Rβバイアス作動薬と組み合わせて投与されることを特徴とし、前記長時間作用型IL−2Rβバイアス作動薬は、IL−2Rβ活性化量でかつ0.7mg/kg未満の用量において投与されることを特徴とし、前記長時間作用型IL−2Rβバイアス作動薬の前記投与は、前記ワクチンに対する対象の応答を改善するために有効である組成物。
  37. 癌ワクチンの治療効力を増強するための組成物であって、長時間作用型IL−2Rβバイアス作動薬を含み、前記組成物は、IL−2Rβ活性化量でかつ0.7mg/kg未満の前記長時間作用型IL−2Rβバイアス作動薬の用量において投与されることを特徴とし、前記組成物は、癌を有する対象に癌ワクチンと組み合わせて投与されることを特徴とし、前記長時間作用型IL−2Rβバイアス作動薬の前記投与は、前記ワクチンに対する前記対象の応答を改善するために有効である組成物。
  38. 対象における癌を治療するための組成物であって、長時間作用型IL−2Rβバイアス作動薬を含み、前記組成物は、IL−2Rβ活性化量でかつ約0.7mg/kg未満の前記長時間作用型IL−2Rβバイアス作動薬の用量において投与されることを特徴とし、前記組成物は、ワクチンと組み合わせて投与されることを特徴とし、等量の前記長時間作用型IL−2Rβバイアス作動薬と前記ワクチンとを使用して癌のマウスモデルにおいて評価する場合、前記ワクチンとIL−2作動薬の非長時間作用バージョンとの投与と比べて前記治療の各々についての50%の最大腫瘍成長間の時間遅延に基づき生存期間を少なくとも15日だけ延長するために有効である組成物。
  39. 対象における癌を治療するための組成物であって、ワクチンを含み、前記組成物は、長時間作用型IL−2Rβバイアス作動薬と組み合わせて投与されることを特徴とし、前記長時間作用型IL−2Rβバイアス作動薬は、IL−2Rβ活性化量でかつ約0.7mg/kg未満の用量において投与されることを特徴とし、等量の前記長時間作用型IL−2Rβバイアス作動薬と前記ワクチンとを使用して癌のマウスモデルにおいて評価する場合、前記ワクチンとIL−2作動薬の非長時間作用バージョンとの投与と比べて前記治療の各々についての50%の最大腫瘍成長間の時間遅延に基づき生存期間を少なくとも15日だけ延長するために有効である組成物。
  40. 癌の治療を受ける対象における制御性T細胞(Treg)の蓄積を阻害するための組成物であって、長時間作用型IL−2Rβバイアス作動薬を含み、前記組成物は、ワクチンと組み合わせて投与されることを特徴とし、等量の前記長時間作用型IL−2Rβバイアス作動薬と前記ワクチンとを使用して癌のマウスモデルにおいて評価する場合、腫瘍中のCD4+Treg、CD25+Treg、及びFoxP3+Tregからなる群から選択される制御性T細胞の蓄積を、非長時間作用型IL−2Rβバイアス作動薬と前記ワクチンとの投与時に観察されるものと比べて増強される量だけ阻害するために有効である組成物。
  41. 癌の治療を受ける対象における制御性T細胞(Treg)の蓄積を阻害するための組成物であって、ワクチンを含み、前記組成物は、長時間作用型IL−2Rβバイアス作動薬と組み合わせて投与されることを特徴とし、等量の前記長時間作用型IL−2Rβバイアス作動薬と前記ワクチンとを使用して癌のマウスモデルにおいて評価する場合、腫瘍中のCD4+Treg、CD25+Treg、及びFoxP3+Tregからなる群から選択される制御性T細胞の蓄積を、非長時間作用型IL−2Rβバイアス作動薬と前記ワクチンとの投与時に観察されるものと比べて増強される量だけ阻害するために有効である組成物。
  42. 癌を有する対象の治療における使用に関する説明書が添付された、長時間作用型IL−2Rβバイアス作動薬とワクチンとを含む組み合わせ物。
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