JP2019529005A - コプラナー・スプリングを備えた自己結紮歯列矯正ブラケット - Google Patents

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Abstract

不正咬合がある歯列を矯正するための自己結紮歯列矯正ブラケットで、ブラケット本体およびコプラナー・スプリングを備えたブラケット・ドアを含む自己結紮歯列矯正ブラケットが提供される。ブラケット本体は、歯の表面に取り付けるための曲面が形成されたベースと、ブラケット本体の頂部上に設けられ、近遠心方向に延び、アーチワイヤを解放可能に保持するアーチワイヤ・スロットと、ブラケット本体の頂部上に設けられ、アーチワイヤに向かって咬合面歯肉の方向に延びるブラケット溝を有している。コプラナー・スプリングは、スプリング本体と、ブラケット・ドアの移動面とほぼ同一平面内の方向に偏向する1または2以上の脚を含んでいる。1または2以上の脚は、ブラケット本体内の1または2以上の窪みと作用し合って、ブラケット・ドアを、ブラケット本体上を移動させ、保持するように構成されている。

Description

本件出願は、平成28年9月16日に出願されたアメリカ特許出願第15/267,611号に基づく優先権を主張するもので、その内容は全体として本件出願に組み込まれるものである。
本発明は、不正咬合がある歯列(maloccluded teeth)を矯正するための歯列矯正ブラケットに関するものであり、さらに詳細には、アーチワイヤ・スロット(archwire slot)内のアーチワイヤ(archwire)を解放可能に保持するコプラナー・スプリング(coplanar spring)を含むスライディングドアを備えた自己結紮歯列矯正ブラケットに関するものである。
歯列矯正ブラケットまたは歯列矯正ブレース(brace)は、歯並びの悪い歯列すなわち不正咬合がある歯列を矯正するためのきわめて一般的な方法である。伝統的には、ブラケットは、患者の歯の唇側表面、場合により、舌側の表面に接合され、アーチワイヤが各ブラケットのスロット内に配置され、歯の移動がガイドされる。ブラケットは、通常、歯の移動の平均的なケースに最適化されたトルク、チップ(tip)およびインアウト(in-out)の組み込み処方(built-in prescription)を有するようにあらかじめ調整される。たとえば、ブラケットは、ブラケットが置かれるべき歯に応じて、咬合面に対して角度を持っている(すなわち、ブラケットは、「チップ角度(tip-angle)」を有している)。通常は、ゴムのバンドなどのエラストマーのバンドである結紮(ligature)モジュールまたは結紮する(ligating)モジュールは、アーチワイヤを所定の位置に保持するために、ブラケットの結合ウィングのまわりに置かれる。しかしながら、結紮は典型的に移動時におけるワイヤ上の摩擦力の原因になり、結果として、処置プロセスが相対的に遅くなり、プラークや食物粒子の捕捉を誘引し、虫歯や感染症の共通の原因になる。その結果、自己結紮歯列矯正ブラケットを使用することは確実に不正咬合がある歯列の矯正に対する広く行き渡った代替案になる。
自己結紮歯列矯正ブラケットは、結紮にアーチワイヤを所定の位置に保持するように要求してはいない。むしろ、自己結紮ブラケットは、通常は、アーチワイヤをアーチワイヤ・スロット内に解放可能に保持するために開閉するクリップまたはスライドを用いている。したがって、従来のブラケットに比して、ワイヤ移動にかかる摩擦が低減され、潜在的に早い処理時間が実現される。従来の自己結紮ブラケットは、たとえば、歯の表面に取り付けられるベースと、アーチワイヤを受け入れるサイズに形成されたアーチワイヤ・スロットと、ベース上に形成され、アーチワイヤ・スロットに向けて、横方向に指向されたチャンネルと、チャンネル内にスライド可能に保持され、アーチワイヤ・スロットを閉鎖可能なスライド部材を含み、ブラケットの側部はスライド部材を確実に保持するように圧着(crimp)されている。従来の自己結紮ブラケットの他のタイプでは、スライド部材を閉位置に確実に固定する可撓性を有するピンを含んでいる。しかしながら、これらの自己結紮ブラケットは、スライド部材をブラケットに固定するための付加的なプロセスや添加物が必要で、付加的な層を追加するため、製造プロセスが複雑化し、コストがアップするという問題があった。
加えて、ブラケットの側部を印圧加工(coining)し、曲げあるいは圧着(crimping)してスライド部材を保持する工程で生じるエラーは、通常は、ブラケットを損傷することなく、元に戻すことができず、潜在的に、著しく高い出費が余儀なくされる。たとえば、ブラケットの側部に過大な圧縮力が加わった場合には、スライド部材が移動することができなくなり、ブラケットを廃棄しなければならなくなる。さらに、ブラケットの側部に加わる圧縮力が過小の場合には、使用中に、スライド部材が偶発的にブラケットから外れ、そのため、患者と医者が満足できない結果を招き、場合によっては、ブラケットを回収しなければならなくなる。
したがって、スライド部材をブラケットに組み付けあるいは接着するために、圧着(crimping)、曲げ(bending)、印圧加工(coining)、締め付け(fastening)、接着(gluing)などを必要としない自己結紮ブラケットを提供することによって、組み立てプロセスを促進することが望ましい。本発明はこのニーズおよび他のニーズを満たすものである。
本発明にかかる自己結紮歯列矯正ブラケットは、従来技術によってこれまで提供されたことがない1または2以上の利益および有益さを提供するもので、限定するものではないが、スライド部材またはブラケット・ドアをブラケットに組み付けあるいは接着するために、圧着、曲げ、印圧加工、固定、接着などを必要としない自己結紮ブラケットを含んでいる。したがって、不正咬合がある歯列を矯正するための自己結紮歯列矯正ブラケットであって、底部と頂部を有するブラケット本体と、ブラケット本体にスライド可能に係合したコプラナー・スプリングを備えたブラケット・ドアを含む自己結紮歯列矯正ブラケットが提供される。ブラケット本体は、ブラケット本体の底部上に設けられたベースであって、歯の表面に取り付けるために、曲面が形成されたベースと、ブラケット本体の頂部上に設けられたアーチワイヤ・スロットであって、近遠心方向に延び、アーチワイヤを解放可能に保持するように構成されたアーチワイヤ・スロットと、ブラケット本体の頂部上に設けられ、アーチワイヤ・スロットに向かって、近遠心方向に延びるブラケット溝を含んでいる。ブラケット・ドアは、開位置と閉位置との間の移動面に沿って、ブラケット溝内をスライド可能に構成されている。開位置においては、アーチワイヤ・スロットは露出され、アーチワイヤを配置し、除去することが可能に構成されている。閉位置においては、アーチワイヤ・スロットは、アーチワイヤを確実に保持するため、包囲されている。
コプラナー・スプリングは、スプリング本体と、スプリング本体に接続された1または2以上の脚を備え、これらの脚は、ブラケット・ドアの移動面とほぼ(generally)同一の平面内の方向に偏向し(deflect)、ブラケット本体の1または2以上の窪みまたは凹部と相互に作用し合うように構成されている。1または2以上の窪みは、コプラナー・スプリングと相互に作用し合い、ブラケット・ドアに保持力を提供し、ブラケット・ドアがブラケット本体から分解するのを防止する。
ある好ましい実施態様においては、コプラナー・スプリングは近心脚と遠心脚を含んでいる。コプラナー・スプリングの近心脚は、外側近心突起と内側近心突起を備えており、コプラナー・スプリングの遠心脚は、外側遠心突起と内側遠心突起を含んでいる。近心脚および遠心脚は、ブラケット溝に沿って、ブラケット・ドアの移動面とほぼ同一の平面内の方向に偏向(deflect)するように構成されている。ブラケット本体は、アーチワイヤ・スロットに対して、咬合側に位置した(occlusally located)咬合近心窪みまたは凹部および咬合遠心窪みまたは凹部を含み、アーチワイヤ・スロットに対して、歯肉側に位置した(gingivally located)歯肉近心窪みまたは凹部および歯肉遠心窪みまたは凹部を含んでいる。咬合近心窪みは、好ましくは、コプラナー・スプリングの外側近心突起を受け入れるサイズに形成され、咬合遠心窪みは、好ましくは、コプラナー・スプリングの外側遠心突起を受け入れるサイズに形成されている。同様に、歯肉近心窪みは、好ましくは、コプラナー・スプリングの内側近心突起を受け入れるサイズに形成され、歯肉遠心窪みは、好ましくは、コプラナー・スプリングの内側遠心突起を受け入れるサイズに形成されている。
ブラケット・ドアは、力が加わったときに、コプラナー・スプリングの外側近心突起および外側遠心突起がそれぞれ、ブラケット本体の咬合近心突起および咬合遠心突起内にスライドするように、開位置にスライド可能に構成されている。同様に、ブラケット・ドアは、力が加わったときに、コプラナー・スプリングの内側近心突起および内側遠心突起がそれぞれ、歯肉近心突起および歯肉遠心突起内にスライドするように、閉位置にスライド可能に構成されている。
好ましい実施態様においては、自己結紮ブラケットは、歯肉近心突起および歯肉遠心突起の境界を画し(bound)、ブラケット・ドアに開放力(opening force)を提供する機能を有する開放力制御部材(open force controlling member)を含んでいる。より詳細には、開放力制御部材と歯肉突起は、付勢力(biasing force)を用いて、ブラケット・ドアを閉位置に保持し、ブラケット・ドアが開かれ得る前に、課されるべき一定量の力をコプラナー・スプリングに課す保持力生成機構(retaining force generating feature)として機能する。さらに、咬合近心窪みおよび咬合遠心窪みは、ブラケット・ドアに保持力を提供するように機能する。より詳細には、咬合窪みは、コプラナー・スプリングとの相互作用によって、ブラケット・ドアに保持力を提供し、付勢力を用いて、ブラケット・ドアを開位置に保持し、ブラケット・ドアが偶発的にブラケット本体から分解されることを防止する保持力生成機構または窪みとして機能する。
自己結紮ブラケットは、ブラケット・ドアを容易にブラケット本体に組み付けることを可能にする一方で、分解することを比較的困難にする。とりわけ、ブラケット本体は、ブラケット溝に対して、咬合側に位置し、ブラケット・ドアがブラケット本体に組み付けられるのにしたがって、コプラナー・スプリングの1または2以上の脚に係合して曲げ、ブラケット本体の1または2以上の窪みまたは凹部に向かって、徐々に小さくなる(taper off)テーパー状の側面(tapered side)を含んでいる。好ましい実施態様においては、テーパー状の側面は、咬合近心窪みおよび咬合遠心窪みに向かって徐々に小さくなる。ブラケット・ドアが、ブラケット溝に沿って、アーチワイヤ・スロットに向かってスライドされるとき、テーパー状の側面は、外側近心突起および外側遠心突起を、外側突起が対応する咬合窪みに達するまで、偏向させ、その後、コプラナー・スプリング内の引っ張り力が解放することを許容し、ブラケット・ドアが開位置に移動される。咬合窪みの側壁は、コプラナー・スプリングの外側突起に対して、協働して曲げられ、コプラナー・スプリングをブラケット本体内に保持し、コプラナー・スプリングがブラケット本体から分解されることを防止する。
好ましい実施態様においては、ブラケット・ドアは、ブラケット本体に一体的に接続され、ブラケット本体から分離できないコプラナー・スプリングを含んでいる。あるいは、ブラケット・ドアが、コプラナー・スプリングから分離された(separate)ドア部を含んでいてもよく、ドア部とコプラナー・スプリングを組み立てることによって、ブラケット・ドアを生成してもよい。コプラナー・スプリングを備えた自己結紮ブラケットは、受動的であり、あるいは、能動的である。
本発明の他の特徴や利点は、添付図面とともに、好ましい実施態様についての以下の説明によって明らかになるであろう。ここに、添付図面は本発明の作用を、例によって、説明するものである。
図1は、本発明の好ましい実施態様にかかる自己結紮歯列矯正ブラケットの平面図であり、ブラケットはコプラナー・スプリングを有するブラケット・ドアを含んでいる。 図2は、図1において円で囲まれた部分の拡大図で、ブラケット・ドアを開位置に保持し、ブラケット・ドアがブラケット本体から分解されることを防止する「ステイ・オープン(”stay open”)」保持機構の1つを示している。
本発明は、従来のものよりも、組み立てが容易で、費用効率性が高い自己結紮歯列矯正ブラケットを提供するものである。本発明によれば、クリップやスライドをブラケットに組み付け、あるいは、付着するための圧着(crimping)、曲げ(bending)、印圧加工(coining)、締め付け(fastening)、接着(gluing)、その他の同様な方法を必要とせず、スライドをブラケットに取り付けるために、コプラナー・スプリングを用いるものである。
図1は、スプリング機構がブラケット・ドアと同一平面内にある自己結紮歯列矯正ブラケットの好ましい実施態様を示している。この実施態様においては、自己結紮ブラケット10は、ブラケット本体12と、ブラケット本体12にスライド可能に係合されたブラケット・ドア14を備えている。図1に示されるように、ブラケット本体12は、舌側部(lingual side)または底側部、歯肉側部(gingival side)15、唇側部(labial side)または上側部および咬合側部(occlusal side)16を有している。ブラケット本体12の底側部は、歯の表面に係合するように曲線がつけられた複合物(compound)であるベース(図示せず)を有し、アーチワイヤ・スロットまたはブラケット・スロット18がブラケット本体12の頂部側に位置している。アーチワイヤ・スロットは近遠心方向に延び、アーチワイヤを解放可能に保持するサイズに形成されている。好ましくは、アーチワイヤ・スロットの外側エッジ部は、歯列矯正処置の間に、アーチワイヤがノッチング(notching)することを防止するように丸みがつけられ、アーチワイヤ・スロット内で、アーチワイヤが移動することに起因する擦り切れや損傷のリスクを低減が図られている。さらに、自己結紮ブラケットは、ブラケット本体の咬合側および歯肉側の結合ウィング(tie wing)の下方に、湾曲した結合ウィング溝(tie wing groove)(図示せず)を含み、それによって、スチール結紮線やパワーチェーンなどの任意の結紮またはエラストマーを、個別にまたは多数同時に、使用することができる。
図1に示されるように、ブラケット本体は、その頂部にブラケット溝20、近心面22および遠心面24を備えている。ブラケット溝は、咬合面歯肉の方向に延び、ブラケット溝に沿ったブラケット・ドアの移動をガイドする対向するサイドスロット26を有している。本発明の好ましい側面においては、ブラケット溝は最終的にはアーチワイヤ・スロットに接続されている。あるいは、壁(図面には示されていない)がアーチワイヤ・スロットからブラケット溝を分離するようにしてもよい。
本実施態様においては、ブラケット・ドア14は、ブラケット本体14と相互に作用するコプラナー・スプリング28とブラケット溝20にスライド可能に係合するドア部30を備えている。図1に示された実施態様においては、コプラナー・スプリング28とドア部30は一体的に接続され、単一のブラケット・ドア14を形成している。あるいは、コプラナー・スプリング28とドア部30が独立したコンポーネントで、組み立てられたときに、ブラケット・ドア14を形成するものであってもよい。本発明の好ましい側面では、コプラナー・スプリング28は金属で、ドア部30とブラケット本体12が、たとえばセラミックなどの美的な材料でできている。あるいは、自己結紮ブラケット10の全体が完全に金属であってもよく、完全にセラミックやプラスチックなどの美的材料であってもよい。ドア部30は、ブラケット溝20の対向するサイドスロット26内に相補的に受け入れられた対向するサイドエッジ32を備えている。対向するスロット26は、ブラケット・ドア14が移動面に沿って、アーチワイヤ・スロットから離れるように移動する際、および、アーチワイヤ・スロットに向かって移動する際に、ブラケット・ドア14をガイドし、支持するものである。したがって、ブラケット本体は、ブラケット・ドアが他の移動面に沿って動くことを防止し、それによって、アーチワイヤ・スロットからストレスを受けた際に、ブラケット・ドアの動きが拘束を受けることが防止され、ストレス上昇が減少される。
コプラナー・スプリング28は、スプリング本体34を含み、スプリング本体34は、好ましくは、近心脚36と遠心脚38とを有している。近心脚は、外側近心突起40と、内側近心突起42を含み、遠心脚38は、外側遠心突起44と、内側遠心突起46を含んでいる。好ましくは、コプラナー・スプリングの近心脚と遠心脚は、ブラケット・ドアの移動面とほぼ同一平面上の方向に、弾性的にあるいは塑性的に偏向(deflect)する。
ブラケット本体12は、コプラナー・スプリングの外側突起と内側突起を受け入れるか、それらに係合するようなサイズに形成された複数の窪みまたは凹部を有している。好ましくは、ブラケット本体は、コプラナー・スプリングの近心脚の外側近心突起40を受け入れることができるようなサイズに形成された咬合近心窪みまたは凹部48と、コプラナー・スプリングの遠心脚の外側遠心突起44を受け入れることができるようなサイズに形成された咬合遠心窪みまたは凹部50を備えている。さらに、ブラケット本体は、好ましくは、コプラナー・スプリングの近心脚の内側近心突起42を受け入れることができるようなサイズに形成された歯肉近心窪みまたは凹部52と、コプラナー・スプリングの遠心脚の内側遠心突起46を受け入れることができるようなサイズに形成された歯肉遠心窪みまたは凹部54を含んでいる。
窪みは、ブラケット・ドアが、開位置と閉位置との間で、交互に起こり、切り替わる(alternate or switch)ように、コプラナー・スプリングの内側の突起と外側の突起に係合するサイズに形成されている。開位置においては、ユーザがアーチワイヤを取り去ったり、置いたりすることができるように、アーチワイヤ・スロット18が露出しており、閉位置においては、アーチワイヤをアーチワイヤ・スロット内に確実に保持できるように、アーチワイヤ・スロット18が包囲されている。ドアに力が加わったときに、コプラナー・スプリングの外側近心突起40および外側遠心突起44がそれぞれ、咬合近心窪み48および咬合遠心窪み50内にスライドするように、ブラケット・ドアは開位置にスライド可能である。同様に、ドアに力が加わったときに、コプラナー・スプリングの内側近心突起42および内側遠心突起46がそれぞれ、歯肉近心窪み52および歯肉遠心窪み54内にスライドするように、ブラケット・ドアは閉位置内にスライド可能である。
ブラケット本体は、咬合窪み48および咬合窪み50に隣接する位置に位置した複数の点またはテーパー状の角部(points or tapered angles)を有していてもよい。これらの点は、ブラケット・ドアがスムーズに開位置に移行する場所を規定するものである。さらに、ブラケット本体12は、歯肉近心窪み52および歯肉遠心窪み54の境界を画する開放力制御部材(open force controlling member)58を備えている。開放力制御部材は、好ましくは、環状または「ロリポップ」("lollipop")形状に形成され、ブラケット・ドアがスムーズに閉位置に移行する移行ポイントを規定する複数のラディアル・ポイント60を含んでいる。好ましい実施態様においては、開放力制御部材58は、好ましくは、より低いプロファイル(low profile)と成形性を容易にする(easier moldability)ため、ブラケット本体の唇側上に露出している。
ある実施態様においては、ブラケット・ドアは、上述した移行ポイント(56および60)の間に位置し、開位置と閉位置との間の中間位置(intermediate position)を含んでいる。中間位置において、ブラケット・ドアは、ブラケット・ドアが開位置または閉位置のいずれかにスライド可能になる前に、移行ポイントに向かって、物理的に移動されなくてはならない。したがって、ブラケット・ドアが開位置または閉位置のいずれかにスライド可能になる前に、ブラケット・ドアが移行ポイントを通って動くように、力が加えられることが要求される。
好ましい実施態様においては、咬合窪みは、保持力または「開放状態に保持する」("stay open")力をブラケット・ドアに提供するように機能する。図2に示されるように、ブラケット・ドアが、ブラケット溝に沿って、中間位置から開位置に向かって移動されるにつれて、コプラナー・スプリングの外側突起40および44は、ブラケット本体の近心側および遠心側の双方で、テーパーがつけられたテーパー状の側面(tapered side)62に係合する。テーパー状の側面62は、外側突起を、ブラケット・ドアの移動面とほぼ同一平面内にある方向に、外側突起がテーパー状の角部56に達するまで、弾性的にまたは塑性的に偏向させる(deflect)。その後、外側突起の偏向(deflection)によって生成された引張り力が解放され、それにより、コプラナー・スプリングの外側突起のそれぞれの咬合窪み48および50内への移動によって、ブラケット・ドアが、ブラケット溝に沿って、開位置に移動される。さらに、咬合窪みは、ブラケット本体の近心側部および遠心側部上に、側壁64を有し、側壁64は、近心側部および遠心側部は、外側突起に対して、協働して曲げられ、外側突起が咬合方向にさらに移動されることが防止される。このようにして、咬合窪み48および50は、保持力を生成する機構として、すなわち、「開放状態に保持する」("stay open")機構として機能し、コプラナー・スプリングとの相互作用によって、ブラケット・ドアに、ブラケット・ドアを開位置に保持または付勢し、ブラケット・ドアがブラケット本体から偶発的に分解されることを防止する保持力を提供する。
同様にして、ブラケット・ドアが、ブラケット溝に沿って、中間位置から閉位置に向かって移動されるにつれて、内側突起が開放力制御部材のラディアル・ポイント60に向かって動くので、コプラナー・スプリングの内側突起42および46は、ブラケット・ドアの移動面とほぼ同一平面内にある方向に、弾性的にまたは塑性的に偏向する。コプラナー・スプリングの内側突起が、それぞれのラディアル・ポイント60に達すると、内側突起の偏向によって生成された引張り力が解放され、コプラナー・スプリングの内側突起がそれぞれの歯肉窪み52および54内へ移動されることによって、ブラケット・ドアが、ブラケット溝に沿って、閉位置に動かされる。
別の好ましい実施態様においては、開放力制御部材は、歯肉窪みとともに、開放力(opening force)または「オープン」("open")力をブラケット・ドアに提供する役割を果たす。ブラケット・ドアを閉位置から開位置に戻そうとするとき、内側突起が歯肉窪みからラディアル・ポイント60に向けて戻るので、開放力制御部材は、コプラナー・スプリングに力を提供する。内側突起がラディアル・ポイント60に達すると、コプラナー・スプリングのばね張力が解放され、ブラケット・ドアは開位置に移動可能になる。このようにして、開放力制御部材58は、ブラケット・ドアを閉位置に保持し、あるいは、付勢するだけでなく、ブラケット・ドアが開放可能になる前に、一定の大きさの力をコプラナー・スプリングに加えることを要求する保持力生成機構として機能する。
ある実施態様においては、自己結紮歯列矯正ブラケット10は、ブラケット本体12に動作が可能なように係合されたブラケット・ドアがあらかじめ組み立てられていてもよい。あるいは、ブラケット・ドアが別個のコンポーネントであってもよく、その場合には、以下に説明するように、ブラケット・ドアを、ブラケット本体に係合するように容易に組み立てることができる。ブラケット本体12は、ブラケット本体の近心側部と遠心側部の両方の上に位置するテーパー状の側面66を含み、テーパー状の側面66は、ブラケット溝20に向かってテーパー状になっている。これらのテーパー状の側面は、ブラケット・ドアが、咬合近心窪み48および咬合遠心窪み50に向かって、スライド可能に押されるにしたがって、コプラナー・スプリングの外側突起に係合し、または、コプラナー・スプリングの外側突起を曲げ、その結果、接着剤や添加剤を必要とすることなく、ブラケット・ドアが容易にブラケット本体に組み付けられる。さらに、図2に示されるように、咬合窪み48および50はそれぞれ、好ましくは、協働して曲げられ、コプラナー・スプリングをブラケット本体上に保持し、ブラケット・ドアがブラケット本体から偶発的に分解されることを防止する側壁64を含んでいる。したがって、自己結紮ブラケット10は、従来の自己結紮ブラケットにおいて用いられている圧着(crimping)、曲げ(bending)、印圧加工(coining)、締め付け(fastening)、接着(gluing)、その他の同様な組み立て方法を必要とすることなく、分解を防止しつつ、容易に組み立てることができる。
本発明は、好ましい実施態様の範囲内で、種々の変更が可能である。たとえば、上述のコプラナー・スプリングは、2つの脚(近心脚および遠心脚)を有し、それぞれが2つの突起(咬合突起および歯肉突起)を有するものとして、図示されているが、コプラナー・スプリングとしては、単一の突起を有する単一の脚を有するものもまた好適である。したがって、上述のように、ブラケット・ドアを開位置に保持するため、コプラナー・スプリングは、咬合近心突起のみを有する近心脚だけを有するものであっても、咬合遠心突起のみを有する遠心脚だけを有しているものであってもよい。他の例においては、自己結紮ブラケット10は、受動的な(passive)ものでも能動的な(active)ものでもよく、能動的なバージョンでは、コプラナー・スプリングのばね本体内に挿入されて保持され、あるいは、コプラナー・スプリングのばね本体に一体化され、それから延びるアーチワイヤに接触するための付加的な能動的なスプリングを備えている。
本明細書においては、ある実施態様につき、図示し、説明を加えたが、これらの実施態様は、必ずしも、本発明の特徴を有する装置を実施する他の実施態様よりも高い効果を奏するものと解釈されるべきものではない。他のバリエーションや均等物を用いることも可能であり、それらの本発明の範囲内であると考えるべきである。
10 自己結紮ブラケット
12 ブラケット本体
14 ブラケット・ドア
15 歯肉側部
16 咬合側部
18 アーチワイヤ・スロットまたはブラケット・スロット
20 ブラケット溝
22 近心面
24 遠心面
26 対向するサイドスロット
28 コプラナー・スプリング
30 ドア部
32 対向するサイドエッジ
34 スプリング本体
36 近心脚
38 遠心脚
40 外側近心突起
42 内側近心突起
44 外側遠心突起
46 内側遠心突起
48 咬合近心窪みまたは凹部
50 咬合遠心窪みまたは凹部
52 歯肉近心窪みまたは凹部
54 歯肉遠心窪みまたは凹部
56 移行ポイントまたはテーパー状の角部
58 開放力制御部材
60 ラディアル・ポイント
62 テーパー状の側面
64 側壁
66 テーパー状の側面

Claims (20)

  1. 不正咬合がある歯列を矯正するための自己結紮歯列矯正ブラケットであって、
    前記自己結紮歯列矯正ブラケットが、
    舌側部、唇側部、近心側部および遠心側部を有するブラケット本体を備え、
    前記ブラケット本体が、
    前記ブラケット本体の前記舌側部上のベースであって、歯の表面に取り付けるための曲面が形成されたベースと、
    前記ブラケット本体の前記唇側部上のアーチワイヤ・スロットであって、近遠心方向に延び、アーチワイヤを解放可能に保持するように構成されたアーチワイヤ・スロットと、
    前記ブラケット本体の前記唇側部上のブラケット溝であって、前記アーチワイヤ・スロットに向かって、咬合面歯肉の方向に延びるブラケット溝とを備え、
    前記自己結紮歯列矯正ブラケットが、さらに、開位置と閉位置との間の移動面に沿って、前記ブラケット溝にスライド可能に係合するブラケット・ドアを備え、前記ブラケット・ドアが開位置に位置し、前記アーチワイヤの設置および除去が可能なときに、前記アーチワイヤ・スロットが露出され、前記ブラケット・ドアが閉位置に位置しているときに、前記アーチワイヤ・スロットが取り囲まれ、前記アーチワイヤを確実に保持し、
    前記ブラケット・ドアがコプラナー・スプリングを含み、前記コプラナー・スプリングが、スプリング本体と、前記スプリング本体に接続された1または2以上の脚を含み、前記1または2以上の脚が、前記ブラケット・ドアの移動面とほぼ同一平面内の方向に偏向して、前記ブラケット本体と相互に作用し合い、
    前記ブラケット本体が、前記コプラナー・スプリングと相互に作用し合い、前記ブラケット・ドア上に保持力を提供する1または2以上の咬合窪みを含み、それによって、前記ブラケット・ドアが前記ブラケット本体から分解されることが防止されたことを特徴とする自己結紮歯列矯正ブラケット。
  2. 前記コプラナー・スプリングの前記1または2以上の脚が、前記スプリング本体に接続された近心脚と前記スプリング本体に接続された遠心脚とを含み、前記近心脚が外側近心突起および内側近心突起とを含み、前記遠心脚が外側遠心突起および内側遠心突起とを含み、前記近心脚および前記遠心脚が前記ブラケット・ドアの移動面とほぼ同一平面内の方向に偏向し、
    前記1または2以上の咬合窪みが咬合近心窪みおよび咬合遠心窪みを含み、前記ブラケット本体がさらに歯肉近心窪みおよび歯肉遠心窪みを含み、前記咬合近心窪みが前記コプラナー・スプリングの前記外側近心突起を受け入れるようなサイズに形成され、前記咬合遠心窪みが前記コプラナー・スプリングの前記外側遠心突起を受け入れるようなサイズに形成され、前記歯肉近心窪みが前記コプラナー・スプリングの前記内側近心突起を受け入れるようなサイズに形成され、前記歯肉遠心窪みが前記コプラナー・スプリングの前記内側遠心突起を受け入れるようなサイズに形成され、
    前記ブラケット・ドアが力を受けたときに、前記コプラナー・スプリングの前記外側近心突起および前記外側遠心突起がそれぞれ、前記ブラケット本体の前記咬合近心突起および前記咬合遠心突起内にスライドするように、前記ブラケット・ドアが前記開位置にスライド可能であり、前記ブラケット・ドアが力を受けたときに、前記コプラナー・スプリングの内側近心突起および内側遠心突起がそれぞれ、前記ブラケット本体の前記歯肉近心突起および前記歯肉遠心突起内にスライドするように、前記ブラケット・ドアが前記閉位置にスライド可能である
    ことを特徴とする請求項1に記載の自己結紮歯列矯正ブラケット。
  3. 前記咬合近心窪みおよび前記咬合遠心窪みがそれぞれ、前記ブラケット・ドアが開位置にあるときに、前記コプラナー・スプリングの前記外側近心突起および前記外側遠心突起を保持し、前記ブラケット・ドアが前記ブラケット本体から分解されることを防止する側壁を含んでいる
    ことを特徴とする請求項2に記載の自己結紮歯列矯正ブラケット。
  4. 前記ブラケット本体が、前記咬合近心窪みおよび前記前記咬合遠心窪みに隣接し、前記ブラケット・ドアが前記開位置に移動する場所を画定するテーパー状の角部を含み、
    前記ブラケット本体が、前記歯肉近心突起と前記歯肉遠心突起の境界を画定し、前記ブラケット・ドアが前記閉位置に移動する場所を画定するラディアル・ポイントを含む開放力制御部材を含み、
    前記ブラケット・ドアが、前記開位置と前記閉位置との間の前記ブラケット溝に沿い、前記テーパー状の角部と前記ラディアル・ポイントの間に位置する中間位置を通って、スライド可能である
    ことを特徴とする請求項2に記載の自己結紮歯列矯正ブラケット。
  5. 前記ブラケット本体が、前記ブラケット本体に対して、咬合側に位置しているテーパー状の側面を含み、前記ブラケット・ドアを前記ブラケット本体に組み付けている際、前記ブラケット・ドアが、前記咬合近心窪みおよび前記咬合遠心窪みに向かい、前記ブラケット溝に沿って、スライドされているときに、前記テーパー状の側面が、前記コプラナー・スプリングの前記外側近心突起および前記外側遠心突起に係合して曲げるように構成されたことを特徴とする請求項2に記載の自己結紮歯列矯正ブラケット。
  6. 前記ブラケット・ドアが、自己結紮歯列矯正ブラケットの製造者の一人またはエンドユーザによって、あらかじめ、前記ブラケット本体に組み付けられていることを特徴とする請求項1に記載の自己結紮歯列矯正ブラケット。
  7. 前記ブラケット・ドアが、さらに、前記コプラナー・スプリングから分離されたドア部を含み、前記ドア部が前記ブラケット溝にスライド可能に係合していることを特徴とする請求項1に記載の自己結紮歯列矯正ブラケット。
  8. 前記コプラナー・スプリングが金属であり、前記ドア部と前記ブラケット本体がセラミックであることを特徴とする請求項7に記載の自己結紮歯列矯正ブラケット。
  9. 前記コプラナー・スプリングが金属であり、前記ドア部と前記ブラケット本体がプラスチックであることを特徴とする請求項7に記載の自己結紮歯列矯正ブラケット。
  10. 前記ブラケット・ドアの前記ドア部が、対向するサイドエッジを有するドア・ベースを含み、前記ブラケット溝が、前記ドア部の前記ドア・ベースを受け入れるようなサイズに相補的に形成された対向するサイドスロットを含んでいることを特徴とする請求項7に記載の自己結紮歯列矯正ブラケット。
  11. 不正咬合がある歯列を矯正するための自己結紮歯列矯正ブラケットであって、
    前記自己結紮歯列矯正ブラケットが、
    舌側部、唇側部、近心側部および遠心側部を有するブラケット本体を備え、
    前記ブラケット本体が、
    前記ブラケット本体の前記舌側部上のベースであって、歯の表面に取り付けるための曲面が形成されたベースと、
    前記ブラケット本体の前記唇側部上のアーチワイヤ・スロットであって、近遠心方向に延び、アーチワイヤを解放可能に保持するように構成されたアーチワイヤ・スロットと、
    前記ブラケット本体の前記唇側部上のブラケット溝であって、前記アーチワイヤ・スロットに向かって、咬合面歯肉の方向に延びるブラケット溝とを含み、
    前記自己結紮歯列矯正ブラケットが、さらに、開位置と閉位置との間の移動面に沿って、前記ブラケット溝にスライド可能に係合するブラケット・ドアを備え、前記ブラケット・ドアが開位置に位置し、前記アーチワイヤの設置および除去が可能なときに、前記アーチワイヤ・スロットが露出され、前記ブラケット・ドアが閉位置に位置しているときに、前記アーチワイヤ・スロットが取り囲まれ、前記アーチワイヤを確実に保持し、
    前記ブラケット・ドアがコプラナー・スプリングを含み、前記コプラナー・スプリングが、スプリング本体と、前記スプリング本体に接続された1または2以上の脚を含み、前記1または2以上の脚が、前記ブラケット・ドアの移動面とほぼ同一平面内の方向に偏向し、前記ブラケット本体と相互に作用し合い、前記コプラナー・スプリングの前記1または2以上の脚が、前記スプリング本体に接続された近心脚と前記スプリング本体に接続された遠心脚を含み、前記近心脚が外側近心突起と内側近心突起を含み、前記遠心脚が、外側遠心突起と内側遠心突起を含み、前記近心脚および前記遠心脚が、前記ブラケット・ドアの移動面とほぼ同一平面内の方向に偏向し、
    前記ブラケット本体が、咬合近心窪み、咬合遠心窪み、歯肉近心窪みおよび歯肉遠心窪みを含み、前記咬合近心窪みが前記コプラナー・スプリングの前記外側近心突起を受け入れるようなサイズに形成され、前記咬合遠心窪みが前記コプラナー・スプリングの前記外側遠心突起を受け入れるようなサイズに形成され、前記歯肉近心窪みが前記コプラナー・スプリングの前記内側近心突起を受け入れるようなサイズに形成され、前記歯肉遠心窪みが前記コプラナー・スプリングの前記内側遠心突起を受け入れるようなサイズに形成され、
    前記ブラケット・ドアが、力を受けたときに、前記コプラナー・スプリングの前記外側近心突起および前記外側遠心突起がそれぞれ、前記ブラケット本体の前記咬合近心突起および前記咬合遠心突起内にスライドするように、開位置内にスライド可能であり、前記ブラケット・ドアが、力を受けたときに、前記コプラナー・スプリングの前記内側近心突起および前記内側遠心突起がそれぞれ、前記ブラケット本体の前記歯肉近心突起および前記歯肉遠心突起内にスライドするように、閉位置内にスライド可能であり、
    前記咬合近心窪みおよび前記咬合遠心窪みが、前記ブラケット・ドアが前記開位置にあるときに、前記ブラケット・ドア上に保持力を提供し、それによって、前記ブラケット・ドアが前記ブラケット本体から分解されることが防止されたことを特徴とする自己結紮歯列矯正ブラケット。
  12. 前記咬合近心窪みおよび前記咬合遠心窪みがそれぞれ、前記ブラケット・ドアが開位置にあるときに、前記コプラナー・スプリングの前記外側近心突起および前記外側遠心突起を保持する側壁を含み、それによって、前記ブラケット・ドアが前記ブラケット本体から分解されることを防止するように構成されていることを特徴とする請求項11に記載の自己結紮歯列矯正ブラケット。
  13. 前記ブラケット本体が、前記咬合近心窪みおよび前記咬合遠心窪みに隣接し、前記ブラケット・ドアが前記開位置に移動する場所を画定するテーパー状の角部を含み、
    前記ブラケット本体が、前記歯肉近心突起および前記歯肉遠心突起を画する開放力制御部材であって、前記開放力制御部材が、前記ブラケット・ドアが前記閉位置に移動する場所を画定するラディアル・ポイントを含み、
    前記ブラケット・ドアが、前記開位置と前記閉位置との間にある前記ブラケット溝に沿い、前記テーパー状の角部と前記ラディアル・ポイントの間に位置する中間位置を通って、スライド可能である
    ことを特徴とする請求項11に記載の自己結紮歯列矯正ブラケット。
  14. 前記ブラケット本体が、前記ブラケット本体に対して、咬合側に位置しているテーパー状の側面を含み、前記ブラケット・ドアを前記ブラケット本体に組み付けている際、前記ブラケット・ドアが、前記咬合近心窪みおよび前記咬合遠心窪みに向かい、前記ブラケット溝に沿って、スライドされているときに、前記テーパー状の側面が、前記コプラナー・スプリングの前記外側近心突起および前記外側遠心突起に係合して曲げるように構成されたことを特徴とする請求項11に記載の自己結紮歯列矯正ブラケット。
  15. 前記ブラケット・ドアが、自己結紮歯列矯正ブラケットの製造者の一人またはエンドユーザによって、あらかじめ、前記ブラケット本体に組み付けられていることを特徴とする請求項11に記載の自己結紮歯列矯正ブラケット。
  16. 前記ブラケット・ドアが、さらに、前記コプラナー・スプリングから分離されたドア部を含み、前記ドア部が前記ブラケット溝にスライド可能に係合していることを特徴とする請求項11に記載の自己結紮歯列矯正ブラケット。
  17. 前記コプラナー・スプリングが金属であり、前記ドア部と前記ブラケット本体がセラミックであることを特徴とする請求項16に記載の自己結紮歯列矯正ブラケット。
  18. 前記コプラナー・スプリングが金属であり、前記ドア部と前記ブラケット本体がプラスチックであることを特徴とする請求項16に記載の自己結紮歯列矯正ブラケット。
  19. 前記ブラケット・ドアの前記ドア部が、対向するサイドエッジを有するドア・ベースを含み、前記ブラケット溝が、前記ドア部の前記ドア・ベースを受け入れるようなサイズに相補的に形成された対向するサイドスロットを含んでいることを特徴とする請求項16に記載の自己結紮歯列矯正ブラケット。
  20. 不正咬合がある歯列を矯正するための自己結紮歯列矯正ブラケットであって、
    前記自己結紮歯列矯正ブラケットが、
    舌側部、唇側部、近心側部および遠心側部を有するブラケット本体を備え、
    前記ブラケット本体が、
    前記ブラケット本体の前記舌側部上のベースであって、歯の表面に取り付けるための曲面が形成されたベースと、
    前記ブラケット本体の前記唇側部上のアーチワイヤ・スロットであって、近遠心方向に延び、アーチワイヤを解放可能に保持するように構成されたアーチワイヤ・スロットと、
    前記ブラケット本体の前記唇側部上のブラケット溝であって、前記アーチワイヤ・スロットに向かって、咬合面歯肉の方向に延びるブラケット溝を備え、
    前記自己結紮歯列矯正ブラケットが、さらに、開位置と閉位置との間の移動面に沿って、前記ブラケット溝にスライド可能に係合するブラケット・ドアを備え、前記ブラケット・ドアが開位置に位置し、前記アーチワイヤの設置および除去が可能なときに、前記アーチワイヤ・スロットが露出され、前記ブラケット・ドアが閉位置に位置しているときに、前記アーチワイヤ・スロットが取り囲まれ、前記アーチワイヤを確実に保持し、
    前記ブラケット・ドアがコプラナー・スプリングを含み、前記コプラナー・スプリングが、スプリング本体と、前記スプリング本体に接続された1または2以上の脚を含み、前記1または2以上の脚が、前記ブラケット・ドアの移動面とほぼ同一平面内の方向に偏向し、前記ブラケット本体と相互に作用し合い、前記コプラナー・スプリングの前記1または2以上の脚が、前記スプリング本体に接続された近心脚と前記スプリング本体に接続された遠心脚を含み、前記近心脚が外側近心突起と内側近心突起を含み、前記遠心脚が、外側遠心突起と内側遠心突起を含み、前記近心脚および前記遠心脚が、前記ブラケット・ドアの移動面とほぼ同一平面内の方向に偏向し、
    前記ブラケット本体が、咬合近心窪み、咬合遠心窪み、歯肉近心窪みおよび歯肉遠心窪みを含み、前記咬合近心窪みが前記コプラナー・スプリングの前記外側近心突起を受け入れるようなサイズに形成され、前記咬合遠心窪みが前記コプラナー・スプリングの前記外側遠心突起を受け入れるようなサイズに形成され、前記歯肉近心窪みが前記コプラナー・スプリングの前記内側近心突起を受け入れるようなサイズに形成され、前記歯肉遠心窪みが前記コプラナー・スプリングの前記内側遠心突起を受け入れるようなサイズに形成され、
    前記ブラケット・ドアが、力を受けたときに、前記コプラナー・スプリングの前記外側近心突起および前記外側遠心突起がそれぞれ、前記ブラケット本体の前記咬合近心突起および前記咬合遠心突起内にスライドするように、開位置内にスライド可能であり、前記ブラケット・ドアが、力を受けたときに、前記コプラナー・スプリングの前記内側近心突起および前記内側遠心突起がそれぞれ、前記ブラケット本体の前記歯肉近心突起および前記歯肉遠心突起内にスライドするように、閉位置内にスライド可能であり、
    前記咬合近心窪みおよび前記咬合遠心窪みがそれぞれ、前記ブラケット・ドアが前記開位置にあるときに、前記コプラナー・スプリングの前記外側近心突起および前記外側遠心突起を保持し、それによって、前記ブラケット・ドアが前記ブラケット本体から分解されることが防止されたことを特徴とする自己結紮歯列矯正ブラケット。
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