JP2019527592A - バルーン膨張装置のためのクランク機構 - Google Patents

バルーン膨張装置のためのクランク機構 Download PDF

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Abstract

流体を加圧するか、減圧するか、又は別法で変位させるために使用される装置が開示される。本装置は、バルーンなどの医療用装置を膨張又は収縮させるために、流体を変位させるように構成され得る。本装置は、流体を加圧するか、ないしは別の方法で変位させるときに機械的利点を提供するためのクランク部材を更に含み得る。

Description

〔関連出願〕
本出願は、2016年8月5日に出願され、「CRANK MECHANISM FOR BALLOON INFLATION DEVICE」と題する米国特許仮出願第62/371,483号に対する優先権を主張し、その全ての全内容が参照により本明細書に組み込まれている。
本開示は、概して、特に医療用装置において流体を加圧するか、減圧するか、又は別法で変位させるために使用される装置に関する。より具体的には、本開示は、バルーンなどの医療用装置を膨張又は収縮させるために、ラインに沿って流体を加圧するか、減圧するか、又は別法で変位させるために使用される高圧装置に関する。
本明細書に開示される実施形態は、添付の図面と併用して、以下の記載及び添付の特許請求の範囲からより完全に明白となるであろう。これらの図面は、典型的な実施形態のみを描写しており、それらは、添付の図面を使用して追加の特異性及び詳細と共に記載されるであろう。
一体化されたクランク部材を備えた膨張装置の斜視図である。
図1の膨張装置の一体化されたハンドル及びクランク部材の部分切欠斜視図である。
ハンドルと係合する前の解放可能なクランク部材を備えた膨張装置の斜視図である。
図3の膨張装置の一部の斜視図であり、解放可能なクランク部材は部分的にハンドル内部に配置される。
膨張装置のハンドル上に嵌合するように構成されている解放可能なクランク部材を備えた膨張装置の一部の斜視図である。
膨張装置のハンドルにクリップで留めるないしは別の方法で係合するように構成されている解放可能なクランク部材を備えた膨張装置の一部の斜視図である。
血管形成術は、畳み込まれたバルーンが狭窄した血管部分へと血管内に挿入され、続けて血管内径を原寸まで回復させる目的で狭窄病変の壁部に外向きに放射状の力を加えるために膨張される一般的な医療処置である。医学の進歩は、病理学的に破壊された、動脈又は静脈の構造、副鼻腔、胆管、及び胃腸系が挙げられるがこれらに限定されない器官を修復するために多くの異なる解剖学的領域で用いられる医療用バルーンを可能にした。これらの処置は、典型的には人力によるプラスチックの使い捨て膨張装置を利用する。膨張装置は、施術者が、流体(例えば、対照及び/又は生理食塩水)を含むシリンジ内部にプランジャを前進させるために、反復性の前腕回内及び回外運動により手首の捻り機構を実行することに依存する場合がある。流体は、注射外筒から接続管を通してバルーンへと前進し、水圧が上昇して、Pascalの原理に従ってバルーンの膨張をもたらす。多くの場合、捻り運動は、使用者によって単一処置の間に数百回実行される必要があり、結果として使用者に苦痛をもたらし、業務上の筋骨格損傷を引き起こす恐れがある。膨張装置は、最適な人間工学の配慮で設計されていない場合がある。医療用膨張装置の使用は、手及び前腕の筋肉の酷使のために施術者にとって非常に困難かつ苦痛になる場合がある。
したがって、本開示は、使用者が、膨張装置の操作中にそのようなストレス及び使用者の腕の筋肉組織への負担のかけすぎを起こさずに、きめ細かく圧力を漸増的に上昇できるようにするバルーン膨張装置を提供する。いくつかの実施形態において、これは、バルーンカテーテルの中に流体を前進させる目的で、膨張装置のハンドルから延在し得るクランクを操作することによって実現することができる。クランクは、施術者が、ひじの軸の周りで手の円運動を実行することによって施術者の手首及び前腕を中立位置に維持できるようにし、前腕及び手首の繰り返される回外/回内運動とは対照的に、施術者にとってはるかに快適かつ持続可能である。クランクは、ピストン前進の直径が細くなる方法を可能にし、膨張装置の自由に往復モードで動作する能力を維持する。
いくつかの実施形態では、血管形成術の技術分野において最小限のスキルを持つ施術者が、理解して直径が細くなる運動を利用してピストンを前進させるように、視覚的で直観的であるクランクを含む膨張装置が提供される。このことは、バルーンカテーテルが患者の身体の繊細な解剖学的領域内に位置するときに有益であり得る。
膨張装置は、ねじ山が本体に対するプランジャの長手方向変位を引き起こすように、プランジャハンドルをシリンジの本体に対して回転させることによって、プランジャを前進又は後退させるためにねじ山を利用するシリンジを含み得る。場合によっては、膨張シリンジは、後退可能なねじ山を更に含み得、施術者が、プランジャを単に押すか、又は引くことによって、ねじ山を係脱し、プランジャを変位させることを可能にする。
膨張シリンジは、シリンジ本体内でのプランジャの動きを制約するように構成されている連結部材を備え得る。連結部材は、後退可能なねじ山と係合するように構成されているねじ山を備え得る。ある特定の膨張装置は、装置のハンドル内に施術者が機構の操作を通してねじ山を係脱可能にする機構を含む。例えば、場合によっては、そのような装置のハンドルは、トリガを作動させると、連結部材と係合されていたプランジャに位置付けられたねじ山を後退させ、それによってねじ山を連結部材から係脱するように構成され得る「トリガ」部分を含んでもよい。
実施形態は図面を参照して理解されてもよく、類似する部品は全体を通して類似する数字が割り当てられる。本開示の利点を有する当業者であれば、本明細書における図に概ね記載及び示されるように、実施形態の構成部品が、幅広い種類の異なる構成で配列及び設計され得ることを容易に理解するであろう。したがって、図に表される様々な実施形態の以下のより詳細な記載は、本開示の範囲を制限するものではなく、単に様々な実施形態を表す。実施形態の様々な態様が図面で提示される一方で、図面は、具体的に示されない限りは縮尺に合わせて描かれているとは限らない。
なお、様々な特徴は時々、開示を効率化する目的で、1つの実施形態、図面、又はその説明にまとめられるものとして認識される。多くのこれらの特徴は単独及び/又は互いに組み合わされて使用されてもよい。
語句「に結合した」及び「と連通している」は、機械的、電気的、磁性、電磁的、液体、及び熱的相互作用を含む、2つ以上の要素間の相互作用の任意の形態を指す。2つの構成要素は、それらが互いに直接接触していないとしても、互いに結合されている又は互いと連通している場合がある。例えば、2つの構成要素は、中間構成要素を介して互いに結合されるか又は互いと連通していてもよい。
「遠位」及び「近位」という方向を示す用語は、当該技術分野においてそれらの通常の意味を有する。つまり、医療用装置の遠位端部は、使用中、施術者から最も遠い装置の端部を意味する。近位端部は、その反対の端部、又は使用中、施術者から最も近い端部を指す。膨張装置のシリンジ部分に特に適用されるとき、シリンジの近位端部は、ハンドルに最も近い端部を指し、遠位端部は、その反対の端部、シリンジの注入口/排出口ポートに最も近い端部を指す。したがって、手順における1つ又は2つ以上の時点で、医師がシリンジの配向を変更する場合、本明細書で使用されるとき、「近位端部」という用語は、シリンジのハンドル端部を常に指す(遠位端部が一時的に医師に近い場合でさえ)。
「流体」は、その広い意味で使用されて、概して流体として働く液体及び気体の両方、並びに溶液、化合物、懸濁液などを含む任意の流体を指す。
図1〜図5は、いくつかの膨張装置及び関連した構成部品の異なる図を例示している。ある特定の図において、各装置は、全ての図には含まれない追加の構成部品に連結され得るか、又は追加の構成部品と示され得る。更に、いくつかの図において、構成部品の関係に詳細を提供するために選択された構成部品のみが示される。いくつかの構成部品は、複数の図で示され得るが、全ての図に関連して論じられていない。任意の図に関連して提供される開示は、任意の他の図又は実施形態に関連して提供される開示と関係しており、かつ適用可能である。
図1〜図2は、膨張装置100の一実施形態を描写している。図示される実施形態において、膨張装置100は、シリンジ110から部分的に成る。膨張装置100は、3つの大まかなグループの構成要素を含む。各グループは、数多くの副構成要素及び部品を有することができる。3つの大まかな構成部品群は、シリンジ本体112などの本体構成部品、プランジャ120などの加圧構成部品、及びハンドル130である。
シリンジ本体112は、プランジャ120を受容するように構成されている概ね円柱状の中空管から形成され得る。シリンジ本体112は、シリンジ本体112の遠位端部114に隣接して位置する注入口/排出口ポート115を含み得る。いくつかの実施形態において、連結部材118は、シリンジ本体112の近位端部113に隣接してシリンジ本体112に連結され得る。連結部材118は、プランジャ120が連結部材118を通過してシリンジ本体112内にわたることを可能にするように構成されている中心孔を含み得る。更に、連結部材118は、連結部材118をプランジャ120に選択的に連結するように構成されている連結部材ねじ山を含み得る。例えば、連結部材118は、シリンジ本体112の近位端部113にポリマーナットを含み得る。
プランジャ120は、シリンジ本体112内に長手方向に変位可能であるように構成され得る。プランジャ120は、プランジャシャフトの遠位端部でプランジャ封止部に連結されているプランジャシャフトから成り得る。プランジャシャフトはまた、プランジャシャフトの近位端部でハンドル130に連結され得、プランジャシャフトは、プランジャ封止部とハンドル130との間の距離に広がる。
ハンドル130は、プランジャ120の近位端部に連結されている構成部品の群を広く指し、そのうちのいくつかは、使用者によって把握可能であるように構成され得る。ある特定の実施形態において、ハンドル130は、使用者が、ハンドル130を操作することによって、プランジャ120の位置を操作し得るように構成され得る。更に、いくつかの実施形態において、ハンドル130は、膨張装置100の構成部品を操作するように構成されているアクチュエータ機構であり得る。
本明細書における例示的なハンドル構成のいずれかに関連して開示される任意及び全ての構成部品は任意選択であり得る。つまり、ハンドル130は、使用者によって把握可能であるように構成され得るプランジャシャフトの近位端部に連結されている構成部品を広く指すが、「ハンドル」という用語の使用は、全ての開示されるハンドル構成部品が常に存在することを示すことを意味しない。むしろ、その用語は、広く使用され、構成部品の集まりを指すが、具体的に、任意の特定の構成部品の包含を指すものではなく、又はそれを必要としない。同様に、シリンジ110又はシリンジ本体112及びプランジャ120などの本明細書に開示される他の大まかな群の構成部品は、個々の補助構成部品の集まりも指し得る。各補助構成部品が全ての実施形態に存在し得るか、又は存在し得ないとき、これらの用語の使用はまた、非限定的であると考えられる。
図1〜図2に示されるように、流体リザーバ116は、プランジャ封止部とシリンジ本体112の遠位端部114との間のシリンジ本体112の内壁によって封入された空間によって画定され得る。その結果、シリンジ本体112に対するプランジャ封止部の動きは、流体リザーバ116のサイズ及び容量を変化させる。
いくつかの実施形態において、シリンジ110は、シリンジ本体112の近位端部113に固定して連結されている連結部材118を含み得る。連結部材118は、ねじ山又は他の連結機構を利用して、連結部材118をシリンジ本体112上の対応するねじ山に固定して連結し得る。更に、連結部材118は、プランジャ120を連結部材118に連結するように構成されている外部プランジャねじ山125に係合し得る。したがって、プランジャ120は、連結部材ねじ山とプランジャねじ山125との相互作用がプランジャ120の長手方向平行移動をもたらすように、プランジャ120を回転させることによってシリンジ本体112に対して長手方向に平行移動され得る。そのような回転運動は、施術者がハンドル130を把握し、それを時計回りに回転させてプランジャ120を遠位に伸ばすか又は反時計回りに回転させてプランジャ120を近位に後退させるとき、実現され得る。
したがって、プランジャねじ山125及び連結部材ねじ山が係合されるとき、プランジャ120の動きは、シリンジ本体112に対して制約されるが、プランジャ120は、必ずしもシリンジ本体112に対して固定されていない。例えば、プランジャ120は、回転可能であり得るが、ねじ山が係合されるとき、直接平行移動可能ではない。
プランジャねじ山125は、それらがプランジャシャフト内に後退し得るように構成され得る。いくつかの実施形態において、プランジャねじ山125は、プランジャシャフトの軸の周り360度に延在しない。例えば、プランジャねじ山125は、プランジャシャフト上のねじ山レール124の上に形成され得る。ねじ山レール124は、トリガ131などの機構を作動させることによって、連結部材118のねじ山から後退し得る。
後退可能なねじ山は、施術者が、プランジャシャフトを、プランジャシャフトの回転(及びねじ山のその後の相互作用)によって、又はプランジャねじ山125を後退させ、かつプランジャシャフト及びシリンジ本体112上に対抗する力を加えることによりプランジャシャフトを変位させることによってのいずれかで、シリンジ本体112に対して変位させることを可能にし得る。(その力は、言うまでもなく、プランジャシャフトをシリンジ本体112に対して遠位又は近位に動かし得る。)両方の変位方法が一連の単一療法中に利用され得る。
場合によっては、施術者は、例えば、膨張装置を準備する間、又はバルーンなどの取り付けられた医療用装置を準備若しくは収縮する間に、プランジャシャフトを急速に変位させることを所望し得る。プランジャシャフトの急速な変位は、プランジャねじ山125を後退させ、かつシリンジ本体112に対してプランジャシャフトを摺動させることによって達成され得る。例えば、施術者は、プランジャねじ山125を係脱し、かつシリンジ本体112に対して近位方向にプランジャシャフトを引くことによって、流体で流体リザーバ116を急速に満たし得る。更に、施術者は、医療用装置につながるライン内に流体を急速に押し込み得るか、又はプランジャねじ山125を後退させ、かつプランジャシャフトを再配置することによって、流体リザーバ116から望ましくない気泡を急速に排出し得る。
他の例において、施術者は、プランジャシャフトの位置に対するより正確な制御を所望し得るか(例えば、流体リザーバ116内の流体圧力を調整するためにプランジャシャフトを変位させるとき)、又は流体リザーバ116内の高流体圧力のため、プランジャシャフトを変位させることが単に困難であり得る。これらの例において、施術者は、プランジャシャフトの回転によりプランジャシャフトを変位させることを選択し得る。
施術者がハンドル130を回転させるとき、プランジャ120は、ねじ山レール124及び連結部材118の螺合を介して遠位に前進するか、又は近位に後退する。高圧で、バルーン内の相当の圧力を上昇させるためにハンドル130を回転させることは困難な場合がある。施術者の手は、ハンドル130を中心回転点「A」の真上で把持していてもよい。ハンドルを回転させ、プランジャ120を前進させるのに必要な力を低減するための機械的利点は提供されない。図1〜図2に描かれる実施形態において、ハンドル130は、ハンドル130から片持ち方式で、放射状に外向きに、すなわち、プランジャ120の長手方向軸から垂直に延在するクランク部材132を備える。クランク部材132は、シャフト135及びノブ134を備え得る。シャフト135は、ポリマーの矩形状桿体又は管として構成され得る。いくつかの実施形態において、シャフト135は、開口チャネルを備えるか、又はあるいは中空でない材料片を含んでもよい。シャフト135は、ハンドル130に一体に連結され得、一体型ユニットを形成する。ノブ134は、シャフト135の外側端付近に配置され得、プランジャ120の長手方向軸に対して平行になるように配向され得る。ノブ134は、両凹の陥没部、隆起、窪み、質感などの把持向上機能を有する略円筒形であり得る。スピンドル136は、クランク部材132が回転しているときに施術者がノブ134を解放し再度把持する必要がないように、ノブ134をシャフト135に回転可能に連結し得る。当該技術分野に周知の他の技術を使用して、ノブ134をシャフト135に回転可能に連結してもよい。
クランク部材132を使用したハンドル130の回転は、施術者によって供給される適度な入力を維持しながら高い内圧でプランジャ120を更に前進させるためにてこの作用の機械的利点を使用する。中心回転点「A」の周りにハンドル130を回転させるために生じるトルク力は、ノブ134に加えられた力の量と中心回転点「A」からノブ134の中心軸までのクランク部材132の長さ「L」との積により得られる。したがって、より長いクランク部材132は、同じ入力を維持しながらより大きなトルク力を提供することができる。クランク部材132の長さ「L」は、4インチ〜5インチを含む、3インチ〜6インチの範囲であり得る。更に、ハンドル130を回転させるクランク部材132の利用は、施術者の手首及び前腕の回外/回内運動をなくす。クランク部材132の回転中、手首及び前腕は、ひじがピボット点として働くので中立位置にとどまる。許容可能なクランク部材132の長さを決定する別の要因は、膨張装置100の使用中に作業に利用できる施術者の狭い作業空間であり得る。場合によっては、クランク部材132は、回転するときに医療処置に関連する機器及び他の施術者を妨害する恐れがあるので過度に長くするべきではない。
一体化されたクランク部材132は、施術者が、プランジャ120を前進させる際、てこの作用を使用して、手持ち式の膨張装置100で高い圧力を得ることができるようにしつつ、またねじ山レール124の連結部材118からの係脱を許容して、ハンドル130の回転運動だけに制限されずにシリンジ本体112内で長手方向にプランジャ120を迅速に移動させることでプランジャ120を前進又は後退させる。例えば、クランク部材132を使用して膨張装置100内でひとたび高い膨張圧力を得れば、バルーンの収縮は、トリガ131を作動させて、ねじ山レール124を係脱することによって迅速に実現することができ、したがってプランジャ120を後退させるためのクランキング運動を必要としない。クランク部材132は、トリガ131の機能を維持するように構成されており、結果として、プランジャ120をシリンジ本体内で長手方向に自由に動かすことができる。
ここで図3〜図4を参照すると、膨張装置アセンブリ200が取り外し可能なクランク部材232と共に示されている。図1〜図2の実施形態と同様に、膨張装置アセンブリ200は、近位端部213及び遠位端部214を有するシリンジ本体212を備えるシリンジ210を含む。ポート215は、シリンジ本体212の遠位端部214に配置されている。シリンジ本体212は、更に流体リザーバ216を備える。連結部材218は、シリンジ本体212の近位端部213に隣接して配置されている。連結部材218は、シリンジ本体212内部に延在するプランジャ220と係合するように構成されている。図1〜図2の実施形態により同様に説明されるように、プランジャ220と連結部材218との係合は、解放可能に係合可能なねじ山レール224及びプランジャねじ山225によって達成され得る。
プランジャ220の隣接する近位端部は、ねじ山レール224と連結部材218とを選択的に係合又は係脱するためのハンドル230及びトリガ機構231である。ハンドル230は、更に、施術者がプランジャ220を連結部材218に対して回転可能に変位させることができるように構成されており、それが今度は流体リザーバ216内部でプランジャ220を前進及び/又は後退させる。更に、ハンドル230は、ねじ山レール224及びプランジャねじ山225が連結部材218から係脱されるときに回転運動を必要とせずに、施術者がプランジャ220を連結部材218に対して長手方向に変位させることができるように構成されている。
クランク部材232は、ハンドル230と解放可能に係合するように構成されている。クランク部材232は、ハンドル230から横方向に(すなわち、プランジャ220の長手方向軸から放射状に)延在する。一実施形態では、クランク部材232のシャフト235は、ハンドル230内部に配置されているチャネル又は空洞237と共に締まりばめになる。クランク部材232が空洞237の中に挿入されるとき、トリガ機構231の機能を妨害しないように、空洞237は、空洞237をトリガ機構231から分離する壁部240によって部分的に画定される。一例において、シャフト235は、締まりばめを可能にするために、ハンドル230内で空洞237と係合するように構成されている柔軟部分238を含む。柔軟部分238は、空洞237の寸法よりわずかに大きい寸法で構成され得、その結果、クランク部材は、ハンドル230にしっかり連結されて、ハンドル230を回転させるとき、機械的利点になる。柔軟部分238は、ゴム、シリコーンゴム、熱可塑性エラストマーなどの任意の好適な材料から形成されるか又はそのような材料でコーティングされ得る。あるいは、柔軟性材料は、コーティング又はスリーブとしてシャフト235に連結され得る。あるいは、シャフトは、ハンドル230に係合するために戻り止め、隆起、溝、又は他の機構を備え得る。シャフト235は、ポリマーの矩形状桿体又は管として構成され得る。いくつかの実施形態において、シャフト235は、開口チャネルを備え得る。シャフト235の内側端部239を、円弧状又は先細状にしてシャフト235の空洞237への配置を容易にし得る。
いくつかの実施形態において、クランク部材232は、ノブ234を備え得る。ノブ234は、施術者の指による把握のために構成され得る。ノブ234は、シャフト235に外側端241付近で回転可能に連結され得、プランジャ220の長手方向軸に対して平行になるように配向され得る。ノブ234は、両凹の陥没部、隆起、窪み、質感などの把持向上機能を有する略円筒形であり得る。クランク部材232を回転させるとノブ234が回転するように、スピンドル236は、ノブ234をシャフト235に回転可能に連結し得、施術者がノブ234を把持し続けることできるようにする。当該技術分野に周知の他の技術を使用して、ノブ234をシャフト235に回転可能に連結してもよい。
クランク部材232を使用したハンドル230の回転は、施術者によって供給される適度な入力を維持しながらシリンジ210の高い内圧でプランジャ220を更に前進させるためにてこの作用の機械的利点を使用する。中心回転点「A」の周りにハンドル230を回転させるために生じるトルク力は、ノブ234に加えられた力の量と中心回転点「A」からノブ234の中心軸まで測定されたクランク部材232の長さ「L」との積により得られる。したがって、より長いクランク部材232は、同じ入力を維持しながらより大きなトルク力を提供することができる。クランク部材232の長さ「L」は、ハンドル230へのクランク部材232の挿入の深さを増加又は減少させることによって調節することができる。例えば、クランク部材232の長さ「L」を増加させることによって、一定の入力を維持しながら、トルク力を増加させることができる。これは、ハンドル230へのシャフト235の挿入の深さを減少させることによって達成され得る。更に、ハンドル230を回転させるクランク部材232の利用は、施術者の手首及び前腕の回外/回内運動をなくす。クランク部材232による回転中、手首及び前腕は、ひじがピボット点として働くので中立位置にとどまる。許容可能なクランク部材232の長さを決定する別の要因は、膨張装置200の使用中に作業に利用できる施術者の狭い作業空間であり得る。場合によっては、クランク部材232は、回転するときに医療処置に関連する機器及び他の施術者を妨害する恐れがあるので過度に長くするべきではない。いくつかの実施形態において、ハンドル230の外側に延在するクランク部材232の長さは、4インチ〜5インチを含む、3インチ〜6インチの範囲であり得る。
図5は、膨張装置300の一部を示している。前述した膨張装置100及び200と同様に、膨張装置300は、プランジャ320、ハンドル330、及びトリガ331を備える。クランク部材332は、ハンドル330に連結されている。クランク部材332は、ハンドルカバー342、シャフト335、及びノブ334を備える。ハンドルカバー342は、ハンドル330に解放可能に嵌合するか又はスナップオンするように構成されており、その結果、クランク部材332は、ハンドル330に連結されて、ハンドル330を回転させると機械的利点を提供する。あるいは、クランク部材332は、ハンドルカバー342内部に配置された吸着カップを使用してハンドル330に連結され得る。シャフト335は、ハンドルカバー342からプランジャ320の長手方向軸に対して垂直に延在する。シャフト335は、桿体、管又はチャネルとして形成され得る。ノブ334は、シャフト335の外側端341に隣接して回転可能に連結されている。クランク部材332を回転させるとノブ334が回転するように、スピンドル336は、ノブ334をシャフト335に連結し得、施術者がノブ334を把持し続けることができるようにする。ノブ334は、両凹の陥没部、隆起、窪み、質感などの把持向上機能を有する略円筒形であり得る。
図6は、膨張装置400の一部を示している。前述した膨張装置100、200、及び300と同様に、膨張装置400は、プランジャ420、ハンドル430、及びトリガ431を備える。クランク部材432は、ハンドル430に連結されている。クランク部材432は、シャフト435、ノブ434、及びU字型クリップ部材443を備える。クリップ部材443は、ハンドル430の空洞437内部に解放可能に配置されるように構成されており、その結果、クランク部材432は、ハンドル430に連結されて、ハンドル430を回転させると機械的利点を提供する。クリップ部材443の長さは、空洞437の長さにわたって延在し得、結果として、クランク部材432は、ハンドル430に更にしっかりと連結されている。あるいは、クリップ部材443の自由端は、空洞437を越えて延在し、シャフト435上の受容機能部と係合する機能部を備えてもよく、その結果、シャフト435及びクリップ部材443は、ハンドル430の一部の周りでともに連結されている。シャフト435は、ハンドル430からプランジャ420の長手方向軸に対して垂直に延在する。シャフト435は、桿体、管又はチャネルとして形成され得る。ノブ434は、シャフト435の外側端に隣接して回転可能に連結されている。クランク部材432を回転させるとノブ434が回転するように、スピンドル436は、ノブ434をシャフト435に連結し得、施術者がノブ434を把持し続けることができるようにする。ノブ434は、両凹の陥没部、隆起、窪み、質感などの把持向上機能を有する略円筒形であり得る。
ねじ山レールを後退させるときに機械的利点を提供するように構成されているハンドルが、大型のシリンジ又は高圧を必要とするある特定の療法に望ましい可能性がある。かかる療法はまた、装置のサイズ又は装置内の圧力のため、より大きな付勢力を必要とし得る。機械的利点を提供するハンドルは、かかる療法のために構成されている装置の使用をより容易にし得る。
使用中に、上述した膨張装置及びアセンブリに、次の工程又はアクションのうちのいずれかを使用して加圧することができ、そのそれぞれは、任意であるか又は互換されてもよい。シリンジ本体、シリンジ本体内のプランジャ、プランジャに連結されているハンドル(連結部材に連結されているねじ山レールなどを通じて)及びハンドルに連結されているクランク部材を備える膨張装置が得られる。あるいは、クランク部材は、クランク部材をハンドルの空洞の中に挿入するか又はクランク部材をハンドルに嵌合することによって、ハンドルに解放可能に連結され得る。
プランジャは、一方の手にシリンジ本体を把握し、他方の手でクランク部材を(近位端部から見たとき)時計回りに回転させることによって前進し得る。クランク部材は、クランク部材のない膨張装置に求められる反復性かつ痙攣性の手首の回内及び回外運動とは対照的に、人間工学的運動を利用したスムーズな連続運動を可能にする。更に、回転するノブは、クランク部材のない膨張装置に求められるハンドルを把持し再度把持することとは対照的に、施術者がクランク部材を把持し続けることを可能にする。クランク部材の回転の前に、プランジャのねじ山レールをシリンジ本体(つまり連結部材)から係脱し得る。プランジャは、ハンドルの長手方向の運動によって第1の内圧まで前進し得る。次に、ねじ山レールは、第1の内圧に達した後にシリンジ本体に再係合され得る。プランジャは、第2の圧力を得るためにクランク部材を介してハンドルの回転運動によって更に前進し得る。治療が完了した後又はシリンジの減圧を望んでいるとき、ねじ山レールを、シリンジ本体から係脱し、ハンドルの長手方向の運動によって後退させることができる。
本明細書に開示されるいかなる方法も、記載されている方法を実行する1つ又は2つ以上のステップ又は操作を含む。それらの方法のステップ及び/又は行為は、互いに入れ替えることができる。言い換えると、実施形態の適切な動作に関して、特定のステップ又は行為の順序が必要とされない限り、それら特定のステップ及び/又は行為の順序並びに/あるいは操作を、変更することができる。
近似値への参照は本明細書全体にわたって、例えば用語「実質的に」の使用によって行われる。かかる参照のそれぞれについて、いくつかの実施形態では、値、特徴、又は特性は近似値なしで特定されてもよいように理解される。例えば、「約」及び「実質的に」などの修飾句が用いられるところでは、これらの用語は、その範囲内に、それらの修飾句が不在の場合での修飾される言葉を含む。例えば、用語「実質的に垂直の」が特徴に対して用いられるところでは、更なる実施形態では、その特徴は正確に垂直の構成を有することができるように理解される。
同様に、上の実施形態の記載において、様々な特徴は時々、開示を効率化する目的で、1つの実施形態、図面、又はその説明にまとめられる。しかしながら、この開示の方法は、任意の請求項が、その請求項において明示的に記載されている特徴以外の更なる特徴を必要とするという意図を反映するものとして解釈されるべきではない。むしろ、以下の請求項が反映するように、発明の態様は、上記で開示された任意の単一の実施形態の全ての特徴よりも、少ない特徴の組み合わせにある。
この記載に続く請求項は本記載に明示的に組み込まれており、各請求項はそれぞれ個別に別々の実施形態として独立している。本開示は、独立請求項とそれらの従属請求項の、あらゆる並べ替えを含む。また、続く独立及び従属請求項から由来可能な追加の実施形態もまた、本記載に明示的に組み込まれている。
更なる推敲なく、当業者であれば、前の記載を本発明をその最大限まで活用するために用いることができると考えられる。本明細書に開示される請求項及び実施形態は、単に図示的且つ例示的であり、いかなる方法においても本開示の範囲の限定ではないように解釈されるものとする。当業者にとっては、本開示の助けをもって、上記の実施形態の詳細が本開示の根本にある原則から逸脱することなく変更可能であることは明白にわかるであろう。言い換えると、上の記載に具体的に開示される実施形態の様々な変形例及び改善は、添付請求項の範囲内である。更に、本明細書で開示する方法のステップ又は操作の順序は、本開示の範囲から逸脱することなく、当業者によって変更され得る。換言すれば、ステップ又は操作の特定の順序が実施形態の適切な実施に必要とされない限り、特定のステップ/又は操作の順序/又は使用を変更してもよい。したがって、本発明の範囲は以下の請求項及びそれらの等価物によって定義される。

Claims (30)

  1. 膨張装置アセンブリであって、
    シリンジ本体と、
    前記シリンジ本体内部で前進及び後退するように構成されているプランジャと、
    前記シリンジ本体内での前記プランジャの動きを制約するように構成されている連結部材ねじ山を備える、連結部材と、
    前記プランジャの近位部分に連結されているハンドルと、
    前記ハンドルに連結されているクランク部材と、を備え、
    前記プランジャが、前記連結部材ねじ山と選択的に係合及び係脱されるように構成されているプランジャねじ山を備え、前記プランジャねじ山が、前記連結部材ねじ山から後退可能であるように構成されている、膨張装置アセンブリ。
  2. 前記クランク部材が、前記プランジャの長手方向軸に対して垂直の方向に前記ハンドルから延在するシャフトを備える、請求項1に記載の膨張装置アセンブリ。
  3. 前記シャフトが、施術者の指によって把握されるように構成されているノブを備える、請求項2に記載の膨張装置アセンブリ。
  4. 前記ノブが、前記シャフトに回転可能に連結されている、請求項3に記載の膨張装置アセンブリ。
  5. 前記ノブが、把持向上機能を備える、請求項3に記載の膨張装置アセンブリ。
  6. 前記シャフトが、前記ハンドルに解放可能に連結されている、請求項2に記載の膨張装置アセンブリ。
  7. 前記シャフトの一部が、前記膨張装置の前記ハンドル内部に配置されている、請求項6に記載の膨張装置アセンブリ。
  8. 前記ハンドルの中心回転点から前記ノブの中心軸までの前記シャフトの長さが、前記ハンドル内に配置される前記シャフトの部分の長さを減少させることによって増加する、請求項7に記載の膨張装置アセンブリ。
  9. 前記シャフトの一部が、柔軟性材料を含む、請求項6に記載の膨張装置アセンブリ。
  10. 前記クランク部材の一部が、前記ハンドルの一部上に嵌合する、請求項6に記載の膨張装置アセンブリ。
  11. 前記クランク部材及び前記ハンドルが、一体型ユニットを形成する、請求項1に記載の膨張装置アセンブリ。
  12. 前記クランク部材が、前記クランク部材を前記ハンドルに連結するように構成されているクリップ部材を含む、請求項1に記載の膨張装置アセンブリ。
  13. 前記膨張装置が、手持ち式かつ手動の膨張装置である、請求項1に記載の膨張装置アセンブリ。
  14. 医療用装置を加圧する方法であって、
    シリンジ本体と、前記シリンジ本体内のプランジャと、前記プランジャに連結されているハンドルと、前記ハンドルから延在するクランク部材と、を備える膨張装置を取得することと、
    一方の手で前記シリンジ本体を把握し、第2の手によって前記クランク部材を把握し、前記第2の手で前記クランク部材を時計回りに回転させることによって前記プランジャを前進させることと、を含む方法。
  15. 前記クランク部材を前記ハンドルに連結することを更に含む、請求項14に記載の方法。
  16. 第2の手によって前記クランク部材を把握することが、前記クランク部材上に配置されたノブを把握することと、前記第2の手で前記クランク部材を時計回りに回転させることと、を含む、請求項14に記載の方法。
  17. 一定の入力を維持しながら、前記クランク部材の長さを増加させるトルク力を増加させることを更に含む、請求項14に記載の方法。
  18. 前記プランジャのねじ山レールを前記シリンジ本体から係脱することと、
    前記ハンドルの長手方向の運動によって第1の内圧まで前記プランジャを前進させることと、
    前記第1の内圧に達した後に前記プランジャの前記ねじ山レールを前記シリンジ本体に再係合することと、
    前記クランク部材を時計回りに回転させることによって第2の内圧まで前記プランジャを前進させることと、
    前記第2の内圧に達した後に前記プランジャの前記ねじ山レールを前記シリンジ本体から係脱することと、
    前記ハンドルの長手方向の運動によって前記プランジャを後退させることと、を更に含む、請求項14に記載の方法。
  19. 前記クランク部材が回転しているときに、施術者の手首及び前腕が中立位置にある、請求項14に記載の方法。
  20. 膨張シリンジ用のクランク装置であって、シャフトと、ノブと、前記膨張シリンジのハンドルに係合するように構成されている部分と、を備える、クランク装置。
  21. 前記ノブが、前記シャフトに回転可能に連結されている、請求項20に記載のクランク装置。
  22. 前記ノブが、把持向上機能を備える、請求項20に記載のクランク装置。
  23. 前記シャフトが、前記膨張シリンジの前記ハンドル内部に部分的に配置されるように構成されている、請求項20に記載のクランク装置。
  24. 前記シャフトが、柔軟性材料を含む、請求項23に記載のクランク装置。
  25. ハンドルカバーを更に含む、請求項20に記載のクランク装置。
  26. 前記ハンドルカバーが、前記膨張シリンジのハンドルの一部に嵌合するように構成されている、請求項25に記載のクランク装置。
  27. 前記シャフトが、前記ハンドルカバーに固定して連結されており、前記ハンドルカバーから延在する、請求項25に記載のクランク装置。
  28. 前記シャフトが、前記膨張シリンジの前記ハンドルに固定して連結されている、請求項20に記載のクランク装置。
  29. 前記膨張装置の前記シャフト及び前記ハンドルが、一体型ユニットを形成する、請求項20に記載のクランク装置。
  30. 前記クランク部材を前記ハンドルに連結するように構成されているクリップ部材を更に含む、請求項20に記載のクランク装置。
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