JP2019527258A - ジオキソラン誘導体に由来する融合助剤 - Google Patents

ジオキソラン誘導体に由来する融合助剤 Download PDF

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Abstract

本発明は構造(I):【化1】(式中、nは1〜8の整数であり、R1およびR2は独立して水素原子、アルキル、アルケニル、アルキニル、フェニル、ベンジル基、または場合によりヘテロ原子を含む環状炭化水素から選択される基を表し、Yはアルキル、アルケニル、アルキニル、フェニル、ベンジル基、またはヘテロ原子を含む環状炭化水素から選択される基を表す)で表されるジオキソラン誘導体に由来する融合助剤に関する。前記融合助剤は、化学物質および引っ掻き耐性を有する滑らかでむらのないフィルムを提供する効果を有し、刺激臭がないので、塗料用途に用いることができる。この化合物の調製方法は簡便で有害性のより低い化学物質を用いる。

Description

本発明は化学の分野に関し、特にジオキソラン誘導体の融合助剤および組成物、並びに塗工作業における融合助剤としてのジオキソラン誘導体の使用に関する。
塗工剤は加工対象物を腐食物から保護するといった装飾用に加工対象物を塗工する目的のために用いられる。この塗工剤は自動車産業、内装や外装工事、およびその他多くの用途の塗工を含む多くの産業で利用されているが、これらに限定されない。目下のところ、ニーズおよび人間の活動、特に装飾を構築するための塗工産業を満たすために、塗工産業は急速に発展した。
しかしながら、環境、労働者の健康における懸念、および現在の揮発性有機化合物(VOCs)に対する規制から、塗料業界では多くの研究および開発がなされてきた、というのも塗料組成物のほとんどが有機溶媒だからである。従って現在、水性製剤または高固形製剤への塗工系の変更が行われている。それでもなお、融合助剤は揮発性有機化合物であるので、水性塗料中の融合助剤は依然としてVOC問題を抱えている。ラテックスの最低フィルム形成温度(MFFT)を下げることによって、融合助剤はラテックス形態として水に分散し薄いフィルムになる小さなポリマー粒子の結合を促進する。フィルムが形成された後、融合助剤は表面まで移動し、VOCの大気への放出を引き起こす。しかしながら水性塗料製剤中で融合助剤を用いることは、得られる塗工剤の特性におけるそのメリットのために依然として必要である。
従来の水性塗工剤はエステルアルコール、エーテルアルコール、またはエステルケトンから選択される0.1〜10%の融合助剤を有する。前記融合助剤によって均一なフィルムが形成されるが、当該融合助剤は使いづらい強烈な臭いを有する。従って低VOCで、強烈な臭いがなく、環境に優しい融合助剤を製造するために、多くの研究および開発がなされてきた。
米国特許第4265797号明細書は融合助剤としてプロピレングリコールメチルエーテルなどのエチレンまたはプロピレングリコールの短鎖モノアルキルエーテルの使用を開示した。
他の融合助剤は既に開示されていた。例えば、エチレングリコールモノブチルエーテルアセテート(ブチルセロソルブ(登録商標))は米国特許第3700726号明細書に開示されていた。前記エステル混合物は融合助剤として米国特許第3580876号明細書にも開示されていた。更に2,2,4−トリメチルペンタンジオール−1,3−モノイソブチラート(テキサノール(登録商標))は米国特許第3312652号明細書に既に開示されていた。
特許文献、米国特許第3399158号明細書は、カルボン酸とアルコールの反応からコハク酸ジメチル、コハク酸ジエチル、コハク酸ジイソプロピルなどの、2〜6個の炭素原子を有するジカルボン酸ジエステル誘導体の合成を開示した。前記ジカルボン酸ジエステル誘導体は融合助剤として用いられた。ジエステル混合物を融合助剤として用いることは特許公報、国際公開第2009/099948号にも開示されていた。更に米国特許出願公開第2014/0243446号明細書は、生物学的プロセスからの有機酸を用いてアルコールと反応させて、トウモロコシ、リグノセルロース系キャッサバなどの天然の前駆体から融合助剤としてのジエステル誘導体を製造することを開示した。欧州特許出願公開第0026982号明細書は融合助剤として使用するために短鎖炭化水素モノエステルおよびジエステルからの塗料製剤を開示した。
特許文献、米国特許第8906994号明細書は、塗料およびろう製塗工剤中の融合助剤としてジオキソラン誘導体の使用を開示したが、それらは2,2−ジメチル−1,3−ジオキソラン−4−メタノール、ソルケタール、および2,2−ジイソブチル−1,3−ジオキソラン−4−メタノール、ソルケタールであった。特許文献、米国特許出願公開第2015/361281号明細書は、ジオキソランアルコールとジカルボン酸エステルとのエステル交換反応からのジオキソランエステル誘導体の使用を開示したが、効果的な融合助剤を製造することはできなかった。
従って本発明は水性塗料製剤の融合助剤として強烈な匂いが無く、耐薬品性および引っ掻き抵抗性を有する滑らかなフィルムを形成するのに効果のあるジオキソランエステルの誘導体を提供するものであり、この化合物の調製方法は複雑ではなく、有害な化学物質の使用を減らす。
米国特許第4265797号明細書 米国特許第3700726号明細書 米国特許第3580876号明細書 米国特許第3312652号明細書 米国特許第3399158号明細書 国際公開第2009/099948号 米国特許出願公開第2014/0243446号明細書 欧州特許出願公開第0026982号明細書 米国特許第8906994号明細書 米国特許出願公開第2015/36128号明細書
本発明は構造(I):
(式中、nは1〜8の整数であり、RおよびRは独立して水素原子、アルキル、アルケニル、アルキニル、フェニル、ベンジル基、または場合によりヘテロ原子を含む環状炭化水素から選択される基を表し、Yはアルキル、アルケニル、アルキニル、フェニル、ベンジル基、またはヘテロ原子を含む環状炭化水素から選択される基を表す)で表されるジオキソラン誘導体に由来する融合助剤を提供する。
発明の詳細な説明
本発明は水性塗料製剤用の融合助剤として強烈な匂いが無く、耐薬品性および引っ掻き抵抗性を有する滑らかなフィルムを形成するのに有効なジオキソランエステル誘導体を提供するものであり、この化合物の調製方法は複雑ではなく、有害な化学物質の使用を減らすものであり、当該融合助剤を以下の実施形態に従って説明することができる。
本明細書中に示される側面はどれも、特に明記しない限り本発明の他の側面への適用を含む。
定義
本明細書で用いられる技術用語または科学用語は、特に明記しない限り当業者による定義を有する。
本明細書で命名された任意の道具、器具、方法、または化学物質は、それらが本発明においてのみの道具、器具、方法、または化学物質であると特に明記しない限り当業者に一般に用いられている道具、器具、方法、または化学物質を意味する。
請求項または明細書中で「comprising」と共に単数名詞または代名詞の使用は「一つ」を意味し、「一つ以上」、「少なくとも一つ」、および「一つまたは一つより多い」も含む。
本出願に開示された全ての組成物および/または方法ならびに特許請求の範囲は、本発明とは著しく異なる実験することなしにいかなる作用、性能、変更、または調節の実施形態も網羅し、特許請求の範囲に具体的に述べられていないが、有用な目的と共に
当業者による本実施形態と同じ結果を得ることを目標としている。従って、当業者によってはっきりと理解される若干の変更または調整を含む本発明と代用可能なまたは同様の目的は、添付の請求項に現れた発明の精神、範囲、および概念中にとどまると解釈すべきである。
本出願を通して、用語「約」は、機器、方法、または前記機器または方法を使用する人的ないかなる誤りからも変化または逸脱させることができる本明細書に現れたり示されたりしたあらゆる数字を意味する。
本融合助剤はラテックスとして水性塗料製剤に添加される有機物質を含み、ここで融合助剤はラテックス中のポリマー粒子をフィルムにすることができるまで軟化させる。
ヘテロ原子は非炭素元素および前記原子の原子であって、ここでヘテロ原子はシリコン、ゲルマニウム、スズ、および鉛などのIVA族元素、窒素、リン、ヒ素、アンチモン、およびビスマスなどのVA族元素、酸素、硫黄、セレン、およびテルルなどのVIA族元素、またはフッ素、塩素、臭素、およびヨードなどのVIIA族元素を含むがこれらに限定されない。
以下に、本発明のいかなる範囲も限定する目的なしに発明の実施形態を示す。
本発明は構造(I):
(式中、nは1〜8の整数であり、RおよびRは独立して水素原子、アルキル、アルケニル、アルキニル、フェニル、ベンジル基、または場合によりヘテロ原子を含む環状炭化水素から選択される基を表し、Yはアルキル、アルケニル、アルキニル、フェニル、ベンジル基、またはヘテロ原子を含む環状炭化水素から選択される基を表す)で表されるジオキソラン誘導体に由来する融合助剤に関する。
好ましくは、nは1〜4の整数であり、より好ましくは、nは2〜4の整数である。
一実施形態では、RおよびRは水素原子または1〜8個の炭素原子を含むアルキル基から選択される。
一実施形態では、Yは1〜4個の炭素原子を含むアルキル基から選択することができ、好ましくは、Yは1〜2個の炭素原子を含むアルキル基から選択することができる。
別の実施形態では、Yはヘテロ原子を含む環状炭化水素から選択することができる。
好ましくは、Yは1〜2個の炭素原子を含むアルキル基または構造(II):
式中、RおよびRは独立して水素原子、アルキル、アルケニル、アルキニル、フェニル、ベンジル基、または場合によりヘテロ原子を含む環状炭化水素から選択される基を表す。好ましくは、RおよびRは水素原子または1〜8個の炭素原子を含むアルキル基から選択される。
本発明の別の目的はジオキソラン誘導体からの融合助剤の組成物であって、前記組成物はa)5〜60%の構造(III)を有する融合助剤:
(式中、nは1〜8の整数であり、R、R、R、およびRは独立して水素原子、アルキル、アルケニル、アルキニル、フェニル、ベンジル基、または場合によりヘテロ原子を含む環状炭化水素から選択される基を表す)と、
b)40〜95%の構造(IV)を有する融合助剤:
(式中、nは1〜8の整数であり、R、R10、およびR11は独立して水素原子、アルキル、アルケニル、アルキニル、フェニル、ベンジル基、または場合によりヘテロ原子を含む環状炭化水素から選択される基を表す)とを含む組成物である。
好ましくは、前記融合助剤の組成物は、融合助剤a)を25〜60%の範囲で含み、融合助剤b)を40〜75%の範囲で含む。
好ましくは、前記融合助剤a)において、nは1〜4の整数であり、より好ましくは、nは2〜4の整数である。
好ましくは、前記融合助剤b)において、nは1〜4の整数であり、より好ましくは、nは2〜4の整数である。
本発明の一側面では、前記融合助剤a)において、R、R、R、およびRは水素原子または1〜8個の炭素原子を含むアルキル基から選択される。
本発明の一側面では、前記融合助剤b)において、RおよびR10は水素原子または1〜8個の炭素原子を含むアルキル基から選択され、R11は1〜4個の炭素原子を含むアルキル基から選択される。好ましくは、R11は1〜2個の炭素原子を含むアルキル基から選択される。
本発明の一側面では、構造(I)、(III)、または(IV)のジオキソラン誘導体からの融合助剤および融合助剤の組成物は、
i)触媒として酸を用いて、グリセロールとアルデヒドまたはケトン化合物とを1:1〜1:6の割合で混合するステップと、
ii)触媒として塩基を用いて、ステップi)の化合物とジカルボン酸エステル化合物とを構造(I)の融合助剤については1:1〜1:3の割合で、構造(III)および(IV)の融合助剤については1:2.5の割合で混合するステップとを含むプロセスから調製することができる。
ステップi)の反応において、アルデヒドまたはケトン化合物はホルムアルデヒド、アセトアルデヒド、プロパナール、ブタナール、ペンタナール、ヘキサナール、ヘプタナール、オクタナール、2−メチル−ブタナール、クロトンアルデヒド、アクロレイン、メタクロレイン、2−メチルプロパナール、トランス−2−ペンテナール、3−メチル−2−ブテナール、トランス−2−メチル−2−ブテナール、2,2−ジメチルプロパナール、2−メチルブタナール、3−メチルブタナール、3,3−ジメチルブタナール、2−エチルブタナール、2−メチルペンタナール、3−メチルペンタナール、4−メチルペンタナール、2−エチルペンタナール、4−ペンチナール、2−エチルヘキサナール、トランス−2−ヘキセナール、4−メチレンヘキシ−5−エナール、(3Z)−4−メチルヘキサ−3,5−ジエナール、4−メチレンヘキシ−5−エナール、2−メチル−ヘプタナール、2−プロピル−ペンタナール、トランス−2−ヘプテナール、シス−4−ヘプテナール、ベンズアルデヒド、o−トルアルデヒド、m−トルアルデヒド、p−トルアルデヒド、トランス−シンナムアルデヒド、2,4−ジメチルベンズアルデヒド、2,5−ジメチルベンズアルデヒド、3,5−ジメチルベンズアルデヒド、2,6−ジメチルベンズアルデヒド、アセトン、メチルエチルケトン、2−ペンタノン、2−ヘキサノン、2−ヘプタノン、2−オクタノン、2−ノナノン、3−ペンタノン、3−ヘキサノン、3−ヘプタノン、3−オクタノン、3−ノナノン、3−デカノン、3−ウンデカノン、4−ヘプタノン、4−オクタノン、4−ノナノン、4−デカノン、4−ウンデカノン、4−ドデカノン、5−ノナノン、5−デカノン、5−ウンデカノン、5−ドデカノン、5−トリデカノン、6−ウンデカノン、6−ドデカノン、6−トリデカノン、6−テトラデカノン、7−トリデカノン、7−テトラデカノン、7−ペンタデカノン、8−ペンタデカノン、8−ヘキサデカノン、9−ヘプタデカノン、シクロブタノン、シクロペンタノン、シクロヘキサノン、シクロヘプタノン、3−ブテン−2−オン、4−ペンテン−2−オン、5−ヘキセン−2−オン、6−ヘプテン−3−オン、7−オクテン−4−オン、1−デセン−5−オン、1−ウンデセン−5−オン、1,8−ノナジエン−5−オン、2−メチル−7−オクテン−4−オン、またはこれらの混合物から選択される。
好ましくは、アルデヒドまたはケトン化合物は2−エチルヘキサナール、アセトン、メチルエチルケトン、またはこれらの混合物から選択される。
ステップii)の反応において用いる、ジカルボン酸エステル化合物はマロン酸ジメチル、マロン酸ジエチル、マロン酸ジプロピル、2−プロペニル−1−[1,3−ジオキソ−3−(2−プロペニルオキシ)プロポキシ]、コハク酸ジメチル、コハク酸ジエチル、コハク酸ジプロピル、コハク酸ジブチル、グルタル酸ジメチル、グルタル酸ジエチル、グルタル酸ジプロピル、グルタル酸ジブチル、アジピン酸ジメチル、アジピン酸ジエチル、アジピン酸ジプロピル、アジピン酸ジブチル、またはこれらの混合物から選択される。
好ましくは、ジカルボン酸エステル化合物はコハク酸ジメチル、コハク酸ジエチル、アジピン酸ジエチル、またはこれらの混合物から選択される。
本発明の一側面では、ジオキソラン誘導体からの構造(I)の融合助剤および構造(III)または(IV)の融合助剤の組成物は、
a)ジオキソラン誘導体からの構造(I)の融合助剤および構造(III)または(IV)の融合助剤の組成物
b)バインダー、および
c)溶媒
を含む塗料組成物において使用することができ、
a)のジオキソラン誘導体からの構造(I)の融合助剤および構造(III)または(IV)の融合助剤の組成物の実施形態および好ましい側面は上記のとおりである。
一実施形態では、融合助剤a)の量は塗料の1〜20重量%である。好ましくは、3〜10重量%である。
b)のバインダーはアルキド、アクリル、ビニルアクリル、ビニルアセテート/エチレン、ポリウレタン、エポキシ、スチレン、スチレン−アクリル共重合体、スチレン−アルケン共重合体、前記化合物の誘導体、または前記化合物の混合物を含む群から選択することができるがこれらに限定されない。
好ましくは、前記バインダーはアクリル、スチレン−アクリル共重合体、または前記バインダーの混合物の群から選択される。
一側面では前記バインダーの量は10〜70重量%、好ましくは45〜65重量%である。
一実施形態では、c)の溶媒は融合助剤と相溶性のある溶媒から選択することができ、前記溶媒は水、アルコール、石油蒸留物、エステル、グリコール、グリコールエーテル、またはこれらの混合物から選択することができるが、これらに限定されない。
一つの任意の側面では、前記塗料組成物はさらに顔料、体質顔料、着色剤、界面活性剤、レオロジー調整剤、テクスチャリング剤、消泡剤、殺生物剤、湿潤剤、分散剤、架橋剤、増粘剤、凍結防止剤、安定剤、またはこれらの混合物から選択される添加剤を含んでもよい。
他の任意の側面では、前記塗料組成物は更に融合助剤を有してもよく、前記追加の融合助剤の群は安息香酸、アルキルエステル、エステル−アルコール、グリコール−エーテル、長鎖脂肪族アルコール、芳香族アルコール、またはこれらの混合物から選択することができる。
以下の部分は明示する目的のためのみであり、決して本発明を限定する目的のためではない。
実施例1:ジオキソランアルコール誘導体の調製
ジオキソランアルコール1
100gのグリセロール(1.08mol)と315.34gのアセトン(5.43mol)を丸底フラスコに加えた。それから、1.06gの硫酸(0.01mol)を加え22〜25℃の温度で1時間還流した。その後、混合物を2規定水酸化カリウムのメタノール溶液で中和した。得られた混合物中のアセトンおよび水の一部を真空下で蒸発させた。得られた混合物を真空条件下の蒸留プロセスによって精製した。蒸留から得られた試料をプロトン核磁気共鳴スペクトル(H−NMR)法によって分析した。
ジオキソランアルコール2
100gのグリセロール(1.08mol)と391.5gのメチルエチルケトン(5.43mol)を加えた。それから、2.07gのp−トルエン硫酸(0.01mol)を加え100℃の温度で2時間還流し、室温で2時間冷却した。混合物を2規定水酸化カリウムのメタノール溶液で中和した。得られた混合物中のメチルエチルケトンおよび水の一部を真空下で蒸発させた。得られた混合物を真空条件下の蒸留プロセスによって精製した。蒸留から得られた試料をH−NMRによって分析した。
ジオキソランアルコール3
100gのグリセロール(1.08mol)と111.90gのシクロヘキサノン(1.14mol)を丸底フラスコに加えた。それから、2.06gのp−トルエン硫酸(0.01mol)を加え120℃の温度で6時間還流し、室温で冷却した。混合物を2規定水酸化カリウムのメタノール溶液で中和した。得られた混合物中のシクロヘキサノンおよび水の一部を真空下で蒸発させた。得られた混合物を真空条件下の蒸留プロセスによって精製した。蒸留から得られた試料をH−NMRによって分析した。
ジオキソランアルコール4
50gのグリセロール(0.54mol)と104.4gの2−エチルヘキサナール(0.81mol)を丸底フラスコに加えた。それから、2.06gのp−トルエン硫酸(10.8mol)を加え60℃の温度で4時間還流し、室温で冷却した。混合物を2規定水酸化カリウムのメタノール溶液で中和した。得られた混合物中のアセトニトリル、アルデヒド、および水を真空下で蒸発させた。その後、得られた混合物を真空条件下の蒸留プロセスによって精製した。蒸留から得られた試料をH−NMRによって分析した。
実施例2:ジオキソランアルコール1の誘導体の調製
ジオキソランアルコールエステル1(DOE01)
20gのコハク酸ジメチル(136.8mmol)と36.17gのジオキソランアルコール1(273.7mmol)を丸底フラスコに加えた。それから、0.59gのナトリウムメトキシド(10.9mmol)を加え真空条件下、70℃の温度で90分間還流した。その後、真空条件下、120℃の温度で30分間反応を継続した。それから、得られた混合物を室温で冷却した。その後、ジエチルエーテルを加え水で抽出した。得られた有機溶媒層を真空条件下約40℃の温度で蒸留した。得られた試料をH−NMRおよびガスクロマトグラフィ(GC)によって分析した。
ジオキソランアルコールエステル2(DOE02)
20gのコハク酸ジメチル(136.8mmol)と54.2gのジオキソランアルコール1(410.5mmol)を丸底フラスコに加えた。それから、0.59gのナトリウムメトキシド(10.9mmol)を加え真空条件下、90℃の温度で90分間還流した。その後、真空条件下、120℃の温度で30分間反応を継続した。それから、得られた混合物を室温で冷却した。その後、ジエチルエーテルを加え水で抽出した。得られた有機溶媒層を真空条件下約40℃の温度で蒸留した。得られた試料をH−NMRおよびGCによって分析した。
ジオキソランアルコールエステル3(DOE03)
20gのアジピン酸ジエチル(98.8mmol)と26.14gのジオキソランアルコール1(197.8mmol)を丸底フラスコに加えた。それから、0.43gのナトリウムメトキシド(7.9mmol)を加え真空条件下、70℃の温度で90分間還流した。その後、真空条件下、120℃の温度で30分間反応を継続した。それから、得られた混合物を室温で冷却した。その後、ジエチルエーテルを加え水で抽出した。得られた有機溶媒層を真空条件下約40℃の温度で蒸留した。得られた試料をH−NMRおよびGCによって分析した。
ジオキソランアルコールエステル4(DOE04)
20gのマロン酸ジメチル(151.4mmol)と40gのジオキソランアルコール1(302.8mmol)を丸底フラスコに加えた。それから、0.65gのナトリウムメトキシド(12.1mmol)を加え真空条件下、70℃の温度で90分間還流した。その後、真空条件下、120℃の温度で30分間反応を継続した。それから、得られた混合物を室温で冷却した。その後、ジエチルエーテルを加え水で抽出した。得られた有機溶媒層を真空条件下約40℃の温度で蒸留した。得られた試料をH−NMRおよびGCによって分析した。
実施例3:ジオキソランアルコール2の誘導体の調製
ジオキソランアルコールエステル5(DOE05)
20gのコハク酸ジメチル(136.8mmol)と39.9gのジオキソランアルコール2(273.7mmol)を丸底フラスコに加えた。それから、0.59gのナトリウムメトキシド(10.9mmol)を加え真空条件下、70℃の温度で90分間反応させた。その後、真空条件下、120℃の温度で30分間反応を継続した。それから、得られた混合物を室温で冷却した。その後、ジエチルエーテルを加え水で抽出した。得られた有機溶媒層を真空条件下約40℃の温度で蒸留した。得られた試料をH−NMRおよびGCによって分析した。
ジオキソランアルコールエステル6(DOE06)
10gのアジピン酸ジエチル(49.4mmol)と14.45gのジオキソランアルコール2(98.8mmol)を丸底フラスコに加えた。それから、0.21gのナトリウムメトキシド(3.9mmol)を加え真空条件下、70℃の温度で120分間反応させた。その後、真空条件下、120℃の温度で30分間反応を継続した。それから、得られた混合物を室温で冷却した。その後、ジエチルエーテルを加え水で抽出した。得られた有機溶媒層を真空条件下約40℃の温度で蒸留した。得られた試料をH−NMRおよびGCによって分析した。
ジオキソランアルコールエステル7(DOE07)
10gのマロン酸ジメチル(57.4mmol)と16.78gのジオキソランアルコール2(114.8mmol)を丸底フラスコに加えた。それから、0.25gのナトリウムメトキシド(4.59mmol)を加え真空条件下、70℃の温度で120分間反応させた。その後、真空条件下、120℃の温度で30分間反応を継続した。それから、得られた混合物を室温で冷却した。その後、ジエチルエーテルを加え水で抽出した。得られた有機溶媒層を真空条件下約40℃の温度で蒸留した。得られた試料をH−NMRおよびGCによって分析した。
ジオキソランアルコールエステル8(DOE08)
20gのコハク酸ジエチル(114.8mmol)と33.55gのジオキソランアルコール2(229.6mmol)を丸底フラスコに加えた。それから、0.49gのナトリウムメトキシド(9.2mmol)を加え真空条件下、70℃の温度で1時間30分還流した。その後、真空条件下、120℃の温度で30分間反応を継続した。それから、得られた混合物を室温で冷却した。その後、ジエチルエーテルを加え水で抽出した。得られた有機溶媒層を真空条件下約40℃の温度で蒸留した。得られた試料をH−NMRおよびGCによって分析した。
実施例4:ジオキソランアルコール3の誘導体の調製
ジオキソランアルコールエステル9(DOE09)
20gのコハク酸ジメチル(136.8mmol)と70.7gのジオキソランアルコール3(410.5mmol)を丸底フラスコに加えた。それから、0.59gのナトリウムメトキシド(10.9mmol)を加え真空条件下、90℃の温度で90分間還流した。その後、真空条件下、130℃の温度で30分間反応を継続した。それから、得られた混合物を室温で冷却した。その後、ジエチルエーテルを加え水で抽出した。得られた有機溶媒層を真空条件下約40℃の温度で蒸留した。得られた試料をH−NMRおよびGCによって分析した。
ジオキソランアルコールエステル10(DOE10)
10gのマロン酸ジメチル(75.6mmol)と26.0gのジオキソランアルコール3(151.4mmol)を丸底フラスコに計量して入れた。それから、0.59gのナトリウムメトキシド(10.9mmol)を加え真空条件下、70℃の温度で90分間還流した。その後、真空条件下、130℃の温度で30分間反応を継続した。それから、得られた混合物を室温で冷却した。その後、ジエチルエーテルを加え水で抽出した。得られた有機溶媒層を真空条件下約40℃の温度で蒸留した。得られた試料をH−NMRおよびGCによって分析した。
実施例5:ジオキソランアルコール4の誘導体の調製
ジオキソランアルコールエステル11(DOE11)
20gのコハク酸ジメチル(136.8mmol)と83.0gのジオキソランアルコール4(410.5mmol)を丸底フラスコに加えた。それから、0.59gのナトリウムメトキシド(10.9mmol)を加え真空条件下、70℃の温度で90分間還流した。その後、真空条件下、150℃の温度で30分間反応を継続した。それから、得られた混合物を室温で冷却した。その後、ジエチルエーテルを加え水で抽出した。得られた有機溶媒層を真空条件下約40℃の温度で蒸留した。得られた試料をH−NMRおよびGCによって分析した。
ジオキソランアルコールエステル12(DOE12)
10gのコハク酸ジエチル(57.4mmol)と34.8gのジオキソランアルコール4(172.2mmol)を丸底フラスコに加えた。それから、0.25gのナトリウムメトキシド(4.5mmol)を加え真空条件下、90℃の温度で90分間還流した。その後、真空条件下、150℃の温度で30分間反応を継続した。それから、得られた混合物を室温で冷却した。その後、ジエチルエーテルを加え水で抽出した。得られた有機溶媒層を真空条件下約40℃の温度で蒸留した。得られた試料をH−NMRおよびGCによって分析した。
実施例6:本発明に係るジオキソランエステル誘導体の特性試験
前記ジオキソランエステル誘導体は以下に記載する方法によって分析することができる。
フィルム形成効果試験
市販の融合助剤テキサノール(登録商標)およびブチルセロソルブ(登録商標)と比較した融合助剤DOE01〜DOE12のフィルム形成効果試験は以下のステップに従って行うことができた。
1.20gのアクリルまたはスチレンアクリル共重合体バインダーを試験ビーカーに加えた。
2.バインダーの濃度がそれぞれ1〜15重量%の融合助剤をゆっくりと(1)のバインダーに加えた。得られた各混合物を均一になるまで攪拌した。これは10〜15分かかった。全ての調製試料(1〜15%)ができた。
3.ステップ2でバインダーと融合助剤から得られたフィルムを100ミクロン厚さのフィルムが得られるまでワイヤーコーターを用いて支持ペーパー上に延伸した。その後得られたフィルムを室温で放置し乾燥させた。
4.フィルムが乾燥した時、フィルムの外観を観察した。得られたフィルムは透明でなければならず、亀裂は無かった。
融合助剤の乾燥特性試験
市販の融合助剤テキサノール(登録商標)およびブチルセロソルブ(登録商標)と比較した融合助剤DOE01〜DOE12の乾燥特性試験は以下のステップに従って行うことができた。
1.20gのアクリルまたはスチレンアクリル共重合体バインダーを試験ビーカーに加え、最良のフィルムを形成することができる濃度の融合助剤DOE01〜DOE12を加えた。各融合助剤およびバインダーを混合し、均一に混ざるまで攪拌した。
2.各融合助剤およびステップ1で得られたバインダーのフィルムを100ミクロン厚さのフィルムが得られるまでワイヤーコーターを用いて支持ペーパー上に延伸した。その後得られたフィルムを室温で放置し乾燥させた。
3.調製されたフィルムを指でさわった。フィルム上に指紋が見えなくなった時間を記録した。
融合助剤の臭気試験
市販の融合助剤テキサノール(登録商標)およびブチルセロソルブ(登録商標)と比較する本発明に係る融合助剤DOE01〜DOE12の臭気試験は以下のステップに従って行うことができる。
1.10gの融合助剤DOE01〜DOE12を各試験ビーカーに加えた。
2.5名の判定者が臭いを嗅ぎ、0〜3(3は最も高い臭気強度を意味し、0は臭気の無検出を意味する)で臭気強度を記録するように依頼された。
VOC試験
市販の融合助剤テキサノール(登録商標)およびブチルセロソルブ(登録商標)と比較した融合助剤DOE01〜DOE12のVOC試験はISO規格11890−2に従って行うことができた。
本発明に係る融合助剤の組成
合成融合助剤DOE01〜DOE12の組成物は表1に示す組成を有していた。
融合助剤DOE01、DOE03、DOE05、DOE06、DOE07、およびDOE08はモノジオキソランジエステルを44〜81%の範囲で有し、ビス−ジオキソランジエステルを19〜56%の範囲で有するモノジオキソランジエステルとビス−ジオキソランジエステルの混合物であることがわかった。融合助剤DOE02、DOE09、およびDOE10はビス−ジオキソランジエステルで融合助剤DOE11およびDOE12はモノジオキソランジエステルであった。
本発明に係る融合助剤の特性
市販の融合助剤テキサノール(登録商標)およびブチルセロソルブ(登録商標)と比較した融合助剤DOE01〜DOE12の特性を表2に示した。本発明に係る融合助剤DOE01、DOE02、DOE03、DOE05、DOE08、およびDOE11は市販品と同じレベルのフィルム形成効果を有していることがわかった。それはポリマーフィルムを形成するために、市販の融合助剤と同様に本発明に係る融合助剤を少量だけ加えたことを意味する。さらに本発明に係る融合助剤は市販の融合助剤と同じように要した乾燥時間が短かった。臭気およびVOC値については、本発明に係る融合助剤は市販の融合助剤よりも臭気強度が低かった。このことによって本発明に係る融合助剤が低VOC値の市販の融合助剤と同様の効果を有することを示した。
本発明の最良の形態または好ましい実施形態
本発明の最良の形態または好ましい実施形態は発明の詳細な説明に記載したとおりである。

Claims (30)

  1. 構造(I):
    (式中、nは1〜8の整数であり、RおよびRは独立して水素原子、アルキル、アルケニル、アルキニル、フェニル、ベンジル基、または場合によりヘテロ原子を含む環状炭化水素から選択される基を表し、Yはアルキル、アルケニル、アルキニル、フェニル、ベンジル基、またはヘテロ原子を含む環状炭化水素から選択される基を表す)で表されるジオキソラン誘導体に由来する融合助剤。
  2. nは1〜4の整数である請求項1記載のジオキソラン誘導体に由来する融合助剤。
  3. nは2〜4の整数である請求項2記載のジオキソラン誘導体に由来する融合助剤。
  4. およびRが水素原子または1〜8個の炭素原子を含むアルキル基である請求項1記載のジオキソラン誘導体に由来する融合助剤。
  5. Yは1〜4個の炭素原子を含むアルキル基から選択される請求項1記載のジオキソラン誘導体に由来する融合助剤。
  6. Yは1〜2個の炭素原子を含むアルキル基から選択される請求項5記載のジオキソラン誘導体に由来する融合助剤。
  7. Yはヘテロ原子を含む環状炭化水素から選択される請求項1記載のジオキソラン誘導体に由来する融合助剤。
  8. Yは構造(II):
    (式中、RおよびRは独立して水素原子、アルキル、アルケニル、アルキニル、フェニル、ベンジル基、または場合によりヘテロ原子を含む環状炭化水素から選択される基を表す)で表されるヘテロ原子を含む環状炭化水素から選択される請求項7記載のジオキソラン誘導体に由来する融合助剤。
  9. およびRは水素原子または1〜8個の炭素原子を含むアルキル基である請求項8記載のジオキソラン誘導体に由来する融合助剤。
  10. 請求項1〜9いずれか1項記載のジオキソラン誘導体に由来する融合助剤であって、前記融合助剤は以下のステップを含む方法から調製される:
    i)触媒として酸を用いて、グリセロールとアルデヒドまたはケトン化合物とを1:1〜1:6の割合で混合するステップ、
    ii)触媒として塩基を用いて、ステップi)から得られた化合物とジカルボン酸エステル化合物とを1:1〜1:3の割合で混合するステップ。
  11. 請求項10記載のジオキソラン誘導体に由来する融合助剤であって、ステップi)の反応において、アルデヒドまたはケトン化合物はホルムアルデヒド、アセトアルデヒド、プロパナール、ブタナール、ペンタナール、ヘキサナール、ヘプタナール、オクタナール、2−メチル−ブタナール、クロトンアルデヒド、アクロレイン、メタクロレイン、2−メチルプロパナール、トランス−2−ペンテナール、3−メチル−2−ブテナール、トランス−2−メチル−2−ブテナール、2,2−ジメチルプロパナール、2−メチルブタナール、3−メチルブタナール、3,3−ジメチルブタナール、2−エチルブタナール、2−メチルペンタナール、3−メチルペンタナール、4−メチルペンタナール、2−エチルペンタナール、4−ペンチナール、2−エチルヘキサナール、トランス−2−ヘキセナール、4−メチレンヘキシ−5−エナール、(3Z)−4−メチルヘキサ−3,5−ジエナール、4−メチレンヘキシ−5−エナール、2−メチル−ヘプタナール、2−プロピル−ペンタナール、トランス−2−ヘプテナール、シス−4−ヘプテナール、ベンズアルデヒド、o−トルアルデヒド、m−トルアルデヒド、p−トルアルデヒド、トランス−シンナムアルデヒド、2,4−ジメチルベンズアルデヒド、2,5−ジメチルベンズアルデヒド、3,5−ジメチルベンズアルデヒド、2,6−ジメチルベンズアルデヒド、アセトン、メチルエチルケトン、2−ペンタノン、2−ヘキサノン、2−ヘプタノン、2−オクタノン、2−ノナノン、3−ペンタノン、3−ヘキサノン、3−ヘプタノン、3−オクタノン、3−ノナノン、3−デカノン、3−ウンデカノン、4−ヘプタノン、4−オクタノン、4−ノナノン、4−デカノン、4−ウンデカノン、4−ドデカノン、5−ノナノン、5−デカノン、5−ウンデカノン、5−ドデカノン、5−トリデカノン、6−ウンデカノン、6−ドデカノン、6−トリデカノン、6−テトラデカノン、7−トリデカノン、7−テトラデカノン、7−ペンタデカノン、8−ペンタデカノン、8−ヘキサデカノン、9−ヘプタデカノン、シクロブタノン、シクロペンタノン、シクロヘキサノン、シクロヘプタノン、3−ブテン−2−オン、4−ペンテン−2−オン、5−ヘキセン−2−オン、6−ヘプテン−3−オン、7−オクテン−4−オン、1−デセン−5−オン、1−ウンデセン−5−オン、1,8−ノナジエン−5−オン、2−メチル−7−オクテン−4−オン、またはこれらの混合物から選択される融合助剤。
  12. 請求項11記載のジオキソラン誘導体に由来する融合助剤であって、アルデヒドまたはケトン化合物は2−エチルヘキサナール、アセトン、メチルエチルケトン、またはこれらの混合物から選択される融合助剤。
  13. 請求項10記載のジオキソラン誘導体に由来する融合助剤であって、ステップii)の反応において、ジカルボン酸エステル化合物はマロン酸ジメチル、マロン酸ジエチル、マロン酸ジプロピル、2−プロピル−1−[1,3−ジオキソ−3−(2−プロペニルオキシ)プロポキシ]、コハク酸ジメチル、コハク酸ジエチル、コハク酸ジプロピル、コハク酸ジブチル、グルタル酸ジメチル、グルタル酸ジエチル、グルタル酸ジプロピル、グルタル酸ジブチル、アジピン酸ジメチル、アジピン酸ジエチル、アジピン酸ジプロピル、アジピン酸ジブチル、またはこれらの混合物から選択される融合助剤。
  14. 請求項13記載のジオキソラン誘導体に由来する融合助剤であって、ステップii)の反応において、ジカルボン酸エステル化合物はコハク酸ジメチル、コハク酸ジエチル、アジピン酸ジエチル、またはこれらの混合物から選択される融合助剤。
  15. ジオキソラン誘導体に由来する融合助剤の組成物であって、前記組成物は
    a)5〜60%の構造(III)を有する融合助剤:
    (式中、nは1〜8の整数であり、R、R、R、およびRは独立して水素原子、アルキル、アルケニル、アルキニル、フェニル、ベンジル基、または場合によりヘテロ原子を含む環状炭化水素から選択される基を表す)と、
    b)40〜95%の構造(IV)を有する融合助剤:
    (式中、nは1〜8の整数であり、R、R10、およびR11は独立して水素原子、アルキル、アルケニル、アルキニル、フェニル、ベンジル基、または場合によりヘテロ原子を含む環状炭化水素から選択される基を表す)とを含む組成物。
  16. 請求項15記載のジオキソラン誘導体に由来する融合助剤の組成物であって、前記融合助剤は融合助剤a)を25〜60%の範囲で含み、融合助剤b)を40〜75%の範囲で含むジオキソラン誘導体に由来する融合助剤の混合物である組成物。
  17. 請求項15記載のジオキソラン誘導体に由来する融合助剤の組成物であって、前記融合助剤a)において、nは1〜4の整数である組成物。
  18. 請求項17記載のジオキソラン誘導体に由来する融合助剤の組成物であって、前記融合助剤a)において、nは2〜4の整数である組成物。
  19. 請求項15記載のジオキソラン誘導体に由来する融合助剤の組成物であって、前記融合助剤b)において、nは1〜4の整数である組成物。
  20. 請求項19記載のジオキソラン誘導体に由来する融合助剤の組成物であって、前記融合助剤b)において、nは2〜4の整数である組成物。
  21. 請求項15記載のジオキソラン誘導体に由来する融合助剤の組成物であって、前記融合助剤a)において、R、R、R、およびRは水素原子または1〜8個の炭素原子を含むアルキル基から選択される組成物。
  22. 請求項15記載のジオキソラン誘導体に由来する融合助剤の組成物であって、前記融合助剤b)において、RおよびR10は水素原子または1〜8個の炭素原子を含むアルキル基から選択される組成物。
  23. 請求項15記載のジオキソラン誘導体に由来する融合助剤の組成物であって、前記融合助剤b)において、R11は1〜8個の炭素原子を含むアルキル基から選択される組成物。
  24. 請求項23記載のジオキソラン誘導体に由来する融合助剤の組成物であって、前記融合助剤b)において、R11は1〜2個の炭素原子を含むアルキル基から選択される組成物。
  25. 請求項15〜24いずれか一項記載のジオキソラン誘導体に由来する融合助剤の組成物であって、前記融合助剤は以下のステップを含む方法から調製される:
    i)触媒として酸を用いて、グリセロールとアルデヒドまたはケトン化合物とを1:1〜1:6の割合で混合するステップ、
    ii)触媒として塩基を用いて、ステップi)から得られた化合物とジカルボン酸エステル化合物とを1:1〜1:25の割合で混合するステップ。
  26. 請求項25記載のジオキソラン誘導体に由来する融合助剤の組成物であって、ステップi)の反応において、アルデヒドまたはケトン化合物はホルムアルデヒド、アセトアルデヒド、プロパナール、ブタナール、ペンタナール、ヘキサナール、ヘプタナール、オクタナール、2−メチル−ブタナール、クロトンアルデヒド、アクロレイン、メタクロレイン、2−メチルプロパナール、トランス−2−ペンテナール、3−メチル−2−ブテナール、トランス−2−メチル−2−ブテナール、2,2−ジメチルプロパナール、2−メチルブタナール、3−メチルブタナール、3,3−ジメチルブタナール、2−エチルブタナール、2−メチルペンタナール、3−メチルペンタナール、4−メチルペンタナール、2−エチルペンタナール、4−ペンチナール、2−エチルヘキサナール、トランス−2−ヘキセナール、4−メチレンヘキシ−5−エナール、(3Z)−4−メチルヘキサ−3,5−ジエナール、4−メチレンヘキシ−5−エナール、2−メチル−ヘプタナール、2−プロピル−ペンタナール、トランス−2−ヘプテナール、シス−4−ヘプテナール、ベンズアルデヒド、o−トルアルデヒド、m−トルアルデヒド、p−トルアルデヒド、トランス−シンナムアルデヒド、2,4−ジメチルベンズアルデヒド、2,5−ジメチルベンズアルデヒド、3,5−ジメチルベンズアルデヒド、2,6−ジメチルベンズアルデヒド、アセトン、メチルエチルケトン、2−ペンタノン、2−ヘキサノン、2−ヘプタノン、2−オクタノン、2−ノナノン、3−ペンタノン、3−ヘキサノン、3−ヘプタノン、3−オクタノン、3−ノナノン、3−デカノン、3−ウンデカノン、4−ヘプタノン、4−オクタノン、4−ノナノン、4−デカノン、4−ウンデカノン、4−ドデカノン、5−ノナノン、5−デカノン、5−ウンデカノン、5−ドデカノン、5−トリデカノン、6−ウンデカノン、6−ドデカノン、6−トリデカノン、6−テトラデカノン、7−トリデカノン、7−テトラデカノン、7−ペンタデカノン、8−ペンタデカノン、8−ヘキサデカノン、9−ヘプタデカノン、シクロブタノン、シクロペンタノン、シクロヘキサノン、シクロヘプタノン、3−ブテン−2−オン、4−ペンテン−2−オン、5−ヘキセン−2−オン、6−ヘプテン−3−オン、7−オクテン−4−オン、1−デセン−5−オン、1−ウンデセン−5−オン、1,8−ノナジエン−5−オン、2−メチル−7−オクテン−4−オン、またはこれらの混合物から選択される組成物。
  27. 請求項26記載のジオキソラン誘導体に由来する融合助剤の組成物であって、アルデヒドまたはケトン化合物は2−エチルヘキサナール、アセトン、メチルエチルケトン、またはこれらの混合物から選択される融合助剤。
  28. 請求項25記載のジオキソラン誘導体に由来する融合助剤の組成物であって、ステップii)の反応において、ジカルボン酸エステル化合物はマロン酸ジメチル、マロン酸ジエチル、マロン酸ジプロピル、2−プロペニル−1−[1,3−ジオキソ−3−(2−プロペニルオキシ)プロポキシ]、コハク酸ジメチル、コハク酸ジエチル、コハク酸ジプロピル、コハク酸ジブチル、グルタル酸ジメチル、グルタル酸ジエチル、グルタル酸ジプロピル、グルタル酸ジブチル、アジピン酸ジメチル、アジピン酸ジエチル、アジピン酸ジプロピル、アジピン酸ジブチル、またはこれらの混合物から選択される組成物。
  29. 請求項28記載のジオキソラン誘導体に由来する融合助剤の組成物であって、ステップii)の反応において、ジカルボン酸エステル化合物はコハク酸ジメチル、コハク酸ジエチル、アジピン酸ジエチル、またはこれらの混合物から選択される組成物。
  30. 前記請求項いずれか1項記載のジオキソラン誘導体に由来する融合助剤から得られる塗料組成物。
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