JP2019534059A - 接着取付装置 - Google Patents

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Abstract

本開示は、概して、表面に付着又は接着することができ、かつ表面に損傷を与えることなく表面から取り外すことができる接着取付アセンブリに関する。いくつかの実施形態では、取付アセンブリは表面から剥離される。本開示は、概して、取付装置を含む接着剤物品にも関する。接着剤物品は、接着特性を示す1つ以上の接着エリア(1つの連続した接着エリアの一部であり得る)と、顕著な接着性のない1つ以上の非接着エリアとを有する。少なくとも1つの非接着エリアは、一エリア内に位置し、かつ/又は、接着剤物品の剥離力が、接着剤物品を剥離する表面に損傷をもたらす閾値を超えないように、接着剤物品の平均剥離力及び/又はピーク剥離力のうちの少なくとも1つを低減かつ/又は制御するサイズ、形状、及び/又は幾何学的形状を有する。いくつかの実施形態では、少なくとも1つの非接着エリアが、バッキングの同じ主表面上又はバッキングの反対側にある表面上のいずれかで取付装置に隣り合っている、又は取付装置と整列している。【選択図】図3C

Description

本開示は、概して、表面に付着又は接着することができ、かつ表面に損傷を与えることなく表面から剥離することができる接着取付装置に関する。本開示は、概して、そのような接着取付装置の製造方法及び使用方法にも関する。
革新的なCommand(登録商標)Adhesive Strip製品は、様々な表面(塗装、木材、及びタイルを含む)に強力に固着し、穴、跡、又は粘着性残留物なしにきれいに除去される、引き伸ばし除去可能な一連の接着剤ストリップである。一般に、これらの製品は、テープ又は他のバッキング上に配された引き伸ばし除去感圧性接着剤組成物を含む。これらの製品は、概して、多数の用途のために様々な表面又は基材を結合させる際に有用である。引き伸ばし除去製品は、フック(絵画若しくは衣類品を保持するための)又は他の装飾的若しくは実用的要素などの物品を表面(被着体)にしっかりと接着させながらも、その表面から低い角度で引っ張られるときれいに取り外されるように設計されている。きれいな取り外しの態様とは、引き伸ばし除去接着剤を取り外した後に粘着性かつ/又は見苦しい残留物が表面上に残らないようなものである。引き伸ばし除去取り外しのプロセスの間、接着剤層は、好ましくは、バッキングが引き伸ばされている際にテープバッキングに接着したままであるが、表面(被着体)からは除去される。
剥離可能接着剤の技術は、取付のための製品に最近導入された。いくつかの例示的な市販の剥離可能な取付製品(例えば、Jimmy Hook(商標)製品、GeckoTech(商標)製品、Elmer’s Freestyle(商標)製品、及びHook Um(商標)製品)は、取付装置の保持力を生み出すために、吸引技術及び摩擦又は乾式接着剤の両方に依存している。これらの取付装置は、半剛性可塑性バッキング及び剛性フックを含み、これらは両方とも一体の物品支持具として統合されている。剛性フックは、半剛性可塑性バッキングの第1の主平坦面に恒久的に付着している。バッキングの第2の主平坦面は、壁表面に接着することができる。第2の主平坦面は、吸引技術(例えば、多数のマイクロ吸引若しくはナノ吸引要素)及び/又は摩擦接着剤(基材とバッキングとの間の摩擦を増加させるためにバッキングにゴムベースの接着剤を浸透させたもの)若しくは乾式接着剤(ファンデルワールス力に依存するもの)のうちの1つ以上を含む。その後、構成物全体が剥離によって取り外され得る。
本開示の発明者らは、既存の剥離可能な取付製品が様々な不利点を有することを認識した。既存の剥離可能な取付製品は、接着性が低いため、機能に一貫性がなかった。また、塗装面又は粗面(例えば、乾式壁)上では良好に機能しなかった。更に、既存の剥離可能な取付製品は、剪断強度が低く、よってわずかな重量しか保持することができない。
本開示の発明者らは、適用される表面を一切損傷することなく、より高い剪断強度、塗装面若しくは粗面での良好な機能性、及び/又はより高い重量を一貫して保持する能力のうちの少なくとも1つを備えた、剥離可能な取付製品及び/又は接着剤物品の製作を追求した。
本開示の発明者らはまた、剥離可能な接着剤物品が取付装置(例えば、フック又はクリップ)に付着する又は接着することができることを認識した。このような実施態様において、取付装置は、典型的には、バッキングの上面に結合され、バッキングの下面は、典型的には、バッキングを表面に接着することができる接着剤を含む。表面から取付物品/取付アセンブリをきれいに剥離するためには、アセンブリ全体にわたって剥離分離が維持される必要がある。本発明者らは、剥離分離を維持する1つの方法は、取付装置の少なくとも一部の下又はそれに隣接する範囲の少なくとも一部に活性接着剤がない取付物品/取付アセンブリを形成することであると認識した。いくつかの実施形態では、取付物品/取付アセンブリは、このエリアにおいて接着剤なしとすることができるか、又はこの範囲の接着剤を弱化することができるか、のいずれかである。いくつかの実施形態では、取付アセンブリは、活性接着剤に隣接する低剛性部分又は低弾性部分と、活性接着剤のないエリアに隣接する高剛性部分又は高弾性部分とを有する。
本開示は、概して、剥離可能な接着剤物品及び/又は取付装置を含むアセンブリの様々な実施形態に関する。その構成物全体は、表面を損傷することなくその表面から剥離することができる。本明細書に記載の剥離可能な接着剤物品又はアセンブリは、概して、感圧性接着エリア及び顕著な接着性がない非接着エリアを含む接着範囲を有する。非接着エリアは、一エリア内に位置し、かつ/又は、接着剤物品の剥離力が、接着剤物品を剥離する基材に損傷をもたらす閾値を超えないように、接着剤物品の平均剥離力及び/又はピーク剥離力のうちの少なくとも1つを低減かつ/又は制御するサイズ、形状、及び/又は幾何学的形状を有する。いくつかの実施形態では、非接着エリアは、取付装置の少なくとも一部と隣り合っている、又は整列している。いくつかの実施形態では、非接着エリアは、剥離可能な接着剤物品又はアセンブリ上の高剛性エリアの少なくとも一部と隣り合っている、又は整列している。
本開示のいくつかの実施形態は、接着取付アセンブリに関し、この接着取付アセンブリは、厚さによって分離された互いに反対向きの第1の主平坦面及び第2の主平坦面を含むバッキングと、バッキングの第1の主平坦面上の第1の接着性領域であって、接着性を示す第1の接着性領域と、バッキングの第1の主平坦面上の第2の接着性領域であって、接着性を示す第2の接着性領域と、バッキングの第1の主平坦面上の非接着性領域であって、顕著な接着性がなく、第1の接着性領域と第2の接着性領域との間に、又は第1の接着性領域及び第2の接着性領域に隣り合って配置されている非接着性領域と、バッキングに隣接している取付装置と、を備える接着取付アセンブリであって、非接着性領域は、取付装置に隣り合っている、又は取付装置と整列している。
いくつかの実施形態は、接着取付アセンブリに関し、この接着取付アセンブリは、厚さによって分離された互いに反対向きの第1の主平坦面及び第2の主平坦面を含むバッキングと、バッキングの第1の主平坦面上の第1の接着性領域及び第2の接着性領域であって、それぞれが接着性を示す第1の接着性領域及び第2の接着性領域と、バッキングの第2の主平坦面に隣り合っている取付装置であって、取付装置エリアを有する取付装置とを備え、取付装置エリアの少なくとも一部と実質的に整列している又は隣り合っている第1の主表面のエリアは、顕著な接着性がない非接着性領域であり、非接着性領域は、第1の接着性領域と第2の接着性領域との間にあり、かつ/又は第1の接着性領域及び第2の接着性領域に隣り合っている。
いくつかの実施形態は、接着取付アセンブリに関し、この接着取付アセンブリは、低剛性領域又は低弾性領域と、高剛性領域又は高弾性領域とを備え、低剛性領域又は低弾性領域は、接着性を示す接着性領域に隣り合っており、高剛性領域又は高弾性領域は、顕著な接着性を示さない非接着性領域に隣り合っている。いくつかの実施形態では、高剛性領域又は高弾性領域は、フック、クリップ、磁石、着脱式メカニカルファスナー、スナップ、及びループのうちの少なくとも1つである取付装置を含む。いくつかの実施形態では、低剛性領域は、ASTM D638で測定して、約600PSI〜約1500PSIのヤング率を有する。いくつかの実施形態では、高剛性領域は、ASTM D638で測定して、約660PSI〜約2000PSIのヤング率を有する。
いくつかの実施形態は、接着取付装置を形成する方法に関し、この方法は、(1)(a)厚さによって分離された互いに反対向きの第1の主平坦面及び第2の主平坦面と、(b)第1の終端部及び第2の終端部と、を含むバッキングを提供することと、(2)バッキングの第1の主平坦面上に、剥離可能な接着剤を含む第1の接着性領域及び第2の接着性領域を形成することと、(3)バッキングの第1の主平坦面に隣り合って取付装置を設けることとを含む。第1の主平坦面上の非接着性領域は、取付装置と隣り合っている、又は整列しており、かつ第1の接着性領域と第2の接着性領域との間にある、又は第1の接着性領域及び第2の接着性領域のそれぞれに隣り合っている。いくつかの実施形態では、第1の接着性領域及び第2の接着性領域を形成することは、バッキングの第1の主平坦面上に剥離可能な接着剤を適用することを含む。
いくつかの実施形態は、接着取付装置を形成する方法に関し、この方法は、(1)(a)厚さによって分離された互いに反対向きの第1の主平坦面及び第2の主平坦面と、(b)第1の終端部及び第2の終端部と、を含むバッキングを提供することと、(2)バッキングの第1の主平坦面上に、剥離可能な接着剤を含む第1の接着性領域及び第2の接着性領域を形成することと、(3)バッキングの第2の主平坦面に隣り合って取付装置を設けることとを含む。取付装置エリアの少なくとも一部と実質的に整列又は隣り合っている第1の主表面のエリアは、非接着性領域であり、非接着性領域は、第1の接着性領域と第2の接着性領域との間にある、又は第1の接着性領域及び第2の接着性領域のそれぞれに隣り合っている。いくつかの実施形態では、第1の接着性領域及び第2の接着性領域を形成することは、バッキングの第1の主平坦面上に剥離可能な接着剤を適用することを含む。
いくつかの実施形態は、接着取付装置の使用方法に関し、この方法は、本明細書に記載の接着取付アセンブリのいずれかを表面に接着することと、接着剤物品を表面から取り外すこととを含む。いくつかの実施形態では、接着取付アセンブリを表面に接着することの前に接着取付アセンブリから剥離ライナーを取り外す。いくつかの実施形態では、この方法は、接着取付アセンブリのタブ部分を把持し、持ち上げて、接着取付アセンブリを表面から取り外すプロセスを開始する又は進行させることを含む。いくつかの実施形態では、接着剤物品を表面から取り外すことは、接着剤物品を表面から剥離することを含む。
いくつかの実施形態では、取付装置は、フック、クリップ、磁石、着脱式メカニカルファスナー、スナップ、ループ、及び着脱式メカニカルファスナーのうちの少なくとも1つである。いくつかの実施形態では、接着性領域は、天然ゴム、SBS、SIS、SEBSなどの合成ゴム、アクリレート、ポリウレタン、シリコーン、シリコーンブロックコポリマー、及びそれらの組み合わせのうちの少なくとも1つを含む接着剤を含む。いくつかの実施形態では、接着性領域は、本質的に、テルペンフェノール、ポリテルペン、ロジンエステル、ロジン酸、C5粘着付与剤、及び/又はC9粘着付与剤からなるリストから選択された粘着付与剤を含む接着剤を含む。
いくつかの実施形態では、バッキングは、プラスチック、金属、紙、不織布材、織布材、発泡体、及び/又はフィラメント強化材料のうちの少なくとも1つを含む。
いくつかの実施形態では、バッキングは、単層膜又は多層膜のうちの少なくとも1つである。いくつかの実施形態では、バッキングは、10%のひずみにおいて1〜99%の弾性回復率を呈する。いくつかの実施形態では、バッキングは、20%のひずみにおいて1〜99%の弾性回復率を呈する。いくつかの実施形態では、バッキングは、約0.1mil〜約100milの厚さを有する。
いくつかの実施形態では、非接着性領域は、接着剤の接着性を実質的に減少させる弱化層を含み、弱化層は接着剤に隣り合って配置されている。いくつかの実施形態では、弱化層は、約0.1mil〜約10milの厚さを有する。いくつかの実施形態では、弱化層は、コーティング、フィルム、インク、ラッカー、及び/又は照射によって開始される化学反応のうちの少なくとも1つを含む。
いくつかの実施形態では、高剛性領域は、接着取付アセンブリの低剛性領域における剛性よりも少なくとも約5%大きい剛性を有する。
いくつかの実施形態では、非接着性領域はサイズを有し、この非接着性領域のサイズは、取付装置のサイズの10%以内である。いくつかの実施形態では、取付装置と隣り合っている又は整列している非接着性領域はサイズを有し、この非接着性領域のサイズは、取付装置及び/又は取付装置エリアのサイズの5%以内である。いくつかの実施形態では、非接着性領域は、取付装置及び/又は取付装置エリアのサイズよりも大きい。いくつかの実施形態では、非接着性領域は、取付装置及び/又は取付装置エリアのサイズよりも10%超大きい。いくつかの実施形態では、非接着性領域は、取付装置及び/又は取付装置エリアのサイズよりも小さい。いくつかの実施形態では、非接着性領域は、取付装置及び/又は取付装置エリアのサイズの95%未満のサイズを有する。いくつかの実施形態では、非接着性領域は、約60mm〜約100,000mmのサイズを有する。いくつかの実施形態では、非接着性領域は、矩形、五角形、六角形、三角形、四角形、湾曲形、星形、円錐形、台形、多角形、涙形、及び矢形のうちの少なくとも1つから選択された形状を有する。
いくつかの実施形態では、接着剤は剥離可能である。いくつかの実施形態では、非接着性領域は、接着剤物品総面積の約10%〜約90%を含む。いくつかの実施形態では、非接着性領域は、接着剤物品総面積の約15%〜約45%を含む。いくつかの実施形態では、接着性領域は、接着剤物品総面積の約10%〜約90%を含む。いくつかの実施形態では、接着性領域は、接着剤物品総面積の約20%〜約80%を含む。いくつかの実施形態では、接着性領域は、バッキングの互いに反対向きの第1の側端部と第2の側端部との間に延びる幅を有し、接着性領域の幅は、接着性領域がバッキングのタブ及び/又は第1の終端部に近づくにつれて減少する。
いくつかの実施形態では、取付装置は、少なくとも0.3ポンドを保持することができる。いくつかの実施形態では、このアセンブリは、1平方インチあたり少なくとも1ポンドの剪断耐力を有する。
いくつかの実施形態では、非接着性領域は、(1)感圧性接着剤がない、(2)非接着性領域における感圧性接着剤の接着を最小限に抑える又は除去する弱化層を含む、かつ/又は(3)接着剤劣化プロセスを完了済であるのうちの少なくとも1つである。いくつかの実施形態では、接着剤劣化プロセスは、放射暴露、紫外線、電子ビーム、又は他の化学的変化のうちの1つである。
本明細書で用いる場合、「層」は、表面上に連続又は不連続であってよい単層である。
本明細書で用いる場合、「上部」及び「下部」という用語は、説明目的のみのためのものであり、本明細書に記載の接着剤物品の様々な層の間の向き又は関係を必ずしも規定しない。したがって、「上部」及び「下部」という用語は、交換可能であると見なすべきである。
用語「含む(comprises)」及びその変化形は、これらの用語が本明細書及び特許請求の範囲において現れる場合、限定的な意味を有しない。
「好ましい」及び「好ましくは」という語は、特定の状況下で、特定の効果をもたらし得る本発明の実施形態を指す。しかし、他の実施形態もまた、同じ又は他の状況において好ましい場合がある。更にまた、1つ以上の好ましい実施形態の記載は、他の実施形態が有用でないことを含意するものではなく、他の実施形態を本発明の範囲から排除することを意図するものでもない。
本明細書で記載される全ての数は、用語「約」によって修飾されるものと見なすこととする。
本明細書で用いる場合、「a」、「an」、「the」、「少なくとも1つの(at least one)」、及び「1つ以上の(one or more)」は、互換的に用いられる。したがって、例えば、凹部の「1つの(a)」パターンを含むコアは、「1つ以上の」パターンを含むコアとして解釈することができる。
また、本明細書において、端点による数値範囲の記載は、その範囲内に包含される全ての数を含む(例えば、1〜5は、1、1.5、2、2.75、3、3.80、4、5などを含む)。
特性又は属性に対する修飾語として本明細書で使用する場合、用語「概して」とは、特に具体的に定義されていない限り、この特性又は属性が、当業者によって容易に認識され得るが、絶対的な精度又は完全な一致を必要とするものではない(例えば、定量化可能な特性の場合、+/−20%以内)という意味である。用語「実質的に」は、特に具体的に定義されていない限り、高度の近似(例えば、定量化可能な特性の場合、+/−10%以内)を意味するが、この場合もやはり、絶対的な精度又は完全な一致を必要とするものではない。同一、等しい、均一な、一定の、厳密に、等の用語は、絶対的な精度又は完全な一致を必要とするものではなく、特定の状況に適用可能な、通常の許容誤差又は計測誤差の範囲内にあるものと理解される。
本開示の上記の概要は、本発明の各開示された実施形態又は全ての実施の記載を意図するものではない。以下の説明は、例示的な実施形態をより具体的に例示する。本出願を通していくつかの箇所において、例を列挙することによって指針が示されるが、それらの例は様々な組み合わせで使用することができる。いずれの場合でも、記載した列挙は、代表的な群としての役割を果たすのみであり、全てを網羅する列挙として解釈してはならない。
例示的な先行技術の接着剤ストリップの上面図である。 本明細書の教示による接着取付アセンブリの斜視図、正面図、及び側面図である。 本明細書の教示による接着取付アセンブリの斜視図、正面図、及び側面図である。 本明細書の教示による接着取付アセンブリの斜視図、正面図、及び側面図である。 本明細書の教示による接着取付アセンブリの斜視図、正面図、及び背面図である。 本明細書の教示による接着取付アセンブリの斜視図、正面図、及び背面図である。 本明細書の教示による接着取付アセンブリの斜視図、正面図、及び背面図である。 本明細書の教示による接着取付アセンブリの斜視図、正面図、及び背面図である。 本明細書の教示による分解された接着取付アセンブリの例示的な実施形態の分解図である。 組み立てられた図4Aの接着取付アセンブリの正面図である。 本明細書の教示による分解された接着取付アセンブリの例示的な実施形態の分解図である。 組み立てられた図6Aの接着取付アセンブリの正面図である。 本明細書の教示による例示的な組み立てられた接着取付アセンブリの正面図及び側面図である。 本明細書の教示による例示的な組み立てられた接着取付アセンブリの正面図及び側面図である。 組み立てられていない図6A及び図6Bの接着取付アセンブリの斜視図である。 本明細書の教示による分解された接着取付アセンブリの例示的な実施形態の分解斜視図である。 部分的に組み立てられた図7Aの接着取付アセンブリの分解斜視図である。 組み立てられた図7A及び図7Bの接着取付アセンブリの斜視図である。 本明細書の教示による例示的な接着取付アセンブリの正面図、断面図、及び拡大断面図である。 本明細書の教示による例示的な接着取付アセンブリの正面図、断面図、及び拡大断面図である。 本明細書の教示による例示的な接着取付アセンブリの正面図、断面図、及び拡大断面図である。 本明細書の教示による例示的な接着取付アセンブリの概略図である。 本明細書の教示による例示的な接着取付アセンブリの概略図である。 本明細書の教示による例示的な接着取付アセンブリの概略図である。 本明細書の教示による例示的な接着取付アセンブリの概略図である。 本明細書の教示による例示的な取付アセンブリの斜視図、正面図、及び背面概略図である。 本明細書の教示による例示的な取付アセンブリの斜視図、正面図、及び背面概略図である。 本明細書の教示による例示的な取付アセンブリの斜視図、正面図、及び背面概略図である。 本明細書の教示による例示的な取付アセンブリの斜視図、正面図、及び背面概略図である。 本明細書の教示による例示的な取付アセンブリの斜視図、正面図、及び背面概略図である。 本明細書の教示による例示的な取付アセンブリの斜視図、正面図、及び背面概略図である。 本開示による接着取付アセンブリの斜視図である。 図2の接着取付アセンブリの断面図である。 本開示による接着取付アセンブリの正面斜視図である。 図17Aの接着取付アセンブリ内のバッキングの正面斜視図である。 図17Aの取付アセンブリの背面斜視図である。 本開示による接着取付アセンブリの背面斜視図である。 分解された図18の接着取付アセンブリの分解斜視図である。
様々な実施形態及び実施態様を、詳細に説明する。これらの実施形態は、いかようにも本出願の範囲を限定するものとして解釈されるべきではなく、本発明の趣旨及び範囲を逸脱することなく、変更及び改変を行うことができる。更に、いくつかの最終用途のみを本明細書で詳解しているが、本明細書に明確に記載されていない最終用途も本出願の範囲内に含まれる。したがって、本出願の範囲は、特許請求の範囲によって決定されるべきである。
本開示は、概して、基材から損傷なく剥離され得る接着剤物品に関する。本明細書で用いる場合、「剥離可能(peelable)」という用語は、約1°〜約180°の角度で剥離することによって、接着剤物品を基材又は表面から除去することができることを意味する。いくつかの実施形態では、30°〜120°の角度で剥離することによって、接着剤物品を基材又は表面から除去することができる。いくつかの実施形態では、少なくとも約35°の角度で剥離することによって、接着剤物品を基材又は表面から除去することができる。剥離可能接着剤物品は、例えば、PCT特許公開第2015/034104号に記載されており、その開示全体が本明細書に組み込まれる。本明細書で用いる場合、「損傷なし(damage-free)」などの用語は、例えば、乾式壁の紙層の望ましくない破れなど、接着剤物品が適用される基材の物理的外観に大きな変化がないことを意味する。基材への視認可能な損傷は、例えば、基材のいずれかの層の引っ掻き、破れ、層間剥離、破断、崩れ、ひずみなどの形態であり得る。視認可能な損傷は、変色、脆弱化、光沢の変化、ヘイズの変化、又は基材の外観における他の変化でもあり得る。
接着剤物品は、感圧性接着エリア及び顕著な接着性がない非接着エリアを含む接着エリアを有する。本明細書で用いる場合、「非接着性領域」という用語は、ASTM D3330/3330M−04(剥離接着性用)及び/又はASTM D2979−01(2009)(プローブタック)で測定して、接着性領域と比較して、約1%〜約100%の範囲の接着性(剥離接着性又は粘着性)の低下を有する、接着剤物品の1つ以上の領域を指す。この好ましい実施態様では、非接着性領域物品は、接着性領域と比較して、約95%〜約100%の範囲の接着性(剥離接着性又は粘着性)の低下を有し、他の実施態様では、特に精緻なテクスチャー化表面のうちの少なくとも1つと共に使用するのに適した実施態様では、非接着性領域は、接着性領域と比較して、少なくとも約99%の接着性(剥離接着性又は粘着性)の低下を有する。
非接着エリアは、位置を有し、かつ/又は、接着剤物品の剥離力が、接着剤物品を剥離する基材に損傷をもたらす閾値を超えないように、接着剤物品の平均剥離力及び/又はピーク剥離力のうちの少なくとも1つを低減かつ/又は制御するサイズ、形状、及び/又は幾何学的形状を有する。いくつかの実施形態では、平均剥離力及び/又はピーク剥離力は、30オンス以下である。いくつかの実施形態では、平均剥離力及び/又はピーク剥離力は、35オンス以下である。いくつかの実施形態では、平均剥離力及び/又はピーク剥離力は、40オンス以下である。いくつかの実施形態では、平均剥離力及び/又はピーク剥離力は、45オンス以下である。いくつかの実施形態では、平均剥離力及び/又はピーク剥離力は、50オンス以下である。
図1は、例示的な接着剤物品の上面図である。接着剤物品10は、接着性領域20及び非接着性領域30を含む。非接着性領域30は、タブに限定される、又はタブを形成する。本開示の発明者らは、剥離可能な接着剤物品の剥離除去が2つの別個の段階、すなわち、(1)動的剥離力及び/又はピーク剥離力に対応する剥離最前部の開始、及び(2)平均剥離力に対応する、剥離最前部の接着剤バッキングに沿った伝播を有することを認識した。平均剥離力は、典型的にはピーク剥離力よりも低く、時には著しく低い。接着剤物品が剥離する、又は損傷しやすい表面から剥離するとき、剥離最前部の開始が生じるエリアは損傷が頻繁に観察されるエリアである。これは、開始時点では剥離力が最も高いためである。この開始時点でのピーク剥離力が、損傷をもたらす閾値を超える又は閾値より大きいことが多い。剥離力が、損傷をもたらす閾値を超える場合、望ましくない基材又は表面の損傷が生じる。
本出願の発明者らは更に、接着剤物品上の非接着性領域及び/又は接着性領域の形状又は幾何学的形状を調整することによって、剥離力に影響を及ぼし得ることを発見した。より具体的には、剥離力が、その上面で接着剤物品が使用される又は接着されることになる基材の損傷閾値を超えないように、剥離力を調整又は変更することができる。
次いで、本開示の発明者らは、バッキングの取付装置とは反対側で、取付装置エリアに隣り合っている又は重なるエリアに非接着性領域を含むことにより、例えば、乾式壁、塗料、ガラスなどの基材の損傷閾値を超えないピーク剥離力を有する接着剤物品がもたらされることに気付いた。本開示の発明者はまた、バッキングの接着性領域エリアとは正反対側を向いた非接着性領域を含むことにより、例えば、乾式壁、塗料、ガラスなどの基材の損傷閾値を超えないピーク剥離力を有する接着剤物品がもたらされることを発見した。このように、本発明者らは、損傷を与えずに各種基材に接着し、そこから剥離することができる接着剤取付物品を見出した。これらの接着剤取付物品は、様々な重量の物品を掛けたり取り付けたりすることができる。
本明細書に記載するタイプの接着取付装置の1つの例示的な実施形態を図2A〜図2Cに示す。接着取付装置200は、互いに反対向きの第1の主表面212及び第2の主表面214を含むバッキング210を含む。バッキング210の第1の(又は後側)主平坦面212の2つの接着エリア、領域、又は部分220は、接着剤でコーティングされている。バッキング210の第1の(又は後側)主平坦面212の非接着エリア、領域、又は部分222は、接着機能がない、かつ/又は大きな接着性がない。非接着性領域222は、2つの接着性領域220同士の間にある。取付装置230(この特定の実施形態ではフックとして示されている)は、バッキング210の第2の主平坦面214上で、非接着性領域222のエリアにある。
図2A〜図2Cに示す特定の実施形態には多くの変更を加えることができる。例えば、取付装置は、任意の所望の取付装置とすることができる。複数の取付装置が存在することができる。取付装置及び/又はバッキングの形状及びサイズは、任意の所望の形状又はサイズとすることができる。
本明細書に記載するタイプの接着取付アセンブリの別の例示的な実施形態を図3A〜図3Cに示す。接着取付アセンブリ300は、互いに反対向きの第1の主表面312及び第2の主表面314を含むバッキング310と、取付装置330とを含む。バッキング310の第1の(又は後側)主平坦面312の接着エリア、領域、又は部分320は、接着剤でコーティングされている。バッキング310の第1の(又は後側)主平坦面312の1つ以上の非接着エリア、領域、又は部分322は、接着機能若しくは接着特性を欠き、かつ/又は大きな接着性がない。1つの非接着性領域322は、取付装置330のエリアに概ね隣り合っている。別の任意選択の非接着性領域322は、接着取付アセンブリ300の底端部に配置され、タブ350を形成している。タブ350は、存在する場合には、被着体からの接着取付アセンブリの取り外しを補助又は開始するために、ユーザが容易にアクセスできるエリアである。取付装置330(この特定の実施形態ではフックとして示されている)は、バッキング310の第2の主平坦面314上で、非接着性領域322のエリアにある。本明細書に記載のとおり、図3A〜図3Cに示す特定の実施形態には多くの変更を加えることができる。
取付装置330が存在することにより、取付装置330を含むバッキング310の部分が、取付装置330のないバッキング310の部分(低剛性領域)に比べて高剛性領域になる。
接着取付アセンブリ300は、例えば、接着取付アセンブリを単一の材料又は複数の材料を用いて鋳造又は成型することによって、単一部品構成として形成することができる。あるいは、接着取付アセンブリ300は、例えば、製造中又は消費者使用中に、別個に形成された取付装置330を別個に形成されたバッキング310に接着又は付着することによって、2部品構成として形成することができる。バッキング及び取付装置を付着させる例示的な方法には、溶剤結合、接着剤結合、UV硬化接着剤結合、超音波溶接、EVA結合フィルムなどが含まれるが、これらに限定されない。
図3A〜図3Dに概して示されるタイプの取付アセンブリは、複数の方法で作製することができる。例えば、取付装置は、バッキングの第1の主表面又はバッキングの第2の主表面のいずれかに付着させることができる。より具体的には、いくつかの実施形態では、取付装置の一部は、バッキング310の第2の主(前側)表面314に接着される。いくつかの実施形態では、取付装置の一部は、バッキング310の第1の主(後側)表面314に接着される。これらのいくつかの例示的な実施態様を図4A、図4B及び図5A、図5Bに示し、説明する。
図4A及び図4Bの接着取付アセンブリ400は、互いに反対向きの第1の主表面412及び第2の主表面414を含むバッキング410と、取付装置430(この特定の実施形態ではフックとして示される)とを含む。図4Aは、組み立てられていない取付アセンブリを示し、図4Bは、組み立てられた取付アセンブリを示す。取付装置430は、フック部分480及びフランジ部分490を含む。フランジ部分490の第1の(前側)表面492は、フランジ部分490の第2の(後側)表面494の反対側である。図4A及び図4Bの実施形態では、フランジ部分490の第1の(前側)表面492がバッキング410の第1の(後側)表面412に接触するまで、フック部分480が、分解された接着取付アセンブリ400の穴475を通過する。バッキング410及び取付装置430は、例えば、接着剤結合、溶剤結合、UV硬化接着剤結合、超音波溶接、EVA結合フィルムなどを含む複数の方法で堅固に結合することができる。
フランジ部分490の第2の(後側)表面494の少なくとも一部及び/又はフック部分480の背部は、接着剤を欠く、又は顕著な接着性がない。このように、組み立てられた接着取付アセンブリ(図4Bに示す)は、接着剤でコーティングされたバッキング410の第1の(又は後側)主平坦面412の接着エリア、領域、又は部分420と、接着機能若しくは接着特性がない、かつ/又は大きな接着性がない、バッキング410の第1の(又は後側)主平坦面412の1つ以上の非接着エリア、領域、又は部分422とを含む。接着性領域420及び非接着性領域422は、図3Dに示したものと実質的に同じである。1つの非接着性領域422は、2つの接着性領域420同士の間にあり、取付装置の少なくとも一部と重なっている。第2の非接着性領域422は、任意選択であり、接着取付アセンブリ400の底端部に配置され、タブ450を形成している。タブ450は、存在する場合には、被着体からの接着アセンブリの取り外しを補助又は開始するために、ユーザが容易にアクセスできるエリアである。
取付装置430が存在することにより、取付装置430を含むバッキング410の部分が、取付装置430のないバッキング410の部分(低剛性領域)に比べて高剛性領域になる。
本明細書に記載のとおり、図4A、図4Bに示す特定の実施形態には多くの変更を加えることができる。
図5A及び図5Bの接着取付アセンブリ500は、互いに反対向きの第1の主表面512及び第2の主表面514を含むバッキング510と、取付装置530(この特定の実施形態ではフックとして示される)とを含む。図5Aは、組み立てられていない取付アセンブリを示し、図5Bは、組み立てられた取付アセンブリを示す。取付装置530は、フック部分580及びフランジ部分590を含む。フランジ部分590の第1の(前側)表面592は、フランジ部分590の第2の(後側)表面594の反対側である。図5A及び図5Bの実施形態では、フランジ部590の第2の(後側)表面は、バッキング510の相補部分に付着している又はこれと嵌合している。バッキング510及び取付装置530は、例えば、接着剤結合、溶剤結合、UV硬化接着剤結合、超音波溶接、EVA結合フィルムなどを含む複数の方法で堅固に結合することができる。
少なくともフック部分580の背面又は裏面の一部は、接着剤を欠くか、又は顕著な接着性がない。このように、組み立てられた接着取付アセンブリ(図5Bに示す)は、接着剤でコーティングされたバッキング510の第1の(又は後側)主平坦面512の接着エリア、領域、又は部分520と、接着機能若しくは接着特性がない、かつ/又は大きな接着性がない、バッキング510の第1の(又は後側)主平坦面512の1つ以上の非接着エリア、領域、又は部分522とを含む。接着性領域520及び非接着性領域522は、図3Dに示したものと実質的に同じである。1つの非接着性領域522は、2つの接着性領域520同士の間にあり、取付装置の少なくとも一部と重なっている。第2の非接着性領域522は、任意選択であり、接着取付アセンブリ500の底端部に配置され、タブ550を形成している。タブ550は、存在する場合には、被着体からの接着取付アセンブリの取り外しを補助又は開始するために、ユーザが容易にアクセスできるエリアである。
取付装置530が存在することにより、取付装置530を含む接着取付アセンブリ100の部分が、取付装置530のない接着取付アセンブリ100の部分(低剛性領域)に比べて高剛性領域になる。接着取付アセンブリ100(又は本明細書に記載の任意のアセンブリ)の剛性は、厚さとヤング率との組み合わせによって規定される。例示的な取付アセンブリの厚さは、約0.1mil〜約100milの厚さを含む。本明細書に記載された取付アセンブリの例示的なヤング率は、約100PSI〜約15,000PSIである。本明細書で用いる場合、「高剛性領域」という用語は、接着取付アセンブリの低剛性領域よりも少なくとも約5%だけ大きい剛性を有する領域を指す。いくつかの実施形態では、高剛性領域は、低剛性領域における剛性よりも約5%〜約10,000%だけ大きい剛性を有する。いくつかの実施形態では、高剛性領域は、低剛性も領域における剛性よりも少なくとも50%だけ大きい剛性を有する。いくつかの実施形態では、高剛性領域は、低剛性領域における剛性よりも少なくとも100%だけ大きい剛性を有する。いくつかの実施形態では、高剛性領域は、低剛性領域における剛性よりも少なくとも1000%大きい剛性を有する。いくつかの実施形態では、高剛性領域は、低剛性領域における剛性よりも少なくとも5000%だけ大きい剛性を有する。いくつかの実施形態では、低剛性領域は、約600PSI〜約1500PSIのヤング率を有する。いくつかの実施形態では、高剛性領域は、約660PSI〜約2000PSIのヤング率を有する。
本明細書に記載のとおり、図5A、図5Bに示す特定の実施形態には多くの変更を加えることができる。
本明細書に記載するタイプの接着取付アセンブリの別の例示的な実施形態を図6A〜図6Cに示す。接着取付アセンブリ600は、互いに反対向きの第1の主表面612及び第2の主表面614を含むバッキング610と、取付装置630(この特定の実施形態ではフックとして示される)とを含む。バッキング610の第1の(又は後側)主平坦面612の接着エリア、領域、又は部分620は、接着剤でコーティングされている、又は接着剤を含む。バッキング610の第1の(又は後側)主平坦面612の非接着エリア、領域、又は部分622は、接着機能若しくは接着特性を欠き、かつ/又は大きな接着性がない。取付装置630は、バッキング610の第2の主平坦面614上で、非接着性領域622のエリアにある。本明細書に記載のとおり、図6A〜図6Cに示す特定の実施形態には多くの変更を加えることができる。
本明細書に記載するタイプの接着取付アセンブリ700の別の例示的な実施形態を図7A〜図7Cに示す。図7Aは、組み立てられていない取付アセンブリ700を示し、図7Bは、部分的に組み立てられた取付アセンブリ700を示し、図7Cは、完全に組み立てられた取付アセンブリ700を示す。
図7Aに示すように、接着取付アセンブリ700は、バッキング710、取付装置730、及び基部780を含む。バッキング710は、互いに反対向きの第1及び第2の主表面712及び714を有する。バッキング710の第1の(又は後側)主平坦面712の接着エリア、領域、又は部分720は、接着剤でコーティングされている。バッキング710の第1の(又は後側)主平坦面712の1つ以上の非接着エリア、領域、又は部分722は、接着機能若しくは接着特性を欠き、かつ/又は大きな接着性がない。接着及び非接着エリア又は領域は、図3Dに示したものと実質的に同じである。1つの非接着性領域722は、取付装置730のエリアに概ね隣り合っている。別の任意選択の非接着性領域722は、接着取付アセンブリ700の底端部に配置され、タブ750を形成している。タブ750は、存在する場合には、被着体からの接着取付アセンブリの取り外しを補助又は開始するために、ユーザが容易にアクセスできるエリアである。
基部780は、後側主表面782及び前側主表面784を有する。組立中に、基部780の前側主表面784は、バッキング710の第1の(後側)主表面に接触して、付着する。基部780のバッキング710への取り付けは、恒久的又は一時的/解除可能とすることができる。製造中に取り付けが行われる場合には恒久的な取り付けが所望され得るが、剥離可能な又は再配置可能なバッキング上で使用するフックを消費者が交換して取り付けを行う場合には、一時的な取り付けが所望され得る。取り付けは、例えば、機械的接続(例えば、スナップフィット、ねじ、ツイストロックなど)、化学結合、接着剤結合、溶接、超音波結合などを含む任意の既知の方法によって行うことができる。いくつかの実施形態では、基部780の前側主表面784は、バッキング710の第1の(後側)主表面712に近似又は一致する周囲エリアを有する。
組み立て中の次のステップでは、取付装置730を基部/バッキング780/710アセンブリに付着又は接着させる。取付装置730の後側主表面732は、バッキング710の第2の(前側)主表面に直接隣り合って配置される。取付装置730は、バッキング710若しくは基部780又はその両方への接続のいずれかによって定位置に保持することができる。これは、例えば、機械的接続(例えば、スナップフィット、ねじ、ツイストロックなど)、化学結合、接着剤結合、溶接、超音波結合などを含む任意の既知の方法によって行うことができる。
図7A〜図7Cの接着取付アセンブリの1つの例示的な実施形態を図8に示す。取付アセンブリ800は、基部880と取付装置830との間にメカニカルアタッチメントを含む。バッキング810は、取付装置830の下側のかえし部892によって機械的に閉じ込められている。
図2〜図8に示され上述された特定の実施形態には多くの変更を加えることができる。例えば、各実施形態は、別の形状、サイズ、又は厚さを有することができる。取付アセンブリの様々な例示的な形状を図9〜図12に示す。図9の例示的な取付アセンブリ900は、略矩形である。図10の例示的な取付アセンブリ1000は、略正方形又は菱形であり、下部の先端又は角はタブ部分として機能する。図11の例示的な取付アセンブリ1100は、略三角形であり、先端又は角のうちの1つはタブ部分として機能する。図12の例示的な取付アセンブリ1200は、略円形であり、略三角形のタブが円形部分から延びている。本明細書の各図に示された実施形態及び形状は単なる例示に過ぎない。任意の所望の形状を用いることができる。
取付アセンブリは、2つ以上の取付装置を含むことができる。任意の所望の数の取付装置を使用することができる。図13A〜図13Cはそれぞれ、2つの取付装置を含む例示的な取付アセンブリ実施形態1300の斜視図、正面図、及び背面概略図である。取付アセンブリ1300は、2つの取付装置1330を含むことを除いて、図3A〜図3Dの取付アセンブリと実質的に類似である。非接着性領域1322は、好ましくは、1つ以上、好ましくは全ての取付装置1322と隣り合っている、又は整列している。
図14A〜図14Cはそれぞれ、2つの取付装置を含む例示的な取付アセンブリ実施形態1400の斜視図、正面図、及び背面概略図である。取付アセンブリ1400は、6つの取付装置1430を含むこと、細長い矩形を有すること、及びタブ部分がないことを除いて、図3A〜図3Dの取付アセンブリと実質的に類似である。非接着性領域1422は、好ましくは、1つ以上、好ましくは全ての取付装置1422と隣り合っている、又は整列している。
図15及び図16はそれぞれ、バッキング1510と少なくとも同一の広がりをもつ取付装置1530を特徴とする例示的な取付アセンブリ1500の斜視図及び断面図である。
接着取付アセンブリ1500は、互いに反対向きの第1の主表面1512及び第2の主表面1514を含むバッキング1510を含む。取付装置1530は、バッキング1510の第2の主表面1514に隣り合って配置されている。取付装置1530は、フック1584及びフランジ部分1590を有するフック部分1580を含む。図15及び図16の実施形態では、フランジ部分1590及びフック部分1580の後側表面は、バッキング1510の相補部分に付着している、又はこれと嵌合している。フランジ部分1590は、バッキング1510の第2の主表面1514と少なくとも実質的に同一の広がりをもつ。他の実施形態では、フランジ部分1590及び/又はフック部分1580の少なくとも一部はバッキング1510の縁部を越えて延びることができ、その逆もまた同様である。
第1の主表面1512の接着性領域1520は、接着剤でコーティングされている。接着性領域1520の図示された実施形態は、略卵形を含むが、本開示による接着性領域1520は、任意の形状をとることができる。
バッキング1510の第1の(又は後側)主表面1512の非接着性領域1522は、接着機能を欠き、かつ/又は大きな接着性がない。非接着性領域1522は、接着性領域1520を部分的に囲み、隣接した領域1520と1522との間に境界1524を画定する。図示したように、非接着性領域1522は、境界1524からバッキング1510の周囲1516まで延びている。
取付装置1530は、少なくとも接着剤でコーティングされた接着性領域1550によってバッキングの第2の主表面1514に結合されている。第2の(前側)表面1514上の接着性領域1550は、第1の主表面1512上の非接着性領域1522と少なくとも同一の広がりをもち、かつ幾何学的形状が対応している。同様に、前側表面1514上の非接着性領域1552は、バッキング1510の後側表面1512上の接着性領域1520と少なくとも同一の広がりをもち、かつ対応している。すなわち、主表面上の所与の領域の接着/非接着特性は、反対側の主表面上のバッキングにわたって、その反対の特性を有することになる。したがって、後側主表面1512上の接着性領域/非接着性領域の配置は、前側主表面1514上の接着性領域/非接着性領域の配置と実質的に逆である。この配置により、バッキングの厚さ方向を通って各主表面の平面に対して垂直に延びる軸線「L」に沿って、接着性領域同士が互いに重ならないことが保証される(図16参照)。特定の理論に拘束されることを望むものではないが、壁面(すなわち接着された壁面)と取付装置との間に接着剤物品の厚さ方向を通じて直接接着接続を形成することができる場合、取り外し中又は取り外し後に視認可能な損傷が生じやすいと考えられる。本発明者らは、(少なくとも平行な平面における)非重複接着性領域を介してその結合を破壊することによって、様々な壁面への損傷を低減又は除去できることに気付いた。
接着性領域がバッキングの反対側において逆の関係で配置されている場合、第1及び第2の主表面を通って延びる平面「P」において別の接着性領域と共面であり、かつバッキングの長手方向軸線「L」に対して実質的に垂直な接着性領域又は要素は存在しない。同様に、第1及び第2の主表面を通って延びる平面「P」において別の非接着性領域と共面であり、かつバッキングの長手方向軸線「L」に対して実質的に垂直な非接着性領域又は要素も存在しない。
本開示のこの好ましい実施態様では、第2の主表面1514上の非接着性領域1552は、後側表面1512上の対応する接着性領域1520よりも表面積が大きい類似の幾何学的形状を含む。幾何学的オフセットにより重複境界1560が形成される(図15において視認可能)。重複境界1560の使用により、必要な領域を形成するために使用される機器の製造公差を見込んでおくことができ、したがって、取付装置1530から壁面又は他の被着体への直接経路を有する接着剤が存在しないことを確実にするのに役立ち得る。
本発明者らは、例えば、特定の使用者、選択された被着体、及び取付装置の構成に応じて、バッキングと少なくとも同一の広がりをもつ取付装置を有することで、ユーザがアセンブリを基材に固定する能力を向上させることができることを発見した。取付装置は、ユーザが基材上でアセンブリの所望の位置を決定するときに、バッキングをしわ及び他の変形から保護することができるのに対して、相対的に小さな取付装置を有する大きなフィルムは、ある特定の状況では、より変形しやすい可能性がある。
更に、バッキングより大きくないにしても少なくとも同一の広がりをもつ取付装置を使用することにより、バッキングの主平面と概して平行ではない又は共面ではない方向に荷重を発生させるように傾斜した物体又はフック設計のための取付アセンブリの耐荷重能力もまた向上させることができる。
図15及び図16に示す特定の実施形態には多くの変更を加えることができる。例えば、取付装置は、任意の所望の取付装置とすることができる。複数の取付装置が存在することができる。取付装置及び/又はバッキングの形状及びサイズは、任意の所望の形状又はサイズとすることができる。
図17A〜図17Cは、接着性領域及び非接着性領域が逆に配置されたことを特徴とする取付アセンブリ1600の別の例示的な実施形態を表す。
接着取付アセンブリ1600は、互いに反対向きの第1の主表面1612及び第2の主表面1614を含むバッキング1610を含む。取付装置1640は、バッキング1610の第2の主表面1614に隣り合って配置されている。取付装置1640は、フック部分1680及び略矩形のフランジ部分1690を含む。図17及び図18の実施形態では、フック部分1680の後側表面は、バッキング1610の相補的タブ部分1619に付着しているか又はこれと嵌合している。フック部分1680は、相補的タブ部分1619の縁部を越えて延びており、一方、バッキング1610はフランジ部分1690の縁部を越えて延びている。他の企図された実施形態では、バッキング1610は、フック部分及びフランジ部分1680、1690のうちの少なくとも1つと同一の広がりをもつことができる。更に別の実施形態では、フランジ部分及びフック部分の両方が、バッキング1610の縁部を越えて延びている。
取付装置1640は、それぞれが接着剤でコーティングされた少なくとも第1の接着性領域1650及び第2の接着性領域1651によってバッキングの第2の主表面1614に結合されている。第2の(前側)表面1614上の第1の接着性領域1650は、取付装置1640のフック部分1680に幾何学的形状が対応している。第2の接着性領域1651は、第1の接着性領域1650から間隔が空いており、フランジ部分1690の選択された領域に幾何学的形状が対応している。第1及び第2の接着性領域は、非接着性領域1660によって分離されており、この非接着性領域1660は、第2の接着性領域1651を囲み、接着機能を欠き、かつ/又は大きな接着性がない。非接着性領域1660は、第2の接着性領域1651との境界1654からバッキング1610の周囲1616まで、かつ第1の接着性領域1650の境界1653まで延びている。
第1の接着性領域1620の図示の実施形態は、取付装置のフック部分1680及び相補的タブ部分1619に対応する略放物線形状を含む。第2の接着剤領域1651は四面体形を含むが、前側表面上の所与の接着性領域1650、1651は、任意の形状の形態をとることができる。
バッキング1610の第1(後)主表面1612は、少なくとも第1の非接着性領域1622と第2の非接着性領域1623とを含み、それぞれが接着機能を欠き、かつ/又は大きな接着性がない。第1の非接着性領域1622は、前側表面1614上の第1の接着性領域1650と同一の広がりをもち、かつ幾何学形状が対応しているが、第2の非接着性領域1623は、前側表面1614上の第2の接着性領域1651と同一の広がりをもち、かつ幾何学的形状に対応している。同様に、後側表面1612上の接着性領域1620は、前側表面1614上の非接着性領域1660に対応している。すなわち、主表面上の所与の領域の接着性/非接着性は、反対側の主表面上に配置されたバッキングにわたって、その反対の特性を有することになる。したがって、後側主表面1612上の接着性領域/非接着性領域の配置は、前側主表面1614上の接着性領域/非接着性領域の配置と本質的に逆である。この配置により、バッキングの厚さ方向を通って各主表面の平面に対して垂直に延びる軸線に沿って、接着性領域同士が互いに重ならないことが保証される。
前側表面に少なくとも2つの接着性領域を使用することにより、アセンブリ1600の能力を都合良く改善し、表面に接着又は付着したときに、より長い時間にわたってより多くの重量(荷重/面積)を保持することができる。
図17A〜図17Cに示す特定の実施形態には多くの変更を加えることができる。例えば、取付装置は、任意の所望の取付装置とすることができる。複数の取付装置が存在することができる。取付装置及び/又はバッキングの形状及びサイズは、任意の所望の形状又はサイズとすることができる。
図18及び図19はそれぞれ、逆に配置された接着性領域及び非接着剤領域、並びに接着機能を制御するための弱化材料を特徴とする別の例示的な取付アセンブリ1700の背面斜視図及び分解された分解図である。
接着取付アセンブリ1700は、互いに反対向きの第1の主表面1712及び第2の主表面1714を含むバッキング1710を含む。取付装置1730は、バッキング1710の第2の主表面1714に隣り合って配置されている。取付装置1730は、フック1784及びフランジ部分1790を有するフック部分1780を含む。図18及び図19の実施形態では、フック部分1790の後側表面は、バッキング1710の相補的部分に付着しているか又はこれと嵌合している。フランジ部分1790は、バッキング1710の第2の主表面1714と少なくとも実質的に同一の広がりをもつ。
接着剤1720の層が第1の主表面1712に適用される一方、接着剤1750の層が第2の主表面1714に適用される。図示したように、接着剤1720、1750の各層は、バッキング1710と連続し、かつバッキング1710と同一の広がりを有するが、他の構成(例えば、バッキングと同一の広がりをもたない接着剤層)も可能である。弱化材料からなる第1の配置パターンを特徴とする第1の弱化層1760が、接着剤層1720の主表面上に配置されている。第1の幾何学的形状とは逆側に第2の幾何学的形状を特徴とする第2の弱化層1770が、取付装置1730と第2の接着剤層1750の主表面との間に配置されている。
第1の弱化層1760は、接着剤層1720上に分離した接着性領域を形成するように配置されている。弱化層1760は、弱化材料が充填された概ねY字状のパターンを含む。このパターンは、接着剤層上に配置されると、以下に更に詳細に記載するように、分離した接着性領域及び非接着性領域を形成することになる。形成された非接着性領域は、接着剤及び弱化材料の両方を含むことになる。したがって、本開示のアセンブリにおいて弱化材料が使用される場合、非接着要素は、バッキングと弱化材料との間に配置された接着剤を含み得る。
第2の弱化層1770内の弱化材料の幾何学的形状及び配置は、分離した接着剤領域1720a〜1720cに対応している。そのように形成されたY字型パターンには弱化材料がないので、バッキング1710の前側主表面1714上に接着性領域を画定するのを補助することになる。
この好ましい実施態様では、弱化層1760は、バッキング1710の後側表面1712とは反対側の接着剤層1720の表面上に配置されている。特定の状況及び構成の下では、バッキングに直接適用される弱化層又は弱化材料が、バッキング及び/又は接着剤層が被着体への損傷を回避するのに十分な方法で伸びることを可能にしないことになる。
本開示のこの好ましい実施態様では、第2の主表面1714上の接着性領域1752は、後側表面1712上の対応する非接着性領域1720よりも総表面積が小さい類似の幾何学形状を含む。幾何学的オフセットにより重複境界が形成される。重複境界の使用により、必要な領域を形成するために使用される機器の製造公差を見込んでおくことができ、したがって、取付装置1730から壁面又は他の被着体への直接経路を有する接着剤が存在しないことを確実にするのに役立ち得る。
非接着性領域は、バッキング1710の周囲まで延びており、接着剤/非接着剤分布の外側から内側に空気を通気するように機能する。特定の条件下では、通気は、接着剤とバッキングとの間の真空の形成を妨げることができる。特定の理論に拘束されることを望むものではないが、真空の形成が、バッキングからの非接着性領域の分離を妨げることがあり、その結果、取り外しを試みた際に追加的な視認可能な損傷が生じる可能性がある。
図18及び図19に示す特定の実施形態には多くの変更を加えることができる。例えば、取付装置は、任意の所望の取付装置とすることができる。複数の取付装置が存在することができる。取付装置及び/又はバッキングの形状及びサイズは、任意の所望の形状又はサイズとすることができる。
図示された又は上記した若しくは本明細書に記載した実施形態のいずれも、以下に記載のバッキング、接着剤、接着性領域、非接着性領域、高剛性領域、低剛性領域及び/若しくは高弾性領域、低弾性領域、並びに/又は取付装置の任意の組み合わせを有することができる。例えば、取付装置は、多重の又は複数の非接着性領域に重なる又は隣接することができる。
バッキング
バッキングは、任意の望ましい材料で作製され得る。バッキングに適した材料の代表例には、例を挙げると、ポリオレフィン、例えば、高密度ポリエチレン、低密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレン及び直鎖状超低密度ポリエチレンを含むポリエチレン、ポリプロピレン、並びにポリブチレン;ビニルコポリマー、例えば、可塑化及び非可塑化ポリ塩化ビニル、並びにポリ酢酸ビニル;オレフィンコポリマー、例えば、エチレン/メタクリレートコポリマー、エチレン/酢酸ビニルコポリマー、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレンコポリマー及びエチレン/プロピレンコポリマー;アクリル系ポリマー及びコポリマー;ポリウレタン;並びにこれらの組み合わせが含まれ得る。ポリプロピレン/ポリエチレン、ポリウレタン/ポリオレフィン、ポリウレタン/ポリカーボネート、ポリウレタン/ポリエステルなどの、任意のプラスチック、又はプラスチックとエラストマー材料の混合物又はブレンドを使用することもできる。
いくつかの実施形態では、バッキングは、可撓性ポリマー発泡体層、その発泡体層の第1の主表面に積層された第1のフィルム、及びその発泡体層の反対側の第2の主表面に積層された第2のフィルムを含む複合発泡体である又はこの複合発泡体を含む。接着剤をそれらのフィルムに接着して、接着剤−フィルム−発泡体−フィルム−接着剤の構造を形成することができる。可撓性ポリマー発泡体層は、取付アセンブリが表面凹凸を有する表面に接着されるときに有用であるなじみ性及び弾力性を最適化するように選択することができる。このことは、典型的な壁表面にも当てはまる。例示的な可撓性ポリマー発泡体層は、St.Paul,Minn.のMinnesota Mining and Manufacturing Company(「3M」)から商品名「Command」として市販されている。いくつかの実施形態では、可撓性バッキング層の可撓性ポリマー発泡体層は、Lawrence,Mass.のDivision of Sekisui America CorporationであるVoltekから「Volextra」及び「Volara」の商品名で入手可能なポリオレフィン発泡体を含み得る。いくつかの実施形態では、バッキングは金属又は金属調である。いくつかの実施形態では、バッキングは木材又は木材調である。
バッキングは、国際公開第2015/195344号(Rungeら)に記載された材料又はバッキングのいずれかである又はいずれかを含むことができる。特定の実施形態では、バッキングは、PCT出願第2017/016039号(Rungeら)に記載されているように、コア及び1つ以上のスキン層を特徴とする多層フィルムを含むことができる。
バッキング層は単層又は多層構成物とすることができる。いくつかの実施形態では、バッキングを形成するように2つ以上の副層を共押出することができる。いくつかの実施形態では、バッキングは可撓性である。
いくつかの実施形態は、バッキング層に染料又は顔料を含む。いくつかの実施形態は、バッキングの少なくとも1つの層に少なくとも1種の粘着付与剤を含む。いくつかの実施形態は、バッキングの1つ以上の層内に可塑化オイルを含む。
バッキングは、例えば、正方形、矩形、三角形、多角形、円形、四角形、台形、円筒形、半円形、星形、半月形、四面体などを含む任意の所望の形状とすることができる。いくつかの追加の例示的な接着取付システム形状を図10〜図13に示す。いくつかの実施形態では、バッキングは、約70mm〜約10,000,000mmのサイズを有する。いくつかの実施形態では、バッキングは、約100mm〜約5,000mmのサイズを有する。
いくつかの実施形態では、バッキングは、約100psi〜約100,000psiのヤング率を有する。いくつかの実施形態では、バッキングは、ASTM D5459−95で測定して、10%のひずみにおいて1〜100%の弾性回復率を呈する。いくつかの実施形態では、バッキングは、20%のひずみにおいて1〜100%の弾性回復率を呈する。
いくつかの実施形態では、バッキングが、ASTM D638−14及びASTM D412−06aのうちの少なくとも1つによって決定される約100psi〜約15,000psiの弾性率及び/又はセカント係数を有する。いくつかの実施形態では、バッキングは、100psi〜15000psiの範囲の弾性を有する。いくつかの実施形態において、弾性は、100psi超、500psi超、1000psi超である。いくつかの実施形態において、バッキングの弾性は、15000psi未満、10000psi未満、8,000psi未満、5,000psi未満、3,500psi未満、2000psi未満、及び1500psi未満である。
いくつかの実施形態では、バッキングは、約0.1mil〜約100milの厚さを有する。いくつかの実施形態では、バッキングは、1mil超、2mil超、5mil超、8mil超、10mil超、12mil超、15mil超、20mil超、22mil超、又は24mil超の厚さを有する。いくつかの実施形態では、バッキングは、100mil未満、90mil未満、80mil未満、75mil未満、70mil未満、65mil未満、60mil未満、55mil未満、50mil未満、45mil未満、40mil未満、38mil未満、35mil未満、32mil未満、30mil未満、28mil未満、又は25mil未満の厚さを有する。
接着剤物品又はバッキングは、非粘着性タブを含んでいてもよく、この非粘着性タブを使用者が取り外しプロセス中に掴んで引っ張ることで、テープを引き伸ばしかつ/又は剥離させて、テープが貼付されている物体又は基材からテープを取り外すことができる。非粘着性タブは、バッキング材料の延長部であっても、接着剤の非粘着化(detackified)部分であってもよい。非粘着性タブは、例えば、非粘着化若しくは弱化(deadening)材料の適用、又は接着剤を非粘着性にするプロセスを含む、非粘着性領域を作る任意の公知の方法を使用することで、粘着性接着剤の基材から形成することができる。タブは、存在する場合には、任意の形状又はサイズとすることができる。タブは、バッキングと同じ材料又は異なる材料から作製することができる。いくつかの実施形態では、タブは、接着取付アセンブリの総面積の約5%〜約25%の面積を有する。いくつかの実施形態では、明らかなタブは存在せず、取付装置又はフックがタブとして機能する。
いくつかの実施形態では、接着取付アセンブリは、接着性領域に隣り合っている剥離ライナーを更に含む。剥離ライナーは、製造中、輸送中、及び使用前に、接着剤を保護する。ユーザは、接着剤物品を使用することを所望するとき、剥離ライナーを剥離又は取り外して接着剤を露出させることができる。本接着剤物品は、接着剤を使用まで保護するために接着剤組成物の露出面上に配された1つ以上のライナーを含むこともできる。好適なライナーの例としては、紙、例えばクラフト紙、又はポリマーフィルム、例えばポリエチレン、ポリプロピレン若しくはポリエステルが挙げられる。ライナーの少なくとも一方の表面を、シリコーン、フルオロケミカル、又は他の低表面エネルギー系剥離材料などの剥離剤で処理して、剥離ライナーを準備することができる。好適な剥離ライナー、及びライナーを処理する方法は、例えば、米国特許第4,472,480号、同第4,980,443号、及び同第4,736,048号に記載されており、これらは本明細書に組み込まれる。好ましい剥離ライナーは、フルオロアルキルシリコーン又はシリコーンポリコーティング紙である。剥離ライナーには、線、ブランドの証印、又は他の情報がプリントされていてもよい。
接着剤
接着剤は、所望の特性を有する任意の接着剤を含み得る。接着剤は、剥離可能、又は引き伸ばし除去可能かつ剥離可能とすることができる。
いくつかの実施形態では、本開示の接着剤物品は、損傷を与えることなく基材又は表面から取り外すことができる。本明細書で使用されるとき、「損傷を与えることなく」又は「無損傷」などの用語は、接着剤物品が、塗料、コーティング、樹脂、被覆物、又は下に存在する基材に、視認可能な損傷を与えることなく、かつ/又は残留物を残存させることなく、基材から分離され得ることを意味する。基材への視認可能な損傷は、例えば、基材のいずれかの層の引っ掻き、破れ、層間剥離、破断、崩れ、ひずみなどの形態であり得る。視認可能な損傷は、変色、脆弱化、光沢の変化、ヘイズの変化、又は基材の外観における他の変化でもあり得る。
いくつかの実施形態では、剥離可能接着剤は、感圧性接着剤である。有用な感圧性接着剤の一般的な説明は、Encyclopedia of Polymer Science and Engineering,Vol.13,Wiley−Interscience Publishers(New York,1988)に見出すことができる。有用な感圧性接着剤の更なる説明は、Encyclopedia of Polymer Science and Technology,Vol.1,Interscience Publishers(New York,1964)に見出すことができる。任意の好適な組成物、材料、又は成分を感圧性接着剤に使用することができる。例示的な感圧性接着剤は、1種以上の熱可塑性エラストマーを、例えば、1種以上の粘着付与樹脂と組み合わせて用いる。いくつかの実施形態において、接着剤は感圧性接着剤ではない。
いくつかの実施形態では、剥離可能接着剤層は、ゴム、シリコーン、又はアクリル系の接着剤のうちの少なくとも1つを含み得る。いくつかの実施形態では、剥離可能接着剤層は、感圧性接着剤(PSA)を含むことができる。いくつかの実施形態では、剥離可能接着剤は、天然ゴム;オレフィン;シリコーンポリウレア又はシリコーンブロックコポリマーなどのシリコーンなどの粘着付与ゴム接着剤;ポリイソプレン、ポリブタジエン、及びスチレン−イソプレン−スチレンコポリマー、スチレン−エチレン−ブチレン−スチレンコポリマー及びスチレン−ブタジエン−スチレンブロックコポリマー、及び他の合成エラストマーなどの合成ゴム接着剤;及び放射法、溶液法、懸濁法、又はエマルション法によって重合することのできるイソオクチルアクリレートとアクリル酸とのコポリマー;ポリウレタンブロックコポリマー;シリコーンブロックコポリマーなどの粘着付与のアクリル系接着剤又は非粘着付与のアクリル系接着剤、並びに上記のものの組み合わせを含み得る。接着剤は、例えば、全て参照として本明細書に組み込まれる以下の特許出願:PCT特許公開第2015/035556号、同第2015/035960号及び米国特許出願公開第2015/034104号のいずれかに記載されている接着剤のいずれかであり得る。
いくつかの実施形態において、接着剤は粘着付与剤を含む。いくつかの例示的な粘着付与剤は、ポリテルペン、テルペンフェノール、ロジンエステル、及び/又はロジン酸のうちの少なくとも1つを含む。
いくつかの実施形態において、剥離可能接着剤は、バッキング上にコーティングすることのできる流動性接着剤である。いくつかの実施形態において、剥離可能接着剤は、例えば、ドイツ特許第33,31,016号に概して記載されているように、より固形の接着剤である。
いくつかの実施形態では、接着剤の接着性は、0.1N/dm〜25N/dmの範囲であり得る。いくつかの実施形態では、接着剤の接着性は、0.5N/dm〜10N/dmの範囲であり得る。いくつかの実施形態では、接着剤の接着性は、1N/dm〜5N/dmの範囲であり得る。
いくつかの実施形態では、剥離可能接着剤は、例えば、ASTMテスト法D3654M−06で測定して、1平方インチ当たり1〜20ポンドの剪断強度を提供することができる。
いくつかの実施形態では、本接着剤物品は、第2の末端、第1の側、又は第2の側のうちの少なくとも1つから剥離することができる。いくつかの実施形態において、本接着剤物品は、第2の末端、第1の側、又は第2の側のうちの少なくとも2つから剥離することができる。
いくつかの実施形態において、剥離可能接着剤は、損傷が全く又はほとんどない剥離を達成するように調整される。そうするための例示的な方法及び物品が、例えば、本譲受人によって出願された米国特許第6,835,452号及び米国特許出願第62/289,585号に記載されている。
いくつかの実施形態において、剥離可能接着剤が、摂氏約−80度〜摂氏約20度のTgを有する。いくつかの実施形態において、剥離可能接着剤が、摂氏約−70度〜摂氏約0度のTgを有する。いくつかの実施形態において、剥離可能接着剤が、摂氏約−60度〜摂氏約−20度のTgを有する。いくつかの実施形態において、剥離可能接着剤が、摂氏−80度超、摂氏−70度超、摂氏−60度超、摂氏−50度超、摂氏−40度超、又は摂氏−30度超のTgを有する。いくつかの実施形態において、剥離可能接着剤が、摂氏20度、摂氏10度、摂氏0度、摂氏−10度、摂氏−20度、又は摂氏−30度未満のTgを有する。
いくつかの実施形態では、剥離可能接着剤は、25℃で300,000Pa〜5,000,000Paの範囲の25℃での貯蔵弾性率を有する。
いくつかの実施形態において、接着剤物品は、10%のひずみにおいて、70%超、又は80%超、又は95%超の弾性回復率を呈する。いくつかの実施形態において、接着剤物品は、25%のひずみにおいて、70%超、又は80%超、又は90%超の弾性回復率を呈する。いくつかの実施形態において、接着剤物品は、50%のひずみにおいて、70%超、又は80%超、又は90%超、又は95%超の弾性回復率を呈する。いくつかの実施形態において、接着剤物品は、100%のひずみにおいて、50%超、又は70%超、又は95%超の弾性回復率を呈する。
いくつかの実施形態において、バッキングは、接着剤の取り外しを補助するバッキングの伸長によって剥離力を低下させることにより、基材の損傷を防止するか、又は最小限に抑えることができる。いくつかの実施形態において、これは0〜180度の範囲の剥離角度で起こり得る。いくつかの実施形態において、最終的なテープ構成物が被着体から90〜180度で剥離されるとき、バッキングは、剥離中に1%未満伸長する。いくつかの実施形態において、最終的なテープ構成物が被着体から90〜180度で剥離されるとき、バッキングは、剥離中に5%未満伸長する。いくつかの実施形態において、最終的なテープ構成物が被着体から90〜180度で剥離されるとき、バッキングは、剥離中に10%未満伸長する。いくつかの実施形態において、最終的なテープ構成物が被着体から90〜180度で剥離されるとき、バッキングは、ひずみ10%超で伸長し、その変形の80%超を弾性回復する。いくつかの実施形態において、最終的なテープ構成物が被着体から90〜180度で剥離されるとき、バッキングは、ひずみ10%超で伸長し、その変形の90%超を弾性回復する。いくつかの実施形態において、最終的なテープ構成物が被着体から90〜180度で剥離されるとき、バッキングは、ひずみ10%超で伸長し、その変形の95%超を弾性回復する。いくつかの実施形態において、最終的なテープ構成物が被着体から90〜180度で剥離されるとき、バッキングは、ひずみ10%超で伸長し、その変形の99%超を弾性回復する。
いくつかの実施形態において、バッキング及び/又はバッキング層のうちの少なくともいくつかは、実質的に光学的に透明である。本明細書で使用されるとき、「光学的に透明な」という用語は、少なくとも約50%の光透過率、及び/又は40%以下のヘイズを有することを意味する。いくつかの実施形態は、少なくとも約75%の光透過率を有する。いくつかの実施形態は、20%以下のヘイズを有する。
接着性領域、エリア、又は部分
接着性領域は任意の所望のサイズを有することができる。いくつかの実施形態では、接着性領域は、約60mm〜約500,000mmのサイズを有する。いくつかの実施形態では、接着性領域は、60mm超、又は85mm超、又は100mm超、又は150mm超、又は200mm超、又は300mm超、又は400mm超、又は500mm超、又は600mm超、又は750mm超、又は1000mm超、又は1500mm超、又は2000mm超、又は2500mm超、又は3000mm超、又は3500mm超、又は4000mm超、又は4500mm超、又は5000mm超、又は5500mm超、又は6000mm超、又は10,000mm超、又は50,000mm超、又は100,000mm超、又は200,000mm超、又は300,000mm超、又は400,000mm超のサイズを有する。いくつかの実施形態では、接着性領域は、100mm未満、又は200mm未満、又は300mm未満、又は400mm未満、又は500mm未満、又は600mm未満、又は750mm未満、又は1000mm未満、又は1500mm未満、又は2000mm未満、又は2500mm未満、又は3000mm未満、又は3500mm未満、又は4000mm未満、又は4500mm未満、又は5000mm未満、又は5500mm未満、又は6000mm未満、又は10,000mm未満、又は50,000mm未満、又は100,000mm未満、又は200,000mm未満、又は300,000mm未満、又は400,000mm未満のサイズを有する。
接着性領域は、所望の特性及び/又は性能をもたらす任意の所望の形状を有することができる。いくつかの実施形態では、接着性領域は成形部分及び非不成形部分を含む。いくつかの実施形態では、成形部分は、矩形、五角形、六角形、三角形、四角形、湾曲形、星形、円錐形、台形、多角形、涙形、及び矢形のうちの少なくとも1つから選択された形状を有する。いくつかの実施形態では、成形部分は少なくとも一部が湾曲した形状を有する。いくつかのそのような実施形態では、その湾曲形状の曲率半径は、約2.5mm〜約25,000nmである。
いくつかの実施形態では、接着性領域は、接着剤物品総面積の約0.01%〜約99%を含む。いくつかの実施形態では、接着性領域は、接着剤物品総面積の約35%〜約75%を含む。
いくつかの実施形態では、接着性領域、エリア、又は部分は、2つの線状境界を含み得る。これら2つの線状境界は、例えば先端部又は平坦域で終端することができる。いくつかの実施形態では、線状境界は、バッキングの各側と交差する。いくつかの実施形態では、線状境界が第1又は第2の側と交差する角度は、約10度〜約179度である。いくつかの実施形態では、少なくとも1つの線状境界が第1又は第2の側と交差する角度は、少なくとも、約15度、又は少なくとも約20度、又は少なくとも約25度、又は少なくとも約30度、又は少なくとも約35度、又は少なくとも約40度、又は少なくとも約45度、又は少なくとも約50度、又は少なくとも約55度、又は少なくとも約60度、又は少なくとも約65度、又は少なくとも約70度、又は少なくとも約75度、又は少なくとも約80度、又は少なくとも約85度、又は少なくとも約90度、又は少なくとも約95度、又は少なくとも約100度、又は少なくとも約105度、又は少なくとも約110度、又は少なくとも約115度、又は少なくとも約120度、又は少なくとも約125度、又は少なくとも約130度、又は少なくとも約135度、又は少なくとも約140度、又は少なくとも約145度、又は少なくとも約150度、又は少なくとも約155度、又は少なくとも約160度、又は少なくとも約165度、又は少なくとも約170度のうちの1つである。いくつかの実施形態では、線状境界のうちの少なくとも1つが第1又は第2の側と交差する角度は、約45度未満、又は約50度未満、又は約55度未満、又は約60度未満、又は約65度未満、又は約70度未満、又は約75度未満、又は約80度、又は約85度未満、又は約90度、又は約95度未満、又は約100度未満、又は約105度未満、又は約110度未満、又は約115度未満、又は約120度未満、又は約125度未満、又は約130度未満、又は約135度未満、又は約140度未満、又は約145度未満、又は約150度未満、又は約155度未満、又は約160度未満、又は約165度未満、又は約170度未満、又は約175度未満、又は約180度未満、又は約185度未満、又は約190度未満のうちの1つである。いくつかの実施形態では、第1及び第2の線状境界は、同じ角度で第1及び第2の側と交差する。いくつかの実施形態では、第1及び第2の線状境界は、異なる角度で第1及び第2の側と交差する。いくつかの実施形態では、第1及び第2の線状境界はそれぞれ長さを有し、その長さはほぼ同じである。いくつかの実施形態では、第1及び第2の線状境界はそれぞれ長さを有し、その長さは異なっている。
非接着性領域、エリア、又は部分
上述したように、本明細書で用いる場合、「非接着性領域」という用語は、ASTM D3330/3330M−04(剥離接着性用)又はASTM D2979−01(2009)(プローブタック)で測定して、接着性領域と比較して、約1%〜約100%の範囲の接着性(剥離接着性又は粘着性)の低下を有する、接着剤物品の1つ以上の領域を指す。
いくつかの実施形態では、この1つ以上の非接着性領域は、ASTM D3330/3330M−04(剥離接着性用)又はASTM D2979−01(2009)(プローブタック)で測定して、接着性領域と比較して、少なくとも約5%の接着性(剥離接着性又は粘着性)の低下を有する。いくつかの実施形態では、1つ以上の非接着性領域は、ASTM D3330/3330M−04(剥離接着性用)又はASTM D2979−01(2009)(プローブタック)で測定して、接着性領域と比較して、少なくとも約10%の接着性(剥離接着性又は粘着性)の低下を有する。いくつかの実施形態では、1つ以上の非接着性領域は、ASTM D3330/3330M−04(剥離接着性用)又はASTM D2979−01(2009)(プローブタック)で測定して、接着性領域と比較して、少なくとも約15%の接着性(剥離接着性又は粘着性)の低下を有する。いくつかの実施形態では、1つ以上の非接着性領域は、ASTM D3330/3330M−04(剥離接着性用)又はASTM D2979−01(2009)(プローブタック)で測定して、接着性領域と比較して、少なくとも約20%の接着性(剥離接着性又は粘着性)の低下を有する。いくつかの実施形態では、1つ以上の非接着性領域は、ASTM D3330/3330M−04(剥離接着性用)又はASTM D2979−01(2009)(プローブタック)で測定して、接着性領域と比較して、少なくとも約30%の接着性(剥離接着性又は粘着性)の低下を有する。いくつかの実施形態では、1つ以上の非接着性領域は、ASTM D3330/3330M−04(剥離接着性用)又はASTM D2979−01(2009)(プローブタック)で測定して、接着性領域と比較して、少なくとも約40%の接着性(剥離接着性又は粘着性)の低下を有する。いくつかの実施形態では、1つ以上の非接着性領域は、ASTM D3330/3330M−04(剥離接着性用)又はASTM D2979−01(2009)(プローブタック)で測定して、接着性領域と比較して、少なくとも約50%の接着性(剥離接着性又は粘着性)の低下を有する。いくつかの実施形態では、1つ以上の非接着性領域は、ASTM D3330/3330M−04(剥離接着性用)又はASTM D2979−01(2009)(プローブタック)で測定して、接着性領域と比較して、少なくとも約60%の接着性(剥離接着性又は粘着性)の低下を有する。いくつかの実施形態では、1つ以上の非接着性領域は、ASTM D3330/3330M−04(剥離接着性用)又はASTM D2979−01(2009)(プローブタック)で測定して、接着性領域と比較して、少なくとも約70%の接着性(剥離接着性又は粘着性)の低下を有する。いくつかの実施形態では、1つ以上の非接着性領域は、ASTM D3330/3330M−04(剥離接着性用)又はASTM D2979−01(2009)(プローブタック)で測定して、接着性領域と比較して、少なくとも約80%の接着性(剥離接着性又は粘着性)の低下を有する。いくつかの実施形態では、1つ以上の非接着性領域は、ASTM D3330/3330M−04(剥離接着性用)又はASTM D2979−01(2009)(プローブタック)で測定して、接着性領域と比較して、少なくとも約90%の接着性(剥離接着性又は粘着性)の低下を有する。いくつかの実施形態では、1つ以上の非接着性領域は、ASTM D3330/3330M−04(剥離接着性用)又はASTM D2979−01(2009)(プローブタック)で測定して、接着性領域と比較して、少なくとも約95%の接着性(剥離接着性又は粘着性)の低下を有する。
いくつかの実施形態では、非接着エリアは、位置を有し、かつ/又は、接着剤物品の剥離力が、接着剤物品を剥離する基材に損傷をもたらす閾値を超えないように、接着剤物品の平均剥離力及び/又はピーク剥離力のうちの少なくとも1つを低減かつ/又は制御するサイズ、形状、及び/又は幾何学的形状を有する。
非接着性領域は任意の所望のサイズを有することができる。いくつかの実施形態では、非接着性領域は、約60mm〜約500,000mmのサイズを有する。いくつかの実施形態では、非接着性領域は、60mm超、又は85mm超、又は100mm超、又は150mm超、又は200mm超、又は300mm超、又は400mm超、又は500mm超、又は600mm超、又は750mm超、又は1000mm超、又は1500mm超、又は2000mm超、又は2500mm超、又は3000mm超、又は3500mm超、又は4000mm超、又は4500mm超、又は5000mm超、又は5500mm超、又は10,000mm超、又は50,000mm超、又は100,000mm超、又は200,000mm超、又は300,000mm超、又は400,000mm超のサイズを有する。いくつかの実施形態では、非接着性領域は、100mm未満、又は200mm未満、又は300mm未満、又は400mm未満、又は500mm未満、又は600mm未満、又は750mm未満、又は1000mm未満、又は1500mm未満、又は2000mm未満、又は2500mm未満、又は3000mm未満、又は3500mm未満、又は4000mm未満、又は4500mm未満、又は5000mm未満、又は5500mm未満、又は6000mm未満、又は10,000mm未満、又は50,000mm未満、又は100,000mm未満、又は200,000mm未満、又は300,000mm未満、又は400,000mm未満のサイズを有する。
非接着性領域は、所望の特性及び/又は性能をもたらす任意の所望の形状を有することができる。いくつかの実施形態では、非接着性領域は、矩形、五角形、六角形、三角形、四角形、湾曲形、星形、円錐形、台形、多角形、涙形、及び矢形のうちの少なくとも1つから選択された形状を有する。いくつかの実施形態では、非接着性領域の少なくとも一部分は湾曲している。いくつかのそのような実施形態では、その湾曲形状の曲率半径は、約2.5mm〜約25,000nmである。いくつかの実施形態では、非接着性領域はパターンを形成する。
いくつかの実施形態では、非接着性領域は、接着剤物品総面積の約0.01%〜約99%を含む。いくつかの実施形態では、非接着性領域は、接着剤物品総面積の約35%〜約75%を含む。
非接着性領域、エリア、又は部分は、任意の所望の方法で形成することができる。例えば、いくつかの実施形態では、非接着性領域は、接着剤を含まない。そのような実施形態は、接着剤が適用されなかったために、又は接着剤が除去されたために、接着性がない可能性がある。例えば、接着剤を主表面上にコーティングしてから、その接着剤又は主表面の一部を切り取る、あるいは除去することができる。代替的には、接着剤はパターン化コーティングが可能である。
他の実施形態では、接着性領域の一部に弱化層を適用して、非接着性領域を形成する。弱化材料は、接着性領域における接着剤の接着性を低下させる又は除去する。例示的な弱化材料は、例えば、グラスバブルズ、フィルム、クリアインク、溶液、及び/又は接着性の低い接着剤を含む。いくつかの実施形態では、弱化層は、約1nm〜約1000ミクロンの厚さを有する。いくつかの実施形態では、弱化層は、約1nm〜約100ミクロンの厚さを有する。いくつかの実施形態では、弱化層は、約100nm〜約50ミクロンの厚さを有する。いくつかの実施形態では、非接着性領域の接着剤は、その接着性が低下又は除去されるように処理される。いくつかの例示的な処理は、例えば、放射、UV照射、電子ビーム、又は接着剤を架橋又は非粘着化するための他の手段を含む。いくつかの実施形態では、より低い接着性を有する第2の接着剤が非接着性領域に存在する。
高低剛性領域
本明細書で用いる場合、「剛性」という用語は、本体に力が加えられたときの本体の耐屈曲性を指す。高剛性は、一般的に大きな力が小さなたわみ又は変位を生み出すことを意味する。剛性は、例えば、ヤング率や断面の厚さに依存する。接着取付アセンブリの剛性は、断面の厚さとヤング率との組み合わせによって定義される。例示的な取付アセンブリの厚さは、約0.1mil〜約100milの厚さを含む。本明細書に記載された取付アセンブリの例示的なヤング率は、ASTM D638に従って測定して、約100PSI〜約15,000PSIである。
本明細書で用いる場合、「高剛性領域」という用語は、接着取付アセンブリの「低剛性領域」よりも少なくとも約5%大きい剛性を有する領域を指す。いくつかの実施形態では、高剛性領域は、低剛性領域における剛性よりも約5%〜約10,000%大きい剛性を有する。いくつかの実施形態では、高剛性領域は、低剛性領域における剛性よりも少なくとも50%大きい剛性を有する。いくつかの実施形態では、高剛性領域は、低剛性領域における剛性よりも少なくとも100%大きい剛性を有する。いくつかの実施形態では、高剛性領域は、低剛性領域における剛性よりも少なくとも1000%大きい剛性を有する。いくつかの実施形態では、高剛性領域は、低剛性領域における剛性よりも少なくとも5000%大きい剛性を有する。
いくつかの実施形態では、低剛性領域は、ASTM D638で測定して、約600PSI〜約1500PSIのヤング率を有する。いくつかの実施形態では、高剛性領域は、ASTM D638−14に従って測定して、約660PSI〜約2000PSIのヤング率を有する。
いくつかの実施形態では、高剛性領域は、ASTM D638−14又はASTM D412−06aに従って測定して、少なくとも約100psiのヤング率を有する。いくつかの実施形態では、高剛性領域は、ASTM E111−04に従って測定して、約30,000,000psi以下のヤング率を有する。いくつかの実施形態では、高剛性領域は、ASTM D638−14又はASTM D412−06aに従って測定して、約50,000psi〜約200,000psiのヤング率を有する。
いくつかの実施形態では、高剛性領域は、低剛性領域又は低断面係数領域における剛性又は係数よりも少なくとも1.01倍大きい剛性を有する。いくつかの実施形態では、高剛性領域又は高断面係数領域は、低剛性領域の剛性より、約1.5倍、約1.75倍、約2倍、約3倍、約4倍、約5倍、約6倍、約7倍、約8倍、約9倍、約10倍、約20倍、約30倍、約40倍、約50倍、約60倍、約70倍、約80倍、約90倍、約100倍、約500倍、約1000倍、約5,000倍、約10,000倍、約20,000倍、約30,000倍、約40,000倍、又は約50,000倍大きい断面係数の剛性を有する。
取付装置
取付装置は、任意の所望の材料、サイズ、又は形状で作製することができる。いくつかの例示的な材料として、プラスチック、金属、ゴム、ガラス、木材、セラミック、布地等が挙げられる。例示的な取付装置として、フック、クリップ、磁石、着脱式メカニカルファスナー、スナップ、及びループが挙げられる。
例えば、本明細書に記載した取付装置のうちのいずれかを含む、任意の既知の取付装置を使用することができる。いくつかの実施形態では、取付装置は釘に似ている。いくつかの実施形態では、取付装置は、吊り下げ面として機能する1個の外向き突起を有する。いくつかの実施形態では、取付装置は、吊り下げ面として機能する複数の外向き突起を有する。いくつかの実施形態では、取付装置は、箱又は運搬具など(これらに限定されない)の中に1つ以上の物品を保持することができる形状に成形される。いくつかの実施形態では、取付装置は棚、レッジ、又はラックである。いくつかの実施形態では、取付装置は棒であってもよく、この棒は、直線状若しくは曲線状、又は実質的にリング状とすることができ、棒は、基材表面に対して平行又は垂直に取り付けることができる。いくつかの実施形態では、取付装置は、物品を取り付ける又は吊り下げるために複数の方法を使用する。以下の取付装置のうちのいずれかは、本開示の接着剤物品と共に使用するのに適し得るものである:米国特許出願第62/289,474(本譲受人に譲渡されている)、米国特許第5,409,189号(Luhmann)、同第5,989,708号(Kreckel)、同第8,708,305号(McGreevy)、同第5,507,464号(Hamerskiら)、同第5,967,474号(doCantoら)、同第6,082,686号(Schumann)、同第6,131,864号(Schumann)、同第6,811,126号(Johanssonら)、同第D665,653号、及び同第7,028,958号(Pitzenら)である。取付装置は、基材に取り付けられる任意の物体であり得る。
いくつかの実施形態では、取付装置は熱可塑性ポリマーから作製される。いくつかの実施形態では、取付装置は熱硬化性ポリマーから作製される。いくつかの実施形態では、取付装置はポリオレフィン材料を使用して作製される。いくつかの実施形態では、取付装置はポリカーボネート材料を使用して作製される。いくつかの実施形態では、取付装置は耐衝撃性ポリスチレンを使用して作製される。いくつかの実施形態では、取付装置はアクリロニトリル−ブタジエン−スチレン(ABS)ターポリマーを使用して作製される。いくつかの実施形態では、取付装置は2つ以上のポリマー材料を使用して作製される。いくつかの実施形態では、取付装置は金属から作製される。いくつかの実施形態では、取付装置はステンレス鋼から作製される。いくつかの実施形態では、この金属は、その外観を変えるために、塗装、施釉、染色、ブラッシング又はコーティングされる。いくつかの実施形態では、取付装置はセラミックから作製される。いくつかの実施形態では、取付装置は施釉セラミックから作製される。いくつかの実施形態では、取付装置は無釉セラミックから作製される。いくつかの実施形態では、取付装置は、木材、竹、パーティクルボード、布、キャンバス、又は生物源などに由来するものなどの天然材料からなる。いくつかの実施形態では、天然材料は、その外観を変えるために、塗装、施釉、染色、又はコーティングされてもよい。いくつかの実施形態では、取付装置は上記リストからの2つ以上の材料を使用して作製される。いくつかの実施形態では、取付装置は、可逆的若しくは不可逆的に付着され、接合され、又は溶接された2つのピースから作製される。
接着剤物品
本開示のいくつかの接着剤物品は、優れた剪断強度を有する。本開示のいくつかの実施形態は、ASTM D3654Mに従って測定して、1800分超の剪断強度を有する。本開示のいくつかの実施形態は、ASTM D3654Mに従って測定して、10,000分超の剪断強度を有する。
いくつかの実施形態では、接着剤物品は、約0.1mil〜約250milの厚さを有する。いくつかの実施形態では、その厚さは、0.1mil超、1mil超、5mil超、10mil超、15mil超、20mil超、25mil超、50mil超、75mil超、100mil超、150mil超、200mil超である。いくつかの実施形態では、その厚さは、250mil未満、225mil未満、200mil未満、175mil未満、150mil未満、100mil未満、75mil未満、50mil未満、25mil未満、20mil未満、15mil未満、10mil未満である。
いくつかの実施形態では、接着剤物品は、接着剤物品の平均剥離力の約0.1%〜300%の剥離開始力を有する。いくつかの実施形態では、剥離力は、接着剤物品に沿った全ての点で30オンス/インチ未満である。
いくつかの実施形態では、本開示の接着剤物品は、先行技術の接着剤取付物品よりも基材又は表面に対して改善されたなじみ性を示す。いくつかの実施形態では、本開示の接着剤物品は、基材又は表面に接着又は付着されたときに、先行技術の接着剤取付物品よりも多くの重量を保持する。いくつかの実施形態では、本開示の接着剤物品は、基材又は表面に接着又は付着されたときに、先行技術の接着剤取付物品よりもより長い時間にわたってより多くの重量(荷重/面積)を保持する。いくつかの実施形態では、本開示の接着剤物品は、先行技術の接着剤取付物品よりも長い時間にわたってテクスチャー化表面、粗面、又は凸凹面に接着して留まる。いくつかの実施形態では、本開示の接着剤物品は、テクスチャー化表面、粗面、又は凸凹面に接着されたときに、先行技術の接着剤取付物品よりも多くの重量を保持する。
いくつかの実施形態では、接着剤物品は実質的に光学的に透明である。いくつかの実施形態は、ASTM D1003−13に記載された方法を用いて測定して、少なくとも約50%の光透過率を有する。いくつかの実施形態は、ASTM D1003−13に記載された方法を用いて測定して、少なくとも約75%の光透過率を有する。いくつかの実施形態は、40%以下のヘイズを有する。いくつかの実施形態は、ASTM D1003−13に記載された方法を用いて測定して、少なくとも20%以下のヘイズを有する。
いくつかの実施形態では、接着剤物品は実質的に不透明である。
いくつかの実施形態では、接着剤物品は、約2mil〜約250milの厚さを有する。いくつかの実施形態では、この厚さは、3mil超、4mil超、5mil超、8mil超、10mil超、12mil超、15mil超、又は20mil超である。いくつかの実施形態では、この厚さは、40mil未満、38mil未満、35mil未満、33mil未満、30mil未満、28mil未満、25mil未満、22mil未満、又は20mil未満である。
いくつかの実施形態において、剥離力は、接着剤物品に沿った全ての点で30オンス/インチ未満である。本開示のいくつかの接着剤アセンブリは、接着剤アセンブリをより取り外し易くするために、より低い剥離力(例えば、約25オンス/インチ〜約50オンス/インチの力)を有する。本開示のいくつかの接着剤アセンブリは、偶然に分離することなくユーザによる接着剤物品の取り扱いを可能にするようにより高い剥離力(例えば、約50オンス/インチ〜100オンス/インチの力)を有することができる。本開示のいくつかの実施形態は、約20オンス/インチ〜90オンス/インチの剥離力を有する。本開示のいくつかの実施形態は、約30オンス/インチ〜70オンス/インチの剥離力を有する。本開示のいくつかの接着剤物品は、少なくとも1つの方向において50%超の破断伸度を有する。本開示のいくつかの接着剤物品は、少なくとも1つの方向において約50%〜約1200%の破断伸度を有する。
いくつかの実施形態では、ASTM D638−14及び/又はASTM D412−06aに従って測定して、10%の引張伸びひずみを接着剤物品に与えるには、幅1インチ当たり約1N〜約50Nの力が必要である。いくつかの実施形態では、ASTM D638−14及び/又はASTM D412−06aに従って測定して、10%の引張伸びひずみを接着剤物品に与えるには、幅1インチ当たり約2N〜約30Nの力が必要である。いくつかの実施形態では、ASTM D638−14及び/又はASTM D412−06aに従って測定して、10%の引張伸びひずみを接着剤物品に与えるには、幅1インチ当たり約3N〜約15Nの力が必要である。
いくつかの実施形態において、本接着剤物品は、少なくとも400%の破断伸度を有する。
いくつかの実施形態において、本接着剤物品は、分離可能コネクタを更に含むことができる。いくつかの例示的な分離可能コネクタは、例えば、米国特許第6,572,945号、同第7,781,056号、同第6,403,206号、及び同第6,972,141号に記載されており、これらの全てはその全体が参照により本明細書に組み込まれる。
作製方法
本明細書に記載の接着取付アセンブリは、様々な方法で作製することができる。いくつかの実施形態では、接着剤は、バッキングの主表面上に直接コーティングすることができる。他の実施形態では、接着剤を別個の層として形成して(例えば、剥離ライナー上にコーティングして)からバッキングに積層することができる。
接着剤は、接着剤を調製するための様々な一般的方法を使用して調製することができる。例えば、接着剤組成物は、剥離ライナー上にコーティングすることができる、バッキング上に直接コーティングすることができる、又は別個の層として形成して(例えば、剥離ライナー上にコーティングして)からバッキングに積層することができる。いくつかの実施形態では、接着剤はバッキングと同時に形成することができる。例えば、少なくとも一方の層が接着剤である少なくとも2つ層からなる多層膜を共押出することができる。いくつかの実施形態では、この構成物は、キャスト又はブローフィルム構成物で形成することができる。
バッキングに対する接着剤組成物の接着を改善するために、バッキングへの接着剤組成物の適用、例えば、コーティング又は積層の前に、バッキングを前処理してもよい。好適な処理の例としては、コロナ放電、プラズマ放電、火炎処理、電子ビーム照射、紫外線(UV)照射、酸エッチング、化学プライミング、及びこれらの組み合わせが挙げられる。処理は、任意に、例えば、ヒドロキシエチルアクリレート、又はヒドロキシエチルメタクリレート、又は低分子量の別の反応種を含めた反応性化学接着促進剤を用いて行ってもよい。
いくつかの実施形態では、接着剤の適用により、主表面上に所望の非接着性領域が存在することになる(例えば、特定の領域には単に接着剤がないように、接着剤が所望の分布でパターンコーティングされる)。他の実施形態では、作製方法は、接着剤に弱化材料を適用し、必要な非接着要素又は領域を形成することを含む。弱化材料がバッキングと接着剤との間に存在するように、接着剤をバッキングにコーティングする、あるいはバッキングに固定する前に、弱化材料をバッキングに適用してもよい。他の実施形態では、弱化材料は、バッキングの反対側の接着剤の表面に適用される。
特定の実施形態では、弱化材料(例えば、インクパターンの印刷)を剥離ライナー上に堆積させて接着剤層に転写することができる。特定の実施形態において、剥離ライナーは、接着剤の外面を覆い、保護するために設けられ、剥離ライナーが接着剤から剥離されるときに、弱化材料が接着剤と共に残存するように、弱化材料は少なくとも部分的に接着剤に埋め込まれている。剥離ライナーを接着剤層から剥離することにより、同時に、改質された接着機能を有する選択エリアを形成することができる。
使用方法
本開示の接着剤取付物品は、様々な方法で使用することができる。いくつかの実施形態において、バッキングが被着体に適用、付着又は押し付けられる。この方法によって、バッキングが被着体に接触する。剥離ライナーが存在する場合、剥離ライナーは、バッキングが被着体に適用、付着又は押し付けられる前に取り外される。いくつかの実施形態において、被着体の少なくとも一部分は、バッキングが被着体に適用、付着又は押し付けられる前に、アルコールで拭き取られる。
いくつかの実施形態では、バッキングを被着体から取り外すために、バッキングの少なくとも一部分が被着体から剥離される。タブが存在する実施形態において、使用者は、タブを掴み、バッキングを被着体から剥離するためにそれを使用することができる。
いくつかの実施形態では、被着体からの接着剤物品の剥離は、ある剥離角度でテープを剥離することにより行うことができる。いくつかの実施形態において、剥離角度は、例えば、90°以上である。いくつかの実施形態では、剥離角度は、90°未満であってもよい。適切な剥離角度で取り外すことで、実質的又は認識可能な接着剤残留物が残らないようにし、かつ基材表面の損傷を防ぐことができる。
いくつかの実施形態では、バッキングを被着体から取り外すために、バッキングの少なくとも一部分が被着体から剥離される。タブが存在する実施形態において、使用者は、タブを掴み、バッキングを被着体から剥離するためにそれを使用することができる。いくつかの実施形態では、バッキングを被着体から取り外すために、バッキングの少なくとも一部分が被着体から引き伸ばし除去される。
いくつかの実施形態において、被着体が接着される表面は、乾式壁、ガラス、タイル、塗料、ベニヤ、木材、又は他の一般的な家庭用表面のうちの少なくとも1つである。いくつかの実施形態では、表面は塗装されている。いくつかの実施形態では、表面は、低VOC塗料で塗装される、又はVOC塗料なしで塗装される。
本開示の利点を、以下の実施例により更に例示するが、これらの実施例に記載の特定の材料及びこれらの量、並びに他の条件及び詳細は、本発明を不当に限定するものと解釈してはならない。特に指示がない限り、全ての部及び百分率は重量による。
実施形態
1.接着取付アセンブリであって、この接着取付アセンブリは、厚さによって分離された互いに反対向きの第1の主平坦面及び第2の主平坦面を含むバッキングと、バッキングの第1の主平坦面上の第1の接着性領域及び第2の接着性領域であって、それぞれが接着性を示す第1の接着性領域及び第2の接着性領域と、バッキングの第2の主平坦面に隣接する取付装置であって、取付装置エリアを有する取付装置とを備え、取付装置エリアの少なくとも一部と実質的に整列又は隣り合っている第1の主表面のエリアは、顕著な接着性がない非接着性領域であり、非接着性領域は、第1の接着性領域と第2の接着性領域との間にあり、かつ/又は第1の接着性領域及び第2の接着性領域に隣り合っている、接着取付アセンブリ。
2.接着取付アセンブリであって、この接着取付アセンブリは、厚さによって分離された互いに反対向きの第1の主平坦面及び第2の主平坦面を含むバッキングと、バッキングの第1の主平坦面上の第1の接着性領域であって、接着性を示す第1の接着性領域と、バッキングの第1の主平坦面上の第2の接着性領域であって、接着性を示す第2の接着性領域と、バッキングの第1の主平坦面上の非接着性領域であって、顕著な接着性がなく、第1の接着性領域と第2の接着性領域との間に、又は第1の接着性領域及び第2の接着性領域に隣り合って配置されている、非接着性領域と、バッキングに隣り合っている取付装置とを備え、非接着性領域は、取付装置に隣り合っている、又は前記取付装置と整列している、接着取付アセンブリ。
3.取付装置は、フック、クリップ、磁石、着脱式メカニカルファスナー、スナップ、ループ、又は着脱式メカニカルファスナーのうちの少なくとも1つである、実施形態1又は実施形態2の接着取付アセンブリ。
4.接着性領域は、天然ゴム、SBS、SIS、SEBSなどの合成ゴム、アクリレート、ポリウレタン、シリコーン、シリコーンブロックコポリマー、及びそれらの組み合わせのうちの少なくとも1つを含む接着剤を含む、前述の実施形態のいずれかの接着取付アセンブリ。
5.接着性領域は、本質的に、テルペンフェノール、ポリテルペン、ロジンエステル、ロジン酸、C5粘着付与剤、及び/又はC9粘着付与剤からなるリストから選択された粘着付与剤を含む接着剤を含む、前述の実施形態のいずれかの接着取付アセンブリ。
6.バッキングは、プラスチック、金属、紙、不織布材、織布材、発泡体、及び/又はフィラメント強化材料のうちの少なくとも1つを含む、前述の実施形態のいずれかの接着取付アセンブリ。
7.バッキングは、単層膜又は多層膜のうちの少なくとも1つである、前述の実施形態のいずれかの接着取付アセンブリ。
8.高剛性領域は、接着取付アセンブリの低剛性領域における剛性よりも少なくとも約5%大きい剛性を有する、前述の実施形態のいずれかの接着取付アセンブリ。
9.バッキングは、10%のひずみにおいて1〜99%の弾性回復率を呈する、前述の実施形態のいずれかの接着取付アセンブリ。
10.バッキングは、20%のひずみにおいて1〜99%の弾性回復率を呈する、前述の実施形態のいずれかの接着取付アセンブリ。
11.非接着性領域は、接着剤の接着性を実質的に減少させる弱化層を含み、弱化層は接着剤に隣り合って配置されている、前述の実施形態のいずれかの接着取付アセンブリ。
12.弱化層は、約0.1mil〜約10milの厚さを有する、実施形態11の接着取付アセンブリ。
13.弱化層は、コーティング、フィルム、インク、ラッカー、及び/又は照射によって開始される化学反応のうちの少なくとも1つを含む、実施形態11及び12のいずれかの接着取付アセンブリ。
14.非接着性領域はサイズを有し、この非接着性領域のサイズは、取付装置のサイズの10%以内である、実施形態1の接着取付アセンブリ。
15.取付装置と隣り合っている、又は整列している非接着性領域はサイズを有し、この非接着性領域のサイズは、取付装置及び/又は取付装置エリアのサイズの5%以内である、実施形態1の接着取付アセンブリ。
16.非接着性領域は、取付装置及び/又は取付装置エリアのサイズよりも大きい、前述の実施形態のいずれかの接着取付アセンブリ。
17.非接着性領域は、取付装置及び/又は取付装置エリアのサイズよりも10%超大きい、実施形態16の接着取付アセンブリ。
18.非接着性領域は、取付装置及び/又は取付装置エリアのサイズよりも小さい、前述の実施形態のいずれかの接着取付アセンブリ。
19.非接着性領域は、取付装置及び/又は取付装置エリアのサイズの95%未満のサイズを有する、実施形態18の接着取付アセンブリ。
20.非接着性領域は、約60mm〜約100,000mmのサイズを有する、前述の実施形態のいずれかの接着取付アセンブリ。
21.非接着性領域は、矩形、五角形、六角形、三角形、四角形、湾曲形、星形、円錐形、台形、多角形、涙形、及び矢形のうちの少なくとも1つから選択された形状を有する、前述の実施形態のいずれかの接着取付アセンブリ。
22.接着剤は剥離可能である、実施形態21の接着取付アセンブリ。
23.非接着性領域は、接着剤物品総面積の約10%〜約90%を含む、前述の実施形態のいずれかの接着取付アセンブリ。
24.非接着性領域は、接着剤物品総面積の約15%〜約45%を含む、前述の実施形態のいずれかの接着取付アセンブリ。
25.接着性領域は、接着剤物品総面積の約10%〜約90%を含む、前述の実施形態のいずれかの接着取付アセンブリ。
26.接着性領域は、接着剤物品総面積の約20%〜約80%を含む、前述の実施形態のいずれかの接着取付アセンブリ。
27.接着性領域は、バッキングの互いに反対向きの第1の側端部と第2の側端部との間に延びる幅を有し、接着性領域の幅は、接着性領域がバッキングのタブ及び/又は第1の終端部に近づくにつれて減少する、前述の実施形態のいずれかの接着取付アセンブリ。
28.バッキングは、約0.1mil〜約100milの厚さを有する、前述の実施形態のいずれかの接着取付アセンブリ。
29.取付装置は、少なくとも0.3ポンドを保持することができる、前述の実施形態のいずれかの接着取付アセンブリ。
30.非接着性領域は、(1)感圧性接着剤がない、(2)非接着性領域における感圧性接着剤の接着を最小限に抑える又は除去する弱化層を含む、かつ/又は(3)接着剤劣化プロセスを完了済である、のうちの少なくとも1つである、前述の実施形態のいずれかの接着取付アセンブリ。
31.接着剤劣化プロセスは、放射暴露、紫外線、電子ビーム、又は他の化学的変化のうちの1つである、実施形態30の接着取付アセンブリ。
32.アセンブリは、1平方インチ当たり少なくとも1ポンドの剪断耐力を有する、前述の実施形態のいずれかに記載の接着取付アセンブリ。
33.接着取付アセンブリであって、この接着取付アセンブリは、低剛性領域又は低弾性領域と、高剛性領域又は高弾性領域とを備え、低剛性領域又は低弾性領域は、接着性を示す接着性領域に隣り合っており、高剛性領域又は高弾性領域は、顕著な接着性を示さない非接着性領域に隣り合っている、接着取付アセンブリ。
34.高剛性領域又は高弾性領域は、フック、クリップ、磁石、着脱式メカニカルファスナー、スナップ、及びループのうちの少なくとも1つである取付装置を含む、実施形態33の接着取付アセンブリ。
35.低剛性領域は、ASTM D638で測定して、約600PSI〜約1500PSIのヤング率を有する、実施形態33又は34の接着取付アセンブリ。
36.高剛性領域は、ASTM D638で測定して、約660PSI〜約2000PSIのヤング率を有する、実施形態33〜35のいずれかの接着取付アセンブリ。
37.接着性領域は、天然ゴム、SBS、SIS、SEBSなどの合成ゴム、アクリレート、ポリウレタン、シリコーン、シリコーンブロックコポリマー、及びそれらの組み合わせのうちの少なくとも1つを含む接着剤を含む、実施形態33〜36のいずれかの接着取付アセンブリ。
38.接着性領域は、本質的に、テルペンフェノール、ポリテルペン、ロジンエステル、ロジン酸、C5粘着付与剤、及び/又はC9粘着付与剤からなるリストから選択された粘着付与剤を含む接着剤を含む、実施形態33〜37のいずれかの接着取付アセンブリ。
39.非接着性領域のうちの少なくとも1つは、接着剤の接着性を実質的に減少させる弱化層を含み、弱化層は接着剤に隣り合って配置されている、実施形態33〜38のいずれかの接着取付アセンブリ。
40.弱化層は、約0.0001mil〜約10milの厚さを有する、実施形態39の接着取付アセンブリ。
41.弱化層は、コーティング、フィルム、インク、ラッカー、及び/又は照射によって開始される化学反応のうちの少なくとも1つを含む、実施形態39及び実施形態40のいずれかの接着取付アセンブリ。
42.非接着性領域は非接着性領域サイズを有し、取付装置は取付装置サイズを有し、非接着性領域サイズは取付装置サイズの10%以内である、実施形態33の接着取付アセンブリ。
43.非接着性領域は非接着性領域サイズを有し、取付装置は取付装置サイズを有し、非接着性領域サイズは取付装置サイズの5%以内である、実施形態33の接着取付アセンブリ。
44.非接着性領域サイズは取付装置サイズよりも大きい、実施形態42又は43の接着取付アセンブリ。
45.非接着性領域は取付装置サイズよりも小さい、実施形態42又は43の接着取付アセンブリ。
46.非接着性領域は、約60mm〜約10,000mmのサイズを有する、実施形態33〜45のいずれかの接着取付アセンブリ。
47.非接着性領域は、矩形、五角形、六角形、三角形、四角形、湾曲形、星形、円錐形、台形、多角形、涙形、及び矢形のうちの少なくとも1つから選択された形状を有する、実施形態33〜46のいずれかの接着取付アセンブリ。
48.接着剤は剥離可能である、実施形態33〜47のいずれかの接着取付アセンブリ。
49.非接着性領域は、接着剤物品総面積の約10%〜約90%を含む、実施形態33〜48のいずれかの接着取付アセンブリ。
50.非接着性領域は、接着剤物品総面積の約15%〜約45%を含む、実施形態33〜49のいずれかの接着取付アセンブリ。
51.接着性領域は、接着剤物品総面積の約10%〜約90%を含む、実施形態33〜50のいずれかの接着取付アセンブリ。
52.接着性領域は、接着剤物品総面積の約20%〜約80%を含む、実施形態33〜51のいずれかの接着取付アセンブリ。
53.取付装置は、少なくとも0.3ポンドを保持することができる、実施形態33〜52のいずれかの接着取付アセンブリ。
54.非接着性領域は、(1)感圧性接着剤がない、(2)非接着性領域における感圧性接着剤の接着を最小限に抑える又は除去する弱化層を含む、かつ/又は(3)接着剤劣化プロセスを完了済であるのうちの少なくとも1つである、実施形態33〜53のいずれかの接着取付アセンブリ。
55.接着剤劣化プロセスは、放射暴露、紫外線、電子ビーム、又は他の化学的変化のうちの1つである、実施形態54の接着取付アセンブリ。
56.接着取付装置を形成する方法であって、この方法は、厚さによって分離された互いに反対向きの第1の主平坦面及び第2の主平坦面と、第1の終端部及び第2の終端部と、を含むバッキングを提供することと、バッキングの第1の主平坦面上に、剥離可能な接着剤を含む第1の接着性領域及び第2の接着性領域を形成することと、バッキングの第1の主平坦面に隣り合って取付装置を設けることとを含み、第1の主平坦面上の非接着性領域は、取付装置と隣り合っている、又は整列しており、かつ第1の接着性領域と第2の接着性領域との間にある、又は第1の接着性領域及び第2の接着性領域のそれぞれに隣り合っている、方法。
57.接着取付装置を形成する方法であって、この方法は、厚さによって分離された互いに反対向きの第1の主平坦面及び第2の主平坦面と、第1の終端部及び第2の終端部と、を含むバッキングを提供することと、バッキングの第1の主平坦面上に、剥離可能な接着剤を含む第1の接着性領域及び第2の接着性領域を形成することと、バッキングの第2の主平坦面に隣り合って取付装置を設けることとを含み、取付装置エリアの少なくとも一部と実質的に整列又は隣り合っている第1の主表面のエリアは、非接着性領域であり、非接着性領域は、第1の接着性領域と第2の接着性領域との間にある、又は第1の接着性領域及び第2の接着性領域のそれぞれに隣り合っている、方法。
58.第1の接着性領域及び第2の接着性領域を形成することは、バッキングの第1の主平坦面上に剥離可能な接着剤を適用することを含む、実施形態56又は57の方法。
59.第1の接着性領域及び第2の接着性領域を形成することは、感圧性接着剤の接着を最小限に抑える又は除去する弱化層を含むことを含む、実施形態56〜58のいずれかの方法。
60.第1の接着性領域及び第2の接着性領域を形成することは、接着剤を型抜きすることを含む、実施形態56〜59のいずれかの方法。
61.第1の接着性領域及び第2の接着性領域を形成することは、非接着性領域において感圧性接着剤を劣化させることを含む、実施形態56〜60のいずれかの方法。
62.感圧接着剤を劣化させることは、放射暴露、化学的分解、及び機械的分解のうちの少なくとも1つを含む、実施形態56〜61のいずれかの方法。
63.第1の接着性領域及び第2の接着性領域は、1つの連続した接着性領域の一部である、実施形態56〜61のいずれかの方法。
64.接着取付装置を使用する方法であって、実施形態1〜55のいずれかの接着取付アセンブリを表面に接着することと、接着剤物品を表面から取り外すこととを含む、方法。
65.接着取付アセンブリを表面に接着することの前に接着取付アセンブリから剥離ライナーを取り外すことを更に含む、実施形態64の方法。
66.接着取付アセンブリのタブ部分を把持し、持ち上げて、接着取付アセンブリを表面から取り外すプロセスを開始する又は進行させることを更に含む、実施形態64又は65の方法。
67.接着剤物品を表面から取り外すことは、接着剤物品を表面から剥離することを含む、実施形態64〜66のいずれかの方法。
68.接着剤物品を表面から取り外すことは、接着剤物品を表面から引き伸ばし除去することを含む、実施形態64〜67のいずれかの方法。
69.表面は、乾式壁、ガラス、タイル、塗料、ベニヤ、木材などのうちの少なくとも1つである、実施形態64〜68のいずれかの方法。
端点による全ての数値範囲の記載は、その範囲内に含まれる全ての数を含むものとする(すなわち、1〜10の範囲は、例えば、1、1.5、3.33、及び10を含む)。
詳細な説明及び特許請求の範囲における、第1、第2、第3などの用語は、類似の要素同士を区別するために使用されるものであり、必ずしも順序又は時系列を説明するものとは限らない。そのように使用される用語は適切な状況下では互換的であること、及び本明細書に記載の本発明の実施形態は本明細書に記載又は例示したもの以外の順序で機能できるということを理解されたい。
更に、詳細な説明及び特許請求の範囲における、上部、底部、上、下などの用語は、説明の目的で使用されるものであり、必ずしも相対的な位置を説明するものとは限らない。そのように使用される用語は適切な状況下では互換的であること、及び本明細書に記載の本発明の実施形態は本明細書に記載又は例示したもの以外の向きで機能できるということを理解されたい。
本明細書で言及される参考文献は全て、その全体が参照により本明細書に組み込まれる。
当業者は、上記に記載された実施形態及び実施態様の詳細に、それらの基礎をなす原理から逸脱することなく多くの変更を加えることができることを理解する。更に、本発明の趣旨及び範囲から逸脱しない本発明の様々な改良及び変更が当業者に明らかとなる。したがって、本願の範囲は、以下の特許請求の範囲及びその等価物によってのみ決定されるべきである。

Claims (21)

  1. 厚さによって分離された互いに反対向きの第1の主平坦面及び第2の主平坦面を含むバッキングと、
    前記バッキングの前記第1の主平坦面上の第1の接着性領域であって、接着性を示す第1の接着性領域と、
    前記バッキングの前記第1の主平坦面上の第2の接着性領域であって、接着性を示す第2の接着性領域と、
    前記バッキングの前記第1の主平坦面上の非接着性領域であって、顕著な接着性がなく、前記第1の接着性領域と前記第2の接着性領域との間に、又は前記第1の接着性領域及び前記第2の接着性領域に隣り合って配置されている非接着性領域と、
    前記バッキングに隣接している取付装置と、を備える接着取付アセンブリであって、
    前記非接着性領域は、前記取付装置に隣り合っている、又は前記取付装置と整列している、接着取付アセンブリ。
  2. 前記取付装置は、フック、クリップ、磁石、着脱式メカニカルファスナー、スナップ、ループ、又は着脱式メカニカルファスナーのうちの少なくとも1つである、請求項1に記載の接着取付アセンブリ。
  3. 前記非接着性領域は、前記接着剤の接着性を実質的に低下させる弱化層を含み、前記弱化層は前記接着剤に隣り合って配置されている、請求項1又は2に記載の接着取付アセンブリ。
  4. 前記弱化層は、コーティング、フィルム、インク、ラッカー、及び/又は照射によって開始される化学反応のうちの少なくとも1つを含む、請求項3に記載の接着取付アセンブリ。
  5. 前記非接着性領域はサイズを有し、
    前記非接着性領域の前記サイズは、前記取付装置のサイズの10%以内である、請求項1に記載の接着取付アセンブリ。
  6. 前記取付装置に隣り合っている又は前記取付装置と整列している前記非接着性領域はサイズを有し、前記非接着性領域の前記サイズは、前記取付装置及び/又は取付装置エリアのサイズの5%以内である、請求項1に記載の接着取付アセンブリ。
  7. 前記非接着性領域は、前記取付装置及び/又は取付装置エリアのサイズよりも大きい、請求項1〜6のいずれか一項に記載の接着取付アセンブリ。
  8. 前記非接着性領域は、前記取付装置及び/又は取付装置エリアのサイズの95%未満のサイズを有する、請求項1に記載の接着取付アセンブリ。
  9. 前記非接着性領域は、矩形、五角形、六角形、三角形、四角形、湾曲形、星形、円錐形、台形、多角形、涙形、及び矢形のうちの少なくとも1つから選択された形状を有する、請求項1〜8のいずれか一項に記載の接着取付アセンブリ。
  10. 前記接着性は剥離可能である、請求項1に記載の接着取付アセンブリ。
  11. 前記非接着性領域は、接着剤物品総エリアの約15%〜約45%を含む、請求項1〜10のいずれか一項に記載の接着取付アセンブリ。
  12. 前記非接着性領域は、接着剤物品総エリアの約20%〜約80%を含む、請求項1〜11のいずれか一項に記載の接着取付アセンブリ。
  13. 前記接着性領域は、前記バッキングの互いに反対側にある第1の側端部と第2の側端部との間に延びる幅を有し、前記接着性領域の前記幅は、前記接着性領域が前記バッキングのタブ及び/又は第1の終端部に近づくにつれて減少する、請求項1〜12のいずれか一項に記載の接着取付アセンブリ。
  14. 前記非接着性領域は、(1)感圧性接着剤がない、(2)前記非接着性領域における前記感圧性接着剤の接着を最小限に抑えるか又は除去する弱化層を含む、かつ/又は(3)接着性劣化プロセスを完了済である、のうちの少なくとも1つである、請求項1〜13のいずれか一項に記載の接着取付アセンブリ。
  15. 低剛性領域又は低弾性領域と、
    高剛性領域又は高弾性領域とを備え、
    前記低剛性領域又は低弾性領域は、接着性を示す接着性領域に隣り合っており、
    前記高剛性領域又は高弾性領域は、顕著な接着性を示さない非接着性領域に隣り合っている、接着取付アセンブリ。
  16. 前記高剛性領域又は前記高弾性領域は、フック、クリップ、磁石、着脱式メカニカルファスナー、スナップ、及びループのうちの少なくとも1つである取付装置を含む、請求項15に記載の接着取付アセンブリ。
  17. 前記低剛性領域は、ASTM D638で測定して、約600PSI〜約1500PSIのヤング率を有し、前記高剛性領域は、ASTM D638で測定して、約660PSI〜約2000PSIのヤング率を有する、請求項15又は16に記載の接着取付アセンブリ。
  18. 前記非接着性領域のうちの少なくとも1つは、前記接着剤の接着性を実質的に低下させる弱化層を含み、前記弱化層は前記接着剤に隣り合って配置されており、前記弱化層は、コーティング、フィルム、インク、ラッカー、及び/又は照射によって開始される化学反応のうちの少なくとも1つを含む、請求項15〜17のいずれか一項に記載の接着取付アセンブリ。
  19. 前記非接着性領域は前記取付装置サイズよりも小さい、請求項16〜18のいずれか一項に記載の接着取付アセンブリ。
  20. 厚さによって分離された互いに反対向きの第1の主平坦面及び第2の主平坦面を含むバッキングと、
    前記バッキングの前記第1の主平坦面上の第1の接着性領域であって、接着性を示す第1の接着性領域と、
    前記バッキングの前記第2の主平坦面上の第1の非接着性領域であって、顕著な接着性がなく、第1の接着性領域とは正反対側を向いた非接着性領域と、
    前記バッキングの前記第2のバッキング主表面に隣り合っている取付装置と、を備える、接着取付アセンブリ。
  21. 前記第1の主表面上の第2の非接着性領域及び前記第2の主表面上の第2の接着性領域を更に備え、前記第2の接着性領域は、前記第1の主表面上の前記第2の非接着性領域とは正反対側を向いている、請求項20に記載の接着取付アセンブリ。
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