JP2019522434A - 位相偏波多自由度変調qkdネットワークシステム及びその方法 - Google Patents
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Abstract
Description
位相偏波多自由度変調QKDネットワークシステムは、
Alice制御端末と、波長分割多重ユニットと、マルチユーザーBob端末とを含み、Alice端末は波長分割多重ユニットによってマルチユーザーBob端末と接続され、
前記Alice端末は、多波長レーザー生成装置、アッテネータ、第1の偏波ビームスプリッター、第1のコンバイナ、位相変調器、第1の偏波コントローラーと第2の偏波コントローラーを含み、
前記波長分割多重ユニットは波長選択装置を含み、
前記マルチユーザーBob端末は、異なる波長を受信する複数のユニットBobユーザー端末を含み、前記ユニットBobユーザー端末は、いずれも第2の偏波ビームスプリッターと、第3の偏波コントローラーと、第4の偏波コントローラーと、第3の偏波ビームスプリッターと、第4の偏波ビームスプリッターと、第2のコンバイナと、第3のコンバイナと、第1の光子検出器と、第2の光子検出器と、第3の光子検出器と、第4の光子検出器とを含み、
前記多波長レーザー生成装置は、複数の波長があるパルス列を生じ、その後前記アッテネータを経由して単一光子パルスまで減衰し、単一光子パルスが前記第1の偏波ビームスプリッターを経由して垂直偏波と水平偏波パルスとに分割され、前記垂直偏波と水平偏波パルスはそれぞれ上アーム経路と下アーム経路を通して前記第1のコンバイナに入ってビーム結合し、さらに前記位相変調器によってパルスにランダムにkπ(k = 0,1)の位相を変調してそれぞれ第1の偏波コントローラーと第2の偏波コントローラーに到達してパルス偏光回転を行い、最後に二つのパルスは同じ偏光状態でBob端末に入り、
同じ偏波を有する多波長レーザーパルスが波長ルーティング装置に伝送され、波長アドレッシングの形により、波長に相応したユニットBobユーザー端末を選択し、前記ユニットBobユーザー端末の第2の偏波ビームスプリッターを通して偏波復調を行い、偏波ビットが「0」となる場合、水平偏波パルスが前記第3の偏波コントローラーを経過するように選択するが、偏波ビットが「1」となる場合、垂直偏波パルスが前記第4の偏波コントローラーを経過するように選択し、
第3の偏波コントローラーから出力してから、前記第3の偏波ビームスプリッターを経由して上アーム経路と下アーム経路との二つの経路が形成され、その中で、前パルスが遅延時間を経て前記第2のコンバイナに到達する上アーム経路と、後パルスが直接に前記第2のコンバイナに到達する下アーム経路との二つの光ビームは前記第2のコンバイナで干渉を起こし、その後ランダムに変調される位相差により、前記第1の光子検出器と第2の光子検出器が識別して応答し、
第4の偏波コントローラーから出力してから、前記第4の偏波ビームスプリッターを経由して上アーム経路と下アーム経路との二つの経路が形成され、その中で、前パルスが遅延時間を経て前記第3のコンバイナに到達する上アーム経路と、後パルスが直接に前記第3のコンバイナに到達する下アーム経路との二つの光ビームは前記第3のコンバイナで干渉を起こし、その後ランダムに変調される位相差により、前記第3の光子検出器と第4の光子検出器が識別して応答する、
ことを特徴とする。
偏波回転し、前記第2の偏波コントローラーはパルスを
偏波回転し、ここで、nの値はそれぞれ「0」または「1」である。
S1、ハードウェア構成の初期化:Alice端末と、各ユニットBobユーザー端末とのソフトウェアとハードウェアの設備を検査し、設備が通常に運転しているかどうかをチェックし、正確な動作電圧と適宜な動作温度を設定する。
S2、システム騒音テスト:Alice端末がレーザーパルス列を発射しない前提で、つまりパルス列が0である場合、システム騒音レベルをテストする。
S3、光ファイバーの長さのテスト及びパルス遅延時間設定:前記Alice端末が一組のパルスを送信し、各ユニットBobユーザー端末がパルスの到達時刻を測定することにより、リンクにおける光ファイバーの長さを確定し、各ユニットBobユーザー端末とAlice端末との間の長さの関係により、予め各ユニットBobユーザー端末の光ファイバーの長さを設定し、各ユニットBobユーザー端末の上アーム経路と下アーム経路との間の遅延時間を設定する。
S4、波長アドレッシング:前記波長セレクターは、波長分配計画に基づいて各ユニットBobユーザー端末に適用される波長パルスを選択し、波長が異なるパルス光が分配されて対応するユニットBobユーザー端末に入り、1対多のネットワーク通信を行う。
S5、秘密鍵送信:多波長パルス生成装置がパルスを生成し、パルス周期は遅延時間Tより大きく、前記アッテネータを経由して単一光子レベルまで減衰し、その後前記第1偏波ビームスプリッターを通してそれぞれ上アーム経路と下アーム経路に入り、遅延時間がTである二つのパルスが形成され、第1のコンバイナに到達してビーム結合し、続いて、前記位相変調器、第1の偏波変調器と第2の偏波変調器を順に経由して位相偏波変調を行い、これらを同じ偏光状態で伝送して最後に各ユニットBobユーザー端末を経過して偏波復調と位相復調を行う。
S6、秘密鍵のスクリーニングとコーディング:各ユニットBobユーザー端末は、検出器の応答を記録し、且つ前記第1の光子検出器と第2の光子検出器と第3の光子検出器と第4の光子検出器との応答時刻を記録し、前記前記第1の光子検出器と第2の光子検出器と第3の光子検出器と第4の光子検出器との応答時刻を前記Alice端末に送信し、前記Alice端末は、各ユニットBobユーザー端末により送信されたデータに基づいて、相応の秘密鍵列を保留し、その他のものを捨てる。
1、本発明は位相偏波多自由度変調QKDネットワークシステム及び秘密鍵配布方法を採用し、1対多の量子秘密鍵共有を実現することができ、情報伝達容量を有効に拡大し、位相偏波多自由度変調QKD提案及びほかのQKD提案に適用する。
Alice制御端末と、波長分割多重ユニットと、マルチユーザーBob端末とを含み、Alice端末は波長分割多重ユニットによってマルチユーザーBob端末と接続される。
同じ偏波を有する多波長レーザーパルスは、波長ルーティング装置102に伝送され、波長アドレッシングの形により、波長に相応したユニットBobユーザー端末が選択され、前記ユニットBobユーザー端末の第2の偏波ビームスプリッター301によって偏波復調が行われ、偏波ビットが「0」となる場合、水平偏波パルスが前記第3の偏波コントローラー302を経過するように選択されるが、偏波ビットが「1」となる場合、垂直偏波パルスが前記第4の偏波コントローラー307を経過するように選択され、
(水平偏波パルスは、)第3の偏波コントローラー302から出力してから、前記第3の偏波ビームスプリッター303を経由して上アーム経路と下アーム経路との二つの経路が形成され、その中で、前パルスが遅延時間を経て前記第2のコンバイナ304に到達する上アーム経路と、後パルスが直接に前記第2のコンバイナ304に到達する下アーム経路とをそれぞれ通過した二つの光ビームは前記第2のコンバイナ304の所で干渉が生じ、その後ランダムに変調される位相差により、前記第1の光子検出器305と第2の光子検出器306が識別して応答し、
(垂直偏波パルスは、)第4の偏波コントローラー307から出力してから、前記第4の偏波ビームスプリッター308を経由して上アーム経路と下アーム経路との二つの経路が形成され、その中で、前パルスが遅延時間を経て前記第3のコンバイナ309に到達する上アーム経路と、後パルスが直接に前記第3のコンバイナ309に到達する下アーム経路とをそれぞれ通過した二つの光ビームは前記第3のコンバイナ309の所で干渉が生じ、その後ランダムに変調される位相差により、前記第3の光子検出器310と第4の光子検出器311が識別して応答する。
偏波回転し、第2の偏波コントローラー207はパルスを
偏波回転し、その中で、nの値はそれぞれ「0」または「1」である。この時、二つのパルスは同じな偏光状態で光ファイバーによって転送されて複数のBobユーザー端末に入る。
その時、第2の光子検出器D2が応答し、この時の対応する秘密鍵は「01」である。
1、本発明に採用される位相偏波多自由度変調QKDネットワークシステムは、1対多の量子秘密鍵共有を実現することができ、情報伝達容量を有効に拡大し、位相偏波多自由度変調QKD提案及び他のQKD提案に適用される。
102…波長ルーティング装置
103、104、105…専用ファイバー
201…多波長レーザー
202…アッテネータ
203…第1の偏波ビームスプリッター
204…第1のコンバイナ
205…位相変調器
206…第1の偏波コントローラー
207…第2の偏波コントローラー
301…第2の偏波ビームスプリッター
302…第3の偏波コントローラー
307…第4の偏波コントローラー
303…第3の偏波ビームスプリッター
308…第4の偏波ビームスプリッター
304…第2のコンバイナ
309…第3のコンバイナ
305…第1の光子検出器
306…第2の光子検出器
310…第3の光子検出器
311…第4の光子検出器
Claims (10)
- Alice制御端末と、波長分割多重ユニットと、マルチユーザーBob端末とを含み、Alice端末は波長分割多重ユニットによってマルチユーザーBob端末と接続される位相偏波多自由度変調QKDネットワークシステムであって、
前記Alice制御端末は、多波長レーザー生成装置、アッテネータ、第1の偏波ビームスプリッター、第1のコンバイナ、位相変調器、第1の偏波コントローラーと第2の偏波コントローラーを含み、
前記波長分割多重ユニットは波長選択装置を含み、
前記マルチユーザーBob端末は、異なる周波帯を受信する複数のユニットBobユーザー端末を含み、前記ユニットBobユーザー端末は、いずれも第2の偏波ビームスプリッターと、第3の偏波コントローラーと、第4の偏波コントローラーと、第3の偏波ビームスプリッターと、第4の偏波ビームスプリッターと、第2のコンバイナと、第3のコンバイナと、第1の光子検出器と、第2の光子検出器と、第3の光子検出器と、第4の光子検出器とを含み、
前記多波長レーザー生成装置は、複数の波長があるパルス列を生じ、その後前記アッテネータを経由して単一光子パルスまで減衰し、単一光子パルスが前記第1の偏波ビームスプリッターを経由して垂直偏波と水平偏波パルスとに分割され、前記垂直偏波と水平偏波パルスはそれぞれ上アーム経路と下アーム経路を通して前記第1のコンバイナに入ってビーム結合し、さらに前記位相変調器を経由してパルスにランダムにkπ(k = 0,1)の位相を変調してそれぞれ第1の偏波コントローラーと第2の偏波コントローラーに到達してパルス偏光回転を行い、最後に二つのパルスは同じ偏光状態で前記マルチユーザーBob端末に入り、
同じ偏波を有する多波長レーザーパルスが波長ルーティング装置に伝送され、波長アドレッシングの形により波長に相応したユニットBobユーザー端末を選択し、前記ユニットBobユーザー端末の第2の偏波ビームスプリッターを通して偏波復調を行い、偏波ビットが「0」となる場合、水平偏波パルスが前記第3の偏波コントローラーを経過するように選択するが、偏波ビットが「1」となる場合、垂直偏波パルスが前記第4の偏波コントローラーを経過するように選択し、
第3の偏波コントローラーから出力してから、前記第3の偏波ビームスプリッターを経由して上アーム経路と下アーム経路との二つの経路が形成され、その中で、前パルスが遅延時間を経て前記第2のコンバイナに到達する上アーム経路と、後パルスが直接に前記第2のコンバイナに到達する下アーム経路との二つの光ビームは前記第2のコンバイナで干渉を起こし、その後ランダムに変調される位相差により、前記第1の光子検出器と第2の光子検出器が識別して応答し、
第4の偏波コントローラーから出力してから、前記第4の偏波ビームスプリッターを経由して上アーム経路と下アーム経路との二つの経路が形成され、その中で、前パルスが遅延時間を経て前記第3のコンバイナに到達する上アーム経路と、後パルスが直接に前記第3のコンバイナに到達する下アーム経路との二つの光ビームは前記第3のコンバイナで干渉を起こし、その後ランダムに変調される位相差により、前記第3の光子検出器と第4の光子検出器が識別して応答する、
ことを特徴とする位相偏波多自由度変調QKDネットワークシステム。 - 前記上アーム経路は下アーム経路よりTの遅延時間だけ長い、ことを特徴とする請求項1に記載の位相偏波多自由度変調QKDネットワークシステム。
- 前記第1の偏波コントローラーは、パルスを
偏波回転し、前記第2の偏波コントローラーはパルスを
偏波回転し、ここで、nの値はそれぞれ「0」または「1」である、ことを特徴とする請求項1に記載の位相偏波多自由度変調QKDネットワークシステム。 - 前記波長ルーティング装置として、波長分割マルチプレクサ、アレイ導波路回折格子、ブラッググレーティングまたは波長選択スイッチが挙げられる、ことを特徴とする請求項1に記載の位相偏波多自由度変調QKDネットワークシステム。
- 前記多波長レーザー生成装置は、多波長パルスレーザーと波長セレクターとを含み、前記多波長パルスレーザーは、複数のユニットBobユーザー端末が同時に通信することを満たすコヒーレント多波長パルスレーザーを生成し、その後前記波長セレクターによって選択され、各ユニットBobユーザー端末が波長に相応したパルスレーザーを選択する、ことを特徴とする請求項1に記載の位相偏波多自由度変調QKDネットワークシステム。
- 前記波長セレクターは、二次等差周波数間隔の形により波長を選択する、ことを特徴とする請求項5に記載の位相偏波多自由度変調QKDネットワークシステム。
- 前記第1の光子検出器と、第2の光子検出器と、第3の光子検出器と第4の光子検出器とがパルスの位相差によって、以下のように応答し、
二つの連続パルスの位相差が0である場合に、前記第1の光子検出器が応答すると、測定結果は「00」となり、第2の光子検出器が応答すると、測定結果は「01」となるが、
二つの連続パルスの位相差がπである場合に、前記第3の光子検出器が応答すると、測定結果は「10」となり、第4の光子検出器が応答すると、測定結果は「11」となる、
ことを特徴とする請求項1に記載の位相偏波多自由度変調QKDネットワークシステム。 - 前記ユニットBobユーザー端末はBobnであり、nは0以外の自然数である、ことを特徴とする請求項1に記載の位相偏波多自由度変調QKDネットワークシステム。
- 請求項1乃至8のいずれかに記載の位相偏波多自由度変調QKDネットワークシステムを利用する方法であって、
S1、ハードウェア構成の初期化:Alice制御端末と、各ユニットBobユーザー端末とのソフトウェアとハードウェアの設備を検査し、設備が通常に運転しているかどうかをチェックし、正確な動作電圧と適宜な動作温度を設定するステップと、
S2、システム騒音テスト:Alice制御端末がレーザーパルス列を発射しない前提で、つまりパルス列が0である場合、システム騒音レベルをテストするステップと、
S3、光ファイバーの長さのテスト及びパルス遅延時間設定:前記Alice端末が一組のパルスを送信し、各ユニットBobユーザー端末がパルスの到達時刻を測定することにより、リンクにおける光ファイバーの長さを確定し、各ユニットBobユーザー端末とAlice端末との間の長さの関係により、予め各ユニットBobユーザー端末の光ファイバーの長さを設定し、各ユニットBobユーザー端末の上アーム経路と下アーム経路との間の遅延時間を設定するステップと、
S4、波長アドレッシング:波長セレクターは波長分配計画に基づいて各ユニットBobユーザー端末に適用される波長パルスを選択し、波長が異なるパルス光が分配されて対応するユニットBobユーザー端末に入り、1対多のネットワーク通信を行うステップと、
S5、秘密鍵送信:多波長パルス生成装置はパルスを生じ、パルス周期は遅延時間Tより大きく、前記アッテネータを経由した後単一光子レベルまで減衰し、その後前記第1偏波ビームスプリッターを通してそれぞれ上アーム経路と下アーム経路に入り、遅延時間がTである二つのパルスが形成され、第1のコンバイナに到達してビーム結合し、次は、順番に前記位相変調器、第1の偏波変調器と第2の偏波変調器を経由して位相偏波変調を行い、これらを同じな偏光状態で伝送して最後各ユニットBobユーザー端末を経過して偏波復調と位相復調を行うステップと、
S6、秘密鍵のスクリーニングとコーディング:各ユニットBobユーザー端末は検出器の応答を記録し、且つ前記第1の光子検出器と第2の光子検出器と第3の光子検出器と第4の光子検出器との応答時刻を記録し、前記前記第1の光子検出器と第2の光子検出器と第3の光子検出器と第4の光子検出器との応答時刻を前記Alice端末に送信し、前記Alice端末は各ユニットBobユーザー端末により送信されたデータによって、相応の秘密鍵列を保留して、そのほかのものを捨てるステップと
を含む、
ことを特徴とする位相偏波多自由度変調QKDネットワークシステムを利用する方法。 - 各ユニットBobユーザー端末同士に秘密鍵の共有が存在し、
安全秘密鍵の優先権はBobi>Bobjである場合、BobjはBobiの秘密鍵を共有し、Alice端末は中間ノードとして、まずAlice端末とBobjの秘密鍵を利用してAlice端末とBobiの秘密鍵を暗号化させ、その後、暗号化されたBobi秘密鍵をBobjに送信し、Bobjが暗号文を受信して復号化して、Bobiの秘密鍵を取得し、これによりBobiと秘密鍵を共有し、
各ユニットBobユーザー端末間での秘密鍵の共有は排他性があり、あるユニットBobユーザー端末の秘密鍵が一つのユニットBobユーザー端末のみと共有することができ、共有した後は他のユニットBobユーザー端末と共有することができない、
ことを特徴とする請求項9に記載の位相偏波多自由度変調QKDネットワークシステムを利用する方法を用いた位相偏波多自由度変調量子秘密鍵配布方法。
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