JP2019523209A - 炭化水素燃料を分解するためのプロセスおよび装置 - Google Patents
炭化水素燃料を分解するためのプロセスおよび装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2019523209A JP2019523209A JP2019524522A JP2019524522A JP2019523209A JP 2019523209 A JP2019523209 A JP 2019523209A JP 2019524522 A JP2019524522 A JP 2019524522A JP 2019524522 A JP2019524522 A JP 2019524522A JP 2019523209 A JP2019523209 A JP 2019523209A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- reaction chamber
- heating
- gas
- heat source
- hydrocarbon fuel
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C01—INORGANIC CHEMISTRY
- C01B—NON-METALLIC ELEMENTS; COMPOUNDS THEREOF; METALLOIDS OR COMPOUNDS THEREOF NOT COVERED BY SUBCLASS C01C
- C01B3/00—Hydrogen; Gaseous mixtures containing hydrogen; Separation of hydrogen from mixtures containing it; Purification of hydrogen
- C01B3/02—Production of hydrogen or of gaseous mixtures containing a substantial proportion of hydrogen
- C01B3/22—Production of hydrogen or of gaseous mixtures containing a substantial proportion of hydrogen by decomposition of gaseous or liquid organic compounds
- C01B3/24—Production of hydrogen or of gaseous mixtures containing a substantial proportion of hydrogen by decomposition of gaseous or liquid organic compounds of hydrocarbons
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B01—PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
- B01J—CHEMICAL OR PHYSICAL PROCESSES, e.g. CATALYSIS OR COLLOID CHEMISTRY; THEIR RELEVANT APPARATUS
- B01J19/00—Chemical, physical or physico-chemical processes in general; Their relevant apparatus
- B01J19/02—Apparatus characterised by being constructed of material selected for its chemically-resistant properties
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B01—PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
- B01J—CHEMICAL OR PHYSICAL PROCESSES, e.g. CATALYSIS OR COLLOID CHEMISTRY; THEIR RELEVANT APPARATUS
- B01J8/00—Chemical or physical processes in general, conducted in the presence of fluids and solid particles; Apparatus for such processes
- B01J8/02—Chemical or physical processes in general, conducted in the presence of fluids and solid particles; Apparatus for such processes with stationary particles, e.g. in fixed beds
- B01J8/0285—Heating or cooling the reactor
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B01—PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
- B01J—CHEMICAL OR PHYSICAL PROCESSES, e.g. CATALYSIS OR COLLOID CHEMISTRY; THEIR RELEVANT APPARATUS
- B01J2219/00—Chemical, physical or physico-chemical processes in general; Their relevant apparatus
- B01J2219/00049—Controlling or regulating processes
- B01J2219/00051—Controlling the temperature
- B01J2219/00074—Controlling the temperature by indirect heating or cooling employing heat exchange fluids
- B01J2219/00087—Controlling the temperature by indirect heating or cooling employing heat exchange fluids with heat exchange elements outside the reactor
- B01J2219/00094—Jackets
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B01—PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
- B01J—CHEMICAL OR PHYSICAL PROCESSES, e.g. CATALYSIS OR COLLOID CHEMISTRY; THEIR RELEVANT APPARATUS
- B01J2219/00—Chemical, physical or physico-chemical processes in general; Their relevant apparatus
- B01J2219/19—Details relating to the geometry of the reactor
- B01J2219/194—Details relating to the geometry of the reactor round
- B01J2219/1941—Details relating to the geometry of the reactor round circular or disk-shaped
- B01J2219/1943—Details relating to the geometry of the reactor round circular or disk-shaped cylindrical
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C01—INORGANIC CHEMISTRY
- C01B—NON-METALLIC ELEMENTS; COMPOUNDS THEREOF; METALLOIDS OR COMPOUNDS THEREOF NOT COVERED BY SUBCLASS C01C
- C01B2203/00—Integrated processes for the production of hydrogen or synthesis gas
- C01B2203/08—Methods of heating or cooling
- C01B2203/0805—Methods of heating the process for making hydrogen or synthesis gas
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C01—INORGANIC CHEMISTRY
- C01B—NON-METALLIC ELEMENTS; COMPOUNDS THEREOF; METALLOIDS OR COMPOUNDS THEREOF NOT COVERED BY SUBCLASS C01C
- C01B2203/00—Integrated processes for the production of hydrogen or synthesis gas
- C01B2203/08—Methods of heating or cooling
- C01B2203/0805—Methods of heating the process for making hydrogen or synthesis gas
- C01B2203/085—Methods of heating the process for making hydrogen or synthesis gas by electric heating
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C09—DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- C09C—TREATMENT OF INORGANIC MATERIALS, OTHER THAN FIBROUS FILLERS, TO ENHANCE THEIR PIGMENTING OR FILLING PROPERTIES ; PREPARATION OF CARBON BLACK ; PREPARATION OF INORGANIC MATERIALS WHICH ARE NO SINGLE CHEMICAL COMPOUNDS AND WHICH ARE MAINLY USED AS PIGMENTS OR FILLERS
- C09C1/00—Treatment of specific inorganic materials other than fibrous fillers; Preparation of carbon black
- C09C1/44—Carbon
- C09C1/48—Carbon black
- C09C1/487—Separation; Recovery
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Health & Medical Sciences (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Inorganic Chemistry (AREA)
- Hydrogen, Water And Hydrids (AREA)
Abstract
Description
CH4+2O2→CO2+2H2O
この燃焼では、メタンから50,000kJ/kgの発熱量を得る。しかしながら、この燃焼の主な欠点は、環境に有害なCO2の生成である。
CH4+2H2O→4H2+CO2 (I)
2H2O→2H2+O2 (II)
CH4→C+2H2 (III)
1つの態様において、本発明は、炭化水素燃料から水素ガスおよび場合によっては炭素質生成物を製造する方法を提供し、その方法は、
反応器の反応チャンバであって、少なくとも1つの壁と熱源によって加熱される加熱領域とを有する反応チャンバへ前記燃料の流れを導入すること、および
前記炭化水素燃料の熱分解を生じさせ、前記水素ガスおよび場合によっては前記炭素質生成物を生成するために、前記加熱領域中の前記燃料を加熱すること、を含み、
前記反応チャンバ中のC:O(mol/mol)の比は20:1よりも大きい、方法であって、
前記熱源は、前記加熱領域中の前記炭化水素燃料を、放射熱によって(放射熱伝達によって)2000℃よりも高い平均温度に加熱することを特徴とする。他の態様として、本発明は、上記の方法ステップを含む、炭化水素燃料の熱分解の方法を提供する。
少なくとも1つの壁と熱源によって加熱できる加熱領域とを有する反応チャンバ、
炭化水素燃料の流れが前記反応チャンバへ入ることを可能にする1つ以上の入口、
固体生成物とガス状生成物とを分離するための捕集チャンバ、および、
ガス状生成物が反応チャンバから出るための1つ以上の出口、を含む、装置であって、
前記熱源は、使用時において、前記加熱領域中の炭化水素燃料を、放射熱によって(放射熱伝達によって)2000℃よりも高い平均温度に加熱できること、および、
前記少なくとも1つの反応チャンバ壁の融点が、2000℃よりも高いこと、を特徴とする。
本発明の熱分解(分解)反応は、反応チャンバを含む反応器(ここでは、装置とも称される)の中で行われる。反応チャンバは、典型的には、炭化水素燃料を受け入れるための少なくとも1つの入口を有する。反応チャンバ自体は、好ましくは、1つ以上の反応チャンバ壁によって画定された細長い空洞である。反応チャンバ壁(reaction chamber wall)は通常、反応器壁(reactor wall)と同じであり、且つ同一の広がりを占める。単一の反応チャンバ壁を有する円筒状のチャンバが好ましい。
炭化水素燃料は、市販のまたは容易に入手可能な任意の炭化水素であって、20℃の温度および1バール(bar)の圧力でガス状、液状、または固体であるが、1000℃の温度でガス状であり、熱分解されやすい炭化水素のことを指す。ガス状および液状の炭化水素(特にガス状炭化水素)が、固体炭化水素は質量比で水素の割合が低い傾向があるため、固体炭化水素よりも好ましい。ここで述べる熱分解(pyrolytic decomposition)(または分解)とは、燃焼および酸素の関与がない、有機物質の熱分解(thermal decomposition)である。メタンの熱分解は、上記の式(III)に記した通りである。
本発明において、加熱領域中の燃料(ガス)は、2000℃よりも高い(好ましくは2200℃よりも高く、例えば2400℃よりも高い)平均温度に加熱される。平均温度の上限は、実質的に、反応チャンバ壁(および反応チャンバの中にあってもよい他の構成要素、例えば加熱素子)の温度耐性のみによって制限されるが、3500℃まで(例えば3300℃まで)であってもよい。好ましい一態様では、加熱領域中の炭化水素燃料の平均温度は、2000〜4500℃の範囲(好ましくは2500〜4000℃の範囲)にある。範囲は、それから平均温度(例えば2500℃)が選ばれてもよい範囲のことを指す。
1つの実施形態では、反応チャンバは、いかなる乱流誘発手段も含有しない。これは、乱流を誘発することは均一な温度を達成するのに有利であると一般に考えられている既知の分解プロセスに対するさらに別の差異である。本発明は、乱流誘発手段を採用することなく、全く異なる方法で(加熱の注意深い制御およびそのような高温における高いガス動粘性率の利用によって)、反応チャンバにおいて高度に均一な温度を達成する。加熱領域内に乱流誘発手段がないことは、特に好ましい。
本発明の方法は、加熱領域中の燃料を2000℃よりも高い平均温度へ加熱することを必要とする。そのような高温に耐性を有する材料はほとんどなく、そのため、>2000℃の温度で運転することは、反応器の材料に対する特別の考慮を必要とする。
炭化水素ガスは、反応チャンバの、加熱領域と称される少なくとも一部において、特に高い温度に加熱される。加熱領域において高い均一な温度を達成するのに適した方法が、以下に記載される。
急冷は、当業者に公知の手段によって達成でき、冷媒との熱交換による熱いガスの冷却を含む。加熱領域の上流の炭化水素燃料への熱伝達によって、少なくとも部分的に急冷が達成されることは、特に好ましい。分解反応の吸熱性の性質のために、自動的な急冷が、反応後にある程度生じる。急冷は、下流の急な圧力解放によって達成されてもよく、それは、ガスの、ポリトロープ冷却(polytropic cooling)または等エントロピー冷却(isentropic cooling)をもたらす。
反応の生成物は、水素リッチなガスおよびカーボンブラックである。ここで述べるカーボンブラック(炭素質生成物とも称される)は、微量の他の元素を含有してもよい粒状の炭素物質である。本発明の方法によって生成されるカーボンブラックは、本発明のさらなる一態様を形成する。有利なことに、本発明の方法は、炭素質生成物をもたらす、均一なサイズの炭素粒子を生成する。本発明の方法で得られる炭素粒子の平均粒子サイズは、好ましくは、5〜40nmの範囲(例えば10〜30nm)にある。カーボンブラックの物理的性質は、反応器の運転条件の変更によって(例えば、炭化水素燃料の圧力、流速などの調節によって)、変えられてもよい。カーボンブラックは、様々な工業的用途で用いられ、他の物質と混合することで、その物質の物理的性質を変更してもよい。
本発明の装置は、好ましくは、上記のような本発明の方法の実行に適合しており、好ましくは、方法について述べたときに上記したような好ましい特徴を含む。従って、本装置は、好ましくは、上記のような、少なくとも1つの反応チャンバ壁、加熱領域、熱源または加熱素子を有する。本装置が、内部の加熱素子(すなわち加熱領域の中)を含有する場合、好ましい一態様では、この加熱素子は、加熱領域内の実質的に中央に位置し、且つ、縦方向に延びる。本発明の好ましい態様では、本装置は、使用時において、反応チャンバに入る前に炭化水素燃料を予熱するために、前記加熱領域の下流の熱いガスから熱を回収するようにさらに適合している。本装置は、固体生成物とガス状生成物とを分離するために捕集チャンバ中のフィルタをさらに含んでもよい。本発明の装置は、並列または直列に配置された複数の反応チャンバ(例えば2〜10個、例えば少なくとも2、5、10または20個、例えば30、40、50または100個以下、それぞれはそれ自体の入口および出口を有する)を含んでもよい。特に好ましい実施形態では、中央の反応チャンバは、好ましくは対称的な配置(例えば6個のチャンバの場合には六角形の配置)で、複数の他の反応チャンバ(例えば4、6または8個)に囲まれてもよい。
図1は、本発明の装置(反応器)の反応チャンバおよび加熱領域を図示する。この例では、メタンは、反応チャンバと同一の広がりを有する(with co−extensive)入口を介して導入される。反応チャンバの中において、一部(加熱領域)が外部の熱源によって加熱される。加熱された反応チャンバ壁は、流れている炭化水素ガスへ熱を放射する。放射熱伝達はガスを均一に加熱し、分解をもたらす。生成物は、反応チャンバと同一の広がりを有する出口において反応チャンバから出る。
[反応器]
反応器は、並列に配置された複数の個別の反応チャンバを含み、中央の反応チャンバは6つの同一の反応チャンバに囲まれ、それぞれの反応チャンバは、IDが2cm、長さが30cm(個別の体積は〜94cm3、全反応器体積は658cm3)、厚さが5mmのタングステンチューブによって形成される。それぞれの反応チャンバは、Wメッシュ(例えば、Oxy−Gon Industries Inc.製)に囲まれ(すなわち加熱領域の長さは30cmであり)、2000℃を越える温度が加熱領域内で得られることを可能にする。反応器は、フィルタを備える捕集チャンバを含む。
メタンは、1.5バールの圧力で100L/分の流速で入口を介して反応器に供給され、1つの反応器当たり〜14L/分の流速で入口を介してそれぞれの反応チャンバへ移動する。反応チャンバのガスは、Wメッシュに電流を流すことによって、>2000℃に加熱される。ナノカーボン粒子は、捕集チャンバ中の下流のフィルタで収集される。下流ガス(反応チャンバをそれらの出口を介して、および出口を介して反応器を出るガス)のH2含有率は、GCによって測定され、80%を上回る高い転換率が達成される。
Claims (26)
- 炭化水素燃料から水素ガスおよび場合によっては炭素質生成物を製造する方法であって、
反応器の反応チャンバであって、少なくとも1つの壁と熱源によって加熱される加熱領域とを有する反応チャンバへ前記燃料の流れを導入すること、および
前記炭化水素燃料の熱分解を生じさせ、前記水素ガスおよび場合によっては前記炭素質生成物を生成するために、前記加熱領域中の前記燃料を加熱すること、を含み、
前記反応チャンバ中のC:O(mol/mol)の比は20:1よりも大きく、
前記熱源は、前記加熱領域中の前記炭化水素燃料を、放射熱によって2000℃よりも高い平均温度に加熱することを特徴とする、方法。 - 前記反応チャンバ中のC:Oの比は50:1より大きく、好ましくは100:1より大きい、請求項1に記載の方法。
- 前記炭化水素燃料は天然ガスである、請求項1または2に記載の方法。
- 前記加熱領域中の前記炭化水素燃料の前記平均温度は、2000〜4500℃の範囲、好ましくは2500〜4000℃の範囲にある、請求項1〜3のいずれか1項に記載の方法。
- 前記加熱領域中の前記炭化水素燃料の温度は、異なる場所において異なっており、それぞれの温度は、前記平均温度から、250℃を超えない範囲で離れており、好ましくは100℃を超えない範囲で離れている、請求項1〜4のいずれか1項に記載の方法。
- 前記炭化水素燃料は、前記加熱領域中の少なくとも1つの断面において等温であり、好ましくは前記加熱領域中の径方向(および好ましくは縦方向)に等温である、請求項1〜5のいずれか1項に記載の方法。
- 前記加熱領域を通る前記ガス流は層流である、請求項1〜6のいずれか1項に記載の方法。
- 前記少なくとも1つの反応チャンバ壁は、融点が2000℃よりも高い材料を含むかそれからなり、好ましくはタングステンまたは融点が2000℃よりも高い超高温セラミックを含むかそれからなる、請求項1〜7のいずれか1項に記載の方法。
- 前記少なくとも1つの反応チャンバ壁は、タングステンの1またはそれ以上の層、および、融点が2000℃よりも高い高温セラミックの1またはそれ以上の層を含む、請求項1〜8のいずれか1項に記載の方法。
- 前記加熱領域は前記反応チャンバの筒状部によってもたらされ、前記加熱領域の内径と長さとの比は、1:5〜1:30の範囲にあり、好ましくは1:10〜1:20の範囲にある、請求項1〜9のいずれか1項に記載の方法。
- 場合によっては加熱素子である前記熱源は、前記反応チャンバ壁の外部に位置し、且つ、前記反応チャンバ壁であってそれからの放射熱が前記加熱領域中の前記燃料に伝達される反応チャンバ壁を加熱する、請求項1〜10のいずれか1項に記載の方法。
- 場合によっては加熱素子である前記熱源は、前記反応チャンバ壁中に位置し、且つ、前記反応チャンバ壁であってそれからの放射熱が前記加熱領域中の前記燃料に伝達される反応チャンバ壁を加熱する、請求項1〜10のいずれか1項に記載の方法。
- 場合によっては加熱素子である前記熱源は、前記反応チャンバ壁の内部に位置し、且つ、放射熱が、前記熱源から前記加熱領域中の前記燃料に伝達される、請求項1〜10のいずれか1項に記載の方法。
- 前記加熱素子は、融点が2000℃より高い材料を含むかそれからなり、好ましくはタングステンまたは融点が2000℃よりも高い超高温セラミックを含むかそれからなる、請求項11〜13のいずれか1項に記載の方法。
- 前記熱源は電気熱源、好ましくはタングステンメッシュ、である、請求項1〜14のいずれか1項に記載の方法。
- 前記炭化水素燃料は、前記熱源のみによって前記反応器中で加熱される、請求項1〜15のいずれか1項に記載の方法。
- 熱い下流ガスからの熱伝達を用いて、前記反応チャンバの上流の炭化水素燃料を予熱する、請求項1〜15のいずれか1項に記載の方法。
- 前記水素ガスおよび/または前記炭素質生成物が回収され、且つ、場合によっては、前記ガスを冷却して液体を形成するか、または、圧縮して圧縮ガスとする、請求項1〜17のいずれか1項に記載の方法。
- 前記加熱領域の下流の前記反応生成物を固体の炭素質生成物と水素ガスとに分離するステップをさらに含み、好ましくはフィルタが使用される、請求項1〜18のいずれか1項に記載の方法。
- 少なくとも1つの壁と熱源によって加熱できる加熱領域とを有する反応チャンバ、
炭化水素燃料の流れが前記反応チャンバへ入ることを可能にする1またはそれ以上の入口、
固体生成物とガス状生成物とを分離するための捕集チャンバ、および、
1またはそれ以上の出口であって、これを通ってガス状生成物が反応チャンバから放出されうる、1またはそれ以上の出口、を含む装置であって、
前記熱源は、使用時において、前記加熱領域中の炭化水素燃料を、放射熱によって2000℃よりも高い平均温度に加熱できること、および、
前記少なくとも1つの反応器壁の融点が、2000℃よりも高いこと、を特徴とする装置。 - 前記少なくとも1つの反応チャンバ壁は、請求項8または9で規定されたものである、請求項20に記載の装置。
- 前記加熱領域は請求項10で規定されたものである、請求項20または21に記載の装置。
- 前記熱源は加熱素子によってもたらされ、好ましくは、前記加熱素子は請求項11〜14のいずれか1項で規定されたものであるか、または、前記熱源は請求項15で規定されたものである、請求項20〜22のいずれか1項に記載の装置。
- 使用時において、前記反応チャンバに入る前に炭化水素燃料を予熱するために、前記加熱領域の下流の熱いガスから熱を回収するようにさらに適合している、請求項20〜23のいずれか1項に記載の装置。
- 前記固体生成物とガス状生成物とを分離するために、前記捕集チャンバ中にフィルタをさらに含む、請求項20〜24のいずれか1項に記載の装置。
- 並列または直列に配置された複数の反応チャンバを含む、請求項20〜25のいずれか1項に記載の装置。
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
GB1612776.3 | 2016-07-22 | ||
GBGB1612776.3A GB201612776D0 (en) | 2016-07-22 | 2016-07-22 | Process and apparatus for decomposing a hydrocarbon fuel |
PCT/EP2017/068555 WO2018015564A1 (en) | 2016-07-22 | 2017-07-21 | Process and apparatus for decomposing a hydrocarbon fuel |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2019523209A true JP2019523209A (ja) | 2019-08-22 |
JP7138632B2 JP7138632B2 (ja) | 2022-09-16 |
Family
ID=56894614
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019524522A Active JP7138632B2 (ja) | 2016-07-22 | 2017-07-21 | 炭化水素燃料を分解するためのプロセスおよび装置 |
Country Status (6)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US11325829B2 (ja) |
EP (1) | EP3487808B1 (ja) |
JP (1) | JP7138632B2 (ja) |
CA (1) | CA3031296A1 (ja) |
GB (1) | GB201612776D0 (ja) |
WO (1) | WO2018015564A1 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB202108950D0 (en) | 2021-06-22 | 2021-08-04 | Xgas As | Apparatus and method for the production of hydrogen |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4042334A (en) * | 1972-07-13 | 1977-08-16 | Thagard Technology Company | High temperature chemical reactor |
US20030182861A1 (en) * | 2000-05-08 | 2003-10-02 | Weimer Alan W. | Solar-thermal fluid-wall reaction processing |
Family Cites Families (19)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB963526A (en) | 1961-09-23 | 1964-07-08 | Degussa | Process for the production of furnace black |
US3619140A (en) | 1967-01-03 | 1971-11-09 | Cabot Corp | Process for making carbon black |
GB1242391A (en) | 1967-08-23 | 1971-08-11 | Philblack Ltd | Oxidation of hydrocarbon oils |
ZA711282B (en) | 1970-03-11 | 1971-11-24 | Cities Service Co | Tread grade carbon blacks having increased roadwear resistance |
EP0209800A3 (de) | 1985-07-16 | 1989-08-30 | Bera Anstalt | Verfahren zur Herstellung von aschearmem und elektrisch leitendem Russ |
US5009854A (en) | 1988-08-31 | 1991-04-23 | Columbian Chemicals Company | Axial reactor with coaxial oil injection |
NO175718C (no) | 1991-12-12 | 1994-11-23 | Kvaerner Eng | Fremgangsmåte ved spalting av hydrokarboner samt apparat for bruk ved fremgangsmåten |
NO176885C (no) | 1992-04-07 | 1995-06-14 | Kvaerner Eng | Anvendelse av rent karbon i form av karbonpartikler som anodemateriale til aluminiumfremstilling |
NO176522C (no) | 1992-04-07 | 1995-04-19 | Kvaerner Eng | Fremgangsmåte ved fremstilling av karbon med definerte fysikalske egenskaper samt apparat for gjennomföring av fremgangsmåten |
NO176969C (no) | 1992-12-23 | 1995-06-28 | Kvaerner Eng | Fremgangsmåte til styring av fremstillingen av karbon og hydrogen ved pyrolyse av hydrokarboner, samt anordning for bruk ved fremgangsmåten |
DE69912768T2 (de) | 1998-05-08 | 2004-07-29 | Carbontech Holding As | Verfahren zur herstellung von einem kohlenstoffhaltigen feststoff und wasserstoffreichen gasen |
NO315744B1 (no) | 1998-09-30 | 2003-10-20 | Prototech As | Fremgangsmåte for pyrolytisk produksjon av hydrogen og karbon fra metan ogandre organiske gasser |
US6653005B1 (en) * | 2000-05-10 | 2003-11-25 | University Of Central Florida | Portable hydrogen generator-fuel cell apparatus |
GB0421708D0 (en) | 2004-09-30 | 2004-11-03 | Turpin Mark C | Hydrogen generator for fuel cell |
US7563525B2 (en) * | 2006-02-15 | 2009-07-21 | Egt Enterprises, Inc. | Electric reaction technology for fuels processing |
GB0907758D0 (en) | 2009-05-07 | 2009-06-10 | Rolls Royce Plc | System and method for producing heat and/or power |
JP2011126765A (ja) | 2009-12-21 | 2011-06-30 | Nippon Suiso Kk | 炭化水素の自己熱分解法 |
DE102013020375A1 (de) * | 2013-12-06 | 2015-06-11 | CCP Technology GmbH | Plasma-reaktor zum aufspalten eines kohlenwasserstoff-fluids |
DE102014018471A1 (de) * | 2014-12-12 | 2016-06-16 | CCP Technology GmbH | Kohlenwasserstoffkonverter mit einem Plasmabrenner und Verfahren zum Konvertieren von Kohlenwasserstoffen |
-
2016
- 2016-07-22 GB GBGB1612776.3A patent/GB201612776D0/en not_active Ceased
-
2017
- 2017-07-21 EP EP17742745.7A patent/EP3487808B1/en active Active
- 2017-07-21 CA CA3031296A patent/CA3031296A1/en active Pending
- 2017-07-21 WO PCT/EP2017/068555 patent/WO2018015564A1/en unknown
- 2017-07-21 US US16/318,960 patent/US11325829B2/en active Active
- 2017-07-21 JP JP2019524522A patent/JP7138632B2/ja active Active
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4042334A (en) * | 1972-07-13 | 1977-08-16 | Thagard Technology Company | High temperature chemical reactor |
US20030182861A1 (en) * | 2000-05-08 | 2003-10-02 | Weimer Alan W. | Solar-thermal fluid-wall reaction processing |
Non-Patent Citations (1)
Title |
---|
RODAT, SYLVAIN ET AL., CHEMICAL ENGINEERING JOURNAL, vol. 146, JPN6021021807, 2009, pages 120 - 127, ISSN: 0004522511 * |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
EP3487808B1 (en) | 2021-04-28 |
GB201612776D0 (en) | 2016-09-07 |
US11325829B2 (en) | 2022-05-10 |
CA3031296A1 (en) | 2018-01-25 |
JP7138632B2 (ja) | 2022-09-16 |
EP3487808A1 (en) | 2019-05-29 |
WO2018015564A1 (en) | 2018-01-25 |
US20190218094A1 (en) | 2019-07-18 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP7399903B2 (ja) | カーボンブラック生成システム | |
Cormier et al. | Syngas production via methane steam reforming with oxygen: plasma reactors versus chemical reactors | |
AU2012280631B2 (en) | Method for the parallel production of hydrogen and carbon-containing products | |
US11701632B2 (en) | Method and reactor for producing one or more products | |
US8529866B2 (en) | Process for the production of hydrogen by steam reforming an oil cut with optimized steam production | |
AU2013243039B9 (en) | Method and device for production of acetylene using plasma technology | |
CN104785183B (zh) | 一种多段等离子体裂解碳质材料反应器系统 | |
JP2022526971A (ja) | 吸熱高温反応用の反応器 | |
CN102949972A (zh) | 多段等离子体裂解碳质材料反应器及用其生产乙炔的方法 | |
JP7138632B2 (ja) | 炭化水素燃料を分解するためのプロセスおよび装置 | |
Lin et al. | Reforming of CH 4 and CO 2 by combination of alternating current-driven nonthermal arc plasma and catalyst | |
JP2024524083A (ja) | アンモニアから水素を生成するための方法および装置 | |
US20110200511A1 (en) | Process for the hydrogenation of chlorosilanes and converter for carrying out the process | |
US3121675A (en) | Arc promoted chemical reactions | |
US20210147229A1 (en) | Porous wall reactor for generating hydrogen and solid carbon | |
US20240092637A1 (en) | Processing of feed stream using refractory for hydrogen production and reduced carbon emissions | |
RU2177022C1 (ru) | Способ пиролиза природного газа в ацетилен энергией электрической дуги | |
US10968100B2 (en) | Method for producing synthesis gas by means of steam reforming reactors | |
RU2664063C1 (ru) | Способ переработки природного/попутного газа в синтез-газ автотермическим риформингом | |
KR102705340B1 (ko) | 카본 블랙 생성 시스템 | |
Monge-Palacios et al. | Ammonia pyrolysis and oxidation chemistry | |
Jasiński et al. | Production of hydrogen via methane conversion using microwave plasma source with CO2 or CH4 swirl | |
JPH09241528A (ja) | カーボンブラックの製造方法および装置 | |
Rusu et al. | Hydrogen Production from Simple Compounds Via Plasma Reactors | |
Detering et al. | Thermal device and method for production of carbon monoxide and hydrogen by thermal dissociation of hydrocarbon gases |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20200714 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20210531 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20210608 |
|
A601 | Written request for extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601 Effective date: 20210902 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20211108 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20220301 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20220530 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20220818 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20220906 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7138632 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |