JP2019528058A - 生物活性成分のルーメンバイパス組成物 - Google Patents

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Abstract

本発明は、ルーメンバイパスコーティング/カプセル化マトリックス及び生物活性物質を含有するルーメンバイパス組成物を開示する。より詳細には、本発明は、生物活性物質のためのルーメン安定性/ルーメンバイパスコーティング又はカプセル化マトリックスを開示する。

Description

本発明は、ルーメンバイパスコーティング/カプセル化マトリックス及び生物活性物質を含有するルーメンバイパス熱安定性組成物を開示する。より詳細には、本発明は、生物活性物質のためのルーメン安定性/ルーメンバイパスコーティング又はカプセル化マトリックスを開示する。
ルーメン発酵は、水素化によって不飽和脂質を破壊しながら炭水化物及びタンパク質の栄養価を低下させ、また実質的に発酵酵素を含む細菌によって反芻動物に経口投与される保護されていない生物活性剤を分解する。
牛又は羊のような反芻動物では、アミノ酸及びビタミン等の生物活性物質を直接経口投与すると、発酵酵素を含む細菌故に、それらの物質のほとんどがルーメン内で分解されるため、それらの物質は有効に利用/吸収されない。従って、生物活性物質を分解することなくルーメンをバイパスさせ、反芻動物の健康及び生産性を向上するために、生物活性物質を後の消化管において効果的に消化及び吸収させることが重要である。例えば、ウシのルーメン内の細菌は、リジン及びメチオニン等のアミノ酸を容易に副生成物へと分解又は代謝するため、バイオマスが腸に到達したときに、動物による吸収のためのアミノ酸が残っていない。
ルーメンは反芻動物の4つの消化室の中で最大であり、ルーメン内に存在する微生物は約10〜30時間又はそれ以上の期間にわたって発酵プロセスによって食物を分解する。摂取されたタンパク質材料の大部分は、ルーメンの微生物によって栄養素として使用される可溶性ペプチド及びアミノ酸にルーメン内で分解される。ルーメンの内容物は、微生物と一緒に次の消化室に進む。内容物が皺胃及び腸に入ると、微生物の塊は消化され、反芻動物にタンパク質及びアミノ酸が提供される。従って、活性剤が吸収部位で生物学的に利用可能なままであることができ、それによって反芻動物がその生産性を増大させる、例えば量の増加、牛乳、食肉の質の向上等が可能であるように、反芻動物と一緒に使用するように設計されるべき栄養素及び医薬品は、微生物作用及びpHの影響から保護されなければならない。
アミノ酸、ビタミン、ミネラル等の生物活性成分を、熱を含むルーメン分解及び化学処理、カプセル化及びコーティング等から保護するように設計された方法論に関する入手可能な文献が豊富にある。
これらの方法論に関する最も初期の文献としては米国特許第3959493号が挙げられ、これは少なくとも14個の炭素原子を有する脂肪族脂肪酸を用い、当該脂肪酸はルーメン分解に対して耐性であるために栄養素へのコーティングとして適用されるルーメンバイパスシステムを開示する。次いで、活性剤は、皺胃及び/又は腸内に送達され、そこで脂肪酸は、そのルーメン後環境において減少する。
米国特許第5093128号は、脂肪及びカルシウム系製品を含む小ビーズ栄養素コーティングを記載している。コーティングされた反芻動物用栄養素は、動物の取り扱い又は咀嚼の際の亀裂又は磨耗という欠点がある。更に別の米国特許第5807594号は、ルーメン保護担体に塩化コリン組成物をカプセル化することによって反芻動物における体重増加及び飼料効率の改善を試みた。この発明での使用に適したカプセル化材料又はコーティング材料としては、とりわけ、硬化油、モノグリセリド及びジグリセリド、ワックス、並びに種子油が挙げられる。これらのカプセル化材料は全て熱的に不安定である。
米国特許出願公開第20020127259号は、(i)式C17NRR’(式中、R及びR’は、式CH(CHCOOを有する脂肪酸であり、nは4〜22である)を有する変性レシチン、及び(ii)当該レシチンが環境による酸化から活性剤を保護するために有効な量で存在する活性剤を含む組成物を提供することを示唆する。
上記から明らかなように、生物活性物質を含有する反芻動物用飼料添加物を、高融点脂肪酸、硬化動物油、及び硬化植物油等の保護物質でコーティングすることが文献中で提案されている。しかしながら、これらの油脂でコーティングされた粒子は、ルーメン内だけでなく、皺胃及びその後の消化管内でも安定してないため、生物活性物質を皺胃及びその後の消化管内で放出することを困難にする。これらのコーティング方法に伴う問題は、高価であること、安定性及び粘着性である故の飼料との混合適性である。それらも熱的に不安定である。
米国特許第4808412号は、塩基性ポリマーと共に分子状に分散された生物活性物質を含有する、反芻動物への経口投与のためのルーメン後有効組成物を報告している。
米国特許第3,959,493号公報 米国特許第5,093,128号公報 米国特許第5,807,594号公報 米国特許出願公開第20020127259号公報 米国特許第4,808,412号公報
上記に照らして、当技術分野において、生物活性物質の送達のための熱安定性、ルーメン安定性/ルーメンバイパスコーティング又はマトリックスを提供することが依然として必要であり、これは、簡単で、費用効果的、好適で非粘着性かつ非吸湿性であり、ルーメンをバイパスすることにより活性物質を送達するものである。
一態様において、本発明は、生物活性物質、例えば、食品/飼料成分、医薬品、ホルモン、栄養成分、機能性食品、ビタミン、反芻動物/適用のためのミネラル及びこれらの組み合わせをカプセル化/包埋するためのルーメンバイパスコーティング/マトリックス組成物を提供する。
本発明によるルーメンバイパス組成物は、ルーメン内で安定であり、従ってルーメンをバイパスして、反芻動物の消化系の次の区画に移動する。ルーメンバイパス組成物は、重弁胃及び皺胃においては不安定であり、そこでコーティング/マトリックスが崩壊して吸収のために生物活性成分を放出する。本発明の組成物は、非粘着性且つ非吸湿性であり、熱的に安定であるため、これにより飼料への適用に適するものとなる。本発明の組成物は、低コストの原材料及び容易な製造プロセスと関連するため、費用効果的でもある。
本発明によるルーメンバイパス/安定性コーティング/マトリックスは、コーティング/マトリックス形成化合物/成分、硬化剤、及び所望により酸から構成される。
コーティング/マトリックス形成成分は、オレオレジン、オレオガムレジン、ガムレジン、油、植物油、鉱油、ロジン、脂質、脂肪、遊離脂肪酸、スラッジ、使用済みオレオレジン(Oleoresin spent)、遊離脂肪酸留出物、及び/又はワックスから選択されてよい。硬化剤は、金属水酸化物、金属酸化物、金属炭酸塩、金属塩化物、金属キレート、及び/又は金属リン酸塩から選択される。酸は、有機酸又は無機酸から所望により選択されてよい。
上記実施形態によると、脂質成分は、使用済みオレオレジン、脂肪酸、パームステアレート(非水素化及び水素化)、遊離脂肪酸留出物、パーム脂肪酸留出物、スラッジ、残油、ワックス及びその他の脂質成分等の石油精製所及び植物化学物質精製産業の副産物から選択されるが、これらに限定されない。
生物活性成分は、食品/飼料成分、医薬品、ホルモン、生物学的製剤、ビタミン、ミネラル、栄養補助化合物/成分、栄養化合物/成分、サプリメント/添加剤、他の有益な成分、及びこれらの組み合わせから選択されてよい。
別の態様では、組成物に関与するコーティングは、ルーメン内の活性成分の望ましい保護を得るための単一又は複数のコーティングである。
別の態様では、活性成分は最初に造粒され、次にコーティングされる。不活性成分/賦形剤は、乳化剤、可溶化剤、バイオアベイラビリティ向上剤、徐放性向上剤、安定剤、酸化防止剤(コハク酸、マレイン酸、フミン酸、フマル酸を含むがこれらに限定されない)、緩衝液(例えば、リン酸緩衝液、酢酸緩衝液)、酸化防止剤(例えば、BHA、TBHQ、BHT)、その他承認されている賦形剤を単独で、又は組み合わせて含有してよい。
別の態様では、本発明は、ルーメン安定性/ルーメンバイパス組成物を調製するためのより簡単な製造プロセスを提供する。
熱湯中における、市場で現在入手可能な製品と比較した本発明のコーティング製品の熱安定性を示す図である。
本発明は、生物活性物質を包埋/カプセル化するためのルーメン安定性/ルーメンバイパスコーティング又はマトリックス組成物に関する。
一実施形態では、最終ルーメンバイパス組成物中のルーメンバイパスコーティング/マトリックスは、0.5〜99.5%の範囲である。
別の実施形態では、最終ルーメンバイパス組成物中の生物活性成分/物質は0.5〜99%の範囲である。
本発明は、マトリックス形成化合物/成分、硬化剤、及び所望により酸を含むルーメンバイパスコーティング又はマトリックス組成物を記載する。
従って、
a)0.5〜99.50%の量のマトリックス形成化合物/成分と;
b)0.5〜99.5%の量の硬化剤と;
c)所望により0.5〜6%の量の酸と;
を含む、生物活性物質を包埋/カプセル化するためのルーメン安定性/ルーメンバイパスコーティング又はマトリックス組成物。
一実施形態では、マトリックス形成化合物/成分は、オレオレジン、使用済みオレオレジン、オレオガムレジン、ガムレジン、レジン、ロジン、脂質、脂肪、脂肪酸、脂肪酸留出物、パームステアリン、残油、スラッジ、使用済みオレオレジン、鉱油、植物油、母液及び/若しくはワックス又は食品及び農産業の副産物から選択される。
マトリックス形成化合物/成分は、植物及び動物の精製抽出物、半精製抽出物若しくは粗抽出物、又はそれぞれの産業の副産物中にあってよい。
上記実施形態によると、オレオレジン、オレオガムレジン、ガムレジン、脂肪酸留出物、ワックス、又はロジンは、これらに限定しないが、ウコン(Curcuma longa)、ボスウェリア・セラータ(Boswellia serrata)、バコパ・モンニエリ(Bacopa monnieri)、マリーゴールド、ショウガ、スペインカンゾウ(Glycyrrhiza glabra)、シナモン種、ターミナリア・チェブラ(Terminalia chebula)、コガネバナ(Scutellaria baicalencis)、フランスカイガンショウ(Pinus pinaster)(海岸松樹皮)、ワカバキャベツヤシ(Euterpe oleracea)、アセンヤクノキ(Acacia catechu)、シリバム・マリアナム(Silybum marianum,)、ヤドリギ(Viscum album)、ザクロ(Punica granatum)、チャノキ(Camellia sinensis)(緑茶)、生コーヒー豆、コミフォラ(Commiphora)(ムクル)、ナンバンサイカチ(Cassia Fistula)、カリカパパヤ(Carica papaya)、センテラ・アジアチカ(Centella asiatica)、セイロンニッケイ(Cinnamomum zeylanicum)、シッサス・クアドラングラリス(Cissus quadrangularis)、オリヅルラン(Chlorophytum tuberosum)、ガジュツ(Curcuma zedoaria)、クスリウコン(Curcuma xanthorrhiza)、アンマロク(Emblica officinalis)、ムラサキフトモモ(Eugenia jambolana)、エウリコマ・ロンギホリア根(Eurycoma longifolia Root)、ガルシニア・カンボジア(Garcinia cambogia)、ガルシニア・マンゴスチン(Garcinia mangostana)、ギムネマ・シルベスタ(Gymnema sylvestre)、インディゴフェラ・チンクトリア(Indigofera Tinctoria)、ツルレイシ果実(Momordica charantia Fruit)(カモミール)、ヤエヤマアオキ(Morinda citrifolia)、ワサビノキ(Moringa oleifera)、ハッショウマメ(Mucuna pruriens)、コショウ果実(Piper nigrum Fruit)、キダチコミカンソウ(Phyllanthus niruri)、サラシアマルメロ(Salacia oblonga)、コタラヒムブツ(Salacia reticulata)、スファランサス・インディクス(Sphaeranthus indicus)、シダ・コルディフォリア(Sida cordifolia)、マンジュギク花(Tagetes erecta Flower)、タマリンド(Tamarindus indica)、アルジュナ(Terminalia arjuna)、ターミナリア・チェブラ(Terminalia chebula)、ハマビシ(Tribulus terrestris)、フェヌグリーク(Trigonella foenum−graecum)、トリファラ(Triphala)、アシュワガンダ(Ashwagandha)、レスベラトロール、ヒペリシン、アサイー、ビルベリー、ラズベリー、クランベリー、ブドウ種子、マンゴスチン、ノニ(Noni)、オリーブ、ザクロ、ビーツ、コーパルレジン(Copal resin)、コミフォーラ・ミーラ(Commiphora myrrha)レジン、松脂、パーム脂肪酸留出物、ヒマワリ脂肪酸留出物、ココヤシ油スラッジ、ココヤシ油脂肪酸留出物、ライスワックス、ヒマワリワックス、残油、パームステアリン、石蝋、パラフィンワックス等から選択された植物の粗抽出物又は分画抽出物/副産物である。
上記実施形態によると、脂質成分は、使用済みオレオレジン、脂肪酸、遊離脂肪酸留出物、油、鉱油、植物油、パーム脂肪酸留出物、スラッジ、パームステアリン、石油精製所由来のワックス、例えば、ライスワックス、ヒマワリワックス等及びその他の脂質成分等の石油精製所及び植物化学物質精製産業の副産物から選択されるが、これらに限定されない。
好ましくは、マトリックス形成化合物/成分は、パーム脂肪酸留出物又は遊離脂肪酸又はパームステアリン又はライスワックスから選択される。
後続の実施形態では、硬化剤は、水酸化カルシウム(Ca(OH))/酸化カルシウム、水酸化マグネシウム(Mg(OH))/酸化マグネシウム(MgO)、塩化マグネシウム(MgCl2)、水酸化亜鉛(Zn(OH))/酸化亜鉛(ZnO)、及び水酸化鉄(Fe(OH))/酸化鉄(FeO)、塩化カルシウム(CaCl)/炭酸カルシウム(CaCO)、塩化マグネシウム(MgCl)/炭酸マグネシウム(MgCO)、リン酸二カルシウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等の金属/無機水酸化物/酸化物/炭酸塩/塩化物/リン酸塩から選択されるが、これらに限定されない。最も好ましい金属塩は水酸化カルシウム(Ca(OH))である。
本発明によると、脂肪酸と共に金属/無機塩/水酸化物/酸化物を使用することにより、熱的に安定な硬質コーティング層が得られる。更に、活性成分はプロセス中にコーティングされ、それによって動物による取扱い又は咀嚼中の亀裂又は摩耗の可能性を排除する。
マトリックス/カプセル化形成天然化合物は、金属/無機塩及び所望により酸と反応すると、生物活性物質上に硬質コーティング/マトリックスを形成する。硬化している間、マトリックスはプロセス中に活性成分を包埋/コーティングする。コーティング/マトリックスは、ルーメン内に存在する微生物、pHの影響を受けず、従ってルーメン内で安定であり、これにより活性物質のルーメンバイパスをもたらす。同時に、コーティング/マトリックスは、重弁胃及び皺胃においては不安定であり、それにより吸収のために活性成分を放出する。コーティングは熱的にも安定であるため、供給材料のペレット化の前に供給材料と混合するのに適している。
任意の実施形態では、コーティング/マトリックスは、プロピオン酸、クエン酸、フマル酸、コハク酸、マレイン酸等の有機酸並びに塩酸及びリン酸等の無機酸から選択されるがこれらに限定されない酸を含有する。
更なる実施形態では、本発明のルーメンバイパスコーティング/マトリックス組成物は所望により、pH調整剤、安定剤、酸化防止剤(コハク酸、マレイン酸、フミン酸、フマル酸を含むが、これらに限定されない)、緩衝液(例えば、リン酸緩衝液、酢酸緩衝液)、酸化防止剤(例えば、BHA、TBHQ、BHT)を含有してよい。
一実施形態では、活性成分は、固体(粉末、顆粒、結晶)、半固体、又は液体の形態である。
上記実施形態による活性成分は、天然化合物、天然抽出物、天然活性化合物、植物化学物質、医薬品、ホルモン、機能性食品、飼料サプリメント/添加物、ワクチン、生物学的製剤、栄養成分、ビタミン、ミネラル、成長促進剤、性能向上剤、農業食品成分、オメガ3脂肪酸、オメガ6脂肪酸、タンパク質、アミノ酸、及び反芻動物が要求する全ての成分から選択されてよいが、これらに限定されない。造粒の間、賦形剤は上記のように組み込まれてもよい。
植物化学物質含有成分は、ポリフェノール、フェノール酸、フラボノイド、テルペン、セスキテルペン(sesqueterpene)、テルピノイド、植物ステロール、タンニン、アルカロイド、カロチン、プテロスチルベン、ケトン、キノン、アミノ酸、ペプチドを、単独で、又は組み合わせて含有する溶媒抽出物から選択されるが、これらに限定されない。
植物化学物質は、単独で、又は組み合わせたポリフェノール、フェノール酸、フラボノイド、テルペン、テルピノイド、植物ステロール、タンニン、アルカロイド、カロチン、プテロスチルベン、キノン、アミノ酸、ペプチドから選択されるが、これらに限定されない。
植物化学物質は、単独で、又は組み合わせたルテイン、カフェイン、レスベラトロール、ベルベリン、95%クルクミノイド、ジンゲロール、バコサイド、ボスウェリア酸、クロロゲン酸、キサントフィル、アスタキサンチン、ゼアキサンチン、フコキサンチン、クエルセチン、ポリコサノール(policosonal)、シリマリン、バイカリン、ピクノジェノール、コエンザイムQ10、トコフェロールに限定されない、全ての疎水性天然化合物及び親水性天然化合物から選択される。
ビタミンは、単独で、又は組み合わせたビタミンA、ビタミンB(B1、B2、B3、B5、B6、B7、B9、B12)、ビタミンC、ビタミンE、ビタミンD、ビタミンK1、ビタミンK2、ビタミンK7、葉酸等の水溶性ビタミン及び脂溶性ビタミンから選択されるが、これらに限定されない。
ミネラルは、単独で、又は組み合わせたカルシウム、マグネシウム、亜鉛、鉄、セレン、クロム、マンガン、ヨウ素、コバルト、銅、リン、及びそれらの塩から選択されるが、これらに限定されない、全ての多量及びミクロ/微量ミネラルである。
当該生物活性成分は、単独で、又は組み合わせた性能向上剤、ホルモン、成長サプリメント、栄養素、ビタミン、ミネラル、タンパク質、酪酸ナトリウム等のアミノ酸、ヨウ素、尿素、鉄、カルシウム、クロム、セレン、リジン、メチオニン、リジン、アミノ酸(メチオニン、リジン)、タンパク質、ビタミン、ミネラル、酵素、L−カルニチン等、全ての微量ミネラル、ミクロミネラル、多量ミネラル、ビタミン、薬物から選択されるが、これらに限定されない。ルーメンバイパスを必要とする全ての成分も含まれる。
当該活性成分は更に、MSM、アミノ酸、グルコサミン、コンドロイチン硫酸、アルファリポ酸、オメガ3脂肪酸、遊離脂肪酸、オメガ6脂肪酸、MCT、コリン、ナイアシン、L−アルギニン、アセチル、L−カルニチン、グルタチオンから選択される。
一実施形態では、活性成分は、カプセル化マトリックス中に可溶化されるか、又はマトリックス中に均一に懸濁するか、又はマトリックスで一重/二重/多重コーティングされてよい。最も好ましいのは多重コーティングである。コーティングは、パンコータ、流動床コータ、プラネタリーミキサ、従来のコータ、自動コーティング麻疹等の現在利用可能なコーティング装置/技術を使用して行うことができる。
別の実施形態では、組成物は、湿潤剤、香味剤、甘味剤、分散剤、滑剤(glident)、流動性向上剤、防腐剤、安定剤、pH安定剤、酸化防止剤等の認可された賦形剤を含有する。
上記実施形態によると、ルーメンバイパスマトリックスは、後の吸収のために、重弁胃及び皺胃において低pHでの解離/加水分解で活性成分を放出する。好ましくは、ルーメンバイパスを必要とする活性成分は、組成物の製造プロセス中にマトリックス中に包埋/カプセル化されるか、又はコーティングされる。最終製剤は、結晶、ペレット、錠剤、ゲル、又は顆粒であってよい。最も好ましい製剤は顆粒である。
上記実施形態によると、ルーメンバイパスを必要とする活性成分は、コーティングが1回又は複数回であってよいプロセスの間に、ルーメンバイパスマトリックス又はコーティングマトリックスでコーティングされる。コーティングは任意のコーティング装置を使用して行うことができる。
更なる実施形態では、本発明の組成物は、反芻動物を健康にし、様々な家畜病から予防し、治療するために使用される。組成物は更に、栄養素、医薬品、機能性食品、ホルモン、漢方薬、オメガ3脂肪酸、オメガ6脂肪酸、タンパク質、アミノ酸、ビタミン、ミネラル、性能向上剤、成長促進剤、有機酸、受精促進剤等を送達するためにも使用できる。
本組成物は、肉及び牛乳を含むがこれらに限定されない動物性食品を、栄養素、機能性食品、植物化学物質(例えば、ルテイン、ゼアキサンチン)、オメガ3脂肪酸、オメガ6脂肪酸、DHA、EPA、天然色素、香味剤、アミノ酸、ビタミン、ミネラル等の生物活性成分で強化するために使用できる。
一実施形態では、本発明の組成物は、固体、懸濁液、ゲル、顆粒、ペレット、及び半固体製剤等に製剤化されてもよい。
一実施形態では、本発明の組成物は、バイオアベイラビリティを改善し、治療効果を改善し、用量、投与頻度を減少させ、動物の服薬遵守を高める等の治療上及び安全上の利点のために他の技術と組み合わせることができる。
別の実施形態では、本発明は、
1)コーティング装置/プラネタリーミキサを洗浄し、必要量の顆粒活性成分を添加する工程と;
2)所望により、工程(1)のミキサ内の内容物を加熱する工程と;
3)予熱したカプセル化マトリックス/コーティング材料を工程(2)のコーティング装置に添加する工程と;
4)所望により内容物を加熱する工程と;
5)工程(3)の混合物を均一に分配するためによく混合する工程と;
6)所望により、有機酸又は無機酸を工程(5)の混合物に添加する工程と;
7)混合しながら工程(6)の混合物に硬化剤を添加する工程と;
8)よく混合して、顆粒活性成分を包埋しているコーティング材料でコーティングされた易流動性乾燥顆粒を得る工程と;
9)1回又は複数回、工程(1)〜(7)を繰り返して、ルーメンバイパス顆粒製品を得る工程と;
を含む、ルーメンバイパスコーティング/マトリックス組成物の製造方法を提供する。
注:事前造粒は、必要な賦形剤と組み合わせることができる場合、特定の粉末活性成分に必要とされる場合がある。
代替実施形態では、
a)必要量の生物活性物質(結晶又は顆粒又は賦形剤と共に事前に造粒されたもの)を洗浄済みコーティング装置に添加する工程と;
b)所望により予熱されたコーティング/マトリックス形成成分の任意の酸とのプレミックスを工程(a)のコーティング装置に添加/噴霧する工程と;
c)工程(a)の生物活性物質に工程(b)のプレミックスを均一に分配するためによく混合する工程と;
d)混合しながら硬化剤を添加/噴霧する工程と;
e)よく混合して、活性成分を包埋しているマトリックス複合体でコーティングされた易流動性乾燥顆粒を得る工程と;
f)二重コーティング又は多重コーティングの場合には工程(a)〜(e)を繰り返して、ルーメンバイパスコーティング/マトリックス組成物を得る工程と;
を含む、ルーメンバイパスコーティング/マトリックス組成物の製造方法。
上記実施形態のいずれかによると、本発明の組成物は、反応器、シグマミキサ、プラネタリーミキサ、ミキサ、従来のコーティング装置、造粒機、ペレタイザ、抽出装置、押出機、粉末噴霧装置等を使用することによって調製できる。
実施例1;メチオニン製剤の組成
Figure 2019528058
コーティング装置を用いたルーメンバイパスメチオニン製剤の製造方法
1.コーティング装置にメチオニン顆粒を添加し、続いて機械を始動させる工程;
2.工程(1)の内容物にパーム脂肪酸留出物/パームステアリンをゆっくり添加/噴霧する工程;
3.工程(2)の内容物を均一に分配するためによく混合する工程;
4.混合しながら水酸化カルシウムを添加/噴霧する工程;
5.よく混合して、易流動性コーティング顆粒を得る工程;
6.過剰な水酸化カルシウムを除去するために篩過する工程;及び
7.異なるHDPE容器又は好適なパッケージ材料に充填する工程。
実施例2;メチオニン/リジン製剤の組成:二重コーティングメチオニン/リジン製剤
工程a:第1のコーティング
Figure 2019528058
メチオニン/リジン製剤の製造方法
1.コーティング装置にメチオニン/リジン顆粒を添加し、続いて機械を始動させる工程;
2.工程(1)の内容物に予熱したパーム脂肪酸留出物をゆっくり添加/噴霧する工程;
3.工程(2)の内容物を均一に分配するためによく混合する工程;
4.混合しながら水酸化カルシウムを添加/噴霧する工程;
5.よく混合して、易流動性コーティング顆粒を得る工程;
6.過剰な水酸化カルシウムを除去するために篩過する工程;
7.次のコーティングのために異なるHDPE容器又は好適なパッケージ材料に充填する工程。
注:ライスワックスをパーム脂肪酸留出物の代わりに使用してもよい。
工程b:第2のコーティング
Figure 2019528058
1.コーティング装置に一重コーティングしたメチオニン/リジン顆粒を添加し、続いて機械を始動させる工程;
2.工程(1)の内容物に予熱したパーム脂肪酸留出物をゆっくり添加/噴霧する工程;
3.工程(2)の内容物を均一に分配するためによく混合する工程;
4.混合しながら水酸化カルシウムを添加/噴霧する工程;
5.よく混合して、易流動性コーティング顆粒を得る工程;
6.過剰な水酸化カルシウムを除去するためにミックスを篩過する工程;
7.異なるHDPE容器又は好適なパッケージ材料に充填する工程。
注:望ましいルーメンバイパスを達成するために、工程b)を複数回のコーティングのために繰り返してもよい。
二重コーティングメチオニン用の最終組成物:
Figure 2019528058
実施例3;ビタミン製剤用組成物
Figure 2019528058
コーティング装置を用いた徐放性ナイアシン製剤の製造方法
1.コーティング装置にナイアシン顆粒を添加し、続いて機械を始動させる工程;
2.工程(1)の内容物に予熱したパーム脂肪酸留出物をゆっくり添加/噴霧する工程;
3.工程(2)の内容物を均一に分配するためによく混合する工程;
4.混合しながら水酸化カルシウムを添加/噴霧する工程;
5.よく混合して、易流動性コーティング顆粒を得る工程;
6.過剰な水酸化カルシウムを除去するために篩過する工程;及び
7.異なるHDPE容器又は好適なパッケージ材料に充填する工程。
実施例4;ナイアシン製剤の組成:二重コーティングナイアシン製剤
工程a:第1のコーティング
Figure 2019528058
徐放性ナイアシン製剤の製造方法
1.コーティング装置にナイアシン顆粒を添加し、続いて機械を始動させる工程;
2.工程(1)の内容物に予熱したパーム脂肪酸留出物をゆっくり添加/噴霧する工程;
3.工程(2)の内容物を均一に分配するためによく混合する工程;
4.混合しながら水酸化カルシウムを添加/噴霧する工程;
5.よく混合して、易流動性コーティング顆粒を得る工程;
6.過剰な水酸化カルシウムを除去するために篩過する工程;
7.次のコーティングのために異なるHDPE容器又は好適なパッケージ材料に充填する工程。
注:ライスワックスをパーム脂肪酸留出物の代わりに使用してもよい。
工程b:第2のコーティング
Figure 2019528058
1.コーティング装置に一重コーティングしたナイアシン顆粒(工程a)を添加し、続いて機械を始動させる工程;
2.工程(1)の内容物に予熱したパーム脂肪酸留出物をゆっくり添加/噴霧する工程;
3.工程(2)の内容物を均一に分配するためによく混合する工程;
4.混合しながら水酸化カルシウムを添加/噴霧する工程;
5.よく混合して、易流動性コーティング顆粒を得る工程;
6.過剰な水酸化カルシウムを除去するためにミックスを篩過する工程;
7.異なるHDPE容器又は好適なパッケージ材料に充填する工程。
注:望ましいルーメンバイパスを達成するために、工程b)を複数回のコーティングのために繰り返してもよい。
二重コーティングメチオニン用の最終組成物:
Figure 2019528058
実施例5:EPA及びDHA製剤の組成:肉及び牛乳の強化のための多重コーティングがコーティングされたEPA及びDHA製剤
工程a:第1のコーティング
Figure 2019528058
徐放性EPA及びDHA製剤の製造プロセス
1.コーティング装置にEPA及びDHA顆粒を添加し、続いて機械を始動させる工程;
2.工程(1)の内容物に予熱したパーム脂肪酸留出物をゆっくり添加/噴霧する工程;
3.工程(2)の内容物を均一に分配するためによく混合する工程;
4.混合しながら水酸化カルシウムを添加/噴霧する工程;
5.よく混合して、易流動性コーティング顆粒を得る工程;
6.過剰な水酸化カルシウムを除去するために篩過する工程;
7.次のコーティングのために異なるHDPE容器又は好適なパッケージ材料に充填する工程。
注:ライスワックスをパーム脂肪酸留出物の代わりに使用してもよい。
工程b:第2のコーティング
Figure 2019528058
1.コーティング装置に一重コーティングEPA及びDHA(工程a)を添加し、続いて機械を始動させる工程;
2.工程(1)の内容物に予熱したパーム脂肪酸留出物をゆっくり添加/噴霧する工程;
3.工程(2)の内容物を均一に分配するためによく混合する工程;
4.混合しながら水酸化カルシウムを添加/噴霧する工程;
5.よく混合して、易流動性コーティング顆粒を得る工程;
6.過剰な水酸化カルシウムを除去するためにミックスを篩過する工程;
7.異なるHDPE容器又は好適なパッケージ材料に充填する工程。
注:望ましいルーメンバイパスを達成するために、工程b)を複数回のコーティングのために繰り返してもよい。
二重コーティングメチオニン用の最終組成物:
Figure 2019528058
実施例6:メチオニンルーメンバイパスの多重コーティング組成物
Figure 2019528058
多重コーティングされたメチオニンルーメンバイパス製剤の製造プロセス:
1.洗浄済みコーティング装置/プラネタリーミキサに必要量のメチオニン顆粒を添加する工程;
2.所望により、工程(1)の内容物を加熱する工程;
3.工程(2)の内容物に予熱したパームステアリン/脂肪酸を添加する工程;
4.所望により、工程(3)の内容物を加熱する工程;
5.工程(4)の内容物を均一に分配するためによく混合する工程;、
6.混合しながら水酸化カルシウムを添加する工程;
7.よく混合して、メチオニンを包埋しているコーティング材料でコーティングされた易流動性乾燥顆粒を得る工程;
8.5回、工程(1)〜(7)を繰り返して、メチオニンルーメンバイパス多重コーティング顆粒製品を得る工程。
顆粒安定性の試験
顆粒は、8時間(ルーメン内での飼料の保持時間)活性成分を放出することなく安定していると予想される。水中でのメチオニン顆粒の安定性(6.5〜7であるルーメンのpHを考慮する)は、50RPMで連続的に撹拌しながら水中で濃度1mg/mlのメチオニンルーメンバイパス製剤を添加することによって行った。試料を定期的に(0、1、2、3、4、5、6、7、8時間)収集し、メチオニン含有量について分析した。8時間まで活性成分の放出は観察されなかった。
実施例7;実施例6に記載の手順を使用することによる、多重コーティングリジンルーメンバイパスの組成物
Figure 2019528058
顆粒安定性の試験
顆粒は、8時間(ルーメン内での飼料の保持時間)活性成分を放出することなく安定していると予想される。水中でのリジン顆粒の安定性は、50RPMで連続的に撹拌しながら水中で濃度1mg/mlのリジンルーメンバイパス製剤を添加することによって行った。試料を定期的に(0、1、2、3、4、5、6、7、8時間)収集し、リジン含有量について分析した。8時間まで活性成分の放出は観察されなかった。
実施例8;酪酸ナトリウムルーメンバイパスの組成物

Figure 2019528058
顆粒安定性の試験
顆粒は、8時間(ルーメン内での飼料の保持時間)活性成分を放出することなく安定していると予想される。水中での酪酸ナトリウム顆粒の安定性は、50RPMで連続的に撹拌しながら水中で濃度1mg/mlの酪酸ナトリウムルーメンバイパス製剤を添加することによって行った。試料を定期的に(0、1、2、3、4、5、6、7、8時間)収集し、酪酸ナトリウム含有量について分析した。8時間まで活性成分の放出は観察されなかった。このことは、本製品がルーメン内で8時間安定していることを示している。
実施例9;ルテインルーメンバイパスの組成物
Figure 2019528058
顆粒安定性の試験
顆粒は、8時間(ルーメン内での飼料の保持時間)活性成分を放出することなく安定していると予想される。水中でのルテイン顆粒の安定性は、50RPMで連続的に撹拌しながら水中で濃度1mg/mlのルテインルーメンバイパス製剤を添加することによって行った。試料を定期的に(0、1、2、3、4、5、6、7、8時間)収集し、ルテイン含有量について分析した。8時間まで活性成分の放出は観察されなかった。このことは、本製品がルーメン内で8時間安定していることを示している。
実施例10;ビタミンB12ルーメンバイパスの組成物
Figure 2019528058
顆粒安定性の試験
顆粒は、8時間(ルーメン内での飼料の保持時間)活性成分を放出することなく安定していると予想される。水中でのビタミンB12顆粒の安定性は、50RPMで連続的に撹拌しながら水中で濃度1mg/mlのビタミンB12ルーメンバイパス製剤を添加することによって行った。試料を定期的に(0、1、2、3、4、5、6、7、8時間)収集し、ビタミンB12含有量について分析した。8時間まで活性成分の放出は観察されなかった。このことは、本製品がルーメン内で8時間安定していることを示している。
実施例11;カルシウムルーメンバイパスの組成物
Figure 2019528058
顆粒安定性の試験
顆粒は、8時間(ルーメン内での飼料の保持時間)活性成分を放出することなく安定していると予想される。水中でのカルシウム顆粒の安定性は、50RPMで連続的に撹拌しながら水中で濃度1mg/mlのカルシウムルーメンバイパス製剤を添加することによって行った。試料を定期的に(0、1、2、3、4、5、6、7、8時間)収集し、カルシウム含有量について分析した。8時間まで活性成分の放出は観察されなかった。このことは、本製品がルーメン内で8時間安定していることを示している。
実施例12;クエン酸ルーメンバイパスの組成物
Figure 2019528058
顆粒安定性の試験
顆粒は、8時間(ルーメン内での飼料の保持時間)活性成分を放出することなく安定していると予想される。水中でのクエン酸顆粒の安定性は、50RPMで連続的に撹拌しながら水中で濃度1mg/mlのクエン酸ルーメンバイパス製剤を添加することによって行った。試料を定期的に(0、1、2、3、4、5、6、7、8時間)収集し、クエン酸含有量について分析した。8時間まで活性成分の放出は観察されなかった。このことは、本製品がルーメン内で8時間安定していることを示している。
実施例13;有機酸ルーメンバイパスの組成物
表VII
Figure 2019528058
顆粒安定性の試験
顆粒は、8時間(ルーメン内での飼料の保持時間)活性成分を放出することなく安定していると予想される。水中での有機酸ブレンド顆粒の安定性は、50RPMで連続的に撹拌しながら水中で濃度1mg/mlの有機酸ブレンドルーメンバイパス製剤を添加することによって行った。試料を定期的に(0、1、2、3、4、5、6、7、8時間)収集し、各有機酸含有量について分析した。8時間まで活性成分の放出は観察されなかった。このことは、本製品がルーメン内で8時間安定していることを示している。
実施例14;オメガ3脂肪酸ルーメンバイパスの組成物
Figure 2019528058
顆粒安定性の試験
顆粒は、8時間(ルーメン内での飼料の保持時間)活性成分を放出することなく安定していると予想される。水中でのオメガ3脂肪酸顆粒の安定性は、50RPMで連続的に撹拌しながら水中で濃度1mg/mlのオメガ3脂肪酸ルーメンバイパス製剤を添加することによって行った。試料を定期的に(0、1、2、3、4、5、6、7、8時間)収集し、オメガ3脂肪酸含有量について分析した。8時間まで活性成分の放出は観察されなかった。このことは、本製品がルーメン内で8時間安定していることを示している。
実施例15;コリン/タンパク質ルーメンバイパスの組成物
Figure 2019528058
顆粒安定性の試験
顆粒は、8時間(ルーメン内での飼料の保持時間)活性成分を放出することなく安定していると予想される。水中でのコリン/タンパク質顆粒の安定性は、50RPMで連続的に撹拌しながら水中で濃度1mg/mlのコリン/タンパク質ルーメンバイパス製剤を添加することによって行った。試料を定期的に(0、1、2、3、4、5、6、7、8時間)収集し、コリン/タンパク質含有量について分析した。8時間まで活性成分の放出は観察されなかった。このことは、本製品がルーメン内で8時間安定していることを示している。
実施例16;メチオニンルーメンバイパスの組成物
Figure 2019528058
ビタミン製剤の熱安定性
本発明のコーティング製品の熱安定性を、市場で現在入手可能な製品と比較して試験した(図1)。公知量の製品を別個のガラス容器に取り出し、熱湯を両方の製品に添加した。結果によると、本発明の製品は安定しており、現在入手可能な製品はそうではないことが示される。熱安定性により、供給材料が高温(70〜90℃)及び水蒸気で押出機を通過する供給材料のペレット化に本製品を使用することが可能になる。不安定な製品はペレット化の間に活性成分を放出するため、適切ではない。

Claims (23)

  1. 生物活性物質をカプセル化/包埋するためのルーメンバイパスコーティング/マトリックス組成物であって、
    a)0.5〜99.5%の量のマトリックス形成化合物/成分;
    b)0.5〜99.5%の量の硬化剤;
    c)0〜6%の量の酸;及び
    d)所望により認可された賦形剤;
    を含み、
    前記組成物はルーメン安定性、熱安定性、非粘着性、非吸湿性であり、ルーメンをバイパスし、
    前記組成物は、重弁胃及び皺胃においては不安定であり、そこで前記コーティング/マトリックスが崩壊して吸収のために生物活性成分を放出する、ルーメンバイパスコーティング/マトリックス組成物。
  2. 前記マトリックス形成化合物/成分は、オレオレジン、使用済みオレオレジン、オレオガムレジン、ガムレジン、レジン、ロジン、脂質、脂肪、脂肪酸、脂肪酸留出物、スラッジ、残油、使用済みオレオレジン、鉱油、植物油、母液、及び/若しくはワックス、又は食品及び農産業の副産物から選択される、請求項1に記載のルーメンバイパスコーティング/マトリックス組成物。
  3. 前記マトリックス形成化合物/成分は、パーム脂肪酸留出物又は遊離脂肪酸又はパームステアレート(水素化又は非水素化)又は残油又はワックスから選択される、請求項2に記載のルーメンバイパスコーティング/マトリックス組成物。
  4. 前記硬化剤は、金属/無機水酸化物、金属/無機酸化物、金属/無機炭酸塩、金属/無機塩化物、金属/無機キレート、及び/又は金属/無機リン酸塩、例えば、水酸化カルシウム、酸化カルシウム、水酸化マグネシウム等から選択される、請求項1に記載のルーメンバイパスコーティング/マトリックス組成物。
  5. 前記酸は所望により、プロピオン酸、クエン酸、フマル酸、コハク酸、マレイン酸等の有機酸、並びに塩酸及びリン酸等の無機酸から選択され得る、請求項1に記載のルーメンバイパスコーティング/マトリックス組成物。
  6. 前記生物活性物質は、食品/飼料成分、医薬品、ホルモン、生物学的製剤、植物化学物質含有成分、ビタミン、ミネラル、栄養補助化合物/成分、栄養化合物/成分、サプリメント/添加剤、動物性抽出物、食品成分、飲料成分、成長促進剤、性能向上剤、オメガ3脂肪酸、オメガ6脂肪酸、タンパク質、アミノ酸、及びこれらの組み合わせから選択され得る、請求項1に記載のルーメンバイパスコーティング/マトリックス組成物。
  7. 前記コーティングは、ルーメン内の活性成分の望ましい保護を得るための単一又は複数のコーティングである、請求項1に記載のルーメンバイパスコーティング/マトリックス組成物。
  8. 前記組成物は、固体、懸濁液、ゲル、顆粒、ペレット、及び半固体製剤に製剤化され得る、請求項1に記載のルーメンバイパスコーティング/マトリックス組成物。
  9. 前記最終ルーメンバイパス組成物中の前記ルーメンバイパスコーティング/マトリックスは、0.5〜99.5%の範囲である、請求項1に記載の生物活性物質を包埋したルーメンバイパスコーティング/マトリックス組成物。
  10. 前記最終ルーメンバイパス組成物中の前記生物活性成分/物質は0.5〜99%の範囲である、請求項1に記載の生物活性物質を包埋したルーメンバイパスコーティング/マトリックス組成物。
  11. a)コーティング装置/プラネタリーミキサを洗浄し、必要量の顆粒活性成分を添加する工程;
    b)所望により、前記工程(a)の前記反応器内の前記内容物を加熱する工程;
    c)予熱したカプセル化マトリックス/コーティング材料を工程(b)の前記コーティング装置に添加する工程;
    d)所望により前記内容物を加熱する工程;
    e)工程(b)の混合物を均一に分配するためによく混合する工程;
    f)所望により、有機酸又は無機酸を工程(e)の前記混合物に添加する工程;
    g)混合しながら工程(f)の前記混合物に硬化剤を添加する工程;
    h)よく混合して、前記顆粒活性成分を包埋しているコーティング材料でコーティングされた易流動性乾燥顆粒を得る工程;
    i)1回又は複数回、工程(a)〜(h)を繰り返して、ルーメンバイパス顆粒製品を得る工程;
    を含む、ルーメンバイパスコーティング/マトリックス組成物の製造方法。
  12. a)必要量の生物活性物質(結晶又は顆粒又は賦形剤と共に事前に造粒されたもの)を洗浄済みコーティング装置に添加する工程;
    b)所望により予熱されたコーティング/マトリックス形成成分の任意の酸とのプレミックスを工程(a)の前記コーティング装置に添加/噴霧する工程;
    c)工程(a)の生物活性物質に工程(b)のプレミックスを均一に分配するためによく混合する工程;
    d)混合しながら硬化剤を添加/噴霧する工程;
    e)よく混合して、活性成分を包埋しているマトリックス複合体でコーティングされた易流動性乾燥顆粒を得る工程;
    f)二重コーティング又は多重コーティングの場合には工程(a)〜(e)を繰り返して、ルーメンバイパスコーティング/マトリックス組成物を得る工程;
    を含む、ルーメンバイパスコーティング/マトリックス組成物の製造方法。
  13. 前記生物活性物質は、所望により事前に造粒されている、請求項11又は12に記載の方法。
  14. 前記マトリックス形成化合物/成分は、オレオレジン、使用済みオレオレジン、オレオガムレジン、ガムレジン、レジン、ロジン、脂質、脂肪、脂肪酸、脂肪酸留出物、スラッジ、残油、使用済みオレオレジン、鉱油、植物油、母液、及び/若しくはワックス、又は食品及び農産業の副産物から選択される、請求項11又は12に記載の方法。
  15. 前記マトリックス形成化合物/成分は、パーム脂肪酸留出物又は遊離脂肪酸又はパームステアリン又はパーム残油から選択される、請求項14に記載の方法。
  16. 前記硬化剤は、金属/無機水酸化物、金属/無機酸化物、金属/無機炭酸塩、金属/無機塩化物、金属/無機キレート、及び/又は金属/無機リン酸塩から選択される、請求項11又は12に記載の方法。
  17. 前記酸は所望により、プロピオン酸、クエン酸、フマル酸、コハク酸、マレイン酸等の有機酸並びに塩酸及びリン酸等の無機酸から選択され得る、請求項11又は12に記載の方法。
  18. 前記生物活性物質は、食品/飼料成分、医薬品、生物学的製剤、ホルモン、植物化学物質含有成分、植物抽出物、海産物、動物性抽出物、ビタミン、ミネラル、栄養補助化合物/成分、栄養化合物/成分、サプリメント/添加剤、動物性抽出物、食品成分、飲料成分、農業食品成分及び農業成分、成長促進剤、性能向上剤、オメガ3脂肪酸、オメガ6脂肪酸、タンパク質、アミノ酸、並びにこれらの組み合わせから選択され得る、請求項11又は12に記載の方法。
  19. 前記活性成分は、湿潤剤、香味剤、甘味剤、分散剤、滑剤(glident)、流動性向上剤、防腐剤、安定剤、pH安定剤、酸化防止剤、吸収/バイオアベイラビリティ向上剤、乳化剤、より大きな利点のための放出制御ポリマー等の認可された賦形剤を含有し得る、請求項11又は12に記載の方法。
  20. 前記コーティングは、ルーメン内で活性成分の望ましい保護を得るための単一又は複数のコーティングである、請求項11又は12に記載の方法。
  21. 前記組成物は熱安定性である、請求項11又は12に記載の方法。
  22. 前記組成物は、固体、懸濁液、ゲル、顆粒、ペレット、及び半固体製剤に製剤化され得る、請求項11又は12に記載の方法。
  23. 前記組成物は、好適なパッケージ材料に充填され得る、請求項11〜20のいずれか1項に記載の方法。
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