JP2019528140A - 神経系の完全性を監視するためのシステム - Google Patents

神経系の完全性を監視するためのシステム Download PDF

Info

Publication number
JP2019528140A
JP2019528140A JP2019511903A JP2019511903A JP2019528140A JP 2019528140 A JP2019528140 A JP 2019528140A JP 2019511903 A JP2019511903 A JP 2019511903A JP 2019511903 A JP2019511903 A JP 2019511903A JP 2019528140 A JP2019528140 A JP 2019528140A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electrode
nerve
assembly
contact
housing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2019511903A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019528140A5 (ja
Inventor
キャントウェル,マシュー・エル
コートニー,ブライアン・エル
ハッカー,デーヴィッド・シー
マクファーリン,ケヴィン・エル
Original Assignee
メドトロニック・ゾーメド・インコーポレーテッド
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by メドトロニック・ゾーメド・インコーポレーテッド filed Critical メドトロニック・ゾーメド・インコーポレーテッド
Publication of JP2019528140A publication Critical patent/JP2019528140A/ja
Publication of JP2019528140A5 publication Critical patent/JP2019528140A5/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B5/00Measuring for diagnostic purposes; Identification of persons
    • A61B5/40Detecting, measuring or recording for evaluating the nervous system
    • A61B5/4029Detecting, measuring or recording for evaluating the nervous system for evaluating the peripheral nervous systems
    • A61B5/4041Evaluating nerves condition
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B5/00Measuring for diagnostic purposes; Identification of persons
    • A61B5/24Detecting, measuring or recording bioelectric or biomagnetic signals of the body or parts thereof
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B5/00Measuring for diagnostic purposes; Identification of persons
    • A61B5/24Detecting, measuring or recording bioelectric or biomagnetic signals of the body or parts thereof
    • A61B5/25Bioelectric electrodes therefor
    • A61B5/279Bioelectric electrodes therefor specially adapted for particular uses
    • A61B5/296Bioelectric electrodes therefor specially adapted for particular uses for electromyography [EMG]
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B5/00Measuring for diagnostic purposes; Identification of persons
    • A61B5/68Arrangements of detecting, measuring or recording means, e.g. sensors, in relation to patient
    • A61B5/6846Arrangements of detecting, measuring or recording means, e.g. sensors, in relation to patient specially adapted to be brought in contact with an internal body part, i.e. invasive
    • A61B5/6867Arrangements of detecting, measuring or recording means, e.g. sensors, in relation to patient specially adapted to be brought in contact with an internal body part, i.e. invasive specially adapted to be attached or implanted in a specific body part
    • A61B5/6877Nerve
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B5/00Measuring for diagnostic purposes; Identification of persons
    • A61B5/74Details of notification to user or communication with user or patient ; user input means
    • A61B5/742Details of notification to user or communication with user or patient ; user input means using visual displays
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61NELECTROTHERAPY; MAGNETOTHERAPY; RADIATION THERAPY; ULTRASOUND THERAPY
    • A61N1/00Electrotherapy; Circuits therefor
    • A61N1/02Details
    • A61N1/04Electrodes
    • A61N1/05Electrodes for implantation or insertion into the body, e.g. heart electrode
    • A61N1/0551Spinal or peripheral nerve electrodes
    • A61N1/0556Cuff electrodes
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B2505/00Evaluating, monitoring or diagnosing in the context of a particular type of medical care
    • A61B2505/05Surgical care

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Heart & Thoracic Surgery (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Medical Informatics (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Surgery (AREA)
  • Pathology (AREA)
  • Biophysics (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Neurology (AREA)
  • Neurosurgery (AREA)
  • Cardiology (AREA)
  • Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
  • Orthopedic Medicine & Surgery (AREA)
  • Radiology & Medical Imaging (AREA)
  • Physiology (AREA)
  • Electrotherapy Devices (AREA)

Abstract

手術的処置の間に患者に対して位置決めされるように構成される刺激電極組立体が開示されている。刺激電極は、神経の部分に接触するための接続部または自己充足型の構成要素であり得る。刺激電極は、神経の完全性を試験するのを助けるために、神経への信号および/または神経からの信号を提供または受信できる。【選択図】図7

Description

[0001]本開示は、活動の監視に関し、詳細には、神経の刺激を監視する装置および方法に関する。
[0002]本節は、必ずしも先行技術ではない本開示に関する背景情報を提供する。
[0003]様々な咽喉処置、または、神経線維に近接および/もしくは隣接して行われる他の処置などの様々な処置の間、神経完全性または刺激の決定が選択されることがある。神経完全性を決定することは、神経に沿った刺激活動を確保または監視することを含み得る。これは、神経における誘起された信号の伝達または受信を含み得る。このような完全性の監視を実施するとき、電極または電極を含む要素が、神経線維を監視または刺激するために神経または神経線維に接続される。一回の、または、ある時間の期間にわたる、誘起された信号の監視は、神経の完全性を決定する助けとなることができる。様々な監視システムの中には、ミネソタ州ミネアポリスに事業所を持つMedtronic,Inc.によって販売されているNIM−Response(登録商標)3.0がある。この監視システムは、システムによって監視され得る神経の自動で周期的な刺激を可能にするAPS(登録商標)電極を含む電極を備えるかまたはその電極で動作させられ得る。
[0004]本節は、本開示の大まかな概要を提供し、本発明の完全な範囲または本発明の特徴のすべての包括的な開示ではない。
[0005]開示される選択された神経束または神経路に刺激を提供するためのシステムは、神経モジュールへの有線または無線の手法での接続された電極のための選択されたカフまたは選択装置を備える。さらに、無線刺激装置組立体が、神経を刺激するために、および/または、神経の刺激を検出するために、神経に隣接または近接して位置決めされ得る。電極は、神経束の少なくとも一部分に確実に接続または包囲する能動的な固定を備えてもよい。代替で、システムは、神経に接触し、包囲する組織の摩擦または圧縮によって所定位置で保持される接触電極を提供してもよい。
[0006]能動的または受動的な固定システムは、有線または無線のいずれかの刺激システムとの組み合わせで提供され得る。無線電極組立体は、リード線なしと称されてもよく、監視システムへの物理的な接続を必要としない。監視システムは、記憶装置に保存された命令を実行することができる汎用処理装置とできる処理装置を備え得る。記憶装置は、監視システムに組み込まれる、または、ネットワークを介してアクセスされる物理的な記憶装置であり得る。命令は、受信された信号を分析して時間に伴う神経の完全性を決定するのを助けるために、処理装置によって実行される。監視システムは、使用者が監視の結果を見るための表示装置または他の出力部をさらに備えてもよい。
[0007]適用性のさらなる領域は、本明細書に提供されている記載から明らかとなる。この概要における記載および特定の例は、例示の目的だけに意図されており、本開示の範囲を限定するように意図されていない。
[0008]ここに記載した図面は、選択された実施形態の例示のみを目的とし、すべての可能な実施とは限らず、本開示の範囲を限定することは意図されていない。
[0009]監視システムおよび電極組立体の環境の図である。 [0010]図2Aは、様々な実施形態による電極組立体の斜視図である。 [0011]図2Bは、図2Aの電極組立体の前面図である。 [0012]図2Cは、図2Aの電極組立体の側方の平面図である。 [0013]図3Aは、様々な実施形態による電極組立体の斜視図である。 [0014]図3Bは、図3Aの電極組立体の前面図である。 [0015]図4Aは、様々な実施形態による電極組立体の斜視図である。 [0016]図4Bは、図4Aの電極組立体の側方の平面図である。 [0017]図5Aは、様々な実施形態による電子機器パッケージの上からの平面図である。 [0018]図5Bは、図5Aの電子機器パッケージの下からの平面図である。 [0019]電子機器パッケージおよび接続の概略図である。 [0020]様々な実施形態による電極組立体の斜視図である。 [0021]様々な実施形態による電極組立体の斜視図である。 [0022]図9Aは、様々な実施形態による電極組立体の斜視図である。 [0023]図9Bは、図9Aの電極組立体の側方の平面図である。 [0024]様々な実施形態による電極組立体の斜視図である。 [0025]様々な実施形態による電極組立体の斜視図である。 [0026]様々な実施形態による電極組立体の斜視図である。
[0027]対応する符号は、図面のいくつかの図を通じて対応する部品を指示している。
[0028]次いで、例示的な実施形態が添付の図面を参照してより完全に説明される。
[0029]最初に図1を参照すると、NIM(登録商標)神経完全性監視システムなどの監視システム16は、表示画面または表示装置22と1つまたは複数の入力装置とを有するモニタ組立体20を備え得る。監視システムは、2015年4月3日に出願された米国特許出願第14/678,485号および2015年4月3日に出願された米国特許出願第14/678,452号に開示されているものなどの監視システムを備えてもよく、それら両方の特許出願は参照により本明細書に組み込まれている。入力装置は、ツマミ24a、タッチスクリーン24b、キーボード24c、または他の適切な入力装置など、情報の指令を入力するための1つまたは複数のシステムまたは構造を備え得る。入力装置は、聴覚またはその他の触覚による入力装置を備えてもよい。
[0030]モニタ組立体20は処理装置26と記憶装置28とをさらに備え得る。処理装置26が、記憶装置28に保存された命令を実行するために、または、記憶装置28における他のデータにアクセスするために、記憶装置28にアクセスできることが理解される。記憶装置28は、回転ハードディスクドライブ、固体記憶装置、または他の適切な種類の記憶装置など、物理的な記憶装置を備え得る。さらに、記憶装置28は、モニタ組立体20に組み込まれなくてもよく、通信ネットワークを介してなど、処理装置26によってアクセスされてもよい。処理装置26は、本明細書でさらに詳述されるように、選択された出力を生成するための命令を実行するように動作可能である汎用処理装置であり得る。処理装置26は、搭載された記憶装置をさらに備えてもよい。さらに、処理装置26は、特定用途向け集積回路(ASIC)などの専用の処理装置を備えてもよい。したがって、処理装置26は、表示装置22における表示に出力を提供するために、非一時的記憶装置であり得る記憶装置28に保存された命令を実行してもよい。そして、使用者31が、本明細書でさらに詳述されるように、選択された目的のために表示装置22を見ることができる。
[0031]モニタ組立体20には、1つまたは複数の刺激組立体または監視組立体が接続され得る。例えば、甲状腺摘出または他の甲状腺手術などの様々な処置において、患者36における反回神経(RLN)、迷走神経、または他の適切な神経の監視が選択され得る。RLNの監視は、人間の患者などの患者36の選択された部分と接触している1つまたは複数の導電性電極32を有し得る神経監視食道管38を含み得る。電極32は、接続部34を介してモニタ20に接続させることができる。しかしながら、モニタ20への接続は無線接続であってもよく、その場合、モニタ20は無線で送られた信号を電極32から受信することが理解されよう。
[0032]また、様々な実施形態によれば、図1と、さらには図2A〜図3Bとに示されているような接続されたカフ電極組立体40を含む、周期的な刺激パルスを送信または受信できる電極を備える電極組立体など、他の器具がモニタ20に接続されてもよい。接続されたカフ電極組立体は、モニタ20への配線44など、物理的な接続部で接続されてもよい。神経損傷または他の組織損傷が起こったかどうか、または、起こり得るかどうかを決定するのを助けるために、患者への刺激信号を送信または受信するために使用され得る他の器具が、モニタ20と接続されてもよい。メス43が、人間の外科医などの使用者31によって操作されてよく、モニタ20に直接的に接続される必要はない。モニタ20は、インタラクティブの刺激を必要とすることなく、または、メス、もしくは、患者36において処置を実施する他の選択された器具を通じて監視することなく、電極組立体32および40を通る信号、または、電極組立体32および40からの信号を監視するために提供されてもよい。本明細書で詳述しているように、様々な実施形態によれば、電極組立体は、1つまたは複数の神経42に接続されて、選択された速度で神経42に刺激を生成し得る。速度は、神経の不応性期間を提供するように選択され得る。したがって、刺激の間の休止または期間が、不応性期間を提供するように選択され得る。
[0033]監視システムの動作と監視システム16の使用とは、NIM−Response(登録商標)3.0神経監視システムを含む、Medtronic,Inc.によって販売されているNIM(登録商標)監視システムと同様であり得る。動作中、電極組立体40は、本明細書でさらに詳述されるように、神経42と接続されてもよく、モニタシステム20から接続部44に沿って信号が送られ得る。電極32は、神経42を通じて送られる信号を受信するために使用され得る。
[0034]電極40は、神経42と接触している電極接点またはボタン52の接触を維持するのを助ける筐体またはケース50を備え得る。通信線44は、ケーシング50を貫いて、回路基板における配線またはトレースなどの接続部分54を介して、電極ボタン52を通じて電気的に接続され得る。
[0035]図2Aおよび図2Bを追加的に参照すると、電極筐体50は、一体に接続された単一の品またはいくつかの品として形成されてもよい。筐体50を含む電極組立体40は、例えば筐体50との単一の一体部分として形成されるカフ部分58を備え得る。様々な実施形態において、筐体50は、カフ部分58を含む筐体50の形および構成にて電極ボタン52およびコネクタ54にオーバーモールドされてもよい。しかしながら、単一品の筐体50は、筐体50の様々な位置へと作られる多くの材料から型成形されてもよい。代替で、筐体50は、単一の材料から全体が形成されてもよく、一回で型成形されてもよい。
[0036]ヒンジ領域58aなどのカフ部分58の少なくとも一部分は、弾性的に変形可能であり得る。ヒンジ領域58aは、ヒンジ領域58aにおいて形成された材料、ヒンジ領域58aの形状(形成された窪みまたは弱い領域など)、または他の適切な設計の特徴に基づいて弾性的に変形可能であり得る。したがって、カフ部分58は第1の部分60と第2の部分62とを有し得る。第2の部分62は、開口64を形成するために第1の部分60に対して移動できる。
[0037]第2の部分62の移動は、統合されるかまたは一体に形成されたレバーアーム68を筐体50の表面70に向けて押すことで作動させられ得る。例えば、使用者31は、筐体組立体50を手で保持し、レバーアーム68を親指または指で押して、レバーアーム68を表面70に向けて押すことができる。代替で、使用者31は、レバーアーム68を移動させるために、鉗子またはピンセットなどの器具で電極組立体40を掴むことができる。これは、レバーアーム68および第2の部分62を概して矢印74の方向に移動させ、開口64を生じさせる。
[0038]開口64は、筐体組立体50を、神経42に被せて、または、神経42の周りに位置決めさせることができる。レバーアーム68を解放すると、弾性的に変形可能な部分が緩んで閉位置になり、第1の部分60と第2の部分62との間の開口64を閉じることになる。閉位置において、第1の部材60および第2の部材62は、神経42の周りでそれぞれの末端の縁60aおよび62aにおいて互いと接触できる。閉じられると、電極ボタン52は、刺激信号の提供または受信のいずれかをするために、神経42と接触するかまたは神経42と電気接触していてもよい。
[0039]開口64は、第1の領域80、第2の領域82、および第3の領域84などの複数の領域を備え得る。開口64の3つの領域は、電極組立体40の幅88にわたる開口64の形状のため、区別または分離され得る。例えば、第1の領域80は、第1の部分に近接して中心を有し、第2の部分62に向かって弧状になる円弧を伴う円弧を有し得る。開口64の第3の区域84は、第1の区域80のような特異な形状を備え得る。第2の領域82は、第1の区域60に向けて、または、第1の区域60へと延び、第2の区域62のより近くに中心を有する円弧が形成される概して反転した形状を備え得る。第2の領域82は、連続した曲線を有する代わりに平坦な領域を有してもよい。開口64、開口64の構成、および開口64の位置は、電極40のカフ58を係合または動作させるのを助けて神経と係合するために、適切な形状を備え得る。本明細書で詳述されるように、非直線的な開口は、神経42から径方向に外れるのに抗することを助けることができる。開口64の位置は、開口を開けて神経と係合するための最小の移動を助けることができる。
[0040]図2Aに示しているように、カフ58は、カフ58の長軸の周りに概して円形に延びる内壁90を含む、概して環状の構成を備え得る。第1の部分60は、ヒンジ領域58aから開口64に向けてより大きい距離にわたって延びることができ、したがって第2の部分62は端領域58aから開口64に向かって延びる。そのため、開口64は、表面70と概して一直線であるかまたは同じ平面に形成され得る。
[0041]図2Cを追加で参照すると、開口64は、ある形または形状を含むが、概してカフ58の開放領域94内に形成または位置決めされてもよい。開放領域94は、表面70によって、または、表面70に近接して定められた平面92から、約5°〜10°を含む5°〜20°内に概してある範囲として定められ得る。開放領域94aも、ヒンジ領域58aおよび開口64を通じて定められる平面92a、または、閉じられたときに縁60aと62aとが接する平面92aから、約5°〜10°を含む5°〜20°内に概してあるものと定められ得る。開放領域94、94aは、閉じられたときに縁60a、60aが接する領域を定め得るかまたは制限し得る。開放領域94、94aは、開口64の最大の開放の程度を追加または代替で定めてもよい。しかしながら、開口が開放領域94、94aと同じ大きさである必要はなく、開放領域94、94a内に形成されてもよいことは理解される。
[0042]開放領域94、94aを提供するとき、使用者31は、神経42を受け入れるかまたは神経42を通過させるだけ大きく開口64を開くためにレバー68を大きな距離で開くまたは移動させる必要はない。さらに、開口64を形成するための縁60a、62aの構成は、電極組立体を、概して神経42を横切って直線に沿って配置させて神経42と係合させることができる。また、開放領域94、94a以下の大きさを有するように開口64を形成することによって、電極組立体40は、実質的に直線において神経42を横切って移動させることができる。そのため、電極組立体40は、神経42に被せて配置されるのに捩じられる必要がない。
[0043]図2Aに仮想的に図示されているように、レバー68は、使用者31によって開位置68’に移動され得る。レバーを開位置68’へと移動することによって、少なくともカフ部分602は、符号60’に仮想的に示されている開位置まで移動でき、したがって開口64が作られ得る。使用者31が開口64を形成すると、電極組立体40は、神経42(図2Aに仮想的に図示されている)と係合するために、実質的に直線状に、または、軸75に沿って移動され得る。したがって、電極組立体40は、電極組立体40を捩じることなく神経42に配置され得る。さらに、レバー68を移動し、開口64を開放領域94、94aにおいて形成することで、電極組立体を神経42と係合させるために、神経の少なくとも一部分を横切って移動されるだけの大きさである開口64が形成される。先に詳述したように、開放領域94、94a内に開口だけを形成することが選択されてもよく、電極組立体40は神経42と係合することができる。
[0044]開放領域94、94aにおける開口の位置と、縁60a、62aの形とは、電極組立体40が、線/矢印75によって形成された軸の周りで電極組立体40を捩じることなく、神経に被せて配置できること、および/または、神経と係合できることを確保するのを助ける。電極組立体40は、神経42と係合するために実質的に直線状に移動させることができる。さらに、レバー68およびカフ部分60の移動の大きさは、神経42を横切って移動するのに十分に大きい領域まで開口を形成するために、約5〜40度であり得る。そのため、使用者31は、神経42へのアクセスを獲得でき、電極組立体40を神経42上に効率よく効果的に配置できる。
[0045]図3Aおよび図3Bを参照すると、電極組立体40’は、先に記載したようなケーシング50と同様であるケーシング100を備え得る。図3Aおよび図3Bに図示されている電極40’は、図2A〜図2Cに示した部分と実質的に同様である部分を備えてもよく、それらの部分はここでは詳細に重ねて記載されない。それでもなお、電極40’は、カフ領域110を含むために1つまたは複数の部品として形成され得るケーシング100を備え得る。カフ領域110は、カフ58のヒンジ領域58aと同様に形成され得るヒンジ領域110aを備え得る。カフ110はまた、カフ58と同様の手法で動作し、レバーアームまたはレバー部分116を伴う、第1の部分112と第2の部分114とを備える。カフ110は、レバー116をケーシング100の上面118に向けて移動させることで開かれ得る。カフ110内で露出されているのは、内部コネクタ54を通じてコネクタ44と接続され得る電極ボタンまたは接点52であり得る。
[0046]カフ110は、開口124を第1の部分112の縁112aと第2の部分114の縁114aとの間に露出または形成するために、レバー116を移動させることで開けられてもよい。レバーアーム116の移動は、概して矢印74の方向に開口124を形成させる。縁112aおよび114aは、概して正弦波と同様であるものなど、選択された形を有し得る。ここでも、開口124は、先に詳述したように、開放領域94、94aと同様の開放領域に概して形成されてもよい。先に詳述したように、開放領域94、94a内にある開口124は、使用者31による神経42への電極組立体40’の効率的な配置を許容することができる。電極組立体40’は、概して直線状に、電極組立体40’を捩じることなく神経に配置され得る。
[0047]電極組立体40に関連して詳述したように、電極組立体40’は、神経42と係合するために、概して線または軸75に沿って移動され得る。電極組立体40’は、神経42と係合するために、線75の軸の周りで捩じられる必要がないか、または、捩じられる必要がない可能性がある。ここでも、レバー116およびカフ部分112は、開口124を形成して電極組立体40’を神経と係合させるために、約5度から約40度までだけ移動させられるなど、移動させられてもよい。
[0048]電極40と40’との両方は、コネクタ44を介して、モニタシステム20と直接的に接続されてもよい。したがって、神経42に沿った伝達の監視のために、信号がコネクタ44に沿ってモニタシステム20へと送られてもよい。しかしながら電極40、40’は、電極40、40’を神経42上に位置決めするのを助けるために、開口64および124をそれぞれ備えてもよい。それぞれのカフ58、110は、神経42への電極40、40’の接続を可能とするために、神経42の周りでの実質的に完全な解離を必要とする可能性がある。
[0049]しかしながら、開放領域94における開口64、124は、使用者31に、神経42における電極40、40’の配置を容易にさせることができる。電極組立体40、40’が、カフ58、110を神経42の周りに配置するために捩じることなく実質的に直線状に挿入できるため、電極組立体40、40’を神経42に固定することが効率的である。使用者31は、神経42の表面を露出させるだけの組織を除去し、次にそれぞれの電極組立体40、40’の開口64または124を形成して電極を神経42へと押し付け、次に、カフ58、110を神経42の周りで閉じさせるためにそれぞれのレバー68、116を解放できる。それぞれの開口64、124が開放領域94内に形成されるため、神経42の周りへの配置は効率的であり得る。
[0050]本明細書でさらに詳述される、様々な実施形態による電極組立体が提供されてもよく、それら電極組立体は、有線接続部44などで、モニタ20と物理的に接続されない。電極組立体は、本明細書で様々な実施形態において詳述しているように、リード線なしであってもよい。さらに、リード線なしの電極組立体は、モニタシステム20との直接的な通信を有する必要がない。例えば、制御装置20は、リード線なしの電極組立体を直接的に必要としない、または、制御する必要がない。本明細書で詳述しているように、リード線なしの電極組立体は、神経42に自動的に(つまり、作動すると)刺激パルスを提供するために、制御装置および/または電源を備えてもよい。刺激パルスは、神経42がなおも無傷であることを確保するために、モニタ20によって検出されてもよい。したがって、モニタ20からの直接的な通信または制御は、リード線のない電極組立体の場合は存在しなくてもよい。
[0051]様々な実施形態によれば、図4Aおよび図4Bに示しているように、刺激装置組立体または電極組立体130が示されている。電極組立体130は、本明細書でさらに詳述しているように、概して自己充足型および電源内蔵式のリード線なしの電極組立体であり得る。電極組立体130は、本明細書で詳述しているように、患者36などの被験者の神経系を通じて、刺激するための、および/または、刺激を受信するためのシステムを備える。刺激装置組立体130は、神経42または他の選択された神経を通じて、所定の周波数またはプログラム(例えば、電極組立体130における制御装置で保存されている命令のプログラムなど)に従って、刺激信号を提供できる。別の言い方をすれば、電極組立体130は、本明細書で詳述しているように、選択された周波数に従って、電気刺激を神経42に提供してもよい。電極組立体130は、神経42を刺激するために、または、信号を神経42に提供するために、本明細書でさらに詳述しているように、自己充足型であってもよく、(電極組立体130が自動的に動作できるように)選択された処理装置によって実行される命令を含んでもよい。電極組立体130は、Medtronic,Inc.によって販売されているNIM(登録商標)監視システムを備えたAPS(登録商標)電極と同様の手法で動作させてもよい。
[0052]概して、電極組立体130は、カフ組立体58を含む、先に詳述したカフ組立体と同様のカフ組立体138を備えるかまたはカフ組立体138に接続されるように形成され得るケーシング136を備え得る。したがって、カフ組立体138は、レバー68と、第1のカフ部分60と、第2のカフ部分62とを有し得る。2つのカフ部分60、62は、開口64を形成するために移動できる。電極組立体130は、電極組立体130のケーシング136内に形成された内部電子構成要素パッケージ146と通信している電極ボタンまたは接点140をさらに備え得る。
[0053]前述したように、カフ組立体138は、神経を電極接点140と接触させるために、第1または第2のカフ部分60、62を移動させることと、第1または第2のカフ部分60、62を神経42に被せて位置決めすることとによって、カフ部分を開かせるように操作され得る。したがって、刺激信号は、接触電極140を通じて、および、神経42を通じて、提供され得る。接触電極140はカソードとして動作でき、有線の電極40、40’と同様に動作できる。管30における電極32などの導電性部分は、処置の間に患者における神経42の接続または完全性を確かめるために信号を受信するように動作できる。
[0054]しかしながら、当業者は、第2の接触電極148(仮想的に示されている)が、ケース136に形成されてよく、被験者36の組織と接触して提供されてもよいことを理解されよう。第2の電極148は電子送信システムのためのアノードとして動作できる。信号は、2つの電極140、148が電極組立体130に設けられている場合、電極組立体130からの信号を復号または特定することによってモニタシステム20において受信され得る。神経42を通る信号を特定することで、モニタシステム20は、神経42または他の関連する神経の完全性を決定するために使用されてもよい。
[0055]刺激構成要素または電子機器パッケージ146は、図5Aおよび図5Bに概略的に示した電子機器組立体160を備え得る。電子機器組立体160は、電池などの自己充足型電源164で動作できる。電子機器組立体160は、第1の側168と第2の側170とを含み得るプリント回路基板(PCB)166において形成され得る。構成要素同士は、プリント回路基板166に形成されたトレース、および/または、PCB166を介したビアを伴うプリント回路基板166を介して、相互接続され得る。電子機器組立体は、本明細書で詳述しているように、リード線のない電極を動作させて刺激パルスを提供するために提供されている。
[0056]電子機器組立体160は、コンデンサ、抵抗器、増幅器、および、当業者によって概して理解されるような他の選択された電子構成要素を含む様々な電子構成要素を備え得る。様々な電子構成要素は、本明細書において詳述され、図5Aに示されているようなものを含み得る。任意の適切な数の電子構成要素が提供され、特定の電力出力要件、電圧要件、低出力要件、および他の選択された特徴に依存し得ることが理解される。
[0057]しかしながら、電子機器組立体160は、第1の電極180など主要な構成要素を備え得る。第2の電極182など、2つ以上の電極が提供されてもよいことが理解される。さらに、電子機器組立体160は制御装置184を備え得る。制御装置184は、制御装置の処理装置184aによって実行される命令を含むファームウェアを保存し得る内部の物理的な記憶装置184bを備えるマイクロコントローラを備え得る。制御装置184は、物理的な記憶装置184bに保存された命令を実行する汎用処理装置を処理装置184aとして備え得る、および/または、所定の命令を実行するように形成された特有の処理装置であり得る。そのため、制御装置184は、制御装置の処理装置184aと内部記憶装置184bとを備え得る。内部記憶装置184bは、電子機器組立体160の動作のための命令を保存できる。
[0058]様々な実施形態によれば、電子機器組立体160は、電極130の動作のためのさらなる構成要素を備え得る。例えば、可視光、赤外線光などの選択された波長における光を感知できる光学センサなどの作動構成要素190が提供され得る。光学センサは、電極組立体130を作動させるためのスイッチとして使用されてよい。LED指示装置などの視覚的な指示装置192が提供されてもよい。さらに、電子機器組立体160は直流−直流変換器196を備え得る。直流−直流変換器196は、選択された電圧を、電源164から、制御装置184および電極180、182などの他の構成要素に提供することができる。直流−直流変換器196は、電源から、電子機器組立体160の構成要素のための動作電圧へと電圧を上げるための昇圧変換器であり得る。電極180、182は、神経42に接触するために、接点に接触するか、または、接点に接続され得る。
[0059]電子機器組立体160は、電極130における1つまたは複数の電極接点を通じて、先に詳述しているように、患者36の選択された部分に刺激を提供してもよい。第1の電極180および第2の電極182を含む電子機器組立体160は、電極130のケーシング136を通じて直接的に露出され得る、ならびに/または、電極接点148および140に電気的に接続され得る。それでもなお、電子機器組立体160の動作は、図6に概略的に示したような動作の流れに従って、電子機器組立体160が設けられた構成要素の動作を介して提供されてもよい。さらに、様々な構成要素が、本明細書でさらに詳述しているように、1つまたは複数の電極130において備えるために電子機器組立体160の大きさを選択するなど、様々な目的のために刺激構成要素に設けられてもよい。例えば、昇圧変換器が、電池164などの単一の電力供給によって直接的に提供される電圧以外の電圧での電子機器組立体160の動作を可能にするために、電子機器組立体160に提供されてもよい。さらに、電子機器組立体160は、本明細書でさらに詳述しているものなどの様々な技術に従って作動させられてもよい。
[0060]動作時には、図6を参照すると、電子機器組立体160は実質的に自動的な手法で動作できる。様々な部分が手動の介入または手動の作動で動作させられ得るが、電子機器組立体160が、電子機器組立体160の耐用期間(例えば、神経42の刺激)のほとんどについて、本明細書で詳述しているように、流れ図200に従って実質的に自動的な手法で動作できることは理解される。具体的には、流れ図200に図示しているように、一定の電力が低電流で作動構成要素190に供給され得る。作動構成要素は、光学センサ190などの任意の適切な構成要素を備え得る。他の作動構成要素190については本明細書においてさらに詳述され、それらはすべて、流れ図200に図示されている計画を通じて電子機器組立体160を作動させるために動作できる。
[0061]電子機器組立体160が作動すると、直流−直流変換器196は、電池164などの電力供給のベース電圧を選択された電圧へと増加または増大させることができる。電池164は約1.5ボルトのベース電圧を有してよい。直流−直流変換器196は、電池電圧から、公称約4ボルトの動作電圧を含む約4ボルトから約5ボルトまでである動作電圧まで、電圧を増加または増大させることができる。そのため、制御装置184(マイクロコントローラを含み得る)は、直流−直流変換器196からの増加した電圧において動作できる。制御装置184または他の適切な専用の作動電気回路は、信号線216を介して(例えば、PCB166におけるトレースを介して)、作動構成要素190から直接的に信号を受信してもよい。作動構成要素190からの信号は、オンするために制御装置184または他の適切な専用の作動電気回路に信号を送るように動作できる。オンすることは、処理装置184aの動作を開始することを含み得る。制御装置184の動作の開始は、作動信号216を含んでもよく、または、直接的に直流−直流変換器196からの電圧によってもよい。
[0062]制御装置184が作動させられると、制御装置184は、LED指示装置192へと、信号を送信し得る、または、信号218を設定し得る。LED指示装置は、電子機器組立体160が作動していることが使用者31などの操作者に知らされるように、電子機器組立体160が作動させられたことの視覚的指示を提供できる。電子機器組立体160の作動は、電流を電極180、182へと送信すること、または、接地に対する電圧を電極180、182から提供することを開始することを含み得る。そのため、作動の指示は、電流が電池から流されており、電池164の耐用期間が短くなっていることを使用者31に理解させる。
[0063]LED指示装置192は、適切なLED指示装置にあってよく、不変の視覚的指示、点滅する視覚的指示、または他の適切な指示であってもよい。図5Bに示されているように、光学センサ190およびLED構成要素192は、実質的に透明であるケーシング130など、ケーシングの一部分において提供されてもよい。透明な部分は、周辺光または閃光装置からの光などの光源を光学センサ190へと到達させて、電子機器組立体160を作動させるために透明にすることができ、また使用者31が見るためにLED指示装置192からの光の放出を可能とするために透明にすることができる。
[0064]制御装置184は、1つまたは複数の電子構成要素を介して電極180、182へと電流を提供するために、記憶装置184bに保存された命令を介してなど、プログラムされ得る。先に詳述したように、電子機器組立体160は、先に詳述した主要な構成要素と、他の動作構成要素174、176とを備え得る。動作構成要素174、176は、電子機器組立体160において一体または個別に設けられ得る。例えば、一定の電流が、電極180、182に一定の電流を提供するためにフィードバックを受信する動作(OP)増幅器または作動構成要素を介して、電極180、182に提供されてもよい。一定の電流成分は、制御装置を通じて直接的に提供される電流、または、直流−直流変換器196から制御もしくは選択されるような電流を、電極180、182に提供することができる。フィードバックループまたは信号220が、電極180、182および/もしくは患者36における電圧、または、電極180、182および/もしくは患者36への信号に関して、動作構成要素174、176から制御装置184に提供されてもよい。
[0065]代替および/または同時の動作において、動作構成要素174、176の動作は電流制限装置であってもよい。電流制限装置は、電極180、182へと送られる信号218の電流を制限できる。電流制限装置は、電子機器組立体160の回路基板166に設置された抵抗器であり得る。抵抗器は、電子機器組立体160の動作について選択されたように、制御装置184から電極180、182へと送られた電流を低減するためだけに提供され得る。
[0066]さらに、制御装置184は、選択された刺激電圧および/または電流における電子機器組立体160の動作のために、一定の電流成分および/または電流制限装置174、176まで信号218を通じて直接的に電圧を発生させてもよい。代替で、制御装置184は、直流−直流変換器196からの直接的な電流と共になど、電極180、182を通じて刺激を提供するために、動作構成要素174、176への信号218として許可信号を送信してもよい。そのため、制御装置184は、電圧提供構成要素として動作してもよく、または、電極180、182を通じて信号を動作もしくは送らせるための許可制御装置として動作するだけであってもよい。
[0067]さらに、制御装置184は、パルスが選択された周波数で電極180、182へと方向付けられるようなパルスを発する手法で信号218を動作させてもよい。周波数は、モニタ20との動作のために、使用者31および/または製造者によって選択され得る。
[0068]さらに、制御装置184は、個別におよび/または交互に電極180、182に交互または選択的に電力を供給するために、選択された手法で動作させられ得る。したがって、電極180は時間Tに動作させられ、第2の電極182は時間Tに動作させられ得る。TとTとの間の時間差または時間較差は、約10ミリ秒から約500ミリ秒までなど、選択された遅延であり得る。次に、第1の電極180は、第2の電極182の動作の後の選択的な遅延における、Tに続く時間Tに動作させられ、順序が電極180、182の間で交互になるように続いていくことができる。電子機器組立体160のモニタ20との動作を提供するために、3つ以上の電極などの選択された複数の電極に、本明細書でさらに詳述しているように電子機器組立体160が設けられ得ることがさらに理解される。
[0069]様々な実施形態において、電極180、182は、追加または代替で、時間Tに約10ミリ秒から約500ミリ秒までなどの時間の期間にわたって、反対の電気極性(例えば、カソードとしての電極180およびアノードとしての電極182)で同時に動作させられてもよい。約10ミリ秒から約500ミリ秒までなどの時間の非作動の休止期間(つまり、電気信号が電極180、182に提供されない)が、TからTの間に経過してもよい。次に、電極180、182は、約10ミリ秒から約500ミリ秒までなどの時間の期間にわたって、反対の電気極性を伴う時間Tにおける動作に対して逆の極性(例えば、アノードとしての電極180およびカソードとしての電極182)で、時間Tに同時に動作させられてもよい。
[0070]さらに、制御装置184は、様々な情報を使用者31に提供するために、接続部218を通じた信号によって指示装置192を動作させることができる。例えば、電子機器組立体160が作動させられており、公称の手法で動作していることを使用者31に指示するために、固定のまたは選択された点滅速さが提供されてよい。第2の点滅速さ、交互の指示色、または固定された指示信号が、電池低下または耐用期間の終了の指示など、電子機器組立体160の異なる状態を指示してよい。そのため、制御装置184が、様々な手法において、電極180、182を通じて信号を提供するために、およびLED指示装置192を動作させるなどの信号を使用者31に提供するために、動作させられ得ることが理解されよう。
[0071]図7を参照すると、電極組立体260が示されている。電極組立体260は、リード線なしの電極組立体とすることができ、カフ電極組立体262と本体アノード組立体264とを備える。カフカソード組立体262は、先に詳述した電極40、40’と同様であり得る。具体的には、有線接続部266が、カフ組立体262と本体構成要素264との間に形成され得る。電極接触ボタンまたは接点268が、神経と接触するために、先に詳述したカフ部分と同様の手法においてなど、カフ部分272が動作させられるときに神経42に接触するために形成されてもよい。電極接点268は、接続部266および/または電極接点268をオーバーモールドすることによってなど、本体276内に形成されてもよく、カフ部分272を形成してもよい。
[0072]本体アノード部分264は、金属導電性材料など、選択された材料から形成されてよいケース280を含み得る。ケース280が導電性である場合、ケース280全体が電極を形成することができる。しかしながら、アノード表面282などの選択された部分だけが、患者36の生体構造との接触のために電極を形成するために導電性材料から形成されてもよいことがさらに理解されよう。本体284は、電子機器組立体160の全部または一部を含み得る電子部分290を収容してよい。先に詳述したように、電極180、182は、患者36の一部分との導電性の接触を提供するために、電極接点268およびケーシング280、282などの接点部分と相互接続され得る。そのため、電子機器組立体160は、電子構成要素290として提供されてもよく、刺激装置電極260は、流れ図200との関連において詳述される過程に従って先に詳述したように動作させられ得る。
[0073]刺激電極260は、カフ部分272を神経42の周りに提供することによって患者において位置決めされ得る。本体組立体264は、神経42に近接するが離れている選択された場所において位置決めされ得る。しかしながら、刺激電極260の動作は、神経に刺激を与えて手術的処置の間にモニタ20に神経完全性を監視させるために、先に詳述したような手法で動作できる。
[0074]刺激電極260は、先に詳述した刺激電極130と同様の手法で、単相の構成、または、2つの離間された電極が提供された二相の構成で動作させられ得る。単相の刺激は、固定された電気的極性で、電極接点268および電極接点282などの患者に接触する唯一の電極またはすべての電極を作動させることを含み得る(例えば、作動の間、電極接点268は常にカソードであり、電極接点282は常にアノードであり得る)。二相の刺激は、電気的に交番する極性の手法で、電極接点268および電極接点282など、電極のうちの2つを通じて患者を刺激することを含み得る。二相の刺激は、神経反応の増大と、電極の空間的配置に対する非影響性の向上とを可能にすることができる。さらに、二相の刺激は、神経42に沿った様々な点において、電圧刺激を変化させることを可能にし得る。
[0075]図8を参照すると、刺激電極300が示されている。刺激電極300は、リード線のない電極組立体とすることができ、先に詳述したように、電子機器組立体160と同様の構成要素のほとんどを含み得る電子機器パッケージ310を包囲する本体部分302を備え得る。先に詳述したように、電子機器組立体160は、患者36に直接的に接触するために、電極接点に直接的に接触し得る、または、電極接点と接続され得る2つの電極180、182を備え得る。そのため、刺激電極300は、アノードとして動作できる表面電極または電極接点312と、遠位または離間したカソード電極接点314とを備え得る。電極接点312、314は、本体302における電子機器パッケージ310において設けられた刺激構成要素の電極180、182と相互接続されてよい。
[0076]遠位の電極接点314は、神経42への刺激のためのカソードとして動作できる。先に詳述したように、神経42へのアクセスは、遠位の電極314のアクセスを許容して神経42に接触するために、神経の完全な解離を伴わずに、神経に対して小さい解離でなど、最小限にされ得る。遠位の電極314は、電極接点314の外傷のない挿入および除去を可能にするために、球体または球体の部分として形成され得る。
[0077]本体302は、神経42へのアクセスを可能にする切開45に近接する位置など、患者36に対して任意の適切な位置に位置決めされ得る。局所的な柔らかい組織は、処置の間に切開45に対する所定の位置で本体部分302を保持するのを助けるために使用されてもよい。様々な処置に応じて、本体302は、神経42に(物理的および/または電気的に)接触するために、電極314の配置に続いて患者36に対して位置決めされてもよい。
[0078]次に、刺激電極300における刺激構成要素310は、選択された処置の間、神経42を刺激するために動作させられ得る。刺激電極130および刺激電極260と同様の刺激電極300は、モニタ20に直接的に接続されなくてもよい。刺激電子機器310による神経42の刺激は、患者36内の刺激と、管38における電極32において受信される選択された信号とによって、電極32によって検出され得る。
[0079]接点電極314は、細長いリード線または細長体320など、選択された構成要素を通じて、本体302へと、および/または、本体302に直接的に電子構成要素310へと接続されてもよい。そのため、接点電極314は、概してまたは実質的に球状、直方体、卵形などの選択された幾何学的形状を有し得る。しかしながら、接点電極314の選択された幾何学的形状は、接点電極314を細長いリード線320へと接続することを可能または支援するための特徴または表面輪郭(例えば、平坦、溝など)を備え得る。
[0080]細長いリード線320は、金属線などの電気的に伝導の接続を備え得る。細長体320は、可鍛性、柔軟性、弾性などである選択された特徴を含み得る。したがって、接点電極314は、神経42と接触して位置決めされてもよく、細長体320は、使用者31によって患者36に対して本体302の効率的な位置決めを可能にするために、選択された構成へと屈曲または湾曲され得る。さらに、接点電極312は、任意の適切な構成、形、または場所において本体302に形成され得る。例えば、接点電極312は、本体302の表面全体より小さく形成する小さいパッチとして提供される以外に、本体302の表面全体を形成してもよい。それでもなお、患者36との直接的な接触で位置決めされ得る2つの電極312、314の提供は、患者36の単相または二相の刺激を可能にする。
[0081]さらに、電子構成要素310は、細長体320と、細長体320から延びる接点電極314とを備えるように形成されてもよい。そのため、本体302は、単一の成形過程において電子構成要素310にオーバーモールドされてもよい。電子構成要素310に本体302を型成形するために形成された型は、本体302を型成形することが刺激電極300の形成における実質的に唯一のまた最後のステップとなるように、接点電極312を備えてよい。そのため、刺激電極300の組立体は、細長体320と接点電極314とを備える電子構成要素310を接点電極312に提供することと、続く刺激電極300を形成するための最終的な型成形するステップとを含み得る。本体302の殺菌や研磨などの様々な仕上げのステップが型成形ステップの後に続き得るが、刺激電極300が実質的に完成しており、型成形後に動作可能な状態にあることが理解される。
[0082]図9Aおよび図9Bを参照すると、刺激電極380が示されている。刺激電極380は、リード線のない電極組立体とすることができ、電子機器パッケージ384の周りに位置決めされる(例えば、型成形を介して形成される)筐体382を有する自己充足型の単一ユニット電極組立体を備える。先に詳述しているように、筐体382は、射出成形を含む、オーバーモールドなどの様々な技術を通じて電子機器筐体パッケージ384の周りに形成され得る。筐体382は、刺激を神経42に提供するために患者36との直接的な接触を形成できる通路または接触部分390および392を備え得る。先に詳述したように、接点390、392は、電子機器パッケージ384をオーバーモールドするときに型に含まれ得る。代替で、図5Aに示した電極180、182は、オーバーモールド過程の間に電極180、182の表面が図9Aに示した接触表面390、392を形成するように、プリント回路基板166の上方で延び得る。いずれにせよ、刺激電極380は、患者36に接触して刺激するための2つの接点390、392を備え得る。
[0083]電子機器パッケージ384は、図5Aおよび図5Bに示した電子機器組立体160と実質的に同様または同一であり得る。そのため、電子機器パッケージ384は、先に詳述したように、具体的には流れ図200に関連して詳述したように、患者を刺激するために動作させられてもよい。
[0084]筐体382は、接点390、392の神経42との接触を確保することを可能にするための構成を備えるように形成されてもよい。例えば、筐体382は、隣接する表面または領域から距離398で延びる隆起した領域396を備え得る。隆起した領域396は、図9Bに示しているように、筐体382の両方の側面または2つの側面から延び得る。増加した距離398a、398bによって、神経42に接触するだけの大きさである体積を確保できる。また、先端または端の領域400および402は、神経42に対して刺激電極380を挿入するためのより小さい断面を可能にする。そのため、刺激電極380は、実質的に単一のユニットとして、単一の接続先において神経42に対して挿入されてもよい。
[0085]さらに、患者36の切開45と、神経42に対する解離とは、刺激電極380を単一のユニットとして提供することによって最小限にされ得る。さらに、単一のユニットの寸法、例えば、ケース382の寸法は、約10ミリメートル(mm)から約4センチメートル(cm)(約40mm)までである長さ404を含み得る。さらに、ケーシング382の幅406は約5mmから約20mmまでであり得る。ケース382の最大高さ408は約2mmから約20mmまでであり得る。そのため、ケーシング382の体積は小さくでき、患者36への挿入を容易にすることができる。様々な実施形態において、刺激電極は16,000立方mm(mm)の最大体積を有し得る。
[0086]さらに、ケーシング382は通路410を備え得る。通路410は、患者36からの刺激電極380の容易な取り外しのための縫合糸または他の把持部分の挿入を可能にしてもよい。そのため、刺激電極380は、効率的に、かつ実質的にまたはまったく外傷なしで(例えば、傷つけないように)、使用の後に患者36から除去できる。縫合糸は、残留した外科用品になる可能性を最小限にするのを助けるために、外科スタッフへの装置の存在のリマインダ(つまり、視覚的な指示装置)としても機能し得る。他の取っ手の縫合糸が、刺激電極が患者36内に存在するかまたは存在しないかの視覚的な指示を提供するために着色されてもよい。
[0087]図10を参照すると、刺激電極450が示されている。刺激電極450は、リード線のない電極組立体とでき、先に詳述した電子機器組立体160と同様であり得る電子機器パッケージ456を包囲するケーシング454を有する本体組立体452を備え得る。PCB166が、柔軟な回路基板もしくはフレックス回路として形成され得る延在部もしくは細長体部分460を備えるように、または、その延在部もしくは細長体部分460に接続されるように、形成され得る。フレックス回路460は、柔軟なPCB460の末端466においてPCB166を第1の接点462および第2の接点464と接続させるためにトレースを備え得る。電極接点462、466は、先に詳述したように、電極180、182と相互接続され得る。さらに、3つ以上の電極接点462、464が細長体460に設けられてもよいことが理解されよう。選択される場合、電極接点がケーシング454に設けられ得ることがさらに理解されるものである。
[0088]様々な実施形態によれば、末端466は、神経が接点462、464を通過できるように、神経42に対して位置決めされ得る。例えば、先に詳述したように、切開が神経42に対して行われ、末端466は部分的に解離された神経42の下を通過させられ得る。そのため、2つの接点462、464は、神経42に接触するように提供され得る。この手法では、2つの接点が、神経42の選択された刺激のために、神経42に直接的に接触するように提供される。先に詳述したように、神経の刺激は二相とでき、神経42の刺激の種類を交互にすることを確保するために、選択された時間の期間にわたって交互にされ得る。
[0089]例えば、先に詳述したように、電極は、カソード電極およびアノード電極として選択的および個別に動作できる。そのため、刺激電極450の動作の間、制御装置184は、接点462をアノードとして動作させ、接点464をカソードとして動作させる命令を含み得る。選択された時間の期間の後、接点462がカソードとして動作し、接点464がアノードとして動作するように、動作が切り替えられ得る。この手法では、接点462、464は、設定されたおよび/または所定の時間の期間にわたって、カソードとアノードとの間で切り替えられてもよく、切り替えと切り替えの間に、設定されたおよび/または所定の時間の期間にわたってオフであってもよい。
[0090]様々な実施形態によれば、100ミリ秒にわたって、電極462はカソードとして動作でき、電極464はアノードとして動作でき、次に両方の接点を約100ミリ秒にわたってオフに切り替えることができ、次に100ミリ秒にわたって、接点462はアノードとして動作でき、接点464はカソードとして動作でき、次に両方の接点は、約500ミリ秒などの設定された時間の期間にわたってオフに切り替えることができ、次に処理が繰り返される。そのため、2つの接点462、464を神経42と直接的に接触しておくことで、動作を変える手法における刺激電極450の動作に、刺激電極450の動作の間に神経42の選択された刺激を確保するように試みさせることができる。
[0091]二相および/または切り替えの手法での電極462、464の動作は、制御装置184の記憶装置184bに保存され、処理装置184aで実行される命令に基づき得る。したがって、刺激電極は、命令に従って作動させられると、自動的な手法で動作できる。処理装置は、命令を実行しているとき、記憶装置184bに保存されている命令に記述された所定の動作に従って、選択された電極に電力供給できる。
[0092]図11を参照すると、刺激電極500が示されている。刺激電極500は、リード線のない電極組立体とすることができ、電子機器パッケージ456を収容し得るケーシング454を有する本体502を備える刺激電極450と同様であり得る。電子機器パッケージ456は、先に詳述したように、電子機器組立体160と同様であり得る。電子機器パッケージ456から延びるのは、細長体520とも称される細長い部材とでき、また、回路基板166と直接的に形成され得るか、または、回路基板166と相互接続され得る。細長体520は、柔軟なプリント回路とすることができ、電子機器パッケージ506に形成された電極と接触するためのトレース、または、その電極から延びるトレースを備え得る。しかしながら、細長体520は、第1の電極接点522と、第2の電極接点524と、第3の電極接点526と、第4の電極接点528とを含む複数の電極を備え得る。
[0093]手術的処置の間、細長体520は、図11に仮想的に示されているように、接点520、524、526、および528のすべてまたは選択された数が、神経42と接触するように位置し得る。電極接点522〜528のすべてが神経42と直接的に接触する必要のないことは理解される。制御装置184は、命令を実行することなどにより、作動させられたときに選択された接点の抵抗または負荷に基づいて、どの接点が神経42と接触しているかを決定できる。代替で、制御装置184は、任意の2つの電極522〜528が、選択された負荷または抵抗などで、組織と接触していると決定されている場合、手術開始と共に開ループを段階的な作動で動作させる命令を実行できる。
[0094]先に詳述しているように、制御装置184は、接点の極性を切り替えるなどの選択された手法で、神経42と両方で接触している複数の接点462、464を動作させることができる。同様に、複数の接点522、524、526、および528は、神経42の選択された刺激を確保するために、同様の交互のパターンで動作させられ得る。例えば、電極接点522、524の2つはアノードとして動作でき、接点526、528の2つはカソードとして動作できる。任意の数の電極接点が、選択された時間の期間にわたってカソードまたはアノードとして動作させられてよく、第2の時間の期間の間に交互の動作に切り替えられ得ることがさらに理解されよう。さらに、電極接点が刺激電極500における任意の適切な場所に位置決めされ得るように、電極接点が本体504と細長体520の反対側との両方に位置決めされ得ることが理解されよう。
[0095]様々な実施形態によれば、刺激電極550が、図12に示されており、先に詳述したものと同様の様々な部分および特徴を備えてもよい。刺激電極550は、図示および先に詳述した刺激電極380と同様に、リード線なしの刺激電極組立体であり得る。刺激電極550は、先に詳述したように、電子機器組立体160と同様または同一であり得る電子機器パッケージ54のための筐体を備える本体552を備え得る。電子機器パッケージ554は、制御装置、記憶装置、電極、電源などといった先に詳述したものなど、様々な構成要素を備え得る。電子機器パッケージ554は、第1の電極接点556、第2の電極接点558、第3の電極接点560、および第4の電極接点562を含む1つまたは複数の電極または電極接点へと延びる電極またはリード線を備え得る。電極接点556〜562のすべてが、電子機器パッケージ552に電気的または導電的に接続され得る。
[0096]したがって、刺激電極550は、少なくとも4つの電極556、558、560、および562を備え得る。電極556〜562の各々は、それぞれの電極556〜562の導電性部分同士の間の1つまたは複数の切断や断線などにより、互いから電気的に隔離され得る。筐体552は、選択された非導電性のポリマなどの絶縁材料から形成され得る。そのため、電極556〜562は、筐体部分によって分離されることによって互いから電気的に隔離され得る。5つ以上の電極が提供され得ることがさらに理解される。
[0097]様々な実施形態において、電極は、第1の電極556と第3の電極560とを含み得る第1の電極領域566、および、第2の電極558と第4の電極562を含む第2の電極領域568など、複数の領域において提供されてもよい。しかしながら、刺激電極550の軸570に沿って軸方向に形成されるなど、2つの電極領域566および568を超える数の電極領域が形成されてもよいことが理解されよう。例えば、3つ以上の電極領域が刺激電極550の軸570に沿って形成されてもよい。
[0098]各々の電極領域は、互いから電気的に分離された3つ以上の電極または接点を備え得る。例えば、図12に示しているように、筐体552は、中心軸570の周りに湾曲した外面を有する実質的に円形であり得る。そのため、各々の電極または電極接点は、四分円で形成され、軸570の周りに概して互いから約90°に位置決めされ得る。より少数のより大きい電極よりも大きさの小さい多くの電極を設けるまたは有することは、被験者36に刺激を提供するとき、組織に対して電極の表面における散逸を最小限にできる。先に詳述したように、刺激電極550は、選択された速度、振幅などで刺激を提供するために神経42に近接して位置決めされ得る。そのため、神経42を刺激するために選択された位置に電極を提供することは、刺激をより効率的にすることができ、刺激電極550の適切なまたは選択された耐用期間を確保することができる。
[0099]筐体552を有する刺激電極550は、第1の湾曲した端574と第2の概して平坦な端576とを含むなど、適切な形および/または形状を備えることができる。しかしながら、第2の端が仮想的に示された湾曲した端576’であってもよいことが理解される。そのため、刺激電極550は、第1の湾曲した端574および第2の湾曲した端576’を含めて実質的に対称であってもよい。しかしながら、平坦な端576が、刺激電極550の選択された形状または長さなど、様々な目的のために提供されてもよい。さらに、1つまたは複数の突起580が、筐体552の外部面から延びるように形成され得る。突起520は、手術室などで表面における刺激電極550の回転に抗するのを助け、および、被験者36の組織における固定を助けるために、選択された数および形状で形成され得る。突起580は、神経42の隣に位置決めされるとき、被験者36における刺激電極550の挿入および固定を助けることができる。突起580は、挿入の容易性を可能にするが、引き抜きおよび/または回転に抗するために、棘として形成されてもよい。
[0100]さらに、刺激電極550は、筐体552から延びる1つまたは複数のツマミ582を備えてもよい。ツマミ582は、先に詳述したように、縫合糸と係合するために、または、縫合糸をそれに通すために、貫通孔584を備えてもよい。縫合糸は、刺激電極550を被験者36から除去するために、および/または、刺激電極550が存在することの指示を選択された使用者に提供するために使用され得る。
[0101]さらに、筐体552は、1つまたは複数の透明な部分または窓586を備え得る。透明な窓586は、先に詳述しており、本明細書でさらに詳述するように、光学センサへのアクセスを可能にすることができる。光学センサは、様々な目的のために、刺激電極550の作動において、または、非作動を設定することにおいて、助けるために使用され得る。
[0102]電極または電極区域566および568の各々は、実質的に刺激電極550の筐体552の周りに延び得る。筐体552の周りに延びることで、電極区域566および568は、被験者36内での刺激電極550の選択された位置決めを可能にすることができる。例えば、実質的に筐体552の周りに延びるように電極区域566および568を提供するとき、刺激電極550は、被験者36で位置決めされると、軸570の周りでの刺激電極550の回転に実質的に影響を受けなくなり得る。電極区域566および568の各々は、刺激のために動作する電極または電極接点を有してもよい。そのため、軸570の周りでの刺激電極550の回転は、神経42などの患者36の選択された部分に対して、電極区域566および568における電極の接触を変えることはない。したがって、先に詳述したように、刺激電極380を参照すると、電極または電極接点390、392は、刺激電極380の単一の側など、選択された表面に位置決めされてもよい。しかしながら、様々な実施形態によれば、刺激電極は、刺激電極550に図示されているように、電極領域または電極部分566、568として提供されてもよい。電極部分566、568の各々の電極部分または電極接点は、刺激電極として動作させられてもよい。したがって、刺激電極550は、被験者36内での刺激電極550の位置決めの最中または後の刺激電極550の移動、特に回転の影響を受けにくくなるか、または、実質的に影響を受けなくなり得る。
[0103]先に詳述したものを含む様々な実施形態によれば、刺激電極組立体は、先に詳述した刺激電極380の本体と同様の寸法を有する本体を含むなど、選択された大きさで形成され得る。選択された実施形態の本体から延びる細長体を有することは、患者36の神経42に対する適切な位置または選択された位置に電極接点を位置決めするための複数の選択肢を提供できる。しかしながら、刺激電極は、手術的処置の間、刺激電極の容易で効率的な位置決めを可能にするために、選択された体積で提供されてもよい。
[0104]先に詳述したように、制御装置184は、処理装置184aによって実行できる命令を含み得る記憶装置184bを備え得る。記憶装置184bに保存された命令は、先に詳述したように、電極180、182(または、任意の適切な数の電極)を動作させるための命令を含み得る。そのため、命令は、一定の極性、切り替わる極性、およびパルス式の手法で、一定の電流および電圧の手法、ならびに他の適切な手法で、電極を動作させることができる。そのため、作動させられると、刺激装置は、記憶装置184bに保存された命令に従って動作できる。
[0105]記憶装置184bに保存された命令は、制御装置184が作動されると実質的に自動で実行され得る。したがって、リード線のない電極組立体は、実質的に自律的な手法で動作させられ得る。命令は記憶装置に保存でき、リード線のない電極は、電極組立体160が作動されると命令を実行する処理装置184aによって制御され得る。したがって、様々な実施形態によるリード線のない電極組立体は、リード線のない電極組立体と共に含まれる記憶装置184bに保存された命令を実行することで動作できる。
[0106]そのため、電子機器組立体160に関して先に詳述したものを含む様々な実施形態によるリード線のない電極は、作動されると、刺激パルスを提供するために実質的に自律的および/または自動的に動作できる。自律的な動作は、刺激パルス、タイミングなどの追加の外部制御または外からの制御をまったく伴わない場合もある。例えば、システム16のモニタ20または他の部品は、リード線のない電極組立体の制御なしを提供できる。先に詳述したように、リード線のない電極は、使用者31による作動後にさらなる制御を伴わずに刺激パルスを提供するように作動され得る。さらに、作動構成要素190は、リード線のない電極を配置および除去すること以外では、リード線のない電極との使用者の唯一のインタラクションであり得る。パルスからの刺激信号は、モニタ20で決定および/または表示され得る。
[0107]さらに、命令は、使用者31が変更できないファームウェア命令であり得る。しかしながら、命令は、無線送信プログラミング、ハードウェアプログラミングなど、様々な技術を用いて、使用者31によって記憶装置184bに変更または保存され得る選択可能な命令またはプログラム可能な命令であってもよい。したがって、記憶装置184bへの命令の送信は、使用者31によって提供されてよい。ファームウェアまたは不揮発性の記憶装置は、様々な実施形態を含む、任意の刺激電極組立体の唯一のメモリとして提供され得る。
[0108]しかしながら、様々な実施形態によれば、先に詳述した実施形態を含む刺激電極は、使い捨てのすぐに使えるシステムとして提供される。したがって、選択された処置の間、使用者31は、刺激電極を含むパッケージを開き、刺激電極を作動させ、それから刺激電極を選択された処置のために配置できる。処置を完了した後、刺激電極は適切な手法で除去および廃棄され得る。そのため、処置の間に使用者31によって位置決めされ得る実質的に使い捨てのすぐに使えるシステムとして刺激電極を備えることが選択されてもよい。
[0109]モニタ20に直接的に接続されない刺激構成要素を含む先に詳述したような刺激電極は、様々な手法で動作および/または作動され得る。様々な実施形態によれば、刺激電極を作動させるために、作動構成要素190は刺激電極を作動させるために動作させられてもよい。先に詳述したように、作動させられると、刺激電極は、制御装置184の記憶装置184bに保存された命令に基づくなど、所定の手法で動作できる。
[0110]電子機器組立体160を含む刺激電極の作動は、様々な手法に従って遂行され得る。例えば、刺激電極は、筐体の透明な部分を通じて光を感知するとスイッチとして作用し得る光学センサ190を備え得る。
[0111]一手法では、電子機器組立体160は、光学構成要素190が可視光に曝されると作動され得る。したがって、刺激電極は、光学構成要素190への光の実質的な伝達を許容しない不透明な包装に入れられ得る。包装が除去されると、光学構成要素は、手術室などで可視光に曝されてもよく、これにより電子機器組立体160が作動する。同様に、包装前の段階の間、光学センサ190は、電子機器組立体160を作動停止させるために使用されてもよい。例えば、電子機器組立体160は製造設定において試験されてもよく、光学構成要素190は、電子機器組立体を非作動モードにするために、または、電子機器組立体160を後の使い捨てのために作動可能にするために、選択された周波数の光または点滅パターンに曝されてもよい。そのため、光学スイッチ190は、電子機器組立体160を作動および/または作動停止させるために使用され得る。
[0112]代替または追加の作動構成要素が磁気スイッチを備えてもよい。例えば、様々な実施形態による刺激電極のための包装が、刺激構成要素のための包装に組み込まれてよい。刺激電極のための包装を開くことで、刺激電極に対して磁気部分を移動させることができ、これにより刺激電極が作動することになる。刺激電極は、電子機器組立体160を作動させる押しスイッチまたは他の物理的なスイッチを備えてもよい。他の物理的なスイッチは、刺激電極の作動を引き起こすために、刺激電極において除去または係合され得る引っ張りタブを備えてもよい。
[0113]他の作動構成要素は、直流−直流変換器212に電力供給することを含む電子機器組立体160の作動をもたらし得る、回路基板166において中断され得るループを備えてよい。さらなる物理的スイッチが、刺激電極に含まれ得る食塩水スイッチを備えてもよい。例えば、発泡体の一部分が食塩溶液によって濡らされると、食塩溶液に濡らされたことによって発泡体部分が膨張してスイッチの接触を引き起こすことができる。
[0114]さらなる作動構成要素が、刺激電極組立体が患者内に位置決めされるときに、体液のため、または、神経42との接触のために導電性を検出できる導電性検出スイッチを備えてもよい。さらに、導電性スイッチは、刺激電極の作動を引き起こすために、刺激電極を食塩水または他の導電媒質と接触させることで作動されてもよい。しかしながら、作動構成要素に拘らず、刺激電極が作動されているという作動の証拠は、LED指示装置などで使用者31に提供され得る。作動すると、刺激電極は、制御装置184に従って電力供給でき、神経に近接して位置決めされると、監視システム20による監視のために神経42を刺激することになる。
[0115]例の実施形態は、本開示が完全であり、当業者に範囲を完全に伝えるように提供されている。例えば、作動部分、構成要素、スイッチ、および方法は、本明細書に開示しているように、様々な電極組立体に適用され得る。選択された作動部分は、本明細で詳述した任意の具体的な電極組立体のための任意の具体的な実施形態に限定されない。数多くの特定の詳細が、本開示の実施形態の完全な理解を提供するために、特定の構成要素、装置、および方法の例などとして説明されている。特定の詳細が採用される必要がないことと、例の実施形態が多くの異なる形態で具現化され得ることと、何物も本開示の範囲を限定するように解釈されるべきではないこととは、当業者には明らかとなる。一部の例の実施形態では、よく知られている過程、よく知られている装置構造、およびよく知られている技術は、詳細に記載されていない。
[0116]実施形態の先の記載は、例示および説明の目的のために提供されている。この記載は、徹底したものとなる、または、本開示を限定することは意図されていない。特定の実施形態の個々の要素または特徴は、その特定の実施形態に概して限定されることはなく、適用可能な場合、明確に図示または記載されていなくても、相互に置き換え可能であり、選択された実施形態で使用され得る。それらは、多くの方法において変化させられてもよい。このような変化は、本開示からの逸脱とみなされず、すべてのこのような変更は、本開示の範囲内に含まれることが意図されている。

Claims (28)

  1. 電源、
    作動構成要素、
    記憶装置と処理装置とを備え、信号を設定するために前記作動構成要素によって作動させられるように構成された制御装置であって、前記処理装置は、前記作動構成要素で作動させられると、前記信号を設定するために前記記憶装置に記憶された命令を実行するように自動的に動作する、制御装置、および、
    前記設定された信号に基づいて、選択された組織に電流を送るように構成された電極
    を有する電子機器組立体と、
    少なくとも前記電子機器組立体を内蔵するように構成された筐体と
    を備える自己充足型刺激システム。
  2. 前記筐体から延び、前記電極に電気的に接続された細長い部材と、
    前記電極に電気的に接続された前記細長い部材に形成された電極接点と
    をさらに備える、請求項1に記載のシステム。
  3. 前記電極接点は、選択された幾何学的形状を前記細長い部材の末端に有する、請求項2に記載のシステム。
  4. 前記細長い部材は柔軟な回路であり、
    電極接点は、平坦であり、前記柔軟な回路に形成される、請求項2または3に記載のシステム。
  5. 前記電極接点は複数の電極接点を備え、
    各々の電極接点は、前記柔軟な回路において、前記複数の電極の互いの電極から絶縁されている、請求項2から4のいずれか一項に記載のシステム。
  6. 前記制御装置は、前記複数の電極の各々の電極を個別に電力供給と電力切断との間で切り替えるために前記命令を実行するようにさらに構成される、請求項5に記載のシステム。
  7. 前記筐体に形成された電極接点をさらに備え、
    前記電極は神経に接触するように構成される、請求項1に記載のシステム。
  8. 前記電極接点は、前記筐体の軸の周りに実質的に360°にわたって接点を形成するように前記筐体の周りに延びる、請求項7に記載のシステム。
  9. 前記筐体は約16,000mmの最大容積を有する、請求項1、7、または8のいずれか一項に記載のシステム。
  10. 前記電子機器組立体は、前記制御装置の作動の視覚的信号を提供するように構成された指示装置をさらに備える、請求項1から9のいずれか一項に記載のシステム。
  11. 前記筐体と共に形成されたカフ部材をさらに備え、
    前記カフ部材は、第2のカフ部分に対して移動可能な第1のカフ部分を備え、
    前記第1のカフ部分は第1の縁を備え、前記第2のカフ部分は第2の縁を備え、
    前記第1の縁と前記第2の縁とは、前記筐体の表面に対して約プラス20度から約マイナス20度までの角度に定められる平面において接する、請求項1に記載のシステム。
  12. 前記カフ部材によって少なくとも部分的に包囲された領域内へ延びる第1の電極接点をさらに備える、請求項11に記載のシステム。
  13. 筐体と、
    前記筐体と共に形成されたカフ部材と
    を備え、
    前記カフ部材は、第2のカフ部分に対して移動可能な第1のカフ部分を備え、
    前記第1のカフ部分は第1の縁を備え、前記第2のカフ部分は第2の縁を備え、
    前記第1の縁と前記第2の縁とは、前記カフ部材が閉じられたときに前記第1の縁と前記第2の縁とが接する前記カフ部材を通って延びる平面に対して、約プラス5°〜約プラス20°から約マイナス5°〜約マイナス20°までの角度に定められる開放領域において接する、刺激システム。
  14. 信号を受信するように構成されたモニタと、
    神経と接触して配置されるように構成された、前記カフ部材内の電極接点と、
    信号を駆動する駆動部と、
    前記信号を前記電極接点と前記神経とに送るために前記電極接点から前記駆動部まで延びるリード線と
    をさらに備える、請求項13に記載のシステム。
  15. 前記第1の縁と前記第2の縁とは、前記第1の縁および前記第2の縁の全長に沿って実質的に完全な接触を可能にする相補的な波形状を有するように構成される、請求項13または14に記載のシステム。
  16. 電源、
    作動構成要素、
    信号を送信するために前記作動構成要素によって作動させられるように構成された制御装置、および、
    前記信号を受信すると、選択された組織に電流を送るように構成された電極
    を有する電子機器組立体をさらに備え、
    前記筐体は、前記電子機器組立体を内蔵するように構成される、請求項13から15のいずれか一項に記載のシステム。
  17. 前記第1のカフ部分を移動させるために前記第1のカフ部分に接続されたカフレバーアームをさらに備える、請求項13から16のいずれか一項に記載のシステム。
  18. 前記カフ部材によって少なくとも部分的に包囲された領域内へ延びる電極接点をさらに備え、
    前記電極接点は、前記制御装置によって生成された信号を送るように構成される、請求項13から17のいずれか一項に記載のシステム。
  19. 刺激装置システムを提供する方法であって、
    電源と、作動構成要素と、信号を送信するために前記作動構成要素によって作動させられるように構成された制御装置と、前記信号を受信すると選択された組織に電流を送るように構成された電極とを有する電子機器組立体を形成するステップと、
    前記電子機器組立体を筐体部分内に収容するステップと
    を含む方法。
  20. 前記電子機器組立体を筐体部分内に収容するステップは、前記電子機器組立体の少なくとも一部分をオーバーモールドするステップを含む、請求項19に記載の方法。
  21. 前記電子機器組立体の少なくとも一部分をオーバーモールドするステップは、前記電極の少なくとも一部分を、前記筐体を通じて露出された状態に維持するステップを含む、請求項20に記載の方法。
  22. 前記電子機器組立体の少なくとも一部分をオーバーモールドするステップは、前記電子機器組立体をオーバーモールドした後に、前記電極への電気的接続を有するために電極接点を型の中に提供するステップを含む、請求項20に記載の方法。
  23. 神経を刺激するために、前記電子機器組立体を収容している前記筐体部分を被験者に対して配置するステップをさらに含む、請求項19から22のいずれか一項に記載の方法。
  24. 前記作動構成要素で前記電子機器パッケージを作動させるステップをさらに含む、請求項19から23のいずれか一項に記載の方法。
  25. 前記電子機器組立体を作動させる前記ステップによって前記電極に刺激信号を送信するように前記制御装置を操作するステップをさらに含む、請求項24に記載の方法。
  26. 前記電子機器組立体を作動させるステップは、前記作動構成要素を光エネルギーに曝すステップ、前記作動構成要素を導電媒質に曝すステップ、前記電極における抵抗を検出するステップ、前記作動構成要素を形成する機械スイッチを操作するステップ、前記作動構成要素に対して磁石を移動させるステップ、またはそれらの組み合わせのうちの少なくとも1つを含む、請求項24に記載の方法。
  27. 神経を刺激するために、前記電極と電気的に接続している電極接点を被験者に対して配置するステップをさらに含む、請求項19から26のいずれか一項に記載の方法。
  28. 電極接点を、前記筐体部分から延びる細長い部材に提供するステップをさらに含み、
    前記電極接点は前記電極と電気的に接続している、請求項27に記載の方法。
JP2019511903A 2016-08-31 2017-08-30 神経系の完全性を監視するためのシステム Pending JP2019528140A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US15/252,975 US9955882B2 (en) 2016-08-31 2016-08-31 System to monitor neural integrity
US15/252,975 2016-08-31
PCT/US2017/049422 WO2018045056A1 (en) 2016-08-31 2017-08-30 System to monitor neural integrity

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019528140A true JP2019528140A (ja) 2019-10-10
JP2019528140A5 JP2019528140A5 (ja) 2020-10-08

Family

ID=59846692

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019511903A Pending JP2019528140A (ja) 2016-08-31 2017-08-30 神経系の完全性を監視するためのシステム

Country Status (9)

Country Link
US (3) US9955882B2 (ja)
EP (1) EP3506978B1 (ja)
JP (1) JP2019528140A (ja)
KR (1) KR20190049770A (ja)
CN (1) CN109890454B (ja)
AU (1) AU2017321607A1 (ja)
CA (1) CA3035554A1 (ja)
ES (1) ES2886068T3 (ja)
WO (1) WO2018045056A1 (ja)

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9955882B2 (en) 2016-08-31 2018-05-01 Medtronic Xomed, Inc. System to monitor neural integrity
EP3691525A1 (en) 2017-10-06 2020-08-12 Medtronic Xomed, Inc. Pledget stimulation and recording electrode assemblies
US10729342B2 (en) 2018-02-28 2020-08-04 Medtronic Xomed, Inc. Nerve monitoring and/or stimulation electrode assemblies
WO2019204773A1 (en) 2018-04-19 2019-10-24 Iota Biosciences, Inc. Implants using ultrasonic communication for neural sensing and stimulation
US11890474B2 (en) 2018-04-19 2024-02-06 Iota Biosciences, Inc. Implants using ultrasonic communication for modulating splenic nerve activity
US11969596B2 (en) 2018-08-29 2024-04-30 Iota Biosciences, Inc. Implantable closed-loop neuromodulation device, systems, and methods of use
WO2020249069A1 (zh) * 2019-06-13 2020-12-17 上海交通大学医学院附属第九人民医院 听觉脑干植入体的电生理测试方法及其使用的记录电极
WO2024081119A1 (en) * 2022-10-11 2024-04-18 The Johns Hopkins University Photoacoustic imaging for intraoperative evaluation and treatment of peripheral nerve injuries

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20080132983A1 (en) * 2004-06-10 2008-06-05 Biocontrol Medical, Ltd. Electrode assembly for nerve control
US20100145221A1 (en) * 2008-12-08 2010-06-10 Brunnett William C Nerve electrode
JP2014525288A (ja) * 2011-08-23 2014-09-29 カーディアック ペースメイカーズ, インコーポレイテッド 迷走神経の捕捉を検出するシステムおよび方法

Family Cites Families (31)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6061596A (en) * 1995-11-24 2000-05-09 Advanced Bionics Corporation Method for conditioning pelvic musculature using an implanted microstimulator
US6308105B1 (en) * 1999-07-15 2001-10-23 Medtronic Inc. Medical electrical stimulation system using an electrode assembly having opposing semi-circular arms
US7214197B2 (en) 2001-11-06 2007-05-08 Prass Richard L Intraoperative neurophysiological monitoring system
US7920915B2 (en) * 2005-11-16 2011-04-05 Boston Scientific Neuromodulation Corporation Implantable stimulator
US20070073361A1 (en) * 2005-09-23 2007-03-29 Bioq, Inc. Medical device for restoration of autonomic and immune functions impaired by neuropathy
US20080004673A1 (en) 2006-04-03 2008-01-03 Cvrx, Inc. Implantable extravascular electrostimulation system having a resilient cuff
US9561053B2 (en) * 2007-04-25 2017-02-07 Medtronic, Inc. Implant tool to facilitate medical device implantation
US10076655B2 (en) 2007-09-21 2018-09-18 Koninklijke Philips N.V. Vestibular stimulation system
WO2009064773A1 (en) * 2007-11-14 2009-05-22 Cardiac Pacemakers, Inc. Implantable creatinine sensor and related methods
US8483830B2 (en) * 2008-04-04 2013-07-09 Enteromedics Inc. Methods and systems for glucose regulation
AU2009242500A1 (en) 2008-05-02 2009-11-05 Medtronic, Inc. Self expanding electrode cuff
US9084551B2 (en) 2008-12-08 2015-07-21 Medtronic Xomed, Inc. Method and system for monitoring a nerve
EP2440284B1 (en) * 2009-06-09 2018-09-12 Setpoint Medical Corporation Nerve cuff with pocket for leadless stimulator
US9220885B2 (en) * 2009-12-18 2015-12-29 Ethicon, Inc. Placement devices that enable patients to accurately position medical patches at target locations and methods therefor
US9320901B2 (en) 2010-04-28 2016-04-26 Medtronic, Inc. Stimulation with utilization of non-selected electrode
US8934992B2 (en) * 2011-09-01 2015-01-13 Inspire Medical Systems, Inc. Nerve cuff
US9186501B2 (en) * 2012-06-13 2015-11-17 Mainstay Medical Limited Systems and methods for implanting electrode leads for use with implantable neuromuscular electrical stimulator
EP2903685B1 (en) 2012-10-02 2019-08-07 Cardiac Pacemakers, Inc. Pinch to open cuff electrode
AU2014209228A1 (en) * 2013-01-28 2015-08-13 Reshape Lifesciences, Inc. Energy efficient neuromodulation
US9630013B2 (en) 2013-03-01 2017-04-25 Empi, Inc. Systems and methods for wireless control of noninvasive electrotherapy
US9333361B2 (en) * 2013-10-31 2016-05-10 Boston Scientific Neuromodulation Corporation System and method to automatically incorporate lead information from medical image into programmable user interface
US10080887B2 (en) * 2014-04-29 2018-09-25 Cardiac Pacemakers, Inc. Leadless cardiac pacing devices including tissue engagement verification
US20150328448A1 (en) * 2014-05-13 2015-11-19 Biotronik Ag Electrode element for electromedical therapy in a human or animal body
US10674928B2 (en) * 2014-07-17 2020-06-09 Medtronic, Inc. Leadless pacing system including sensing extension
US9918669B2 (en) 2014-08-08 2018-03-20 Medtronic Xomed, Inc. Wireless nerve integrity monitoring systems and devices
WO2016112398A1 (en) 2015-01-09 2016-07-14 Axonics Modulation Technologies, Inc. Patient remote and associated methods of use with a nerve stimulation system
US10039915B2 (en) 2015-04-03 2018-08-07 Medtronic Xomed, Inc. System and method for omni-directional bipolar stimulation of nerve tissue of a patient via a surgical tool
US11980465B2 (en) 2015-04-03 2024-05-14 Medtronic Xomed, Inc. System and method for omni-directional bipolar stimulation of nerve tissue of a patient via a bipolar stimulation probe
US10339273B2 (en) 2015-11-18 2019-07-02 Warsaw Orthopedic, Inc. Systems and methods for pre-operative procedure determination and outcome predicting
US10445466B2 (en) 2015-11-18 2019-10-15 Warsaw Orthopedic, Inc. Systems and methods for post-operative outcome monitoring
US9955882B2 (en) 2016-08-31 2018-05-01 Medtronic Xomed, Inc. System to monitor neural integrity

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20080132983A1 (en) * 2004-06-10 2008-06-05 Biocontrol Medical, Ltd. Electrode assembly for nerve control
US20100145221A1 (en) * 2008-12-08 2010-06-10 Brunnett William C Nerve electrode
JP2014525288A (ja) * 2011-08-23 2014-09-29 カーディアック ペースメイカーズ, インコーポレイテッド 迷走神経の捕捉を検出するシステムおよび方法

Also Published As

Publication number Publication date
EP3506978A1 (en) 2019-07-10
US20200345258A1 (en) 2020-11-05
EP3506978B1 (en) 2021-08-04
US20180055393A1 (en) 2018-03-01
CA3035554A1 (en) 2018-03-08
US9955882B2 (en) 2018-05-01
US10729343B2 (en) 2020-08-04
KR20190049770A (ko) 2019-05-09
US20180242866A1 (en) 2018-08-30
ES2886068T3 (es) 2021-12-16
WO2018045056A1 (en) 2018-03-08
AU2017321607A1 (en) 2019-03-28
CN109890454B (zh) 2024-01-09
CN109890454A (zh) 2019-06-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2019528140A (ja) 神経系の完全性を監視するためのシステム
JP5410297B2 (ja) 術中刺激のシステム
CN104203129B (zh) 具有神经检测特征结构的外科器械
EP1698373B1 (en) Systems and methods for intra-operative stimulation
US20140073985A1 (en) Stimulation device adapter
JP2010515487A5 (ja)
KR20190049860A (ko) 기기용 원격 제어 모듈
JP2017505169A (ja) 自給式携帯式双極式皮質刺激器
CN105682593B (zh) 刺激装置适配器
US11998337B2 (en) Remote control module for instruments
KR101886933B1 (ko) 스마트 수술도구
JP2016054949A (ja) 神経刺激装置
JP2007260418A (ja) 手術装置

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190508

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200805

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200825

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210630

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20210630

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210924

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20220301